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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

広島電鉄

Hiroshima Electric Railway Co.,Ltd.9033 · Standard · 陸運業

広島圏の交通インフラを担う鉄軌道・バス事業を中核に、流通・不動産・建設・レジャーまで手掛ける地域コングロマリット。

概要

広島電鉄は広島市を中心に路面電車(広電)と路線バスを運行する公共交通事業者である。1942年に広島瓦斯電軌から交通部門を分離して設立。鉄軌道・自動車・海上運送に加え、不動産・建設・流通・レジャー・サービスにも多角化する。2026年3月期の連結営業収益は374億70百万円、営業損失2億90百万円。

鉄軌道・自動車・海上を担う運輸部門

運輸部門は鉄軌道事業(軌道線35.8キロ)、自動車事業(乗合・貸切バス、営業キロ1,186キロ)、海上運送業(宮島航路)、索道業(宮島ロープウェー)、航空運送代理業、ハイヤー業で構成される。2026年3月期の運輸部門営業収益は232億47百万円。連結子会社として備北交通、エイチ・ディー西広島、芸陽バス、宮島松大汽船、広電エアサポート、ひろでんモビリティサービスを擁する。

不動産・建設・流通で収益を補完

不動産部門は賃貸と販売を手がけ、2026年3月期の営業収益は62億92百万円。広島市佐伯区の「イオンタウン楽々園」の土地賃料や分譲マンション「ザ・広島フロント」の引渡しが増収に寄与した。建設部門は広電建設と株式会社A&Cが土木・建築・電気通信工事を担当。流通部門は株式会社広電宮島ガーデンが物品販売を行い、営業収益12億37百万円。

グループ全体の収益回復と営業赤字の継続

2026年3月期の連結営業収益は前期比11.2%増の374億70百万円。旅客輸送人員は鉄軌道で12.5%増の5,332万6千人、自動車で1.0%増の3,400万4千人。インバウンド需要や被爆80年関連の来訪増が寄与した。一方、人件費・燃料費・減価償却費の上昇により営業損失2億90百万円(前期は14億19百万円の損失)。親会社株主に帰属する当期純利益は11億58百万円。

観光需要と再開発を追い風に中計目標を設定

2026年5月に策定した中期経営計画「広電グループ経営総合3ヵ年計画2028」では、2028年度にROE4.5%、営業収益450億円、当期純利益20億円を目標とする。長期ビジョンは被爆100年となる2045年に向け、持続可能な公共交通と地域価値の創造を掲げる。重点戦略として、新乗車券サービスMOBIRY DAYSの拡充、不動産・建設の収益基盤強化、観光の成長ドライバー化を挙げる。

業界の中での役割は地域公共交通を担う鉄軌道・バス事業者であり、沿線の生活インフラも提供する総合企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
375億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-0.8%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
運輸業232億円61.9%-27億円-11.6%
不動産業62億円16.5%22億円35.5%
建設業60億円16.0%2億円3.3%
流通業12億円3.2%0億円0.0%
レジャー・サービス業9億円2.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01運輸(鉄軌道・バス・タクシー等)主力

広島市内の路面電車(広電)と路線バスを運行し、地域の移動手段を確保。宮島への航路やロープウェイ、タクシー、航空代理店も運営し、広島圏の交通ネットワークを形成している。

主な製品・サービス2
鉄軌道事業(路面電車)
広島市内の路面電車網を運行。市内中心部と郊外を結び、広島の主要交通機関として通勤・通学・観光に利用される。
自動車事業(路線バス・タクシー)
広島市内及び近郊で路線バスを運行。子会社がタクシーや貸切バスも運営し、鉄道を補完する地域交通を提供。

02流通副次

宮島の土産物店や商業施設を運営。観光客や地域住民向けに物品販売を行い、運輸事業との相乗効果を図っている。

03不動産副次

自社保有不動産の賃貸、商業施設やバスターミナルの運営、分譲住宅の販売などを行う。交通ターミナル周辺の不動産を活用し、沿線価値の向上に貢献。

04建設副次

グループ内の施設や鉄道・バス関連の土木建築工事を中心に、通信工事も手掛ける。地域インフラの整備・維持に寄与。

05レジャー・サービス副次

飲食、ボウリング、ゴルフ、旅行、ホテルなど、沿線住民や観光客向けに幅広いレジャー・サービスを提供。宮島や広島市内の観光需要を取り込む。

製品と技術

5100形グリンムーバーマックス:国産初の完全超低床車両

2005年3月に導入した5100形電車は、国産初となる完全超低床型路面電車である。床面高さを極限まで下げ、ホームと車両の段差をほぼ解消。車椅子やベビーカーの乗降を容易にし、高齢者や観光客の利用促進に貢献した。広島電鉄の軌道線35.8キロで運行され、市内観光のシンボル的存在となっている。

