本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

横浜冷凍

Yokohama Reito Co.,Ltd.2874 · Prime · 卸売業

冷蔵倉庫事業と食品販売・通関事業を展開。物流と商流の一体化が強み。

概要

横浜冷凍は1948年創業の冷蔵倉庫業大手である。横浜港を拠点に全国に物流センターを展開し、水産品・畜産品・農産品の低温保管、加工・販売、通関業務を一貫して提供する。2025年9月期の連結売上高は1256億円、従業員数1804人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

冷蔵倉庫事業と食品販売事業が収益の二本柱

横浜冷凍の事業は、冷蔵倉庫事業と食品販売事業の二つが中心である。冷蔵倉庫事業では、水産品や農畜産品の冷蔵・冷凍保管、荷役サービスを提供し、2025年9月期の売上高は377億円、営業利益74億円と過去最高を記録した。食品販売事業では、水産品・畜産品・農産品の加工・販売を行い、同878億円の売上高、12億円の営業利益を計上した。このほか不動産賃貸等の事業も手がける。

タイやベトナムを含むグループ企業体制

横浜冷凍は、連結子会社4社、非連結子会社4社、関連会社1社で構成される。タイのTHAI YOKOREI CO.,LTD.やベトナムのBEST COLD CHAIN CO.,LTD.など海外拠点を持ち、日本国内ではパックス冷蔵(株)などを傘下に置く。これらの子会社も冷蔵倉庫や食品販売を手がけ、グループ全体で低温物流ネットワークを形成する。

売上高1256億円、営業利益率3.3%の財務体質

2025年9月期の連結業績は、売上高1256億円(前期比2.7%増)、営業利益42億円(同8.8%減)、経常利益37億円(同23.9%減)、当期純利益20億円(同49.7%減)であった。冷蔵倉庫事業は増収増益だったが、食品販売事業はコスト増で減益。営業活動によるキャッシュフローは111億円、設備投資に167億円を投じた。

2030年に向けたサステナビリティビジョン

横浜冷凍は「ヨコレイ事業ビジョン2030」「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」を掲げ、2026年9月期を最終年度とする中期経営計画「繋ぐ力」を推進する。冷蔵倉庫事業では「スマートコールドサービス」、食品販売事業では「目利き力」を強化。労働力不足や環境規制に対応し、持続的な成長を目指す。

業界の中での役割は低温物流サービス兼食品商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,256億円
営業利益
42億円
営業利益率
3.3%
純利益
20億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
食品販売事業878億円70.0%12億円1.4%
冷蔵倉庫事業377億円30.0%74億円19.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品産業(水産・畜産・農産品の保管・加工・販売)主力

水産品・農畜産品の冷蔵・冷凍保管サービスを提供。併せて、食品の加工・販売(食品販売事業)や通関業務も行い、低温物流の一貫サービスを提供。

主な製品・サービス3
冷蔵倉庫サービス
水産品・農畜産品等の低温保管(冷蔵・冷凍)。温度管理された倉庫で品質を保持。
加工食品
水産品・農畜産品の加工品。自社加工または仕入れにより販売。
通関サービス
輸出入貨物の通関手続き代行。食品の国際物流を支援。

02不動産賃貸等その他

自社保有不動産の賃貸等。

製品と技術

冷蔵・冷凍倉庫サービス:温度帯別の保管と荷役

主力の冷蔵倉庫事業では、水産品や農畜産品を対象に、冷蔵(約0~10℃)から冷凍(-20℃以下)、超低温(-50℃以下)まで多温度帯の保管サービスを提供する。大井川工場のように超低温室と加工場を併設した拠点もあり、入出庫・荷役作業も含めた一貫サービスが強み。2025年9月期の保管・荷役収入は302億円に達した。

食品販売事業:水産・畜産・農産品の目利き販売

食品販売事業では、水産品(ホタテ、サバ、イワシ、サーモン、マグロなど)、畜産品(チキン、ポーク、ビーフ)、農産品(イモ類、ネギ、キャベツ)を扱う。国内外の生産者ネットワークを活かした「目利き力」で旬の食材を調達し、加工・販売する。2025年9月期の売上高は878億円。地域・品目ごとに収益変動が大きく、サバ豊漁やホタテ好調が寄与した一方、サンマやマグロは減益となった。

通関業務と国際物流支援

横浜冷凍は通関事業も手がけ、輸出入貨物の通関手続きを代行する。食品の国際物流において、冷蔵倉庫での保管・荷役と組み合わせたシームレスなサービスを提供。横浜港をはじめとする主要港湾での実績を持ち、顧客の国際取引を物流面で支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

冷凍倉庫の老舗、安定収益だが低成長

横浜冷凍は冷凍・冷蔵倉庫事業を主力とする老舗企業。売上高1,200億円超で業界内で安定したポジション。2024年9月期営業利益率3.76%と過去より低下傾向。同業のリョーサン菱洋や高千穂交易とはビジネスが異なり、倉庫業は設備投資負担が大きい。飲食料品需要は安定しているが、倉庫需給緩和や電力費高騰が課題。

