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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本証券金融

Japan Securities Finance Co.,Ltd.8511 · Prime · その他金融業

証券金融業の免許を持つ日本唯一の貸借取引専門会社。制度信用取引の資金・株券を証券会社に貸し付け、株式市場の円滑な流通を支える。

概要

日本証券金融は、日本で唯一の証券金融会社として、東京証券取引所などにおける信用取引の決済・貸借取引を中核に据える。投資家への資金・株式の貸付や証券会社への転貸業務が主な収益源であり、2025年3月期の連結営業利益は113億円。連結子会社に日証金信託銀行と日本ビルディングを持ち、グループ全体で証券金融、信託銀行、不動産賃貸の3事業を展開する。

貸借取引を核とした証券金融業の収益構造

証券金融業は、貸借取引業務とセキュリティ・ファイナンス業務に二分される。貸借取引では、証券会社向けに制度信用取引の決済に必要な資金や株券を貸し付け、その金利・貸株料が収益となる。2025年度の貸借取引業務(品貸料除く)の営業総利益は69億7700万円で、前年度比59.1%増と急伸した。一方、セキュリティ・ファイナンス業務は債券レポ・現先取引や株券レポ取引、一般貸株などで構成され、同業務の営業総利益は70億9500万円(前年度比3.4%減)だが、株券レポ取引等は23.1%増の21億6600万円と成長が続く。市場金利の上昇が資金需要を喚起し、貸借取引を中心に収益を押し上げた。

信託銀行と不動産賃貸から成るグループの多角化

連結子会社の日証金信託銀行は、証券会社向けの顧客分別金信託や有価証券信託といった管理型の信託銀行業務を中核とする。2025年度も堅調に推移し、グループの収益源の一角を担う。もう一つの連結子会社、日本ビルディングはグループ所有不動産の賃貸・管理を行い、安定した収入を提供する。加えて、持分法適用関連会社である日本電子計算とジェイエスフィットは情報処理サービス業を営む。証券金融業一辺倒から脱却し、収益源の多様化を図るグループ構造が、経営の安定性に寄与している。

市場環境に依存する業績と中期経営計画の目標

業績は株式市況や金利動向に大きく左右される。2025年度は連結営業総利益218億5600万円(前期比16.6%増)、連結経常利益149億9600万円(同19.9%増)と好調だったが、前期の特別利益剥落により純利益は106億1100万円(同2.3%増)にとどまった。第8次中期経営計画では、2028年度までに連結経常利益150億円、ROE8%の達成を掲げる。貸借取引の安定運用に加え、セキュリティ・レンディングの強化や海外市場でのプレゼンス向上、デジタル技術活用などを戦略に据える。ただし、PBRが1倍を上回るかどうかは市場評価次第である。

巨大な貸借対照表とリスク管理の枠組み

2026年3月末の総資産は155兆1860億円に達する。この巨大な残高の大半は、貸借取引貸付(営業貸付金)、日銀当座預金、セキュリティ・ファイナンスの担保金で構成される。負債はコールマネーやコマーシャルペーパーによる市場調達が中心。債券レポ・現先取引は取引ロットが大きく、資産・負債が両建てで計上されるが、日々の時価評価とマージンコールによりネットエクスポージャーを抑制している。統合リスク管理の下、日次で信用リスク量を計量し、リスク資本枠内に収める運用がなされている。取引先の信用度も高く、中央清算機関による債務引受が適用されるケースが多い。

業界の中での役割は証券金融業(証券会社向け貸借取引・セキュリティ・ファイナンス)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,142億円
営業利益
140億円
営業利益率
12.3%
純利益
106億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
証券金融業1,029億円90.2%138億円13.4%
信託銀行業105億円9.2%28億円26.7%
不動産賃貸業7億円0.6%7億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01証券金融業主力

貸借取引を核としたセキュリティ・ファイナンス業務。制度信用取引に必要な資金や株券を証券会社に貸し付け、株式の円滑な流通・適正価格形成に寄与。債券レポ・現先取引、株券レポ取引、一般貸株取引等が主力。金融商品取引法に基づく免許・届出制。

日本で唯一の貸借取引専門の証券金融会社(免許業者)

主要顧客証券会社

主な製品・サービス5
貸借取引(融資・貸株)
証券会社向けに信用取引のための資金や株券を貸し付ける取引。制度信用取引の決済に不可欠。
債券レポ・現先取引
現金や株券等を担保に国債を貸し付ける短期金融取引。
株券レポ取引
金融機関等が保有する株券を担保に現金を貸し付ける取引。
一般貸株取引
機関投資家から株券を調達し、売買等に必要な証券会社に貸し付ける取引。
一般信用ファイナンス
リテール向け証券担保付貸付を含む信用供与。

02信託銀行業準主力

連結子会社日証金信託銀行が、証券会社向け顧客資産の分別管理信託をはじめとする管理型信託銀行業務を中核に展開。

主要顧客証券会社

主な製品・サービス2
顧客分別金信託
証券会社の顧客資産を分別管理する信託業務。
有価証券信託
有価証券の管理・運用を目的とする信託。

03不動産賃貸業副次

連結子会社日本ビルディングが、グループ所有不動産の賃貸・管理を行う。

製品と技術

貸借取引:制度信用取引の決済を支える資金・株券の貸付

貸借取引は日本証券金融の根幹業務である。制度信用取引において、証券会社が投資家から受けた注文を決済するために必要な資金や株券を、当社が証券会社に対して貸し付ける。融資(資金の貸付)と貸株(株券の貸付)の両方を扱い、その金利や貸株料が収益となる。2025年度の貸借取引業務(品貸料除く)の営業総利益は69億7700万円で、前年度比59.1%増と大幅に伸びた。市況の活況や金利上昇が資金需要を喚起した。この業務は金融商品取引法第156条の24に基づく免許制で、日本で唯一の証券金融会社として独占的な地位を持つ。

債券レポ・現先取引:国債を活用した短期金融取引

債券レポ・現先取引は、現金や株券等を担保として受け入れ、国債を貸し付ける短期金融取引である。取引ロットが大きく、当社の貸借対照表上は資産(借入有価証券代り金、買現先勘定)と負債(貸付有価証券代り金、売現先勘定)が両建てで計上される。日々の時価評価とマージンコールによりネットエクスポージャーを抑制。2025年度の営業総利益は30億8500万円(前期比24.0%減)と落ち込んだが、依然としてセキュリティ・ファイナンス業務の最大の構成要素である。取引先は信用度の高い金融機関や中央清算機関が中心で、リスク管理は徹底されている。

株券レポ取引と一般貸株:株式を対象としたレンディング

株券レポ取引は、金融機関等が保有する株券を担保に現金を貸し付ける取引で、2025年度の営業総利益は21億6600万円(前期比23.1%増)。一般貸株は機関投資家から株券を調達し、売買等に必要な証券会社に貸し付ける業務で、同8億3300万円(同25.6%増)。両業務とも株式市場の活況やボラティリティ上昇を背景に堅調に推移した。取引対象株式のボラティリティや流動性に応じて適切なヘアカットを設定し、日次で信用リスク量をモニタリングする。特定の取引先への過度なエクスポージャーを抑える厳格なリスク管理が特徴である。

日証金信託銀行:証券会社向け管理型信託サービスの提供

連結子会社の日証金信託銀行は、証券会社が法令上義務付けられる顧客資産の分別管理信託を中核業務とする。具体的には、顧客分別金信託(証券会社の顧客から預かった金銭を信託する)や有価証券信託を提供。2025年度も堅調に業績を伸ばし、グループ全体の収益多様化に貢献した。同社は信託業法に基づく免許を受け、証券会社の資産管理インフラとしての役割を果たす。管理型信託に特化することで、大手信託銀行とは異なるニッチなポジションを確立している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 証券金融業日本で唯一の貸借取引専門の証券金融会社(免許業者)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

