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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

東鉄工業

TOTETSU KOGYO CO.,LTD.1835 · Prime · 建設業

JR東日本を主要顧客とする鉄道・建築工事主体の総合建設会社。保線機械製造・環境事業も展開。

概要

東鉄工業は、鉄道・道路・トンネル・橋梁などの鉄骨・鉄筋工事を主力とする建設会社である。JR東日本を主要得意先とし、線路・駅舎・橋梁などの鉄道インフラ整備に強みを持つ。2025年3月期の売上高は1,600億円、営業利益155億円、従業員数1,921人。東京証券取引所プライム市場に上場(1962年11月)。本社は東京都新宿区。グループは連結子会社5社と関連会社1社で構成される。

JR東日本を軸とする鉄道土木・建築の二本柱

当社の事業は土木事業と建築事業が二本柱である。土木事業では線路・橋梁・トンネルなどの鉄道関連土木工事を手がけ、建築事業では駅舎・ビルなどの建築工事を手がける。主要得意先は東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)であり、同社からの受注が売上の大部分を占める。施工の一部は連結子会社である東鉄メンテナンス工事株式会社(土木)および東鉄創建株式会社(建築)に発注される。鉄道の安全・安定輸送を支えるため、大規模地震対策工事、ホームドア設置に伴うホーム改良工事、駅設備の改良工事などに積極的に取り組む。売上高は一貫して増加傾向にあり、2025年3月期には1,600億円に達した。

保線機械から環境事業まで多岐にわたるその他事業

その他事業として、商業ビル等の賃貸事業、発電事業・緑化事業等の環境事業を営む。連結子会社の東鉄機工株式会社は保線機械の製作及び検査修繕を、興和化成株式会社は鉄道関連製品(レール締結装置、信号機部品等)の製造販売を手がける。関連会社の株式会社日本線路技術は鉄道コンサルタント事業を展開する。環境事業では太陽光発電による売電のほか、鉄道沿線・駅周辺の緑化活動を推進。これらの多角化により、鉄道工事以外の分野でも収益源を確保している。

5社の子会社と関連会社で構成するグループ体制

当社グループは、当社及び連結子会社5社(東鉄メンテナンス工事、全溶、東鉄創建、東鉄機工、興和化成)と、関連会社1社(日本線路技術)で構成される。子会社は各々得意分野を持ち、当社の施工を補完する。東鉄メンテナンス工事と全溶は土木工事の一部を、東鉄創建は建築工事の一部を受注。東鉄機工と興和化成は鉄道関連機械・部品を供給し、日本線路技術は技術コンサルティングを提供する。当社はこれらグループ会社と「三位一体の経営」を掲げ、人事交流や資機材共同購入などを通じて総合力を高めている。

売上高1,600億円超、増収増益を続ける財務基盤

当社の売上高は長期的に拡大傾向にある。2013年3月期の872億円から、2025年3月期には1,600億円へと約1.8倍に増加。営業利益は2025年3月期に155億円、純利益は116億円に達した。2026年3月期計画では売上高1,630億円、営業利益176億円、純利益128億円を見込む。2021年3月期から2023年3月期にかけては新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に減収となったが、その後回復し、増収基調に戻っている。利益率は営業利益率で約10%前後を維持している。

業界の中での役割は総合建設業(鉄道・建築主体)+鉄道関連製品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,630億円
営業利益
176億円
営業利益率
10.8%
純利益
128億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01鉄道・交通(土木事業)主力

主にJR東日本を主要得意先として、鉄道関連の土木工事(線路、橋梁、トンネル等)の企画・設計・施工・監理を行う。子会社東鉄メンテナンス工事、株式会社全溶に一部工事を発注。

主要顧客東日本旅客鉄道株式会社

02建築(建築事業)主力

主にJR東日本を主要得意先として、駅舎・ビル等の建築工事の企画・設計・施工・監理を行う。子会社東鉄創建に一部工事を発注。

主要顧客東日本旅客鉄道株式会社

03不動産・環境・その他(その他事業)準主力

商業ビル等の賃貸、発電事業・緑化事業等の環境事業、子会社東鉄機工による保線機械の製作・検査修繕、興和化成による鉄道関連製品の製造販売、関連会社日本線路技術による鉄道コンサルタント事業等を展開。

主な製品・サービス5
保線機械の製作・検査修繕
レール・枕木等の保守点検・交換作業に用いる機械の製造と点検修理。
鉄道関連製品の製造・販売
レール締結装置、信号機部品等の鉄道用部品の製造・販売。
発電事業(環境事業)
再生可能エネルギー(太陽光等)による発電・売電。
緑化事業
鉄道沿線・駅周辺の緑化、環境保全活動。
鉄道コンサルタント
鉄道計画・設計・施工監理等の技術コンサルティング。

製品と技術

保線機械の製作と検査修繕

子会社東鉄機工株式会社は、鉄道の保守点検・交換作業に用いる保線機械の製作と検査修繕を手がける。具体的には、レールや枕木の交換・締固め作業を自動化する大型機械を製造する。これらの機械は省人化と作業効率向上に貢献し、鉄道各社から高い評価を得ている。また、定期的な点検・修理サービスも提供し、機械の長寿命化を支援。当社グループの鉄道工事においても、自社製機械を活用することで施工の品質と安全性を高めている。

鉄道関連製品の製造販売

興和化成株式会社は、レール締結装置や信号機部品など、鉄道用の各種部品を製造・販売する。レール締結装置は、レールと枕木を固定する重要な部品であり、列車走行の安全性に直結する。信号機部品は、鉄道運行管理システムの一部として欠かせない。同社は長年にわたりJR東日本をはじめとする鉄道事業者に製品を納入しており、高い信頼性と品質で知られる。製品は新線建設時のほか、既設線のメンテナンス需要にも対応している。

発電事業と環境保全活動

当社は環境事業の一環として、再生可能エネルギーによる発電事業(太陽光発電)を展開し、売電収入を得ている。また、鉄道沿線や駅周辺の緑化事業にも取り組み、環境保全に貢献。TCFD提言に沿ったCO₂削減目標を掲げ、2050年度カーボンニュートラル実現に向けてZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の推進にも注力する。これらの活動は、ESG戦略の一環として位置づけられ、企業価値向上につなげている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

鉄道・土木インフラで強み、首都圏中心の内需型

同社は鉄道工事やトンネル・土木など社会インフラ整備を主要事業とし、首都圏を中心に安定した受注基盤を持つ。同業のショーボンドホールディングスやミライト・ワンと比較すると、売上規模は中位に位置するが、鉄道関連の特殊技術に強みを持つ点で差別化を図る。近年は売上高が増加し、営業利益率も改善傾向にあり、公共投資や老朽化対策の需要を取り込んでいる。一方、海外展開は限定的で内需依存度が高く、建設業界の人手不足や資材価格上昇が課題となっている。

強み

  • 鉄道構造物の改修や新設に特化し、高い技術力で安定的な受注を確保。
  • 人口集中地域での需要に支えられ、公共工事中心の安定した事業ポートフォリオ。
  • 売上拡大とともに営業利益率が上昇し、生産性向上への取り組みが奏功。
  • 国内インフラ老朽化対策が追い風となり、中長期の需要が見込める。

