概要
クレディセゾンは、セゾングループの中核をなすクレジットカード会社である。1951年に月賦販売会社として創業し、現在はセゾンカードやUCカードを発行するペイメント事業を最大の柱とする。個人向けローン、信用保証、リース、海外レンディング、エンタテインメントなど多角化を進め、2026年3月期の純収益は4,728億円、従業員数は6,346人。東京都豊島区に本社を置き、東証プライム市場に上場する。
ペイメント事業が純収益の58%を占める
2026年3月期、ペイメント事業の純収益は2,772億円(前期比9.7%増)で、グループ全体の58.3%を占める。同事業はクレジットカード発行・加盟店管理と、サービサー(債権回収)の2本柱で構成される。カードブランドは自社発行のセゾンカードに加え、吸収合併したUCカード、提携先と共同発行するアフィニティカードがあり、VISA・MasterCard・JCB・アメリカン・エキスプレスの4国際ブランドを扱う。ポイントプログラムや海外旅行保険などの付帯サービスで顧客基盤を拡大している。主な関係会社としてセゾンファンデックス、りそなカード、セブンCSカードサービスなどが連なる。
ファイナンスとリースが安定収益を生む
ファイナンス事業は2026年3月期に純収益827億円、事業利益473億円と高い収益性を示す。住宅ローン保証やフリーローン保証が中核で、「フラット35」やスルガ銀行の住宅ローン取扱も行う。大和ハウスフィナンシャル、セゾンファンデックスなどが担う。リース事業は純収益148億円、事業利益47億円で、OA通信機器や厨房機器のファイナンスリースに強い。両事業を合わせた純収益は全体の約20%を占め、安定したキャッシュフローを支える。2023年7月にはスルガ銀行への資本参加を決め、銀行との連携強化を進める。
グローバル事業は第三の柱を目指す
グローバル事業はインド、東南アジア、ラテンアメリカでレンディング(融資)とインベストメント(投資)を展開する。2026年3月期の純収益は624億円(前期比21.2%増)に成長したが、事業損失は14億円と赤字が続く。主要拠点はHD SAISON Finance(ベトナム)、Kisetsu Saison Finance(インド)、PT Credit Saison Indonesia、Credit Saison Brazil Participações、Credit Saison Mexicoなど。シンガポールにSaison Internationalを置き、2022年には暗号資産関連のSaison Cryptoも設立した。同事業をペイメント、ファイナンスに次ぐ成長エンジンと位置づけ、赤字からの脱却とスケールアップが課題である。
エンタテインメントと不動産が多角化を補完
エンタテインメント事業は2026年3月期、純収益70億円、事業利益26億円。子会社イープラスがオンラインチケット販売を手がけ、国内イベント市場で一定の地位を占める。アミューズメント施設(ゲームセンター)も運営する。不動産関連事業は純収益313億円、事業利益192億円で、物件売買・仲介・賃貸と併せて債権回収も行う。セゾンリアルティやコンチェルトなどが担う。両事業はグループ全体の純収益の約8%を占めるに過ぎないが、金融以外の顧客接点を提供し、グループ全体の多角化に寄与している。
業界の中での役割は総合金融サービス企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2018/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| クレジットサービス 事業 | 2,192億円 | 75.0% | 127億円 | 5.8% |
| ファイナンス事業 | 354億円 | 12.1% | 162億円 | 45.8% |
| 不動産関連事業 | 155億円 | 5.3% | 64億円 | 41.3% |
| リース事業 | 129億円 | 4.4% | 43億円 | 33.3% |
| エンタテインメント 事業 | 93億円 | 3.2% | 11億円 | 11.8% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ペイメント(決済)主力
クレジットカード事業(セゾンカード等)及び債権回収事業(サービサー)。個人向け・法人向け決済サービスを提供。
- クレジットカード(セゾンカード等)
- 汎用型・提携型クレジットカードの発行・加盟店管理。
- サービサー(債権回収)
- 貸し倒れ債権の管理・回収業務。
02リース主力
各種設備・車両等のリース事業。企業向けに資産活用手段を提供。
- リースサービス
- 機械設備、情報通信機器、車両等のリース。
03ファイナンス主力
信用保証事業(住宅ローン保証等)及びファイナンス関連事業。スルガ銀行等を通じた金融サービスも含む。
- 信用保証
- 住宅ローン等の融資に対する保証サービス。
04不動産関連準主力
不動産事業(物件売買・仲介)、不動産賃貸事業、および不動産関連の債権回収事業。
05グローバル準主力
海外でのレンディング事業(融資)およびインベストメント事業。アジア・中南米等で展開。
- 海外レンディング
- 海外現地法人を通じた融資サービス。
- 海外インベストメント
- 海外での投資事業。
06エンタテインメント副次
アミューズメント事業(ゲームセンター等)およびチケット販売事業(イープラス)。
- アミューズメント施設運営
- ゲームセンター等の運営。
- チケット販売(イープラス)
- イベントチケットのオンライン販売。
製品と技術
セゾンカード・UCカード・提携カードの三軸
クレディセゾンが発行するクレジットカードは、自社ブランドの「セゾンカード」、吸収合併により継承した「UCカード」、提携先と共同発行する「アフィニティカード」の三つに大別される。国際ブランドはVISA、MasterCard、JCB、アメリカン・エキスプレスの全てに対応。ショッピング利用に加え、海外旅行保険やポイントプログラム「永久不滅ポイント」などの付帯サービスを提供する。2026年3月期のショッピング取扱高は拡大傾向にあり、メインカード化を促進する施策を継続している。
信用保証と住宅ローン保証の金融サービス
