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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ウィルグループ

6089 · Prime · サービス業

人材サービス特化型。販売・コールセンター・工場・介護・建設などカテゴリー別に専門性を高め、国内と豪州・シンガポールでも展開。

概要

ウィルグループは、人材派遣・アウトソーシング事業を展開するサービス企業である。製造業や軽作業分野に強みを持ち、国内ではセールスアウトソーシング、コールセンター、ファクトリー、介護、建設の各領域でサービスを提供。海外ではオーストラリアとシンガポールを中心に事業を展開する。2026年3月期の連結売上収益は1,468億円、営業利益32億円、従業員数約9,000名。

国内Working事業の5カテゴリー特化

国内Working事業は、販売、コールセンター、製造、介護、建設の5カテゴリーに特化した人材サービスを展開する。セールスアウトソーシング領域では家電量販店やアパレル店舗での販売支援、コールセンター領域では通信・BPO・金融向けオペレーター派遣、ファクトリー領域では食品製造を中心に業務請負、介護ビジネス支援領域では介護施設への派遣・紹介、建設技術者領域ではゼネコン向け施工管理技士の派遣を行う。2026年3月期のセグメント外部収益は882億円で、グループ売上の約60%を占める。

海外Working事業のオーストラリア・シンガポール展開

海外Working事業は、オーストラリアとシンガポールを中心に人材派遣・紹介を提供する。派遣先は政府・自治体が中心で、景気変動の影響を受けにくい構造を持つ。人材紹介は工業、金融等幅広い分野をカバーする。2014年以降、M&Aを通じて事業を拡大し、Scientec Consulting、Oriental Aviation、Ethos Corporation、DFP Recruitmentなどをグループ化。2026年3月期の外部収益は585億円で、グループ売上の約40%を占める。

5つの収益モデルと事業構造

主な収益モデルは一般派遣(有期派遣)、正社員派遣(無期派遣)、業務請負、人材紹介、外国人雇用支援の5つである。一般派遣は派遣先から派遣料金を受け取り派遣スタッフに給与を支払う。業務請負は自社の指揮命令で業務を遂行し対価を得る。人材紹介は企業から紹介手数料を得る。外国人雇用支援は委託費を得る。近年は収益性の高い正社員派遣と外国人雇用支援へのシフトを推進している。

44社のグループ体制

当社グループは、持株会社であるウィルグループと連結子会社44社(国内12社、海外32社)で構成される。海外子会社は主にシンガポールのWILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.傘下で統括されている。2019年には国内の人材サービスブランドを「WILLOF」に統一し、統一ブランドのもとで各領域のサービスを提供している。グループ全体で人材派遣・請負・紹介・外国人支援をワンストップで提供する体制を持つ。

業界の中での役割は人材派遣・業務請負・人材紹介サービス提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,469億円
営業利益
33億円
営業利益率
2.2%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01国内Working事業主力

国内で販売、コールセンター、製造、介護、建設等のカテゴリーに特化した人材派遣、業務請負、人材紹介、外国人雇用支援を提供。セールスアウトソーシング(家電量販店等)、コールセンターアウトソーシング(通信・BPO・金融)、ファクトリーアウトソーシング(食品製造中心)、介護ビジネス支援(介護施設)、建設技術者(ゼネコン等)の各領域でサービス展開。

主な製品・サービス4
人材派遣(一般派遣・正社員派遣)
有期・無期の派遣スタッフを企業に派遣し、派遣料金を得る。
業務請負
企業の業務を一括受託し、自社指揮命令で遂行。
人材紹介
転職希望者と企業の採用をマッチングし、紹介手数料を得る。
外国人雇用支援
外国人労働者の受入企業への雇用支援と生活支援。委託費を得る。

02海外Working事業準主力

オーストラリア、シンガポールを中心に人材派遣・人材紹介を展開。派遣先は政府・自治体等が中心。人材紹介は工業・金融等幅広い分野。

主な製品・サービス2
人材派遣
主に政府・自治体向けにスタッフを派遣。
人材紹介
工業、金融等の分野で転職希望者と企業をマッチング。

製品と技術

人材派遣(一般派遣・正社員派遣)

一般派遣(有期派遣)は、派遣スタッフを有期雇用で企業に派遣し、派遣料金を得るモデル。正社員派遣(無期派遣)は、無期雇用のスタッフを派遣し、派遣元が雇用責任を負う。建設、製造、介護など労働需給ギャップの大きいエッセンシャル領域で正社員派遣を拡大している。派遣先は政府機関、自治体、民間企業にわたり、2026年3月期の国内人材派遣売上はグループ全体の主要収益源である。

業務請負

業務請負は、顧客企業の業務を一括受託し、自社の指揮命令で遂行するサービス。食品製造工場での製造、検査、品質管理、仕分け、梱包等が中心。委託企業からの指揮命令を受けない点が派遣と異なる。ファクトリーアウトソーシング領域で主力であり、景気変動の影響を受けにくい食品製造業を中心に展開している。チーム型派遣(ハイブリッド派遣)も併用される。

人材紹介

有料職業紹介事業として、転職希望者と企業の採用ニーズをマッチングする。介護、看護、建設、IT、金融等幅広い分野で展開。紹介成立時に企業から紹介手数料を得る。2025年10月には医療・福祉分野特化の株式会社HR CAREERを買収し、同事業を強化。2026年3月期の人材紹介売上は増加傾向にあり、収益性の高い事業として位置づけられている。

外国人雇用支援

外国人労働者を受け入れる企業向けに、雇用支援と生活支援を一貫して提供する。製造業、介護、宿泊、外食等、国内人材だけでは充足しにくい領域で需要が高まっている。業界トップクラスの支援実績を持ち、採用から定着までのプロセスをコンプライアンス重視でサポート。企業との業務委託契約に基づき委託費を得る。今後の成長領域として正社員派遣と並び注力している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がウィルグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16328荏原実業307億円12.3倍
29932杉本商事302億円11.3倍
33877中越パルプ工業294億円11.3倍
48070東京産業284億円10.3倍
58007高島276億円22.3倍
66089ウィルグループ271億円11.6倍
73388明治電機工業271億円9.5倍
82933紀文食品256億円23.2倍
98091ニチモウ219億円9.4倍
108093極東貿易217億円11.8倍
113154メディアスホールディングス178億円18.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

2社の設立と合併によるファクトリーアウトソーシング開始

1997年1月、テレマーケティング業務を目的に株式会社セントメディアを設立。同年8月、引越やイベント設営等の軽作業請負を目的に株式会社ビッグエイドを設立。2000年2月、両社の相乗効果を図るためセントメディアがビッグエイドを吸収合併し、ファクトリーアウトソーシング事業を開始した。これが現在の製造分野の基盤となる。

一般労働者派遣許可取得と販売・コールセンター進出

2002年2月、セントメディアが一般労働者派遣事業の許可を取得し、コールセンター向けオペレーター派遣(コールセンターアウトソーシング事業)を開始。同年7月には家電量販店等の販売員派遣(セールスアウトソーシング事業)を開始した。この2事業が後の国内カテゴリー特化戦略の核となる。

持株会社設立と東京証券取引所上場

2006年4月、セントメディアと株式会社グローリアスが共同株式移転により株式会社ウィルホールディングス(現ウィルグループ)を設立。2012年6月に現在の商号へ変更。2013年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、2014年12月には市場第一部銘柄に指定された。上場により資金調達力が向上し、後のM&A拡大の基盤となる。

海外事業の拡大とM&Aの加速

2014年2月、WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.をシンガポールに設立し海外統括を開始。同年8月にScientec Consulting Pte. Ltd.を買収しシンガポールの人材紹介・エグゼクティブサーチに参入。2016年にはOriental Aviation International他2社を買収し航空産業へ進出。2017年以降、オーストラリアでEthos Corporation、DFP Recruitment、Quay Appointments、u&u Holdingsなど相次ぎ買収し、政府機関向け派遣を強化した。

国内事業の再編とブランド統一

2018年6月、建設技術者派遣のC4株式会社(現ウィルオブ・コンストラクション)を買収し建設領域に本格参入。2019年10月、国内の人材サービスブランドを「WILLOF」に統一。2021年4月にはシンガポール子会社のGood Job CreationsとOriental Aviationを統合。2022年4月、東京証券取引所の市場区分再編に伴いプライム市場へ移行した。