課題

  • 国内市場中心で海外成長の取り込みが弱く、国内投資減少時の影響を受けやすい。
  • 建設業界全体で技能労働者不足が深刻化し、労務費上昇や工期遅延の懸念がある。
  • 鋼材やセメント等の価格上昇が利益を圧迫し、価格転嫁が課題となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が東鉄工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
29960東テク1,643億円12.3倍
31926ライト工業1,629億円13.1倍
41968太平電業1,605億円13.0倍
51952新日本空調1,518億円11.7倍
61835東鉄工業1,430億円10.6倍
71879新日本建設1,406億円8.8倍
85715古河機械金属1,378億円11.0倍
99551メタウォーター1,350億円14.6倍
109699ニシオホールディングス1,337億円11.3倍
111961三機工業1,281億円46.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

建設業法登録から商号変更までの創業期(1949〜1953年)

1949年10月、建設業法に基づく建設大臣登録を完了し、建設会社としての基盤を整えた。1950年7月には電気工事を事業目的に追加し、同年8月には新橋・上野・八王子の3支店を統合して東京支店を設置。1952年7月、商号を東鉄工業株式会社に変更した。翌1953年3月、本店を東京都千代田区神田仲町に移転。1958年10月には工事用資材の製造販売を事業目的に追加し、事業領域を徐々に広げていった。この時期は戦後復興期にあたり、鉄道インフラの整備需要を取り込む準備が進められた。

上場と支店網の拡大(1962〜1978年)

1962年11月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。1963年8月には本店を新宿区市谷砂土原町に移転した。1970年代に入ると支店網の整備が加速。1970年2月に建材事業部を設置し、同年6月に仙台営業所を仙台支店に昇格。1970年8月に建築支店、1972年6月に横浜支店、1978年6月には大阪支店を設置した。1972年10月には東京証券取引所市場第一部に指定替えとなり、資本市場での評価を高めた。1974年3月には建設業法改正に伴い大臣許可を取得し、事業の安定性を確保した。

子会社設立による事業多角化(1985〜2000年)

1985年2月、子会社株式会社トーコーリホーム(現東鉄創建)を設立し、建築分野での施工能力を強化。1987年9月に株式会社トーコーサービス千葉、1989年9月に株式会社トーコー相模、1990年8月に株式会社トーコーエステートと相次いで子会社を設立した。1994年4月には仙台支店を東北支店、静岡支店を東海支店に改称。同年9月に株式会社トーコー大宮、2000年6月に株式会社トーコー高崎を設立。1990年11月には大阪支店を廃止するなど、採算性を考慮した組織再編も行った。1997年4月には鉄道支店を新設し、鉄道工事専門の体制を構築した。

組織再編と本社移転(2001〜2005年)

2001年4月、東京支店と鉄道支店を統合し、新たに埼玉支店を設置。2001年10月には子会社トーコーエステートを吸収合併し、不動産事業を整理。2003年7月、事業本部制を導入し、管理本部・安全品質技術本部・線路本部・土木本部・建築本部の5本部体制とした。同年10月、三和機工株式会社(現東鉄機工)の全株式を取得し子会社化。2003年11月には東京支店を東京土木支店と東京線路支店に分割、建築支店を東京建築支店に改称。2004年7月には八王子支店、新潟支店を設置。2005年1月、本社を現在の東京都新宿区信濃町に移転した。

環境事業参入と内部統制強化(2005〜2008年)

2005年6月、環境関連事業を事業目的に追加し、新たな収益の柱として育成を開始。2006年1月に経営企画本部、同年6月に環境事業本部を設置した。2005年10月には子会社を東鉄機工、東鉄メンテナンス工事、東鉄創建の3社に再編し、グループの事業を明確化。2007年4月には東海支店を営業所に縮小、同年12月には内部統制本部を設置し、コンプライアンス体制を強化。2008年4月には宇都宮支店を営業所に改めるとともに、研修施設を「東鉄技術学園」と改称し、人材育成に注力した。

長期ビジョン策定と持続的成長への転換(2024年以降)

2024年に創業80周年を迎え、2043年の創業100周年を見据えた長期ビジョン「TOTETSU VISION 100」を策定。交通インフラメンテナンスのリーディングカンパニーを目指すとし、5つの戦略(安全、受注、生産性向上、人材、ESG)を軸とするアクションプラン2029を開始した。3つの重点事業領域(JR東日本および公営・民間鉄道、鉄道近接工事関連、公共事業体および民間事業者)を中心に事業拡大を図る。2025年3月期の売上高1,600億円、営業利益155億円を達成し、2026年3月期も増収増益を見込む。

年表45件を開く

1940年代

  • 1949年10月建設業法により建設大臣登録(イ)第146号の登録を完了。(以後2年ごとに更新)

1950年代

  • 1950年7月電気工事を事業目的に追加。
  • 1950年8月M&A新橋、上野、八王子の3支店を統合し東京支店を設置。
  • 1952年7月商号変更商号を東鉄工業株式会社に変更。
  • 1953年3月本店を東京都千代田区神田仲町1丁目5番地に移転。
  • 1958年10月工事用資材の製造販売を事業目的に追加。

1960年代

  • 1962年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1963年8月本店を東京都新宿区市谷砂土原町2丁目7番地に移転。

1970年代

  • 1970年2月M&A砕石、砂利事業所、コンクリート工場を統合し建材事業部を設置。
  • 1970年6月仙台営業所を改め仙台支店を設置。
  • 1970年8月建築支店を設置。
  • 1971年7月不動産に関する業務を事業目的に追加。
  • 1971年10月宅地建物取引業法により東京都知事免許(1)第19956号を取得。(以後3年ごとに更新)
  • 1972年6月横浜支店を設置。
  • 1972年10月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 1974年3月建設業法の改正により建設大臣許可(特般―48)第3502号を取得。(以後3年ごとに更新)
  • 1978年6月大阪支店を設置。

1980年代

  • 1985年2月子会社 株式会社トーコーリホーム(現 東鉄創建株式会社)(現 連結子会社)を設立。
  • 1987年2月静岡営業所を改め静岡支店を設置。
  • 1987年9月子会社 株式会社トーコーサービス千葉を設立。
  • 1989年9月子会社 株式会社トーコー相模を設立。

1990年代

  • 1990年8月子会社 株式会社トーコーエステートを設立。
  • 1990年11月大阪支店を廃止。
  • 1994年4月仙台支店を東北支店に、静岡支店を東海支店にそれぞれ改称。
  • 1994年9月子会社 株式会社トーコー大宮を設立。
  • 1997年4月鉄道支店を設置。

2000年代

  • 2000年6月子会社 株式会社トーコー高崎を設立。
  • 2001年4月M&A東京支店と鉄道支店を統合し東京支店を設置。
  • 2001年4月埼玉支店を設置。
  • 2001年10月M&A株式会社トーコーエステートを吸収合併。
  • 2001年11月子会社 株式会社トーコー山の手(現 東鉄メンテナンス工事株式会社)(現 連結子会社)を設立。
  • 2002年4月子会社 株式会社トーコーサービス千葉の商号を株式会社トーコー千葉に改称。
  • 2003年7月建材事業部を開発事業部に改称。
  • 2003年7月事業本部制を導入。管理本部、安全・品質・技術本部、線路本部、土木本部、建築本部の5本部を設置。
  • 2003年10月M&A三和機工株式会社(現 東鉄機工株式会社)(現 連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2003年11月東京支店を東京土木支店と東京線路支店に分割し、建築支店を東京建築支店に改称。
  • 2004年7月M&A八王子支店、新潟支店を設置、開発事業部を本社に統合し事業開発部に改称。
  • 2005年1月本社を東京都新宿区信濃町34番地に移転。
  • 2005年6月環境関連事業を事業目的に追加。
  • 2005年10月東鉄機工株式会社、東鉄メンテナンス工事株式会社、東鉄創建株式会社の3社に子会社を再編。
  • 2006年1月経営企画本部を設置。
  • 2006年6月環境事業本部を設置。
  • 2007年4月東海支店を営業所に組織改正。
  • 2007年12月内部統制本部を設置、安全・品質・技術本部を安全・技術本部に改称。
  • 2008年4月宇都宮支店を営業所に組織改正、東鉄研修センターの名称を東鉄技術学園に改称。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2029年3月期まで1,900億円以上
  • ROE2029年3月期まで10%以上
  • DOE2029年3月期まで3%以上
  • CO2排出量削減率(2023年度比)2030年度までScope1+2▲42%、Scope3▲25%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3つの重点事業領域への展開

