本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

阿波銀行

The Awa Bank,Ltd.8388 · Prime · 銀行業

阿波銀行グループは銀行業を核に、リース、カード、コンサルティング、EC運営、投資事業など多角的な金融サービスを提供。

概要

阿波銀行は、1896年に設立された徳島県を地盤とする地方銀行である。預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、為替業務を核とし、子会社を通じてリース、信用保証、クレジットカード、経営コンサルティング、ECモール運営、投資事業などを展開する。2026年3月期の連結経常収益は954億円、預金残高は3兆4,188億円、貸出金残高は2兆5,214億円に達し、従業員数は1,410人(単体)である。東京証券取引所プライム市場に上場している。

徳島県に105か店の営業拠点

阿波銀行の本店は徳島市に置かれ、県内を中心に105か店の支店網を有する。地域密着型金融を標榜し、個人・法人向けの預金、貸出、為替などの基本業務に加え、公共債・投資信託・保険の窓口販売や金融商品仲介業務を提供する。2026年3月期の預金(譲渡性預金含む)は3兆4,188億円、貸出金は2兆5,214億円で、ともに前期から増加した。地元企業や公共セクターとの長期取引を重視する「永代取引」の営業方針が特徴である。

資金運用収益と役務取引が収益の柱

2026年3月期の連結経常収益は954億円(前期比164億円増)、経常利益は218億円(同40億円増)、親会社株主帰属当期純利益は155億円(同23億円増)で、いずれも過去最高を更新した。収益構造の内訳では、資金運用収支が455億円(前期比66億円増)と全体の約半分を占める。貸出金利息や有価証券利息配当金の増加が寄与した。役務取引等収支は95億円で、金融商品仲介手数料や本業支援手数料が伸びた。一方、国債等債券売却損の増加によりその他業務収支は78億円の赤字となった。

7社の連結子会社で事業領域を拡大

阿波銀行グループは、銀行本体に加えて連結子会社7社で構成される。阿波銀リース株式会社がリース業務、阿波銀保証株式会社が信用保証、阿波銀カード株式会社がクレジットカード、阿波銀コンサルティング株式会社が経営コンサルティング、阿波銀コネクト株式会社がECモール運営、阿波銀キャピタル株式会社が投資事業組合の組成・運営を担当する。2021年設立の阿波銀コネクトは地域事業者のEC化を支援し、2023年設立の阿波銀キャピタルは成長企業への投資を行う。非連結子会社として投資事業組合も保有する。

長期経営計画で掲げる数値目標

2023年度からスタートした長期経営計画「Growing beyond 130th」では、2028年3月期を最終年度とする3rdステージを推進中である。経営目標として、修正OHR(経費率)55%未満、コア業務純益ROA0.60%以上、当期純利益200億円以上、当期純利益ROE5.00%以上、株主還元率(連結)40%以上、ESG投融資残高3,000億円を掲げる。2026年3月期実績は修正OHR56.11%、コア業務純益ROA0.57%、当期純利益154億円、ROE4.33%、ESG投融資残高1,797億円であり、計画達成には収益力の強化が求められる。

業界の中での役割は地域金融グループ(地方銀行)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
954億円
経常利益
218億円
利益率
22.9%
純利益
155億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01銀行業主力

阿波銀行が預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、為替業務、公共債・投資信託・保険の販売、金融商品仲介業務、信託業務などを通じて地域に幅広い金融サービスを提供。また、子会社を通じて信用保証、クレジットカード、経営コンサルティング、ECモール運営、投資事業などを展開している。

主な製品・サービス7
預金業務
個人・法人向け預金受け入れ。
貸出業務
個人・法人向け融資。
有価証券投資業務
有価証券の投資運用。
為替業務
内国為替及び外国為替業務。
公共債・投資信託・保険販売
公共債、投資信託、保険商品の窓口販売。
金融商品仲介業務
金融商品の仲介サービス。
信託業務
信託に関する業務。

02リース業準主力

阿波銀リース株式会社がリース業務を提供し、設備投資等のニーズに応えている。

主な製品・サービス1
リース業務
各種設備・機器のリースサービス。

製品と技術

預金と貸出の基本業務

阿波銀行の根幹は個人・法人向けの預金受け入れと融資である。2026年3月期の預金残高(譲渡性預金含む)は3兆4,188億円で、個人預金を中心に前期比231億円増加した。貸出金残高は2兆5,214億円で、同633億円増加。地域密着型金融を掲げ、中小企業や個人の資金ニーズに対応している。住宅ローンや事業性融資など、多様な貸出商品を提供する。

有価証券投資と為替・信託業務

有価証券投資業務では、株式や債券、投資信託への運用を行い、2026年3月期の有価証券残高は1兆1,791億円。評価益は1,844億円に達する。内国為替および外国為替業務を通じて決済サービスを提供し、1960年から外国為替を取り扱う。信託業務は1994年に開始し、顧客資産の管理・運用を担う。

窓口販売と金融商品仲介

1983年から公共債の窓口販売を開始し、1998年には証券投資信託、2001年には長期火災保険、2002年には個人年金保険、2007年には医療・がん保険の販売を開始した。2004年12月に証券仲介業務を開始し、2007年9月から金融商品仲介業務に移行。2021年4月から野村證券との包括的提携に基づく仲介業務を行い、2026年3月期の仲介預かり資産残高は1兆3,765億円に拡大した。

子会社によるリース・保証・カード・コンサルティング

阿波銀リースは設備・機器のリースを提供し、2026年3月期のリース業経常収益は181億83百万円。阿波銀保証は信用保証業務、阿波銀カードはクレジットカード業務を行う。阿波銀コンサルティングは経営コンサルティング、阿波銀コネクトはECモール運営、阿波銀キャピタルは投資事業組合の組成・運営を担当する。これらの子会社が銀行業務を補完し、総合金融サービスを実現している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

地銀中で規模中位、県内向け融資が中心

阿波銀行は徳島県を地盤とする地方銀行で、地元密着型の融資業務を主力としています。同業他社の中では、いよぎんホールディングスやちゅうぎんフィナンシャルグループと同様に地域経済に深く根ざしたビジネスモデルを持ちますが、規模ではやや小ぶりで、都市部のメガバンクや楽天銀行のようなデジタル特化型とは異なる伝統的な営業基盤が特徴です。近年は収益の増加傾向が見られ、特に2026年3月期には大幅な増収が予測されており、地域の経済活性化や貸出先の拡大が寄与していると推察されます。一方で、しずおかフィナンシャルグループや京都フィナンシャルグループといった他地域の地銀と比べると、業務エリアが限定的で、人口減少や低金利環境の中での収益性向上や多角化が課題となります。

強み

  • 徳島県内に広い支店網を持ち、地域企業や個人との取引基盤が安定している。
  • 2024年3月期から2026年3月期にかけて収益が着実に増加しており、成長が見込まれる。
  • 長年の地域密着で培った顧客との信頼関係が競争優位となっている。
  • 地銀としての堅実な経営で、余剰資金や資本基盤が比較的安定している。

課題

  • 超低金利が続き、貸出金利の低下により収益性を圧迫する可能性がある。
  • 徳島県の人口減少により、取引先の減少や市場縮小が懸念される。
  • 楽天銀行など新興勢力や他地域地銀との競争で、顧客獲得が厳しさを増す。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字が阿波銀行

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18524北洋銀行4,968億円19.3倍
28304あおぞら銀行4,758億円18.4倍
37164全国保証4,416億円13.2倍
48381山陰合同銀行4,130億円17.6倍
58410セブン銀行4,017億円28.1倍
68388阿波銀行3,880億円24.5倍
78544京葉銀行3,563億円21.4倍
88522名古屋銀行3,525億円17.3倍
98370紀陽銀行3,378億円14.8倍
108361大垣共立銀行3,377億円17.6倍
118341七十七銀行3,046億円16.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

阿波商業銀行として創業した1896年

1896年6月、資本金450千円で株式会社阿波商業銀行が徳島市に設立された。創業時の経営理念「堅実経営」と営業方針「永代取引」は、現代に至るまで基本方針として受け継がれている。明治期の地元資本による銀行設立の一環であり、地域金融の基盤を築いた。

戦前期の合併で規模を拡大

1928年5月に株式会社徳島銀行の営業権を譲り受け、1934年4月には株式会社二木銀行を吸収合併した。1943年8月には株式会社阿波貯蓄銀行を合併し、戦時統合の流れの中で県内銀行の集約が進んだ。これらの合併により阿波商業銀行は徳島県最大の銀行へと成長した。

外国為替取扱開始と行名変更の1960年代

1960年12月に外国為替業務の取扱を開始し、国際業務へ進出した。1964年10月には行名を株式会社阿波銀行に変更。1966年7月には本店新社屋が竣工し、営業基盤を強化した。この時期、地方銀行としての業務拡大が本格化した。

上場と子会社設立でグループ化が進んだ1970年代

1973年4月、東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場。翌1974年2月には第一部に指定替えとなった。同年1月には阿波銀リース株式会社(当時阿波総合リース)を設立し、リース業に進出。1975年2月に全店オンラインシステムを稼働させ、業務の効率化を図った。1975年6月には阿波銀保証株式会社(当時阿波総合信用)を設立し、信用保証事業を開始した。

業務多角化とシステム刷新を進めた1980〜1990年代

1983年4月に公共債の窓口販売を開始し、1985年6月には債券ディーリング業務を開始。1987年11月に国内コマーシャル・ペーパーの取扱を始めた。1988年1月には第1回無担保転換社債100億円を発行。1994年1月に信託業務を開始し、1995年1月に新総合オンラインシステムを稼働。1998年12月には証券投資信託の窓口販売を開始した。

グループ再編と野村證券提携の2000年代以降

2004年1月に「じゅうだん会」共同版システムを稼働。2007年12月に医療・がん保険の販売を開始。2014年7月に阿波銀コンサルティング株式会社を設立し、経営支援を強化。2019年7月に連結子会社5社の持分比率を100%化し、グループ経営を一体化。同年10月に阿波銀ビジネスサービスを吸収合併。2020年6月に野村證券との金融商品仲介業務提携を締結し、2021年4月に仲介業務を開始。2021年1月に阿波銀コネクト、2023年7月に阿波銀キャピタルを設立。2022年4月には東京証券取引所プライム市場に移行した。