強み

  • 長年の運営実績と顧客基盤を持ち、業界内で確固たる地位を築く。
  • 食品需要は景気変動の影響を受けにくく、安定収益が見込める。
  • 主要拠点に倉庫を保有し、広域な物流サービスを提供。
  • 冷凍食品販売や物流加工など、周辺事業で収益源を多様化。

課題

  • 営業利益率が低下傾向で、設備投資負担と競争激化が原因。
  • 冷凍倉庫の供給過剰により、保管料の値下げ圧力が生じる。
  • 電力コストや人件費上昇が収益を圧迫し、価格転嫁が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が横浜冷凍

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19025鴻池運輸1,635億円10.7倍
29068丸全昭和運輸1,495億円11.1倍
39010富士急行1,434億円3.9倍
42146UTグループ1,395億円19.9倍
59037ハマキョウレックス1,395億円12.7倍
62874横浜冷凍1,302億円41.1倍
79039サカイ引越センター1,272億円14.1倍
89304澁澤倉庫1,258億円18.5倍
99090AZ-COM丸和ホールディングス1,214億円16.9倍
109008京王電鉄941億円10.8倍
119310日本トランスシティ934億円13.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

冷凍水産物販売で創業、1953年に社名変更

1948年5月、冷凍水産物の販売、輸出ならびに冷凍食料品の冷蔵保管業務を主目的として横浜冷凍企業株式会社を設立。当初は水産物の冷凍販売が中心であった。1953年11月、社名を横浜冷凍株式会社に変更し、冷蔵倉庫事業への本格進出の基盤を固めた。

東証2部上場と名古屋・東京工場の完成

1962年12月、東京証券取引所市場第2部に上場。これを機に設備投資を加速し、1965年3月に名古屋工場、同年9月に東京工場を完成させた。首都圏と中部圏に冷蔵倉庫網を整備し、全国展開の足がかりを築いた。

九州・東北への拠点拡大とタイ子会社設立

1981年11月に鹿児島工場、1985年9月に鳥栖工場、1988年5月に大井川工場(超低温室・加工場併設)、同年9月に八戸工場を完成。1989年12月にはタイにTHAI YOKOREI CO.,LTD.を設立し、初の海外生産拠点を確保した。1991年3月には東証1部に指定され、企業規模が拡大した。

2000年代の物流センター建設ラッシュ

2003年8月、鶴ヶ島・伊勢原・横浜・加須第二の各物流センターを完成。2008年5月に鳥栖第二物流センター、2009年には北港・鹿児島・喜茂別・石狩第二・都城第二など多数の物流センターを相次いで竣工した。同時期に子会社の取得・設立も進め、冷蔵倉庫容量を大幅に増強した。

ノルウェー事業への進出と撤退

2016年3月、ノルウェーのSyvde Eiendom AS、Fjordlaks Aqua ASなどの株式を取得し、水産加工・養殖事業に進出。しかし同年中にこれらの株式を譲渡し、連結子会社から除外した。ノルウェー事業への挑戦は短期間で終了したが、海外事業拡大の試みとして位置づけられる。

プライム市場移行と中期経営計画「繋ぐ力」

2022年、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行。同年、2030年に向けた「ヨコレイ事業ビジョン2030」と「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」を策定。2023年10月からは中期経営計画「繋ぐ力」(2026年9月期まで)を開始し、冷蔵倉庫と食品販売の両軸で成長を目指す。

年表20件を開く

1940年代

  • 1948年5月創業冷凍水産物の販売、輸出ならびに冷凍食料品の冷蔵保管業務を事業の主目的として横浜冷凍企業株式会社の社名にて設立

1950年代

  • 1953年11月社名を横浜冷凍株式会社と変更

1960年代

  • 1962年12月上場東京証券取引所市場第2部に上場
  • 1965年3月名古屋工場完成、同時に名古屋営業所を開設
  • 1965年9月東京工場完成

1980年代

  • 1981年11月鹿児島工場完成、同時に鹿児島営業所を開設
  • 1985年9月鳥栖工場完成
  • 1988年5月大井川工場(超低温室、加工場併設)完成
  • 1988年9月八戸工場完成
  • 1989年12月THAI YOKOREI CO.,LTD.(現・連結子会社)設立

1990年代

  • 1991年3月東京証券取引所市場第1部に指定
  • 1991年10月M&A箱崎工場(福岡市)を有する子会社東部横冷(株)を吸収合併 バンパコン物流センター(THAI YOKOREI CO.,LTD.)完成
  • 1994年2月福岡物流センター、石狩物流センター完成
  • 1998年3月東京第二工場完成
  • 1999年2月大阪舞洲工場完成