中期経営計画と利益構造改革への着手

2025年10月、医療・福祉業界の人材紹介拡大を目的に株式会社HR CAREERを買収。2026年5月、中期経営計画「WILL-being 2029」を策定。国内では正社員派遣・請負と外国人雇用支援の拡大、海外では生産性向上を掲げ、2029年3月期に連結営業利益47億円(ノーマライズドベース)を目標とする。これに先立つ2026年3月期の営業利益は32億円で、利益成長の途上にある。

年表25件を開く

1990年代

  • 1997年1月創業株式会社セントメディアを設立し、テレマーケティング業を開始。
  • 1997年8月創業引越やイベント会場の設営等、軽作業の短期請負を主業務として、株式会社ビッグエイドを設立。

2000年代

  • 2000年2月M&A株式会社セントメディアが、テレマーケティング業と業務請負業の相乗効果を図ることを目的として、株式会社ビッグエイドを吸収合併のうえ、ファクトリーアウトソーシング事業開始。
  • 2002年2月株式会社セントメディアが、一般労働者派遣事業の許可を取得し、コールセンターを対象にオペレーター派遣を行うコールセンターアウトソーシング事業開始。
  • 2002年7月株式会社セントメディアが、家電量販店等の販売員派遣を行うセールスアウトソーシング事業開始。
  • 2006年4月創業株式会社セントメディアと株式会社グローリアスが共同株式移転を行い株式会社ウィルホールディングス(現・当社)を設立。

2010年代

  • 2012年6月株式会社ウィルホールディングスから株式会社ウィルグループへ商号を変更。
  • 2013年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2014年2月創業海外事業の統括を目的とし、WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.を設立。
  • 2014年8月WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.が、シンガポールにおける人材紹介事業の拡充及びエグゼクティブサーチ、人材派遣事業の開始を目的とし、Scientec Consulting Pte. Ltd.の株式を取得。
  • 2014年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2015年9月株式会社クリエイティブバンクの株式を取得し、セールスアウトソーシング事業を拡充。
  • 2016年3月WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.が、シンガポールにおける航空産業への参入及び人材派遣事業の拡充を目的とし、Oriental Aviation International Pte. Ltd.他2社の株式を取得。
  • 2017年1月WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.が、オセアニア地域での人材サービスの提供、また、シンガポールにおけるエグゼクティブサーチ領域の強化・拡大を目的とし、Ethos Corporation Pty Ltd他2社の株式を取得。
  • 2018年1月WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.が、オセアニア地域での人材サービス領域の強化・拡大を目的とし、DFP Recruitment Holdings Pty Ltdの株式を取得。
  • 2018年6月建設業界における技術者派遣、紹介サービスの提供を目的とし、C4株式会社(現 株式会社ウィルオブ・コンストラクション)の株式を取得。
  • 2018年8月創業オセアニア地域での事業拡大を目的にEthos BeathChapman Australia Pty Ltdを設立。
  • 2018年9月Ethos BeathChapman Australia Pty Ltdが、オセアニア地域において政府機関への人材サービスの強化を目的とし、Quay Appointments Pty Ltdの株式を取得。
  • 2019年1月WILL GROUP Asia Pacific Pte.Ltd.が、HR領域におけるグローバルネットワークの強化・拡大を目的とし、The Chapman Consulting Group Pte.Ltd.の株式を取得。
  • 2019年4月WILL GROUP Asia Pacific Pte.Ltd.が、オセアニア地域における人材サービスの強化を目的とし、u&u Holdings Pty Ltdの株式を取得。
  • 2019年10月国内の人材サービスブランドを「WILLOF(ウィルオブ)」に統一。
  • 2019年12月M&Aオセアニア地域におけるグループシナジー強化に向け、Ethos Corporation Pty Ltd他1社及びQuay Appointments Pty Ltd他2社をEthos BeathChapman Australia Pty Ltdに統合。

2020年代

  • 2021年4月M&Aシンガポールにおける事業拡大を目的に、完全子会社であるGood Job Creations(Singapore) Pte. Ltd.の全株式を、同じく完全子会社であるOriental Aviation International Pte. Ltd.に現物出資し、経営を統合。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2025年10月医療・福祉業界における人材紹介サービスの提供を目的とし、株式会社HR CAREERの株式を取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業利益(ノーマライズド)2029年3月期まで47億円
  • ROE中長期的まで15%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内Working事業:正社員・外国人HRビジネスの拡大

    一般派遣中心の事業構造から、AI代替が難しく労働需給ギャップの大きいエッセンシャル領域へシフト。正社員派遣/請負、外国人雇用支援、人材紹介を強化し、収益性と再現性の高い成長を目指す。

  2. 02

    海外Working事業:生産性重視の収益力強化

    オーストラリア・シンガポールを中心に、既存顧客深耕と高付加価値領域での需要獲得により生産性を向上。コストコントロールとガバナンス強化を徹底し、外部環境に左右されにくい安定的な収益基盤を確立する。

  3. 03

    人材の確保と育成

    ブランドプロモーションによる採用力強化に加え、就業前後の研修充実やフォローアップ、資格奨励金・給与評価制度の見直しにより、スタッフの育成と定着を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で9,005人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は686万円で、9期前と比べて+7.3%平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は8.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,240
2018年3月2,044
2019年3月63936.25.93,529
2020年3月67635.75.04,488
2021年3月64535.15.54,845
2022年3月62335.66.05,363
2023年3月65237.36.86,212
2024年3月65738.17.77,004
2025年3月67638.98.07,92929
2026年3月68640.28.89,00537

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率200.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社35(国内 6 / 海外 29、うち連結子会社 32) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社他 — 東京都 新宿区2,466百万円
国内Working事業
本社他 — シンガ ポール1,704百万円
海外Working事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ウィルオブ・ワーク(注4、5)
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ウィルオブ・コンストラクション(注6)
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クリエイティブ バンク
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd. (注4)
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Ethos BeathChapman Australia Pty Ltd (注4、7)
    オーストラリア · 連結子会社
  • 海外
    Ethos BeathChapman Australia Pty Ltd (注4、7)
    オーストラリア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Ethos BeathChapman Australia Pty Ltd (注4、7)
    オーストラリア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Ethos BeathChapman Australia Pty Ltd (注4、7)
    オーストラリア · 連結子会社
  • 海外
    DFP Recruitment Holdings Pty Ltd (注4、8)
    オーストラリア · 連結子会社
  • 海外
    DFP Recruitment Holdings Pty Ltd (注4、8)
    オーストラリア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DFP Recruitment Holdings Pty Ltd (注4、8)
    オーストラリア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DFP Recruitment Holdings Pty Ltd (注4、8)
    オーストラリア · 連結子会社
残りのグループ会社23社を開く
  • DFP Business Trust (注4、9)オーストラリア
  • DFP Business Trust (注4、9)オーストラリア100%
  • DFP Business Trust (注4、9)オーストラリア100%
  • DFP Business Trust (注4、9)オーストラリア
  • u&u Holdings Pty Ltd (注10)オーストラリア
  • u&u Holdings Pty Ltd (注10)オーストラリア100%
  • u&u Holdings Pty Ltd (注10)オーストラリア100%
  • u&u Holdings Pty Ltd (注10)オーストラリア
  • Scientec Consulting Pte.Ltd. (注4、11)シンガポール
  • Scientec Consulting Pte.Ltd. (注4、11)シンガポール100%
  • Scientec Consulting Pte.Ltd. (注4、11)シンガポール100%
  • Scientec Consulting Pte.Ltd. (注4、11)シンガポール
  • Oriental Aviation International Pte. Ltd. (注4、12)シンガポール
  • Oriental Aviation International Pte. Ltd. (注4、12)シンガポール100%
  • Oriental Aviation International Pte. Ltd. (注4、12)シンガポール100%
  • Oriental Aviation International Pte. Ltd. (注4、12)シンガポール
  • The Chapman Consulting Group Pte.Ltd. (注13)シンガポール
  • The Chapman Consulting Group Pte.Ltd. (注13)シンガポール100%
  • The Chapman Consulting Group Pte.Ltd. (注13)シンガポール100%
  • The Chapman Consulting Group Pte.Ltd. (注13)シンガポール
  • ウィルグループファンド 投資事業有限責任組合(注4、14)京都府 京都市 中京区98%
  • ウィルグループHRTech 投資事業有限責任組合(注4)京都府 京都市 中京区99%
  • ウィルグループHRTech2号 投資事業有限責任組合(注4)京都府 京都市 中京区99%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,469億円営業利益33億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.2%、利益が+43.5%。