    JR東日本および公営・民間鉄道向けに安全・高品質・低コストを追求し、鉄道近接工事など鉄道関連分野で特殊資格と技術力を活かし、公共事業体や民間事業者に対しても鉄道工事で磨いた施工力を提供して社会インフラ全体の課題解決に貢献する。

  2. 02

    DXと人的投資による経営基盤強化

    IT・AIなどの新技術を積極的に取り入れ、DXによる安全確保と生産性向上に取り組む。過去最大規模の人的投資を実施し、人材育成と働きやすい環境整備を進めることで「強靭でレジリエントな組織力」を高める。

  3. 03

    三位一体経営の推進

    当社とグループ会社・協力会社との一体経営・共存共栄を強化し、施工体制の維持・向上を図る。三位一体で顧客ニーズに応え、地域社会の活性化に貢献する。

  4. 04

    長期ビジョン「TOTETSU VISION 100」の実現

    2043年に「交通インフラメンテナンスのリーディングカンパニー」を目指し、安全・受注・生産性向上・人材・ESGの5つの戦略を軸に取り組む。創業80周年を経て100周年に向けたジャンプを図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,921人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は954万円で、9期前と比べて+11.6%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,781
2018年3月1,808
2019年3月85541.013.01,835
2020年3月86540.013.01,856
2021年3月85140.013.01,866
2022年3月82040.013.01,856
2023年3月83640.014.01,883
2024年3月86041.014.01,853
2025年3月89841.014.01,864832
2026年3月95440.014.01,921916

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率95.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都新宿区157億円
土木事業 建築事業 その他
東京土木支店・東京線路支店・東京建築支店 — 東京都豊島区1,566百万円
埼玉支店 — 埼玉県さいたま市大宮区1,293百万円
水戸支店 — 茨城県水戸市844百万円
本社等 — 東京都 豊島区他799百万円
その他
横浜支店 — 神奈川県横浜市西区690百万円
千葉支店 — 千葉県千葉市中央区671百万円
本社等 — 東京都 練馬区他504百万円
土木事業
八王子支店 — 東京都八王子市409百万円
高崎支店 — 群馬県高崎市388百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東鉄機工㈱
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東鉄メンテナンス工事㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東鉄創建㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    興和化成㈱
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権86.0%
  • 国内
    ㈱全溶
    東京都練馬区 · 連結子会社
    議決権76.0%
  • 国内
    ㈱日本線路技術
    東京都足立区 · 持分法適用会社
    議決権22.0%
  • 国内
    東日本旅客鉄道㈱(注)2
    東京都渋谷区 · その他の関係会社
    議決権22.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,630億円営業利益176億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.9%、利益が+13.5%。

売上高
+1.9%
1,630億円
営業利益
+13.5%
176億円
純利益
+10.3%
128億円
営業利益率
10.8%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,670億円1,630億円
営業利益180億円176億円
純利益130億円128億円
1株あたり配当¥152¥152

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は296億円、営業利益は21億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.3%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q46340
2024年1Q24472.95
2024年2Q322237.117
2024年3Q3583810.627
2024年4Q49434
2025年2Q620416.632
2025年4Q98011411.684
2026年2Q657639.645
2026年4Q97311311.683
2027年1Q296217.117

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は872億円から1,630億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は10.8%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8725739
2014年3月1,0948953
2015年3月1,1619665
2016年3月1,26812785
2017年3月1,30613796
2018年3月1,312133100
2019年3月1,34712789
2020年3月1,460153107
2021年3月1,32914397
2022年3月1,1477653
2023年3月1,2479579
2024年3月1,41812183
2025年3月1,6001551609.7116
2026年3月1,63017618210.8128

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,630億円のうち、営業利益として残るのは176億円10.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は128億円、売上の7.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.8%1,349億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.4%105億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.8%176億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.5pt
10.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
7.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
10.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが52億円、投資CFが−49億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は206億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月328−740159
2014年3月25−7−818168
2015年3月35−4−1131187
2016年3月21−8−2213178
2017年3月36−16−2520174
2018年3月27−14−2813158
2019年3月61−17−3344169
2020年3月81−44−3037175
2021年3月211−37−32174317
2022年3月31−58−32−27258
2023年3月−90−5017−140136
2024年3月48−371611164
2025年3月42−12−3630157
2026年3月52−49453206

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,038億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,340億円で、自己資本比率は65.1%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月80144935255.2
2014年3月91649642053.2
2015年3月1,02057144955.1
2016年3月1,14263051254.3
2017年3月1,22370352056.7
2018年3月1,27078148960.7
2019年3月1,35383751661.0
2020年3月1,45389455960.7
2021年3月1,41796844967.3
2022年3月1,36798538271.1
2023年3月1,4971,03546268.4
2024年3月1,6811,11556665.7
2025年3月1,8111,20860366.0
2026年3月2,0381,34069965.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
206億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,185億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
699億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率140社中30位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中89位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.2%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.8%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.1%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.9%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,960で、1年前と比べて-9.2%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥3,960-2.3%1ヶ月-3.5%1年-9.2%時価総額1,430億円
過去52週の値幅
安値¥3,870高値¥5,840

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PER (会社予想)10.5倍
PBR1.04倍
配当利回り3.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に3935円と前日比-5.64%下落し、年初来安値(52週安値)を更新した。25日線(4158円)を5%下回り、75日線(4453円)からの下落幅は12%に達する。RSIは41.7と弱含みで、出来高は24.3万株と急増し、投げ売りが出た。52週高値5840円からは33%下落しており、下落トレンド継続中。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは10.55倍(予想10.4倍)で業界平均14.08倍を下回り、PBRは1.02倍で平均1.51倍を下回る。ROE10.2%は健全で、配当利回り3.86%は業界平均3.48%を上回り、株主還元も良好。売上高は増加傾向にあり、業績も拡大している。ただし、ROEが10%台と特に高いわけではなく、成長の持続性には注意が必要。総合的に、収益・配当・成長のバランスから割安と判断できるが、過度な期待は禁物。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍14.4倍
PER (予想)10.5倍
PBR1.04倍1.55倍
ROE10.2%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社は、鉄道インフラ工事で高い収益性を示す。強気派は、堅調な業績(増収増益)と高水準の営業利益率(約10%)を評価し、今後も鉄道関連投資の拡大を背景に成長が続くと期待する。また、ROE10%超、PBR1倍台と安定した収益構造を持つ。一方、弱気派は、公共工事依存の高さや受注環境の変化に懸念を持つ。少子高齢化による鉄道投資の減少や、競争激化が収益を圧迫する可能性を指摘する。今後の受注動向と収益の持続性が焦点。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率9.69%と高く、純利益も拡大傾向

