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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

北洋銀行

North Pacific Bank,Ltd.8524 · Prime · 銀行業

北海道最大の地方銀行。預貸業務を核に、リース・クレジットカード・証券等をグループで展開し、地域経済活性化に貢献。

概要

北洋銀行は、北海道を地盤とする地方銀行であり、1917年に北海道無尽株式会社として創業した。札幌市中央区に本店を置き、2,828人の従業員を擁する。北海道内に広範な支店網を構え、預金・貸出・為替などの銀行業務を中核に、リース、クレジットカード、証券、コンサルティングなどの金融サービスをグループで提供する。1950年に札幌証券取引所に上場し、現在は東京証券取引所プライム市場に株式を上場している。

北海道に根差した支店網と地域密着型営業

北洋銀行は北海道全域に支店網を展開し、地域密着型の金融サービスを提供している。個人向けには預金、住宅ローン、資産運用商品、保険などを、法人向けには融資、事業承継、M&Aアドバイザリーなどを手がける。道内経済のインフラとして機能し、地元企業や個人との強固な関係を強みとする。また、札幌市営地下鉄全駅へのATM設置や他行との相互無料提携など、利便性向上にも注力している。

銀行業務を中核とする収益構造

連結コア粗利益の大部分を資金利益(貸出金利息など)が占める。2026年3月期の連結コア粗利益は1,167億円で、うち資金利益が931億円、役務取引等利益が180億円であった。資金調達費用は預金利息の増加で253億円となり、資金利益を圧迫したが、貸出金の増加により収益は拡大している。また、有価証券利息配当金や投信解約益も収益源の一部である。

グループ会社による多角化戦略

北洋銀行は単体の銀行業務に加え、連結子会社を通じてリース(札幌北洋リース)、クレジットカード・信用保証(札幌北洋カード、ノースパシフィック)、証券(北洋証券)、銀行事務代行(北洋ビジネスサービス)、コンサルティング・人材紹介・M&A(北海道共創パートナーズ)などの非金融事業を展開する。これら子会社群は「非金融・多角化戦略」の一環として位置づけられ、グループ全体で地域課題の解決を目指している。

業界の中での役割は地域金融機関(銀行・リース・カード・証券)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,359億円
経常利益
375億円
利益率
15.9%
純利益
256億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01銀行業務主力

預金、貸出、内国為替、外国為替、有価証券、クレジットカード等の銀行業務を本支店網で展開。地域経済活性化のため多様な金融商品・サービスを提供。

02リース業準主力

連結子会社株式会社札幌北洋リースがリース業務を営む。

主な製品・サービス1
リース業務
企業向け設備・機器リース。

03その他金融サービス準主力

連結子会社がクレジットカード・信用保証(札幌北洋カード、ノースパシフィック)、銀行事務代行(北洋ビジネスサービス)、証券(北洋証券)、コンサルティング・M&A(北海道共創パートナーズ)を提供。

主な製品・サービス4
クレジットカード業務
消費者向けクレジットカード発行・加盟店管理。
信用保証業務
ローン等の保証。
証券業務
有価証券の売買・仲介等。
コンサルティング・M&Aアドバイザリー
企業向け経営支援、M&A仲介等。

製品と技術

デジタルチャネルと個人向け金融商品

北洋銀行は「北洋銀行アプリ」の機能拡充に注力し、2026年3月末時点で利用者数は57万人(前年比1.6倍)に達した。アプリの使いやすさは高く評価され、「App Ape Award 2025」特別賞(地域アプリ賞)を受賞した。個人向けには、住宅ローンでWEB完結型手続きや50年ローンの提供、NISA・投資信託・保険のワンストップ相談、預金ではライフステージに応じた優遇商品(子育て支援、退職金受取など)を展開している。

法人向けソリューションと事業支援サービス

法人顧客に対しては、子会社の北海道共創パートナーズと連携し、人材紹介、スタートアップ支援(ファンド出資)、事業承継・事業再生、DX/AI導入支援、脱炭素化(GX関連ファイナンス・可視化ツール)などを提供する。また、M&Aアドバイザリー業務も手がけ、地域企業の成長と課題解決を総合的に支援している。

リース・クレジットカード・証券などのグループ金融サービス

連結子会社の札幌北洋リースは企業向け設備・機器リースを提供。札幌北洋カードはクレジットカード業務と信用保証を、ノースパシフィックは信用保証業務を担当する。北洋証券は有価証券の売買・仲介を行い、北洋ビジネスサービスは銀行事務代行を手がける。これらの多様なサービスにより、顧客のあらゆる金融ニーズに対応する体制を整えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

北海道地盤の地銀、再編で収益基盤を強化中

北洋銀行は北海道を地盤とする地方銀行で、地域密着型の金融サービスを提供する。同業のいよぎんホールディングスやしずおかフィナンシャルグループなど他地域の地銀と比べ、人口減少や低金利の影響を強く受ける。しかし売上高は2024年1331億円から2026年2359億円へ大幅増加しており、経営統合や事業拡大が寄与。収益源は貸出金利や有価証券運用が中心で、営業利益率は開示されないが、地域経済の活性化が鍵。北海道の基幹産業である観光や農業向け融資を強化し、リスク管理を徹底。

強み

  • 北海道全域にネットワークを持ち、地元企業や個人との長期関係を構築
  • 2024年から2026年にかけ売上高が約1.8倍に増加、成長機会を獲得
  • 貸出に加え、保険や証券などの手数料ビジネスにも注力する
  • 統合や業務提携を通じ、経営基盤の強化を進めている

課題

  • 北海道の人口減で融資需要が伸び悩み、利ざやの縮小が続く
  • 主要産業の構造変化で、貸出先の開拓が難しい局面がある。
  • ネット銀行の楽天銀行など新興勢力との競争が激化している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字が北洋銀行

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17189西日本フィナンシャルホールディングス7,242億円0.0倍
27327第四北越フィナンシャルグループ7,200億円16.3倍
35832ちゅうぎんフィナンシャルグループ6,509億円15.8倍
48368百五銀行6,076億円21.7倍
58358スルガ銀行5,770億円14.7倍
68524北洋銀行4,968億円19.3倍
78304あおぞら銀行4,758億円18.4倍
87164全国保証4,416億円13.2倍
98381山陰合同銀行4,130億円17.6倍
108410セブン銀行4,017億円28.1倍
118388阿波銀行3,880億円24.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

無尽会社として創業し相互銀行へ転換した1917〜1951年

1917年8月、北海道無尽株式会社として設立された。翌1918年1月に小樽無尽株式会社へ商号変更。1944年2月には北洋無尽株式会社と改称した。戦後の1951年10月、相互銀行法に基づく免許を取得し、株式会社北洋相互銀行に商号変更した。この間、北海道内の地域金融の担い手として成長した。

普通銀行転換と証券取引所上場(1989〜1991年)

1989年2月、普通銀行業に転換し、株式会社北洋銀行に商号変更した。同年11月には東京証券取引所市場第二部に上場し、1991年9月には第一部へ指定替えとなった。これにより、資金調達力と信用力を高め、北海道を代表する銀行としての地位を確立した。

拓殖銀行の営業譲受けと札幌銀行との統合(1998〜2008年)

1998年11月、経営破綻した北海道拓殖銀行から営業を譲り受け、店舗網と顧客基盤を拡大した。2001年4月には札幌銀行と共同で持株会社「札幌北洋ホールディングス」を設立。2008年10月には札幌銀行を吸収合併し、北海道内での地盤を一層強固にした。

公的資金注入と返済を経た資本強化(2009〜2014年)

2009年3月、金融危機後の自己資本強化のため、第1種優先株式を総額1,000億円発行した。2013年7月に300億円を取得消却し、2014年3月に残り700億円を取得消却した。これにより公的資金を完済し、財務の健全性を回復した。

証券・コンサル子会社の完全子会社化とガバナンス改革(2018〜2024年)

2018年10月、上光証券株式会社(現 北洋証券)を完全子会社化し、証券業務をグループ内に取り込んだ。2020年4月には北海道共創パートナーズを完全子会社化し、コンサルティング・M&A機能を強化。2024年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を刷新した。