証券金融で独自地位、収益源は限定的

日本証券金融は証券金融会社として、株式や債券の貸借取引、証券会社向けの資金貸付等を行う。同業他社にはウェッジHDやNEXYZ.G等があるが、証券金融分野での競合は限定的。しかし、事業領域が狭く、収益が市場動向に依存するため、業界内での成長余地は限られる。近年フィンテック関連投資も進めるが、本業の枠を超えるには至っていない。

強み

  • 証券会社向け貸借取引で長年の実績とノウハウを持ち、安定した需要がある。
  • 証券金融市場で特定の役割を担い、競合との差別化が可能。
  • 自己資本比率が高く、資産内容は安定している。
  • 日本銀行や証券保管振替機構との関係が強く、信用力が高い。

課題

  • 収益が証券金融事業に集中し、市場環境の変化に脆弱。
  • 既存市場は成熟しており、大幅な成長が見込みにくい。
  • ウェッジHDなど新興企業の参入で、従来のビジネスモデルが脅かされる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字が日本証券金融

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

東京株式取引所の清算業務から出発した1927年

1927年7月、東株代行株式会社として設立され、東京株式取引所における短期清算取引の受渡調節業務を開始した。当時は取引所の決済を補完する役割を担っていたが、1943年9月に短期清算取引が廃止され、商号を東京証券株式会社と改めて日本証券取引所の第一種取引員となった。この転換により、証券会社としての立場を得たが、戦時統制下で業務は限定的だった。

戦後の証券金融業務再開と貸借取引の確立(1949〜1956年)

1949年5月、取引所売買再開に伴い証券金融業務を開始、商号も日本証券金融株式会社に変更した。1950年2月には経営陣を一新し、株式担保金融を主要業務に据える。1951年6月にはローン取引を発展解消し、貸借取引貸付を開始。これは証券会社向けに信用取引用資金を融通する仕組みで、今日の基幹業務の原型となった。1955年11月には北海道・新潟・福岡の3証券金融会社から営業を譲り受け、札幌・新潟・福岡に支店を設置。1956年4月には証券取引法に基づく証券金融会社の免許を取得し、公的な位置づけを得た。

業務多角化と子会社設立によるグループ拡充(1958〜1998年)

1958年1月に日本ビルディング(現連結子会社)を設立し、不動産賃貸事業に進出。1960年2月には公社債担保貸付を開始し、1967年8月に証券会社向け短期運転資金融資(極度貸付)を開始。1977年3月には一般貸株業務を開始し、機関投資家から株券を調達して証券会社に貸し付ける仕組みを整えた。1989年5月には債券貸借仲介業務、1996年4月には現金担保付債券貸借仲介業務を開始。1998年11月には日証金信託銀行を設立し、信託銀行業に参入。グループの事業ポートフォリオが金融・不動産・信託に広がった。

規制緩和と市場変化への対応(2000〜2010年代)

2000年3月には割引短期国債等に係る証券業務を開始。2004年4月には日本証券業協会の店頭売買有価証券市場の決済機構を利用した貸借取引貸付を開始した。2005年10月には一般信用ファイナンスを開始し、個人投資家向けの信用供与にも進出。2013年7月には大阪証券金融株式会社と合併し、関西市場のインフラを統合。2017年4月には名古屋証券取引所における貸借取引業務を開始、取引所間での事業拡大を図った。2019年6月には指名委員会等設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化。同年8月にはPTS(私設取引システム)向け貸借取引業務の取扱いを開始した。

海外展開と新領域への挑戦(2020年代)

2020年8月、インドネシア証券金融会社に対する出資を実行し、海外市場への足掛かりを得た。2022年4月にはファンドアドミニストレーション業務を開始、運用会社向けの管理業務に参入。2024年11月にはコーポレートロゴをリニューアルし、ブランド刷新を図った。第8次中期経営計画では、海外プロモーション強化やクロスボーダー取引拡大によるアジアでのプレゼンス向上を掲げる。貸借取引とセキュリティ・ファイナンスのノウハウを生かし、新興市場での事業機会を模索している。

年表32件を開く

1920年代

  • 1927年7月創業東株代行株式会社として設立、東京株式取引所における短期清算取引の受渡調節業務を開始

1940年代

  • 1943年9月短期清算取引の廃止に伴い、商号を東京証券株式会社と改め日本証券取引所の第一種取引員となる。
  • 1949年5月取引所売買の再開に伴い、証券金融業務を開始
  • 商号を変更して、日本証券金融株式会社となる。

1950年代

  • 1950年2月金融機関としての経営機構を強化するため経営陣の一新を図り、株式担保金融を主要業務として開始
  • 上場東京証券取引所に上場
  • 東京証券取引所の普通取引の直結したローン取引(融資業務は5月、貸株業務は6月)を開始
  • 1951年6月ローン取引を発展的に解消して、貸借取引貸付を開始
  • 1955年11月北海道証券金融株式会社、新潟証券金融株式会社及び福岡証券金融株式会社3社の営業の全部を譲受け、同年12月札幌、新潟及び福岡に支店設置
  • 1956年4月証券取引法の改正に伴い、同法に基づく証券金融会社の免許を取得
  • 1958年1月日本ビルディング株式会社(現連結子会社)を設立

1960年代

  • 1960年2月公社債担保の貸付業務を開始
  • 1966年6月創業株式会社日本事務サービス(現ジェイエスフィット株式会社)を設立
  • 1967年8月証券会社に短期運転資金を融資する極度貸付を開始
  • 1968年12月公社債担保貸付を拡充し、公社債流通金融を開始

1970年代

  • 1977年3月証券会社に対して貸借取引とは別に株券を貸し付ける一般貸株業務を開始
  • 1979年10月日本銀行が行う公社債流通金融担保登録公社債代用証書制度に関する事務の代理業務を開始

1980年代

  • 1985年11月証券会社の保護預り証券を担保とする顧客向けの極度貸付を開始
  • 1989年5月債券貸借の仲介業務を開始

1990年代

  • 1996年4月現金担保付債券貸借仲介業務を開始
  • 1998年11月日証金信託銀行株式会社(現連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年3月割引短期国債等に係る証券業務を開始
  • 2004年4月日本証券業協会が開設する店頭売買有価証券市場の決済機構を利用した貸借取引貸付の開始
  • 2005年10月一般信用取引の決済に必要な金銭を証券会社に対し貸し付ける一般信用ファイナンスを開始

2010年代

  • 2013年7月M&A大阪証券金融株式会社と合併
  • 2017年4月名古屋証券取引所における貸借取引業務を開始
  • 2018年5月国債の決済期間短縮に伴う国債等現先取引の再開
  • 2019年6月指名委員会等設置会社へ移行
  • 2019年8月PTS(私設取引システム)向け貸借取引業務の取扱いを開始

2020年代

  • 2020年8月インドネシア証券金融会社に対する出資を実行
  • 2022年4月ファンドアドミニストレーション業務を開始
  • 2024年11月コーポレートロゴのリニューアル

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結経常利益2028年度まで150億円
  • ROE2028年度まで8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    貸借取引の安定運用と利便性向上

