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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

マネックスグループ

Monex Group, Inc.8698 · Prime · 証券、商品先物取引業

オンライン証券「マネックス証券」、暗号資産交換「コインチェック」を擁する金融グループ。

概要

マネックスグループは、オンライン証券「マネックス証券」を中核とする金融持株会社である。個人投資家向けに株式・投資信託・FXなどの取引サービスを提供し、低コストの手数料と使いやすいインターフェースで顧客基盤を拡大してきた。近年は暗号資産交換業のコインチェックや米国オンライン証券プラットフォームのTradeStationにも注力し、グループの収益源を多角化している。2026年3月期の連結営業収益は836億円、親会社株主帰属当期利益は109億円。従業員数は1,122人。

4つの報告セグメントで構成する事業ポートフォリオ

2026年3月期より、マネックスグループは報告セグメントを「証券事業」「クリプトアセット事業」「アセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業(AM・WM事業)」「投資事業」の4つに再編した。証券事業は国内のマネックス証券と米国のTradeStation Securitiesを中核とし、金融商品取引業を展開。クリプトアセット事業はコインチェック株式会社および3iQ Digital Holdings Inc.を通じて暗号資産交換業を行う。AM・WM事業はマネックス・アセットマネジメント、Westfield Capital Management、マネックスPBが投資運用・富裕層向けサービスを提供。投資事業はマネックスベンチャーズ等がベンチャー投資を担当する。

収益の柱は受入手数料と金融収益、相場変動に左右される構造

2026年3月期の連結営業収益836億円の内訳は、受入手数料が371億円(前年比15.4%増)、トレーディング損益が102億円(同13.3%減)、金融収益が287億円(同10.9%増)である。受入手数料の増加はAM・WM事業での成功報酬が牽引した。一方、トレーディング損益はクリプトアセット事業の暗号資産取引減少により減収。販売費及び一般管理費は646億円(同5.4%増)で、人件費・システム投資が増加した。持分法投資利益は30億円(同52.5%増)で、Westfieldの持分法適用が寄与した。

日本・米国・カナダにまたがるグローバルな事業拠点

グループの主要拠点は日本(東京)、米国(TradeStation Securities、Westfield Capital Management)、カナダ(3iQ Digital Holdings)、オランダ(Coincheck Group N.V.)に分散する。2024年10月には香港子会社Monex International Limitedが保有するMonex Boom Securities等の株式をIgnition Holdings Limitedに譲渡し、アジア事業を整理した。2024年12月にはコインチェックグループがNasdaq Global Marketに上場し、米国資本市場へのアクセスを拡大。2025年4月にはWestfieldの持分を取得し、米国資産運用事業を強化した。

NTTドコモとの提携で変わるグループの資本構成

2024年1月、マネックスグループは子会社マネックス証券の株式をNTTドコモに一部譲渡し、同社を関連会社化した。これによりマネックス証券はドコモマネックスホールディングス(2024年1月設立)の傘下に入り、グループの連結範囲から外れた。2026年6月にはコインチェックグループがKDDIと資本業務提携を開始し、デジタル資産分野での連携を強化している。これらの提携は、通信キャリアの顧客基盤と金融サービスの融合を狙った戦略とされる。

業界の中での役割は金融サービス持株会社(証券、暗号資産交換、資産運用、投資)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
836億円
税引前利益
158億円
利益率
18.9%
純利益
109億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01証券(金融商品取引業)主力

マネックス証券株式会社およびTradeStation Securities, Inc.において、国内外の個人投資家向けにオンライン証券サービスを提供。株式、投資信託、FX等の取引プラットフォームを運営。

主要顧客個人投資家

主な製品・サービス2
マネックス証券(オンライン証券サービス)
国内個人向けオンライン証券。株式、投資信託、FX、NISA等の取引サービスを提供。
TradeStation(米国オンライン証券プラットフォーム)
米国で個人投資家向けの高度なトレーディングプラットフォームを提供。

02暗号資産(暗号資産交換業)主力

コインチェック株式会社および3iQ Digital Holdings Inc.を通じて、暗号資産交換業を展開。ビットコイン等の売買・管理サービスを提供。

主要顧客個人顧客、機関投資家

主な製品・サービス1
コインチェック(暗号資産交換サービス)
日本で最大級の暗号資産交換業者。ビットコイン、イーサリアム等の取引・ウォレットサービス。

03アセットマネジメント・ウェルスマネジメント(投資運用業)準主力

マネックス・アセットマネジメント、Westfield Capital Management(米国)、マネックスPBにて投資信託の運用・管理、富裕層向けウェルスマネジメントサービスを提供。

主要顧客個人投資家、機関投資家

主な製品・サービス1
投資信託運用サービス
国内外の株式・債券等に投資する投資信託の運用・管理。

04投資事業(有価証券等の投資事業)副次

マネックスベンチャーズ等を通じて、ベンチャー企業への投資や投資事業組合の運営。

製品と技術

マネックス証券:国内個人向けオンライン証券プラットフォーム

マネックス証券は、国内個人投資家向けに株式、投資信託、FX、NISA等の取引サービスを提供するオンライン証券会社。低コストの取引手数料と操作性の高いインターフェースが特徴で、2026年4月には預かり資産が11兆円を突破した。NTTドコモとの提携後、2026年1月には過去最高の月間口座開設数を記録。同社は2024年1月よりマネックスグループの関連会社となったが、グループのブランドと企業理念を共有している。

TradeStation:米国個人投資家向け高度トレーディングプラットフォーム

TradeStation Securities(米国)は、アクティブな個人投資家・機関投資家向けに高度なトレーディングプラットフォームを提供する。リアルタイムの市場データ、チャート分析、バックテスト機能、自動売買(アルゴリズム取引)等を備える。2026年3月期には過去最高の収益を記録し、グループの収益基盤を支えた。米国株式・オプション・先物・FX等の取引が可能。2011年にマネックスグループが買収して以来、独立したブランドで運営されている。

コインチェック:日本最大級の暗号資産交換サービス

コインチェックは、ビットコインやイーサリアム等の暗号資産の売買・ウォレットサービスを提供する日本最大級の暗号資産交換業者。2018年にマネックスグループが買収。2024年12月に親会社Coincheck Group N.V.がNasdaqに上場した。販売所取引に加え、ステーキング収益(暗号資産の預かりによる報酬)も収益源として拡大している。2026年6月にはKDDIとの資本業務提携を開始し、一般生活者へのデジタル資産普及を目指す。

資産運用サービス:マネックス・アセットマネジメントとWestfield

マネックス・アセットマネジメント(旧マネックス・セゾン・バンガード投資顧問)は、国内外の株式・債券等に投資する投資信託の運用・管理を行う。米国のWestfield Capital Management(2025年4月関連会社化)は機関投資家向け運用サービスを提供。2026年3月期にはマネックス・アクティビスト・ファンドの成功報酬やWestfieldの利益貢献により、AM・WM事業のセグメント利益(税引前)は61億円に達した。同事業はグループの「第3の柱」と位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

ネット証券大手、収益構造転換中

マネックスグループは、オンライン証券を中核とする金融グループであり、同業のAIフュージョンキャピタルグループやインテグラルと比較して、個人投資家向けのリテール事業で競争力を持つ。業界内では、SBI証券など大手に対抗するため、独自のサービス提供やM&Aによる規模拡大を進めている。直近の売上高は2025年3月期738億円、2026年3月期836億円と増収基調だが、営業利益率は開示されておらず、収益性の改善が課題とみられる。

強み

  • マネックス証券のブランドで個人投資家からの認知度高く、安定した顧客基盤を持つ。
  • トレーディング収入に加え、投資信託やFXなど多様な収益源を確保。
  • M&Aや新サービス投入で売上高を拡大、2026年度836億円計画と成長持続。
  • AI活用や取引システム改善で顧客利便性向上、競合との差別化を図る。

課題

  • 営業利益率が非開示で、収益構造の改善度合いが外部から見えにくい。
  • SBI証券など大手が手数料無料化を進め、顧客獲得競争が激しくなっている。
  • 株式市場の変動に業績が左右されやすく、市況悪化時の収益低下リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がマネックスグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18609岡三証券グループ2,751億円11.2倍
28616東海東京フィナンシャル・ホールディングス2,319億円13.6倍
32127日本M&Aセンターホールディングス2,224億円16.8倍
48566リコーリース2,125億円16.3倍
58511日本証券金融2,042億円19.0倍
68698マネックスグループ1,797億円16.5倍
78584ジャックス1,705億円10.0倍
88585オリエントコーポレーション1,468億円11.3倍
97148FPG1,414億円9.2倍
107172ジャパンインベストメントアドバイザー1,278億円10.4倍
118595ジャフコ グループ1,247億円18.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

マネックス証券とビーンズ証券の統合で持株会社を設立(2004年)

2004年3月、マネックス証券と日興ビーンズ証券が共同で持株会社を設立し経営統合することで合意。同年8月、共同持株会社としてマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ)を設立した。2004年10月にはマネックス・オルタナティブ・インベストメンツを設立し、投資事業を開始。2005年5月、両証券子会社を合併しマネックス・ビーンズ証券(同年12月にマネックス証券に商号変更)とした。

東京証券取引所上場と事業拡大の初動(2005年~2007年)

2005年9月、東京証券取引所市場第一部に上場。上場後、2006年4月にトレード・サイエンスを関連会社化しアルゴリズム取引技術を獲得。2007年8月に米国現地法人MBH Americaを設立、同年9月にはWR Hambrecht & Co Japanを子会社化してIPO引受業務に参入。2008年6月にはトウキョウフォレックス(のちのマネックスFX)を子会社化しFX事業を開始した。

商号変更とオリックス証券・TradeStationの買収(2008年~2011年)

2008年7月、持株会社の商号をマネックスグループ株式会社に変更。2010年1月、株式交換によりオリックス証券を完全子会社化し、同年5月にマネックス証券に合併。2011年6月、米国オンライン証券会社TradeStation Groupの全株式を取得し完全子会社化。これにより米国市場でのプレゼンスを確立。2011年11月にはTradeStationを通じてIBFX Holdingsを買収しFX事業を追加した。

ソニーバンク証券買収とFX事業統合(2012年~2013年)

2012年8月、ソニーバンク証券を完全子会社化し、2013年1月にマネックス証券に合併。同年4月、マネックスFXの顧客口座と外国為替証拠金取引サービスをマネックス証券に吸収分割により承継し、FX事業を一本化した。これらの統合により、国内証券事業の効率化を推進。2013年6月には委員会設置会社(指名委員会等設置会社)に移行し、ガバナンス体制を強化した。

