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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

岡三証券グループ

OKASAN SECURITIES GROUP INC.8609 · Prime · 証券、商品先物取引業

総合証券グループ。個人・法人向けに株式・債券の売買仲介、引受、資産運用サービスを提供。

概要

岡三証券グループは、1944年に設立された岡三証券を源流とする総合証券グループである。2003年に持株会社へ移行し、中核子会社の岡三証券を通じて個人投資家向けリテール証券業務を展開する。2006年には日本初のインターネット専業証券会社を設立し、オンライン取引にいち早く参入した。2026年3月期の営業収益は956億円、純利益は214億円。従業員数3,472名。本社は東京都中央区日本橋室町。

単一セグメントで構成される投資・金融サービス業

当社グループは「投資・金融サービス業」の単一セグメントで構成される。主たる事業は金融商品取引業であり、有価証券の売買・委託媒介、引受け、募集・売出しの取扱い、私募の取扱い、金融商品仲介業等を営む。また、関連事業として情報処理サービス、事務代行、不動産管理も手がける。グループ内の主要な連結子会社には、岡三証券、岡三にいがた証券、株式会社証券ジャパン、三縁証券ウェルスマネジメント、三晃証券、岡三ビジネス&テクノロジー、岡三興業があり、海外子会社として岡三国際(亜洲)有限公司が香港に所在する。非連結子会社や持分法適用関連会社も含め、グループ全体で証券ビジネスの川上から川下までをカバーする体制をとる。

収益構造と中期経営計画の目標

2026年3月期の営業収益は955億95百万円(前期比16.7%増)、純営業収益は918億35百万円、経常利益は228億67百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は213億60百万円と過去最高を記録した。販売費・一般管理費は731億5百万円で、収益改善により利益率が向上した。中期経営計画(2023年度~2027年度)では、預り資産10兆円、ROE8%、総還元性向50%を目標に掲げる。また、2026年3月期から2028年3月期までの各期において総額100億円以上の特別配当を実施する方針を示す。収益源は、株式・債券の委託手数料、引受け・売出しの手数料、資産管理型サービスのストック収益など多岐にわたる。

全国に広がる営業拠点と地域金融機関との連携

グループの営業網は国内外に広がる。中核の岡三証券は東京・大阪・名古屋など主要都市に本支店を置くほか、岡三にいがた証券が新潟県、株式会社証券ジャパンが東北地方、三縁証券ウェルスマネジメントが関西・中部地方、三晃証券が中国・四国地方と、地域密着型の子会社が補完する。2025年4月には三晃証券ウェルスマネジメントが営業を開始し、金融商品仲介業(IFA)への転換を進める。また、地域金融機関とのパートナーシップを強化し、共存共栄を掲げる。海外では香港の岡三国際(亜洲)がアジア市場での業務を担う。

オンライン証券の先駆者としての歴史

2006年1月、岡三証券グループは日本で初めてのインターネット専業証券会社となる岡三オンライン証券を設立した。低手数料と使いやすい取引プラットフォームで個人投資家から支持を集め、ネット取引分野で確固たる地位を築いた。2022年1月には、岡三証券が岡三オンライン証券を吸収合併し、対面とデジタルの融合を図った。現在はスマートフォンアプリ「OKASAN Plus」を提供し、非対面チャネルの強化を継続している。このオンライン戦略がグループ全体の競争力の源泉となっている。

業界の中での役割は証券会社(金融商品取引業者)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
956億円
営業利益
187億円
営業利益率
19.6%
純利益
214億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01投資・金融サービス業主力

当社グループは、有価証券の売買・委託媒介、引受け、募集・売出しの取扱い、私募の取扱い、その他金融商品取引業、付随業務、金融商品仲介業等を展開。また、情報処理サービス、事務代行、不動産管理等の関連事業も営む。単一セグメント事業。

主な製品・サービス5
有価証券の売買等及び委託媒介
株式・債券等の売買の仲介・執行サービス。
有価証券の引受け及び売出し
企業の資金調達を支援する引受・売出し業務。
有価証券の募集及び売出しの取扱い
投資家への販売代理業務。
私募の取扱い
特定投資家向けの非公開での有価証券発行の取扱い。
金融商品仲介業
他の金融機関との連携による仲介サービス。

製品と技術

有価証券の売買・委託媒介と執行サービス

グループの核心業務は、株式・債券等の売買の仲介・執行である。岡三証券が対面チャネルで、岡三オンライン証券(現・岡三証券に統合)がネットチャネルで個人投資家の注文を受け付ける。信用取引や先物・オプション取引も提供。2026年3月期の純営業収益918億円のうち、受入手数料が大きな割合を占める。また、顧客分別金信託の管理やトレーディング商品の自己売買も行う。執行品質の向上と手数料競争に対応するため、システム投資を継続している。

引受け・売出し業務による企業資金調達支援

企業の資金調達を下支えする引受け・売出し業務も重要な柱である。株式公開(IPO)や公募増資、社債発行の引き受けを手がける。中堅・中小企業を中心に実績を持ち、地域密着型のネットワークを活用する。2025年度には三晃証券ウェルスマネジメントや三縁証券ウェルスマネジメントが金融商品仲介業者として、引受け案件の販売にも関与する。私募の取扱いでは、特定投資家向けの非公開有価証券発行をサポートする。

オンライン取引プラットフォームとスマートフォンアプリ

2022年に岡三証券が岡三オンライン証券を吸収合併した後も、オンライン取引の機能は統合された。スマートフォンアプリ「OKASAN Plus」を2023年度にリリースし、顧客の資産管理や取引をワンストップで行えるようにした。また、銀行サービス「岡三BANK」やファンドラップ「岡三UBSファンドラップ」をアプリ上で連携させ、ストック型収益の拡大を図る。これらのデジタルツールは、対面営業と組み合わせたハイブリッドモデルの要となっている。

金融商品仲介業(IFA)への転換とプラットフォーム事業

グループは、子会社の証券会社を金融商品仲介業者(IFA)へ転換する戦略を推進している。2025年5月、三縁証券がIFAに業態転換し三縁証券ウェルスマネジメントに商号変更。地域金融機関と連携し、証券業務のプラットフォームを提供するモデルである。これにより、グループ全体の預り資産拡大を目指す。また、2026年8月には岡三ビジネス&テクノロジーと証券ジャパンの経営統合を予定し、ミドル・バックオフィス業務を強化する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

