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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本M&Aセンターホールディングス

Nihon M&A Center Holdings Inc.2127 · Prime · サービス業

M&A仲介のパイオニア。譲渡・譲受両面のマッチングに加え、評価・PMI・ファンド運営まで総合的に手掛ける。

概要

日本M&Aセンターホールディングスは、中堅・中小企業のM&A(合併・買収)仲介を主力とする持株会社である。1991年に公認会計士・税理士のネットワークを基盤に設立され、現在はM&A仲介、企業評価、PMI(買収後統合)コンサルティング、ファンド運営などM&Aの全プロセスをカバーする。2026年3月期の連結売上高は503億円、経常利益は191億円、従業員数は1,062人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

売上の96%を占めるM&A仲介事業

当社グループの核はM&A仲介事業であり、2026年3月期の売上高503億円のうち484億円(96%)を占める。案件開拓は三つのルートで行う。第一に、全国の金融機関や会計事務所とのネットワークを通じた紹介。第二に、上場企業を含む一般事業法人やファンドへの直接コンタクトとダイレクトマーケティング。第三に、特定業種に特化した専門アプローチである。受託後は譲渡企業の評価、譲受企業への提案、交渉調整、契約締結までを一貫して仲介し、着手金(100~500万円)と成功報酬(レーマン方式、企業規模に応じ逓減)を得る。2026年3月期の成約件数は非開示だが、売上高の伸びから案件数は堅調に推移している。

M&A周辺サービスとファンド運営

M&A仲介を補完する周辺サービスとして、連結子会社の株式会社企業評価総合研究所が企業価値算定やデューデリジェンス支援を、株式会社日本PMIコンサルティングが買収後統合(PMI)のコンサルティングを提供する。また、全国の会計事務所と連携した会員組織「地域M&Aセンター」を1,111拠点運営し、会費収入を得る。2019年からはTOKYO PRO Marketへの上場支援業務を開始した。ファンド運営分野では、事業承継ファンド(日本プライベートエクイティ)、成長戦略ファンド(日本投資ファンド、日本政策投資銀行との合弁)、個人M&A支援ファンド(サーチファンド・ジャパン)、クロスボーダーファンド(AtoG Capital)など複数のファンドを傘下に持ち、2026年4月には中間持株会社J-Capitalを設立してファンド事業を統括する。

全国の金融・会計ネットワークとASEAN展開

当社の競争力の源泉は、創業時から築いてきた情報ネットワークにある。1991年に約50の会計事務所との連携でスタートした地域M&Aセンターは、現在1,111拠点に拡大。2000年には全国金融M&A研究会を発足させ、地方銀行や信用金庫とのネットワークを構築した。これにより、中堅中小企業のM&A案件を効率的に収集できる。海外展開では、2016年にシンガポールオフィスを開設後、ベトナム、マレーシア、タイ、インドネシアに現地法人を設立。2026年3月期現在、ASEAN地域に5カ国6拠点を持ち、日本企業によるクロスボーダーM&Aを支援している。

業界の中での役割は中堅中小企業向けM&A仲介・周辺サービス提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
503億円
営業利益
188億円
営業利益率
37.4%
純利益
125億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01M&A仲介主力

金融機関や会計事務所等のネットワーク、ダイレクトマーケティング、業種特化型アプローチで案件を開拓。譲渡企業受託から譲受企業への提案、交渉、契約締結までを仲介し、着手金と成功報酬を得る。

主な製品・サービス1
M&A仲介サービス
企業の譲渡・譲受を仲介。着手金(100~500万円)と成功報酬(レーマン方式)を収益源とする。譲渡企業の評価、買収監査の調整なども支援。

02M&A周辺サービス準主力

企業評価、PMI(買収後統合)コンサルティング、地域M&Aセンター運営、TOKYO PRO Market上場支援などを提供。M&Aの全プロセスをカバー。

主な製品・サービス4
企業評価サービス
連結子会社「株式会社企業評価総合研究所」が提供。企業価値の算定やデューデリジェンス支援を行う。
PMIコンサルティング
連結子会社「株式会社日本PMIコンサルティング」が提供。M&A後の事業統合を円滑に進めるためのコンサルティング。
地域M&Aセンター運営
全国の会計事務所と連携した会員組織「地域M&Aセンター」(1,111拠点)を運営。会費収入を得る。
TOKYO PRO Market上場支援
プロ投資家向け市場への上場を目指す中堅中小企業に対し、上場プロセス全般を支援。

03ファンド運営準主力

事業承継や成長戦略、地域人材不足解消などをテーマとしたプライベートエクイティファンドを運営。日本プライベートエクイティ、日本投資ファンド、サーチファンド・ジャパン、AtoG Capitalなど傘下ファンドを通じて投資・運用を行う。

主な製品・サービス2
事業承継ファンド(日本プライベートエクイティ)
事業承継を目的としたファンド。中小企業の後継者問題解決を支援。
成長戦略ファンド(日本投資ファンド)
株式会社日本政策投資銀行との合弁ファンド。成長企業への投資・支援を行う。

製品と技術

M&A仲介サービス

当社の主力製品は、企業の譲渡・譲受を仲介するM&A仲介サービスである。譲渡企業から受託後、企業評価や案件化(提案資料作成)を経て、譲受企業を選定・提案する。秘密保持契約の下で「ノンネーム企業情報資料」から始め、段階的に詳細情報を開示。交渉段階では基本合意契約、買収監査(デューデリジェンス)の調整、最終契約締結までを支援する。収益は着手金(100~500万円)と成功報酬(レーマン方式:時価総資産に逓減料率を乗じる)で構成される。2026年3月期のM&A仲介事業売上は484億円で、グループ全体の96%を占める。

企業評価サービス

連結子会社の株式会社企業評価総合研究所(2016年設立)が提供する。M&Aの前段階で必要となる企業価値の算定や、財務・税務デューデリジェンスを支援する。中小企業の評価には、DCF法や類似会社比較法などの手法を用いる。このサービスにより、当社はM&A仲介と一体となったバリュエーションを顧客に提供できる。同社は独立した評価機関としての立場も持ち、第三者評価の需要にも応える。

PMIコンサルティング

連結子会社の株式会社日本PMIコンサルティング(2018年設立、旧日本CGパートナーズ)が提供する。M&A成約後、譲渡企業と譲受企業の事業統合を円滑に進めるためのコンサルティングサービスである。具体的には、組織統合計画の策定、人事・給与制度の統一、業務プロセスの標準化、企業文化の融合などを支援する。PMIの成否はM&Aの成果を左右するため、当社グループは成約後も顧客に寄り添う体制を取っている。

地域M&Aセンター運営

全国の会計事務所と連携した会員組織「地域M&Aセンター」を運営する。2026年3月時点で1,111拠点が加盟し、会費収入を得ている。会員である会計事務所は、自らの顧客企業のM&Aニーズを当社に紹介する役割を担う。これにより、当社は全国の中小企業の事業承継案件を効率的に発掘できる。会計事務所にとっては、専門外のM&A仲介を当社に任せつつ、紹介料を得られるメリットがある。