年表39件を開く

1890年代

  • 1896年6月創業株式会社阿波商業銀行設立(設立日 明治29年6月19日、資本金450千円、本店 徳島市)

1920年代

  • 1928年5月株式会社徳島銀行の営業権を譲受け

1930年代

  • 1934年4月M&A株式会社二木銀行を買収合併

1940年代

  • 1943年8月M&A株式会社阿波貯蓄銀行を吸収合併

1960年代

  • 1960年12月外国為替業務取扱開始
  • 1964年10月商号変更行名を株式会社阿波銀行に変更
  • 1966年7月本店新社屋竣工

1970年代

  • 1973年4月上場東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場
  • 1974年1月阿波銀リース株式会社(連結子会社)を設立(旧社名 阿波総合リース株式会社)
  • 1974年2月上場東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場(両取引所の統合により東京証券取引所市場第一部)
  • 1975年2月全店オンラインシステム稼働(1983年10月第二次総合オンラインシステム稼働)
  • 1975年6月阿波銀保証株式会社(連結子会社)を設立(旧社名 阿波総合信用株式会社)

1980年代

  • 1980年3月阿波銀ビジネスサービス株式会社(連結子会社)を設立(旧社名 阿波ビジネスサービス株式会社)
  • 1983年4月公共債の窓口販売業務開始
  • 1985年6月債券ディーリング業務開始
  • 1987年11月国内コマーシャル・ペーパーの取扱開始
  • 1988年1月第1回無担保転換社債100億円発行
  • 1988年6月担保附社債信託法に基づく受託業務開始

1990年代

  • 1990年2月阿波銀カード株式会社(連結子会社)を設立
  • 1993年3月新事務センター「鴨島センター」竣工
  • 1994年1月信託業務取扱開始
  • 1995年1月新総合オンラインシステム稼働
  • 1998年12月証券投資信託の窓口販売業務開始

2000年代

  • 2000年11月第1回無担保社債100億円発行
  • 2001年4月住宅ローンご利用者向け長期火災保険の窓口販売業務開始
  • 2002年10月個人年金保険の窓口販売業務開始
  • 2004年1月「じゅうだん会」共同版システム稼働
  • 2004年12月証券仲介業務開始(2007年9月から金融商品仲介業務)
  • 2007年12月医療・がん保険の窓口販売業務開始

2010年代

  • 2014年7月阿波銀コンサルティング株式会社(連結子会社)を設立
  • 2018年6月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2019年7月上記連結子会社5社において当行グループ持分比率100%化
  • 2019年10月M&A阿波銀ビジネスサービス株式会社(連結子会社)を吸収合併
  • 2019年12月本店営業部を新築移転

2020年代

  • 2020年6月野村證券株式会社との間で金融商品仲介業務における包括的業務提携に関する最終契約を締結
  • 2021年1月阿波銀コネクト株式会社(連結子会社)を設立
  • 2021年4月野村證券株式会社との包括的業務提携に基づく金融商品仲介業務を開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年7月阿波銀キャピタル株式会社(連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 修正OHR2028年3月期まで55%未満
  • コア業務純益ROA2028年3月期まで0.60%以上
  • 当期純利益2028年3月期まで200億円以上
  • 当期純利益ROE2028年3月期まで5.00%以上
  • 配当性向(連結)2028年3月期まで40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    永代取引の進化

    法人向けにはDX・GXコンサルティングや事業承継支援などの高度な金融サービスを提供し、個人向けには預金・証券・保険を組み合わせたファミリーサポート営業を深化。対面・非対面チャネルを統合し、付加価値の高いサービスを提供する。

  2. 02

    持続可能な地域社会への取組み

    各種ファンドを通じた創業・事業承継支援、DXコンサルティングによる地域のデジタル化推進、ESG投融資の拡大、脱炭素社会の実現、自治体連携、金融リテラシー向上などに取り組み、地域の持続可能な発展を支援する。

  3. 03

    活力ある組織と多様な働き方の実現

    人的資本経営を強化し、自律的キャリア形成を支援、重点分野への戦略的人材配置、DX・SDGsリテラシー向上、多様な人材の活躍推進、女性活躍、職員向け株式報酬制度の導入などで、意欲的に挑戦できる職場環境を実現する。

  4. 04

    経営基盤の強化

    ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス体制を強化し、リスクアペタイト・フレームワークを実践して資本・経営資源の最適配分を追求。また、不正アクセス事案の再発防止を最重要課題とし、サイバーセキュリティを含むシステムセキュリティ態勢を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,410人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は739万円で、9期前と比べて+6.4%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は19.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月1,361
2018年3月1,354
2019年3月69441.218.31,344
2020年3月67441.618.51,357
2021年3月68941.918.71,334
2022年3月63741.918.71,327
2023年3月67042.318.91,338
2024年3月70242.819.31,332
2025年3月73943.119.21,374
2026年3月73943.019.11,410

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率133.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
銀行業 — 徳島県 徳島市他186億円
銀行業 — 東京都 世田谷区他4,895百万円
銀行業 — 徳島県 吉野川市3,745百万円
銀行業 — 徳島県 徳島市他3,479百万円
リース業 — 徳島県 徳島市他2,151百万円
銀行業 — 大阪府 大阪市他1,856百万円
銀行業 — 徳島県 徳島市1,473百万円
銀行業 — 兵庫県 神戸市他1,098百万円
銀行業 — 愛媛県 松山市766百万円
銀行業 — 東京都 中央区他149百万円
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    阿波銀カード株式会社
    徳島県 徳島市
    議決権100.0%
  • 国内
    阿波銀コンサルティング株式会社
    徳島県 徳島市
    議決権100.0%
  • 国内
    阿波銀コネクト株式会社
    徳島県 徳島市
    議決権100.0%
  • 国内
    阿波銀キャピタル株式会社
    徳島県 徳島市
    議決権100.0%
  • 国内
    阿波銀リース株式会社
    徳島県 徳島市
    議決権100.0%
  • 国内
    あわぎん成長企業投資事業有限責任組合
    徳島県 徳島市
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-05
    79万円
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-05
    68万円
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-05
    38万円
  • 補助金
    総合特区支援利子補給金(3月30日分)
    内閣府 · 2020-03-25
    20万円
  • 補助金
    認定地域活性化総合特区*総合特区支援利子補給金(R02年9月28日支給分)
    内閣府 · 2020-09-04
    20万円
  • 補助金
    認定地域活性化総合特区*総合特区支援利子補給金(R03年3月29日支給分)
    内閣府 · 2021-03-15
    19万円
  • 補助金
    令和4年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2022-06-14
    15万円
  • 補助金
    令和4年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2022-06-14
    14万円
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-05
    9万円
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-05
    6万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は954億円経常利益218億円前期と比べると増収増益で、売上が+20.8%、利益が+21.8%。

売上高
+20.8%
954億円
経常利益
+21.8%
218億円
純利益
+17.4%
155億円
利益率
22.9%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,176億円954億円
純利益176億円155億円
1株あたり配当¥190¥190

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は379億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+99.5%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q18624
2024年1Q19028
2024年2Q19126
2024年3Q18936
2024年4Q19123
2025年2Q39272
2025年4Q39860
2026年2Q47483
2026年4Q48072
2027年1Q37958

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、経常収益は651億円から954億円へ1.5倍に増えた。経常利益率は24.7%から22.9%になった。経常収益は2期、純利益は3期の連続増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2013年3月65116124.792
阿波銀コンサルティング株式会社(連結子会社)を設立
2014年3月66018127.4105
2015年3月68021131.0122
2016年3月70221230.2130
2017年3月69120629.8125
2018年3月68119728.9119
阿波銀ビジネスサービス株式会社(連結子会社)を吸収合併
2019年3月70318426.2110
2020年3月67415723.3112
阿波銀コネクト株式会社(連結子会社)を設立
2021年3月65612719.485
2022年3月67916123.7111
阿波銀キャピタル株式会社(連結子会社)を設立
2023年3月88115417.5102
2024年3月76116621.8113
2025年3月79017922.7132
2026年3月95421822.9155

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益954億円のうち、経常利益として残るのは218億円22.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は155億円、売上の16.2%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金77.1%736億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.9%218億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
22.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
16.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.7pt
4.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが136億円、投資CFが−629億円で、差し引きのフリーCFは−493億円期末の手元現金は3,452億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−235−845−691,472
2014年3月519−29−191,944
2015年3月400−335−171,992
2016年3月200122−1682,145
2017年3月−142−317−511,635
2018年3月730225−452,546
2019年3月−18150−1512,526
2020年3月251123−472,853
2021年3月3,016468−246,312
2022年3月967−370−236,886
2023年3月−3,218933−364,565
2024年3月−315−446−433,761
2025年3月28220−494,014
2026年3月136−629−693,452

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3,996億円で、自己資本比率は9.6%(業種中央値4.9%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月2.872,1322.667.0
2014年3月2.952,2202.737.2
2015年3月3.092,5732.838.0
2016年3月3.122,5792.867.9
2017年3月3.212,7272.938.1
2018年3月3.282,8203.008.2
2019年3月3.332,7233.068.1
2020年3月3.382,5243.127.5
2021年3月3.872,9293.577.6
2022年3月3.982,8843.697.3
2023年3月3.852,7883.577.2
2024年3月3.923,3263.598.5
2025年3月4.023,3423.698.3
2026年3月4.173,9963.779.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
2,160億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3.8兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率79社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り79社中77位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.2%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
9.6%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率前期からの売上の伸び
20.8%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥9,700で、1年前と比べて+185.7%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥9,700-0.7%1ヶ月+15.1%1年+185.7%時価総額3,880億円
過去52週の値幅
安値¥3,385高値¥10,300

