概要
ジャフコ グループは、独立系ベンチャーキャピタルとして未上場企業への投資・育成・出口戦略を手掛ける企業である。機関投資家や事業会社から資金を募り、ベンチャー投資ファンドとバイアウト投資ファンドを運用する。収益源は管理報酬・成功報酬および自己出資によるキャピタルゲインであり、単一セグメントで事業を展開する。2026年3月期の売上高は216億円、従業員数は133名。
ファンド運用に特化した単一セグメントの事業構造
当社はファンド運用事業の単一セグメントから構成される。機関投資家や事業会社から募集した資金で投資事業有限責任組合を組成し、ベンチャー投資とバイアウト投資を行う。ファンドの運用期間は10年で、2年の延長が可能。3年半程度を目途に新規投資を積み上げ、ポートフォリオを構築する。投資先の企業価値向上を支援し、IPOやM&AによるEXITを目指す。収益はファンドからの管理報酬と成功報酬、およびファンドへの直接出資に伴うキャピタルゲインである。このシンプルな構造により、営業利益率が高い特徴を持つ。
国内投資集中への戦略転換と海外子会社の譲渡
2025年4月、当社は投資パフォーマンスに優位性があり市場拡大が予想される国内投資に集中する方針を決定した。これに伴い、アジア法人JAFCO Investment (Asia Pacific) Ltdを2025年10月に、米国法人JAFCO America Ventures Inc.を2026年1月に譲渡完了した。譲渡後もこれらの法人が運用する既存ファンドへの出資持分は継続保有する。この戦略転換により、当社の運用ファンドは国内ファンドのみとなり、2026年3月期第3四半期からは連結決算から非連結決算へ移行した。
パートナーシップモデルによる組織運営
当社は2018年からパートナーシップモデルを導入し、トップキャピタリストがファンドの運用責任を負うフラットな組織を構築している。パートナーと従業員は当社とともにファンドに出資することで、個人として運用リスクを負いながら、ファンドパフォーマンスと個人の貢献に連動した成果報酬を得る仕組みである。このモデルにより、投資先への経営関与を強化し、ファンドパフォーマンスの向上を目指す。設立以来培った組織力と個人の主体性を融合させた運営が特徴である。
収益変動が大きいベンチャーキャピタル特有の業績
当社の売上高と純利益は、投資先の上場や売却のタイミングにより大きく変動する。過去13年間の売上高は141億円から619億円の範囲で推移し、純利益は66億円から406億円と振幅が大きい。2026年3月期の売上高は216億円、営業利益56億円、純利益66億円と前期から減少した。これは新規IPOが2社にとどまり、キャピタルゲインが減少したためである。一方で、海外子会社譲渡に伴う配当や売却益が特別利益に計上された。
業界の中での役割はプライベートエクイティファンド運用会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ファンド運用(全セグメント統一)主力
当社はファンド運用事業の単一セグメント。機関投資家・事業会社から募集した資金でファンドを組成し、ベンチャー投資およびバイアウト投資を行う。投資先の企業価値向上を支援し、IPOやM&AによるEXITを目指す。収益源は管理報酬・成功報酬及び自己出資によるキャピタルゲイン。2025年4月以降は国内ファンドのみに集中。
- ベンチャー投資ファンド
- 成長初期段階の未上場企業への投資ファンド。起業家と協業し事業成長を支援。
- バイアウト投資ファンド
- 成熟企業の経営権取得を目的とした投資ファンド。経営改革による企業価値向上を図る。
製品と技術
成長初期の未上場企業を対象としたベンチャー投資ファンド
ベンチャー投資ファンドは、成長初期段階の未上場企業に投資する商品である。当社は起業家と協力して事業成長を支援し、IPOやM&AによるEXITを目指す。ファンドの運用期間は10年で、3年半程度を目途に新規投資を積み上げる。投資先には生成AIなどのテクノロジー企業や社会課題解決型ビジネスが含まれる。当社は単なる投資家ではなく、「CO-FOUNDER」として経営に関与し、企業価値向上にコミットする。このファンドから得られるキャピタルゲインが収益の重要な源泉である。
成熟企業の経営権取得を目的とするバイアウト投資ファンド
バイアウト投資ファンドは、成熟企業の経営権取得を目的とし、経営改革による企業価値向上を図る商品である。M&Aの増加や中小企業の事業承継ニーズを背景に、市場拡大が見込まれている。当社はこのファンドを通じて、既存事業の再編や新規事業の展開を支援する。投資後の経営関与を高め、起業家とともに成長戦略を実行する。バイアウト投資はベンチャー投資と並ぶ当社のもう一つの柱であり、国内投資集中方針のもとで両ファンドの強みを融合する戦略を採っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
証券、商品先物取引業のなかでの位置
プライベートエクイティ投資に特化、高収益
ジャフコ グループは、プライベートエクイティ(PE)投資事業を中核とする独立系投資会社。売上高は2025年3月期297億円、営業利益率40.74%と高収益だが、2026年3月期は売上高216億円、営業利益率25.93%と大きく減収減益見込み。これは投資案件のタイミングによる変動が大きいため。同業のインテグラルやUNIVA・OakホールディングスもPE投資が主力だが、ジャフコは歴史が長く、バイアウト投資で豊富な実績。
強み
- 営業利益率40%超と非常に高く、厳選された投資先からのリターンが大きい。
- 長年のPE投資で蓄積されたノウハウとネットワークが競争優位。
- 特定の金融機関に属さない独立系として、柔軟な投資判断が可能。
- 業種や規模を問わず幅広い投資対象を持ち、分散効果がある。
課題
- 投資の出口時期により収益が大きく変動し、翌期の業績予想が困難。
- PE業界への参入増で優良案件の獲得競争が激化し、投資収益率低下リスク。
- 金利上昇などでファンドの資金調達コストが増加し、投資に影響する可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がジャフコ グループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8698マネックスグループ | 1,797億円 | 16.5倍 |