中堅証券で地域密着、海外比率低めで内需依存

岡三証券グループは中堅の証券会社として、国内の個人・法人顧客を中心に営業基盤を構築している。同業他社と比較すると、AIフュージョンキャピタルグループやFUNDINNOが新興・成長分野に注力する一方、当社は伝統的な対面営業とリテール事業を強みとする。近年は収益力の改善が見られ、売上高は横ばいながら営業利益率は2025年3月期に15.63%と高水準を記録し、2026年3月期にはさらに19.56%まで上昇する見込みである。これはコスト管理や業務効率化の成果であり、収益構造の強化が進んでいることを示す。一方で、海外展開や新規ビジネスへのシフトは限定的であり、国内市場への依存度が高い。今後の成長には、デジタル化対応や非対面チャネルの強化、富裕層向けサービスの拡充などが課題となる。

強み

  • 営業利益率が15%超で、業界平均を上回る収益力を有する
  • 国内の個人・法人顧客を中心に安定的な収益源を持つ
  • 効率的な経営で利益率を改善し、収益構造を強化
  • 地域に根差した営業網で顧客との関係を深めている

課題

  • 海外展開が限定的で、グローバル市場の成長を取り込めない
  • 国内景気や市況の影響を受けやすく、リスク分散が不十分
  • オンライン取引やフィンテック競争で後れを取る可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字が岡三証券グループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18425みずほリース3,918億円8.2倍
28570イオンフィナンシャルサービス3,545億円16.8倍
38522名古屋銀行3,525億円17.3倍
48628松井証券3,067億円19.7倍
54373シンプレクス・ホールディングス2,840億円26.5倍
68609岡三証券グループ2,751億円11.2倍
78616東海東京フィナンシャル・ホールディングス2,319億円13.6倍
82127日本M&Aセンターホールディングス2,224億円16.8倍
98566リコーリース2,125億円16.3倍
108511日本証券金融2,042億円19.0倍
118698マネックスグループ1,797億円16.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

岡三商店の改組から証券会社として出発した1944年

1923年4月に創業した岡三商店を母体に、1944年8月、岡三証券株式会社が三重県津市で設立された。戦時統合の流れのなかでの発足である。1948年7月には証券取引法に基づく証券業者として登録。翌1949年10月に本店を大阪市東区北浜へ移転し、同年12月には鈴木証券を吸収合併した。戦後復興期から地方証券の統合を積極的に進め、経営基盤を拡大した。

全国展開と東京証券取引所への上場

1950年代から1960年代にかけて、吉村証券(東京)、丸米証券(名古屋)、中屋証券(京都)、興隆証券(広島)、三宝証券(神戸)など各地の証券会社の営業権を譲り受け、全国ネットワークを構築した。1965年10月、本店を東京都中央区日本橋江戸橋に移転し、東京に拠点を置く。1973年6月、東京・大阪両証券取引所市場第二部に株式を上場。1975年11月には第一部に指定され、名古屋証券取引所にも上場した。

持株会社体制への移行とグループ再編

2003年10月、岡三証券は持株会社へ移行し、商号を岡三ホールディングス株式会社に変更した。証券業を新設分割で岡三証券分割準備株式会社(後の岡三証券)に承継させ、グループ経営を開始する。2006年1月には岡三オンライン証券を設立。2008年4月には岡三証券が岡三経済研究所を吸収合併し、日本投信委託と岡三投資顧問が合併して岡三アセットマネジメントとなる。同年10月、商号を株式会社岡三証券グループに変更した。

オンライン証券の統合と地域子会社の再編

2022年1月、岡三証券が岡三オンライン証券を吸収合併し、インターネット専業の強みを本体に取り込んだ。同年4月、東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ移行。2025年度には三晃証券ウェルスマネジメントの営業開始、岡三情報システムと岡三ビジネスサービスの合併による岡三ビジネス&テクノロジーの発足、三縁証券の金融商品仲介業者への転換など、グループ再編が相次いだ。2025年9月には岡三キャピタルパートナーズ(SBI岡三オルタナティブ・インベストメント)を連結対象から外し、資産運用分野の提携関係を変化させている。

年表44件を開く

1940年代

  • 1944年8月創業岡三商店(創業1923年4月)を改組して岡三証券株式会社を設立(本店:三重県津市京口町)
  • 1948年7月証券取引法に基づく証券業者として登録
  • 1949年10月本店を大阪市東区北浜に移転
  • 1949年12月M&A鈴木証券株式会社(大阪)を吸収合併

1950年代

  • 1954年4月岡三興業株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 1956年10月吉村証券株式会社(東京)の営業権譲受け
  • M&A丸米証券株式会社(名古屋)を吸収合併
  • 1958年2月中屋証券株式会社(京都)の営業権譲受け
  • 1959年6月興隆証券株式会社(広島)の営業権譲受け

1960年代

  • 1961年1月三宝証券株式会社(神戸)の営業権譲受け
  • 1964年10月創業日本投信委託株式会社を設立
  • 1965年10月本店を東京都中央区日本橋江戸橋に移転
  • 1968年4月大蔵大臣より改正証券取引法による免許を受く

1970年代

  • 1973年6月上場当社株式を東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場
  • 1975年11月当社株式、東京・大阪両証券取引所市場第一部に指定
  • 1976年12月岡三国際(亜洲)有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 1978年8月上場当社株式を名古屋証券取引所市場第一部に上場

1980年代

  • 1980年7月創業株式会社岡三インフォメーション・サービスを設立
  • 1981年8月創業調査部・投資顧問室を分離し、株式会社岡三経済研究所を設立
  • 1984年9月創業岡三投資顧問株式会社を設立
  • 1986年10月商号変更株式会社岡三インフォメーション・サービスが岡三情報システム株式会社へ商号変更

1990年代

  • 1996年3月創業岡三ビジネスサービス株式会社を設立
  • 1998年12月改正証券取引法に基づく総合証券会社として登録

2000年代

  • 2002年4月M&A日恵証券株式会社と東京連合証券株式会社が合併し、三晃証券株式会社(現・連結子会社)に商号変更
  • 2003年10月商号変更当社の証券業その他の営業を会社分割により岡三証券分割準備株式会社(現・岡三証券株式会社、連結子会社)に承継させ、持株会社に移行するとともに、岡三ホールディングス株式会社に商号変更
  • 2006年1月創業岡三オンライン証券株式会社を設立
  • 2008年4月M&A岡三証券株式会社が株式会社岡三経済研究所を吸収合併
  • M&A日本投信委託株式会社と岡三投資顧問株式会社が合併し、岡三アセットマネジメント株式会社に商号変更
  • 2008年10月商号変更株式会社岡三証券グループへ商号変更

