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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ジーエス・ユアサ コーポレーション

GS Yuasa Corporation6674 · Prime · 電気機器

鉛蓄電池で国内有数の総合電池メーカー。自動車用・産業用を両輪に、車載用リチウムイオン電池にも注力。

概要

ジーエス・ユアサ コーポレーションは、鉛蓄電池とリチウムイオン電池の大手メーカーである。自動車用バッテリーで国内トップシェアを持ち、二輪車用、産業用(据置・車両・電動車両)、車載用リチウムイオン電池など幅広い電池製品を手掛ける。グループ従業員は約1万3千人、2026年3月期の連結売上高は6,089億円、営業利益601億円。京都市に本社を置き、アジア、欧州、北米、オセアニアなど世界38以上の国と地域に生産・販売拠点を展開する。

自動車用鉛蓄電池が収益の柱、国内トップシェアを握る

同事業は自動車電池国内と海外の2つに区分される。国内では、乗用車・商用車向け鉛蓄電池のほか二輪車用も扱い、販売子会社を通じてアフターマーケットにも広く供給する。2026年3月期の国内売上高は1,080億円、セグメント損益(のれん等償却前)は116億円。海外ではアジア、欧州、北米、オセアニアに生産拠点を持ち、現地車種・規格に対応した鉛蓄電池を製造する。海外売上高は2,645億円、同244億円の利益を計上した。両セグメント合算で売上高3,725億円、全社売上の約61%を占める最大の収益源である。

産業用電池電源が成長を牽引、ESSや非常用電源に注力

産業電池電源セグメントは、データセンター、通信、鉄道、電動車両向けの据置用・車両用鉛蓄電池、整流器、電源装置、照明器具などを手掛ける。特に近年は再生可能エネルギー向けエネルギー貯蔵システム(ESS)用リチウムイオン電池の需要が増加、非常用電源装置の大口案件も受注している。2026年3月期の売上高は1,240億円、セグメント損益は184億円。前年比9.7%の増収となり、全社の成長を牽引する分野である。また、紫外線照射装置や遠紫外線応用光源装置などの環境関連機器も含む。

車載用リチウムイオン電池でEV・HEV市場に対応

車載用リチウムイオン電池セグメントでは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)向けの高容量バッテリーを製造・販売する。Hondaとの合弁会社であるブルーエナジー(2009年設立)が生産を担い、2023年にはEV電池の研究開発を目的としたHonda・GS Yuasa EV Battery R&Dを新設した。2026年3月期の売上高は899億円、前年比8.6%増。セグメント損益は49億円と、原材料価格下落の影響を受けた前年から大幅に改善した。ハンガリーにも生産子会社を設立し、欧州市場への供給体制を強化している。

51の子会社と19の関連会社から成るグローバルグループ

当社グループは、持株会社である当社の下に51社の子会社と19社の関連会社を擁する。主要な事業会社は㈱GSユアサで、自動車電池、産業電池、リチウムイオン電池の各事業部がそれぞれ国内外の子会社を統括する。地域別では、アジアに台湾杰士電池、PT. Yuasa Battery Indonesia、Siam GS Batteryなど、欧州にGS Yuasa Battery Europe、GS Yuasa Hungary、北米にYuasa Battery, Inc.、オセアニアにCentury Yuasa Batteriesなどが位置する。2026年にはトルコのInci GS Yuasa Akuの全持分を譲渡し、事業ポートフォリオの見直しを進めている。

安定した財務基盤と中期的な成長目標

2026年3月期の連結総資産は7,409億円、純資産は4,440億円で自己資本比率は約60%。営業キャッシュフローは495億円のプラスを確保する一方、設備投資などで投資キャッシュフローは449億円のマイナス。財務キャッシュフローは借入金返済や配当により317億円のマイナス。同社は第七次中期経営計画(2026~2028年度)で、2029年3月期に売上高7,200億円、営業利益650億円、ROE9%以上、ROIC9%以上を目標とする。車載用リチウムイオン電池の成長鈍化を踏まえ、社会インフラ分野への投資を積極化する方針である。

業界の中での役割は鉛蓄電池のトップメーカー。自動車用は国内・海外で展開、産業用はデータセンター・電鉄等に供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,090億円
営業利益
602億円
営業利益率
9.9%
純利益
419億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車(国内)主力

国内自動車メーカー及びアフターマーケット向けに、自動車用・二輪車用鉛蓄電池を供給。国内販売子会社を通じて幅広く展開。

主な製品・サービス2
自動車用鉛蓄電池
乗用車・商用車向けの鉛蓄電池。始動・電装品用電源として主流。
二輪車用鉛蓄電池
オートバイ向け小型鉛蓄電池。

02自動車(海外)主力

海外自動車市場向けに自動車用・二輪車用鉛蓄電池を製造販売。アジア、欧州、北米、オセアニア等に生産・販売拠点を有する。

主な製品・サービス2
自動車用鉛蓄電池(海外)
海外現地生産による自動車用鉛蓄電池。各地域の車種・規格に対応。
二輪車用鉛蓄電池(海外)
海外向け二輪車用鉛蓄電池。

03産業用(据置・車両・電動車等)準主力

データセンター、通信、鉄道、電動車両向けの据置用・車両用鉛蓄電池、整流器、電源装置、照明器具などを供給。幅広い産業用途に対応。

主な製品・サービス5
据置用鉛蓄電池
通信基地局、UPS等の非常用・安定化電源として使用。
車両用鉛蓄電池
鉄道車両・電動車両の動力・制御用。
整流器
交流を直流に変換し、蓄電池充電や電源供給を行う装置。
汎用電源
各種電子機器向け電源装置。
紫外線照射装置・遠紫外線応用光源装置
殺菌・浄水・硬化等の産業用UV照射装置。

04自動車用リチウムイオン電池準主力

車載用リチウムイオン電池を製造・販売。Hondaとの合弁会社を通じて研究開発も行う。

主な製品・サービス1
車載用リチウムイオン電池
電気自動車(EV)・ハイブリッド車(HEV)向け高容量リチウムイオン電池。

05その他(電池関連機器・環境・通信用等)副次

電池製造設備、環境関連機器、移動体通信用電池など、電池に関連する多様な製品を供給。

主な製品・サービス3
電池製造設備
鉛蓄電池製造ラインの自動化設備等。
環境関連機器
排水処理装置等の環境保全設備。
移動体通信用電池
フォークリフト、清掃車等の移動体用電池。

製品と技術

自動車用鉛蓄電池:始動・電装用の標準電源で国内トップ

主力製品は乗用車・商用車向けの鉛蓄電池で、エンジン始動や電装品の電源として世界中で広く使用されている。国内では㈱GSユアサの自動車電池事業部が製造し、㈱ジーエス・ユアサバッテリーや㈱GSユアサ エナジーといった販売子会社を通じて新車向け(OEM)とアフターマーケットの両チャネルに供給する。製品は低温始動性能や耐久性に優れ、車種ごとに最適化された設計が特徴。2026年3月期の国内生産実績は874億円。海外でも各地域の気候や走行条件に合わせた現地生産を行い、セグメント全体で約3,700億円の売上を誇る。

二輪車用鉛蓄電池:コンパクトで高出力、国内外で展開

オートバイ向けの小型鉛蓄電池も同事業の重要な製品群である。国内では主にレジャー用・実用二輪車向けとして、海外では東南アジアやインドなど二輪車需要の高い地域で販売されている。製品は限られたスペースに搭載できるコンパクトさと、エンジン始動に十分な瞬間的な高出力が求められる。GSユアサは長年の鉛蓄電池技術を活かし、メンテナンスフリータイプや高振動対策品など多様なラインアップを揃える。2026年3月期の海外二輪車用電池販売は、自動車電池海外セグメントの一部として計上される。

