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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

北海道電力

Hokkaido Electric Power Company, Incorporated9509 · Prime · 電気・ガス業

北海道の電力供給を担う総合エネルギー企業。発電から送配電、小売までをグループで一貫して手掛ける地域独占型の電力会社。

概要

北海道電力は、北海道を独占供給区域とする電力会社である。発電・送電・小売を一貫して手掛け、道内の家庭や企業に電力を供給する。2025年3月期の売上高は9021億円、営業利益は758億円と高収益を計上した。泊原子力発電所の再稼働が経営の重要課題であり、再生可能エネルギーの導入拡大やLNG火力発電所の建設など、脱炭素化に向けた投資を進めている。

発電・送電・小売を一体化した独占事業

北海道電力は、北海道のほぼ全域を供給区域とする一般電気事業者である。発電部門で水力・火力・原子力・新エネルギーを運転し、北海道電力ネットワーク(子会社)が送配電網を管理する。小売部門は家庭用から産業用まで幅広く顧客を持ち、2025年度の小売販売電力量は221億kWhに達した。競争環境の厳しさから他社販売電力量は増加傾向にあるが、道内の電力需要の大半を自社で賄う構造は変わらない。

3セグメントで構成される収益構造

連結決算は「北海道電力」「北海道電力ネットワーク」「その他」の3セグメントに分かれる。2025年度実績では、北海道電力セグメントの売上高が7358億円、経常利益446億円と全体の約7割を占める。ネットワークセグメントは託送収入が中心で売上高3229億円、経常利益25億円。その他セグメントには情報通信や建設などグループ会社が含まれ、売上高1757億円、経常利益190億円と堅調に推移している。

グループ16社と関連12社からなる体制

北海道電力は、子会社16社、関連会社12社(持分法適用関連会社を含む)で構成される。主要なグループ会社として、一般送配電事業を担う北海道電力ネットワークのほか、電気工事の北海電気工事、燃料供給の苫東コールセンター、情報通信の北海道総合通信網などがある。2020年には送配電部門を法的分離し、以降は持株会社体制に近い形でグループ経営を行っている。

業界の中での役割は電力の総合供給者(発電・送配電・小売)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
8,560億円
営業利益
732億円
営業利益率
8.6%
純利益
440億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
電気事業7,029億円94.9%511億円7.3%
その他379億円5.1%26億円6.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01一般送配電(北海道)主力

子会社の北海道電力ネットワークが、北海道内の一般送配電事業(送電・配電)を担い、電力の安定供給を支える。離島における発電事業も行う。

主要顧客北海道内の電力需要家

主な製品・サービス1
送配電サービス
発電所で作られた電力を北海道内の家庭や企業に届けるための送電網・配電網の運用・保守。電力の安定供給を担う。

02発電・小売(北海道)主力

当社が発電所(水力、火力、再生可能エネルギーなど)を運営し、発電した電力を家庭や企業に小売する。また、子会社や関連会社が発電事業や小売事業を展開している。

主要顧客北海道内の家庭・企業

主な製品・サービス2
電力小売サービス
北海道内の家庭・企業向けに電力を販売する。料金プランや省エネ提案などの付加価値サービスも提供。
発電事業
水力、火力、再生可能エネルギー(風力、太陽光など)による発電所を運営し、電力を供給する。

03その他(情報通信など)準主力

情報通信事業(北海道総合通信網)や関連サービスをグループ会社が展開。電力インフラと関連するさまざまな事業を多角的に展開している。

製品と技術

泊原子力発電所が鍵を握る原子力発電

北海道電力が保有する唯一の原子力発電所が泊発電所である。1号機から3号機まで出力各91.2万kWの加圧水型軽水炉で構成される。2012年以降、全機が定期検査で運転を停止しており、再稼働には原子力規制委員会の審査合格と地元同意が必要となる。同社は2027年のできるだけ早期の3号機再稼働を目指し、防潮堤工事や安全対策を進めている。再稼働が実現すれば、燃料費削減とともに電気料金の値下げが可能になると見込まれている。

水力・火力・新エネを組み合わせた電源構成

2025年度の発受電実績では、水力発電量が36億kWh(前年比21.9%増)と好調だった。火力発電量は152億kWh(同6.1%減)で、石炭火力の苫東厚真発電所やLNG火力の石狩湾新港発電所が主力となる。新エネルギー等は0.6億kWhにとどまる。同社は2035年度までに再生可能エネルギーを300万kW以上増やす目標を掲げ、水力リプレースや風力・太陽光への出資を進めている。また、石狩湾新港発電所2号機(2030年度運転開始予定)および3号機(2033年度)の建設を計画し、火力の脱炭素化にも取り組む。

送配電ネットワークと託送収益の安定性

北海道電力ネットワークは、道内の送電線・配電線を管理する一般送配電事業者である。2025年度の託送収益は523億円(前年比20.9%増)で、主に託送料金見直しとエリア需要増加が寄与した。同社は離島における発電事業も営み、安定供給を支える。法的分離後もグループ内での連携を維持しつつ、送配電部門は独立した利益責任を負う。金利上昇や労務費増加の影響を受けつつも、経営効率化により経常利益は前年比126%増の25億円を確保した。

情報通信・建設など多様なグループ事業

その他セグメントには、北海道総合通信網(通信事業)、ほくでん情報テクノロジー(ITサービス)、北海電気工事(電気工事)、北電興業(不動産・建設)などが含まれる。2025年度のその他セグメント売上高は1757億円(前年比14.1%増)、経常利益は190億円(同56.6%増)と好調で、グループ全体の収益多様化に貢献している。特に建設業では売上増加と原価低減が利益を押し上げた。これらの事業は電力需要変動に対するリスクヘッジとしても機能している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

北海道の電力供給で地域独占、再生可能エネルギー拡大が成長軸

北海道電力は、北海道エリアにおける電力供給を担う地域独占企業です。同地域は人口減少が続くものの、再生可能エネルギーのポテンシャルが高いエリアであり、同社は洋上風力や太陽光発電の導入を推進しています。競合となる新電力やグリムスのような再生可能エネルギー特化型企業と比較すると、既存の送配電ネットワークと安定供給力を持つ点が強みですが、電力自由化による顧客争奪競争は避けられません。経営指標では、2025年3月期の営業利益率8.4%と、安定した収益性を確保しています。燃料価格や為替の変動リスクは残るものの、地域密着型の事業モデルと再生可能エネルギーへの投資により、中長期的な成長が期待されます。

強み

  • 北海道内の電力供給を独占し、安定した需要基盤があります。人口減少の影響はあるものの、事業の安定的な収益源です。
  • 洋上風力など再生可能エネルギーの導入を積極的に推進しており、長期的な成長が見込まれます。北海道の自然条件を活かせます。
  • 既存の送配電ネットワークを保有し、新規参入者に対する参入障壁が高いです。安定供給に必要なインフラを有します。
  • 2025年3月期の営業利益率は8.4%と、収益性は堅調です。コスト管理が徹底され、利益率の改善が見られます。