  • 増収基調

    売上高は1247億→1600億と順調に増加

  • 株主還元

    配当利回り3.86%と高く、株主への利益還元が厚い

  • 2026/3期営業利益176億円、前期比13.5%増通年影響

    営業利益は155億円から176億円に増加、営業利益率も9.69%から10.8%へ改善

  • 純利益128億円と2期連続で増益通年影響

    純利益は83億円→116億円→128億円と右肩上がりで増益基調が続く

  • PBR1.02倍で下値リスクが限定的継続影響

    PBR1.02倍、ROE10.2%で、株価が純資産水準に近く割安感がある

  • 配当利回り3.86%と高い株主還元継続影響

    1株配当は約152円、利回り3.86%で安定配当を求める買いが入りやすい

マイナスに働く材料7
  • 公共投資依存

    受注の多くがJR等の公共工事で、財政悪化時の縮小リスク

  • 将来の需要減

    人口減少で鉄道インフラ需要が長期的に減る可能性

  • 競合激化

    建設業界は競争が激しく、価格競争が利益率を圧迫

  • 外国人保有15.22%、金利変動で売られる可能性継続影響

    外国人保有比率15.22%は高く、グローバルな金利上昇時に持ち高調整売りが出やすい

  • 株価は1年で7.26%下落、需給が軟調通年影響

    株価は3935円で1年間に7.26%下落、短期的な下値不安が残る

  • 売上高の増収率1.9%と伸び悩み通年影響

    売上高は1600億円から1630億円へ1.9%増にとどまり、増収効果は限定的

  • 純利益の伸び率10.3%は営業利益13.5%に劣る通年影響

    営業利益が13.5%増の一方、純利益は10.3%増にとどまり、最終益が積み上がらない

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高の先行指標となるため
営業利益率
収益性の維持・向上を確認するため
鉄道関連受注比率
主要顧客の動向と依存度を測るため
手持ち工事高
1〜2年先の売上高を予測するための重要な指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり152で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは3.84%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥152
1株あたり
配当利回り
3.84%
いまの株価に対して
配当性向
45.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4819.0
2018年3月5820.821.7
2019年3月7834.533.7
2020年3月9319.232.8
2021年3月77−17.232.5
2022年3月8510.461.0
2023年3月928.246.7
2024年3月975.445.1
2025年3月13539.244.8
2026年3月15011.145.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥152

