概要
楽天グループは1997年に創業した国内最大級のインターネット総合サービス企業である。オンラインショッピングモール「楽天市場」を核に、クレジットカード・銀行・証券などのフィンテック、そして携帯キャリア「楽天モバイル」まで事業を広げる。2025年12月期の売上収益は2兆4966億円に達するが、モバイル事業への投資負担により連結純利益は1779億円の赤字が続く。会員基盤を活かした「楽天エコシステム」が競争力の源泉である。
インターネット・金融・通信の3セグメント体制
楽天グループは有価証券報告書において「インターネットサービス」「フィンテック」「モバイル」の3つを報告セグメントとしている。インターネットサービスは「楽天市場」を中心としたECサイト、旅行予約「楽天トラベル」、フリマアプリ「ラクマ」、電子書籍「Rakuten Kobo」、メッセージングアプリ「Viber」などを含む。フィンテックは「楽天カード」「楽天銀行」「楽天証券」、暗号資産取引「楽天ウォレット」、生損保保険など包括的な金融サービスを提供する。モバイルは携帯キャリア「楽天モバイル」のほか、光回線「楽天ひかり」、電力「楽天でんき」、そして通信インフラプラットフォーム「Rakuten Symphony」を展開する。各セグメントは独立した財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源配分の検討対象とする。
楽天エコシステムとクロスユース戦略
同社は「楽天エコシステム」と呼ぶビジネスモデルを掲げる。楽天グループ会員を中心に、EC・金融・通信の複数サービスを回遊・継続利用させることで、会員一人当たりの生涯価値(ライフタイムバリュー)の最大化を狙う。中核となるのが「楽天ポイント」であり、2002年に導入された。ポイントはグループ内のほぼ全てのサービスで共通利用可能で、顧客の囲い込みとサービス間のクロスユースを促進する。例えば「楽天市場」での買い物で貯めたポイントを「楽天トラベル」や「楽天カード」の支払いに使える。2022年12月期の流通総額は公表されていないが、EC市場における国内最大級の会員基盤を有する。
海外買収で拡大した事業領域
楽天グループは2000年代後半から積極的な海外買収により事業領域を広げてきた。2005年に米国のアフィリエイトネットワークLinkShare(現Rakuten Marketing)を、2010年にフランスのECサイトPriceministerを子会社化。2012年にはカナダの電子書籍端末・サービスKobo、スペインの動画配信Wuaki.tvを買収。2013年にはシンガポールの動画配信Viki、2014年にはメッセージングアプリViberと米国のキャッシュバックサイトEbatesを傘下に収めた。しかし近年は海外事業の再編も進み、2021年にはRakuten Symphonyとして通信プラットフォーム事業をグローバルに展開する一方、一部事業では減損を計上している。
増収基調ながら赤字が続く財務構造
売上収益は2012年12月期の4004億円から2025年12月期には2兆4966億円へと約6倍に拡大した。しかし同期間の純利益は194億円の黒字から1779億円の赤字に転落している。主因は2019年に開始した「楽天モバイル」への巨額投資である。基地局整備や料金競争による費用が収益を圧迫し、モバイルセグメントは2025年12月期も損失計上が続く。一方、フィンテックセグメントは堅調で、楽天カードや楽天銀行がグループの収益を支える。Non-GAAP営業利益は2025年12月期に1062億円と改善したが、IFRSベースでは無形資産償却費や株式報酬費用などの調整項目が利益を押し下げている。
業界の中での役割はプラットフォーマー(EC・金融・通信の統合プラットフォーム運営)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01インターネットサービス主力
『楽天市場』を中核とするECサイト群、旅行予約サイト、デジタルコンテンツ、コミュニケーションアプリ等を運営。広告販売やプロスポーツ運営も含む。会員基盤を活かしたクロスユースが強み。
主要顧客一般消費者、出店事業者、広告主
- 楽天市場
- 日本最大級のインターネット・ショッピングモール。多様なジャンルの商品を取り扱い、楽天ポイントを共通還元することで顧客ロイヤルティを高めている。
- 楽天トラベル
- 総合旅行予約サイト。宿泊、航空券、レンタカー等の予約が可能で、楽天ポイントの取得・利用に対応。
- ラクマ
- フリマアプリ。個人間取引を仲介し、楽天ポイントとの連携により独自性を持つ。
- 楽天ブックス
- オンライン書店。書籍、電子書籍、DVD等を販売。
02フィンテック主力
楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天ペイメントなど金融サービスを包括的に提供。クレジットカード、銀行、証券、保険、決済をECと連携させ、グループ内での資金循環を促進。
主要顧客個人顧客、加盟店
- 楽天カード国内シェア上位
- 国内発行枚数トップクラスのクレジットカード。楽天市場での決済を中心に、ポイント還元率の高さが特徴。
- 楽天銀行
- インターネット専業銀行。預金、振込、ローン等のサービスを提供。楽天証券との連携等でグループシナジーを発揮。
- 楽天証券
- オンライン証券サービス。株式・投資信託等の取引を提供。ポイント投資など独自機能を持つ。
- 楽天ペイメント
- QRコード決済等のペイメントサービスを提供。店舗・オンライン双方で利用可能。
03モバイル準主力
楽天モバイルとして携帯通信サービス(MNO)を提供。光回線『楽天ひかり』や電力『楽天でんき』も展開。また、Rakuten Symphonyを通じてOpen RAN技術を活用した通信インフラプラットフォームの販売・サービス提供も行う。
主要顧客一般消費者、法人、通信事業者
- 楽天モバイル
- 第4の携帯キャリアとして、データ通信・音声通話サービスを提供。独自のOpen RAN技術を採用し、低コストなネットワーク構築が特徴。
- 楽天ひかり
- 光ブロードバンド回線サービス。