課題

  • 北海道の人口減少が続いており、電力需要の長期的な減少が懸念されます。今後の需要予測に不確実性があります。
  • 電力自由化により、新電力や他社との競争が激化しています。顧客獲得のための競争が収益を圧迫する可能性があります。
  • 火力発電の燃料である石炭やLNGの価格変動が、収益に大きな影響を与えます。世界情勢による価格高騰リスクがあります。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気・ガス業の時価総額近傍。太字が北海道電力

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19501東京電力ホールディングス9,065億円
29513電源開発7,609億円12.8倍
39506東北電力6,822億円8.0倍
49507四国電力4,225億円8.2倍
59504中国電力3,955億円5.4倍
69509北海道電力2,423億円5.5倍
79505北陸電力2,210億円4.0倍
89551メタウォーター1,350億円14.6倍
99533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
109543静岡ガス1,023億円10.3倍
119536西部ガスホールディングス945億円13.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

電気事業再編成令のもと1951年に設立

1950年11月に公布された電気事業再編成令に基づき、日本発送電と北海道配電から資産を譲り受け、1951年5月に北海道電力株式会社が設立された。同年8月には札幌証券取引所に上場。戦後の電力業界再編の一環として、地域独占の電力会社としての基盤が築かれた。翌1953年には東京証券取引所市場第一部にも上場し、資本市場からの資金調達を本格化させた。

子会社設立による事業領域の拡大(1950~80年代)

設立後、周辺事業を子会社化してグループを拡大した。1954年に北海道計器工業、1956年に北電興業を設立。1968年には苫小牧共同発電を設立し、火力発電の共同運営を開始。1970年には北海道電設工事(後のテクセル)、1974年には北海道火力工事(後の北海道プラントサービス)を設立。1982年には苫東コールセンターと北海水力発電を設立し、燃料供給と水力発電の両面で体制を強化した。

情報通信など新事業への進出(1989~2006年)

1989年、北海道総合通信網を設立し、電力用通信網を活用した情報通信事業に進出。1991年にはアイ・エス・ティ北海道(後のほくでん情報テクノロジー)を設立し、ITサービスを開始。2004年から2006年にかけて、北海道計器工業や北海道総合通信網を株式交換や公開買付けで完全子会社化し、グループ一体経営を強化した。この時期、電力事業以外の収益源を多様化する動きが顕著となった。

送配電分離と原子力再稼働への挑戦(2020年代)

2020年4月、一般送配電事業を北海道電力ネットワークに承継し、法的分離を完了。これにより発電・小売と送配電が別会社となった。同時に、泊原子力発電所の再稼働が経営課題として浮上。2025年3月には「ほくでんグループ経営ビジョン2035」を策定し、泊3号機の早期再稼働、再生可能エネルギー300万kW以上の開発、LNG火力2号機・3号機の建設などを掲げた。2026年3月期の経常利益は613億円と堅調だが、原子力停止が長期化する中で、カーボンニュートラルへの対応も迫られている。

年表31件を開く

1950年代

  • 1951年5月創業1950年11月に公布された電気事業再編成令にもとづき、日本発送電株式会社及び北海道配電株式会社から現物出資及び資産の譲渡を受け、北海道電力株式会社を設立
  • 1951年8月上場札幌証券取引所に上場
  • 1953年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場(2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。)
  • 1954年8月創業北海道計器工業株式会社を設立
  • 1956年4月北電興業株式会社を設立(現・連結子会社)

1960年代

  • 1962年8月上場大阪証券取引所市場第一部に上場(2013年7月東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合。)
  • 1968年5月創業苫小牧共同発電株式会社を設立

1970年代

  • 1970年3月創業北海道電設工事株式会社を設立(1992年4月株式会社テクセルに商号変更。)
  • 1974年11月創業北海道火力工事株式会社を設立(1988年4月北海道プラントサービス株式会社に商号変更。)

1980年代

  • 1982年7月苫東コールセンター株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1982年12月商号変更北海水力発電株式会社を設立(2009年4月ほくでんエコエナジー株式会社に商号変更。現・連結子会社)
  • 1985年3月創業北電営配エンジニアリング株式会社を設立
  • 1989年4月北海道総合通信網株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1989年6月創業株式会社ほくでんライフシステムを設立

1990年代

  • 1991年6月商号変更株式会社アイ・エス・ティ北海道を設立(2003年4月ほくでん情報テクノロジー株式会社に商号変更。現・連結子会社)
  • 1993年10月創業北海電気工事株式会社(1944年10月設立。)の株式を札幌証券取引所に上場

2000年代

  • 2002年4月M&A苫小牧共同発電株式会社と北海道プラントサービス株式会社が北海道プラントサービス株式会社を存続会社として合併し、北海道パワーエンジニアリング株式会社に商号変更(現・連結子会社)
  • 2004年8月M&A北海道計器工業株式会社を株式交換により完全子会社化
  • 2005年4月M&A北海電気工事株式会社は同社を存続会社として北海道用地株式会社と合併 また、合併に先立ち、北電興業株式会社は北海道用地株式会社の不動産事業を会社分割により承継
  • 2005年9月M&A北海電気工事株式会社を公開買付けにより子会社化
  • 2006年3月M&A北海道総合通信網株式会社を株式交換により完全子会社化
  • 2007年4月M&A北電営配エンジニアリング株式会社と株式会社ほくでんライフシステムが北電営配エンジニアリング株式会社を存続会社として合併し、ほくでんサービス株式会社に商号変更(現・連結子会社)

2010年代

  • 2018年4月創業石狩LNG桟橋株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)
  • 2019年4月商号変更北海道電力送配電事業分割準備株式会社を設立(2020年4月に北海道電力ネットワーク株式会社に商号変更。現・連結子会社)
  • 2019年9月創業北海道電力コクリエーション株式会社を設立

2020年代

  • 2020年4月北海道電力株式会社の一般送配電事業等を会社分割により、北海道電力ネットワーク株式会社へ承継
  • 2021年6月森バイナリーパワー合同会社を設立(現・連結子会社)
  • 2021年11月創業道南水力発電合同会社を設立(現・持分法適用関連会社)
  • 2023年7月創業合同会社HARE晴れを設立(現・持分法適用関連会社)
  • 2023年10月M&A北海道電力コクリエーション株式会社を北海道電力株式会社へ吸収合併
  • 2025年3月創業北海道再エネアグリゲーション株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 再エネ電源増加量(開発規模ベース)2035年度まで300万kW以上
  • 石狩湾新港発電所2号機運転開始2030年度まで運転開始
  • 石狩湾新港発電所3号機運転開始2033年度まで運転開始
  • 苫東厚真発電所4号機アンモニア燃料転換比率(熱量比)2030年度まで20%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    泊発電所の早期再稼働