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.5倍
PER (会社予想)21.4倍
PBR0.91倍
配当利回り1.96%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬から上昇基調を強め、8月13日に9390円と52週高値に接近。その後8月18日に9460円まで上昇したが、8月19日には8980円まで急落。8月21日は9000円で終え、25日移動平均線(8677円)と75日線(7524円)を上回って推移しており、中期的な上昇トレンドは継続している。52週高値9610円まであと約6%の位置で、高値圏での値動きが続く。出来高は8月13日に27万株と増加し、その後も15万株前後で推移している。RSIは64.2とやや過熱感がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは22.67倍と同業界平均の16.97倍を大幅に上回り、割高感が強い。PBRは0.84倍と1倍未満だが、銀行業界では常態的であり、ROEが4.23%と低いため、収益性の低さがPBRの低さにつながっている。配当利回りは2.11%と業界平均の2.38%を下回り、利回りの魅力は乏しい。予想PERは19.9倍と改善が見込まれるものの、現時点のバリュエーションは割高と判断せざるを得ない。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.5倍17.5倍
PER (予想)21.4倍
PBR0.91倍1.01倍
ROE4.2%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地域経済の動向に依存する地方銀行として、金利上昇局面での利ざや改善が期待される一方、人口減少による貸出需要の縮小が懸念。強気派は、地域密着で貸出シェアが安定し、金利上昇により利ざやが拡大すると主張。弱気派は、人口減少で貸出市場が縮小し、競争激化で収益性が悪化すると警戒。また、2024年3月期に売上減少があったが、その後の回復傾向が注目される。

プラスに働く材料7
  • 金利上昇で利ざや拡大

    金利上昇局面では預貸金利ざやが改善し収益増に寄与

  • 地域密着で安定

    徳島県内での顧客基盤が堅固で、貸出残高が安定

  • 増収増益傾向

    2025年3月期以降、売上・利益が増加傾向にある

  • PBR0.84倍から1倍への是正機運継続影響

    PBRは0.8378倍と1倍を下回る。ROE改善で1倍到達も視野

  • 純利益が3期連続で増加通年影響

    純利益はFY2024/3の113億円からFY2026/3の155億円へ37%増

  • 経常収益が3年で25%拡大通年影響

    経常収益はFY2024/3の761億円からFY2026/3の954億円へ

  • 予想PER19.7倍で評価が一段安決算発表後影響

    実績PER22.52倍、予想PER19.7倍と増益で低下

マイナスに働く材料7
  • 人口減少で需要減

    徳島県の人口減少で貸出需要が縮小する恐れ

  • 競争激化

    ネット銀行や他行の進出で競争が激化し、利ざやが圧縮

  • 低収益性

    ROE4.23%と低く、資本効率の改善が急務

  • ROE4.23%の低さが重荷継続影響

    ROEは4.23%と低位で、PBR0.84倍の改善が進まない

  • 株価が1年で176%上昇し過熱感不定影響

    過去1年で176.45%上昇、高値警戒感から売りが出やすい

  • 日銀利下げで利ざや縮小金融政策次第影響

    金利低下で貸出利ざやが縮小すれば、純利益155億円は達成困難

  • 地元景気悪化で貸倒費用増不定影響

    純利益155億円に対し、与信費用の増加は減益要因

次の決算で確かめる点
貸出金残高
地域需要の動向と収益基盤の規模を把握するため
預貸率
資金運用効率が収益性に直結するため
手数料収入
非金利収入の拡大が収益安定化に寄与するか見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり190で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは1.96%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥190
1株あたり
配当利回り
1.96%
いまの株価に対して
配当性向
36.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4516.7
2018年3月450.017.4
2019年3月450.018.7
2020年3月450.017.4
2021年3月40−11.120.2
2022年3月436.316.1
2023年3月5017.620.3
2024年3月7550.027.2
2025年3月9526.728.7
2026年3月14350.036.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥190

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,588人。区分でいちばん多いのは事業法人32.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.0%を占め、残る43.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人32.432.434.033.833.132.5
個人・その他26.127.627.728.227.626.6
金融機関31.029.926.825.124.924.5
外国法人9.69.310.512.013.615.3
証券会社0.90.80.90.90.81.1
自己株式1.93.00.21.60.30.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.24
02株式会社大塚製薬工場3.96
03阿波銀グループ職員持株会2.96
04日本生命保険相互会社2.85
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.56
06大塚製薬株式会社2.33
07明治安田生命保険相互会社2.28
08大昭興業株式会社2.08
09日亜化学工業株式会社2.01
10住友生命保険相互会社1.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+898%、1株純資産は14期で+1066%。直近期のROEは4.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月408824.914.717.9
2014年3月469215.111.917.5
2015年3月531,0735.312.817.2
2016年3月571,0895.39.621.7
2017年3月561,1694.912.716.7
2018年3月2686,1264.512.717.4
2019年3月2536,3194.111.118.7
2020年3月2625,9814.38.717.4
2021年3月2036,9853.112.320.2
2022年3月2656,9273.88.216.1
2023年3月2486,8383.67.820.3
2024年3月2778,2923.79.927.2
2025年3月3318,4424.08.628.7
2026年3月39710,2794.214.336.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額466百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長岡奨取締役会長6917,000
福永丈久取締役頭取(代表取締役)659,000
山下真弘専務取締役(代表取締役)577,000
西大和常務取締役553,000
三河広明常務取締役588,000
伊藤輝明常務取締役562,000
板東克浩取締役 徳島市内広域エリア母店長 兼本店営業部長 兼両国橋支店長 兼かちどき橋支店長533,000
豊田晃取締役 経営統括部長522,000
大和史郎取締役 監査等委員643,000
浜尾克也取締役 監査等委員622,000
野田聖子取締役 監査等委員62
橋爪正樹取締役 監査等委員69
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
竹川都之取締役 監査等委員69
瀧典子取締役 監査等委員57
岸淵和也取締役 監査等委員59
嵐直彦取締役 監査等委員571,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)817138949
取締役(社内)2414121
社外取締役636366

