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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

東京エレクトロン

Tokyo Electron Limited8035 · Prime · 電気機器

半導体製造装置の世界的大手。成膜・エッチング・洗浄など前工程装置を幅広くカバーする総合メーカー。

概要

東京エレクトロンは、半導体製造装置の開発・製造・販売・保守サービスを手がける総合メーカーである。成膜装置、エッチング装置、洗浄装置、塗布現像装置など、前工程向けの幅広いラインアップを持ち、世界の主要半導体メーカーに供給する。2026年3月期の売上高は2兆4,435億円、営業利益率は25.6%、海外売上高比率は90.2%に達する。東京都港区に本社を置き、連結従業員数は20,236人。

半導体製造装置に特化した単一事業セグメント

東京エレクトロンは「半導体製造装置」の単一セグメントで構成される。売上高全体のほぼ全てが半導体の前工程(ウェーハ処理工程)向け装置と、それに付随する保守サービスから生み出される。他に電子部品販売やリース事業も存在したが、2014年にデバイス子会社株式の一部を売却し、現在は持分法適用関連会社となっている。この集中戦略により、経営資源を一極に振り向け、技術開発力と市場適応力を高めてきた。

5つの主要製品群で市場に幅広く対応

同社の製品は成膜装置(CVD/PVD/ALD)、エッチング装置、洗浄装置、塗布現像装置(コータ/デベロッパ)、テストシステムの5つに大別される。中でも塗布現像装置は世界トップクラスのシェアを持ち、微細化が進む最先端ロジックやメモリ製造に不可欠な工程を担う。エッチング装置も高い競争力を有し、3D NANDや先端パッケージング向けに需要が拡大している。テストシステムは電気的特性の検査を行い、品質保証工程で使われる。

海外売上高9割超のグローバル展開

2026年3月期の海外売上高は2兆2,041億円で、連結売上高の90.2%を占める。米国、韓国、台湾、中国、欧州など半導体生産が活発な地域に販売・サービス拠点を配置する。主要な海外現地法人としてTokyo Electron America(米国)、Tokyo Electron Korea(韓国)、Tokyo Electron Taiwan(台湾)、Tokyo Electron Europe(英国)、Tokyo Electron Singapore(シンガポール)を設立。中国には上海に2社の法人を置き、物流と販売を担わせている。

グループ企業が機能を分担する経営体制

東京エレクトロンは27社の連結子会社で構成される。製造は主に東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ(山梨県)、東京エレクトロン九州、東京エレクトロン宮城、TEL Manufacturing and Engineering of Americaが担う。保守サービスは東京エレクトロンFEや各地域の現地法人が行い、物流・施設管理は東京エレクトロンBPが担当する。研究開発は本社およびTEL Technology Center, America, LLCなどで推進。それぞれが専門性を発揮しながら一貫した事業運営を行う。

業界の中での役割は半導体前工程装置メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.4兆円
営業利益
6,249億円
営業利益率
25.6%
純利益
5,745億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01半導体製造装置主力

半導体の前工程(ウェーハ処理工程)向けに、成膜装置、エッチング装置、洗浄装置、塗布現像装置などを開発・製造・販売。併せて保守サービスを提供。

主な製品・サービス5
成膜装置(CVD/PVD/ALD)
ウェーハ上に薄膜を形成する装置。CVD、PVD、ALD技術に対応。
エッチング装置
プラズマエッチングによりウェーハ上の不要な膜を除去する装置。
洗浄装置
ウェーハ表面のパーティクルや有機物を除去する洗浄装置。
塗布現像装置(コータ/デベロッパ)世界シェア首位
フォトレジストの塗布と現像を行う装置。世界トップクラスのシェア。
テストシステム
半導体の電気的特性を検査する装置。

製品と技術

プラズマエッチング装置による微細加工の実現

エッチング装置は、半導体ウェーハ上の不要な膜をプラズマで除去する装置である。東京エレクトロンのエッチング装置は、最先端ロジックや3D NANDフラッシュの高アスペクト比加工で高い競争力を持つ。微細化が進むにつれて要求されるエッチング精度は年々高まり、同社は独自のプラズマ制御技術とリアクタ設計で対応する。AI向け高性能半導体の需要増加が装置の出荷を押し上げている。

CVD/PVD/ALD成膜装置で多様な薄膜形成

成膜装置は、ウェーハ上に絶縁膜や導体膜などの薄膜を形成する設備である。東京エレクトロンは化学気相成長(CVD)、物理気相成長(PVD)、原子層堆積(ALD)の3方式をラインアップする。ALDは原子レベルで膜厚を制御でき、メモリのキャパシタ膜やロジックのHigh-k膜に利用される。同社はこれらの装置を顧客の工程要件に合わせてカスタマイズし、量産に供している。

塗布現像装置で世界トップシェアを占める

塗布現像装置(コータ/デベロッパ)は、フォトレジストをウェーハ上に均一に塗布し、露光後に現像する工程で使用される。東京エレクトロンの同装置は世界トップクラスのシェアを持つ。微細化とともにレジストの膜厚均一性や現像プロファイルへの要求は厳しくなっており、同社は高精度な塗布ノズルと温度管理技術で競争力を維持している。EUVリソグラフィとの組み合わせでも実績がある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位塗布現像装置(コータ/デベロッパ)世界シェア約8割半導体製造装置

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

半導体製造装置で世界有数、内需依存度低く成長持続

当社は半導体製造装置分野で世界有数のサプライヤーであり、微細化や先端パッケージといった技術トレンドを牽引する。売上高は2024/3期の1.8兆円から2025/3期には2.4兆円へ急拡大し、営業利益率は約29%と高収益を維持している。同業のイビデンやキオクシアホールディングスと比較しても、装置専業としての規模と技術力で優位に立つ。一方、売上の多くは海外顧客向けであり、地政学リスクや半導体サイクルの影響を受けやすい。国内シェアは高いが、成長には海外市場への依存が続く。今後はAI需要や先端ロジック投資の拡大を追い風に、さらなる成長が期待されるが、装置市場の競争激化と顧客集中リスクへの対応が課題となる。

強み

  • 先端半導体向けエッチング装置などで世界をリードする独自技術を保有している。
  • 2025/3期の営業利益率は約29%と同業他社を上回る収益力を実現している。
  • AIや5Gの需要拡大で装置市場は成長が見込まれ、主力製品の需要が堅調に推移している。
  • 世界各地に販売・サポート網を持ち、海外顧客からの受注拡大を支えている。

課題

  • 半導体市場の周期的な変動の影響を強く受け、市況悪化時には減収リスクがある。
  • 主要顧客が海外に偏り、貿易規制や地政学的緊張が事業に影響を及ぼす可能性がある。
  • 米国やオランダの競合が存在し、技術開発競争が激化している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字が東京エレクトロン

時価総額で並べると、掲載6社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
18035東京エレクトロン25.0兆円42.4倍
26857アドバンテスト23.8兆円62.9倍
37011三菱重工業12.6兆円53.4倍
46301小松製作所6.9兆円17.9倍
57751キヤノン6.2兆円11.8倍
66146ディスコ6.0兆円44.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

東京放送の関連会社として1963年に創業

1963年11月、東京放送の関係会社として東京都港区に東京エレクトロン研究所が資本金500万円で設立された。当初はVTRやカーラジオの輸出、電子機器の輸入を業務とし、いわゆる技術専門商社としてスタートした。この商社機能が後に半導体製造装置メーカーへと変貌する基盤となる。設立から9年後の1972年には米国にTokyo Electron Americaを設立し、いち早く海外市場への足がかりを築いた。

1980年の株式上場と製造機能への転換

1980年6月、東京証券取引所市場第二部に上場。1984年3月には第一部に指定替えとなった。この時期、同社は単なる商社から製造機能を持つメーカーへの移行を本格化させる。1990年代に入ると、国内の製造子会社を相次いで統合した。1990年にはテル・ジェンラッドの全株式を取得し東京エレクトロン山梨に吸収合併。1993年には東京エレクトロン相模と東北を合併するなど、生産拠点の再編と集約を進めた。

アジア・欧州への拠点拡大と合併による効率化

1993年9月に韓国現地法人Tokyo Electron Koreaを設立。1994年4月には英国にTokyo Electron Europeを設立し欧州へ本格参入。1996年には台湾法人も設立し、アジア全域の半導体需要を取り込む体制を整えた。国内では2001年に山梨と宮城を合併し東京エレクトロンATを設立。2003年にはリース子会社とロジスティクス子会社を合併しBPを設立するなど、グループ全体の経営効率を高めた。

