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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ニフコ

NIFCO INC.7988 · Prime · 化学

プラスチックファスナー・精密成形部品のグローバル大手。自動車を中心に家電・情報機器向け。ベッド事業も展開。

概要

ニフコは、自動車を中心に家電・住宅設備向けの樹脂製ファスナー(留め具)と精密成形部品をグローバルに供給するメーカーである。1967年に日英物産と米国イリノイ・ツール・ワークスの合弁で創業し、現在は連結子会社46社を擁する。2026年3月期の売上高は3,526億円、従業員数は8,886人。主力の合成樹脂成形品事業に加え、シモンズブランドによるベッド・家具事業も展開する。

合成樹脂成形品とベッド事業の二本柱

ニフコグループは、合成樹脂成形品事業とベッド及び家具事業の二つのセグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、合成樹脂成形品が3,156億9,100万円(全体の約89.5%)、ベッド及び家具が369億5,800万円(約10.5%)である。セグメント利益は、合成樹脂成形品が476億6,300万円、ベッド及び家具が59億7,000万円となった。合成樹脂成形品事業は、自動車、家電、情報通信機器、住宅設備など幅広い業界向けに工業用プラスチックファスナーや精密成形部品を提供する。ベッド及び家具事業は、シモンズ株式会社を通じてポケットコイルマットレスを中心としたベッド製品と輸入家具を販売する。両事業とも海外子会社を通じてグローバルに展開しており、合成樹脂成形品事業の連結子会社は27社、ベッド事業は8社に上る。

46の連結子会社で構成されるグループ体制

当社グループは当社と連結子会社46社により構成される。国内の主な連結子会社は、株式会社ニフコ山形、株式会社ニフコ熊本、株式会社ニフコ北関東が合成樹脂成形品の製造販売を、シモンズ株式会社がベッド・家具事業を担う。海外では、北米にNifco America CorporationやNifco Central Mexico、欧州にNifco U.K. Ltd.やNifco Poland、アジアに台湾扣具工業、Nifco Korea、Nifco (Thailand)、Nifco Malaysia、Nifco Vietnam、Nifco Indiaなど、多数の製造・販売子会社を持つ。中国には上海利富高、東莞利富高、北京利富高など複数の現地法人を配置する。また、ベッド事業でもSimmons Bedding & Furniture (HK) Limitedを通じてアジア地域に販売網を広げている。これらの子会社は、当社と相互に製品を仕入れ・販売する関係にある。

自動車業界向けに強みを持つ顧客基盤

合成樹脂成形品事業の主要顧客は自動車メーカーであり、日系・韓国系メーカー向けが中心である。ニフコは、独自の「気づく力」に基づく提案営業と高い技術力で、自動車1台当たりの搭載金額の最大化を目指している。具体的には、環境・安全・快適といった普遍的な価値を持つ製品に加え、高級化・電動化に対応した感性価値商品の開発を加速している。また、中国市場では「日系依存モデル」から「中国起点モデル」への転換を進め、中国・中資系自動車メーカーへの販売拡大を図っている。さらに、日系・韓国系メーカーとの共創で生まれた商品をグローバル戦略商品として他メーカーに横展開する方針である。非Mobility分野として住宅・家電・スポーツ用途も手掛ける。

業界の中での役割はプラスチック成形部品サプライヤー、寝具メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,527億円
営業利益
481億円
営業利益率
13.6%
純利益
341億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
合成樹脂 成形品事業3,157億円89.5%477億円15.1%
ベッド及び 家具事業370億円10.5%60億円16.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01合成樹脂成形品主力

自動車、家電、情報通信機器、住宅設備等の幅広い業界向けに、工業用プラスチックファスナー(クリップ・留め具)や精密成形部品を設計・製造・販売。グローバルに生産・販売拠点を持ち、顧客のニーズに応じたカスタム部品を供給。

主な製品・サービス2
工業用プラスチックファスナー
クリップ、リテーナ、バックル等の樹脂製留め具。自動車内装・外装部品の固定に多用。
プラスチック精密成形部品
高精度な射出成形による樹脂部品。機能部品、機構部品として各種産業に供給。

02ベッド及び家具準主力

ベッド市場向けに、シモンズブランドでマットレス・ベッドフレームを製造販売。また、家具の輸入販売も行う。日本国内およびアジア地域で展開。

主な製品・サービス2
ベッド
シモンズブランドのポケットコイルマットレスやベッドフレーム。
家具
テーブル、椅子等の輸入・販売。

製品と技術

クリップ・リテーナ・バックル:樹脂製留め具の製品群

ニフコの主力製品は工業用プラスチックファスナーであり、クリップ、リテーナ(保持部品)、バックルなどの樹脂製留め具が中心である。これらは主に自動車の内装・外装部品の固定に使用される。例えば、ドアトリムやバンパーの取り付けに使われるクリップは、金属製に比べて軽量で錆びず、取り付け作業が容易である。また、リテーナは配線やホースの固定に、バックルはシートベルトや固定ベルトに用いられる。これらの製品は顧客ごとに形状や材質をカスタマイズして供給されることが多く、ニフコは世界各地の生産拠点で金型から設計・製造している。軽量化とコストダウンに貢献する点が評価され、自動車メーカーからの採用が進んでいる。

高精度射出成形による機能部品・機構部品

工業用ファスナー以外にも、ニフコはプラスチック精密成形部品を手掛ける。これは高精度な射出成形技術を用いて製造される機能部品や機構部品であり、家電、情報通信機器、住宅設備など多様な産業に供給される。例えば、自動車のパワートレインや先進運転支援システム(ADAS)向けの部品、電動車(xEV)のバッテリー関連部品などがある。これらの部品は、軽量で錆びないという樹脂の特性に加え、複雑な形状を一体成形できることが強みである。ニフコは金型の自社製造も行っており、試作から量産まで一貫対応が可能である。また、二輪車向け部品やスポーツ用品など、モビリティ以外の分野にも展開している。

ポケットコイル技術を核としたシモンズベッド事業

ベッド及び家具事業では、シモンズブランドのマットレスとベッドフレームを製造販売する。シモンズのマットレスはポケットコイル技術が特徴で、個々のコイルが独立して動くため、体圧分散に優れ、寝返り時の振動が伝わりにくい。日本国内ではシモンズ株式会社が製造・販売を担い、アジア市場向けにはSimmons Bedding & Furniture (HK) Limitedや中国・台湾の子会社が販売を行う。また、テーブルや椅子などの輸入家具も扱う。同事業の売上高は約370億円で、全体の10%強を占める。ニフコの企業理念では、合成樹脂成形品とは異なる消費者向けブランド事業として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

自動車部品で世界トップクラス、収益力は高位

化学業界に分類されるが、主に自動車用プラスチック部品を手掛け、世界市場で高いシェアを有する。売上高は3,500億円規模で、クラレや東洋紡といった大手化学メーカーと比較すると規模は小さいが、自動車関連に特化し、高い収益性を維持している。営業利益率は13%超と、同業他社を大きく上回る。国内外の自動車メーカーとの強固な取引関係が強み。

強み

  • 自動車部品でグローバルに高いシェアを有し、競争優位性を確保。
  • 営業利益率13%超と化学業界ではトップクラスの収益力。
  • 軽量化や機能性部品の開発に強みを持ち、技術力で差別化。
  • 世界的な自動車メーカーの多くと取引があり、安定需要を確保。

課題

  • 自動車業界の景気変動に業績が左右される。
  • 新興国メーカーの追撃など国際競争が激化。
  • 石油由来の樹脂価格高騰がコスト増の要因。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がニフコ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16481THK7,450億円28.7倍
27762シチズン時計6,711億円21.4倍
35344MARUWA6,275億円33.3倍
45110住友ゴム工業5,682億円9.2倍
55105TOYO TIRE5,676億円9.5倍
67988ニフコ5,060億円14.0倍
76674ジーエス・ユアサ コーポレーション5,007億円11.9倍
87240NOK4,906億円10.7倍
96508明電舎4,862億円20.5倍
106923スタンレー電気4,583億円15.1倍
115741UACJ4,138億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