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容851字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当行グループ(当行及び当行の関係会社)は、当行、連結子会社7社、非連結子会社11社及び関連会社2社で構成され、銀行業務を中心に、リース業務等の金融サービスに係る事業を行っております。 当行グループの事業に係る位置づけは次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況  1(1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 〔銀行業〕 当行は、本店をはじめ支店等105か店において、預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務のほか、公共債・投資信託・保険の販売業務及び金融商品仲介業務並びに信託業務等を通じ、地域の皆さまに幅広い金融商品・サービスを提供しております。 また、銀行業務の補完として、連結子会社の阿波銀保証株式会社において信用保証業務等を、阿波銀カード株式会社においてクレジットカード業務等を、阿波銀コンサルティング株式会社において経営コンサルティング業務等を、阿波銀コネクト株式会社においてECモール運営業務等を、阿波銀キャピタル株式会社において投資事業有限責任組合の組成・運営業務等を、あわぎん成長企業投資事業有限責任組合において成長企業への投資業務等を行っております。 〔リース業〕 連結子会社の阿波銀リース株式会社において、リース業務等を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。(連結子会社) (注)1 上記のほか、「あわぎん事業承継投資事業有限責任組合」(非連結子会社)、「あわぎん未来創造投資事業有限責任組合」(非連結子会社)、「あわぎんイノベーション投資事業有限責任組合」(非連結子会社)、「四国アライアンスキャピタル株式会社」(持分法非適用の関連会社)及び「Shikokuブランド株式会社」(持分法非適用の関連会社)を有しております。 2 非連結子会社には、投資事業等を営む非連結子会社が、投資育成等の目的のため出資した会社等が8社含まれております。
経営方針・対処すべき課題4,384字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針 当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。 行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。 また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。 当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)> 当行は、2023年度からスタートした経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境 創業130周年という大きな節目を迎えた現在、地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化にともなう市場縮小に加え、金融政策の正常化が進展したことで、預貸金金利の動向や預金獲得競争の激化といった「金利のある世界」への本格的な対応が急務となっております。また、地政学的リスク、通商政策と金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には一層の留意が必要であり、先行きの不確実性は極めて高い状況が継続しています。こうした中、地域の中小企業等のお客さまは、物価高に見合った賃金の引上げや適切な価格転嫁、深刻化する人材不足への対応など、喫緊の経営課題に直面しておられます。その一方で、AIの活用やDX、GXなどサステナビリティへの対応は、企業の持続可能性を左右する重要な課題となっています。地域金融機関として、将来に亘る持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があります。 (3) 経営戦略・経営計画 当行グループでは、重要課題(マテリアリティ)として「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」を定め、当課題に積極的かつ迅速に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を推進しております。 当計画は、「永代取引の進化」「持続可能な地域社会への取組み」「活力ある組織と多様な働き方の実現」「経営基盤の強化」を基本戦略とし、変化の激しい経営環境に柔軟に対応するため、「ローリング方式」を採用しております。2027年3月期は、2028年3月期を最終年度とする3rdステージの2年目として、これまでの取組みを確かな成果へと結びつける段階となります。当行の存在意義(パーパス)である「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」に向けた取組みを、これまで以上に加速させてまいります。特に、重点テーマとして、130周年事業を通じたお客さま・地域への貢献、環境変化への対応、お客さま本位の業務運営とコンプライアンスの徹底を掲げ、基本戦略の下、企業価値の向上を図ってまいります。 経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要 ① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) (注)リスクアペタイト・フレームワーク:取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組み ④ 経営目標各指標(2026年3月期実績及び2028年3月期計画)(単体) 2026年3月期実績   2028年3月期計画   採用理由 修正前(2025年11月計画)   修正後(2026年5月計画) 修正OHR   56.11%   57%未満   55%未満   筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。 コア業務純益ROA   0.57%   0.55%以上   0.60%以上   高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。 当期純利益   154億円   180億円以上   200億円以上   株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。 当期純利益ROE   4.33%   5.00%以上   5.00%以上   永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。 株主還元方針   株主還元率(連結)40.37%   株主還元率(連結)40%以上   配当性向(連結)40%以上   資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。 ESG投融資残高(注2)   1,797億円   3,000億円   3,000億円   ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。 女性役付者比率(注3)   30.6%   30%以上   30%以上   女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1  永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます。)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資 3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 2025年11月及び2026年5月にそれぞれ経営目標の見直しを行いました。なお、2026年5月に株主還元にかかる経営目標を株主還元率40%以上(連結)から配当性向40%以上(連結)に変更いたしました。 (4) 対処すべき課題 2026年度は経営計画「Growing beyond 130th」において、最終年度に向けた3年計画である3rdステージの2年目として、これまでの取組みを確かな成果へと結びつける段階となります。 各基本戦略における優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化 永代取引の進化のため、コンサルティング機能のさらなる高度化に取組んでまいります。法人のお客さまには、資金繰り支援に加え、DX・GXコンサルティングや事業承継支援、ストラクチャードファイナンス等の高度な金融手法を活用し、地域の皆さまの競争力強化と新産業創出や新規事業展開を牽引してまいります。個人のお客さまには、預金・証券・保険の総合金融サービスをご提案し、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざすファミリーサポート営業を深化させ、世代を超えた資産形成・継承を支えることで金融先進県の実現につなげてまいります。これらを通じ、お客さまを起点として、対面・非対面チャネルをシームレスにつなぎ、お客さまとのつながりをより強化することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスを提供してまいります。 ②持続可能な地域社会への取組み 各種ファンドを通じ、創業・事業承継支援と産業振興を一段と加速させるとともに、お客さまのDXコンサルティング等による地域のデジタル化を推進してまいります。また、ESG投融資の拡大や自治体との連携による脱炭素社会の実現に向けた取組みを深化させ、お客さまのESG経営の実践をご支援してまいります。そのほか、野村證券との連携による地域の金融リテラシー向上や、四国アライアンスなどの連携による四国創生への取組みを一層強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現 人的資本経営を一段と深化させ、自律的なキャリア形成を支援することで、永代取引を支える人材の育成を図るとともに、重点分野への戦略的な人材配置を加速させてまいります。DXやSDGsリテラシーのさらなる向上により、高度化・多様化するお客さまニーズに専門性の高いソリューションで応え、より一層のお客さま感動満足の創造をめざしてまいります。さらに、外部機関からも高く評価されたエンゲージメントを原動力に、野村證券からの出向者、シニア人材、中途採用者など多様な人材が専門性を発揮できる環境整備や、女性活躍の推進に積極的に取組んでまいります。職員向け株式報酬制度の導入等による経営参画意識の醸成や、役員と職員の対話を重視する組織風土を一段と深化させることで、誰もが意欲的に挑戦できる職場環境を実現し、持続的な企業価値の向上につなげてまいります。 ④経営基盤の強化 ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)を実践し、最適な経営資源と資本配賦の実現によって卓越した効率経営を追求してまいります。 また、本年3月に発生した不正アクセスによる情報漏えい事案につきましては、本事案を厳粛に受け止め、最重要課題として再発防止に取組んでまいります。そして、サイバーセキュリティ対応を含むシステムセキュリティ態勢全般の一層の強化を図るほか、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策や業務継続態勢の実効性を高めることで、社会インフラを担う金融機関としての責任を果たし、信頼に資する経営基盤の構築に全力で取組んでまいります。
事業等のリスク8,129字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当行グループはこれらのリスクの発生可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であり、これらのリスク管理体制につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しております。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 下表に記載したリスクのうち、当行グループの将来の経営成績等に与える影響の程度や発生可能性に照らして、「信用リスク」「市場リスク」「流動性リスク」「気候変動に関するリスク(移行リスク・物理的リスク)」「巨大災害等のリスク」「感染症に関するリスク」「お客さま本位の業務運営に関するリスク」「システムリスク」「人的リスク」を重要なリスクと認識しております。 (信用リスク、市場リスク) 「信用リスク」は、銀行業務の運営において顕在化する可能性が相対的に高く、当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識している重要なリスクであります。中小企業取引はその業績が景気等に左右されることを前提として支え続けていくビジネスモデルであり、当行は、伝統的営業方針である「永代取引」のプロセスを通じ取引先の経営実態を的確に把握することにより、信用リスクを有する資産の健全性の維持・向上を図っております。また、特定の業種や債務者等に対する過度の与信集中を避けることに努めており、当行の与信は概ね小口に分散されております。なお、与信先の中には与信額が一定額以上の大口与信先も含まれておりますが、大口与信先については、与信額が5億円以上の与信先を定期的にALM委員会等に報告するなどにより重点的に管理しております。さらに、中小企業は、昨今の物価高や人件費の上昇等に加え、中東情勢の緊迫化を要因とした原油高騰・為替変動・物価高騰等が企業業績に与える影響が大きいことから、これを注意深くモニタリングして、与信先への経営改善支援をさらに強化し、営業店・本部・グループ会社が一体となり、業績悪化が懸念される与信先に早期に支援を行う態勢を構築しております。 「市場リスク」は、信用リスクと同様の理由により、当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識している重要なリスクであります。金融・為替市場は、人手不足による賃上げやAI関連を中心とした設備投資の拡大が見込まれる一方、中東情勢の緊迫化を受けた世界的な景気減速懸念により、先行きの不透明感は高まっています。このような状況の中、当行グループは、さまざまな事象を想定したストレステストを実施し、あらかじめ影響や損失を把握するなど、適切なリスク管理に努めております。 また、当行グループは、「信用リスク」及び「市場リスク」について、VaR(バリュー・アット・リスク)法を用いた統合管理を行っております。これらのリスクにより損失が発生した場合に、保有する自己資本で損失をカバーできるようリスクを限定する仕組みである資本配賦制度を用い、経営戦略と一体となったリスク管理を行っております。 (流動性リスク) 「流動性リスク」は、銀行業務の運営において顕在化した場合の影響度が大きく、当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識している重要なリスクであります。預金等による資金調達と貸出金や有価証券等による資金運用の期間のミスマッチや予期せぬ資金の流出により資金調達に支障をきたした場合は、必要な資金確保が困難になる、あるいは著しく高い金利での資金調達を余儀なくされる可能性があります。当行グループでは、資金の逼迫をもたらすことのないよう資産の健全性と信用の維持に努めるほか、常に余裕を持った資金繰りを行うことができるよう資金調達や運用状況の分析を行っております。 また、資金繰り逼迫時の対応をまとめた危機管理対策を予め策定し、流動性リスク管理に万全を期しております。 (気候変動に関するリスク(移行リスク・物理的リスク)) 「気候変動に関するリスク」には、気候関連の規制強化や脱炭素社会への移行に伴うリスク(移行リスク)と、気候変動に伴う自然災害や異常気象の増加等による物理的な被害に伴うリスク(物理的リスク)の2つがあります。気候変動は、地域社会、お客さま及び当行に重大な影響を及ぼすと考えられるため、重要なリスクと認識しております。 〇移行リスク 当行は、移行リスクの把握にあたり、気候関連の規制強化や脱炭素社会への移行による影響及び当行の融資ポートフォリオにおける構成割合の2点を踏まえ、分析対象セクターとして「電力」、「海運」及び「陸運」を選定しております。