- 楽天でんき
- 一般家庭向け電力供給サービス。グループポイントと連携。
- Rakuten Symphony
- Open RANベースの通信インフラプラットフォーム及び関連サービスの販売。通信事業者向けにネットワーク仮想化ソリューションを提供。
製品と技術
「楽天市場」を中核とするECプラットフォーム
日本最大級のインターネット・ショッピングモール「楽天市場」は、多様なジャンルの商品を提供し、出店事業者と消費者を結ぶ。特徴は楽天ポイントの共通還元システムであり、2002年の導入以来、顧客ロイヤルティの向上に寄与している。フリマアプリ「ラクマ」、オンライン書店「楽天ブックス」、旅行予約「楽天トラベル」なども同一のポイント経済圏に組み込まれている。2025年12月期のインターネットサービスセグメントの売上収益は公表されていないが、グループ全体の約3割を占め、安定した収益基盤となっている。
国内トップクラスの「楽天カード」とフィンテック群
楽天カードは国内発行枚数トップクラスのクレジットカードで、楽天市場での決済を中心に高いポイント還元率が強みである。楽天銀行はインターネット専業銀行として預金・振込・ローンを提供し、楽天証券と連携したポイント投資などの独自機能を持つ。楽天ペイメントはQRコード決済を提供し、店舗・オンライン双方で利用できる。これらの金融サービスはグループ内での資金循環を促進し、フィンテックセグメントはグループの収益を大きく支える。2025年12月期のNon-GAAP営業利益1062億円の大部分はフィンテックが貢献したと推定される。
「楽天モバイル」とOpen RAN技術のRakuten Symphony
楽天モバイルは2019年に携帯キャリアサービスを開始し、2025年12月に契約回線数1000万を突破した。その特徴はOpen RAN(開放型無線アクセスネットワーク)技術の採用であり、従来の基地局と比較して低コストなネットワーク構築を可能とする。この技術を活かし、楽天グループはRakuten Symphonyを通じて通信事業者向けに通信インフラプラットフォームの販売も行う。2023年10月にはプラチナバンド(700MHz帯)の割当を受け、通信品質の改善を進めている。ただし、モバイルセグメントは依然として赤字であり、収益化がグループ全体の課題である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 国内シェア上位楽天カード国内発行枚数トップクラスフィンテック
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
インターネット複合企業、国内圧倒的だが黒字化途上
楽天経済圏を軸に、ネット通販、金融、通信を融合した独自のビジネスモデルを持つ。同業他社にはジンジブやイシンなどがあるが、サービス規模や顧客基盤の点で当社が大きく先行する。直近の売上高は2兆円を超え、成長が続く。しかし、楽天モバイルの設備投資などで利益は低迷し、営業利益率は1%前後。金融・通信のシナジーを最大化し、早期の黒字定着が求められる。
強み
- ショッピング、金融、通信を連携させ、顧客の囲い込みを実現
- 国内で約1億の会員を有し、マーケティングに強み
- AIやデータ解析を活用したサービス強化に注力
- ネット通販に加え、銀行、証券、携帯電話など事業を展開
課題
- 営業利益率が1%前後で、収益性の改善が急務
- 通信事業で大規模な設備投資が続き、グループ収益を圧迫
- AmazonやPayPayなどと競合し、市場シェア維持が課題
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売・消費の時価総額近傍。太字が楽天グループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7936アシックス | 3.1兆円 | 23.6倍 |
| 2 | 7550ゼンショーホールディングス | 2.0兆円 | 41.6倍 |
| 3 | 8113ユニ・チャーム | 1.8兆円 | 26.4倍 |
| 4 | 9843ニトリホールディングス | 1.7兆円 | 19.1倍 |
| 5 | 4452花王 | 1.6兆円 | 25.6倍 |
| 6 | 4755楽天グループ | 1.6兆円 | — |
| 7 | 4911資生堂 | 1.4兆円 | — |
| 8 | 9021西日本旅客鉄道 | 1.4兆円 | 10.8倍 |
| 9 | 3099三越伊勢丹ホールディングス | 1.2兆円 | 15.5倍 |
| 10 | 7453良品計画 | 1.2兆円 | 37.9倍 |
| 11 | 3088マツキヨココカラ&カンパニー | 1.1兆円 | 18.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。
会社の歴史
沿革 43件
オンラインコマースサーバー開発から「楽天市場」開設へ(1997〜1999年)
1997年2月、資本金1000万円で株式会社エム・ディー・エムを東京都港区に設立。オンラインコマースサーバーの開発とインターネット・ショッピングモール運営を目的とした。同年5月に「楽天市場」のサービスを開始。1998年8月に本社を目黒区へ移転し、1999年6月には楽天株式会社へ社名変更した。この3年間でECモールの基礎を築いた。
上場と金融事業への進出(2000〜2004年)
2000年4月に日本証券業協会に店頭登録(後のジャスダック)。同年5月に本社を中目黒へ移転。2001年3月に「楽天トラベル」を開始。2002年11月には「楽天スーパーポイント(現楽天ポイント)」を導入し、ポイント経済圏の基盤を整えた。2003年9月に旅行予約サイト運営会社を子会社化、11月にはディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券を買収し証券事業へ参入(現楽天証券)。2004年9月にあおぞらカード(現楽天カード)を子会社化し、クレジットカード事業を獲得。同年12月にはジャスダックに上場した。
M&Aで急拡大した2000年代後半(2005〜2012年)
