概要
ジーエス・ユアサ コーポレーションは、鉛蓄電池とリチウムイオン電池の大手メーカーである。自動車用バッテリーで国内トップシェアを持ち、二輪車用、産業用(据置・車両・電動車両)、車載用リチウムイオン電池など幅広い電池製品を手掛ける。グループ従業員は約1万3千人、2026年3月期の連結売上高は6,089億円、営業利益601億円。京都市に本社を置き、アジア、欧州、北米、オセアニアなど世界38以上の国と地域に生産・販売拠点を展開する。
自動車用鉛蓄電池が収益の柱、国内トップシェアを握る
同事業は自動車電池国内と海外の2つに区分される。国内では、乗用車・商用車向け鉛蓄電池のほか二輪車用も扱い、販売子会社を通じてアフターマーケットにも広く供給する。2026年3月期の国内売上高は1,080億円、セグメント損益(のれん等償却前)は116億円。海外ではアジア、欧州、北米、オセアニアに生産拠点を持ち、現地車種・規格に対応した鉛蓄電池を製造する。海外売上高は2,645億円、同244億円の利益を計上した。両セグメント合算で売上高3,725億円、全社売上の約61%を占める最大の収益源である。
産業用電池電源が成長を牽引、ESSや非常用電源に注力
産業電池電源セグメントは、データセンター、通信、鉄道、電動車両向けの据置用・車両用鉛蓄電池、整流器、電源装置、照明器具などを手掛ける。特に近年は再生可能エネルギー向けエネルギー貯蔵システム(ESS)用リチウムイオン電池の需要が増加、非常用電源装置の大口案件も受注している。2026年3月期の売上高は1,240億円、セグメント損益は184億円。前年比9.7%の増収となり、全社の成長を牽引する分野である。また、紫外線照射装置や遠紫外線応用光源装置などの環境関連機器も含む。
車載用リチウムイオン電池でEV・HEV市場に対応
車載用リチウムイオン電池セグメントでは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)向けの高容量バッテリーを製造・販売する。Hondaとの合弁会社であるブルーエナジー(2009年設立)が生産を担い、2023年にはEV電池の研究開発を目的としたHonda・GS Yuasa EV Battery R&Dを新設した。2026年3月期の売上高は899億円、前年比8.6%増。セグメント損益は49億円と、原材料価格下落の影響を受けた前年から大幅に改善した。ハンガリーにも生産子会社を設立し、欧州市場への供給体制を強化している。
51の子会社と19の関連会社から成るグローバルグループ
当社グループは、持株会社である当社の下に51社の子会社と19社の関連会社を擁する。主要な事業会社は㈱GSユアサで、自動車電池、産業電池、リチウムイオン電池の各事業部がそれぞれ国内外の子会社を統括する。地域別では、アジアに台湾杰士電池、PT. Yuasa Battery Indonesia、Siam GS Batteryなど、欧州にGS Yuasa Battery Europe、GS Yuasa Hungary、北米にYuasa Battery, Inc.、オセアニアにCentury Yuasa Batteriesなどが位置する。2026年にはトルコのInci GS Yuasa Akuの全持分を譲渡し、事業ポートフォリオの見直しを進めている。
安定した財務基盤と中期的な成長目標
2026年3月期の連結総資産は7,409億円、純資産は4,440億円で自己資本比率は約60%。営業キャッシュフローは495億円のプラスを確保する一方、設備投資などで投資キャッシュフローは449億円のマイナス。財務キャッシュフローは借入金返済や配当により317億円のマイナス。同社は第七次中期経営計画(2026~2028年度)で、2029年3月期に売上高7,200億円、営業利益650億円、ROE9%以上、ROIC9%以上を目標とする。車載用リチウムイオン電池の成長鈍化を踏まえ、社会インフラ分野への投資を積極化する方針である。
業界の中での役割は鉛蓄電池のトップメーカー。自動車用は国内・海外で展開、産業用はデータセンター・電鉄等に供給。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01自動車(国内)主力
国内自動車メーカー及びアフターマーケット向けに、自動車用・二輪車用鉛蓄電池を供給。国内販売子会社を通じて幅広く展開。
- 自動車用鉛蓄電池
- 乗用車・商用車向けの鉛蓄電池。始動・電装品用電源として主流。
- 二輪車用鉛蓄電池
- オートバイ向け小型鉛蓄電池。
02自動車(海外)主力
海外自動車市場向けに自動車用・二輪車用鉛蓄電池を製造販売。アジア、欧州、北米、オセアニア等に生産・販売拠点を有する。
- 自動車用鉛蓄電池(海外)
- 海外現地生産による自動車用鉛蓄電池。各地域の車種・規格に対応。
- 二輪車用鉛蓄電池(海外)
- 海外向け二輪車用鉛蓄電池。
03産業用(据置・車両・電動車等)準主力
データセンター、通信、鉄道、電動車両向けの据置用・車両用鉛蓄電池、整流器、電源装置、照明器具などを供給。幅広い産業用途に対応。
- 据置用鉛蓄電池
- 通信基地局、UPS等の非常用・安定化電源として使用。
- 車両用鉛蓄電池
- 鉄道車両・電動車両の動力・制御用。
- 整流器
- 交流を直流に変換し、蓄電池充電や電源供給を行う装置。
- 汎用電源
- 各種電子機器向け電源装置。
- 紫外線照射装置・遠紫外線応用光源装置
- 殺菌・浄水・硬化等の産業用UV照射装置。
04自動車用リチウムイオン電池準主力
車載用リチウムイオン電池を製造・販売。Hondaとの合弁会社を通じて研究開発も行う。
- 車載用リチウムイオン電池
- 電気自動車(EV)・ハイブリッド車(HEV)向け高容量リチウムイオン電池。
05その他(電池関連機器・環境・通信用等)副次
電池製造設備、環境関連機器、移動体通信用電池など、電池に関連する多様な製品を供給。
- 電池製造設備
- 鉛蓄電池製造ラインの自動化設備等。
- 環境関連機器
- 排水処理装置等の環境保全設備。
- 移動体通信用電池
- フォークリフト、清掃車等の移動体用電池。
製品と技術
自動車用鉛蓄電池:始動・電装用の標準電源で国内トップ