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,874人。区分でいちばん多いのは事業法人33.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.8%を占め、残る39.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人24.625.032.432.332.433.7
金融機関35.334.929.529.730.527.1
個人・その他21.823.022.823.022.722.3
外国法人17.615.814.713.912.715.2
自己株式4.64.64.44.44.44.4
証券会社0.71.30.61.11.71.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東日本旅客鉄道株式会社21.16
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.62
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.92
04日本電設工業株式会社3.01
05東鉄工業社員持株会2.40
06明治安田生命保険相互会社2.02
07第一建設工業株式会社1.52
08日本生命保険相互会社1.49
09みずほ信託銀行株式会社1.45
10ジェコス株式会社1.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+237%、1株純資産は14期で+211%。直近期のROEは10.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1111,2409.413.923.7
2014年3月1491,36911.412.817.4
2015年3月1841,58212.514.617.8
2016年3月2411,75514.414.417.8
2017年3月2721,97914.611.719.0
2018年3月2872,21813.611.421.7
2019年3月2572,39711.111.933.7
2020年3月3102,56112.59.432.8
2021年3月2812,77210.69.432.5
2022年3月1552,8215.514.761.0
2023年3月2302,9747.911.846.7
2024年3月2413,2087.812.545.1
2025年3月3363,47410.19.144.8
2026年3月3733,85210.214.445.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額304百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
前川忠生取締役会長7014,800
伊勢勝巳代表取締役社長 執行役員社長612,600
下村光取締役 専務執行役員 経営企画 本部長6510,800
飯塚博之取締役 常務執行役員 管理本部長626,000
小川永一取締役 常務執行役員 建築本部長、DX推進室副室長633,500
髙橋清孝取締役(非常勤)69
中山洋取締役(非常勤)72
深山美弥取締役(非常勤)54
玉川岳洋取締役(非常勤)58
新妻誠常勤監査役623,600
石川多賀子常勤監査役56
松井巖監査役723,200
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
山口浩司69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7125872223433
社外取締役853537
監査役1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容643字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社5社で構成され、その他関連会社1社とともに、主として建設業に関連した事業を展開しております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (土木事業) 当社は総合建設業を営んでおり、土木事業は、土木工事全般に関する、企画、設計、施工、監理等の事業を行っております。施工する工事の一部を連結子会社である東鉄メンテナンス工事株式会社及び株式会社全溶に発注しております。なお、その他の関係会社である東日本旅客鉄道株式会社は主要な得意先であります。 (建築事業) 当社は総合建設業を営んでおり、建築事業は、建築工事全般に関する、企画、設計、施工、監理等の事業を行っております。施工する工事の一部を連結子会社である東鉄創建株式会社に発注しております。なお、その他の関係会社である東日本旅客鉄道株式会社は主要な得意先であります。 (その他) 当社は、主に商業ビル等の賃貸事業及び発電事業・緑化事業等の環境事業を営んでおります。また、連結子会社である東鉄機工株式会社は保線機械の製作及び検査修繕等の事業を営んでおり、興和化成株式会社は鉄道関連製品の製造及び販売等の事業を営んでおります。なお、関連会社である株式会社日本線路技術は鉄道関連コンサルタント事業を営んでおります。 以上に述べた事項の概略図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,926字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 当社グループは、「経営理念」、「事業ビジョン」及び「コーポレートメッセージ」を次のとおり定めており、これを経営の基本方針として「持続的な成長」と中長期的な「企業価値の向上」を図ってまいります。 ①経営理念 ~安全はすべてに優先する~ 東鉄工業グループは、鉄道専門技術の特性を活かした総合建設業として、 安全で快適な交通ネットワークと社会基盤の創造に貢献いたします。 ②事業ビジョン ・鉄道の保守・改良など鉄道関連工事を中心とした交通インフラメンテナンスの リーディングカンパニーとして、・その高い専門的技術力と高品質な施工実績による信頼を基に、・健全なインフラの構築・維持及び良好な環境の創造と保全を通じて、・すべてのステークホルダーが安全・安心して暮らせる、地球環境に配慮した 社会創りに貢献するため、持続的成長を実現し、・専門プロ集団として、鉄道工事業界において「ナンバーワン」、建設業界において 「オンリーワン」であり続けます。 ③コーポレートメッセージ 「誠実で☆キラリと光る☆ナンバーワン&オンリーワン」 [誠  実  で]:[キラリと光る]:[ナンバーワン]:[オンリーワン]:    ステークホルダーから信頼される「誠実な経営」の推進「安全・安定輸送」を支えるスペシャリストとして、最高レベルの安全と品質を提供他社をはるかに凌駕する鉄道工事施工ノウハウでナンバーワン鉄道工事で磨いた高付加価値な施工力を活かし、社会インフラ全体の課題解決に、線路、土木、建築、環境の独自性と相互シナジーを発揮、建設業界におけるオンリーワン (2)経営環境、経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 わが国の経済の先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されますが、中東情勢や金融資本市場の変動、米国の通商政策動向による影響等に留意する必要があります。 建設業界を取り巻く環境は、民間住宅投資が持ち直し、政府建設投資・非住宅建設投資は引き続き増加を維持し、建設投資全体では前年度比増加となることが予測されております。 また、中長期的には安全・安心、利便性を求める社会的ニーズの高まりによって、安全対策、防災・減災、交通インフラの長寿命化などの当社グループの特徴を活かせる経営環境が続くものと思われます。さらに、鉄道関連においても、大規模地震に備えた耐震補強対策、激甚化する自然災害への対応として降雨防災対策、ホームドア等のバリアフリー設備の整備促進、新幹線大規模改修工事等、安全・安定輸送確保のニーズの拡大が見込まれております。 一方、技能労働者不足や働き方改革への対応が喫緊の課題となるなかで、当社グループ及び協力会社の人材確保のための賃上げや従業員のスキルアップに繋げる研修等、人的資本への積極的な投資を推進しつつ、施工体制を維持・強化していくとともに、サプライチェーンからの価格転嫁要請にも誠実に対応してまいります。 ①長期ビジョン 社会経済の変化のスパンが短期化し、価値観の多様化が進むこの時代に、当社グループは2024年に創業80周年を迎え、来る「創業100周年」を展望し、当社グループが結束して事業をより力強く推進するために「長期ビジョン」を策定いたしました。2043年に目指す姿を「交通インフラメンテナンスのリーディングカンパニー」と定め、その実現のために5つの戦略「安全戦略」「受注戦略」「生産性向上戦略」「人材戦略」「ESG戦略」を軸とした取組みを推進してまいります。 「事業ビジョン」にも定めている通り「安全・安心で地球環境に配慮した持続可能な社会の実現に貢献」することは当社グループの社会的使命であると認識しております。建設業界全体を取り巻く課題の深刻化など、外部環境の大きな変化はあるものの、すでに始まっているプロジェクトもあり、長期的な見通しは明るいと認識しております。時代の転換期を迎えた中で、「専門プロ集団」としての意識を今一度高めるよう従業員に対して「ギアチェンジ」を促すと共に、「鉄道工事で磨いた高付加価値な施工力」と、人材育成・技術開発への積極的な投資を通じて「強靭でレジリエントな組織力」を向上させてまいります。今こそ創業時の精神に立ち返り「経営基盤の徹底強化を通じて、安全と安心(安定)を守り抜く」ことで、すべてのステークホルダーと共に「持続的成長」を目指し「創業100周年に向けたJump」へ臨みます。 [長期ビジョン「TOTETSU VISION 100」] <当社グループの目指す姿>交通インフラメンテナンスのリーディングカンパニー <創業100周年に向けたJump>・鉄道工事業界においてナンバーワン、建設業界においてオンリーワンであり続ける・すべてのステークホルダーが安心して暮らせる社会創りに貢献するため持続的成長を実現 ②アクションプラン2029 創業100周年の目指す姿に向け、2024年より実施する具体的な重点施策として、長期ビジョンで定めた5つの戦略を軸とした『アクションプラン2029』を策定いたしました。「3つの重点事業領域」への積極的な展開、当社と当社グループ会社、協力会社との「三位一体の経営」をさらに推進することにより、東鉄工業グループ社員とその家族、協力会社の満足度向上を図ることで、顧客のニーズに応え、さらに、インフラを利用するお客様の幸せを通じて、地域社会の活性化に貢献してまいります。 その上で、資本コストや株価を意識した経営を推進し、中長期的な企業価値の向上を目指すとともに、すべてのステークホルダーと共に「持続的成長」を実現してまいります。 [成長に向けたストーリー] (a)「3つの重点事業領域」を中心に社会課題に寄与する事業拡大 「JR東日本および公営・民間鉄道」においては、これまで以上に「安全」「高品質」「低コスト」を実現させ「ナンバーワン」をゆるぎないものといたします。