2005年9月、米LinkShare(現Rakuten Marketing)を子会社化し、アフィリエイト広告事業へ進出。2007年8月にはIP電話事業のフュージョン・コミュニケーションズ(現楽天コミュニケーションズ)を買収。2009年2月、イーバンク銀行(現楽天銀行)を子会社化し、ネット銀行の中核とした。2010年1月にビットワレット(現楽天Edy)、7月にフランスのPriceministerを買収。2012年1月にはカナダの電子書籍Kobo、6月にスペインの動画配信Wuaki.tvを子会社化。同年10月にはアイリオ生命保険(現楽天生命保険)を完全子会社とし、保険事業を拡充した。
コンテンツ・通信領域への多角化(2013〜2018年)
2013年9月に動画配信Viki、2014年3月にメッセージングアプリViberを買収。10月には米国最大級のキャッシュバックサイトEbatesを子会社化した。この間、2013年11月には東北楽天ゴールデンイーグルスが日本シリーズ初優勝を達成。同年12月に東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更した。2015年8月に本社を現在の世田谷区玉川へ移転。2017年6月に民泊事業(楽天ステイ)に参入。2018年3月には朝日火災海上保険(現楽天損害保険)を買収し、損害保険事業を開始した。
モバイル通信事業へ参入(2019〜2021年)
2019年10月、楽天モバイルが携帯キャリアサービス(MNO)を開始。2020年9月には5Gサービスも開始した。この巨額投資がグループの収益を圧迫し始める。2021年4月、楽天株式会社から楽天グループ株式会社へ社名変更。同年8月には通信プラットフォーム事業組織「Rakuten Symphony」を始動し、Open RAN技術を活用したインフラ販売に乗り出した。2022年1月には楽天シンフォニー株式会社を設立。2022年4月に東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。
金融子会社の上場とモバイル事業の転機(2022〜2025年)
2022年10月、楽天証券ホールディングスがみずほ証券と資本業務提携。2023年4月、楽天銀行が東京証券取引所プライム市場へ上場した。2023年10月には「プラチナバンド」(700MHz帯)の割当が認定され、通信品質向上への道筋をつけた。2024年11月、楽天カードがみずほフィナンシャルグループと資本業務提携を締結。2025年12月には楽天モバイルの全契約回線数が1000万を突破した。しかし、モバイル事業の収益化は依然課題であり、連結純利益は2019年以降赤字が続いている。
年表43件を開く
1990年代
- 1997年2月創業オンラインコマースサーバーの開発及びインターネット・ショッピングモール『楽天市場』の運営を行うことを目的として、資本金1,000万円にて東京都港区愛宕1丁目6番7号に株式会社エム・ディー・エムを設立
- 1997年5月インターネット・ショッピングモール『楽天市場』のサービスを開始
- 1998年8月本社を東京都目黒区祐天寺2丁目8番16号に移転
- 1999年6月商号変更株式会社エム・ディー・エムより、楽天株式会社へ社名変更
2000年代
- 2000年4月日本証券業協会に店頭登録
- 2000年5月本社を東京都目黒区中目黒2丁目6番20号に移転
- 2001年3月『楽天トラベル』のサービスを開始
- 2002年11月『楽天スーパーポイント(現 楽天ポイント)』のサービスを開始
- 2003年9月M&A宿泊予約サイトを運営するマイトリップ・ネット株式会社を子会社化
- 2003年10月本社を東京都港区六本木6丁目10番1号に移転
- 2003年11月M&Aディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券株式会社(現 楽天証券株式会社)を子会社化
- 2004年9月M&A株式会社あおぞらカード(現 楽天カード株式会社)を子会社化
- 2004年11月日本プロフェッショナル野球組織(NPB)(現 一般社団法人日本野球機構(NPB))による「東北楽天ゴールデンイーグルス」新規参入承認
- 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
- 2005年9月M&ALinkShare Corporation(現 RAKUTEN MARKETING LLC)を子会社化
- 2007年8月M&AIP電話事業を運営するフュージョン・コミュニケーションズ株式会社(現 楽天コミュニケーションズ株式会社)を子会社化
- 2008年4月本社を東京都品川区東品川4丁目12番3号に移転
- 2009年2月M&Aイーバンク銀行株式会社(現 楽天銀行株式会社)を子会社化
2010年代
- 2010年1月M&Aビットワレット株式会社(現 楽天Edy株式会社)を子会社化
- 2010年7月M&AフランスにおいてECサイトを運営するPRICEMINISTER S.A.(現 RAKUTEN FRANCE S.A.S.)を子会社化
- 2012年1月M&Aグローバルに電子書籍サービスを展開するKobo Inc.(現 Rakuten Kobo Inc.)を子会社化
- 2012年6月M&Aスペインにおいてビデオストリーミングサービスを提供するWuaki. TV, S.L.(現 Rakuten TV Europe, S.L.U.)を子会社化
- 2012年10月M&A持分法適用関連会社であったアイリオ生命保険株式会社(現 楽天生命保険株式会社)を子会社化
- 2013年9月M&Aグローバルにビデオストリーミングサービスを展開するViki, Inc.を子会社化
- 2013年11月「東北楽天ゴールデンイーグルス」がプロ野球日本シリーズ初優勝
- 2013年12月上場東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
- 2014年3月M&AグローバルにモバイルメッセージングとVoIPサービスを展開するViber Media Ltd.(現 Viber Media S.a.r.l.)を子会社化