    泊発電所3号機について、2027年のできるだけ早期の再稼働に向け、設計・工事認可や保安規定変更認可の審査、安全対策工事に総力を挙げて取り組む。再稼働後は費用低減効果を反映し電気料金の値下げを実施する。

  2. 02

    再生可能エネルギーの導入拡大

    2035年度までに開発規模ベースで300万kW以上の再エネ電源増を目標に、新規地点開発や出資参画、水力発電所のリプレースなどを進める。

  3. 03

    火力発電の脱炭素化

    石狩湾新港発電所2・3号機の運転開始(2号機2030年度、3号機2033年度)や、アンモニアへの燃料転換(2030年度に苫東厚真4号機で20%熱量比転換)、水素・CCUSの導入を進める。

  4. 04

    新たなエネルギーサプライチェーン構築

    苫小牧・厚真地域を起点に、ガス事業参入、次期LNG基地・電源整備、水素・アンモニア・e-メタン・CCUSの社会実装を進め、多様な脱炭素ソリューションを提供する。

  5. 05

    カイゼン・DXによる経営基盤強化

    カイゼンやDXの推進で業務・価値観を変革し生産性や付加価値を向上。人的資本経営や健康経営を推進し、コンプライアンス・リスク管理を徹底する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で9,239人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は828万円で、9期前と比べて+17.2%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は18.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月10,985
2018年3月10,962
2019年3月70641.320.810,937
2020年3月70041.821.310,736
2021年3月72541.320.110,503
2022年3月73741.319.910,226
2023年3月75141.319.710,005
2024年3月75441.419.69,206
2025年3月79541.519.29,165827
2026年3月82841.318.29,239792

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性の賃金(男性=100)63.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 14 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
北海道電力ネットワーク986,435億円
北海道電力 ネットワーク980,647億円
北海道電力937,635億円
北海道電力45,597億円
その他1,088億円
主な関係会社
  • 国内
    北海道電力ネットワーク㈱(注2、4)
    札幌市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱北海電工(注3)
    札幌市白石区
    議決権55.8%
  • 国内
    北電興業㈱
    札幌市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    北海道パワーエンジニアリング㈱
    札幌市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    苫東コールセンター㈱
    勇払郡厚真町
    議決権59.3%
  • 国内
    ほくでんエコエナジー㈱
    札幌市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ほくでんサービス㈱
    札幌市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    北海道総合通信網㈱
    札幌市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ほくでん情報テクノロジー㈱
    札幌市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    森バイナリーパワー(同)
    札幌市中央区
    議決権60.0%
  • 国内
    石狩LNG桟橋㈱
    札幌市東区
    議決権50.0%
  • 国内
    道南水力発電(同)
    函館市富岡町
    議決権50.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • 北海道再エネアグリゲーション㈱札幌市中央区50%
  • 石狩湾新港洋上風力(同)札幌市中央区50%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成31年度札幌矯正管区庁舎外11庁で使用する電力
    法務省 · 2019-01-10
    3.4億円
  • 調達
    令和6年度札幌刑務所等で使用する業務用電力需給契約(再度公告入札)
    法務省 · 2024-03-08
    1.6億円
  • 調達
    【千歳試験場】電気の供給
    防衛省 · 2024-02-26
    1.5億円
  • 調達
    札幌第1合同庁舎ほか3庁舎で使用する電気
    財務省 · 2022-04-19
    1.3億円
  • 調達
    札幌開発建設部管内庁舎外で使用する電気(高圧)
    国土交通省 · 2019-02-19
    1.1億円
  • 調達
    【千歳試験場】電気の供給
    防衛省 · 2022-03-02
    1.1億円
  • 調達
    電力の供給(第1コース)一式
    国税庁 · 2025-01-24
    1億円
  • 調達
    令和6年度高圧電力供給契約
    法務省 · 2024-01-10
    9,760万円
  • 調達
    札幌第3合同庁舎及び札幌家庭簡易裁判所ほか12庁舎で使用する電気
    検察庁 · 2022-02-08
    8,335万円
  • 調達
    札幌航空交通管制部で使用する電気の購入
    国土交通省 · 2019-10-30
    8,280万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は8,560億円営業利益732億円前期と比べると減収減益で、売上が-5.1%、利益が-3.4%。

売上高
-5.1%
8,560億円
営業利益
-3.4%
732億円
純利益
-31.5%
440億円
営業利益率
8.6%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高9,700億円8,560億円
営業利益480億円732億円
純利益220億円440億円
1株あたり配当¥33¥33

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,145億円、営業利益は244億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.8%、営業利益は−50.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,651−12
2024年1Q2,27849421.7346
2024年2Q2,30825611.1164
2024年3Q2,270602.627
2024年4Q2,682125
2025年2Q4,16756213.5507
2025年4Q4,8541964.0135
2026年2Q4,12068016.5448
2026年4Q4,440521.2−8
2027年1Q2,14524411.4148

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は5,830億円から8,560億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5,830−1,282−1,328
2014年3月6,303−954−630
2015年3月6,929−9329
2016年3月7,241281213
2017年3月7,02812688
石狩LNG桟橋株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)
2018年3月6,130194165
北海道電力コクリエーション株式会社を設立
2019年3月6,303302224
2020年3月6,037326267
道南水力発電合同会社を設立(現・持分法適用関連会社)
2021年3月5,852412362
2022年3月6,63413869
合同会社HARE晴れを設立(現・持分法適用関連会社)
2023年3月8,889−293−222
2024年3月9,538873662
北海道再エネアグリゲーション株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)
2025年3月9,0217586418.4642
2026年3月8,5607326138.6440

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高8,560億円のうち、営業利益として残るのは732億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は440億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金91.4%7,828億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%732億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+1.5pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.7pt
10.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,145億円、投資CFが−2,131億円で、差し引きのフリーCFは−986億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1,846億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−412−1,1311,768−1,543774
2014年3月139−1,3051,603−1,1661,211
2015年3月943−1,142508−1991,520
2016年3月1,160−1,490−102−3301,088
2017年3月671−1,452574−781880
2018年3月1,071−1,454664−3831,161
2019年3月1,138−1,269−312−131717
2020年3月1,027−1,26798−240575
2021年3月1,365−856−247509838
2022年3月1,023−777−195246889
2023年3月−6−852868−858899
2024年3月1,761−808−7479531,107
2025年3月1,256−9071073491,563
2026年3月1,145−2,1311,268−9861,846