分析対象の3セクターについて、IEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)のNet Zero Emissions by 2050(1.5℃)シナリオ等を踏まえ、財務インパクトの影響(分析対象期間:2050年まで)について分析を行っております。この結果、信用コストの増加額を最大約42億円と算定しております。 〇物理的リスク 当行の事業活動に対する直接の物理的リスクとして、自然災害による本支店等の設備への被害、当行グループ役職員への人的被害が想定されます。これらに対し、「業務継続計画(BCP)」を含む対応マニュアルの整備及び災害対応訓練等を通じた災害対策の実効性向上や、本部建物が被災した場合に備えた2拠点化等を実施しております。また、洪水等で取引先の社屋や工場が被災することにより、担保不動産の毀損や休業による売上減少等が発生し、結果として当行の信用コストが増加することが想定されます。これらのリスクの把握については、IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:国連気候変動に関する政府間パネル)のRCP(代表的濃度経路)8.5シナリオ(4℃シナリオ)等を踏まえ、洪水等の被害による財務への影響分析(分析対象期間:2050年まで)を行っております。この結果、信用コストの増加額を最大約48億円と算定しております。 (巨大災害等のリスク) 「巨大災害等のリスク」につきましては、当行グループが地盤とする徳島県は、南海トラフ巨大地震の発生が予想されております。当該地震が発生した場合、役職員、店舗等の施設及び取引先に甚大な被害が発生すると想定されることから、当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性がある重要なリスクと認識しております。当該リスクについて、「業務継続計画」を含む対応マニュアルを整備し、行内及び地方公共団体等の行外と連携した災害対応訓練を実施することにより、その実効性を高めております。また、本部が被災した場合に備え本部機能を2拠点に分散するとともに、徳島県外にシステムのバックアップセンターを設置し、災害時の金融機能維持及び業務継続態勢を確保しております。 (感染症に関するリスク) 「感染症に関するリスク」につきましては、業務継続の観点から重要なリスクとして認識しております。新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、その他の感染症などのお客さまや役職員への感染を防止し、業務継続態勢及び金融機能の維持に努めます。また、新たな感染症発生に伴うパンデミックにより経済活動が停滞し、景気が悪化した場合には、お客さまの資金繰り支援などについて最優先で対応します。 (お客さま本位の業務運営に関するリスク) 「お客さま本位の業務運営に関するリスク」につきましては、不適切な金融商品販売等を行うことは、お客さまに多大なご迷惑をおかけするとともに、一部業務停止等の行政処分や信用失墜を通じた当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性がある重要なリスクと認識しております。人生100年時代を見据えた安定的な資産形成への社会的関心が一段と高まる中、当行をはじめとする金融機関には、お客さまの資産形成に資する商品組成・販売・管理等を行う態勢構築が求められております。また、金融商品取引法の改正に伴い「顧客等の最善の利益の勘案義務」が法制化され、法令遵守の観点からもより一層の態勢構築を行う必要があります。 当行は「お客さま本位の業務運営に関する取組方針」を制定し、当行の伝統的営業方針「永代取引」の考え方を全役職員が共有し、お客さまにあわせた最善のサービスの提供により、「お客さま感動満足(CIS)」とお客さまの一生涯を通じた安定的な資産形成の実現をめざし、金融商品販売に関する業務において、「お客さま本位の業務運営」を実践しております。同方針内においては、①お客さまの最善の利益の追求、②利益相反の適切な管理、③手数料等の明確化、④重要な情報の分かりやすい提供、⑤お客さまにふさわしいサービスの提供、⑥従業員に対する適切な動機づけの枠組み等、の6つの取組方針を掲げており、それぞれの項目に対する取組状況をモニタリングすることで、「お客さま本位の業務運営」の実践に向けた態勢整備を図っております。 (システムリスク) 「システムリスク」につきましては、多様化・複雑化する業務にコンピュータ・システムは欠くことのできない存在となっており、コンピュータ・システムの停止や誤作動、サイバー攻撃等による情報の漏洩・改ざん等が発生した場合には、お客さまに多大なご迷惑をおかけするとともに当行グループの信用失墜につながるため、重要なリスクと認識しております。 このため、災害や障害等に備え、「緊急事態対応計画(コンティンジェンシー・プラン)」を策定するとともに、コンピュータ機器、通信回線等の二重化によるバックアップ体制の整備、さらに情報資産の保護に向けての安全対策に関するルールとして「情報資産管理基本規程(セキュリティポリシー)」、「情報資産安全対策基準(セキュリティスタンダード)」を制定するなど、種々のシステムリスク対策に取組んでおります。また、高度化、巧妙化しているサイバー攻撃等へ対応する会議体(AWA-CSIRT)を設置し、サイバーセキュリティ管理態勢の整備・強化を図っております。 (人的リスク) 「人的リスク」は、当行の業務運営において最も重要な要素である人的資本が損失・損害を被るリスクであることから、重要なリスクと認識しております。当行は、「人的資本経営」に継続的に取組み、人的資本の充実・確保を図っております。 役職員による人事運営上の不公平・不公正や労働環境の悪化、人材育成の機会・施策の不足等が発生した場合、当行の伝統的営業方針「永代取引」を実践するために必要な人材を確保できないなど、当行の営業基盤を支える人材の確保・定着が困難となることが予想されます。その結果、業務運営遂行の停滞・遅延を来たし、経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当行は、これらのリスクに対応するため、コンプライアンスの研鑽や適切な人事関連諸制度の制定、働き方改革等により、職員の処遇改善に取組んでいます。また、職員のキャリア支援体制を強化するほか、エンゲージメントサーベイやダイアログの実施を通じ、ES(従業員満足度)の向上に取組んでいます。 リスク項目   主なリスク要因   経営成績に及ぼす影響   主な対応策 ○信用リスク(注)   ・景気動向の変化・不動産価格の変動・融資先等の信用供与先の経営状況の悪化等   ・不良債権額及び与信費用の増加・保有有価証券の減損又は評価損の発生   ・信用リスク管理方針の制定・信用リスクを有する資産の健全性の維持・向上及び最適なポートフォリオの構築・信用リスク管理手法の継続的な見直しによる高度化 ○市場リスク(注)   ・金利、為替レート及び株価の変動   ・資金利益の縮小・保有有価証券の減損又は評価損の発生   ・ALM委員会等を通じた市場動向の変化に対応したきめ細かい市場リスク管理・資産・負債の健全かつ効率的運営 〇流動性リスク(注)   ・資金調達と資金運用の期間のミスマッチ・予期せぬ資金の流出   ・資金繰りの逼迫・著しく高い金利での資金調達によるコストの上昇   ・資産の健全性と信用の維持・常に余裕を持った資金繰りを行うための資金調達や運用状況の分析・資金繰り逼迫時の対応をまとめた危機管理対策を予め策定 ○気候変動に関するリスク(移行リスク・物理的リスク)(注)   ・気候関連の規制強化や脱炭素社会への移行に伴う影響(移行リスク)・気候変動に伴う自然災害や異常気象の増加等による物理的な被害(物理的リスク)   ・与信先の収益悪化や被災に伴う不良債権額及び与信費用の増加・自然災害による本支店等の設備への被害、当行グループ役職員への人的被害   ・シナリオに基づいた影響分析を行い、当行の財務への影響を推計・上記信用リスクと同様の対策を実施・下記巨大災害等のリスクと同様の対策を実施 ○巨大災害等のリスク(注)   ・南海トラフ巨大地震等の災害発生による当行グループ役職員や施設等への甚大な被害の発生・取引先の被災・地域経済の悪化   ・当行グループ役職員や施設等への甚大な被害による一部業務の停止・地域経済悪化に伴う不良債権額及び与信費用の増加   ・「業務継続計画」を含む対応マニュアルの整備及び災害対応訓練等を通じたその実効性の向上・本部が被災する場合に備え2拠点化を実施・徳島県外でのバックアップセンターの構築・四国アライアンス参加行(当行、百十四銀行、伊予銀行、四国銀行)による大規模災害発生時の相互支援体制の構築 ○感染症に関するリスク(注)   ・経済活動停滞による景気悪化・不安定な金融市場   ・不安定な金融市場や営業活動自粛等による収益の悪化・景気悪化による与信費用の増加   ・経営環境の変化を踏まえた経営計画の策定と遂行・業務の見直し・働き方改革への取組みの継続等、構造改革による生産性の向上・休日相談窓口の設置、各種制度融資を利用したきめ細やかで迅速な資金繰り支援の実施 ・役職員の感染   ・役職員の感染による人的被害   ・体調不良時の出勤停止など、職員間での集団感染発生の防止・感染状況を勘案した、感染予防ルール等の随時見直し 〇お客さま本位の業務運営に関するリスク(注)   ・不適切な金融商品販売等・法令違反等    ・一部業務停止等の行政処分や信用の失墜による経営成績等への悪影響   ・「お客さま本位の業務運営」の実践に向けた態勢整備・「お客さま本位の業務運営に関する取組方針」の遵守 オペレーショナル・リスク 〇システムリスク(注)   ・災害や機器・回線障害等によるシステムの停止、誤作動・コンピュータの不正使用、サイバー攻撃   ・業務遂行への悪影響・信用の失墜による経営成績等への悪影響   ・災害や障害等に備え「緊急事態対応計画(コンティンジェンシー・プラン)」を策定・コンピュータ機器・通信回線等の二重化によるバックアップ体制を構築・情報資産の保護に関する「情報資産管理基本規程(セキュリティーポリシー)」等を制定・サイバー攻撃等へ対応する会議体(AWA-CSIRT)を設置 〇人的リスク(注)   ・役職員による人事運営上の不公平・不公正・差別的行為・人事労務上の問題に関連する重大な訴訟の発生・労働環境の悪化・人材育成の機会・施策の不足   ・永代取引の実践に必要な人材を確保できないなど、人的資本の損失・損害・人材不足等による業務運営遂行の停滞・遅延   ・コンプライアンスの研鑽・労務関連法令諸規則を踏まえた人事関連諸制度の制定・職員に対する公平・公正な評価、働き方改革の継続、処遇改善・エンゲージメントサーベイ、ダイアログ実施によるES(従業員満足度)の向上・キャリア支援体制、研修やOJT等による人材育成の充実 事務リスク   ・取扱商品の多様化、複雑化、事務取扱量の増大・当行役職員による事故、不正、情報漏洩、情報の紛失、不適切な事務処理   ・信用の失墜による経営成績等への悪影響・当行資産の喪失や対応費用の発生等の経済的損失   ・事務管理態勢の強化・各種研修会及び勉強会等を通じた職員の意識や知識の向上・事務リスクの高まりにつながる複数のリスク要因を数値化した「総合指標」を各営業店に還元し、事務リスクの管理及び改善のPDCAを実施 風評リスク   ・当行グループに対する否定的な風評   ・業務遂行への悪影響   ・風評リスクの発生防止及び発生時におけるリスクの最小化のため「風評リスク管理規程」を制定 法的リスク   ・法令違反等・法令等の変更、廃止、新たな法令等の制定に対する不適切な対応   ・信用の失墜、評価の悪化による経営成績等への影響   ・法令に加え社会規範の遵守等、コンプライアンスの徹底・コンプライアンス勉強会を通じた職員の意識や知識の向上 有形資産リスク   ・地震・台風等の自然災害や犯罪等の発生による店舗設備等への被害   ・業務の一部停止等   ・施設の耐震対策や災害対応訓練等の事前対策実施・災害等発生時の態勢整備 自己資本比率に関するリスク 自己資本比率が悪化するリスク   ・自己資本比率規制で求められる水準(国内基準4%)を下回る   ・監督官庁からの命令による全部又は一部の業務停止等   ・資産の健全性の維持・経営計画の目標遂行等による自己資本の拡充 繰延税金資産に関するリスク   ・将来の課税所得の見込額縮小による繰延税金資産の減額   ・経営成績等への悪影響・自己資本比率の低下   ・経営計画の目標遂行等による課税所得水準の維持・向上 その他のリスク 地域経済動向に関するリスク   ・主要営業基盤である徳島県の経済が悪化・人口減少による地域経済縮小   ・預貸金の減少に伴う収益の悪化・人口減少に伴う預金の流出   ・地域に密着した営業施策・地域店舗ネットワークを活かした収益の向上・地方創生への取組みによる収益の向上 ビジネス戦略が奏功しないリスク   ・業態の垣根を越えた競争の激化・市場環境の変化   ・収益力の低下   ・経営環境を踏まえた経営計画の策定と遂行 格付低下のリスク   ・格付機関による格付の引下げ   ・資金調達条件の悪化・風評リスクの増大   ・経営環境を踏まえた経営計画の策定と遂行 金融犯罪に係るリスク   ・特殊詐欺等犯罪の拡大や犯罪に利用された取引等の看過・経済制裁措置への違反   ・預金者被害による風評悪化、当行グループの信用の失墜・監督官庁による制裁金や制裁措置等の処分   ・リスクベース・アプローチに基づく適切な管理・徳島県警との連携強化や取引モニタリングの実施等による管理態勢の高度化・効率化・研修や勉強会の実施による職員の意識と知識の向上 紛争・テロ等に関するリスク   ・資源価格の高騰・為替レート・市場の混乱   ・経済情勢の悪化による与信費用の増加・資金利益の縮小・保有有価証券の減損又は評価損の発生   ・上記信用リスク、市場リスクと同様の対策を実施 (注)表中の「○」は、当行グループの将来の経営成績等に与える影響の程度や発生可能性に照らして、重要なリスクと認識しているリスクであります。
経営成績の分析 (MD&A)23,034字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 2025年度のわが国経済につきましては、原材料価格の高止まりや人件費の上昇によるコストプッシュ圧力は継続したものの、企業収益が高水準を続ける中で、省力化・デジタル関連投資や研究開発投資などの設備投資が堅調に推移しました。また、高い賃上げ率が定着し、名目賃金が高めで推移したことを背景に、個人消費も底堅く推移するなど、景気は緩やかな回復基調を維持しました。このような状況下、日本銀行は、賃金と物価の好循環が一段と強まったと判断し、前年度からの金融政策正常化の流れを継続し、2025年12月には政策金利の引上げを実施しました。これにより、わが国経済は本格的な「金利のある世界」へと移行しました。しかしながら、各国の通商政策の動向や中東情勢をはじめとする地政学的リスクの高まりなどを背景に海外経済の不透明感は増しており、これに起因するわが国経済・物価を巡る不確実性は、引続き非常に高い状況が続いています。 この間、金融市場においては、日米金利差縮小に加え、米国の通商・外交政策を巡る思惑から、為替相場は円高方向に振れる局面も見られましたが、年度を通じては、米国景気の底堅さやインフレ懸念を背景とした米国金利動向、さらにはNISAなど構造的な円売り要因もあり、円安圧力が根強く残る展開となりました。株式市場についても、企業業績拡大への期待の一方で、地政学的リスクや海外景気の減速懸念により不安定な動きとなりました。また、長期金利は、日本銀行による追加利上げと国債買い入れ減額の進展を反映し、前年度に比べ一段と高い水準で推移しました。 県内経済につきましても、国内景気と同様に、資材価格の高騰等により住宅投資がやや弱めとなったものの、設備投資が増加したほか、個人消費も底堅く推移するなど、基調としては持ち直しの動きとなりました。 こうした中、3年計画を1年毎にアップデートしていく「ローリング方式」を採用している当行の長期経営計画「Growing beyond 130th」では、本年度から2028年3月期を期限とする最終の3rdステージがスタートしました。お客さま感動満足の創造、人的資本経営の取組み、DXを起点としたイノベーション推進、事業領域の拡大を重点テーマとし、さらなる収益の拡大と当行及び地域の持続可能な成長の実現に取組む3年間と位置付けております。 これら重点テーマの実現に向け、さまざまな施策に取組んだ結果、当連結会計年度の経営成績等につきましては、次のとおりとなりました。 (財政状態、経営成績) 預金及び預かり資産につきましては、お客さまの多様化するニーズへの対応に努め、お取引の拡大を図りました。この結果、譲渡性預金を含めた預金は、個人預金などが順調に増加したことから、前連結会計年度末比231億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆4,188億円となりました。また、個人年金保険等の預かり資産残高は、前連結会計年度末比187億円増加し、当連結会計年度末残高は2,818億円となり、金融商品仲介業務における預かり資産残高は、前連結会計年度末比3,030億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆3,765億円となりました。 