デバイス事業の一部売却と半導体製造装置への集中

2003年3月に電子部品販売を担う東京エレクトロンデバイスが東京証券取引所に上場したが、2014年4月に同社株式の一部を売却し、連結子会社から持分法適用関連会社へ切り替えた。これにより半導体製造装置事業への集中度が一段と高まった。2017年7月には山梨と東北の製造子会社を合併し、現行の東京エレクトロンテクノロジーソリューションズを発足。製造機能の集約を完了した。

売上高2兆円超への成長とプライム市場移行

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。同社はこの頃までに売上高2兆円を超える規模に成長していた。2025年3月期には売上高2兆4,316億円、営業利益6,973億円(利益率29%)を記録。2026年3月期はやや減益ながら売上高2兆4,435億円を維持した。中期経営計画では売上高3兆円以上、営業利益率35%以上を目標に掲げる。

年表26件を開く

1960年代

  • 1963年11月㈱東京放送の関係会社として東京都港区に㈱東京エレクトロン研究所を設立(資本金5百万円)。VTR、カーラジオ等の輸出及び電子機器関係の輸入業務を開始

1970年代

  • 1972年4月創業Tokyo Electron America, Inc.(旧 TEL America, Inc.)設立
  • 1978年10月M&A株式の額面金額を500円から50円に変更するため、東京エレクトロン㈱(旧 桜洋行㈱)に形式上合併される

1980年代

  • 1980年6月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 1984年3月東京証券取引所市場第一部へ指定替え

1990年代

  • 1990年1月M&Aテル・ジェンラッド㈱(1981年9月設立)の全株式を取得し、テル山梨㈱(1983年7月設立、旧 テル・ラム㈱)に吸収合併(新会社名 東京エレクトロン山梨㈱)
  • 1990年8月東京エレクトロンFE㈱設立
  • 1990年9月東京エレクトロン デバイス㈱(1986年3月設立、旧 テル管理サービス㈱)が電子部品販売を開始
  • 1993年4月M&A東京エレクトロン相模㈱(1968年2月設立、旧 テル・サームコ㈱)と東京エレクトロン東北㈱(1986年7月設立、旧 テル東北エレクトロニクス㈱)を合併(新会社名 東京エレクトロン東北㈱)
  • 1993年4月M&A東京エレクトロン佐賀㈱(1991年4月設立)と東京エレクトロン九州㈱(1987年1月設立、旧 テル九州㈱)を合併(現 東京エレクトロン九州㈱)
  • 1993年9月創業Tokyo Electron Korea Ltd.(旧 Tokyo Electron FE Korea Ltd.)設立
  • 1994年4月創業欧州(英国)現地法人Tokyo Electron Europe Ltd.設立
  • 1996年1月創業Tokyo Electron Taiwan Ltd.設立

2000年代

  • 2001年4月M&A東京エレクトロン山梨㈱と東京エレクトロン宮城㈱(1997年4月設立)を合併(新会社名 東京エレクトロンAT㈱)
  • 2002年1月創業中国現地法人Tokyo Electron (Shanghai) Logistic Center Ltd.(旧 Tokyo Electron (Shanghai) Ltd.)設立
  • 2003年3月上場東京エレクトロン デバイス㈱東京証券取引所上場
  • 2003年4月創業中国現地法人Tokyo Electron (Shanghai) Ltd.設立
  • 2003年10月M&A東京エレクトロン リース㈱(1973年5月設立)と東京エレクトロン ロジスティクス㈱(1968年6月設立)を合併(現 東京エレクトロンBP㈱)
  • 2004年4月M&A東京エレクトロンAT㈱と東京エレクトロン東北㈱を合併(新会社名 東京エレクトロンAT㈱)
  • 2004年7月創業Tokyo Electron U.S. Holdings, Inc.設立

2010年代

  • 2010年7月東京エレクトロン宮城㈱設立
  • 2011年4月商号変更東京エレクトロンAT㈱の商号を東京エレクトロン山梨㈱に変更
  • 2012年4月創業Tokyo Electron Singapore Pte. Ltd.設立
  • 2014年4月東京エレクトロン デバイス㈱株式の一部を売却し、当社の連結子会社から持分法適用関連会社へ異動
  • 2017年7月M&A東京エレクトロン山梨㈱と東京エレクトロン東北㈱(2006年4月設立)を合併(現 東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ㈱)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで3兆円以上
  • 営業利益率2027年3月期まで35%以上
  • ROE2027年3月期まで30%以上
  • 研究開発投資(5年累計)2030年3月期まで1.5兆円以上
  • 設備投資(5年累計)2030年3月期まで7,000億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中期経営計画の達成

    売上高3兆円以上、営業利益率35%以上、ROE30%以上を2027年3月期に達成する。半導体のスケーリングと先端パッケージング領域に新製品と技術サービスを提供する。

  2. 02

    成長投資計画の推進

    2025年3月期からの5年間で研究開発投資1.5兆円以上、設備投資7,000億円以上、人材採用1万人を実施し、将来の成長機会を取り込む。

  3. 03

    やる気重視経営の推進

    5つのポイント(貢献実感、将来への期待、チャレンジ機会、公正評価、風通しの良い職場)で社員エンゲージメントを高める。ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進する。

  4. 04

    環境負荷低減とサステナビリティ

    2040年までに温室効果ガス排出実質ゼロ(ネットゼロ)を目指す。製品ライフサイクル全体での環境負荷低減を進め、イニシアチブE-COMPASSを推進する。

  5. 05

    強固なコーポレートガバナンス

    「攻めと攻めのガバナンス」のもと、監査役会設置会社として取締役会の実効性を高め、オフサイトミーティングや四半期レビュー会議で中長期的戦略を議論する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で20,236人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,380万円で、9期前と比べて+8.5%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は14.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月11,241
2018年3月11,946
2019年3月1,27244.318.412,742
2020年3月1,14944.417.913,837
2021年3月1,17944.317.614,479
2022年3月1,28544.016.415,634
2023年3月1,39943.615.617,204
2024年3月1,27343.715.517,702
2025年3月1,35443.514.919,5733,563
2026年3月1,38043.114.720,2363,088

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率76.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 5 / 海外 6、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社他 — 宮城県黒川郡大和町他1,533億円
本社 — 熊本県合志市827億円
本社他 — 韓国 京畿道 華城市他668億円
東北事業所 — 岩手県奥州市465億円
穂坂事業所 — 山梨県韮崎市403億円
本社他 — 台湾 新竹市他296億円
本社 — Austin, Texas, U.S.A.258億円
山梨事業所 — 山梨県韮崎市221億円
本社 — 山梨県韮崎市200億円
本社 — Albany, NY, U.S.A.149億円
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東京エレクトロン テクノロジー ソリューションズ㈱(注)2
    山梨県韮崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京エレクトロン九州㈱(注)2
    熊本県合志市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京エレクトロン宮城㈱(注)2
    宮城県 黒川郡大和町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京エレクトロンFE㈱
    東京都府中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyo Electron America, Inc.
    Austin, Texas, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyo Electron Europe Ltd.
    Crawley, West Sussex, England, U.K. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyo Electron Korea Ltd.
    韓国 京畿道華城市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyo Electron Taiwan Ltd.
    台湾 新竹市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyo Electron (Shanghai) Ltd.
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyo Electron Singapore Pte. Ltd.
    Singapore · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京エレクトロン デバイス㈱(注)3
    東京都渋谷区 · 持分法適用会社
    議決権33.8%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム超微細半導体用革新的ウェットプロセス・装置技術の開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-30
    5,811万円
  • 調達
    省エネエレクトロニクスの製造基盤強化に向けた技術開発事業半導体製造装置の高度化に向けた開発3Dインテグレーション研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-07-26

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.4兆円営業利益6,249億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.5%、利益が-10.4%。

売上高
+0.5%
2.4兆円
営業利益
-10.4%
6,249億円
純利益
+5.6%
5,745億円
営業利益率
25.6%
前期比 -3.1%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は7,324億円、営業利益は2,114億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+87.0%、営業利益は+156.6%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.561,187
2024年1Q0.3982421.0643
2024年2Q0.4396222.5732
2024年3Q0.461,32428.61,015
2024年4Q0.551,250
2025年2Q1.123,13928.02,439
2025年4Q1.313,83429.33,002
2026年2Q1.183,03225.72,416
2026年4Q1.263,21725.53,329
2027年1Q0.732,11428.91,643