2000年代

  • 2003年8月鶴ヶ島物流センター完成 伊勢原物流センター完成 横浜物流センター完成 加須第二物流センター完成
  • 2008年5月鳥栖第二物流センター完成
  • 2008年12月(株)セイワフード((株)クローバートレーディング)の株式を取得
  • 2009年6月(株)アライアンスシーフーズ設立 北港物流センター完成 鹿児島物流センター完成 ワンノイ物流センター(THAI YOKOREI CO.,LTD.)完成 BEST COLD CHAIN CO.,LTD.(現・連結子会社)設立 喜茂別物流センター完成 YOKOREI CO.,LTD.(現YOKOREI(THAILAND)CO.,LTD.)設立 ワンノイ物流センター2号棟(THAI YOKOREI CO.,LTD.)完成 石狩第二物流センター完成 都城第二物流センター完成 バンパコン第2物流センター(THAI YOKOREI CO.,LTD.)完成 パックス冷蔵(株)(現・連結子会社)の株式を取得

2010年代

  • 2016年3月M&ASyvde Eiendom AS(現Hofseth Property AS)の株式を取得 HIYR AS設立 Fjordlaks Aqua AS(現Hofseth Aqua AS)の株式を取得 十勝第三物流センター完成 ヨコレイ十勝ソーティングスポット完成 Aqua Shipping AS設立(2019年11月 Hofseth Aqua ASを存続会社とする吸収合併により消滅)幸手物流センター完成 東京羽田物流センター完成 Aspoy ASの株式を取得 名港物流センター完成(株)アライアンスシーフーズ及び(株)クローバートレーディングを吸収合併 つくば物流センター完成 福岡ISLAND CITY物流センター完成 株式譲渡によりSyvde Eiendom AS(現Hofseth Property AS)を連結子会社から除外 気仙沼ソーティングスポットⅡ完成 平戸アイスファクトリー完成 株式譲渡によりHIYR AS、Hofseth Aqua AS及びAspoy ASを連結子会社から除外 東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 ちばリサーチパー

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2025年9月期まで118,000百万円
  • 営業利益2025年9月期まで4,800百万円
  • 経常利益2025年9月期まで4,600百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2025年9月期まで3,000百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中長期ビジョンの策定と推進

    2030年に向けた「ヨコレイ事業ビジョン2030」及び「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」を掲げ、環境問題への対応と持続的な企業成長を両立するサステナビリティへの取り組みを推進する。

  2. 02

    新・中期経営計画の実行

    2026年9月を最終年度とする新・中期経営計画(第II期)「繋ぐ力」に基づき、冷蔵倉庫事業では高品質な物流によるスマートコールドサービスの提供、食品販売事業では国内外の生産者ネットワークを活かした目利き力の強化、経営基盤では生産性向上による成長加速を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,804人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は597万円で、9期前と比べて+7.5%平均年齢は36.6歳、平均勤続年数は12.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月1,489
2017年9月1,558
2018年9月1,630
2019年9月55635.811.91,657
2020年9月53936.111.71,722
2021年9月54235.911.81,652
2022年9月54836.412.01,639
2023年9月57036.912.31,658
2024年9月60136.612.11,736265
2025年9月59736.612.21,804233

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率51.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
岡山CONNECT物流センター — 岡山県岡山市8,610百万円
"
東京羽田物流センター — 東京都大田区7,229百万円
"
恵庭スマート物流センター — 北海道恵庭市6,476百万円
"
ちばリサーチパーク物流センター — 千葉県千葉市5,853百万円
"
ベンルック物流センター — Ben Luc Long An, VIETNAM5,661百万円
十勝フードバレー物流センター — 北海道河西郡芽室町4,715百万円
"
福岡ISLAND CITY物流センター — 福岡県福岡市4,442百万円
"
つくば物流センター — 茨城県つくば市4,127百万円
"
名港物流センター — 名古屋市港区3,999百万円
"
東京第二物流センター — 東京都品川区3,338百万円
"
ほか23件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は1,256億円営業利益42億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.7%、利益が-8.7%。

売上高
+2.7%
1,256億円
営業利益
-8.7%
42億円
純利益
-48.7%
20億円
営業利益率
3.3%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高1,250億円1,256億円
営業利益70億円42億円
純利益63億円20億円
1株あたり配当¥27¥27

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は337億円、営業利益は21億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−5.6%、営業利益は+75.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q30662.05
2023年3Q357123.411
2023年4Q266−130
2024年1Q333175.113
2024年2Q287113.83
2024年4Q603183.023
2025年2Q634304.717
2025年4Q622121.93
2026年2Q642416.428
2026年3Q337216.20

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は1,111億円から1,256億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月1,111122
2013年9月1,1873823
2014年9月1,4174118
2015年9月1,5484025
Syvde Eiendom AS(現Hofseth Property AS)の株式を取得 HIYR AS設立 Fjordlaks Aqua AS(現Hofseth Aqua AS)の株式を取得 十勝第三物流センター完成 ヨコレイ十勝ソーティングスポット完成 Aqua Shipping AS設立(2019年11月 Hofseth Aqua ASを存続会社とする吸収合併により消滅)幸手物流センター完成 東京羽田物流センター完成 Aspoy ASの株式を取得 名港物流センター完成(株)アライアンスシーフーズ及び(株)クローバートレーディングを吸収合併 つくば物流センター完成 福岡ISLAND CITY物流センター完成 株式譲渡によりSyvde Eiendom AS(現Hofseth Property AS)を連結子会社から除外 気仙沼ソーティングスポットⅡ完成 平戸アイスファクトリー完成 株式譲渡によりHIYR AS、Hofseth Aqua AS及びAspoy ASを連結子会社から除外 東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 ちばリサーチパー
2016年9月1,4865329
2017年9月1,5905434
2018年9月1,7185433
2019年9月1,4004934
2020年9月1,1503723
2021年9月1,0982836
2022年9月1,1085033
2023年9月1,25641−107
2024年9月1,22346483.839
2025年9月1,25642373.320