暗号資産事業への本格参入とグループ再編(2018年~2024年)

2018年4月、コインチェック株式会社の全株式を取得し完全子会社化。これにより暗号資産交換業に本格参入。2024年1月、マネックス証券の株式をNTTドコモに一部譲渡し同社を関連会社化すると同時に、ドコモマネックスホールディングスを設立。2024年4月、カナダの暗号資産運用会社3iQ Digital Holdingsを子会社化。2024年10月、香港事業(Monex Boom Securities等)をIgnition Holdingsに譲渡しアジア事業を縮小。

コインチェックのNasdaq上場とAM・WM事業の拡充(2024年~2025年)

2024年12月、コインチェックグループ(Coincheck Group N.V.)がThunder Bridge Capital Partners IVとのDe-SPACによりNasdaq Global Marketに上場。これにより米国資本市場での資金調達が可能となった。2025年4月、米国の資産運用会社Westfield Capital Managementの持分を取得し関連会社化。同年3月期の連結営業収益は738億円と前年比増収となったが、親会社株主帰属当期損失は51億円(コインチェック上場関連費用等)。

年表43件を開く

2000年代

  • 2004年3月創業マネックス証券株式会社及び日興ビーンズ証券株式会社(以下、「両社」)が共同で持株会社を設立し、両社経営を統合することにつき合意
  • 2004年8月創業両社の共同持株会社として、マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(当社)を設立
  • 2004年10月マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社(子会社)を設立
  • 2005年5月M&Aマネックス証券株式会社(子会社)と日興ビーンズ証券株式会社(子会社)は合併し、商号をマネックス・ビーンズ証券株式会社(子会社)に変更
  • 2005年9月上場当社の普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2005年11月マネックス・ビジネス・インキュベーション株式会社(子会社)を設立
  • 2005年12月商号変更マネックス・ビーンズ証券株式会社(子会社)は商号をマネックス証券株式会社に変更
  • 2006年4月創業トレード・サイエンス株式会社(関連会社)を設立
  • 2007年8月米国に現地法人MBH America, Inc.(子会社)を設立
  • 2007年9月M&AWR Hambrecht & Co Japan株式会社の株式を追加取得し子会社化
  • 2007年11月商号変更WR Hambrecht & Co Japan株式会社は商号をWRハンブレクトジャパン株式会社に変更
  • 2008年4月M&Aトウキョウフォレックス株式会社の株式を取得し子会社化
  • 2008年6月商号変更トウキョウフォレックス株式会社は商号を株式会社マネックスFXに変更
  • 2008年7月商号変更当社は商号をマネックスグループ株式会社に変更
  • 2008年7月M&Aトレード・サイエンス株式会社の株式を追加取得し完全子会社化

2010年代

  • 2010年1月M&A株式交換により、オリックス証券株式会社を完全子会社化
  • 2010年2月商号変更WRハンブレクトジャパン株式会社は商号をマネックス・ハンブレクト株式会社に変更
  • 2010年5月M&Aマネックス証券株式会社(子会社)とオリックス証券株式会社(子会社)はマネックス証券株式会社を存続会社として合併
  • 2010年12月M&ABOOMグループ合併準備合同会社との合併により、Boom Special Limited及びBOOM証券グループを完全子会社化
  • 2011年2月商号変更Boom Special Limitedは商号をMonex International Limitedに変更
  • 2011年6月M&ATradeStation Group, Inc.の全株式を取得し完全子会社化
  • 2011年11月M&AIBFX Holdings, LLCの持分をTradeStation Group, Inc.(子会社)が取得し子会社化
  • 2012年3月M&ATradeStation Group, Inc.(子会社)がMBH America, Inc. (子会社)を吸収合併
  • 2012年8月M&Aソニーバンク証券株式会社の全株式を取得し完全子会社化
  • 2012年8月マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社(子会社)の当社持分全てをアストマックス株式会社(現 アストマックス・トレーディング株式会社)に譲渡
  • 2013年1月M&Aマネックス証券株式会社(子会社)とソニーバンク証券株式会社(子会社)はマネックス証券株式会社を存続会社として合併
  • 2013年4月株式会社マネックスFX(子会社)の顧客口座及び関連する外国為替証拠金取引サービス事業等をマネックス証券株式会社(子会社)が吸収分割により承継
  • 2013年6月委員会設置会社(現 指名委員会等設置会社)に移行
  • 2014年5月商号変更マネックス・ビジネス・インキュベーション株式会社は商号をマネックスベンチャーズ株式会社に変更
  • 2015年2月M&Aマネックス証券株式会社(子会社)と株式会社マネックスFX(子会社)はマネックス証券株式会社を存続会社として合併
  • 2015年8月日本投資顧問株式会社(子会社)を設立
  • 2015年10月商号変更日本投資顧問株式会社は商号をマネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社(現 マネックス・アセットマネジメント株式会社)に変更
  • 2017年3月マネックスファイナンス株式会社(子会社)を設立
  • 2018年4月M&Aコインチェック株式会社の全株式を取得し完全子会社化
  • 2019年1月MV1号投資事業有限責任組合(子会社)を設立

2020年代

  • 2021年4月MV2号投資事業有限責任組合(子会社)を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年12月マネックス証券株式会社(子会社)の単独株式移転により、マネックスホールディングス株式会社(子会社)を中間持株会社として設立
  • 2024年1月マネックスホールディングス株式会社(子会社)の株式を株式会社NTTドコモへ一部譲渡 マネックスホールディングス株式会社は商号をドコモマネックスホールディングス株式会社へ変更 ドコモマネックスホールディングス株式会社とマネックス証券株式会社を関連会社化
  • 2024年4月M&A3iQ Digital Holdings Inc.の株式を取得し子会社化
  • 2024年10月Monex International Limited(子会社)はMonex Boom Securities (H.K.) Limited、Monex Solutions Limited及びBaby Boom Limited の全株式をIgnition Holdings Limitedに譲渡
  • 2024年12月上場Coincheck Group B.V.(子会社)はM1 Co合同会社(子会社)を通じた株式交換によりコインチェック株式会社(子会社)を完全子会社化 Coincheck Group B.V.は商号をCoincheck Group N.V. に変更 Coincheck Group N.V.はThunder Bridge Capital Partners IV, Inc.とのDe-SPACにより普通株式をNasdaq Global Market(米国)に上場
  • 2025年4月Westfield Capital Management Company, L.P.の持分を取得し関連会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE15%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループ成長戦略の追求と利益成長

    各社の成長戦略を促進しつつ、成長領域への投資によりさらなる利益成長を図り、ROE15%達成と企業価値向上を目指す。

  2. 02

    グループ内シナジーの追求

    事業ポートフォリオ最適化のもと、テクノロジー等への成長投資とグループ会社間シナジーを追求し、新たな価値を提供する。

  3. 03

    人的資本経営の高度化

    プロフェッショナル人材の獲得・育成強化、挑戦を評価するカルチャー醸成、AI・デジタル領域の専門性向上、グループ横断の人材連携を推進する。

  4. 04

    サイバーセキュリティ対策の強化

    グループCSIRTを中心に多層防御によるシステム堅牢化、脆弱性管理、常時監視の高度化、教育訓練を通じ組織全体のセキュリティリテラシー向上に取り組む。

  5. 05

    各セグメントの事業戦略実行

    証券事業ではTradeStationのアクティブトレーダー向け次世代プラットフォームやマネックス証券のNTTドコモ連携強化。クリプトアセット事業ではM&A後のポートフォリオ最適化とシナジー創出。アセットマネジメント事業では運用残高拡大と戦略的投資による成長。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,122人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は943万円で、9期前と比べて+16.5%平均年齢は43.5歳、平均勤続年数は4.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月830
2018年3月853
2019年3月80940.22.81,093
2020年3月78339.83.41,108
2021年3月82941.64.71,129
2022年3月87641.56.11,475
2023年3月82942.24.91,491
2024年3月86543.04.31,052
2025年3月93542.34.21,078
2026年3月94343.54.71,122

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率200.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 13 / 海外 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社他 — アメリカ合衆国 フロリダ州他8,328百万円
証券事業
本社 — 東京都港区他3,201百万円
コインチェック株式会社 — 東京都渋谷区他2,082百万円
クリプトアセット事業
主な関係会社
  • 国内
    TradeStation Group, Inc.(注)1
    アメリカ合衆国フロリダ州
    議決権100.0%
  • 国内
    TradeStation Securities, Inc. (注)1、2、6
    アメリカ合衆国フロリダ州
    議決権100.0%
  • 国内
    TradeStation Technologies, Inc. (注)2
    アメリカ合衆国フロリダ州
    議決権100.0%
  • 海外
    Coincheck Group N.V. (注)1
    オランダ王国 アムステルダム
    議決権83.6%
  • 国内
    コインチェック株式会社(注)1、2、6
    東京都渋谷区
    議決権83.6%
  • 海外
    3iQ Digital Holdings Inc.(注)1、2
    カナダ オンタリオ州
    議決権83.4%
  • 海外
    3iQ Corp.(注)1、2
    カナダ オンタリオ州
    議決権83.4%
  • 国内
    マネックス・アセットマネジメント株式会社(注)1
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    マネックスベンチャーズ株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    MV1号投資事業有限責任組合(注)1、3
    東京都港区
    議決権39.6%
  • 国内
    MV2号投資事業有限責任組合(注)1
    東京都港区
    議決権66.9%
  • 国内
    マネックスファイナンス株式会社(注)5
    東京都港区
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • ドコモマネックスホールディングス株式会社(注)4東京都千代田区51%
  • マネックス証券株式会社(注)2、4東京都港区51%
  • Westfield Capital Management Company, L.P. (注)2アメリカ合衆国 マサチューセッツ州20%
  • 株式会社しずおかフィナンシャルグループ(注)5静岡県静岡市 葵区20%
国際子会社 (GLEIF登録 3社)
  • JPコインチェック株式会社
  • JPマネックス・アセットマネジメント株式会社
  • JPマネックスファイナンス株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は836億円税引前利益158億円前期と比べると増収で、売上が+13.3%。

売上高
+13.3%
836億円
税引前利益
158億円
純利益
109億円
利益率
18.9%
前期比 +25.1%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は194億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は−12.2%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1977
2024年1Q22124
2024年2Q22819
2024年3Q2022
2024年4Q188248
2025年2Q35841
2025年4Q380−92
2026年2Q40445
2026年4Q43264
2027年1Q19419

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は361億円から836億円へ2.3倍に増えた。税引前利益率は19.4%から18.9%になった。営業収益は3期連続で増加。