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,973億円から2.4兆円へ4.9倍に増えた。直近期の営業利益率は25.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月0.5016761
2014年3月0.61355−194
2015年3月0.61929719
2016年3月0.661,194779
東京エレクトロン山梨㈱と東京エレクトロン東北㈱(2006年4月設立)を合併(現 東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ㈱)
2017年3月0.801,5751,152
2018年3月1.132,8072,044
2019年3月1.283,2172,482
2020年3月1.132,4501,852
2021年3月1.403,2212,429
2022年3月2.006,0174,371
2023年3月2.216,2524,716
2024年3月1.834,6323,640
2025年3月2.436,9737,07728.75,441
2026年3月2.446,2496,30325.65,745

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2.4兆円のうち、営業利益として残るのは6,249億円25.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5,745億円、売上の23.5%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.7%1.3兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.8%4,829億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.6%6,249億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+18.7pt
25.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+17.6pt
23.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+21.6pt
29.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
20.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
18.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが5,397億円、投資CFが−965億円で、差し引きのフリーCFは4,432億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は5,054億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月843−1,418−106−575853
2014年3月444−196−22481,048
2015年3月7181,557−1822,2753,176
2016年3月694−1,500−1,386−806956
2017年3月1,369−289−3941,0801,644
2018年3月1,866−118−8251,7482,579
2019年3月1,896−840−1,2981,0562,326
2020年3月2,531160−2,5042,6912,480
2021年3月1,459−183−1,1451,2762,660
2022年3月2,834−556−1,6732,2783,356
2023年3月4,263−418−2,5653,8454,725
2024年3月4,347−1,251−3,2503,0964,616
2025年3月5,822−1,696−3,8884,1264,851
2026年3月5,397−965−4,2544,4325,054

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2.1兆円で、自己資本比率は71.5%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.780.611,70476.5
2014年3月0.830.592,38069.8
2015年3月0.880.642,35073.0
2016年3月0.790.562,29270.9
2017年3月0.960.653,11467.2
2018年3月1.200.774,31363.8
2019年3月1.260.893,69570.0
2020年3月1.280.834,48864.1
2021年3月1.431.024,00871.1
2022年3月1.891.355,47570.5
2023年3月2.311.607,12168.7
2024年3月2.461.766,96371.1
2025年3月2.631.867,70870.1
2026年3月2.862.077,91071.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
4,513億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2.1兆円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2,861億円
在庫として抱えている分
負債合計
7,910億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中5位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中180位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
29.6%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.6%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.5%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.5%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥53,110で、1年前と比べて+166.3%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥53,110-3.4%1ヶ月-6.3%1年+166.3%時価総額25.0兆円
過去52週の値幅
安値¥19,870高値¥81,260

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)42.4倍
PBR11.27倍
配当利回り1.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は54290円で、ほぼ横ばい(前日比0.50%高)。1ヶ月では17.68%下落と大きく調整しました。25日移動平均線を7.46%下回り、75日線には11.72%下回るなど、短中期トレンドは弱含みです。200日線は15.87%上回っており、長期の上昇トレンドは維持。52週高値81260円からは33.2%下落しており、戻り待ちの売り圧力が感じられます。出来高は8月21日時点で214万株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは43.32倍で業界平均30.85倍を上回り、割高感がある。PBRは11.52倍と業界平均2.64倍を大幅に上回る。ROEは29.6%と高水準で、収益性は優れている。配当利回りは1.16%と低めで、配当性向は60.3%と高い。半導体製造装置の需要拡大を背景に業績は堅調で、純利益も増加傾向。しかし、バリュエーションは既に成長を織り込み、業界平均との乖離が大きい。今後の業績次第ではあるが、現時点ではやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)42.4倍30.8倍
PBR11.27倍2.58倍
ROE29.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、AI向け半導体需要の拡大で成長が続くか、それとも半導体市況の循環調整で業績が減速するか。強気派は、AIチップ向けの最先端エッチング需要が拡大し、同社の優位性が業績を押し上げると見る。弱気派は、顧客の設備投資が一時的に調整期に入り、受注が減少する可能性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • AI半導体需要の拡大

    生成AI向けGPU・メモリの生産増で、エッチング装置への投資が活発。

  • 最先端技術での競争力

    先端ロジック向けエッチングで高いシェアを持ち、微細化需要を取り込む。

  • 高い収益性と株主還元

    営業利益率約29%と高く、増配と自社株買いで株主還元も積極的。

  • 純利益5,745億円と過去最高を更新通年影響

    前期比304億円増益、EPSは約1,218円

  • 売上高24,435億円と過去最高水準通年影響

    前期比119億円増、需要の底堅さを確認

  • ROE29.6%と高い資本効率継続影響

    PBR11.56倍はROE29.6%が支える

  • 外国人保有比率47.6%で需給良好継続影響

    海外投資家の買いが株価を下支え

マイナスに働く材料7
  • 半導体市況の循環リスク

    メモリ価格の下落や設備投資の調整で、受注が減少する局面がある。

  • 高PER・高株価の警戒感

    株価が業績を先取りし、予想される減速で調整リスクを抱える。

  • 外部環境の不確実性

    中国向け輸出規制の強化や地政学リスクで、売上に影響する懸念がある。

  • 営業利益6,249億円、前期比724億円減通年影響

    営業利益率28.68%→25.57%と3.11ポイント低下

  • 売上高の伸びは0.5%に減速決算発表後影響

    前期比119億円増、増収率は0.49%

  • PER43.48倍・PBR11.56倍と高評価不定影響

    バリュエーションが歴史的水準に達し調整リスク

  • 株価1年で158%上昇、過熱感不定影響

    高値警戒から利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上を占う先行指標であり、需要の持続性を確認する。
売上高研究開発費比率
技術開発への投資水準が将来の競争力を左右するため。
顧客別売上構成
特定顧客への依存度を把握し、売上の安定性を評価する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり628で、前期から+6.1%いまの株価に対する利回りは1.18%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥628
1株あたり
配当利回り
1.18%
いまの株価に対して
配当性向
60.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月117123.7
2018年3月20877.3112.1
2019年3月25321.539.7
2020年3月196−22.452.4
2021年3月26032.857.4
2022年3月46879.661.0
2023年3月57022.055.1
2024年3月393−31.153.6
2025年3月59250.664.1
2026年3月6286.160.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥628

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ58,966人。区分でいちばん多いのは外国法人47.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.4%を占め、残る59.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人42.441.839.746.242.947.6
金融機関43.443.743.939.037.936.4
個人・その他5.95.87.27.410.29.3
事業法人4.74.64.54.14.34.0
自己株式0.70.50.41.52.63.3
証券会社3.54.14.73.24.62.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)23.64
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.80
03株式会社TBSホールディングス3.20
04THE CHASE MANHATTAN BANK, N. A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行)3.16
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.45
06HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行)1.57
07GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)1.43
08JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.41
09BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.36
10JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3600%、1株純資産は14期で+36%。直近期のROEは29.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月343,3101.0122.839.8
2014年3月−1083,226−3.3
2015年3月4013,56711.820.940.5
2016年3月4613,42813.015.963.0
2017年3月7023,92019.117.3123.7
2018年3月1,2454,67429.016.1112.1
2019年3月5051,79130.110.639.7
2020年3月3901,75621.817.452.4
2021年3月5212,17126.529.957.4
2022年3月9362,85737.222.561.0
2023年3月1,0083,39032.315.955.1
2024年3月7843,77321.850.553.6
2025年3月1,1824,01630.317.064.1
2026年3月1,2554,49929.629.760.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額3,262百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約54倍にあたる。

氏名役職年齢
河合利樹代表取締役 社長 CEO コーポレートオフィサー63
佐々木貞夫代表取締役 副社長 コーポレートオフィサー65
田原計志取締役 取締役会議長68
佐々木道夫取締役69
市川佐知子取締役59
ジョセフ・クラフト取締役62
鈴木ゆかり取締役63
篠原幸弘取締役66
七澤豊常勤監査役63
松浦次彦常勤監査役64
三浦亮太監査役52
遠藤寛監査役72
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
牧野あや子監査役60
石田博之取締役 副社長 COO コーポレートオフィサー57
林伸一取締役 コーポレート オフィサー 専務執行役員58
ジェニファー・ロジャーズ取締役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数賞与百万円ストックオプション百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)44161,7492323,002751
社外取締役58111323
監査役3929231
社外監査役4555514

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で東京エレクトロンを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