東日本全体の鉄道インフラのライフサイクルの担い手として、更なる事業拡大を目指してまいります。「鉄道近接工事など鉄道関連分野」においては、各地の老朽化対応ニーズの高まりを捉え、当社グループが持つ特殊資格と技術力を、大規模工事や自治体が委託発注する道路等の線路交差部の工事など、難易度の高い工事に展開してまいります。「公共事業体および民間事業者」においても、インフラ老朽化対応の需要が拡大しており、鉄道工事で磨いた高付加価値な施工力を活かし、交通インフラの長寿命化、災害時の緊急対応など、社会インフラ全体の課題解決に寄与する会社として「オンリーワン」の存在感を発揮し、成長につなげてまいります。 (b) 経営基盤の徹底強化と「三位一体の経営」の推進 「鉄道の安全・安定輸送」を支えるスペシャリストとして、IT、AIなど新技術を積極的に取り入れながら、DXによる「安全確保」「生産性向上」に挑みます。また過去最大規模の人的投資を実施し、担い手不足の環境下において業界を牽引する人材の育成を目指すことと併せて、社員の「働き方満足度」の向上を目指してまいります。「強靭でレジリエントな組織力」を高めることで、経営基盤の徹底強化につなげてまいります。 当社と当社グループ会社との「一体経営」、当社と協力会社との「共存共栄」に取り組み、施工体制の維持・強化を図り、当社の強みを活かせる分野へのニーズに積極的に対応してまいります。 ユニークなビジネスモデルと強靭な経営基盤で建設業界にゆるぎないポジションを確立し、交通インフラメンテナンスのリーディングカンパニーを目指してまいります。鉄道工事と一般建設工事のシナジー効果を最大限発揮することで「当社グループおよび社会の持続的成長と価値向上」を実現し、それがステークホルダーへの還元に帰結すると認識しております。「長期ビジョン」の実現に向け、会社一丸となって「アクションプラン2029」で定めた取組みを推進してまいります。 [5つの戦略] 戦略   取組みの方向性 安全戦略    ・お客様・従業員の死亡事故ゼロの実現 ・IT、AI、DXを積極的に活用し、ハード・ソフトの両面より事前予防・対策を強化 受注戦略   ・鉄道設備メンテナンスをはじめ、改良プロジェクト工事の着実な施工で存在感を高める・高度かつ豊富な機械力、施工ノウハウで官民鉄道事業者のメンテナンス体制の受け皿に・鉄道工事で培った技術・経験で鉄道インフラ以外のインフラ老朽化に対応 生産性向上戦略   ・中長期的に予測される施工技能者の減少及び将来の受注増に対応・当社新技術とICT・IoTを絡めて生産性の向上を目指す 人材戦略   ・社員・協力会社の優秀な人材確保・持続的な能力開発・「東鉄工業グループと協力会社の社員」が、やりがいを持って働ける職場環境整備 ESG戦略   ・2050年カーボンニュートラルへの挑戦・インフラの防災・減災・長寿命化等、社会課題に対応・攻め(収益/資本効率)と守り(リスク管理)の両方を重視したコーポレートガバナンス経営の 推進・強化 [数値目標] (a)連結売上高・ROE・DOE・株主還元方針 (連結)   2029年3月期 (最終年度業績目標) 売 上 高   1,900億円以上 ROE   10%以上 DOE   3%以上 株主還元方針   累進配当 (b)投資計画 長期ビジョン「TOTETSU VISION 100」達成に向けた当社独自の強固な収益基盤を確立するべく、成長のための投資として5年間で700億円を計画しております。 ①人的投資(体制強化・教育研修費・賃金水準向上) 主な内容   投資総額 ・施工体制強化(社員・協力会社)・組織体制強化による工法・技術・コストダウン・提案力強化(エンジニア・積算)・安全・教育研修費の充実・ベースアップ、処遇改善・協力会社の賃金水準向上、労働環境改善支援   200億円 ②技術開発・機械化投資(DX・GX投資、機械・システム開発、維持更新費用) 主な内容   投資総額 ・大型保線機械増備、機能向上更新・効率化・省力化機械開発・新幹線大規模改修の工法、材料、施工機械開発(JR東日本と共同開発を推進しているプロジェクトも含む)・IT・AIの本格導入・デジタル化による業務効率化・脱炭素技術強化・社内システム更新、設備強化・協力会社の機械化推進支援   500億円 (c)非財務KPI(ESG/SDGsへの取組み) 事業における「安全・品質力」を向上させるとともに、ESGの観点から、企業価値の向上を図り、「TOTETSU VISION 100」におけるSDGsの達成を目指してまいります。 区 分   指 標 安全・品質第一の徹底   ・重大事故、致命的労災件数(発生件数0件) 環境への取組み   ・CO₂排出量削減率(2023年度比)(2030年度 Scope1+2▲42% Scope3▲25%)(2050年度カーボンニュートラルへの挑戦) 社会課題への対処   ・人権への負の影響を防止する基本方針に基づく取組みは継続実施(人権デュー・ディリジェンス等継続実施)・当社調達方針に基づくサプライヤーとの公正な取引は継続実施・事業を通じた地域社会への貢献(線路メンテナンス、災害復旧、防災・減災、ホームドア、駅舎のバリアフリー等)・従業員と家族の幸福のため健康経営の積極的な推進・ワークライフバランスとダイバーシティを推進し、女性管理職増加に取り組む 女性技術者数(2023年度比1.5倍) 男性育休取得率(配偶者出産休暇含む100%) 年次有給休暇取得日数(積立含む15日以上) 企業統治の強化   ・コーポレートガバナンス体制については、経営環境の変化に柔軟な対応を検討・女性役員比率の増加に継続的に取り組む・重大な法令違反件数(発生件数0件)
事業等のリスク3,617字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 工事事故による影響 当社グループの施工する工事において事故が発生した場合、その原因によっては、行政処分、損害賠償等、当社グループの信頼と信用を著しく失墜させる恐れがあり、業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。特に鉄道関連工事において、列車の脱線をはじめ重大事故を発生させた場合、当社グループの事業活動全般に影響を及ぼす可能性があります。 対策として当社グループは、工事施工にあたっては事前に安全施工の審査や事故予防措置等を講じ、また、「要注カード」を用いた要注意事項の周知のほか、安全パトロール等による実態の把握、点検・指導等を行い、事故防止に努めております。 (2) 施工物等の不具合 当社グループは、施工品質の向上に努め、品質管理には万全を期しておりますが、万一、重大な契約不適合が発生し、その修復に多大な費用負担が生じた場合には、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として当社グループは、設計と異なる施工や要求品質に満たない材料、施工中の各種検査や検査書類等の不適切な管理を排除すべく、施工部門及び安全部門による各種パトロールを密に実施し、施工中及び将来にわたる品質不具合の防止に努めております。 (3) 得意先との取引 当社グループは、中期経営計画「アクションプラン2029」に基づいて、鉄道部門関連業務からより幅広い顧客層への事業展開を図っております。 売上高に占める鉄道部門のウェイトが高い状況となっており、この分野における売上高は、公共交通機関等、当社グループが管理できない要因等に大きく影響を受ける可能性があります。 また、建築部門においては、住宅需要の変化等による顧客企業の業績不振、予期しない契約の打ち切り、顧客の要求に応じるための請負代金の見直し等が発生する恐れがあり、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として、適宜、情報収集・与信管理に努め、債権管理・保全を図っております。 (4) 人材の確保 当社グループ及び協力会社の採用や外部への人材流出抑制が人員計画通り進められず人材を十分に確保できなかった場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として当社グループは、新卒及び社会人採用活動を積極的に行うとともに、「アクションプラン2029」に基づき、東鉄総合研修センターを活用した実践的教育の実施、働きがいのある職場づくりを実行しております。 また、組織力・グループ力の強化を目的とした当社グループ及び協力会社の労働環境改善や人材育成への支援を行うこと等により、当社グループ及び協力会社の人材確保に努めております。 (5) 法的規制等 建設業においては、建設業法、建築基準法、労働安全衛生法及び独占禁止法等により法的な規制を受けております。当社グループでは、コンプライアンスマニュアルを策定するとともに、コンプライアンス委員会及びリスク管理委員会を開催し、コンプライアンス体制の確立、浸透、定着や法的リスクの未然防止を図っております。しかしながら、これらの法律の改廃、法的規制の新設、運用基準の変更等が行われた場合、また、法的処分等を受けた場合は当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として当社グループは、事業活動に関係する法律の改廃、法的規制の新設、運用基準の変更等や法的処分等を受けた場合の再発防止について各種会議体や社内研修による社内周知を実施しております。 当社は、2025年11月11日に都営地下鉄等の軌道保守工事の入札に関し、及び2026年5月19日に北海道新幹線の軌道敷設工事の入札に関し、それぞれ独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会による立入検査を受けました。当社といたしましては、公正取引委員会の調査に全面的に協力してまいります。また、当社は、このような事態に至ったことを重く受け止め、2026年6月5日付けで独立社外取締役・独立社外監査役を含めた有識者により構成される「有識者調査委員会」を設置しました。今後、当社は、同委員会の調査によってこのような事態に至った原因や背景を分析し、及びこれに対する再発防止策について専門的な見地も踏まえ策定した上で、当社グループ全体として厳正に対応してまいります。 なお、公正取引委員会による調査の結果、行政処分等を命じられる場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6) 情報セキュリティ 当社グループのシステムが不正アクセス等のサイバー攻撃やウイルス感染等の外部脅威、また役職員の情報資産の紛失・盗難・不正使用等の内部脅威の被害にあった場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として当社グループでは、各種社内システムの情報セキュリティ対策を実施するとともに、「情報システムに関する規程」「情報セキュリティ10か条」「スマートデバイスセキュリティガイドライン」の制定及び周知徹底、定期的な情報システム監査や標的型攻撃メール訓練の実施等により役職員の情報セキュリティ意識の向上を図っております。 (7) 気候変動 脱炭素社会への移行リスクとして、温室効果ガス排出量の上限規制による施工量の制限や炭素税の導入等が行われた場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、気候変動の物理的リスクとして、平均気温の上昇や自然災害の激甚化等により当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として当社グループは、「アクションプラン2029」の主な取り組みにESG経営を掲げ、経営理念・事業ビジョン・東鉄工業グループサステナビリティ基本方針に基づき、持続可能な開発目標(SDGs)の達成をはじめ、持続可能な社会の実現に向けてさまざまな取り組みを推進しております。