決算期営業収益億円税引前利益億円税引前利益率%純利益億円
マネックス証券株式会社(子会社)とソニーバンク証券株式会社(子会社)はマネックス証券株式会社を存続会社として合併
2013年3月3617019.439
マネックス・ビジネス・インキュベーション株式会社は商号をマネックスベンチャーズ株式会社に変更
2014年3月54716930.9104
マネックス証券株式会社(子会社)と株式会社マネックスFX(子会社)はマネックス証券株式会社を存続会社として合併
2015年3月5106112.035
2016年3月543519.436
マネックスファイナンス株式会社(子会社)を設立
2017年3月458112.43
コインチェック株式会社の全株式を取得し完全子会社化
2018年3月5368616.067
MV1号投資事業有限責任組合(子会社)を設立
2019年3月522183.412
2020年3月532417.730
MV2号投資事業有限責任組合(子会社)を設立
2021年3月77921327.3144
2022年3月88820823.4130
マネックス証券株式会社(子会社)の単独株式移転により、マネックスホールディングス株式会社(子会社)を中間持株会社として設立
2023年3月558101.834
Coincheck Group B.V.(子会社)はM1 Co合同会社(子会社)を通じた株式交換によりコインチェック株式会社(子会社)を完全子会社化 Coincheck Group B.V.は商号をCoincheck Group N.V. に変更 Coincheck Group N.V.はThunder Bridge Capital Partners IV, Inc.とのDe-SPACにより普通株式をNasdaq Global Market(米国)に上場
2024年3月65725338.5313
2025年3月738−46−6.2−51
2026年3月83615818.9109

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

営業収益836億円のうち、税引前利益として残るのは158億円18.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は109億円、売上の13.0%にあたる。税引前利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金3.8%32億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金77.3%646億円
  • 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.9%158億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

税引前利益率業種比0.7pt
18.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.4pt
13.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが178億円、投資CFが−146億円で、差し引きのフリーCFは32億円期末の手元現金は528億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−2054304501
2014年3月−8360360849
2015年3月−2−86−120663
2016年3月8−59−7598
2017年3月437−83−185766
2018年3月−387−59499815
2019年3月538228−591,509
2020年3月345−71−4841,278
2021年3月−638−729551,867
2022年3月517−601382,535
2023年3月−310−219−3421,752
2024年3月81−864−51979
2025年3月133−322−252535
2026年3月178−146−50528

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は7,468億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,264億円で、自己資本比率は16.9%(業種中央値34.9%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月0.687970.6011.7
2014年3月0.948070.868.6
2015年3月1.068690.978.2
2016年3月0.898580.809.7
2017年3月0.948140.868.7
2018年3月0.978030.898.3
2019年3月1.037900.957.7
2020年3月1.027620.957.5
2021年3月1.408961.316.4
2022年3月1.611,0431.506.5
2023年3月1.509961.406.6
2024年3月0.761,3170.6317.3
2025年3月0.711,2400.5817.5
2026年3月0.751,2640.6216.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
528億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
456億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
6,168億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り37社中17位あたり、逆に低いのはROE37社中26位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
16.9%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
13.3%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 4.3%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥714で、1年前と比べて-10.9%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥714-3.9%1ヶ月+3.6%1年-10.9%時価総額1,797億円
過去52週の値幅
安値¥609高値¥859

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.5倍
PBR1.38倍
配当利回り4.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近は25日線(718.88円)を下回る軟調な展開。7月15日に768円まで上昇したが、その後は失速し、8月17日には686円と直近安値を更新した。前日比では+1.02%の693円まで戻したものの、52週高値905円からは23%下落しており、戻り売り圧力が強い。出来高は7月の高水準から8月に入り減少しており、買い手の不在が懸念される。75日線(675.45円)が下値支持線として機能するかが焦点。RSIは40.95と中立圏だが、週足の傾きは下向きで、トレンド転換には still 時間を要する。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは15.96倍で業界平均の12.23倍を上回り、PBRは1.34倍と平均の1.43倍を下回る。配当利回りは4.44%と平均の4.04%を上回るが、配当性向が167.7%と高く、収益に対して過剰な配当となっており持続性に懸念がある。ROEは8.7%とまずまず。直近の業績は2025/3期に赤字となり、市況変動の影響を受けやすい業種を考慮すると、PERの高さは割高感がある。割安感はあるが、配当の持続性には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.5倍14.3倍
PBR1.38倍1.43倍
ROE8.7%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

オンライン証券市場は競争が激化しており、手数料の引き下げ競争が続く中で、マネックスは米国株や暗号資産など高付加価値サービスに注力する。強気派は、市場活性化による取引増加と新サービスの成長を評価する。一方、弱気派は、手数料収入の伸び悩みや暗号資産の規制リスク、業績の変動性を懸念している。収益構造の多様化が進むかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 収益の多様化

    米国株取引や暗号資産など、手数料以外の収益源が拡大している。

  • カスタマー基盤

    低コスト戦略で個人投資家の口座数が増加し、取引機会の拡大が期待される。

  • 市場回復の恩恵

    株式市場の活況で取引手数料が増加する可能性がある。

  • 2026年3月期は純利益109億円、黒字転換通年影響

    前期は-51億円だったが109億円に転換。収益が大きく改善した。

  • 売上高836億円と前期比13.3%増加通年影響

    売上高は738→836億円、+13.3%。大幅増収で収益基盤が拡大。

  • 配当利回り4.49%と高水準の株主還元継続影響

    予想配当利回り4.49%。業績変動にもかかわらず高水準の株主還元が買い支え。

  • 外国人の保有比率17.56%と高い継続影響

    外国法人持ち株比率17.56%と高く、グローバル投資家の継続保有が見込まれる。

マイナスに働く材料7
  • 手数料競争の激化

    同業他社との手数料引き下げ競争で、収益率が低下する恐れがある。

  • 業績の不安定さ

    2025年3月期は最終赤字を計上しており、市場環境に業績が左右されやすい。

  • 規制リスク

    暗号資産など新規事業への規制強化が収益を圧迫する可能性がある。

  • 純利益は313→-51→109億円と激しく変動通年影響

    純利益は313億円から-51億円を経て109億円。市況次第で再び赤字に転落するリスク。

  • 予想PER15.81倍は収益変動を織り込めず継続影響

    PER15.81倍は直近の109億円ベース。市況悪化で純利益が減れば一気に割高化する。

  • 株価は前年比-8.85%と軟調通年影響

    1年間で-8.85%。市場の業績懸念がくすぶり、上値の重さが続く。

  • 来期の予想PERが開示されておらず不透明決算発表後影響

    予想PERが公表されておらず、市場の業績期待値が固まらない。決算での上振れがなければ評価は置き去り。

次の決算で確かめる点
口座数増加率
顧客基盤の拡大が将来の収益に直結するため。
預り資産残高
取引活性化の度合いと、手数料収入の潜在的な大きさを示す。
1日当たり平均取引代金
市場の活況度と証券会社の収益力を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30.8で、前期から23.8%いまの株価に対する利回りは4.31%。

年間配当
¥30.8
1株あたり
配当利回り
4.31%
いまの株価に対して
配当性向
167.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月535.3
2018年3月1092.378.3
2019年3月5−46.028.3
2020年3月69.3152.4
2021年3月12103.455.0
2022年3月1527.522.1
2023年3月162.669.1
2024年3月2346.535.7
2025年3月4075.21341.4
2026年3月31−23.8167.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30.8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ72,926人。区分でいちばん多いのは個人・その他30.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.9%を占め、残る54.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他27.129.533.926.029.830.5
事業法人9.38.630.332.829.929.9
外国法人22.522.014.322.618.017.4
金融機関36.930.816.414.617.216.0
証券会社4.19.05.14.05.06.0
外国人個人0.00.10.10.10.10.1
自己株式0.50.40.60.10.40.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社しずおかフィナンシャルグループ(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)20.30
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.43
03株式会社松本8.77
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.71
05JPモルガン証券株式会社2.48
06UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.51
07工藤 恭子1.37
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.04
09JP MORGAN CHASE BANK(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.00
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.99

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-30
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    5.15%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+233%、1株純資産は14期で+89%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月132665.029.149.2
2014年3月3628112.911.255.2
2015年3月123024.226.440.0
2016年3月123024.123.439.2
2017年3月12900.4252.335.3
2018年3月242998.314.278.3
2019年3月42971.586.628.3
2020年3月122983.914.8152.4
2021年3月5634817.316.755.0
2022年3月5039213.413.122.1
2023年3月133893.337.169.1
2024年3月12251127.17.335.7
2025年3月−20491−4.01341.4
2026年3月435038.715.4167.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額542百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
松本大取締役 取締役会議長62
清明祐子取締役48
大八木崇史取締役57
山田尚史取締役37
堂前宣夫取締役57
槇原純取締役68
小泉正明取締役61
羽生祥子取締役50
鈴木蘭美取締役53
下川亮子取締役55
澤野隆之取締役62
ジョン・バートルマン執行役55
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
萬代克樹執行役57
蓮尾聡執行役56
兼子公範執行役60
山中卓也執行役59
高崎のぞみ執行役58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41112428271
執行役61063215225
社外取締役8742910814