主力製品は乗用車・商用車向けの鉛蓄電池で、エンジン始動や電装品の電源として世界中で広く使用されている。国内では㈱GSユアサの自動車電池事業部が製造し、㈱ジーエス・ユアサバッテリーや㈱GSユアサ エナジーといった販売子会社を通じて新車向け(OEM)とアフターマーケットの両チャネルに供給する。製品は低温始動性能や耐久性に優れ、車種ごとに最適化された設計が特徴。2026年3月期の国内生産実績は874億円。海外でも各地域の気候や走行条件に合わせた現地生産を行い、セグメント全体で約3,700億円の売上を誇る。
二輪車用鉛蓄電池:コンパクトで高出力、国内外で展開
オートバイ向けの小型鉛蓄電池も同事業の重要な製品群である。国内では主にレジャー用・実用二輪車向けとして、海外では東南アジアやインドなど二輪車需要の高い地域で販売されている。製品は限られたスペースに搭載できるコンパクトさと、エンジン始動に十分な瞬間的な高出力が求められる。GSユアサは長年の鉛蓄電池技術を活かし、メンテナンスフリータイプや高振動対策品など多様なラインアップを揃える。2026年3月期の海外二輪車用電池販売は、自動車電池海外セグメントの一部として計上される。
据置用鉛蓄電池:通信・UPS・再生可能エネルギーで需要拡大
据置用鉛蓄電池は、通信基地局の非常用電源、データセンターの無停電電源装置(UPS)、再生可能エネルギー発電の電力貯蔵など、常時電力を必要とする施設で使用される。特に近年は太陽光・風力発電の出力変動を平滑化するエネルギー貯蔵システム(ESS)向けの需要が急増している。製品は長寿命・高信頼性が求められ、GSユアサは制御弁式鉛蓄電池(VRLA)などの技術で対応。2026年3月期の産業電池電源セグメント売上高1,240億円の大部分を占め、同セグメントの主軸製品である。
車載用リチウムイオン電池:HEVからEVまで高容量を実現
車載用リチウムイオン電池は、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)向けに開発・製造されている。製品は高エネルギー密度と高出力特性を両立し、Hondaとの合弁会社ブルーエナジーが量産を担当。2023年設立のHonda・GS Yuasa EV Battery R&Dでは次世代電池の研究開発を進める。2026年3月期の販売数量は前年比8.6%増の899億円に達し、原材料価格下落による価格低下を克服してセグメント損益49億円を達成した。ハンガリー工場では欧州の完成車メーカー向け供給も行う。
整流器・電源装置:交流を直流に変換し産業インフラを支える
産業電池電源セグメントでは、蓄電池充電や各種電子機器への直流電源供給を目的とした整流器や汎用電源装置を製造する。整流器は鉄道車両の制御用、通信基地局の電源などで不可欠であり、GSユアサは高効率で安定性の高い製品を提供。また、非常用電源装置や紫外線照射装置(殺菌・硬化用途)も同セグメントの製品群に含まれる。2021年に買収したサンケン電設(後に㈱GSユアサ インフラシステムズとして統合)の技術も取り込み、幅広い産業用途に対応している。
電池製造設備と環境関連機器:川上から川下までカバー
その他セグメントでは、鉛蓄電池の自動化製造ラインや環境保全設備(排水処理装置など)を手掛ける。㈱ジーエス・ユアサテクノロジーが中核となり、グループ内外の電池工場向けに設備を供給する。また、移動体通信用電池(フォークリフト、清掃車向け)や、宇宙用リチウムイオン電池もここに含まれる。2026年3月期のその他セグメント売上高は224億円で、全社売上の約4%を占める。これらの製品は、電池の製造技術を横展開し、グループの総合力を発揮する領域である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
鉛蓄電池国内首位、リチウムで成長目指す
ジーエス・ユアサは鉛蓄電池で国内トップシェアを持ち、自動車用バッテリーや産業用バッテリーで高い競争力を誇る。同業他社としては、日清紡ホールディングスやパワーエックスなどがエネルギー関連で競合するが、ジーエス・ユアサは既存の蓄電池技術で優位に立つ。売上高は5,629億円から6,090億円へ増加傾向で、営業利益率も8.62%から9.89%へ改善見込み。電気自動車向けリチウムイオン電池やエネルギー貯蔵システムなど新領域への投資を進め、成長を目指す。一方、競合の技術開発が進み、価格競争が激化する可能性があり、差別化とコスト管理が重要となる。
強み
- 国内シェア最大で自動車・産業用に実績多数。
- 2026年3月期に売上6,090億、利益率9.89%へ。
- リチウム電池や蓄電システムで将来成長を追求。
- バッテリー需要が根強く、安定した稼ぎ頭。
課題
- EVシフトでリチウム需要が伸び、対応必須。
- 競合が増え、バッテリー価格低下が利益圧迫。
- 新技術投資で資金負担が大きくROE低下懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がジーエス・ユアサ コーポレーション
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7762シチズン時計 | 6,711億円 | 21.4倍 |
| 2 | 5344MARUWA | 6,275億円 | 33.3倍 |
| 3 | 5110住友ゴム工業 | 5,682億円 | 9.2倍 |
| 4 | 5105TOYO TIRE | 5,676億円 | 9.5倍 |
| 5 | 7988ニフコ | 5,060億円 | 14.0倍 |
| 6 | 6674ジーエス・ユアサ コーポレーション | 5,007億円 | 11.9倍 |
| 7 | 7240NOK | 4,906億円 | 10.7倍 |
| 8 | 6508明電舎 | 4,862億円 | 20.5倍 |
| 9 | 6923スタンレー電気 | 4,583億円 | 15.1倍 |
| 10 | 5741UACJ | 4,138億円 | — |
| 11 | 5805SWCC | 4,125億円 | 21.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
日本電池とユアサの統合で2004年に設立、即上場