日英物産とITWの合弁で誕生した1967年

ニフコの起源は1967年2月、日英物産株式会社と米国イリノイ・ツール・ワークス社(ITW)が共同で日本工業ファスナー株式会社を設立したことに始まる。資本金は4,800万円で、同時にITWと技術援助契約を締結した。1970年12月には株式会社ニフコに商号変更した。1977年10月には株式額面変更を目的として、休眠会社だった江東企業株式会社(1977年5月に株式会社ニフコに商号変更)に吸収合併され、登記上の設立年月日が1946年10月8日に変更された。この合併により、日英物産も同時に吸収合併している。創業以来、樹脂製ファスナーの技術を基盤に成長を開始した。

国内生産拠点の拡充と東証一部上場

創業後、ニフコは国内での生産・販売体制を急速に整えた。1969年7月に大阪営業所を設置し、1976年12月には愛知県豊田市に名古屋工場を新設した。1978年5月には北九州営業所を開設している。1979年7月、東京証券取引所市場第2部に上場を果たした。その後も生産能力の増強を続け、1980年9月に神奈川県相模原市に相模原工場、1982年4月に栃木県河内郡に宇都宮事業所を新設した。これらの工場は自動車メーカーが集中する地域に立地しており、近接供給体制を構築した。1984年3月には東京証券取引所市場第1部に指定され、株式の流動性が高まった。また、1983年1月には大阪営業所を吹田市に移転し、営業力の強化を図った。

アジアでの合弁事業開始(1983〜1988年)

1980年代に入り、ニフコは海外生産に乗り出した。第一歩は1983年5月、台湾台北市に合弁会社「台湾扣具工業股份有限公司」を設立したことである。続いて1985年1月、韓国亀尾市に合弁会社「Korea Industrial Fastener Corporation」(現Nifco Korea Inc.)を設立した。1987年7月には中国香港に子会社「Nifco (HK) Ltd.」を設立し、中国市場への足がかりを築いた。1988年11月にはタイのバンコク市に合弁会社「Union Nifco Co., Ltd.」を設立した。これらの合弁事業は、現地の自動車メーカー向けに樹脂製ファスナーを供給する目的で設立され、ニフコのグローバル生産ネットワークの基礎となった。

欧米進出と英国企業買収(1986〜1990年)

アジアに続き、ニフコは欧米市場への進出を進めた。1986年11月、米国オハイオ州に合弁会社「ITW-Nifco Inc.」を設立した。これはITWとの協業関係を活かした北米拠点である。1990年7月には英国クリーブランド州の「Elta Plastics Ltd.」(現Nifco U.K. Ltd.)を買収し、欧州での製造拠点を獲得した。また、1990年10月にはマレーシアのセランゴール州に合弁会社「Nifco (Malaysia) SDN BHD.」(現Nifco Manufacturing (Malaysia) Sdn. Bhd.)を設立した。これにより、北米、欧州、東南アジアに生産拠点を有することとなり、グローバルな供給体制が整いつつあった。

国内子会社の設立と営業網の拡充

海外展開と並行して、国内でも生産子会社の設立と営業拠点の整備が進められた。1990年2月、山形県山形市に合弁会社「株式会社JTニフコ」(現株式会社ニフコ山形)を設立した。これは国内での製造能力を補完する役割を担う。また、1990年3月には東京都港区に東京支社を設置し、首都圏での営業機能を強化した。さらに1984年4月には静岡県浜松市に浜松出張所(現浜松営業所)、1987年8月には広島市安佐南区に広島事業所(現広島営業所)を新設するなど、国内営業ネットワークを全国に拡大した。これらの拠点は自動車メーカーや家電メーカーへの密着型営業を支えている。

年表21件を開く

1960年代

  • 1967年2月創業日英物産株式会社と米国イリノイ・ツール・ワークス社は日本工業ファスナー株式会社(1970年12月株式会社ニフコと商号変更)を資本金48,000千円をもって設立し、同時にイリノイ・ツール・ワークス社と技術援助契約を締結する。[なお、株式額面変更目的で、1977年10月に株式会社ニフコ(合併を前提に休眠会社江東企業株式会社を1977年5月26日に株式会社ニフコと商号変更した株式の額面金額50円の形式的存続会社)に吸収合併されたため、登記上の設立年月日は1946年10月8日となっている。]
  • 1969年7月大阪市西区に大阪営業所を設置する。

1970年代

  • 1976年12月愛知県豊田市に名古屋工場を新設する。
  • 1977年10月M&A日英物産株式会社を吸収合併する(株式の額面金額を500円から50円に変更)。
  • 1978年5月福岡県京都郡に北九州営業所を設置する。
  • 1979年7月上場東京証券取引所市場第2部に上場する。

1980年代

  • 1980年9月神奈川県相模原市に相模原工場を新設竣工する。
  • 1982年4月栃木県河内郡に宇都宮事業所を新設竣工する。
  • 1983年1月大阪営業所を大阪府吹田市に移転する。
  • 1983年5月台湾台北市に合弁会社、台湾扣具工業股份有限公司を設立する。
  • 1984年3月東京証券取引所市場第1部に指定される。
  • 1984年4月静岡県浜松市に浜松出張所(現浜松営業所)を設置する。
  • 1985年1月韓国亀尾市に合弁会社、Korea Industrial Fastener Corporation(現Nifco Korea Inc.)を設立する。
  • 1986年11月米国オハイオ州に合弁会社、ITW-Nifco Inc.を設立する。
  • 1987年7月中国香港に子会社、Nifco (HK) Ltd.を設立する。
  • 1987年8月広島市安佐南区に広島事業所(現広島営業所)を新設竣工する。
  • 1988年11月タイのバンコク市に合弁会社、Union Nifco Co., Ltd.を設立する。

1990年代

  • 1990年2月山形県山形市に合弁会社、株式会社JTニフコ(現株式会社ニフコ山形)を設立する。
  • 1990年3月東京都港区に東京支社を設置する。
  • 1990年7月M&A英国クリーブランド州でElta Plastics Ltd.(現Nifco U.K. Ltd.)を買収する。
  • 1990年10月マレーシアのセランゴール州に合弁会社、Nifco (Malaysia) SDN BHD.(現Nifco Manufacturing (Malaysia) Sdn. Bhd.)を設立する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで4,000億円
  • 営業利益2028年度まで580億円
  • 営業利益率2028年度まで14.5%
  • 当期純利益2028年度まで400億円
  • ROE2028年度まで13.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存Mobility事業の拡大

    エンジニアリング力と顧客密着型提案営業を活かし、商品×顧客×地域の組み合わせを高度化。自動車1台あたり搭載金額の最大化を図るとともに、グローバル戦略商品の横展開を推進する。中国では自己完結型モデルへの転換、インドでは生産増強と現地設計体制を強化。

  2. 02

    非Mobility事業・新規事業の育成

    既存事業で培った技術・顧客基盤を起点に、次世代高度整備事業やICT事業などを段階的に育成し、将来の成長エンジンとなる事業ポートフォリオを創出する。

  3. 03

    成長投資と株主還元の両立

    強固な財務基盤を維持しつつ、中国・インド向け投資、M&A、生産性向上投資などの戦略的投資を実行。資本効率を重視した明確な指標で事業運営を行い、自己資本比率や現預金水準の健全化を図る。

  4. 04

    経営基盤の強化

    人的資本の強化(グローバル人材育成、従業員エンゲージメント向上、DE&I推進)、環境配慮経営(カーボンニュートラル/サーキュラーエコノミー、環境材料開発)、エンジニアリング力強化、デジタル化、ものづくり体制強化、コーポレートガバナンス強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で8,886人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は746万円で、9期前と比べて+17.7%平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は16.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月11,017
2018年3月11,587
2019年3月63439.614.211,804
2020年3月62940.014.711,486
2021年3月64340.215.010,745
2022年3月64941.115.710,193
2023年3月65041.816.310,169
2024年3月66442.316.610,226
2025年3月71041.716.79,041544
2026年3月74642.516.58,886541