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,024字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社子会社)は、金融商品取引業、暗号資産交換業、有価証券の投資事業を主要な事業として、前連結会計年度において「日本」・「米国」・「クリプトアセット事業」・「投資事業」の4つの報告セグメントとしていました。 当連結会計年度より、当社グループが進めてきた事業ポートフォリオの最適化に伴い報告セグメントを刷新し、「証券事業」・「クリプトアセット事業」・「アセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業(以下、「AM・WM事業」)」・「投資事業」の4つの報告セグメントに変更しました。 当社グループの当連結会計年度における報告セグメントは以下のとおりであり、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に掲げるセグメント区分と同一です。 報告セグメント   主要な事業   主要な会社 証券事業   金融商品取引業   TradeStation Securities, Inc. マネックス証券株式会社 クリプトアセット事業   暗号資産交換業   Coincheck Group N.V. コインチェック株式会社 3iQ Digital Holdings Inc. アセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業   投資運用業   マネックス・アセットマネジメント株式会社 Westfield Capital Management Company, L.P. マネックスPB株式会社 投資事業   有価証券等の投資事業   マネックスベンチャーズ株式会社 MV1号投資事業有限責任組合 MV2号投資事業有限責任組合 アンカバードマネックスアフリカ投資事業組合 (注)各法人はそれぞれ独立した経営単位であり、各法人で包括的な戦略を立案し、事業を展開しています。 当連結会計年度のグループの構成は、持株会社であるマネックスグループ株式会社(当社)、子会社39社、持分法適用会社等12社です。その他の関係会社として、株式会社しずおかフィナンシャルグループが存在します。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図として示すと、次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題6,116字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社はオンライン金融事業を営むマネックス証券株式会社(日本)及びTradeStation Group, Inc.(米国)並びに暗号資産交換業を営むコインチェック株式会社(日本)を始め、その他国内外に金融関連の子会社及び持分法適用会社を有する持株会社です。なお、マネックス証券株式会社は2024年1月より当社の持分法適用会社となりましたが、当社グループと企業理念やブランド等を共有しており、引き続き重要なグループ会社と考えております。当社グループは、次に掲げる企業理念および行動指針を基に、個人投資家の日々の生活及び資産形成に必要な総合金融サービスの提供を目指していきます。 ① 企業理念 MONEXとはMONEYのYを一歩進め、一足先の未来における人の活動を表しています。 常に変化し続ける未来に向けてマネックスグループは、最先端のIT技術と、グローバルで普遍的な価値観とプロフェッショナリズムを備え、新しい時代におけるお金との付き合い方をデザインするとともに、個人の自己実現を可能にし、その生涯バランスシートを最良化することを目指します。 ② 行動指針 ・自主性をもって事業を創造する 一人一人が、未来のあるべき姿と当社事業の成長のために自ら考え進んでいきます。プロフェッショナル意識を持ち、必要な知識や技術を追求し、自らの価値を高めるよう努めます。 ・公正であることを尊重する 多様な背景や考え方を尊重します。一人一人の能力が最大限発揮できる透明性のある公正なチームを構築することで、当社の企業価値の向上につなげるとともに、より良い社会の実現を目指します。 ・企業理念の実現に貢献する 私たちのステークホルダーの価値創造に貢献します。未来における人の活動において、生涯バランスシートを最良化するため、何が望まれているかを想像して、個人およびチームが短期的かつ長期的な目標に向かって邁進します。 (2) 目標とする経営指標及び現状の経営環境 当社グループは連結における年度の業績予算を策定していますが、当社グループはオンライン証券ビジネスやクリプトアセットビジネスなどをグローバルに展開しており、経済環境や相場環境等の影響を大きく受けるため、業績予想を行うことが困難な状況にあります。当社の業績予想および収益計画は、投資家に対して誤った情報を提供する可能性があることから適切でないと考えているため、開示しておりません。一方、資本効率に関する目標としてROEが妥当と考えており、15%を達成すべき水準と考えております。 2026年3月期は、証券事業の堅調な推移に加え、アセットマネジメント事業の大幅成長が寄与し、親会社の所有者に帰属する当期利益は109億円と前年を上回る着地となりました。 証券事業では、米国TradeStationが過去最高収益を記録し、グループの収益基盤を力強く支えています。国内のマネックス証券においても、NTTドコモとの連携が数字に結実しました。2026年1月には過去最高の月間口座開設数を更新し、4月には預かり資産が11兆円を突破するなど、着実に成長しています。 アセットマネジメント事業は、運用残高の成長に加え、マネックス・アクティビスト・ファンドの成功報酬やWestfield社の利益貢献により、セグメント利益(税引前利益)は61億円と大幅増益を達成しました。証券・クリプトに続く「第3の柱」として確立された同事業は、今後も高収益な成長エンジンとしてグループのROE向上を牽引していく見込みです。 クリプトアセット事業では、収益源の多角化が進んでいます。「ステーキング収益」が販売所取引の下振れをカバーしたほか、3iQ社の集約により、機関投資家向け運用と個人向けプラットフォームを掛け合わせた新たな市場開拓の土台が整いました。さらに2026年6月には、コインチェックグループはKDDI社との資本業務提携を開始しました。この強力なパートナーシップにより、投資家のみならず、あらゆる生活者の皆様へデジタル資産の世界をより広く開放してまいります。 当社は、規律ある資本政策と戦略的成長を両立し、ROE15%の達成とさらなる企業価値の向上に邁進してまいります。 (3) 対処すべき課題 Ⅰ全社戦略 1) 成長戦略の追求と利益成長 当社グループはROEターゲットを15%と設定しています。当該目標を達成するにあたり、グループ各社の成長戦略を促進しつつ、成長領域への投資によりさらなる利益成長を図ることで、より一層の企業価値向上を目指します(主要セグメントの成長戦略については下記Ⅱ参照)。 2) グループ内シナジーの追求 「資本コストおよび株価を意識した経営」の下、事業ポートフォリオの最適化を図ってきました。アセットマネジメントビジネスやテクノロジー等への利益につながる成長投資を促進するだけでなく、グループ会社間のシナジーをより一層追求していくことで、新たな価値の提供に努めてまいります。 3) 人的資本経営の高度化 当社グループは、グローバルにリテール顧客基盤を有し、伝統的金融(TradFi)に加え、暗号資産・ブロックチェーン等のテクノロジー領域にも取り組むユニークな金融グループです。このような事業特性を支える最大の競争力は、「人」と「技術」を核とした多様な専門人材であり、「人材」を最も重要な経営資源と位置付けています。 金融とテクノロジーの融合が加速し、事業環境が大きく変化する中、グローバルかつ多様なタレントが有機的に連携し、新たな価値創造やイノベーションに挑戦し続けられる組織を構築できるかが、中長期的な成長と企業価値向上の鍵になると考えています。 そのため当社グループでは、プロフェッショナル人材の獲得・育成を強化するとともに、挑戦をフェアに評価するカルチャーの醸成、AI・デジタル領域を含む専門性向上、グループ横断での知見共有や人材連携の強化を推進し、持続的な成長と企業価値向上につなげてまいります。 4) サイバーセキュリティ対策 当社グループは、お客様の重要な資産および個人情報をお預かりする金融機関グループとして、情報セキュリティおよびサイバーセキュリティの強化を、事業継続、顧客保護および企業価値の維持・向上に直結する経営上の重要課題と位置づけております。 近年、生成AI技術の進展等を背景に、サイバー攻撃は世界的に高度化・巧妙化しており、証券事業やクリプトアセット事業をはじめ多様な事業を国内外で展開する当社グループにおいては、特定の事業や地域にとどまらない包括的な対策が不可欠です。 このため、グループCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を中心に、国内外の各事業会社および外部専門機関と連携した体制を整備しております。最新の脅威情報の収集・分析、多層防御によるシステムの堅牢化、脆弱性管理、アクセス管理、常時監視体制の高度化等を通じ、サイバー攻撃の未然防止および早期検知に努めております。 また、インシデント発生時の影響を最小限に抑えるため、迅速な初動対応、復旧および再発防止に向けた体制の実効性向上を図るとともに、役職員への継続的な教育・訓練を通じて、組織全体のセキュリティリテラシーおよびサイバーレジリエンスの向上に取り組んでまいります。 Ⅱグループ各社の事業戦略※1 1) 証券事業セグメント 米国のTradeStationは、先物やオプションの取引を行うアクティブトレーダーなど収益貢献度の高い大口顧客にフォーカスし、彼らのニーズに合わせた取引体験を提供することに尽力しています。次世代のプラットフォームであるTITAN XやAIを活用したイノベーションを通じて顧客体験を継続的に向上しています。また、革新的な取引・分析ソリューションを提供するフィンテック企業の顧客の取引も取り込むべく、Trading Viewをはじめとするパートナー企業とのAPI連携も促進しています。さらにコンシェルジュサービスを実施し、専用サポートや高性能ツール・リサーチの提供により顧客の取引体験を向上させ、高付加価値顧客のロイヤリティ向上を目指します。米国および英国における営業組織を強化し、機関投資家への個別対応を推進しています。あわせて、世界中のアクティブトレーダーに選ばれるプラットフォーマーとしての地位確立を目指し、TradeStation Europeを設立してEU域内でのサービス提供に必要なライセンスの取得が完了し、速やかに事業を立ち上げる予定です。 持分法適用会社であるマネックス証券株式会社は、2020年より「アセマネモデル」をビジネスモデルとして掲げ、お客様の資産の増加と当社の収益機会が連動する構造への転換に注力してまいりました。2024年1月に開始した株式会社NTTドコモ(以下、「NTTドコモ」)との資本業務提携は強力なシナジーを創出し、2026年1月には創業来最高となる月間4.7万口座の獲得を達成したほか、2026年3月末時点で預かり資産残高は10.8兆円に達するなど、飛躍的な成長を遂げております。 NTTドコモとの提携開始後2年半で、dポイントを活用した「dアカウント連携」や、dカードでの投信積立サービス、d払いアプリ内で資産形成を始めることができる「かんたん資産運用」のリリースに加え、ドコモショップでの対面サポート開始やNTTグループ従業員向けサービスの展開により、投資初心者を含む顧客基盤の拡大に努めてまいりました。今後も、様々なライフステージのお客様に対するサービスの拡充を図るほか、UI/UXの継続的な改善を最優先課題に据えることで、さらなる利便性の向上と顧客基盤の拡大を目指します。 2) クリプトアセット事業セグメント 当社のクリプトアセット事業は、コインチェックを傘下にもつCoincheck Group N.V.(以下、「CCG」)を中核として展開しております。CCGは、2024年12月の米国ナスダック市場上場以降、上場企業としての知名度・信頼性を活かしつつ、M&Aを通じて事業基盤の拡充を進めてまいりました。具体的には、2025年3月に株式会社Next Finance Tech、同年10月にAplo SASを買収し、2026年2月には、当社グループの組織再編の一環として、3iQ Digital Holdings Inc.のCCG傘下への移管を完了いたしました。 当面は、上場後1年で拡大した事業ポートフォリオを単体最適ではなくグループ最適の観点から再配置し、各機能・プラットフォームを横断的に接続することによるシナジー創出、収益性の向上、ならびに機関投資家対応力の強化に取り組んでいます。具体的には、コインチェックがもつリテール向け事業に加えて、機関投資家向けにカストディやステーキング※2、投資ソリューション等の各サービスをワンストップで提供できる体制整備を進めます。顧客接点の拡大、収益機会の多層化および資本効率の改善を図り、日本をはじめとし、世界の各地域における機関投資家向けサービスにおけるプレゼンスを拡大することで中長期的な企業価値向上を追求していきます。 