売上高
+5.2%
1,469億円
営業利益
+43.5%
33億円
純利益
+91.7%
23億円
営業利益率
2.2%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,570億円1,469億円
営業利益34億円33億円
純利益22億円23億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は404億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.4%、営業利益は−18.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3539
2024年1Q344113.27
2024年2Q34992.67
2024年3Q34682.32
2024年4Q34312
2025年2Q703101.45
2025年4Q694131.97
2026年2Q715162.211
2026年4Q754172.312
2027年1Q40492.25

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は222億円から1,469億円へ6.6倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2013年3月22263
海外事業の統括を目的とし、WILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.を設立。
2014年3月26884
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2015年3月326105
2016年3月450157
2017年3月6062010
オセアニア地域での事業拡大を目的にEthos BeathChapman Australia Pty Ltdを設立。
2018年3月7932515
オセアニア地域におけるグループシナジー強化に向け、Ethos Corporation Pty Ltd他1社及びQuay Appointments Pty Ltd他2社をEthos BeathChapman Australia Pty Ltdに統合。
2019年3月1,0332915
2020年3月1,2194124
シンガポールにおける事業拡大を目的に、完全子会社であるGood Job Creations(Singapore) Pte. Ltd.の全株式を、同じく完全子会社であるOriental Aviation International Pte. Ltd.に現物出資し、経営を統合。
2021年3月1,1823824
2022年3月1,3115333
2023年3月1,4395132
2024年3月1,3824428
2025年3月1,39723221.612
2026年3月1,46933312.223

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,469億円のうち、営業利益として残るのは33億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.9%1,145億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.1%295億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%33億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.3pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.5pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.5pt
12.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが50億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは36億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は80億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−2−1318
2014年3月−2−28−421
2015年3月12−7−3524
2016年3月5−1211−727
2017年3月0−1624−1636
2018年3月45−23322292
2019年3月28−566−2869
2020年3月49−30−261959
2021年3月43−4−263975
2022年3月44−3−304190
2023年3月48−18−283096
2024年3月38−6−623271
2025年3月18−7−121169
2026年3月50−14−313680

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は566億円。このうち返さなくてよい自己資本が202億円で、自己資本比率は35.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月45133226.8
2014年3月61253641.1
2015年3月80314938.0
2016年3月123438029.2
2017年3月1735012323.3
2018年3月3567128519.8
2019年3月434423929.7
2020年3月4465239411.7
2021年3月4688238617.6
2022年3月52411441021.8
2023年3月54914640326.6
2024年3月51517534034.0
2025年3月49917432634.8
2026年3月56620236435.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
80億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
169億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
364億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
59
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中189位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中433位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,171で、1年前と比べて+26.1%過去52週の値幅のなかでは60%の位置にある。

¥1,171-2.1%1ヶ月+10.1%1年+26.1%時価総額271億円
過去52週の値幅
安値¥952高値¥1,319

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.6倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR1.34倍
配当利回り3.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+7.7%と上昇基調。25日線(1048.68円)を上回り、直近は1094円。52週高値1319円までは17%の余地があるものの、RSIは76.9と買われ過ぎ水準に接近。出来高は7月に入り増加傾向で、上値追いの勢いが続くか注目。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER10.83倍は業界平均22.23倍の約半分、PBR1.24倍も平均2.35倍を大きく下回り割安です。ROE12.3%は平均を上回る収益性がある一方、配当利回り4.05%は平均1.66%の2倍超で高利回りですが、配当性向72.1%と高く持続性には注意が必要です。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.6倍23.4倍
PER (予想)12.2倍
PBR1.34倍3.51倍
ROE12.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益改善への期待と人材不足の追い風がある一方、競争激化や低収益体質が懸念。強気派は、人手不足の構造的な追い風とコスト削減効果を見込む。弱気派は、単価競争の激化や低い営業利益率の改善難易度を指摘。

プラスに働く材料3
  • 人手不足の追い風

    生産年齢人口減少で人材派遣需要は中期的に堅調。

  • コスト削減効果

    2026年3月期は増収増益予想。営業利益率2.25%への改善見込み。

  • PER10倍台の割安感

    2025年3月期実績PER約10.8倍。同業比で割安。

マイナスに働く材料3
  • 低収益体質の改善遅れ

    営業利益率2%前後。競争激化で改善が進まないリスク。

  • 売上高の成長鈍化

    過去3年ほぼ横ばい。2026年3月期も微増にとどまる。

  • 法的規制のリスク

    派遣法改正や派遣切り規制強化で事業モデルに打撃。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善の進捗を測る最重要指標。
売上高成長率
需要動向とシェア拡大の成否を確認。
派遣スタッフ数
事業規模の直接的な指標。増加傾向なら強気。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.76%。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
3.76%
いまの株価に対して
配当性向
72.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1435.8
2018年3月1828.643.1
2019年3月180.044.1
2020年3月2327.829.7
2021年3月244.329.3
2022年3月3441.727.2
2023年3月4429.459.4
2024年3月440.030.3
2025年3月440.0
2026年3月440.072.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ33,780人。区分でいちばん多いのは個人・その他70.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.9%を占め、残る81.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他61.257.159.162.567.070.0
外国法人14.520.017.615.612.110.8
金融機関12.413.812.210.910.610.0
事業法人8.17.99.39.39.28.9
証券会社3.91.21.81.61.10.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01池田 良介16.48
02株式会社池田企画事務所8.41
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.74
04大原 茂6.53
05BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.66
06ウィルグループ従業員持株会2.30
07STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.85
08平 良一1.51
09角 裕一1.50
10告野 崇1.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近18
  • 2026-07-17
    大原 茂
    変更報告
    6.12%
    -1.04pt
  • 2026-07-10
    大原 茂
    新規の大量保有報告
    6.12%
    -1.04pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.48%
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.48%
    +0.22pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.26%
    +1.00pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.26%
    +0.75pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.51%
    +1.06pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.45%
    +0.37pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.66%
    +1.07pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.77%
    +1.11pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.86%
    +1.09pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.59%
    +1.09pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.96%
    +0.10pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.96%
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.08%
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.50%
  • 2026-04-22
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    9.96%
  • 2026-04-07
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    9.96%
    +0.10pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−31%、1株純資産は14期で+44%。直近期のROEは12.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月14661326.918.3
2014年3月9253220.711.616.1
2015年3月2916119.711.521.9
2016年3月3618920.813.991.3
2017年3月5422026.517.435.8
2018年3月6931927.921.743.1
2019年3月6918927.417.444.1
2020年3月10723550.55.329.7
2021年3月10637035.110.729.3
2022年3月14750533.58.727.2
2023年3月14364624.97.559.4
2024年3月12276817.38.830.3
2025年3月517606.618.8
2026年3月10188312.311.572.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額151百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
池田良介取締役 会長573,809,000
角裕一代表取締役 社長45347,800
腰塚國博取締役70
高橋理人取締役67
市川祐子取締役55
池田幸恵監査役52
澤田静華監査役55
中村克己監査役55
村上秀夫執行役員
高山智史執行役員
武田広伸執行役員
古河原久美執行役員
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
北村博志執行役員
片山健太郎執行役員
中島英樹57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2613029246
社外取締役759598