据置用鉛蓄電池:通信・UPS・再生可能エネルギーで需要拡大

据置用鉛蓄電池は、通信基地局の非常用電源、データセンターの無停電電源装置(UPS)、再生可能エネルギー発電の電力貯蔵など、常時電力を必要とする施設で使用される。特に近年は太陽光・風力発電の出力変動を平滑化するエネルギー貯蔵システム(ESS)向けの需要が急増している。製品は長寿命・高信頼性が求められ、GSユアサは制御弁式鉛蓄電池(VRLA)などの技術で対応。2026年3月期の産業電池電源セグメント売上高1,240億円の大部分を占め、同セグメントの主軸製品である。

車載用リチウムイオン電池:HEVからEVまで高容量を実現

車載用リチウムイオン電池は、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)向けに開発・製造されている。製品は高エネルギー密度と高出力特性を両立し、Hondaとの合弁会社ブルーエナジーが量産を担当。2023年設立のHonda・GS Yuasa EV Battery R&Dでは次世代電池の研究開発を進める。2026年3月期の販売数量は前年比8.6%増の899億円に達し、原材料価格下落による価格低下を克服してセグメント損益49億円を達成した。ハンガリー工場では欧州の完成車メーカー向け供給も行う。

整流器・電源装置:交流を直流に変換し産業インフラを支える

産業電池電源セグメントでは、蓄電池充電や各種電子機器への直流電源供給を目的とした整流器や汎用電源装置を製造する。整流器は鉄道車両の制御用、通信基地局の電源などで不可欠であり、GSユアサは高効率で安定性の高い製品を提供。また、非常用電源装置や紫外線照射装置(殺菌・硬化用途)も同セグメントの製品群に含まれる。2021年に買収したサンケン電設(後に㈱GSユアサ インフラシステムズとして統合)の技術も取り込み、幅広い産業用途に対応している。

電池製造設備と環境関連機器:川上から川下までカバー

その他セグメントでは、鉛蓄電池の自動化製造ラインや環境保全設備(排水処理装置など)を手掛ける。㈱ジーエス・ユアサテクノロジーが中核となり、グループ内外の電池工場向けに設備を供給する。また、移動体通信用電池(フォークリフト、清掃車向け)や、宇宙用リチウムイオン電池もここに含まれる。2026年3月期のその他セグメント売上高は224億円で、全社売上の約4%を占める。これらの製品は、電池の製造技術を横展開し、グループの総合力を発揮する領域である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

鉛蓄電池国内首位、リチウムで成長目指す

ジーエス・ユアサは鉛蓄電池で国内トップシェアを持ち、自動車用バッテリーや産業用バッテリーで高い競争力を誇る。同業他社としては、日清紡ホールディングスやパワーエックスなどがエネルギー関連で競合するが、ジーエス・ユアサは既存の蓄電池技術で優位に立つ。売上高は5,629億円から6,090億円へ増加傾向で、営業利益率も8.62%から9.89%へ改善見込み。電気自動車向けリチウムイオン電池やエネルギー貯蔵システムなど新領域への投資を進め、成長を目指す。一方、競合の技術開発が進み、価格競争が激化する可能性があり、差別化とコスト管理が重要となる。

強み

  • 国内シェア最大で自動車・産業用に実績多数。
  • 2026年3月期に売上6,090億、利益率9.89%へ。
  • リチウム電池や蓄電システムで将来成長を追求。
  • バッテリー需要が根強く、安定した稼ぎ頭。

課題

  • EVシフトでリチウム需要が伸び、対応必須。
  • 競合が増え、バッテリー価格低下が利益圧迫。
  • 新技術投資で資金負担が大きくROE低下懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がジーエス・ユアサ コーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17762シチズン時計6,711億円21.4倍
25344MARUWA6,275億円33.3倍
35110住友ゴム工業5,682億円9.2倍
45105TOYO TIRE5,676億円9.5倍
57988ニフコ5,060億円14.0倍
66674ジーエス・ユアサ コーポレーション5,007億円11.9倍
77240NOK4,906億円10.7倍
86508明電舎4,862億円20.5倍
96923スタンレー電気4,583億円15.1倍
105741UACJ4,138億円
115805SWCC4,125億円21.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

日本電池とユアサの統合で2004年に設立、即上場

2004年4月、日本電池㈱と㈱ユアサ コーポレーションが株式移転によって共同持株会社としてジーエス・ユアサ コーポレーションを設立した。同時に東京証券取引所市場第一部と大阪証券取引所市場第一部に上場。日本電池は1917年創業の鉛蓄電池メーカー、ユアサは1920年創業で産業用電池に強みを持ち、両社の統合により国内最大の蓄電池メーカーが誕生した。設立時の資本金は記載がないが、その後2006年に転換社債を発行、2007年に全額株式転換が完了し資本金165億円となった。

リチウムイオン電池事業への参入と合弁会社の設立

2007年12月、三菱商事、三菱自動車工業との合弁で㈱リチウムエナジー ジャパンを設立、車載用リチウムイオン電池の事業化に乗り出した。2012年3月には滋賀県栗東市に第一工場を建設し生産を開始。2009年4月には本田技研工業との合弁で㈱ブルーエナジーを設立、HEV向けリチウムイオン電池の供給を開始した。これらの合弁会社は、後にGSユアサのリチウムイオン電池事業の中核となる。なお、リチウムエナジー ジャパンは2024年に事業を㈱GSユアサに譲渡し、同年9月に清算を結了した。

インド・東南アジアへの生産展開で海外拠点を拡大

2005年10月、インドのタタグループと合弁でTata AutoComp GY Batteriesを設立。2010年12月にはインドネシアのPT. Trimitra Baterai Prakasaへの増資で持分法適用会社とし、後に連結子会社化。2013年5月にはタイのSiam GS Batteryを連結子会社化。2015年10月にはトルコのInci Akuの株式を取得、持分法適用関連会社とし商号をInci GS Yuasa Akuに変更。同年12月にはマレーシアのYuasa Battery Malaysiaを連結子会社化。これによりアジア・中東の生産・販売網が大幅に強化された。

パナソニックの鉛蓄電池事業を買収、国内シェアを拡大

2016年10月、パナソニック㈱の鉛蓄電池事業を譲り受ける株式譲渡契約を締結。パナソニック ストレージバッテリー㈱の株式85.1%を取得し連結子会社化、商号を㈱GSユアサ エナジーに変更した。2018年9月には残りの14.9%も取得し完全子会社化。この買収により、国内自動車用鉛蓄電池市場でのシェアがさらに拡大し、生産・販売の効率化が進んだ。また、2021年5月にはサンケン電気の社会システム事業を買収、サンケン電設を㈱GSユアサ インフラシステムズに改称し、産業用電源分野を強化した。

資金調達と市場区分移行、資本増強を継続

2009年7月、一般募集と第三者割当による増資を実施し資本金を330億円に拡大。2014年3月にはユーロ円建転換社債を発行。2017年9月・12月には無担保社債を発行。2023年12月には再び一般募集・第三者割当増資により資本金を528億円に増額。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。2024年9月にはサステナビリティ・リンク・ボンドを発行し、ESGへの取り組みを反映した資金調達も行っている。