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高1,256億円のうち、営業利益として残るのは42億円3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.8%1,115億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.9%99億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
3.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.6pt
2.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが111億円、投資CFが−167億円で、差し引きのフリーCFは−56億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は33億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月35−618−2627
2013年9月70−4053062
2014年9月−3−128113−13144
2015年9月42−7728−3539
2016年9月61−250203−18952
2017年9月−69−112191−18164
2018年9月120−25398−13329
2019年9月274−156−11311834
2020年9月169−16910041
2021年9月133−123−211032
2022年9月63−33−383024
2023年9月40−191166−15139
2024年9月135−17936−4432
2025年9月111−16756−5633

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は2,090億円。このうち返さなくてよい自己資本が824億円で、自己資本比率は38.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月90955635360.8
2013年9月97658239459.1
2014年9月1,14259654651.5
2015年9月1,18962356651.6
2016年9月1,45263082242.7
2017年9月1,7376971,04039.4
2018年9月1,8687891,07941.5
2019年9月1,79280698643.7
2020年9月1,79980099943.2
2021年9月1,78883095845.8
2022年9月1,78484893646.8
2023年9月1,8837331,15038.2
2024年9月2,0307991,23238.5
2025年9月2,0908241,26638.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
37億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
419億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,266億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中135位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中261位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.7%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,197で、1年前と比べて+91.5%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥2,197+1.1%1ヶ月+8.7%1年+91.5%時価総額1,302億円
過去52週の値幅
安値¥1,160高値¥2,713

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)41.1倍
PER (会社予想)20.6倍
PBR1.53倍
配当利回り1.23%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月でほぼ横ばい(0.9955%上昇)ですが、前日比6.08%高の2,232円と上昇しました。25日線(2,143円)は約4%上回り、75日線(2,092円)も上抜けています。52週高値(2,713円)からは約18%下の位置です。8月14日には出来高が61万株と急増し、その後も高水準が続いており、買い意欲の強さがうかがえます。RSIは58.9と中立からやや強気圏です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは39.55倍で業界平均の18.22倍を大きく上回り、PBRは1.45倍と平均1.26倍を超過。配当利回りは1.28%で同平均2.92%を下回る。ROEは2.49%と低く、収益性の改善が見られない。直近決算では減益傾向にあり、特に営業利益の減少が続いている。予想PERは19.8倍と低下見込みだが、現時点では株価が高く、割高に評価されている。

指標この会社業種平均
PER (実績)41.1倍17.9倍
PER (予想)20.6倍
PBR1.53倍1.24倍
ROE2.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、冷凍倉庫の需給バランスと稼働率の動向。強気派は、外食・中食需要の回復で冷凍食品の流通が増え、倉庫需要が堅調とみる。また、保管料の値上げや物流効率化で収益改善の余地があると指摘。一方、弱気派は、大型設備投資による減価償却負担や、競争激化による保管料の低下を懸念。過去に減損損失を計上した実績もあり、収益の不安定さが嫌気される。株価は1年で約2倍に上昇しており、バリュエーションの高さも議論の的。

プラスに働く材料7
  • 需要の底堅さ

    冷凍食品の需要拡大で冷凍倉庫の稼働率が高い水準で推移。

  • 料金改定の余地

    物流費上昇を背景に保管料の引き上げが可能かもしれない。

  • 物流効率化の効果

    デジタル化で倉庫運営の効率が向上し利益が改善する可能性。

  • 株価が1年で96%上昇する強いモメンタム継続影響

    1年間でほぼ倍増の2076円、上昇トレンドが継続している

  • 売上高1256億円に回復し増収通年影響

    売上高1223→1256億円と増収、前期並みの水準を回復

  • 大型赤字から黒字定着への転換決算発表後影響

    純損益は-107→39→20億円と黒字を維持、2023年度の大型赤字から回復

  • 外国人持株比率10.35%の需給支え継続影響

    外国人持株比率10.35%は中長期マネーの下支え

マイナスに働く材料7
  • 過剰設備の懸念

    各社が倉庫を増設しており、需給が緩む恐れがある。

  • 減損リスク

    過去に固定資産の減損損失を計上、投資回収に時間がかかる。

  • バリュエーション過熱

    株価が1年で大幅上昇し、PERが39倍と割高感がある。

  • 純利益が20億円と前期比半減通年影響

    純利益39→20億円と19億円減、収益水準が大きく低下

  • 営業利益も42億円へ減少通年影響

    営業利益46→42億円と4億円減、コスト増が利益を圧迫

  • PER38.8倍と割高感が強い継続影響

    時価総額1230億円に対し純利益20億円、PER約38.8倍と高水準

  • ROE2.49%と資本効率が低い継続影響

    ROE2.49%は資本コストを大きく下回り、PBR1.43倍の下支えが弱い

次の決算で確かめる点
倉庫稼働率
収益の柱である保管料収入の変動要因。
保管料単価
価格競争の影響を測る指標。
設備投資額
今後の減価償却費や供給圧力の目安。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.23%。