    株式市場の環境変化に応じた制度メンテナンスを継続し、貸借取引の安定的な運営と利用促進を図る。情報発信やニーズ把握により市場参加者の取引を支援する。

  2. 02

    セキュリティ・レンディングの強化

    培った資金・有価証券取引のノウハウを活用し、有価証券に着目した取引の拡大や取引スキーム構築力の強化により、セキュリティ・ファイナンス業務の収益機会を拡大する。

  3. 03

    海外市場でのプレゼンス向上

    海外プロモーション強化や市場関係者フォーラムへの参加、クロスボーダー取引の対象市場・商品拡大により、アジアにおける主要プレイヤーとしての地位を強化する。

  4. 04

    デジタル技術によるイノベーションと効率化

    戦略的IT投資と業務効率化を軸にデジタル技術を積極活用し競争力を強化。分散型台帳技術を用いた取引の実用化など、中長期的なイノベーションにも取り組む。

  5. 05

    人材力の基盤強化

    プロフェッショナル人材を戦略的に採用・育成し、多様性・専門性・主体性を強化。ダイバーシティ&インクルージョン推進や働きやすい環境整備により社員エンゲージメントを向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で279人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,023万円で、9期前と比べて+9.3%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は20.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月281
2018年3月281
2019年3月93643.019.5281
2020年3月93143.520.2272
2021年3月93143.720.2272
2022年3月95143.920.9264
2023年3月94844.421.0268
2024年3月95744.620.9271
2025年3月99044.020.32764,094
2026年3月1,02344.020.02795,018

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
日本ビルディング株式会社 本社他(注)2、3 — 東京都中央区他3,229百万円
不動産賃貸業
本店 — 東京都中央区1,974百万円
証券金融業
日証金信託銀行株式会社 本社 — 東京都中央区244百万円
信託銀行業
大阪支社 — 大阪市西区10百万円
証券金融業
主な関係会社
  • 国内
    日証金信託銀行株式会社(注1)
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本ビルディング株式会社
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本電子計算株式会社
    東京都 千代田区 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
  • 国内
    ジェイエスフィット株式会社(注2)
    東京都 中央区 · 持分法適用会社
    議決権36.6%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JP日証金信託銀行株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,142億円営業利益140億円前期と比べると増収増益で、売上が+91.9%、利益が+23.9%。

売上高
+91.9%
1,142億円
営業利益
+23.9%
140億円
純利益
+1.9%
106億円
営業利益率
12.3%
前期比 -6.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,142億円
営業利益144億円140億円
純利益110億円106億円
1株あたり配当¥94¥94

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は374億円、営業利益は49億円。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q2634
2019年4Q2435
2020年4Q2916
2021年4Q3097
2022年4Q30112
2023年4Q4251
2024年4Q5039
2025年4Q595508.442
2026年4Q1,142716.255
2027年1Q3744913.139

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は177億円から1,142億円へ6.5倍に増えた。直近期の営業利益率は12.3%。営業収益は4期、純利益は6期の連続増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券金融株式会社と合併
2013年3月1772618
2014年3月1963162
2015年3月2034235
2016年3月2203326
2017年3月2313631
2018年3月2634742
2019年3月2435038
2020年3月2914936
2021年3月3095640
2022年3月3017252
2023年3月4257660
2024年3月50311080
2025年3月59511312519.0104
2026年3月1,14214015012.3106

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益1,142億円のうち、営業利益として残るのは140億円12.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は106億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金87.7%1,002億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.3%140億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+1.4pt
12.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
9.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
7.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,350億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは1,346億円期末の手元現金は1.6兆円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高兆円
2013年3月1,067−12−130.11
2014年3月−271−11−160.09
2015年3月−590−11−620.03
2016年3月2,471−100−360.26
2017年3月8,182−75−191.07
2018年3月−2,905−44−270.77
2019年3月2,264−87−400.99
2020年3月2,750−48−261.25
2021年3月1,64522−201.42
2022年3月−1,22349−511.30
2023年3月3,03534−581.60
2024年3月3,83446−661.98
2025年3月−5,35117−901.44
2026年3月1,350−4−1021.56

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は15.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1,375億円で、自己資本比率は0.9%(業種中央値24.7%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月3.431,1863.313.5
2014年3月3.911,3523.783.5
2015年3月3.481,3713.353.9
2016年3月3.251,4203.114.4
2017年3月4.651,3974.513.0
2018年3月4.961,4384.822.9
2019年3月5.291,4085.152.7
2020年3月9.811,2679.691.3
2021年3月12.141,35212.001.1
2022年3月14.171,38014.031.0
2023年3月14.061,35713.921.0
2024年3月13.741,44613.601.1
2025年3月13.771,34313.641.0
2026年3月15.521,37515.380.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1.6兆円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,209億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
15.4兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
46
/ 100
安定性自己資本比率1 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業収益成長率39社中2位あたり、逆に低いのは自己資本比率39社中38位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.8%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.3%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
0.9%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率上位前期からの売上の伸び
91.9%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,460で、1年前と比べて+38.6%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥2,460-3.1%1ヶ月+4.9%1年+38.6%時価総額2,042億円
過去52週の値幅
安値¥1,735高値¥2,599

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.0倍
PER (会社予想)18.1倍
PBR1.42倍
配当利回り3.82%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+1.8%、年間+37.7%の上昇。7月17日は前日比-2.8%と急落も、25日線(2349円)は+0.8%上回る。52週高値2464円から-3.9%の高値圏。週足は上昇トレンド継続も、出来高は7月15日44.9万株と急増後、17日25.7万株とやや減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER18.2倍は業界平均17.1倍をやや上回る一方、PBR1.39倍は平均1.72倍を下回る。ROE7.81%に対しPBRは割安感もあるが、配当利回り3.53%は平均3.32%を上回る。ただし、配当性向66.6%と高く、今後の増配余地は限定的。PERとPBRのバランスから妥当圏内と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.0倍17.4倍
PER (予想)18.1倍
PBR1.42倍1.81倍
ROE7.8%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

市場取引の活性化が業績を押し上げる一方、相場低迷時には収益が急減する不安定性が課題。足元では2025年3月期の純利益104億円とV字回復を示すが、2026年3月期は横ばい予想。金利上昇が貸付収益を改善する可能性と、信用取引残高の減少リスクが対立。

プラスに働く材料7
  • 市場取引の拡大追い風

    日経平均高値圏で信用取引残高増加、貸付残高拡大。

  • 金利上昇の恩恵

    貸付金利が上昇すれば利ザヤ拡大し収益増加。

  • 安定した配当利回り

    予想配当利回り3.5%超、株主還元に期待。

  • 株式市場活況で貸付収益増加2026年上期影響

    2026年3月期営業利益140億円予想、前期比23.9%増

  • 信用取引残高拡大で手数料収入増2026年通期影響

    信用取引残高増加で貸付金利収入増加

  • 自社株買い実施による株主還元次回株主総会影響

    配当性向約28%、自己資本比率高い

  • 金融緩和維持で低金利環境継続2026年まで影響

    低金利は資金調達コスト抑制に寄与

マイナスに働く材料7
  • 市場低迷リスク

    相場急落で取引減少、貸付残高が減少する懸念。

  • 業績のボラティリティ

    純利益が60→104億円と振れが大きく予想困難。

  • 成長性の限界

    2026年3月期は横ばい予想、新規事業が乏しい。

  • 株価下落による信用取引減少市場調整時影響

    2025年3月期営業利益113億円、株価下落で貸付残高減少リスク

  • 金利上昇による貸出金利低下日銀政策次第影響

    短期金利上昇でスプレッド縮小、収益悪化

  • 規制強化によるビジネスモデルリスク不定期影響

    証券金融業務の規制変更で貸付制限の可能性

  • 外国人保有比率高く売り圧力継続影響

    外国人保有率41.5%、マクロ悪化で売り加速リスク

次の決算で確かめる点
信用取引貸付残高
収益の直接的なドライバーであり市場活況度を示す。
営業利益率
貸付利息と株券貸借料の変動を反映する収益性指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり94で、前期から+2.4%いまの株価に対する利回りは3.82%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥94
1株あたり
配当利回り
3.82%
いまの株価に対して
配当性向
66.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1874.5
2018年3月2644.472.2
2019年3月22−15.477.3
2020年3月220.081.7
2021年3月220.068.0
2022年3月2827.360.4
2023年3月3214.330.3
2024年3月4746.950.9
2025年3月8478.782.4
2026年3月862.466.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥94