| 2 | 8584ジャックス | 1,705億円 | 10.0倍 |
| 3 | 8585オリエントコーポレーション | 1,468億円 | 11.3倍 |
| 4 | 7148FPG | 1,414億円 | 9.2倍 |
| 5 | 7172ジャパンインベストメントアドバイザー | 1,278億円 | 10.4倍 |
| 6 | 8595ジャフコ グループ | 1,247億円 | 18.6倍 |
| 7 | 8541愛媛銀行 | 1,210億円 | 16.6倍 |
| 8 | 8707岩井コスモホールディングス | 1,137億円 | 10.2倍 |
| 9 | 8739スパークス・グループ | 1,076億円 | 16.1倍 |
| 10 | 4819デジタルガレージ | 999億円 | 76.0倍 |
| 11 | 8793NECキャピタルソリューション | 900億円 | 9.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2018年に導入されたパートナーシップモデル
2018年、当社は組織運営の大きな転換点としてパートナーシップモデルを導入した。それまでは組織全体で投資判断を行う体制であったが、トップキャピタリストがファンドの運用責任を負い、個人の貢献に応じた報酬体系へと移行した。パートナーと従業員は自己資金をファンドに出資することで、投資リスクを個人も負うことになり、ファンドパフォーマンスへの意識が高まった。この改革により、投資先への関与が深化し、企業価値向上に向けたインセンティブが強化された。
2025年4月の国内投資集中方針の決定
2025年4月、当社は将来の成長に向けた戦略の見直しを行い、国内投資に集中する方針を正式に決定した。投資パフォーマンスで優位性を持つ国内市場にリソースを集中し、ベンチャー投資とバイアウト投資の強みを融合することで、安定的な収益構造への進化を目指す。この決定に伴い、海外展開していたアジア法人と米国法人の譲渡が計画された。国内市場の拡大が見込まれる中、経営資源の効率的配分を意図した判断である。
2025年10月のアジア法人譲渡
2025年10月31日、当社の連結子会社であったJAFCO Investment (Asia Pacific) Ltd(現JIF Capital Ltd.)の全株式の譲渡が完了した。これにより、同社およびその子会社は当社の連結範囲から除外された。譲渡後も同社が運用する既存ファンドへの出資持分は継続保有し、投資有価証券として会計処理を変更した。この譲渡は、国内集中方針の具体化の第一歩であり、海外事業から撤退する大きな節目となった。
2026年1月の米国法人譲渡と非連結決算への移行
2026年1月6日、米国子会社JAFCO America Ventures Inc.(Icon Ventures)の全株式を現地マネジメントが設立した法人に譲渡した。これにより、当社の連結子会社はジャフコ コンサルティング株式会社のみとなったが、重要性が乏しいため2026年3月期第3四半期末をもって連結範囲から除外。当社は同四半期より連結決算から非連結決算へ移行した。一連の海外法人譲渡により、当社は国内ファンド運用に専念する体制が整った。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で133人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,366万円で、9期前と比べて+17.5%。平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は13.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 152 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 148 | — |
| 2019年3月 | 1,162 | 43.0 | 17.0 | 134 | — |
| 2020年3月 | 1,040 | 44.0 | 17.0 | 131 | — |
| 2021年3月 | 1,221 | 44.0 | 17.0 | 132 | — |
| 2022年3月 | 1,252 | 44.0 | 16.0 | 135 | — |
| 2023年3月 | 1,366 | 42.0 | 14.0 | 147 | — |
| 2024年3月 | 1,278 | 42.0 | 14.0 | 159 | — |
| 2025年3月 | 1,266 | 42.0 | 13.0 | 163 | 7,423 |
| 2026年3月 | 1,366 | 43.0 | 13.0 | 133 | 4,211 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は216億円、営業利益は56億円。前期と比べると減収減益で、売上が-27.3%、利益が-53.7%。
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、営業収益は31億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は−34.0%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 44 | — | — | −40 |
| 2024年1Q | 47 | 6 | 12.8 | 9 |
| 2024年2Q | 39 | 13 | 33.3 | 14 |
| 2024年3Q | 60 | 26 | 43.3 | 21 |
| 2024年4Q | 98 | — | — | 31 |
| 2025年2Q | 160 | 64 | 40.0 | 47 |
| 2025年4Q | 137 | 57 | 41.6 | 49 |
| 2026年2Q | 119 | 30 | 25.2 | 19 |
| 2026年4Q | 97 | 26 | 26.8 | 47 |
| 2027年1Q | 31 | 6 | 19.4 | 6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、営業収益は221億円から216億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は25.9%。