貸出金につきましては、地域密着型金融を推進する中、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、前連結会計年度末比633億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆5,214億円となりました。 有価証券につきましては、株式や投資信託等の増加を主因として、当連結会計年度末の有価証券残高は前連結会計年度末比1,436億円増加し、1兆1,791億円となりました。また、当連結会計年度末の有価証券の評価損益は、前連結会計年度末比721億円増加し、1,844億円の評価益となりました。 当連結会計年度の損益につきましては、経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金など資金運用収益が増収となったことなどから、前連結会計年度比163億98百万円増収の953億63百万円となりました。 また、経常費用は、預金利息など資金調達費用が増加したことに加え、円建債券を中心に国債等債券売却損が増加したことなどから、前連結会計年度比124億35百万円増加の735億37百万円となりました。 この結果、経常利益は、前連結会計年度比39億63百万円増益の218億25百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比23億24百万円増益の155億27百万円となり、ともに過去最高益となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ① 銀行業 銀行業の経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金など資金運用収益の増収などから、前連結会計年度比149億14百万円増収の781億77百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比39億14百万円増益の215億62百万円となりました。 ② リース業 リース業の経常収益は、リース売上高の増収から、前連結会計年度比16億42百万円増収の181億83百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比1億26百万円増益の8億3百万円となりました。 (キャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、譲渡性預金を含めた預金及び借用金の増加などにより、135億80百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では146億31百万円の減少となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、629億41百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では649億32百万円の減少となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、68億85百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では19億71百万円の減少となりました。 この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比562億42百万円減少し、3,451億80百万円となりました。 (参考) ① 国内・国際業務部門別収支 当連結会計年度の資金運用収支は、貸出金利息及び有価証券配当金が増収となったことから、前連結会計年度比66億円増益の455億円となりました。 また、役務取引等収支は、金融商品仲介業務手数料及び本業支援関係手数料などの増収により、前連結会計年度比1億円増益の95億円となりました。 その他業務収支は、国債等債券売却損などその他業務費用が増加したことなどから、前連結会計年度比69億円減益の△78億円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   相殺消去額(△)   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   35,917   2,986   ―   38,903 当連結会計年度   40,871   4,700   ―   45,572 うち資金運用収益   前連結会計年度   38,792   7,407   71   46,127 当連結会計年度   48,693   8,160   380   56,474 うち資金調達費用   前連結会計年度   2,874   4,420   71   7,223 当連結会計年度   7,822   3,459   380   10,902 信託報酬   前連結会計年度   2   ―   ―   2 当連結会計年度   2   ―   ―   2 役務取引等収支   前連結会計年度   9,254   144   ―   9,398 当連結会計年度   9,448   102   ―   9,550 うち役務取引等収益   前連結会計年度   10,455   208   ―   10,663 当連結会計年度   10,985   186   ―   11,172 うち役務取引等費用   前連結会計年度   1,201   64   ―   1,265 当連結会計年度   1,537   84   ―   1,621 その他業務収支   前連結会計年度   △58   △871   ―   △930 当連結会計年度   △6,698   △1,160   ―   △7,859 うちその他業務収益   前連結会計年度   16,744   107   ―   16,852 当連結会計年度   18,162   79   ―   18,242 うちその他業務費用   前連結会計年度   16,802   979   ―   17,782 当連結会計年度   24,861   1,240   ―   26,102 (注) 1  国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 2  相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 3  資金調達費用は金銭の信託運用見合額の利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を除して表示しております。 ② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況 イ  国内業務部門 当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び預け金が増加したことなどから前連結会計年度比1,409億円増加の3兆7,123億円となりました。 また、資金調達勘定の平均残高は、譲渡性預金を含めた預金及び借用金が増加したことなどから前連結会計年度比1,322億円増加の3兆5,663億円となりました。 利回りでは、資金運用勘定の利回りは、有価証券利回り等の上昇から前連結会計年度比0.23ポイント上昇の1.31%となり、資金調達勘定の利回りは、譲渡性預金を含めた預金利回り等の上昇から前連結会計年度比0.13ポイント上昇し0.21%となりました。 この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比99億円増収の486億円、資金調達利息は、前連結会計年度比49億円増加の78億円となりました。 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   3,571,430   38,792   1.08 当連結会計年度   3,712,352   48,693   1.31 うち貸出金   前連結会計年度   2,286,857   24,498   1.07 当連結会計年度   2,366,345   29,121   1.23 うち有価証券   前連結会計年度   841,915   13,387   1.59 当連結会計年度   845,746   17,287   2.04 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うち預け金   前連結会計年度   315,595   821   0.26 当連結会計年度   342,492   1,884   0.55 資金調達勘定   前連結会計年度   3,434,118   2,874   0.08 当連結会計年度   3,566,320   7,822   0.21 うち預金   前連結会計年度   3,122,063   1,840   0.05 当連結会計年度   3,181,433   6,165   0.19 うち譲渡性預金   前連結会計年度   151,538   166   0.10 当連結会計年度   163,805   567   0.34 うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   109   0   0.49 うち借用金   前連結会計年度   151,503   134   0.08 当連結会計年度   206,549   547   0.26 (注) 1  国内業務部門は国内店の円建取引であります。 2  平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。 3  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,897百万円、当連結会計年度20,346百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度124百万円、当連結会計年度115百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ロ  国際業務部門 当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、有価証券及び貸出金が増加したことなどから、前連結会計年度比351億円増加の2,269億円となりました。 また、利回りについては、海外金利の低下などから、前連結会計年度比0.27ポイント低下し3.59%となりました。 この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比7億円増収の81億円となりました。 資金調達勘定は、平均残高が前連結会計年度比352億円増加の2,128億円となりました。 また、利回りについては、海外金利の低下などから、前連結会計年度比0.87ポイント低下し1.62%となりました。 この結果、資金調達利息は、前連結会計年度比9億円減少の34億円となりました。 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   191,893   7,407   3.86 当連結会計年度   226,998   8,160   3.59 うち貸出金   前連結会計年度   80,731   3,086   3.82 当連結会計年度   98,107   3,202   3.26 うち有価証券   前連結会計年度   99,556   4,285   4.30 当連結会計年度   113,440   4,952   4.36 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   617   32   5.24 当連結会計年度   49   2   4.49 うち預け金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― 資金調達勘定   前連結会計年度   177,515   4,420   2.49 当連結会計年度   212,815   3,459   1.62 うち預金   前連結会計年度   46,130   393   0.85 当連結会計年度   53,221   514   0.96 うち譲渡性預金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   6,160   321   5.22 当連結会計年度   4,384   198   4.51 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   5,893   302   5.12 当連結会計年度   1,029   45   4.44 うち借用金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― (注) 1  国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 2  平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。 3  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度101百万円、当連結会計年度118百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 4  国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ハ  合計 種類   期別   平均残高(百万円)   利息(百万円)   利回り (%) 小計   相殺 消去額 (△)   合計   小計   相殺 消去額 (△)   合計 資金運用勘定   前連結会計年度   3,763,324   119,305   3,644,019   46,199   71   46,127   1.26 当連結会計年度   3,939,350   154,123   3,785,227   56,854   380   56,474   1.49 うち貸出金   前連結会計年度   2,367,589   ―   2,367,589   27,584   ―   27,584   1.16 当連結会計年度   2,464,453   ―   2,464,453   32,323   ―   32,323   1.31 うち有価証券   前連結会計年度   941,472   ―   941,472   17,672   ―   17,672   1.87 当連結会計年度   959,186   ―   959,186   22,239   ―   22,239   2.31 うちコールローン 及び買入手形   前連結会計年度   617   ―   617   32   ―   32   5.24 当連結会計年度   49   ―   49   2   ―   2   4.49 うち預け金   前連結会計年度   315,595   ―   315,595   821   ―   821   0.26 当連結会計年度   342,492   ―   342,492   1,884   ―   1,884   0.55 資金調達勘定   前連結会計年度   3,611,634   119,305   3,492,329   7,295   71   7,223   0.20 当連結会計年度   3,779,135   154,123   3,625,011   11,282   380   10,902   0.30 うち預金   前連結会計年度   3,168,193   ―   3,168,193   2,233    ―   2,233   0.07 当連結会計年度   3,234,654   ―   3,234,654   6,680   ―   6,680   0.20 うち譲渡性預金   前連結会計年度   151,538   ―   151,538   166   ―   166   0.10 当連結会計年度   163,805   ―   163,805   567   ―   567   0.34 うちコールマネー 及び売渡手形   前連結会計年度   6,160   ―   6,160   321   ―   321   5.22 当連結会計年度   4,384   ―   4,384   198   ―   198   4.51 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   5,893   ―   5,893   302   ―   302   5.12 当連結会計年度   1,138   ―   1,138   46   ―   46   4.07 うち借用金   前連結会計年度   151,503   ―   151,503   134   ―   134   0.08 当連結会計年度   206,549   ―   206,549   547   ―   547   0.26 (注) 1  平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。 