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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

第一ライフグループ

8750 · Prime · 保険業

第一生命グループを中核とする保険持株会社。国内生保・損保、海外生保・再保険などを傘下に持つ総合保険グループ。

概要

第一ライフグループ(旧第一生命ホールディングス)は、1902年に相互会社として創業した生命保険会社を源流とする保険持株会社である。国内生命保険事業を中核に、海外保険、ペット損害保険、少額短期保険などを展開する。2026年3月期の連結純利益は4,365億円、グループ修正利益は5,515億円に達し、従業員数は約6万人。東京証券取引所プライム市場に上場し、アジア・パシフィック、北米、オセアニアなどに事業基盤を持つ。

国内生命保険事業が収益の基盤

国内生命保険事業は、中核子会社である第一生命保険株式会社が担う。個人保険(死亡保障・医療保障)、個人年金(老後資金形成)、団体保険(企業向け)の3本柱で構成される。2026年3月期の国内保険事業のグループ修正利益は4,137億円と全体の約75%を占め、主力商品の販売好調や金利上昇局面での責任準備金対応債券の入れ替えによる順ざや拡大が寄与した。第一フロンティア生命保険株式会社では円建商品の販売が好調で、グループ全体の新契約年換算保険料は5,768億円に達した。

海外保険事業は10カ国以上に拡大

海外保険事業は、オーストラリアのTALグループ、米国のProtective Life Corporation、ベトナムのDai-ichi Life Insurance Company of Vietnam、インドのStar Union Dai-ichi Life Insurance Companyなど、主要子会社・関連会社を通じて展開する。2026年3月期の海外保険事業のグループ修正利益は1,277億円で、前期比11.1%増加した。オーストラリアでは団体保険で強みを持ち、米国では定期生命保険を主力とする。また、カンボジア、ミャンマー、ニュージーランドにも拠点を有する。

損害保険・非保険事業への多角化

2023年にアイペットホールディングスを買収し、ペット向け損害保険事業に参入した。第一アイペット損害保険株式会社(旧アイペット損害保険)は犬・猫の医療費補償保険を提供する。また、2024年にはベネフィット・ワンを子会社化し、福利厚生・保険代理店事業をグループに加えた。その他、第一スマート少額短期保険株式会社が少額短期保険を提供する。これらの非中核事業はグループ修正利益に占める割合は小さいが、保険周辺領域への進出として位置づけられる。

持株会社体制でグループを統括

2016年10月に商号を第一生命保険株式会社から第一生命ホールディングス株式会社に変更し、持株会社へ移行した。2026年4月には株式会社第一ライフグループに商号を変更し、グループブランドを「Daiichi Life」に刷新した。グループは子会社198社、関連会社255社で構成され、生命保険、損害保険、資産管理、デジタルなど多岐にわたる事業を傘下に収める。グループ企業理念として「共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ」を掲げる。

業界の中での役割は保険持株会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01国内生命保険主力

第一生命保険(旧第一生命)を中核に、個人・法人向け生命保険を提供。個人保険・個人年金・団体保険等を取り扱う。

主な製品・サービス3
個人保険
死亡保障・医療保障等の個人向け生命保険商品。
個人年金
老後資金形成を目的とした個人年金保険商品。
団体保険
企業等の団体を対象とした生命保険。

02国内損害保険準主力

アイペット損害保険(第一アイペット損害保険に商号変更予定)を通じて、ペット向け損害保険を中心に提供。

主な製品・サービス1
ペット保険
犬・猫等のペット向け医療費補償保険。

03海外保険準主力

Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.等を通じて、海外における生命保険・再保険事業を展開。

製品と技術

個人保険と個人年金が国内収益の柱

第一生命保険株式会社が提供する個人保険は、死亡保障や医療保障を中心とする。代表的な商品として、定期保険、終身保険、医療保険などがある。個人年金保険は老後資金形成を目的とし、確定年金や有期年金など多様なラインアップを持つ。2026年3月期には主力商品の販売が好調で、国内生命保険事業の新契約年換算保険料は前期比増加した。また、第一フロンティア生命では円建の個人年金商品が人気を集めた。

団体保険で法人市場を開拓

団体保険は企業や団体を対象とし、従業員向けの生命保険や傷害保険を提供する。第一生命は法人営業網を通じて中小企業から大企業まで幅広い顧客基盤を持つ。オーストラリアのTALグループは団体保険で強い市場地位を有し、2025年3月期には新規の大口団体保険を獲得した。団体保険は安定した収入源となり、景気変動の影響を受けにくい特徴がある。

ペット保険で損害保険分野に進出

2023年に買収したアイペットホールディングスを通じて、ペット向け医療費補償保険を提供する。犬・猫を対象とし、通院・入院・手術費用を補償する。アイペット損害保険は日本国内のペット保険市場でシェアを持つ。2024年には第一アイペット損害保険株式会社に商号変更し、グループの損害保険事業の中核として位置づけられる。ペット保険は国内少子高齢化の中で成長分野とされる。

海外子会社が提供する多様な保険商品

米国のProtective Life Corporationは定期生命保険、終身保険、年金保険を主力とする。オーストラリアのTALは団体生命保険・個人生命保険・収入保障保険を提供し、同国最大手の一つである。ベトナム、インド、インドネシア、カンボジア、ミャンマーなどの子会社・関連会社は、各国のニーズに合わせた生命保険商品を販売する。また、Dai-ichi Life Reinsurance Bermudaはグループ内外のリスクを引き受ける再保険事業を営む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

保険業のなかでの位置

成長途上の保険サービス、独自戦略模索

当社は第一ライフグループとして、保険業界の中でも比較的新しいプレイヤーです。同業他社であるライフネット生命やかんぽ生命は既に確立されたブランドと事業基盤を持つ一方、当社は売上高データが開示されておらず、経営情報の透明性に課題があります。業界内でのポジションは、大手に比べシェアは小さく、差別化戦略が必要です。ただし、提供データでは財務数値が明らかでないため、事業規模や収益性は把握できません。保険業界全体がデジタル化や規制変更に対応する中、当社がどのように競争優位を築くかが焦点となります。

強み

  • 大手と異なり、新しいビジネスモデルやテクノロジーを導入しやすい組織。
  • 保険商品と金融サービスの組み合わせで顧客基盤を拡大する可能性。
  • 大手が手掛けない特定の顧客層や商品に特化した戦略を模索。
  • 未上場や小規模ながら、保険市場の拡大に伴う成長機会がある。

課題

  • 売上や利益のデータが非開示で、投資家からの信頼獲得が難しい。
  • 大手やネット保険との価格・商品競争で劣位に立つリスクがある。
  • 保険業界の厳しい規制が新規事業や市場参入の自由度を制限。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

保険の時価総額近傍。太字が第一ライフグループ

時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(保険)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

1902年に相互会社として創業

1902年、当社は基金20万円で設立された。当初は相互会社形態で、加入者(契約者)が相互に保険を提供する組織として運営された。この形態は2010年まで続き、長年にわたり国内生命保険業界の一角を占めた。創業から100年以上にわたり、個人・法人向け生命保険を主力に事業を拡大した。

2000年代後半の海外進出開始

2006年12月に第一フロンティア生命保険株式会社を設立し、外貨建商品などの販売を開始した。2007年にはベトナムのBao Minh CMG Life Insurance Companyを買収し、同国での事業基盤を確立。同年12月にはインドのStar Union Dai-ichi Life Insuranceに出資した。2008年にはオーストラリアのTower Australia Group(現TALグループ)に出資・業務提携し、後の完全子会社化への布石とした。

2010年の株式会社化と上場

2010年、相互会社から株式会社への組織変更を実施し、同時に東京証券取引所市場第一部に上場した。これにより資本調達の柔軟性が向上し、後の積極的なM&Aの原資となった。株式上場は、経営の透明性向上とグローバル展開の加速を目的とした。

2011〜2015年の大型M&A攻勢

2011年にTower Australia Groupの全株を取得し子会社化、オーストラリアでの保険事業を拡大。2013年にはインドネシアのPT Panin Lifeに出資。2014年には第一フロンティア生命と損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命(現第一ネオ生命)を完全子会社化。2015年には米国のProtective Life Corporationを約1兆円超で買収し、北米市場に本格参入した。これらにより、国内保険に依存しない収益基盤を構築した。

2016年の持株会社体制への移行

2016年10月、商号を第一生命ホールディングス株式会社に変更し、持株会社へ移行した。これにより、グループ各社の経営を統括し、資源配分の最適化を図る体制となった。持株会社化は、多様化する事業ポートフォリオを効率的に管理するための組織再編であった。

2018〜2020年の新興国拠点開設

2018年にカンボジアでDai-ichi Life Insurance (Cambodia) PLC.を設立、2019年にはミャンマーでDai-ichi Life Insurance Myanmar Ltd.を設立した。2020年12月には英領バミューダで再保険会社Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.を子会社化し、グループ全体のリスク管理能力を強化した。これらの拠点開設により、アジア新興国でのプレゼンスを高めた。

2022〜2024年のさらなる拡大

2022年11月、ニュージーランドのPartners Group Holdings Limitedを買収し、生命保険事業を拡大。2023年にはアイペットホールディングスを株式公開買付けで買収し、ペット保険市場に参入。2024年にはベネフィット・ワンを子会社化し、福利厚生・保険代理店事業をグループに加えた。2022年には東証プライム市場へ移行し、資本市場での地位を固めた。

年表20件を開く

1900年代

  • 1902年創業当社を設立(基金20万円)

2000年代

  • 2006年12月創業第一フロンティア株式会社(現 第一フロンティア生命保険株式会社)を設立
  • 2007年M&ABao Minh CMG Life Insurance Company Limitedを買収し、Dai-ichi Life Insurance Company of Vietnam, Limitedとして子会社化
  • 2007年12月インドのStar Union Dai-ichi Life Insurance Company Limitedへ出資
  • 2008年オーストラリアのTower Australia Group Limited(現 TALグループ)へ出資及び業務提携

2010年代

  • 2010年上場相互会社から株式会社への組織変更を実施し、当社株式を東京証券取引所市場第一部へ上場
  • 2011年M&ATower Australia Group Limited(現 TALグループ)の全株取得を行い、同社を子会社化
  • 2013年10月インドネシアのPT Panin Life(現 PT Panin Dai-ichi Life)及びその中間持株会社であるPT Panin Internasionalへ出資し、両社を関連会社化
  • 2014年M&A第一フロンティア生命保険株式会社の全株取得を行い、同社を完全子会社化
  • 2014年M&A損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険株式会社(現 第一ネオ生命保険株式会社(注)1)の全株取得を行い、同社を子会社化
  • 2015年M&A米国のProtective Life Corporationの全株取得を行い、同社を子会社化
  • 2016年10月商号変更商号を第一生命保険株式会社から第一生命ホールディングス株式会社(現 株式会社第一ライフグループ(注)1)に変更し、持株会社へ移行
  • 2018年創業カンボジアでDai-ichi Life Insurance (Cambodia) PLC.(現 Daiichi Life Insurance (Cambodia) PLC.)を設立
  • 2019年創業ミャンマーでDai-ichi Life Insurance Myanmar Ltd.(現 Daiichi Life Insurance Myanmar Ltd.)を設立

2020年代

  • 2020年12月M&A英領バミューダでDai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.(現 Daiichi Life Reinsurance Bermuda Ltd. (注)1)を子会社化
  • 2021年第一スマート少額短期保険株式会社が少額短期保険営業を開始
  • 2022年東京証券取引所の市場区分の見直しを受け、同取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年11月M&AニュージーランドのPartners Group Holdings Limitedを買収し、同社を子会社化
  • 2023年上場アイペットホールディングス株式会社(現 第一アイペット損害保険株式会社(注)1)を株式公開買付けにより買収し、同社を子会社化
  • 2024年上場株式会社ベネフィット・ワンを株式公開買付けにより買収し、同社を関連会社化(同5月に同社による株式併合及び自己株式取得に伴い、同社を子会社化)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • グループ修正利益2026年3月期まで中期経営計画の目標を前倒し達成

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    保険サービス業への進化とブランド刷新

    生命保険の枠を超えた価値提供を行う「保険サービス業」へ進化するため、2026年4月にグループブランドを「Daiichi Life」へ刷新。グローバルな競争力の源泉とし、企業価値向上を図る。

  2. 02

    国内保険事業のビジネスモデル進化

    保障と資産形成・承継の両面から価値を提供するビジネスモデルへ進化。商品・サービス拡充、コンサルティング高度化、リアルとデジタルを融合した営業モデルで提供価値向上。AI活用で生産性向上と事業基盤強化。

  3. 03

    海外生保事業の成長加速

    北米ではキャピタルライトな新規領域への進出を検討。オセアニアではリタイアメント事業へ展開。各地域の市場特性に応じた戦略を遂行し、グループの成長ドライバーとして加速。

  4. 04

    アセットマネジメント事業の拡大

    成長性と高い資本効率を備えた事業として規模拡大を目指す。保険事業とのシナジー実現のため、魅力ある保険・年金商品開発や運用利回り向上に取り組む。不動産領域ではフィービジネス拡大。

  5. 05

    資本循環経営による効率向上

    財務健全性を確保しつつ、高い資本効率・成長性が見込まれる事業へ資本再配賦。資本・キャッシュ創出の好循環を通じた企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で60,138人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,143万円で、9期前と比べて+20.2%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は10.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月62,606
2018年3月62,943
2019年3月95141.015.062,938
2020年3月93641.015.063,719
2021年3月94941.014.064,823
2022年3月97941.014.062,260
2023年3月97242.015.060,997
2024年3月95041.014.059,495
2025年3月1,04439.011.060,814
2026年3月1,14339.010.060,138

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社33(国内 24 / 海外 9、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東 群馬総合支社(群馬県前橋市表町)他225物件6,070百万円
国内保険 事業
本社 — 東京都千代田区1,134百万円
国内保険 事業
中部 中京総合支社(愛知県名古屋市中区)他85物件559百万円
国内保険 事業
近畿 大阪北支社(大阪府大阪市北区)他70物件551百万円
国内保険 事業
九州 福岡総合支社(福岡県福岡市博多区)他62物件292百万円
国内保険 事業
海外保険事業 — 米国 バーミングハム188百万円
東北 仙台総合支社(宮城県仙台市青葉区)他25物件187百万円
国内保険 事業
海外保険事業 — 豪州 シドニー147百万円
北海道 札幌総合支社(北海道札幌市中央区)他21物件129百万円
国内保険 事業
中国 広島総合支社(広島県広島市南区)他28物件83百万円
国内保険 事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    第一生命保険株式会社(注)5(注)6
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    第一フロンティア 生命保険株式会社(注)5(注)7
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ネオファースト 生命保険株式会社(注)4(注)5
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アイペット損害保険株式会社(注)4(注)5
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Protective Life Corporation (注)5(注)8
    アメリカ バーミングハム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAL Daiichi Life Australia Pty Ltd (注)5
    オーストラリア シドニー · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAL Life Limited (注)5
    オーストラリア シドニー · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAL Life Insurance Services Limited (注)5
    オーストラリア シドニー · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Partners Group Holdings Limited (注)5
    ニュージーランド オークランド · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Partners Life Limited (注)5
    ニュージーランド オークランド · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Dai-ichi Life Insurance Company of Vietnam, Limited (注)5
    ベトナム ホーチミン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Daiichi Life Insurance (Cambodia) PLC.
    カンボジア プノンペン · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社21社を開く
  • Daiichi Life Insurance Myanmar Ltd. (注)5ミャンマー ヤンゴン100%
  • Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd. (注)4(注)5英領 バミューダ100%
  • 第一生命インターナショナルホールディングス合同会社(注)4(注)5東京都千代田区100%
  • バーテックス・インベストメント・ソリューションズ 株式会社東京都千代田区100%
  • 株式会社ベネフィット・ワン(注)5東京都新宿区100%
  • DL – Canyon Investments LLC (注)5アメリカ ウィルミントン100%
  • Star Union Dai-ichi Life Insurance Company Limitedインド ナビムンバイ47%
  • PT Panin Internasionalインドネシア ジャカルタ37%
  • PT Panin Dai-ichi Lifeインドネシア ジャカルタ5%
  • Challenger Limitedオーストラリア シドニー20%
  • 第一ライフ丸紅リアルエステート株式会社東京都港区50%
  • 企業年金ビジネスサービス 株式会社大阪府大阪市50%
  • アセットマネジメントOne 株式会社東京都千代田区49%
  • ジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社東京都港区36%
  • ウェルス・マネジメント 株式会社東京都港区28%
  • 日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社神奈川県横浜市19%
  • 株式会社And Doホールディングス京都府京都市16%
  • Asset Management One USA Inc.アメリカ ニューヨーク49%
  • CP New Co LLCアメリカ ドーバー20%
  • Capula Management Limited英領 ケイマン諸島15%
  • Capula Investment Management LLP英国 ロンドン15%
国際子会社 (GLEIF登録 6社)
  • JPバーテックス・インベストメント・ソリューションズ株式会社
  • BMDaiichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.
  • JP第一ライフインターナショナルホールディングス合同会社
  • GBDAIICHI LIFE EUROPE LIMITED
  • JP第一生命保険株式会社
  • JP第一フロンティア生命保険株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

直近14期の通期業績。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2013年3月1,573324
第一フロンティア生命保険株式会社の全株取得を行い、同社を完全子会社化
2014年3月3,048779
米国のProtective Life Corporationの全株取得を行い、同社を子会社化
2015年3月4,0681,425
商号を第一生命保険株式会社から第一生命ホールディングス株式会社(現 株式会社第一ライフグループ(注)1)に変更し、持株会社へ移行
2016年3月4,1821,785
2017年3月4,2532,313
カンボジアでDai-ichi Life Insurance (Cambodia) PLC.(現 Daiichi Life Insurance (Cambodia) PLC.)を設立
2018年3月4,7203,639
ミャンマーでDai-ichi Life Insurance Myanmar Ltd.(現 Daiichi Life Insurance Myanmar Ltd.)を設立
2019年3月4,3292,250
英領バミューダでDai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.(現 Daiichi Life Reinsurance Bermuda Ltd. (注)1)を子会社化
2020年3月2,184324
2021年3月5,5293,638
ニュージーランドのPartners Group Holdings Limitedを買収し、同社を子会社化
2022年3月5,9094,094
アイペットホールディングス株式会社(現 第一アイペット損害保険株式会社(注)1)を株式公開買付けにより買収し、同社を子会社化
2023年3月3,8751,737
株式会社ベネフィット・ワンを株式公開買付けにより買収し、同社を関連会社化(同5月に同社による株式併合及び自己株式取得に伴い、同社を子会社化)
2024年3月5,3903,208
2025年3月7,5574,584
2026年3月7,5374,366

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7,922億円、投資CFが−9,263億円で、差し引きのフリーCFは−1,341億円期末の手元現金は2.1兆円

決算期営業CF兆円投資CF兆円財務CF億円現金残高兆円
2013年3月0.49−0.19−1710.85
2014年3月1.09−0.78−9921.06
2015年3月1.88−2.033,4951.25
2016年3月2.01−2.27−3340.96
2017年3月1.38−2.269,1010.98
2018年3月1.17−1.02−8541.03
2019年3月1.70−1.35−1,4341.24
2020年3月0.59−0.907,8491.70
2021年3月−0.080.556562.26
2022年3月−0.460.96−1,8072.62
2023年3月−0.130.31−3,2542.52
2024年3月1.00−0.60−1,4582.77
2025年3月0.59−0.98−7362.31
2026年3月0.79−0.93−1,2722.09

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は74.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4.3兆円で、自己資本比率は5.7%(業種中央値21.7%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月35.691.6534.054.6
2014年3月37.711.9535.765.2
2015年3月49.843.5946.257.2
2016年3月49.922.9346.995.9
2017年3月51.993.1448.856.0
2018年3月53.603.7549.857.0
2019年3月55.943.7152.236.6
2020年3月60.013.7856.246.3
2021年3月63.594.8158.797.6
2022年3月65.904.2161.696.4
2023年3月61.652.6658.994.3
2024年3月67.393.9863.415.9
2025年3月69.403.6465.765.2
2026年3月74.164.2569.905.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
1.6兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
69.9兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

保険業 14社との比較

同じ保険業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE14社中3位あたり、逆に低いのは自己資本比率14社中12位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.1%/中央値 8.6%
P25 7.5%P75 10.2%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 7.9%
P25 3.7%P75 9.8%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
5.7%/中央値 21.7%
P25 7.1%P75 37.9%
経常収益成長率前期からの売上の伸び
/中央値 9.0%
P25 -5.7%P75 14.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 2.8%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,846で、1年前と比べて+53.5%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥1,846-1.2%1ヶ月-1.9%1年+53.5%時価総額6.7兆円
過去52週の値幅
安値¥1,052高値¥1,959

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.2倍
PER (会社予想)13.0倍
PBR1.45倍
配当利回り3.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-6.14%下落し、8月20日に1767.5円まで売られた後、21日に1788.5円へ小幅反発した。25日移動平均線(1875.44円)を下回り、75日線(1764.67円)は辛うじて上回っている。52週高値1959円からは-8.7%、52週安値1052円からは+70.0%の水準。出来高は8月17日に928万株、19日に1109万株と増加し、下落に伴う売り圧力が強まった。RSIは32.14で売られ過ぎ圏に接近。200日線(1496.46円)からは+19.5%乖離し、中期的な上昇トレンドは維持しているが、短期的な調整が続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが14.75倍と業界平均の20.28倍を下回り、PBRも1.41倍で平均2.35倍より低い。配当利回りは4.03%と平均3.12%を上回り、ROE11.1%も健全。予想PER12.6倍と更に割安感が強い。ただし、直近の純利益は2025/3に増加したが2026/3に減益見込みで、配当性向67.2%と高く増配余地は限定的。割安だが利益の持続性に注意。「割安だが配当は伸び悩み」の様相。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.2倍20.2倍
PER (予想)13.0倍
PBR1.45倍2.35倍
ROE11.1%9.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

生命保険業界は国内市場が成熟し、少子高齢化で保険需要の構造変化が進む。一方、金利上昇局面で運用収益が改善し、海外事業の拡大が成長を牽引する可能性がある。強気派は、高いROEと株主還元策に着目し、金利環境の追い風で収益力が持続するとみる。弱気派は、国内の既契約の保険料収入の減少や競争激化で新契約の伸び悩みを懸念し、海外事業の為替リスクや規制変化もネックとみる。