2010年代

  • 2010年4月M&A六二証券株式会社と大石証券株式会社が合併し、三縁証券株式会社に商号変更
  • 2011年1月室町本社を開設し、本社機能を東京都中央区日本橋室町に移転
  • 2012年7月M&A丸福証券株式会社が新和証券株式会社を子会社化
  • 2013年1月M&A丸福証券株式会社が新和証券株式会社を吸収合併
  • 2014年4月商号変更丸福証券株式会社が岡三にいがた証券株式会社(現・連結子会社)に商号変更
  • 2018年9月創業岡三キャピタルパートナーズ株式会社を設立

2020年代

  • 2021年3月M&A株式会社証券ジャパン(現・連結子会社)を子会社化
  • 2022年1月M&A岡三証券株式会社が岡三オンライン証券株式会社を吸収合併
  • 2022年4月当社株式、東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ移行
  • 2022年11月岡三アセットマネジメント株式会社(現・SBI岡三アセットマネジメント株式会社)を連結子会社から持分法適用関連会社へ異動
  • 2024年6月本店を東京都中央区日本橋室町に移転
  • 2025年4月三晃証券ウェルスマネジメント株式会社(現・非連結子会社)が営業を開始
  • M&A岡三情報システム株式会社が岡三ビジネスサービス株式会社を吸収合併、岡三ビジネス&テクノロジー株式会社(現・連結子会社)に商号変更
  • 2025年5月商号変更三縁証券株式会社が金融商品仲介業者へ業態転換し、三縁証券ウェルスマネジメント株式会社(現・連結子会社)に商号変更
  • 2025年9月岡三キャピタルパートナーズ株式会社(現・SBI岡三オルタナティブ・インベストメント株式会社)、OCP1号投資事業有限責任組合、OCP2号投資事業有限責任組合の株式等譲渡により、連結子会社から除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 預り資産2028年3月期まで10兆円
  • ROE2028年3月期まで8%
  • 総還元性向2028年3月期まで50%
  • 特別配当総額2028年3月期まで総額100億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    One to One マーケティングの強化

    お客様一人ひとりのニーズに応えるため、資産全体を捉えたトータルコンサルティングを推進し、スマートフォンアプリや資産管理ツールを活用して付加価値の高いウェルスマネジメントを提供する。

  2. 02

    プラットフォームの高度化

    証券子会社の業務統合や中堅中小証券のIFA転換支援、地域金融機関との連携を通じて、証券ビジネスのプラットフォーム機能を強化し、多様な商品・サービスの提供と共存共栄を図る。

  3. 03

    コーポレートブランディングの進化

    経営基盤の確立と企業価値向上に向け、従業員体験価値(EX)の向上や新人事制度による人材基盤の拡充を進め、多様な人材から選ばれる会社を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,472人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,128万円で、9期前と比べて+7.5%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は14.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,454
2018年3月3,553
2019年3月1,04952.03.03,595
2020年3月86352.02.03,451
2021年3月96253.02.03,607
2022年3月1,17753.02.03,609
2023年3月1,19452.03.03,358
2024年3月1,05049.02.03,281
2025年3月1,21047.016.03,343383
2026年3月1,12845.014.03,472539

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 9 / 海外 1、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
岡三にいがた証券株式会社 本店 — 新潟県長岡市808百万円
室町本社 — 東京都中央区469百万円
岡三証券株式会社 室町本店 — 東京都中央区221百万円
岡三証券株式会社 兜町オフィス — 〃〃138百万円
岡三証券株式会社 ちばぎんビル — 〃〃41百万円
岡三証券株式会社 名古屋支店 — 名古屋市中村区36百万円
株式会社証券ジャパン 本社 — 東京都中央区33百万円
岡三証券株式会社 岡三コンタクトセンター — 〃 台東区31百万円
三縁証券ウェルスマネジメント株式会社 本店 — 名古屋市中村区26百万円
岡三ビジネス&テクノロジー株式会社 — 〃 台東区24百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    岡三証券株式会社(注1,3)
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岡三にいがた証券株式会社
    新潟県長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社証券ジャパン(注1)
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三縁証券ウェルスマネジメント 株式会社
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三晃証券株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    岡三国際(亜洲)有限公司(注1)
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岡三ビジネス&テクノロジー 株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岡三興業株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    丸國証券株式会社
    東京都中央区 · 持分法適用会社
    議決権23.0%
  • 国内
    SBI岡三アセットマネジメント 株式会社(注2)
    東京都中央区 · 持分法適用会社
    議決権49.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は956億円営業利益187億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.7%、利益が+46.1%。

売上高
+16.7%
956億円
営業利益
+46.1%
187億円
純利益
+82.9%
214億円
営業利益率
19.6%
前期比 +3.9%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は316億円、営業利益は108億円。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q81916
2019年4Q679−1
2020年4Q650−3
2021年4Q67336
2022年4Q73961
2023年4Q666−20
2024年4Q84534
2025年4Q819566.850
2026年4Q95612413.0152
2027年1Q31610834.280

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は787億円から956億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は19.6%。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
丸福証券株式会社が新和証券株式会社を吸収合併
2013年3月787188143
丸福証券株式会社が岡三にいがた証券株式会社(現・連結子会社)に商号変更
2014年3月1,014343173
2015年3月946272141
2016年3月829174111
2017年3月806154105
岡三キャピタルパートナーズ株式会社を設立
2018年3月81912859
2019年3月679299
2020年3月6505536
株式会社証券ジャパン(現・連結子会社)を子会社化
2021年3月6737460
岡三証券株式会社が岡三オンライン証券株式会社を吸収合併
2022年3月73969101
2023年3月66645
2024年3月845181132
三縁証券株式会社が金融商品仲介業者へ業態転換し、三縁証券ウェルスマネジメント株式会社(現・連結子会社)に商号変更
2025年3月81912815615.6117
2026年3月95618722919.6214