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,263人。区分でいちばん多いのは外国法人41.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.5%を占め、残る66.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人34.338.039.342.740.241.5
金融機関29.425.621.921.622.923.7
個人・その他22.421.524.819.522.220.4
事業法人7.08.28.18.89.49.8
証券会社6.86.85.97.35.34.6
自己株式3.25.89.13.75.31.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01THE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD. (常任代理人 立花証券株式会社)16.41
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.79
03公益財団法人資本市場振興財団5.61
04JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)5.54
05株式会社みずほ銀行4.26
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.18
07三井住友信託銀行株式会社1.79
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.65
09RBC IST 15 PCT LENDING ACCOUNT - CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.54
10BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-10
    シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズ(シンガポール)ピーティーイー・リミテッド(Symphony Financial Partners (Singapore) Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    22.23%
    -1.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+579%、1株純資産は14期で+33%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月191,2751.537.9127.1
2014年3月601,2604.99.925.3
2015年3月341,3742.622.470.1
2016年3月271,4671.916.879.8
2017年3月321,4532.218.674.5
2018年3月441,5193.014.872.2
2019年3月401,5192.614.677.3
2020年3月381,3812.712.881.7
2021年3月431,4733.018.468.0
2022年3月571,5453.816.360.4
2023年3月681,5754.415.030.3
2024年3月941,7265.717.850.9
2025年3月1251,6307.414.382.4
2026年3月1301,6987.815.966.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額369百万円。

氏名役職年齢保有株数
小幡尚孝取締役 取締役会議長81
杉野翔子取締役812,500
二子石謙輔取締役732,900
山川隆義取締役604,700
田中恭代取締役70300
櫛田誠希取締役6888,336
前田和宏取締役6788,490
下山田守邦代表執行役社長6342,480
岡田豊代表執行役副社長6155,783
佐藤亘執行役常務6124,411
佐川洋執行役常務561,831
由元裕二執行役常務5934,416
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
松井裕幸執行役常務574,436
関沢明子取締役54
平井彩取締役50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役621068181829750
社外取締役5616112
取締役(社内)211116