EV向けリチウムイオン電池の研究開発体制を強化

2023年7月、本田技研工業との間に合弁会社㈱Honda・GS Yuasa EV Battery R&Dを設立し、次世代EV向けリチウムイオン電池の研究開発に特化した体制を構築。これによりブルーエナジーでの量産技術とR&Dでの先行開発を分離し、技術力の向上を図った。また、2017年にはハンガリーにGS Yuasa Hungaryを設立、欧州でのリチウムイオン電池生産拠点を確保。2024年には㈱リチウムエナジー ジャパンの事業を㈱GSユアサが譲り受け、リチウムイオン電池事業の集約を進めた。

事業ポートフォリオの見直しと2026年の子会社譲渡

2023年4月、㈱GSユアサ インフラシステムズを㈱GSユアサに吸収合併。同年10月、中国の天津杰士電池有限公司と湯浅蓄電池(順徳)有限公司の持分を一部譲渡し連結除外。2024年3月には㈱リチウムエナジー ジャパンの事業を譲受した後、同年9月に清算。2026年6月にはトルコのInci GS Yuasa Akuの全持分を譲渡し連結範囲から除外した。これらの一連の再編は、収益性の低い事業の整理と経営資源の集中を目的としており、第七次中期経営計画における「モビリティ」と「社会インフラ」の2軸への集中を反映している。

年表28件を開く

2000年代

  • 2004年4月上場日本電池㈱と㈱ユアサ コーポレーションが株式移転により当社を設立しました。当社の普通株式を㈱東京証券取引所(市場第一部)及び㈱大阪証券取引所(市場第一部)に上場しました。
  • 2005年10月インドのタタグループであるTata AutoComp Systems Limitedとの合弁会社として、Tata AutoComp GY Batteries Pvt. Ltd.を設立しました。
  • 2006年4月当社は、第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行を行いました。 2007年3月に全額株式への転換が完了し、資本金を16,505百万円としました。
  • 2007年12月三菱商事㈱及び三菱自動車工業㈱との合弁会社である、㈱リチウムエナジー ジャパンを設立しました。
  • 2009年4月本田技研工業㈱との合弁会社である、㈱ブルーエナジーを設立しました。
  • 2009年7月当社は、一般募集による増資及び第三者割当増資を行い、資本金を33,021百万円としました。

2010年代

  • 2010年12月当社関連会社であるPT. Trimitra Baterai Prakasaへ増資を行い、出資比率が増加したことにより当社の持分法適用非連結子会社としました。なお、2015年3月期より同社を当社の連結子会社としております。
  • 2012年3月滋賀県栗東市に㈱リチウムエナジー ジャパン第一工場棟を建設し、生産を開始しました。
  • 2013年5月当社関連会社であったSiam GS Battery Co., Ltd.へ増資を行い、出資比率が増加したことにより当社の連結子会社としました。
  • 2014年3月当社は、2019年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行を行いました。
  • 2015年10月商号変更トルコ共和国のInci Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiの株式を取得し持分法適用関連会社にすると共に、同社の商号をInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiに変更しました。
  • 2015年12月当社の連結子会社であるSiam GS Battery Co., Ltd.が、当社関連会社であったYuasa Battery Malaysia Sdn.Bhd.の株式を取得し、出資比率が増加したことにより当社の連結子会社としました。
  • 2016年10月商号変更パナソニック㈱の鉛蓄電池事業譲受に関する株式譲渡契約に基づき、パナソニック ストレージバッテリー㈱の株式を85.1%取得し、当社の連結子会社にすると共に、同社の商号を㈱GSユアサ エナジーに変更しました。
  • 2017年9月当社は、第1回無担保社債の発行を行いました。
  • 2017年10月GS Yuasa Hungary Limited Liability Companyを設立し、当社の連結子会社としました。
  • 2018年9月㈱GSユアサ エナジーの株式を14.9%取得し出資比率を100%としました。
  • 2018年12月当社は、第2回無担保社債の発行を行いました。

2020年代

  • 2021年5月商号変更サンケン電気㈱の社会システム事業譲受に関する株式譲渡契約に基づき、サンケン電設㈱の株式を100%取得し、当社の連結子会社にすると共に、同社の商号を㈱GSユアサ インフラシステムズに変更しました。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行しました。
  • 2022年5月当社の持分法適用関連会社であったInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiの株式を追加取得し、出資比率が増加したことにより当社の連結子会社としました。
  • 2023年4月M&A当社の連結子会社であった㈱GSユアサ インフラシステムズは、同じく当社の連結子会社である㈱GSユアサを存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しました。
  • 2023年7月本田技研工業㈱との合弁会社である、㈱Honda・GS Yuasa EV Battery R&Dを設立しました。
  • 2023年10月当社の連結子会社であった天津杰士電池有限公司及び湯浅蓄電池(順徳)有限公司は、同じく当社の連結子会社である㈱GSユアサが保有する持分を一部譲渡したことにより、連結の範囲から除外し、持分法適用の範囲に含めました。
  • 2023年12月当社は、一般募集による増資及び第三者割当増資を行い、資本金を52,841百万円としました。
  • 2024年3月当社の連結子会社である㈱GSユアサは、同じく当社の連結子会社である㈱リチウムエナジー ジャパンの事業を譲受しました。
  • 2024年9月当社の連結子会社であった㈱リチウムエナジー ジャパンは、清算手続き結了により、連結の範囲から除外しました。
  • 2024年9月当社は、第3回無担保社債としてサステナビリティ・リンク・ボンドの発行を行いました。
  • 2026年6月当社の連結子会社であったInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiは、同じく当社の連結子会社である㈱GSユアサが保有する全持分を譲渡したことにより、連結の範囲から除外しました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで7,200億円
  • 営業利益2029年3月期まで650億円
  • ROE2029年3月期まで9%以上
  • ROIC2029年3月期まで9%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    第七次中期経営計画の推進

    2026年度から2028年度を「モビリティ」と「社会インフラ」の2軸の事業基盤構築フェーズと位置づけ、各事業の目標達成に向けた諸施策を実行する。

  2. 02

    モビリティ分野の収益基盤強化

    自動車電池(鉛)事業を中心に、高付加価値化と収益性向上を図り、安定的な売上・利益を確保する。足元の収益基盤を固め、成長分野への投資を持続可能にする。

  3. 03

    社会インフラ分野への成長投資

    再生可能エネルギーや電力インフラを支える産業電池電源事業(常用分野)及び防衛分野を将来成長の重要領域と位置づけ、積極的に資金投下する。中長期的な収益貢献を目指す。

  4. 04

    新規事業開発プログラム「Bizチャレ」の展開

    蓄電所ビジネスへの参画など、事業部隣接領域での新規事業アイデア創出を進め、中長期的な成長機会を獲得する。

  5. 05

    経営基盤の強化とDX推進

    収益性や資本効率を意識した経営、品質重視の姿勢、人材育成、DX推進を通じて変化に柔軟に対応できる経営基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で12,562人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,091万円で、9期前と比べて+8.0%平均年齢は52.1歳、平均勤続年数は26.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月14,710
2018年3月14,585
2019年3月1,01052.127.214,217
2020年3月87752.327.613,542
2021年3月85755.030.313,305
2022年3月84655.931.313,571
2023年3月94853.629.314,317
2024年3月96150.725.912,892
2025年3月1,07451.426.512,478401
2026年3月1,09152.126.412,562479