また、2022年2月に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同を表明し、「TCFDコンソーシアム(現在はGXフューチャー・コンソーシアム)」に加入しました。TCFD提言に基づき、気候変動が事業に与えるリスク・機会の両面に関して、環境戦略委員会を設置し、戦略・リスク管理・ガバナンス等の観点から分析を進め、情報開示を拡充するとともに、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指してまいります。 (8) 大規模災害等 地震・洪水・台風等の自然災害により、事業活動の一時的な停止や施工中物件の復旧に多額の費用と時間を要した場合には、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として当社グループは、今後想定される震災等の大規模災害等への備えとして、事業継続計画(BCP)の整備、役職員の安否確認システムの導入、防災訓練の実施等の各種対策を講じております。 (9) 資材価格の高騰 当社グループは、鋼材等原材料の市場価格動向の情報収集・分析と集中購買の導入により、影響の軽減化に努めておりますが、工事請負契約締結後に予想を超えて急激な価格高騰が発生し、請負代金に反映させることが困難な場合には、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として工事請負契約では、労務賃金・建設物価の変動に基づく請負代金の変更など、コスト変動に関する事項を明確化するよう、発注者との協議に努めております。 (10) 経済状況 当社グループの事業活動は主として東日本地域を中心に行っており、この地域における景気の後退、回復遅延等景気変動による民間設備投資の縮小や公共投資の減少により、建設工事の受注に大きく影響を受け、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、競合する他社との受注競争の激化、人件費の高騰等により、低採算化、収益力の低下等、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 対策として中期経営計画「アクションプラン2029」を策定し、市場環境の変化への対応や重点事業領域の具体化などの各成長戦略を実行しております。
経営成績の分析 (MD&A)8,474字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 当期におけるわが国の経済は、企業収益や雇用状況に改善の動きがみられるなど、緩やかな回復基調にある一方で、中東情勢の影響により先行きには不透明感が残りました。 建設業界においては、民間住宅投資は減少となったものの、政府建設投資・非住宅建設投資は堅調に推移しており、建設投資全体としては前年度を上回る見通しとなりました。 このような状況のなかで、当社グループの得意とする鉄道分野につきましては、輸送量がインバウンド需要等により年々増加しており、当社はグループの社会的使命である「鉄道の安全・安定輸送の確保」のため、大規模地震に備えた耐震補強対策、激甚化する自然災害への対応等、社会インフラの維持に必要な工事を継続してまいりました。 当社グループは5ヵ年中期経営計画『アクションプラン2029』のもと、「JR東日本および公営・民間鉄道」「鉄道近接工事など鉄道関連分野」「公共事業体および民間事業者」の「3つの重点事業領域」を中心とした社会課題の解決に寄与する事業拡大を進めております。 「JR東日本および公営・民間鉄道」においては、JR東日本のプロジェクト関連工事を中心として、安全対策としての重要施策である大規模地震対策工事、ホームドア整備に伴うホーム改良工事、駅設備の改良工事などの安全施工に取り組むほか、利便性を高める駅の橋上化工事や駅に隣接する商業施設やオフィスビル建設などの大型工事にも取り組んでまいりました。公営・民間鉄道においては、各鉄道事業者においてもメンテナンス体制の維持が経営課題になりつつあるなか、当社が長年の鉄道工事で培った技術力、省人化のための大型保線機械を活用した施工ノウハウの提供等を通じて、交通インフラの安全・安定輸送に貢献してまいりました。 「鉄道近接工事など鉄道関連分野」においては、各地の道路等の線路交差部の長寿命化対応ニーズの高まりを捉え、当社グループが持つ特殊資格と技術力を活かして、道路橋の長寿命化対応工事や線路下の推進工事など、難易度の高い工事に対応してまいりました。 「公共事業体および民間事業者」においては、公共事業体が発注する道路等のインフラ関連工事や、民間事業者が保有する土木・建築構造物の長寿命化対応工事等の需要が拡大しており、鉄道工事で磨いた高付加価値な施工力を活かし、社会インフラ全体の課題解決に寄与してまいりました。 また、中期経営計画の基本戦略として、5つの戦略「安全戦略」「受注戦略」「人材戦略」「生産性向上戦略」「ESG戦略」を軸とした取組みを推進しております。 「安全戦略」においては、「安全はすべてに優先する」という経営理念のもと、お客様・地域社会・協力会社・従業員の「究極の安全と安心」を追求し、信頼を確保することを目指し、ITを活用した安全研修等、様々な施策を実施してまいりました。 「受注戦略」については、前述の「3つの重点事業領域」を中心に積極的に展開してまいりました。 「生産性向上戦略」においては、ホームドア工事の効率化・安全確保に資する技術改良、鉄道上空の歩道橋修繕用足場のさらなる開発、駅舎の改修工事では無溶接化工法のさらなる進化に取り組み、安全性、生産性の向上を図り、施工力を強化してまいりました。また、国内の人口減少や建設業を取り巻く環境が厳しさを増すなか、施工力確保のためDX推進室を中心に、建設現場におけるデジタル化を強力に推し進めております。3Dスキャナーやデジタルツイン、生成AIを活用した施工業務の効率化などICT・IoT技術を活用し、技術者が施工に特化できる環境を構築しています。 「人材戦略」においては、「人材力の拡充」の取組みをさらに推進しております。優秀な人材の確保と働き方満足度の向上に向けて、初任給の引き上げや継続的かつ適正なベースアップ、若手社員の早期抜擢、公募制異動、女性管理職・幹部候補の育成、技術系女性社員の採用強化、定年年齢引き上げ、ワークライフバランス向上のための子育て世代を支援する制度拡充等、各種施策に取り組んでまいりました。健康経営の取組みの一環として、誰もが働きやすい職場環境を整備し、生活習慣改善の支援を目的に「運動・食事・禁煙・BMI低減」をテーマにしたイベントなどを実施し、健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定を継続的に頂いております。今後も人的資本への投資を積極的に推進してまいります。 「ESG戦略」においては、ステークホルダーから信頼される「誠実な経営」を推進し、「SDGs(持続可能な開発目標)」と「ESG」を事業活動に関連付け、事業活動を通じて当社グループの「社会的使命」を果たすことを方針としております。このプロセスを通じ、「環境(E)」への対応では、TCFD提言に沿ったCO₂削減への取組みについて、2050年度カーボンニュートラルへの挑戦に向けて、ZEB・ZEHの事業を推進しております。また、環境問題に対する意識向上のため、eco検定の取得に多くの社員が取り組んでおります。「社会(S)」への対応では、協力会社とのパートナーシップ強化により強固な施工体制の維持向上を図ることを目指し、人権デュー・ディリジェンスを継続的に実施し、サプライチェーンの管理・モニタリングを実施いたしました。「企業統治(G)」への対応では、当社グループ全体におけるコンプライアンスの徹底を図るため建設業法、労働安全衛生法、独占禁止法及び中小受託取引適正化法等、重要な法令にかかる研修を実施するとともに、内部統制監査の充実を図りました。また、政策保有株については、経営戦略上の重要性や取引先との良好かつ円滑な関係構築・維持・強化等の必要性を総合的に勘案しながら、保有意義を検証しつつ売却を進めております。 以上の5つの戦略に基づく取組みを推進しつつ、当社と当社グループ会社および協力会社による「三位一体の経営」を推進してまいりました。グループ会社への支援では、人事交流や資機材の共同購入、共同使用を促進し、当社との「一体経営」を強化しております。協力会社への支援では、協力会社社員の賃金水準向上の支援等を通じて施工体制の維持・拡充を図りつつ、採用活動支援や東鉄総合研修センターを活用した社員育成など経営支援にも取り組み、東鉄工業グループの総合力向上を図ってまいりました。これらの取組みを推進することで、当社グループの「持続的な成長」と「企業価値の向上」、そしてステークホルダーとの「共通価値の創造」に取り組んでまいりました。 以上の結果、当期の業績につきましては、受注高は145,360百万円(前期比4,093百万円減少)、売上高は163,018百万円(前期比2,970百万円増加)となりました。 利益につきましては、売上総利益は28,080百万円(前期比3,413百万円増加)、営業利益は17,601百万円(前期比2,075百万円増加)、経常利益は18,220百万円(前期比2,185百万円増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は12,845百万円(前期比1,280百万円増加)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりです。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。 (土木事業) 受注高は99,300百万円(前期比1.2%減)、売上高は107,980百万円(前期比7.1%増)となり、次期繰越高は74,401百万円となりました。 セグメント利益は9,829百万円(前期比14.6%増)となりました。 (建築事業) 受注高は46,060百万円(前期比5.9%減)、売上高は45,905百万円(前期比7.6%減)となり、次期繰越高は33,689百万円となりました。 セグメント利益は6,367百万円(前期比17.3%増)となりました。 (その他) 売上高は9,132百万円(前期比4.3%減)で、その主なものは鉄道関連製品の製造及び販売収入であります。 セグメント利益は1,400百万円(前期比6.9%減)となりました。 (2) 財政状態の状況 当期末の資産合計は前期比22,730百万円増加し203,845百万円となりました。これは、投資有価証券の追加取得及び時価評価等によるものであります。 負債合計は、前期比9,532百万円増加し69,870百万円となりました。これは、短期借入金の増加等によるものであります。 その結果、純資産合計は前期比13,197百万円増加し133,975百万円となりました。また、自己資本比率は、前期末の66.0%から65.1%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物は、前期比4,860百万円増加し20,574百万円となりました。