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益956億円のうち、営業利益として残るのは187億円19.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は214億円、売上の22.4%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%をちょうど並ぶ水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金4.0%38億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金76.5%731億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益19.6%187億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比0.0pt
19.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
22.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.2pt
9.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが628億円、投資CFが48億円で、差し引きのフリーCFは676億円期末の手元現金は783億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−362−30362395
2014年3月353−47−250454
2015年3月643−8−589506
2016年3月137−104−3532
2017年3月522−41−502512
2018年3月−1297154541
2019年3月399−51−249642
2020年3月85−29−60638
2021年3月−409−37426625
2022年3月−4270133798
2023年3月−1417166840
2024年3月−4824−44778
2025年3月−20762−185447
2026年3月62848−350783

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2,310億円で、自己資本比率は16.5%(業種中央値34.9%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月0.721,3360.5915.5
2014年3月0.611,5280.4621.0
2015年3月0.651,7140.4822.2
2016年3月0.521,7210.3428.4
2017年3月0.551,7830.3728.4
2018年3月0.481,8000.3033.0
2019年3月0.431,7520.2535.5
2020年3月0.441,6440.2835.4
2021年3月0.781,9030.5921.4
2022年3月0.821,8990.6320.6
2023年3月0.881,8560.6919.7
2024年3月1.212,1420.9916.5
2025年3月1.382,0821.1715.1
2026年3月1.402,3101.1716.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
837億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,483億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1.2兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
51
/ 100
安定性自己資本比率11 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業収益成長率37社中15位あたり、逆に低いのは配当利回り37社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.7%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
19.6%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
16.5%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
16.7%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 4.3%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,190で、1年前と比べて+83.7%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥1,190-3.1%1ヶ月+9.0%1年+83.7%時価総額2,751億円
過去52週の値幅
安値¥655高値¥1,254

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.2倍
PBR1.01倍
配当利回り4.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月4日に前日比3.53%安の1092円。直近1カ月では8.55%上昇しており、6月下旬の943円から堅調に切り上がる展開。7月30日には出来高131万株を伴い1109円まで急伸する場面もあった。3月安値圏から25日線(1038円)を上回って推移し、52週高値の1166円に接近。RSIは61.95とやや過熱感はあるが、上昇トレンドは継続中とみられる。ただし、高値圏での上値抵抗も意識され、需給の変化には注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 10.1倍は業界平均12.18倍を下回り、PBR 0.9459倍は同1.4倍を大きく下回り、割安感が強い。ROE 9.7%は平均並みで、収益性は標準的。配当利回り4.58%は業界平均4.37%を上回り、利回りが高い。市況で業績が変動しやすい証券業だが、直近の営業収益は845→956億円と増加し、純利益も132→214億円と成長している。PBRが1倍未満である点は特に割安であり、配当利回りも魅力的。ただし、市況依存度の高さがリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.2倍14.3倍
PBR1.01倍1.43倍
ROE9.7%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

市場取引の活発化と投資信託販売の拡大により業績が好調で、株価も上昇している。強気派は、日経平均の上昇や個人投資家の参加拡大で証券会社の収益が伸びるとみる。一方、弱気派は、市場の調整局面では収益が急減するリスクや、オンライン証券との競争激化による手数料低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 業績の大幅改善

    2026年3月期予想の純利益は214億円と前期の117億円からほぼ倍増。

  • 市場環境の追い風

    日経平均の上昇で株式委託手数料や投信販売が伸びている。

  • 資本効率の改善

    ROEは9.7%と高く、PBR0.95倍は業界平均と比べ割安感がある。

  • 営業利益率19.56%へ3.93pt改善通年影響

    2026/3期の営業利益率は19.56%と前期の15.63%から3.93pt改善、営業利益187億円

  • 純利益214億円へ前期比1.8倍通年影響

    純利益は2026/3期に214億円と前期117億円から97億円増加、EPS改善が顕著

  • 配当利回り4.58%の高水準継続影響

    配当利回りは4.58%と高く、株主還元姿勢が継続する想定

  • PER10.1倍は割安水準通年影響

    予想PERは10.1倍と市場平均を下回り、収益力から見て割安

マイナスに働く材料7
  • 市場依存の収益

    売買高が低迷すると手数料収入が減少しやすい。

  • 競争激化

    ネット証券の低手数料戦略でリテール部門の採算が悪化する懸念。

  • 株価上昇の反動

    1年で株価が約8割上昇し、短期での調整リスクも意識される。

  • 市況悪化で収益変動の恐れ不定影響

    2025/3期は営業収益が819億円と前期比26億円減、市況依存の高さが顕在

  • ROE9.7%の低さがPBR抑制通年影響

    ROEは9.7%に留まり、PBR0.95倍の純資産評価は低迷が続く可能性

  • 外国人保有比率9.2%と低流動性継続影響

    外国人保有比率は9.2%と低位で、仮に売却が重なれば株価へ影響

  • 株価80%上昇後の過熱警戒不定影響

    過去1年で株価は81.54%上昇しており、短期的な調整リスク

次の決算で確かめる点
株式委託手数料
相場の活況度を示し、収益の柱であるため。
投資信託販売額
手数料収入を安定させる積立需要の動向を確認する。
預り資産残高
顧客基盤の規模と将来の収益機会を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは4.20%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.20%
いまの株価に対して
配当性向
77.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2577.1
2018年3月250.090.5
2019年3月15−40.067.3
2020年3月10−33.358.5
2021年3月1550.0877.2
2022年3月150.048.9
2023年3月2033.317.0
2024年3月3050.01851.9
2025年3月300.059.9
2026年3月5066.777.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ31,745人。区分でいちばん多いのは金融機関47.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.6%を占め、残る41.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関52.351.545.347.847.247.2
個人・その他27.127.233.330.531.531.0
自己株式3.93.911.312.112.813.5
事業法人12.211.912.910.811.311.4
外国法人7.38.27.29.28.29.2
証券会社1.11.21.31.71.81.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.52
02日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.21
03農林中央金庫4.20
04三井住友信託銀行株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.83
05大同生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.75
06三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.52
07有限会社藤精2.28
08三東株式会社2.25
09株式会社りそな銀行2.14
10株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    5.49%
    -1.03pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+48%、1株純資産は14期で+104%。直近期のROEは9.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月7256614.012.2806.5
2014年3月8765014.310.0152.7
2015年3月7172810.313.4118.2
2016年3月567407.610.585.1
2017年3月537926.912.877.1
2018年3月307913.721.590.5
2019年3月47620.695.567.3
2020年3月187882.418.758.5
2021年3月308493.714.8877.2
2022年3月518486.07.348.9
2023年3月38430.3181.617.0
2024年3月649797.112.71851.9
2025年3月581,0325.711.559.9
2026年3月1071,1549.77.777.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額237百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
新芝宏之取締役社長(代表取締役)68192,000
池田嘉宏取締役(代表取締役)64110,000
宮林綾子取締役(監査等委員)433,000
吉田慎一取締役(監査等委員)76
木村芳文取締役(監査等委員)71
佐藤慎一取締役(監査等委員)69
岡野貞彦取締役(監査等委員)67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1316033125125
取締役(社内)867678
社外取締役645458