年表19件を開く

1910年代

  • 1917年8月創業北海道無尽株式会社として設立
  • 1918年1月商号変更小樽無尽株式会社に商号変更

1940年代

  • 1944年2月商号変更北洋無尽株式会社に商号変更

1950年代

  • 1950年4月上場札幌証券取引所上場
  • 1951年10月商号変更相互銀行業の免許を取得し、株式会社北洋相互銀行に商号変更

1980年代

  • 1989年2月商号変更普通銀行業に転換、株式会社北洋銀行に商号変更
  • 1989年11月上場東京証券取引所市場第二部上場

1990年代

  • 1991年9月上場東京証券取引所市場第一部上場
  • 1998年11月株式会社北海道拓殖銀行より営業譲受け

2000年代

  • 2001年4月創業株式会社札幌銀行と持株会社株式会社札幌北洋ホールディングスを共同設立
  • 2008年10月M&A株式会社札幌銀行と合併
  • 2009年3月第1種優先株式発行(発行総額1,000億円)

2010年代

  • 2011年1月本店移転
  • 2012年10月M&A株式会社札幌北洋ホールディングスと合併
  • 2013年7月第1種優先株式1,000億円のうち300億円を取得及び消却
  • 2014年3月第1種優先株式1,000億円の残り700億円を取得及び消却
  • 2018年10月M&A上光証券株式会社(現 北洋証券株式会社)を完全子会社化

2020年代

  • 2020年4月M&A株式会社北海道共創パートナーズを完全子会社化 東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行
  • 2024年6月監査等委員会設置会社へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年度まで500億円程度
  • 連結ROE2028年度まで11%程度
  • 連結コアOHR2028年度まで50%程度
  • 連結RORA2028年度まで1.24%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    北海道密着戦略

    北海道の地域密着型金融を強化し、地元企業や個人との関係を深化させることで、地域経済の活性化と顧客基盤の拡大を図る。

  2. 02

    完全デジタル化戦略

    業務プロセスやサービスを徹底的にデジタル化し、顧客利便性の向上と業務効率化を実現する。

  3. 03

    ロイヤルティ向上戦略

    顧客満足度を高める施策を展開し、長期的な顧客関係を構築することで、安定した収益基盤を築く。

  4. 04

    非金融・多角化戦略

    銀行業務以外の分野(コンサルティング、ITサービス等)に進出し、収益源の多様化を図る。

  5. 05

    人財・組織変革戦略

    人材育成と組織風土改革を推進し、変化に適応できる強靭な組織を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,828人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は740万円で、9期前と比べて+12.8%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は19.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月3,550
2018年3月3,417
2019年3月65641.216.83,324
2020年3月64741.617.33,198
2021年3月65742.017.93,106
2022年3月65242.318.42,959
2023年3月67142.719.02,867
2024年3月67243.019.22,799
2025年3月69443.219.32,772
2026年3月74042.819.12,828

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
銀行業 — 北海道 札幌市他504億円
銀行業 — 北海道 札幌市他171億円
銀行業 — 東京都 千代田区他57百万円
リース業 — 北海道 札幌市他26百万円
銀行業 — 中国 上海市0百万円
銀行業 — タイ王国 バンコク市0百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 札幌北洋リース
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 札幌北洋カード
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 札幌北洋カード
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北洋ビジネスサービス 株式会社
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北洋ビジネスサービス 株式会社
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ノースパシフィック 株式会社
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権43.7%
  • 国内
    ノースパシフィック 株式会社
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権39.3%
  • 国内
    北洋証券株式会社
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北洋証券株式会社
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社北海道共創パートナーズ
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社北海道共創パートナーズ
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和3年度中小企業知的財産活動支援事業費補助金(中小企業知的財産支援事業)【株式会社北洋銀行】
    経済産業省 · 2021-06-24
    1,000万円
  • 補助金
    地域再生支援利子補給金(令和4年4月25日支給分)
    内閣府 · 2022-04-07
    431万円
  • 補助金
    特定地域再生支援利子補給金(令和4年10月25日支給分)
    内閣府 · 2022-10-12
    408万円
  • 補助金
    特定地域再生支援利子補給金(令和5年4月25日支給分)
    内閣府 · 2023-04-11
    380万円
  • 補助金
    総合特区支援利子補給金(令和2年3/30支給分)
    内閣府 · 2020-03-25
    215万円
  • 補助金
    認定国際戦略総合特区*総合特区支援利子補給金(R02年9月28日支給分)
    内閣府 · 2020-09-04
    157万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2021-03-23
    121万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2020-03-09
    121万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2020-09-14
    120万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2021-09-21
    119万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,359億円経常利益375億円前期と比べると増収増益で、売上が+56.6%、利益が+33.5%。

売上高
+56.6%
2,359億円
経常利益
+33.5%
375億円
純利益
+24.3%
256億円
利益率
15.9%
前期比 -2.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,252億円2,359億円
純利益294億円256億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は737億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+124.7%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q313−11
2024年1Q32832
2024年2Q32334
2024年3Q32334
2024年4Q35728
2025年2Q68784
2025年4Q819122
2026年2Q890126
2026年4Q1,469130
2027年1Q73783

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、経常収益は1,622億円から2,359億円へ1.5倍に増えた。経常利益率は18.6%から15.9%になった。経常収益は4期、純利益は3期の連続増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2013年3月1,62230218.6194
2014年3月2,28598243.0870
2015年3月1,43927419.0158
2016年3月1,49830420.3180
2017年3月1,48021414.5167
上光証券株式会社(現 北洋証券株式会社)を完全子会社化
2018年3月1,35315111.2137
2019年3月1,30319815.2141
株式会社北海道共創パートナーズを完全子会社化 東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行
2020年3月1,3071279.776
2021年3月1,28315812.394
2022年3月1,24519215.4118
2023年3月1,26717313.796
2024年3月1,33118614.0128
2025年3月1,50628118.7206
2026年3月2,35937515.9256

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益2,359億円のうち、経常利益として残るのは375億円15.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は256億円、売上の10.9%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金84.1%1,984億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.9%375億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
15.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.7pt
10.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.8pt
6.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−3,751億円、投資CFが200億円で、差し引きのフリーCFは−3,551億円期末の手元現金は2.3兆円

決算期営業CF兆円投資CF億円財務CF億円現金残高兆円
2013年3月−0.04288−350.28
2014年3月0.28352−1,2510.47
2015年3月0.35−1,819−2590.60
2016年3月0.03697−350.70
2017年3月0.32−104−811.00
2018年3月0.152,450−491.39
2019年3月0.021,972−661.60
2020年3月0.11−526−1581.63
2021年3月1.17−1,716−3232.60
2022年3月1.74−161−404.31
2023年3月−1.36−1,720−482.77
2024年3月0.99−7,030−1923.04
2025年3月−0.07−3,285−902.63
2026年3月−0.38200−1472.26

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は13.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3,916億円で、自己資本比率は2.9%(業種中央値4.9%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月7.814,0117.415.1
2014年3月7.893,2657.564.0
2015年3月8.163,6807.794.4
2016年3月8.463,8968.074.5
2017年3月9.094,0868.694.4
2018年3月9.504,3099.074.5
2019年3月9.764,2119.344.3
2020年3月9.994,0959.584.1
2021年3月11.864,40611.423.7
2022年3月13.544,21113.123.1
2023年3月12.524,07312.113.2
2024年3月13.244,47512.803.3
2025年3月13.453,84413.062.8
2026年3月13.273,91612.882.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
1,989億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
12.9兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは経常収益成長率79社中4位あたり、逆に低いのは自己資本比率79社中75位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.7%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
2.9%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率上位前期からの売上の伸び
56.6%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,314で、1年前と比べて+84.9%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥1,314-0.7%1ヶ月+14.3%1年+84.9%時価総額4,968億円
過去52週の値幅
安値¥672高値¥1,351

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.3倍
PER (会社予想)16.7倍
PBR1.25倍
配当利回り2.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1261円で、25日線(1221円)を3.3%上回り、上昇基調を維持しています。1カ月で4.3%上昇、年初来では86.6%高と大幅高です。7月中旬の1351円(52週高値近傍)から8月3日の1141円まで調整しましたが、その後は再び上昇しています。足元の出来高は160万株前後と高水準で、金融セクターへの物色が続いています。RSIは65.7とやや上昇しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは18.52倍で業界平均16.97倍を上回る一方、PBRは1.2倍で業界平均0.98倍より高く、銀行としては1倍超でやや割高感がある。ROEは6.66%と低水準だが、予想PERは16倍と改善が見込まれる。配当利回り2.54%は業界平均2.38%を上回り、配当性向41.94%と株主還元は堅調。銀行のPBR1倍未満が常態という特性を踏まえると、現在はほぼ妥当な水準と判断。ただしROEの低さがバリュエーションの上振れを抑えている。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.3倍17.5倍
PER (予想)16.7倍
PBR1.25倍1.01倍
ROE6.7%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地銀再編や金利上昇に伴う利ざや改善への期待がある一方、人口減少や低金利継続による収益力の持続性が懸念される。また、北海道経済の動向に業績が左右されやすく、地域分散の乏しさがリスクとして指摘される。