年間配当
¥27
1株あたり
配当利回り
1.23%
いまの株価に対して
配当性向
46.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月2039.0
2017年9月200.037.3
2018年9月2315.054.9
2019年9月230.049.1
2020年9月230.023.4
2021年9月230.051.0
2022年9月230.041.9
2023年9月244.3
2024年9月240.036.5
2025年9月240.046.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ15,900人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.6%を占め、残る50.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他40.143.439.936.339.239.2
金融機関29.926.527.928.427.525.6
事業法人19.518.718.418.418.424.0
外国法人9.910.311.815.614.010.3
証券会社0.61.22.01.40.80.8
自己株式0.50.40.20.40.30.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社松岡9.98
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.56
03GOLDMAN,SACHS & CO.REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)4.50
04第一生命保険株式会社3.72
05株式会社横浜銀行3.67
06農林中央金庫2.49
07横浜冷凍従業員持株会2.42
08株式会社八丁幸2.38
09株式会社サカタのタネ1.72
10横浜振興株式会社1.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+772%、1株純資産は14期で+28%。直近期のROEは2.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月41,0680.4149.0111.9
2013年9月451,1154.118.146.9
2014年9月351,1363.122.977.6
2015年9月491,1854.219.348.7
2016年9月571,1994.818.939.0
2017年9月641,2995.216.537.3
2018年9月601,3224.615.454.9
2019年9月581,3364.317.949.1
2020年9月401,3213.022.923.4
2021年9月611,3914.514.551.0
2022年9月561,4164.015.641.9
2023年9月−1831,222
2024年9月671,3285.214.236.5
2025年9月341,3682.536.246.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2025/9期の役員報酬は総額280百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉川俊雄取締役会長81228,000
古瀬健児代表取締役社長6358,000
越智孝次常務取締役 内部監査室長6557,000
吉川尚孝常務取締役 事業総合企画本部長 兼 販売事業本部長 中期経営計画推進委員長5137,000
岡田洋取締役 販売戦略管理部長5427,000
池田浩人取締役 販売事業本部副本部長6523,000
星野義明取締役 ダイヤモンド十勝(株)取締役副社長6418,000
吉田郷取締役 管理本部長 兼 人事部長 兼 人材開発センター長 気候関連担当 中期経営計画推進副委員長629,000
酒井基次取締役738,000
堀合洋祐取締役723,000
本田光宏取締役653,000
坂本順子取締役541,000
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢保有株数
井上啓造常勤監査役694,000
奥田康一郎常勤監査役56
宗像久男監査役756,000
市川裕介監査役67
川原法男取締役 冷蔵事業本部長 パックス冷蔵(株)代表取締役社長615,000
阿部広康取締役 総合企画部長514,000
名執雅子取締役65

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)811649535321927
社外監査役637376
社外取締役424246