- 2014年10月M&A北米最大級の会員制オンライン・キャッシュバック・サイトを展開するEbates Inc.を子会社化
- 2015年8月本社を東京都世田谷区玉川一丁目14番1号に移転
- 2017年6月創業楽天LIFULL STAY株式会社(現 楽天ステイ株式会社)を設立、民泊事業に参入
- 2018年3月M&A朝日火災海上保険株式会社(現 楽天損害保険株式会社)を子会社化
- 2019年8月『楽天ウォレット』が暗号資産(仮想通貨)の取引サービスを開始
- 2019年10月『楽天モバイル』が携帯キャリアサービスを開始
2020年代
- 2020年9月『楽天モバイル』が携帯キャリアサービスにおいて、5Gを用いた通信サービスを開始
- 2021年4月商号変更楽天株式会社より、楽天グループ株式会社へ社名変更
- 2021年8月通信プラットフォーム事業組織Rakuten Symphonyを始動
- 2022年1月M&A楽天モバイル株式会社の完全子会社、楽天シンフォニー株式会社を設立
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行
- 2022年10月楽天証券ホールディングス株式会社とみずほ証券株式会社による資本業務提携の締結
- 2023年4月上場楽天銀行株式会社が東京証券取引所プライム市場へ上場
- 2023年10月特定基地局開設計画(“プラチナバンド”700MHz帯割当)が認定
- 2024年11月楽天カード株式会社と株式会社みずほフィナンシャルグループによる資本業務提携の締結
- 2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
楽天エコシステムの拡大
会員、データ、ブランドを核にEC、フィンテック、デジタルコンテンツ、モバイル等のサービスを回遊・継続利用できる環境を整備し、会員生涯価値の最大化と顧客獲得コスト最小化によるグループ収益最大化を目指す。
- 02
AI・データ活用によるサービス革新
メンバーシップや共通ポイント基盤のデータとAI等の先進技術を活用し、新たな市場創造や既存ユーザーの購買額向上、効率的なマーケティング手法の確立に取り組む。
- 03
モバイル事業の品質向上と顧客基盤強化
ネットワーク品質向上と認知拡大、楽天エコシステムを活用したマーケティング、法人・自治体への提案により契約者獲得を加速し、高品質ネットワーク提供と損益改善を目指す。
- 04
フィンテック事業の拡大
クレジットカード、銀行、証券、保険、決済等の各サービスで顧客基盤と取扱高を拡大。キャッシュレス決済推進に向け、導入箇所拡大やアクティブユーザー増加施策を進める。
- 05
グローバル展開と事業ポートフォリオ最適化
楽天エコシステムを国内外で拡大するため、経営資源配分の最適化やAIによる生産性向上に注力。楽天シンフォニーではグローバルでの通信プラットフォーム展開を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で29,419人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は851万円で、9期前と比べて+12.6%。平均年齢は36.0歳、平均勤続年数は6.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 14,134 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 14,845 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 17,214 | — |
| 2019年12月 | 756 | 34.4 | 4.6 | 20,053 | — |
| 2020年12月 | 745 | 34.2 | 4.5 | 23,841 | — |
| 2021年12月 | 774 | 34.3 | 4.7 | 28,261 | — |
| 2022年12月 | 797 | 34.4 | 4.7 | 32,079 | — |
| 2023年12月 | 795 | 34.4 | 5.1 | 30,830 | — |
| 2024年12月 | 821 | 35.3 | 5.8 | 29,334 | 181 |
| 2025年12月 | 851 | 36.0 | 6.3 | 29,419 | 49 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社13社(国内 8 / 海外 5、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 海外Ebates Inc.米国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Rakuten Kobo Inc.カナダ · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Viber Media S.a.r.l.ルクセンブルク · 連結子会社議決権100.0%
- 国内楽天カード(株)東京都港区 · 連結子会社議決権85.0%
- 国内楽天銀行(株)東京都港区 · 連結子会社議決権49.3%
- 国内楽天証券(株)東京都港区 · 連結子会社議決権51.0%
- 国内楽天ペイメント(株)東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内楽天損害保険(株)東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内楽天生命保険(株)東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外樂天國際商業銀行股份有限公司台湾 · 連結子会社議決権51.0%
- 国内楽天モバイル(株)東京都世田谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Rakuten Symphony Singapore Pte. Ltd.シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