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4,736億円で、自己資本比率は18.5%(業種中央値39.4%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.661,9041.4710.8
2014年3月1.781,4671.647.6
2015年3月1.821,8841.639.8
2016年3月1.831,9721.6310.2
2017年3月1.832,0001.6310.3
2018年3月1.922,1301.7010.5
2019年3月1.962,2841.7311.1
2020年3月1.962,4741.7112.0
2021年3月2.002,8971.7113.8
2022年3月1.992,8571.7113.7
2023年3月2.092,5811.8411.7
2024年3月2.143,3351.8114.9
2025年3月2.244,0731.8417.5
2026年3月2.474,7362.0018.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,846億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,632億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
578億円
在庫として抱えている分
負債合計
2.0兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
59
/ 100
安定性自己資本比率12 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り29社中9位あたり、逆に低いのは自己資本比率29社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.4%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
18.5%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
-5.1%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,125.5で、1年前と比べて-2.3%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥1,125.5-3.9%1ヶ月+11.0%1年-2.3%時価総額2,423億円
過去52週の値幅
安値¥887高値¥1,295

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.5倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR0.49倍
配当利回り2.93%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月初めの925円から上昇し、7月15日に1,016円、7月27日に1,032円をつけた。8月13日は1,032円。25日移動平均線1,011.14円を上回り、75日線969.67円、200日線1,035.55円と交錯。52週高値1,295円から20.3%下落、52週安値887円からは16.3%上昇。RSIは55.82と中立。出来高は堅調で、需給は良好。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PER5.04倍は業界平均10.29倍の半分以下で、予想PER10.3倍でも同水準。PBR0.46倍は平均1.05倍に対し大幅な割安。配当利回り3.2%は平均2.55%を上回る。ROE10.37%と高収益。ただし電気事業の業績変動リスクがあり、今期予想の減益を受けて割安度はやや縮小する可能性。総合的に割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.5倍10.3倍
PER (予想)11.2倍
PBR0.49倍1.08倍
ROE10.4%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、電源構成の変化とコスト構造の改善。強気派は、2023年3月期の赤字から黒字転換し、営業利益率8%超を達成した収益力の回復に注目。石炭火力の効率化や再生可能エネルギーの拡大で燃料コストを抑制できると見る。弱気派は、電力需要の長期的な減少や、燃料価格の変動、再エネ導入コストの増加が収益を圧迫すると懸念。また、人口減少による需要減も重荷。

プラスに働く材料7
  • 収益性の改善

    2024年3月期に純利益662億円と大幅黒字化し、営業利益率8.4%を達成。

  • 再生エネ普及の追い風

    北海道の風力・太陽光資源を活かし、再エネ比率向上でコスト削減。

  • バリュエーションの割安感

    PBR0.46倍、PER5倍台と低評価で、配当利回り3%超。

  • PBR0.46倍の大幅割安修正余地不定影響

    PBR0.46倍が1倍へ是正されれば理論株価約2200円超、現値1032円の約2.1倍

  • 営業利益率8.55%と高水準維持通年影響

    2026年3月期営業利益率は8.55%と前期8.4%から改善、コスト構造改善

  • 配当利回り3.2%と株主還元の手厚さ継続影響

    予想配当利回り3.2%は主要電力株で高水準、下支え要因

  • 外国人保有19.2%と資本市場での認知度継続影響

    外国人持株比率19.2%が幅広い投資家層に支えられた需給構造を示す

マイナスに働く材料7
  • 需要減少の長期的トレンド

    人口減少や省エネで電力販売量が減少傾向にある。

  • 燃料費高騰リスク

    石炭やLNG価格の変動が収益を不安定化させる。

  • 再エネ関連コスト

    送電網の増強や調整コストが新たな負担となる。

  • 純利益440億円と前期比31%減益通年影響

    純利益は642億円→440億円と約202億円減少、今期予想も一段の低下懸念

  • 売上高9538億→8560億円と2期で1割減収通年影響

    売上高は9538億円、9021億円、8560億円と2期連続減収

  • 予想PER10.3倍は市場予想の大幅減益を示す決算発表後影響

    時価総額2222億円÷予想PER10.3倍で予想純利益約216億円、前期440億円の半減

  • 1年で株価4.96%下落と相対的弱さ継続影響

    1年間の株価リターンはマイナス4.96%で、上昇相場に乗り遅れ

次の決算で確かめる点
電源別発電コスト
燃料費や再エネコストの変動を把握する。
販売電力量
需要動向を示し、収益の基盤を測る。
再生可能エネルギー比率
コスト構造と環境対応の進展を評価。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり33で、前期から+60.0%いまの株価に対する利回りは2.93%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥33
1株あたり
配当利回り
2.93%
いまの株価に対して
配当性向
20.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月530.5
2018年3月50.09.1
2019年3月10100.010.9
2020年3月100.09.1
2021年3月100.013.2
2022年3月20100.051.0
2024年3月200.07.8
2025年3月200.07.2
2026年3月3260.020.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥33

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ91,781人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.6%を占め、残る67.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.840.941.638.548.146.1
金融機関38.738.135.334.729.526.9
外国法人12.114.116.618.412.919.1
事業法人4.74.94.64.86.05.6
自己株式4.64.54.54.54.44.4
証券会社2.51.91.83.53.22.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.1
政府・自治体0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.51
02株式会社北洋銀行4.74
03THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.03
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.75
05日本生命保険相互会社2.35
06北海道電力従業員持株会2.31
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.05
08明治安田生命保険相互会社1.88
09株式会社北海道銀行1.69
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.57

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-07-23
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    0.88%
    +0.01pt
  • 2026-07-23
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.07%
  • 2026-07-02
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    0.87%
    -0.01pt
  • 2026-05-13
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    0.88%
    +0.05pt
  • 2026-04-15
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    0.83%
    +0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+132%、1株純資産は14期で+129%。直近期のROEは10.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−646871−53.6
2014年3月−306658−38.8
2015年3月146141.966.1
2016年3月9464511.710.06.7
2017年3月346824.724.730.5
2018年3月727438.59.79.1
2019年3月10282010.76.210.9
2020年3月12391111.83.89.1
2021年3月1691,11714.13.013.2
2022年3月271,0962.518.251.0
2023年3月−115957−8.6
2024年3月3151,32323.52.77.8
2025年3月3061,67618.12.57.2
2026年3月2071,99310.45.120.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額421百万円。

氏名役職年齢保有株数
藤井裕代表取締役会長7048,500
齋藤晋代表取締役社長執行役員6513,700
上野昌裕代表取締役副社長執行役員6521,100
小林剛史代表取締役副社長執行役員6416,600
勝海和彦取締役 常務執行役員6313,000
土田拓取締役 常務執行役員646,800
新沼彰人取締役 常務執行役員645,200
吉川武取締役692,311
大野浩取締役 監査等委員(常勤)6612,300
戸巻雄一取締役 監査等委員(常勤)638,530
成田教子取締役 監査等委員75
竹内巌取締役 監査等委員684,200
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
鵜飼光子取締役 監査等委員7415,300
五十嵐敏文取締役 監査等委員68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)27441315
取締役(社内)6363
社外取締役4343