プラスに働く材料7
  • 金利上昇で運用益拡大

    金利上昇により、運用収益が改善し、保険会社の収益基盤が強化。ROE11.1%を達成。

  • 海外事業の成長

    M&Aや現地法人設立で海外保険事業を拡大。収益の多様化が進む。

  • 株主還元の強化

    配当利回り3.73%と自社株買いを実施。株主への還元姿勢が明確。

  • 予想PER13.6倍と利益成長期待決算発表後影響

    現在PER15.95倍、予想PER13.6倍に低下し割安感

  • ROE11.1%と高い資本効率継続影響

    ROE11.1%、時価総額6兆9,993億円でPBR1.64倍を支援

  • 外国人保有比率41.8%と高水準継続影響

    外国人保有比率41.8%、株価1年+67.9%と資金流入

  • 配当利回り3.73%と高利回り通年影響

    配当利回り3.73%、安定配当で選好される

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の縮小

    少子高齢化で人口減少し、国内保険市場の成長が鈍化。既契約の自然減が続く。

  • 競争激化

    ネット生保など新規参入で競争が激化。販売チャネルの効率化が必要。

  • 海外リスク

    為替変動や規制変化で海外事業の収益が不安定。多額ののれん償却リスクも。

  • FY26純利益4,366億円と減益転換通年影響

    純利益は4,584億円→4,366億円と約4.8%減益

  • 株価1年+67.9%で過熱感継続影響

    1年で67.9%上昇、短期的な利益確定売りが出やすい

  • 純利益減益でEPS減少しPER上昇通年影響

    FY26純利益4,366億円の減益でPERが上振れしやすい

  • 市場金利急変で保険負債評価が逆風不定影響

    金利急変時は有価証券評価損が発生し純利益が下振れ

次の決算で確かめる点
基礎利益
保険引受と運用の総合的な収益力を示す中核指標。
新契約年換算保険料
国内保険の販売動向と成長性を直接反映。
海外事業の売上・利益
海外展開の進捗と収益貢献を測る。
ソルベンシー・マージン比率
財務の健全性とリスク耐性を確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり72で、前期から+59.1%いまの株価に対する利回りは3.90%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥72
1株あたり
配当利回り
3.90%
いまの株価に対して
配当性向
67.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1149.6
2018年3月1316.3101.7
2019年3月1516.046.5
2020年3月166.980.9
2021年3月160.032.0
2022年3月2133.953.0
2023年3月223.635.0
2024年3月2831.463.0
2025年3月3421.270.3
2026年3月5559.167.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥72

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ732,249人。区分でいちばん多いのは外国法人41.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.0%を占め、残る65.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人35.338.739.840.745.641.8
金融機関31.834.632.231.629.730.1
個人・その他21.415.816.516.817.117.9
証券会社5.75.25.75.52.65.3
事業法人5.85.75.85.55.04.9
自己株式7.00.30.30.40.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)15.70
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.86
03SMP PARTNERS (CAYMAN) LIMITED(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.71
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.01
05新生信託銀行株式会社ECM MF信託口82990021.93
06CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)1.44
07JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.41
08第一生命グループ従業員持株会(注)11.37
09JPモルガン証券株式会社1.36
10ECM MF (常任代理人 立花証券株式会社)1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-07
    野村アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.02%
  • 2026-06-05
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.99%
    +0.12pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+266%、1株純資産は14期で−29%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月331,6572.538.630.8
2014年3月791,9624.319.123.2
2015年3月1253,0125.114.021.0
2016年3月1512,4735.59.132.1
2017年3月1972,6697.610.249.6
2018年3月3113,21810.66.3101.7
2019年3月1943,2416.07.946.5
2020年3月293,3440.945.480.9
2021年3月811,0828.55.832.0
2022年3月961,0279.16.553.0
2023年3月436775.114.235.0
2024年3月821,0529.711.763.0
2025年3月12498912.09.270.3
2026年3月1201,18111.111.967.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

47名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は47名。2026/3期の役員報酬は総額910百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢
稲垣精二取締役 会長63
菊田徹也代表取締役 社長 Group Chief Executive Officer61
山口仁史代表取締役 専務執行役員 Group Chief Human Resources Officer60
北堀貴子取締役 常務執行役員 Group Chief Customer Experience Officer(Japan)57
隅野俊亮取締役56
曽我野秀彦取締役65
井上由里子社外取締役(注)163
新貝康司社外取締役(注)170
ブルース・ミラー社外取締役(注)165
石井一郎社外取締役(注)171
柴垣貴弘取締役(常勤監査等委員)61
山腰憲司取締役(常勤監査等委員)58
残りの役員35名を開く
氏名役職年齢
佐藤りえ子社外取締役(監査等委員) (注)169
永瀨悟社外取締役(監査等委員) (注)171
牧野あや子社外取締役(監査等委員) (注)160
スティーブン・バーナム専務執行役員 Group Chief Information Officer 兼 Group Chief Digital Officer
加納裕之専務執行役員
ブレット・クラーク専務執行役員アジアパシフィック事業本部長
重本和之常務執行役員
飯田貴史常務執行役員 アセットマネジメント事業オーナー
大橋秀行常務執行役員 Group Chief Risk Officer
武本聡史常務執行役員北米事業本部長
緒方賢太郎常務執行役員 新規事業オーナー
高橋宏典常務執行役員 国内保険事業オーナー
安田敦子常務執行役員
菱田真常務執行役員
西村泰介常務執行役員 Group Chief Financial Officer
沼田陽太郎常務執行役員
甲斐章文常務執行役員 海外生保事業オーナー
幸津ウェブスター常務執行役員 Group Chief Compliance Officer
和田京子常務執行役員 Group Chief Communications Officer
羽生和之常務執行役員
新村健執行役員
安藤伊佐武執行役員
牧内克司執行役員
水上将克執行役員アジアパシフィック事業副本部長
フィゲン・ウルゲン執行役員 Group Chief Data and AI Officer
坂本香織執行役員 Group Chief Brand and Culture Officer
酒井由紀子執行役員 Group Chief Sustainability Officer
石井博子執行役員 Group Chief Internal Audit Officer
近藤良祐執行役員
フレッド・ステューティ専門役員 Group Chief Information Security Officer
野地裕敬専門役員アカウンティングユニット長 Group Chief Accounting Officer
片岡正史専門役員オルタナティブ投資ユニット長
松田清人取締役73
シェイクスピア悦子社外取締役59
大串淳子社外取締役(監査等委員)66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)627998639107
取締役(社内)2109010955
取締役(社内)4828221
社外取締役4808020