- Rakuten Medical, Inc.米国18%
- JP楽天モバイル株式会社
- JP楽天損害保険株式会社
- LURAKUTEN REINSURANCE EUROPE S.A.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達4.2億円ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト 無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発 安心・安全で効率的な物流等のサービスを実現する運航管理システムの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-06-27
- 調達6,364万円令和8年度リモートワークを活用した官民共創による人流創出事業内閣府 · 2026-03-18
- 調達6,290万円物価高対策に資する食品ロス削減実証業務消費者庁 · 2023-03-28
- 調達3,628万円薬物乱用防止デジタル広報啓発事業一式厚生労働省 · 2025-06-17
- 調達3,200万円薬物乱用防止デジタル広報啓発事業費一式厚生労働省 · 2026-06-18
- 調達2,266万円令和4年度「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトにおけるアンバサダー等と連携した効果的な情報発信等業務[総合評価落札方式]環境省 · 2022-05-17
- 調達2,200万円令和3年度「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトにおける企業とアンバサダー等と連携した効果的な情報発信等業務[総合評価落札方式]環境省 · 2021-06-08
- 調達1,965万円2025年農林業センサスの広報に関する総合企画の実施業務農林水産省 · 2024-07-08
- 調達1,785万円令和2年度「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトにおける企業とアンバサダー等と連携した効果的な情報発信等業務[総合評価落札方式]環境省 · 2020-04-02
- 調達1,636万円ECプラットフォームを活用した防災意識向上に向けた調査検討業務内閣府 · 2026-07-27
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は2.5兆円、営業利益は144億円。前期と比べると増収減益で、売上が+9.5%、利益が-72.8%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は1.3兆円、営業利益は504億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+12.9%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 0.48 | −762 | −16.0 | — |
| 2023年2Q | 0.50 | −489 | −9.8 | — |
| 2023年3Q | 0.52 | −545 | −10.5 | — |
| 2023年4Q | 0.58 | — | — | −3,395 |
| 2024年1Q | 0.51 | −333 | −6.5 | — |
| 2024年2Q | 0.54 | −183 | −3.4 | — |
| 2024年4Q | 1.23 | 1,046 | 8.5 | −1,624 |
| 2025年2Q | 1.16 | −66 | −0.6 | −1,244 |
| 2025年4Q | 1.34 | 210 | 1.6 | −535 |
| 2026年2Q | 1.31 | 504 | 3.8 | −109 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は4,004億円から2.5兆円へ6.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.6%。売上は13期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| グローバルに電子書籍サービスを展開するKobo Inc.(現 Rakuten Kobo Inc.)を子会社化 | |||||
| 2012年12月 | 0.40 | — | 491 | — | 194 |
| 東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更 | |||||
| 2013年12月 | 0.52 | — | 894 | — | — |
| グローバルにモバイルメッセージングとVoIPサービスを展開するViber Media Ltd.(現 Viber Media S.a.r.l.)を子会社化 | |||||
| 2014年12月 | 0.60 | — | 1,047 | — | — |
| 2015年12月 | 0.71 | — | 941 | — | — |
| 2016年12月 | 0.78 | — | 745 | — | — |
| 楽天LIFULL STAY株式会社(現 楽天ステイ株式会社)を設立、民泊事業に参入 | |||||
| 2017年12月 | 0.94 | — | 1,381 | — | — |
| 朝日火災海上保険株式会社(現 楽天損害保険株式会社)を子会社化 | |||||
| 2018年12月 | 1.10 | — | 1,654 | — | — |
| 2019年12月 | 1.26 | — | −446 | — | −319 |
| 2020年12月 | 1.46 | — | −1,510 | — | −1,142 |