| 決算期 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 221 | — | 90 | — | 66 |
| 2014年3月 | 449 | — | 284 | — | 173 |
| 2015年3月 | 619 | — | 401 | — | 277 |
| 2016年3月 | 412 | — | 198 | — | 170 |
| 2017年3月 | 279 | — | 137 | — | 111 |
| 2018年3月 | 295 | — | 156 | — | 242 |
| 2019年3月 | 259 | — | 134 | — | 102 |
| 2020年3月 | 299 | — | 170 | — | 118 |
| 2021年3月 | 215 | — | 117 | — | 385 |
| 2022年3月 | 277 | — | 184 | — | 151 |
| 2023年3月 | 141 | — | −30 | — | 406 |
| 2024年3月 | 244 | — | 88 | — | 75 |
| 2025年3月 | 297 | 121 | 132 | 40.7 | 96 |
| 2026年3月 | 216 | 56 | 59 | 25.9 | 66 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
営業収益216億円のうち、営業利益として残るのは56億円で25.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は66億円、売上の30.6%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.9%110億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.5%40億円
- その他の費用持分法損益などの調整4.6%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.9%56億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが56億円、投資CFが38億円で、差し引きのフリーCFは94億円。期末の手元現金は612億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 85 | −46 | 68 | 531 |
| 2014年3月 | 302 | 26 | −184 | 683 |
| 2015年3月 | 288 | −57 | −40 | 899 |
| 2016年3月 | 128 | 118 | −141 | 993 |
| 2017年3月 | 151 | −16 | −58 | 1,072 |
| 2018年3月 | 74 | 247 | −690 | 701 |
| 2019年3月 | −13 | 2 | −39 | 639 |
| 2020年3月 | 122 | −3 | −36 | 720 |
| 2021年3月 | 0 | 492 | −139 | 1,075 |
| 2022年3月 | −130 | 7 | −435 | 526 |
| 2023年3月 | −72 | 696 | −462 | 695 |
| 2024年3月 | −96 | −1 | 68 | 676 |
| 2025年3月 | 104 | 1 | −54 | 725 |
| 2026年3月 | 56 | 38 | −116 | 612 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,579億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,341億円で、自己資本比率は85.0%(業種中央値34.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,641 | 1,125 | 516 | 68.6 |
| 2014年3月 | 2,202 | 1,593 | 609 | 72.4 |
| 2015年3月 | 2,390 | 1,881 | 509 | 78.7 |
| 2016年3月 | 2,142 | 1,895 | 247 | 88.5 |
| 2017年3月 | 2,379 | 2,079 | 300 | 87.4 |
| 2018年3月 | 1,916 | 1,603 | 313 | 83.7 |
| 2019年3月 | 1,842 | 1,632 | 210 | 88.6 |
| 2020年3月 | 2,221 | 1,884 | 337 | 84.8 |
| 2021年3月 | 2,624 | 2,152 | 472 | 82.0 |
| 2022年3月 | 2,330 | 1,974 | 356 | 84.7 |
| 2023年3月 | 1,598 | 1,307 | 291 | 81.8 |
| 2024年3月 | 1,655 | 1,376 | 279 | 83.1 |
| 2025年3月 | 1,700 | 1,411 | 263 | 83.0 |
| 2026年3月 | 1,579 | 1,341 | 237 | 85.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
証券、商品先物取引業 37社との比較
同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で37社中2位あたり、逆に低いのは営業収益成長率で37社中35位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,299.5で、1年前と比べて-6.6%。過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.6倍 |
| PBR | 0.90倍 |