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容637字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、主として金融商品取引業を中核とする営業活動を営んでおり、有価証券の売買等及び売買等の委託の媒介、有価証券の引受け及び売出し、有価証券の募集及び売出しの取扱い、有価証券の私募の取扱い、その他の金融商品取引業、金融商品取引業に付随する業務並びに金融商品仲介業等を営んでおります。また、関連事業として情報処理サービス、事務代行、不動産管理等の事業を営んでおります。 なお、当社グループは「投資・金融サービス業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。 また、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しております。これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、以下のとおりであります。 投資・金融サービス業 株式会社岡三証券グル|プ       <連結子会社> (国内) 岡三証券株式会社 岡三にいがた証券株式会社 株式会社証券ジャパン 三縁証券ウェルスマネジメント株式会社 三晃証券株式会社 岡三ビジネス&テクノロジー株式会社 岡三興業株式会社 (海外) 岡三国際(亜洲)有限公司 <非連結子会社> (国内) 三晃証券ウェルスマネジメント株式会社 他4社 <持分法適用関連会社> (国内) SBI岡三アセットマネジメント株式会社 丸國証券株式会社
経営方針・対処すべき課題2,607字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、持株会社である当社と国内外の連結子会社等により構成されるグループ経営を展開しており、証券ビジネスをコアとする資産運用サービスの提供を通じて持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 (2) 経営戦略等 当社は2023年度を初年度とした5ヵ年の中期経営計画を策定し、次の100年も持続的な成長を実現するための経営基盤の確立に向けて、「One to One マーケティングの強化」「プラットフォームの高度化」「コーポレートブランディングの進化」を基本方針に据え、企業価値の向上に努めております。 計画3年目となった当連結会計年度は、グループ中核企業である岡三証券株式会社において、営業基盤の拡充の一環としてソリューションビジネスを引き続き推進いたしました。また、銀行サービス「岡三BANK」やファンドラップサービス「岡三UBSファンドラップ」の活用により、ストック型収益の拡大に取り組みました。加えて、お客さま向けスマートフォンアプリ「OKASAN Plus」をリリースし、お客さま接点の高度化を図ったほか、対面営業とデジタルの融合による、岡三独自のリテール営業モデルの確立に努めました。今後も、お客さまの資産全体を捉えたトータルコンサルティングを一層推進してまいります。 証券プラットフォーム事業においては、グループ子会社を含む証券会社の金融商品仲介業者(IFA)への転換を進めたほか、地域金融機関との連携を通じて、事業の拡大を図りました。他方、オープンアーキテクチャの考えのもと、外部リソースも積極的に活用し、証券ビジネス機能を強化するとともに、お客さまへの多様な商品・ソリューションサービスの提供に努めております。プラットフォームの高度化により、独自のネットワークを充実させ、共存共栄に向けた取り組みを進めてまいります。 なお、経営目標の実現を確実なものとするために従業員体験価値(EX)の向上に努め、「一人ひとりが能力を最大限発揮できる会社」、「多様な人材から選ばれる会社」の実現に向けた新たな人事制度のもと、柔軟な働き方の推進や働きがいの向上に取り組み、人材基盤の拡充を図っております。 当社グループでは引き続き、金融のプロフェッショナルとしてより多くの「お客さまの人生」に貢献する証券グループへとさらなる発展を目指してまいります。 岡三証券グループ 中期経営計画 <Purpose(存在意義)>金融のプロフェッショナルとして「お客さまの人生」に貢献する <Vision(目指す姿)>真心のこもったサービスでお客さま一人ひとりのニーズに応えつづけるベスト・パートナー ●基本方針(ゴール) ビジネスモデルを変革し、次の100年も成長しつづける経営基盤を確立する(成長戦略)〈One to One マーケティングの強化〉 〈プラットフォームの高度化〉 〈コーポレートブランディングの進化〉 ~成長戦略の実現性を高めるために、全領域で“デジタル化”を推進する~ ●対象期間 2023年4月から2028年3月までの5年間 ●主な経営指標目標預り資産 10兆円ROE 8%総還元性向 50%2026年3月期から2028年3月期までの各期においては、総額100億円以上の特別配当を実施(注) (注) 2023年3月に公表した株主還元方針では、現中期経営計画の対象期間中、PBR1.0倍を超えるまで、年間10億円以上の自己株式取得を継続的に行うこととしておりましたが、2026年3月に新たな方針に変更しました。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界は今、AI革命によって人類社会そのものが大きく変わりつつあります。その一方で、米国の覇権秩序が揺らぐなか、地政学リスクは高く、複合的な危機が誘発されかねない状況でもあります。こうした環境だからこそ、高度な知見と確かな倫理観をもってお客さま一人ひとりの人生に金融面から寄り添うことが、証券会社に求められる重要な責務だと考えます。 当社グループは、お客さまの体験価値(CX)を向上させるべく、「One to One マーケティング」を進化させてきました。中核子会社の岡三証券株式会社においては、改革を一段と加速させるため、新年度より、経営・組織体制を刷新いたしました。リテール及びホールセールの本部制の導入により、専門性の向上と意思決定の迅速化を図っております。さらに、経営資源を「競争領域」に集中させ、強みである対面ビジネスにおいてAI等の活用により、DXを推進する方針です。スマートフォンアプリ「OKASAN Plus」の機能拡充や資産管理ツール等の活用により、付加価値の高いウェルスマネジメントを提供いたします。 プラットフォーム戦略については、岡三証券株式会社のリテール改革を梃子として、さらなる高度化を図ってまいります。2026年8月に岡三ビジネス&テクノロジー株式会社と株式会社証券ジャパンを経営統合し「岡三ビジネス&テクノロジー証券株式会社」を始動させ、ミドル・バックオフィス業務を強化することにより、プラットフォームの競争力と成長を支える存在として位置付ける方針です。そして証券会社から金融商品仲介業者(IFA)への転換を検討される中堅中小証券をはじめ、より多くの金融機関とパートナーシップを構築し、「共存共栄」の関係を築いてまいります。プラットフォーム戦略を通じ、より多くのお客さまに高度な金融サービスを提供し、日本における資産形成の底上げに貢献することを目指します。 当社グループは、「お客さまの人生に貢献する」という使命を掲げ、「矜持(Uphold Integrity)」、「情熱(Ignite Passion)」、「共創(Forge Synergy)」という3つの価値観(Values)をグループ全体に浸透させ、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に取り組み、特に重要な経営指標として、連結ROE8%の達成を目標として掲げております。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 証券業界を取り巻く環境は目まぐるしく変化していくなか、当社グループは環境の変化に対応するための戦略を実行する必要があります。そのため、リスク管理の果たす役割はますます重要となってきております。 このような環境下、当社ではリスクアペタイトフレームワークの枠組みを構築し、当社が直面している経営環境及び経営方針に従った事業計画を実行する上で生じるリスクを識別、管理することが重要であると考えております。 