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で第一ライフグループを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容550字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは2026年3月31日現在、当社(保険持株会社)及び当社の関係会社(子会社198社及び関連会社255社)によって構成されております。 事業の系統図は、次のとおりであります。 会社名は主要な連結子会社・持分法適用関連会社を記載しております。「※」を表示した会社は2026年3月期末時点での連結子会社、「○」を表示した会社は同持分法適用関連会社であります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 (注) 1 2026年4月1日付で、第一生命ホールディングス株式会社は株式会社第一ライフグループに、ネオファースト生命保険株式会社は第一ネオ生命保険株式会社に、アイペット損害保険株式会社は、第一アイペット損害保険株式会社に、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.はDaiichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.に、第一生命インターナショナルホールディングス合同会社は、第一ライフインターナショナルホールディングス合同会社に、それぞれ商号を変更しております。
経営方針・対処すべき課題9,675字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) グループ企業理念 1902年に日本で創業し、アジア・パシフィック、北米等グローバルに事業を展開する当社グループでは、グループ理念を共有・浸透することで、グループ各社がそれぞれの地域・国において、生命保険の提供を中心に人々の安心で豊かな暮らしと地域社会の発展に貢献するとともに、グループの提供価値を最大化し持続的な成長を実現することを目指してまいりました。 社会の変化が一層激しくなる中、グループが目指す新たな未来に向けた変革を実践するため、グループ企業理念を2024年3月期に刷新いたしました。具体的には、「グループの社会における存在意義」であるパーパス(Purpose)とパーパスを実現するためのバリューズ(Values)「大切にする価値観」を、策定いたしました。当社グループは、新たなパーパス及びバリューズの浸透を通じて、グループ社員の一体感を醸成することで従業員エンゲージメントを高めるとともに、積極的な挑戦と変革を通じて、企業の革新性を高めることで、社会課題の解決と企業価値向上に向けて常に挑戦し続けてまいります。 〈グループ企業理念〉 Purpose:グループの社会における存在意義 「共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ」 “Partnering with you to build a brighter and more secure future” 当社グループの目指す世界は、1人ひとりの異なる価値観や生き方が尊重され、多様な幸せと未来への希望に満ちた世界であります。このような世界を実現するために、私たちは、お客さまをはじめとするステークホルダーと共に歩み、未来を切りひらくための挑戦を続けてまいります。 Values:大切にする価値観 Purposeの実現のためにグループのすべての従業員が大切にする価値観として、Valuesを定めます。 「いちばん、人を考える」 “We care” 私たちは、お客さま、地域・社会、株主・投資家、お取引先、従業員など、企業活動を通じて関わるあらゆる「人」のことを誰よりも真剣に考えます。 「まっすぐに、最良を追求する」 “We do what's right” 私たちは、お客さまや社会にとっての「最良」を常に誠実に追い求めます。 「まっさきに、変革を実現する」 “We innovate” 私たちは、スピード感をもって自ら変革し続けます。 Brand Message:Purposeを端的に表したコミュニケーションメッセージ 「一生涯のパートナー」 “By your side, for life” 当社グループはPurposeを実現するため、事業活動を通じた社会的価値の創造に取り組みます。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 ① 経営環境 2026年3月期の世界経済は、米国の通商政策を巡る不確実性が懸念材料となったものの、全体としては底堅さを維持しました。米国経済は内需に支えられて堅調さを保った一方、中国経済は不動産部門の調整と内需の弱さが続き、成長の勢いを欠く状況となりました。日本経済については、賃上げを通じた所得環境の改善や設備投資の持ち直しが下支えとなったものの、物価上昇が個人消費の重石となりました。 日本の金融市場については、年度を通じて株価・為替ともに変動の大きい展開となりました。株式市場ではAI関連業種への期待感等を背景に上昇傾向が続きました。しかし、年度終盤の米国・イスラエルによるイラン攻撃を受けて中東情勢が急速に緊迫化し、原油供給への懸念から市場のリスク回避姿勢が急速に強まりました。為替市場では、日本で高市新政権が発足し、経済政策の転換がなされるとの観測が高まったことで円安が進みました。また、高市政権の政策姿勢を背景とした財政拡張懸念に加え、日本のインフレが定着しつつある中で日本銀行の利上げ観測が継続し、長期金利の上昇が進みました。 当社グループは、主要事業を統括する事業オーナー、主要機能を統括するGroup CXO(グループ・チーフオフィサー)を配置し、中期経営計画に掲げる国内保険、海外保険、資産形成・承継アセマネ、新規(非保険)、IT・デジタルの5つの事業戦略を軸に、これらを支える財務・資本戦略及び経営基盤の強化を一体となって推進してまいりました。 ② 優先的に対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、国内における「金利のある世界」への移行や物価上昇の定着、AIをはじめとするデジタルテクノロジーの急速な進化、国際情勢の不確実性の高まり等を背景として、引き続き変動性の高い状況にあります。変動性の高い環境はリスクが高いことを意味する一方で当社グループが変革を大きく進めるチャンスでもあると捉えております。 このような認識の下、当社グループは、2030年度までに「グローバルトップティアに伍する保険グループになること」、そして「日本の保険業界の未来を先導する存在になること」の実現に向けた取組みを進めております。また、グループパーパスの実現に向け、生命保険の枠を超えた価値提供を行う「保険サービス業」へと進化し、世界の人々の人生や生活により一層貢献する企業として成長していくことを社内外に浸透させるため、2026年4月にグループブランドを「Daiichi Life」へと刷新いたしました。更なるグループブランドの価値向上を図り、グローバルな競争力の源泉としていく所存であります。 当社グループにおいて企業価値の増加を持続的に実現していくためには、資本効率の向上と事業ポートフォリオの変革を着実に進めることが重要であると考えております。 2026年3月期は、現中期経営計画で掲げた主要な財務目標を前倒しで達成いたしました。2027年3月期は現中期経営計画の最終年度であり、次期中期経営計画を見据え、更なる成長加速につなげる重要な1年と位置付けております。このような環境のもと、国内における保障と資産形成・承継の一体的な価値提供を加速するため、「国内保障事業」、「資産形成・承継事業」という事業区分を見直し、「国内保険事業」と国内外の「アセットマネジメント事業」へと変更いたしました。 国内保険事業では、人口減少・高齢化の進行や家計が保有する金融資産の着実な増加基調等を踏まえ、保障と資産形成・承継の両面から価値を提供できるビジネスモデルへの進化を更に進めてまいります。また、商品・サービスの拡充に加え、コンサルティングの高度化やリアルとデジタルを融合した営業モデルの進化を通じて、お客さまへの提供価値の向上に取り組むとともに、AIをはじめとするテクノロジーの活用により販売・引受・事務の各部門における生産性向上を進め、環境変化やリスクへの対応力を高め、持続的な成長につながる事業基盤の強化を進めてまいります。 2026年3月期に全容調査を実施した、保険代理店への出向者による不適切な情報取得事案について、保険代理店の皆さまをはじめとする関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。策定した再発防止策を着実に実行するとともに、コンダクトリスクへの取組みを一層強化することで、ステークホルダーの皆さまからの信頼回復に努めてまいります。 海外生保事業では、北米においては経済価値ベースの資本管理強化を進めるとともに、資本効率向上・利益規模拡大に向けて、キャピタルライトな新規領域への進出を検討してまいります。また、オセアニアでは生命保険の周辺領域であるリタイアメント事業へ展開する等、各地域の市場特性や外部環境に応じた戦略を着実に遂行し、当社グループの成長ドライバーとして取組みを加速させてまいります。 アセットマネジメント事業では、成長性と高い資本効率を兼ね備えた事業として事業規模の拡大を目指すとともに、魅力ある保険・年金商品の開発への貢献や運用利回りの向上を通じて、保険事業とのシナジーの実現にも取り組んでまいります。不動産領域では、市場の高い成長性を取り込むため、第一生命保険株式会社(以下、「第一生命」という。)で培った不動産運用のノウハウやリソースを活用したフィービジネスの拡大を進めていきます。 新規事業では、株式会社ベネフィット・ワンの福利厚生サービス・プラットフォーム「ベネフィット・ステーション」における提供価値向上を進めて、更なる会員拡大と収益性向上を目指すとともに、既存領域にとどまらない新たな価値提供を通じて、「保険サービス業」への進化を牽引し、将来に向けたグループの成長性向上への貢献度を高めてまいります。 財務・資本政策では、財務健全性を確保しつつ、高い資本効率や成長性が見込まれる事業への資本再配賦を進め、資本・キャッシュ創出の好循環を通じた企業価値向上を目指す「資本循環経営」を推進しております。中期経営計画で掲げた目標の達成と、その先の2030年度に向けた成長基盤の一層の強化を両立させるべく、資本効率の持続的な向上に取り組んでまいります。 グループ経営管理体制の面では、Group CXO(機能ごとの責任者)及び事業オーナー(事業ごとの責任者)によるマトリクス型の経営管理体制の実効性を更に高めてまいります。各Group CXO・事業オーナー・事業会社役員のミッションをジョブディスクリプション(職務記述書)を通じて明確化するとともに、Group CXO・事業オーナーと地域統括会社・事業会社の間のレポーティングに関するガイドラインを明示化しコミュニケーションの活性化を図ることで、グループ戦略に沿った迅速かつ柔軟な事業推進や機能発揮を加速させてまいります。また、国内生命保険会社3社においても財務・コンプライアンス・IT領域のCXOを新たに任命し、Group CXOとの連携をより一層高めることで、グループガバナンス体制の強化を図ってまいります。 AIをはじめ、驚異的な速度で進化を遂げているテクノロジーをグループ全体で活用していくことは、今後の当社グループにおける競争力確保と持続的な成長実現にとって最も重要な課題と認識しております。最新テクノロジーを躊躇なく導入していくこと、それを可能とする基盤・体制の強化を進めることによって、生産性・競争力の向上につなげてまいります。また、テクノロジーの進展に伴い脅威が増しているサイバー攻撃に対しては、未然防止及び危機管理の両面からこれまで以上に対策を強化してまいります。 サステナビリティ戦略については、当社グループとして事業活動を通じた社会価値と経済価値の共創を更に推し進めていくとともに、当社グループらしさを意識した価値創造の流れを整理・明確化し、ステークホルダーの方々との深度ある共有を図ってまいります。 (3) 2024-2026年度中期経営計画の進捗 中期経営計画で掲げたグループ重要経営指標は、中期経営計画2年目で、概ね達成する結果となりました。特に、当社グループの実質的な利益指標であるグループ修正利益は、国内の金融環境が好調に推移したことを背景に大幅な増益となりました。「主なグループ重要経営指標(KPI)の状況」については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 財政状態、経営成績」をご参照下さい。 2026年3月期における各事業の主な取組みは次のとおりであります。 ① 国内保障事業 国内保障事業では、第一生命、ネオファースト生命保険株式会社(注)1、アイペット損害保険株式会社(注)1、第一スマート少額短期保険株式会社のグループ各社で、生涯設計デザイナーを中心とする多様なチャネルを通じて、お客さまにとって最適な商品・サービスをお届けいたしました。 また、万一のリスクに備える「保障」と将来のライフプランを見据えた「資産形成・承継」はともに密接不可分という考え方の下、「保障」と「資産形成・承継」の一体的価値提供に向けて、マーケットインの発想に基づき国内グループ各社の強みを活かした戦略的な商品・サービスの開発を進めてまいりました。 第一生命では、12種類の疾病・状態へ保障範囲を拡大した「保険料払込免除特約(ワイド型)」を新たに発売する等、商品ラインアップの拡充に加え、生涯設計デザイナーによる、保障と資産形成・承継の一体的なコンサルティングに取り組んでまいりました。 ネオファースト生命保険株式会社では、がん保険「ネオdeがんちりょう」を改定し、多様化するがん治療に備える網羅的な保障を提供する等、商品のレベルアップに取り組んでまいりました。 第一生命の生涯設計デザイナーによる、アイペット損害保険株式会社のペット保険販売や株式会社ベネフィット・ワンの福利厚生サービスの提案等、非保険サービスの提供を含めたグループシナジーを追求し、多様化するお客さまニーズにお応えいたしました。 (注)1 2026年4月1日付で、ネオファースト生命保険株式会社は第一ネオ生命保険株式会社に、アイペット損害保険株式会社は、第一アイペット損害保険株式会社に、それぞれ商号を変更しております。 ② 海外生保事業 海外事業では、グループ全体の持続的な企業価値向上を牽引するために、海外各社の成長戦略の推進により利益規模を拡大するとともに、良質な投資機会や新たな事業領域の探索を通じた資本効率向上に取り組んでおります。 Protective Life Corporationでは、事業効率向上の取組みや運用資産ポートフォリオの入替えに加えて、2025年11月にアセットプロテクション事業を展開するPortfolio Holding, Inc.の買収を決定するなど、オーガニックとインオーガニックの両面から成長に向けて取り組んでまいりました。 TAL Daiichi Life Australia Pty Ltdでは、2025年8月にChallenger Limited株式の合計19.9%の取得を完了いたしました。これにより、保障性市場における強固な事業基盤に加え、今後同国での拡大が期待されるリタイアメント市場へ参入し、新たな収益機会の取込みを図っていきます。また、高度障害や所得補償に関する支払いの増加等を背景に業界全体で契約条件や商品設計の見直しが進む中、対象契約の改善に向けた取組みを進めてまいりました。 新たな取組みとして、2025年5月に英国のM&G plcと、生命保険分野及び資産運用分野における長期的な戦略的パートナーシップを締結いたしました。同社への出資を含む提携により、当社として初めて英国・欧州の保険市場へ進出いたしました。同社株式約15%の取得を進めるとともに、販売チャネルの拡大や商品開発、資産運用面での協業を通じて、事業機会の創出に取り組んでまいりました。 その他の進出国でも、各社の事業ステージに応じた成長戦略に基づく取組みを行ってまいりました。 ③ 資産形成・承継事業 「人生100年時代」を迎える中、当社グループでは、お客さま一人ひとりのライフプランや多様化するニーズに応じた資産形成・承継ソリューションの提供を進めてまいりました。第一生命及び第一フロンティア生命保険株式会社を中心に、機動的な商品開発や運用機能の強化を通じて、お客さまの資産形成や資産取崩期における資産寿命の延伸に貢献するとともに、国内金利上昇を踏まえた円建商品の販売推進や、多様な市場ニーズを捉えた商品・サービスの提供に取り組むことで、お客さま一人ひとりのFinancial Well-beingの向上に貢献いたしました。 アセットマネジメント市場の成長取込みとグループ間シナジー最大化を図るため、2025年5月に英国の資産運用会社Capula Investment Management LLP及びCapula Management Limitedへの追加出資を決定する等、オルタナティブ分野における取組みを強化いたしました。また、2025年7月には丸紅株式会社との国内不動産事業の統合を完了し、同年10月にはウェルス・マネジメント株式会社との資本業務提携を締結する等、不動産バリューチェーンの強化やホテル関連領域への展開を通じ、アセットマネジメント事業の強化を進めてまいりました。 ④ 新規事業 新規事業では、当社グループが生命保険業という枠を超えた「保険サービス業」へ変革するための取組みを推進しております。特に、株式会社ベネフィット・ワンのプラットフォームである「ベネフィット・ステーション」をエコシステムとして活用し、お客さま一人ひとりの Well-being の実現を目指しております。 「ベネフィット・ステーション」については、第一生命の営業チャネルを通じた提案活動等により法人との接点構築・強化を進めるとともに、プラットフォームの更なる充実に向けて、企業間取引のデジタル化サービスを提供する株式会社インフォマートとの資本業務提携を行ってまいりました。これにより、従来提供してきた人事・労務領域のサービスに加え、財務・経理領域のソリューションを拡充し、法人向けの価値提供基盤の強化を図ってまいりました。 成長期待の高い良質な投資機会を追求し、新たな非保険事業領域の探索を引き続き行ってまいります。 ⑤ IT・デジタル戦略 IT・デジタル戦略では、テクノロジーを差別化の重要な要素と位置づけてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しております。その一環として、2025年5月にはインドに「グローバル・ケイパビリティ・センター(GCC)」を設立し、データ・AIの活用、サイバーセキュリティの強化及び先進的なソフトウェア開発等を通じて、グローバルでのDX加速に向けた取組みを進めております。また、デジタル組織能力の強化と内製化に向けて、高度な専門人財の育成・活用を進めることで、グループ全体のIT・デジタル戦略を支える体制整備を進めてまいりました。 ⑥ 財務・資本政策 a. 良質な「資本循環経営」の実践 当社グループは、財務健全性を維持しつつ、持続的な企業価値向上と安定的な株主還元を目指して、ERM(Enterprise Risk Management)(注)2の枠組みに基づく資本政策の運営を行っております。事業運営やリスク削減を通じて創出した資本を、より高い資本効率や成長性が見込まれる事業へ投下することで、グループの資本効率・キャッシュ創出力を高め、企業価値向上を目指す「資本循環経営」(注)3を推進しております。リスク削減やグループ会社からの送金率引上げ等により創出した余剰資本について株主還元に充て、資本効率の改善を図りつつ、成長に向けた戦略的投資にも規律を持って資本配賦を行っております。 なお、2026年3月期グループ修正利益をベースとしたグループ会社からの配当は、前期を上回る約5,500億円を確保する見通しであります。 (注)2 ERMとは、事業におけるリスクの種類や特性を踏まえ、利益・資本・リスクの状況に応じた経営計画・資本政策を策定し、事業活動を推進することを指しております。 3 「資本循環経営」とは、事業運営を通じて稼得した資本や、リスク削減によって解放された資本を財源として、財務健全性を確保しつつ、より高資本効率・高成長事業へと資本を再配賦することで資本・キャッシュ創出の好循環を生み出し、企業価値向上を目指す考え方であります。 b. リスクプロファイルの変革に向けた市場関連リスク削減の取組み 当社グループでは、資本コストの低減とリスクに対するリターンの向上を通じた資本効率の改善を目指しております。中長期的には、市場リスクに偏った現在のリスクプロファイルを保険リスク中心にシフトすることを企図しており、今中期経営計画では株式リスクの削減ペースを加速させるべく、第一生命が保有する国内株式残高を2025年3月期から2027年3月期の3年間で1.2兆円削減する計画としております。 2026年3月期は、好調な株式市場を背景に国内株式残高が増加し、株式リスクが高まりましたが、削減計画に基づき、株式売却を着実に実施いたしました。また、第一生命では、金利リスクの削減に向けて、超長期債券の継続的な買入れや入替えを実施いたしました。 ⑦ サステナビリティ・経営基盤 a. サステナビリティ推進 当社グループでは、グループパーパスに掲げる「共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ」の実現に向け、コア・マテリアリティ(当社グループが重点的に取り組む重要課題)の解決を通じたサステナビリティ戦略を推進しております。2025年4月には、グループ一丸となってサステナビリティ取組みを一層推進する経営姿勢を示すものとして、「グループサステナビリティ宣言」を制定いたしました。また、サステナビリティ取組みが事業活動を通じて社会価値および企業価値の創出へのつながりを整理・明確化するため、取組内容と価値創造の流れを図式化した「インパクトパス」の作成を進め、2027年3月期の公表に向けた準備を行っております。こうした継続的な取組みが外部から評価され、世界的なESG(環境・社会・ガバナンス)に関する株式指数である「Dow Jones Best-in-Class Asia Pacific Index」の構成銘柄に4年連続で選定されるとともに、CDPによる気候変動分野の評価において最高ランクの「Aリスト」企業に選定されました。 b. CXO制/事業オーナー制 当社では、主要なコーポレート機能を統括する「CXO」を2022年度から導入・拡充するとともに、外部登用を含めた体制整備を通じて、各機能の実効性を高めてまいりました。さらに、主要事業を統括する「事業オーナー」を2025年3月期に新設し、両機能を有機的に組み合わせたマトリクス型の経営管理体制を持株会社において構築いたしました。2026年3月期からは、すべてのCXOに「Group」を付し、グローバル視点でのグループ経営を強化いたしました。マトリクス型の経営体制の下で、グループ最適の視点から戦略の立案と実行を進めてまいりました。 c. 人財戦略 当社を取り巻く事業環境が一層多様化・複雑化する中、事業戦略の実現確度を高め、グループの持続的な成長の原動力となるのが人財であります。当社グループでは、グループパーパスの下、「多様な人財が可能性を最大限に発揮し、挑戦と変革を実現する」を人財戦略のキーメッセージとして掲げ、人財獲得・人財育成、主体的なキャリア形成支援、人事制度・報酬制度、適財適所の人財配置、風土・Well-being、グループHRガバナンスの6つの柱に基づく取組みを進めております。社員に選ばれる職場環境の整備に向けて、ベースアップを含む4年連続の賃上げを実施した他、ジョブ型人事制度の導入等を行ってまいりました。また、役員及び従業員の双方において外部人財の登用も積極的に推進し、人財ポートフォリオの多様化にも引き続き注力してまいります。さらに、キャリアオーナーシップ支援に向けた学習機会の拡充や健康経営の推進等、人的資本の強化に向けて多面的に取り組んだことで、エンゲージメントスコアは2021年の調査開始以来堅調に推移しております。
事業等のリスク26,745字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 文中の将来に関する事項は、別段の記載がない限り、本書提出日現在において、当社及び当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 当社は、当社グループの経営に重要な影響を及ぼす可能性のある予見可能なリスクを「重要なリスク」として特定しております。当社グループの重要なリスクについては以下のとおりであります。 <重要なリスクと選定プロセス> 重要なリスクの特定にあたっては、グループ会社における重要なリスクの洗い出し結果をもとに、各リスクの影響度(注)1・発生可能性を4段階で評価し、ヒートマップを用いて、重要度の高いリスクをグループベースの重要なリスクとして特定し、毎年度見直す運営としております。また、現時点では重要なリスクではないものの、新たに現れてくることが想定されるリスクとして「エマージングリスク(注)2」の洗い出しも毎年度実施しております。 これらのリスクを踏まえた事業計画を策定することで、リスク認識を踏まえたPDCAサイクルを推進し、予兆段階から適切にリスクの管理を実施しております。 (注)1 影響度は経済的損失額、レピュテーション(売上・経営責任・株価への影響)等の要素を考慮しております。 2 環境変化等により、新たに現れてくることが想定されるリスク 当社は、これら「重要なリスク」の管理状況を定期的に経営会議、取締役会に報告しており、その状況を認識した上でリスクの発生の回避に向けた対応を推進するとともに、リスクが顕在化した場合には迅速かつ適切な対応に努めております。 なお、当社グループのリスク管理体制については「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ⑦ リスク管理体制の整備状況」に記載のとおりであります。 以下に「重要なリスク」並びに投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられるその他のリスクを列挙しております。 (1) 市場・信用・流動性に関するリスク ① 国内外の金融市場・経済情勢の悪化に関するリスク 日本経済を取り巻く環境は、依然として不透明感が強まっております。2024年度以降、日本銀行は複数回の利上げを実施しており、これに伴い長期金利水準は上昇基調で推移しております。 また、ロシアによるウクライナ侵攻の継続や中東地域における地政学リスクの動向など、国際情勢の不安定化に起因するボラティリティの上昇にも引き続き警戒が必要です。今後も、各国中央銀行の金融政策の動向や地政学リスクの影響等が世界経済及び金融市場に与える影響は大きく、先行きには不透明感が残ります。 世界的に経済や金融市場の先行き不透明感が一段と強まった場合、金融資本市場は更なる不安定化に直面し、資産価格の下落や市場のパフォーマンス悪化につながる可能性があります。深刻な金融不安が発生した場合には、主要経済圏における経済活動にも大きな影響を及ぼす可能性があるため、引き続き慎重な対応が求められます。 当社グループは、ストレス・テスト等によるリスク耐性の確認を定期的に実施しており、健全性が懸念される場合には速やかにリスク削減のアクションプランを講ずる等の態勢を構築しておりますが、こうしたリスクが現実となった場合、当社グループの保険商品への需要が低下する可能性や、個人保険の解約・失効率が上昇するおそれがある他、低金利や株価下落による資産運用収支の悪化等、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社は、財務健全性の確保に向けて、経済価値ベースの資本充足率(以下、ESRという。)について170%以上の確保を基本としており、2026年3月末の内部ESRは220%と十分な水準を確保しております。 第一生命保険株式会社(以下、「第一生命」という。)では、金利・株式等の市場リスクの削減に継続的に取り組んでおり、現行中期経営計画期間においては株式リスクの削減ペースを加速する計画を織り込み、金融市場変動の影響を受けにくい財務体質に向けた取組みを強化しております。 ② 株式投資に関するリスク 国内株式市場を含むグローバル金融市場は、世界的な経済・金融情勢により大きく変動いたします。経済危機及び主要経済大国における景気回復見通しの不透明感等に起因して株価が急落する場合、有価証券評価損・売却損の増加及び有価証券含み益・売却益の減少を通じて当社グループの資産運用収支、純資産及びESR等の健全性指標等を著しく悪化させ、当社グループの財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 株式市場の著しい低迷及び経済状況の悪化による保有株式の価値減少に係るリスクに備えるため、第一生命においては将来的な株価下落によるリスク顕在化に備え、株式の売却やデリバティブの活用を通じたリスク・コントロールを実施しておりますが、今後、国内外の経済状況及び株式市場が大きく悪化した場合には、当社グループに重大な損失をもたらし、当社グループの財務内容に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 金利変動に関するリスク 当社グループでは、保険契約の引受けによって生じる負債に見合った運用資産を適切に管理するため、長期的な資産・負債間のバランスを考慮しながら安定的な収益の確保を図ること、及びESRを含む財務健全性への影響を抑制することを目的として、資産・負債総合管理(Asset Liability Management。以下、「ALM」という。)を行っておりますが、金利の乱高下といった大幅な市場環境の変動等が起きた場合には、当社グループの財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。また、中長期金利が長期にわたり著しく低水準で推移した場合には、収益性の確保が困難になり、販売中止を余儀なくされる貯蓄性商品が今後も発生する可能性があります。 第一生命ではALMの考え方に基づき資産と負債のデュレーション(残存期間)を一致させる取組みを継続しております。金利の低下局面では、より低い金利水準を求めて期限前償還又は繰上返済される債券や貸付及び満期を迎えて償還される資産を再投資した際の運用利回りは従来より低くなるため、平均運用利回りは低下いたします。既契約の保険料が原則として変わらない一方、このような低い金利水準により資産運用ポートフォリオの利回りが低下することで、当初想定していた運用収益が確保できない、あるいは逆ざや(資産運用ポートフォリオの平均利回りが既契約の保険料率の設定に用いた予定利率を下回る状態)となる可能性があり、当社グループの収益性及び長期的な事業運営能力に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 逆に、金利が上昇する局面では、資産運用利回りが上昇することにより資産運用ポートフォリオの収益力を向上させることができる一方で、保険契約者がより高収益の資産運用手段を求めることにより保険契約の解約が増える可能性があります。更に、金利上昇時は債券等の価格が下落し、含み損益の悪化により純資産にマイナスの影響を及ぼします。当社グループは金利上昇リスクに対応し、会計上、一定のデュレーションマッチングを条件に簿価評価が可能な責任準備金対応債券を積極的に活用することにより、かかる影響を緩和しておりますが、金利が短期間で大幅に上昇した場合やそれに伴い解約が急増した場合は当社グループの財務内容及び収益性に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、第一フロンティア生命保険株式会社においては、保険契約の引受けによって生じる負債に見合った運用資産を適切に管理するためALMを行っており、金利変動によるESRへの影響は限定的に留まる見込みですが、金利変動に伴う資産と負債の会計上の評価額の計上方法の違い等により、当社グループの純資産と支払余力等に影響を及ぼす可能性があります。これについては、再保険を活用することで、上記影響を緩和する等の対策を行っております。 ④ 為替変動に関するリスク 当社グループの保有する有価証券には外貨建のものも含まれております。外貨建の有価証券とは、主に外国債券(外国の国債・政府機関債・社債等)、外国株式及び証券化商品でありますが、特別勘定において保有するもの及び外貨建商品に係る責任準備金に実質的に対応させて保有するものを除いて、外国為替相場の変動による時価の変動が当社グループの業績に実質的に影響を及ぼします。当社グループは、保有する外国債券の一定割合について外国為替相場の変動をヘッジしておりますが、著しい為替差損等が生じた場合、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の海外事業を含む外貨建事業は今後も拡大を見込んでおり、外国為替相場の変動が当社グループの財務状況および業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 資産運用ポートフォリオに係るその他のリスク 安定的な資産運用収益の獲得は当社グループの事業運営にとって重要であるため、当社グループの資産運用ポートフォリオは、国内外の公社債及び株式以外にも、貸付金、不動産並びにオルタナティブ投資等幅広い資産区分に分散投資することでリスク抑制的な運営を行っておりますが、以下に掲げる様々なリスクを回避できない可能性があります。 a. 信用リスク 当社グループが保有する債券の発行体の信用力が信用格付けの引下げ等により低下し、債券の市場価格が下落する可能性及び保有する債券の発行体が元利金不払い等債務不履行に陥る可能性があります。その結果、有価証券評価損が発生したり、有価証券売却損益・含み損益が悪化することで、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが市場リスクをヘッジするために用いている金利スワップ、為替予約、株価指数先物等のデリバティブ取引についても、カウンターパーティー・リスク(デリバティブ取引等の相手方の信用リスク)を有しており、カウンターパーティーに債務不履行が生じた場合には、有価証券評価損及びその他損失の発生や、有価証券売却益及びその他利益の減少につながる可能性があり、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは貸付先の財務内容や信用力が悪化するリスクにさらされており、当該リスクは当社グループの貸付金ポートフォリオの信用コストを上昇させる可能性があります。即ち、当社グループは貸付先に関する評価・見積りに基づき貸倒引当金を計上しておりますが、国内外の経済状況の悪化や業種固有の問題等により債務不履行や信用力の低下が発生した場合には、実際に発生する損失が引当金を超過し又は引当金の増額が必要となり、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは国内の大手金融機関に対して相当量のエクスポージャー(与信等の残高)を有しておりますが、それは主に劣後債であります。一般的に、これら劣後性証券の価値はシニア債券の価値に比べて、発行体である銀行の信用情報の変化に、より大きく影響を受ける傾向があります。そのため、国内の銀行の信用状況や財務内容が悪化した場合には、有価証券評価損、引当金の増額及びその他損失の発生又は有価証券売却益及びその他利益の減少につながる可能性があり、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 b. 