プラスに働く材料7
  • 金利上昇で利ざや改善

    日銀の利上げで貸出金利が上昇し、預貸率の高い同行は収益拡大が期待される。

  • 地域密着で安定収益

    道内シェアが高く、地元企業や個人との長期的な取引関係が収益の下支えとなる。

  • 再編効果の可能性

    地銀再編の流れで、道内での統合や連携によるコスト削減や収益力強化の余地がある。

  • 2026年3月期売上高2359億円で前期比56.6%増通年影響

    売上高は1506億円→2359億円と56.6%増。地域金融機関で異例の規模拡大が業績予想の上振れ要因。

  • 2026年3月期純利益256億円と2期連続過去最高決算発表後影響

    純利益は128→206→256億円と拡大。前期比24.3%増益で、予想PERの改善につながる。

  • フォワードPER15.5倍と実績17.95倍から改善決算発表後影響

    予想PER15.5倍は実績17.95倍を2.45ポイント下回り、割高感を和らげる。

  • 外国人持ち株比率23.01%と物色人気の持続継続影響

    外国人保有比率は23.01%。バリュー株見直し局面で需給面から株価を支える。

マイナスに働く材料7
  • 人口減少で市場縮小

    北海道の人口減少が続き、貸出需要や預金残高の伸びが期待できない。

  • 低金利環境の長期化

    金利上昇が進まない場合、利ざやの改善が限定的で収益力が伸び悩む。

  • 地域経済への依存

    道内景気の悪化や主要産業の低迷が業績に直結するリスクが高い。

  • 純利益増益率は前期比24.3%と前年の60.9%から鈍化通年影響

    前期の純利益は60.9%増だったが、今期は24.3%増に減速。増収効果の剥落が懸念。

  • 株価1年で90.25%上昇の反動リスク不定影響

    1年間の株価上昇率は90.25%に達し、目先の利益確定売りが出やすい。

  • ROE6.66%と資本効率が低水準継続影響

    ROE6.66%は資本コストを下回る可能性があり、PBR1.16倍の持続性に疑問。

  • 営業利益非開示で増収の質が検証できず不定影響

    売上高2359億円に対し営業利益の開示がなく、収益性の改善を確認できない。

次の決算で確かめる点
預貸率
貸出の伸びを示し、収益性の鍵となる。預貸率が高いほど利ざや確保に有利。
道内貸出残高
地域での貸出需要を反映し、中核事業の規模を示す。
利回り(貸出金利)
金利上昇の恩恵を測るため、貸出金利の動向が重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+47.4%いまの株価に対する利回りは2.44%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
2.44%
いまの株価に対して
配当性向
41.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1126.6
2018年3月110.030.5
2019年3月10−9.129.0
2020年3月100.046.9
2021年3月100.044.1
2022年3月100.035.1
2023年3月100.036.7
2024年3月100.030.0
2025年3月1990.036.1
2026年3月2847.441.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ32,162人。区分でいちばん多いのは金融機関37.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.7%を占め、残る44.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関46.546.143.244.543.237.0
外国法人20.920.521.617.914.823.0
事業法人18.919.920.019.519.718.8
個人・その他12.112.514.016.020.417.1
証券会社1.51.01.12.01.94.2
自己株式2.42.33.23.25.30.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.24
02日本生命保険相互会社8.19
03明治安田生命保険相互会社8.19
04北海道電力株式会社6.15
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.39
06大樹生命保険株式会社2.94
07BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.01
08北洋銀行職員持株会1.81
09第一生命保険株式会社1.58
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+45%、1株純資産は14期で+39%。直近期のROEは6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月477475.46.83.5
2014年3月19481024.12.23.1
2015年3月409114.611.518.8
2016年3月459634.86.328.2
2017年3月421,0094.210.126.6
2018年3月341,0653.310.330.5
2019年3月361,0493.47.729.0
2020年3月191,0421.810.546.9
2021年3月241,1232.213.244.1
2022年3月301,0732.87.935.1
2023年3月251,0472.411.136.7
2024年3月331,1513.013.330.0
2025年3月541,0105.09.636.1
2026年3月681,0366.713.741.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

40名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は40名。2026/3期の役員報酬は総額336百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
安田光春取締役会長66138,200
津山博恒取締役頭取 兼CEO兼CHRO(代表取締役)5833,900
増田仁志取締役副頭取 兼CBPO(代表取締役)6139,200
山田明常務取締役 兼CRO6017,900
米田和志常務取締役 兼CSO兼CFO6122,100
神戸俊昭取締役62
押野均取締役 監査等委員(常勤)6431,600
栗尾史郎取締役 監査等委員(常勤)6318,200
西田直樹取締役 監査等委員67
谷口雅子取締役 監査等委員6529,400
田原咲世取締役 監査等委員58
水本健一専務執行役員
残りの役員28名を開く
氏名役職年齢
宮原正宏常務執行役員
野際卓司常務執行役員
里中俊之常務執行役員
中保廷常務執行役員
吉野弘隆執行役員
福地清執行役員
川村崇幸執行役員
背戸田能章執行役員
本間剛執行役員
福島大介執行役員
岡本亮執行役員
清水一将執行役員
小玉俊宏上席執行理事
石川敏也上席執行理事
河瀬和也執行理事
中地大介執行理事
今木賢人執行理事
佐藤光輔執行理事
越田雄三執行理事
野沢竜二執行理事
田中元彦執行理事
権平宗中執行理事
高原竜治執行理事
岸波光弘執行理事
赤保内伸幸執行理事
橋本幸取締役 監査等委員61
青山祥子取締役 監査等委員49
小渡信洋執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5188666625451
社外取締役4434311
取締役(社内)2393920