ファイナンス事業の中核である信用保証は、住宅ローンやフリーローンに対する融資保証を提供する。具体的には、住宅金融支援機構の「フラット35」の取り扱いに加え、スルガ銀行やauじぶん銀行の住宅ローン商品を代理店として販売する。子会社の大和ハウスフィナンシャル、セゾンファンデックスが主要な担い手である。また、投資用不動産向けの「セゾンの資産形成ローン」も取り扱い、無担保・有担保両面で保証事業を拡大している。
インド・東南アジア・中南米でのレンディング
グローバル事業の主力は、新興国での個人向け融資(レンディング)である。ベトナムではHD SAISON Finance、インドではKisetsu Saison Finance(2023年にSaison Omni Indiaを設立)、インドネシアではPT Credit Saison Indonesia、ブラジルではCredit Saison Brazil、メキシコではCredit Saison Mexicoがそれぞれ現地の実態に合わせた融資サービスを提供する。シンガポールのSaison Internationalが統括し、暗号資産関連のSaison Cryptoもグループに含まれる。これらの事業は2026年3月期に純収益624億円を計上したが、事業損失を抱えており、収益化が急務である。
イープラスとアミューズメント施設
エンタテインメント事業は、1999年設立のイープラスによるオンラインチケット販売と、子会社コンチェルトが運営するアミューズメント施設(ゲームセンター)の二つからなる。イープラスはコンサートやスポーツイベントのチケットを販売する国内有数のプラットフォームで、アミューズメント施設は主に都市部で展開する。同事業の純収益は70億円と小規模だが、グループにキャッシュフローをもたらすとともに、クレジットカード会員へのクロスセル機会を創出している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他金融業のなかでの位置
クレジットカード最大手、収益は順調に拡大
クレディセゾンは国内クレジットカード事業の大手で、売上高は直近で約4700億円と堅調に推移。同業他社にはウェッジホールディングスやNEXYZ.Groupなどがいるが、規模はクレディセゾンが突出している。クレディセゾンはセゾングループの金融中核として、クレジットカード発行や決済処理、個人向けローンを展開し、高い顧客基盤を有する。ライバルのウェッジは少額短期保険などで差別化するが、クレディセゾンはカード事業の規模で国内首位級。成長率は売上高で約10%の伸びを見せ、フィンテックや決済サービスの拡大が寄与。収益構造は安定的で、今後のデジタル戦略が鍵となる。
強み
- クレジットカード発行枚数で国内上位。
- リボ払い等で利鞘を確保し堅調。
- セゾングループの顧客基盤を活用。
- 決済システム改修で利便性向上を図る。
課題
- 新規参入によりカード手数料が低下。
- 景気減速で延滞増の懸念。
- 金融規制で業務制約の可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がクレディセゾン
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4755楽天グループ | 1.6兆円 | — |
| 2 | 8303SBI新生銀行 | 1.4兆円 | 11.3倍 |
| 3 | 8439東京センチュリー | 1.3兆円 | 11.9倍 |
| 4 | 8309三井住友トラストグループ | 1.2兆円 | 13.4倍 |
| 5 | 3099三越伊勢丹ホールディングス | 1.2兆円 | 15.5倍 |
| 6 | 8253クレディセゾン | 8,556億円 | 10.9倍 |
| 7 | 3086J.フロント リテイリング | 7,553億円 | 24.7倍 |
| 8 | 7337ひろぎんホールディングス | 7,296億円 | 16.4倍 |
| 9 | 7327第四北越フィナンシャルグループ | 7,200億円 | 16.3倍 |
| 10 | 4385メルカリ | 6,993億円 | 20.3倍 |
| 11 | 8233高島屋 | 6,893億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。
会社の歴史
沿革 55件
百貨店の月賦販売会社として設立された1951年
1951年5月、株式会社緑屋として設立される。当初は百貨店の月賦販売業務を担う小売信用会社だった。1963年7月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1968年6月には第一部に指定される。この間、百貨店向けの割賦販売を主力としていたが、後のクレジットカード事業への布石となる。
西武百貨店との提携とクレジット会社への転換
1976年3月、株式会社西武百貨店(現そごう・西武)と資本提携。1980年8月に商号を株式会社西武クレジットに変更し、株式会社志澤と合併する。1981年6月にはセゾングループのクレジット・ファイナンス基幹会社として再出発。1982年8月に「西武カード」(現セゾンカード)を発行し、全国にセゾンカウンターを展開した。これが現在の中核事業の原点である。
国際ブランドカード発行と商号変更
1988年7月、セゾンVISA・MasterCardインターナショナルカードを発行。1989年10月には商号を株式会社クレディセゾンに変更する。1995年6月にJCB、1997年10月にアメリカン・エキスプレスカードの発行を開始し、4大国際ブランドに対応した。この時期にカード事業の基盤を固め、ブランド認知を高めた。
提携カードと子会社設立による事業拡大
1991年1月にアフィニティ(提携)カード事業を開始し、企業・団体との提携カードを拡充。1999年7月には株式会社イープラスを設立し、チケット販売事業に参入。2000年代に入ると、出光クレジット、りそなカード、ユーシーカードなどへの資本参加を相次ぎ実行し、提携ネットワークを広げた。2006年1月にはユーシーカードを吸収合併し、UCカードの会員基盤を取り込む。
海外事業への本格進出
2014年5月、シンガポールにCredit Saison Asia Pacific(現Saison International)を設立。2015年5月にはベトナムのHD Financeに資本参加し、同年9月にはインドネシアに合弁会社を設立。2018年6月にインド現法人、2019年6月にシンガポールのSaison Capitalを設立した。2020年代に入り、ブラジル(2023年2月)やメキシコ(2023年3月)にも進出するなど、新興国を中心にレンディング事業の国際展開を加速させた。