2004年4月、日本電池㈱と㈱ユアサ コーポレーションが株式移転によって共同持株会社としてジーエス・ユアサ コーポレーションを設立した。同時に東京証券取引所市場第一部と大阪証券取引所市場第一部に上場。日本電池は1917年創業の鉛蓄電池メーカー、ユアサは1920年創業で産業用電池に強みを持ち、両社の統合により国内最大の蓄電池メーカーが誕生した。設立時の資本金は記載がないが、その後2006年に転換社債を発行、2007年に全額株式転換が完了し資本金165億円となった。
リチウムイオン電池事業への参入と合弁会社の設立
2007年12月、三菱商事、三菱自動車工業との合弁で㈱リチウムエナジー ジャパンを設立、車載用リチウムイオン電池の事業化に乗り出した。2012年3月には滋賀県栗東市に第一工場を建設し生産を開始。2009年4月には本田技研工業との合弁で㈱ブルーエナジーを設立、HEV向けリチウムイオン電池の供給を開始した。これらの合弁会社は、後にGSユアサのリチウムイオン電池事業の中核となる。なお、リチウムエナジー ジャパンは2024年に事業を㈱GSユアサに譲渡し、同年9月に清算を結了した。
インド・東南アジアへの生産展開で海外拠点を拡大
2005年10月、インドのタタグループと合弁でTata AutoComp GY Batteriesを設立。2010年12月にはインドネシアのPT. Trimitra Baterai Prakasaへの増資で持分法適用会社とし、後に連結子会社化。2013年5月にはタイのSiam GS Batteryを連結子会社化。2015年10月にはトルコのInci Akuの株式を取得、持分法適用関連会社とし商号をInci GS Yuasa Akuに変更。同年12月にはマレーシアのYuasa Battery Malaysiaを連結子会社化。これによりアジア・中東の生産・販売網が大幅に強化された。
パナソニックの鉛蓄電池事業を買収、国内シェアを拡大
2016年10月、パナソニック㈱の鉛蓄電池事業を譲り受ける株式譲渡契約を締結。パナソニック ストレージバッテリー㈱の株式85.1%を取得し連結子会社化、商号を㈱GSユアサ エナジーに変更した。2018年9月には残りの14.9%も取得し完全子会社化。この買収により、国内自動車用鉛蓄電池市場でのシェアがさらに拡大し、生産・販売の効率化が進んだ。また、2021年5月にはサンケン電気の社会システム事業を買収、サンケン電設を㈱GSユアサ インフラシステムズに改称し、産業用電源分野を強化した。
資金調達と市場区分移行、資本増強を継続
2009年7月、一般募集と第三者割当による増資を実施し資本金を330億円に拡大。2014年3月にはユーロ円建転換社債を発行。2017年9月・12月には無担保社債を発行。2023年12月には再び一般募集・第三者割当増資により資本金を528億円に増額。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。2024年9月にはサステナビリティ・リンク・ボンドを発行し、ESGへの取り組みを反映した資金調達も行っている。
EV向けリチウムイオン電池の研究開発体制を強化
2023年7月、本田技研工業との間に合弁会社㈱Honda・GS Yuasa EV Battery R&Dを設立し、次世代EV向けリチウムイオン電池の研究開発に特化した体制を構築。これによりブルーエナジーでの量産技術とR&Dでの先行開発を分離し、技術力の向上を図った。また、2017年にはハンガリーにGS Yuasa Hungaryを設立、欧州でのリチウムイオン電池生産拠点を確保。2024年には㈱リチウムエナジー ジャパンの事業を㈱GSユアサが譲り受け、リチウムイオン電池事業の集約を進めた。
事業ポートフォリオの見直しと2026年の子会社譲渡
2023年4月、㈱GSユアサ インフラシステムズを㈱GSユアサに吸収合併。同年10月、中国の天津杰士電池有限公司と湯浅蓄電池(順徳)有限公司の持分を一部譲渡し連結除外。2024年3月には㈱リチウムエナジー ジャパンの事業を譲受した後、同年9月に清算。2026年6月にはトルコのInci GS Yuasa Akuの全持分を譲渡し連結範囲から除外した。これらの一連の再編は、収益性の低い事業の整理と経営資源の集中を目的としており、第七次中期経営計画における「モビリティ」と「社会インフラ」の2軸への集中を反映している。
年表28件を開く
2000年代
- 2004年4月上場日本電池㈱と㈱ユアサ コーポレーションが株式移転により当社を設立しました。当社の普通株式を㈱東京証券取引所(市場第一部)及び㈱大阪証券取引所(市場第一部)に上場しました。
- 2005年10月インドのタタグループであるTata AutoComp Systems Limitedとの合弁会社として、Tata AutoComp GY Batteries Pvt. Ltd.を設立しました。
- 2006年4月当社は、第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行を行いました。 2007年3月に全額株式への転換が完了し、資本金を16,505百万円としました。
- 2007年12月三菱商事㈱及び三菱自動車工業㈱との合弁会社である、㈱リチウムエナジー ジャパンを設立しました。
- 2009年4月本田技研工業㈱との合弁会社である、㈱ブルーエナジーを設立しました。
- 2009年7月当社は、一般募集による増資及び第三者割当増資を行い、資本金を33,021百万円としました。
2010年代
- 2010年12月当社関連会社であるPT. Trimitra Baterai Prakasaへ増資を行い、出資比率が増加したことにより当社の持分法適用非連結子会社としました。なお、2015年3月期より同社を当社の連結子会社としております。
- 2012年3月滋賀県栗東市に㈱リチウムエナジー ジャパン第一工場棟を建設し、生産を開始しました。
- 2013年5月当社関連会社であったSiam GS Battery Co., Ltd.へ増資を行い、出資比率が増加したことにより当社の連結子会社としました。
- 2014年3月当社は、2019年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行を行いました。