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社35(国内 4 / 海外 31) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
名古屋工場 — 愛知県 豊田市101億円
合成樹脂成形品事業
Asan工場(本社)他 — Asan-si, Korea他9,854百万円
合成樹脂成形品事業
本社・Ohio工場他 — Ohio, U.S.A. 他7,559百万円
合成樹脂成形品事業
本社・工場他 — Zory, Poland6,561百万円
合成樹脂成形品事業
相模原工場 — 神奈川県 相模原市中央区4,460百万円
合成樹脂成形品事業
熊本県 菊池市他4,214百万円
合成樹脂成形品事業
ニフコ技術開発 センター — 神奈川県 横須賀市3,968百万円
合成樹脂成形品事業
富士小山工場 — 静岡県駿東郡小山町3,916百万円
ベッド及び家具事業
本社 — 神奈川県 横須賀市3,075百万円
合成樹脂成形品事業
山形県 山形市2,871百万円
合成樹脂成形品事業
主な関係会社
  • 海外
    Nifco America Corporation (注)1、4
    Ohio, U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    Nifco Korea USA Inc. (注)3
    Alabama, U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    Nifco Central Mexico S.de R.L.de C.V.(注)1、3
    Guanajuato, Mexico
    議決権100.0%
  • 海外
    Guadalupe Property & Assets, S.de R.L.de C.V.(注)1、3
    Guadalupe, Mexico
    議決権100.0%
  • 海外
    Nifco Europe GmbH (注)1
    Solingen, Germany
    議決権100.0%
  • 海外
    Nifco U.K. Ltd. (注)1
    Stockton-on-Tees, United Kingdom
    議決権100.0%
  • 海外
    Nifco Poland Sp.z o.o. (注)1、3
    Swidnica, Poland
    議決権100.0%
  • 海外
    Nifco Korea Poland Sp.z o.o.(注)1、3
    Zory, Poland
    議決権100.0%
  • 海外
    上海利富高塑料制品 有限公司(注)3
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    東莞利富高塑料制品 有限公司(注)1、3
    中国 広東省
    議決権90.0%
  • 海外
    台扣利富高塑膠制品(東莞)有限公司(注)3
    中国 広東省
    議決権100.0%
  • 海外
    北京利富高塑料制品 有限公司(注)1、3
    中国 北京市
    議決権100.0%
残りのグループ会社23社を開く
  • 利富高(天津)精密樹脂制品有限公司(注)1、3中国 天津市100%
  • 利富高(湖北)精密樹脂制品有限公司(注)1、3中国 湖北省100%
  • 利富高(江蘇)精密樹脂制品有限公司(注)1、3中国 江蘇省100%
  • 利富高(塩城)精密樹脂制品有限公司(注)1、3中国 江蘇省100%
  • Nifco (HK) Ltd. (注)1Hong Kong100%
  • 台湾扣具工業股份 有限公司台湾 桃園市100%
  • Nifco Korea Inc. (注)1、4Asan-si, Korea100%
  • Nifco (Thailand) Co.,Ltd. (注)1Chonburi, Thailand100%
  • Union Nifco Co., Ltd.Bangpakong, Thailand50%
  • Nifco Manufacturing (Malaysia) Sdn. Bhd.Selangor, Malaysia100%
  • Nifco Vietnam Ltd. (注)3Tay Ninh, Vietnam100%
  • Nifco India Private Ltd. (注)1Haryana, India100%
  • Nifco South India Manufacturing Private Ltd.(注)1、3Tamilnadu, India100%
  • PT.Nifco Indonesia (注)1Jawa Barat, Indonesia100%
  • 株式会社ニフコ山形(注)1山形県 山形市100%
  • 株式会社ニフコ熊本(注)1熊本県 菊池市100%
  • 株式会社 ニフコ北関東栃木県 足利市100%
  • シモンズ株式会社東京都 港区100%
  • Simmons Bedding & Furniture (HK) Limited (注)3Hong Kong100%
  • 上海席梦思床褥家具銷售有限公司(注)3中国 上海市100%
  • 席梦思床褥家具(蘇州)有限公司(注)1、3中国 江蘇省100%
  • Simmons (Southeast Asia)Private Limited (注)3Beach Road, Singapore100%
  • 台湾席夢思股份有限公司(注)3台湾 台北市100%
国際子会社 (GLEIF登録 2社)
  • INNIFCO INDIA PRIVATE LIMITED
  • KR(주)니프코코리아

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,527億円営業利益481億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.1%、利益が-2.2%。

売上高
-0.1%
3,527億円
営業利益
-2.2%
481億円
純利益
-23.9%
341億円
営業利益率
13.6%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,670億円3,527億円
営業利益508億円481億円
純利益340億円341億円
1株あたり配当¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は909億円、営業利益は128億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.3%、営業利益は+26.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q87627
2024年1Q88010111.597
2024年2Q90810611.776
2024年3Q95010811.461
2024年4Q978−51
2025年2Q1,76225114.2154
2025年4Q1,76824113.6294
2026年2Q1,73125114.5185
2026年4Q1,79623012.8156
2027年1Q90912814.189

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,399億円から3,527億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は13.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,39910953
2014年3月1,85217098
2015年3月2,254206129
2016年3月2,657264177
2017年3月2,594284204
2018年3月2,713304212
2019年3月2,889288208
2020年3月2,880288183
2021年3月2,561295184
2022年3月2,838336230
2023年3月3,218379212
2024年3月3,716497183
2025年3月3,53049252113.9448
2026年3月3,52748151313.6341

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,527億円のうち、営業利益として残るのは481億円13.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は341億円、売上の9.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.5%2,452億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.8%594億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.6%481億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.3pt
13.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.3pt
9.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.0pt
11.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが472億円、投資CFが−181億円で、差し引きのフリーCFは291億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,417億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月111−305229−194334
2014年3月200−1903510400
2015年3月228−23098−2519
2016年3月338−3252113535
2017年3月3678−85375799
2018年3月280−174−311106607
2019年3月374−149−71225742
2020年3月358−21610142886
2021年3月399−126−203273957
2022年3月317−95−1352221,100
2023年3月373−115−1742581,222
2024年3月473−81−2603921,420
2025年3月542−239−3523031,411
2026年3月472−181−3142911,417

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,936億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,996億円で、自己資本比率は75.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,78889589349.0
2014年3月2,1841,0781,10648.2
2015年3月2,6441,2831,36147.4
2016年3月2,7821,2441,53843.6
2017年3月2,9011,3351,56645.0
2018年3月2,7851,5741,21155.5
2019年3月2,8481,6071,24155.7
2020年3月3,0421,6881,35454.8
2021年3月3,0711,7861,28557.5
2022年3月3,3312,0091,32259.5
2023年3月3,5922,2611,33162.2
2024年3月3,8042,4711,33364.1
2025年3月3,7982,7871,01172.4
2026年3月3,9362,99694075.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,486億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,795億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
280億円
在庫として抱えている分
負債合計
940億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
97
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率203社中29位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中167位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.9%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.6%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.3%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
-0.1%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,048で、1年前と比べて+18.9%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥5,048-2.5%1ヶ月+2.3%1年+18.9%時価総額5,060億円
過去52週の値幅
安値¥3,997高値¥5,562

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.0倍
PER (会社予想)27.7倍
PBR1.57倍
配当利回り2.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に5068円と前日比0.56%高。7月は5000円から5300円のレンジで推移しましたが、7月30日をピークに下落に転じ、8月3日には4986円まで下落しました。その後は5000円前後で推移し、8月21日に5068円と回復しましたが、25日線(5101円)を下回っています。1ヶ月で1.55%下落し、1年では24.26%上昇しています。52週高値5562円からは8.9%下落、52週安値3997円からは26.8%上昇です。RSIは42.77と中立以下の水準です。200日線(4745円)は上回っていますが、短期的には上値が重い展開です。出来高は7月29日から増加し、8月3日にピークを打ちましたが、その後は減少しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが13.94倍と業界平均17.76倍を下回り、PBRは1.57倍で平均1.41倍を上回るものの、ROE11.9%と収益性は良好です。配当利回りは2.18%と平均2.66%を下回り、配当に魅力は薄いですが、予想PER27.6倍と将来の収益悪化懸念があるため割安度は限定的です。一方、直近の利益は減少傾向にあり、両面性があると判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.0倍17.8倍
PER (予想)27.7倍
PBR1.57倍1.41倍
ROE11.9%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、自動車業界の電動化や軽量化ニーズへの対応と、海外生産の収益性。強気派は、電動化で樹脂部品の需要が増え、軽量化トレンドで需要拡大を見込む。実際、2025/3期の純利益は448億円と大幅増益。ROEも11.9%と健全。一方、弱気派は、自動車生産の変動や原材料価格の高騰が懸念。2026/3期の売上高は微減見込みで、営業利益率も13.94%から13.64%へ低下。さらに、競争激化で価格圧力が強まる恐れ。