| 楽天株式会社より、楽天グループ株式会社へ社名変更 | |||||
| 2021年12月 | 1.68 | — | −2,126 | — | −1,338 |
| 楽天モバイル株式会社の完全子会社、楽天シンフォニー株式会社を設立 | |||||
| 2022年12月 | 1.92 | — | −4,156 | — | −3,772 |
| 楽天銀行株式会社が東京証券取引所プライム市場へ上場 | |||||
| 2023年12月 | 2.07 | — | −2,177 | — | −3,395 |
| 2024年12月 | 2.28 | 530 | 163 | 2.3 | −1,624 |
| 2025年12月 | 2.50 | 144 | −295 | 0.6 | −1,779 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高2.5兆円のうち、営業利益として残るのは144億円で0.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1,779億円、売上の-7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金99.4%2.5兆円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.6%144億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが4,241億円、投資CFが−7,798億円で、差し引きのフリーCFは−3,557億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は5.8兆円で、売上の28.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF兆円 | 投資CF億円 | 財務CF兆円 | フリーCF兆円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 0.10 | 674 | −0.06 | 0.17 | 0.27 |
| 2013年12月 | 0.00 | 306 | 0.08 | 0.03 | 0.38 |
| 2014年12月 | 0.11 | −2,611 | 0.19 | −0.15 | 0.43 |
| 2015年12月 | 0.08 | −2,241 | 0.22 | −0.15 | 0.50 |
| 2016年12月 | 0.03 | −268 | 0.05 | 0.00 | 0.55 |
| 2017年12月 | 0.16 | −2,037 | 0.19 | −0.04 | 0.70 |
| 2018年12月 | 0.15 | −676 | 0.21 | 0.08 | 0.99 |
| 2019年12月 | 0.32 | −2,863 | 0.46 | 0.03 | 1.48 |
| 2020年12月 | 1.04 | −3,033 | 0.81 | 0.74 | 3.02 |
| 2021年12月 | 0.58 | −6,118 | 1.40 | −0.03 | 4.41 |
| 2022年12月 | −0.26 | −9,483 | 1.49 | −1.21 | 4.69 |
| 2023年12月 | 0.72 | −5,974 | 0.29 | 0.13 | 5.13 |
| 2024年12月 | 1.19 | −9,217 | 0.76 | 0.27 | 6.17 |
| 2025年12月 | 0.42 | −7,798 | 0.01 | −0.36 | 5.84 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は28.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が9,924億円で、自己資本比率は3.4%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 2.29 | 0.24 | 2.05 | 10.3 |
| 2013年12月 | 3.21 | 0.30 | 2.91 | 9.5 |
| 2014年12月 | 3.68 | 0.42 | 3.26 | 11.5 |
| 2015年12月 | 4.27 | 0.67 | 3.60 | 15.6 |
| 2016年12月 | 4.60 | 0.68 | 3.92 | 14.8 |
| 2017年12月 | 6.18 | 0.68 | 5.50 | 11.0 |
| 2018年12月 | 7.34 | 0.77 | 6.57 | 10.5 |
| 2019年12月 | 9.17 | 0.74 | 8.43 | 8.0 |
| 2020年12月 | 12.52 | 0.61 | 11.92 | 4.9 |
| 2021年12月 | 16.83 | 1.09 | 15.74 | 6.5 |
| 2022年12月 | 20.40 | 0.79 | 19.61 | 3.9 |
| 2023年12月 | 22.63 | 0.84 | 21.79 | 3.7 |
| 2024年12月 | 26.51 | 0.93 | 25.28 | 3.5 |
| 2025年12月 | 28.80 | 0.99 | 27.45 | 3.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中222位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中533位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥726.7で、1年前と比べて-19.8%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 1.73倍 |