TOKYO PRO Market上場支援

2019年7月より開始したサービスで、東京証券取引所が運営するプロ投資家向け市場「TOKYO PRO Market」への上場を目指す中堅中小企業を支援する。上場プロセス全般(J-Adviserとしての助言、内部管理体制の構築、開示書類の作成など)を提供。この市場は通常の上場市場より基準が緩やかで、中小企業にとって事業承継や成長資金の調達手段として活用される。当社はこのサービスを通じて、M&A以外の資本政策ソリューションも顧客に提供している。

多様なプライベートエクイティファンド

当社グループは複数のファンドを運営する。日本プライベートエクイティ(2000年設立)は事業承継ファンドで、後継者不在の中小企業に資本参加し、経営再建や成長支援を行いながら出口を目指す。日本投資ファンド(2018年設立、日本政策投資銀行との合弁)は成長戦略ファンド。サーチファンド・ジャパン(2020年設立)は個人による企業買収を支援。AtoG Capital(2023年設立)はASEAN地域のクロスボーダーM&Aを促進。日本サーチファンド(2024年設立)は地域金融機関と連携し、地域人材不足解消をテーマとする。2026年4月にはこれらを統括する中間持株会社J-Capitalを設立した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

M&A仲介の国内最大手、高い収益性を誇る

同社は日本M&Aセンターホールディングスとして、中小企業向けM&A仲介サービスを提供する。売上高は約440億円と同業他社を圧倒し、国内M&A仲介市場でのシェアは高い。同業他社にはジンジブやイシンなど新興企業が存在するが、同社は中堅・中小企業の後継者不足対策としてM&A需要を取り込み、成約件数でもトップクラス。営業利益率は37%超と非常に高く、ビジネスモデルの収益性の高さを示している。市場は成長継続が見込まれる一方、競争激化や料率低下のリスクもある。2026年3月期は売上高が503億円と増収予想で、事業拡大を続ける。

強み

  • 国内M&A仲介で圧倒的なシェアを有し、ブランド力が強い。
  • 営業利益率37%超と極めて高く、効率的なビジネスモデルを構築している。
  • 多数のM&A案件情報を蓄積しており、成約率の高さを実現している。
  • 中小企業の後継者不足を背景に、M&A需要が増加しており、追い風となる。

課題

  • 新規参入が相次ぎ、手数料率の低下や差別化が難しくなる。
  • M&A業界の規制強化がビジネスモデルに影響する可能性がある。
  • 景気悪化時にはM&A需要が減少するリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字が日本M&Aセンターホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18522名古屋銀行3,525億円17.3倍
28628松井証券3,067億円19.7倍
34373シンプレクス・ホールディングス2,840億円26.5倍
48609岡三証券グループ2,751億円11.2倍
58616東海東京フィナンシャル・ホールディングス2,319億円13.6倍
62127日本M&Aセンターホールディングス2,224億円16.8倍
78566リコーリース2,125億円16.3倍
88511日本証券金融2,042億円19.0倍
98698マネックスグループ1,797億円16.5倍
108584ジャックス1,705億円10.0倍
118585オリエントコーポレーション1,468億円11.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

会計士ネットワークで創業した1991年

1991年4月、全国の公認会計士・税理士が中心となり、株式会社日本エム・アンド・エーセンターを設立(資本金5千万円、本社東京都新宿区)。同年7月には約50の会計事務所とのネットワークを構築し、地域M&Aセンターを順次設立。9月には大阪支社を設置した。創業時から、会計士・税理士というM&Aに必要な専門知識を持つ人材のネットワークを活用する戦略を採り、中小企業の事業承継ニーズに応える基盤を整えた。

金融機関ネットワークを確立した2000年

2000年5月、当社の働きかけにより全国金融M&A研究会が発足し、全国の地方銀行とのネットワークを構築。同時に信金中央金庫および全国の信用金庫との業務提携契約を開始した。これにより、金融機関からの案件紹介ルートを強化。2002年12月には商号を株式会社日本M&Aセンターに変更し、企業ブランドを確立した。2003年11月には本社を東京都千代田区丸の内に移転し、首都圏でのプレゼンスを高めた。

株式公開から第一部昇格(2006~2007年)

2006年10月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場からわずか1年2カ月後の2007年12月には、東証第一部へ市場変更を果たした。この急速な昇格は、M&A仲介市場の成長と当社の業績拡大が評価された結果である。上場により資金調達力と知名度が向上し、以降の事業拡大の原動力となった。2010年には札幌営業所、2013年には名古屋支社を設置し、全国展開を加速した。

周辺サービス拡充と海外進出(2016~2020年)

2016年、企業評価サービスを提供する子会社(企業評価総合研究所)を設立し、M&Aの上流工程を強化。同年、シンガポールオフィスを開設し、海外展開の第一歩を踏み出した。2018年にはPMIコンサルティング子会社(日本PMIコンサルティング)とM&Aプラットフォーム子会社(バトンズ)を設立。2020年にはベトナム現地法人を設立し、東南アジアでの拠点網を拡大。この時期、M&A仲介から周辺サービス、海外市場まで事業領域を広げた。

持株会社移行とファンド事業の多様化(2021~2023年)

2021年10月、純粋持株会社体制へ移行し、グループ統治を強化。同年からマレーシア、タイに相次いで拠点を設置。2022年4月には東証プライム市場へ市場変更した。ファンド事業では、2020年にサーチファンド・ジャパンを設立し個人M&A支援に参入。2023年12月にはクロスボーダーM&Aファンド(AtoG Capital)を設立。さらに2024年にはDX人材センターや日本サーチファンドなど新たな子会社を設立し、M&Aエコシステムの拡充を進めた。

ファンド中間持株会社設立とASEAN体制完成(2024~2026年)

2024年から2026年にかけて、インドネシア現地法人(2025年6月)やタイ現地法人(2024年1月)を設立し、ASEAN主要国での拠点網を完成させた。2026年4月には、ファンド事業を統括する中間持株会社J-Capitalを会社分割により設立(資本金3億円)。これにより、複数のファンドの収益を明確化し、ガバナンスを強化した。2026年3月期の連結売上高は503億円と過去最高を更新し、成長軌道を維持している。

年表38件を開く

1990年代

  • 1991年4月創業全国の公認会計士・税理士が中心となり株式会社日本エム・アンド・エーセンターを設立(設立時資本金5千万円)本社 東京都新宿区西新宿六丁目
  • 1991年7月創業全国の約50の会計事務所とのネットワークを構築し地域M&Aセンターを順次設立 ※1
  • 1991年9月大阪支社設置

2000年代

  • 2000年5月創業当社の働き掛けにより全国金融M&A研究会が発足、当社と全国の地方銀行とのネットワークが構築される。信金中央金庫及び全国の信用金庫との業務提携契約を開始 ※2
  • 2002年12月商号変更商号を株式会社日本M&Aセンターに変更
  • 2003年11月本社を東京都千代田区丸の内一丁目に移転
  • 2006年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に当社株式を上場
  • 2007年12月東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所第一部へ市場変更