- 2015年10月商号変更トルコ共和国のInci Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiの株式を取得し持分法適用関連会社にすると共に、同社の商号をInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiに変更しました。
- 2015年12月当社の連結子会社であるSiam GS Battery Co., Ltd.が、当社関連会社であったYuasa Battery Malaysia Sdn.Bhd.の株式を取得し、出資比率が増加したことにより当社の連結子会社としました。
- 2016年10月商号変更パナソニック㈱の鉛蓄電池事業譲受に関する株式譲渡契約に基づき、パナソニック ストレージバッテリー㈱の株式を85.1%取得し、当社の連結子会社にすると共に、同社の商号を㈱GSユアサ エナジーに変更しました。
- 2017年9月当社は、第1回無担保社債の発行を行いました。
- 2017年10月GS Yuasa Hungary Limited Liability Companyを設立し、当社の連結子会社としました。
- 2018年9月㈱GSユアサ エナジーの株式を14.9%取得し出資比率を100%としました。
- 2018年12月当社は、第2回無担保社債の発行を行いました。
2020年代
- 2021年5月商号変更サンケン電気㈱の社会システム事業譲受に関する株式譲渡契約に基づき、サンケン電設㈱の株式を100%取得し、当社の連結子会社にすると共に、同社の商号を㈱GSユアサ インフラシステムズに変更しました。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行しました。
- 2022年5月当社の持分法適用関連会社であったInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiの株式を追加取得し、出資比率が増加したことにより当社の連結子会社としました。
- 2023年4月M&A当社の連結子会社であった㈱GSユアサ インフラシステムズは、同じく当社の連結子会社である㈱GSユアサを存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しました。
- 2023年7月本田技研工業㈱との合弁会社である、㈱Honda・GS Yuasa EV Battery R&Dを設立しました。
- 2023年10月当社の連結子会社であった天津杰士電池有限公司及び湯浅蓄電池(順徳)有限公司は、同じく当社の連結子会社である㈱GSユアサが保有する持分を一部譲渡したことにより、連結の範囲から除外し、持分法適用の範囲に含めました。
- 2023年12月当社は、一般募集による増資及び第三者割当増資を行い、資本金を52,841百万円としました。
- 2024年3月当社の連結子会社である㈱GSユアサは、同じく当社の連結子会社である㈱リチウムエナジー ジャパンの事業を譲受しました。
- 2024年9月当社の連結子会社であった㈱リチウムエナジー ジャパンは、清算手続き結了により、連結の範囲から除外しました。
- 2024年9月当社は、第3回無担保社債としてサステナビリティ・リンク・ボンドの発行を行いました。
- 2026年6月当社の連結子会社であったInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiは、同じく当社の連結子会社である㈱GSユアサが保有する全持分を譲渡したことにより、連結の範囲から除外しました。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2029年3月期まで7,200億円
- 営業利益2029年3月期まで650億円
- ROE2029年3月期まで9%以上
- ROIC2029年3月期まで9%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
第七次中期経営計画の推進
2026年度から2028年度を「モビリティ」と「社会インフラ」の2軸の事業基盤構築フェーズと位置づけ、各事業の目標達成に向けた諸施策を実行する。
- 02
モビリティ分野の収益基盤強化
自動車電池(鉛)事業を中心に、高付加価値化と収益性向上を図り、安定的な売上・利益を確保する。足元の収益基盤を固め、成長分野への投資を持続可能にする。
- 03
社会インフラ分野への成長投資
再生可能エネルギーや電力インフラを支える産業電池電源事業(常用分野)及び防衛分野を将来成長の重要領域と位置づけ、積極的に資金投下する。中長期的な収益貢献を目指す。
- 04
新規事業開発プログラム「Bizチャレ」の展開
蓄電所ビジネスへの参画など、事業部隣接領域での新規事業アイデア創出を進め、中長期的な成長機会を獲得する。
- 05
経営基盤の強化とDX推進
収益性や資本効率を意識した経営、品質重視の姿勢、人材育成、DX推進を通じて変化に柔軟に対応できる経営基盤を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で12,562人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,091万円で、9期前と比べて+8.0%。平均年齢は52.1歳、平均勤続年数は26.4年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 14,710 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 14,585 | — |
| 2019年3月 | 1,010 | 52.1 | 27.2 | 14,217 | — |
| 2020年3月 | 877 | 52.3 | 27.6 | 13,542 | — |
| 2021年3月 | 857 | 55.0 | 30.3 | 13,305 | — |
| 2022年3月 | 846 | 55.9 | 31.3 | 13,571 | — |