そのため、グループの事業特性を考慮し、管理すべきリスクとしてリスクカテゴリを定めております。その上で、リスクカテゴリ内の各リスクを識別し、リスクを定量化した上で、事業計画達成のために進んで受け入れるべきリスクの総量をリスクアペタイトとして表現し、定量化されたリスクがリスクアペタイトの範囲に収まるように管理を実施しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであることから、実際の結果と異なる可能性があります。また、当該記載事項については、必ずしもリスク要因に該当しない場合もありますが、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性等を考慮し記載しております。 (1) 経営環境リスク 政治、経済環境、業界構造、競合企業、法規制、資本調達、株主構成、テクノロジーの革新等の外部経営環境の変化によって当社グループが損失を被る可能性があります。 ① 金融商品取引業の収益変動 当社グループの主要事業であります金融商品取引業は、日本国内のみならず世界各地の市況動向や経済動向により投資需要が変化し、顧客からの受入手数料、トレーディング損益等が大幅に変動しやすいという特性があり、これら国内外の金融商品市況の動向や金融商品取引所における取引の繁閑が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合企業 当社グループは対面営業を主力とする専業証券として、長年に亘り地域密着した営業活動により競争優位を築いてまいりましたが、近年の証券業界においては、同業他社に加えて銀行等の競合、異業種やフィンテック系スタートアップからの参入、及び業界再編などにより、今後も激しい競争環境が続くことが予想されます。このような状況下、当社グループの競争力の優位性が維持できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法規制 当社グループは、その業務の種類に応じて、法令・諸規則の規制を受けております。岡三証券株式会社を始め国内で金融商品取引業を営む証券子会社等は、金融商品取引法の規制を受けるほか、各金融商品取引所、日本証券業協会等の自主規制機関による諸規則等の規制を受けます。また、海外の子会社については、現地法上の規制を受けます。 当社グループが受ける法令・諸規則の規制から引き起こされるリスクを網羅的に把握するとともに、管理の適正性をモニタリングすることによって、リスクを適正に管理できるよう、「統合リスク管理規程」等に基づく体制整備を行っております。 しかし、将来において、法的規制の強化や、現在予期し得ない法的規制等が設けられる可能性があり、関連法令を遵守できなかった場合、規制、命令により業務改善や業務停止の処分を受けるなど、事業活動が制限され当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 経営戦略リスク 当社は、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画において、「One to One マーケティングの強化」「プラットフォームの高度化」「コーポレートブランディングの進化」を基本方針に据えて経営基盤の強化に取り組んでおります。また、成長戦略の実現性を高めるために、全領域で“デジタル化”を推進しております。 将来これらの施策が計画通りに進行しない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事務リスク 事務処理のプロセスが正常に機能しないこと、役職員の行動が不適切であること、又は災害・犯罪等の外部的事象の発生により、当社グループに対する損害賠償請求や信用力の低下等のリスクを網羅的に把握するとともに、管理の適正性をモニタリングすることによって、リスクを適正に管理できるよう、「統合リスク管理規程」等に基づく体制整備を行っております。 しかし、全ての事象に対応することは不可能であるため、当社グループの想定を超える不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 資金流動性リスク 当社グループの主要な事業であります金融商品取引業においては、事業の特性上、業務執行に必要となる大量の資金を機動的かつ安定的に調達する必要があります。財政状態の悪化、資産の流動性悪化、信用格付低下等の要因により短期金融市場・資本市場等からの資金調達が困難となる、あるいは資金調達コストが上昇するなど流動性リスクの顕在化に迅速に対応するため、ストレステストを実施することで、相場急変時の影響をモニタリングしております。 しかし、予想を超えた量の資金流出や急激な信用格付低下といった当社グループの想定を超える不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) システムリスク 当社グループの業務執行に際しては、情報システムの利用は不可欠なものとなっております。そのため、インターネット取引システム及び当社グループが業務上使用している各種システムやネットワークの品質不良、サイバー攻撃を含む内外部からの不正アクセス、災害や停電等の諸要因によって引き起こされるリスクを網羅的に把握するとともに、管理の適正性をモニタリングすることによって、リスクを適正に管理できるよう、「統合リスク管理規程」等に基づく体制整備を行っております。 しかし、当社グループの想定を超える不測の事態が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報セキュリティリスク 情報システムの不正利用等による顧客及び役職員の個人情報、経営情報等の機密情報の漏洩等、引き起こすリスクを網羅的に把握するとともに、管理の適正性をモニタリングすることによって、リスクを適正に管理できるよう、「統合リスク管理規程」等に基づく体制整備を行っております。 顧客情報の流出や個人情報の漏洩等が生じた場合、損害賠償の請求や、監督官庁から行政処分を受ける可能性があるほか、当社グループの社会的信用が毀損され顧客の流出につながり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 風評リスク 当社グループに対する噂、悪評、信用不安情報や誤解、誤認、誇大解釈等が、マスコミ、その他社会一般等に広がることにより、当社の評価、評判が低下し、当社グループの業績に悪影響が生じる等の損失を被る可能性があります。 (8) 災害リスク 自然災害の発生や病原性感染症の拡大等に備えて、「業務継続計画(BCP)の策定」及び「危機対策本部の設置」によるリスク管理体制を構築しておりますが、当社グループの想定を超える不測の事態が発生する場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 労務リスク 従業員の「就業規則」等の諸規則違反、職場の安全衛生環境の問題及び労務慣行の問題に起因して当社グループが損失を被る可能性並びに役職員の不法行為により使用者責任を問われ、当社が損失を被る可能性があります。 (10) 経営法務リスク 法令等や各種取引上の契約等において、法令遵守違反や契約違反その他これらに伴う罰則の適用や損害賠償等の発生により、当社グループが損失を被る可能性があります。これらの経営法務リスクについては当社グループが個別に管理しており、リスクを網羅的に把握するとともに、管理の適正性をモニタリングすることによって、リスクを適正に管理できるよう、「統合リスク管理規程」等に基づく体制整備を行っております。 当連結会計年度末現在において当社グループの事業に重要な影響を及ぼす訴訟は提起されておりませんが、将来、重要な訴訟等が提起された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 市場リスク 当社グループでは、自己の計算において株式・債券・為替等及びそれらの派生商品などの金融資産を保有しておりますが、急激な市況変動・金利変動等によりこれらの金融資産の価値が変動した場合、取引先が決済を含む債務不履行に陥り保有する有価証券の発行体の信用状況が著しく悪化した場合、加えて、市場の混乱等により市場において取引ができないことや、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより当社グループが損失を被る場合等、元本の毀損や利払いの遅延等による損失に対応するため、リスク相当額の限度額を定め、日々モニタリングしております。 