| 配当利回り | 0.62% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1ヶ月で-2.11%と冴えない。25日線(808.22円)を下回り、75日線(773.35円)は上回っている。52週高値1068.5円からは約27%下落。8月12日に出来高が6792万株と急増し、株価は745円まで急落した。RSIは40.92と弱気圏。週足では下落トレンドが続くが、75日線がサポートとして機能するか注目。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)。
PERおよび予想PERが算出不能(赤字)で、収益性は悪化している。PBRは1.86倍で業界平均3.33倍を下回るものの、ROEは-18.5%と深刻な赤字であり、PBRの水準は適切とは言えない。配当利回りは0.58%と平均2.29%を大幅に下回り、株主還元は脆弱。業績は赤字が続き、営業利益も減少傾向。将来の回復期待を織り込んでPBRが割高に見える。総合的にやや割高と判断。割安に見えるPBRも、収益力低下を考慮すると割高感が残る。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 1.73倍 | 3.51倍 |
| ROE | -18.5% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
最大の争点は楽天モバイルの収益化がいつ実現するか。強気派は、モバイルの契約数が順調に伸びており、固定費負担が減れば黒字化が見込めると主張。さらに金融・ECは安定成長を続けており、シナジー効果も大きいと評価する。一方弱気派は、モバイルの赤字が続き連結最終赤字が長期化している点を問題視。価格競争が激しい市場で差別化が難しく、ポイント還元の原資を他事業が支えている構造は持続可能でないと見る。
- モバイル契約者増
契約数は順調に増加し、収益基盤が拡大
- 金融・EC好調
楽天カード、楽天銀行の利益が堅調で成長を牽引
- ポイント経済圏の強さ
会員基盤とデータ連携で競争優位を維持
- 売上高2兆4966億円、3期連続で過去最高決算発表後影響中
2025年12月期売上高は24,966億円。前期比約9.5%増で、増収トレンドが継続。
- 営業損益は2期連続で黒字維持通年影響中
2024年12月期は営業利益530億円、2025年12月期は144億円と黒字を確保。
- 最終赤字幅は2年前から1616億円縮小決算発表後影響中
2023年12月期の純損失3,395億円に対し、2025年12月期は1,779億円に改善。
- 外国人持ち株比率36.7%と高い継続影響弱
外国人株主比率は36.68%。グローバル投資家の需要が下支え材料。
- 赤字継続の懸念
連結最終赤字が4期連続で、モバイル負担重く
- 割安感乏しい
PBR2倍超で収益力に見合わないとの見方
- 競争激化
携帯市場の価格競争で収益性改善は困難
- 営業利益が前期比386億円減少決算発表後影響中
2025年12月期営業利益は144億円と前期530億円から72.8%減。収益悪化が懸念。
- 純損失が前期から拡大決算発表後影響中
純損失は2024年12月期の1,624億円から2025年12月期は1,779億円に拡大。
- 1株利益がマイナスでPER評価不能継続影響弱
純損失でROEが-18.5%とマイナス。PERも算出不能で収益性の評価が困難。
- 配当利回り0.51%と低水準継続影響弱
配当利回りは0.51%と低く、株主還元の魅力が乏しい。
- 楽天モバイル契約数
- 収益化の進捗を測る最重要指標
- 連結営業利益
- モバイル赤字が他事業で補えているかを確認
- 国内EC流通総額
- 基盤事業の成長性とシェア動向を把握
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり4.5円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.62%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 5 | — | 16.5 |
| 2017年12月 | 5 | 0.0 | 10.1 |
| 2018年12月 | 5 | 0.0 | 6.5 |
| 2019年12月 | 5 | 0.0 | 38.6 |
| 2021年12月 | 5 | 0.0 | 13.0 |
| 2022年12月 | 5 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥4.5
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ730,758人。区分でいちばん多いのは外国法人で36.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.8%を占め、残る63.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 28.1 | 31.9 | 24.0 | 24.8 | 33.4 | 36.1 |
| 個人・その他 | 37.5 | 28.1 | 37.2 | 31.7 | 27.5 | 26.1 |
| 事業法人 | 17.3 | 24.3 | 24.4 | 22.4 | 22.5 | 22.3 |
| 金融機関 | 15.8 | 14.4 | 12.8 | 16.6 | 13.7 | 14.5 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.2 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 |
| 証券会社 | 1.1 | 1.1 | 1.1 | 4.0 | 2.4 | 0.4 |
| 政府・自治体 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 自己株式 | 5.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位11者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.84 |