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容516字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当行及び当行の関係会社は、当行、連結子会社6社及び投資事業組合等で構成され、銀行業務を中心にリース業務、クレジットカード業務及び証券業務などの金融サービスに係る事業を行っております。 当行及び当行の関係会社の事業に関わる位置づけは次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [銀行業] 当行は、本店ほか支店等において、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、有価証券業務、クレジットカード業務等を営んでおり、地域経済の活性化に貢献すべく、多様な金融商品・サービスを提供しております。 [リース業] 株式会社札幌北洋リースはリース業務を営んでおります。 [その他] 株式会社札幌北洋カードはクレジットカード業務及び信用保証業務、北洋ビジネスサービス株式会社は銀行事務代行業務、ノースパシフィック株式会社は信用保証業務、北洋証券株式会社は証券業務、株式会社北海道共創パートナーズはコンサルティング業務及び人材紹介業務並びにM&Aアドバイザリー業務を営んでおります。 (グループ事業系統図) (2026年3月31日)
経営方針・対処すべき課題1,399字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当行グループは、グループ役職員一同の力を結集して企業価値を高めていくため、当行グループのすべての事業活動の基軸となる「経営理念」の下、10年後の2035年に目指す姿として「長期ビジョン」と4つのミッションを策定しました。 (2)経営戦略 長期ビジョンの実現のために、グループ一丸となり地域の皆さまとともに明るい未来を創っていくという思いを込めて2025年12月に公表したブランドスローガンと以下の5つの全体戦略に基づき、その最初の3年間という位置付けで、新中期経営計画「Make the HOKKAIDO Way 1ststage ~今はまだ無い“Way”を私たちがつくる~」を策定しました。 (3)目標とする経営指標 中期経営計画『Make the HOKKAIDO Way 1ststage ~今はまだ無い“Way”を私たちがつくる~』では、収益性や健全性、効率性などの持続可能性に重要と考えられる以下の目標を掲げ、各種施策に取り組んでおります。 中期経営計画における計数計画   2028年度(最終年度)計画   2025年度実績 親会社株主に帰属する当期純利益   500億円程度   256億円 連結ROE ※1   11%程度   6.66% 連結コアOHR   50%程度   62.25% 連結RORA ※2   1.24%   0.78% ※1.純資産ベース及び株主資本ベース 2.親会社株主に帰属する当期純利益÷連結ベースのリスクアセット(バーゼルⅢ完全実施ベース) (4)経営環境及び対処すべき課題 当行グループが営業基盤とする北海道は、少子高齢化を伴う人口減少の加速や後継者不在による事業所数の減少といった構造的な課題を抱えつつも、再生可能エネルギーを中心としたGX(グリーントランスフォーメーション)の進展や、次世代半導体製造企業の進出を契機とした関連産業の集積など、産業構造が大きく転換する局面にあります。 一方、金融業界を取り巻く環境は、中東情勢悪化等の地政学リスクの顕在化やそれに伴う原油高・物価上昇の影響、金融政策変更に伴うマーケットの変動、DX/AIの急速な進展、カーボンニュートラルへの対応、さらに人生100年時代への備えなどを背景に刻々と変化しています。 このような環境下において、当行グループは、経営理念の下に10年後の目指す姿として掲げた長期ビジョン「北海道の魅力度・幸福度をともに日本一へ」と4つのミッションに基づき、5つの全体戦略<①北海道密着戦略 ②完全デジタル化戦略 ③ロイヤルティ向上戦略 ④非金融・多角化戦略 ⑤人財・組織変革戦略>を柱として策定した、新中期経営計画「Make the HOKKAIDO Way 1ststage ~今はまだ無い“Way”を私たちがつくる~」(計画期間2026年4月~2029年3月)を着実に実践することで、対処すべき課題の解決につなげ、当行の企業価値の向上(経済的価値と社会的価値の両立)を図り、北海道の持続可能な未来の実現に貢献してまいります。
事業等のリスク6,576字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、主に下記の(1)~(5)のとおりであります。 これらのリスクは独立して発生するとは限らず、あるリスクの発生が他のリスクの発生につながり、様々なリスクを増大させる可能性があります。場合によっては、信用コストの増加や保有有価証券の減損・評価損など、当行及び当行グループ(以下、本項では「当行」という。)の経営成績等に相当の影響を及ぼすものと認識しております。 当行では、想定される具体的なリスクについて、機動的に(原則毎月)その発生の「影響度」と「蓋然性」を確認の上、その重要性を判定しており、早期予兆管理とコントロールするための施策を講じることに努めております。また、発生した場合には、迅速かつ適切な対応に努める所存であります。 <リスク認識のイメージ図> なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行が判断したものです。 (1)信用リスク ① 不良債権の状況 当行の当連結会計年度末における銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権額(破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、要管理債権)は934億円です。それらは当行の内部基準に照らし判定を行ったものであり、当連結会計年度末現在において償却・引当処理を実施しております。 銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権額の貸出金に対する比率は低位な水準にありますが、今後の資源・資材の高騰に伴う北海道の景気動向、融資先の経営状況、不動産価格及び株価の変動等によっては、当行の不良債権及び貸倒償却引当費用が増加し、業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 2025年3月期   2026年3月期 銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する 法律に基づく債権額   922億円   934億円 対貸出金比率   1.14%   1.13% 当行では、日常のお客さまとの対話などを通じて、事業内容の変化をその都度把握し、売上・利益の縮小や資金繰りに問題を抱えるお客さまに対して、経営改善支援等のソリューション提供による課題解決に取組むことなどにより、不良債権の増加を抑制する対応を行っております。 ② 特定の業種等への与信集中に係るリスク 当行の業種別貸出状況では、卸売業・小売業、不動産業・物品賃貸業及び地方公共団体に対する貸出金の構成比が比較的高く、それらの業種の経営環境等に変化が生じた場合には、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 当行では、特定業種への過度な与信集中を回避するために、与信取引の大口集中排除・小口分散化を基本にポートフォリオのコントロールを行っております。業種全体の悪化が懸念されるような注意を要する業種については、定期的に分析を行い、状況に応じた管理施策を導入し対応しております。 (2)自己資本比率が低下するリスク 当行は、自己資本比率規制における国内基準行であり、連結自己資本比率及び単体自己資本比率について4%以上の水準を確保することが求められております。 そのいずれかが4%を下回った場合は、金融庁長官から、その水準如何によって、改善計画の提出及びその実行の命令、自己資本の充実に資する措置に係る命令、業務の全部又は一部の停止の命令等の措置を受けることとなりますが、直近4年間の推移にある通り、現状4%を下回る蓋然性は高くないものと認識しております。なお、2024年3月期以降の連結自己資本比率及び単体自己資本比率は、2024年3月末より最終化されたバーゼルⅢを適用し算出しております。 自己資本比率   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 連 結   11.78%   14.42%   13.00%   13.18% 単 体   11.48%   14.07%   12.66%   12.80% 当行の自己資本比率にマイナスに影響する主な要因は以下のとおりです。 ・有価証券ポートフォリオの価値の低下 ・債務者と株式・債券の発行体に対する内部格付に応じて生じるリスク・アセット及び期待損失の増加 ・繰延税金資産の自己資本への算入制限が課せられた場合の自己資本の減少 ・繰延税金資産の回収可能性判断に基づく繰延税金資産の取崩しによる自己資本の減少 ・債務者の信用力の悪化や不良債権の処分に際して生じうる与信関係費用の増加 ・銀行の自己資本比率の基準及び算定方法の変更 ・為替レートの不利益な変動 ・本項記載のその他の不利益な展開等 当行は、様々なリスク事象によるストレスが加わった場合にも、十分な自己資本の維持が可能かどうかについて、年に2回「統合ストレステスト」を実施しており、資本の十分性について定点的に検証しております。 (3)業務に伴うリスク ① 市場リスク 当行では有価証券などの市場取引及び投資活動を行っております。したがいまして、当行の業績及び財政状態は、これらの活動に伴うリスク(金利、為替レート、株価及び債券相場の変動等)にさらされております。例えば、金利が上昇した場合、当行の保有する国債をはじめとする債券ポートフォリオの価値に悪影響を及ぼします。また保有している株式の価格が下落した場合には減損又は評価損が発生することにより、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 流動性リスク 資金繰りに関して、内外の経済情勢や市場環境等の変化、当行格付の低下及びその他の何らかの理由によって当行の信用力が低下することなどにより、必要な資金が確保できなくなる場合や、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされたり調達が困難となったりすることで損失を被る可能性があります。また債券などの金融商品の売買において、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることで損失を被る可能性があります。 例えば、2008年のリーマン・ショック時には保有している金融資産を適正な価格で現金化できない、「市場流動性が枯渇」した状況が発生しました。著しく不利な価格での取引を余儀なくされた場合、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事務リスク 当行では、各種取引に伴う事務処理について、規程等に則った適宜適切な処理を徹底しておりますが、当行役職員や外部委託先の人為的ミスなどにより事故が生じ、金融資産の喪失や原状回復等に係る対応費用などの発生及び社会的信用の失墜などにより、不測の損害を被る可能性があります。 ④ システムリスク(サイバーセキュリティリスクを含みます) コンピュータ機器や通信回線の故障、プログラムの不具合などによるコンピュータシステムの停止又は誤作動や、コンピュータの不正使用又は外部からのサイバー攻撃などによる情報の破壊や流出が発生した場合、決済機能やサービス業務の停止、社会的信用の失墜などにより、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。当行では、コンピュータ機器や通信回線の二重化、バックアップシステムの強化のほか、近年のサイバーセキュリティに対する脅威の深刻化等を踏まえ、サイバー攻撃動向や脆弱性等の情報を収集・把握し、迅速な対応を実施するため、ほくようCSIRTを設置するなど、サイバーセキュリティ管理態勢の充実・強化にも取り組んでおります。 ⑤ 法務リスク 当行役職員の法令等違反に起因した多大な損失の発生や当行への訴訟の提起等により信用力の低下等が生じた場合には、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。