デジタル戦略と組織再編の現在
2022年4月の東京証券取引所の市場区分再編に伴い、プライム市場に移行。同年9月には暗号資産事業を行うSaison Cryptoを設立。2023年7月にスルガ銀行へ資本参加し、銀行との連携を強化した。一方、2025年7月には静銀セゾンカードの全株式を静岡銀行に譲渡し、事業の選択と集中を進める。2025年9月にはCSAX戦略(AIトランスフォーメーション)を策定し、全社にChatGPT Enterpriseを導入。DX銘柄に3年連続選定されるなど、デジタル活用を推進する。
年表55件を開く
1950年代
- 1951年5月㈱緑屋を設立
1960年代
- 1963年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場
- 1968年6月東京証券取引所市場第一部に指定
1970年代
- 1970年9月㈱西武情報センター[現 ㈱セゾンテクノロジー]を設立
- 1976年3月㈱西武百貨店[現 ㈱そごう・西武]と資本提携
- 1979年11月ミドリヤファイナンス㈱[旧 ㈱アトリウム(㈱アトリウムリアルティ(注)1)]を設立
1980年代
- 1980年8月M&A㈱西武クレジットに商号変更、㈱志澤と合併
- 1981年6月セゾングループのクレジット・ファイナンス基幹会社としてスタート
- 1982年8月西武カード[現 セゾンカード]発行、発行拠点(セゾンカウンター)の全国展開を開始
- 1984年2月㈱西武抵当証券[現 ㈱セゾンファンデックス(現 連結子会社)]を設立
- 1988年7月セゾンVISA・MasterCardインターナショナルカード発行
- 1989年10月商号変更㈱クレディセゾンに商号変更
1990年代
- 1991年1月アフィニティ(提携)カード事業を開始
- 1991年10月㈱ノア企画[現 ㈱コンチェルト(現 連結子会社)]を設立
- 1994年4月㈱カーヴィレッジ西武[現 セゾン債権回収㈱(現 連結子会社)]を設立
- 1995年6月セゾンJCBインターナショナルカード発行
- 1997年10月セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード発行
- 1999年4月㈱アトリウム[旧 ㈱アトリウム(㈱アトリウムリアルティ(注)1)]が㈱レジオン債権回収サービス[現 ㈱ファンデックス債権回収(現 連結子会社)]を設立
- 1999年7月㈱エンタテインメントプラス[現 ㈱イープラス]を設立
2000年代
- 2002年11月㈱ヒューマンプラス[現 ㈱セゾンパーソナルプラス(現 連結子会社)]を設立
- 2003年10月出光クレジット㈱に資本参加
- 2004年4月髙島屋クレジット㈱[現 髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱]に資本参加
- 2004年8月りそなカード㈱に資本参加
- 2004年12月上場㈱セゾン情報システムズ[現 ㈱セゾンテクノロジー]の株式をジャスダック証券取引所[現 東京証券取引所スタンダード市場]に上場
- 2005年3月ユーシーカード㈱に資本参加
- 2006年1月M&Aユーシーカード㈱(UC会員事業会社)を吸収合併
- 2006年6月セゾン投信㈱(現 連結子会社)を設立
- 2006年10月静銀セゾンカード㈱を設立
- 2006年11月大和ハウスフィナンシャル㈱を設立
- 2008年4月㈱キュービタスへの会社分割及び資本参加
- 2009年8月M&A㈱アトリウム[旧 ㈱アトリウム(㈱アトリウムリアルティ(注)1)]を完全子会社化
2010年代
- 2010年9月㈱セブンCSカードサービスを設立
- 2011年4月提携カードイシュア事業を一部分割し、㈱セブンCSカードサービスへ承継
- 2012年4月㈱アトリウム[現 ㈱セゾンリアルティ(現 連結子会社)]を設立
- 2012年9月㈱アトリウムリアルティ(注)1の事業を一部分割し、㈱アトリウム[現 ㈱セゾンリアルティ(現 連結子会社)]へ承継
- 2014年5月シンガポールにCredit Saison Asia Pacific Pte. Ltd.[現 Saison International Pte. Ltd.(現 連結子会社)]を設立
- 2015年5月ベトナムのHD Finance Company Ltd.[現 HD SAISON Finance Co., Ltd.]に資本参加
- 2015年9月インドネシアに合弁会社PT.Saison Modern Finance[現 PT Credit Saison Indonesia Finance(現 連結子会社)]を設立
- 2016年3月㈱アトリウムリアルティ(注)1を清算
- 2018年6月インドにKisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd. (現 連結子会社)を設立
- 2019年6月シンガポールにSaison Capital Pte. Ltd. (現 連結子会社)を設立
- 2019年10月M&A㈱キュービタスの事業を一部分割し、ユーシーカード㈱へ承継、㈱キュービタスを完全子会社化
2020年代
- 2020年4月M&A㈱キュービタスを吸収合併
- 2020年12月M&A㈱ATR家賃保証サービスを吸収合併
- 2021年9月シンガポールにSaison Investment Management Pte. Ltd.(現 連結子会社)を設立
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2022年8月ジェーピーエヌ債権回収㈱[現 セゾン債権回収㈱(現 連結子会社)]の完全親会社として㈱セゾンパートナーズ(現 連結子会社)を設立
- 2022年9月Saison International Pte. Ltd.(現 連結子会社)がシンガポールにSaison Crypto Pte. Ltd. (現 連結子会社)を設立
- 2022年11月Kisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd.(現 連結子会社)がインドにSaison Omni India Pvt. Ltd.(現 連結子会社)を設立