  1. 2026/8/19
    企業行動SKハイニックス、4兆5000億円の自社株買いへ 韓国過去最大の株主還元

    韓国の半導体大手SKハイニックスが、総額40兆ウォン(約4兆5000億円)の自社株買い・消却を発表。AI需要で過去最高益となり、株主への還元を大幅に強化します。

  2. 2026/8/17
    市況日経平均、5日続伸で終値6万9220円 1カ月半ぶりの高値圏

    半導体関連の強い業績が相場全体を押し上げ、日経平均は5日続伸。終値は6万9220円と、7月上旬以来の水準に戻した。

  3. 2026/8/16
    マクロJPMorgan、S&P500年末目標を8000に引き上げ AI好決算が追い風

    米金融大手のJPMorgan ChaseがS&P500の年末目標を8000に引き上げました。4〜6月期の米企業利益が前年比31%増えたのが背景です。

  4. 2026/8/13
    マクロ日経平均は一時1200円超高、TOPIXは最高値 米CPI受け買い戻し加速

    米7月CPIの伸び鈍化で利上げ観測が後退し、日経平均は一時1200円超上昇。TOPIXは史上最高値を更新し、半導体関連が相場を牽引しました。

  5. 2026/8/10
    政策AI半導体に官民68兆円、高市戦略17分野で国策勝負

    政府がAI用半導体を17分野の中核に位置づけ、官民68兆円の投資を打ち出す。実現の鍵は財源と企業の投資判断にある。

  6. 2026/8/3
    マクロ日米協調介入、想定規模は5兆円前後 円は一時155円台へ急伸

    政府・日銀が先月31日に実施した為替介入は市場推計で約5.33兆円。日米が共同声明を出す異例の連携で、円は一時1ドル=155円台まで上昇した。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容605字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び27社の関係会社で構成され、エレクトロニクス技術を利用した半導体製造装置の開発・製造・販売・保守サービスを主な事業の内容としております。当該事業における当社グループの位置付けは、次のとおりであります。なお、当社グループは「半導体製造装置」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当社は、連結子会社東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ㈱、東京エレクトロン九州㈱、東京エレクトロン宮城㈱他が製造した製品を仕入れて販売しております。連結子会社TEL Manufacturing and Engineering of America, Inc.は、製品の製造及び販売等を行っております。保守サービス等については、連結子会社東京エレクトロンFE㈱、Tokyo Electron America, Inc.、Tokyo Electron Korea Ltd.、Tokyo Electron Europe Ltd.他が行っております。また、次世代技術の開発等については、当社及び連結子会社TEL Technology Center, America, LLC等が行っております。なお、当社グループの物流、施設管理業務及び保険業務については、連結子会社東京エレクトロンBP㈱が主として行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,938字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、「最先端の技術と確かなサービスで、夢のある社会の発展に貢献します」という基本理念のもと、半導体製造装置のリーディングカンパニーとしてビジネスを展開しております。 ① 経営方針 当社グループは、技術専門商社からスタートし、開発製造機能をもつメーカーへの移行、グローバルな販売・サポート体制の構築など、事業環境の変化をいち早く捉え、その変化に素早く対応しながら、世界の市場に付加価値の高い製品・サービスを提供し成長してまいりました。また、継続的な技術革新と成長が見込まれる半導体製造装置市場を対象とした事業領域において、時代をリードする独創的な技術を創出し成長を続けてきました。 当社グループの原動力は、業界のリーディングカンパニーとして育んだ豊かな技術力と、確かな技術サービスに対するお客さまからの信頼、そして環境変化に柔軟かつ迅速に対応できる社員と、そのチャレンジ精神です。 今後も、当社グループのもつ専門性と最新技術を生かして事業を推進し、世の中の持続的な発展に不可欠な半導体の技術革新に貢献するとともに、ワールドクラスの高収益企業を目指してまいります。 ② ビジョン 当社グループのビジョンは「半導体の技術革新に貢献する夢と活力のある会社」です。 このビジョンはTSV(TEL's Shared Value)(注)1の考え方に基づいております。当社グループは、半導体製造装置メーカーとしての専門性を生かし、付加価値の高い最先端の装置と技術サービスを継続的に創出することで、社会のデジタル化と地球環境保全に向けた脱炭素化を支える半導体の技術革新に貢献します。また、利益は製品とサービスの価値の大きさを示す尺度と考え、利益を追求します。その利益を次なる成長投資につなげることで、中長期的な利益の拡大と継続的な企業価値の向上を目指していきます。そして、「企業の成長は人、社員は価値創出の源泉」と位置づけ、すべてのステークホルダーとのエンゲージメントを通じて、このビジョンの実現に向けて活動してまいります。 (注)1 TSVは、CSV(Creating Shared Value)の考え方を当社グループの事業に即して捉えなおしたもの。 CSVは、企業の専門性を活用して社会課題を解決することで、社会的価値と経済的価値を創出し、企業価値の向上と持続的な成長を実現するという考え方。 ③ 事業環境 近年の生成AIの登場を機に、AIの利活用は日増しに拡大しており、デジタル技術と、私たちの暮らしやあらゆる産業との関係は、これまでにないほど密接になっています。これに伴い、半導体の役割及びその技術革新の重要性がますます高まっています。足元では、旺盛なAIニーズで高性能半導体デバイスの需給が逼迫し、デバイス価格高騰の傾向がありますが、中長期的に見れば需給バランスは落ち着いていくと考えられます。一方、AIサーバーやロボティクスなど、用途の広がりにより、半導体市場は今後も成長していくことが期待されます。半導体デバイス市場の成長を支える技術革新には、付加価値の高い新装置と技術サービスが不可欠であり、当社グループが参入する半導体製造装置事業は今後も大きく成長していくものと予想しております。 なお、中東情勢の緊張が長期化する場合については、サプライチェーンの混乱が危惧されるため、注視してまいります。 ④ 中長期的な成長を見据えた取り組み 当社グループは、中期経営計画として、売上高3兆円以上、営業利益率35%以上、ROE 30%以上の達成を、2027年3月期を目標年度に取り組んでおります。業界最大の出荷実績(累計100,000台以上)及び業界最大の特許保有数(26,000件以上)に基づく幅広い製品ラインアップを軸に、半導体のスケーリング(微細化)と先端パッケージングの両領域へ付加価値の高い新製品と技術サービスを提供することで、中期経営計画の達成を目指します。 また上記に加え、当社グループの強みをさらに磨き、将来の成長機会を最大限に取り込むべく、2025年3月期からの5年間の成長投資計画を以下のとおり設定し、取り組みを進めております。 ・研究開発投資:1.5兆円以上(5年累計) ・設備投資:7,000億円以上(5年累計) ・人材採用:グローバルで約10,000人(5年累計) ■ 人材に関する取り組み 当社グループでは、社員がそれぞれの能力を最大限発揮できるよう、社員の意欲と会社へのエンゲージメントを高めるため、次の5つのポイントからなる「やる気重視経営」に取り組んでいます。 1.自分の会社や仕事が産業や社会の発展に貢献しているという実感を持てること ⇒TSV(TEL's Shared Value):デジタル化と地球環境保全に向けた脱炭素化を支える半導体の技術革新に貢献 2.会社の将来に対する夢と期待が持てること ⇒中期経営計画に基づくワールドクラスの利益率の達成を当社グループ全体で追求 3.チャレンジできる機会があること ⇒積極的な研究開発投資をはじめとした成長投資の実施 4.成果に対する公正な評価とグローバルに競争力のある報酬 ⇒業績連動報酬制度の採用 5.風通しの良い職場であること ⇒社員集会や座談会をはじめとした社員と経営トップとのコミュニケーションの定期的な実施 また、人材多様性が重要であるという認識のもと、Global、Gender、Generationの3Gの観点を意識しながら、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを推進しております。そして、様々なキャリアパスを示した上で教育プログラムの充実化も図り、社員の成長を支えております。 加えて、次世代の経営執行を担う人材を育成するため、「TELサクセッションプラン」に基づき後継候補者の育成をおこなっております。指名委員会は育成状況を分析・精査して取締役会へ報告をおこない、取締役会は後継候補者育成プランの進捗を適切に監督しております。 さらに、学生や研究者など、将来の半導体産業を担う人材育成にも積極的に取り組んでおります。日米の大学によって構成される「半導体の人材育成と研究開発に関する未来に向けた日米大学間パートナーシップ(UPWARDS(注)2)」に参画するなど、様々な産学連携プログラムの支援を通じ、次世代の半導体人材の育成に寄与することで、半導体産業の発展に貢献してまいります。 (注)2 U.S.-Japan University Partnership for Workforce Advancement and Research & Development in Semiconductors ■ 環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する取り組み 当社グループは、サステナビリティに関する取り組みを推進し、事業を遂行する上で直面し得るリスクの低減や排除に努めるとともに、TSV(TEL's Shared Value)の考え方に基づき、持続可能な社会の実現に貢献することで、企業価値の向上を図ります。 