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社23(国内 11 / 海外 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
新工場建設予定地 — 滋賀県守山市468億円
その他
京都事業所 — 京都市南区340億円
自動車電池国内 自動車電池海外 産業電池電源 車載用リチウムイオン電池 その他
長田野事業所 — 京都府福知山市297億円
車載用リチウムイオン電池
本社及び工場 — トルコ マニサ県197億円
自動車電池海外
滋賀事業所 — 滋賀県栗東市196億円
車載用リチウムイオン電池 その他
長田野事業所 — 京都府福知山市192億円
自動車電池国内 産業電池電源 その他
本社及び工場他 — オーストラリア クイーンズランド州他111億円
自動車電池海外
本社及び工場 — タイ サムットプラカーン9,560百万円
自動車電池海外
その他9,468百万円
自動車電池国内 自動車電池海外 産業電池電源 その他
本社他 — イギリス スウィンドン他7,994百万円
自動車電池海外
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱GSユアサ(注)2,8
    京都市南区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジーエス・ユアサ バッテリー
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱GSユアサ エナジー
    静岡県湖西市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジーエス・ユアサ テクノロジー
    京都府福知山市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ブルーエナジー(注)2
    京都市南区
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱GSユアサ フィールディングス
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾杰士電池工業股份有限公司
    台湾 台南市永康区
    議決権100.0%
  • 国内
    GS Yuasa Battery Europe Ltd.(注)2
    イギリス スウィンドン
    議決権100.0%
  • 国内
    Yuasa Battery, Inc.
    アメリカ ペンシルバニア州
    議決権100.0%
  • 国内
    GS Yuasa Energy Solutions Inc.
    アメリカ ジョージア州
    議決権100.0%
  • 海外
    Century Yuasa Batteries Pty Ltd.
    オーストラリア クイーンズランド州
    議決権50.0%
  • 海外
    PT. Yuasa Battery Indonesia
    インドネシア タンゲラン
    議決権50.0%
残りのグループ会社11社を開く
  • Siam GS Battery Co., Ltd.タイ サムットプラカーン60%
  • Yuasa Battery (Thailand) Pub. Co., Ltd.タイ サムットプラカーン41%
  • GS Battery Vietnam Co., Ltd.ベトナム ビンズン省100%
  • Inci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketi(注)7トルコ マニサ県60%
  • ㈱Honda・GS Yuasa EV Battery R&D京都市南区50%
  • ミカド電機工業㈱仙台市若林区33%
  • 天津杰士電池有限公司中国 天津市 経済技術開発区23%
  • 湯浅蓄電池(順徳)有限公司中国 広東省30%
  • PT. GS Batteryインドネシア カラワン県40%
  • 台湾湯浅電池股份有限公司台湾 新北市36%
  • SEBANG GLOBAL BATTERY Co., Ltd. (注)6韓国 ソウル市17%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • GBGS YUASA BATTERY EUROPE LIMITED

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6,090億円営業利益602億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.9%、利益が+20.4%。

売上高
+4.9%
6,090億円
営業利益
+20.4%
602億円
純利益
+37.8%
419億円
営業利益率
9.9%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,800億円6,090億円
営業利益630億円602億円
純利益395億円419億円
1株あたり配当¥98¥98

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,417億円、営業利益は116億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.6%、営業利益は+141.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,42861
2024年1Q1,205484.016
2024年2Q1,363795.844
2024年3Q1,54816710.8117
2024年4Q1,513144
2025年2Q2,6451575.994
2025年4Q3,15834310.9210
2026年2Q2,7221876.9105
2026年4Q3,36841512.3314
2027年1Q1,4171168.276

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,745億円から6,090億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は9.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,74512358
2014年3月3,480203100
トルコ共和国のInci Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiの株式を取得し持分法適用関連会社にすると共に、同社の商号をInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiに変更しました。
2015年3月3,698224100
パナソニック㈱の鉛蓄電池事業譲受に関する株式譲渡契約に基づき、パナソニック ストレージバッテリー㈱の株式を85.1%取得し、当社の連結子会社にすると共に、同社の商号を㈱GSユアサ エナジーに変更しました。
2016年3月3,65621490
GS Yuasa Hungary Limited Liability Companyを設立し、当社の連結子会社としました。
2017年3月3,596225122
2018年3月4,110214114
2019年3月4,131247135
2020年3月3,956231137
サンケン電気㈱の社会システム事業譲受に関する株式譲渡契約に基づき、サンケン電設㈱の株式を100%取得し、当社の連結子会社にすると共に、同社の商号を㈱GSユアサ インフラシステムズに変更しました。
2021年3月3,865273115
2022年3月4,32124785
当社の連結子会社であった㈱GSユアサ インフラシステムズは、同じく当社の連結子会社である㈱GSユアサを存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しました。
2023年3月5,177242139
2024年3月5,629440321
2025年3月5,8035004638.6304
2026年3月6,0906025829.9419

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6,090億円のうち、営業利益として残るのは602億円9.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は419億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.5%4,540億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.6%949億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.9%602億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.0pt
9.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
6.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.3pt
11.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが495億円、投資CFが−449億円で、差し引きのフリーCFは46億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は320億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月191−29238−101112
2014年3月197−98699234
2015年3月197−145−5852257
2016年3月302−173−97129278
2017年3月348−329−3719247
2018年3月219−208−6711198
2019年3月315−176−117139234
2020年3月331−207−102124247
2021年3月358−193−70165358
2022年3月129−30252−173258
2023年3月283−2668817360
2024年3月632−46235170603
2025年3月393−588142−195567
2026年3月495−449−31846320

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は7,410億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,441億円で、自己資本比率は53.3%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,9041,4121,49243.2
2014年3月3,4051,5471,85841.0
2015年3月3,5951,8221,77344.9
2016年3月3,4651,7781,68744.4
2017年3月3,7051,8821,82343.6
2018年3月3,8922,0561,83645.2
2019年3月3,8422,0771,76546.4
2020年3月3,8542,0531,80145.8
2021年3月4,3192,3461,97346.8
2022年3月4,8082,4992,30944.8
2023年3月5,4092,7092,70042.6
2024年3月6,5673,7392,82850.3
2025年3月6,9373,9103,02850.0
2026年3月7,4104,4412,96953.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
367億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,868億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
739億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,969億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中63位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中153位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.9%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.3%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,985で、1年前と比べて+51.4%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥4,985-5.6%1ヶ月-12.9%1年+51.4%時価総額5,007億円
過去52週の値幅
安値¥3,218高値¥7,899

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.9倍
PER (会社予想)12.7倍
PBR1.27倍
配当利回り1.97%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は5273円で、25日線(5565円)を5%下回り、75日線(6225円)も大きく下回る。200日線(5192円)は辛うじて上回っており、長期基調は維持するが、短中期は下落トレンド。7月中旬から8月にかけて急落し、8月5日に6010円まで反発したが、再び下落。出来高は8月5日に414万株と急増し、売買が激しくなった。RSIは45.7とやや弱い。52週高値7899円からは33%下落。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは16.7倍で予想13.3倍、同業平均30.92倍を大きく下回る。PBRは1.33倍で平均2.65倍の半分以下と割安。ROEは11.3%と同業平均18%程度と比較して低いが、配当利回り1.87%は平均2.29%に近く、配当性向92.3%と高水準で株主還元に積極的。電気機器セクターの中でもバリュエーションは抑えられており、業績も回復基調にある。割安だがROEは伸び悩んでおり、成長性には課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.9倍30.8倍
PER (予想)12.7倍
PBR1.27倍2.58倍
ROE11.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