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,048字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、連結子会社2社および持分法適用関連会社2社を含む日証金グループの中核企業です。 当社グループの事業は、次のとおりであります。 証券金融業………当社は貸借取引を核としたセキュリティ・ファイナンス業務(金融機関等に対する資金・有価証券の貸付業務)を中核事業としています。貸借取引は、制度信用取引に必要な資金や株券を証券会社に貸し付けることで、株式の円滑な流通や適正な価格形成に寄与しています。セキュリティ・ファイナンス業務のうち、債券レポ・現先取引は、現金や株券等を担保として受入れ、国債を貸付ける業務です。このほか、金融機関等が保有する株券を担保として受入れる代わりに現金を貸し付ける株券レポ取引や、株券等を機関投資家から調達して、主に売買取引などに必要とする証券会社に貸し付ける一般貸株取引などが主力業務です。 貸借取引については金融商品取引法第156条の24の規定により内閣総理大臣の免許を受け、その他の業務については兼業業務として届け出ています。また、有価証券等管理業務および国債等現先取引業務の登録金融機関業務を行っており、当業務については金融商品取引法第33条の2の規定により内閣総理大臣の登録を受けています。 信託銀行業………連結子会社の日証金信託銀行株式会社は、証券会社などに求められる顧客資産の分別管理信託をはじめとした管理型の信託銀行業務を中核事業としています。 不動産賃貸業……連結子会社の日本ビルディング株式会社は、主に当社グループが所有する不動産の賃貸・管理を行っています。 持分法適用関連会社の日本電子計算株式会社およびジェイエスフィット株式会社は情報処理サービス業を行っています。 以上の当社グループ企業について図示すると次のとおりであります。 日本証券金融株式会社(証券金融業) ・貸借取引業務(融資・貸株) ・セキュリティファイナンス業務 (債券レポ・現先取引、株券レポ取引等、一般貸株、一般信用ファイナンス、  リテール向け証券担保付貸付) (連結子会社)日証金信託銀行株式会社(信託銀行業) …顧客分別金信託、有価証券信託等の信託業務および銀行業務 (連結子会社)日本ビルディング株式会社(不動産賃貸業) …当社グループ所有の不動産の賃貸・管理 (持分法適用関連会社)日本電子計算株式会社 …情報処理サービス、ソフトウェアの開発・販売 (持分法適用関連会社)ジェイエスフィット株式会社 …情報処理サービス、ソフトウェアの開発・販売
経営方針・対処すべき課題6,757字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 1.企業集団の主要な事業内容 当社グループは、当社、連結子会社2社(日証金信託銀行株式会社、日本ビルディング株式会社)および持分法適用関連会社2社で構成され、証券・金融市場のインフラを支える公共的役割を強く意識しつつ、貸借取引業務を核とするセキュリティ・ファイナンス業務を中心に、証券界・金融界の多様なニーズに積極的に応え、様々な証券・金融関連サービスを提供しております。また、貸借取引業務、セキュリティ・ファイナンス業務、信託銀行業務などを中心に、収益源の多様化と収益変動に及ぼす要因の複線化を一層推進し、各事業において収益性・資本効率のさらなる向上を意識しつつ経営目標の達成に取組んでおります。このような考え方の下、当社グループは、貸借取引を核とするセキュリティ・ファイナンス業務、有価証券運用業務、信託銀行業務、不動産管理業務からなる事業ポートフォリオにより、目指す将来像の実現を図っています。 <第8次中期経営計画> [当社が目指す企業としての将来像] 証券・金融市場のインフラ機能を支える我が国唯一の証券金融会社として、証券・金融市場の発展に貢献することを通じて、高い財務の健全性維持のもとで持続的な成長・企業価値の向上を実現する、機動性・柔軟性に富んだ特色あるユニークな企業を目指す。 [経営方針] ①証券金融会社としての社会的責任を常に認識し、堅固なガバナンス体制のもとでコンプライアンス、企業統治および経営リスクの管理を徹底することにより健全な業務運営を実践し、揺るぎない社会的信頼を確立する。 ②証券・金融市場のインフラ機能を支える証券金融会社として求められる経営の安定性および財務の健全性を確保するため、強固な自己資本を維持しながら企業価値の向上を図るとともに、株主への利益還元を引き続き充実したものとしていく。 ③証券金融会社の根幹である貸借取引業務を核とするセキュリティ・ファイナンス業務をより強化し、あわせて当社・グループ会社が提供する金融・証券関連サービスの拡充・強化に務め、ビジネス基盤を一層拡大し堅固なものとする。 ④経営環境の変化に機動的かつ柔軟に対応するため、迅速かつ効率的な業務運営体制を構築するとともに、人材力の基盤強化を図り、企業活力と組織変革力を向上させる。 [経営目標] 2028年度までに、連結経常利益150億円、ROE8%の達成を目指す。 [戦略] ①証券市場のインフラとしての貸借取引業務の安定運用・利便性向上 株式市場を取り巻く環境変化に適切に対応した制度メンテナンスを継続することで貸借取引業務の安定的な運営および利便性向上を図る。また、貸借取引に関する積極的な情報発信やマーケットニーズの的確な把握などにより、貸借取引の利用促進を図る。 ②セキュリティ・レンディングの更なる強化を軸としたセキュリティ・ファイナンス業務の拡充 当社がこれまで培ってきた資金取引や有価証券取引のノウハウを有効に活用し、有価証券に着目した取引(モノ対モノの取引)の拡大や取引スキーム構築力の強化によるセキュリティ・レンディング分野の更なる強化を軸として収益機会の拡大を図る。 ③海外市場におけるプレゼンス・認知度の向上 貸借取引およびセキュリティ・ファイナンスに関し、海外プロモーションの強化や海外市場関係者団体のフォーラムへの積極的な参加、クロスボーダー取引の対象市場・取扱商品拡大により、アジアにおける主要プレイヤーとしてのポジションを強化する。 ④デジタル技術の活用によるビジネスのイノベーションと業務効率化 事業ポートフォリオの変化に即した戦略的なIT投資や業務効率化を軸としたデジタル技術の積極的な活用を推進し、競争力の基盤強化を図る。また、分散型台帳技術(DLT)を用いた取引の実用化に向けた検討などビジネスのイノベーションに向けた中長期的な取組みを継続する。 ⑤グループ連結経営の強化 グループ会社との間で、営業、リスク管理、業務管理などの各分野で、より連携を推進するなどグループ連結経営の強化を図る。 ⑥人材力の基盤強化 戦略①から⑤を担うプロフェッショナル人材を戦略的に採用・育成し、多様性・専門性・主体性の強化を軸とした人材ポートフォリオの構築により、人材力の基盤を強化する。ダイバーシティ&インクルージョン推進や働きやすい職場環境づくりを通じて社員エンゲージメントの向上を図ることにより、企業活力と組織変革力を向上させる。 2.2025年度(2026年3月期)の当社の取組み (1)現状分析 ・当社は経営の長期的展望およびその下で策定した第7次中期経営計画(2025年度まで)に基づき、証券・金融市場のインフラ機能を支えるプライム市場上場企業として、経営目標(安定的に連結経常利益100億円超・ROE5%を上回る水準を維持するとともに、さらなる向上を目指す)の達成に向けて、経営努力を積み重ねてまいりました。事業戦略面では、収益源の多様化と収益構造の複線化の努力が一定の成果をあげており、また、コーポレートガバナンスについても取締役会審議の充実など一層の強化に努めてまいりました。 ・その結果、2025年度の当社業績は、連結経常利益は149億円、ROEは7.8%となり、第7次中期経営計画で掲げた経営目標を大きく上回って推移しております。 ・わが国の金利上昇の影響については、貸借取引やセキュリティ・ファイナンスにおける取引先からの資金需要の増加や当社の貸付金利の上昇など、基本的にはポジティブなものであると認識しております。こうした環境のもとで、2025年度は貸借取引業務、株券レポ取引等のセキュリティ・ファイナンス業務がいずれも堅調に推移いたしました。また、子会社の日証金信託銀行も同社の強みである管理型信託サービス等が堅調に推移いたしました。 ・当社株式については、米国の関税政策が発表され経済に与える影響について先行き不透明感が広がった2025年4月の一時期を除いてPBRは1倍を上回る水準、株主総利回り(TSR)はTOPIXを大きく上回る水準で安定的に推移しており、上記のような当社の業績が一定の評価を受けているものと考えております。 (2)2025年度の取組み (収益基盤の強化、事業戦略面での取組み) ・当社は我が国唯一の証券金融会社として、制度信用取引を支える貸借取引業務の運営を通じて、証券市場に資金や証券の流動性を供給する証券市場のインフラとしての役割を担ってきました。この役割は当社にとって非常に重要な使命であり、貸借取引業務はその核となる業務です。もっとも、収益面から見ると、貸借取引業務は、株式市況の影響を受け比較的大きく変動しやすいほか、1990年代後半に一般信用取引が導入されて以降、制度信用取引・貸借取引の役割が相対化してきました。 ・このため、当社は、収益源の多様化や収益に影響を与える要因の複線化に向けて、安定的で着実な成長を実現できるような事業ポートフォリオの構築に取り組んでまいりました。こうした取組みには上記のように一定の成果が出ていると認識しておりますが、海外市場とくにアジア市場における一層のプレゼンス向上や、証券の需要に着目したストラクチャー取引の拡充により、質の向上を図りながらさらなる収益力の向上を目指します。 ・セキュリティ・ファイナンス業務は、株式や債券のレポ・現先取引を通じて、証券・金融市場に在庫証券のファイナンスや担保需要の充足などの形で広く流動性を供給する業務です。このセキュリティ・ファイナンス業務は、当社の成長エンジンとして推進しています。 (コーポレートガバナンス面の取組み) ①取締役会の実効性の向上 ・取締役会としては、執行側の取組みについて適切に監督すること、および第8次中期経営計画の検討も含め、今後の企業価値向上に向けた議論をより充実させることを課題として認識し、中長期的視点にたって取締役会に付議する議案や報告内容を一層充実させる一方、重要度に応じてメリハリをつけた審議、更にはそれらに資する社外取締役の情報入手の支援、議論の充実に向けた環境整備等にも取り組みました。 ・取締役会では第8次中期経営計画の策定に向けたディスカッションを行うなど、毎年行っている取締役会の実効性評価の結果も踏まえて中長期的な企業価値向上に向けた適切な議題設定に努め、取締役会および委員会の議論の充実、実効性の向上に取り組みました。 ②指名・報酬・監査委員会の取組み ・指名委員会では、取締役候補者の決定、執行役・執行役員候補者の決定の他に、当社の取締役および執行役・執行役員の選任に関する様々なトピックスについて審議しております。具体的には、取締役会のスキルマトリックスについて、取締役会が経営方針の決定や執行に対する監督を十分に行う観点から適切であるか当社内外の状況を踏まえて議論し、決定しております。また、スキルの複層化や年齢構成・ジェンダーの多様化の観点からみて適切な構成となっているかなどの課題について継続的かつ活発に審議しております。 ・2026年1月には代表執行役の異動、執行役および執行役員の人事について決定いたしました。今回の選任にあたり指名委員会では、第8次中期経営計画に関する議論や、これまで審議・決定してきた代表執行役社長の後継者計画を含む経営陣の選任に関する考え方・公共的役割を果たす当社において企業価値向上に向けて求められる資質を踏まえ、ロングリストについての検討、ショートリストへの絞り込みを経て、審議・決定を行いました。また、第116回定時株主総会に付議する取締役候補者について、指名委員会は、第8次中期経営計画の達成に向けた実効性の高い監督や今後の経営方針の策定を適切に行う観点から、取締役会の構成等について審議し、取締役会のスキルマトリックスを踏まえ、候補者を決定いたしました。 ・報酬委員会では、取締役および執行役・執行役員の個別報酬の決定の他に、当社の経営の長期的展望やこれを受けた経営計画の着実な実施に向けて、これらと整合的な報酬体系の在り方について活発に審議しております。2025年8月には業績連動型株式報酬制度を一部改定し、譲渡制限付き株式報酬の導入を決定いたしました。 ・監査委員会では、取締役および執行役の職務執行の監査、監査報告の作成等のほか、内部監査部門や会計監査人とも連携し、監査の実効性向上に取り組んでおります。 (その他の取組み) ①情報開示の充実 ・情報開示充実の一環として、2022年度から統合報告書を作成しております。統合報告書では、当社のビジネスモデル、経営方針、コーポレートガバナンス、サステナビリティ課題への取組みなどについて記載しております。また、株主の皆様その他各方面から当社に寄せられるご意見を踏まえ、毎年アップデートを重ねております。 ・2025年度の統合報告書では、第8次中期経営計画の経営戦略や具体的な取組みについて要点を整理して示しております。また、人的資本ポリシーに基づく人材力強化に向けた取組みや、フロント収益・リスク管理を含めたRAF管理体制の強化など、収益基盤、業務を支える内部管理体制の強化に取り組む姿を示しております。コーポレートガバナンス強化については、指名委員会等設置会社への移行により経営の執行と監督を明確に分離し、取締役会の監督機能の強化と透明性の向上を実践していることを説明しています。このほか、サステナビリティに関する取組みも記載しております。 ②従業員向け自社株インセンティブの付与 ・2025年度の当社業績に応じて当社従業員に対して当社株式を付与する従業員向け自社株インセンティブを決議し、2026年6月12日に実施いたしました。 ・この取組みの趣旨・目的は、従業員の経営目標達成にかかるモチベーションや働きがいの向上を図るとともに、当社従業員が当社株式を所有することで、企業価値向上への関心をより高め、株主の皆さまとの価値共有を進めることにより、中長期的な企業価値の向上を図ることです。 3.対処すべき課題 (外部環境の変化への対応) ・当社の業績は、証券市場の動向だけではなく金利変動の影響も受けるという特徴があります。各国の経済政策運営や中東情勢を中心とする地政学的リスクが我が国の金融政策に及ぼす影響には留意が必要ですが、我が国ではマイナス金利の解除以降、金利機能が発揮される環境となっており、当社の貸付金利は上昇し、また取引先からの資金需要も増加の動きがみられています。 ・こうしたなか、貸借取引業務では、引き続き株式市場の環境変化に適切に対応し安定的な業務運営を図るほか、市場参加者の取引ニーズを的確に把握して利用促進に努めてまいります。セキュリティ・ファイナンス業務では、国内外における有価証券を介した様々なファイナンスニーズを結びつけ、業務の伸長に努めてまいります。また、外国金融機関などの取引先の拡大、取扱有価証券の多様化にも、引き続き取り組んでまいります。子会社の日証金信託銀行では、同社の強みであるニッチな分野での管理型信託サービスを中心に、持続的な成長と企業価値の向上に努めます。 (中期経営計画) ・当社は、取締役会での累次の審議を経て、当社が目指す将来像やコーポレートメッセージなどを「経営の長期的展望」にまとめたうえで、具体的な数値目標等については、3年ごとに策定している中期経営計画と当該期間中の株主還元方針を定めることによってステークホルダーの皆様にお示ししており、2025年11月には、当社を取り巻く事業環境の変化や当社の収益基盤の強化が着実に進んでいることを踏まえ、経営の長期的展望を見直し、収益力・資本効率のさらなる向上に向けてROE8%の実現を目指して取り組んでいくこと、また株主還元方針としてROE8%を達成するまでの間は引き続き総還元性向100%を継続することを明確にしています。 ・2026年度から2028年度までの3年間を計画期間とする第8次中期経営計画においては、2028年度までに、連結経常利益150億円、ROE8%の達成を目指し、そのために、「貸借取引業務の安定運用・利便性向上」と「セキュリティ・レンディングのさらなる強化を軸としたセキュリティ・ファイナンス業務の拡充」を柱に、収益力と資本効率の向上を目指します。具体的には、次のような施策に取り組んでまいります。 ① 証券市場のインフラとしての貸借取引業務の安定運用・利便性向上 ② セキュリティ・レンディングの更なる強化を軸としたセキュリティ・ファイナンス業務の拡充 ③ 海外市場におけるプレゼンス・認知度の向上 ④ デジタル技術の活用によるビジネスのイノベーションと業務効率化 ⑤ グループ連結経営の強化 ⑥ 人材力の基盤強化 ・第8次中期経営計画期間の株主還元については、ROE8%を達成するまでの間、配当および自己株式取得の機動的な実施により「総還元性向100%」を目指します。配当については、「配当性向70%」を目安とします。 (人材育成の強化) ・今後、当社のさらなる成長には、人材育成の強化とエンゲージメントの向上が重要であると考えています。より高い目標に挑戦し、実現していくために、社員がそれぞれの個性と強みを十分に発揮し、意欲的・自発的に業務の効率向上や変革に取り組み、経験と成果を積み重ねながら成長できる職場環境を作り上げていきます。当社は人材育成をはじめとした人的資本形成に関する取組みを推進するため、基本方針として人的資本ポリシーを定めております。人的資本ポリシーでは当社が到達したい目標地点をビジョンとして明確にし、社員が業務を通じて成長できるように機会の提供等、支援環境の整備を行うとともに、社員が安心して働ける職場環境づくりを推進することにコミットしています。刻々と変化する環境の中で、当社が目指す姿の実現に向けて挑戦し続けるたくましい企業マインドを醸成していきたいと考えています。 ・以上のような取り組みを軸に、当社としては、引き続き、証券・金融市場のインフラ機能を支える我が国唯一の証券金融会社として、証券・金融市場の発展に貢献することを通じて、高い財務の健全性維持のもとで持続的な成長・企業価値の向上を実現する、機動性・柔軟性に富んだ特色あるユニークな企業を目指してまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社および当社グループの事業等に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項は以下のとおりです。 金融のグローバル化やフィンテックに代表される高度化の加速など、当社グループを巡る経営環境が変化する中、内外の新たなニーズの獲得に向けた取組みを通じて、業務内容の複雑化が進むと同時に、当社グループを取り巻くリスクも変化しております。 こうした状況を踏まえ、リスクアペタイト・フレームワークの活用を通じて、経理管理とリスク管理を一体的に運営しております。 なお、記載事項のうち将来に関する事項は当期末(2026年3月31日)現在において当社が判断したものです。 1.事業環境に関するリスク (1) 各種法令等に関するリスク ①免許業務について 当社の主要業務である貸借取引業務は金融商品取引法第156条の24の規定により内閣総理大臣の免許を受けて運営しております。また、子会社では、日証金信託銀行は銀行法および金融機関の信託業務の兼営等に関する法律の免許および認可を受けて信託銀行業務を営み、日本ビルディングについては宅地建物取引業法等の適用を受けております。 現時点では、免許取消や業務停止等の処分を受けるような事由は発生しておりませんが、将来、何らかの理由により、こうした処分等を受けることとなった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ②業務内容の制限等について 証券金融会社は、金融商品取引法の定めにより、免許業務である貸借取引業務以外で運営可能な業務の範囲が制限されております。こうした規制は、証券市場のインフラである貸借取引業務の安定運営を目的としており、新規業務を起ち上げる際などにおいて必要な承認が得られない場合には、事業機会を逸失するなど、当社グループの事業運営及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③コンプライアンスに関するリスク 当社は、コンプライアンスを企業経営の前提と位置づけ、コンプライアンス統括部を中心に当社全般のコンプライアンスを推進しております。役職員に対しては、投資家保護の意識を高め、公正かつ適切な業務運営を行うため、定期的にコンプライアンス研修を実施するほか、随時、業務に即した研修、指導を行うことにより、コンプライアンス意識の徹底を図っております。 また、当社グループを取り巻く事業環境の様々な変化に対応すべく、既存業務の強化を図るとともに、新規業務の開始による収益源の多様化等に取組む中で、新たなコンプライアンス・リスクが生じる可能性も念頭に、グループ各社の役職員が参加する外部講師による講演会開催や研修など各種啓蒙活動の実施のほか、グループ各社間において情報および認識の共有を随時図ることを通じてコンプライアンス意識の徹底に取組んでおります。 しかしながら、役職員の故意または過失によりコンプライアンス・リスクが顕在化した場合、または法人としてコンプライアンス・リスクが顕在化した場合は、取引先との信頼関係の低下や、損害賠償、行政処分等に直面するおそれがあります。