当社グループの活動は、「Dow Jones Best-in-Class Asia Pacific Index」をはじめとした世界の代表的なESG投資インデックスの投資銘柄に継続して選定されるなど、高い評価を受けております。 ◇ 環境に関する取り組み 社会において地球環境保全の重要性がより一層高まる中、当社グループでは、あらゆる事業活動を通じて環境負荷低減、とりわけ脱炭素化に取り組んでいます。当社グループは、2040年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする「ネットゼロ」目標を設定しており、お客さまが当社製品を使用する際のCO2排出量の削減、木材梱包の削減やモーダルシフトの推進による物流での環境負荷低減、各事業所における再生可能エネルギー使用の推進と資源使用量の削減などの取り組みを進めています。 また、当社グループ内のみならず、お客さまやパートナー企業さまと連携しながら、製品のライフサイクル(注)3全体について環境負荷低減を進めております。その一環として、環境にフォーカスしたイニシアチブ「E-COMPASS(注)4」を推進しており、サプライチェーン全体で半導体の技術革新と環境負荷低減の実現を目指しております。 また、気候変動が事業に及ぼすリスクと機会について、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に基づき対応策を講じ、透明性の高い情報開示をおこないながら、責任あるグローバル企業として対応を進めてまいります。 (注)3 製品のライフサイクル:製品の企画・開発・設計から、調達、製造、物流、お客さまにおける使用時、メンテナンス・サービス、廃棄のバリューチェーン (注)4 Environmental Co-Creation by Material, Process and Subcomponent Solutions ◇ ガバナンスに関する取り組み 当社グループは、実効性の高い取締役会と攻めの経営執行体制により、機関投資家などからの意見も踏まえた課題に継続的に取り組むことで、強固なコーポレートガバナンス体制を実現してまいります。そのための基本姿勢が、「“攻め”と“攻め”のガバナンス」です。1つ目の「攻め」は、既述のとおり、短中長期の利益を同時に志向しながら常にワールドクラスの利益率を追求していく「攻め」の事業活動です。2つ目の「攻め」は、すべての企業活動の基本である安全・品質・法令遵守や社員をはじめとするステークホルダーとのエンゲージメント、セキュリティの強化・向上を追求する、「攻め」の経営基盤構築です。これに加え、ガバナンスの実効性を高めるために、以下の取り組みの実施とオペレーティングリズムに基づいた業務執行をおこなっております。 《ガバナンスの実効性を強化する取り組み》 ・監査役会設置会社:取締役会及び監査役会から構成される監査役会設置会社とし、監査役会による経営の監督 ・取締役会オフサイトミーティングの実施:取締役、監査役及びコーポレートオフィサーによる 中長期的な戦略や課題などの議論(年2回) ・CEO報告:取締役会でCEO自ら重要な業務執行状況を報告(毎取締役会) ・代表取締役評価クローズドセッション:代表取締役を除く取締役、監査役及び コーポレートオフィサーによるセッション(年1回) 《業務執行を支えるオペレーティングリズム》 ・COM(コーポレートオフィサーズ・ミーティング):執行側の最高意思決定機関(月1回) ・CSS(Corporate Senior Staff)ミーティング:全業務執行のグローバル横串の連携(年4回) ・DOM(ディビジョンオフィサーズ・ミーティング):企業の変革と進化、イノベーション創出機会についての 議論(月1回) ・四半期レビュー会議:中期経営計画の進捗をモニタリング(年4回) ⑤ 資本市場との対話 当社グループでは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、経営層が率先してIR(Investor Relations)、SR(Shareholder Relations)活動に取り組んでおります。IR活動においては、四半期ごとの決算説明会や中期経営計画説明会にCEO及び各担当役員が登壇し、事業戦略や成長のストーリーを共有しています。また、年間を通じて、国内外の投資家の皆さまとの対話イベントや投資家訪問を行い、CEO及び各担当役員が参加して積極的なコミュニケーションを図っております。これにより投資家の皆さまとの対面での対話の機会が増加し、当社グループをはじめ、日本の半導体製造装置業界の認知が広がりました。 ⑥ 資本政策 当社グループの資本政策は、成長投資に必要な資金を確保し、積極的な株主還元に継続的に取り組み、中長期的成長の視点をもって、適切なバランスシート・マネジメントに努めることを基本としております。具体的には、営業利益率、資産効率をさらに高め、キャッシュ・フローの拡大に努めることで、持続的な成長を目指し、ROE向上など高い資本効率を追求します。 当社の配当政策につきましては、業績連動型を基本とし、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向50%を目処とします。この方針に基づき、2026年3月期においては、年間配当は過去最高となる628円といたしました。また、自己株式の取得については、現状のキャッシュポジションや中長期的な成長投資資金、株価水準、総還元額の状況などに鑑み、機動的に実施を検討することとしており、2026年3月期については1,499億円の自己株式取得を実施いたしました。 当社グループは、「最先端の技術と確かなサービスで、夢のある社会の発展に貢献します」という基本理念のもと、以上のような取り組みを通じて、持続的な成長とさらなる企業価値の向上を目指してまいります。 なお、文中の将来に関する記述は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報をもとに、当社グループが合理的であると判断した一定の前提に基づいており、当社グループとしてその実現を約束する趣旨のものではありません。 (当社台湾子会社において、機密情報に関する事案への関与により、国家安全法等の違反で起訴された件について) 当社の子会社であるTokyo Electron Taiwan Ltd.の元従業員が、お客さまの機密情報に関する事案への関与により、国家安全法等の違反で、2025年8月及び2026年1月に、台湾検察当局により起訴されました。Tokyo Electron Taiwan Ltd.は、2025年12月及び2026年1月に、元従業員に対する国家安全法等の監督義務違反を理由に、台湾検察当局より起訴され、2026年4月27日に罰金1億5,000万台湾元の支払い(ただし、当該お客さまに対して1億台湾元及び台湾政府に対して5,000万台湾元を支払うことを前提として、執行猶予3年)を命じる判決を言い渡されました。当社グループは、法令遵守及び倫理基準の徹底を経営の最重要事項と位置づけており、これに反するいかなる行為も断じて容認しておりません。当社グループは、本件を厳粛に受け止めており、情報管理体制及びコンプライアンス体制の一層の強化を図ってまいります。
事業等のリスク7,825字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。なお、これらの記載は、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載された項目以外のリスクも存在します。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場変動 半導体市場は、IoT、AI、5G等の情報通信技術の用途の拡がりやDXの進展、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)への対応を背景としたデータ社会への移行が加速するなか、技術革新が続くことで中長期的にはさらなる成長が見込まれております。しかしながら、世界経済の動向や最終製品の需要、貿易・関税政策、地政学的要因等により、短期的には需給バランスが崩れ市場規模が変動することがあります。 当社グループの売上高は、最先端の大手半導体メーカー等を中心とした投資動向の影響を受けやすい傾向にあります。半導体市場の急激な縮小や需給バランス悪化、または半導体価格の変化により顧客の投資が急激に縮小する場合、過剰生産などによる在庫増加、顧客の財務状況悪化による貸倒損失などのリスクが発生します。一方、急激な需要の増加に対応できなかった場合には、製品をタイムリーに供給できず機会損失が生じるなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、こうした市場変動に対応するため、市場環境や受注状況を取締役会等の重要会議において定期的にレビューするなど、常に最新の市場動向を把握した上で、設備投資や人員・在庫計画等の適正化を図っております。 また、当社グループは、世界中の幅広い顧客と緊密な連携を図る専門組織を設置し、顧客ニーズや投資動向をいち早く把握し、半導体需要の拡大に対応するために、販売体制及び顧客対応力の強化を図るとともに、新規顧客を開拓するなど顧客基盤の拡大に努めております。 (2) 研究開発 当社グループは、最先端技術について継続的な研究開発投資を実施し、当該技術を搭載した新製品を早期に市場投入することによって、各製品分野における高い市場シェアの獲得と高利益率の実現に成功してきました。しかしながら、顧客の技術要求に応える新製品をタイムリーに投入できない場合、また、開発した新製品が顧客要求に合致しなかった場合や競合他社による新技術・製品が先行投入された場合には、製品競争力を失い、開発コストの回収が困難となるなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、コーポレートイノベーション本部・コーポレート技術本部を設置し、革新的な技術開発と各事業部門が持つ製品・技術を融合した独創的な技術提案を行うための全社的な開発体制を構築するとともに、グローバルに展開している研究機関との共同研究や最先端顧客との間で複数世代にわたる技術ロードマップを共有するなど、将来のニーズに対応した強いネクストジェネレーションプロダクトを常に競合に先立ち提供する体制を整えております。 (3) 地政学 当社グループは、売上高に占める海外売上高の比率が高く、様々な国・地域において事業を展開しております。