- 2023年2月Saison International Pte. Ltd.(現 連結子会社)がブラジルにCredit Saison Brazil Participações Ltda.(現 連結子会社)を設立
- 2023年3月M&ASaison International Pte. Ltd.(現 連結子会社)がメキシコのCAPRI ACELERADORA S.A. DE C.V., SOFOM, E.N.R. [現 Credit Saison Mexico S.A. de C.V., SOFOM, E.N.R.(現 連結子会社)]を完全子会社化
- 2023年4月M&A㈱CSローン保証を吸収合併
- 2023年7月スルガ銀行㈱に資本参加
- 2023年9月Saison International Pte. Ltd.(現 連結子会社)がシンガポールにSaison Omni Singapore Pte. Ltd. (現 連結子会社)を設立
- 2025年7月静銀セゾンカード ㈱ の当社保有全株式を、㈱ 静岡銀行へ譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結事業利益2027年3月期まで1,100億円
- 親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)10%超
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ペイメント事業の持続的成長
DXやUI/UX高度化により顧客体験を向上しメインカード化を推進。AIを活用したコールセンター高度化やマーケティング進化、IPコンテンツ・推し活領域による高ロイヤルティ会員獲得、EC事業への展開で収益多様化を図る。
- 02
ファイナンス事業の安定的成長と多角化
リース事業では設備投資需要に対応、信用保証事業では有担保・無担保両面強化、住宅ローン事業ではフラット35や資産形成ローン等の取り扱い拡大を目指す。
- 03
グローバル事業の基盤強化
インド・ベトナム・ブラジルでレンディング事業を拡大し、信用リスク管理高度化や資金調達多様化で健全な成長を図る。シンガポール拠点でFintech・Web3領域への投資を継続し、長期的視点で社会課題解決に貢献する。
- 04
与信管理・回収体制強化と業務効率化
DX推進で業務効率化、適正与信とモニタリング強化で延滞リスク抑制、AIによる不正検知精度向上で安全な決済環境を提供する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で6,346人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は667万円で、9期前と比べて+28.6%。平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は15.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 4,043 |
| 2018年3月 | — | — | — | 5,599 |
| 2019年3月 | 518 | 39.5 | 10.9 | 5,584 |
| 2020年3月 | 534 | 40.4 | 11.8 | 5,525 |
| 2021年3月 | 508 | 41.6 | 12.4 | 5,623 |
| 2022年3月 | 519 | 42.5 | 13.3 | 5,562 |
| 2023年3月 | 547 | 43.2 | 14.0 | 5,840 |
| 2024年3月 | 586 | 43.9 | 14.6 | 6,138 |
| 2025年3月 | 603 | 44.1 | 14.9 | 6,450 |
| 2026年3月 | 667 | 44.4 | 15.4 | 6,346 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社54社(国内 32 / 海外 22、うち連結子会社 30) を有報から抽出しています。
- 国内㈱セゾンファンデックス東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱セゾンファンデックス東京都豊島区 · 連結子会社
- 国内セゾン債権回収㈱東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内セゾン債権回収㈱東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内セゾン投信㈱東京都豊島区 · 連結子会社議決権60.0%
- 国内セゾン投信㈱東京都豊島区 · 連結子会社
- 国内㈱ファンデックス債権回収東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ファンデックス債権回収東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱セゾンパーソナルプラス東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱セゾンパーソナルプラス東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱セゾンリアルティ東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱セゾンリアルティ東京都千代田区 · 連結子会社
残りのグループ会社42社を開く
- ㈱コンチェルト東京都豊島区100%
- ㈱コンチェルト東京都豊島区
- ㈱セゾンパートナーズ東京都豊島区100%
- ㈱セゾンパートナーズ東京都豊島区
- Saison International Pte. Ltd. (注)4シンガポール100%
- Saison International Pte. Ltd. (注)4シンガポール
- Kisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd. (注)4、5インド ベンガルール85%
- Kisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd. (注)4、5インド ベンガルール29%
- Credit Saison Brazil Participações Ltda. (注)4ブラジル サンパウロ100%