不動産投資に関するリスク 当社グループは、営業・投資を目的とする不動産を保有しております。景気低迷により、不動産価格や賃貸料の下落及び空室率の上昇等が生じた場合には、当社グループの不動産関連収益は減少し、結果として、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 資産流動性に関するリスク 当社グループが提供する多くの商品は、契約者が積立金の一部を引き出すこと及び契約を解約し解約返戻金を受け取ることを認めております。 当社グループは、今後予想される積立金の引出しや解約の請求、保険金・給付金等の支払い及び金融機関等とのデリバティブ契約に関する担保の差入れ要請に対応するために十分な流動性を提供し維持できるよう、負債の管理と資産運用ポートフォリオの構築をしており、また、流動性を高めるために当座借越契約を締結しております。一方で、不動産、貸付金及び私募債等の一部の資産は一般的に流動性に乏しいものであります。当社グループが、例えば、不測の引出しや解約、感染症の大流行等の大規模災害により、急遽、多額の現金の支払いを求められる場合、当社グループの流動資産及び当座借越が無くなり、その他の資産も不利な条件で処分することを強いられる可能性があります。更に、金融市場における混乱は、当社グループが有利な条件で資産を処分できない又は全く処分できないといった、流動性における危機をもたらす可能性があります。当社グループが不利な条件での資産の処分を強いられる又は資産を処分できない場合には、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 保険引受に関するリスク ① 保険商品の料率設定及び責任準備金の積立ての前提が変動するリスク 当社グループの収益は、当社商品の料率設定及び責任準備金額の決定に用いる計算基礎率が保険金・給付金等の支払い実績とどの程度乖離するか等に大きく影響されます。計算基礎率には、将来の死亡率(予定死亡率)、資産運用収益率(予定利率)、事業費率(予定事業費率)を含みます。計算基礎率よりも実際の死亡率が高かった場合、資産運用収益が低かった場合、事業費がかかり過ぎた場合には、当社グループの財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。また、標準生命表や標準利率の改定は計算基礎率の設定に影響し、結果として会社の財務内容及び業績にも影響を及ぼし得ます。近年、当社グループが販売に力を入れている「第三分野」の保険商品(医療保険、がん保険、介護保険等)の料率設定の計算基礎率は、伝統的な死亡リスクを保障する生命保険商品の計算基礎率に比べて限定的な経験に基づくことが多く、相対的に高い不確実性を内包しております。 当社グループは、保有契約の責任準備金について定期的に計算を行い、責任準備金の変動分を費用又は収益として計上しております。保険金・給付金等の支払い実績が当初の計算基礎率より多額となる等により責任準備金の積立不足が顕在化した場合、又は環境の変化によって当社グループの責任準備金の計算基礎率を変更せざるを得ない場合においては、当社グループは責任準備金の積増しを行うことが必要となる可能性があります。このような積増しが多額である場合には、当社グループの財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが販売している円貨建及び外貨建定額商品等の中には、市場価格調整(MVA)を設定するものがあり、国内外の市場金利の低下局面においては責任準備金の積増し、上昇局面においては責任準備金の取崩しが必要となることから、会計上の一時的な変動要因となる可能性があります。更に、当社グループで販売している変額年金保険の中には、最低給付の保証を特徴とするものがあります。この保証型商品については、責任準備金に不足があれば積増しを行う必要があり、結果として費用が増加する可能性があります。当社グループは再保険契約の締結等によって最低給付保証に係るリスクのヘッジに努めておりますが、こうした取組みが成功するとは限らず、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 医療技術の発展・医療行政の変化に関するリスク 近年、人口構成や疾病構造の変化により、医療はその対象を疾患治療そのものだけでなく疾患罹患予測や予防へと大きくシフトさせています。また、医療者だけでなくバイオテクノロジー、製薬、ヘルスケアなどさまざまな健康関連事業者が医療分野に参入し、疾病と健康の境界があいまいになってきております。これらの変化は疾患の早期診断や早期治療を可能にしました。しかし、更なる技術開発が進んだ場合、将来の疾患リスクを詳細に把握できることも想定され高リスクのお客さまが積極的に高額保険に加入(逆選択)するリスクの増加、また、従来であれば発見されなかった疾病の発見や疾患基準の拡大等により保険金等の支払いが大幅に増加する可能性があります。 さらに、医療技術の進展に加え、保険適用要件の見直しや高額療養費制度等の医療行政・制度の変更により、保険料率設定時の想定を超えて支払い発生率が変動するリスクがあります。 当社グループでは、新たに開発する保険商品、保有契約の保障内容を踏まえ、これらのリスクに備えて、医療技術全般や医療行政に関し、その動向を調査し、数年後を見据えた技術の精度や普及度を評価することで、生命保険の引受け、支払いに与える影響等を分析しております。 また、医療技術の発展に伴い、保険会社にとってはリスクを細分化した保険引受が可能になりますが、個人のヘルスデータの利活用の権限やその範囲は一般に定められたものはなく、お客さまの期待を超えて保険引受に活用した場合には、当社グループの信用が著しく失墜し、損失を被る可能性があります。 ③ 再保険取引に関するリスク 当社グループは、責任準備金の積立てにかかるリスクの軽減や金利リスク削減等のため、再保険契約を活用しております。しかし、再保険取引は、将来適切な条件で締結できない又は再保険の締結自体ができないリスクがあるとともに、カウンターパーティー・リスクにさらされており、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) オペレーショナル・テクノロジー・サイバーに関するリスク ① サイバー攻撃・システム障害に関するリスク 当社グループでは、グローバルに展開するグループ経営を安定的に支え、世界各国のお客さまへの持続的な価値提供を実現するために、「グループITガバナンス基本方針」を制定し、COBIT(注)3をベースとしたグループITガバナンスの態勢整備を推進しております。 また、ITガバナンスの推進をベースに、国内外のグループ保険事業会社のIT責任者を交えた定期的なカンファレンス開催による継続的な情報共有、及び各社の課題意識に沿ったグループ会社間の協働取組を推進することで、グループシナジーを創出して、グローバル経営に貢献するIT活用を目指しております。 しかしながら、当社グループの事業運営は、外部の業務委託先によるものを含め、情報システムに大きく依存しております。当社グループは、これらのシステムに依拠して、保険契約の管理、資産運用、統計データ及び当社グループのお客さまの個人情報の記録・保存並びにその他の事業を運営しております。当社グループが事業運営や商品ラインアップを拡大するにつれて、情報システムへの多額の追加投資が必要となる可能性があります。その結果として、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、事故、火事、自然災害、停電、アクセス集中、人為的ミス、妨害行為、従業員の不正、ソフトウェアやハードウェアのバグや異常、外部からの不正アクセスやランサムウェア等のサイバー攻撃又は設備、ソフトウェア、ネットワークの障害等の要因により、当社グループの情報システムが機能しなくなる、又は情報が改ざんされたり、消失する等の可能性があります。このような事象は、当社グループがお客さまに提供するサービス、保険金・給付金等の支払いや保険料の集金、資産運用業務等を中断させたり、当社グループから発信する情報に誤りが生じる等の可能性があります。サイバー攻撃・システム障害に関するリスクが顕在化した場合には、当社グループのレピュテーションの低下、お客さまの不満やお客さまからの信頼の低下等のその他の深刻な事態をもたらす可能性があり、また、既契約の解約の増加、新契約販売の減少、行政処分につながるおそれもあります。その結果として、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (注)3 COBIT:米国の情報システムコントロール協会・ITガバナンス協会の提唱するITガバナンスの成熟度を測るフレームワーク ② 情報漏えいに関するリスク 当社グループは、自社システムだけなく、外部の業務委託先によって提供されるものを含め、オンラインサービスや集中データ処理を広く利用しております。そのため、機密情報・個人情報を厳格に管理することは当社グループの事業において重要であります。しかし、外部からの不正アクセスによる当社グループ及び外部の業務委託先等の情報システム等からの情報漏えいや、当社グループ社員による社外活動時の紛失等による情報漏えい等のリスクが全くないとは限りません。これら漏えいした情報を不正利用された場合には、お客さまにご迷惑をお掛けするとともに、当社グループが損害賠償を請求されるなど、当社グループのレピュテーションを大きく低下させ、当社グループの財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 環境変化による態勢逼迫及び統制不備に関するリスク 当社グループでは、お客さまからの解約や保険金・給付金等の請求に迅速に対応するため、また円滑な業務遂行のため、各社での事務態勢構築に努めております。第一生命では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、保険金・給付金等の請求が急増したため、保険金等支払部門の人員を一時的に増強する等の対応を実施いたしました。今後同様の感染症の拡大(パンデミック)が発生した場合は、再度事務態勢が逼迫する可能性があります。経済環境や規制環境の変化、事業規模や事業領域の拡大、感染症発生等の環境変化に対し、既存の事務態勢では対応できない場合や、内部統制等の態勢構築が追い付かない場合には、お客さまに不利益を及ぼすだけでなく、当社グループのレピュテーションが低下し、また当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法令違反・コンダクト・企業文化に関するリスク ① 不正行為等により企業価値が毀損するリスク 営業職、内勤職、販売代理店及び外部の業務委託先等により、金銭不正行為、顧客保護に反する等違法又は不適切な募集行為、個人情報等の漏えいや不適切利用、違法行為及び不適切な行為が行われる可能性があります。当社グループではこのような行為を防ぎ、見破るための対策をとっておりますが、これらの詐欺、違法行為及び不適切な行為を排除できなかった場合、当社グループのレピュテーションが大幅に低下するとともに、重大な法的な責任を問われ、行政処分につながるおそれがあります。それらの結果として、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 第一生命では、2020年から2023年にかけて、元従業員による金銭の不正取得事案が複数明らかとなりました。 これを受け、第一生命では、個人保険・個人年金保険のお客さまを網羅的に対象として、金銭の不正取得等の被害を受けていないかどうかの確認を実施するとともに、第一生命の商品の取扱いにおいて、同社の従業員がお客さまから直接金銭を授受することを禁止する事務手続の構築等を含めて、金銭に係る不正行為の撲滅に向けた体制整備・取組みを実施しました。 第一生命では、こうした事案の発生を受け、徹底した企業文化・風土の改革に取り組み、これに応じた営業方針の見直しを行いましたが、今後、他の金銭不正に関する事案が判明する等の場合には、第一生命並びに当社グループの社会的信用が更に毀損されることになり、業務運営に影響を及ぼす可能性があるほか、追加的な営業方針の見直し等が必要となる場合が考えられ、その場合、当社グループの事業運営、業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 2024年8月には当社グループから保険代理店へ出向していた社員により、当該保険代理店におけるお客さまの個人情報が当社グループ保険会社に漏えいしていた事案、また、2025年9月には当社グループから保険代理店へ出向していた社員が当該保険代理店の了承を得ずに内部情報を取得していた事案が判明しました。保険代理店における当社グループの実績把握等を目的としたものでしたが、このような不適切な情報取得は許されるものではなく、再発防止を進めております。今後、同様の事案が発生する場合や、取得した情報の不適切利用が判明した場合には、第一生命及び当社グループのレピュテーションの更なる低下を招くとともに、重大な法的な責任を問われるおそれがあります。それらの結果として、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、保険契約の詐欺的な使用や、保険契約時のなりすまし等、社外の違法又は不適切な行為が発生する可能性もあります。反社会的勢力であることを秘して当社グループと取引を行う者もおります。当社グループではこのような詐欺的行為を防ぎ、見破るための対策をとっておりますが、これらの詐欺、違法行為又は反社会的勢力との取引を排除できなかった場合、当社グループのレピュテーションが大幅に低下するとともに、重大な法的な責任を問われるおそれがあります。それらの結果として、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 人権侵害に関するリスク 当社グループは、事業活動が人権に対して影響を及ぼす可能性があることを認識しております。サプライチェーンを含む当社グループの事業において人権侵害に該当する事案が生じた場合には、訴訟や行政罰などの法務リスク、ストライキや人財流出などのオペレーショナルリスク、不買運動やSNSでの炎上などのレピュテーションリスク等を通じて企業価値の毀損につながる可能性があります。また、当社グループの進出国に重大な人権侵害問題が発覚した場合には、進出国からの撤退を余儀なくされるおそれもあります。それらの結果として、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、すべての役員・社員がプリンシプルベースで考え、行動するにあたって最も基本的な指針となるものとして「Daiichi Lifeグループ行動規範」を定め、その中で私たちがとるべき行動の一つとして「人権の尊重」を掲げております。 また、「Daiichi Lifeグループ人権方針」を定めたうえで、「人権方針」に基づいた人権デュー・ディリジェンスの取組みを推進しており、①人権尊重に向けた方針の策定、②人権リスクの特定と影響の評価、③人権リスクの低減に向けた取組み、④取組みの振返りと評価、⑤取組みの開示と意見の反映、⑥救済に向けた取組み、を実施することにより、国連ビジネスと人権に関する指導原則に沿った人権尊重の取組みを推進しています。 (5) パンデミック・大規模災害等に関するリスク ① 大規模災害等に関するリスク 当社グループは、東京等の人口密集地域又は広範囲な地域を襲う地震・津波・テロ・紛争・戦乱等の大規模災害を原因として大量の死者が出た場合に、保険給付に関する予測不可能な債務を負うリスクにさらされております。当社グループは、業界慣行や会計基準に従って危険準備金を維持しておりますが、こうした準備金が実際の保険給付債務をカバーするのに適切な水準にあるとは限らず、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。更に、物理的な被害その他のこうした大規模災害の影響により、当社グループの業務運営に重大な支障を来す可能性があります。 更に、当社グループが主に事業を展開する日本国内の業務及び情報システム等は、外部の業務委託先及び取引先と同様に首都圏に集中しているため、首都圏に被害を及ぼす地震等の災害によって当社グループの事業運営が著しい混乱に陥る可能性があります。地震等の災害が発生した場合には、当社グループ、外部の業務委託先及び取引先が直ちに業務を再開できるとは限らず、その結果として当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② パンデミックに関するリスク 新型コロナウイルスや、鳥インフルエンザ・新型インフルエンザのような感染症の大流行を原因として大量の死者が出た場合に、保険給付に関する予測不可能な債務を負うリスクにさらされております。当社グループは、業界慣行や会計基準に従って危険準備金を維持している他、ストレス・テスト等によるリスク耐性確認を定期的に実施しておりますが、感染の世界的な拡大や金融市場の混乱といったストレス・シナリオの想定を大幅に超える事態が発生した場合等においては、こうした準備金が実際の保険給付債務をカバーするのに適切な水準にあるとは限らず、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 気候変動及び自然資本・生物多様性の喪失に関するリスク 2016年に発効したパリ協定は、気候変動への対応を世界共通の長期目標として位置づけ、各国の政策や経済活動、さらには企業・金融機関の役割にも大きな影響を与えてきました。グローバルに保険サービス業を展開する当社グループにとっても、気候変動はお客さまの生命や健康、企業活動、社会の持続可能性等に大きな影響を与えうる重要な経営課題と認識しております。 当社グループは、気候変動がもたらすリスクと機会の評価を通じて経営のレジリエンスを強化し、情報開示を通じたステークホルダーとの対話を重視する観点から、2018年9月にTCFD提言への賛同を表明いたしました。また、第一生命は2021年3月期に、本邦で初めて「ネットゼロ・アセットオーナー・アライアンス(注)4」へ加盟し、2050年までの運用ポートフォリオの温室効果ガス排出量のネットゼロを表明するとともに、「RE100(Renewable Energy 100%)(注)5」についても2023年3月期に目標を1年前倒しで達成し、RE100達成企業の認定(注)6を受けております。 また、気候変動とともに重要な環境問題の一つとして認識されている自然関連諸課題についても、自然はあらゆる事業活動の基盤であることから、同じく重要な経営課題と認識しております。そのため、2022年10月にTNFD(Task Force on Nature-related Financial Disclosures)の議論をサポートし、枠組み構築の支援を行うことを目的として設立されたTNFDフォーラムに参画し、2023年12月にはTNFDが2023年9月に公開した開示提言(TNFD提言)の採用者として、TNFD Adopter(注)7に登録いたしました。 なお、「気候変動」と「自然」は個々に独立したリスクではなく、相互に影響し合う関係にあるという認識のもと、リスク評価等においても一体的に取り組んでいます。 自然・気候変動に関する物理的リスクや移行リスク(政策・法規制リスク、技術リスク、市場リスク、レピュテーションリスク)、システミックリスクは、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。物理的リスクとしては、温暖化に伴う熱中症や汚染に伴う感染症の増加による保険金・給付金支払額の増加、自然の喪失を原因とする災害の深刻化、台風等による水害発生の増加に伴う保険金・給付金支払額の増加、投融資先の業績悪化に伴う資産価値の低下・引当額の増加等が想定されます。移行リスクとしては、自然の保全への対応が不十分な企業への投融資価値の低下、炭素税導入、市場・社会環境変化による資産の毀損、新技術開発・消費者行動の変化への対応等の環境変化への対応が不十分な企業への投融資価値の低下、当社グループの自然・気候変動に関する対応が不十分なことによりレピュテーションが悪化するリスク等が想定されます。また、システミックリスクとしては、あらゆる事業活動の基盤である自然が喪失することで、経済全体に影響が及び、当社グループの資産価値が毀損するリスク等が想定されます。 (注)4 2019年に設立された、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロのポートフォリオに移行することを目指す機関投資家の国際イニシアティブ 5 事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際イニシアティブ 6 RE100 Annual Disclosure Report 2023 のデータを参照しております 7 TNFD提言に基づく開示を2025年3月期または2026年3月期のいずれかにおいて行うことを表明した企業のこと (6) 戦略関連リスク ① 買収・出資戦略に関するリスク 当社グループは、持続的な成長の実現に向けて、国内外における買収・出資を重要な戦略手段の一つとして位置付けていますが、以下のような要因により、当社が意図した戦略的効果を得られない可能性があります。まず、適切な買収・出資対象が常に存在するとは限らず、対象企業が存在した場合でも、当社が受入れ可能な条件で合意に至らない可能性があります。また、買収資金の確保・必要な許認可の取得・法令・規制その他の制約により取引が実行できない可能性もあります。さらに、買収・出資を実行した後においても、以下のようなリスクにより、当社が期待したシナジーや収益貢献が実現しない可能性があります。 ・被買収・出資先の事業運営・商品・サービス・人財を、当社グループの事業運営・企業文化と円滑に統合できないリスク ・被買収・出資先の事業と当社グループの既存事業との間で、想定したシナジーが発揮されないリスク ・被買収・出資先の商品・サービスに対する需要が想定よりも低下するリスク ・当社グループのリスク管理、内部統制、報告体制を被買収・出資先に十分に展開できず、ガバナンス上の課題が生じるリスク ・買収後に対象企業の価値が低迷し、減損処理が必要となるリスク これらの結果、買収・出資戦略が想定どおりの成果をもたらさなかった場合、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 海外事業の拡大に関連するリスク 当社グループは、日本以外の収益基盤を確保するために、海外において保険事業を積極的に展開しております。特に、海外生保事業では、北米・オセアニア等の先進国の安定市場、アジアパシフィック地域のベトナム・インド等の成長市場、長期的な拡大が見込めるアーリーステージの新興国市場と事業段階の異なる市場において、バランスよく事業展開をしております。また、展開地域の拡大に伴い、北米及びアジアパシフィック地域に、地域統括会社を設立し、経営管理・支援体制の強化を図っております。当社グループは、進出各国における保険事業のバリューアップに努めておりますが、生命保険商品の普及率が当社の予想水準、あるいは成熟市場の水準まで向上するとは限らず、その結果、当社グループの事業展開、財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、海外への展開においては、以下を含む様々なリスクにさらされております。 ・政情や治安の不安 ・外国為替相場の変動 ・不利益な税制の導入・改正 ・法令や規制の予期せぬ変更 ・お客さまニーズ、市場環境及び現地の規制に関する理解不足 ・人財の採用・雇用及び国際的事業管理の難しさ ・新たな多国籍企業との競争 海外事業の拡大に取り組む中で、上記のような事業展開に関連する様々なリスクが顕在化し、想定した事業展開を行うことができない可能性があります。また、海外企業への投資に関連して減損が生じる可能性や、当社グループの目標を達成できない市場から撤退する可能性があります。これらの結果、当社グループの事業展開、財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ デジタル変革(DX)の遅れに関するリスク テクノロジーや情報を活用して業務の自動化や効率化を進め、お客さまに優れた顧客体験価値(CX)を提供するデジタル変革(DX)は、企業の差別化・競争力の源泉と考えられております。この認識のもと、当社グループでは、DXを重要な戦略と位置付け、「お客さまとの双方向による頻度の高いデジタルコミュニケーション」「生涯設計デザイナーを中心とする販売チャネルへのデジタルサポート」「データ・AIを活用した新しい商品・サービスの開発」等のDXを推進しております。 これら当社グループの取組みが他社に劣後した場合、もしくは革新的な新技術・新規参入者の登場により、マーケティング・商品開発・営業等の各分野で抜本的な革新が起こり、当社グループが対応できない場合は、新契約の獲得・既契約サポートにおける競争力が低下し、将来にわたって業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ AI利活用に関連するリスク AI技術は、近年急速に発展・普及しており、産業界でもビジネスへの実装や業務変革・効率化への活用が進展するなど、事業環境に大きな変化をもたらしています。このような環境変化に対し、当社グループが適切に対応できず、AI利活用の取組みが他社に劣後した場合には、競争力の低下による新契約の減少や継続率の悪化、業務効率化の遅滞などにより収益に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、生涯設計デザイナーチャネルをはじめとする当社グループの事業基盤において、優位性を維持・発揮できない状況となった場合には、将来にわたって業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループではAI利活用に際しての統制管理ルールなどの態勢整備を進めておりますが、グループ各社や各部署において不適切な利活用が行われた場合には、法令違反や倫理上の問題が生じる可能性があります。その結果、社会的評価や信頼の低下といったレピュテーションの悪化により、新契約の減少や既契約の流出等が発生する可能性があります。 これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの中長期的な成長戦略の遂行や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ インフレへの対応が遅れるリスク 近年、国内外において物価や賃金の上昇、エネルギー価格や各種コストの高騰など、インフレ圧力が継続して高まっており、今後も中長期的にこうした環境が続く可能性があります。このような状況下において、当社グループがインフレ進行を十分に織り込んだ事業戦略、商品設計、保険料率の設定やコスト構造改革等を適切かつ機動的に実施できない場合には、競争力の低下や事業費の増加による収益構造の悪化を招くおそれがあります。特に、インフレに伴う事業費や人件費の増加を吸収できない場合や、市場環境に即した対応が遅れた場合には、新契約の減少や利益水準の低下につながる可能性があります。これらの対応が不十分であった場合には、当社グループの中長期的な成長戦略の遂行や業績、財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 日本の人口動態に関するリスク 日本の合計特殊出生率は、1975年頃から長期に低下傾向にありました。2005年以降反転上昇したものの、近年は減少傾向が続いており、足元の水準は日本の人口置換水準からは遠い状況にあります。当社はこうした人口動態を踏まえた商品の開発や営業戦略の策定を行っておりますが、今後、更に人口が減少し、生命保険に対する需要が減少することになれば、当社の国内保険事業の規模が縮小し、財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 保険販売が個人向け生命保険商品に集中しているリスク 当社グループの国内生命保険会社の保険料収入においては、個人向け生命保険契約によるものの占有率が高く、個人向け生命保険商品の販売においては、以下に掲げるものを含む様々な要因が影響を及ぼしております。 ・国内の雇用水準及び家計所得水準 ・貯蓄の代替商品及び投資商品の相対的な魅力 ・保険会社の財務健全性、信頼性及びレピュテーションに対する一般的な認識 ・出生率の動向及び高齢化といった日本の人口構成に影響を及ぼす長期的な人口動態 ・販売チャネルや商品に対するお客さまのニーズ このような要因の変化等は、当社グループの個人向け生命保険商品における新契約販売の減少又は既契約の解約・失効の増加をもたらし、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社の国内保険事業では個人向け生命保険商品の販売チャネルの多様化・複線化を進めているものの、現時点では、大部分を営業職チャネルや銀行等の金融機関に依存しております。今後、新たなチャネルが規制や環境の変化等により、既存のチャネルに取って代わる程の規模に成長した場合や、営業職の採用環境が熾烈化し、想定の採用数を確保できずに営業職の在籍数が大幅に減少する場合等には、当社グループは現在の競争力・収益性と市場シェアの維持という点において課題に直面し、結果として、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 銀行・来店型保険ショップ等のチャネルでの保険販売に関するリスク 当社グループでは、営業職チャネルに加え、銀行、証券会社及び来店型保険ショップ等の販売チャネルを活用し、多様化するお客さまニーズに対応した保険商品の提供を行っております。 第一フロンティア生命保険株式会社では、銀行・証券会社等を販売チャネルとした年金商品等の開発・販売を行っております。第一ネオ生命保険株式会社では銀行窓口や来店型保険ショップ等を通じて、医療保険など第三分野の商品を中心に、わかりやすく簡便な商品・サービスの提供を行っております。 当社グループでは、販売チャネル及び商品ラインアップの多様化を進めるとともに、競争環境に応じた戦略立案と商品提供に努めておりますが、以下を含む様々なリスクが存在します。 ・販売戦略が想定どおりに実現しないリスク ・類似商品が競合他社から販売されることによる販売件数の減少 ・手数料競争の激化による事業費の増加 ・銀行・証券会社等の金融機関と営業職との間での競合の激化 ・保険代理店に係る監督指針改正等の外部環境変化への対応遅延 さらに、変額年金保険等においては、国内景気の停滞、資産運用パフォーマンスの低下により需要が減少し、販売が低迷する可能性があります。 これらの要因により、当社グループが当該チャネルにおいて競争力を維持・強化できず、収益性の確保や目標とする業績の達成に至らない可能性があります。その結果、当社グループの事業展開、財務内容及び業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。 ⑨ 競争状況に関するリスク 当社グループの国内生命保険会社は、日本の生命保険市場において、国内生命保険会社、外資系生命保険会社、保険子会社を保有している又は大手保険会社と業務提携している国内の大手金融機関との激しい競争に直面しております。特に、規制緩和、死亡保障性の保険商品に対する需要の低下及び外資系生命保険会社との競争の激化等により、日本の生命保険市場における競争環境は熾烈化しております。競合他社の中には、卓越した金融資産や財務力格付け、高いブランド認知度、大規模な営業・販売ネットワーク、競争力のある料率設定、巨大な顧客基盤、高額な契約者配当、広範囲に亘る商品・サービス等において、当社グループより優位に立っている企業もあります。 株式会社かんぽ生命保険は、巨大な顧客基盤や全国的な郵便局のネットワークの活用、日本郵政株式会社を通じた間接的な一部政府出資の存在等から、日本の保険市場における競争優位性を保持しております。当該競争優位性を保持したまま、株式会社かんぽ生命保険の業務範囲の拡大(保険金額の上限見直しや販売できる保険契約の種類拡大等)が進められた場合、当社グループの国内生命保険会社の競争力が相対的に低下する可能性があります。なお、当社と株式会社かんぽ生命保険は、両社の強みを相互補完・融合することで事業基盤を強化し、持続的な企業価値の向上を実現すること等を目的に業務提携を行っております。加えて、当社グループは、全国共済農業協同組合連合会、全国労働者共済生活協同組合連合会、日本生活協同組合連合会のような、競合する保険商品を提供している各種協同組合との競争にも直面しております。 また、各種の規制撤廃策は日本の生命保険業界における競争の激化をもたらしました。例えば、1998年から2007年の間に制定された数多くの規制緩和により、証券会社や銀行で保険商品が販売できるようになりました。更に、来店型保険ショップやインターネット等を主要な販売チャネルとして活用する保険会社も登場しています。当社グループは、こうした多様な販売チャネルを活用する保険会社との競争が今後更に激化していくと考えております。その他、日本の金融業界における新たな再編が生命保険商品の販売における競争環境に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループはそれぞれの海外市場において現地保険会社との競争に直面しております。 当社グループが競争力を維持できない場合には、このような競争圧力等により当社グループの新契約販売が減少するとともに既契約の解約が増加し、当社グループの事業及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) その他のリスク ① 法規制に関するリスク a. 当局の監督権限に関するリスク 当社及び当社グループの国内保険会社、国内少額短期保険業者は、保険業法及び関連業規制の下、金融庁による包括的な規制等の広範な監督下にあります。また、当社グループの海外生命保険会社は、それぞれが事業を行う国や州等の法令や規制等の影響を受け、加えて、特に必要と認められる場合においては、金融庁による報告徴求命令や立入検査を受けることになります。 例えば、日本の保険業法は、保険会社が行える事業の種類ごとに規制を設けるとともに、保険会社及び保険持株会社に一定の準備金や最低限のソルベンシー・マージン比率を維持させることとしております。保険業法は、内閣総理大臣に対して、免許取消しや業務停止、報告徴求、会計記録等に関する厳格な立入り検査の実施等、保険業に係る広範な監督権限を与えております。また、保険業法その他の法令等のうち特に重要なものに違反した場合等には、内閣総理大臣は保険会社の免許や保険持株会社に係る認可を取り消すことができます。また、保険会社の財産の状況が著しく悪化し、保険業を継続することが保険契約者等の保護の見地から適当でないと認められる場合にも、内閣総理大臣は保険会社の免許を取り消すことができます。 このように、仮に、監督当局によって当社グループの保険会社や少額短期保険業者の免許や保険持株会社に係る認可が取り消されることになれば、その会社は事業活動を継続できなくなり、当社グループの業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 b. ソルベンシー・マージン比率等の規制に関するリスク 現在、当社及び当社グループの国内保険会社は、保険業法及び関連業規制に基づき、自己資本の充実度合いを計る基準であるソルベンシー・マージン比率を100%超に、国内少額短期保険業者は同比率を200%超に維持するよう要求されております。