当期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 売上債権の増減額の減少等により、営業活動におけるキャッシュ・フローは前期比1,080百万円収入増加の5,241百万円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 関係会社株式の取得による支出の増加に加え、有形固定資産の取得による支出の増加等により、投資活動におけるキャッシュ・フローは前期比3,652百万円支出増加の4,899百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 短期借入れによる収入の増加等により、財務活動におけるキャッシュ・フローは前期比8,096百万円収入増加の4,517百万円の収入となりました。 当社グループの資金の源泉は、主として営業活動からのキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入等からなります。資金の主要な使途は、人件費・外注費、設備投資等であります。 流動性については、事業活動を行う上で十分な運転資金を確保していきますが、万一の緊急時における資金調達に備えるため、金融機関より随時利用可能な借入枠を確保しております。 (4) 生産、受注及び販売の状況 ① 受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (百万円)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円) 土木事業   100,504   99,300   ( △1.2   %) 建築事業   48,949   46,060   (△5.9   %) 合計   149,454   145,360   ( △2.7   %) ② 売上実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (百万円)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円) 土木事業   100,837   107,980   (  7.1   %) 建築事業   49,668   45,905   (△7.6    %) 報告セグメント 計   150,505   153,885   ( 2.2    %) その他   9,542   9,132   (△4.3   %) 合計   160,047   163,018   (  1.8   %) (注) 1 セグメント間の受注・取引については相殺消去しております。 2 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。 3 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は次のとおりであります。 相 手 先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 土木事業   東日本旅客鉄道㈱   85,388   53.4   92,118   56.5 建築事業   東日本旅客鉄道㈱   25,326   15.8   25,696   15.8 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 建設事業における受注工事高及び完成工事高の状況 ① 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期別   区分   前期繰越 工事高 (百万円)   当期受注 工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成 工事高 (百万円)   次期繰越 工事高 (百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   土木工事   83,415   99,389   182,804   99,722   83,082 建築工事   33,512   46,291   79,804   46,821   32,982 計   116,927   145,681   262,609   146,543   116,065 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   土木工事   83,082   97,793   180,876   106,474   74,401 建築工事   32,982   42,538   75,521   43,188   32,333 計   116,065   140,332   256,397   149,662   106,735 (注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額が含まれております。したがいまして、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。 ② 受注工事高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命と競争に大別しております。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   土木工事   65.0   35.0   100 建築工事   46.7   53.3   100 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   土木工事   80.2   19.8   100 建築工事   37.8   62.2   100 (注) 百分比は請負金額比であります。 ③ 完成工事高 期別   区分   官公庁 (百万円)   民間 (百万円)   計 (百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   土木工事   10,218   89,503   99,722 建築工事   1,661   45,159   46,821 計   11,880   134,663   146,543 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   土木工事   9,745   96,729   106,474 建築工事   596   42,591   43,188 計   10,341   139,320   149,662 (注) 1 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度 ナイス㈱   (仮称)足立区西加平2丁目計画新築工事 宮城県 東松島市   令和5年度 地域連携販売力強化施設等新築工事 東日本旅客鉄道㈱   2024年度東京エリア土木構造物修繕工事 東日本旅客鉄道㈱   海浜幕張駅本屋2号(新改札)ほか4棟新築他工事 ㈱千葉ステーションビル   海浜幕張駅高架下Aゾーン新築工事 当事業年度 JR東日本テクノロジー㈱   JR東日本テクノロジー総合技術研修センター新築工事 東日本旅客鉄道㈱   2025年度東京エリア土木構造物修繕物工事 ナイス㈱   (仮称)市名坂計画 新築工事 東日本旅客鉄道㈱   水戸エリア土木構造物修繕工事2025 東日本旅客鉄道㈱   高麗川駅自由通路及び駅舎新築その他工事 2 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 相手先   金額 (百万円)   割合(%)   相手先   金額 (百万円)   割合(%) 東日本旅客鉄道㈱   110,697   75.5   東日本旅客鉄道㈱   117,753   78.7 ④ 次期繰越工事高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 土木工事   6,661   67,740   74,401 建築工事   716   31,617   32,333 計   7,378   99,357   106,735 (注) 次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。 東日本旅客鉄道㈱   大宮・小山間第2大成橋りょう外橋脚補強その他工事   2029年3月完成予定 大成有楽不動産㈱   (仮称)水道橋西口会館建替え計画 新築工事   2029年2月完成予定 東日本旅客鉄道㈱   池袋・大塚間池袋大橋こ線橋補修その他工事   2031年10月完成予定 東日本旅客鉄道㈱   東北本部管内新幹線ラーメン橋台耐震補強他工事(第4工区)   2029年3月完成予定 東日本旅客鉄道㈱   南古谷駅橋上本屋新設その他工事   2028年7月完成予定 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a.工事収益総額及び工事原価総額 一定の期間にわたり履行義務が充足される工事契約については、工期がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。進捗度の見積りは、契約ごとに、期末日までに発生した原価の累計額が、工事原価総額に占める割合(インプット法)に基づいて算定しております。 工事収益総額のうち、契約前に発注者の工事指示書等に基づき作業を行った場合、未契約金額については発注者からの工事指示書等の内容から、見積りによって工事収益総額を算定しております。 また、工事原価総額の見積りは、工事ごとに将来の気象条件や作成時点で入手可能な情報に基づいた施工条件や資機材価格について仮定を設定し、作業効率等を勘案して工種ごとに詳細に積み上げることによって見積っております。 工事収益総額及び工事原価総額の見積りは、新たな合意による工事契約の変更や工種並びに工法の見直し、新たな事象の発生等の状況変化により変動する可能性があります。その結果、工事収益総額及び工事原価総額は見積金額と異なる場合があり、翌年度の連結財務諸表の一定の期間にわたり履行義務が充足される工事契約に係る完成工事高に影響を与える可能性があります。 b.工事損失引当金 受注工事に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末における手持工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積ることができる工事について、損失見込額を計上しております。損失見込額の算定に際しては現在入手可能な情報(発注者との条件、気象条件、施工条件、資機材価格、作業効率等)から過去の実績を基礎として、作業所、支店、関係本部において精査することにより算定しております。また引当金額の変更については発注者との変更契約の締結、協力会社との外注契約の締結等による原価変動が見込まれる場合に行っております。このようにさまざまな仮定要素があり、それらについて適時・適切に見積りを行っておりますが、将来の損益は見積金額と異なる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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