世界的な電動化シフトで鉛蓄電池需要の先行きに不透明感がある一方、自動車のアイドリングストップ車向けや産業用の高容量製品は需要が堅調で、データセンターや太陽光発電の普及に伴うESS受注拡大が成長期待につながる。強気派は、車載用リチウムイオン電池の量産技術とESS市場の拡大を追い風に、中期的な増収増益が続くとみる。弱気派は、鉛価格や原材料コストの変動、バッテリー価格競争の激化、および電動車販売の伸び悩みが収益を圧迫する懸念を指摘する。増益基調を支える価格転嫁の進捗とESSの採算性が焦点となっている。

プラスに働く材料7
  • ESS需要の拡大

    データセンターや再エネ市場向け蓄電池の受注が伸び、中期的な成長ドライバーになる。

  • 価格転嫁の浸透

    原材料高を販売価格に反映させ、2024/3期は営業増益を達成した。

  • 安定したアフター市場

    国内自動車台数は横ばいでも交換需要は安定的に発生し、収益の下支えとなる。

  • 営業利益602億円と前期比20%増益通年影響

    営業利益500億円→602億円、営業利益率8.62%→9.89%

  • 純利益419億円と前期比38%増益通年影響

    純利益304億円→419億円、予想PER13.3倍に低下

  • 売上高6,090億円と3期連続増収通年影響

    売上高5629→5803→6090億円と増加基調

  • ROE11.3%と資本効率の高さ継続影響

    ROE11.3%、PBR1.33倍と収益性が高い

マイナスに働く材料7
  • 電動化による需要減

    EVシフトで鉛蓄電池の新車搭載数が減り、長期的に需要が縮小する。

  • コスト変動リスク

    鉛価格と電力コストの高騰が収益を圧迫し、価格転嫁が追いつかない。

  • 競争激化

    アジア勢や新興の蓄電池メーカーの参入で、自動車用と産業用の両市場で価格競争が激化する。

  • 株価上昇率75.9%が業績増益率を上回る継続影響

    株価+75.85%に対し営業利益+20.4%と過熱感

  • 純利益が2025/3期に減益した実績通年影響

    純利益321→304→419億円、前期は減益で持続性に懸念

  • 外国保有29.82%と需給変動リスク継続影響

    外国保有比率29.82%、海外投資家の売却で需給が悪化

  • 営業利益率10%に届かず改善余地限定的通年影響

    営業利益率8.62%→9.89%も10%到達はならず

次の決算で確かめる点
ESS売上高
家計用・産業用蓄電池の受注動向を反映し、成長の鍵となる。
営業利益率
原材料高や競争下での価格転嫁と生産効率の改善度合いを測る。
自動車用電池出荷台数
国内新車市場とアフターマーケットの需要を確認する指標。
為替レート
海外売上高比率が高く、円安が利益を押し上げる一方、原材料輸入には逆効果。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり98で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは1.97%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥98
1株あたり
配当利回り
1.97%
いまの株価に対して
配当性向
92.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5081.2
2018年3月500.062.1
2019年3月500.062.2
2020年3月500.056.4
2021年3月35−30.056.8
2022年3月5042.968.1
2023年3月500.067.6
2024年3月7040.0103.8
2025年3月757.186.1
2026年3月9020.092.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥98

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ27,023人。区分でいちばん多いのは金融機関45.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.4%を占め、残る44.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関49.350.349.639.745.145.3
外国法人20.520.821.429.925.729.8
個人・その他19.618.618.717.616.712.7
事業法人8.28.38.110.510.310.1
証券会社2.31.92.22.32.32.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式2.50.10.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)17.47
02㈱日本カストディ銀行(信託口)9.69
03本田技研工業㈱4.89
04明治安田生命保険(相)2.79
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)2.38
06トヨタ自動車㈱2.23
07㈱三菱UFJ銀行1.86
08日本生命保険(相)1.78
09㈱京都銀行1.54
10三井住友信託銀行㈱1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-11
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    1.46%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2887%、1株純資産は14期で+1196%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月143044.827.359.4
2014年3月243387.522.659.7
2015年3月243916.722.289.0
2016年3月223725.722.082.5
2017年3月303927.817.581.2
2018年3月1392,1386.820.962.1
2019年3月1652,1797.613.262.2
2020年3月1682,1737.78.656.4
2021年3月1422,5096.121.156.8
2022年3月1052,6764.122.368.1
2023年3月1732,8676.213.867.6
2024年3月3703,29011.48.5103.8
2025年3月3033,4609.07.986.1
2026年3月4173,93411.312.692.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額217百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村尾修取締役会長66203
阿部貴志取締役社長(代表取締役)CEO6065
澁谷昌弘取締役副社長(代表取締役)6576
松島弘明取締役 CFO6084
野々垣好子取締役(非常勤)6913
日戸興史取締役(非常勤)657
山口貢取締役(非常勤)681
中川正也監査役(常勤)6399
真田芳行監査役(常勤)6354
辻内章監査役(非常勤)727
深山美弥監査役(非常勤)54
中久保満昭59
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
谷口隆取締役副社長(代表取締役)6481
平井弓子取締役(非常勤)66
小川千種取締役(非常勤)60
松山秀樹監査役(非常勤)685

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)49728171714336
社外取締役745456
監査役2292915