また、当社グループの海外保険会社についても、各国の規制等により財務健全性を一定水準に保つことが求められております。 例えば、当社もしくは国内保険会社がソルベンシー・マージン比率を適切なレベルに維持できない場合には、内閣総理大臣はその会社に対して早期是正措置を命じることができます。具体的には、当社もしくは国内保険会社のソルベンシー・マージン比率が100%を下回った場合に、その状況に応じて内閣総理大臣の是正措置命令が発動されることで、当社もしくは国内保険会社に対して早期に経営改善への取組みを促す制度であり、ソルベンシー・マージン比率の水準等に応じて、措置内容が定められております。このような早期是正措置により、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当該規制は2026年3月に改正されており、この改正により、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループの海外保険会社においても、各国の法令及び監督規制に基づき、自己資本や支払能力に関する一定の基準を満たすことが求められており、これらの基準を満たさない場合には、各国監督当局による業務運営に関する各種の措置が講じられる可能性があります。 c. 国際的な規制に関するリスク 保険監督者国際機構(以下、「IAIS」という。)は、国際的に活動する保険会社グループ(以下、「IAIG」という。) を対象とした共通の監督の枠組みであるコムフレームを開発しており、2019年11月に採択されております。2026年3月に改正された国内におけるソルベンシー・マージン規制の基本的な考え方は「ICSの仕様と基本的な構造は共通にした上で、合理性が認められる範囲において国内独自の修正を行った基準を全保険会社及び全保険持株会社に対して適用し、連結規制においてはこれをもってIAIGに対するICSの国内実施とすること」であると示されております。改正の内容は、従来の規制とは大きく異なっており、本改正によって生じる変更やそれに伴う制約が、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 2022年10月にFATF(注)8はミャンマーを「行動要請対象の高リスク国・地域(いわゆるブラック・リスト)」に指定し、日本を含むFATF加盟国等に対し、強化された顧客管理の適用を要請しております。各金融機関における確認手続きの厳格化に伴い、ミャンマー関連を中心に金融取引の実行が遅延する等のリスクが考えられることから、引き続き動向を注視してまいります。 さらに、国際会計基準審議会が公表している国際財務報告基準(以下「IFRS」といいます。)第17号「保険契約」は、保険契約を経済価値で評価するため、毎期の金融市場の変動が純資産に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、保険契約に関する会計基準(IFRS第17号)について、保険会社の財務諸表作成に影響を及ぼす可能性を考慮し、現在継続して調査・研究しております。今後、IFRS又はこれに準じる基準を当社グループの会計基準において適用する場合には、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注)8 Financial Action Task Force(金融活動作業部会)の略。1989年のアルシュ・サミット経済宣言を受けて設立された、マネーロンダリング等対策の国際基準策定・履行を担う多国間の枠組みであります。国際基準の遵守が不十分な国・地域を特定し、改善状況をモニターするため、「行動要請対象の高リスク国・地域」等を公表しております。 ② 法改正に伴うリスク 日本及び当社グループが事業を営む海外各国において、法規制の改正及びその執行に関する政府方針の変更、当社グループ及び保険各社に対する規制措置並びに当社グループが取扱う商品ラインアップの拡大等に関連する規制動向は、当社グループの保険商品の販売に影響を及ぼし、コンプライアンス・リスクを高めるとともに、コンプライアンスの強化・改善のための追加支出や商品開発や保険販売への制約の発生を招き、当社グループの事業、財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの事業には、多数の営業職及び販売代理店が関与しており、将来において規制の改正がなされた場合、適時にこれに適合した態勢をとることができるとは限りません。 また、日本の現行の所得税法は、当社グループが提供する大部分の保険商品の払込保険料の全部又は一部について所得控除を認めております。同様に、法人又は中小企業の契約者は、一定の条件の下で、定期保険や年金商品のような特定の保険商品につき、保険料の全部又は一部を経費として損金算入することが認められております。こうした当社グループの保険商品の保険料に対する税務上の取扱いに影響を及ぼす税制改正は、当社グループの新契約販売数、ひいては業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 訴訟リスク 当社グループのうち保険事業を営む会社は、恒常的に、保険事業に関連した訴訟を抱えております。現在及び将来の訴訟の結果について予想することはできませんが、その結果によっては、当社グループに多額の損害賠償責任が発生する可能性があります。当社グループでは、「グループコンプライアンス規程」の制定、グループコンプライアンス委員会の設置及び同委員会におけるグループ会社のコンプライアンス推進状況のモニタリング等を通じて可能な限り訴訟を受ける可能性を排除するための体制を整備しております。多大な法的責任が課された場合や訴訟への対応に多大なコストがかかった場合、当社グループのレピュテーションが低下し、また当社グループの事業、財務内容、業績及びキャッシュ・フローに重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 風評リスク 当社グループは、不適切な事象の発覚等に端を発して、社名が報道・公表された場合に、当社グループの信用が著しく失墜し、損失を被る可能性があります。 当社グループは、プレスリリース及び適時情報開示等により信頼の維持・向上を図り、リスク顕在化の未然防止に努めておりますが、メディアにより事実とは異なる情報が流布された場合にも、保険契約者や市場関係者等が当社グループについて報道された情報に基づき理解・認識する可能性があり、それにより当社グループのレピュテーションが低下し、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 従業員の雇用等に関するリスク 当社グループにおいては、グローバルに事業を展開する保険グループとしての持続的成長に向けて、多様かつ高度な専門性を持つ人財の獲得・リテンションが不可欠です。しかし、デジタル人財やアクチュアリー等の専門職を中心に人財獲得競争が激化しており、必要な人財を十分に確保できない場合、当社グループの事業展開及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 また、上記の人財に加え、グループ修正利益の約7割を占め、国内事業の中心である第一生命においては、営業職の確保・定着が重要です。同社では、他職種と比べて離職率が高い傾向である営業職の安定的な確保・長期間の定着を目的に、安定した固定給と営業成績に連動した成果給を組み合わせた制度の整備等を実施しています。一方で、営業職の確保・定着が進まない場合、営業基盤の維持・拡大に支障を来し、当社グループの業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)「重要なリスク」以外の主なリスク ① 当社グループの格付けの引下げ等に伴うリスク 当社グループの財務健全性が実際に悪化した又は悪化したと判断された場合、保険契約の解約・払戻しの増加、新契約販売の減少、費用の増加、当社グループの資産運用・資金調達・資本増強策に関連するその他の問題という形で、当社グループの事業展開、財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの悪影響は、保険業界全体における格付けの引下げの可能性、否定的なメディア報道や風評、業績悪化のみならず、実際の当社グループ会社の格付けの引下げやESR等の健全性指標の大幅な悪化によって生じる可能性があります。また、特に他の生命保険会社と比較して、当社グループの健全性指標が大幅に悪化した場合には、当社グループの事業展開、財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの財務健全性が実際に悪化した又は悪化したと判断された場合に加え、当社グループが資金調達を行おうとする資本市場・信用市場が悪化した場合等にも、当社グループにとって有利な条件で資本増強ができない又は資本増強そのものができないおそれがあり、結果として、当社グループの事業展開、財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 提携先との関係及び提携先の業績に係るリスク 当社グループは、販売チャネル及び商品ラインアップの拡大のために、生命保険業界内外の企業と業務提携を行っております。これらの提携関係は、第三分野商品や年金商品等の販売の拡大や、事業基盤の強化を通して、持続的な企業価値の向上を実現すること等を目的としております。また、グループとして事業展開に関連する分野において、他の企業との合弁会社を含む関連会社を有しております。これらの戦略的提携先や関連会社において、財務面その他事業運営上の問題、不適切な行為又は法令違反等が発生した場合には、当社グループが当初想定していた提携効果が十分に実現しないおそれがあるほか、当社グループの信用力やブランド価値が毀損される可能性があります。さらに、これらの戦略的提携先や関連会社が財務面等事業上の問題に直面した場合、業界再編等によって戦略的志向を変更した場合又は当社が魅力的な提携相手でなくなったと判断した場合には、当社グループとの業務提携を望まなくなる又は当該提携が解消される可能性があります。当社グループが業務提携を継続できない場合には、当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ リスク管理に係るリスク 当社グループのリスク管理の方針・手続きは、保険引受リスク、資産運用リスク、流動性リスク、事務リスク、システムリスクを含む幅広いリスクへの対応を想定したものとなっております。当社グループのリスク・エクスポージャーの管理手法の多くは、過去の市場動向や歴史的データによる統計値に基づいております。これらの手法は将来の損失を予測できるとは限らず、将来の損失は過去実績によって示される予想損失を大幅に上回る可能性もあります。その他のリスク管理手法は、ある程度、市場やお客さま等に関する一般的に入手可能な情報に対する当社の評価に依拠しておりますが、それらの情報は常に正確、完全、最新であるとは限らず、また適切に評価されているとは限りません。更に、当社グループのリスク管理手続きにおいては、多数のグループ会社等の情報源から収集した情報を統合する過程で誤りが生じる可能性もあります。一般的に、これらのリスク管理方針・手続きにおける誤りや有効性の欠如は、当社グループの財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 特に、事務リスクの管理においては、膨大な取引や事象を適切に記録し検証するための方針・手続きが必要となりますが、当社グループの方針・手続き自体が必ずしも有効であるとは限りません。従業員、提携先又は外部委託先による事務手続き上の過失は、当社グループのレピュテーション上又は財務上の損害をもたらす可能性があるとともに、行政処分につながるおそれもあり、これらの結果として、当社グループの財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 退職給付費用の増加に関するリスク 当社グループは、年金資産の時価の増減、年金資産における収益率の低下又は退職給付債務見込額の計算基礎率及び資産運用利回りの変化により、当社グループの退職給付制度に関する追加費用を計上する可能性があります。また、当社グループには、将来、当社グループの退職給付制度の変更に伴う未認識の過去勤務費用の負担が生じる可能性があります。その結果として、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 契約者配当の配当準備金に係るリスク 当社の連結損益計算書上の契約者配当準備金は費用として扱われ、これにより会計年度における純利益が減少いたします。契約者配当準備金は、第一生命に係るものでありますが、同社は契約者配当準備金の決定について裁量を有しており、契約者配当準備金の積立額の水準については、同社商品の競争力、業績、ソルベンシー・マージン比率等の様々な要素を考慮して判断する必要があります。その結果として、同社が現行水準を超える契約者配当準備金の積立てを行い、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ のれんの減損に係るリスク 当社グループは、他の企業又は事業を取得した場合、その取得に要した費用(取得原価)が受け入れた資産及び引受けた負債に配分された純額を上回る場合には、その超過額をのれんとして認識しており、連結貸借対照表上、のれん又は有価証券に計上しております。 当社グループは、毎期のれんの減損損失計上の要否における判定を実施しており、のれんを含む資産グループから得られる損益又はキャッシュ・フローが継続してマイナスの場合、のれんを含む資産グループの回収可能額が著しく低下した場合、のれんを含む資産グループの経営環境が著しく悪化した場合等には、のれんの減損損失を認識する可能性があります。 ⑦ 責任準備金の計算に係る会計基準の変更に関するリスク 責任準備金の積増しを求める基準変更が行われた場合には、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、国際会計基準審議会は、保険負債の現在価値評価を含む、保険契約に係る新会計基準を公表しております。保険負債の現在価値評価が導入された場合、当社グループは、その時々の金利水準等の計算要素を考慮した保険負債の現在価値に基づいて責任準備金を計算していく必要があります。保険負債の現在価値評価の導入を見越して、当社グループは、現行基準において必要とされる金額を超える責任準備金の積立てを行っておりますが、想定している以上の積立てが必要になった場合には、その結果、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 繰延税金資産の減額に係るリスク 当社グループは、日本の会計基準に従い、将来の税負担額の軽減効果を有すると見込まれる額を繰延税金資産として、一部の繰延税金負債と相殺した上で連結貸借対照表に計上しております。繰延税金資産の計算は、将来の課税所得に関する前提を含む様々な前提に基づいているため、実際の結果がこれらの前提と大きく異なる可能性もあります。また、将来的な会計基準の変更により、当社グループが計上できる繰延税金資産の金額に制限が設けられる場合や、将来の課税所得の見通しに基づき当社グループが繰延税金資産の一部を回収できないとの結論に至った場合には、繰延税金資産が減額される可能性があります。それらの結果、当社グループの財務内容及び業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 また、今後法人税率が変更され、法定実効税率が引き下げられる場合には、中長期的には当社グループの業績の向上及びエンベディッド・バリューの増加が見込まれる一方で、法定実効税率の引き下げ前の税率を前提として計上を行った繰延税金資産の取崩しが行われることにより、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 持株会社体制に係るリスク 当社は持株会社であり、利益の大部分は、当社が保有する国内外の子会社や関連会社が当社に支払う配当によるものとなっております。一定の状況下では、保険業法及び会社法上の規制や、諸外国の規制により、子会社等が当社に支払うことができる配当の金額が制限される場合があります。また、子会社や関連会社が充分な利益を計上することができず、当社に対して配当を支払えない状況が生じた場合等には、当社は配当を支払えなくなるおそれがあります。 ⑩ 生命保険契約者保護機構の負担金及び国内の他の生命保険会社の破綻に係るリスク 当社グループの国内生命保険会社は、国内の他の生命保険会社とともに、破綻した生命保険会社の契約者を保護する生命保険契約者保護機構(以下、「保護機構」という。)への負担金支払い義務を負っております。保護機構は、破綻した生命保険会社の保険契約を引き継ぐ生命保険会社に対する資金の提供等、特殊な役割を担っております。国内の他の生命保険会社と比較して、当社グループの国内生命保険会社の保険料収入及び責任準備金が増加する場合、当社グループの国内生命保険会社へ割り当てられる負担金が増加する可能性があります。また、将来的に、国内の他の生命保険会社が破綻した場合や、保護機構への負担金の支払いに関する法的要件が変更される場合には、当社グループの国内生命保険会社は保護機構に対して追加的な負担を求められる可能性があります。それらの結果、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、日本の他の生命保険会社の破綻は、日本の生命保険業界の評価にも悪影響を及ぼし、お客さまの生命保険会社に対する信頼を全般的に損ない、これにより、当社グループの国内生命保険会社の新契約販売が減少又は既契約の失効・解約が増加し、当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度(2025年4月1日から開始し、2026年3月31日に終了した連結会計年度をいいます。以下同じ。) における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 財政状態、経営成績 ①連結業績における概況 営業活動の成果である新契約年換算保険料は、第一生命保険株式会社(以下、「第一生命」という。)において主力商品及び年金商品の販売が好調だった他、第一フロンティア生命保険株式会社(以下、「第一フロンティア生命」という。)において円建商品等の販売が好調だったことから、国内全体では前期比で増収となりました。海外保険事業では、主にTAL Daiichi Life Australia Pty Ltd(以下、「TAL」という。)において2025年3月期に新規の団体保険を獲得した反動により、海外全体では前期比で減収となりました。グループ保有契約年換算保険料は、国内外ともに前年度末比で増加しました。 当社グループの実質的な利益指標であるグループ修正利益(注)1は増益となりました。株式市場が上昇基調で推移したことを背景に、第一生命において有価証券売却益が増加した他、国内金利の上昇局面を捉えた責任準備金対応債券の入替えや、オルタナティブ資産の増配等によって順ざやが増加したこと等により、大幅な増益となりました。 項目   2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比 グループ新契約年換算保険料   5,464億円   5,768億円   105.6% グループ保有契約年換算保険料(注)2   4兆9,593億円   5兆4,336億円   109.6% 親会社株主に帰属する当期純利益(注)3   4,584億円   4,365億円   95.2% グループ修正利益 (注)1   4,394億円   5,515億円   125.5% うち国内保険事業   3,122億円   4,137億円   132.5% うち海外保険事業   1,150億円   1,277億円   111.1% うちその他事業   122億円   99億円   81.6% (注)1 グループ修正利益とは、株主還元の原資となる当社独自の指標であり、グループ各社の修正利益を合計したものです。各社の修正利益は、キャッシュベースの実質的な利益を示します。持株会社である当社は、各社から受け取る配当金等に基づき株主還元を行います。 2 年度末の数値を記載しています。 3 2026年3月期の期末から、一部の連結される海外の子会社及び子法人等において、Financial Accounting Standards Board(FASB)が公表した会計基準(ASC)「金融サービス-保険契約」(Topic944)(ASU第2018-12号 2018年8月15日、ASU第2019-09号 2019年11月15日、ASU第2020-11号 2020年11月5日、ASU第2022-05号 2022年12月15日)を適用しています。これに伴い、2025年3月期については遡及適用後の数値を記載しています。 基礎利益の詳細については、「(参考1)当社グループの固有指標の分析」をご参照ください。 ②主なグループ重要経営指標(KPI)の状況 中期経営計画で掲げたグループ重要経営指標は、グループ修正利益の大幅な増益や、国内の金融環境が好調に推移した影響により、概ね達成する結果となりました。 グループRoEV(注)1は、新契約獲得に加えて、株価上昇や期待収益の発現により主に第一生命で上昇し、20.7%となりました。 資本効率を示すグループ修正ROE(注)2は、12.7%となりました。国内株式の削減が計画を上回り進捗したこと等によりグループ修正利益が5,515億円で大幅な増益となりました。27年3月期の利益見通しは、中期経営目標である4,500億円を大幅に上回る5,600億円であります。 市場評価を示す相対TSR(注)3(注)4(注)5は、国内株式市場の上昇や、日本銀行の利上げ影響もあり堅調に推移し、競合14社との比較で第5位となりました。 財務健全性を示す資本充足率(ESR)(注)8は、2026年3月末時点で220%となりました。 グループKPI(2026年5月の一部更新を反映したもの) (注)1 RoEVは、Return on Embedded Valueの略語で、EVの増加額を生命保険会計の特殊性を考慮した利益と見做し、企業価値の成長性を測定する指標であります。 2 グループ修正ROEは、「修正利益÷{純資産-のれん・確定利付資産含み損益(税後)・市場価格調整(MVA)関連損益累計(税後)等}」にて算出しております。 3 TSRとは、Total Shareholder Return(株主総利回り)の略語で、キャピタルゲインとインカムゲインを合わせた株主にとっての総合投資利回りを指しております。 4 相対TSRは、以下の合計14社との比較であります。(HDとは、ホールディングスの略語です。) 国内保険グループ5社(かんぽ生命保険・T&DHD・東京海上HD・MS&ADインシュアランスグループHD・SOMPOHD) 海外保険グループ9社(AIA・Aflac・Allianz・AXA・Manulife・MetLife・Prudential(米国)・Prudential(英国)・Zurich) 5 2026年4月1日時点当社集計値であります。 6 2026年3月末時点であります。 7 Dow Jones Sustainability Indices 8 ESRは、経済価値ベースの所要資本に対する経済価値ベースの適格資本の割合を示す指標であります。ESRはマネジメントの判断に供することを目的として経済価値ベースの新たなソルベンシー規制(J-ICS)等を参考に算出しております。また、算出にあたっては一部簡易的な計算方法を用いており、計算方法および算出結果の正当性・妥当性について第三者機関等による検証・レビューは受けていません。なお、本ESRの数値は、内部モデルを用いて算出したものであり、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 資本政策」においても同様であります。 〈当連結会計年度の業績〉 当連結会計年度の業績は以下のとおりであります。 なお、2026年3月期の期末から、一部の連結される海外の子会社及び子法人等において、Financial Accounting Standards Board(FASB)が公表した会計基準(ASC)「金融サービス-保険契約」(Topic944)(ASU第2018-12号 2018年8月15日、ASU第2019-09号 2019年11月15日、ASU第2020-11号 2020年11月5日、ASU第2022-05号 2022年12月15日)を適用しています。これに伴い、2025年3月期については遡及適用後の数値を記載しています。 ① 経常収益 経常収益は11兆3,082億円(前期比14.5%増)となりました。経常収益の内訳は、保険料等収入が6兆9,440億円(同2.1%増)、資産運用収益が3兆7,353億円(同47.7%増)、その他経常収益が6,288億円(同14.6%増)となっております。 a 保険料等収入 保険料等収入は、前連結会計年度(2024年4月1日から開始し、2025年3月31日に終了した連結会計年度をいいます。以下、前連結会計年度及び前期につき同じ。) に比べ1,447億円増加し、6兆9,440億円(前期比2.1%増)となりました。保険料等収入が増加した主な要因は、第一フロンティア生命において、前年同期と比べて円金利の上昇に伴い円建商品の販売量が増加したことによって、保険料収入が増加したこと等であります。 b 資産運用収益 資産運用収益は、前連結会計年度に比べ1兆2,068億円増加し、3兆7,353億円(前期比47.7%増)となりました。資産運用収益が増加した主な要因は、第一フロンティア生命において、前年同期と比べて為替市場が円安へ進行したことに伴い為替差損から為替差益に転じたこと等であります。 c その他経常収益 その他経常収益は、前連結会計年度に比べ800億円増加し、6,288億円(前期比14.6%増)となりました。その他経常収益が増加した主な要因は、第一生命において、保険金据置受入金を運用することで生じる収益が増加したこと等であります。 ② 経常費用 経常費用は10兆5,545億円(前期比15.7%増)となりました。経常費用の内訳は、保険金等支払金が6兆4,471億円(同2.0%減)、責任準備金等繰入額が1兆8,149億円(同430.8%増)、資産運用費用が8,670億円(同3.0%増)、事業費が1兆482億円(同6.1%増)、その他経常費用が3,772億円(同2.7%増)となっております。 a 保険金等支払金 保険金等支払金は、前連結会計年度に比べ1,342億円減少し、6兆4,471億円(前期比2.0%減)となりました。保険金等支払金が減少した主な要因は、第一フロンティア生命において、前年同期と比べて円金利の上昇を背景に円建商品の魅力が向上したことから外貨建商品の販売が一服し、その結果、新契約における出再額が減少したことに伴い、再保険料が減少したこと等によるものであります。 b 責任準備金等繰入額 責任準備金等繰入額は、前連結会計年度に比べ1兆4,730億円増加し、1兆8,149億円(前期比430.8%増)となりました。責任準備金等繰入額が増加した主な要因は、第一フロンティア生命において、上記のとおり円建商品の販売量の増加や為替市場が円安に進行したことに伴い責任準備金戻入が責任準備金繰入へと転じたことで大幅に増加したことであります。 c 資産運用費用 資産運用費用は、前連結会計年度に比べ248億円増加し、8,670億円(前期比3.0%増)となりました。資産運用費用が増加した主な要因は、第一生命において、国内債券の入替え等に伴って有価証券売却損が増加したこと等であります。 d 事業費 事業費は、前連結会計年度に比べ601億円増加し、1兆482億円(前期比6.1%増)となりました。 e その他経常費用 その他経常費用は、前連結会計年度に比べ98億円増加し、3,772億円(前期比2.7%増)となりました。 ③ 経常利益 経常利益は、前連結会計年度に比べ20億円減少し、7,536億円(前期比0.3%減)となりました。 ④ 特別利益・特別損失 特別利益は225億円(前期比18.3%増)、特別損失は425億円(同43.9%減)となりました。 a 特別利益 特別利益は前連結会計年度に比べ34億円増加し、225億円(前期比18.3%増)となりました。 b 特別損失 特別損失は前連結会計年度に比べ332億円減少し、425億円(前期比43.9%減)となりました。 ⑤ 契約者配当準備金繰入額 契約者配当準備金繰入額は前連結会計年度に比べ75億円増加し、1,075億円(前期比7.5%増)となりました。 ⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益 経常利益に特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計を加減した親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ218億円減少し、4,365億円(前期比4.8%減)となりました。 ⑦ 資産の部 資産の部合計は、Protective Life Corporation(以下、「プロテクティブ」という。)において、再保険取引に基づき、再保険債権が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度末に比べ4兆7,549億円増加し、74兆1,590億円(前期比6.9%増)となりました。 ⑧ 負債の部 負債の部合計は、プロテクティブにおいて、再保険取引に基づき、再保険借が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度末に比べ4兆1,401億円増加し、69兆9,048億円(前期比6.3%増)となりました。 ⑨ 純資産の部 純資産の部合計は、第一生命において、好調な株式市況を背景に国内株式の含み益が増加したこと等によりその他有価証券評価差額金が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度末に比べ6,148億円増加し、4兆2,542億円(前期比16.9%増)となりました。 セグメントの業績は、以下のとおりであります。 ① 国内保険事業 国内保険事業における経常収益は、第一生命において、良好な金融市況を背景に国内株式の売却に伴う有価証券売却益が増加したことに加え、第一フロンティア生命において、前年同期と比べ為替市場が、円安に進行したことに伴い為替差益が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて5,858億円増加し、8兆6,696億円(前期比7.2%増)となりました。セグメント利益は、第一生命において、上述のとおり、有価証券売却益が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて917億円増加し、6,762億円(同15.7%増)となりました。 ② 海外保険事業 海外保険事業における経常収益は、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.(注)1において、前年同期と比べて米国金利が低下したことを背景に保険負債が増加したことに伴い責任準備金戻入が責任準備金繰入に転じたこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて1,130億円減少し、3兆5,593億円(前期比3.1%減)となりました。セグメント利益は、プロテクティブにおいて、一部の保険契約の販売拡大に伴い、再保険収入が減少したことによって保険料等収入が減少したこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて1,071億円減少し、1,126億円(同48.7%減)となりました。 (注)1 2026年4月1日付で、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.はDaiichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.に、商号を変更しております。 ③ その他事業 その他事業においては、第一生命等のグループ会社からの配当金収入が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度と比べて1,409億円増加し、4,714億円(前期比42.7%増)となりました。また、セグメント利益は、前連結会計年度に比べて1,192億円増加し、3,402億円(同53.9%増)となりました。 なお、セグメントにおける主たる子会社の業績は以下のとおりであります。 <国内保険事業(第一生命保険株式会社)> ① 経営成績 当事業年度(2025年4月1日から開始し、2026年3月31日に終了した事業年度をいいます。以下同じ。) の経常収益は、保険料等収入2兆2,884億円(前事業年度(2024年4月1日から開始し、2025年3月31日に終了した事業年度をいいます。以下同じ。) 比7.0%増)、資産運用収益1兆7,321億円(同28.1%増)、その他経常収益6,786億円(同26.6%減)を合計した結果、4兆6,991億円(同6.4%増)となりました。良好な金融市況を背景に国内株式の売却に伴う有価証券売却益の増加により資産運用収益が増加したこと等を主な要因として経常収益は増収となりました。 一方、経常費用は、保険金等支払金2兆6,905億円(同1.0%増)、責任準備金等繰入額86億円(同2.8%増)、資産運用費用6,766億円(同22.6%増)、事業費4,144億円(同1.2%増)、その他経常費用2,559億円(同5.1%増)を合計した結果、4兆463億円(同4.4%増)となりました。経常費用の増加は、順ざやの改善を企図した国内債券の入替え等に伴う有価証券売却損が増加したこと等により資産運用費用が増加したこと等が主な要因であります。 これらの結果、経常利益は6,528億円(同21.2%増)となりました。また、当期純利益は3,778億円(同23.7%増)となりました。 生命保険本業における期間収益を示す指標の一つである基礎利益は、オルタナティブ資産や国内外の株式及び債券の配当金が増加したこと等に伴い順ざやが増加したこと等によって、前事業年度に比べ124億円増加し、3,727億円(同3.5%増)となりました。 ② 財政状態 当事業年度末の資産合計は、35兆1,853億円(前事業年度末比0.1%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が28兆9,125億円(同0.6%増)、貸付金が3兆2,735億円(同4.4%減)、有形固定資産が1兆1,868億円(同2.7%減)であります。 負債合計は、32兆5,278億円(同0.8%減)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は28兆4,549億円(同1.5%減)となりました。 純資産合計は、2兆6,574億円(同13.2%増)となりました。純資産合計のうち、その他有価証券評価差額金は、主に国内株式の含み益が増加したこと等により2兆1,571億円(同17.1%増)となりました。 ③ 契約業績 個人保険・個人年金保険を合わせた新契約高は、前事業年度に比べて675億円増加し、3兆3,813億円となりました(前事業年度比2.0%増)。