2010年代

  • 2010年4月札幌営業所設置
  • 2013年4月名古屋支社設置
  • 2016年1月100%子会社株式会社企業評価総合研究所を設立(資本金1千万円、現連結子会社)
  • 2016年4月福岡営業所設置
  • 2016年4月シンガポール・オフィス設置
  • 2016年8月創業株式会社事業承継ナビゲーター(現株式会社ネクストナビ)を設立(資本金4千万円、現持分法適用関連会社)
  • 2018年1月創業株式会社日本投資ファンドを設立(資本金8百万円、現持分法適用関連会社)
  • 2018年4月100%子会社株式会社日本CGパートナーズを設立(資本金5千万円、現株式会社日本PMIコンサルティング、現連結子会社)
  • 2018年4月中四国営業所及び沖縄営業所設置
  • 2018年4月100%子会社アンドビズ株式会社を会社分割により設立(設立時資本金1億円、現株式会社バトンズ、現持分法適用関連会社)
  • 2019年7月上場J-Adviser資格取得及びTOKYO PRO Market上場支援サービスを開始
  • 2019年7月株式会社ZUUM-Aを設立(資本金1千万円、現連結子会社)
  • 2019年10月インドネシア駐在員事務所開設

2020年代

  • 2020年2月Nihon M&A Center Vietnam co.,LTDを設立(資本金VND6,365,100,000、現連結子会社)
  • 2020年3月マレーシア駐在員事務所開設
  • 2020年10月M&A株式会社サーチファンド・ジャパンを設立(資本金2千万円、現持分法適用関連会社)株式会社スピアを株式譲受により完全子会社化(現連結子会社)
  • 2021年8月Nihon M&A Center Singapore Pte. Ltd. 設立(資本金S$300,000、現連結子会社)
  • 2021年8月Nihon M&A Center Malaysia Sdn. Bhd. 設立(資本金RM1,000,000、現連結子会社)
  • 2021年10月純粋持株会社体制へ移行
  • 2021年11月タイ駐在員事務所開設
  • 2022年4月東京証券取引所市場第一部から東京証券取引所プライム市場へ市場変更
  • 2023年7月創業NOBUNAGAサクセション株式会社を設立(資本金1億円、現持分法適用関連会社)
  • 2023年12月100%子会社株式会社AtoG Capitalを設立(資本金5千万円、現連結子会社)
  • 2024年1月Nihon M&A Center (Thailand) Co., Ltd.を設立(資本金THB8,000,000、現連結子会社)
  • 2024年2月100%子会社株式会社日本DX人材センターを設立(資本金1千万円、現連結子会社)
  • 2024年4月創業九州M&Aアドバイザーズ株式会社を設立(資本金2億円、現持分法適用関連会社)
  • 2024年10月株式会社日本サーチファンドを設立(資本金1億円、現連結子会社)
  • 2025年6月PT Nihon Mergers And Acquisitions Center Indonesiaを設立(資本金IDR10,010,000,000、現連結子会社)
  • 2025年7月創業株式会社おきぎんサクセスパートナーズを設立(資本金1億円、現持分法適用関連会社)
  • 2026年4月100%子会社株式会社J-Capitalを会社分割により設立(資本金3億円、現連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結経常利益2033年3月期まで300億円
  • 連結売上高2027年3月期まで52,800百万円
  • 連結営業利益2027年3月期まで19,300百万円
  • 連結経常利益2027年3月期まで19,300百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コンサルタントの採用・育成・定着

    優秀な人材の採用を強化し、研修とOJTで早期戦力化を図る。中堅・若手の離職防止のため、役員による定期面談を実施。社長直轄で各種施策を推進。

  2. 02

    新規売り受託の質的改善

    成約可能性と顧客への結果責任を重視した受託方針に転換し、スクリーニングを厳格化。良質な受託案件を増やし、成約率向上を目指す。

  3. 03

    M&A成約件数増加への取り組み

    譲受審査体制の充実、部長職の案件マネジメント定型化、キックオフミーティング実施、新人コンサルタントへの企業評価実践必修化により、顧客満足度と成約件数の持続的向上を図る。

  4. 04

    コンプライアンス重視の経営強化

    通報窓口の充実、CCOによる営業部門との定期面談、コンプライアンス体制・リスクマネジメントの強化、内部監査体制の強化、定期的な研修・教育、人事評価への倫理観の組入れ、業務プロセス管理による品質向上とガイドライン遵守を徹底。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,062人が働いている。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月283
2018年3月337
2019年3月1,41435.13.8451
2020年3月1,35334.73.5582
2021年3月1,24334.33.4810
2022年3月972
2023年3月1,083
2024年3月1,043
2025年3月1,0861,538
2026年3月1,0621,770

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都千代田区249百万円
M&A 仲介事業
中部支社 — 名古屋市中村区65百万円
M&A 仲介事業
中四国支社 — 広島市東区49百万円
M&A 仲介事業
九州支店 — 福岡市博多区48百万円
M&A 仲介事業
熱海研修所 — 静岡県熱海市45百万円
M&A 仲介事業
西日本支社 — 大阪市北区37百万円
M&A 仲介事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社日本M&Aセンター(注)1,4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社経営プランニング研究所
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社企業評価総合研究所
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社日本PMIコンサルティング
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他13社
    ― · 連結子会社
  • 国内
    株式会社ネクストナビ
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 国内
    株式会社バトンズ(注)2
    東京都中央区 · 持分法適用会社
    議決権32.5%
  • 国内
    株式会社日本投資ファンド
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 国内
    株式会社サーチファンド・ジャパン
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権27.5%
  • 国内
    その他14 社
    ― · 持分法適用会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は503億円営業利益188億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.1%、利益が+12.6%。

売上高
+14.1%
503億円
営業利益
+12.6%
188億円
純利益
+13.6%
125億円
営業利益率
37.4%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高528億円503億円
営業利益193億円188億円
純利益134億円125億円
1株あたり配当¥29¥29

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は91億円、営業利益は23億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.0%、営業利益は+35.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q11427
2024年1Q821720.79
2024年2Q1104440.028
2024年3Q1195142.936
2024年4Q13034
2025年2Q1865931.737
2025年4Q25510842.473
2026年2Q2268437.254
2026年4Q27710437.571
2027年1Q912325.320

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は72億円から503億円へ7.0倍に増えた。直近期の営業利益率は37.4%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月723421
2014年3月1055533
2015年3月1226340
株式会社事業承継ナビゲーター(現株式会社ネクストナビ)を設立(資本金4千万円、現持分法適用関連会社)
2016年3月1487148
2017年3月1919162
株式会社日本投資ファンドを設立(資本金8百万円、現持分法適用関連会社)
2018年3月24611781
J-Adviser資格取得及びTOKYO PRO Market上場支援サービスを開始
2019年3月28512589
株式会社サーチファンド・ジャパンを設立(資本金2千万円、現持分法適用関連会社)株式会社スピアを株式譲受により完全子会社化(現連結子会社)
2020年3月320145103
Nihon M&A Center Singapore Pte. Ltd. 設立(資本金S$300,000、現連結子会社)
2021年3月348155107
2022年3月404169114
NOBUNAGAサクセション株式会社を設立(資本金1億円、現持分法適用関連会社)
2023年3月41315598
九州M&Aアドバイザーズ株式会社を設立(資本金2億円、現持分法適用関連会社)
2024年3月441165107
株式会社おきぎんサクセスパートナーズを設立(資本金1億円、現持分法適用関連会社)
2025年3月44116716937.9110
100%子会社株式会社J-Capitalを会社分割により設立(資本金3億円、現連結子会社)
2026年3月50318819237.4125