こうした取組みとあわせて、日本国内における事業基盤のさらなる強化にも注力していきます。引き続き、7年連続ダウンロード数No.1※3のクリプトアプリ”Coincheck”の強みをさらに強化し、サービスラインアップを拡充することで顧客基盤の拡大を図っていきます。加えて、2025年8月には株式会社メルコインと業務提携契約を締結しました。今後、「メルカリ※4」の暗号資産取引サービスにおいて、“Coincheck”の口座開設および暗号資産取引が可能となる予定であり、こうしたアライアンス戦略にも積極的に取り組むことで、国内市場シェアの飛躍的な拡大を目指してまいります。 3) アセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業セグメント マネックス・アセットマネジメント株式会社の運用残高は2026年3月末時点で1兆1,854億円まで拡大しました。ロボアドバイザーサービス「ON COMPASSシリーズ」については、NISA(少額投資非課税制度)の対象かつ高パフォーマンスにより、運用残高が2026年3月末で1,340億円まで拡大しました。また、機関投資家向け私募投信の運用残高は、業界全体が横ばいで推移する中、2026年3月末で9,936億円まで成長しました。さらに、上場企業の資本効率改善と資本市場活性化を追求するファンド「マネックス・アクティビスト・ファンド」の運用パフォーマンスは投資先企業へのエンゲージメント効果もあり好調に推移しており、運用残高は2026年3月末で531億円(年間成長率106%)まで拡大しました。2025年12月に運用を開始したマネックス・ゴールドファンドもその運用残高は順調に拡大しています。 なお、アセットマネジメント事業については、戦略的な投資による成長加速を目指しており、2025年4月には米国中小型株の運用で優れた実績を誇る運用会社Westfield Capital Management Company L.P.に出資し、持分法適用会社化しました。 ウェルスマネジメント事業として、マネックスPB株式会社は、富裕層のお客様向けに対面でのプライベートバンキングサービスを行っています。オンラインだけでは対応できないお客様のニーズに応えるべく、マネックス証券株式会社と連携することによって、外国籍投資信託や私募投資信託、各種外貨建て債券など多数のPB専用の商品サービスをお客様に提供してまいります。また、資産運用のみならず、資産承継や法人の資本政策なども含めた様々なご相談についても、当社グループ各社と連携しております。 ※1 当社グループは、2025年3月31日まで「日本」、「米国」、「クリプトアセット事業」、「投資事業」の4つを報告セグメントとしておりましたが、2025年4月1日より「証券事業」、「クリプトアセット事業」、「AM・WM事業」、「投資事業」の4つの報告セグメントに変更しましたので、変更後のセグメントに基づいて記載しています。 ※2 保有する暗号資産を一定期間ネットワーク運営に参加させることにより、対価(報酬)を得る仕組みをいいます。対象銘柄、報酬水準、受取条件等は、ネットワーク仕様やサービス内容により異なります。 ※3 対象:国内の暗号資産取引アプリ  期間:2019年1月〜2025年12月 データ協力:AppTweak ※4 株式会社メルカリが運営するフリマアプリ。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 1.当社に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスクについては、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。また、マネックス証券株式会社は持分法適用会社であり、同社の業務執行およびリスク管理は同社の経営管理体制の下で行われていますが、当社は、ブランド、顧客基盤および持分法投資損益への影響の重要性に鑑み、同社との定期的な情報共有、重要リスク発生時の報告体制および必要な対応協議を通じて、当社グループ全体のリスク認識に反映しています。 (1) ビジネスリスクについて 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境および対処すべき課題等」に記載の成長領域への投資が進まない場合、投資の失敗により損失を計上することとなった場合、また投資後におけるグループ会社間のシナジーの発現が遅れた場合、利益成長が図れず、ROE15%を達成できない可能性があります。 証券事業セグメントにおいては、TradeStationは収益貢献度の高い大口顧客を獲得することができず、収益が拡大しない可能性があります。マネックス証券はパートナー企業との連携が進まず、新規口座数が頭打ちとなり、顧客基盤を拡大できない可能性があります。クリプトアセット事業セグメントにおいては、Coincheck GroupによるM&Aが進まず、収益源を多様化できない可能性があります。コインチェックは厳しい競争環境により新規口座の獲得シェアが落ち、顧客基盤を拡大できない可能性があります。アセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業は、セグメント内外でのシナジーの発現が遅れ、運用残高を伸ばすことができない可能性があります。 (2) 信用リスクについて a. 顧客取引に関わる信用リスク 当社グループの証券事業セグメントは、信用取引、先物・オプション取引、FX取引等により、顧客に対して信用供与をするため、株式市況、為替市況等の変動によっては顧客に対する信用リスクが顕在化する可能性があります。ただし、当社グループは、前金、保証金または担保の差し入れを受けており、また、取引状況の日常的なモニタリングを通じたポジションの偏り等のリスクを把握し管理していることなどから、顧客に対する信用リスクの顕在化は限定的と判断しています。 ただし、今後の市場環境等の急激な変動により、顧客立替金が生じる場合において、顧客からこれを十分回収できない可能性があり、その場合には当社グループの業績に影響を与える可能性があります。なお、証券事業セグメント以外は、顧客に対して信用供与を行っておらず、顧客に対する信用リスクはありません。 b. 取引金融機関等に関わる信用リスク 当社グループは、FX取引および暗号資産取引におけるカバー取引、貸株取引等により、取引金融機関および暗号資産交換業者等に対する信用リスクに晒されています。当社グループの取引金融機関および暗号資産交換業者等は、基本的には国内または海外で評判が確立された金融機関および暗号資産交換業者であるため信用リスクは限定的です。また、取引金融機関に対する格付引下げ等の信用不安につながり得る情報を入手した場合には、関係部門間で連携をとりながらリスク回避のために必要な措置を講じておりますが、今後の市況等の急激な変動により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 なお、信用リスクを含む金融リスクに関する定量的な分析は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.金融リスク管理」に記載しています。 (3) 情報セキュリティリスクについて 当社グループは、主要セグメントである証券事業セグメントやクリプトアセット事業セグメントおよびアセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業セグメントにおいて、サービスの根幹をなす基幹システムの不具合、処理能力不足、通信回線の障害などによりシステムの機能不全に陥った場合には、事業運営に重大な支障が生じるおそれがあります。 グローバルにビジネス展開をしている当社グループでは、深刻化するサイバーセキュリティに対する脅威からお客様の情報や資産を守り、安心してお取引を行っていただくため、金融庁が制定している金融商品取引業者向けの総合的な監督指針や、米国国立標準技術研究所(NIST)800シリーズを参照し、包括的なサイバーセキュリティ対策の強化に努めています。また、マネックスグループ全体でサイバー攻撃により発生した事象への対応、および被害を軽減させるためのグローバルな体制を構築しており、当社に設置したマネックスグループCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を中心に、主要グループ各社にもCSIRTを設置しています。マネックスグループCSIRTはグループ各社のCSIRTとの協力体制の下、ガバナンスの強化を行い、各社のCSIRTは各社の業務、情報資産、そしてシステムを守る機能を果たしており、組織運営、システム対応、人的対応、外部連携の以上4つの軸でサイバーセキュリティ対策を推進しています。 しかしながら、上記の対応において、何らかの不備、あるいは現段階では予測できない原因により、当社グループの適切な対応が遅れる、または適切な対応がなされなかった場合や、外部からのサイバー攻撃等により個人情報や機密情報などが漏えいした場合には、当社グループの信用低下や被害者からの損害賠償請求等により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、暗号資産交換業を営むコインチェックは、不正アクセスに対する備えとして、預り暗号資産の大半を安全性の高いコールドウォレット(※1)で保管しており、不正アクセスに対するリスクの低減を図っています。しかしながら、外部からの攻撃等により、ホットウォレット(※2)やコールドウォレットで保管している暗号資産を窃取され、不正送金が行われた場合には、当社グループの信用低下や被害者からの損害賠償請求等により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ※1 暗号資産を管理するための秘密鍵(パスワードのようなもの)を、インターネットから完全に切り離されたオフライン環境で保管する仕組み ※2 暗号資産を管理するための秘密鍵を、インターネットに常時接続されたオンライン環境で保管・利用する仕組み また、重要な持分法適用会社であるマネックス証券においても、フィッシング等により窃取された認証情報を用いた不正アクセスおよび不正取引のリスクが高まっています。同社においては、フィッシング詐欺による不正アクセス被害が発生しており、顧客被害への対応、レピュテーションの低下、追加的なセキュリティ対策費用、補償・紛争対応等により、当社グループのブランド価値、持分法投資損益および事業戦略に影響を及ぼす可能性があります。同社では、パスキーを用いたログインの必須化等、不正アクセスの防止を最優先課題としてセキュリティ強化に努めています。 2. 当社のリスク管理状況 (1)リスク管理体制 当社は、経営に影響を与えるリスクを許容できる一定の範囲内にとどめることが事業目的達成に資するという考えおよびCOSO* ERMフレームワークに基づき、「統合リスク管理規程」等に定めたリスクを適切に識別、分析、評価したうえで、当社および当社グループ会社の各々のリスクについて、適切な管理体制を整備しています。以下の体制のとおり、CEOが任命するリスク管理統括責任者がリスク管理体制に関する整備状況、運用状況を把握し、VaR管理も含めて定期的に取締役会に報告しています。 また、取締役会はそのリスク管理体制に関する整備状況等を確認すること、さらに、内部統制システムが有効に機能するよう体制の整備および運用状況についての内部監査を実施し、取締役会はリスク管理の有効性評価をしています。 *COSO(Committee of Sponsoring Organizations of the Treadway Commission):トレッドウェイ委員会支援組織委員会) (2)リスク管理方法 1)グループVaRおよび財務健全性指標等による定量的なリスク管理 当社グループでは、リスク管理の目的に応じ、以下の3つの観点から合理的な定量リスク管理を実施しています。その内容は取締役会で報告され、取締役が確認しています。各指標は、当社グループにおける内部管理指標として位置づけており、取締役会において定期的にモニタリングし、成長投資、株主還元、資金調達およびリスク対応に関する判断に活用しています。 当連結会計年度においては、オンライン証券取引における不正アクセス・不正取引リスクの高まり、暗号資産事業におけるサイバーセキュリティリスク、成長投資および株主還元と財務健全性の両立の重要性を踏まえ、サイバーセキュリティ、流動性、財務健全性および債務返済能力等に関する管理指標のモニタリングを強化しています。 ① グループVaRによる定量的なリスク管理 当社グループは、グループ全体で保有するリスク量が許容額に収まっているかを把握するため、毎月グループVaRを計算し、定量的に管理しています。市場リスクについては、一定の期間内(保有期間二週間)に一定の確率(信頼区間片側99%)で被りうる最大損失額、信用およびオペレーショナル・リスクについては、上記に準じて発生しうる最大損失額を算出しており、各リスクの増減要因を主な子会社別に分析するとともに、一定のストレスをかけた場合の合計額を自己資本と比較し、リスク許容額の評価を行っています。 ・市場VaR 市場リスクは、株式、金利、為替、暗号資産など、当社グループが保有する資産価格の変動により損失を被るリスクとして、月末時点の各資産残高にそれぞれの金融商品等における価格変動率を乗じてリスク額を計算しています。