個人保険・個人年金保険を合わせた保有契約高は、前事業年度末に比べて1兆7,131億円減少し、76兆3,774億円(前事業年度末比2.2%減)となりました。 個人保険・個人年金保険を合わせた新契約年換算保険料は、前事業年度に比べて196億円増加し、1,156億円(前事業年度比20.5%増)となりました。なお、保有契約年換算保険料は、前事業年度末に比べて170億円増加し、1兆9,620億円(前事業年度末比0.9%増)となりました。 医療保障・生前給付保障等の第三分野の新契約年換算保険料は、前事業年度に比べて37億円増加し、431億円(前事業年度比9.5%増)となりました。第三分野の保有契約年換算保険料は、前事業年度末に比べて29億円減少し、6,884億円(前事業年度末比0.4%減)となりました。 団体保険の保有契約高は、前事業年度末に比べて4,606億円減少し、46兆8,973億円(同1.0%減)となりました。団体年金保険の保有契約高は前事業年度末に比べて844億円減少し、5兆8,147億円(同1.4%減)となりました。 a 保有契約高明細表                                                                    (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 個人保険   667,288   640,678 個人年金保険   113,617   123,096 個人保険+個人年金保険   780,905   763,774 団体保険   473,580   468,973 団体年金保険   58,991   58,147 (注)1 個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金額の合計であります。 2 団体年金保険の金額は、責任準備金額であります。 3 2018年4月以降の複数の保険契約を組み合わせて加入している商品について、それぞれの保険契約を1件として記載しております。 b 新契約高明細表      (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 個人保険   19,486   18,512 個人年金保険   13,651   15,301 個人保険+個人年金保険   33,137   33,813 団体保険   897   2,190 団体年金保険   0   3 (注)1 個人保険及び個人年金保険は、転換による純増加を含みます。 2 個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資であります。 3 団体年金保険の金額は、第1回収入保険料であります。 4 2018年4月以降の複数の保険契約を組み合わせて加入している商品について、それぞれの保険契約を1件として記載しております。 c 保有契約年換算保険料明細表   (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 個人保険   13,711   13,398 個人年金保険   5,738   6,221 合計   19,449   19,620 うち医療保障・生前給付保障等   6,913   6,884 (注)1 年換算保険料とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。 2 医療保障・生前給付保障等には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害を事由とするものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。 d 新契約年換算保険料明細表   (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 個人保険   504   552 個人年金保険   455   603 合計   959   1,156 うち医療保障・生前給付保障等   393   431 (注) 転換による純増加を含みます。 e 保険料等収入明細表    (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 個人保険   10,352   10,197 個人年金保険   3,057   3,648 団体保険   1,459   1,464 団体年金保険   5,713   6,826 その他   346   261 小計   20,928   22,399 再保険収入   454   484 合計   21,383   22,884 (注) その他は、財形保険、財形年金保険、医療保障保険、就業不能保障保険、コミュニティ保険、受再保険の合計であります。 f 保険金等支払金明細表 前事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   (単位:億円) 区分   保険金   年金   給付金   解約返戻金   その他返戻金   再保険料   合計 個人保険   5,473   251   1,564   3,720   204   -   11,214 個人年金保険   0   3,010   175   899   43   -   4,129 団体保険   684   5   1   0   0   -   691 団体年金保険   -   3,102   3,161   1,637   737   -   8,639 その他   374   57   28   301   △76   -   685 小計   6,532   6,428   4,930   6,559   908   -   25,360 再保険   -   -   -   -   -   1,270   1,270 合計   6,532   6,428   4,930   6,559   908   1,270   26,630 (注) その他は、財形保険、財形年金保険、医療保障保険、就業不能保障保険、コミュニティ保険、受再保険の合計であります。 当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   (単位:億円) 区分   保険金   年金   給付金   解約返戻金   その他返戻金   再保険料   合計 個人保険   5,410   252   1,619   4,064   198   -   11,545 個人年金保険   0   3,187   154   990   44   -   4,378 団体保険   658   5   1   0   0   -   665 団体年金保険   -   3,557   3,346   682   1,164   -   8,751 その他   238   54   27   342   △26   -   636 小計   6,308   7,057   5,149   6,080   1,382   -   25,978 再保険   -   -   -   -   -   927   927 合計   6,308   7,057   5,149   6,080   1,382   927   26,905 (注) その他は、財形保険、財形年金保険、医療保障保険、就業不能保障保険、コミュニティ保険、受再保険の合計であります。 <国内保険事業(第一フロンティア生命保険株式会社)> ① 経営成績 当事業年度の経常収益は、保険料等収入3兆1,233億円(前事業年度比4.1%増)、資産運用収益6,471億円(同219.6%増)、その他経常収益29億円(同99.0%減)を合計した結果、3兆7,734億円(同7.9%増)となりました。前年同期と比べて為替市場が円安へ進行したことに伴い為替差損から為替差益に転じたこと等を主な要因として、経常収益は増収しました。 一方、経常費用は、保険金等支払金2兆7,161億円(同14.5%減)、責任準備金等繰入額8,859億円(前事業年度は、105億円)、資産運用費用341億円(同76.8%減)、事業費870億円(同3.2%減)、その他経常費用209億円(同2.4%増)を合計した結果、3兆7,442億円(同8.7%増)となりました。円金利の上昇を背景に円建商品の販売量が増加したことや為替市場が円安に進行したことに伴い責任準備金戻入が責任準備金繰入へと転じたことを主な要因として、経常費用は増加しました。 この結果、経常利益は291億円(同41.6%減)となりました。また、当期純利益は186億円(同43.3%減)となりました。 生命保険本業における期間収益を示す指標の一つである基礎利益は、保有契約の拡大等により順ざやが順調に拡大したものの、円建商品の販売増加に伴う標準責任準備金繰入額の増加や新契約費用の増加等を主な要因として、前事業年度に比べ74億円減少し、806億円(前事業年度比8.4%減)となりました。 ② 財政状態 当事業年度末の資産合計は、9兆9,514億円(前事業年度末比12.8%増)となりました。主な資産構成は、有価証券7兆5,535億円(同6.7%増)であります。 負債合計は、9兆7,006億円(同13.2%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は8兆8,680億円(同11.1%増)となりました。 純資産合計は、2,508億円(同2.8%減)となりました。純資産合計のうち、その他有価証券評価差額金は、外国債券の含み損の増加によりマイナス580億円(前事業年度末はマイナス321億円)となりました。 ③ 契約業績 個人保険・個人年金保険を合わせた新契約高は、前事業年度に比べて1,599億円増加し、2兆6,166億円(前事業年度比6.5%増)となりました。個人保険・個人年金保険を合わせた保有契約高は、前事業年度末に比べて3兆105億円増加し、17兆8,639億円(前事業年度末比20.3%増)となりました。 個人保険・個人年金保険を合わせた新契約年換算保険料は、前事業年度に比べて402億円増加し、2,697億円(前事業年度比17.6%増)となりました。なお、保有契約年換算保険料は、前事業年度末に比べて2,121億円増加し、1兆4,463億円(前事業年度末比17.2%増)となりました。 a 保有契約高明細表                                                                (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 個人保険   105,838   131,872 個人年金保険   42,695   46,766 個人保険+個人年金保険   148,533   178,639 団体保険   -   - 団体年金保険   -   - (注) 個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金額の合計であります。 b 新契約高明細表      (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 個人保険   15,290   17,387 個人年金保険   9,277   8,778 個人保険+個人年金保険   24,567   26,166 団体保険   -   - 団体年金保険   -   - (注) 個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資であります。 c 保有契約年換算保険料明細表   (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 個人保険   7,346   8,687 個人年金保険   4,995   5,775 合計   12,341   14,463 うち医療保障・生前給付保障等   94   116 d 新契約年換算保険料明細表  (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 個人保険   1,217   1,428 個人年金保険   1,076   1,268 合計   2,294   2,697 うち医療保障・生前給付保障等   20   20 (注)1 年換算保険料とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。 2 医療保障・生前給付保障等には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害を事由とするものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。 e 保険料等収入明細表    (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 個人保険   15,182   17,235 個人年金保険   7,413   7,187 団体保険   -   - 団体年金保険   -   - その他   -   - 小計   22,596   24,422 再保険収入   7,395   6,810 合計   29,992   31,233 f 保険金等支払金明細表 前事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   (単位:億円) 区分   保険金   年金   給付金   解約返戻金   その他返戻金   再保険料   合計 個人保険   2,536   -   1,956   7,206   84   -   11,784 個人年金保険   -   3,472   173   1,623   36   -   5,305 団体保険   -   -   -   -   -   -   - 団体年金保険   -   -   -   -   -   -   - その他   -   -   -   -   -   -   - 小計   2,536   3,472   2,130   8,830   121   -   17,089 再保険   -   -   -   -   -   14,683   14,683 合計   2,536   3,472   2,130   8,830   121   14,683   31,773 当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   (単位:億円) 区分   保険金   年金   給付金   解約返戻金   その他返戻金   再保険料   合計 個人保険   2,806   -   2,259   5,081   84   -   10,231 個人年金保険   -   2,608   136   704   29   -   3,478 団体保険   -   -   -   -   -   -   - 団体年金保険   -   -   -   -   -   -   - その他   -   -   -   -   -   -   - 小計   2,806   2,608   2,396   5,785   113   -   13,709 再保険   -   -   -   -   -   13,451   13,451 合計   2,806   2,608   2,396   5,785   113   13,451   27,161 <海外保険事業(Protective Life Corporation)> 以下では、プロテクティブの業績を現地通貨であります米ドル建で表示しております。日本円に換算する際の為替レートは、前事業年度(2024年1月1日から開始し、2024年12月31日に終了した事業年度をいいます。プロテクティブにおいて以下同じ。)及び前事業年度末については1米ドル=158.18円、当事業年度(2025年1月1日から開始し、2025年12月31日に終了した事業年度をいいます。プロテクティブにおいて以下同じ。)及び当事業年度末については、1米ドル=156.56円であります。 なお、プロテクティブは、当事業年度の期末より、Financial Accounting Standards Board(FASB)が公表した会計基準(ASC)「金融サービス-保険契約」(Topic944)(ASU第2018-12号 2018年8月15日、ASU第2019-09号 2019年11月15日、 ASU第2020-11号 2020年11月5日、ASU第2022-05号 2022年12月15日)を適用しております。これに伴い、前事業年度については遡及適用後の数値を記載しております。 ① 経営成績 当事業年度の経常収益は、保険料等収入4,985百万米ドル(前事業年度比18.0%減)、資産運用収益6,447百万米ドル(同9.9%増)、その他経常収益2,046百万米ドル(同5.4%増)を合計した結果、13,478百万米ドル(同3.0%減)となりました。経常収益の減収は、一部の保険契約の販売拡大に伴い、再保険収入が減少したことによって保険料等収入が減少したこと等が主な要因であります。 一方、経常費用は、保険金等支払金6,355百万米ドル(同6.4%増)、責任準備金等繰入額4,252百万米ドル(同9.8%減)、資産運用費用889百万米ドル(同32.4%増)、事業費1,455百万米ドル(同6.7%増)、その他経常費用377百万米ドル(同19.2%減)を合計した結果、13,330百万米ドル(同1.1%増)となりました。経常費用は、既出再契約によって生じた費用が増加したことで保険金等支払金が増加したこと等によって増加となっております。 これらの結果、経常利益は148百万米ドル(同78.7%減)となりました。また、当期純利益は127百万米ドル(同77.7%減)となりました。 ② 財政状態 当事業年度末の資産合計は、141,502百万米ドル(前事業年度末比14.8%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が87,708百万米ドル(同8.6%増)、貸付金が14,251百万米ドル(同1.3%増)、無形固定資産が3,502百万米ドル(同6.7%減)であります。 負債合計は、136,090百万米ドル(同14.9%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は、118,273百万米ドル(同6.9%増)となりました。 純資産合計は、5,412百万米ドル(同12.4%増)となりました。 <海外保険事業(TAL Daiichi Life Australia Pty Ltd)> 以下では、TALの業績を現地通貨であります豪ドル建で表示しております。日本円に換算する際の為替レートは、前事業年度及び前事業年度末については1豪ドル=93.97円、当事業年度及び当事業年度末については1豪ドル=109.68円であります。 ① 経営成績 当事業年度の経常収益は、保険料等収入8,033百万豪ドル(前事業年度比4.3%増)、資産運用収益453百万豪ドル(同15.3%増)、その他経常収益52百万豪ドル(同33.1%減)を合計した結果、8,539百万豪ドル(同4.5%増)となりました。好調な新契約実績や解約率が低位に推移したことを背景に保険料収入が増加したこと等を主な要因として、経常収益は増収となりました。 一方、経常費用は、保険金等支払金6,567百万豪ドル(同7.8%増)、資産運用費用48百万豪ドル(同11.1%減)、事業費1,396百万豪ドル(同0.4%減)、その他経常費用15百万豪ドル(同24.9%減)を合計した結果、8,038百万豪ドル(同6.2%増)となりました。保険金支払が増加したことに伴い保険金等支払金が増加したこと等を主な要因として、経常費用は増加しました。 これらの結果、経常利益は501百万豪ドル(同17.4%減)となりました。また、当期純利益は362百万豪ドル(同12.9%減)となりました。 ② 財政状態 当事業年度末の資産合計は、18,934百万豪ドル(前事業年度末比2.7%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が11,450百万豪ドル(同15.7%増)、無形固定資産が786百万豪ドル(前事業年度末は同額)、現預金が627百万豪ドル(同61.5%減)であります。 負債合計は、16,387百万豪ドル(同2.5%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は、14,186百万豪ドル(同2.6%増)となりました。 純資産合計は、2,546百万豪ドル(同4.4%増)となりました。 (2) 資本政策 ①  資本政策の基本的な考え方 当社グループは、財務健全性を確保しつつ、持続的な企業価値向上と安定的な株主還元を目指し、ERMの枠組みに基づく資本政策運営を行っております。 グループの事業を取り巻くリスクを適切にコントロールすると同時に、グループ各社の成長ステージに応じた持株会社への還元や内部留保を行い、必要に応じて外部調達を活用して、グループの成長に向けた投資と資本基盤の強化へバランスの取れた資本配賦を実践することで、財務健全性の確保と資本効率の向上を通じたグループ利益の持続的な成長を推進しております。 2024-26年度中期経営計画(「現中期経営計画」という。)では、「資本循環経営」の実践を通じた持続的な成長を目指しております。 「資本循環経営」とは、事業運営を通じて稼得した資本やリスク削減によって解放された資本を財源として、財務健全性を確保しつつ、より高資本効率・高成長事業へと資本を再配賦することで、資本・キャッシュ創出の好循環を生み出し、企業価値向上を目指す考え方です。具体的には、各事業会社から当社への配当金額は、当社が定める経済価値ベースの資本充足率(以下、ESR(Economic Solvency Ratio)という。)の水準、各国のソルベンシー・会計制約を踏まえて定める配当可能資本「フリーキャッシュ」に基づき決定しております。また、資本の配賦・回収等は、個々の事業リスク特性等に応じた資本コストを設定した上で事業成果を評価し意思決定を行います。こうして創出されたフリーキャッシュ・フローを、全体最適なバランスで健全性確保、成長投資、株主還元に振り向けております。 また、資本コストを安定的に上回る資本効率を目指し、修正ROE及びROEVを中長期的に引き上げる一方で、市場リスク削減等により資本コストを引き下げる取組みを行っております。具体的には、会計利益ベースの資本効率指標であるグループ修正ROEは、前連結会計年度の実績や、目指すべきグローバルトップティアと当社のギャップ等を踏まえ、現中期経営計画最終年度である2026年度の目標水準を12%に見直しており、当連結会計年度においては、良好な経済環境を背景としたグループ修正利益の拡大等により、当該見直し後の目標水準を前倒しで達成いたしました。加えて、キャッシュ創出力が現中期経営計画開始時点から向上していることを踏まえ、2030年度の目標水準を15%以上に引き上げ、次期中期経営計画における成長に向けた戦略投資等に取り組んでまいります。また、想定資本コストは現時点では9%と自己認識しており定期的に見直しを実施しております。EV対比の金利・株式リスク削減等を通じ現中期経営計画期間中に8%への低減を目指しております。 成長投資については、「中核事業(国内保険)の深化」と「アセットマネジメント事業、新規事業などの非保険領域の探索」を進め、継続的に事業ポートフォリオの拡大・分散につながる投資を行ってまいります。今後も、事業ポートフォリオの拡大・分散によってグループ修正利益の水準を引き上げていく中で、2026年度には海外保険事業の比率を40%に、2030年度には同比率を50%、アセットマネジメント事業を含む非保険領域の比率を10%規模に成長させることを目指しております。 株主還元については、利益に応じた毎期の安定配当として、過去3年平均のグループ修正利益に対する配当性向50%以上の実現を目指しております。これに加え、機動的かつ柔軟な追加還元についても戦略的に検討・実施しております。 なお、配当性向を50%以上に引き上げることに伴い、総還元性向の目安は廃止しております。また、中間配当は原則として実施しております。 当社の配当政策の詳細については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご参照ください。 財務健全性については、国内保険会社に対する健全性基準として従来のソルベンシー・マージン規制に代わり、2026年3月期から資産・負債の時価評価に基づく経済価値ベースのソルベンシー規制が導入されております。当社は経済価値ベースのソルベンシー比率(ESR)を健全性の指標と位置付けたうえで、資本循環経営の土台となる財務健全性を安定的に確保するために、ESRターゲット水準の下限を170%と定めております。財務健全性の強化に向けては市場リスクの削減に加え、財務格付に留意しつつ必要に応じて外部調達を活用することで、財務健全性の維持・向上を図ってまいります。 <資本循環経営のイメージ> ②  資本政策の当連結会計年度における状況 当連結会計年度の1株当たり株主配当額は、前連結会計年度34.25円(2025年4月1日付株式分割後換算)より20.25円増配の54.5円とする予定です。 また、グループ資本の充実や流動性確保を目的として、当社は2025年10月8日付で期限付劣後特約付借入(2,185億円)を実施しております。これに併せて、第一生命保険株式会社は、2020年10月8日付で実施した永久劣後特約付借入(1,810億円)について、2025年10月8日付で期限前弁済を行っております。 (3) キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、主に保険料等収入が増加したことにより、前期と比べて1,995億円収入増の7,921億円の収入となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有価証券の売却による収入が増加したことにより、前期と比べて542億円支出減の9,262億円の支出となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に短期資金調達による収入が減少したことにより、前期と比べて536億円支出増の1,272億円の支出となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、期首から2,259億円減少し、2兆875億円(前連結会計年度末は2兆3,135億円)となりました。 (4) 生産、受注及び販売の実績 当社グループの主たる事業である生命保険事業において、他の業態と異なり物品の生産や受注を行わない業務の特性により、本項における記載に該当する情報がないため記載しておりません。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針及び見積りが連結財務諸表に大きな影響を及ぼすと考えております。 ① 金融商品の時価の算定方法 有価証券の一部及びデリバティブ取引は、時価法に基づいて評価しております。時価は、原則として市場価格に基づいて算定しておりますが、一部の有価証券及びデリバティブ取引については将来キャッシュ・フローの現在価値等に基づく合理的な見積りによっております。 将来、見積りに影響する新たな事実の発生等により、見積り額は変動する可能性があります。なお、金融商品の時価の算定方法に係る基準は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(金融商品関係)の注記に記載のとおりであります。 ② 有価証券の減損処理 売買目的有価証券以外の有価証券のうち、時価が著しく下落したものについては合理的な基準に基づいて減損処理を行っております。 将来、株式市場の悪化等、金融市場の状況によっては多額の有価証券評価損を計上する可能性があります。なお、有価証券の減損処理に係る基準は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(有価証券関係)の注記に記載のとおりであります。 ③ 固定資産の減損処理 固定資産については、資産グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った場合に、その差額を減損損失に計上しております。 回収可能価額は、資産グループの時価から処分費用見込額を控除した正味売却価額と割引後将来キャッシュ・フローとして算定される使用価値のいずれか大きい方としていることから、将来、固定資産の使用方法を変更した場合又は不動産取引相場や賃料相場が変動した場合には、新たに減損損失が発生する可能性があります。なお、固定資産の減損処理に係る基準は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(連結損益計算書関係)の注記に記載のとおりであります。 ④ のれん及びその償却方法 連結貸借対照表の資産の部には「のれん」が計上されております。当該「のれん」は、他の企業又は事業を取得した場合、その取得に要した費用(取得原価)が受け入れた資産及び引き受けた負債に配分された純額を上回る場合に計上されるものであります。また、当該「のれん」の算定において用いられる取得に要した費用並びに受け入れた資産及び引き受けた負債の算定には一定の前提条件を置いており、見積りの要素を含んでおります。 この「のれん」は、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって均等償却しております。 なお、のれんの評価方法は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(重要な会計上の見積り)の注記に記載のとおりであります。 ⑤ 無形固定資産及びその償却方法 連結貸借対照表のその他の無形固定資産には「保有契約価値」及び「顧客関連資産」が含まれております。 「保有契約価値」とは、買収等で獲得したその買収時点で有効な保険契約及び投資契約に関して、そのキャッシュ・フローから得られる将来利益を現在価値として計算し、無形固定資産として計上するものであります。また、「顧客関連資産」とは、買収等で獲得したその買収時点で既存顧客との継続的な取引関係により生み出すことが期待されているキャッシュ・フローから得られる将来利益の現在価値として計算し、無形固定資産として計上するものであります。 この「保有契約価値」及び「顧客関連資産」の算定には見積りの要素を含んでおりますが、前提条件については毎期回復可能性テストを実施し、資産計上額の妥当性を判定した上で資産計上しております。 「保有契約価値」及び「顧客関連資産」は、その効果が及ぶと見積もられる期間にわたり、効果の発現する態様にしたがって償却しております。 なお、保有契約価値及び顧客関連資産の評価方法は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(重要な会計上の見積り)の注記に記載のとおりであります。 ⑥ 繰延税金資産の回収可能性の評価 繰延税金資産の回収可能性の判断に際して、将来の通算グループ全体の課税所得は事業計画に基づく将来予測に直近の業績見通しを反映し、合理的に見積っております。 また、期末における将来減算一時差異の解消見込年度のスケジューリングに際して、個別に解消年度のスケジューリングをすることが実務上困難なものは、過去の税務上の損金の算入実績により合理的に見積もっております。 繰延税金資産の回収可能性は、将来の通算グループ全体の課税所得の見積りに依存するため、将来、当社グループを取り巻く環境に大きな変更があった場合等、その見積り額が変動した場合は、繰延税金資産の回収可能性が変動する可能性があります。 ⑦ 貸倒引当金の計上基準 債権の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定基準及び償却・引当基準に則り、債務者の状況に応じ、回収不能見積り額を計上しております。 将来、債務者の財務状況が悪化し支払い能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。なお、貸倒引当金の計上基準は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載のとおりであります。 ⑧ 支払備金の積立方法 保険契約に基づいて支払義務が発生したと認められる保険金等のうち、期末時点において支払いが行われていない、又は支払事由の報告を受けていないが支払事由が既に発生したと認められる保険金等について、支払備金として積み立てております。将来、新たな事実の発生等により、支払備金の計上額が変動する可能性があります。なお、既発生未報告支払備金(IBNR備金)の計算方法は、後記「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載のとおりであります。 ⑨ 責任準備金の積立方法 保険契約に基づく将来における債務の履行に備えるため、責任準備金を積み立てております。 責任準備金は各国の規制や会計基準に基づき、契約時等に定めた計算方法や計算前提等に基づく将来の予定キャッシュ・フローの見積りに基づき算出した額を積み立てております。 なお、当該見積りと直近の実績が大きく乖離すること等により、将来の債務の履行に支障を来すおそれがあると認められる場合には、追加して責任準備金を積み立てる必要があることから、責任準備金に積み立て不足が生じていないかを検証するために、責任準備金の十分性を確認するテストを実施しております。 なお、責任準備金の積立方法は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載のとおりであります。 ⑩ 退職給付債務及び退職給付費用 退職給付債務及び退職給付費用は、年金資産の期待運用収益率や将来の退職給付債務算出に用いる数理計算上の前提条件に基づいて算出しております。 このため、実際の結果が前提条件と異なる場合や前提条件の変更が行われた場合には、将来の退職給付債務及び退職給付費用が変動する可能性があります。なお、退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(退職給付関係)の注記に記載のとおりであります。 (参考1)当社グループの固有指標の分析 1 主要な固有指標 (1) 基礎利益 ① 基礎利益 基礎利益とは生命保険本業における期間収益を示す指標の一つであります。当社グループの基礎利益は、当社、国内保険会社(第一生命保険株式会社、第一フロンティア生命保険株式会社、ネオファースト生命保険株式会社(注)1、アイペット損害保険株式会社(注)1)の基礎利益、海外保険会社(Protective Life Corporation、TAL Daiichi Life Australia Pty Ltd、Partners Group Holdings Limited、Dai-ichi Life Insurance Company of Vietnam, Limited、Daiichi Life Insurance (Cambodia) PLC.、Daiichi Life Insurance Myanmar Ltd.)、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.(注)1の各国で生命保険本業における期間収益を示すために一般的に用いられる利益、関連会社の持分利益(税引前換算)等を合算し、グループの内部取引の一部を相殺すること等により算出しております。 