| 02 | 合同会社クリムゾングループ | 10.43 |
| 03 | 三木谷 浩史 | 8.14 |
| 04 | 日本郵政株式会社 | 6.04 |
| 05 | 三木谷 晴子 | 5.19 |
| 06 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 3.78 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.70 |
| 08 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 2.33 |
| 09 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.08 |
| 10 | 有限会社三木谷興産 | 1.88 |
| 11 | 有限会社スピリット | 1.88 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−628%、1株純資産は14期で+155%。直近期のROEは-18.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 16 | 179 | 9.2 | 43.2 | 12.0 |
| 2013年12月 | 33 | 230 | 16.2 | 47.2 | 16.4 |
| 2014年12月 | 54 | 321 | 19.5 | 31.3 | 9.1 |
| 2015年12月 | 34 | 468 | 8.4 | 41.9 | — |
| 2016年12月 | 27 | 478 | 5.7 | 42.5 | 16.5 |
| 2017年12月 | 80 | 507 | 16.2 | 12.9 | 10.1 |
| 2018年12月 | 105 | 573 | 19.5 | 7.0 | 6.5 |
| 2019年12月 | −24 | 542 | −4.2 | — | 38.6 |
| 2020年12月 | −84 | 447 | −17.0 | — | 11.4 |
| 2021年12月 | −88 | 691 | −15.7 | — | 13.0 |
| 2022年12月 | −238 | 498 | −40.4 | — | — |
| 2023年12月 | −177 | 391 | −41.7 | — | — |
| 2024年12月 | −76 | 431 | −18.4 | — | — |
| 2025年12月 | −82 | 457 | −18.5 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/12期の役員報酬は総額2,283百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 三木谷浩史 | 代表取締役 会長兼社長 最高 執行役員 | 61 | 176,703,400 |
| 百野研太郎 | 代表取締役 副社長 執行役員 | 59 | 311,300 |
| 廣瀬研二 | 取締役 副社長 執行役員 | 64 | 41,700 |
| 安藤隆春 | 取締役 | 77 | — |
| Sarah J.M. Whitley | 取締役 | 68 | — |
| Tsedal Neeley | 取締役 | 53 | — |
| Charles B. Baxter | 取締役 | 61 | 44,600 |
| 羽深成樹 | 取締役 | 68 | — |
| 御立尚資 | 取締役 | 69 | 1,800 |
| 長沼義人 | 監査役(常勤) | 61 | 9,300 |
| 中村太 | 監査役(常勤) | 68 | — |
| 片岡麻紀 | 監査役 | 68 | — |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山口勝之 | 監査役 | 59 | 74,900 |
| 河野奈保 | 取締役 副社長 執行役員 | 49 | 27,400 |
| 加賀栄一 | 取締役 上級執行役員 | 50 | 12,100 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | ストックオプション百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| その他役員 | 12 | 336 | 123 | 293 | 2,048 | 171 |
| 社外取締役 | 7 | 61 | — | 47 | 109 | 16 |
| 監査役 | 4 | 72 | — | — | 72 | 18 |
| 社外監査役 | 3 | 54 | — | — | 54 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,620字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,094字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク33,992字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)15,114字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第30期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第29期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第28期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第3四半期(令和4年6月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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