プラスに働く材料7
  • 電動化での需要拡大

    EVに樹脂部品が多く使われ、軽量化ニーズが高まる。

  • 高収益なビジネスモデル

    営業利益率が13%超と高く、収益性が高い。

  • 世界シェアの優位性

    トップクラスのシェアで価格決定力を持ち、安定収益が可能。

  • 2026年3月期営業利益481億円は上振れ余地決算発表後影響

    前期比2%減と小幅下振れにとどまる。売上高3,527億円でコスト改善が進めば500億円台回復も可能

  • 外国人持ち株43.67%の高い需給基盤継続影響

    外国人保有率43.67%は高水準。継続的な海外資金流入が株価下値を支える

  • ROE11.9%維持とPBR1.58倍の再評価余地通年影響

    ROE11.9%に対しPBR1.58倍。資本効率改善でPBR2倍台を目指す展開なら株価は約3割上昇

  • 円安による海外収益の換算増益継続影響

    海外売上比率が高い事業構造で、1円安は営業利益を年間約5億円押し上げ、連結業績を上振れさせる

マイナスに働く材料7
  • 自動車市況の影響

    自動車生産の減少が直接業績に悪影響を与える。

  • 原材料高と価格競争

    樹脂価格の上昇や競争激化で利益率が低下する恐れ。

  • 売上の伸び悩み

    2026/3期は売上高が微減見込みで、成長が停滞。

  • 純利益341億円と前期比24%減益通年影響

    純利益は前期448億円から341億円へ107億円減、EPS予想PERは27.8倍まで上昇し割高感

  • 自動車生産台数の下振れで減収2026年下期影響

    売上高3,527億円は前期比横ばい前提。生産が2%減ると売上高約70億円減、営業利益は約10億円下振れ

  • EVシフトで内燃機関向け部品需要減2027年〜2028年影響

    電動化で1台当たり樹脂部品点数が減少し、中期的に売上高・利益率の低下要因

  • 原材料高による営業利益率の悪化不定影響

    営業利益率13.64%が1ポイント悪化すると約35億円の減益、予想481億円の下振れリスク

次の決算で確かめる点
自動車向け売上高
主要需要先の動向が業績を左右するため。
海外売上高比率
海外生産の拡大とリスク分散を評価するため。
原材料価格
樹脂価格の変動が利益率に直結するため。
受注残高
需要の先行指標となり、将来の売上を占うため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+46.7%いまの株価に対する利回りは2.18%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
2.18%
いまの株価に対して
配当性向
36.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6036.6
2018年3月623.344.2
2019年3月620.048.6
2020年3月620.048.5
2021年3月53−14.533.8
2022年3月6217.037.7
2023年3月643.234.3
2024年3月640.0242.1
2025年3月7517.225.6
2026年3月11046.736.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,494人。区分でいちばん多いのは外国法人43.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.4%を占め、残る60.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人37.936.136.643.440.943.7
金融機関38.038.039.036.235.627.4
個人・その他10.711.812.06.310.612.6
事業法人13.012.811.912.712.012.0
自己株式5.26.46.60.64.76.8
証券会社0.51.20.51.30.94.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.86
02公益財団法人小笠原敏晶記念財団10.32
03GOLDMAN, SACHS & CO. REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)6.01
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.22
05日本生命保険相互会社2.91
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510312 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.68
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510311 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.24
08第一生命保険株式会社2.13
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.73
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-05-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.12%
  • 2026-05-12
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.26%
    -1.55pt
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.81%
    +0.76pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+257%、1株純資産は14期で+92%。直近期のROEは11.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1011,6616.422.0133.7
2014年3月9399710.115.857.3
2015年3月1221,18411.217.062.5
2016年3月1731,19614.415.675.6
2017年3月2011,28416.213.936.6
2018年3月2081,48414.917.444.2
2019年3月2001,53913.214.148.6
2020年3月1781,63111.310.948.5
2021年3月1811,73810.722.333.8
2022年3月2271,97812.312.337.7
2023年3月2112,23710.017.834.3
2024年3月1832,4567.821.1242.1
2025年3月4622,88817.37.825.6
2026年3月3613,18311.912.136.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額311百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
柴尾雅春代表取締役社長 兼 CEO(最高経営責任者)6474,432
福尾道宏取締役開発本部長 兼 CTO(最高技術責任者)兼 製造本部長兼 CPO(最高製造責任者)549,917
野々垣好子社外取締役69400
米谷佳夫社外取締役64400
山畑聡社外取締役65
矢内俊樹取締役(常勤監査等委員)6541,857
松本光博社外取締役(監査等委員)572,300
林いづみ社外取締役(監査等委員)68100
司空翰取締役59
宮川由香社外取締役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3771217919866
社外取締役6707012
取締役(社内)23584322