国内生命保険会社(第一生命保険株式会社、第一フロンティア生命保険株式会社、ネオファースト生命保険株式会社(注)1)の場合、基礎利益は、保険契約者から受領した保険料等の保険料等収入、資産運用収益及び責任準備金戻入額等その他経常収益等で構成される基礎収益から、保険金等支払金、責任準備金等繰入額、資産運用費用、事業費及びその他経常費用等から構成される基礎費用を控除したものであります。基礎利益に有価証券売却損益等の「キャピタル損益」と危険準備金繰入額等の「臨時損益」を加味したものが経常利益となります。 アイペット損害保険株式会社(注)1の場合、基礎利益は、税引前当期純利益であります。 海外保険会社の場合、基礎利益として、Protective Life Corporationの税引前営業利益、TAL Daiichi Life Australia Pty Ltd、Partners Group Holdings Limitedの基礎的な利益(税引前換算)、Dai-ichi Life Insurance Company of Vietnam, Limited、Daiichi Life Insurance (Cambodia) PLC.、及びDaiichi Life Insurance Myanmar Ltd.の税引前利益、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.(注)1の税引前当期純利益を用いております。 ② 順ざや額/逆ざや額 国内生命保険会社は、保険料を計算するにあたって、資産運用を通じて得られる収益を予め見込んで、その分保険料を割り引いて計算しております。この割引率を「予定利率」といい、市中金利水準等を勘案して設定しております。そのため、保険会社は、毎年割り引いた分に相当する金額(予定利息)等の負債コストを運用収益等で確保する必要があります。 予定利息を実際の運用収益等でまかなえている状態を「順ざや」といい、まかなえていない状態を「逆ざや」といいます。 当社グループの順ざや額/逆ざや額は、国内生命保険会社(第一生命保険株式会社、第一フロンティア生命保険株式会社、ネオファースト生命保険株式会社(注)1)の合算値であります。 <順ざや額/逆ざや額の算出方法> 順ざや額/逆ざや額 = ( 基礎利益上の運用収支等の利回り - 平均予定利率 )× 一般勘定責任準備金 ・「平均予定利率」とは、予定利息の一般勘定責任準備金に対する利回りをいいます。 (注)1 2026年4月1日付で、ネオファースト生命保険株式会社は第一ネオ生命保険株式会社に、アイペット損害保険株式会社は、第一アイペット損害保険株式会社に、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.は、Daiichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.に、それぞれ商号を変更しております。 (2) 責任準備金 国内生命保険会社の責任準備金は、生命保険会社が将来の保険金等の支払いを確実に行うために、保険料や運用収益等を財源として保険業法により積立てが義務付けられている準備金のことで、生命保険会社の負債の最も大きな部分を占めております。 国内生命保険会社については、保険業法に基づき責任準備金を積み立てており、「保険料積立金」、「未経過保険料」及び「危険準備金」で構成されております。 内容 保険料積立金   保険契約に基づく将来の債務の履行に備えるため、保険数理に基づき計算した金額をいいます。ただし、払戻積立金として積み立てる金額を除きます。 未経過保険料   未経過期間(保険契約に定めた保険期間のうち、決算期において、まだ経過していない期間をいいます。)に対応する責任に相当する額として計算した金額をいいます。ただし、払戻積立金として積み立てる金額を除きます。 危険準備金   保険契約に基づく将来の債務を確実に履行するため、将来発生が見込まれる危険に備えて計算した金額をいいます。 なお、責任準備金は事業年度末において要積立額を計算し、前事業年度末残高との差額を損益計算書に計上いたします。即ち、事業年度末の要積立額が前事業年度末残高を上回る場合にはその差額を責任準備金繰入額として経常費用の科目に計上し、事業年度末の要積立額が前事業年度末残高を下回る場合にはその差額を責任準備金戻入額として経常収益の科目に計上いたします(四半期会計期間末においても同様に計上いたします)。 責任準備金の積立水準は、積立方式と計算基礎率によって決まります。保険業法において責任準備金の積立方式及び計算基礎率について定められております。 海外生命保険会社については、各国の法令や規制等に基づき積み立てております。なお、連結される米国、豪州及びニュージーランドの生命保険会社の責任準備金については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)をご参照下さい。 2 当社グループの固有指標の分析 (1) 基礎利益 ① 基礎利益 当社グループの基礎利益は、前事業年度比で153億円減少し、6,294億円(前期比2.4%減)となりました。これは、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.(注)1において、前年同期と比べ米国金利が低下したこと等を背景に、責任準備金戻入額が、責任準備金繰入額へと転じたこと等を主な要因として減少したものであります。 ② 順ざや額/逆ざや額 当社グループの順ざや額(国内グループ生命保険会社合算値(注)2)は、第一生命保険株式会社において、上述のとおり、利息及び配当金等収入が増加したこと等に伴い前事業年度に比べ539億円増加し、2,268億円(前期比31.2%増)となりました。 (注)1 2026年4月1日付で、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.は、Daiichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.に、ネオファースト生命保険株式会社は第一ネオ生命保険株式会社に、それぞれ商号を変更しております。 2 第一生命保険株式会社、第一フロンティア生命保険株式会社、ネオファースト生命保険株式会社(注)1の合算値であります。 3 第一生命保険株式会社の固有指標の分析 (1) 基礎利益 ① 基礎利益 生命保険本業における期間収益を示す指標の一つである基礎利益は、前事業年度に比べ124億円増加し、3,727億円(前事業年度比3.5%増)となりました。主に金利上昇や良好な金融市場環境に支えられ、利息及び配当金等収入が増加したことによるものであります。詳細については、後記「(参考2)第一生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報 3. 経常利益等の明細(基礎利益)」をご参照下さい。 ② 順ざや額/逆ざや額 順ざや額は、第一生命において、上述のとおり、利息及び配当金等収入が増加したこと等に伴い前事業年度に比べ440億円増加し、1,693億円(前事業年度比35.1%増)となりました。 <第一生命保険株式会社の順ざや額/逆ざや額>       (単位:億円) 2025年3月期   2026年3月期 順ざや額/逆ざや額(注)   1,253   1,693 基礎利益上の運用収支等の利回り(%)   2.29   2.43 平均予定利率(%)   1.81   1.77 一般勘定責任準備金   261,808   256,784 (注)正値の場合は順ざや額 (2) 責任準備金 第一生命は、保険業法等で定められた基準に基づき、標準責任準備金対象契約については、平成8年大蔵省告示第48号に定める方式により責任準備金(標準責任準備金)を積み立て、それ以外の契約については「平準純保険料式」により責任準備金を積み立てており、法令上最も健全な積立方式を採用しております。 <個人保険及び個人年金保険の責任準備金の積立方式・積立率> 2025年3月期末   2026年3月期末 積立方式   標準責任準備金対象契約   標準責任準備金   標準責任準備金 標準責任準備金対象外契約   平準純保険料式   平準純保険料式 積立率(危険準備金を除く。)   100.0%   100.0% 2008年3月期より、健全性の更なる向上のために、高予定利率の終身保険のうち払込満了後契約等に対して、追加責任準備金の積立てを行っており、2025年3月期は493億円、2026年3月期は407億円の新規繰り入れを実施しております。 4 第一フロンティア生命保険株式会社の固有指標の分析 (1) 基礎利益 生命保険本業における期間収益を示す指標の一つである基礎利益は、新契約費用や標準責任準備金繰入額の増加等に伴う保険関係損益の悪化を主な要因として、前事業年度に比べ74億円減少し、806億円(前事業年度比8.4%減)となりました。詳細については、後記「(参考3)第一フロンティア生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報 3. 経常利益等の明細(基礎利益)」をご参照下さい。 (2) 責任準備金 第一フロンティア生命においては、保険業法等で定められている基準に基づき、最も健全な積立方式である標準責任準備金を積み立てておりますが、前年同期と比べて円金利の上昇に伴い円建一時払商品の販売量が増加したことに伴い責任準備金は前事業年度末に比べ8,859億円増加し、8兆8,222億円(前事業年度末比11.2%増)となりました。 (参考2)第一生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報 参考として、第一生命保険株式会社の単体情報のうち、一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報を以下のとおり記載しております。 1. 主要業績 (1) 保有契約高及び新契約高 ①  保有契約高 (単位:千件、億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 件数   前年度末比   金額   前年度末比   件数   前年度末比   金額   前年度末比 個人保険   22,634   100.9   667,288   96.0   22,899   101.2   640,678   96.0 個人年金保険   2,268   106.9   113,617   107.9   2,431   107.2   123,096   108.3 個人保険+個人年金   24,902   101.4   780,905   97.6   25,330   101.7   763,774   97.8 団体保険   -   -   473,580   97.8   -   -   468,973   99.0 団体年金保険   -   -   58,991   95.6   -   -   58,147   98.6 (注) 1 個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものであります。 2 団体年金保険については、責任準備金の金額であります。 3 2018年4月以降の複数の保険契約を組み合わせて加入している商品について、それぞれの保険契約を1件として記載しております。 ②  新契約高 (単位:千件、億円、%) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 件数   金額   新契約   転換による 純増加   前年度比   件数   金額   新契約   転換による 純増加   前年度比 個人保険   2,268   19,486   16,947   2,539   117.6   2,578   18,512   16,835   1,677   95.0 個人年金保険   260   13,651   14,508   △857   247.8   275   15,301   15,815   △514    112.1 個人保険+個人年金   2,528   33,137   31,455   1,682   150.1   2,854   33,813   32,650   1,163    102.0 団体保険   -   897   897   -   33.0   -   2,190   2,190   -   244.2 団体年金保険   -   0   0   -   522.7   -   3   3   -   1,285.6 (注) 1 件数は、新契約に転換後契約を加えた数値であります。 2 新契約・転換による純増加の個人年金保険の金額は年金支払開始時における年金原資であります。 3 新契約の団体年金保険の金額は第1回収入保険料であります。 4 2018年4月以降の複数の保険契約を組み合わせて加入している商品について、それぞれの保険契約を1件として記載しております。 (2) 年換算保険料 ①  保有契約 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   前年度末比   当事業年度末 (2026年3月31日)   前年度末比 個人保険   13,711   97.3   13,398   97.7 個人年金保険   5,738   106.1   6,221   108.4 合計   19,449   99.8   19,620   100.9 うち医療保障・ 生前給付保障等   6,913   100.1   6,884   99.6 ②  新契約 (単位:億円、%) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   前年度比   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年度比 個人保険   504   135.9   552   109.6 個人年金保険   455   222.6   603   132.5 合計   959   166.7   1,156   120.5 うち医療保障・ 生前給付保障等   393   146.6   431   109.5 (注) 1 「年換算保険料」とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。 2 「医療保障・生前給付保障等」には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害を事由とするものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。 3 「新契約」には転換純増分も含んでおります。 (参考) 個人保険・個人年金保険の解約・失効年換算保険料 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 解約・失効年換算保険料   677   691 (注) 1 失効後復活契約を失効と相殺せずに算出しております。 2 主契約が継続している「減額」を除いております。 2. 一般勘定資産の運用状況 (1) 資産の構成 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 現預金・コールローン   7,507   2.2   7,512   2.2 買現先勘定   -   -   -   - 債券貸借取引支払保証金   -   -   -   - 買入金銭債権   1,918   0.6   1,741   0.5 商品有価証券   -   -   -   - 金銭の信託   85   0.0   33   0.0 有価証券   276,350   81.6   278,241   82.0 公社債   183,488   54.2   175,862   51.9 株式   33,236   9.8   34,233   10.1 外国証券   47,517   14.0   51,582   15.2 公社債   31,848   9.4   33,906   10.0 株式等   15,668   4.6   17,675   5.2 その他の証券   12,107   3.6   16,563   4.9 貸付金   34,230   10.1   32,735   9.7 保険約款貸付   2,180   0.6   1,961   0.6 一般貸付   32,049   9.5   30,773   9.1 不動産   12,058   3.6   11,742   3.5 うち投資用不動産   9,300   2.7   9,044   2.7 繰延税金資産   -   -   -   - その他   6,404   1.9   7,175   2.1 貸倒引当金   △28   △0.0   △17   △0.0 合計   338,526   100.0   339,164   100.0 うち外貨建資産   43,423   12.8   45,862   13.5 (注) 「不動産」については土地・建物・建設仮勘定を合計した金額を計上しております。 (2) 資産運用収益 (単位:億円、%) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 利息及び配当金等収入   7,702   57.1   8,117   50.0 預貯金利息   6   0.1   12   0.1 有価証券利息・配当金   6,196   46.0   6,557   40.4 貸付金利息   680   5.0   741   4.6 不動産賃貸料   682   5.1   687   4.2 その他利息配当金   136   1.0   118   0.7 商品有価証券運用益   -   -   -   - 金銭の信託運用益   -   -   0   0.0 売買目的有価証券運用益   -   -   -   - 有価証券売却益   5,518   40.9   7,540   46.5 国債等債券売却益   112   0.8   80   0.5 株式等売却益   4,195   31.1   6,816   42.0 外国証券売却益   1,211   9.0   639   3.9 その他   -   -   3   0.0 有価証券償還益   232   1.7   259   1.6 金融派生商品収益   -   -   -   - 為替差益   -   -   284   1.8 貸倒引当金戻入額   10   0.1   10   0.1 投資損失引当金戻入額   -   -   -   - その他運用収益   18   0.1   15   0.1 合計   13,482   100.0   16,227   100.0 (3) 資産運用費用 (単位:億円、%) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 支払利息   133   2.4   256   3.8 商品有価証券運用損   -   -   -   - 金銭の信託運用損   3   0.1   -   - 売買目的有価証券運用損   -   -   -   - 有価証券売却損   3,752   68.0   4,884   72.2 国債等債券売却損   2,460   44.6   3,955   58.5 株式等売却損   143   2.6   414   6.1 外国証券売却損   1,149   20.8   505   7.5 その他   -   -   8   0.1 有価証券評価損   47   0.9   33   0.5 国債等債券評価損   -   -   -   - 株式等評価損   20   0.4   12   0.2 外国証券評価損   10   0.2   1   0.0 その他   16   0.3   20   0.3 有価証券償還損   104   1.9   292   4.3 金融派生商品費用   146   2.7   400   5.9 為替差損   541   9.8   -   - 貸倒引当金繰入額   -   -   -   - 投資損失引当金繰入額   2   0.1   0   0.0 貸付金償却   0   0.0   0   0.0 賃貸用不動産等減価償却費   142   2.6   148   2.2 その他運用費用   643   11.7   750   11.1 合計   5,519   100.0   6,766   100.0 (4) 資産運用に係わる諸効率 ①  資産別運用利回り       ②  日々平均残高 (単位:%)           (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)       前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 現預金・コールローン   0.12   0.93       8,170   6,142 買現先勘定   -   -       -   - 債券貸借取引支払保証金   -   -       -   - 買入金銭債権   1.43   0.43       2,053   1,926 商品有価証券   -   -       -   - 金銭の信託   △4.18   2.99       77   23 有価証券   2.93   3.47       248,959   248,578 うち公社債   0.26   △0.35       180,924   181,297 うち株式   42.31   72.61       11,528   10,109 うち外国証券   3.40   3.44       44,387   43,442 公社債   △0.01   1.50       31,226   29,613 株式等   11.49   7.60       13,160   13,828 貸付金   1.58   1.85       31,778   33,175 うち一般貸付   1.38   1.71       29,507   31,095 不動産   2.89   2.76       8,954   9,422 一般勘定計   2.53   3.01       315,279   314,301 うち海外投融資   3.10   3.42       53,603   53,135 (注) 1 「運用利回り」は、分母を帳簿価額ベースの「日々平均残高」、分子を「経常損益中の資産運用収益 - 資産運用費用」として算出しております。 2 「海外投融資」には、円貨建資産を含んでおります。 ③  売買目的有価証券の評価損益 (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 貸借対照表計上額   当期の損益に 含まれた評価損益   貸借対照表計上額   当期の損益に 含まれた評価損益 売買目的有価証券   85   △10   33   5 商品有価証券   -   -   -   - 金銭の信託   85   △10   33   5 ④  有価証券の時価情報(売買目的有価証券以外の有価証券のうち時価のあるもの) (単位:億円) 区分   帳簿価額   時価   差損益   うち差益   うち差損 前事業年度末(2025年3月31日) 満期保有目的の債券   -   -   -   -   - 公社債   -   -   -   -   - 外国公社債   -   -   -   -   - 責任準備金対応債券   161,454   141,044   △20,410   2,373   22,784 公社債   161,023   140,614   △20,409   2,373   22,783 外国公社債   431   429   △1   -   1 子会社・関連会社株式   -   -   -   -   - その他有価証券   80,494   105,348   24,854   26,789   1,935 公社債   22,507   22,465   △42   590   632 株式   10,360   32,762   22,401   22,557   155 外国証券   37,308   39,290   1,981   3,016   1,034 公社債   30,743   31,417   674   1,505   830 株式等   6,565   7,872   1,307   1,511   203 その他の証券   7,433   8,002   568   617   48 買入金銭債権   1,974   1,918   △55   8   64 譲渡性預金   910   909   △0   -   0 合計   241,949   246,392   4,443   29,163   24,719 公社債   183,531   163,079   △20,451   2,963   23,415 株式   10,360   32,762   22,401   22,557   155 外国証券   37,739   39,720   1,980   3,016   1,035 公社債   31,174   31,847   673   1,505   831 株式等   6,565   7,872   1,307   1,511   203 その他の証券   7,433   8,002   568   617   48 買入金銭債権   1,974   1,918   △55   8   64 譲渡性預金   910   909   △0   -   0 当事業年度末(2026年3月31日) 満期保有目的の債券   -   -   -   -   - 公社債   -   -   -   -   - 外国公社債   -   -   -   -   - 責任準備金対応債券   154,894   117,787   △37,106   293   37,400 公社債   154,790   117,683   △37,106   293   37,400 外国公社債   104   103   △0   -   0 子会社・関連会社株式   -   -   -   -   - その他有価証券   83,605   112,326   28,721   31,255   2,533 公社債   21,989   21,072   △916   550   1,467 株式   8,863   33,777   24,913   24,977   63 外国証券   38,751   42,286   3,535   4,334   799 公社債   32,320   33,802   1,481   2,173   691 株式等   6,430   8,483   2,053   2,161   108 その他の証券   10,714   12,039   1,324   1,383   58 買入金銭債権   1,876   1,741   △135   8   143 譲渡性預金   1,410   1,409   △0   -   0 合計   238,499   230,114   △8,385   31,549   39,934 公社債   176,779   138,756   △38,023   844   38,867 株式   8,863   33,777   24,913   24,977   63 外国証券   38,855   42,390   3,534   4,334   800 公社債   32,424   33,906   1,481   2,173   691 株式等   6,430   8,483   2,053   2,161   108 その他の証券   10,714   12,039   1,324   1,383   58 買入金銭債権   1,876   1,741   △135   8   143 譲渡性預金   1,410   1,409   △0   -   0 (注)1 本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでおります。 2 市場価格のない株式等および組合等は本表から除いております。 ・市場価格のない株式等および組合等の帳簿価額は以下のとおりであります。 (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 子会社・関連会社株式   3,332   3,421 その他有価証券   7,997   9,150 国内株式   364   352 外国株式   104   63 その他   7,528   8,734 合計   11,330   12,571 (注) 1 本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでおります。 2 市場価格のない株式等及び組合等のうち、外国証券の為替を評価した差損益は以下のとおりであります。 (前事業年度末:1,005億円、当事業年度末:1,520億円) ⑤  金銭の信託の時価情報 (単位:億円) 区分   貸借対照表 計上額   時価   差損益   うち差益   うち差損 前事業年度末 (2025年3月31日)   85   85   0   17   17 当事業年度末 (2026年3月31日)   33   33   14   14   0 (注) 1 本表記載の時価相当額の算定は、金銭の信託の受託者が合理的に算定した価格によっております。 2 差損益には金銭の信託内で設定しているデリバティブ取引に係る差損益も含んでおります。 ・満期保有目的、責任準備金対応、その他の金銭の信託については、前事業年度末、当事業年度末ともに残高はありません。 3. 経常利益等の明細(基礎利益) (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 基礎収益   37,491   39,092 保険料等収入   21,383   22,884 資産運用収益   8,001   9,495 うち利息及び配当金等収入   7,702   8,117 その他経常収益   8,106   6,673 その他基礎収益(a)   -   39 基礎費用   33,888   35,365 保険金等支払金   25,379   26,501 責任準備金等繰入額   84   86 資産運用費用   1,023   1,447 事業費   4,094   4,144 その他経常費用   2,434   2,559 その他基礎費用(b)   872   625 基礎利益  A   3,602   3,727 キャピタル収益   6,391   8,450 金銭の信託運用益   -   0 売買目的有価証券運用益   -   - 有価証券売却益   5,518   7,540 金融派生商品収益   -   - 為替差益   -   284 その他キャピタル収益(c)   872   625 キャピタル費用   4,492   5,358 金銭の信託運用損   3   - 売買目的有価証券運用損   -   - 有価証券売却損   3,752   4,884 有価証券評価損   47   33 金融派生商品費用   146   400 為替差損   541   - その他キャピタル費用(d)   -   39 キャピタル損益  B   1,898   3,092 キャピタル損益含み基礎利益  A+B   5,501   6,819 臨時収益   1,635   523 再保険収入   -   - 危険準備金戻入額   150   50 個別貸倒引当金戻入額   △0   0 その他臨時収益(注)1   1,485   473 臨時費用   1,750   814 再保険料   -   - 危険準備金繰入額   -   - 個別貸倒引当金繰入額   -   - 特定海外債権引当勘定繰入額   -   - 貸付金償却   0   0 その他臨時費用(注)2   1,750   814 臨時損益  C   △115   △291 経常利益  A+B+C   5,386   6,528 (注) 1 その他臨時収益には、払済終身保険出再に伴う責任準備金取崩額(前事業年度:1,485億円、当事業年度:473億円)を記載しております。 2 その他臨時費用には、投資損失引当金繰入額(前事業年度:2億円、当事業年度:0億円)、保険業法施行規則第69条第5項の規定により責任準備金を追加して積み立てた金額(前事業年度末:495億円、当事業年度末:409億円)及び払済終身保険出再に係る再保険料(前事業年度末:1,251億円、当事業年度末:403億円)を記載しました。 (参考) その他基礎収益等の内訳 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) その他基礎収益(a)   -   39 マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額変動の影響額   -   - 外貨建て保険契約に係る市場為替レート変動の影響額   -   39 為替に係るヘッジコスト   -   - 投資信託の解約損益   -   - 有価証券償還損益のうち為替変動部分   -   - その他基礎費用(b)   872   625 マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額変動の影響額   -   - 外貨建て保険契約に係る市場為替レート変動の影響額   16   - 為替に係るヘッジコスト   407   243 投資信託の解約損益   320   326 有価証券償還損益のうち為替変動部分   127   55 払込満了後終身保険出再に係る再保険料の調整額 (過年度出再分)   -   - ①基礎利益への影響額 (a)-(b)   △872   △585 その他キャピタル収益(c)   872   625 マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額変動の影響額   -   - 外貨建て保険契約に係る市場為替レート変動の影響額   16   - 為替に係るヘッジコスト   407   243 投資信託の解約損益   320   326 有価証券償還損益のうち為替変動部分   127   55 その他キャピタル費用(d)   -   39 マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額変動の影響額   -   - 外貨建て保険契約に係る市場為替レート変動の影響額   -   39 為替に係るヘッジコスト   -   - 投資信託の解約損益   -   - 有価証券償還損益のうち為替変動部分   -   - ②キャピタル損益への影響額 (c)-(d)   872   585 4. 保険業法に基づく債権の状況 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   0   0 危険債権   26   72 三月以上延滞債権   -   - 貸付条件緩和債権   -   - 小計 ①   26   73 (対合計比)①/②   (0.05)   (0.12) 正常債権   59,465   59,047 合計 ②   59,492   59,121 (注) 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始又は再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権であります。 