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,519字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社44社(国内12社、海外32社)で構成されており、人材派遣、業務請負、人材紹介、外国人雇用支援等の人材支援サービスを行っています。競争が激化する中で顧客から選ばれ続けるために、特定の事業領域に特化しそのカテゴリーにおけるサービス品質の強化を図っています。事業領域については、国内では、家電量販店等の販売現場、コールセンター、食品等の工場、介護施設、建設業等、海外ではオーストラリア、シンガポールを中心にサービスを展開しています。 主なビジネスモデルは以下の通りです。 (一般派遣(有期派遣)) 一般派遣とは、派遣スタッフ(有期派遣)を企業に派遣するビジネスモデルです。 派遣元企業は、人材派遣契約に基づき派遣先企業から派遣料金を受領し、有期雇用契約に基づき派遣スタッフへ給与を支払います。雇用関係と指揮命令関係が分かれていることが特徴です。 (正社員派遣(無期派遣)) 正社員派遣とは、派遣スタッフ(無期派遣)を企業に派遣するビジネスモデルです。 派遣元企業は、人材派遣契約に基づき派遣先企業から派遣料金を受領し、無期雇用契約に基づき派遣スタッフへ給与を支払います。雇用関係と指揮命令関係が分かれていること、派遣元企業と派遣スタッフの無期雇用契約であることが特徴です。 (業務請負) 業務請負とは、業務請負契約に基づき、企業から業務を一括で受託するビジネスモデルです。 請負企業が自社の責任と指揮命令のもとで委託企業の業務を遂行し、対価を受領します。委託企業からの指揮命令200を受けないことが特徴です。 (人材紹介) 人材紹介とは、職業安定法に基づく有料職業紹介事業として、転職希望者と企業の採用ニーズをマッチングするビジネスモデルです。企業の求人依頼を受け、要件に適した転職希望者を紹介し、人材紹介契約に基づき企業から紹介手数料を受領します。 (外国人雇用支援) 外国人雇用支援とは、外国人労働者を受け入れる企業の雇用支援と外国人労働者の生活支援を行うビジネスモデルです。企業との業務委託契約に基づき、委託費を受領します。 報告セグメント毎の事業内容は以下の通りです。 (1)国内Working事業 当事業では、国内における販売、コールセンター、製造、介護、建設等、カテゴリーに特化した人材派遣、業務請負、人材紹介、外国人雇用支援等の人材支援サービスを行っています。それぞれのカテゴリーにおける事業内容は以下の通りです。 ①セールスアウトソーシング領域 家電量販店及びアパレルショップ等における顧客の商品・サービスの拡大支援、大手IT関連企業の各種キャンペーンの企画・運営を中心に行っています。家電量販店等における販売支援では、スマートフォン等のモバイルデバイスが中心であり、接客、商品説明、申込み等の販売業務や販売スタッフのマネジメント、販売情報の収集・報告等の業務に従事するスタッフのチーム型派遣(ハイブリッド派遣)、人材派遣及び業務請負を行っています。また、販促イベントやキャンペーンのプロモーションも行っています。 ②コールセンターアウトソーシング領域 コールセンターを運営する企業やテレマーケティングサービスを展開する企業において、当該業務を通じた、顧客とエンドユーザー間との信頼関係を構築することを支援するサービスを提供しています。また、オフィス等への事務職等の人材派遣、人材紹介を行っています。コールセンターの中でも、通信会社、BPO(企業の業務プロセスの一部を継続的に外部の企業に委託すること)、金融機関向けを中心としており、情報提供、配送、アフターサービス、相談、苦情の受付、処理、解決等の業務に従事するスタッフのチーム型派遣(ハイブリッド派遣)、人材派遣を行っています。また、自社のコールセンターにおいて、顧客のテレマーケティング業務の請負等も行っています。 ③ファクトリーアウトソーシング領域 食品、電気機器、電子機器、輸送用機器、化学・薬品、金属等の製造業の生産過程において、技術や人材管理ノウハウを提供し、顧客の生産性の向上を実現するサービスを提供しています。製造業の中でも、比較的景気に左右されにくい食品製造業を中心としており、製造、検査、品質管理、仕分け、梱包等の業務に従事するスタッフのチーム型派遣(ハイブリッド派遣)、人材派遣及び業務請負を行っています。また、今後拡大が見込まれる外国人労働者の雇用支援サービスも行っています。 ④介護ビジネス支援領域 介護施設を運営する企業に対して、介護スタッフの人材派遣、人材紹介を行い、介護施設の安定運営を実現するサービスを提供するとともに、初任者研修や実務者研修などの資格取得支援サービス「WILLOFケアアカデミー」を運営し、スタッフのスキルアップ、キャリア支援を行っています。また、今後拡大が見込まれる外国人労働者の雇用支援サービスも行っています。 ⑤建設技術者領域 国内の建設業界、主に大手ゼネコン、サブコン企業に対して、施工管理技士の人材派遣、人材紹介を行い、建設業界における人手不足を解決するサービスを提供しています。人材派遣については、経験豊富な経験者の社員に加えて、新卒・未経験の技術社員を派遣しています。 ⑥その他 上記の他、システムエンジニアの人材派遣、人材紹介等を行っています。 (2)海外Working事業 当事業では、主にオーストラリア、シンガポールを中心に、人材派遣、人材紹介などの人材サービスを行っています。人材派遣については、比較的景気に左右されにくい政府、自治体等が主な派遣先です。人材紹介については、工業、金融等幅広い分野で事業を展開しています。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと以下の通りです。
経営方針・対処すべき課題4,252字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」をミッションとして掲げ、ビジョンとして、「Working(働く)」「Interesting(遊ぶ)」「Learning(学ぶ)」「Living(暮らす)」の各事業領域において、期待価値の高いブランディングカンパニーを創出し、各領域においてNo.1の存在になる「WILLビジョン」を掲げています。競争が激化する中で顧客から選ばれ続けるために、特定の事業領域に特化し、そのカテゴリーにおけるサービス品質の強化を図っています。事業領域については、国内では、家電量販店等の販売現場、コールセンター、食品等の工場、介護施設、建設業等、海外ではオーストラリア、シンガポールを中心にサービスを展開しています。 人材サービス市場における、今後の見通しについては、国内及び世界経済は緩やかに成長していく一方で、中東情勢を中心とした地政学リスクを背景に、原油価格の高止まりなど経済への影響は先行き不透明な状況が続いています。国内においては好調な企業業績を背景とした堅調な人材需要に対して、採用環境が厳しさを増しています。また、当社グループが海外で主に事業展開を行っているオーストラリア、シンガポールにおいては、人口・経済は緩やかに拡大基調であり、今後も安定的に推移する見通しである一方、インフレや金利上昇、中東情勢を背景とした景況感の悪化が懸念されており、引き続き注視していく必要があります。 また、当社グループの持続的な成長の実現にむけて、2026年5月14日に中期経営計画(WILL-being 2029)を新たに策定しました。 (2)目標とする経営指標 当社グループの重視する経営指標は、営業利益です。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループの中長期的な成長の実現に向けては、利益構造改革が重要となります。 そのため、中期経営計画(WILL-being 2029)においては、前中期経営計画で得られた成果(「建設技術者領域の黒字化」「正社員派遣/請負、外国人雇用支援への投資有効性の確認」「人材紹介オペレーションの獲得」「海外Working事業の生産性改善」)を基盤に、収益構造改革を進め、さらなる利益成長を図ります。 連結営業利益※は、達成可能性を重視し、2029年3月期に47億円を目標とします。そして、既存事業のさらなる成長に加え、新規事業やM&A等による上振れとして2025年11月に発行した、有償ストック・オプションの行使条件である55億円を目指します。また、資本効率においては、中長期的にROE15%以上に向けて、収益構造改革と資本効率改善を推進します。 ※一過性の損益を除いたノーマライズド連結営業利益 ■戦略テーマ 国内Working事業:正社員・外国人HRビジネスの拡大 海外Working事業:生産性を重視した収益力の強化 ■経営目標 2029年3月期 連結営業利益 47億円(2026年3月期を起点としたCAGR +16.1%) 国内Working事業においては、「正社員・外国人HRビジネスの拡大」を戦略テーマとします。前中期経営計画で投資有効性が確認できた正社員派遣/請負及び外国人雇用支援、新たな成長オプションとして獲得した人材紹介を一層強化し、AI代替可能性の低いエッセンシャル領域※を主戦場とすることで、再現性の高い利益成長を目指します。加えて、これまで一般派遣で培った採用・配置・定着のノウハウを活用し、より高い収益性と成長性が見込める領域へシフトすることで、グループ全体の収益構造改革を推進します。 ※社会生活を維持するために必要不可欠、かつ AI 代替・自動化されにくい領域。一般的にエッセンシャルワーカーと呼ばれる領域を含む。 海外Working事業においては、「生産性を重視した収益力の強化」を戦略テーマとします。既存の顧客基盤と専門性を活かしながら生産性向上を推進し、安定的な収益基盤の確立を図ります。加えて、為替や政策変動のリスクを踏まえた収益管理を徹底するとともに、市場性と収益性を見極めながら、事業展開国の拡大や新領域参入を検討し、中長期の成長機会を探索します。市場環境の変化に左右されにくい収益力を強化することで、ポストコロナの急激な人材需要拡大前の安定的な利益水準への回帰を目指します。 (4)会社の対処すべき課題 現状及び今後の経営環境を踏まえ、以下、当社グループが中長期観点から対処すべき課題を記載します。 ①国内Working事業「正社員・外国人HRビジネスの拡大」 当社グループの持続的な成長及び企業価値向上を実現するためには、国内Working事業において、一般派遣を中心とした従来の事業構造から、より収益性の高いビジネスモデルへ転換していくことが重要となります。そのため、労働需給ギャップが大きく、AIやロボットによる代替可能性が低いエッセンシャル領域を主戦場とし、正社員・外国人HRビジネスの拡大に向けて、以下3点に取り組みます。 (ⅰ)正社員派遣/請負 建設、製造、介護等、労働需給ギャップが大きく、定着・教育まで含めた支援ニーズが高いエッセンシャル領域を中心に、正社員派遣/請負の拡大に取り組みます。一般派遣で培った採用、配置、定着のノウハウや、当社グループの顧客基盤、全国拠点網を活用し、事業を拡大していきます。 (ⅱ)外国人雇用支援 製造、介護、宿泊、外食等、国内人材だけでは充足しにくい領域が増加する中、適切な受入プロセスを前提とした外国人雇用支援の重要性が高まっています。当社グループは、業界トップクラスの支援実績と、採用から定着まで一貫して支援できる体制を活かし、コンプライアンスを重視した外国人雇用支援を拡大していきます。 (ⅲ)人材紹介 介護、看護、建設等のエッセンシャル領域を中心に、自社採用だけでは充足しにくい専門人材・正社員採用ニーズが高まっています。当社グループは、既存事業で培った顧客基盤に加え、M&Aにより獲得した人材紹介オペレーションを活用し、人材紹介を新たな成長領域として拡大していきます。 前中期経営計画において投資有効性を確認した正社員派遣/請負及び外国人雇用支援を継続して拡大するとともに、M&Aにより獲得した人材紹介のオペレーションを活用し、国内Working事業の収益構造改革の再現性を高めていきます。 ②海外Working事業「生産性を重視した収益力の強化」 海外Working事業においては、オーストラリア、シンガポールともにポストコロナ以降の環境変化とインフレの影響を受け、市況は依然として楽観視できない状況が継続しており、各国の政府方針、景気動向、求人需要の変動に加え、為替変動が当社グループの業績に与える影響にも注視する必要があります。 このような環境下においても、海外Working事業が安定的に利益を創出できる収益基盤を構築するため、オーストラリア、シンガポールを中心に、強みのある領域での人材派遣・人材紹介を軸として、生産性向上を重視した収益力の強化に取り組みます。オーストラリアでは、既存顧客の深耕及び高付加価値領域での需要獲得を通じ、収益力の向上を図ります。シンガポールでは、行政機関等を中心とした既存顧客基盤を活かし、安定した需要の獲得を進めます。 各国における市場環境の変化を適切に見極めながら、コストコントロール、営業生産性の向上、ガバナンスの強化を継続します。市場回復に過度に依存することなく、収益性を重視した事業運営を徹底することで、為替変動等の外部環境リスクを踏まえても、安定的に利益を創出できる海外Working事業の確立に取り組んでいきます。 ③人材の確保と育成 人材の確保は当社グループの成長の礎であり、競争上の優位性、持続的な成長を実現するためには、スタッフの採用と育成と定着が重要な課題です。 2019年10月に国内主要子会社のサービスブランドを「WILLOF(ウィルオブ)」に統一し、採用力強化を目的としたブランドプロモーションを実施しています。2026年3月期には6月と10月に当社の最大商圏である関東エリアを含む18都府県でテレビCMを実施したことに加え、ウェブCM、SNS等を利用したプロモーション戦略を継続的に展開しました。プロモーション実施前の2023年3月期と比較して、認知率、指名検索数、利用意向度ともに大幅に増加しています。 育成、定着においては、就業先での必要なスキルやマインドを取り込んだ就業前、就業期間中における研修を更に充実させ、就業しているスタッフに対する定期的なフォローアップを行っていくとともに、資格奨励金や給与評価制度の見直し等により定着率を高めていきます。 ④サステナビリティの強化 当社グループは、サステナビリティ方針に基づき、社会と企業の持続可能な発展に貢献できるよう以下の取り組みを行っています。 (ⅰ)環境への取組み 当社グループは、気候変動に関する環境方針を定め、脱炭素社会実現に貢献する取り組みを進めています。また、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の最終提言に賛同し、気候変動による事業へのリスクと機会をTCFDの枠組みに基づいて情報開示を行っています。 (ⅱ)社会への取組み 当社グループが持続的な成長を遂げていくためには、画一的な視点にとらわれず、多様な人材の活躍が必要不可欠であると考えています。性別・年齢・国籍・障がいなどにとらわれず、社員一人ひとりが自律したキャリアを形成できるよう支援しています。また、技術革新により、求められる人材・職種が大きく変化し、今以上に需給ギャップが生じる見込みです。そのため、働く人をエキスパートにするキャリアの“最大化”と“最適化”に取り組んでいきます。 (ⅲ)ガバナンスへの取組み 過半数が独立社外役員で構成される任意の諮問委員会である指名委員会及び報酬委員会の設置、取締役会の実効性評価を外部の助言を得ながら継続的に実施する等、コーポレート・ガバナンスの強化に努めています。
事業等のリスク8,888字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。 当社グループでは、事業への影響度、発生頻度及び質的影響等を社内で定めた指標に基づき重要性を評価し、定期的にリスクの特定及び見直しを行っています。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 項目   (1)特定事業への依存について 内容      当社グループは、業種別に特化型での人材サービス(人材派遣、業務請負及び人材紹介)を展開しており、連結売上収益における構成比は、国内Working事業における主要な3領域の人材サービス(セールスアウトソーシング領域、コールセンターアウトソーシング領域、ファクトリーアウトソーシング領域)を中心とした既存領域に依存しています。今後の事業を取り巻く環境の変化等により、当該3領域の売上が急激に減少した場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。  また、国内Working事業における介護ビジネス支援領域、建設技術者領域や海外Working事業等、次の柱になり得る事業の成長を推進しており、主要な3領域に係る売上収益の構成比は低下していくことを想定していますが、計画通りに進まず、主要な3領域への売上収益の依存が低下しなかった場合は、当事業の売上収益の変動が当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策      次の柱になり得る事業、国内Working事業における介護ビジネス支援領域、建設技術者領域や海外Working事業等の成長を推進し、事業ポートフォリオのバランスを考慮したポートフォリオの多様化について継続して取り組みます。 項目   (2)事業の許認可について 内容      当社グループにおいて、重大な法令違反が発生し、許可の取消し、又は事業の停止を命じられた場合には、当社グループの主要な事業活動全体に支障をきたすことが想定され、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   (労働者派遣事業)  国内における人材派遣事業は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「派遣法」という。)に基づき、厚生労働大臣の許可を受けて行っています。派遣法では、労働者派遣事業の適正な運営を確保するために、派遣元事業主として欠格事由に該当した場合や、当該許可の取消事由に該当した場合には、許可の取消しや事業の全部又は一部を停止できる旨を定めています。   (職業紹介事業)  国内における人材紹介事業は、職業安定法に基づき、厚生労働大臣の許可を受けて行っています。職業安定法においても、派遣法と同様に、有料職業紹介事業者としての欠格事由に該当した場合や、当該許可の取消事由に該当した場合には、許可の取消しや業務の全部又は一部の停止を命じることができる旨を定めています。 対応策      事業を適正に運営していくため、各国の関連法令等に従い、コンプライアンスに関する社内教育や業務システム等の仕組みづくりを、随時ブラッシュアップしていくとともに、内部監査等により関連法規の遵守状況を日頃より監視し、法令違反等の防止に努めています。 項目   (3)人材の確保について 内容     (社員)  当社グループが競争上の優位性の確保、事業環境の変化への対応、及び持続的な成長を可能とするためには、優秀な人材の確保と育成が重要な経営課題です。また、当社グループの事業は人材を基盤としており、従業員のエンゲージメントや働きがいは、サービス品質や生産性、顧客満足度等に重要な影響を及ぼす要素です。しかしながら、人材の確保・育成が計画通りに進まない場合や、従業員エンゲージメントの低下により離職率の上昇や生産性の低下が生じた場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   (スタッフ)  当社グループの事業活動の重要な要素のひとつにスタッフの確保があります。当社グループの継続的な成長のためには、スタッフの採用と育成と定着が重要な課題です。 対応策     (社員)  多様な人材が活躍できる風土づくりや各種制度の整備を通じて働きやすい環境の構築に取り組むとともに、挑戦や成長の機会を積極的に提供することで優秀な人材の流出防止及び確保に努めています。また、企業ブランディングの強化により、知名度及び信頼性の向上を図っています。加えて、定期的に働きがいアンケートを実施し、「働きがいスコア」の変化を重視し、働きがいを高める各種取り組みを実行しています。さらに、事業専属のHRマネジメントパートナー(HRMP)が、採用、育成及び適切な人材配置において各事業に伴走し、事業成長を支える人材基盤の強化に取り組んでいます。当該リスクへの対応方針等については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組み(3)人的資本に関する戦略、指標及び目標」をご参照ください。   (スタッフ)  募集方法を多様化し、独自のWeb募集媒体に重点をおくことや、オンラインでの登録やカウンセリング、友人紹介キャンペーン、採用拠点の設置などの施策を実施しています。また、週5日未満や短時間勤務など主婦、シニア、留学生向けのフルタイム以外の案件獲得にも取り組んでいます。当該リスクへの対応方針等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)会社の対処すべき課題 ③人材の確保と育成」をご参照ください。 項目   (4)法改正について 内容      当社グループが事業を営んでいる国や地域における法律、規制等については、労働市場を取り巻く環境の変化等に応じて改正される可能性があります。とりわけ、労働者派遣法においては、派遣対象業務や派遣期間制限等について適宜改正されており、その改正内容によっては、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   (社会保険制度)  当社グループでは、従業員に加え、社会保険加入要件を満たすスタッフの社会保険への加入を徹底しています。