| 2023年3月 | 948 | 53.6 | 29.3 | 14,317 | — |
| 2024年3月 | 961 | 50.7 | 25.9 | 12,892 | — |
| 2025年3月 | 1,074 | 51.4 | 26.5 | 12,478 | 401 |
| 2026年3月 | 1,091 | 52.1 | 26.4 | 12,562 | 479 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社23社(国内 11 / 海外 12) を有報から抽出しています。
- 国内㈱GSユアサ(注)2,8京都市南区議決権100.0%
- 国内㈱ジーエス・ユアサ バッテリー東京都港区議決権100.0%
- 国内㈱GSユアサ エナジー静岡県湖西市議決権100.0%
- 国内㈱ジーエス・ユアサ テクノロジー京都府福知山市議決権100.0%
- 国内㈱ブルーエナジー(注)2京都市南区議決権51.0%
- 国内㈱GSユアサ フィールディングス東京都品川区議決権100.0%
- 海外台湾杰士電池工業股份有限公司台湾 台南市永康区議決権100.0%
- 国内GS Yuasa Battery Europe Ltd.(注)2イギリス スウィンドン議決権100.0%
- 国内Yuasa Battery, Inc.アメリカ ペンシルバニア州議決権100.0%
- 国内GS Yuasa Energy Solutions Inc.アメリカ ジョージア州議決権100.0%
- 海外Century Yuasa Batteries Pty Ltd.オーストラリア クイーンズランド州議決権50.0%
- 海外PT. Yuasa Battery Indonesiaインドネシア タンゲラン議決権50.0%
残りのグループ会社11社を開く
- Siam GS Battery Co., Ltd.タイ サムットプラカーン60%
- Yuasa Battery (Thailand) Pub. Co., Ltd.タイ サムットプラカーン41%
- GS Battery Vietnam Co., Ltd.ベトナム ビンズン省100%
- Inci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketi(注)7トルコ マニサ県60%
- ㈱Honda・GS Yuasa EV Battery R&D京都市南区50%
- ミカド電機工業㈱仙台市若林区33%
- 天津杰士電池有限公司中国 天津市 経済技術開発区23%
- 湯浅蓄電池(順徳)有限公司中国 広東省30%
- PT. GS Batteryインドネシア カラワン県40%
- 台湾湯浅電池股份有限公司台湾 新北市36%
- SEBANG GLOBAL BATTERY Co., Ltd. (注)6韓国 ソウル市17%
- GBGS YUASA BATTERY EUROPE LIMITED
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は6,090億円、営業利益は602億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.9%、利益が+20.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6,800億円 | 6,090億円 |
| 営業利益 | 630億円 | 602億円 |
| 純利益 | 395億円 | 419億円 |
| 1株あたり配当 | ¥98 | ¥98 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,417億円、営業利益は116億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.6%、営業利益は+141.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,428 | — | — | 61 |
| 2024年1Q | 1,205 | 48 | 4.0 | 16 |
| 2024年2Q | 1,363 | 79 | 5.8 | 44 |
| 2024年3Q | 1,548 | 167 | 10.8 | 117 |
| 2024年4Q | 1,513 | — | — | 144 |
| 2025年2Q | 2,645 | 157 | 5.9 | 94 |
| 2025年4Q | 3,158 | 343 | 10.9 | 210 |
| 2026年2Q | 2,722 | 187 | 6.9 | 105 |
| 2026年4Q | 3,368 | 415 | 12.3 | 314 |
| 2027年1Q | 1,417 | 116 | 8.2 | 76 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,745億円から6,090億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は9.9%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,745 | — | 123 | — | 58 |
| 2014年3月 | 3,480 | — | 203 | — | 100 |
| トルコ共和国のInci Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiの株式を取得し持分法適用関連会社にすると共に、同社の商号をInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiに変更しました。 | |||||
| 2015年3月 | 3,698 | — | 224 | — | 100 |
| パナソニック㈱の鉛蓄電池事業譲受に関する株式譲渡契約に基づき、パナソニック ストレージバッテリー㈱の株式を85.1%取得し、当社の連結子会社にすると共に、同社の商号を㈱GSユアサ エナジーに変更しました。 | |||||
| 2016年3月 | 3,656 | — | 214 | — | 90 |