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,668字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び51社の子会社、19社の関連会社により構成されております。 当社グループの主な事業は、電池及び電源装置、照明器、その他の電池・電気機器の製造販売であり、当該各事業における主な子会社及び関連会社の位置付け、セグメント情報との関連は次のとおりであります。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 区分   主要製品   事業会社   左記以外の子会社   関連会社 自動車電池国内   自動車用・二輪車用鉛蓄電池自動車関連機器   ㈱GSユアサ(自動車電池事業部 国内) ㈱ジーエス・ユアサバッテリー ㈱GSユアサ エナジー   ㈱GSユアサ モールディングス㈱GSユアサ 安曇野ジーエス・ユアサ新潟販売㈱ジーエス・ユアサ四国販売㈱㈱GSユアサ 中央販売ジーエス・ユアサ甲信販売㈱ 他1社   ミカド電機工業㈱姫路ジーエス電池販売㈱ユアサ電池サービス販売㈱東亜電機工業㈱ 他2社 自動車電池海外   自動車用・二輪車用鉛蓄電池   ㈱GSユアサ(自動車電池事業部 海外)   台湾杰士電池工業股份有限公司GS Yuasa Battery Europe Ltd.Yuasa Battery, Inc.Century Yuasa Batteries Pty Ltd.PT. Yuasa Battery IndonesiaPT. Trimitra Baterai PrakasaSiam GS Battery Co., Ltd.Yuasa Battery (Thailand) Pub. Co., Ltd.GS Battery Vietnam Co., Ltd.Inci GS Yuasa Aku Sanayi veTicaret Anonim Sirketi 他13社   天津杰士電池有限公司湯浅蓄電池(順徳)有限公司広東湯浅蓄電池有限公司PT. GS Battery台湾湯浅電池股份有限公司SEBANG GLOBAL BATTERY Co., Ltd.Oriental Yuasa Battery Corporation 他2社 産業電池電源   据置用・車両用・電動車用・その他各種用途鉛蓄電池小型鉛蓄電池アルカリ蓄電池整流器汎用電源その他各種電源装置各種照明器具紫外線照射装置遠紫外線応用光源装置   ㈱GSユアサ(産業電池電源事業部)   ㈱GSユアサ フィールディングス㈱北海道ジーエス・ユアサ サービス㈱GSユアサ ケミカル㈱GSユアサ 茨城㈱GSユアサ イノベーション㈱GSユアサ いわき㈱GSユアサ ライティングサービスGS Yuasa Energy Solutions Inc. 他2社   GS Yuasa Siam Sales Ltd. 他1社 車載用リチウムイオン電池   車載用リチウムイオン電池   ㈱GSユアサ(リチウムイオン電池事業部)   ㈱ブルーエナジーGS Yuasa HungaryLimited Liability Company   ㈱Honda・GS Yuasa EV Battery R&D その他   電池関連機器電池製造設備環境関連機器移動体通信用電池その他各種用途電池   ㈱ジーエス・ユアサテクノロジー   ㈱GSユアサ ソシエ㈱GSユアサ メンブレン 他3社   PGホールディングス㈱ 事業系統図は以下のとおりであります。 (注) 1.㈱GSユアサは複数の事業を行っておりますので、同社の事業部をセグメントごとに分けて記載しております。 2.Inci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiは、2026年6月17日付で㈱GSユアサが保有する全持分を譲渡したことにより、連結の範囲から除外しております。
経営方針・対処すべき課題2,075字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、社員と企業の「革新と成長」を通じ、人と社会と地球環境に貢献することを企業理念とし、電池で培った先進のエネルギー技術で世界のお客様へ快適さと安心をお届けしてまいります。以下の経営の基本方針に従って、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指してまいります。 ・サステナビリティ課題の解決に貢献し、社会と共に永続的に成長します。 ・公正で健全な経営を遂行し、持続的な成長を支える強固な事業基盤を保持します。 ・多様なステークホルダーと対話し理解を得ながら、信頼関係を構築します。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2026年5月に「第七次中期経営計画」を策定、及び「Vision2035」をアップデートいたしました。第七次中期経営計画を「モビリティ」と「社会インフラ」の2軸の事業基盤構築フェーズと位置づけ、各事業の目標達成に向けた諸施策を実行してまいります。 詳細は、「当社グループHP(https://ir.gs-yuasa.com/jp/ir/management/plan.html)」をご参照ください。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、「第七次中期経営計画」において、2029年3月期の連結での売上高7,200億円、営業利益650億円、ROE9%以上、ROIC9%以上を目標数値としております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 Ⅰ.経営環境及び中長期的な課題 カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みは、引き続き世界的に重要な潮流であり、再生可能エネルギーの導入やエネルギー利用の高度化が各国・地域で進展しております。一方で、電動化の進展には地域差が生じており、原材料調達や加工工程の偏在、地政学的リスクの高まりなど、エネルギーを取り巻く事業環境の不確実性は一層増しております。 このような環境下において、当社は、電気を蓄える・使う技術を基盤とした事業を通じ、社会的要請の高い分野で価値を提供していく責任を有していると認識しております。同時に、成長機会の見極めや投資判断にあたっては、市場環境の変化や事業リスクを的確に捉え、資本効率を意識した柔軟かつ段階的な経営判断を行うことが重要となっております。 当社は、2035年に向けた長期ビジョン「Vision2035」を掲げ、その実現に向けた取り組みを進めております。第六次中期経営計画においては、既存事業の収益力強化を中心とした施策を推進し、収益基盤の改善に一定の成果を上げてまいりました。一方で、電動化をはじめとする事業環境の変化を踏まえ、今後の成長に向けた事業構造の再整理と、経営資源配分の最適化が重要な課題となっております。 Ⅱ.事業別の対処すべき課題 1.モビリティ分野 モビリティ分野については、自動車電池事業(鉛)を中心に、引き続き需要動向を捉えた高付加価値化、収益性向上及び安定的な売上・利益の確保に努め、当社の経営基盤を支える事業としての役割を担ってまいります。これにより、足元の収益基盤を確保しつつ、将来成長分野への投資を持続的に実施できる事業ポートフォリオの構築を目指します。 2.社会インフラ分野(産業電池電源事業、航空・宇宙・防衛事業) 第七次中期経営計画(2026年度~2028年度)においては、BEV市場の立ち上がりの鈍化を踏まえ、当社の成長軸を再定義し、社会インフラ分野を中心とした事業への注力を進めております。具体的には、再生可能エネルギーや電力インフラを支える産業電池電源事業の常用分野及び防衛分野を、当社の将来成長を担う重要領域と位置付け、積極的に資金投下を行ってまいります。これらの分野はいずれも安定した需要が見込まれる一方、収益化までには一定の時間を要するため、第八次中期経営計画以降に、本格的な収益貢献を見据えた中長期視点での事業育成を進めてまいります。 また、全社的な課題として、収益性や資本効率を意識した経営を進めるとともに、品質重視の基本姿勢を堅持し、人材育成やDXの推進を通じて、変化に柔軟に対応できる経営基盤の強化に取り組みます。加えて、中長期的な新たな成長機会の獲得として、2023年度より新規事業開発プログラム「Bizチャレ」を開始しました。その中から生まれた事業案の一つが「蓄電所ビジネスへの参画」であり、2025年度より実証実験の取り組みに着手しております。2026年度からは「Bizチャレ-Next Core-」としてリニューアルし、より事業部隣接領域での新規事業アイデア創出を進めてまいります。これらの取り組みを通じて、社会的責任を果たしながら、持続的な成長と企業価値の向上を実現してまいります。
事業等のリスク6,131字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 リスクマネジメントに対する基本的な考え方 企業が永続的に成長していくために、リスク管理は欠かすことができないものです。リスクの顕在化により危機事象が発生し、当社グループや社会に重大な影響を与えないためのリスクマネジメントとして、当社グループは次の2つが重要と考えております。 1:リスク回避(リスクを予見・把握し、適切な事前措置を施すことによって、リスクの顕在化(危機事象の発生)を未然に防止すること) 2:リスク軽減(危機事象が発生した際の、損失などの影響を最小限に抑えるための有効な措置を講じておくこと) このような考え方を基本とし、当社グループは「リスク管理規則」を制定し、従業員などの責務やリスク管理推進体制を定めております。 リスク管理体制 当社グループは、リスク管理の推進とリスク管理に必要な情報の共有化を図るため、取締役社長を委員長とする「グループリスク管理委員会」を設置し、当社グループ内のリスク管理推進施策を決定し、その推進状況を点検しております。 当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において当社が判断したものであります。 (1) 原材料の市況変動について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループの主要製品である鉛蓄電池は、主要原材料に鉛を使用しておりますが、鉛相場が変動した場合もただちに製品価格に反映することができず、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、翌期においても常にあるものと認識しております。当社グループでは、生産体制の全体最適を推進し、さらなるコストダウンを目指すとともに、最適な供給体制を構築していきます。 (2) 価格競争の激化について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは、各事業を展開するそれぞれの市場において激しい競争にさらされており、当社グループにとって有利な価格決定をすることが困難な状況になっております。国内の同業他社に加え、低コストで製品を供給する海外の会社も加わり、競争が激化しているため、将来的に市場シェアの維持、拡大、収益性保持が容易でない可能性があります。これにより事業の収益性が低下した場合、固定資産の減損リスク等当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、翌期においても常にあるものと認識しております。当社グループでは、当該リスクへの対応策としてあらゆるコスト削減、営業力強化のための諸施策を推進しております。 (3) 為替レート及び金利の変動について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは、日本、アジア、北米、欧州等で事業を行っております。各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表の作成のために円換算されており、換算時の為替レートにより、これらの項目は現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。また、当社グループが生産を行う地域の通貨価値の上昇は、それらの地域における製造と調達のコストを押し上げる可能性があり、中長期的な通貨変動により、計画された調達、製造、流通及び販売活動を確実に実行できない場合があるため、為替レートの変動は当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 加えて当社グループの有利子負債には金利変動の影響を受けるものが含まれているため、金利上昇により資金調達コストが増加する可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、翌期においても常にあるものと認識しております。当社グループでは、通貨ヘッジ取引を行い、為替レートの短期的な変動による悪影響を最小限に止める努力を行っております。さらに当社グループでは、第七次中期経営計画においては、成長投資を積極化するために有利子負債は増加することを想定しておりますが、債務償還年数については3年程度に抑え、成長と財務規律の両立に努めてまいります。 (4) 国際的活動及び海外進出について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは生産及び販売活動を日本、アジア、北米、欧州等で行っております。これらの海外市場での活動には以下に掲げるようなリスクが内在しており、これらの事象は当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ① 予期しない法律又は規制の変更 ② 移転価格税制等の国際税務リスク ③ 人材の採用と確保の難しさ ④ 未整備の技術インフラが、製造等の当社グループの活動に影響を及ぼす、又は当社グループの製品に対する顧客の支持を低下させる可能性 ⑤ テロ、戦争、その他の要因による社会的混乱 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、翌期においても相応にあるものと認識しております。当社グループとしては、本部と各拠点間におけるコミュニケーション強化により、世界各地のニーズに沿った製品やサービスを迅速に提供できる仕組みを構築してまいります。 (5) M&Aについて ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは、将来の事業拡大においてM&Aは重要かつ有効な手段であると考えております。M&Aを実施する場合においては、対象企業の財務状況等の調査や当社グループの事業への相乗効果等、様々な観点から十分に検討しております。しかしながら、事業環境の著しい変化等により、買収事業が当初の計画どおりに推移せず、投資資金の回収ができない場合やのれんに減損損失が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性を、相応に認識しておく必要があります。当社グループでは、業績モニタリングを毎月実施しております。 (6) サプライチェーンについて ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは、日本、アジア、北米、欧州等で事業を行っており、サプライチェーンもグローバルに展開しております。各国・各地域におけるサプライチェーンが混乱することにより、部材の調達や、販売が滞り、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、常にあるものと認識しております。当社グループとしては、本部と各拠点間におけるコミュニケーションの強化、生産体制の全体最適を推進し、最適な供給体制を構築していきます。 (7) 情報セキュリティについて ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは、事業活動において技術や経営、営業情報等の重要、機密情報を保有しております。情報機器の不適切な取り扱いによる情報漏えいや、外部からのサイバー攻撃による情報流出、改ざんがあった場合、事業活動の停止につながる恐れがあり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、常にあるものと認識しております。当社グループでは、エンドポイントのマルウェア感染等を防止すると共に、万が一に備えて、迅速に検知、対応できる体制を強化しております。また、通信の常時監視や不正接続検知システムで、不正アクセスを防止しております。従業員に対しては社内規則を遵守するよう啓発活動、教育を行う等、従業員の情報セキュリティレベルを向上するための取り組みを実施しております。海外グループ会社に対しては国内の基準をもとにセキュリティ対策状況を調査し、脆弱な部分の指導に努めております。 (8) 製品の品質について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは、品質基本方針に基づき、グループ全体でお客様に提供する製品とサービスの質向上を目指した活動を推進しております。しかしながら万が一、当社グループの製品あるいはサービスに欠陥が発生した場合、その欠陥に起因した損害に対して当社グループは賠償責任を負う可能性があり、また、その欠陥に対して多大な対策費用が発生する可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、翌期においても相応にあるものと認識しております。当社グループは、ISO9001をベースにした「GSユアサ品質マネジメントシステム」を定め、事業部門を横断した品質マネジメント体制を経営トップ主導で推進し、製品・サービスの質向上につなげております。 (9) BEV用電池開発及び生産について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは、2027年度よりBEV用リチウムイオン電池の生産ラインを稼働し量産体制に入ることを目標としておりますが、BEV用リチウムイオン電池は未だ開発段階にあり生産を開始しておらず、現時点で同年度に量産が開始される保証はなく、BEV市場全体の動向及び市場内での競合状況にも左右され、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 近年、主要自動車メーカーがBEV(Battery Electric Vehicle)の拡大戦略を見直し、「BEV拡大の鈍化」という形で市場環境の変化が顕在化しており、BEV市場の前提変化により事業収益性が読みづらい局面にあると認識しております。これにより、将来的な収益計画への影響が懸念されます。 当社は、BEV市場の変動リスクに対し、事業環境の変化を慎重に見極め、BEV以外の車載用リチウムイオン電池事業において、既存生産能力の稼働率向上と収益性の改善を図るとともに、鉛蓄電池事業による安定的なキャッシュ創出力強化により成長投資の原資を確保することで、BEV市場の変動リスクに対する耐性を高めてまいります。 (10) コンプライアンスについて ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループは、グローバルな事業展開を行っているため、独占禁止法や取適法等の国内及び諸外国・地域の法令や規制等の適用を受けており、その遵守に努めております。しかしながら、当社グループの事業活動に関連し、法令等への違反や訴訟等が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、翌期においてもあるものと認識しております。当社グループでは、「CSR方針・行動規範」に基づいた事業活動を推進しており、グループの一員として企業理念及び遵守すべきルールを明確にしたマニュアル(CSRマニュアル)を全従業員に配布してコンプライアンス意識の社内浸透を図るとともに、コンプライアンス違反やそのおそれがある場合に匿名での通報が可能な内部通報制度(企業倫理ホットライン)を整備することでコンプライアンスの実効性を担保しております。 (11) 人権について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 当社グループはグローバルに事業展開を行っているため、当社やグループ企業だけでなく、国内外のサプライヤー様等の事業パートナーとの取引関係における人権課題も適切にマネジメントすることが重要であると考えております。しかしながら、予期せぬ事態により人権問題が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、翌期においてもあるものと認識しております。当社グループでは、グループ全体のCSR活動の基礎となる社長方針(CSR方針)に人権尊重の基本的な考え方を示して、従業員に周知しております。また、国際的な人権規範である「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいた人権デューディリジェンスを活用した人権リスクマネジメントを推進しております。 (12) 気候変動について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 気候変動は国や地域を超えて大きな影響を及ぼす問題であり、世界共通の解決すべき社会課題であります。当社グループは、気候関連課題が重要な経営課題の1つであると認識し、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言への賛同を表明するとともに、事業活動における温室効果ガス排出量の削減を進めています。しかしながら、将来、環境規制への適応が極めて困難な事象や不測の事態が発生する場合には、想定以上の環境対応に関するコストの増加や風水害等による施設損害、事業活動の制限等、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 気候変動によるリスクは完全に予測することは困難ではありますが、当社グループの蓄電池技術を用いた再生可能エネルギー普及等により、社会全体の温室効果ガス排出量の削減に努めるとともに、今後はTCFDの提言に沿った情報開示をさらに推進してまいります。 気候変動への対応の詳細は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 気候変動への対応」に記載しております。 (13) 災害・事故について ・リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容 地震・風水害・大雪等の自然災害や当社グループの事業所において火災・爆発・損壊等の事故が発生した場合、不測の事態が発生するリスクが考えられます。 ・リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、翌期においても常にあるものと認識しております。