- Credit Saison Brazil Participações Ltda. (注)4ブラジル サンパウロ100%
- Credit Saison Mexico S.A. de C.V., SOFOM, E.N.R. (注)4メキシコ メキシコシティ100%
- Credit Saison Mexico S.A. de C.V., SOFOM, E.N.R. (注)4メキシコ メキシコシティ100%
- Saison Capital Pte. Ltd. (注)4シンガポール100%
- Saison Capital Pte. Ltd. (注)4シンガポール100%
- Saison Investment Management Pte. Ltd.シンガポール100%
- Saison Investment Management Pte. Ltd.シンガポール100%
- PT Credit Saison Indonesia Financeインドネシア ジャカルタ100%
- PT Credit Saison Indonesia Financeインドネシア ジャカルタ
- Saison Crypto Pte. Ltd.シンガポール100%
- Saison Crypto Pte. Ltd.シンガポール100%
- Saison Omni Singapore Pte. Ltd.シンガポール100%
- Saison Omni Singapore Pte. Ltd.シンガポール100%
- Saison Omni India Pvt. Ltd.インド ベンガルール100%
- Saison Omni India Pvt. Ltd.インド ベンガルール100%
- スルガ銀行㈱(注)3静岡県沼津市17%
- スルガ銀行㈱(注)3静岡県沼津市
- 出光クレジット㈱東京都墨田区50%
- 出光クレジット㈱東京都墨田区
- ㈱セゾンテクノロジー(注)3東京都港区47%
- ㈱セゾンテクノロジー(注)3東京都港区
- HD SAISON Finance Co., Ltd.ベトナム ホーチミン49%
- HD SAISON Finance Co., Ltd.ベトナム ホーチミン
- りそなカード㈱東京都江東区22%
- りそなカード㈱東京都江東区
- ㈱イープラス東京都渋谷区49%
- ㈱イープラス東京都渋谷区
- ㈱セブンCSカードサービス東京都千代田区49%
- ㈱セブンCSカードサービス東京都千代田区
- 髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱東京都中央区31%
- 髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱東京都中央区
- 大和ハウスフィナンシャル㈱大阪府大阪市 中央区30%
- 大和ハウスフィナンシャル㈱大阪府大阪市 中央区
四半期の推移
10期分
直近は2025年4Qで、営業収益は2,265億円。前年の2024年4Qと比べると、営業収益は+144.1%。
| 対象期間 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 778 | — | — | 152 |
| 2023年2Q | 795 | — | — | 123 |
| 2023年3Q | 848 | — | — | 178 |
| 2023年4Q | 805 | — | — | −17 |
| 2024年1Q | 859 | — | — | 170 |
| 2024年2Q | 892 | — | — | 270 |
| 2024年3Q | 937 | — | — | 181 |
| 2024年4Q | 928 | — | — | 109 |
| 2025年2Q | 1,963 | — | — | 284 |
| 2025年4Q | 2,265 | — | — | 380 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
直近15期の通期業績。営業収益は5期連続で増加。
| 決算期 | 営業収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,444 | 532 | 21.8 | 328 |
| シンガポールにCredit Saison Asia Pacific Pte. Ltd.[現 Saison International Pte. Ltd.(現 連結子会社)]を設立 | ||||
| 2014年3月 | 2,476 | 444 | 17.9 | 256 |
| インドネシアに合弁会社PT.Saison Modern Finance[現 PT Credit Saison Indonesia Finance(現 連結子会社)]を設立 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | ||||
| 2015年3月 | 2,591 | 437 | 16.9 | 126 |
| 2016年3月 | 2,699 | 438 | 16.2 | 262 |
| 2017年3月 | 2,789 | 531 | 19.0 | 423 |
| インドにKisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd. (現 連結子会社)を設立 | ||||
| 2018年3月 | 2,933 | 529 | 18.0 | 384 |
| ㈱キュービタスの事業を一部分割し、ユーシーカード㈱へ承継、㈱キュービタスを完全子会社化 | ||||
| 2019年3月 | 3,049 | 458 | 15.0 | 305 |
| ㈱キュービタスを吸収合併 | ||||
| 2020年3月 | 3,114 | 275 | 8.8 | 229 |
| シンガポールにSaison Investment Management Pte. Ltd.(現 連結子会社)を設立 | ||||
| 2021年3月 | 2,826 | 509 | 18.0 | 361 |
| ジェーピーエヌ債権回収㈱[現 セゾン債権回収㈱(現 連結子会社)]の完全親会社として㈱セゾンパートナーズ(現 連結子会社)を設立 | ||||
| 2022年3月 | 2,990 | 499 | 16.7 | 354 |