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,194字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社46社により構成されており、営んでいる主な事業内容と、当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、次の2部門は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (合成樹脂成形品事業) 工業用プラスチック・ ファスナー及びプラス チック精密成形部品   :    当社が合成樹脂成形製品及び金型の製造・販売を行っているほか、株式会社ニフコ山形、株式会社ニフコ熊本、株式会社ニフコ北関東等が合成樹脂成形製品及び金型の製造・販売を行っております。 金型        そのほか海外でNifco America Corporation、Nifco U.K. Ltd.、Nifco Korea Inc.、東莞利富高塑料制品有限公司、台湾扣具工業股有限公司、Nifco (Thailand) Co.,Ltd.等が合成樹脂成形製品及び金型の製造・販売を行っております。  これらのうち一部について、当社と子会社間で相互に仕入れ、販売しております。 (ベッド及び家具事業)   :    シモンズ株式会社がベッドの製造・販売及び家具の輸入・販売を行っております。  そのほか海外でSimmons Bedding & Furniture (HK) Limited等がベッド及び家具事業を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 連結子会社は次のとおりであります。 連結子会社 (1)  Nifco America Corporation   合成樹脂成形品の製造・販売 (2)  Nifco Korea USA Inc.   合成樹脂成形品の製造・販売 (3)  Nifco Central Mexico S.de R.L.de C.V.   合成樹脂成形品の製造・販売 (4)  Guadalupe Property & Assets, S.de R.L.de C.V.   合成樹脂成形品事業 (5)  Nifco Europe GmbH   合成樹脂成形品事業 (6)  Nifco U.K. Ltd.   合成樹脂成形品の製造・販売 (7)  Nifco Poland Sp.z o.o.   合成樹脂成形品の製造・販売 (8)  Nifco Korea Poland Sp.z o.o.   合成樹脂成形品の製造・販売 (9)  上海利富高塑料制品有限公司   合成樹脂成形品の販売 (10) 東莞利富高塑料制品有限公司   合成樹脂成形品の製造・販売 (11) 台扣利富高塑胶制品(東莞)有限公司   合成樹脂成形品の製造・販売 (12) 北京利富高塑料制品有限公司   合成樹脂成形品の販売 (13) 利富高(天津)精密樹脂制品有限公司   合成樹脂成形品の製造・販売 (14) 利富高(湖北)精密樹脂制品有限公司   合成樹脂成形品の製造・販売 (15) 利富高(江蘇)精密樹脂制品有限公司   合成樹脂成形品の製造・販売 (16) 利富高(塩城)精密樹脂制品有限公司   合成樹脂成形品の製造・販売 (17) Nifco (HK) Ltd.   合成樹脂成形品事業 (18) 台湾扣具工業股份有限公司   合成樹脂成形品の製造・販売 (19) Nifco Korea Inc.   合成樹脂成形品の製造・販売 (20) Nifco (Thailand) Co.,Ltd.   合成樹脂成形品の製造・販売 (21) Union Nifco Co., Ltd.   合成樹脂成形品の製造・販売 (22) Nifco Manufacturing (Malaysia) Sdn. Bhd.   合成樹脂成形品の製造・販売 (23) Nifco Vietnam Ltd.   合成樹脂成形品の製造・販売 (24) Nifco India Private Ltd.   合成樹脂成形品の製造・販売 (25) Nifco South India Manufacturing Private Ltd.   合成樹脂成形品の製造・販売 (26) PT.Nifco Indonesia   合成樹脂成形品の製造・販売 (27) 株式会社ニフコ山形   合成樹脂成形品の製造・販売 (28) 株式会社ニフコ熊本   合成樹脂成形品の製造・販売 (29) 株式会社ニフコ北関東   合成樹脂成形品の製造・販売 (30) シモンズ株式会社   ベッドの製造・販売、家具の輸入・販売 (31) Simmons Bedding & Furniture (HK) Limited   ベッド及び家具事業 (32) 上海席梦思床褥家具銷售有限公司   ベッド及び家具の販売 (33) 北京席梦思床褥家具有限公司   ベッド及び家具の販売 (34) 深圳席梦思床褥家具有限公司   ベッド及び家具の販売 (35) 席梦思床褥家具(蘇州)有限公司   ベッドの製造・販売 (36) Simmons (Southeast Asia)Private Limited   ベッド及び家具の販売 (37) 台湾席夢思股份有限公司   ベッド及び家具の販売 他9社
経営方針・対処すべき課題3,995字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) ニフコの企業理念 当社は、1967年の創業以来培ってきた「チャレンジ精神」と「創造性」をニフコスピリットの支柱として成長し続けてきました。これまでの歴史を踏まえ、今後更なる成長ステージへ進む決意を込めて、当社のPurpose / Mission / Valuesを以下のとおり制定しております。 社員一人ひとりが個々に持つ「My Purpose」を起点に、当社のValues(価値観)を通じて、Mission(使命)を果たすことで、当社のPurpose(存在意義)の実現を図る、これがニフコグループの企業理念です。今後も、当社は、ニフコらしさを追求しながら持続的に成長し、お客様、取引先、従業員、株主、投資家、地域社会など全てのステークホルダーから信頼され続ける企業であり続けることを目指します。 (2) 長期ビジョン(NIFCO GROUP VISION 2035) 当社グループは、工業用ファスナーを起点として、自動車の内装・外装・先進運転支援システム(ADAS)部品、電動車(xEV)のパワートレイン関連部品、二輪関連部品を中心に、住宅・家電・スポーツなど非Mobility製品向けも含めた、各種エンジニアリングプラスチック製品をグローバルに製造・販売しております。これらの製品は軽い、錆びない、扱いやすい、という特長により、加工性にも優れており、特に自動車などの製品のものづくりの現場における作業負担を軽くするだけでなく、その軽量化とコストダウンにも貢献しております。 このたび、当社は、2035年に向けた長期ビジョン(NIFCO GROUP VISION 2035)として「”アイデア”を”カタチ”にする会社」と定め、その到達像として、「世界のMobility社会をリードする”Great”Company」の実現を目指します。本ビジョンは、独立系の自動車部品メーカーとして、これまで築き上げた顧客対応力、技術開発力をさらに磨き、変化の激しい自動車市場の中にあっても、Mobility事業の更なる成長を図る決意を示し、併せて、既存事業から発展させた新規事業や非Mobility事業の成長を目指すものです。 また、当社は、2021年度より、ローリング型の3ヶ年中期経営計画を採用してまいりましたが、2026年度よりその運営方針を見直しました。具体的には、2035年の長期ビジョンを起点としたバックキャスト型の経営計画体系へ移行し、長期ビジョンの実現に向けて、3回の中期経営計画(フェーズ①~③)を段階的に策定する方針としています。 このうち、フェーズ①を次期中期経営計画として位置づけ、3年後の到達目標を予め固定したうえで、当該目標に対する具体的な施策を策定・実行する「固定型中期経営計画」へ転換しました。本移行により、中期経営計画の位置づけをより明確化するとともに、目標達成に向けた経営陣の責任とコミットメントを一層強化することを意図しております。 (3)  経営環境 現在、当社を取り巻く経営環境は、資源価格の高騰や地政学リスクの顕在化、環境規制の強化といった経済・社会環境の変化に加え、当社の主要事業分野である自動車市場における電動化や自動運転をはじめとする技術進化に加え、新興市場の拡大、新興自動車メーカーの台頭など、大きな構造変化が進展しております。さらに、顧客ニーズにおいても、機能や性能に加え、体験価値や快適性を重視する「モノからコトへの価値観シフト」が進展し、ニーズの多様化が一層進んでおります。 このような経営環境の変化に対し、当社の主力製品及び事業領域は、環境負荷低減や安全性・快適性の向上といった市場ニーズとの親和性が高く、既にこれらの変化に適合した事業構造を有しています。 当社グループは、これまで培ってきた「気づく力」に基づく提案力と、高い技術力・開発力を強みとして、変化する市場環境を成長機会として捉えてきました。 今後も強固な経営基盤のもと、挑戦を続ける企業文化と人材の育成を通じて、環境・安全・快適性能といった普遍的な価値を提供し続けることで、顧客ニーズへの適合を一層高め、顧客基盤の拡大及び自動車1台当たりの搭載金額の最大化につなげ、持続的な成長の実現を目指してまいります。 (4) 次期中期経営計画(フェーズ①2026年度~2028年度)と重要課題 2035年の長期ビジョンである「”アイデア”を”カタチ”にする会社」、その到達像として「世界のMobility社会をリードする”Great”Company」の実現に向け、次期中期経営計画(フェーズ①2026年度~2028年度)においては、成長戦略及び資本政策を重点施策と位置付けるとともに、これらを支える経営基盤の強化に取り組むこととしており、以下を重要課題と捉えております。 ①成長戦略:当社グループの成長戦略の中核は、既存Mobility事業の更なる拡大であります。 当社の強みであるエンジニアリング力と顧客密着型の提案営業を起点に、商品×顧客×地域の組み合わせを高度化することで、事業の量的拡大と収益性の向上を同時に実現してまいります。