| GS Yuasa Hungary Limited Liability Companyを設立し、当社の連結子会社としました。 | |||||
| 2017年3月 | 3,596 | — | 225 | — | 122 |
| 2018年3月 | 4,110 | — | 214 | — | 114 |
| 2019年3月 | 4,131 | — | 247 | — | 135 |
| 2020年3月 | 3,956 | — | 231 | — | 137 |
| サンケン電気㈱の社会システム事業譲受に関する株式譲渡契約に基づき、サンケン電設㈱の株式を100%取得し、当社の連結子会社にすると共に、同社の商号を㈱GSユアサ インフラシステムズに変更しました。 | |||||
| 2021年3月 | 3,865 | — | 273 | — | 115 |
| 2022年3月 | 4,321 | — | 247 | — | 85 |
| 当社の連結子会社であった㈱GSユアサ インフラシステムズは、同じく当社の連結子会社である㈱GSユアサを存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しました。 | |||||
| 2023年3月 | 5,177 | — | 242 | — | 139 |
| 2024年3月 | 5,629 | — | 440 | — | 321 |
| 2025年3月 | 5,803 | 500 | 463 | 8.6 | 304 |
| 2026年3月 | 6,090 | 602 | 582 | 9.9 | 419 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高6,090億円のうち、営業利益として残るのは602億円で9.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は419億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.5%4,540億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.6%949億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.9%602億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが495億円、投資CFが−449億円で、差し引きのフリーCFは46億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は320億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 191 | −292 | 38 | −101 | 112 |
| 2014年3月 | 197 | −98 | 6 | 99 | 234 |
| 2015年3月 | 197 | −145 | −58 | 52 | 257 |
| 2016年3月 | 302 | −173 | −97 | 129 | 278 |
| 2017年3月 | 348 | −329 | −37 | 19 | 247 |
| 2018年3月 | 219 | −208 | −67 | 11 | 198 |
| 2019年3月 | 315 | −176 | −117 | 139 | 234 |
| 2020年3月 | 331 | −207 | −102 | 124 | 247 |
| 2021年3月 | 358 | −193 | −70 | 165 | 358 |
| 2022年3月 | 129 | −302 | 52 | −173 | 258 |
| 2023年3月 | 283 | −266 | 88 | 17 | 360 |
| 2024年3月 | 632 | −462 | 35 | 170 | 603 |
| 2025年3月 | 393 | −588 | 142 | −195 | 567 |
| 2026年3月 | 495 | −449 | −318 | 46 | 320 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は7,410億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,441億円で、自己資本比率は53.3%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,904 | 1,412 | 1,492 | 43.2 |
| 2014年3月 | 3,405 | 1,547 | 1,858 | 41.0 |
| 2015年3月 | 3,595 | 1,822 | 1,773 | 44.9 |
| 2016年3月 | 3,465 | 1,778 | 1,687 | 44.4 |
| 2017年3月 | 3,705 | 1,882 | 1,823 | 43.6 |
| 2018年3月 | 3,892 | 2,056 | 1,836 | 45.2 |
| 2019年3月 | 3,842 | 2,077 | 1,765 | 46.4 |
| 2020年3月 | 3,854 | 2,053 | 1,801 | 45.8 |
| 2021年3月 | 4,319 | 2,346 | 1,973 | 46.8 |
| 2022年3月 | 4,808 | 2,499 | 2,309 | 44.8 |
| 2023年3月 | 5,409 | 2,709 | 2,700 | 42.6 |
| 2024年3月 | 6,567 | 3,739 | 2,828 | 50.3 |
| 2025年3月 | 6,937 | 3,910 | 3,028 | 50.0 |
| 2026年3月 | 7,410 | 4,441 | 2,969 | 53.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで224社中63位あたり、逆に低いのは自己資本比率で224社中153位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,985で、1年前と比べて+51.4%。過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.9倍 |