その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④法令等の変更に伴うリスク 当社グループに関連する、金融商品取引法、銀行法、信託業法、宅地建物取引業法等の法令・規則等が変更された場合には、市場環境の変化等を通じて直接的又は間接的に当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。しかしながら、具体的にどのような影響が発生し得るかについては、将来において決定される法令等の改正の内容によるため、現時点ではその内容等を予測することは困難であり、当社グループがコントロールしうるものではありません。 (2) 制度信用取引の動向に関するリスク ①制度信用取引残高の変動に伴うリスク 当社は、証券金融の専門機関として証券・金融市場の発展に貢献することを使命とし、当社基幹業務である貸借取引業務の強化と、当社グループが提供する金融・証券関連サービスの拡充・強化により、ビジネス基盤の一層の拡大に取組んでおります。 こうした取組みにより当社収益基盤の多様化が着実に進む一方で、免許業務である貸借取引業務の重要性は依然として高く、株式市況の動向等の影響から、制度信用取引の主たる利用者である個人投資家の利用減少等により、制度信用取引残高・貸借取引残高が減少した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②運用スタイルの多様化に伴うリスク 個人投資家の運用スタイルは多様化が進んでおり、株価指数や外国為替の先物取引や、信用取引の中でも自由度の高い一般信用取引の利用が増えています。 当社では、一般信用取引向けに資金(一般信用ファイナンス)および株券(一般貸株)の貸付業務を展開しているほか、信用取引にかかる解説動画の作成等を通じて制度信用取引・貸借取引の普及活動に取り組んでおります。 しかしながら、こうした地道な取り組みが必ずしも株式取引・信用取引・貸借取引の残高増加に直結するとは限らず、株式市場における取引高が縮小する場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 2.事業運営上のリスク (1)信用リスク 当社の貸付業務では、有担保で取引を行うことを基本原則としており、信用リスクの顕在化に備え流動性の高い有価証券を担保として受入れています。さらに資産の健全性の維持・向上を図るため、保有資産について厳格な自己査定を実施しているほか、信用供与先については社内格付により信用リスクを評価するとともに、信用リスクについて計量化による管理やストレステストを実施するなど厳格な管理態勢を整備しています。 また、子会社の日証金信託銀行においては銀行業務の一環として無担保貸付業務を行っておりますが、本邦政府向けが大宗を占めるなど信用リスクは限定的であるほか、厳格なリスク管理およびポートフォリオ管理を行っております。 しかしながら、信用供与先の経営状況の急激な悪化に加え担保として受入れている有価証券の価格が想定を超えて下落した場合は、貸出債権を回収できない恐れがあり、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)市場リスク 当社グループは資金を効率的に活用する観点から、ALMの一環としてポートフォリオにおける運用資産の多様化・分散投資を推し進めております。 このうち、国内外の債券については、各国中央銀行による金融政策の変更や各国財政政策に対する信認の低下等を要因に国債金利が急騰した場合などにおいて、想定以上の評価損や実現損が発生する可能性があります。同様に、外国為替市場において日本円が上昇した場合には、保有する外貨建て有価証券について評価損や実現損が発生する可能性があります。 また、市場性のある株式を保有しており、株価の下落により保有株式に評価損等が発生する可能性があるほか、非上場投資信託等も保有しており、金融市場の混乱等により、市場において正常な取引ができなくなる場合や通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされる可能性があります。 当社グループでは、市況を注視するとともに適宜デリバティブ取引等によるヘッジオペレーションの実施等により市場リスクの低減に努めておりますが、突発的な市場の急変動等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)資金および有価証券調達に関するリスク ①資金調達環境の悪化等によるリスク 当社グループは主として、コールマネーやコマーシャル・ペーパー、債券レポ取引等、比較的短期かつ低利の資金を調達することにより、業務を運営しております。また、外貨を含めた調達手段の多様化、安定した調達先の確保に努めるとともに、日証金信託銀行との緊密な連携を通じた連結ベースでの資金繰り管理を行うなど、厳格な流動性リスク管理を行っております。しかしながら、金融市場の混乱や短期金利の急激な上昇、当社グループの財務状況の悪化などにより、資金調達コストが上昇したり、取引制限を受ける可能性があり、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②格下げによるリスク 当社の主要業務である貸借取引業務をはじめとする各種業務の運営に必要となる資金および有価証券を安定的に調達するためには、高い水準の格付けを維持することが求められます。しかしながら、財務状況の悪化など当社固有の要因に限らず、日本国債の格下げ等の影響により、当社格付が引き下げられた場合には、取引条件の悪化を余儀なくされたり、十分な資金および有価証券の確保が困難となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)自己資本にかかる規制に関するリスク 当社は、貸借取引を核とするセキュリティ・ファイナンス業務の安定運営を確保する観点から、日本銀行のオペレーションや決済機構の参加資格を有しており、証券会社と同様に自己資本規制比率200%を維持することが求められております。 また、連結子会社の日証金信託銀行についても、単体自己資本比率を2006年金融庁告示第19号に定められる国内基準である4%以上の水準を維持する必要があります。 これら基準を下回った場合には、日銀オペレーション等の参加資格の全部または一部停止措置を受けることにより、当社業務の安定運営に支障が生じる可能性や、日証金信託銀行の業務の全部または一部の停止命令を受ける可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)金融市場におけるテールリスクの発生 2008年のリーマンショック発生時に連結ベースで最終赤字を計上した経験を踏まえ、当社による子会社の日証金信託銀行の日次モニタリングや定期的なミーティング開催などを通じてグループリスク管理の強化を推進しているほか、市況が急速に悪化した場合においても業務を安定して運営できるよう、充分な自己資本の維持に努めております。 しかしながら、金融市場におけるテールリスクの発生を予見することは困難であり、そうしたリスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)オペレーショナルリスク ①情報システムに関するリスク 当社は証券市場のインフラとしての貸借取引業務の運営に必要なシステムを始め、様々な情報システムを利用しており、それらシステムの安定稼働に万全を期すべく、ネットワーク・機器類の二重化やメンテナンスの実施等によりシステム障害発生の未然防止に努めているほか、コンティンジェンシープランを策定し、障害発生時においても早期に復旧させる体制を構築しております。また、システム開発・運用を安全かつ効率的に行うため、作業手順を明確化するとともに監視体制を整備しています。これらの対策にもかかわらず不測の要因により業務継続に支障が生じる重大なシステム障害が生じた場合は、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②サイバーセキュリティに関するリスク デジタル技術の高度化が加速する中で、当社グループを取り巻くサイバーリスクが高まっていることを踏まえ、システム面での対応に加え、グループ各社とも連携しながらサイバーセキュリティ態勢の強化にも取組んでおります。 しかしながら、高度化または巧妙化されたサイバー攻撃等により、想定外のシステム障害等が発生し、当社グループの業務継続に甚大な支障が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③情報漏洩リスク 取引先の情報等の情報資産の保護については、さまざまなセキュリティ対策を整備するとともにその取扱いを役職員に周知徹底しています。しかしながら、人為的ミスや不正行為、サイバー攻撃を含む外部犯罪等によって重要な情報が漏洩した場合は、当社の信用力が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④自然災害等に関するリスク 当社は、貸借取引業務を最重要業務として位置づけ、証券・金融市場のインフラを支える企業としての責務を果たすべく、大規模災害等が発生した場合においても、業務の継続や早期復旧を図るための業務継続体制を構築しており、大阪支社等を活用したデュアル・オペレーション体制やテレワークの推進などに取り組んでおります。 また、子会社の日証金信託銀行では金融市場において定期的に開催される合同訓練に参加し、当社との連携確認の実施等に取組むとともに、当社大阪支社等を活用した業務継続体制の強化を進めております。 同じく子会社の日本ビルディングにおいてもBCP対策委員会を設置し、所有・管理するビルの安全を確保する観点から、業務継続体制の強化に努めております。 しかしながら、想定を大幅に上回る自然災害や停電、戦争、犯罪・テロの発生、各種感染症が流行した場合には、当社グループの業務運営に支障をきたすリスクがあり、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 3.子会社・関連会社固有のリスク 当社の子会社・関連会社では不動産業務、情報処理サービス業務の事業を展開しており、以下の様な事象が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (1)不動産業務 不動産市況の悪化や空室率の上昇等により業績が悪化するリスクがあります。また、周辺地域において再開発が相次ぐなか、所有ビルの資産価値・競争力向上等の観点から、戦略的にビルの建替え等を実施することとなった場合には、一時的な費用の発生や、工期中に賃料収入等が減少する可能性があります。 (2)情報処理サービス業務 当社の持分法適用関連会社2社は、情報処理サービス業務を営んでおります。