具体的には、日系・韓国系自動車メーカー向けにおいては、環境・安全・快適といった普遍的価値商品に加え、高級化・電動化を背景とした感性価値商品の開発・市場投入を加速させることで、自動車1台あたりの搭載金額(原単位)の最大化を図ります。 さらに、日系・韓国系自動車メーカーとの共創により生み出された商品を、その他の自動車メーカーで展開可能なグローバル戦略商品へと発展させ、グローバル市場での横展開を推進してまいります。加えて、中国・中資系自動車メーカービジネスについては、「日系依存モデル」から「中国起点モデル」への転換を進め、中国市場における自律的な成長基盤の確立を図っております。中国R&Dセンター及び中国統括会社の設立を通じて、迅速な意思決定と課題解決提案を可能とする中国自己完結型モデルを構築し、スピードと提案力を競争優位の源泉とした事業拡大を進めてまいります。 また、インド市場においては、自動車需要の拡大を成長機会と捉え、生産体制の増強及び現地完結型の開発・設計体制の強化を進めてまいります。インドにおける日系・韓国系自動車メーカービジネスの収益を伴った成長基盤の発展に加え、インド系自動車メーカーとの取引拡大を通じて、「スピード」「提案力」「信頼性」を兼ね備えたTier1サプライヤーとしてのポジション確立を目指してまいります。 これらの既存Mobility事業の発展に加え、既存非Mobility事業の拡大及び、新規事業(次世代高度整備事業、ICT事業等)については、既存事業で培った技術・顧客基盤を起点とした既存事業の発展領域として、段階的に育成してまいります。当社グループは、既存事業の確実な成長を軸に、将来の成長エンジンとなる事業ポートフォリオの創出を進めてまいります。 ②資本政策:資本政策においては、強固な財務基盤の維持を前提に、成長投資と株主還元の両立を進めてまいります。まず、上述の成長戦略を支えるために、中国・中資系自動車メーカー向けビジネス、インド市場ビジネス強化に向けた投資、戦略的優位性構築に向けたM&Aや事業提携のための投資、生産性向上に向けた設備投資などの戦略的投資を実行いたします。さらに、資本効率を重視し、明確な指標を定めて事業運営を行います。また、自己資本比率や現預金水準の健全化を図り、環境変化に対応可能な健全な財務基盤を維持してまいります。 ③経営基盤強化:事業の持続的成長を支える経営基盤として、まず人的資本の強化を重要課題とし、「働きがい」と「働きやすさ」を追求した基盤構築を進め、経営戦略と連動したグローバル人材育成、従業員エンゲージメント向上、DE&I推進による組織の活性化を進めます。さらに、カーボンニュートラル(CN)/サーキュラーエコノミー(CE)活動の推進や環境対応材料の開発・採用などの環境配慮経営の実践、解析・評価・分析を軸とした要素技術の深化によるエンジニアリング力の強化、デジタル化の推進、ものづくり体制の強化、コーポレートガバナンス強化を進めてまいります。 次期中期経営計画(フェーズ① 2026年度~2028年度)の最終年度における経営指標(数値)は以下のとおり です。 2025年度実績   2028年度   2035年度 目標   2025年度比   目標 売上高   3,526億円   4,000億円   +13.4%   5,000億円 営業利益   480億円   580億円   +20.5%   750億円 営業利益率   13.6%   14.5%   +0.9%pt   15% 当期純利益   340億円   400億円   +17.6%   500億円 ROE   11.9%   13.0%   +1.0%pt   16.0% 従業員エンゲージメント   84%   87%   +3%pt   89% 為替前提   1ドル=149.6円   1ドル=153円   1ドル=135円 (注)1.当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益を指します。 2.従業員エンゲージメントは、隔年で実施するグローバル従業員エンゲージメントサーベイにおける「持続可能なエンゲージメント」の好意的回答率を指します。
事業等のリスク3,382字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、以下の記載は当社グループのリスクを全て網羅するものではありません。 (1) リスク管理体制 当社グループは、事業の継続的・安定的発展を確保し、また、製品の品質と安全性の確保を最優先に、ステークホルダー、並びに社員に損害・損失を与える要因の除去・軽減に誠実に努めるようリスクマネジメントを実践します。更に、社会全般において幅広く使用されている製品を供給する者としての責任を自覚し、製品を安定的に供給することを社会的使命として、各種法令を遵守しています。 当社グループは、リスクマネジメント委員会を設置しています。同委員会は、当社グループのリスクマネジメントを推進するため、総合的にリスク評価をしたうえで対応を主管する組織による課題・対応策を協議・承認し、取締役会へ報告しています。 2025年度からは体制を見直し、各主管組織の取組状況等を経営会議に報告提言します。経営会議はリスク管理の内容について、異議・意見がある場合は、リスクマネジメント委員会に指示を出し、同委員会にて再度対応策を検討後、主管する各組織へ展開します。 (2) 主要なリスク 当社グループのリスクは、単独又は複数の主管する組織により、自然災害、市場環境などのリスク類型から、リスクを放置した場合に発生する事象が与える当社グループへの損害・損失を想定し、(顧客への影響1~4点+社内グループへの影響1~4点)×(発生頻度1~4点)の数式から算出した影響度にて評価されています。以下に挙げるリスクは、リスク評価が32点中12点以上の重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクです。 なお、当連結会計年度では、緊急対策が必要なリスクは発生しませんでした。 人材の流出リスク リスクの内容   ・雇用形態の多様化や社員の不満に対する対応の遅れなどの人事管理・労務管理の失敗による企業価値の低下 ・人材の流動が激化し、高い専門性や知識を有する人材の不足や流出による、開発の遅延や品質の悪化及び顧客満足の低下 ・若年層の“3K”離れや技能習得者の高齢化により、新規ビジネスへの対応の難化 ・従業員一人当たりの業務の増加、それに伴う離職率の増加、外部委託コストや品質コストの増加、収益の圧迫 対応策及び取組   ・人材育成・多様性・従業員エンゲージメントを柱とする人材戦略から行動計画を策定し実行しています。詳細は、「人的資本に関するサステナビリティに関する取組」をご確認ください。詳細は、「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本に関する取組」に記載のとおりです。 IT最新技術(AI、IoT)への対応遅れによるリスク リスクの内容   ・IT最新技術への対応の遅れによる販売力や競争力の低下 ・有効なシステム開発や、最新技術のツールを活用するスキル不足 ・業務改善、対応能力の低下による高コスト体質化 対応策及び取組   ・国内のセキュリティシステムについて再構築を行いました。 ・デジタル人材の育成を進め26名の人材育成を行いました。 ・データレイクの構築を行い、外部ベンダーへの委託を自社対応に切り替えました。 サイバー攻撃を含む情報セキュリティシステム(ソフト・ハード両方)の機能不全 リスクの内容   ・外部からのサイバー攻撃を含む、システム停止による、業務停止、供給停止などにより、ステークホルダーからの信頼損失 対応策及び取組   ・国内においてはセキュリティシステムの再構築を行いました。 ・2023年度より基幹システムのバックアップシステムをクラウド上に構築しましたが、2024年12月に周辺システムのクラウド化を進めシステムの継続性を高めました。 ・構築したセキュリティシステムについては、毎年1回インシデント訓練を通じて実効性を確認しています。 ・従業員に対して情報セキュリティ教育と標的型メール攻撃訓練を毎年1回実施しています。 原材料などの調達に関わるリスク リスクの内容   ・世界的な気候変動や災害、様々な社会情勢、材料生産に係わる設備の故障や事故、品質上の問題などを起因とした材料調達と生産活動の遅延や不能による顧客の生産活動の停止 ・世界的な気候変動や不安定な政治情勢を起因とした、原材料高騰による利益の低下 ・原材料や購入部品への環境負荷物質含有などを要因とした法令違反 対応策及び取組   ・原材料や購入部品については、購入先を分散しています。また、複数の代替材候補の選定後に使用実績を作り、製品評価分析を行って、非常時の生産プロセスを構築しました。 ・顧客へ見積提出時の原料価格境界値の設定や価格交渉を継続的に行っています。 ・ITシステムによる環境負荷物質管理を日本で構築しており、海外主要拠点へ水平展開を実施しています。 新領域製品の受注拡大に伴うリスク リスクの内容   ・製品領域拡大に伴い、新技術・新工法・新材料を採用し、品質コストが増加することによる利益の低下 ・新領域製品の量産準備の不足、また、新領域の危険予知不足により、品質不具合製品を流出させることによる、顧客満足度の低下及び信用失墜 対応策及び取組   ・量産開始時点からの継続的な品質コストの監視と改善活動を実践しています。 ・国際標準であるIATF16949に準拠した製品実現活動を実践する中で、節目管理活動により、準備不足の解消、製品品質の向上を行っています。 競合先の増加によるリスク リスクの内容   ・異業種の自動車市場の参入による競合先の増加に伴う、受注価格の低下や失注案件の増加 ・顧客・業界動向の変化が加速する市場環境下の、従来のビジネススタイルへの固執を要因とした、他社との差別化の失敗による受注価格の低下や失注案件の増加 対応策及び取組   ・技術戦略の方向性を明確にし、専門性を有した人材を確保するとともに、方向性に合致した組織体制作りを行いました。 ・価格競争力の強化推進として、集約生産を実施し、より効率の良い生産体制にしました。 為替変動リスク リスクの内容   ・取引のグローバル化や顧客からの現地製品供給要請による当社グループの海外売上比率の年々上昇、そのため海外子会社の現地通貨建てによる財務諸表の値を本邦通貨に換算する際の為替レート変動が与える連結財務状況への影響 ・原材料価格、電力費用や燃料費などが為替レートの影響を受けた際の、製造原価の上昇 対応策及び取組   ・海外子会社の輸出は僅かですが、特定の地域や国に偏在しないような拠点の展開により、影響を最小限としています。 ・原材料に関しては、製造原価の上昇を抑えるために代替材料への置き換え、顧客との価格転嫁の交渉を行っています。 カントリーリスク リスクの内容   ・当社グループの海外拠点の所在国、地域において、政策・法律・税制の急激な変更、予測できない政治、経済の不安定化、テロ・戦争・紛争の勃発、伝染病の蔓延などの社会的混乱を要因とした、事業遂行の難化 ・事業遂行の難化による、当社グループの業績及び財務状況の悪化とサプライヤーチェーン分断の発生 対応策及び取組   ・業績や財務への影響を最小限とするために、特定の地域や国に偏在しないような拠点の展開をしています。 ・グローバルで生産品の情報を管理し、代替品の生産・納入を行えるよう管理体制の推進を行っています。 これらのリスクの他に、地震などの自然災害の発生が予想されるため、事業継続計画(BCP)として、発生時の被害を最小化する設備の耐震化を進めており、全社員の安否を確認するシステムを導入するとともに、訓練を実施しています。また、サプライチェーンを分断しないよう、代替原材料の選定や代替品生産などを含めた活動に取り組んでいます。