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容605字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社は、当社、子会社16社及び関連会社12社により構成されている。 当社は、発電・小売電気事業等を営んでおり、また、子会社である北海道電力ネットワーク㈱は、一般送配電事業、離島における発電事業等を営んでいる。その他の関係会社は、発電、一般送配電、小売に関する事業、及び情報通信等の事業を営んでいる。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりである。 [事業系統図] (注)1 (同)ゆうにじは、 2025年11月21日に設立したことに伴い、新たに連結子会社とした。 2 ㈱ほくでん寅福ファームは、2025年8月18日に設立したことに伴い、新たに関連会社とした。 3 石狩湾新港洋上風力(同)は、2025年9月10日に設立したことに伴い、新たに持分法適用関連会社とした。 上記の関係会社のうち、ほくでんグループは出資、人事及び取引等の関係から、グループ本社である北海道電力㈱と特に密接な関係にある会社で、本社がグループ会社として指定する以下の会社(13社)で構成される。 北海道電力ネットワーク㈱、㈱北海電工、北電興業㈱、北電総合設計㈱、北海道パワーエンジニアリング㈱、苫東コールセンター㈱、 ほくでんエコエナジー㈱、ほくでんサービス㈱、北海道総合通信網㈱、ほくでん情報テクノロジー㈱、㈱ほくでんアソシエ、 石狩LNG桟橋㈱、北海道レコードマネジメント㈱
経営方針・対処すべき課題4,497字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 2025年度のわが国経済は、米国の通商政策等の影響を受け、企業収支の改善に足踏みがみられたが、個人消費に持ち直しの動きがみられる等、緩やかに回復した。北海道経済については、物価上昇の影響から個人消費等に弱い動きがみられるものの、緩やかに持ち直した。 当社においては、卸電力市場価格が低位で推移し厳しい競争環境にあったことに加え、労務費・物価の上昇が進む等、事業環境は厳しさを増した。このような状況のもと、2025年3月に策定した「ほくでんグループ経営ビジョン2035」で掲げた経営目標の達成に向け、泊発電所の再稼働や新たなエネルギーサプライチェーンの構築に向けた取り組みを進めるとともに、カイゼンやDX(デジタルトランスフォーメーション)及び資機材調達の工夫等を通じた効率化・コスト低減を図ってきた。 [ほくでんグループ経営ビジョン2035] (1) ほくでんグループの経営テーマ ほくでんグループが事業基盤とする北海道では、人口減少や少子高齢化による地域活力の低下等の社会課題がある一方で、次世代半導体工場やデータセンターといったGX※産業立地が着実に進展しており、減少傾向であった電力需要が反転し、中長期的には大きく増加していく見通しとなっている。 2025年3月に策定した「ほくでんグループ経営ビジョン2035」では、北海道の持つポテンシャルを活かしながらほくでんグループが地域の発展に貢献し、力強く成長していく姿を示しており、経営テーマとして掲げた「北海道の発展に向けたGX実現への挑戦」「新たな価値創造に向けた挑戦」「持続的な成長に向けた経営基盤の強化」に着実に取り組むことで、ほくでんグループの事業成長と北海道の発展の両立を目指している。 ※ GX(グリーントランスフォーメーション):カーボンニュートラルの実現に向けた対応を成長の機会と捉え国際的な産業競争力を高めていくために、経済社会システム全体を変革させることを目指すもの。 < 2035年に向けたほくでんグループの経営テーマ > (2) 経営目標の進捗状況 経営目標に対する2025年度実績は以下のとおり。 引き続き、泊3号機再稼働前、2030年度、2035年度の各時点における目標の達成を目指していく。 ※1 未確定の諸元があるため、速報値を記載。 ※2 泊発電所再稼働に伴う料金値下げを考慮。 [2026年度の取り組み事項] (1)北海道の発展に向けたGX実現への挑戦 ①泊発電所の再稼働とさらなる安全性向上に向けた取り組み 原子力発電は、燃料供給の安定性や長期的な価格安定性、発電時にCO2を排出しない等の特長があり、電力の安定供給の確保とカーボンニュートラルの実現を支える重要な電源である。 泊発電所3号機については、2027年のできるだけ早期の再稼働に向け、設計及び工事の計画の認可や保安規定変更認可の審査、使用前事業者検査、防潮堤等の安全対策工事に総力を挙げて取り組んでいく。また、再稼働後には、再稼働に伴う費用の低減効果を反映したうえで、カイゼンやDXの推進等の経営効率化のさらなる深掘りによる費用の削減効果を最大限織り込み、電気料金の値下げを実施する。 福島第一原子力発電所のような事故を決して起こさないという強い決意のもと、これまでの安全対策にとどまることなく、重大事故リスクの一層の低減に取り組んでいる。「世界最高水準の安全性」を目指し、継続的に技術力の維持・向上を図るとともに、さまざまな機会を捉えて安全性向上の取り組みについて分かりやすくお伝えし、みなさまから信頼いただけるよう努めていく。 ②再生可能エネルギー電源の導入拡大に向けた取り組み 再生可能エネルギー(再エネ)電源については、「2035年度までに300万kW以上の増(開発規模ベース)」という目標を掲げている。目標の達成に向けて、新規地点の開発や出資参画、水力発電所のリプレース等を着実に進めていく。 ③火力発電の脱炭素化に向けた取り組み 中長期的な北海道エリアの電力需要増加を見据えた供給力の確保のため、LNG火力発電所である石狩湾新港発電所2号機及び3号機(計画出力:各58万kW、運転開始予定:2号機は2030年度、3号機は2033年度)の運転開始に向けて着実に取り組んでいく。また、次期LNG火力発電所の設置についても、発電出力等の詳細な検討を進めていく。 さらに、火力発電所については、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアや水素等の脱炭素燃料への転換や CCUS※の導入による脱炭素化を目指していく。石炭を燃料とする苫東厚真発電所4号機では、アンモニアへの燃料転換やCCUS技術の活用等による脱炭素化を進めることとしており、燃料転換については、2030年度に燃料の20%(熱量比)をアンモニアに転換し、その後、段階的に拡大していく計画としている。LNGを燃料とする石狩湾新港発電所2号機及び3号機においては、水素への燃料転換を進めていく。 ※ CCUS:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage(CO2の回収・有効活用・貯留)の略。 ④新たなエネルギーサプライチェーン構築に向けた取り組み 北海道では、最終エネルギー消費に占める石油・石炭の比率が高く、カーボンニュートラルの実現に向けては、電力やガスへのエネルギー転換により低炭素化・脱炭素化を進めていく必要がある。加えて、北海道では、将来的なエネルギー需要の大幅な増加が見込まれている。 当社は、泊発電所の再稼働や再エネの導入拡大、電化の推進に加え、ガス事業への本格的な参入、次期LNG電源・LNG基地の整備、水素・アンモニア・e-メタン※といった次世代エネルギーやCCUSの社会実装に向けた取り組みを進め、苫小牧・厚真地域を起点とした新たなエネルギーサプライチェーンを構築し、多様な脱炭素ソリューションを提供することで、2050年の北海道のカーボンニュートラル実現に貢献していく。 ※ e-メタン:脱炭素製造された水素とCO2を原料として製造するメタン。 ⑤送配電事業における取り組み 北海道電力ネットワーク㈱※では、北海道の豊富な再エネポテンシャルの最大限の活用に向け、新たな技術・知見をもとに北海道の電力系統における安定供給の確保と再エネの導入拡大の両立に努めている。 再エネのさらなる導入拡大による脱炭素化、大規模・長時間停電を回避するためのレジリエンス強化を図るとともに、大規模需要の進出等に適切に対応するため、中長期を見据えた次世代型電力ネットワークの構築に向けた取り組みを進めていく。 