| Saison International Pte. Ltd.(現 連結子会社)がメキシコのCAPRI ACELERADORA S.A. DE C.V., SOFOM, E.N.R. [現 Credit Saison Mexico S.A. de C.V., SOFOM, E.N.R.(現 連結子会社)]を完全子会社化 | ||||
| 2023年3月 | 3,226 | 610 | 18.9 | 436 |
| 2024年3月 | 3,616 | 980 | 27.1 | 730 |
| 2025年3月 | 4,228 | 928 | 21.9 | 664 |
| 2026年3月 | 4,728 | 900 | 19.0 | 617 |
| この期から会計基準がIFRSから日本基準に変わりました。前後の数値は単純に比較できません | ||||
| 2026年5月 | — | — | — | — |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−1,357億円、投資CFが−269億円で、差し引きのフリーCFは−1,626億円。期末の手元現金は1,123億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 758 | −114 | −670 | 575 |
| 2014年3月 | −805 | −77 | 834 | 527 |
| 2015年3月 | −857 | −37 | 884 | 518 |
| 2016年3月 | −1,024 | −239 | 1,394 | 648 |
| 2017年3月 | −1,033 | −195 | 1,212 | 655 |
| 2018年3月 | −400 | −451 | 929 | 732 |
| 2019年3月 | −1,924 | −403 | 2,422 | 826 |
| 2020年3月 | −1,699 | 297 | 1,678 | 1,098 |
| 2021年3月 | −47 | −106 | 62 | 1,010 |
| 2022年3月 | −704 | −516 | 1,293 | 1,090 |
| 2023年3月 | −1,301 | −438 | 2,245 | 1,597 |
| 2024年3月 | −2,134 | −858 | 2,467 | 1,087 |
| 2025年3月 | −2,492 | −153 | 2,973 | 1,394 |
| 2026年3月 | −1,357 | −269 | 1,391 | 1,123 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は5.0兆円。このうち返さなくてよい自己資本が7,606億円で、自己資本比率は15.4%(業種中央値24.7%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.14 | 3,949 | 1.75 | 18.3 |
| 2014年3月 | 2.29 | 4,228 | 1.86 | 18.3 |
| 2015年3月 | 2.37 | 4,471 | 1.93 | 18.8 |
| 2016年3月 | 2.55 | 4,190 | 2.13 | 16.4 |
| 2017年3月 | 2.75 | 4,548 | 2.29 | 16.6 |
| 2018年3月 | 2.95 | 4,889 | 2.46 | 16.6 |
| 2019年3月 | 3.21 | 4,910 | 2.72 | 15.3 |
| 2020年3月 | 3.36 | 4,847 | 2.87 | 14.4 |
| 2021年3月 | 3.41 | 5,310 | 2.88 | 15.6 |
| 2022年3月 | 3.61 | 5,624 | 3.05 | 15.6 |
| 2023年3月 | 3.90 | 5,983 | 3.30 | 15.4 |
| 2024年3月 | 4.34 | 7,051 | 3.63 | 16.3 |
| 2025年3月 | 4.67 | 7,057 | 3.95 | 15.1 |
| 2026年3月 | 4.95 | 7,606 | 4.18 | 15.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
その他金融業 39社との比較
同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業収益成長率で39社中19位あたり、逆に低いのは配当利回りで39社中23位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,614で、1年前と比べて+23.8%。過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.9倍 |
| PER (会社予想) | 8.8倍 |
| PBR | 0.86倍 |
| 配当利回り | 3.47% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
足元では25日移動平均線(4648円)を挟んだ一進一退が続き、8月13日に4844円をつけた後はやや上昇が一服。52週高値4940円に接近した水準だが、8月21日は4657円と高値圏から約5.7%下方に位置。週足では緩やかな上昇トレンドを維持し、200日線(4230円)を約10%上回る。出来高は8月13日に131万株と膨らんだ後、8月21日には35万株まで縮小し、買い一巡後の様子見感が強い。1カ月で10%下落した局面から持ち直し、RSIは56.6と中立域。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
予想PER 8.9倍は同業界平均の16.39倍を大幅に下回り、実績PER 10.96倍でも割安。PBR 0.8793倍は平均1.85倍の半分以下で、ROE 8.42%は平均を上回る収益性。配当利回り3.44%は平均3.06%を上回り、配当性向34.78%で安定。業界特性を踏まえ、収益は微減傾向だが、指標総合で割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.9倍 | 17.4倍 |
| PER (予想) | 8.8倍 | — |
| PBR | 0.86倍 | 1.81倍 |