なお、当社グループにおける金融商品取引業および暗号資産交換業においては、ブローカー業務における収益の計上がほとんどであり、トレーディング目的として自己で保有することで収益を計上する取引はごく一部であり、当社グループの金融商品取引業および暗号資産交換業における市場リスクは限定的です。 ・信用VaR 信用リスクは、各社の金融商品取引、暗号資産取引における取引先および顧客の貸倒れリスクとして、取引先リスクおよび顧客リスクを計算しています。取引先リスクについては、取引金融機関に対する預金残高、金融商品取引等で発生する保証金および証拠金や取引先への預け暗号資産残高の残高に対して、各金融機関に付与されている外部格付評価機関の格付け評価に紐づいたデフォルト率を乗じて、リスク額を計算しています。顧客リスクは、信用供与された金融商品取引等における過去の貸倒れ実績に基づくデフォルト率に、該当する取引の残高を乗じて計算したリスク額や、過去リターン実績に基づく一日のリターンの範囲をリスク額として算出しています。 ・オペレーションVaR オペレーションリスクは、サイバーセキュリティリスクと、それ以外のオペレーションリスクを計算しています。サイバーセキュリティリスクについては、暗号資産取引における顧客の預かり資産であるウォレット残高に、コールドウォレットおよびホットウォレットごとに設定した不正送金リスク率を乗じ、サイバー攻撃によって生じうる損失をサイバーセキュリティリスクのリスク額として計算しています。サイバーセキュリティリスク以外のオペレーションリスクとして、各セグメントの金融費用控除後営業収益に一定の率を乗じた額により、リスク額を算出しています。 ・投資VaR 投資リスクは、海外子会社等への投資エクスポージャーや証券投資について、為替変動や価格変動による影響をリスク額として算出しています。 ② 成長投資および株主還元余力の管理 財務健全性を維持しつつ、成長投資や株主還元を適切に実施するため、以下の指標をモニタリングしています。 ・Core CF(コア・キャッシュフロー) 持株会社であるマネックスグループ株式会社単体およびグループ金融会社であるマネックスファイナンス株式会社単体のキャッシュフローの合計をCore CF(コア・キャッシュフロー)と定義し、成長投資および株主還元の余力を評価しています。 ・ネットデットエクイティレシオ 親会社の所有者に帰属する持分とネットデットを比較し、財務構成の観点から成長投資および株主還元の余力を評価しています。 ・ネットレバレッジレシオ 調整後EBITDAとネットデットを比較し、負債の返済能力の観点から成長投資および株主還元の余力を評価しています。 ③ 債務返済能力の管理 ブラックスワンイベント(予測困難な極端事象)発生時も含めた債務返済能力や、緊急時の流動性を把握するため、以下の指標をモニタリングしています。 ・LTV(Loan to Value) 保有する資産の換金価値を支払能力とし、借入金に対するカバー率を評価しています。換金価値の算出にあたっては、非上場株式に対して一定のディスカウントを適用するなど、保守的に評価を行っています。 ・ウォレット損失カバー率 サイバー攻撃等により暗号資産が流出した際の最大損失額に対し、当社の短期的な支払能力でどの程度カバーできるかを評価しています。 2)グループRCMにおける定性的なリスク管理と主要な取組み グループVaRとしての定量的なリスク管理に加えて、網羅的に残存リスク(グループ全体の影響度×発生確率/統制)の算出、評価をしたリスクコントロールマトリックスを取締役会に報告して、当社グループのリスクの状況を定性的に管理しています。 当社グループがオンライン金融商品取引業のサービスを営む上で、最も重要なリスクであるサイバーセキュリティリスクにおいては、マネックスグループCSIRTと連携する、グローバルなサイバーセキュリティリスク管理体制を構築しています。一方、暗号資産取引を営むコインチェックのウォレット管理においては、同社が不正送金に対して適切な管理体制を構築し、リスクの低減を図っています。 グループRCMにおけるリスクの定義および主要な取組み リスク カテゴリー1   リスク カテゴリー2(*)   リスクの定義   主要な取組み ビジネスリスク   戦略リスク   既存事業の競争力低下、新規投資の失敗、グループ内シナジー発現の遅れなどにより、投下資本を失い、将来の収益・利益が減少(逸失)するリスク   証券事業:TradeStationによるアクティブトレーダー向けの洗練されたツールの開発・提供、サードパーティーとのAPI連携。マネックス証券によるアセマネモデルの推進、NTTドコモやイオン銀行等とのアライアンス推進 クリプトアセット事業:Coincheck GroupによるM&A、コインチェックによる顧客基盤の拡大およびBtoBビジネスの拡大 アセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業:成長領域への投資、アセマネ事業のポートフォリオ最適化、セグメント内外でのシナジー創出 経営管理リスク   グループ会社の経営状況を適時的確に把握できず、最適な事業ポートフォリオを構築できないリスク   取締役会等に月次でセグメントごとの業績やKPIを報告 ファイナンシャル・リスク   市場関連リスク   市場リスク要因の変動による保有資産(オフバランスシート資産を含む)の変動による損失のリスク   FX取引につきカバー取引に関する規定に基づき、外国為替ポジションを適切に制御(暗号資産交換取引につき、基本的に自己ポジションは保持していない) VaRの計算対象として、重点的にリスク量を計算 信用リスク   取引先および顧客へのクレジットリスク(気候変動リスクに晒されている取引先のクレジットリスクを含む)   取引状況の日常的なモニタリングを通じてポジションの偏り等のリスクを把握 VaRの計算対象として、重点的にリスク量を計算 流動性リスク   資金繰り管理における不備等で資金確保が困難になるリスク   直接金融・間接金融の活用等資金調達手段を多様化 オペレーショナル・リスク   情報セキュリティリスク   情報資産の漏えい、毀損等により機密性、完全性等が損なわれることで損失を被るリスク   情報セキュリティ委員会の開催や定期的モニタリング、従業員へのセキュリティ教育の継続的実施 サイバーセキュリティリスク   サイバー攻撃等により、重要情報の漏えい、システムの不正使用、またはサービスの停止が発生することで損失を被るリスク   グローバルな体制を構築し、組織運営、システム対応、人的対応、外部連携の軸で対策を推進。社内でのセキュリティ教育プログラムを強化。 暗号資産取引におけるウォレット残高をVaRの計算対象として、重点的にリスク量を計算。 重要な持分法適用会社における不正アクセス・不正取引リスクについても、定期的な情報共有、重要リスク発生時の報告体制および必要な対応協議を通じ、当社グループ全体のリスク認識に反映 システム構築リスク   システムダウンや誤作動およびシステムの不正使用等により顧客および当社が損失を被るリスク   第三者による定期的脆弱性診断の実施や脆弱性検知時における即時対応 事務リスク   従業員等のヒューマンエラーおよび清算機構やシステムベンダーなどの第三者に依拠することに伴う事務リスク   新規プロジェクトや商品サービス導入時の主要事務リスクのレビューによる形式知化等 内部不正リスク   役職員等の不正により損失を被るリスク。各リスクの一類型としても管理されるが、主に内部不正の発生防止の観点から別途管理するもの   役職員への教育や内部通報制度の周知徹底により、透明性の高い業務運営を推進 マネー・ロンダリングおよびテロ資金供与リスク   マネー・ロンダリング、およびテロ資金供与に利用され、または利用を企図されるリスク   各グループ会社における対策の徹底およびグローバルな報告体制構築を通じたマネー・ロンダリング対策に係る課題の把握と対応 リーガルリスク   業務遂行の過程において、法令諸規則等違反、各種取引上の法律的な不確実性、解釈の相違および不完全な事実認識により損失を被るリスク   コンプライアンス責任者からの定期的な法令遵守項目の周知徹底や、契約締結における確認フローのシステム化 レピュテーションリスク   マスコミ報道、風評・風説等により会社の評判が悪化することで損失を被るリスク(気候変動を含む環境問題への対応が遅れることにより、当社の評判が悪化し、顧客取引の減少等により損失を被るリスクを含む)   マスコミ関係者やPR支援会社との連携強化による、風評被害発生リスクの最小化努力 気候変動対応に関する取組みを積極的に情報開示 災害リスク   大災害やパンデミック等によるビジネス持続性リスク(自然災害による取引先の事業停滞に起因する資産の毀損リスクを含む)   当社グループの主要な拠点において災害、テロ攻撃等の発生に備えた事業継続計画の策定や、有事の対応策の事前検討 人的リスク   人材のポートフォリオの偏り、人事評価の不公平・不公正や差別的行為等によるモラルの低下、労働災害やメンタルヘルス等に起因する人手不足により、事業目的の達成を制限されるリスク   人材の多様性の確保と公正な評価制度(報酬体系) マネジメントやハラスメントをテーマにした各種研修や1対1のコミュニケーションやコーチング 時間や場所の制約を受けない働き方を可能にする様々な人事制度 組織エンゲージメントサーベイ 内部通報制度の周知徹底 情報開示リスク   開示する情報の誤りや不備、開示の遅延等により、企業の評判を損ない、投資家からの信頼を失うリスク   適切な内部統制の構築・運用に加え、公認会計士資格を有する社外取締役と会計監査人の連携等による、不正な会計処理を未然に防止する体制構築 情報開示委員会による適時開示等プレスリリースの事前チェック その他リスク   その他リスク   カントリーリスク、政治リスク   グローバル拠点の経営陣が出席する会議における、グローバルな経営環境等の情報共有 (*)上記のリスクカテゴリー2に対応する残存リスク(グループ全体の影響度×発生確率/統制)を算出
経営成績の分析 (MD&A)12,553字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 当社グループ(当社及び連結子会社)は、金融商品取引業、暗号資産交換業、有価証券の投資事業を主要な事業として、前連結会計年度において「日本」・「米国」・「クリプトアセット事業」・「投資事業」の4つの報告セグメントとしていました。 当連結会計年度より、当社グループが進めてきた事業ポートフォリオの最適化に伴い報告セグメントを刷新し、「証券事業」・「クリプトアセット事業」・「アセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業(以下、「AM・WM事業」)」・「投資事業」の4つの報告セグメントに変更しました。 また、グループ経営体制の一層の強化を目的として、2026年2月28日付で当社連結子会社である1000745629 ONTARIO INC.(カナダ法人 3iQ Digital Holdings Inc.の株式を96.8%(完全希薄化後ベースで94.7%)保有する中間持株会社)の株式を当社連結子会社であるCoincheck Group N.V.に譲渡しました。この組織再編に伴い、従来「AM・WM事業」に含まれていた3iQ Digital Holdings Inc.及びそのすべての子会社を「クリプトアセット事業」へ異動しました。これに伴い、前連結会計年度についても、この変更を反映した報告セグメントに再表示しています。 なお、報告セグメントの詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6セグメント情報」をご参照下さい。 (連結) (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月期)   当連結会計年度 (2026年3月期)   増減   増減率 継続事業 受入手数料   32,151   37,102   4,951   15.4%増 トレーディング損益   11,854   10,276   △1,578   13.3%減 金融収益   25,864   28,690   2,826   10.9%増 売上収益   27   2,748   2,720   - その他の営業収益   3,917   4,791   874   22.3%増 営業収益   73,814   83,606   9,792   13.3%増 金融費用   6,819   8,696   1,877   27.5%増 売上原価   24   1,804   1,780   - 販売費及び一般管理費   61,325   64,632   3,306   5.4%増 その他の収益費用(純額)(△)   △12,215   4,321   16,535   - 持分法による投資利益又は損失(△)   1,943   2,963   1,020   52.5%増 税引前当期利益又は損失(△)   △4,626   15,758   20,384   - 法人所得税費用   3,385   5,114   1,729   51.1%増 継続事業からの当期利益又は損失(△)(A)   △8,011   10,643   18,654   - 非継続事業 非継続事業からの当期利益又は損失(△)(B)   813   -   △813   - 当期利益又は損失(△)(A)+(B)   △7,197   10,643   17,841   - 親会社の所有者に帰属する当期利益又は損失(△)   △5,067   10,914   15,981   - 当連結会計年度は、AM・WM事業セグメントでファンド運用にかかる成功報酬が増加したことなどにより、受入手数料が37,102百万円(前連結会計年度比15.4%増)となりました。