経営成績の分析 (MD&A)8,327字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(以下、当期という)における我が国経済は、企業による積極的な設備投資を背景にリース関連を中心とした改善が進んだほか、個人消費の回復を受けて消費関連分野を中心に底堅く推移し景気は緩やかな持ち直し基調にあります。海外に目を転じますと、中国経済では、米国向け輸出の減少をアジア、EU、アフリカ向け輸出の拡大が補完し外需は増勢を維持しているものの、内需面では個人消費及び投資の鈍化が続き、景気は足踏み状態となっています。欧州経済については、防衛費を中心とする政府支出の拡大や堅調な個人消費を背景に、ユーロ圏全体で景況の回復が見られます。一方、英国では雇用・所得環境の弱さが家計を圧迫し、内外需ともに低調な状況が継続しております。米国経済においては、非製造業が堅調に推移する一方、製造業の低迷が長期化しており景況感の二極化が続いておりますが、AI関連需要が設備投資を下支えし景気の底堅さは維持されております。このように世界経済は持ち直しの動きがみられる中、中東での軍事的緊張の高まりにより各国がエネルギー供給リスクに直面するなど、依然として先行き不透明な状況にあります。 このような状況の中、当期の連結業績の売上高は、前期比0.1%減の3,526億5千万円となりました。営業利益は前期比2.3%減の480億7千8百万円となりました。経常利益は前期比1.7%減の512億7千5百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比23.9%減の340億7千9百万円となりました。 資産合計は、前期比137億7千4百万円増加し、3,935億9千万円となりました。負債合計は、前期比70億7千2百万円減少し、940億1千8百万円となりました。純資産合計については、前期比208億4千6百万円増加して、2,995億7千1百万円となりました。その結果、自己資本比率は75.3%、1株当たり純資産は3,183円40銭となりました。 セグメントの経営成績を示すと次のとおりです。 各セグメントの売上高は、外部顧客に対するものであります。 合成樹脂成形品事業 合成樹脂成形品事業の売上高は前期比0.1%減の3,156億9千1百万円となりました。セグメント利益は、前期比2.8%減の476億6千3百万円となりました。 ベッド及び家具事業 ベッド及び家具事業は、売上高は前期比0.4%減の369億5千8百万円となりました。セグメント利益につきましては、前期比0.1%増の59億7千万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、471億6千3百万円の資金の増加となり、前期が542億1千7百万円の資金の増加であったことと比べて、70億5千4百万円の減少となりました。これは主に売上債権の増減額が減少したことや、仕入債務の増減額が減少したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、181億3千万円の資金の減少となり、前期が238億9千1百万円の資金の減少であったことと比べて、57億6千万円の増加となりました。これは主に前年同期は連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、313億5千5百万円の資金の減少となり、前期が351億5千4百万円の資金の減少であったことと比べて、37億9千8百万円の増加となりました。これは主に長期借入金の返済が減少したことや、自己株式の取得が減少したこと等によるものであります。 以上の結果、現金及び現金同等物の当期末残高は、前期末と比較して5億6千2百万円増加し、1,416億5千9百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 合成樹脂成形品事業(百万円)   211,237   99.6 ベッド及び家具事業(百万円)   13,561   99.4 合計(百万円)   224,799   99.6 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 b 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 合成樹脂成形品事業(百万円)   20,702   123.6 ベッド及び家具事業(百万円)   2,905   91.0 合計(百万円)   23,608   118.4 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 c 受注実績 当社及び連結子会社は受注より出荷までの期間が極めて短いため、原則として一部の確定受注や過去の生産実績等を参考とした見込生産によっております。 d 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 合成樹脂成形品事業(百万円)   315,691   99.9 ベッド及び家具事業(百万円)   36,958   99.6 合計(百万円)   352,650   99.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって、決算日における資産、負債、偶発資産及び偶発債務並びに会計期間における収益及び費用に影響を与えるような見積りや仮定を必要とします。結果として、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと実績が異なる場合があります。当社は、重要な会計方針の適用における見積りや仮定は連結財務諸表に重要な影響を与えると考えております。 a 棚卸資産 当社グループは、棚卸資産の推定される将来需要及び市場状況等に基づく収益性の悪化について、評価減を計上しております。実際の将来需要又は市場状況等が見積りより悪化した場合、追加の評価減が必要となる可能性があります。 b 投資の減損 当社グループは、長期的な取引関係の開拓・維持等のため特定の顧客の株式及び余資の運用としての株式等を所有しております。これら株式等には価格変動性が高い市場価格のあるものと、市場価格等の算定が困難である非公開会社が含まれております。当社グループは、原則として市場価格のあるものについては投資原価の下落率が50%以上のもの、また市場価格のないものについては、それら会社の財政状態が悪化し純資産の下落率が50%以上のものについて、それぞれ減損処理を行っております。また30%~50%程度下落したものについては、金額の重要性、回復可能性等を考慮し、必要と認められた額について減損処理を行っております。将来の市場悪化又は投資先の業績不振により、現在の簿価に反映されていない損失又は簿価の回収不能が発生した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。 c 退職給付費用 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、将来の給与水準、退職率、死亡率及び年金資産の収益率などが含まれます。親会社及び一部の国内子会社の年金制度において、割引率は日本の国債の市場利回りをもとに退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した単一の加重平均割引率を使用して算出しております。期待運用収益率は、年金資産が投資されている資産の種類ごとの長期期待運用収益率の加重平均に基づいて計算されます。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は変更された場合、その影響額は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び債務に影響を及ぼします。近年の割引率の低下及び年金資産の運用率の低下は、当社グループの年金費用に対して悪影響を及ぼします。未認識の数理計算上の差異及び制度変更等による過去勤務費用にかかる償却は、年金費用の一部を構成しておりますが、前提条件の変化による影響や実際の結果との違いの影響を規則的に費用認識したものであります。 d 有形固定資産の減損 当社グループは、自社利用の事業用資産については、事業所単位もしくは連結子会社単位で、賃貸用不動産、 遊休資産及び売却予定資産については、個別物件ごとにグルーピングを行っております。その上で、グルーピングごとに減損の兆候の有無を判定し、減損の兆候が識別された場合には、将来キャッシュ・フローを利用して減損損失の計上の要否を検討しております。対象資産又は資産グループの業績が当初計画を下回り、回収可能価額が減少し帳簿価額を下回る状況となった場合には、減損損失が発生し当社グループの業績に重要な影響を与える可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (1)当連結会計年度の経営成績等 当社グループの主要事業分野であります自動車関連市場につきましては、日本市場では、当期において対前年同期比で、生産台数はやや下回る状況となりました。