しかし、予想を超えた急激な市況変動・金利変動といった当社グループの想定を超える不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)ESG関連リスク 環境、社会、ガバナンス(以下「ESG」という。)を取り巻く環境の変化は速く、その影響は広範に及び不確実性を伴います。このような状況のなか、事業活動において気候変動や人権を含むESGへの取り組みが奏功しない、もしくは不十分である場合、当社グループのレピュテーション、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,922字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。また、当社グループは「投資・金融サービス業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は緩やかに回復しました。企業収益は米相互関税の不透明感が和らぐなか、高水準を維持し、設備投資も省人化・省力化投資などの推進により、堅調さを維持しました。また、賃上げの流れが継続するなか、コメ価格の上昇一服やガソリンの暫定税率廃止を背景に、全国消費者物価指数(生鮮食品除く総合指数、コアCPI)は上昇幅を縮小し、実質賃金に改善がみられました。 こうした環境のなか、日経平均株価は、米政権の相互関税政策発表を受け、4月に一時31,000円を下回る水準まで急落しましたが、関税措置の90日間停止が発表されると、値を戻す展開となりました。その後は、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測の高まりや日米関税合意などを背景に堅調に推移しました。10月以降も高市内閣の発足による積極財政への期待や米中貿易摩擦の緩和が追い風となり、上昇基調が継続しました。1月以降は、衆議院の解散、総選挙での自民党の圧勝を受け、史上最高値を更新する場面もありましたが、年度末にかけては中東情勢の悪化を受け急速に上げ幅を縮小し、日経平均株価は51,063円72銭で当年度の取引を終えました。 債券市場では、4月初旬に10年物国債利回りが一時1.1%台まで急低下しましたが、その後は日銀の利上げ観測等を背景に、緩やかな上昇傾向が続きました。秋以降は、高市新政権による拡張的な財政政策への警戒感から金利は一段と上昇し、1月には2.3%台に達しました。年度末にかけては、中東情勢の緊迫化を受けた原油価格の上昇によりインフレ懸念が強まるなかで、10年物国債利回りは2.345%で当年度の取引を終えました。為替市場では、4月に円相場は対ドルで一時139円台まで円高が進行しましたが、米英の貿易協定締結や米中の関税引き下げ合意などを受けて、円安基調に転じました。その後も、米物価上昇懸念や高市内閣の発足に伴う財政拡大観測から円安が一段と進行しました。1月以降も米利下げ観測の後退や衆院選での自民党圧勝などから160円近辺まで円安が進みましたが、日米当局による為替介入への警戒感から、一時152円台まで円は買い戻される展開となりました。ただ、インフレ懸念から、年度末には再び円安ドル高が進み、1ドル=158円台後半で当年度の取引を終えました。 このような状況のもと当社グループでは、中期経営計画に掲げる成長戦略に基づき、持続的な成長を実現するための経営基盤の確立を推進しました。証券ビジネスに必要なあらゆる機能の基盤を提供する証券プラットフォーム事業の取り組みでは、子会社の三縁証券株式会社(現・三縁証券ウェルスマネジメント株式会社)において国内最大規模となる金融商品仲介業者への転換を実施したほか、プラットフォームの高度化に向けて子会社2社が経営統合し、岡三ビジネス&テクノロジー株式会社として始動しました。また、引き続き岡三BANKや岡三UBSファンドラップをはじめとする各種ソリューションを活用した資産管理型ビジネスの推進により、ストック型収益の拡大に努めました。対面コンサルティングを軸とするデジタル戦略領域の強化を図るなか、岡三証券株式会社においては自社開発の新たな営業支援・顧客管理システムを導入したほか、お客さま向けスマートフォンアプリ「OKASAN Plus」をリリースしました。株式会社証券ジャパンにおいては、山形證券株式会社を子会社化し、グループとして東北地方での地域展開を拡大しました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べ213億52百万円増加し1兆4,010億90百万円、負債合計は前連結会計年度末に比べ13億86百万円減少し1兆1,701億18百万円、純資産合計は前連結会計年度末に比べ227億39百万円増加し2,309億72百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における当社グループの営業収益は955億95百万円(前年度比16.7%増)、純営業収益は918億35百万円(同15.0%増)となりました。販売費・一般管理費は731億5百万円(同9.1%増)となり、経常利益は228億67百万円(同46.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は213億60百万円(同83.3%増)となりました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ335億11百万円増加し、782億57百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、628億47百万円となりました。これは主に、トレーディング商品の増減386億 30百万円、預り金の増減372億34百万円による資金の獲得と、顧客分別金信託の増減191億10百万円による資金の 使用の差し引きによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は、47億57百万円となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入81 億73百万円による資金の獲得と、有形固定資産の取得による支出23億23百万円による資金の使用の差し引きによ るものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、350億11百万円となりました。これは主に、長期借入による収入100億円によ る資金の獲得と、短期借入金の増減337億96百万円、配当金支払額60億19百万円による資金の使用の差し引きに よるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ213億52百万円増加し1兆4,010億90百万円となりました。これは主に、有価証券担保貸付金が468億91百万円、現金・預金が342億91百万円、預託金が191億63百万円、信用取引資産が157億94百万円増加した一方、トレーディング商品が1,157億70百万円減少したことによるものであります。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ13億86百万円減少し1兆1,701億18百万円となりました。これは主に、有価証券担保借入金が408億84百万円、預り金が373億52百万円、約定見返勘定が163億20百万円増加した一方、トレーディング商品が934億60百万円、短期借入金が345億65百万円減少したことによるものであります。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ227億39百万円増加し2,309億72百万円となりました。これは主に、利益剰余金が153億19百万円、その他有価証券評価差額金が75億86百万円増加したことによるものであります。 (トレーディング業務の概要) 当連結会計年度の年度末日時点のトレーディング商品の残高は以下のとおりであります。 