| 配当利回り | 5.78% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は6月26日の2322.5円から7月2日に2379円まで小幅上昇しましたが、その後は緩やかな下降トレンドに転じました。8月7日時点で2246円と、25日移動平均線(2298.52円)を約2.3%下回っています。52週高値2665円からは約16%下落、52週安値2124.5円からは約5.7%上昇した水準です。出来高は7月24日に81万株と急増し、その後も30万株前後で推移しており、売買は比較的活発です。RSIは35.7と売られすぎ圏に近く、反発の可能性があります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERが18.12倍と業界平均12.35倍を上回っていますが、PBRは0.88倍と業界平均1.41倍を下回り、資産価値に対して割安です。ROEは4.8%と低いですが、配当利回り5.93%と業界平均4.36%を大幅に上回り、高い利回りが魅力です。配当性向107.6%と配当が利益を上回っており、持続性に懸念があります。市況変動で業績が大きく振れる業種であり、将来の収益変化に注意が必要です。総合的に割安と判断しました。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.6倍 | 14.3倍 |
| PBR | 0.90倍 | 1.43倍 |
| ROE | 4.8% | 7.7% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、投資環境の変化に伴う収益変動性と、長期的な投資成果の持続性にある。強気派は、過去の高い運用実績や独立系としての機動性を評価し、新興企業の支援を通じて大きなリターンが期待できるとみる。また、2025年3月期の営業利益率40.7%は収益力の高さを示す。一方、弱気派は、直近の収益低迷(2026年3月期予想の減少)や、IPO市場の冷え込み、投資先の価値下落リスクを懸念する。また、ベンチャーキャピタル投資は成果が出るまで時間がかかり、外部環境に左右されやすいと指摘する。
- 高い専門性
長年の運営実績で蓄積された投資ノウハウとネットワークが強み。
- 売却益の可能性
有望な未上場企業への投資がIPOやM&Aで大きなリターンをもたらす余地。
- 高収益体質
2025年3月期の営業利益率は40%超と、事業モデルの収益性の高さを示す。
- 配当利回り5.92%と高水準継続影響弱
配当利回り5.92%と高く、株主還元が下値を支える
- PBR0.88倍で純資産価値の見直し余地不定影響中
PBR0.88倍と1倍未満、純資産価値が見直し余地
- 営業利益率25.93%と高収益を維持通年影響中
営業利益率25.93%は前期40.74%から低下も高水準
- 外国人保有36%が経営改善圧力継続影響弱
外国人保有比率36.08%と高く、資本効率改善の要求が強まる
- 収益の不安定性
投資先の業績や市場動向に依存するため、利益水準が変動しやすい。
- IPO市場の冷え込み
新規上場が減少すると、投資回収が遅れ収益が悪化するリスク。
- 運用競争の激化
大手VCや事業会社系ファンドとの競争が激化し、優良案件獲得が困難に。
- 営業利益が56億円と前期比53.7%減通年影響強
営業利益は121億円から56億円へ65億円減少、収益急減
- 営業利益率が40.74%から25.93%へ低下通年影響中
営業利益率は14.81ポイント低下し、収益構造が悪化
- 売上高が297億円から216億円へ27%減通年影響中
売上高は前期から81億円減の216億円、27.3%減少
- 予想PER未公表で業績見通しに不透明感決算発表後影響弱
フォワードPERが開示されず、今後の業績予想が不明瞭
- 投資先の含み損益
- ポートフォリオの価値変動は将来の売却益を左右する。
- 投資先のExit件数
- IPOやM&Aの実績が収益化のペースを示す。
- 新規投資額
- 将来の収益源の確保状況を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり133円で、前期から+51.1%。いまの株価に対する利回りは5.78%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 33 | — | 41.5 |
| 2018年3月 | 36 | 7.0 | 14.2 |
| 2019年3月 | 37 | 4.7 | 38.2 |
| 2020年3月 | 39 | 5.4 | 31.3 |
| 2021年3月 | 46 | 17.0 | 11.3 |
| 2022年3月 | 51 | 10.9 | 26.9 |
| 2023年3月 | 150 | 194.1 | 24.4 |
| 2024年3月 | 69 | −54.0 | 45.4 |
| 2025年3月 | 88 | 27.5 | 49.8 |
| 2026年3月 | 133 | 51.1 | 107.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥133
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ13,865人。区分でいちばん多いのは外国法人で36.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.2%を占め、残る76.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 47.3 | 42.7 | 41.7 | 35.4 | 41.7 | 36.1 |
| 個人・その他 | 18.2 | 21.9 | 22.7 | 30.6 | 24.4 | 31.8 |
| 金融機関 | 28.3 | 25.5 | 28.2 | 25.8 | 24.2 | 21.4 |
| 証券会社 | 1.4 | 4.3 | 6.0 | 4.5 | 6.7 | 9.0 |
| 自己株式 | 9.6 | 11.9 | 3.0 | 2.8 | 2.7 | 3.0 |
| 事業法人 | 4.8 | 5.6 | 1.4 | 3.8 | 3.0 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.61 |