国際秩序やグローバルなマクロ経済情勢に影響を与える地政学的な対立や地域紛争は、各国・地域の安全保障、外交政策、産業政策及び環境政策に影響を与え、その結果、サプライチェーンへの影響、マクロ経済環境の悪化等が発生することにより、当社の事業活動を制約し、グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、国際情勢や各国・地域の外交・安全保障上の措置、産業政策の動向を注視して、製品の輸出入や技術開発に関する規制、マクロ経済の変動による事業への影響を分析しております。これらへの対応策を事前に検討するとともに、政策当局や業界団体、有識者等との対話を行いながら、リスクの早期発見やリスク発現時の迅速かつ適切な対応にあたっております。 (4) 調達・生産・供給 当社グループは、主要な生産拠点を日本国内に有し、国内外の顧客に製品を供給しております。そのため、国内における地震や風水害の自然災害等の不可抗力による被害や事故等の発生を受け、生産が停止し、復旧に時間を要する場合には、顧客に製品をタイムリーに供給できない可能性があります。また、安定した製品の製造にはサプライヤーによる部品等の安定供給が欠かせません。災害や事故等のリスクに加え、サプライヤーの経営状態悪化、半導体市場の拡大に伴う供給能力を上回る需要、法改正や労働人口減少、地政学リスク等により、部品の調達や国内外の物流網が滞った場合には、顧客に製品をタイムリーに供給できなくなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、コーポレート生産本部を設置し、サプライチェーンに関する事業継続計画(BCP)などの策定と定期的なレビューを行うとともに、リスク低減に向けた対策を推進しております。例として、代替生産体制の確立、生産棟の耐震強化、生産の平準化、情報システムのバックアップ体制整備、サプライチェーンの可視化、重要部品のマルチソース化、適正在庫の確保等を進めております。また、主要なサプライヤーに対しては、半導体の需要予測をベースとしたフォーキャストの共有など多くのコミュニケーション機会を設け、強固なパートナー関係を築きながら安定供給体制の確立に取り組んでおります。 (5) 安全 当社グループの製品の安全性に関する問題が発生した場合、受注取消や損害賠償責任が発生します。また、重大な人身事故が発生した場合には、当社グループの安全に対する意識や取り組み方が疑問視され、当社グループの社会的信用の低下を招き、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、開発・製造・販売・装置据付・サービス・管理等の各業務の遂行における安全や健康に対する配慮を常に念頭において事業を進めております。この「Safety First」という方針のもと、製品開発段階でリスク低減を意識した本質的な安全設計を実践するとともに、現場作業においても危険予知ミーティングなどのリスクアセスメントを行うことで潜在的なリスクを特定して未然防止策を講じています。また、各従業員及び協力会社社員の業務に合わせた社内の資格認定と安全教育、顧客への装置トレーニング、事故報告システムの整備など、安全への取り組みを全従業員で継続的に推進しております。 (6) 品質 当社グループの製品は、多くの最先端技術が統合された製品であり、不具合が発生した場合には、リコール等の製品の回収、品質責任に基づく損害賠償責任や不具合対策費用の発生、また、当社グループのブランドイメージ及び信頼の低下につながるなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、全社統一の品質方針のもと、ISO9001の認証取得、継続的改善活動の実践、従業員・協力会社社員及びサプライヤーに対する品質教育など、品質保証体制や最高水準のサービスの確立に向けて取り組んでおります。開発においては、設計の初期段階から営業、サービス部門と連携し、顧客のニーズに対応すべく技術的な課題解決を図り、さらにシミュレーション技術を使用した検証を徹底するなど、リスク軽減、解消に取り組んでおります。また、不具合発生時においては、根本原因を究明し、再発防止策・類似不具合の未然防止策の実施・徹底を進めております。調達部品の品質管理においても同様に、常にサプライヤーの品質状態を把握し、監査、改善支援等を実施しております。 (7) 環境対応 当社グループを取り巻くステークホルダーをはじめ、世界全体でサステナビリティに関する社会的要請が高まっており、特に喫緊の課題である気候変動に対する取り組みは急務です。このような状況のもと、脱炭素社会への移行に伴う各国の気候変動政策、環境法令や業界行動規範、技術革新や顧客ニーズ等に適切に対応できなかった場合には、新規製品の開発、仕様変更、改造等の追加対応の費用発生、製品競争力の低下、社会的信用の低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、E-COMPASSプログラムを展開し、あらゆるお客さま、お取引先さまとのパートナーシップによりサプライチェーン全体での地球環境保全に取り組んでおります。環境法令や業界行動規範の遵守はもとより半導体デバイスの高性能化や低消費電力化に寄与する技術の提供、また業界をリードする環境目標の達成に向けて製品使用時の温室効果ガス排出量削減や事業所における再生可能エネルギーの使用比率の向上及びエネルギー使用量低減に努めております。そのほか、梱包材の見直し、モーダルシフトの推進など、事業活動を通じて地球の環境保全に取り組んでおります。 (8) リーガル 当社グループは、グローバルに事業を展開する上で、各国・地域において、輸出入、環境、競争、営業秘密保護、労働、汚職・贈賄防止、経済安全保障を含む様々な分野の法令、規制による制約を受けており、その遵守に努めております。しかしながら、各国・地域の法令・規制に抵触した場合には、社会的信用の低下、課徴金・損害賠償、事業の制限などが発生する可能性があります。また、各国・地域における安全保障上の政策や予期せぬ法令・規制の改正が生じた際に適切に対応できなかった場合には、その対応に要する費用負担や事業の制限等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、チーフ・コンプライアンス・オフィサーのもと、国内外主要拠点においてコンプライアンスに関する活動状況を把握する体制を構築するとともに、リスクの高い重要法領域を特定・評価し、社内規程等の整備や教育研修の徹底などリスク低減に取り組んでおります。当社製品が遵守すべき法令等においては、規制内容及び対象製品・部品等を網羅的に整理し、適切なオペレーションを支える製品コンプライアンス活動をリスク管理の一環として実施しています。さらに、不正行為の早期把握・是正のため、当社グループ統一の内部通報制度を運用しており、「風通しの良い職場づくり」のもと、スピークアップ文化を醸成し、内部通報制度の実効性の確保に努めております。 (9) 知的財産 当社グループの製品は、多くの最先端技術が統合された製品であり、知的財産の権利化と第三者による権利侵害の防止は、製品の差別化と競争力強化の上で重要な要素となります。第三者が保有する知的財産権を侵害した場合には、当社グループ製品の生産・販売が制約され、損害賠償金の支払が発生すること等が考えられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、知的財産戦略を事業戦略及び研究開発戦略と三位一体で推進することにより、適切な知的財産権ポートフォリオを構築しております。また、他社特許を継続的にモニタリングし、事業及び研究開発部門と連携して適切な対策を講じることで他社特許の侵害を回避する体制を構築しております。 このような取り組みを通じ、製品競争力の向上及び他社特許の侵害リスクの低減を図り、各製品分野における高い市場シェア獲得と利益率向上に努めております。 (10) 情報セキュリティ 社会全体のデジタル化が進む中、第三者による不正アクセスやコンピュータウイルス、特に近年ではランサムウェアに代表される高度化・巧妙化したサイバー攻撃は世界的に増加傾向にあります。このような環境下において、当社グループ及びサプライヤーに対するサイバー攻撃、内部不正等による情報漏洩やサービス停止等が発生した場合には、競争力・技術的優位性の棄損、製品生産活動を含めた業務の停止、社会的信用の低下や損害賠償の発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、当社の製品・サービスにおけるセキュリティインシデントが発生する可能性もあります。このような事態が起きた場合、顧客や当社へのビジネス影響のほか、損害賠償責任などが発生する可能性もあります。 当社グループでは、サイバーセキュリティに関するソリューション導入やセキュリティ監視、ランサムウェアを含むマルウェアへの対策とデータバックアップ、内部不正対策といった技術面・運用面の対策に加えて、グローバルセキュリティポリシーの全社的な展開、教育・啓発・訓練を通じて、情報資産の適切な管理・保護に努めております。 さらに、当社グループでは、情報セキュリティ委員会を設置することでグループ各社を含めた組織的強化を図るとともに、情報セキュリティに関する自己点検プログラムの実施と外部機関によるアセスメントなどの活動を通じて、情報セキュリティ対策の実効性強化に努めております。また、情報及び製品セキュリティのリスクやインシデントに対応するため、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)及びPSIRT(Product Security Incident Response Team)を設置し、グループ全体での監視・対応体制を整備しています。 (11) 人材 当社グループがグローバルな事業展開を進めるなか、イノベーションを創出し成長を続けるためには、国内外で多様な人材を確保し育成することや多様な人々が対話と協力を通じて共に成長できる環境づくりが重要となります。必要な人材を継続的に採用・維持することができない場合、また、多様な価値観・専門性を持った人材が個性を発揮して活躍できる環境が整備できない場合には、製品開発力の低下や顧客サポートの質の低下を招き、競争優位性のある組織が実現できないなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、従業員は持続的な価値創出の源泉であり、従業員のエンゲージメントを高めることは企業価値向上において最も重要な要素と考えております。具体的には、当社CEOによる定期的な社員集会を通じた方向性の共有、今後を担う人材を継続的に輩出するための育成計画の構築、従業員のキャリアパスの見える化、魅力的な報酬・福利厚生の提供、長時間労働・ハラスメントの防止を含めた労働環境の継続的な改善や健康経営の推進等に取り組んでおります。