一方で、クリプトアセット事業セグメントで暗号資産取引が減少したことにより、トレーディング損益が10,276百万円(同13.3%減)となりました。また、証券事業セグメントで受取利息が増加したことなどにより、金融収益が28,690百万円(同10.9%増)となりました。さらに、クリプトアセット事業セグメントでステーキング収益を計上したことなどにより、売上収益は2,748百万円(売上原価は1,804百万円)となりました。加えて、クリプトアセット事業セグメントで運用するファンドから得られたステーキング関連の収益を計上したことなどにより、その他の営業収益は4,791百万円(同22.3%増)となりました。その結果、営業収益は83,606百万円(同13.3%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、証券事業セグメントやAM・WM事業セグメントなどで増加した結果、64,632百万円(同5.4%増)となりました。 その他の収益費用(純額)は、主にAM・WM事業セグメント及び証券事業セグメントにおいて収益が増加した結果、4,321百万円(前連結会計年度は12,215百万円の損失)となりました。なお、前連結会計年度はCoincheck Group N.V.のDe-SPAC上場にかかる一過性の株式報酬費用(上場関連費用)が含まれています。 持分法による投資利益は、主にAM・WMセグメントにおいてWestfield Capital Management Company, L.P.(以下、「Westfield」)の持分法適用化に伴い利益が増加した結果、2,963百万円(同52.5%増)となりました。 以上の結果、税引前当期利益は15,758百万円(前連結会計年度は4,626百万円の損失)となり、継続事業からの当期利益は10,643百万円(前連結会計年度は8,011百万円の損失)となりました。 なお、前連結会計年度において、Monex Boom Securities (H.K.) Limited他2社にかかる利益が非継続事業からの当期利益として表示されています。 各セグメントの詳細は「セグメント別の状況」でご説明します。 セグメント別の状況は以下のとおりです。 (証券事業) (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月期)   当連結会計年度 (2026年3月期)   増減   増減率 受入手数料   24,921   25,794   873   3.5%増 金融収益   26,265   27,707   1,443   5.5%増 売上収益   27   220   193   700.8%増 その他の営業収益   689   741   52   7.5%増 営業収益   51,902   54,462   2,560   4.9%増 金融費用   6,762   7,740   978   14.5%増 売上原価   24   191   167   700.8%増 販売費及び一般管理費   36,501   38,247   1,745   4.8%増 その他の収益費用(純額)(△)   85   1,453   1,368   - 持分法による投資利益又は損失(△)   2,013   1,982   △31   1.5%減 セグメント利益又は損失(△) (税引前利益又は損失(△))   10,713   11,718   1,005   9.4%増 証券事業セグメントは、主にTradeStation Securities, Inc.及びマネックス証券株式会社(持分法適用会社)で構成されております。 TradeStation Securities, Inc.においてはアクティブトレーダー層を主要な顧客層としており、当該顧客層の取引量増加が収益に貢献する傾向にあります。また、顧客の預り金を運用することで金融収益を獲得しています。さらに、米ドルの対円レート(期中平均)は前連結会計年度比で0.9%円高となったことから、業績はその影響を受けています。 当連結会計年度におけるDARTs(Daily Average Revenue Tradesの略称で、1営業日当たりの収益を伴う約定もしくは取引の件数)は238,365件(前連結会計年度比5.9%増)となりました。株式取引手数料の増加などにより、委託手数料は米ドルベースで1.6%増加し、オプションの取引量の増加などにより、その他の受入手数料は米ドルベースで8.8%増加しました。その結果、受入手数料は米ドルベースでは4.5%増加し、円換算後では25,794百万円(同3.5%増)となりました。また、金融収益は、顧客預り金からの金利収益は減少したものの、有価証券貸借取引の関連収益が増加したことにより米ドルベースでは6.5%増加し、円換算後では27,707百万円(同5.5%増)となりました。以上のことから、営業収益は米ドルベースで5.9%増加し、円換算後で54,462百万円(同4.9%増)となり、過去最高を記録しました。 金融費用は有価証券貸借取引の関連費用が増加したことにより7,740百万円(同14.5%増)となり、金融収支は米ドルベースで3.3%の増加、円換算後では19,967百万円(同2.4%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、一部顧客の先物オプション取引における証拠金不足に伴う費用の計上や、情報料などが増加した結果、米ドルベースで5.8%増加、円換算後では38,247百万円(同4.8%増)となりました。 その他の収益費用(純額)は、保有銘柄の評価益を計上したことなどにより1,453百万円の利益(前連結会計年度は85百万円の利益)となりました。 持分法による投資利益は、マネックス証券株式会社にかかるもので、1,982百万円(同1.5%減)となりました。これには、同社にて計上した不正アクセス関連の補償費用及び米株システムリプレイスに伴うデータ移行費用に対する当社持分相当額(約51%)の影響が含まれています。 以上の結果、セグメント利益(税引前利益)は、11,718百万円(同9.4%増)となりました。 (クリプトアセット事業) (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月期)   当連結会計年度 (2026年3月期)   増減   増減率 受入手数料   3,773   3,583   △190   5.0%減 トレーディング損益   11,854   10,276   △1,578   13.3%減 金融収益   86   323   238   276.8%増 売上収益   -   2,528   2,528   - その他の営業収益   329   882   553   167.7%増 営業収益   16,042   17,592   1,550   9.7%増 金融費用   60   168   108   180.3%増 売上原価   -   1,613   1,613   - 販売費及び一般管理費   16,643   16,754   112   0.7%増 その他の収益費用(純額)(△)   △12,288   423   12,711   - 持分法による投資利益又は損失(△)   -   △18   △18   - セグメント利益又は損失(△) (税引前利益又は損失(△))   △12,948   △539   12,410   - クリプトアセット事業セグメントは、主にCoincheck Group N.V.、コインチェック株式会社及び3iQ Digital Holdings Inc.(以下、「3iQ」)で構成されています。 Coincheck Group N.V.はコインチェック株式会社の完全親会社であり、2024年12月に米国NASDAQに上場しました。また、コインチェック株式会社においては、日本を拠点としてビットコインをはじめとする暗号資産を取扱う販売所及び取引所の運営を主要事業としており、業績は主に販売所の売買動向の影響を受けます。さらに、3iQにおいては、傘下の子会社を通じた暗号資産ETFの運用を主要事業としており、業績は運用残高や運用パフォーマンスの影響を受ける傾向にあります。 当連結会計年度におけるコインチェック株式会社の取引所暗号資産売買代金は4兆1,294億円(前連結会計年度比21.3%減)、販売所暗号資産売買代金は3,126億円(同7.4%減)となりました。 こうした中、販売所取引が減少したことによりトレーディング損益は10,276百万円(同13.3%減)となりました。一方で、コインチェック株式会社においてステーキング収益を計上したことにより、売上収益は2,528百万円(売上原価は1,613百万円)となりました。また、3iQの運用ファンドから得られたステーキング関連の収益を計上したことにより、その他の営業収益は882百万円(同167.7%増)となりました。以上のことから、営業収益は17,592百万円(同9.7%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度におけるCoincheck Group N.V.のDe-SPAC上場にかかる一過性の専門家報酬4,531百万円が剥落したものの、M&Aによる連結範囲の拡大などに伴う人件費の増加や、事務委託費の増加などにより、16,754百万円(同0.7%増)となりました。 その他の収益費用(純額)は、423百万円の利益(前連結会計年度は12,288百万円の損失)となりました。なお、前連結会計年度はCoincheck Group N.V.の上場関連費用13,714百万円が含まれています。 以上の結果、セグメント損失(税引前損失)は539百万円(前連結会計年度は12,948百万円のセグメント損失)となりました。 ※当社の連結財務諸表において、子会社であるCoincheck Group, N.V.の連結子会社が行う暗号資産交換業におけるトレーディング損益は、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」だけでなく、IFRS第9号「金融資産の分類と測定」も適用されると判断し、暗号資産の販売価額と購入価額の純額を収益として計上(以下「純額表示」という。)しています。しかし、Coincheck Group N.V.の米国NASDAQ上場申請プロセスにおいて、当該収益にはIFRS第15号のみが適用され、結果として両者を総額で表示(以下「総額表示」という。)する必要があるとの結論に達しております。一方、当社の連結財務諸表においては、報告主体が異なることに加え、以下の理由により引き続き純額表示を継続する方針です。当社は、純額表示はIFRSに準拠していると考えており、また、これまで純額表示で連結財務諸表を提出してきたことを踏まえると、総額表示に変更することは、却って日本の資本市場参加者を混乱させる恐れがあると考えています。従って、日本の資本市場参加者の意思決定に資する情報の提供及び有価証券報告書又は半期報告書の提出という目的においては、継続して純額表示を行うことにより、より有用な情報を提供することができると考えています。現行の会計方針は日本の会計基準(実務対応報告第38号「資金決済法における暗号資産の会計処理等に関する当面の取扱い」)と整合的であり、日本において連結子会社で暗号資産交換業を営んでいる他のIFRS適用企業においても純額表示が採用されています。このため、当社は、日本の資本市場においては、純額表示を継続することが同業他社との財務情報の比較可能性を確保することにつながり、日本の資本市場における財務諸表利用者にとってより有用であると考えております。なお、仮に当社が、2025年3月期における連結財務諸表においてCoincheck Group N.V.の連結財務諸表における収益と費用を総額で表示した場合、関連する収益は383,205百万円、費用は369,852百万円となり、総額表示によった場合、純額表示と比べて連結ベースで収益が369,852百万円、費用が369,852百万円多く計上されることになります。但し、収益と費用を純額表示と総額表示のどちらによって表示した場合であっても、2025年3月期の連結ベースの当期利益及び期末時点の資本合計の金額に影響はありません。 (アセットマネジメント・ウェルスマネジメント事業) (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月期)   当連結会計年度 (2026年3月期)   増減   増減率 受入手数料   3,457   7,725   4,268   123.5%増 その他の営業収益   11   11   △1   5.9%減 営業収益   3,468   7,735   4,267   123.0%増 金融費用   5   3   △1   31.1%減 販売費及び一般管理費   3,166   4,595   1,429   45.1%増 その他の収益費用(純額)(△)   △16   2,139   2,156   - 持分法による投資利益又は損失(△)   -   858   858   - セグメント利益又は損失(△) (税引前利益又は損失(△))   281   6,135   5,854   - AM・WM事業セグメントは、主にマネックス・アセットマネジメント株式会社(以下、「MAM」)、Westfield及びマネックスPB株式会社(以下、「MPB」)で構成されています。なお、Westfieldは2025年4月に持分法適用会社化しました。 MAMにおいては、ロボアドバイザーサービス「ON COMPASSシリーズ」をはじめとして、その他公募ファンドや機関投資家向けの私募ファンドの運用を主要事業としています。また、Westfieldにおいては、時価総額を問わず幅広い米国の成長株式を対象とした資産運用を、さらにMPBにおいては、富裕層顧客向けのプライベートバンキングサービスをそれぞれ主要事業としています。従って、AM・WM事業セグメントの業績は運用残高や運用パフォーマンスの影響を受ける傾向にあります。 当連結会計年度におけるMAMの運用残高は1兆1,854億円(前連結会計年度比71.2%増)、Westfieldの運用残高は24,694百万米ドルで、決算時レートによる円換算後では3兆7,291億円となりました。 こうした中、MAMが運用するマネックス・アクティビスト・ファンドの運用パフォーマンスの好調に伴う成功報酬や運用報酬が増加したことにより、受入手数料は7,725百万円(同123.5%増)となりました。その結果、営業収益は7,735百万円(同123.0%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、業績連動賞与などによる人件費や運用残高の増加に伴う支払手数料などが増加した結果、4,595百万円(同45.1%増)となりました。 その他の収益費用(純額)は、Westfieldにかかる条件付対価(アーンアウト)の公正価値評価益を計上したことなどにより、2,139百万円の利益(前連結会計年度は16百万円の損失)となりました。 持分法による投資利益は、Westfieldにかかるものです。 以上の結果、セグメント利益(税引前利益)は6,135百万円(前連結会計年度は281百万円の利益)となりました。 (投資事業) (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月期)   当連結会計年度 (2026年3月期)   増減   増減率 金融収益   △560   123   682   - その他の営業収益   51   68   17   33.3%増 営業収益   △509   190   699   - 金融費用   -   63   63   - 販売費及び一般管理費   128   103   △25   19.4%減 その他の収益費用(純額)(△)   △0   0   1   - 持分法による投資利益又は損失(△)   △60   159   219   - セグメント利益又は損失(△) (税引前利益又は損失(△))   △697   184   881   - 投資事業セグメントは、主にマネックスベンチャーズ株式会社、MV1号投資事業有限責任組合、MV2号投資事業有限責任組合、アンカバードマネックスアフリカ投資事業組合で構成されています。 当連結会計年度は、保有する複数の銘柄の評価損益及び売却損益を計上したことにより、金融収益は123百万円(前連結会計年度は△560百万円)となり、営業収益は190百万円(前連結会計年度は△509百万円)となりました。 販売費及び一般管理費は、103百万円(同19.4%減)となりました。 持分法による投資利益は、主にアンカバードマネックスアフリカ投資事業組合にかかるものです。 以上の結果、セグメント利益(税引前利益)は184百万円(前連結会計年度は697百万円のセグメント損失)となりました。 ② 財政状態の状況 (連結) (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月末)   当連結会計年度 (2026年3月末)   増減 資産合計   709,641   746,768   37,127 負債合計   583,387   616,798   33,412 資本合計   126,254   129,970   3,716 親会社の所有者に帰属する持分   123,984   126,397   2,412 当連結会計年度の資産合計は、棚卸資産、有価証券投資などが減少したものの、持分法投資、有価証券担保貸付金などが増加した結果、746,768百万円(前連結会計年度末比37,127百万円増)となりました。また、負債合計は、受入保証金、その他の負債などが減少した一方、預り金、社債及び借入金などが増加した結果、616,798百万円(同33,412百万円増)となりました。 資本合計は、配当金の支払、子会社の追加取得などにより減少したものの、当期利益などにより増加した結果、129,970百万円(同3,716百万円増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 (連結) (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月期)   当連結会計年度 (2026年3月期)   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   13,300   17,806   4,506 投資活動によるキャッシュ・フロー   △32,178   △14,571   17,607 財務活動によるキャッシュ・フロー   △25,191   △5,008   20,184 現金及び現金同等物の期末残高   53,467   52,786   △681 当連結会計年度のキャッシュ・フローは営業活動による収入17,806百万円(前連結会計年度は13,300百万円の収入)、投資活動による支出14,571百万円(同32,178百万円の支出)及び財務活動による支出5,008百万円(同25,191百万円の支出)でした。この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物は52,786百万円(前連結会計年度末比681百万円減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動により取得した資金は、17,806百万円となりました。 受入保証金及び預り金の増減により12,146百万円、利息の支払額により9,238百万円の資金を支出する一方、金銭の信託の増減により16,342百万円、利息及び配当金の受取額により31,827百万円の資金を取得しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動により使用した資金は、14,571百万円となりました。 有価証券投資等の売却及び償還による収入により8,511百万円の資金を取得する一方、無形資産の取得による支出により4,445百万円、関連会社の取得による支出により15,848百万円の資金を使用しました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動により使用した資金は、5,008百万円となりました。 社債の発行による収入により6,486百万円、長期借入債務の調達による収入により12,907百万円の資金を取得する一方、社債の償還による支出により10,225百万円、配当金の支払額により10,199百万円、非支配持分からの子会社持分取得による支出により4,900百万円の資金を使用しました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 金融商品取引業を営む会社を中心とする企業集団であるため、「生産、受注及び販売の実績」は該当する情報がないので記載していません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 私たちは今、未来を決定づける重要な転換点に立っています。昨年度までに、伝統的金融資産からクリプトア セットに至るまでを網羅する、世界でも類を見ない強固な事業基盤を着実に構築しました。特にアセットマネジメント事業の強化は、ストック収益により市場環境に左右されにくい安定的な収益構造を築くうえで、経営上きわめて重要な戦略です。進化したポートフォリオにグローバルの知見とAI等の先進技術を掛け合わせ、ROE15%の早期達成を明確な目標として掲げます。変化を恐れぬ挑戦を続け、持続的な企業価値の向上に邁進してまいります。 2026年3月期は、証券事業の堅調な推移に加え、アセットマネジメント事業の大幅成長が寄与し、親会社の所有者に帰属する当期利益は109億円と前年を上回る着地となりました。 証券事業では、米国TradeStationが過去最高収益を記録し、グループの収益基盤を力強く支えています。国内のマネックス証券においても、NTTドコモとの連携が数字に結実しました。2026年1月には過去最高の月間口座開設数を更新し、4月には預かり資産が11兆円を突破するなど、着実に成長しています。 アセットマネジメント事業は、運用残高の成長に加え、マネックス・アクティビスト・ファンドの成功報酬やWestfield社の利益貢献により、セグメント利益(税引前利益)は61億円と大幅増益を達成しました。証券・クリプトに続く「第3の柱」として確立された同事業は、今後も高収益な成長エンジンとしてグループのROE向上を牽引していく見込みです。 クリプトアセット事業では、収益源の多角化が進んでいます。「ステーキング収益」が販売所取引の下振れをカバーしたほか、3iQ社の集約により、機関投資家向け運用と個人向けプラットフォームを掛け合わせた新たな市場開拓の土台が整いました。さらに2026年6月には、コインチェックグループはKDDI社との資本業務提携を開始しました。この強力なパートナーシップにより、投資家のみならず、あらゆる生活者の皆様へデジタル資産の世界をより広く開放してまいります。 当社は、規律ある資本政策と戦略的成長を両立し、ROE15%の達成とさらなる企業価値の向上に邁進してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況) 当社グループの事業活動における主な資金使途としては、有価証券担保貸付金に関するものの他、M&A及び事業投資等があります。これらの資金需要に対して、市場環境や長短のバランスを考慮し、社債による直接金融、シンジケートローン及び銀行借入等による間接金融により資金を調達しております。 なお、キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 (資本の財源) 当連結会計年度末の資本合計は1,300億円であり、固定的な資産1,283億円を上回っています。差額については子会社の自己資本維持に関する規制対応の他、以下の原資とする予定です。 1.将来の事業投資に備える内部留保 2.株主還元(配当金及び自己株式取得) (重要な資本的支出の予定) 重要な資本的支出の予定は、証券子会社における設備投資であり、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。 (資金の流動性) 当社グループでは、経営に必要な資金を大手金融機関をはじめとする複数の金融機関からの借入、インターバンク市場からの調達、また資本市場における社債の発行により調達し、一時的な余資は流動性の高い短期金融資産で運用しています。当社グループでは資金繰り状況及び見通しの把握を随時行っており、かつ、複数の金融機関との間で当座借越契約、コミットメントライン契約等を締結していることで、十分な流動性を確保しています。なお、債務の期日別の残高については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.金融リスク管理」に記載のとおりです。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループは、グローバルなオンライン金融機関グループとして事業展開を推進する中で、財務情報の国際的な比較可能性を向上させるため、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しています。 当社グループの連結財務諸表を作成するにあたって、のれんの減損テストにおける使用価値の算定等重要な判断や見積りを行っていますが、これらの見積りは実際の結果と異なる場合があります。当社が採用した重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」、同「22.無形資産」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

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