当行ではコンプライアンス(法令等遵守)を経営の最重要課題のひとつと位置付け、法令等遵守態勢の充実・強化に取組んでおります。 ⑥ 災害等の発生により業務に支障を来たすリスク 当行が保有する店舗、事務所、電算センター等の施設が、地震等の自然災害の発生、停電等の社会インフラ障害及び犯罪、物理的テロ等の被害を受けることにより、当行の業務運営に支障を来たし、業績及び財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 風評リスク 当行及び銀行業界に対するネガティブな報道や悪質な風評等により、それが事実であるか否かにかかわらず、流動性リスクを誘発することなどにより、当行の業績や財務内容、株価等に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 情報漏洩に関するリスク 当行役職員及び外部委託先の人為的ミス・事故等や外部者の不正アクセス等により、お客さまに関する情報が外部に漏洩した場合、お客さまからの損害賠償請求や社会的信用の失墜などにより、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。当行では、グループ会社情報管理に関する基本方針・取扱規程及び体制を整備し、各部署への「お客さま情報管理責任者」、「お客さま情報管理者」設置のほか、職員教育、セキュリティ対策といった情報漏洩防止策を講じております。 ⑨ ビジネス戦略が奏功しないリスク 当行では収益力増強のため様々なビジネス戦略を実施していますが、これら戦略が功を奏さないか、当初想定していた結果をもたらさない可能性があります。戦略が奏功しない例としては既存の貸出についての利鞘拡大が進まないこと、手数料収入の増大が期待どおりとならないこと、経費削減等の効率化を図る戦略が期待どおりに進まないこと、などが挙げられます。 ⑩ 業務の外部委託に伴うリスク 当行は、様々な業務を外部委託するにあたり、業務委託を行うことの妥当性検証や委託先の情報管理態勢の確認等により、委託先の選定を適切に行うよう努めておりますが、委託先において重要な業務の遂行に支障を来たす事態が発生した場合、当行の業務運営に支障を来たし、業績及び財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)金融環境等に係るリスク ① 競争の激化 近年、日本の金融制度は大幅に規制が緩和されてきており、これに伴い競争が激化してきております。当行がこうした競争的な事業環境において競争優位を得られない場合、当行の事業、業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 規制変更のリスク 当行は現時点の規制に従って、また規制上のリスクを伴って業務を遂行しております。将来における法律、規則、政策、実務慣行、解釈、財政及びその他の施策の変更並びにそれらによって発生する事態が、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 地域経済の動向 当行は、北海道を主要な営業基盤としておりますが、インバウンドや公共事業の大幅な縮小等により地域経済が想定以上に悪化した場合は、収益基盤の拡大が困難となるほか、信用リスクの増加などにより、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。当行では、事業性理解や経営改善支援など、道内企業の価値向上に向けた取組みを通じて、地域経済の持続可能性に貢献すべく努めております。 (5)その他 ① 格付低下のリスク 格付機関が当行の格付を引下げた場合、当行のマーケット部門は、取引において不利な条件を承諾せざるを得なくなったり、又は一定の取引を行うことができなくなり、資本・資金調達に悪影響を及ぼす可能性があります。このような事態が生じた場合には、当行のマーケット部門及びその他業務の収益性に悪影響を与え、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 退職給付債務に関するリスク 当行の年金資産の時価が下落した場合、年金資産の運用利回りが低下した場合、予定給付債務を計算する前提となる保険数理上の前提・仮定に変更があった場合、又は退職給付に係る会計基準が改正された場合には、損失が発生する可能性があります。また、年金制度の変更により未認識の過去勤務費用が発生する可能性があります。金利環境の変動その他の要因も年金の未積立債務及び年間積立額にマイナスの影響を与える可能性があります。これらの結果、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 固定資産の減損会計に関するリスク 固定資産の減損に係る会計基準及び適用指針を適用し、所有する固定資産に損失が発生した場合には、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 会計制度変更に伴うリスク 現時点で将来の会計制度変更について影響を測定することは困難ですが、会計制度の変更内容によってはコストの増加につながり、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 財務報告に係る内部統制に関するリスク 当行は、金融商品取引法に基づき、財務報告に係る内部統制の有効性を評価した「内部統制報告書」の提出、及びその評価内容について監査法人の監査を受けることが求められており、財務報告に係る内部統制の整備・運用を行い有効性を評価する過程で発見された事項は、速やかに改善するよう努めております。 しかしながら、改善が不十分な場合や、開示すべき事項に重大な不備があると監査法人が評価するような場合には、当局による監督指導や社会的信用の失墜により、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 疫病発生による業務継続に関するリスク 事前に疫病発生の影響を測定することは困難ですが、社会的混乱により当行の業務運営に支障が生じ、業績及び財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。当行では業務継続計画(BCP)や「緊急時対応要領」を策定のうえ、様々な緊急時の訓練を定期的に実施しています。また、職員の出勤前・出勤時の健康管理チェックを行い体調不良者は自宅待機を徹底するなど、感染予防・感染拡大防止のための対策を講じています。 ⑦ 気候変動リスク 地球温暖化の進行に伴い、台風・豪雨・豪雪等の異常気象による自然災害が激甚化・頻発化しています。こうした自然災害等による物理的リスクにより、当行取引先の事業用資産や担保不動産が毀損し事業活動が停滞・中断した場合には、取引先の業況悪化や担保価値の低下等を通じて、当行の与信関係費用が増加し、当行の業績及び財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当行の店舗・システム等が被災した場合には、業務継続に支障が生じるおそれがあります。 一方、脱炭素社会への移行の過程では、温室効果ガス排出削減に関する政策・規制の強化や技術革新、市場・需要構造の変化等により、特定業種・取引先の収益性や資産価値が低下するなどの移行リスクが想定されます。これらの移行リスクが顕在化した場合には、当行の信用リスクの増加や与信関係費用の増大を通じて、当行の業績及び財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 自然資本に関するリスク 企業活動や社会は、森林、土壌、水、生物多様性などの自然資本に依存・影響しています。自然資源の枯渇や生態系の破壊など自然資本の損失状況によっては、当行の業務運営への影響に加え、当行取引先の事業活動や業況の悪化等による信用リスク等の増加により、当行の業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 当行では、自然資本の保全や回復への対応を進めるため、2023年12月にTNFD(※)への賛同を表明しました。詳細については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)戦略 ②生物多様性増進への対応」をご参照ください。 (※)TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース) Taskforce on Nature-related Financial Disclosuresの略。2021年6月に国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)、国連開発計画(UNDP)、イギリスの環境NGO Global Canopy、及び世界自然保護基金(WWF)により発足した国際イニシアティブ。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるわが国の経済は、米国の通商政策の影響を受けながらも緩やかに回復しています。個人消費は、雇用・所得環境の改善や各種物価高対策が下支えとなり、持ち直しの動きがみられます。設備投資は、企業収益の改善を背景に、緩やかに持ち直しています。住宅投資は、建築基準法改正に伴う駆け込み需要の反動により、弱含んでいます。公共投資は、底堅く推移しています。輸出は、おおむね横ばい圏内で推移しています。 企業物価、消費者物価は、ともに伸び率を鈍化させつつも上昇しています。金融面では、無担保コールレートは、金融政策の変更を受けて0.7%台前半で推移しました。新発10年物国債利回りは、2.3%台後半に上昇しました。対ドル円相場は、150円台後半となりました。年度末にかけては、中東情勢により国際資源価格の上昇や為替に影響がみられました。 次に北海道経済を見ますと、緩やかな回復に足踏みがみられます。個人消費は、物価高の影響を受けつつも緩やかに持ち直しています。住宅投資は、建築基準法改正に伴う駆け込み需要の反動及び建築費高騰により、減少しています。設備投資は、持ち直しの動きがみられます。公共投資は、増加しています。観光関連は、国内需要の回復に足踏みがみられます。雇用情勢は、人手不足感が強まっています。 このような金融経済環境のもと、当連結会計年度における当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 経営成績の状況(連結) 当連結会計年度の経営成績、損益の状況につきましては、中核となる当行の経営成績を主な要因として、経常収益が2,359億円と前年比852億円増加となりました。経常費用は1,983億円と前年比758億円増加となりました。その結果、経常利益は375億円と前年比94億円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は256億円と前年比49億円増加となりました。 <主な損益項目の分析> 前連結会計年度 (億円)   当連結会計年度 (億円)   増減 (億円) 連結コア粗利益   1,004   1,167   163 資金利益   778   931   152 役務取引等利益   182   180   △2 その他   44   56   12 営業経費   683   726   43 その他経常損益等   △40   △66   △25 貸倒償却引当費用   39   51   12 有価証券関係損益   △12   △34   △21 その他   11   20   8 経常利益   280   375   94 法人税等調整額   1   19   18 親会社株主に帰属する当期純利益   206   256   49 連結コア業務純益   317   440   123 (注)1.連結コア粗利益=[資金運用収益-(資金調達費用-金銭の信託運用見合費用)]+[役務取引等収益-役務取引等費用]+[(その他業務収益-その他業務費用)-国債等債券関係損益] 2.連結コア業務純益=連結コア粗利益-経費(除く臨時処理分) なお、セグメントごとの経営成績につきましては、以下のとおりであります。 銀行業(単体) 当事業年度の経営成績につきましては、経常収益は2,068億円と前年比836億円増加となりました。このうち資金運用収益は、貸出金利息の増加を主因に1,200億円と前年比318億円増加となりました。また、有価証券利息配当金は投信解約益の増加を主因に201億円と前年比49億円増加となりました。 