加えて、産官学連携の半導体人材育成やグローバルでの大学とのパートナーシップの強化を進めております。 (12) 感染症・自然災害等 当社グループがグローバルな事業展開を進めるなか、世界各国または一部の地域で大規模な感染症の流行や自然災害、テロ等が発生し、当社グループの役員・従業員等やその家族の安全への影響、拠点運営の停止や各国間の移動、社会インフラ(燃料・電気・水など)の供給が制限されるような事態となった場合、本社機能を含むグループ全体の事業活動等に影響を与える可能性があります。 当社グループはこれらのリスクに対して、万が一の事態であっても被害を最小限にし、すみやかに事業継続のための体制を整えられるようにするため、事業継続計画(BCP)を土台として、役員・従業員やその家族の安否を確認するための安否確認システムの導入や防災訓練、役員・従業員等の防災意識向上の取り組み等に努めています。 (13) ファイナンス 当社グループは移転価格税制等、各国・地域における税法及びその他の関連諸規定等に適切に対応できるよう努めていますが、当局との適用税法等の解釈に相違が生じた場合、当局からの指摘を受け追加の税負担が生じる可能性があります。 各国・地域における経済環境、国際情勢、金利変動等の要因により、急激な為替変動があった場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当社製品の取引を原則円建てで行っていることに加えて、一部の外貨建売上等についても為替予約などによるリスクヘッジを行っております。 当社グループはこれらのリスクに対して、ファイナンス担当役員のもとファイナンス本部が経営戦略本部や各グループ会社のファイナンス部門責任者と連携することでグローバルにリスク管理する体制を整えています。 (14) M&A 当社グループは、既存市場や新規市場における企業や技術等の買収または投資を行う場合があります。買収対象の企業や事業のデューデリジェンスまたはPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)が十分でないことによって、企図した成果やグループ企業間の相乗効果を実現できない可能性があります。また、当社グループが戦略上重要性を認識していたターゲットを競合他社等に買収される等により、当社グループの競争力に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループはこれらのリスクに対して、経営戦略本部を中心に議論を行い、当社CEOを含む幹部会議で定期的に対応方針をレビューするなど、当社グループとのシナジー効果とリスクを考慮した投資判断を行うとともに、買収や出資後にも戦略とリスクを踏まえた計画を策定・実行するよう努めています。 (15) IT&オペレーション 当社グループは、販売活動、サプライチェーン、研究開発、財務報告等を統合的に管理するため、大規模な基幹システムを活用しています。これらのシステムに重大なシステム障害が発生した場合、全社的な業務の中断や適切な財務報告が阻害されることなどにより、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 また、デジタル化や業務プロセス改革等の遅延によって、今後増加するビジネスや新たな規制等に対応したオペレーションが効果的・効率的に実行されない可能性があります。 当社グループはこれらのリスクに対して、ITシステムに関する事業継続計画(BCP)を策定するとともにDR(ディザスターリカバリー)データセンターを活用して、バックアップシステムによる運用訓練を実施しています。また、業務デザイン戦略本部を設置し、生産性向上、規制等の遵守、業務プロセスの高度化と安定化・強靭化などの様々な観点から見直しを行い、リスク管理に努めています。 (16) 拠点展開 当社グループはグローバルな事業展開を進めており、今後もさらなる拠点展開や運営の強化を推進します。新規ビジネスや既存ビジネスに対する拠点戦略の検討が不十分もしくは投資計画の実行遅延、不十分な人員配置等によって、新規拠点の展開や既存拠点の強化・統制が効果的・効率的に実行されない可能性があります。 当社グループはこれらのリスクに対し、事業戦略と整合する拠点戦略を策定し、実行しています。また、各拠点の運用に関しては、各国・地域を統括するグループ会社によって、各事業や各国・地域の特性に応じた円滑な運営及びリスク管理に努めています。
経営成績の分析 (MD&A)6,806字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績及び財政状態の状況 当連結会計年度の世界経済につきましては、中東の地政学的緊張の高まりに伴うエネルギー価格の上昇などを背景に、当年度末にかけては欧米諸国では物価上昇の兆しがみられるなど、今後のマクロ経済動向に注視が必要な状況となりましたが、景気は総じて底堅く推移しました。 当社グループが参画しておりますエレクトロニクス産業におきましては、データセンター向けAIサーバーの需要拡大が半導体市場全体の成長を牽引しました。 このような状況のもと半導体製造装置市場は、前年度と比べ中国における設備投資は一服感がみられた一方、生成AI用途の半導体向け設備投資が顕著に伸長しました。 情報通信技術の進展に伴うデータ社会への移行、生産性向上や新たな価値の創出に向けたAIの進化、そして脱炭素社会の実現に向けた取り組みを背景に、半導体の役割とその技術革新の重要性が高まるとともに、半導体製造装置市場も中長期的にさらなる成長が期待されております。 当連結会計年度の経営成績の状況は以下のとおりとなりました。 当連結会計年度の売上高は2兆4,435億3千3百万円(前連結会計年度比0.5%増)となりました。国内売上高が2,394億2千7百万円(前連結会計年度比26.0%増)、海外売上高が2兆2,041億6百万円(前連結会計年度比1.7%減)となり、連結売上高に占める海外売上高の比率につきましては90.2%となりました。 売上原価は1兆3,356億5千2百万円(前連結会計年度比3.9%増)、売上総利益は1兆1,078億8千万円(前連結会計年度比3.4%減)となり、売上総利益率は45.3%(前連結会計年度比1.8ポイント減)となりました。 販売費及び一般管理費は4,829億4千4百万円(前連結会計年度比7.6%増)となり、連結売上高に対する比率は19.7%(前連結会計年度比1.3ポイント増)となりました。 これらの結果、営業利益は6,249億3千6百万円(前連結会計年度比10.4%減)となり、営業利益率は25.6%(前連結会計年度比3.1ポイント減)となりました。経常利益は、営業外収益107億5千8百万円、営業外費用53億5千6百万円を加減し6,303億3千8百万円(前連結会計年度比10.9%減)となりました。 税金等調整前当期純利益は7,481億8千万円(前連結会計年度比6.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,744億5千4百万円(前連結会計年度比5.6%増)となりました。 この結果、1株当たり当期純利益は1,254円57銭(前連結会計年度の1株当たり当期純利益は1,182円40銭)となりました。 なお、当社グループは「半導体製造装置」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 また、当連結会計年度末の財政状態の状況は以下のとおりとなりました。 当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ347億1千万円増加し、1兆8,354億6千6百万円となりました。主として、受取手形、売掛金及び契約資産の増加402億7千1百万円、現金及び預金の増加350億1千1百万円、棚卸資産の減少360億8百万円によるものであります。 有形固定資産は、前連結会計年度末から1,476億2千8百万円増加し、5,893億3千5百万円となりました。 無形固定資産は、前連結会計年度末から16億8千1百万円増加し、375億3千1百万円となりました。 投資その他の資産は、前連結会計年度末から509億9千5百万円増加し、3,986億6千4百万円となりました。 これらの結果、総資産は、前連結会計年度末から2,350億1千6百万円増加し、2兆8,609億9千7百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ13億1千7百万円増加し、6,792億4千2百万円となりました。主として、支払手形及び買掛金の増加198億7百万円、前受金の増加140億9千8百万円、未払消費税等の減少260億2千万円、賞与引当金の減少168億8千3百万円によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ189億1千2百万円増加し、1,117億5千8百万円となりました。 純資産は、前連結会計年度末に比べ2,147億8千6百万円増加し、2兆699億9千6百万円となりました。主として、親会社株主に帰属する当期純利益5,744億5千4百万円を計上したことによる増加、前期の期末配当及び当期の中間配当2,716億1千8百万円の実施による減少、自己株式取得による減少1,500億1千万円、為替換算調整勘定の増加257億4千4百万円によるものであります。この結果、自己資本比率は71.5%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ203億4千2百万円増加し、5,054億1千4百万円となりました。なお、現金及び現金同等物に含まれていない満期日又は償還日までの期間が3ヶ月を超える定期預金及び短期投資8億3千6百万円を加えた残高は、前連結会計年度末に比べ100億1千1百万円増加し、5,062億5千万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、前連結会計年度に比べ424億4千2百万円減少の5,397億3千2百万円の収入となりました。