種類   2025年3月31日現在 (百万円)   2026年3月31日現在 (百万円) 資産の部のトレーディング商品   520,976   405,205 商品有価証券等   520,934   404,859 株式・ワラント   5,858   11,509 債券   515,015   393,350 受益証券等   59   0 デリバティブ取引   42   346 オプション取引   1   259 先物取引   40   87 負債の部のトレーディング商品   462,855   369,394 商品有価証券等   462,855   369,138 株式・ワラント   3,498   2,297 債券   459,356   366,841 受益証券等   -   - デリバティブ取引   -   256 オプション取引   -   253 先物取引   -   2 b.経営成績 当連結会計年度における当社グループの営業収益は955億95百万円(前年度比16.7%増)、純営業収益は918億35百万円(同15.0%増)となりました。販売費・一般管理費は731億5百万円(同9.1%増)となり、経常利益は228億67百万円(同46.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は213億60百万円(同83.3%増)となりました。 受入手数料 受入手数料の合計は633億41百万円(前年度比26.2%増)となりました。主な内訳は次のとおりです。 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円) 受入手数料   50,201   63,341 委託手数料   22,911   29,400 引受け・売出し・特定投資家向け 売付け勧誘等の手数料   1,442   1,844 募集・売出し・特定投資家向け 売付け勧誘等の取扱手数料   13,534   16,743 その他の受入手数料   12,313   15,352 委託手数料 当連結会計年度における東証の1日平均売買高(内国普通株式)は33億89百万株(前年度比24.9%増)、売買代金は7兆1,016億円(同33.1%増)となりました。こうしたなか、中核子会社である岡三証券株式会社においては、株式委託売買代金が前連結会計年度比で増加しました。 これらの結果、株式委託手数料は287億40百万円(同28.5%増)となり、委託手数料の合計は294億円(同28.3%増)となりました。 引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料 当連結会計年度における株式の引受けは、大型のIPO案件やPO主幹事案件が寄与し、引受金額が増加しました。また、債券の引受けは、社債や地方債の引受金額が前連結会計年度比で増加しました。 これらの結果、株式の手数料は7億9百万円(前年度比15.2%増)、債券の手数料は11億34百万円(同37.4%増)となり、株式・債券を合わせた引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料の合計は18億44百万円(同27.9%増)となりました。 募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料、その他の受入手数料 募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料、その他の受入手数料につきましては、投資信託関連収益がその大半を占めています。 当連結会計年度における公募投資信託の販売額は、前連結会計年度比で増加しました。AI関連企業や電力関連企業に投資するファンドのほか、日本の次世代産業を担う企業に投資するファンドの販売が堅調となりました。 これらの結果、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料は167億43百万円(前年度比23.7%増)となりました。また、その他の受入手数料については、主に投資信託の信託報酬等により153億52百万円(同24.7%増)となりました。 トレーディング損益 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円) トレーディング損益   24,572   21,721 株券等トレーディング損益   20,323   19,173 債券等トレーディング損益   3,658   2,219 その他のトレーディング損益   590   328 株券等トレーディング損益は主に米国株式を中心とした外国株式の国内店頭取引等によるものであり、また、債券等トレーディング損益は国内外債券の顧客向け取扱いやポジション管理等に伴うものであります。 当連結会計年度においては、外国株式国内店頭取引による売買代金が前連結会計年度比で減少しました。また、日本国債に係るトレーディングは、国内金利上昇等の影響を受けました。 これらの結果、株券等トレーディング損益は191億73百万円(前年度比5.7%減)、債券等トレーディング損益は22億19百万円(同39.3%減)となり、その他のトレーディング損益3億28百万円の利益(同44.4%減)を含めたトレーディング損益の合計は217億21百万円(同11.6%減)となりました。 金融収支 国内金利上昇等の影響を受け、金融収益は86億13百万円(前年度比62.4%増)、金融費用は37億60百万円(同80.1%増)となり、差引の金融収支は48億53百万円(同50.9%増)となりました。 その他の営業収益 金融商品取引業及び同付随業務に係るもの以外の営業収益は、19億19百万円(前年度比3.2%増)となりました。 販売費・一般管理費 販売費・一般管理費は、人件費や取引関係費の増加等により731億5百万円(前年度比9.1%増)となりました。 営業外損益及び特別損益 営業外収益は46億24百万円、営業外費用は4億86百万円となりました。また、特別利益は投資有価証券売却益の計上により64億50百万円、特別損失は減損損失の計上等により14億57百万円となりました。 c.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループのコア事業であります証券ビジネスの営業収益は、株式、債券、金利、為替等の市況環境変動の影響を受けるため、当社グループの経営成績は連結会計年度毎に大きく変動する傾向にあります。 このため、当社といたしましては、グループ企業それぞれの事業の強みを全体で共有・活用し、多様化する資産運用ニーズに迅速かつ的確に対応できる体制の確立を目指すことにより、安定した成長を実現できる経営体質の構築に努めております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に取り組み、特に重要な経営指標として、連結ROE8%の達成を目標として掲げております。当連結会計年度におけるROEは、営業収益の増加等により、親会社株主に帰属する当期純利益が前連結会計年度比で増加したことから、9.7%(前年度比4.0ポイント上昇)となりました。 当社グループでは、中長期的な企業価値向上への取り組みを続けてまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループのコア事業であります証券ビジネスの資金需要の主なものは、信用取引買付代金の顧客への貸付、トレーディングのロングポジション及び有価証券担保貸付金であり、逆に資金調達の主なものは金融機関借入、コールマネー、信用取引売却代金の顧客からの借入、トレーディングのショートポジション及び有価証券担保借入金であります。これらは、市況環境の変動の影響を受け、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与えることとなります。なお、岡三証券株式会社では、安定的かつ機動的な財務運営のため、株式会社みずほ銀行をアレンジャーとしたコミットメントラインを総額210億円として更新いたしました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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