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高503億円のうち、営業利益として残るのは188億円37.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は125億円、売上の24.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金39.8%200億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.9%115億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益37.4%188億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
60.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+29.8pt
37.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+19.8pt
24.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.9pt
25.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
18.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
51.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが156億円、投資CFが−43億円で、差し引きのフリーCFは113億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は394億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月273−73061
2014年3月43−10−83386
2015年3月37−63−14−2645
2016年3月44−52−15−823
2017年3月7815−269389
2018年3月98−81−341772
2019年3月69−6−456390
2020年3月103−58−2345112
2021年3月115223−31338419
2022年3月1113−59114473
2023年3月82−40−6142454
2024年3月105−182−152−77223
2025年3月131120−88251387
2026年3月156−43−106113394

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は662億円。このうち返さなくてよい自己資本が506億円で、自己資本比率は75.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月106842279.2
2014年3月1401093178.0
2015年3月1681353380.4
2016年3月2011683383.1
2017年3月2501618964.3
2018年3月3172209769.4
2019年3月3562738376.2
2020年3月4433598481.0
2021年3月5414479482.1
2022年3月5895107986.1
2023年3月65854711182.8
2024年3月58644014674.9
2025年3月61847614276.4
2026年3月66250615675.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
404億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
602億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
156億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中8位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中186位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
25.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
37.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.4%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥660で、1年前と比べて-12.1%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥660-2.7%1ヶ月+3.9%1年-12.1%時価総額2,224億円
過去52週の値幅
安値¥607.7高値¥813

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.8倍
PER (会社予想)15.7倍
PBR4.40倍
配当利回り4.39%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/31に-9.15%と急落。25日線(666.95円)を下回り、75日線(657.82円)も割り込む。52週高値813円からは約22%下落、安値607.7円からは約5%上昇。出来高は935万株と前日比2倍超、売りが膨らんだ。RSIは36.87と中立圏だが、下値リスク残る。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは16.21倍(予想15.2倍)で業界平均の22.50倍を下回り、割安感がある。PBRは4.03倍と業界平均の3.17倍を上回るが、ROEが25.7%と高いため、PBRの高さは収益力で裏付けられている。配当利回りは4.55%と業界平均の2.73%を大きく上回り、株主還元が手厚い。配当性向は74.9%と高いが、安定した高配当は魅力。業績は安定的に推移しており、バリュエーションは割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.8倍23.4倍
PER (予想)15.7倍
PBR4.40倍3.51倍
ROE25.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

後継者不足を背景に中小M&A市場は拡大しており、成約件数は増加基調。強気派は市場成長と高い営業利益率を評価、一方弱気派は競争激化による手数料率の低下や、成約までに時間がかかるビジネスモデルの不確実性を懸念。株価は下落しているが、配当利回りは4.5%超。

プラスに働く材料7
  • 市場の成長性

    後継者不足でM&A仲介需要は拡大

  • 高い利益率

    営業利益率37%超と収益性が高い

  • 豊富な実績

    国内最大級の成約実績とノウハウ

  • 2026年3月期営業利益188億円予想、前期比12.6%増通年影響

    営業利益は167億円から188億円へ21億円増加、増益率12.6%の予想で株価を押し上げ

  • 売上高503億円計画、前期比14.1%増で成長加速通年影響

    売上高は前期比62億円増の503億円と過去最高、増収が営業利益に貢献

  • ROE25.7%と高い収益性を維持継続影響

    ROE25.7%はPBR4.03倍と整合し、資本効率の高さが継続的な株主価値創出に寄与

  • 配当利回り4.55%と株主還元が厚い継続影響

    配当利回り4.55%は高水準で、株価下落時には配当目的の買い支えが期待される

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    新規参入が増え手数料率が低下

  • 成約までの長期化

    M&Aは交渉に時間がかかり不確実性が高い

  • 売上高の頭打ち

    直近の売上は横ばいで成長が鈍化

  • 営業利益率が37.87%から37.38%へ低下通年影響

    営業利益率の低下幅は0.49ポイント、売上高計画ベースで営業利益を約2億円押し下げ

  • FY2025売上高は前期横ばい、成長の足踏み通年影響

    FY2025売上高は441億円で前期と同額、成長停滞によりFY2026計画の達成に不透明感

  • PBR4.03倍と割高バリュエーション不定影響

    PBR4.03倍は高水準で、増益予想の達成が遅れれば株価調整要因

  • 株価が1年で-11.7%と下落トレンド継続影響

    1年間で株価が11.7%下落、需給悪化で一段安のリスク

次の決算で確かめる点
成約件数
収益の源泉であり、業界内での競争力の指標
手数料率
競争環境やサービスの付加価値を反映
顧客紹介率
既存顧客からの紹介が新規案件獲得に重要

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり29で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.39%。

年間配当
¥29
1株あたり
配当利回り
4.39%
いまの株価に対して
配当性向
74.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月840.3
2018年3月16109.740.3
2019年3月12−29.241.2
2020年3月1313.042.1
2021年3月130.044.0
2022年3月1838.573.2
2023年3月2327.8278.0
2024年3月230.095.0
2025年3月2926.1109.7
2026年3月290.074.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥29

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ103,995人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.6%を占め、残る68.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他18.919.223.936.240.138.5
金融機関24.826.228.425.126.629.1
外国法人53.450.142.730.627.927.5
自己株式1.81.81.85.95.85.8
事業法人1.91.72.13.03.12.4
証券会社1.02.82.95.02.32.4
外国人個人0.00.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)17.50
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)8.48
03三宅 卓6.20
04分林 保弘2.56
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.13
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.94
07HSBC-FUND SERVICES CLIENTS A/C 500 HKMPF 10PCT POOL(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.63
08NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS SEC LENDING(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.37
09JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.26
10株式会社日本カストディ銀行(年金信託口)1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-05
    ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニー(Baillie Gifford & Co)
    新規の大量保有報告
    0.74%
    -0.17pt
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    9.58%
    +1.30pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+52%、1株純資産は14期で+51%。直近期のROEは25.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2610527.126.635.7
2014年3月216834.733.135.5
2015年3月258432.442.035.8
2016年3月3010532.054.141.3
2017年3月195137.646.940.3
2018年3月256842.872.040.3
2019年3月288436.155.041.2
2020年3月3211032.646.742.1
2021年3月3213426.692.244.0
2022年3月3515424.049.973.2
2023年3月3016418.733.1278.0
2024年3月3313821.829.995.0
2025年3月3514924.116.7109.7
2026年3月3915825.716.074.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額917百万円。

氏名役職年齢保有株数
三宅卓代表取締役 社長7420,890,783
楢木孝麿取締役副社長631,043,479
大槻昌彦専務取締役5666,744
竹内直樹専務取締役48254,529
武田安央取締役6096,963
森時彦取締役7411,400
竹内美奈子取締役652,970
錦戸景一取締役7340,000
清水喬雄取締役69
小林慎和取締役51953
山田善則取締役(監査等委員)802,970
松永貴之取締役(監査等委員)45
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
阿部美寿穂取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)534547470819164
社外取締役10989810