自然災害が激甚化する中においても、大規模災害を想定した訓練の実施や停電予防等の取り組みを通じて、ほくでんグループ一体となって電力インフラのレジリエンス強化を含めた安定供給に努めている。 ※ 送配電事業は、2020年4月以降、中立性を高める観点から100%子会社である北海道電力ネットワーク㈱が実施。 (2)新たな価値創造に向けた挑戦 ①お客さまの幅広いニーズに応えるソリューション・サービスの提供 ESP(エネルギーサービスプロバイダ)事業によるエネルギー利用の最適化や再エネの活用等、お客さまの幅広いニーズに応えるソリューションを提供している。 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準を満たす住宅に、高効率ヒートポンプシステムを導入した「スマートエネルギー住宅」の普及促進等を通じ、お客さまの省エネやCO2排出量の削減に貢献していく。 ②快適・あんしんな暮らしにつながる多様なサービスの提供 当社が提供するウェブサービス「ほくでんエネモール」を起点とした、お客さまや地域とのコミュニケーションを通じて、お困りごとや社会課題の解決等につながるサービスラインアップの拡充を進めている。 そのサービスとして、光回線インターネットサービス「ほくでん光」や住まい修理サポート、ヘルスケア関連サービスの提供、ECサイト「きらめくストア」の運営等を行っている。 ③事業共創の取り組み 北海道の持続的な発展に貢献するため、北海道が有する強み・ポテンシャルや地域社会が抱える課題を把握するとともに、そこから事業機会を見出し、農林水産業、観光・食、福祉等のさまざまな分野において共創の取り組みを進めることで新たな価値を創出していく。 (3)持続的な成長に向けた経営基盤の強化 ①カイゼン・DXの推進による事業変革 ほくでんグループはカイゼンやDXの推進を通じて、従来の枠組みにとらわれず業務や価値観を変革し、生産性や付加価値の向上、持続的な成長を目指していく。 ②人的資本経営の推進 ほくでんグループの持続的な成長を支える原動力は「人」であるとの認識のもと、従業員一人ひとりが働きがいを感じ、一層成長し活躍できるよう、「ほくでんグループ人材戦略」に基づき、人材育成や環境整備を進めていく。 事業変革や持続的な成長には、多様な視点や価値観が重要であるとの認識のもと、性別等にとらわれず多様な人材が、能力を十分に発揮するための取り組みを進めている。女性の活躍推進に向けては、女性管理職・管理職候補者のキャリア形成意識の醸成を目的とした社内セミナーや他社・他業種との懇談会等を実施している。 また、従業員が活き活きと働ける環境をつくることを経営の柱として推進する「健康経営」に取り組んでいる。 ③地域・社会に関する取り組み ほくでんグループは、経営環境が絶えず変化する中においても地域のみなさまとともに発展していけるよう、地域社会に根差した取り組みを通じて、地域との結びつきを強めている。 北海道で生まれ育った若き“どさんこアスリート”の挑戦を応援するどさんこアスリートRISEプロジェクトや植樹活動、SDGs教育支援等に取り組んでいる。 ④コンプライアンス・リスク管理の徹底 透明・公正な事業活動を確実に継続していくため、コンプライアンスを徹底する組織風土を醸成するとともに、内外の環境変化を踏まえて、事業に関わるリスクを的確に認識し、リスク管理の徹底に努めていく。 2025年7月、当社及び北海道電力ネットワーク㈱は、非公開情報を含む資料を当社従業員が所持・閲覧し、発電事業の業務において利用した事案に関し、経済産業省電力・ガス取引監視等委員会より業務改善勧告を受けた。当社及び北海道電力ネットワーク㈱では、本事案を重く受け止めており、同様の事案を二度と起こさないという強い決意のもと、再発防止に取り組んでいる。引き続き、再発させないという意識を強く持ち、取り組みを進めていく。 なお、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであるが、将来に関する事項については、有価証券 報告書提出日(2026年6月23日)現在において判断したものである。
事業等のリスク3,503字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 ほくでんグループの業績に影響を及ぼす可能性のある主なリスクには以下のようなものがある。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において判断したものである。 ほくでんグループでは、これらのリスクを認識した上で、発現の回避や発現した場合の対応に努めていく。 (1) 原子力発電の状況 泊発電所の安全確保を経営の最重要課題と位置づけ、社長のトップマネジメントのもと、「安全性向上計画」に基づき、安全性のより一層の向上に取り組んでいる。具体的には、原子力発電所の新規制基準への適合はもとよりさらなる安全性・信頼性向上に向けた安全対策工事や、重大事故などを想定した原子力防災訓練の実施など、安全対策の多様化や重大事故等対応体制の強化・充実に取り組んでいる。また、2024年3月には泊発電所の津波対策として新たな防潮堤の設置工事を開始した。着工から完成まで3年数ヵ月程度を要する見込みであるが、工程短縮方策を検討し、少しでも早い安全対策工事の完了を目指して取り組んでいる。 泊発電所の再稼働に向けて、新規制基準の適合性審査への対応に取り組んでおり、2025年7月に原子力規制委員会より泊発電所3号機の原子炉設置変更許可を受けた。引き続き、詳細設計に係る「設計及び工事計画の認可申請」及び運転管理体制などを定めた「保安規定変更認可申請」に係る審査などについても対応していく。 しかしながら、今後の審査の状況や防潮堤設置工事の進捗などによって泊発電所の停止がさらに長期化し燃料費の増大が続く場合などには、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (2) 設備障害・供給支障 発電設備や流通設備については、点検・保守の着実な実施等による設備の信頼性維持や、安定的な燃料調達、資機材サプライチェーンの維持管理に努めているが、自然災害や故障等により設備に障害が生じた場合、燃料供給や資機材サプライチェーンの途絶により設備の運転・維持管理が困難になる場合には、その復旧工事や発電所の停止に伴う他の発電所の焚き増し等のために費用が増加する等、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (3) 電気事業を取り巻く制度の変更等 電気事業のさらなる競争活性化等を目的とした市場やルールの整備・見直し等、国の制度変更により、業績に影響が及ぶ可能性がある。 原子力発電に伴う原子力バックエンド事業は、超長期にわたる事業であり不確実性を伴うが、使用済燃料の再処理や放射性廃棄物の処分のために必要となる費用については、法令等に基づき定められた単価を用いて算定した金額を拠出する制度が措置されており、廃炉の実施に必要となる費用については、法令等に基づき定められた金額を拠出する制度が措置されている。これらの制度措置により、事業者のリスクは軽減されているが、当該制度が見直される場合は、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (4) 気候変動に関する影響 気候変動への関心が高まる中、ほくでんグループのサプライチェーン排出量(スコープ1+2+3)について、2013年度比で2030年度に46%削減、2035年度に60%削減の目標を掲げており、この達成に向けて、泊発電所の全基再稼働や再生可能エネルギー電源の導入拡大、火力発電所の脱炭素化などに取り組んでいく。 また、再生可能エネルギー電源の開発や、脱炭素に向けたお客さまサポート、省エネのご提案、空気熱を活用したヒートポンプ機器などでの電化推進を通じて、2030年度に150万トン、2035年度に250万トンの排出削減に貢献していく。 これらの取り組みにより、2050年の北海道におけるエネルギー全体のカーボンニュートラルの実現に向けて最大限挑戦していく。 