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容407字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び関係会社9社(連結子会社4社、非連結子会社4社及び関連会社1社)により構成され、冷蔵倉庫事業、水産品・畜産品・農産品などの食品販売事業及び通関事業を主な事業内容とし、他に不動産賃貸等の事業を営んでおります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け、ならびにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 冷蔵倉庫事業………当社及び関係会社において、水産品・農畜産品などの冷蔵・冷凍保管事業及びそれに付帯する事業を営んでおります。 食品販売事業………当社及び関係会社において、水産品・農畜産品などの加工・販売並びに輸出入及びそれに付帯する事業を営んでおります。 通関事業……………当社において、通関事業を営んでおります。 その他………………当社において、不動産賃貸等の事業を営んでおります。 以上の事業の系統図は次のとおりであります。 ◎ 連結子会社
経営方針・対処すべき課題1,214字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループ「会社は社会の公器であり、利益は奉仕の尺度である」の企業理念のもと、「人」「もの」「地球」に優しい食品流通のエキスパートとして、冷蔵倉庫事業と食品販売事業を行い、顧客・株主・従業員・地域社会等すべてのステークホルダーの信頼と期待に応えられる経営を目指します。 (2) 経営環境 経営環境については、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(1) 業績」の項目をご参照ください。 (3) 中長期的な会社の経営戦略等 当社グループを取り巻く事業環境は、人口減少による労働力不足、原材料やエネルギー価格高騰、物価の上昇による節約志向など厳しい状況が続いています。 冷蔵倉庫事業においては施設の老朽化問題やフロンガス規制をはじめとする環境規制の厳格化などの課題があります。 食品販売事業においては為替相場の急激な変動、気候変動や世界人口増加による食資源の枯渇化に伴う食資源獲得競争などの課題があります。 以上のような事業環境において環境問題が年々深刻化しており、地球環境への配慮と、持続的な企業成長を両立したサステナビリティへの積極的な取り組みが求められています。 このような状況のなか、当社グループは2030年に向けた中長期的方向性「ヨコレイ事業ビジョン2030」及び「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」を掲げました。 また、実現に向けた第2ステージとして2026年を最終年度とする新・中期経営計画(第Ⅱ期:2023年10月〜2026年9月)「繋ぐ力」を定め各重点施策に取り組んでおります。 実現に向けた第2ステージとして、2026年を最終年度とする新・中期経営計画(第Ⅱ期:2023年10月~2026年9月)「繋ぐ力」を策定しました。本中期経営計画を達成するために、冷蔵倉庫事業は「積み重ねてきた高品質な物流で国内外の課題を解消し、お客様へスマートコールドサービスを提供」、食品販売事業は「国内外(グローバル)の生産者とのネットワークを活かし、目利き力により旬や美味しさをお客様へ」、それを支える経営基盤として「生産性を向上させ事業の成長スピードを加速化させる」を方針とします。 以上の方針により、次期の業績見通しは、売上高118,000百万円、営業利益4,800百万円、経常利益4,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,000百万円を見込んでおります。 なお、新・中期経営計画(第Ⅱ期)の2026年度目標は、2025年11月13日公表の「中期経営計画の見直しに関するお知らせ」に基づく数値に変更しております。
事業等のリスク2,885字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)気候変動(地球温暖化)のリスクについて 温暖化をはじめとする気候変動により、冷蔵倉庫事業では、気温上昇による庫内を冷却するための動力費(電気料金)の増加や、温暖化規制に伴う電気料金の値上げが業績に影響を及ぼす可能性があります。食品販売事業では、自然環境の変化やウイルス・病害虫の発生などによる、漁獲量、生産量の減少や飼料コスト上昇に伴う養殖水産物、畜産物の調達コスト上昇により商品の調達及び供給に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは気候変動に関するリスクと機会を重要な経営課題であると認識し、2020年10月に策定した「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」において「明るい食の未来へ ~ヨコレイは食の安定供給により、持続可能な社会に貢献します~」を掲げ、地球環境に配慮した事業の推進に注力しています。 TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言へ賛同を行い、気候変動による影響をリスクと機会から評価し、会社の持続的な成長実現の鍵となるテーマ「マテリアリティ」の1つに「地球環境との共生」を位置づけ、将来の事業成長に向けて活動を一層拡大しています。現在の具体的な取り組みとしては、冷蔵倉庫事業では、エネルギー消費量の削減と再生可能エネルギーの使用量や自然冷媒冷凍機へのさらなる移行促進を図ることで、2030年までに温室効果ガス排出量を40%削減(2015年比)し、自然冷媒導入率をさらに85%以上とする定量目標を策定しました。 (2)自然災害のリスクについて 台風、豪雨、洪水、地震などの大規模自然災害により、冷蔵倉庫事業では、施設・設備等への被害と修繕コストの増加や、物流機能の停止により業績に影響を及ぼす可能性があります。食品販売事業では、水産物の漁獲量・養殖生産量、農畜産物の収穫の減少により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、社員の安全確保と業務の継続のために、災害BCPを策定し、危機管理体制を整えています。また、災害に強い冷蔵倉庫の建設など、対策を講じています。 (3)経済状況及び事業環境に関するリスクについて 経済状況及び事業環境に変化が発生することで、食品販売事業では、商品調達価格の高騰や消費の低迷により、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、業界の再編等が業績に影響を及ぼす可能性があります。冷蔵倉庫事業では、荷主の在庫管理の強化による保管量減少が、業績に影響を及ぼす可能性があります。一方で、冷凍食品の需要増加等による保管需要が増加し、保管場所の供給が不足する可能性があります。 (4)商品の価格変動に関するリスクについて 当社グループは海外の人口爆発や食生活の変化に伴う資源の争奪戦等によって調達・販売価格が大きく変動した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、商品の調達先・生産拠点の新規開拓や養殖事業の強化を行って調達先を分散化するだけでなく、在庫の適正化を行いリスクの分散を図っています。 (5)固定資産に関するリスクについて 事業環境の変化や自然災害等の発生により、収益の低下や固定資産の減損・処分が生じた場合、当社グループの業績に重要な影響を与える可能性があります。 (6)IT(システム)に関するリスクについて 当社グループの冷蔵倉庫事業及び食品販売事業は、全国オンラインシステムを通じて業務を実施しています。災害による機器障害や、不正アクセス・コンピュータウイルスによる攻撃等による業務システムの停止やネットワークの寸断・情報の流出により、お取引先へのサービスの提供や業務運営が困難となり、当社グループの経営に重要な影響を与える可能性があります。そのため当社グループでは管理本部傘下のシステム管理部が、定期的なサーバーのリニューアルや適切なセキュリティ対策等の実施を行っています。 (7)海外展開に関するリスクについて 当社グループは海外戦略について、集中リスクを回避するために調達・販売ルートを拡張し、コスト競争力の 観点から委託加工の拡大を図り、需給ギャップに留意した取引を目指して積極的な展開を行っています。また、海外取引相手との関係強化や資源の安定的な調達のため、顧客企業や協力会社等に対し、貸付金を含めた投融資を行っています。投融資実行後は、販売戦略管理部を通じて経営計画、予実分析、決算等の重要な報告事項は当社取締役会で定期的に報告を受けております。また、保有投資有価証券に関しては、定期的に取締役会等でモニタリングおよび投資有価証券の保有可否の検討を実施しております。しかし、事業を行う各国においてテロの発生及びその国の政情の悪化、経済状況の変動、予期せぬ法律・規制の変更又は日本との法律・規制の違いによるトラブル等があった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8)為替変動に関するリスクについて 当社グループにおいて商品や原材料の輸出入取引は主要事業の一部であり、外貨建取引については為替変動リスクにさらされることになります。これらのリスクを軽減するために、為替予約取引を利用していますが、当該取引ではカバーできないほどの急激な為替変動があった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)人材の確保・育成に関するリスクについて 当社グループの冷蔵倉庫事業では、社員が庫内作業を行う「社員オペレーション」が大きな特徴であり、強みでもあります。そのため優秀な人材の確保・育成が重要となりますが、国内の少子高齢化と人口減少による人材採用・確保の競争激化により、人材の確保・育成ができなければ冷蔵倉庫事業継続が困難となり業績に影響を及ぼす可能性があります。そのため人材の確保・育成については通年で計画的に行いながら、長期的な冷蔵倉庫建設計画の策定や社内教育制度の強化を行っています。また、女性を含め、多様な人材が働きやすい職場づくりの推進や省人化・自動化システムの積極的な導入等により、リスクへの対策を進めています。 (10)商品の品質・安全性に関するリスクについて 当社グループは、製品の品質クレーム・トラブルによって、顧客からの信頼が低下した場合、事業に大きな影響を及ぼす可能性があります。一方で顧客満足度が向上した場合、当社のブランドへの信頼を獲得することができます。 当社グループは品質基本方針を設け、経営者およびすべての社員が方針に基づいて行動しています。また、食品品質管理室による管理や、品質管理教育体制の強化を行い、安全で高品質な商品・サービスを継続して提供できるよう心掛けています。
経営成績の分析 (MD&A)4,692字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1) 業績 当連結会計年度(2024年10月1日〜2025年9月30日)における我が国の経済は、インバウンド需要の増加や雇用・所得環境の改善等により、景気の緩やかな回復基調が続いております。一方で、継続的な物価上昇やエネルギーコストの高止まり、米国の通商政策への懸念等、依然として先行きは不透明な状況です。 当社グループが関わる食品関連業界においては、原材料価格の高騰や人件費、物流費の上昇に加え、値上げに対する消費者の節約志向の高まりにより、厳しい状況が続いております。 このような状況のなか、2026年を最終年度とする新・中期経営計画(第Ⅱ期)「繋ぐ力」を策定し、冷蔵倉庫事業では「積み重ねてきた高品質な物流で国内外の課題を解消し、お客様へスマートコールドサービスを提供」、食品販売事業では「国内外の生産者とのネットワークを活かし、目利き力により旬や美味しさをお客様へ」を方針とし、各種重点施策に取り組んでまいりました。 その結果、当社グループの当連結会計年度の連結経営成績は、売上高125,563百万円(前期比2.7%増)、営業利益4,238百万円(前期比8.8%減)、経常利益3,658百万円(前期比23.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,978百万円(前期比49.7%減)となりました。 ①冷蔵倉庫事業 当連結会計年度は増収増益となりました。 前期に竣工した国内3ヵ所の物流センターに加え、当期に竣工した国内2ヵ所及びベトナム1ヵ所の物流センターに係る減価償却費の負担や、人件費・動力費などの上昇によるコスト増など、利益を下押しする要因もありました。しかしながら、前期から高い在庫水準が続いており、入庫量・出庫量・在庫量のいずれも前期を上回ったことで、保管料収入及び荷役料収入はいずれも増収となりました。併せて、料金改定や業務効率化による生産性向上の結果、コスト増を吸収して増収増益を確保しました。 連結子会社であるタイヨコレイにおいても、入庫量・出庫量ともに増加し、第3四半期以降は主力の畜産品や果汁などの在庫が増加したことにより増収増益となりました。 以上の結果、冷蔵倉庫事業の業績は、売上高37,724百万円(前期比7.4%増)、営業利益7,436百万円(前期比3.3%増)となり、冷蔵倉庫事業セグメントの売上高及び営業利益はともに過去最高を更新しました。 ②食品販売事業 当連結会計年度は増収減益となりました。 売上高、売上総利益とも、前期実績を上回りましたが、年間を通して、運賃、保管料等のコスト増を吸収しきれず増収ながら減益となりました。 水産品は九州及び西日本の前浜におけるイワシ・サバ等の豊漁により取扱量が増加し、増収増益を確保しました。ホタテは海外需要の拡大を背景に引き続き好調に推移しました。一方で鮭鱒類はノルウェーサーモンの取扱増があったものの、北海道での秋鮭の水揚げ不振の影響により減益となりました。また、東日本で取扱ったサンマは在庫調整が必要となり減益、マグロは米国向け関税の影響で輸出数量が減少し減収減益となるなど、地域・品目ごとに明暗が分かれる結果となりました。 畜産品は総じて売上高が減少したものの、チキンは組織効率化の取り組みにより大幅な増益を達成しました。ポークは猛暑の影響で国内での買付けが難航し減益となりましたが、ビーフはホテル需要の回復を受けてわずかながら増益となりました。 農産品は天候不順や水不足の影響で収穫量が減少したことで、主力であるイモ類の取扱いも減少しました。この減少分をネギやキャベツで補ったものの、農産品全体としては売上・利益ともにわずかに減少しました。 