社会保険料の保険料率や対象範囲は、社会的情勢によって適宜改定されていることから、社会保険制度の改正に伴い、会社負担金額が大幅に上昇した場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   (労働契約法)  2013年4月に改正労働契約法が施行され、施行日以降に開始した有期雇用契約が通算5年を超えて更新された場合は、労働者の申込みにより、無期雇用契約(期間の定めのない雇用契約)に転換する仕組みが導入されました。これにより、当社グループで派遣スタッフ等を無期雇用する場合、就業先が決まるまでの待機期間中の労務費等の負担が生じます。  また、2020年4月1日より施行された同一労働同一賃金に関する法律では雇用形態にかかわらない均等・均衡待遇を確保し、不合理な待遇差がある場合、その格差是正が求められています。今後も、このような法改正等が行われた場合、その内容によっては当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 項目   (4)法改正について 対応策     ・当社法務部門が常に、当社グループのビジネスに関連する法律・規制等の改正動向などを注視し、法律・規制等に対応する必要が発生した場合については、適時適切に関係各所へ伝達することとしており、都度タイムリーな経営判断を行い対応しています。   ・派遣スタッフ等の賃金や社会保険料などのコスト上昇リスク低減のためには、法改正等により上昇したコストを適切に請求単価に反映させるとともに、取引先企業への請求料金改定の交渉を適切に行うことにより、対応していきます。特に無期派遣の事業モデルにおいては、事業責任者の監督のもと、適正な請求単価維持のための取組みと進捗管理を継続的に行い、収益性の確保に努めています。 項目   (5)競争の激化について 内容     ・当社グループが属する人材サービス業界は、多数の競合他社が存在します。競争がさらに激化した場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   ・当社グループが技術革新、顧客のニーズ又は嗜好の変化等に対応できないこと、競合他社間の合併・統合等により、当社グループの競争力を維持できない場合、当社グループが市場シェアを失う可能性があります。 対応策     ・顧客からニーズを把握した後にそれに対して対応可能なスタッフを募集し、顧客に対して的確かつ迅速な対応を行うことで、高い顧客満足度を得て競合他社との差別化を図っています。   ・当社グループは競争力を維持するため、顧客のマインドシェア、インストアシェアの拡大に向けて、供給力の強化、労務管理の強化、請負化などを提案し収益性の維持、向上を図っています。 項目   (6)将来の企業又は事業の買収について 内容     ・企業又は事業の買収(以下、「M&A」という。)は、当社グループの主要な経営戦略の一つと考えています。M&Aにおいては、成立後、統合上の業務プロセスの不備、異なる企業文化の統合による摩擦の発生に伴う業務の停滞や業績の低下、従業員の離職や内部対立の顕在化等、様々なリスクが内在しているため、想定通りにM&Aを行った後の経営の統合を実行するプロセス(以下、「PMI」という。)が遂行できなかった場合には、買収資産の価値が毀損し、損失が発生する可能性があり、このような事象が発生した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   ・M&Aに伴い発生するのれんは、帳簿価額を回収できない可能性がある場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を損失として計上する可能性があります。したがって、のれんの対象事業の将来キャッシュ・フローの見込みによっては減損損失を計上することになり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策     ・M&A成立時に想定した効果を最大限に発揮させるため、詳細なデューデリジェンスに加え、PMIを適切に進めることが非常に重要であると考え、当該PMIプランを迅速かつ長期的な視点で策定しています。   ・M&A検討時におけるバリュエーション(価値算定)の適正性を高めるために第三者機関との綿密な確認作業を行うほか、実行後の事業継承計画を入念に検討すること、PMIのモニタリング強化、のれんの回収可能性に変化が生じた場合、経営者と改善のためのディスカッションを行う等により、減損損失リスクに対処しています。 項目   (7)海外における事業展開について 内容      当社グループは、事業のグローバル展開を標榜しており、現時点において、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、アメリカ、中国、ベトナム、イギリス、ドイツ及びスイスに営業拠点を有しています。これら海外展開においては、各国における景気変動リスク、為替変動リスク、政府による規制、政治的な不安定さ及び資金移動の制約等に起因するカントリーリスク等が存在しています。  このような不測の事態が生じた場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策     ・当社グループでは、シンガポールに統括拠点として中間持株会社をおき、事業遂行上の環境変化(各国の法改正や最新の現地当局の動向等)について随時情報を把握するとともに、資産集中の防止など各国の案件ごとにその回避策を講じて事業を推進しています。   ・事業の展開には、対象国の法務や税務の顧問と連携し早期のカントリーリスク調査による専門的なアドバイスを基に定期的なリスクの低減に努めています。 項目   (8)個人情報の取り扱いについて 内容      当社グループは、事業の特性上、派遣登録者や転職希望者等の個人情報や機密情報を保有しています。不測の事態が原因で、個人情報や機密情報が外部に漏洩し、情報主体者に被害が発生した場合には、損害賠償請求や社会的信用の失墜、EU一般データ保護規制(GDPR)による制裁金により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策     ・個人情報の取扱いについては、2022年4月に改正された個人情報の保護に関する法律を踏まえ、社内体制の整備、定期的な研修、情報管理の強化等、個人情報の取扱いに十分な注意を払っています。グループ企業の一部においては、プライバシーマークやISMS等の認証取得も行うことで、客観的なグループの情報管理水準の確認を行っているほか、万が一に備えた個人情報漏洩保険への加入等によりリスク軽減措置をとっています。   ・ヨーロッパに拠点を持つ子会社のThe Chapman Consulting Group Pte. Ltd.ではGDPR、シンガポールでは Personal Data Protection Act、オーストラリアにおいても個人情報保護法に沿ったガイドラインを保有、運用しています。 項目   (9)法令遵守に関するリスクについて 内容     (全般的なリスク)  当社グループの事業活動における関連法令は、国内における各種法規制(派遣法、職業安定法、労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、健康保険法及び厚生年金保険法等)、海外における各国の各種法規制(雇用機会均等法等)、新規事業に関連する各種法令等、多岐にわたります。万一、これらの対策を行っていたとしても、グループ各社の役職員やスタッフによる不正行為等を含めたコンプライアンスに関するリスク、又は人権等の問題を含め社会的に信用が失墜するリスクを完全に排除できない場合があり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   (重大な訴訟等によるリスク)  当社グループは、主として人材派遣事業及び人材紹介事業等を営んでいます。その事業活動の遂行過程において、顧客、求職者、競合他社、その他の関係者等から、当社グループが提供するサービスの不備、個人情報や機密情報の漏洩又は知的財産の侵害等に関する訴訟その他の法的手続きを提起される場合や、当局等による捜査や処分等の対象となる場合があり、これらの法的手続に関連して多額の費用の支出や、事業活動に支障をきたす可能性があります。また、係る法的手続は長期かつ多額となることや、結果の予測が困難となる場合があり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策     ・法令遵守を重要な企業の責任と認識しており、コンプライアンス体制を強化し、法令遵守の徹底(教育研修の拡充やアンケートの実施等)を図っています。   ・万一、訴訟の提起等を受けた場合には、専門部署(法務)が外部の専門家と協同の上、適時適切に対応しています。 項目   (10)自然災害及び有事に関する影響について 内容      当社グループは、日本全国及びオーストラリア・シンガポールを中心に海外にも営業拠点を展開しています。これらの地域において、地震、台風、津波等の自然災害、大規模火災や停電、新型感染症の流行、テロ行為及び国際紛争等が発生した場合には、拠点機能の停止や従業員・派遣スタッフの稼働制限、取引先企業の事業活動の停滞等により、当社グループの事業活動に支障が生じる可能性があります。この結果、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策      大規模地震、洪水等の自然災害や感染症への備えとして従業員及び派遣スタッフの安否を確認し、安全を確保するための危機管理体制を構築し、災害に備えています。また、事業拠点の機能分散や情報資産のクラウド化など事業継続のための施策も講じています。 項目   (11)情報システムに関するリスクについて 内容      当社グループの事業活動は、IT(コンピュータシステムやネットワーク等)に依存しており、これらITの開発、維持及び管理を一部第三者に委託しています。また、格付け基準の高いデータセンターの利用や、クラウドサービスの利用等により、大規模地震等の自然災害発生時におけるシステムの可用性の確保やリモートワーク環境の構築を実現している他、外部からのサイバー攻撃や不正アクセス対策を実装し、事業継続性を確保しています。しかしながら、万一、何らかの原因によって大規模なシステム障害が発生した場合、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 対応策     ・事業活動を支える基幹システム等の主要システムをTier4レベルのデータセンターに構築し、大規模地震等の自然災害発生時におけるシステムの可用性を確保しています。加えて、交通機関の停止や感染症等によりオフィスに出社できない場合の業務継続性を確保する為に、リモートワーク環境を構築しています。   ・大規模システム障害等が発生した時の業務影響を軽減するとともに、再発防止策を確実に実行する為に、「IT管理規程」にシステム障害対応方針を定義、システム障害管理態勢の整備をしています。   ・新たにITの開発、維持・管理の委託先を選定する際は、「委託先選定チェックリスト」に則って選定することとしており、委託する業務と類似の内容・規模の実績があるかを事前に確認することで、システムの品質確保に努めています。 項目   (12)業界を取り巻く環境の変化について 内容      当社グループが事業を展開する市場の多くにおいて、近年のIT技術の急速な発達に伴い、インターネットを媒体としたオンラインサービスへの移行が進み、人的な営業力や物流ネットワーク等に起因する既存の新規参入障壁が低くなったことで、ユーザーがサービスを切り替えることも比較的容易になりました。また、今後国内外においてSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等を利用したオンラインのコミュニケーションが活発化し、顧客とユーザーを直接マッチングすることが可能となる等、特に人材派遣事業及び人材紹介事業において、競争が更に激しくなる可能性があります。これにより現在の市場シェアを維持できなくなり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策      既存事業領域のサービス力及びブランド力の向上施策、コーポレートベンチャーキャピタルを活用した新たに創出されるビジネス機会を捉えるための施策等、様々な収益基盤の拡大施策を実施しています。2019年10月に、当社グループ全体の認知度及びサービス向上を目指すため、国内主要子会社のサービスブランドを「WILLOF(ウィルオブ)」に統一しました。「Chance-Making-Company」のブランディングを実施することにより、求職者への認知を図っていきます。 項目   (13)株式価値の希薄化について 内容      当社は、当社グループの役員及び従業員に対し、新株予約権を付与しています。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。新株予約権の株式数については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 17.株式報酬」に記載の通りです。 対応策      当社が発行している新株予約権は、あらかじめ定める業績目標の達成が行使条件とされており、その目標が達成されることは、当社の企業価値・株主価値の向上に資するものと認識しています。そのため、これら新株予約権の発行は、当社の既存株主の皆様の利益に貢献できるものと認識しており、株式の希薄化への影響は合理的なものであると考えています。 項目   (14)資金調達について 内容      当社グループの事業資金は、その一部を金融機関からの借入により調達しています。これにより、景気の後退、金融市場の悪化、金利の上昇、当社グループの信用力の低下、業績の見通しの悪化等の要因により、当社グループが望む条件で適時に資金調達を行えない場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策      必要な資金調達ができなくなる事態に備え、常に一定の手許流動性の確保に努め、今後は、金利が直近の上昇に加えさらに上昇する可能性もあり、固定金利での調達やスワップ取引等による金利リスク削減の施策など、市場の動向を見ながら検討していきます。 項目   (15)景気変動に関するリスクについて 内容      当社グループは、一般的に国内、オーストラリア及びシンガポールを中心とする海外の経済情勢に影響されるため、求人需要や消費の減少など、景気停滞が長期化する場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 対応策      当社の事業領域は、国内では、食品等の工場、介護施設、建設業等、海外では、政府、行政といった比較的景気の変動の少ない領域を中心に構成されています。今後はこれら社会生活の維持に不可欠なエッセンシャル領域への営業の強化、生産性の向上を通じた収益力の強化を進めることで、さらに景気変動に左右されにくい事業の確立に取り組んでいきます。また、必要に応じて、固定費の圧縮や、IT投資、新規事業投資の抑制、現預金の確保等必要な措置を講じ、機動的に経営の安定化を図ります。
経営成績の分析 (MD&A)6,989字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) 当連結会計年度における世界経済は、米国の政策動向に加え、金融資本市場の変動や中東情勢の緊迫化により依然として先行き不透明な状況が続いており、これらの影響を引き続き注視していく必要があります。 日本経済は、雇用情勢の改善や賃上げ、企業の設備投資意欲が継続するなど景気に前向きな動きはありましたが、物価上昇による個人消費の陰り等が影響し、緩やかな回復にとどまりました。また、為替変動や原油価格の高騰などの動向に注視する必要があります。 このような状況の下、当社グループは、2026年3月期を最終年度とした中期経営計画(WILL-being 2026)の基本方針である国内Working事業の再成長に向け、建設技術者領域の拡大、正社員派遣、外国人雇用支援の拡大等に取り組みました。 国内においては、建設技術者領域の安定した売上成長と黒字化が大きく業績に寄与した他、正社員派遣及び外国人雇用支援を積極的に展開しているセールスアウトソーシング領域やファクトリーアウトソーシング領域等が堅調に推移しました。また国内における採用力強化を目的に、「WILLOF(ウィルオブ)」のブランドプロモーションとして、当社の最大商圏である関東エリアを含む18都府県でテレビCMを実施したことに加え、ウェブCM、SNS等を利用したプロモーション戦略を継続的に展開しました。 海外においては、ポストコロナ以降の環境変化とインフレの影響を受け、市況は依然として楽観視できないものの、利益体質の強化に向けたコストコントロールを実施し、生産性改善により収益回復を実現しました。なお、為替レートが前年同期比で円安に推移したことにより、売上収益で約582百万円、セグメント利益で約30百万円のプラス影響となりました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上収益146,856百万円(前連結会計年度比5.1%増)、営業利益3,279百万円(同40.2%増)、税引前利益3,139百万円(同44.2%増)、当期利益2,202百万円(同92.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,314百万円(同100.3%増)、及びEBITDA(営業利益+減価償却費及び償却費+減損損失)は5,632百万円(同15.0%増)となりました。 セグメント別の業績は、以下の通りです。 (1)国内Working事業 国内におけるセールスアウトソーシング領域、コールセンターアウトソーシング領域、ファクトリーアウトソーシング領域、介護ビジネス支援領域、建設技術者領域等カテゴリーに特化した人材派遣、業務請負、人材紹介、外国人雇用支援を行う国内Working事業については、建設技術者領域、セールスアウトソーシング領域及びファクトリーアウトソーシング領域の堅調な推移に加え、株式会社HR CAREERの新規連結による人材紹介売上の増加等により、増収となりました。 利益面においては、建設技術者領域が利益成長フェーズに入ったことや、複数領域での正社員派遣、外国人雇用支援への注力による粗利の拡大を背景に増益となりました。また、重要業績評価指標のうち、特に「正社員派遣稼働人数」及び「外国人雇用支援人数」が順調に推移したことにより粗利が拡大したこと、建設技術者領域の継続的な単価交渉による単価上昇の結果、増益となりました。 以上の結果、国内Working事業は、外部収益88,262百万円(前年同期比6.2%増)、セグメント利益3,579百万円(同10.1%増)となりました。 (2)海外Working事業 主にオーストラリア、シンガポールにおいて展開している海外Working事業については、依然マーケット環境は楽観視できないものの、人材派遣売上、人材紹介売上ともに現地通貨基準で前年同期を上回ったこと、プラスの為替影響(約582百万円)があったこと等により、増収となりました。 利益面においては、販管費の抑制と人材紹介売上増加による粗利の拡大に加え、前年同期に計上した減損損失(473百万円)のはく落影響等により大幅増益となりました。 以上の結果、海外Working事業は、外部収益58,501百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益2,427百万円(同69.4%増)となりました。 (3)その他 その他については、前連結会計年度に外国人向けモバイル通信事業「ENPORT mobile」の事業譲渡を行ったことにより、外部収益92百万円(前年同期比41.2%減)、セグメント損失306百万円(前年同期は223百万円の損失)となりました。 (生産、受注及び販売の状況) (1)生産実績 当社グループの主たる事業は人材サービスの提供であり、その性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しています。 (2)受注状況 生産実績と同様の理由により、記載していません。 (3)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、以下の通りです。 (単位:百万円) セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) 国内Working事業   88,262   106.2 海外Working事業   58,501   103.6 報告セグメント計   146,763   105.2 その他   92   58.8 合計   146,856   105.1 (注)セグメント間の取引については相殺消去しています。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日において当社グループが判断したものです。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下、「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定により、IFRS会計基準に準拠して作成しています。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しています。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2.作成の基礎、3.重要性がある会計方針」に記載の通りです。 (2)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は29,944百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,393百万円増加しました。