経常費用は、1,709億円と前年比743億円増加となりました。このうち資金調達費用は預金支払利息の増加を主因に253億円と前年比166億円増加となりました。貸倒引当金繰入額につきましては、37億円と前年比11億円増加となりました。 その結果、当事業年度の経常利益は359億円と前年比93億円の増益、当期純利益は251億円と前年比50億円の増益となりました。 リース業 リース業の経営成績につきましては、リース売上の増加により経常収益が250億円と前年比12億円増加となりました。一方、原価も連動して上昇したことにより、経常費用も同様に増加した結果、経常利益は8億円、当期純利益は5億円と前年同水準となりました。 (営業施策) 当行グループは、経営理念に掲げる「お客さま本位の徹底」の下、長期ビジョン・ミッションと中期経営計画で掲げた5つの全体戦略に基づき、お客さま・地域の多様化するニーズや課題に沿った最適なサービスやソリューションの提供を通じて、さまざまな課題の解決に積極的に取り組んでおります。 イ 個人のお客さまに向けた取組み<北海道密着戦略×完全デジタル化戦略×ロイヤルティ向上戦略> 人生100年時代・インフレ環境の中で、お客さまの「資産形成・資産運用」を支えることを重要なミッションと位置付け、預金、ローン、NISA、投資信託、保険、相続などワンストップでご相談にお応えし、最適なライフプランニングのサポートに努めております。 その取組みの一環として、多様化するお客さまの生活スタイルに応じ、新たな接点の拡大を進めております。デジタルチャネルとして特に注力している「北洋銀行アプリ」では、使いやすさや取引機能の拡充を順次進めており、ご利用者数が前年の1.6倍の57万人(2026年3月末現在)となったほか、地方銀行が提供するアプリで最も高いストア評価をいただき、「App Ape Award 2025」の特別賞(地域アプリ賞)を受賞しております。また、NISAなどのご相談にいつでもお応えできるよう、休日でもご対応可能な専用フリーダイヤルのご案内や相談会の開催を強化しているほか、各種デジタルサービスのサポートを主とするインストアブランチの展開、ATMの札幌市営地下鉄全駅設置や他行との相互無料提携による利用拠点の拡大など、多様なチャネルを整備し、お客さまの利便性向上に取り組んでおります。 加えて、住宅ローンでは、デジタル化の進展を見据えたWEB完結化への取組みや若年層の返済負担を勘案した50年ローンの展開のほか、預金サービスでは、お子さまのご生誕や退職金・年金・相続金のお受取りに伴う優遇商品など、各ライフステージに応じて最適なサービスをご提供しております。 ロ 法人のお客さまに向けた取組み<北海道密着戦略×完全デジタル化戦略×非金融・多角化戦略> 法人・事業者さまへは、日頃からの深度ある対話を通じ、サステナブルな経営をともに実現するパートナーとして、将来ビジョンの共有や金融に留まらない経営課題の特定と解決に取り組んでおります。 課題解決に向けた取組みとしては、子会社である北海道共創パートナーズとの連携を中心に、人手不足の解決につながる人材紹介やファンド出資などによるスタートアップ支援、事業承継・事業再生支援のほか、DX/AIサービス・ツールの導入支援や脱炭素化を後押しするファイナンス・預金商品・可視化ツールの提供など、営業店・本部・グループ会社・外部専門家が一体となった伴走型支援を行うことで、広範かつ高度なコンサルティングやソリューションを提供しております。 また、営業活動においては、生成AIを活用することで、業務の最適化に努めており、多面的かつ密度の高い提案を図っています。 ハ 地域の活性化に向けた取組み<北海道密着戦略×非金融・多角化戦略> 当行グループは、「北海道に特化」という明確なポジショニングを貫き、道内トップの顧客基盤とネットワーク・資本力を活かしつつ、北海道の強みである農業・観光分野をはじめ、GX(グリーントランスフォーメーション)・半導体といった成長分野に経営資源を全力で提供することや自治体・地域パートナーとの連携強化などにより、北海道らしい成長をリードすることをミッションとしています。 半導体関連では、2025年9月に千歳市との包括連携協定を締結しており、次世代半導体製造を軸にした関連産業の集積化など幅広い分野によるまちづくりを共に推進しております。また、GX分野では、2026年3月にTeam Sapporo-Hokkaidoが掲げる8つの重点GX領域及び再生可能エネルギーに関連する北海道内のプロジェクトを投資対象として「スパークス札幌・北海道GXファンド」に対する出資を地域パートナーと共に行っております。 新たな取組としては、農業分野において、当行グループ自らが参入することや農業の担い手育成のために、働きながら通える農業スクール事業を開始していく予定です。また、北海道の成婚ニーズをサポートするための結婚相談所や道内企業・自治体にAI活用を推し進めるための事業も進めております。 このように、地域連携や北海道のための取組みを主体的に進めていくことを通じて、「まちづくり」のメインプレイヤーとなり、北海道の持続的な成長に貢献してまいります。 財政状態の状況(連結) (主要勘定残高) 2026年3月末の総資産は、13兆2,713億円と前年比1,754億円減少(△1.3%)いたしました。貸出金は、8兆364億円と前年比1,802億円増加(2.2%)いたしました。有価証券は、2兆5,455億円と前年比531億円減少(△2.0%)いたしました。 預金・譲渡性預金は、11兆1,587億円と前年比116億円減少(△0.1%)いたしました。 純資産は、3,916億円と前年比72億円増加(1.8%)いたしました。 (単位:億円) 2025年3月末   2026年3月末   増減 総資産   134,467   132,713   △1,754 貸出金   78,561   80,364   1,802 有価証券   25,986   25,455   △531 預金・譲渡性預金   111,704   111,587   △116 純資産   3,844   3,916   72 (銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権) 2026年3月末の銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権は、934億円と前年比11億円増加いたしました。 また、債権が与信額に占める割合は、1.13%と前年比0.01ポイント改善いたしました。 (単位:億円) 2025年3月末   2026年3月末   増減 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   362   328   △34 危険債権   453   490   37 要管理債権   106   115   9 三月以上延滞債権   3   12   8 貸出条件緩和債権   102   103   0 合計   922   934   11 (与信額に占める割合)   (1.14%)   (1.13%)   (△0.01%) (有価証券の評価損益) 2026年3月末の有価証券の評価損益は、132億円の評価損となり前年比80億円減少いたしました。内訳としては、株式は783億円の評価益となり前年比216億円減少、債券は910億円の評価損となり同158億円の増加、その他は5億円の評価損となり同22億円減少いたしました。 (単位:億円) 2025年3月末   2026年3月末   増減 その他有価証券   △52   △132   △80 株式   1,000   783   △216 債券   △1,068   △910   158 その他   16   △5   △22 日経平均株価(円)   35,617.56   51,063.72   15,446.16 長期国債利回(%)   1.485   2.345   0.860 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度に比べ3,698億円減少し2兆2,637億円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加及び借用金の減少等により3,751億円の支出(前連結会計年度は674億円の支出)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入等により199億円の収入(前連結会計年度は3,285億円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いによる支出及び自己株式の取得による支出等により146億円の支出(前連結会計年度は90億円の支出)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (国内・海外別収支) 国内業務部門では、資金運用収支が貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加等を主因として前連結会計年度比150億47百万円増加の925億円、役務取引等収支がローン団信保険料及び保証料の増加等を主因として同2億34百万円減少の178億42百万円、その他業務収支が国債等債券売却損の増加等を主因として同517億54百万円減少し△523億22百万円となりました。 国際業務部門では、資金運用収支が有価証券利息配当金の増加等を主因として前連結会計年度比2億43百万円増加の6億11百万円、役務取引等収支が同3百万円減少の1億71百万円、その他業務収支が国債等債券売却損の減少等を主因として同17億37百万円増加の9億49百万円となりました。 この結果、合計では、資金運用収支が前連結会計年度比152億90百万円増加の931億11百万円、役務取引等収支が同2億38百万円減少の180億13百万円、その他業務収支が同500億17百万円減少の△513億73百万円となり、収支合算では同349億65百万円減少の597億51百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   相殺消去額 (△)   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   77,452   368   -   77,821 当連結会計年度   92,500   611   -   93,111 うち資金運用収益   前連結会計年度   86,046   496   14   86,527 当連結会計年度   117,679   843   31   118,491 うち資金調達費用   前連結会計年度   8,593   127   14   8,706 当連結会計年度   25,179   231   31   25,379 役務取引等収支   前連結会計年度   18,076   174   -   18,251 当連結会計年度   17,842   171   -   18,013 うち役務取引等収益   前連結会計年度   30,095   216   -   30,311 当連結会計年度   31,319   211   -   31,531 うち役務取引等費用   前連結会計年度   12,019   41   -   12,060 当連結会計年度   13,477   40   -   13,518 その他業務収支   前連結会計年度   △568   △787   -   △1,355 当連結会計年度   △52,322   949   -   △51,373 うちその他業務収益   前連結会計年度   25,017   552   -   25,570 当連結会計年度   27,842   949   -   28,792 うちその他業務費用   前連結会計年度   25,586   1,339   -   26,926 当連結会計年度   80,165   -   -   80,165 (注)1.当行及び連結子会社は海外拠点を有していないので、(国内・海外別貸出金残高の状況)を除き、以下の各表とも「国内業務部門」「国際業務部門」に区分して記載しております。なお、「国内業務部門」とは当行及び連結子会社の円建取引であり、「国際業務部門」とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2.「資金調達費用」は、金銭の信託運用見合費用を控除して表示しております。 3.