| ROE | 8.4% | 12.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、キャッシュレス決済の拡大に伴う取扱高の伸びが、貸倒れや与信コストの増加を上回るかどうか。強気派は、堅調な業績と拡大するカード利用額、海外旅行需要の回復による付加価値サービスの利用増を評価する。また、国際ブランドとの提携強化やデジタル投資による成長余地を指摘する。一方弱気派は、競争激化による手数料率の低下や、与信緩和に伴う貸倒れリスク、さらには金融規制の厳格化が収益を圧迫する可能性を懸念する。今後の決算では、取扱高の伸びと貸倒れ率、手数料率の動向が焦点となる。
- キャッシュレス需要が追い風
国内のキャッシュレス決済比率は上昇傾向にあり、取扱高の拡大が続く。
- 業績は堅調
2025年3月期の純利益は664億円と高水準で、2026年3月期も増収予想。
- 株主還元が充実
配当利回りは2.75%と業界平均を上回り、自己株式の取得も実施。
- 売上高4728億円・3期連続増収通年影響強
売上高はFY24比+1112億円(+30.8%)と大幅増収。基盤拡大が続く
- PER11.15倍と低バリュエーション継続影響中
予想PER11.15倍は市場平均を下回り、業績改善で見直し余地
- PBR0.89倍は解散価値以下継続影響中
純資産対比で株価が11%割安。資本政策の強化が焦点
- 株価は1年で+17.17%と上昇基調継続影響弱
外国人の保有比率25.32%と高く、資金流入が続けば上昇
- 競争激化で手数料低下
新規参入やポイント競争が激しく、加盟店手数料率が低下する懸念。
- 貸倒れリスク
個人向けローンやカードローン残高が増加し、景気後退時には貸倒れが拡大する恐れ。
- 規制強化の可能性
金融庁の監督強化や貸金業法改正などが収益を圧迫するリスク。
- 純利益が2期連続減益(617億円)通年影響強
純利益はFY24の730→FY26の617億円へ113億円減少。収益悪化が鮮明
- 増収と減益のミスマッチ継続影響中
売上高+30.8%だが純利益-15.5%。費用増が利益を圧迫
- ROE8.42%は資本コスト下回る可能性継続影響中
PBR0.89倍はROEの低さを反映。改善なき限りバリュエーションは据え置き
- 外国人の高保有比率が変動リスク不定影響弱
外国人保有比率25.32%と高く、リスク回避の売りが強まる可能性
- カード取扱高(ショッピング)
- キャッシュレス需要の取り込みと事業成長の核心を示す指標。
- 貸倒れ率(クレジット)
- 与信コストの増加は利益を直接圧迫するため、リスク管理の健全性を測る。
- 会員数(カード)
- 基盤となるカード会員の拡大は将来の取扱高増加につながる。
- 手数料率(加盟店)
- 競争環境の変化による収益性の悪化を早期に検知するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり160円で、前期から+8.3%。いまの株価に対する利回りは3.47%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 35 | — | 27.2 |
| 2018年3月 | 35 | 0.0 | 25.8 |
| 2019年3月 | 45 | 28.6 | 28.4 |
| 2020年3月 | 45 | 0.0 | 21.5 |
| 2021年3月 | 45 | 0.0 | 23.5 |
| 2022年3月 | 55 | 22.2 | 39.3 |
| 2023年3月 | 70 | 27.3 | 32.0 |
| 2024年3月 | 105 | 50.0 | 47.4 |
| 2025年3月 | 120 | 14.3 | 36.2 |
| 2026年3月 | 130 | 8.3 | 34.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥160
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ12,172人。区分でいちばん多いのは金融機関で37.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.1%を占め、残る54.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 39.9 | 36.3 | 35.9 | 40.6 | 38.8 | 37.8 |
| 個人・その他 | 20.2 | 20.7 | 20.0 | 16.0 | 22.6 | 25.4 |
| 外国法人 | 27.5 | 26.2 | 28.8 | 30.8 | 26.9 | 25.3 |
| 自己株式 | 15.7 | 15.7 | 15.7 | 11.2 | 18.8 | 21.8 |
| 事業法人 | 9.4 | 14.2 | 12.0 | 9.4 | 8.9 | 7.3 |
| 証券会社 | 3.0 | 2.6 | 3.2 | 3.1 | 2.8 | 4.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 19.20 |
| 02 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 8.89 |
| 03 | ㈱大和証券グループ本社 | 4.34 |
| 04 | スルガ銀行㈱ | 4.04 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 | 2.05 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 | 1.80 |
| 07 | HSBC-FUND SERVICES HSBC - 006 MF EFM | 1.70 |
| 08 | ㈱みずほ銀行 | 1.62 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 1.20 |
| 10 | HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES | 0.92 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-05ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告1.92%