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,496字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社17社及び持分法適用関連会社18社で構成されております。 当社グループはM&Aの仲介を主たる業務としており、M&Aにおける全てのプロセスにおいて付加価値の高いサービスを提供できるM&A総合企業として以下のとおり事業領域を拡大しております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業は、M&Aの仲介事業という単一の事業セグメントであります。当社グループの売上分類といたしましては、(1)M&A仲介事業、(2)その他の事業に区分されております。 (1) M&A仲介事業 (当社グループのM&A仲介業務について) M&Aの仲介業務を遂行するためには優良な案件情報が最も大切ですが、当社グループでは案件情報に下記のとおり多面的にアプローチすることにより、それらを効率的に取得しています。 ・金融機関、会計事務所等を中心とした当社の情報ネットワークを通じてのアプローチ ・上場企業を含む一般事業法人、ファンド等に直接コンタクトし、また、各種ダイレクトマーケティングの手法により潜在的顧客に直接コンタクトするアプローチ ・特定の業種に専門特化し、専門的知見に基づくコンサルテーションによるアプローチ これらを効率よくかつ専門的にサポートするための部署をそれぞれ設置し営業活動をしています。 当社グループのサービスとして、M&A周辺分野といたしましては、2016年1月に設立した当社の連結子会社である株式会社企業評価総合研究所は、企業評価に係る業務を行っております。 2018年4月に設立した当社の連結子会社である株式会社日本PMIコンサルティングは、M&Aを成約した後に、速やかかつ円滑に事業統合するためのコンサルティング事業を行っております。 また、ファンド周辺分野といたしましては、日本プライベートエクイティ株式会社を2000年10月に設立して以来、同社を通じて事業承継をテーマとするファンド運営事業を行っております。また、2018年1月には、株式会社日本政策投資銀行と合弁で株式会社日本投資ファンドを設立し、成長戦略をテーマとしたファンド運営事業も開始いたしました。 2020年10月には、伊藤公健氏、キャリアインキュベーション株式会社、株式会社日本政策投資銀行と合弁で株式会社サーチファンド・ジャパンを設立し、個人によるM&A支援をテーマとしたファンド運営事業も開始いたしました。 2023年12月には、当社の連結子会社である株式会社AtoG Capitalを設立し、日本企業によるASEANの中堅・中小企業のクロスボーダーM&Aの促進を目的としたファンド運営事業も開始いたしました。 加えて、2024年10月には、当社の連結子会社である株式会社日本サーチファンドを設立し、地域金融機関との連携を通じて、地域ニーズに合致したサーチファンドを設立・運営し、優秀な経営者人材の発掘と育成をサポートすることにより、「地域の人材不足」と「経営者育成」という2つの課題の解決をテーマとしたファンド運営事業も開始いたしました。 また、2026年4月にはこれらのファンド事業を束ねる中間持株会社である株式会社J-Capitalを新設し、ファンド事業における収益区分を明確にしてまいります。 今後、中長期的には、M&A総合企業としてM&Aにおけるすべてのプロセスにおいて更に付加価値の高いサービスを提供できるよう、引き続き取組んでまいります。 (当社グループのM&A仲介業務の流れ) 当社グループのM&A仲介業務の流れは以下のとおりです。 1 マーケティング M&A仲介業務において、優良な譲渡企業の開発が最重要テーマです。これらの会社に関する信頼性の高い情報を数多く入手するために、当社グループでは多面的なアプローチによる案件カバー率の向上に取組んでおります。 2 譲渡企業受託 譲渡企業から個別相談がありましたら、譲渡の可能性、譲渡理由、案件の信頼性、概算価格などを検討し、受託審査を実施します。受託審査は当社のリスク管理上重要な役割を果たすのみならず、当社の案件の信頼性向上に寄与しております。 受託審査を通過した譲渡企業に対して重要事項を説明の上「提携仲介契約」を締結し、「着手金」を受領いたします。 着手金は会社規模に応じて通常100万円~300万円程となっております。 3 譲渡企業評価(案件化) 次のステップとして、譲渡企業の内容を正確に把握し、譲受企業への提案目的の資料を作成します。このステップを当社グループでは案件化と呼びます。案件化では以下の事を行います。 ① 企業情報資料の収集(会社案内、登記事項証明書、決算書などの資料の収集) ② 当社所定のインタビューシートの完成(各種定性情報のインタビュー) ③ 企業評価(企業価値参考価格の算定) ④ 譲受企業への提案書(企業概要書など)の作成 当社グループでは特にこの案件化のステップを重視してノウハウを構築しています。 譲渡企業の特徴、業界の特性、価格等が調査できましたら、譲受企業候補をリストアップし、譲渡企業の経営者と共に最適な譲受企業を選定します。 4 譲受企業への提案 選定された譲受企業に対して、譲渡企業を提案します。秘密保持の観点から最初の打診は企業名を伏せたA4で1枚程度の「ノンネーム企業情報資料」により行います。譲受企業が、さらなる検討を希望した場合は「秘密保持契約」を締結し、企業名・業績・業界特性などが記載された「企業概要書」を提出いたします。 企業概要書により譲受企業が本格的にM&Aの検討の開始を希望すれば、譲受企業に対して重要事項を説明の上「提携仲介契約」を締結し、「着手金」を受領いたします。着手金は会社規模に応じて通常100万円~500万円程となっております。「提携仲介契約」の締結先は、上記プロセスと並行して実施される受託審査通過企業に限られます。 5 各種交渉と契約の調整 ここでは、譲渡企業と譲受企業の交渉及び契約内容の調整と進捗管理を行います。 まず、譲渡企業と譲受企業の面談、現場見学などにより企業文化や経営者の人間性などの相互確認を促進しつつ、買収条件の交渉の調整を行います。 両者で一定の合意ができた場合、今までの条件交渉の結果を確認する「基本合意契約」を締結していただきます。 次に、譲受企業は「買収した後のリスクの確認」「譲渡企業の企業価値の確認」等を目的として、譲渡企業の内容確認を行うために買収監査(デューデリジェンス)を実施します。通常は公認会計士が決算書に関して「資産の実在性」、「負債の網羅性」等を譲渡企業へ出向いて調査します。近年では会計監査のみならず、弁護士による法務監査や土壌汚染調査等、監査の範囲が広がりつつあります。当社はこの買収監査の範囲の調整や買収監査がスムースに行えるような準備の支援について助言します。 買収監査の結果に基づき、譲渡企業と譲受企業の最終的な条件交渉が行われ、譲渡企業の社長や従業員の処遇などの細目の決定において当社グループは調整を行います。そして全ての条件項目が決定した段階で当事者間は最終契約を締結します。通常は、最終契約締結時に譲渡企業の株式を譲受企業が取得し、経営権が譲受企業に移行します。 当社グループは、これらの一連の作業が終了した時点で「成功報酬」を受領いたします。成功報酬は時価総資産に料率を乗じて算出します。料率は企業規模が大きくなるにつれて逓減するレーマン方式のテーブルを用います。成功報酬受領後、案件の紹介者に対して一定の紹介料をお支払いいたします。 (2) その他の事業 その他の事業としては、前記のとおり各地域の会計事務所が運営する地域M&Aセンター(2026年3月31日現在1,111拠点)の会員組織の運営(会費収入)等があります。 また、当社グループは、2019年より東京証券取引所が運営するプロ投資家向けの株式市場であるTOKYO PRO Marketへの上場支援業務を行っております。 TOKYO PRO Marketへの上場支援を通じて、中堅中小企業の事業承継と成長戦略を促進させるとともに、日本全国の地方創生に貢献してまいります。 事業の系統図(2026年3月31日現在)