| PER (会社予想) | 12.7倍 |
| PBR | 1.27倍 |
| 配当利回り | 1.97% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は5273円で、25日線(5565円)を5%下回り、75日線(6225円)も大きく下回る。200日線(5192円)は辛うじて上回っており、長期基調は維持するが、短中期は下落トレンド。7月中旬から8月にかけて急落し、8月5日に6010円まで反発したが、再び下落。出来高は8月5日に414万株と急増し、売買が激しくなった。RSIは45.7とやや弱い。52週高値7899円からは33%下落。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは16.7倍で予想13.3倍、同業平均30.92倍を大きく下回る。PBRは1.33倍で平均2.65倍の半分以下と割安。ROEは11.3%と同業平均18%程度と比較して低いが、配当利回り1.87%は平均2.29%に近く、配当性向92.3%と高水準で株主還元に積極的。電気機器セクターの中でもバリュエーションは抑えられており、業績も回復基調にある。割安だがROEは伸び悩んでおり、成長性には課題。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.9倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 12.7倍 | — |
| PBR | 1.27倍 | 2.58倍 |
| ROE | 11.3% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
世界的な電動化シフトで鉛蓄電池需要の先行きに不透明感がある一方、自動車のアイドリングストップ車向けや産業用の高容量製品は需要が堅調で、データセンターや太陽光発電の普及に伴うESS受注拡大が成長期待につながる。強気派は、車載用リチウムイオン電池の量産技術とESS市場の拡大を追い風に、中期的な増収増益が続くとみる。弱気派は、鉛価格や原材料コストの変動、バッテリー価格競争の激化、および電動車販売の伸び悩みが収益を圧迫する懸念を指摘する。増益基調を支える価格転嫁の進捗とESSの採算性が焦点となっている。
- ESS需要の拡大
データセンターや再エネ市場向け蓄電池の受注が伸び、中期的な成長ドライバーになる。
- 価格転嫁の浸透
原材料高を販売価格に反映させ、2024/3期は営業増益を達成した。
- 安定したアフター市場
国内自動車台数は横ばいでも交換需要は安定的に発生し、収益の下支えとなる。
- 営業利益602億円と前期比20%増益通年影響中
営業利益500億円→602億円、営業利益率8.62%→9.89%
- 純利益419億円と前期比38%増益通年影響中
純利益304億円→419億円、予想PER13.3倍に低下
- 売上高6,090億円と3期連続増収通年影響中
売上高5629→5803→6090億円と増加基調
- ROE11.3%と資本効率の高さ継続影響中
ROE11.3%、PBR1.33倍と収益性が高い
- 電動化による需要減
EVシフトで鉛蓄電池の新車搭載数が減り、長期的に需要が縮小する。
- コスト変動リスク
鉛価格と電力コストの高騰が収益を圧迫し、価格転嫁が追いつかない。
- 競争激化
アジア勢や新興の蓄電池メーカーの参入で、自動車用と産業用の両市場で価格競争が激化する。
- 株価上昇率75.9%が業績増益率を上回る継続影響弱
株価+75.85%に対し営業利益+20.4%と過熱感
- 純利益が2025/3期に減益した実績通年影響中
純利益321→304→419億円、前期は減益で持続性に懸念
- 外国保有29.82%と需給変動リスク継続影響弱
外国保有比率29.82%、海外投資家の売却で需給が悪化
- 営業利益率10%に届かず改善余地限定的通年影響弱
営業利益率8.62%→9.89%も10%到達はならず
- ESS売上高
- 家計用・産業用蓄電池の受注動向を反映し、成長の鍵となる。
- 営業利益率
- 原材料高や競争下での価格転嫁と生産効率の改善度合いを測る。
- 自動車用電池出荷台数
- 国内新車市場とアフターマーケットの需要を確認する指標。
- 為替レート
- 海外売上高比率が高く、円安が利益を押し上げる一方、原材料輸入には逆効果。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり98円で、前期から+20.0%。いまの株価に対する利回りは1.97%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 50 | — | 81.2 |
| 2018年3月 | 50 | 0.0 | 62.1 |
| 2019年3月 | 50 | 0.0 | 62.2 |
| 2020年3月 | 50 | 0.0 | 56.4 |
| 2021年3月 | 35 | −30.0 | 56.8 |
| 2022年3月 | 50 | 42.9 | 68.1 |
| 2023年3月 | 50 | 0.0 | 67.6 |
| 2024年3月 | 70 | 40.0 | 103.8 |
| 2025年3月 | 75 | 7.1 | 86.1 |
| 2026年3月 | 90 | 20.0 | 92.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥98
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ27,023人。区分でいちばん多いのは金融機関で45.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.4%を占め、残る44.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 49.3 | 50.3 | 49.6 | 39.7 | 45.1 | 45.3 |