- 2026-06-05野村證券株式会社新規の大量保有報告0.06%-0.61pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+138%、1株純資産は14期で+148%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 178 | 2,132 | 8.8 | 13.1 | 22.8 |
| 2014年3月 | 139 | 2,283 | 6.3 | 14.8 | 29.6 |
| 2015年3月 | 69 | 2,424 | 2.9 | 31.4 | 48.7 |
| 2016年3月 | 147 | 2,564 | 6.1 | 13.3 | 24.3 |
| 2017年3月 | 259 | 2,785 | 9.8 | 7.7 | 27.2 |
| 2018年3月 | 235 | 2,993 | 8.2 | 7.4 | 25.8 |
| 2019年3月 | 187 | 3,006 | 6.2 | 7.8 | 28.4 |
| 2020年3月 | 143 | 3,102 | 4.7 | 8.8 | 21.5 |
| 2021年3月 | 231 | 3,398 | 7.1 | 5.7 | 23.5 |
| 2022年3月 | 226 | 3,598 | 6.5 | 5.8 | 39.3 |
| 2023年3月 | 279 | 3,827 | 7.5 | 6.0 | 32.0 |
| 2024年3月 | 453 | 4,323 | 11.2 | 7.0 | 47.4 |
| 2025年3月 | 423 | 4,740 | 9.4 | 8.3 | 36.2 |
| 2026年3月 | 425 | 5,296 | 8.4 | 9.4 | 34.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
35名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は35名。2026/3期の役員報酬は総額622百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 林野宏 | 代表取締役会長CEO | 84 | 1,180 |
| 水野克己 | 代表取締役(兼)社長執行役員COO | 57 | 346 |
| 髙橋直樹 | 代表取締役(兼)副社長執行役員CHO | 76 | 442 |
| 小野和俊 | 取締役(兼)専務執行役員 CDO(兼)CTO | 50 | 152 |
| 森航介 | 取締役(兼)専務執行役員 | 49 | 15 |
| 中山直喜 | 取締役(兼)常務執行役員 | 61 | 73 |
| 足利駿二 | 取締役(兼)常務執行役員 | 55 | 141 |
| 加藤広亮 | 取締役 | 60 | — |
| 横倉仁 | 取締役 | 57 | — |
| 坂口英治 | 取締役 | 59 | — |
| 干場弓子 | 取締役 | 71 | — |
| 牧山浩三 | 取締役 | 68 | — |
残りの役員23名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 鈴木日出男 | 常勤監査役 | 70 | 50 |
| 井川裕昌 | 常勤監査役 | 67 | — |
| 笠原智恵 | 監査役 | 57 | — |
| 伊藤孝明 | — | 56 | — |
| 安森一惠 | 常務執行役員 | — | — |
| 根岸正樹 | 常務執行役員CFO | — | — |
| 田畑隆紀 | 常務執行役員 | — | — |
| 越和夫 | 常務執行役員 | — | — |
| 三坂直樹 | 常務執行役員 | — | — |
| 川原友一 | 執行役員 | — | — |
| 木原亮 | 執行役員 | — | — |
| 管原耕治 | 執行役員 | — | — |
| 木村由幸 | 執行役員 | — | — |
| 林武彦 | 執行役員 | — | — |
| 阿部規行 | 執行役員 | — | — |
| 山邉まり子 | 執行役員 | — | — |
| 石坂尚志 | 執行役員 | — | — |
| 光岡久幸 | 執行役員 | — | — |
| 梶田恭司 | 執行役員 | — | — |
| 栗田武治 | 執行役員 | — | — |
| 吉岡佐江子 | 執行役員 | — | — |
| 藤井信行 | 取締役 | 67 | — |
| Presha Paragash | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 362 | 128 | 42 | 532 | 76 |
| 社外取締役 | 5 | 43 | — | — | 43 | 9 |
| 社外監査役 | 2 | 27 | — | — | 27 | 14 |
| 監査役 | 1 | 20 | — | — | 20 | 20 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,096字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,784字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,062字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)16,971字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書(内国信託受益証券等)-第1期(2025/06/13-2026/05/31)2026-08-28
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-16
- 半期報告書半期報告書(内国信託受益証券等)-第1期(2025/06/13-2026/05/31)2026-03-12
- 半期報告書半期報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第73期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
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