取引先企業のシステム投資意欲が減退した場合や提供するシステムおよびサービスにおいて障害等が発生した場合には、当社グループの持分法投資損益に影響を及ぼすリスクがあります。 4.事業戦略が奏功しないリスク 当社は、第8次中期経営計画のもとで、証券・金融市場の参加者の取引ニーズに機動的かつ柔軟に対応し、市場の発展に貢献することを通じて、高い財務の健全性維持のもとで持続的な成長・企業価値向上に向けてグループ企業の総力を結集して取り組みます。また、今後も資本コストを意識しながら、着実な収益基盤の強化と資本効率の安定的かつ着実な向上に努め、ROEについては第8次中期経営計画の期間において8%の実現を目指し、今後も着実な向上に向けて取り組んでいきます。 しかしながら、国内外の経済・金融情勢の悪化、本邦における金利環境の変化等による事業環境の悪化などの影響により、現在取組んでいる各種戦略・施策等が功を奏しないリスクがあり、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,184字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績の概況 (2025年度(2026年3月期)決算) 2025年度の当社グループの業績は、連結営業総利益は21,856百万円(前期比16.6%増)と増益となりました。株式市況が堅調に推移したことや市場金利の上昇などによる資金需要の増加などを背景に、貸借取引業務や株券レポ取引等が堅調に推移したことによるものです。これに伴い、連結営業利益は14,016百万円(同23.7%増)、連結経常利益も14,996百万円(同19.9%増)と大幅な増益となりました。前期に計上した特別利益(1,828百万円)が剥落したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.3%増の10,611百万円となりました。 (単位:百万円) 連結損益   前期比   増減率 営業収益(除く品貸料)   105,300   49,996   90.3% 含む品貸料   114,211   54,724   92.0% 営業費用(除く品借料)   83,463   46,857   128.0% 含む品借料   92,354   51,614   126.7% 営業総利益   21,856   3,110   16.6% 一般管理費   7,840   423   5.7% 営業利益   14,016   2,686   23.7% 営業外損益   980   △197   △16.8% 経常利益   14,996   2,489   19.9% 特別損益   -   △1,828   △100.0% 税金等調整前当期純利益   14,996   660   4.6% 親会社株主に帰属する当期純利益   10,611   235   2.3% (2) 財政状態に関する分析 《当社グループの資産、負債、キャッシュ・フローの特徴》 資産は、貸借取引貸付(営業貸付金)および日銀当座預金への預け金(現金および預金)、セキュリティ・ファイナンスにおいて有価証券を調達する際に差し入れる担保金(借入有価証券代り金、買現先勘定)、資金の効率的な活用を目的として保有する有価証券が大宗を占めます。 負債は、これらの貸付の原資となるコールマネーやコマーシャル・ペーパーといった市場性調達のほか、セキュリティ・ファイナンスにおいて有価証券を貸し付ける際に受け入れる担保金(貸付有価証券代り金、売現先勘定)が中心となります。 なお、近年注力してきましたセキュリティ・ファイナンス業務の中でも債券レポ・現先取引は、取引ロットが大きいことから業務の成長に伴いその残高が大きく増加しています。当該取引は貸し手と借り手のニーズをマッチングさせる仲介取引であることから、当社の貸借対照表上、資産(借入有価証券代り金、買現先勘定)、負債(貸付有価証券代り金、売現先勘定)が両建てで計上されます。ただし、当該取引では、取引対象債券の担保として債券時価相当額の現金を受払し、取引期間中は日々時価評価を行い、マージンコール(現金担保と債券時価額との差額を受払すること)を適切に実施することでネットエクスポージャーを抑制しています。また、取引先の殆どが信用度の比較的高い金融機関もしくは中央清算機関による債務引受の対象となっております。こうしたリスクコントロールによって、ネットエクスポージャーと信用リスクの増加を適切に管理しています。 その他のセキュリティ・ファイナンス業務についても、債券レポ・現先取引と同様のリスクコントロール手段に加え、取引対象株式のボラティリティや市場流動性等に応じて適切なヘアカット(掛目)を設定し、ネットエクスポージャーの拡大を抑制しています。また、当社は統合リスク管理の枠組みのもと、日次で信用リスク量を計量し、当社の経営体力を踏まえて設定したリスク資本の枠内に収まるように管理しています。さらに取引先別にストレス時を想定したネットエクスポージャーが一定の限度内に収まっていることを日次でモニタリングし、特定の取引先への過度なネットエクスポージャーの発生を抑えています。 キャッシュ・フローは、主に上記の資産・負債の変動によるもののほか、配当金の支払および自己株式取得・処分等により発生するものが中心となります。 なお、資産における現金および預金は、負債における日証金信託銀行の信託勘定における待機資金の状況やグループ全体の資金繰りの状況等により大きく増減することがあります。 また、現時点では重要な資本的支出の予定はありません。 ①資産、負債および純資産の状況 当期末(2026年3月31日)の資産合計額は買現先勘定の増加等により15兆5,186億円(前連結会計年度末比1兆7,490億円増)、負債合計額は貸付有価証券代り金の増加等により15兆3,811億円(同1兆7,458億円増)、純資産合計額はその他の包括利益累計額の増加により1,374億円(同31億円増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当期末における現金および現金同等物は1兆5,597億円(前連結会計年度末比1,244億円増)となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 ○営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,350億円の流入超(前連結会計年度5,350億円の流出超)となりました。これは、売現先勘定等が増加したことによるものです。 ○投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、4億円の流出超(前連結会計年度17億円の流入超)となりました。これは、投資有価証券の取得による支出によるものです。 ○財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、102億円の流出超(前連結会計年度90億円の流出超)となりました。これは、配当金支払いおよび自己株式の取得のための支出によるものです。 (3) 当社グループ業務別営業総利益の状況 前連結会計年度(通期)  (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)    当連結会計年度(通期)  (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   増 減 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   比率(%) 証券金融業   14,905   77.9   16,867   75.7   1,962   13.2 貸借取引業務(除く品貸料)   4,385   22.9   6,977   31.3   2,591   59.1 セキュリティ・ファイナンス業務   7,343   38.4   7,095   31.9   △248   △3.4 株券レポ取引等   1,760   9.2   2,166   9.7   406   23.1 債券レポ・現先取引   4,057   21.2   3,085   13.9   △972   △24.0 一般信用ファイナンス   358   1.9   426   1.9   68   19.0 一般貸株   663   3.5   833   3.7   170   25.6 リテール向け   504   2.6   583   2.6   78   15.5 有価証券運用等   3,176   16.6   2,794   12.5   △381   △12.0 信託銀行業   3,043   15.9   4,295   19.3   1,251   41.1 不動産賃貸業   1,185   6.2   1,110   5.0   △75   △6.3 合計(個別合算)   19,134   100.0   22,273   100.0   3,138   16.4 合計(連結)   18,746   -   21,856   -   3,110   - (4) 当社グループ貸付金の状況(平均残高) 前連結会計年度(通期)  (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)    当連結会計年度(通期)  (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   増 減 (億円)   (億円)   (億円) 貸借取引貸付金(融資)   3,708   4,043   335 貸借取引貸付有価証券(貸株)   1,595   2,523   928 セキュリティ・ファイナンス   122,158   132,523   10,364 株券レポ取引等   8,069   10,775   2,705 債券レポ・現先取引   112,996   120,733   7,736 一般信用ファイナンス   446   464   18 一般貸株   392   230   △162 リテール向け   253   318   65 信託銀行貸付金   1,757   825   △931 (5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当該事項につきましては、(1)経営成績の概況をご参照ください。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当該事項につきましては、(2)財政状態に関する分析をご参照ください。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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