2 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権であります。(注1に掲げる債権を除く。) 3 三月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三月以上遅延している貸付金であります。(注1及び2に掲げる債権を除く。) 4 貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金であります。(注1から3に掲げる債権を除く。) 5 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、注1から4までに掲げる債権以外のものに区分される債権であります。 5. 特別勘定の状況 (1) 特別勘定資産残高の状況 (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   金額 個人変額保険   655   718 個人変額年金保険   341   385 団体年金保険   15,440   15,325 特別勘定計   16,436   16,428 (2) 個人変額保険(特別勘定)の状況 ①  保有契約高 (単位:千件、億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 件数   金額   件数   金額 変額保険(有期型)   -   -   -   - 変額保険(終身型)   35   2,195   34   2,140 合計   35   2,195   34   2,140 (注) 保有契約高には定期保険特約部分を含んでおります。 ②  年度末個人変額保険特別勘定資産の内訳 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   構成比   金額   構成比 現預金・コールローン   1   0.2   3   0.5 有価証券   616   94.1   667   92.9 公社債   158   24.2   167   23.4 株式   206   31.5   237   33.0 外国証券   251   38.4   262   36.5 公社債   77   11.8   75   10.5 株式等   174   26.7   186   26.0 その他の証券   -   -   -   - 貸付金   -   -   -   - その他   37   5.7   48   6.7 貸倒引当金   -   -   -   - 合計   655   100.0   718   100.0 ③  個人変額保険特別勘定の運用収支状況 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額   金額 利息配当金等収入   11   12 有価証券売却益   59   89 有価証券償還益   -   - 有価証券評価益   135   180 為替差益   1   1 金融派生商品収益   0   0 その他の収益   0   0 有価証券売却損   12   18 有価証券償還損   0   - 有価証券評価損   196   152 為替差損   1   1 金融派生商品費用   0   0 その他の費用   0   0 収支差額   △ 2   112 ④  個人変額保険特別勘定に関する有価証券等の時価情報 ・売買目的有価証券の評価損益 (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 貸借対照表計上額   当期の損益に 含まれた評価損益   貸借対照表計上額   当期の損益に 含まれた評価損益 売買目的有価証券   616   △ 60   667   27 ・金銭の信託の時価情報 前事業年度末、当事業年度末ともに残高がないため、記載しておりません。 (3) 個人変額年金保険(特別勘定)の状況 ①  保有契約高 (単位:千件、億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 件数   金額   件数   金額 個人変額年金保険   2   124   1   126 (注) 保有契約高には年金支払開始後契約を含んでおります。 ②  年度末個人変額年金保険特別勘定資産の内訳 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   構成比   金額   構成比 現預金・コールローン   2   0.6   2   0.7 有価証券   313   91.9   357   92.8 公社債   94   27.7   109   28.4 株式   92   27.0   106   27.8 外国証券   52   15.5   60   15.6 公社債   21   6.4   26   7.0 株式等   31   9.1   33   8.7 その他の証券   74   21.7   80   21.0 貸付金   -   -   -   - その他   25   7.5   24   6.5 貸倒引当金   -   -   -   - 合計   341   100.0   385   100.0 ③  個人変額年金保険特別勘定の運用収支状況 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額   金額 利息配当金等収入   15   14 有価証券売却益   14   26 有価証券償還益   -   - 有価証券評価益   81   112 為替差益   0   0 金融派生商品収益   0   0 その他の収益   0   0 有価証券売却損   3   6 有価証券償還損   0   - 有価証券評価損   115   90 為替差損   0   0 金融派生商品費用   0   0 その他の費用   0   0 収支差額   △7   56 ④  個人変額年金保険特別勘定に関する有価証券等の時価情報 ・売買目的有価証券の評価損益 (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 貸借対照表計上額   当期の損益に 含まれた評価損益   貸借対照表計上額   当期の損益に 含まれた評価損益 売買目的有価証券   313   △33   357   21 ・金銭の信託の時価情報 前事業年度末、当事業年度末ともに残高がないため、記載しておりません。 6. 有価証券明細表(一般勘定) (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 国債   164,289   59.4   156,199   56.1 地方債   1,219   0.4   1,256   0.5 社債   17,980   6.5   18,406   6.6 うち公社・公団債   3,538    1.3   3,519   1.3 株式   33,236   12.0   34,233   12.3 外国証券   47,517   17.2   51,582   18.5 公社債   31,848    11.5   33,906   12.2 株式等   15,668   5.7   17,675   6.4 その他の証券   12,107    4.4   16,563   6.0 合計   276,350   100.0   278,241   100.0 7. 貸付金残存期間別残高(一般勘定) (単位:億円) 区分   1年以下    1年超3年以下   3年超5年以下   5年超7年以下   7年超10年以下   10年超(期間の定めのないものを含む)   合計 前事業年度末(2025年3月31日) 変動金利   566   878   1,669   642   901   4,870   9,529 固定金利   3,741   5,621   2,638   1,367   2,006   7,144   22,520 一般貸付計   4,307   6,500   4,307   2,010   2,907   12,014   32,049 当事業年度末(2026年3月31日) 変動金利   755   1,063   1,247   524   1,005   4,753   9,350 固定金利   5,580   3,833   2,374   992   2,213   6,429   21,423 一般貸付計   6,336   4,896   3,621   1,516   3,219   11,183   30,773 8. 海外投融資明細表(一般勘定) ①  外貨建資産 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 公社債   24,763   42.4   25,247   40.1 株式   12,591   21.5   14,363   22.8 現預金・その他   6,068   10.4   6,250   9.9 小計   43,423   74.3   45,862   72.8 ②  円貨額が確定した外貨建資産 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 公社債   -   -   -   - 現預金・その他   202   0.3   202   0.3 小計   202    0.3   202   0.3 ③  円貨建資産 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 非居住者貸付   781   1.3   873   1.4 公社債(円建外債)・その他   14,046   24.0   16,078   25.5 小計   14,828    25.4   16,951   26.9 ④  合計 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 海外投融資   58,454   100.0    63,016   100.0 (注) 「円貨額が確定した外貨建資産」は、為替予約等が付されていることにより決済時の円貨額が確定し、当該円貨額を資産の貸借対照表価額としているものであります。 (参考3)第一フロンティア生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報 参考として、第一フロンティア生命保険株式会社の単体情報のうち、一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報を以下のとおり記載しております。 1. 主要業績 (1) 保有契約高及び新契約高 ①  保有契約高 (単位:千件、億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 件数   前年度末比   金額   前年度末比   件数   前年度末比   金額   前年度末比 個人保険   1,315   112.0   105,838   118.7   1,492   113.4   131,872   124.6 個人年金保険   744   95.5   42,695   96.7   754   101.4   46,766   109.5 団体保険   -   -   -   -   -   -   -   - 団体年金保険   -   -   -   -   -   -   -   - (注) 個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものであります。 ②  新契約高 (単位:千件、億円、%) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 件数   金額   新契約   転換による 純増加   前年度比   件数   金額   新契約   転換による 純増加   前年度比 個人保険   237   15,290   15,290   -   91.7   255   17,387   17,387   -   113.7 個人年金保険   165   9,277   9,277   -   62.5   138   8,778   8,778   -   94.6 団体保険   -   -   -   -   -   -   -   -   -   - 団体年金保険   -   -   -   -   -   -   -   -   -   - (注) 新契約の個人年金保険の金額は年金支払開始時における年金原資であります。 (2) 年換算保険料 ①  保有契約 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   前年度末比   当事業年度末 (2026年3月31日)   前年度末比 個人保険   7,346   107.4   8,687   118.3 個人年金保険   4,995   101.2   5,775   115.6 合計   12,341   104.8   14,463   117.2 うち医療保障・ 生前給付保障等   94   121.4   116   122.5 ②  新契約 (単位:億円、%) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   前年度比   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年度比 個人保険   1,217   98.3   1,428   117.3 個人年金保険   1,076   60.7   1,268   117.8 合計   2,294   76.2   2,697   117.6 うち医療保障・ 生前給付保障等   20   96.3   20   100.0 (注)1 「年換算保険料」とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。 2 「医療保障・生前給付保障等」には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害を事由とするものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。 2. 一般勘定資産の運用状況 (1) 資産の構成 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   占率   金額   占率 現預金・コールローン   5,361   6.2   5,764   5.9 買現先勘定   -   -   -   - 債券貸借取引支払保証金   -   -   -   - 買入金銭債権   153   0.2   119   0.1 商品有価証券   -   -   -   - 金銭の信託   8,909   10.4   13,807   14.1 有価証券   68,535   79.8   74,199   75.6 公社債   21,345   24.8   24,765   25.2 株式   -   -   -   - 外国証券   45,171   52.6   46,530   47.4 公社債   45,020   52.4   45,637   46.5 株式等   151   0.2   892   0.9 その他の証券   2,018   2.3   2,904   3.0 貸付金   -   -   -   - 不動産   6   0.0   5   0.0 繰延税金資産   591   0.7   720   0.7 その他   2,360   2.7   3,536   3.6 貸倒引当金   △0   △0.0   △0   △ 0.0 合計   85,918   100.0   98,152   100.0 うち外貨建資産   44,334   51.6   44,364   45.2 (注)不動産については建物の金額を計上しております。 (2) 資産運用関係収益 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 利息及び配当金等収入   2,017   2,138 預貯金利息   56   44 有価証券利息・配当金   1,950   2,082 貸付金利息   -   - 不動産賃貸料   -   - その他利息配当金   9   11 商品有価証券運用益   -   - 金銭の信託運用益   -   786 売買目的有価証券運用益   -   - 有価証券売却益   7   47 国債等債券売却益   0   2 株式等売却益   -   - 外国証券売却益   7   45 その他   -   - 有価証券償還益   0   3 金融派生商品収益   -   - 為替差益   -   3,330 貸倒引当金戻入額    -   0 その他運用収益   0   0 合計   2,024   6,306 (3) 資産運用関係費用 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 支払利息   1   8 商品有価証券運用損   -   - 金銭の信託運用損   9   - 売買目的有価証券運用損   -   - 有価証券売却損   549   209 国債等債券売却損   64   61 株式等売却損   -   - 外国証券売却損   484   147 その他   -   - 有価証券評価損   -   - 国債等債券評価損   -   - 株式等評価損   -   - 外国証券評価損   -   - その他   -   - 有価証券償還損   0   1 金融派生商品費用   65   104 為替差損   732   - 貸倒引当金繰入額   0   - 貸付金償却   -   - 賃貸用不動産等減価償却費   -   - その他運用費用   42   17 合計   1,401   341 (4) 資産運用に係わる諸効率 ①  資産別運用利回り (単位:%) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 現預金・コールローン   △1.29   3.80 買現先勘定   -   - 債券貸借取引支払保証金   -   - 買入金銭債権   0.98   0.96 商品有価証券   -   - 金銭の信託   △0.13   7.30 有価証券   1.30   7.80 うち公社債   0.67   1.44 うち株式   -   - うち外国証券   1.77   11.93 貸付金   -   - 不動産   -   - 一般勘定計   0.79   7.17 うち海外投融資   1.51   11.86 (注) 1 利回り計算式の分母は帳簿価額ベースの日々平均残高、分子は経常損益中、資産運用収益-資産運用費用として算出した利回りであります。 2 海外投融資とは、外貨建資産と円建資産の合計であります。 ②  売買目的有価証券の評価損益 (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 貸借対照表計上額   当期の損益に 含まれた評価損益   貸借対照表計上額   当期の損益に 含まれた評価損益 売買目的有価証券   6,677   △43   8,020   30 (注) 本表には、金銭の信託等の売買目的有価証券を含んでおります。 ③  有価証券の時価情報(売買目的有価証券以外の有価証券のうち時価のあるもの) (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 帳簿 価額   時価   差損益   うち 差益   うち 差損   帳簿 価額   時価   差損益   うち 差益   うち 差損 満期保有目的の債券   -   -   -   -   -   -   -   -   -   - 責任準備金対応債券   45,627   42,488   △3,139   60   3,199   49,174   45,224   △3,949   47   3,996 子会社・関連会社株式   -   -   -   -   -   -   -   -   -   - その他有価証券   25,731   25,293   △437   142   580   31,720   30,931   △789   133   922 公社債   5,301   5,159   △142   5   147   4,964   4,710   △254   3   258 株式   -   -   -   -   -   -   -   -   -   - 外国証券   16,006   15,729   △276   122   399   17,883   17,410   △472   118   591 公社債   15,855   15,578   △276   122   399   16,996   16,518   △478   113   591 株式等   151   151   -   -   -   886   892   5   5   0 その他の証券   2,028   2,018   △9   13   23   2,948   2,904   △44   9   54 買入金銭債権   161   153   △7   -   7   130   119   △11   -   11 譲渡性預金   -   -   -   -   -   -   -   -   -   - その他   2,233   2,232   △1   1   2   5,793   5,787   △6   0   6 合計   71,358   67,782   △3,576   203   3,779   80,895   76,155   △4,739   180   4,919 公社債   21,487   20,471   △1,016   13   1,030   25,019   23,204   △1,815   8   1,823 株式   -   -   -   -   -   -   -   -   -   - 外国証券   45,448   42,906   △2,541   174   2,716   47,002   44,141   △2,861   161   3,023 公社債   45,297   42,755   △2,541   174   2,716   46,116   43,249   △2,867   156   3,023 株式等   151   151   -   -   -   886   892   5   5   0 その他の証券   2,028   2,018   △9   13   23   2,948   2,904   △44   9   54 買入金銭債権   161   153   △7   -   7   130   119   △11   -   11 譲渡性預金   -   -   -   -   -   -   -   -   -   - その他   2,233   2,232   △1   1   2   5,793   5,787   △6   0   6 (注) 1 本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでおります。 2 金銭の信託のうち売買目的有価証券以外のものを含んでおり、当事業年度末におけるその帳簿価額、差損益は、それぞれ、5,793億円、△6億円であります。 ・市場価格のない株式等および組合等の帳簿価額 該当事項はありません。 ④  金銭の信託の時価情報 (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 貸借対照 表計上額   時価   差損益   うち差益   うち差損   貸借対照 表計上額   時価   差損益   うち差益   うち差損 金銭の信託   8,909   8,909   △1   126   128   13,807   13,807   798   896   98 (注) 1 本表記載の時価相当額の算定は、金銭の信託の受託者が合理的に算出した価格によっております。 2 差損益には当期の損益に含まれた評価損益を記載しております。 3. 経常利益等の明細(基礎利益) (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 基礎収益   35,316   38,214 保険料等収入   29,992   31,233 資産運用収益   2,017   2,307 うち利息及び配当金等収入   2,017   2,138 その他経常収益   2,940   29 その他基礎収益(a)   366   4,644 基礎費用   34,435   37,407 保険金等支払金   31,773   27,161 責任準備金等繰入額   68   8,783 資産運用費用   117   28 事業費   900   870 その他経常費用   204   209 その他基礎費用(b)   1,371   353 基礎利益  A   881   806 キャピタル収益   1,379   4,518 金銭の信託運用益   -   786 売買目的有価証券運用益   -   - 有価証券売却益   7   47 金融派生商品収益   -   - 為替差益   -   3,330 その他キャピタル収益(c)   1,371   353 キャピタル費用   1,703   4,950 金銭の信託運用損   9   - 売買目的有価証券運用損   -   - 有価証券売却損   549   209 有価証券評価損   -   - 金融派生商品費用   65   104 為替差損   732   - その他キャピタル費用(d)   345   4,636 キャピタル損益  B   △324   △432 キャピタル損益含み基礎利益  A+B   557   374 臨時収益   -   0 再保険収入   -   - 危険準備金戻入額   -   - 個別貸倒引当金戻入額   -   0 その他臨時収益(e)   -   - 臨時費用   57   82 再保険料   -   - 危険準備金繰入額   36   75 個別貸倒引当金繰入額   0   - 特定海外債権引当勘定繰入額   -   - 貸付金償却   -   - その他臨時費用(f)   20   7 臨時損益  C   △57   △82 経常利益 A+B+C   499   291 (参考) その他基礎収益等の内訳 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) その他基礎収益(a)   366   4,644 投資信託の解約損益   0   - 外貨建保険契約に係る市場為替レート変動の影響額   -   4,096 保険商品対応のための通貨スワップ及び金利スワップ取引に係る受取・支払利息の額   345   519 再保険取引に係る金銭の信託等にて留保する資産より生じる影響額   -   20 既契約再保険解約に係る再保険料の額   20   7 その他基礎費用(b)   1,371   353 為替に係るヘッジコスト   59   117 マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額変動の影響額   430   236 外貨建保険契約に係る市場為替レート変動の影響額   866   - 再保険取引に係る金銭の信託等にて留保する資産より生じる影響額   14   - ①基礎利益への影響額 (a)-(b)   △1,004   4,290 その他キャピタル収益(c)   1,371   353 為替に係るヘッジコスト   59   117 マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額変動の影響額   430   236 外貨建保険契約に係る市場為替レート変動の影響額   866   - 再保険取引に係る金銭の信託等にて留保する資産より生じる影響額   14   - その他キャピタル費用(d)   345   4,636 投資信託の解約損益   0   - 外貨建保険契約に係る市場為替レート変動の影響額   -   4,096 保険商品対応のための通貨スワップ及び金利スワップ取引に係る受取・支払利息の額   345   519 再保険取引に係る金銭の信託等にて留保する資産より生じる影響額   -   20 ②キャピタル損益への影響額(c)-(d)   1,025   △4,283 その他臨時収益(e)   -   - 既契約の出再に伴う損益   -   - その他臨時費用(f)   20   7 既契約再保険解約に係る再保険料の額   20   7 ③臨時損益への影響額(e)-(f)   △20   △7 4. 保険業法に基づく債権の状況 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   -   - 危険債権   -   - 三月以上延滞債権   -   - 貸付条件緩和債権   -   - 小計   -   - (対合計比)   (-)   (-) 正常債権   4,540   6,952 合計   4,540   6,952 (注) 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始又は再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権であります。 2 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権であります((注)1に掲げる債権を除く。) 3 三月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三月以上遅延している貸付金であります。((注)1及び(注)2に掲げる債権を除く。) 4 貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金であります。((注)1から3に掲げる債権を除く。) 5 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、(注)1から4までに掲げる債権以外のものに区分される債権であります。 5. 特別勘定の状況 (1) 特別勘定資産残高の状況 (単位:億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   金額 個人変額保険   104   119 個人変額年金保険   2,215   1,242 団体年金保険   -   - 特別勘定計   2,320   1,362 (2) 個人変額保険(特別勘定)の状況 ①  保有契約高 (単位:千件、億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 件数   金額   件数   金額 変額保険(有期型)   -   -   -   - 変額保険(終身型)   25   2,293   23   2,127 合計   25   2,293   23   2,127 (注) 個人変額保険の保有契約高には、一般勘定で運用されるものを含んでおります。 ②  年度末個人変額保険特別勘定資産の内訳 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   構成比   金額   構成比 現預金・コールローン   0   0.4   0   0.4 有価証券   104   99.5   118   99.6 公社債   -   -   -   - 株式   -   -   -   - 外国証券   -   -   -   - 公社債   -   -   -   - 株式等   -   -   -   - その他の証券   104   99.5   118   99.6 貸付金   -   -   -   - その他   0   0.1   0   0.0 貸倒引当金   -   -   -   - 合計   104   100.0   119   100.0 ③  個人変額保険特別勘定の運用収支状況 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額   金額 利息配当金等収入   31   15 有価証券売却益   -   - 有価証券償還益   -   - 有価証券評価益   -   26 為替差益   -   - 金融派生商品収益   -   - その他の収益   -   - 有価証券売却損   -   - 有価証券償還損   -   - 有価証券評価損   36   - 為替差損   -   - 金融派生商品費用   -   - その他の費用   0   0 収支差額   △4   41 (3) 個人変額年金保険(特別勘定)の状況 ①  保有契約高 (単位:千件、億円) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 件数   金額   件数   金額 個人変額年金保険   120   5,731   83   3,522 (注) 1 個人変額年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものであります。 2 個人変額年金保険の保有契約高には、一般勘定で運用されるものを含んでおります。 ②  年度末個人変額年金保険特別勘定資産の内訳 (単位:億円、%) 区分   前事業年度末 (2025年3月31日)   当事業年度末 (2026年3月31日) 金額   構成比   金額   構成比 現預金・コールローン   37   1.7   19   1.6 有価証券   2,170   98.0   1,217   97.9 公社債   -   -   -   - 株式   -   -   -   - 外国証券   48   2.2   2   0.2 公社債   -   -   -   - 株式等   48   2.2   2   0.2 その他の証券   2,122   95.8   1,214   97.7 貸付金   -   -   -   - その他   7   0.4   6   0.5 貸倒引当金   -   -   -   - 合計   2,215   100.0   1,242   100.0 ③  個人変額年金保険特別勘定の運用収支状況 (単位:億円) 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額   金額 利息配当金等収入   205   80 有価証券売却益   -   - 有価証券償還益   -   - 有価証券評価益   -   74 為替差益   -   - 金融派生商品収益   -   - その他の収益   -   - 有価証券売却損   -   - 有価証券償還損   -   - 有価証券評価損   252   - 為替差損   -   - 金融派生商品費用   -   - その他の費用   21   32 収支差額   △68   123

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開示資料

出典

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