経営方針・対処すべき課題3,904字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針及び経営環境 当社グループは、「M&A業務を通じて企業の存続と発展に貢献する」ことを企業理念として掲げております。企業は社会の公器であります。その公器たる企業の深刻な後継者問題・先行き不安問題を解決し事業を存続させること、そしてさらに相乗効果の発揮によりその事業を発展させ譲渡側・譲受側の両当事者はもとより、従業員、取引先等のステークホルダー全員が幸福になる友好的M&Aを実践すること、このことが当社グループの社会的ミッションであり、当社は構築した全国的情報ネットワークを基盤にM&Aのプラットフォームの役割を担うべきものと考えております。 以上の企業理念に基づき、企業の存続と発展のためのM&A仲介業務を通じて顧客に対して常に付加価値の高い役務を提供することにより積極的な成長カーブでの業績アップを図り、配当も確実に実行していくことを通じて株主の皆様方をはじめとするステークホルダーの方々に報いることを経営方針としております。 国内M&Aマーケットの中でも当社グループがメインターゲットとしている後継者問題解決のための中堅中小企業のM&Aマーケットは、少子高齢化や中堅中小企業をとりまく厳しい経済環境等を背景に今後も安定的に拡大を続け、短期的にそのトレンドが大きく変化することは現時点では考えにくいものと当社グループでは考えております。 (2)優先的に対処すべき課題 当社グループでは、企業理念の実現を通じて企業価値の向上を図るため、以下のテーマを自らに課して業務を推進しております。 ①持続的な再成長に向けての取り組み 会計不祥事の発覚から4年が経過し、当社グループでは次連結会計年度より2033年3月期までを「Next Genesis ビジョン300」と位置づけ、連結経常利益300億円達成に向け、当社グループが今後更なる成長を果たすために、以下の施策を重点的に一層強化してまいります。 ①-1_コンサルタントの成長と定着に向けた各種施策 優秀なコンサルタントとなり得る候補者をより多く採用し、併せて、それらの方々の成長・活躍を支援し、もって離職率を下げることは当社グループの重要課題と捉えており、トップ自らが積極的に対応しております。 採用したコンサルタントは、入社後、各種社内研修と現場でのOJTを充実することにより、着実に育成し、早期戦力化を図ってまいります。 同時に、優秀な人材の離職の防止も重要なテーマと考えており、とりわけ中堅人材の離職、3年未満の人材の離職、それぞれに対して適切な対応を行っています。 具体的には当社役員等が、部長陣等の管理者層、中核コンサルタント層、社歴の浅い若年層と各層に対しそれぞれ定期的な面談プログラムを設定し、それらを実行することで離職率の低減に努めております。 この結果、現在は、3年以上在籍しているコンサルタントの離職は減少傾向が継続しておりますが、一方で成約経験の少ない新人層においては一定数の離職が続いていることが課題であると認識しております。この現状を打破するべく、M&Aコンサルタントの採用・定着・育成を社長直轄事項とし、各種施策(予算設計・フォロー体制・採用活動の強化等)を最重要項目として対応してまいります。 ①-2_新規売り受託の質的な改善に向けた取り組み 当連結会計年度においては、上半期は成約件数および売上高の増加を最優先にしたことに加えて成約率向上を意識して受託スクリーニングを慎重に実施いたしました。下半期においては成約可能性、顧客に対する結果責任を考慮した受託方針へ転換したことから新規の売り受託件数は減少いたしました。一方で既に良質な受託ができていると考えているため、実質的な有効受託件数はむしろ増加していると判断しており、成約につながる案件は上昇すると見込んでおります。 ①-3_M&A成約件数増加に向けた取り組み 更なる成約件数増に向けて以下の取り組みを実施しております。 (1)譲受候補企業に関する審査体制を更に充実させることでお客様が安心、安全にM&Aの検討に取り組めるように取り組んでいます。 (2)これまで不統一であった部長職の案件マネジメント手法を定型化、標準化しております。 (3)商談開始時にM&A経験が豊富なベテラン勢や社内の専門家を加えて案件の分析ミーティング(キックオフミーティング)を実施しております。 (4)営業コンサルタントに入社後に最低3社の企業評価等の実践を必須化しております。 これら施策により顧客満足度を向上させ、結果として商談のリードタイム短縮や成約件数の持続的な向上につなげてまいります。 ①-4_業績予想達成に向けた取り組み 当連結会計年度における当社グループの売上高は50,257百万円(業績予想値は46,300百万円、達成率108.5%)、経常利益は19,154百万円(業績予想値は17,000百万円、達成率112.7%)となり業績予想値を着実に上回りました。 2027年3月期の連結業績予想は連結売上高52,800百万円、連結営業利益及び連結経常利益ともに19,300百万円といたしました。これは当連結会計年度と同様、2027年3月期においても確実に業績予想を達成することで、以下の成果を期しているためであります。 (1)第3四半期までに通期業績予想の大部分を達成し、第4四半期は翌事業年度のスタートダッシュに向けた準備を行うことで従来の持続的な成長サイクルを再構築いたします。 (2)営業コンサルタントの年間予算達成者比率を高めることで社員が自信を持ち、組織全体のモチベーションを向上させます。 (3)業績予想を確実に達成することで投資家の皆様からの信頼を回復し、長期的な関係を構築できるようにいたします。 ②コンプライアンス重視の経営の継続 当社グループは、これまでのコンプライアンス重視の経営を一層強化するため、当社グループが目指す将来像(ビジョン)を再定義、従来のフィロソフィーをコアバリューとして刷新いたしました。今後もM&A事業における外部環境の変化に合わせ、以下のとおり弛まずコンプライアンスを遵守した経営を継続するとともに更なる成長に向けて邁進してまいります。 ・通報窓口の充実強化、営業部門のキーパーソンとの定期的な面談の実施 当社グループの内部の相談・通報窓口を社内ポータルサイトのトップページに設置し、全社員に周知しております。今後とも社員が日常の中で疑問に感じたこと、気づいたことを気軽に相談・通報できる風通しの良い会社であり続けるよう注力しております。 また、当連結会計年度においても株式会社日本M&Aセンターの営業部門のグループリーダー職以上のキーパーソンとチーフ・コンプライアンス・オフィサー(CCO)又は当社の社外取締役との定期的な面談を実施し、営業部門とコンプライアンス部門等との間に定期的にコミュニケーションの機会を設けることで、信頼関係を涵養し、不正の未然防止・早期発見に役立てております。 ・コンプライアンス所管部署及びCCOによるコンプライアンス体制とリスクマネジメントの強化 当社及び株式会社日本M&Aセンターにおいてコンプライアンス統括部の責任者であるCCOが主体となり、コンプライアンス関連のルールの見直しやグループコンプライアンス体制の構築準備を行う等、コンプライアンス体制の充実を図りました。また、CCOがリスクマネジメント委員会委員長を兼任することでリスクマネジメントの強化を図っております。 ・監査・監督部門の体制強化 当社では内部監査経験の豊富な「内部監査部門の専担者」を配置し、監査・監督体制の強化に努めております。 ・実効性のあるコンプライアンス研修・教育の実施 当連結会計年度においても株式会社日本M&Aセンターの管理職向けのコンプライアンス研修を実施する等、役員・全社員を対象として定期的にコンプライアンス研修を実施いたしました。 また、当社グループ役員・全社員が遵守すべき「グループコンプライアンス基本指針」を定め、周知徹底を行うことで継続的にコンプライアンス意識の醸成を図っております。 ・総合的な人事評価の採用及び四半期業績達成に関する経営管理手法の見直し 株式会社日本M&Aセンターの人事評価につきましては、昇級・昇格要件に「倫理観」の項目を盛り込み、多面的かつ定性的な評価を実現する人事制度を策定し、運用しております。 ・業務プロセス管理部による業務の健全化と品質向上 業務や業務プロセスを正確に正しく行うことが不正防止と顧客満足に繋がり、結果として生産性の向上に直結するとの考えから、業務プロセス管理部においてM&A仲介における業務の健全化と品質向上を図っております。特に、中小企業庁が定める「中小M&Aガイドライン」及びM&A支援機関協会が定める「倫理規程」や「業界自主規制ルール」の遵守を徹底しています。 (3)目標とする経営指標と達成状況 目標とする経営指標と達成状況につきましては、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載しております。