主として、税金等調整前当期純利益7,481億8千万円、減価償却費809億8千2百万円がそれぞれキャッシュ・フローの収入となり、法人税等の支払額1,783億7千2百万円、投資有価証券売却損益1,154億9千4百万円がそれぞれキャッシュ・フローの支出となったことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、主として有形固定資産の取得による支出2,089億8千4百万円、投資有価証券の売却による収入1,173億8千7百万円により、前連結会計年度の1,696億9百万円の支出に対し964億9千2百万円の支出となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、主として配当金の支払2,716億1千8百万円、自己株式の取得による支出1,500億1千万円により、前連結会計年度の3,888億3千6百万円の支出に対し4,253億5千9百万円の支出となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、市場の変化に柔軟に対応して生産活動を行っており、生産の実績は販売の実績と傾向が類似しているため、記載を省略しております。受注の実績については、短期の受注動向が顧客の投資動向により大きく変動する傾向にあり、中長期の会社業績を予測するための指標として必ずしも適切ではないため、記載しておりません。また、販売の実績については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績及び財政状態の状況」に記載のとおりであります。 なお、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 相手先   販売高 (百万円)   割合 (%) Samsung Electronics Co., Ltd.   286,800   11.8 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd.   280,618   11.5 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 相手先   販売高 (百万円)   割合 (%) Samsung Electronics Co., Ltd.   368,079   15.1 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd.   315,813   12.9 (注) 販売高には、当該顧客と同一の企業集団に属する顧客に対する販売高を含めております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績については、売上高は2兆4,435億3千3百万円(前連結会計年度比0.5%増)、営業利益は6,249億3千6百万円(前連結会計年度比10.4%減)となりました。半導体製造装置市場においては、AIサーバー等の先端技術が要求される領域での設備投資が活発に行われたことにより、当社の付加価値の高い製品の販売が好調に推移しました。また、旺盛な半導体需要に伴い、当社グループの顧客である半導体メーカーの工場稼働率が上昇しているため、過去に販売した装置に対する改造や保守用部品・サービス等の売上も堅調に増加しました。売上高については、2期連続で過去最高を更新しました。 収益性に関しては、原材料の高騰や人件費の増加等の影響により売上総利益率は45.3%(前連結会計年度比1.8ポイント減)となり、また、半導体の技術革新を支えるべく積極的な研究開発活動を推進した結果、営業利益率は25.6%(前連結会計年度比3.1ポイント減)となりました。なお、研究開発費の総額は、前連結会計年度から278億4千9百万円増加(前連結会計年度比11.1%増)し、2,778億6千6百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、過去最高の5,744億5千4百万円(前連結会計年度比5.6%増)となり、売上高に対する比率は、前連結会計年度から1.1ポイント増加し、23.5%となりました。なお、当連結会計年度の特別利益1,207億2千6百万円は、主に政策保有株式を一部売却し投資有価証券売却益1,154億9千4百万円を計上したことによるものです。この結果、1株当たり当期純利益は、1,254円57銭となりました。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、当社グループでは売上高、営業利益率、ROE(自己資本利益率)を中期経営計画上の財務モデルにおける指標として使用しております。 具体的には、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ④ 中長期的な成長を見据えた取り組み」に記載のとおりであります。 ② 財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容、並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 財政状態については、当連結会計年度末における総資産が2兆8,609億9千7百万円となり、前連結会計年度末から2,350億1千6百万円増加しました。これは主に、固定資産の増加によるものです。なお、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末から203億4千2百万円増加し、5,054億1千4百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ347億1千万円増加し、1兆8,354億6千6百万円となりました。主に、受取手形、売掛金及び契約資産の増加402億7千1百万円、現金及び預金の増加350億1千1百万円、棚卸資産の減少360億8百万円によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ2,003億5百万円増加し、1兆255億3千万円となりました。有形固定資産は、前連結会計年度末から1,476億2千8百万円増加し、5,893億3千5百万円となりました。主な増加要因は、宮城県大和町及び熊本県合志市の開発棟、岩手県奥州市の生産・物流センターが竣工したことによるものです。投資その他の資産は、投資有価証券の時価評価額の増加等により、前連結会計年度末から509億9千5百万円増加し、3,986億6千4百万円となりました。なお、総資産回転日数(注)1は381日から410日へ増加しました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ13億1千7百万円増加し、6,792億4千2百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加198億7百万円、前受金の増加140億9千8百万円、未払消費税等の減少260億2千万円、賞与引当金の減少168億8千3百万円によるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ189億1千2百万円増加し、1,117億5千8百万円となりました。 純資産は、前連結会計年度末に比べ2,147億8千6百万円増加し、2兆699億9千6百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益5,744億5千4百万円を計上したことによる増加、前期の期末配当及び当期の中間配当2,716億1千8百万円の実施による減少、自己株式取得による減少1,500億1千万円、為替換算調整勘定の増加257億4千4百万円に起因しております。この結果、自己資本比率は71.5%となりました。 キャッシュ・フローについては、現金及び現金同等物に、満期日又は償還日までの期間が3ヶ月を超える定期預金及び短期投資を加えた残高が、前連結会計年度末から100億1千1百万円増加し、5,062億5千万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローについては、前連結会計年度に比べ424億4千2百万円減少の5,397億3千2百万円の収入となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益7,481億8千万円、減価償却費809億8千2百万円がそれぞれキャッシュ・フローの収入となり、法人税等の支払額1,783億7千2百万円、投資有価証券売却損益1,154億9千4百万円がそれぞれキャッシュ・フローの支出となったことによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローについては、有形固定資産の取得による支出2,089億8千4百万円、投資有価証券の売却による収入1,173億8千7百万円などにより、前連結会計年度の1,696億9百万円の支出に対し964億9千2百万円の支出となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローについては、配当金の支払2,716億1千8百万円、自己株式の取得による支出1,500億1千万円などにより、前連結会計年度の3,888億3千6百万円の支出に対し4,253億5千9百万円の支出となりました。 当連結会計年度においては、営業活動を通じて創出した高水準のキャッシュを原資として、将来の成長と競争力の強化に向けた研究開発や設備投資を継続しました。また、資本効率の向上を図る施策として、政策保有株式の一部売却も行いました。その結果、フリーキャッシュ・フロー(注)2は、過去最高の4,332億4千8百万円の収入となりました。また、当社グループの株主還元政策である配当性向50%に基づく配当金の支払いと自己株式の取得によって、4,216億1千5百万円を株主に還元しました。これらは、事業運営を通じて獲得した手元資金によって賄っており、前述のフリーキャッシュ・フローの97%に相当します。引き続き、高利益率によって作り上げた強固な財務基盤を維持するとともに、将来への成長投資と積極的な株主還元に取り組んでまいります。 なお、当社グループの経営指標の一つであるROE(自己資本利益率)については29.6%となりました。 (注)1 総資産回転日数=当連結会計年度期首・期末の総資産の平均÷当連結会計年度の売上高×365 (注)2 フリーキャッシュ・フロー=営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー(定期預金及び短期投資の増減を除く) ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りの仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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