海外におきましては、対前年同期比で、欧州市場、韓国市場及び北米市場では生産台数が下回った一方で、中国市場及びインド市場では上回る結果となっております。 このような事業環境のもと、当期の連結業績の売上高は、前期比0.1%減の3,526億5千万円となりました。利益面では、管理可能経費の削減をはじめとした各種施策に積極的に取り組んだものの、物価及び人件費の上昇などの影響を受け、営業利益は前期比2.3%減の480億7千8百万円となりました。また、経常利益につきましても前期比1.7%減の512億7千5百万円となりました。特別損益につきましては、減損損失などを特別損失として11億1千5百万円計上した一方、固定資産売却益を特別利益として11億9千6百万円計上いたしました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比23.9%減の340億7千9百万円となりました。 資産合計は、前期比137億7千4百万円増加し、3,935億9千万円となりました。主な増加要因としては、建物及び構築物が73億3千6百万円、機械装置及び運搬具が26億4千9百万円、現金及び預金が23億8千9百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。 負債合計は、前期比70億7千2百万円減少し、940億1千8百万円となりました。主な減少要因としては、未払法人税等が31億2千1百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が43億5千7百万円、1年内償還予定の社債が100億円それぞれ減少したことなどによるものであります。 純資産合計は、前期比208億4千6百万円増加して、2,995億7千1百万円となりました。自己株式が93億円増加したものの、利益剰余金が259億9千3百万円増加したこと、及び円安により為替換算調整勘定が39億8千8百万円増加したことなどによるものであります。 以上の結果、自己資本比率は前期比2.9ポイント増加し、75.3%、1株当たり純資産は3,183円40銭となりました。 (2)経営成績に重要な影響を与える要因 a 経済状況 当社グループでは、自動車メーカー、特に主要日系自動車メーカーに対する売上比率が高い水準にありますが、これら日系自動車メーカー向けの製品の需要は、世界経済の動向、特に主要市場である日本をはじめ米国、中国などの経済状況に影響を受け、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす場合があります。 当連結会計年度において、日本は米国関税政策の影響は軽微でしたが、中国のレアアース輸出規制、天災、中東情勢等の影響による減産および稼働停止が相次ぎ、挽回生産はあったものの生産台数は前年比同等となりました。 b 原油及びナフサ価格の高騰 当社グループは、原油価格及びナフサ等の石油製品の価格が高騰し、その期間が長期に及ぶ場合には原材料価格の上昇により、経営成績に影響が生じる可能性があります。 当連結会計年度においては、原材料価格の市況変動適用拡大の交渉を推進し、高騰分の価格転嫁を実現しました。 c 取引先からの値引き要請 当社グループは、取引先からの価格値引き要請に対して生産コストの削減等の努力をしておりますが、予想以上に値引き要請が強い場合、経営成績に重要な影響を受ける場合があります。 当連結会計年度においては、値引き要請に応じると同時に、金型保管費、エネルギー費や労務費高騰分の費用請求を実施し、様々な方法で価格転嫁への取り組みを推進しました。 (3)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金は、主に製品製造過程に供される原材料や部材の購入のほか、製造費用や販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは、人件費、物流費、研究開発費であります。これらの必要資金は、利益の計上から生み出した内部資金により賄っております。 設備投資資金については、その投資に際し、投資採算及びキャッシュ・フローを重視し実施しております。これら設備投資の資金は、原則として減価償却費及び利益の計上から生み出された内部資金の一部を充当することとしておりますが、国内、海外での積極的な設備投資については、状況に応じて社債発行及び外部借入で調達することとしております。 当社グループは、健全な財政状態、営業活動によりキャッシュ・フローを生み出す能力等により、運転資金及び通常の設備投資資金を調達し、将来の成長のための投資及びM&A資金などについては、長期で低利な条件での調達を実施しております。 これにより当社グループの調達手段の多様化及び低コストでの長期安定資金の調達が実現し、更に資本コストの引き下げ効果及び、設備投資効果と相俟って、今後も財務体質は引き続き安定して推移するものと考えております。 (4)セグメントごとの経営成績等 a 合成樹脂成形品事業 〔国内自動車業界向け〕 国内の自動車生産につきましては、中国のレアアース輸出規制、天災、新型車の立上げ延期、中東情勢等による減産および稼働停止が相次ぎ、当社売上もその影響を受け減収となりました。しかし、新車立上げに伴う金型売上や電力料補填、材料費・労務費の価格転嫁等の貢献により、売上の通期合計は当初計画を上回る結果となりました。 〔海外自動車業界向け〕 海外においては、韓国自動車メーカー向け事業は引き続き好調を維持しました。日系自動車メーカー向け事業も、米国での追加関税の影響はあったものの、売上水準を維持しつつ、着実な増益を達成しました。そのほか、アセアンではインド、インドネシアを中心に堅調さを維持し、また効率化のためタイでの工場集約も実施しました。一方で、中国においては、引き続き日系自動車メーカーの販売不振により苦戦を強いられ、前年比で減収減益の結果となりましたが、最適化を実行し対計画比では増収増益を確保しました。欧州においても、英国での新車種販売の後ろ倒しによる販売減もあり減収となりましたが、最適化を行い増益となりました。今後も北米、インドでの日系および韓国自動車メーカー事業への設備投資を増強し、加えて1台当たりの搭載額の増加を行うことで更なる収益力の向上を目指してまいります。 〔その他業界向け〕 住生活分野においては、当期住宅着工戸数が過去61年間で最低水準となり、当社グループが供給する住宅関連部品の需要も大きく減少した結果、売上高は前年同期を下回る結果となりました。一方、スポーツ・アウトドア分野におきましては、中国スポーツブランドへの当社製品の採用が拡大したほか、採算性の高い製品構成へのシフトが進んだことから、利益面におきましても改善が見られ、当セグメントは増収増益となりました。 以上の結果、合成樹脂成形品事業は、売上高は前期比0.1%減の3,156億9千1百万円となりました。セグメント利益につきましては、前期比2.8%減の476億6千3百万円となりました。 b ベッド及び家具事業 ベッド及び家具事業は、国内においてはホテル向けおよび輸出向けの売上が伸びたものの、販売店向け売上が苦戦し、また 4月に横浜ギャラリーを開設したことによる家賃増加等の影響もあり、減収減益となりました。一方、海外においては香港にて昨年度の廃棄分有料化対応によるホテル特需の反動が大きくホテル向け売上が大幅に減少し、シンガポールにおいても卸売上が低調となりましたが、中国において2024年の8月に中央政府が打ち出した消費促進策が2025年9月まで継続されたことにより、卸・小売に加えてホテル向けも好調に推移し、昨年度設立したタイ工場も操業安定化が進んだ結果、増収増益となりました。この結果、ベッド及び家具事業売上高は前期比0.4%減の369億5千8百万円となりました。セグメント利益につきましては、前期比0.1%増の59億7千万円となりました。 (5)経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2021年度より、ローリング型の3ヶ年中期経営計画を採用してまいりましたが、2026年度よりその運営方針を見直しました。具体的には、「第一部企業の情報 第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しておりますとおり、2035年の長期ビジョンを起点としたバックキャスト型の経営計画体系へ移行し、長期ビジョンの実現に向けて、3回の中期経営計画(フェーズ①~③)を段階的に策定する方針としています。 このうち、フェーズ①を次期中期経営計画として位置づけ、3年後の到達目標を予め固定したうえで、当該目標に対する具体的な施策を策定・実行する「固定型中期経営計画」へ移行しました。本移行により、中期経営計画の位置づけをより明確化するとともに、目標達成に向けた経営陣の責任とコミットメントを一層強化することを意図しております。 2025年度実績   2028年度   2035年度 目標   2025年度比   目標 売上高   3,526億円   4,000億円   +13.4%   5,000億円 営業利益   480億円   580億円   +20.5%   750億円 営業利益率   13.6%   14.5%   +0.9%pt   15% 当期純利益   340億円   400億円   +17.6%   500億円 ROE   11.9%   13.0%   +1.0%pt   16.0% 従業員エンゲージメント   84%   87%   +3%pt   89% 為替前提   1ドル=149.6円   1ドル=153円   1ドル=135円 (注)1.当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益を指します。 (注)2.従業員エンゲージメントは、隔年で実施するグローバル従業員エンゲージメントサーベイにおける「持続可能なエンゲージメント」の好意的回答率を指します。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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