しかしながら、カーボンプライシング等の地球温暖化対策に関する環境規制の強化、脱炭素化に的確に対応できない場合における競争力の低下等により、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (5) 燃料・卸電力市場価格の変動 燃料調達費用については、燃料価格や為替レートの変動による影響を、電力購入費用については、卸電力市場価格の変動による影響を受ける。足元では中東情勢の緊迫化に伴い燃料・卸電力市場価格が上昇している。引き続き、バランスのとれた電源構成を目指すとともに、長期契約・スポット調達の組み合わせや調達先等契約方法の多様化、デリバティブ取引の活用等により価格変動リスクの分散・回避に努めていく。また、自社による発電と電力市場取引による電気の調達を経済合理性の観点から最適に組み合わせることで費用低減を図っている。 低圧のお客さまには燃料価格の変動を一定の範囲内で反映する燃料費調整制度、高圧・特別高圧のお客さまには卸電力市場価格の変動についても反映する燃料費等調整制度を適用することにより、燃料・卸電力市場価格の変動による業績への影響は緩和される。 (6) 電力需要・販売電力量の変動 景気の悪化等による経済活動・生産活動の低下、省エネルギーの進展、人口の減少、気温の影響等により電力需要が減少した場合や、他事業者との競争激化により販売電力量が減少した場合には、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (7) 降雨降雪量の変動 年間の降雨降雪量により、豊水の場合は燃料費の低減要因、渇水の場合は燃料費の増加要因となることから、業績に影響が及ぶ可能性がある。 なお、「渇水準備引当金制度」により一定の調整が図られるため、業績への影響は軽減される。 (8) 金利・物価等の変動 今後の市場金利の動向によっては新たな資金調達に係るコストが増加し、業績に影響が及ぶ可能性がある。 ただし、ほくでんグループの有利子負債残高の大部分は固定金利で調達した社債や長期借入金であることなどから、金利の変動による業績への影響は限定的と考えられる。 また、資機材調達の工夫等を通じた効率化・コスト低減を図っているが、今後の物価や人件費の動向によっては、資機材調達コストが増加し、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (9) 電気事業以外の事業 電気事業以外の事業については、事業内容の事前評価、事業運営の適切な管理に努めているが、事業環境の悪化等により、当初の見込みどおりの事業遂行が困難になる可能性がある。 (10) 人材の確保 「ほくでんグループ人材戦略」に基づき、自律的に挑戦・変化していくことができる人材の育成や、多様な人材が認め合い、働きがいと成長を感じながら活躍する環境の整備に向けた施策を推進しているが、深刻な人材不足が生じた場合は、業務遂行に支障が生じ、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (11) 感染症の拡大 電力の安定供給確保に向け、感染症の拡大を防止する対策を実施しているが、感染拡大により業務遂行への支障が生じた場合は、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (12) コンプライアンスの遵守 「ほくでんグループCSR行動憲章」や「コンプライアンス行動指針」を定め、法令やコンプライアンスの遵守を徹底するとともに、コンプライアンスに関わる取り組みを円滑かつ効果的に推進するため、社長を委員長とする「企業倫理委員会」を四半期毎に開催し、外部有識者が取り組みの有効性を確認している。 また、当社及び北海道電力ネットワーク㈱において、行為規制遵守に関する委員会を設置し、一般送配電事業の中立性・信頼性確保のための全社的な活動を推進している。 しかしながら、法令違反や企業倫理等に反する行為が発生した場合、社会的信用が低下し、業績に影響が及ぶ可能性がある。 (13) 情報セキュリティ ほくでんグループが保有するお客さま等に関する業務情報については、情報セキュリティの確保や社内ルールの整備、従業員教育の実施により厳正な管理に努めているが、情報流出等の問題が発生した場合、社会的信用が低下し、業績に影響が及ぶ可能性がある。 また、サイバー攻撃への備えとして、システムへの不正侵入や攻撃を防止するための適切な措置を講じるとともに、サイバー攻撃の早期検知と迅速な対応のための体制構築や訓練等により、インシデント対応レベルの向上に努めている。 しかしながら、サイバー攻撃に起因するシステム障害等が発生した場合、業務遂行に支障が生じるとともに、社会的信用が低下し、業績に影響が及ぶ可能性がある。 なお、上記のリスクのうち、合理的に予見することが困難であるものについては、可能性の程度や時期、影響額を記載していない。
経営成績の分析 (MD&A)4,547字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績の分析 ① 経営成績 当連結会計年度の小売販売電力量は、卸電力市場価格や燃料価格が低位で推移したため、厳しい競争環境となったことなどから、対前年度増減率△3.0%となった。他社販売電力量は、再生可能エネルギーの買取増加に伴う販売量の増加などにより、対前年度増減率11.8%となった。 売上高は、燃料価格などの低下に伴う燃料費等調整額の減少などにより、前連結会計年度に比べ460億70百万円(△5.1%)減の8,559億83百万円となり、営業外収益を加えた経常収益は、422億28百万円(△4.7%)減の8,633億99百万円となった。 経常利益は、燃料価格などの低下に伴う燃料費等調整制度の期ずれ差益の拡大や水力発電量の増加に伴う燃料費の減少はあったが、泊発電所の再稼働に向けた取り組みや労務費・物価及び金利の上昇などにより、前連結会計年度に比べ27億2百万円(△4.2%)減の613億48百万円となった。 また、親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の減少に加え、特別利益に計上した核燃料売却益の減少などにより、前連結会計年度に比べ202億20百万円(△31.5%)減の439億98百万円となった。 セグメント別の経営成績(セグメント間取引消去前)は、次のとおりである。 [北海道電力] 当連結会計年度の売上高は、燃料価格などの低下に伴う燃料費等調整額の減少などにより、前連結会計年度に比べ522億42百万円(△6.6%)減の7,358億8百万円となった。経常利益は、燃料価格などの低下に伴う燃料費等調整制度の期ずれ差益の拡大や水力発電量の増加に伴う燃料費の減少はあったが、泊発電所の再稼働に向けた取り組みや労務費・物価及び金利の上昇などにより、前連結会計年度に比べ90億71百万円(△16.9%)減の446億18百万円となった。 [北海道電力ネットワーク] 当連結会計年度の売上高は、託送料金見直しの影響や夏季の高気温によるエリア需要の増加に伴う託送収益の増加などにより、前連結会計年度に比べ17億60百万円(0.5%)増の3,229億49百万円となった。 経常利益は、労務費・物価及び金利の上昇などはあったが、売上高の増加に加え、経営全般にわたる効率化などにより、前連結会計年度に比べ14億5百万円(126.0%)増の25億20百万円となった。 [その他] 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ217億62百万円(14.1%)増の1,757億17百万円となり、経常利益は、建設業における売上高の増加及び継続的な原価低減などにより、前連結会計年度に比べ68億85百万円(56.6%)増の190億57百万円となった。 ② 生産、受注及び販売の実績 当社及び連結子会社の業種は広範囲かつ多種多様であり、また、「北海道電力」が担う発電・小売事業や「北海道電力ネットワーク」が担う一般送配電事業、離島における発電事業が事業の大半を占めることから、当該事業の発受電実績、販売実績及び資材の状況についてのみ記載している。 a.