2  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,999百万円、当連結会計年度20,465百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度124百万円、当連結会計年度115百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 3  相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。 ③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況 当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比5億円増収の111億円となりました。 種類別では、証券関連業務は3億円増収の31億円、代理業務は2億円減収の8億円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   10,455   208   10,663 当連結会計年度   10,985   186   11,172 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   2,018   ―   2,018 当連結会計年度   2,034   ―   2,034 うち為替業務   前連結会計年度   1,214   195   1,410 当連結会計年度   1,312   172   1,485 うち証券関連業務   前連結会計年度   2,820   ―   2,820 当連結会計年度   3,187   ―   3,187 うち代理業務   前連結会計年度   1,043   ―   1,043 当連結会計年度   838   ―   838 役務取引等費用   前連結会計年度   1,201   64   1,265 当連結会計年度   1,537   84   1,621 うち為替業務   前連結会計年度   198   50   249 当連結会計年度   225   68   293 (注)  国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 ④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況 ○  預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   3,204,408   63,783   3,268,192 当連結会計年度   3,238,728   43,609   3,282,337 うち流動性預金   前連結会計年度   2,281,727   ―   2,281,727 当連結会計年度   2,244,118   ―   2,244,118 うち定期性預金   前連結会計年度   888,619   ―   888,619 当連結会計年度   959,039   ―   959,039 うちその他   前連結会計年度   34,062   63,783   97,845 当連結会計年度   35,570   43,609   79,179 譲渡性預金   前連結会計年度   127,504   ―   127,504 当連結会計年度   136,519   ―   136,519 総合計   前連結会計年度   3,331,913   63,783   3,395,696 当連結会計年度   3,375,247   43,609   3,418,856 (注) 1   国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 2   流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金定期性預金=定期預金+定期積金 ⑤ 国内店業種別貸出金残高の状況 イ  業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 国内店 (除く特別国際金融取引勘定分)   2,458,031   100.00   2,521,425   100.00 製造業   345,744   14.07   361,413   14.33 農業,林業   8,179   0.33   8,699   0.34 漁業   1,535   0.06   1,517   0.06 鉱業,採石業,砂利採取業   1,185   0.05   1,148   0.05 建設業   96,401   3.92   98,132   3.89 電気・ガス・熱供給・水道業   67,706   2.76   68,961   2.74 情報通信業   15,551   0.63   17,475   0.69 運輸業,郵便業   151,517   6.16   175,322   6.95 卸売業,小売業   302,664   12.31   318,248   12.62 金融業,保険業   221,223   9.00   199,861   7.93 不動産業,物品賃貸業   332,577   13.53   354,556   14.06 各種サービス業   293,189   11.93   296,738   11.77 地方公共団体   181,632   7.39   171,410   6.80 その他   380,902   15.50   376,350   14.93 国内店名義現地貸   58,015   2.36   71,583   2.84 特別国際金融取引勘定分   ―   ―   ―   ― 政府等   ―   ―   ―   ― 金融機関   ―   ―   ―   ― その他   ―   ―   ―   ― 合計   2,458,031   ―   2,521,425   ― (注)  「各種サービス業」の内訳は、「学術研究,専門・技術サービス業」「宿泊業」「飲食業」「生活関連サービス業,娯楽業」「教育,学習支援業」「医療・福祉」「その他のサービス」となっております。 ロ  外国政府等向け債権残高(国別) 該当事項はありません。 ⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況 ○  有価証券残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   173,741   ―   173,741 当連結会計年度   190,946   ―   190,946 地方債   前連結会計年度   141,606   ―   141,606 当連結会計年度   176,904   ―   176,904 短期社債   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― 社債   前連結会計年度   233,536   ―   233,536 当連結会計年度   205,218   ―   205,218 株式   前連結会計年度   187,590   ―   187,590 当連結会計年度   256,719   ―   256,719 その他の証券   前連結会計年度   194,427   104,625   299,052 当連結会計年度   226,203   123,143   349,346 合計   前連結会計年度   930,902   104,625   1,035,528 当連結会計年度   1,055,992   123,143   1,179,135 (注) 1   国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 2   「その他の証券」には、外国債券等を含んでおります。 ⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。 イ  信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表) 資産 科目   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 有価証券   77   23.38   77   24.11 現金預け金   254   76.62   244   75.89 合計   332   100.00   322   100.00 負債 科目   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 金銭信託   332   100.00   322   100.00 合計   332   100.00   322   100.00 (注) 1   共同信託他社管理財産  前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円 2   元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。 ロ  有価証券残高の状況 科目   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 有価証券残高(百万円)   構成比(%)   有価証券残高(百万円)   構成比(%) 国債   27   35.66   27   35.66 地方債   50   64.34   50   64.34 合計   77   100.00   77   100.00 (自己資本比率の状況) (参考) 自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2026年3月31日 1.連結自己資本比率(2/3)   10.48 2.連結における自己資本の額   254,224 3.リスク・アセットの額   2,424,138 4.連結総所要自己資本額   96,965 単体自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2026年3月31日 1.自己資本比率(2/3)   10.21 2.単体における自己資本の額   244,365 3.リスク・アセットの額   2,391,899 4.単体総所要自己資本額   95,675 (資産の査定) (参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1  破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2  危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3  要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4  正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(百万円)   金額(百万円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   20,838   21,218 危険債権   20,792   21,688 要管理債権   7,290   6,787 正常債権   2,433,235   2,498,535 (生産、受注及び販売の状況) 「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、当行グループにおいては、銀行業が大部分を占めるため、当該銀行業を中心に記載しております。 また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (主要損益の状況) 当連結会計年度の損益につきましては、国内金利が上昇するなか、順調に推移いたしました。貸出金利息及び有価証券利息配当金が増収となったことなどにより、連結コア業務純益は、前連結会計年度比58億3百万円増益の241億73百万円となりました。また、投資信託解約損益を除いた連結コア業務純益は、前連結会計年度比53億26百万円増益の240億71百万円となりました。 経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の要因などにより、それぞれ前連結会計年度比39億63百万円増益の218億25百万円、同23億24百万円増益の155億27百万円となり、いずれも過去最高益となりました。 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 経常収益       78,964   95,363   16,398 連結業務粗利益       47,374   47,266   △108 除く債券関係損益(=コア業務粗利益) (②+③+④)   ①   49,331   56,100   6,769 資金利益   ②   38,903   45,572   6,668 うち貸出金利息       27,584   32,323   4,739 うち有価証券利息配当金       17,672   22,239   4,567 うち資金調達費用(△)       7,223   10,902   3,678 役務取引等利益   ③   9,401   9,553   151 その他業務利益       △930   △7,859   △6,929 除く債券関係損益   ④   1,026   975   △51 経費(除く臨時処理分)   ⑤   30,961   31,927   966 連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前)       16,413   15,338   △1,074 一般貸倒引当金繰入額       △926   △681   244 連結業務純益       17,339   16,020   △1,319 連結コア業務純益(①-⑤)       18,369   24,173   5,803 連結コア業務純益(除く投資信託解約損益)       18,745   24,071   5,326 有価証券関係損益       670   △419   △1,090 実質与信費用       1,043   1,722   678 経常利益       17,861   21,825   3,963 親会社株主に帰属する当期純利益       13,202   15,527   2,324 (経営成績の分析) ① コア業務粗利益 コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)で構成されており、コアビジネスである中小企業融資から生じる貸出金利息など、当行グループの基本的な利益を表す指標であります。当連結会計年度におきましては、下記の要因により、前連結会計年度比67億69百万円の増益となりました。 (資金利益の状況) 資金利益のうち、貸出金利息につきましては、お客さまの資金ニーズに積極的にお応えし貸出金残高が増加したことに加え、国内金利の上昇により利回りが上昇し、前連結会計年度比47億39百万円の増収となりました。また、有価証券利息配当金につきましても、低利回りの債券を売却し高利回りの債券に入れ替えたことなどにより利回りが上昇し、前連結会計年度比45億67百万円の増収となりました。 資金調達費用につきましては、外貨調達費用が減少したものの、円貨預金利息が増加したことなどから、前連結会計年度比36億78百万円の増加となりました。 上記要因により、資金利益は、前連結会計年度比66億68百万円の増益となりました。 (役務取引等利益の状況) 役務取引等利益につきましては、野村證券株式会社との提携による金融商品仲介業務手数料が引続き順調に推移したほか、法人のお客さまの本業支援による法人関係手数料が増収となったことなどにより、前連結会計年度比1億51百万円の増益となりました。 ② 経費 経費につきましては、人的資本投資を積極的に行った結果人件費が増加し、また、物件費も130周年記念事業に係る費用が増加したことにより、前連結会計年度比9億66百万円増加しました。 修正ОHRは、コア業務粗利益が大幅な増益となったことが寄与して5.85ポイント低下し、56.91%となりました。必要な投資を行うとともに効率的な業務運営により収益増強を図り、修正OHRの改善に努めてまいります。 