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 (国内・海外別資金運用/調達の状況) 国内業務部門では、資金運用勘定は、平均残高が貸出金の増加等を主因として前連結会計年度比568億13百万円増加の12兆6,045億2百万円、利回りが同0.25ポイント上昇の0.93%となり、受取利息は同316億33百万円増加の1,176億79百万円となりました。また、資金調達勘定は、平均残高が債券貸借取引受入担保金の増加等を主因として前連結会計年度比438億73百万円増加の12兆5,767億96百万円、利回りが同0.14ポイント上昇の0.20%となり、支払利息は同165億86百万円増加の251億79百万円となりました。 国際業務部門では、資金運用勘定は、平均残高がコールローンの減少等を主因として前連結会計年度比22億95百万円減少の232億6百万円、利回りが同1.69ポイント上昇の3.63%となり、受取利息は同3億47百万円増加の8億43百万円となりました。また、資金調達勘定は、平均残高が預金及び債券貸借取引受入担保金の減少等を主因として前連結会計年度比29億92百万円減少の225億25百万円、利回りが同0.52ポイント上昇の1.02%となり、支払利息は同1億4百万円増加の2億31百万円となりました。 この結果、合計では、資金運用勘定は平均残高が前連結会計年度比596億49百万円増加の12兆6,175億76百万円、利回りが同0.25ポイント上昇の0.93%となり、受取利息が同319億64百万円増加の1,184億91百万円となりました。資金調達勘定は平均残高が前連結会計年度比460億13百万円増加の12兆5,891億89百万円、利回りが同0.14ポイント上昇の0.20%となり、支払利息は同166億73百万円増加の253億79百万円となりました。 (① 国内業務部門) 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   12,547,689   86,046   0.68 当連結会計年度   12,604,502   117,679   0.93 うち貸出金   前連結会計年度   7,596,721   66,847   0.87 当連結会計年度   8,132,903   88,588   1.08 うち商品有価証券   前連結会計年度   1,872   4   0.24 当連結会計年度   1,911   6   0.33 うち有価証券   前連結会計年度   2,528,608   13,497   0.53 当連結会計年度   2,607,027   18,426   0.70 うちコールローン 及び買入手形   前連結会計年度   157,301   442   0.28 当連結会計年度   131,205   816   0.62 うち買現先勘定   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち債券貸借取引 支払保証金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち預け金   前連結会計年度   2,239,534   5,089   0.22 当連結会計年度   1,714,561   9,670   0.56 資金調達勘定   前連結会計年度   12,532,923   8,593   0.06 当連結会計年度   12,576,796   25,179   0.20 うち預金   前連結会計年度   10,599,978   6,436   0.06 当連結会計年度   10,659,088   19,024   0.17 うち譲渡性預金   前連結会計年度   264,848   206   0.07 当連結会計年度   228,406   575   0.25 うちコールマネー 及び売渡手形   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち売現先勘定   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   661,199   1,609   0.24 当連結会計年度   761,150   4,325   0.56 うちコマーシャル・ ペーパー   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち借用金   前連結会計年度   987,646   313   0.03 当連結会計年度   904,044   1,148   0.12 (注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。 2.「資金調達勘定」は、金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息をそれぞれ控除して表示しております。 (② 国際業務部門) 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   25,501   496   1.94 当連結会計年度   23,206   843   3.63 うち貸出金   前連結会計年度   140   3   2.32 当連結会計年度   138   2   1.64 うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   15,617   425   2.72 当連結会計年度   15,919   797   5.01 うちコールローン 及び買入手形   前連結会計年度   603   26   4.42 当連結会計年度   462   19   4.24 うち買現先勘定   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち債券貸借取引 支払保証金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち預け金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - 資金調達勘定   前連結会計年度   25,517   127   0.50 当連結会計年度   22,525   231   1.02 うち預金   前連結会計年度   9,258   73   0.79 当連結会計年度   8,534   49   0.58 うち譲渡性預金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うちコールマネー 及び売渡手形   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち売現先勘定   前連結会計年度   221   12   5.51 当連結会計年度   3,581   150   4.20 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   487   27   5.59 当連結会計年度   -   -   - うちコマーシャル・ ペーパー   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち借用金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - (③ 合計) 種類   期別   平均残高(百万円)   利息(百万円)   利回り (%) 小計   相殺消去額 (△)   合計   小計   相殺消去額 (△)   合計 資金運用勘定   前連結会計年度   12,573,191   15,264   12,557,927   86,542   14   86,527   0.68 当連結会計年度   12,627,708   10,132   12,617,576   118,522   31   118,491   0.93 うち貸出金   前連結会計年度   7,596,861   -   7,596,861   66,850   -   66,850   0.87 当連結会計年度   8,133,041   -   8,133,041   88,590   -   88,590   1.08 うち商品有価証券   前連結会計年度   1,872   -   1,872   4   -   4   0.24 当連結会計年度   1,911   -   1,911   6   -   6   0.33 うち有価証券   前連結会計年度   2,544,225   -   2,544,225   13,922   -   13,922   0.54 当連結会計年度   2,622,946   -   2,622,946   19,224   -   19,224   0.73 うちコールローン 及び買入手形   前連結会計年度   157,904   -   157,904   469   -   469   0.29 当連結会計年度   131,668   -   131,668   836   -   836   0.63 うち買現先勘定   前連結会計年度   -   -   -   -   -   -   - 当連結会計年度   -   -   -   -   -   -   - うち債券貸借取引 支払保証金   前連結会計年度   -   -   -   -   -   -   - 当連結会計年度   -   -   -   -   -   -   - うち預け金   前連結会計年度   2,239,534   -   2,239,534   5,089   -   5,089   0.22 当連結会計年度   1,714,561   -   1,714,561   9,670   -   9,670   0.56 資金調達勘定   前連結会計年度   12,558,440   15,264   12,543,176   8,721   14   8,706   0.06 当連結会計年度   12,599,321   10,132   12,589,189   25,410   31   25,379   0.20 うち預金   前連結会計年度   10,609,237   -   10,609,237   6,509   -   6,509   0.06 当連結会計年度   10,667,623   -   10,667,623   19,074   -   19,074   0.17 うち譲渡性預金   前連結会計年度   264,848   -   264,848   206   -   206   0.07 当連結会計年度   228,406   -   228,406   575   -   575   0.25 うちコールマネー 及び売渡手形   前連結会計年度   -   -   -   -   -   -   - 当連結会計年度   -   -   -   -   -   -   - うち売現先勘定   前連結会計年度   221   -   221   12   -   12   5.51 当連結会計年度   3,581   -   3,581   150   -   150   4.20 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   661,686   -   661,686   1,636   -   1,636   0.24 当連結会計年度   761,150   -   761,150   4,325   -   4,325   0.56 うちコマーシャル・ペーパー   前連結会計年度   -   -   -   -   -   -   - 当連結会計年度   -   -   -   -   -   -   - うち借用金   前連結会計年度   987,646   -   987,646   313   -   313   0.03 当連結会計年度   904,044   -   904,044   1,148   -   1,148   0.12 (注)1.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。 2.「資金調達勘定」は、金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息をそれぞれ控除して表示しております。 (国内・海外別役務取引の状況) 国内業務部門の役務取引等収益は前連結会計年度比12億24百万円増加の313億19百万円、役務取引等費用は同14億58百万円増加の134億77百万円となりました。