発受電実績 種別   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   対前年度増減率(%) 発受電電力量(百万kWh)   水力発電電力量   3,646   21.9 火力発電電力量   15,186   △6.1 原子力発電電力量   -   - 新エネルギー等発電等電力量   59   △49.9 計   18,891   △2.0 他社受電電力量   18,205   4.5 揚水発電所の揚水用電力量等   △386   △14.5 合計   36,710   1.3 出水率(自流)(%)   103.6   - (注) 1 他社受電電力量には、連結子会社や持分法適用会社からの受電電力量が含まれている。 2 揚水発電所の揚水用電力量等とは貯水池運営のための揚水用に使用する電力量及び蓄電池の充電電力量である。 3 出水率は、自社の1994年度から2023年度までの当該累計期間の30ヶ年平均に対する比である。 b.販売実績 [販売電力量] 種別   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   対前年度増減率(%) 小売(百万kWh)   低圧   電灯   7,719   △1.1 電力   1,711   △3.0 計   9,430   △1.5 高圧・特別高圧   12,628   △4.0 小計   22,058   △3.0 その他   60   △15.4 合計   22,118   △3.0 他社販売(百万kWh)   12,042   11.8 (注) 1 小計欄は、北海道電力㈱の販売電力量を示す。 2 その他欄は、北海道電力ネットワーク㈱の販売電力量を示す。 [料金収入] 種別   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   対前年度増減率(%) 電灯・電力料   (百万円)   564,543   △5.8 地帯間・他社販売電力料   (百万円)   163,606   △7.5 託送収益   (百万円)   52,339   20.9 (注) 1 北海道電力㈱、北海道電力ネットワーク㈱の合計(内部取引消去後)の実績を示す。 2 「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」、「米国関税措置を受けた緊急対応パッケージ」及び「「強い経済」を実現する総合経済対策」に基づき実施される「電気・ガス料金負担軽減支援事業」により、国が定める値引き単価による電気料金の値引きを行っており、その原資として受領する補助金19,057百万円については、「電気事業雑収益」に計上している。 c.資材の状況 石炭、重油及びLNGの状況 品名   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 期首残高   受入量     対前年度   増減率(%)   払出量      対前年度   増減率(%)   期末残高 石炭(t)   623,675   4,006,340   △3.5   %   4,033,806   △0.9   %   596,209 重油(kL)   169,323   246,437   △23.4   %   327,955   16.7   %   87,805 LNG(t)   126,971   234,488   △48.4   %   305,643   △33.8   %   55,816 (注) 本表には、当社及び北海道電力ネットワーク㈱の主な使用燃料を記載している。 (2)財政状態の分析 [資産] 当連結会計年度末の総資産は、減価償却の進行などはあったが、電力需要の増加やカーボンニュートラルの実現に向けた投資に伴う固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ2,270億47百万円増の2兆4,710億51百万円となった。 [負債] 当連結会計年度末の負債合計は、有利子負債の増加などにより、前連結会計年度末に比べ1,607億47百万円増の1兆9,974億14百万円となった。 [純資産] 当連結会計年度末の純資産合計は、配当金の支払いはあったが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ663億円増の4,736億36百万円となった。 以上の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.0ポイント増の18.5%となった。 (3)キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ282億84百万円増の1,846億7百万円となった。 [営業活動によるキャッシュ・フロー] 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の減少などにより、前連結会計年度に比べ110億42百万円減の1,145億45百万円の収入となった。 [投資活動によるキャッシュ・フロー] 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出の増加や核燃料の売却による収入の減少などにより、前連結会計年度に比べ1,223億66百万円増の2,130億69百万円の支出となった。 [財務活動によるキャッシュ・フロー] 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の増加などにより、前連結会計年度に比べ1,160億81百万円増の1,268億7百万円の収入となった。 (4)資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ほくでんグループの資金需要は、主に電気事業に係る設備投資や債務償還に必要な資金であり、自己資金のほか、社債の発行及び金融機関からの借入により調達を行っている。グリーン/トランジション・ファイナンスの活用に加え、米ドル建て社債や転換社債型新株予約権付社債の発行など、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めていく上での資金調達手段の多様化・安定化に努めている。 資金調達にあたっては、月次での資金繰計画に基づく適切な資金管理を行っており、緊急の資金需要に対しては、現金及び現金同等物の保有に加え、当座貸越契約やコミットメントライン契約により充分な流動性を確保している。また、ほくでんグループキャッシュ・マネジメント・サービス(CMS)により、参加会社の資金管理・資金調達・外部支払を一元化しており、グループ内における資金の効率化を図っている。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 ほくでんグループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成している。この連結財務諸表を作成するにあたり採用する重要な会計方針については「第5 経理の状況」に記載している。 ほくでんグループは、連結財務諸表を作成するにあたり、繰延税金資産の回収可能性、退職給付に係る負債及び資産、資産除去債務などに関して、過去の実績等を勘案し、合理的と考えられる見積り及び判断を行っているが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。このうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載している。 (6)経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「ほくでんグループ経営ビジョン2035」で掲げた連結経常利益に関する泊発電所3号機再稼働前の目標「400億円以上」、ROICに関する2030年度の目標「3.0%以上」に対し、2025年度の連結経常利益は613億48百万円、ROICは2.8%となった。 また、連結自己資本比率に関する2030年度の目標「20%以上」に対し、2025年度末の連結自己資本比率は18.5%となった。

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開示資料

出典

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