| 02 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505018 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 5.12 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.74 |
| 04 | JPモルガン証券株式会社 | 4.15 |
| 05 | 穐田 誉輝 | 4.01 |
| 06 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 2.13 |
| 07 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 1.79 |
| 08 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 1.62 |
| 09 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE | 1.59 |
| 10 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE IEDU UCITS CLIENTS NON TREATY ACCOUNT 15.315 PCT | 1.48 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-14スピカ・リミテッド(Spica Limited)新規の大量保有報告11.18%+1.30pt
- 2026-07-07みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告0.96%-1.01pt
- 2026-06-05みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告1.97%+0.65pt
- 2026-04-20JPモルガン証券株式会社新規の大量保有報告2.65%-1.53pt
- 2026-04-07ゴールドマン・サックス証券株式会社新規の大量保有報告—
- 2026-04-07ユービーエス・エイ・ジー(銀行)新規の大量保有報告3.29%-1.48pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−17%、1株純資産は14期で+0%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 148 | 2,536 | 6.2 | 22.0 | 16.0 |
| 2014年3月 | 390 | 3,591 | 12.7 | 11.9 | 7.0 |
| 2015年3月 | 625 | 4,240 | 15.9 | 7.2 | 13.0 |
| 2016年3月 | 384 | 4,271 | 9.0 | 9.0 | 28.4 |
| 2017年3月 | 250 | 4,685 | 5.6 | 15.0 | 41.5 |
| 2018年3月 | 229 | 1,728 | 13.2 | 7.3 | 14.2 |
| 2019年3月 | 110 | 1,759 | 6.3 | 12.1 | 38.2 |
| 2020年3月 | 128 | 2,030 | 6.7 | 7.4 | 31.3 |
| 2021年3月 | 416 | 2,439 | 19.1 | 5.3 | 11.3 |
| 2022年3月 | 193 | 2,769 | 7.3 | 9.7 | 26.9 |
| 2023年3月 | 587 | 2,404 | 24.7 | 3.2 | 24.4 |
| 2024年3月 | 138 | 2,526 | 5.6 | 13.7 | 45.4 |
| 2025年3月 | 176 | 2,586 | 6.9 | 11.8 | 49.8 |
| 2026年3月 | 124 | 2,549 | 4.8 | 18.3 | 107.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
2026/3期の役員報酬は総額291百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 69 | 80 | 54 | 221 | 111 |
| 社外取締役 | 5 | 70 | — | — | 70 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容567字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,745字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,564字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)14,348字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第54期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第54期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-18
- 半期報告書半期報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第52期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第51期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第51期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第51期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第51期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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