| 外国法人 | 20.5 | 20.8 | 21.4 | 29.9 | 25.7 | 29.8 |
| 個人・その他 | 19.6 | 18.6 | 18.7 | 17.6 | 16.7 | 12.7 |
| 事業法人 | 8.2 | 8.3 | 8.1 | 10.5 | 10.3 | 10.1 |
| 証券会社 | 2.3 | 1.9 | 2.2 | 2.3 | 2.3 | 2.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 自己株式 | 2.5 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 17.47 |
| 02 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 9.69 |
| 03 | 本田技研工業㈱ | 4.89 |
| 04 | 明治安田生命保険(相) | 2.79 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 2.38 |
| 06 | トヨタ自動車㈱ | 2.23 |
| 07 | ㈱三菱UFJ銀行 | 1.86 |
| 08 | 日本生命保険(相) | 1.78 |
| 09 | ㈱京都銀行 | 1.54 |
| 10 | 三井住友信託銀行㈱ | 1.46 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-11三井住友信託銀行株式会社新規の大量保有報告1.46%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+2887%、1株純資産は14期で+1196%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 14 | 304 | 4.8 | 27.3 | 59.4 |
| 2014年3月 | 24 | 338 | 7.5 | 22.6 | 59.7 |
| 2015年3月 | 24 | 391 | 6.7 | 22.2 | 89.0 |
| 2016年3月 | 22 | 372 | 5.7 | 22.0 | 82.5 |
| 2017年3月 | 30 | 392 | 7.8 | 17.5 | 81.2 |
| 2018年3月 | 139 | 2,138 | 6.8 | 20.9 | 62.1 |
| 2019年3月 | 165 | 2,179 | 7.6 | 13.2 | 62.2 |
| 2020年3月 | 168 | 2,173 | 7.7 | 8.6 | 56.4 |
| 2021年3月 | 142 | 2,509 | 6.1 | 21.1 | 56.8 |
| 2022年3月 | 105 | 2,676 | 4.1 | 22.3 | 68.1 |
| 2023年3月 | 173 | 2,867 | 6.2 | 13.8 | 67.6 |
| 2024年3月 | 370 | 3,290 | 11.4 | 8.5 | 103.8 |
| 2025年3月 | 303 | 3,460 | 9.0 | 7.9 | 86.1 |
| 2026年3月 | 417 | 3,934 | 11.3 | 12.6 | 92.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
16名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額217百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 村尾修 | 取締役会長 | 66 | 203 |
| 阿部貴志 | 取締役社長(代表取締役)CEO | 60 | 65 |
| 澁谷昌弘 | 取締役副社長(代表取締役) | 65 | 76 |
| 松島弘明 | 取締役 CFO | 60 | 84 |
| 野々垣好子 | 取締役(非常勤) | 69 | 13 |
| 日戸興史 | 取締役(非常勤) | 65 | 7 |
| 山口貢 | 取締役(非常勤) | 68 | 1 |
| 中川正也 | 監査役(常勤) | 63 | 99 |
| 真田芳行 | 監査役(常勤) | 63 | 54 |
| 辻内章 | 監査役(非常勤) | 72 | 7 |
| 深山美弥 | 監査役(非常勤) | 54 | — |
| 中久保満昭 | — | 59 | — |
残りの役員4名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 谷口隆 | 取締役副社長(代表取締役) | 64 | 81 |
| 平井弓子 | 取締役(非常勤) | 66 | — |
| 小川千種 | 取締役(非常勤) | 60 | — |
| 松山秀樹 | 監査役(非常勤) | 68 | 5 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 97 | 28 | 17 | 17 | 143 | 36 |
| 社外取締役 | 7 | 45 | — | — | — | 45 | 6 |
| 監査役 | 2 | 29 | — | — | — | 29 | 15 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,668字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,075字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,131字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,646字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
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