この結果、合計の役務取引等収益は前連結会計年度比12億19百万円増加の315億31百万円、役務取引等費用は同14億58百万円増加の135億18百万円となり、役務取引等収支は同2億38百万円減少の180億13百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   30,095   216   30,311 当連結会計年度   31,319   211   31,531 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   11,689   56   11,745 当連結会計年度   12,049   55   12,105 うち為替業務   前連結会計年度   6,504   143   6,647 当連結会計年度   6,796   137   6,934 うち証券関連業務   前連結会計年度   2,183   4   2,187 当連結会計年度   2,316   4   2,321 うち代理業務   前連結会計年度   5,952   -   5,952 当連結会計年度   5,744   -   5,744 うち保護預り・貸金庫業務   前連結会計年度   227   -   227 当連結会計年度   201   -   201 うち保証業務   前連結会計年度   852   11   863 当連結会計年度   782   12   795 役務取引等費用   前連結会計年度   12,019   41   12,060 当連結会計年度   13,477   40   13,518 うち為替業務   前連結会計年度   728   0   729 当連結会計年度   899   0   899 (国内・海外別預金残高の状況) ○預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   11,088,578   7,652   11,096,231 当連結会計年度   11,116,091   8,725   11,124,817 うち流動性預金   前連結会計年度   9,224,409   -   9,224,409 当連結会計年度   9,232,343   -   9,232,343 うち定期性預金   前連結会計年度   1,693,644   -   1,693,644 当連結会計年度   1,720,747   -   1,720,747 うちその他   前連結会計年度   170,525   7,652   178,178 当連結会計年度   163,000   8,725   171,726 譲渡性預金   前連結会計年度   74,198   -   74,198 当連結会計年度   33,942   -   33,942 総合計   前連結会計年度   11,162,776   7,652   11,170,429 当連結会計年度   11,150,033   8,725   11,158,759 (注)1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 2.定期性預金=定期預金 (国内・海外別貸出金残高の状況) ○業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 国内 (除く特別国際金融取引勘定分)   7,856,186   100.00   8,036,470   100.00 製造業   408,256   5.20   462,212   5.75 農業,林業   30,602   0.39   35,465   0.44 漁業   1,518   0.02   1,455   0.02 鉱業,採石業,砂利採取業   4,760   0.06   5,021   0.06 建設業   267,227   3.40   287,469   3.58 電気・ガス・熱供給・水道業   152,396   1.94   162,634   2.02 情報通信業   60,871   0.78   40,575   0.51 運輸業,郵便業   185,513   2.36   222,445   2.77 卸売業,小売業   604,379   7.69   642,055   7.99 金融業,保険業   445,404   5.67   749,873   9.33 不動産業,物品賃貸業   729,016   9.28   819,148   10.19 各種サービス業   522,284   6.65   497,290   6.19 地方公共団体等   2,204,744   28.06   1,801,280   22.41 その他   2,239,211   28.50   2,309,540   28.74 特別国際金融取引勘定分   -   -   -   - 政府等   -   -   -   - 金融機関   -   -   -   - その他   -   -   -   - 合計   7,856,186   ――   8,036,470   ―― (注) 「国内」とは当行及び連結子会社であります。 (国内・海外別有価証券の状況) ○有価証券残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   1,000,319   -   1,000,319 当連結会計年度   1,074,782   -   1,074,782 地方債   前連結会計年度   815,068   -   815,068 当連結会計年度   783,659   -   783,659 短期社債   前連結会計年度   4,992   -   4,992 当連結会計年度   2,999   -   2,999 社債   前連結会計年度   476,341   -   476,341 当連結会計年度   418,717   -   418,717 株式   前連結会計年度   143,448   -   143,448 当連結会計年度   122,020   -   122,020 その他の証券   前連結会計年度   150,692   7,827   158,520 当連結会計年度   118,576   24,788   143,364 合計   前連結会計年度   2,590,862   7,827   2,598,690 当連結会計年度   2,520,756   24,788   2,545,544 (注) 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (自己資本比率等の状況) 自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 2024年3月末より最終化されたバーゼルⅢを適用しており、2026年3月末の自己資本比率は、連結ベースでは13.18%、単体ベースでは12.80%となりました。 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては基礎的内部格付手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日   2026年3月31日 1.連結自己資本比率(2/3)   13.00   13.18 2.連結における自己資本の額   3,647   3,794 3.リスク・アセットの額   28,054   28,771 4.連結総所要自己資本額   1,122   1,150 単体自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日   2026年3月31日 1.単体自己資本比率(2/3)   12.66   12.80 2.単体における自己資本の額   3,494   3,628 3.リスク・アセットの額   27,595   28,332 4.単体総所要自己資本額   1,103   1,133 (資産の査定) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(億円)   金額(億円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   351   318 危険債権   453   490 要管理債権   106   115 正常債権   79,803   81,703 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当行グループの当連結会計年度の経営成績は、経常収益が貸出金利息や預け金利息の増加などから2,359億円と852億円の増加となりました。経常費用は預金利息の増加などにより1,983億円と758億円の増加となりました。その結果、経常利益は375億円と94億円の増益、また、親会社株主に帰属する当期純利益は256億円と49億円の増益となりました。この主な要因分析等につきましては、前段「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当行グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであり、これらのリスクは独立して発生するとは限らず、あるリスクの発生が他のリスクの発生につながり、様々なリスクを増大させる可能性があります。場合によっては、信用コストの増加や保有有価証券の減損・評価損など、相当の影響を及ぼすものと認識しております。 当行では、想定される具体的なリスクについて、機動的に(原則毎月)その発生の「影響度」と「蓋然性」を確認の上、その重要性を判定しており、早期予兆管理とコントロールするための施策を講じることに努めております。また、発生した場合には、迅速かつ適切な対応に努める所存であります。 2025年度が最終年度となった中期経営計画『新たな成長へのチャレンジ』で掲げた、目標となる経営指標に対する結果は以下のとおりとなりました。 目標とする経営指標   2025年度実績(前年比)   2025年度計画 親会社株主に帰属する当期純利益  (連結)   256億円(49億円)   170億円 自己資本比率  (連結)   13.18% (0.18%)   14%程度 長期的に目指す経営指標   2025年度実績(前年比)   2025年度計画   長期目標 ROE (連結)   6.66% (1.66%)   4%程度   5%程度 コアOHR (連結)   62.25%(△6.17%)   70%程度   60%台 親会社株主に帰属する当期純利益は2024年度に前倒しで計画を達成しており、2025年度は前年比増益によりさらに利益の上積みを達成しました。また、長期的に目指す経営指標として掲げているROE、コアOHRにつきましても同様に前倒しで計画を達成しており、2025年度はより改善が図られました。自己資本比率は、株主還元方針の拡充などにより14%に届かなかったものの、十分な健全性を維持しています。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当行グループの当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローが3,751億円の支出(前年比3,076億円の支出増加)となりました。これは、貸出金の増加及び借用金の減少等が主因となります。このほか、有価証券の売却や償還による収入等により、投資活動によるキャッシュ・フローは、199億円の収入(前年比3,484億円の収入増加)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いによる支出及び自己株式の取得による支出等により、146億円の支出(前年比56億円の支出増加)となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、2兆2,637億円と前連結会計年度に比べ3,698億円減少しておりますが、資本の財源や資金の流動性は十分に維持されております。なお、当行グループの主な設備投資の内容については、「第3 設備の状況」に記載のとおりであり、設備投資の資金源は自己資金であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当行グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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