事業等のリスク2,166字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 法的規制等にかかる事項 M&A仲介業務を遂行するに際しては、現在のところ、特に関係省庁の許認可等の制限を受けることはありませんが、今後、法令等の制定改廃により何らかの制限を受けることとなった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、近年の法整備に伴い、M&A取引の形態が多様化しており、これが当社グループのビジネスチャンスの拡大につながっていますが、今後、M&Aの取引に関連する税法、会社法等の制定改廃があった場合において、それがM&A取引の促進に負の影響を及ぼすものであったときは、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 情報セキュリティについて 当社グループは、顧客の機密情報について、秘密保持契約等により守秘義務を負っています。そのため、就業規則等にて機密情報の社員の守秘義務について明確に規定し、かつ全社員から秘密保持に関する誓約書を提出させる等、当該義務の周知徹底を図っています。また、当社が保有する情報及び情報システムを保護・管理することを目的として、「情報セキュリティマネジメントシステム」を構築し、情報セキュリティ方針を定めております。2016年5月には、一定の業務範囲において国際規格ISO27001の認証を取得し、現在も更新し、継続しております。 このように、当社グループでは情報セキュリティの確保が最も重要であるとの認識から、「システム面」「運用面」の双方における強化を継続して取組んでおります。 しかしながら、何らかの理由で機密情報が外部に漏洩した場合において、それが当社グループの責に帰すべきものであるときは、当社グループの信用失墜等につながりそれが当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 訴訟等に係る事項 当社グループは、有効なコンプライアンス体制の確立に努めておりますが、事業遂行にあたり、当社グループの法令違反の有無に拘わらず何らかの原因で当社グループが訴訟等を提起される可能性があります。 これらの訴訟が提起されること及びその結果によっては、当社グループの社会的な信頼性に影響が及ぶ可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 役員・従業員の不正によるリスク 当社グループは、コンプライアンス重視を経営上の重要な課題と位置付けており、内部統制システム整備の基本方針を定め、同システムの継続的な充実・強化を図っております。業務執行においては役員・従業員の不正及び不正行為の防止に万全を期しておりますが、万一不正及び不法行為が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) M&A仲介事業が経営成績上大きなウエイトを占めることについて 当社グループは、国内の中堅中小企業のM&Aの仲介事業を中心に専門的な役務提供を行っています。 国内M&Aマーケットの中でも当社グループがメインターゲットとしている後継者問題解決のための中堅中小企業のM&Aマーケットは、少子高齢化や中堅中小企業をとりまく厳しい経済環境等を背景に今後も安定的に拡大を続け、短期的にそのトレンドが大きく変化することは現時点では考えにくいものと当社グループでは分析しています。 しかしながら、将来的に中堅中小企業のM&Aマーケットが逆に縮小に転じるようなことがあった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、M&A仲介事業は、基本的には成功報酬型のビジネスであり、今後、案件完了が長期化した場合や成約率が低下した場合には当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 競合について 当M&A業界は、仲介業務を遂行するために必要な許認可等が存在するわけでもなく、基本的に参入障壁が低い業界といえます。 当社グループが、優良な案件情報を全国から継続的、安定的に入手するために構築した全国規模の情報ネットワークやこれまでの仲介実務の中で培ってきた当業界の固有のノウハウは、短期間には模倣できるものではなく、当社グループが他社との差別化を図り競争優位を確保できる重要な要因であると認識しています。 また、新規参入者の増加等による当業界の拡大は、当社グループが主に取扱っている国内の中堅中小企業のM&Aマーケットの底辺の需給拡大に直接的につながり、当業界の先駆者である当社グループにとっては逆にそれが有利に働くのではないかとも考えております。 しかしながら、今後、競合他社と多くの案件でバッティングし受託価額が下落するようなことがあれば当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,494字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況 A.財政状態 (a)資産の部 流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,192百万円(2.8%)増加し、43,758百万円となりました。これは主に、売掛金が1,824百万円減少し、現金及び預金が1,236百万円、その他が1,615百万円増加したことなどによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて3,244百万円(16.9%)増加し、22,464百万円となりました。これは主に、投資有価証券が2,542百万円、敷金及び保証金が2,285百万円増加し、長期貸付金が1,085百万円減少したことなどによります。 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて4,436百万円(7.2%)増加し、66,223百万円となりました。 (b)負債の部 流動負債は、前連結会計年度末に比べて3,237百万円(32.7%)増加し、13,133百万円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が500百万円、その他が1,826百万円増加したことなどによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて1,853百万円(43.1%)減少し、2,446百万円となりました。これは、長期借入金が1,900百万円減少し、繰延税金負債が46百万円増加したことによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,383百万円(9.7%)増加し、15,579百万円となりました。 (c)純資産の部 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて3,053百万円(6.4%)増加し、50,643百万円となりました。これは主に、利益剰余金が、親会社株主に帰属する当期純利益による増加額12,487百万円及び配当金の支払による減少額9,200百万円などにより3,261百万円増加したことなどによります。 B.経営成績 (a)売上高 当連結会計年度の売上高は50,257百万円と、前連結会計年度に比べて14.0%増加し、6,179百万円の増加となりました。 売上内訳といたしましては、M&A仲介事業が48,488百万円、その他の事業が1,768百万円であり、前連結会計年度と比べて、M&A仲介事業は5,779百万円の増加、その他の事業は400百万円の増加となりました。 (b)経常利益 当連結会計年度の経常利益は19,154百万円と、前連結会計年度に比べて13.2%増加し、2,236百万円の増加となりました。 売上原価は19,979百万円で、前連結会計年度に比べて2,604百万円の増加となりました。 販売費及び一般管理費は11,516百万円で、前連結会計年度に比べて1,528百万円の増加となりました。 営業利益は18,761百万円で、前連結会計年度に比べて2,045百万円の増加となりました。 営業外収益は447百万円で、主なものは受取利息173百万円であります。 営業外費用は54百万円で、主なものは支払利息53百万円であります。 この結果、経常利益は19,154百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は39,440百万円と、前連結会計年度末に比べて725百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動におけるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、15,551百万円と前年同期に比べ2,435百万円(18.6%)の増加となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が19,170百万円となったこと等を反映したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、4,314百万円(前年同期は11,982百万円の収入)となりました。