以上の結果、食品販売事業の業績は、売上高87,807百万円(前期比0.8%増)、営業利益1,217百万円(前期比17.4%減)となりました。 (2) キャッシュ・フロー 主要項目   前連結会計年度 (自 2023年10月1日  至 2024年9月30日)   当連結会計年度 (自 2024年10月1日  至 2025年9月30日)   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)   13,471   11,087   △2,384 投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円)   △17,913   △16,734   1,178 財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円)   3,628   5,633   2,005 現金及び現金同等物の増減額(百万円)   △766   △99   666 連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の  増減額(百万円)   -   206   206 現金及び現金同等物の期末残高(百万円)   3,161   3,268   106 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ106百万円増加の3,268百万円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況と主な内容は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、11,087百万円の資金の増加(前年同期は、13,471百万円の資金の増加)となり、その主な内容は税金等調整前当期純利益4,447百万円、減価償却費8,263百万円、棚卸資産の減少額1,831百万円、利息及び配当金の受取額1,097百万円等の資金の増加と、法人税等の支払額4,573百万円等の資金の減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、16,734百万円の資金の減少(前年同期は、17,913百万円の資金の減少)となり、その主な内容は投資有価証券の売却による収入2,621百万円等の資金の増加と、有形固定資産の取得による支出19,185百万円等の資金の減少によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、5,633百万円の資金の増加(前年同期は、3,628百万円の資金の増加)となり、その主な内容は金融機関からの借入の純増額17,170百万円の資金の増加と、短期社債の償還による支出10,000百万円、配当金の支払額1,418百万円等の資金の減少によるものです。 生産、受注及び販売の実績 (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2024年10月1日    至  2025年9月30日)   前年同期比(%) 冷蔵倉庫事業(百万円)   保 管 ・ 荷 役  他       30,261     108.5 食品販売事業(百万円)   水 産 品   畜 産 品   農 産 品 ・ 他   小 計     53,988 14,699 931 69,619     102.2 98.1 56.2 100.2 そ   の   他(百万円)   18   52.9 合 計(百万円)   99,899   102.6 (注)1.冷蔵倉庫事業生産実績は冷凍事業原価、食品販売事業生産実績は商品仕入高及び商品加工費用の合計額を示 しております。 2. セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 受注実績 当社は受注生産を行っておりません。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2024年10月1日    至  2025年9月30日)   前年同期比(%) 冷蔵倉庫事業(百万円)   保 管   荷 役   運 送 取 扱 ・  他   小 計       18,712 7,542 11,469 37,724     106.6 106.4 109.4 107.4 食品販売事業(百万円)   水 産 品   畜 産 品   農 産 品 ・ 他   小 計     70,157 16,083 1,566 87,807     102.2 94.0 117.2 100.8 そ   の   他(百万円)   31   52.5 合 計(百万円)   125,563   102.7 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 (2)  財政状態の分析 ①総資産 総資産は、前連結会計年度末に比べ6,007百万円増加し、209,034百万円となりました。これは主に、有形固定資産が8,159百万円増加したこと、商品が1,834百万円、その他(未収消費税)が533百万円減少したこと等によるものです。 ②負債総額 負債総額は、前連結会計年度末に比べ3,461百万円増加し、126,616百万円となりました。これは主に、借入金が17,204百万円増加したこと、社債が10,000百万円、未払法人税等が2,841百万円減少したこと等によるものです。 ③純資産 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,546百万円増加し、82,417百万円となりました。 (3) キャッシュ・フローについての分析 キャッシュ・フローの分析については、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(2)キャッシュ・フロー」の項目をご参照ください。 (4) 経営成績の分析 経営成績の分析及びセグメント別の分析については、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(1)業績」の項目をご参照ください。 (5) 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3.事業等のリスク」の項目をご参照ください。 (6) 資本の財源及び資金の流動性 ①資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要は、主として商品仕入の他、販売費及び一般管理費等にかかるものです。 また、設備資金需要は、主として冷蔵倉庫の建設及び改修等にかかるものです。 投資資金需要は、主として海外事業への投資にかかるものです。 ②財務政策 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,268百万円となっております。 運転資金につきましては、主として営業収入及び短期借入でまかなうこととしておりますが、流動性及び機動性の補完を図るため、主要取引銀行との間で総額12,000百万円のコミットメントライン契約を締結しております。 設備資金・投資資金は、主として内部資金及び長期借入金、社債等により調達しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。