これは主に、営業債権及びその他の債権が2,168百万円、現金及び現金同等物が1,038百万円増加したこと等によるものです。 非流動資産は26,608百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,236百万円増加しました。これは主に、その他の金融資産が469百万円減少した一方、新規連結及び為替換算の影響によりのれんが1,690百万円、その他の無形資産が775百万円、使用権資産が505百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 以上の結果、総資産は56,552百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,629百万円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は28,208百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,000百万円増加しました。これは主に、借入金が647百万円減少した一方、営業債務及びその他の債務が3,144百万円、未払法人所得税が386百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 非流動負債は8,175百万円となり、前連結会計年度末に比べ820百万円増加しました。これは主に、その他の金融負債が236百万円、その他の非流動負債が369百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 以上の結果、負債合計は36,384百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,820百万円増加しました。 (資本) 当連結会計年度末における資本合計は20,168百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,808百万円増加しました。これは主に、その他の資本性金融商品が390百万円減少した一方、在外営業活動体の換算差額が1,956百万円、利益剰余金が1,316百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は35.8%(前連結会計年度末34.8%)となりました。 (3)キャッシュ・フローの分析 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、4,957百万円の収入(前連結会計年度は1,806百万円の収入)となりました。これは主に、営業債権の増加額1,258百万円、法人所得税の支払額594百万円等があった一方、税引前利益の計上3,139百万円、減価償却費及び償却費2,352百万円、営業債務の増加額1,254百万円等があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,354百万円の支出(前連結会計年度は695百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入253百万円があった一方、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出815百万円、有形固定資産及び無形資産の取得による支出567百万円、投資活動その他による支出224百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、3,119百万円の支出(前連結会計年度は1,233百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入2,460百万円、政府補助金による収入329百万円等があった一方、長期借入金の返済による支出2,945百万円、リース負債の返済による支出1,340百万円、配当金の支払額1,016百万円、短期借入金の純減額619百万円等があったことによるものです。 (4)重要な経営指標の分析 当連結会計年度における実績及び主な要因は以下の通りです。 (売上収益) 当連結会計年度の売上収益は、146,856百万円となり、前連結会計年度に比べ5.1%増加しました。 売上収益が増加した主な要因は、国内Working事業において建設技術者領域が順調に拡大したこと、株式会社HR CAREERの新規連結効果が寄与したことに加え、海外Working事業において人材派遣売上が堅調に推移したこと、為替レートが前連結会計年度比で円安に推移したことによるものです。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は、32,392百万円となり、前連結会計年度に比べ10.2%増加しました。 売上総利益が増加した主な要因は、国内Working事業においてポートフォリオの入替が奏功し、収益性の高い正社員派遣及び外国人雇用支援が拡大したことに加え、海外Working事業において人材紹介売上が増加したことによるものです。 その結果、売上総利益率は22.1%となり、前連結会計年度より1.1ポイント上昇しました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、29,510百万円となり、前連結会計年度に比べ8.2%増加しました。 販管費比率は20.1%となり、前連結会計年度より0.6ポイント上昇しました。 販売費及び一般管理費が増加した主な要因は、正社員派遣、外国人雇用支援の拡大に向けて、採用費、営業人員、コンサルタント人員等が増加したことに加え、国内における採用力強化を目的として、「WILLOF(ウィルオブ)」のブランドプロモーションを実施したことによるものです。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、3,279百万円となり、前連結会計年度に比べ40.2%増加しました。 営業利益が増加した主な要因は、国内Working事業における事業ポートフォリオの入替が奏功したことによる売上総利益の拡大、海外Working事業における販管費の抑制及び人材紹介売上の増加による売上総利益の拡大に加え、前連結会計年度に計上したオーストラリアの子会社における減損損失がはく落したことによるものです。 その結果、営業利益率は2.2%となり、前連結会計年度より0.5ポイント上昇しました。 (EBITDA) 当連結会計年度のEBITDAは、5,632百万円となり、前連結会計年度に比べ15.0%増加しました。 EBITDAが増加した主な要因は、営業利益が増加したことによるものです。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 当連結会計年度の親会社の所有者に帰属する当期利益は、営業利益の増加により、前連結会計年度に比べ1,158百万円増加の2,314百万円となりました。 (総還元性向) 当連結会計年度の総還元性向は、43.9%となりました。詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご参照ください。 (5)経営成績に重要な影響を与える要因について 当社の事業には、景気の変動等による人材ビジネス市場規模への影響や競合他社の状況、法的規制等、経営成績に重要な影響を与えうる様々なリスク要因があります。詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (6)経営戦略と今後の見通し 今後の見通しについては、国内及び世界経済は緩やかに成長していく一方で、中東情勢を中心とした地政学リスクを背景に、原油価格の高止まりなど経済への影響は先行き不透明な状況が続いています。国内においては好調な企業業績を背景とした堅調な人材需要に対して、採用環境が厳しさを増しています。また、当社グループが主に事業展開を行っているオーストラリア、シンガポールにおいては、人口・経済は緩やかに拡大基調であり、今後も安定的に推移する見通しである一方、インフレや金利上昇、中東情勢を背景とした景況感の悪化が懸念されており、引き続き注視していく必要があります。 このような状況の下、国内Working事業では、中期経営計画(WILL-being 2029)の戦略テーマとして掲げている、前中期経営計画で高成長を果たした正社員派遣/請負及び外国人雇用支援を更に拡大するとともに、新たな収益基盤の確立を目的として人材紹介へ注力し、収益性向上に向け、事業ポートフォリオの最適化を推進していきます。 海外Working事業では、世界情勢の変化や為替変動の影響を踏まえつつ、外部環境に左右されにくい生産性を重視した収益基盤の強化を図ります。オーストラリアにおいては民間及び政府の幅広い顧客基盤を活かしながら、成長余地のある民間領域の開拓を進めることで顧客ポートフォリオの最適化を図り、収益性の向上を目指します。シンガポールでは、政府主導のデジタル化・AI分野における人材需要を取り込みつつ、既存顧客との取引拡大を通じて収益性の向上を図ります。 これらにより、2027年3月期の通期連結業績予想は、売上収益157,000百万円(当連結会計年度比6.9%増)、営業利益3,400百万円(同3.7%増)、税引前利益3,191百万円(同1.6%増)、当期利益2,221百万円(同0.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,208百万円(同4.6%減)、EBITDAは6,442百万円(同14.4%増)を見込んでいます。 (ご参考)業績予想で前提としている為替レートは、1オーストラリアドル105円(当期の実績は100円)、1シンガポールドル121円(当期の実績は117円)です。 *上記業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。引き続き当社グループの事業への影響を慎重に見極め、今後修正の必要が生じた場合には速やかに開示します。 (7)資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して1,038百万円増加し、7,974百万円(前連結会計年度末比15.0%増加)となりました。 当社グループの資金需要は、主として人材サービス事業における運転資金および成長投資に係る資金です。これらの資金については、営業活動によるキャッシュ・フロー及び内部資金を基本としつつ、必要に応じて金融機関からの借入により調達し、財務の健全性を考慮しながら対応しています。 また、グループ全体の資金効率向上を図る観点から、当社において資金の集中管理を行っており、連結子会社に対しては必要に応じて資金供給を行う体制としています。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、前述「(3)キャッシュ・フローの分析」に記載の通りです。

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