これは主に敷金及び保証金が2,284百万円増加したこと、投資有価証券の取得による支出が2,155百万円、長期貸付けによる支出が799百万円あったこと及び有形固定資産の取得による支出が251百万円あったことや、定期預金の払戻による収入が1,397百万円あったこと等を反映したものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、10,588百万円と前年同期と比べ1,834百万円(21.0%)の増加となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が1,400百万円あったこと、及び配当金の支払額が9,200百万円あったこと等を反映したものであります。 ③生産、受注及び販売の状況 A.生産実績、受注状況 該当事項はありません。 B.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) M&A仲介事業   48,488   +13.5 その他の事業   1,768   +29.2 合計   50,257   +14.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定は次のとおりであります。 A. 繰延税金資産の回収可能性 (a) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額 繰延税金資産の金額は、連結財務諸表「注記事項(税効果会計関係)」の1.に記載の金額と同一であります。 (b) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、業績が著しく悪化する等して、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、課税所得が減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 A. 当連結会計年度の経過と経営成績 当社グループは、不祥事発覚後4年間の再生過程を経て、当連結会計年度において下表のとおり売上高並びに営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のすべてにおいて過去最高の業績を計上することができました。 当社グループ本来の業績達成サイクルへの回帰も着実に進行し、当社グループは次連結会計年度以降の「第2創業」としての再成長ステージに歩みを進めることができたものと認識しております。 当連結会計年度の成約件数は1,061件(前年同期比17件減)にとどまりましたが、他方では引き続きミッドキャップ案件(売上高10億円以上又は利益5千万円以上)の成約に注力した結果、1件当たりのM&A売上高は、前連結会計年度の39.6百万円と比べ6.1百万円増加し、45.7百万円となりました。 着実に成果が出つつあるミッドキャップ案件受託施策の一層の強化、大規模セミナー等のダイレクト企画やAI活用を推進する一方で、削減可能な各種費用の抑制等を図った結果、経常利益率は38.1%となり、高利益率体制を維持することができました。 当連結会計年度の 業績予想   当連結会計年度の 実績   前連結会計年度の 実績   業績予想の 達成率   前年 同期比 売上高   46,300百万円   50,257百万円   44,077百万円   108.5%   +14.0% 営業利益   17,000百万円   18,761百万円   16,715百万円   110.4%   +12.2% 経常利益   17,000百万円   19,154百万円   16,918百万円   112.7%   +13.2% 親会社株主に帰属する当期純利益   11,000百万円   12,487百万円   10,955百万円   113.5%   +14.0% 当連結会計年度における譲渡案件の新規受託件数は1,283件(前年同期1,432件)となり、前年同期と比べて151件減少しました。これは、これまでの可能な限り多くの受託を行う量拡大型の受託方針から「成約可能性」や「顧客に対する結果責任」を重視した受託方針へ転換したことによるものです。 この方針転換により実質的な有効受託件数は上昇すると見込んでおり、将来の収益性向上に向けた前向きな構造転換を実施しております。 B. 当連結会計年度の営業の取組 ① データドリブン経営 当社グループでは2025年2月にAIによる商談解析サービス「Bring Out」を提供する株式会社ブリングアウトと資本業務提携を行っております。この「Bring Out」を用いて当社グループの営業コンサルタントが商談の際に顧客情報や顧客ニーズなどを録音し、その商談の音声データから重要情報を抽出・分析したうえで商談データを可視化し、社内の顧客管理システムへ格納します。そのデータを活用することで主に次の3点に注力しております。 1)企業データベースの構築、企業データと過去の事例や専門家等の社内ナレッジとの連携 2)AIを活用した新規買い受託件数の増加、成約率の向上 3)ハイパフォーマーの商談を解析し、コンサルタントの育成に活用 このようにAIを活用した顧客情報管理を行うことで、当社グループのコンサルティング品質を更に高度化しております。2026年3月時点で以下の情報集積を行っております。 譲渡企業:約3,000社分の定性情報インタビュー、800件以上のキックオフミーティングの録音・解析 譲受候補企業:約9,000社のM&Aニーズインタビュー、7,000社以上の企業概要書提案 (音声データの録音は商談参加者全員の許諾を得た場合のみ取得しています。また、録音された音声データは「日本M&Aセンター 個人情報保護方針」の利用目的の範囲内で利用しています。) ② ダイレクトマーケティングの強化 「企業をイノベーションするM&Aセミナー 日本創生2025」と題し、当連結会計年度間においては全国で約40会場においてセミナーを開催し、前年同期比で1.5倍を超える10,000名超の申し込みをいただきました。これらのセミナー以外にも、M&Aに馴染みのない経営者向けのオンラインセミナーや、少人数の経営者同士で行う意見交換会等の多様なセミナーを行い、多くの経営者にM&Aの魅力を伝え、当社グループが継続的にフォローを行うことで新規受託の獲得へ繋げてまいります。 また、当社グループでは地域に特化した「地方創生プロジェクト」を行っております。これは地方にお住まいの経営者の課題解決を迅速に行えるよう、各地域に専属のコンサルタントを常駐させ、経営相談窓口を開設して経営者のお悩みに寄り添い、支援を行っております。この経営相談窓口は、新潟県、宮城県、茨城県と静岡県の4県に加え、2026年1月には新たに山口県にも開設しております。 ③ 地域金融機関との合弁事業 2025年7月に当社と株式会社沖縄銀行の共同出資により、沖縄県の企業の事業承継問題の解決に貢献し、地域経済の持続的成長を支援する目的で株式会社おきぎんサクセスパートナーズを設立いたしました。 地域金融機関との合弁事業は、当社と株式会社十六フィナンシャルグループの共同出資によるNOBUNAGAサクセション株式会社や、当社、株式会社肥後銀行と台湾の玉山ベンチャーキャピタルの3社の共同出資による九州M&Aアドバイザーズ株式会社に続き3社目となります。このように当社グループでは地域金融機関との連携を一層強化することでそれぞれの地域経済の持続的成長を支援し続けてまいります。 C.当社グループの資本の財源及び資金の流動性について 資本政策については、財務体質と経営基盤の強化を図るとともに、株主に対する長期的な利益還元を経営の最重要課題と認識しております。内部留保については、財務体質の強化、将来にわたる安定した株主利益の確保、事業の拡大のために有効活用してまいります。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は39,440百万円となっております。キャッシュ・フローの状況は、前記「(1)経営成績等の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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