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 経費(除く臨時費用)       30,961   31,927   966 コア業務粗利益       49,331   56,100   6,769 修正OHR(連結) (注)       62.76%   56.91%   △5.85 (注)  修正OHR(経費率)=経費÷コア業務粗利益 ③ 有価証券関係損益 債券関係損益は、低利回りの債券を売却し高利回りの債券に入れ替えたことに伴い、売却損が増加し前連結会計年度比68億77百万円の減益となりました。一方、株式等関係損益は、政策投資株式等の売却益を計上したことなどにより、前連結会計年度比57億87百万円の増益となりました。上記の要因により、有価証券関係損益は、前連結会計年度比10億90百万円の減益となりました。 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 債券関係損益   ①   △1,956   △8,834   △6,877 売却益       300   90   △210 売却損       2,251   8,904   6,653 償却       6   20   14 株式等関係損益   ②   2,627   8,414   5,787 売却益       3,914   8,769   4,855 売却損       1,249   271   △977 償却       37   83   45 有価証券関係損益(①+②)       670   △419   △1,090 ④ 実質与信費用 与信費用は、2024年問題への影響が懸念された道路貨物運送業への追加的な引当てを終了したものの、予想損失率の上昇などにともない、前連結会計年度比18百万円増加しました。また、償却債権取立益を控除した実質与信費用は、前連結会計年度比6億78百万円増加しました。 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 不良債権処理額合計   ①   3,211   2,985   △226 個別貸倒引当金純繰入額       3,012   2,610   △402 貸出金償却       17   11   △6 債権売却損等       180   363   182 一般貸倒引当金繰入額   ②   △926   △681   244 与信費用合計(①+②)       2,285   2,303   18 償却債権取立益   ③   1,241   581   △660 実質与信費用合計(①+②-③)       1,043   1,722   678 (財政状態の分析) ① 貸出金 貸出金は、事業性評価に基づく主力の中小企業向け貸出金のほか外航船向け等にも幅広く取組み、幅広い業種で残高が増加した結果、前連結会計年度末比633億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆5,214億円となりました。また、中小企業等貸出金比率は、前連結会計年度末比1.43ポイント上昇の78.31%と、引続き高い水準を維持しています。 前連結会計 (前事業)年度 (百万円)(A)   当連結会計 (当事業)年度 (百万円)(B)   前連結会計 (前事業)年度比 (百万円) (B)-(A) 貸出金(末残)       2,458,031   2,521,425   63,393 うち住宅ローン〔単体〕       317,971   310,079   △7,891 うち中小企業等貸出金残高〔単体〕       1,888,961   1,977,242   88,281 うち中小企業等貸出金比率〔単体〕       76.88%   78.31%   1.43 ② 有価証券 有価証券は、市場動向を注視し、安定的な収益を確保するとともに機動的な運用に努めた結果、株価の上昇や円安により株式や外国証券・投資信託が増加したことを主因として、前連結会計年度末比1,436億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆1,791億円となりました。 また、有価証券評価損益は、株価の上昇などにより前連結会計年度末比721億円増加し、評価益は1,844億円となりました。 有価証券残高(末残) 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 有価証券合計       1,035,528   1,179,135   143,606 国債       173,741   190,946   17,205 地方債       141,606   176,904   35,297 社債       233,536   205,218   △28,318 株式       187,590   256,719   69,128 その他       299,052   349,346   50,293 有価証券評価損益 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 有価証券合計       112,336   184,487   72,150 株式       125,937   194,459   68,522 債券       △37,325   △62,607   △25,281 その他       23,725   52,634   28,909 ③ 預金等 譲渡性預金を含めた預金は、法人預金は減少したものの、個人預金などが順調に増加したことから、前連結会計年度末比231億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆4,188億円となりました。 当連結会計年度末の個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高を合計したお客さまからの預かり資産残高は、前連結会計年度末比3,218億円増加し、1兆6,583億円となりました。 当連結会計年度末の譲渡性預金を含めた預金、個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高の合計は、5兆772億円となりました。野村證券株式会社との提携により、同社の取扱商品・サービスをはじめ預金や保険も含めた付加価値の高い総合金融サービスをワンストップでご提供しており、引続き多様な資金運用ニーズに対応できるよう注力してまいります。 a 預金等残高 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 預金(末残)       3,268,192   3,282,337   14,145 うち個人預金       2,089,176   2,134,708   45,531 うち法人預金       944,160   915,586   △28,574 うち公金預金       190,630   186,447   △4,182 譲渡性預金       127,504   136,519   9,014 合計       3,395,696   3,418,856   23,159 b 預かり資産残高 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 個人年金保険等       263,083   281,842   18,758 金融商品仲介業務における預かり資産残高合計       1,073,456   1,376,541   303,084 うち野村證券仲介口座 (注)1       1,058,920   1,357,963   299,042 うち野村證券仲介口座以外の仲介口座(注)2       14,536   18,577   4,041 合計       1,336,540   1,658,383   321,843 (注)1 当行の証券口座(国債等・投資信託)は、野村證券株式会社との提携により、2021年6月21日に同社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。野村證券仲介口座残高は、当行と野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座の残高等を合算して記載しております。 2 四国アライアンス証券株式会社・大和証券株式会社・株式会社SBI証券を委託元とする金融商品仲介口座であります。 a 預金等残高+b 預かり資産残高 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 合計       4,732,237   5,077,240   345,003 ④ 不良債権の状況 経営改善支援など中小企業金融の円滑化に継続して取組む中、債務者区分の見直しにより、リスク管理債権残高は、前連結会計年度末比5億円増加し、当連結会計年度末残高は509億円となりました。 一方、リスク管理債権比率は総与信残高の増加により1.97%と、前連結会計年度末比0.03ポイント低下しました。 リスク管理債権残高 前連結 会計年度 (百万円)(A)   当連結 会計年度 (百万円)(B)   前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権       21,784   22,007   222 危険債権       21,306   22,164   857 三月以上延滞債権額       627   356   △271 貸出条件緩和債権額       6,662   6,430   △232 合計       50,381   50,958   577 正常債権       2,467,349   2,530,853   63,503 総与信残高 (注)       2,517,730   2,581,812   64,081 (注) リース債権及びリース投資資産を含んでおります。 リスク管理債権比率 前連結 会計年度 (%)(A)   当連結 会計年度 (%)(B)   前連結 会計年度比 (%)(B)-(A) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権       0.87   0.85   △0.02 危険債権       0.85   0.86   0.01 三月以上延滞債権       0.02   0.01   △0.01 貸出条件緩和債権       0.26   0.25   △0.01 合計       2.00   1.97   △0.03 ⑤ 連結自己資本比率(国内基準) 連結自己資本比率は、資金運用の強化を主因にリスクアセットが増加したことから、前連結会計年度末比0.20ポイント低下し、10.48%となりましたが、内部留保の充実や保有資産の健全性を受け、引続き高い水準を維持しております。 (単位:百万円) 前連結 会計年度 (A)   当連結 会計年度 (B)   前連結 会計年度比 (B)-(A) 1.連結自己資本比率(2/3)   10.68%   10.48%   △0.20 2.連結における自己資本の額   247,103   254,224   7,121 3.リスク・アセットの額   2,312,998   2,424,138   111,139 4.連結総所要自己資本額   92,519   96,965   4,445 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報) キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 (キャッシュ・フロー)」に記載しております。 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   前連結会計年度比 (百万円)(B)-(A) 営業活動によるキャッシュ・フロー   28,212   13,580   △14,631 投資活動によるキャッシュ・フロー   1,991   △62,941   △64,932 財務活動によるキャッシュ・フロー   △4,914   △6,885   △1,971 現金及び現金同等物の増減額   25,291   △56,242   △81,533 銀行業における資金調達の中心は、お客さまからの預金であります。当行の預金は堅調に推移しており、貸出金及び有価証券の運用に対して、安定した資金調達を維持しております。外貨建貸出金及び外貨建有価証券の運用につきましても、外貨建預金等により安定した資金調達に努めております。流動性リスクに対しては、資産の健全性と信用の維持に努めるほか、資金調達や運用状況の分析を日々綿密に行うとともに、国債等の換金性の高い資産について健全な保有比率を維持するなどの管理をしております。 店舗等設備につきましては、翌連結会計年度以後、店舗新築及び事務機器等(ソフトウエアを含む)の新設などから54億円の資本的支出を予定しております。その資金は、自己資金にて対応する予定であります。 株主還元につきましては、2026年度から、配当性向を親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標としております。引続き内部留保と配当のバランスを取りながら、株主各位に対し安定的かつ積極的な利益還元を継続してまいります。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定) 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「貸倒引当金」であります。また、当該見積に用いた仮定のうち重要なものは、「債務者の将来の業績見通し」であります。これらの事項につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、当行グループは、現時点では貸倒引当金について十分な計上を行っており、その計上基準は適正であると認識しております。 (経営目標の進捗状況) 当行グループは、2023年4月から重要課題(マテリアリティ)として定める「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」に向けて積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を展開しております。2028年3月期を最終年度とする3rdステージ1年目となる2025年度は、お客さま本位の業務運営の実践、永代取引の進化とDX推進、働き方改革と人材育成の強化、構造改革による経営基盤と営業体制の強化に重点的に取組みました。世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会の実現に向け、さまざまな施策に取組みました。 経営目標の進捗状況は、以下のとおりであります。 2026年3月期実績(単体)   2028年3月期 計画(単体) 修正前(2025年11月計画)   修正後(2026年5月計画) 修正OHR   56.11%   57%未満   55%未満 コア業務純益ROA   0.57%   0.55%以上   0.60%以上 当期純利益   154億円   180億円以上   200億円以上 当期純利益ROE   4.33%   5.00%以上   5.00%以上 株主還元方針   株主還元率(連結)40.37%   株主還元率(連結)40%以上   配当性向(連結)40%以上 ESG投融資残高   1,797億円   3,000億円   3,000億円 女性役付者比率   30.6%   30%以上   30%以上 修正OHR、コア業務純益ROAは、計画最終年度の経営目標を上回る水準となりました。また、当期純利益が計画最終年度の経営目標を上回る見通しとなるなど、他の項目につきましても順調に推移しております。 こうした状況を踏まえ、2026年5月に経営目標の見直しを行いました。修正OHR、コア業務純益ROA、当期純利益につきましては、目標を修正いたしました。また、株主還元につきましては、従来は配当と自己株式取得額を合わせた株主還元率を親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標にしておりましたが、株主還元の更なる充実を図るため、配当性向を親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることに変更いたしました。 当行グループは、存在意義「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」のもと、新たな目標の達成に向けてさらなる収益の拡大に取り組んでまいります。 なお、「Growing beyond 130th」の主要戦略及び経営目標等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。