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、地震・水災・大雪対応マニュアルの構築及び「防火管理」「防災管理」の充実化に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)5,646字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、全体としては底堅く推移しましたが、先行きについては、中東及びウクライナ情勢を背景とした地政学リスクや米国の関税政策に伴う影響、金融市場の変動等、依然として予断を許さない状況が続いています。 このような経済状況の中、当社グループでは、産業電池電源、車載用リチウムイオン電池及び自動車電池国内の販売増加により、当連結会計年度の売上高は、6,089億95百万円と前連結会計年度に比べて286億55百万円増加(4.9%)しました。これに伴い、営業利益は601億72百万円(のれん等償却前営業利益は610億8百万円)と前連結会計年度に比べて101億43百万円増加(20.3%)しました。経常利益は営業利益段階での増益や為替差損の減少等により、582億29百万円と前連結会計年度に比べて118億83百万円増加(25.6%)しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益の増加や減損損失の減少等により、418億63百万円と前連結会計年度に比べて114億46百万円増加(37.6%)しました。 セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。 (自動車電池) 国内における売上高は、販売数量の増加に加え、販売価格是正の取り組みにより、1,080億6百万円と前連結会計年度に比べて60億83百万円増加(6.0%)しました。セグメント損益(のれん等償却前)は、116億82百万円と前連結会計年度に比べて10億13百万円増加(9.5%)しました。 海外における売上高は、東南アジア及び欧州における販売数量の増加により、2,645億11百万円と前連結会計年度に比べて44億35百万円増加(1.7%)しました。セグメント損益(のれん等償却前)は、売上高増加の影響に加え、米国IRA(インフレ抑制法)に係る補助金の影響等により244億85百万円と前連結会計年度に比べて57億82百万円増加(30.9%)しました。 これにより、国内・海外合算における売上高は、3,725億18百万円と前連結会計年度に比べて105億19百万円増加(2.9%)しました。セグメント損益(のれん等償却前)は、361億68百万円と前連結会計年度に比べて67億95百万円増加(23.1%)しました。 (産業電池電源) 売上高は、蓄電(ESS)用リチウムイオン電池の需要増加や非常用電源装置において大口案件を受注したこと等により、1,240億93百万円と前連結会計年度に比べて109億58百万円増加(9.7%)しました。これに伴い、セグメント損益(のれん等償却前)は、184億9百万円と前連結会計年度に比べて5億54百万円増加(3.1%)しました。 (車載用リチウムイオン電池) 売上高は、ハイブリッド車用リチウムイオン電池及びプラグインハイブリッド車用リチウムイオン電池等の販売数量の増加により、899億28百万円と前連結会計年度に比べて71億37百万円増加(8.6%)しました。セグメント損益(のれん等償却前)は、49億27百万円と原材料価格下落による販売価格の低下等の影響があった前連結会計年度に比べて35億43百万円増加(256.1%)しました。 (その他) 売上高は、宇宙用リチウムイオン電池の販売数量の増加等により、224億54百万円と前連結会計年度に比べて39百万円増加(0.2%)しました。全社費用等調整後のセグメント損益(のれん等償却前)は、15億2百万円と前連結会計年度に比べて6億34百万円減少(△29.7%)しました。 ② 財政状態の状況 総資産は、現金及び預金の減少がありましたが、売上債権や棚卸資産、機械装置及び運搬具、建設仮勘定、退職給付に係る資産の増加等により、7,409億85百万円と前連結会計年度末に比べて472億46百万円増加しました。 負債は、関係会社整理損失引当金や繰延税金負債が増加したものの、借入金の返済等により、2,968億86百万円と前連結会計年度末に比べて58億64百万円減少しました。 純資産は、配当金の支払がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益による増加等により、4,440億98百万円と前連結会計年度末に比べて531億10百万円増加しました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は319億75百万円と前連結会計年度末に比べて247億5百万円減少(△43.6%)しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と主たる要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払などがありましたが、税金等調整前当期純利益などにより、495億43百万円のプラス(前年同期は392億96百万円のプラス)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、主として有形固定資産の取得などにより、448億98百万円のマイナス(前年同期は588億24百万円のマイナス)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済や配当金の支払などにより、317億58百万円のマイナス(前年同期は142億35百万円のプラス)となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度自 2025年4月1日至 2026年3月31日   前年同期比(%) 自動車電池国内(百万円)   87,488   105.5 自動車電池海外(百万円)   182,195   99.9 産業電池電源(百万円)   87,745   113.2 車載用リチウムイオン電池(百万円)   94,328   114.9 報告セグメント計(百万円)   451,757   106.3 その他(百万円)   18,151   102.7 合計(百万円)   469,909   106.1 (注) 金額は製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当社グループは、大型蓄電池及び大型電源装置等の一部を除き、主として見込生産を行っておりますので、受注高及び受注残高について特記すべき事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度自 2025年4月1日至 2026年3月31日   前年同期比(%) 自動車電池国内(百万円)   108,006   106.0 自動車電池海外(百万円)   264,511   101.7 産業電池電源(百万円)   124,093   109.7 車載用リチウムイオン電池(百万円)   89,928   108.6 報告セグメント計(百万円)   586,540   105.1 その他(百万円)   22,454   100.2 合計(百万円)   608,995   104.9 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績) 当連結会計年度の経営成績の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載しております。 (経営成績に重要な影響を与える要因について) 当社グループを取り巻く経営環境は全体としては底堅く推移しましたが、先行きについては、中東及びウクライナ情勢を背景とした地政学リスクや米国の関税政策に伴う影響、金融市場の変動等、依然として予断を許さない状況が続いています。また、当社グループの主要製品である自動車用鉛蓄電池の販売数量は、季節の変化、特に気候の変化(冷夏、暖冬等)による影響を大きく受けます。一方、コストの面では、当社グループの主要製品である鉛蓄電池は、主要原材料に鉛を使用しておりますので、この鉛価格の変動は製造コストに影響を与えます。 当社グループは、自動車電池、産業電池電源、車載用リチウムイオン電池及び特殊電池の全方位体制を活かして変化に対応し、しっかりとした成長の土台を作るべく収益力強化に努めてまいります。 (資本の財源及び資金の流動性についての分析) a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況 」に記載のとおりです。 b.資金需要 当社グループの資金需要の主なものは、設備投資・出資等の長期資金需要と製品製造のための材料及び部品の購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の運転資金需要であります。 c.財務政策 当社グループは、事業活動のための適切な資金調達、適切な流動性の維持及び財務構造の安定化を図ることを財務方針としております。 営業キャッシュ・フロー及び手元資金を中長期的な成長のための投融資、成長を支えるための財務基盤の強化、適正な株主還元、これらにバランス良く配分し企業価値の向上を図ってまいります。 なお、当社グループの当連結会計年度におけるキャッシュ・フロー指標のトレンドは、次のとおりであります。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   50.3   50.0   53.3 時価ベースの自己資本比率(%)   48.1   34.5   71.4 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.4   3.0   2.1 インタレスト・カバレッジ・レシオ   17.33   8.15   7.40 (注) 1.自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 2.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 3.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 4.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成の状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、2025年5月にアップデートしました「第六次中期経営計画」において連結売上高6,000億円、営業利益520億円(のれん等償却前)、ROE(のれん等償却前純利益)9.5%、ROIC13%(注)、総還元性向(のれん等償却前純利益)23.6%を2026年3月期最終目標に設定し収益性や資産効率の向上に取り組んでまいりました。 2026年3月期実績は、連結売上高6,089億円、営業利益610億円(のれん等償却前)、ROE(のれん等償却前純利益)11.5%、ROIC14.8%(注)となり目標を達成しました。総還元性向(のれん等償却前純利益)は21.2%となる予定であり、目標の達成には至りませんでしたが、利益拡大を踏まえ、成長投資とのバランスを図りながら、配当の継続性及び予見性を重視した株主還元を実施しました。引き続き第七次中期経営計画の目標達成に向け総力を挙げて努めてまいります。 (注)ROICは、のれん等償却前営業利益÷投下資本(固定資産(のれん等除く)+運転資本)で算出しております。投下資本は期首と期末の平均値によっております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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