PASPYとMOBIRY DAYS:地域交通ICカードと新乗車券サービス

2008年1月に導入したPASPYは、広島県内の電車・バスで利用可能な交通系ICカード。2024年7月にはスマートフォン対応の新乗車券サービス「MOBIRY DAYS」を開始。乗車券購入・経路検索・運行情報を一体化し、利便性を向上。2026年7月にはICOCAやWAONとの連携を予定し、さらなる相互利用拡大を図る。

駅前大橋ルート:JR広島駅への直通と都心回遊性向上

2025年8月に開業した新線「駅前大橋ルート」は、JR広島駅ターミナルビル2階へ乗り入れる軌道線。これにより広島駅と都心部のアクセスが大幅に改善。同線の開業で軌道線総延長は35.8キロとなった。広島市の再開発事業と連携し、都心回遊性の向上と観光客の利便性向上を目指す。

宮島航路と索道:世界遺産へのアクセスを支える海上・山上輸送

連結子会社の宮島松大汽船が運航するフェリーで、宮島(厳島神社)への海上アクセスを提供。広島観光開発が運営する宮島ロープウェーは弥山山頂へ至る索道である。2025年度の宮島来島者数は過去最多を記録し、円安を背景にインバウンド客が大幅に増加。両事業とも運輸部門の収益を押し上げた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

広島地盤の鉄道・不動産複合企業

売上高約300〜375億円の鉄道事業者。同業の東武鉄道や東急は首都圏を地盤とする大手私鉄であり、規模で大きく劣る。広島県を中心に鉄道・バス・不動産を展開し、地域密着型の経営。ただし直近営業赤字で、収益性は低位。2026/3期には営業赤字縮小見込み。

強み

  • 広島市を中心とした鉄道・路面電車網を独占的に運営。
  • 沿線開発による不動産賃貸収入が安定的な収益源となっている。
  • 2024/3期305億円から2026/3期375億円へと売上拡大が見込まれる。
  • 広島の観光地へのアクセスを活かし、訪日客需要を取り込む。

課題

  • 2025/3期、2026/3期とも営業赤字であり、早期の黒字化が課題。
  • 広島県の人口減少により、鉄道利用者の長期的な減少リスクがある。
  • 老朽化したインフラの更新需要に伴う設備投資負担が大きい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

陸運業の時価総額近傍。太字が広島電鉄

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19029ヒガシホールディングス250億円9.5倍
29057遠州トラック245億円10.8倍
39083神姫バス244億円7.5倍
49059カンダホールディングス213億円8.0倍
59046神戸電鉄199億円13.4倍
69033広島電鉄193億円16.6倍
79034南総通運165億円11.5倍
89074日本石油輸送165億円10.9倍
99145ビーイングホールディングス140億円11.4倍
109049京福電気鉄道133億円7.2倍
119082大和自動車交通111億円42.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 53件

1910年創業からガス会社との合併を経て1942年に分離独立

1910年6月、広島電気軌道株式会社が資本金300万円で設立。1912年11月に軌道線を開業し営業を開始した。1917年7月には広島瓦斯会社と合併し広島瓦斯電軌株式会社となる。その後、交通事業の重要性が高まり、1942年4月に交通部門を分離して広島電鉄株式会社(資本金750万円)を設立。現在の企業体がここに成立した。

戦時統合でバス事業を拡大した1943年

1943年4月、政府のバス事業統合方針に基づき、三段峡自動車株式会社など7社を合併。これにより広島県内の路線バス網を一気に拡大し、自動車部門の基盤を形成した。この統合は戦時体制下での交通資源の集中を目的としており、後の広電バスネットワークの原型となった。

原爆投下による全線不通と復旧への道のり

1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下され、市内電車・市内バスは全線不通となった。しかし同月中に己斐~西天満間で電車の運転を再開。以後順次復旧を進め、1948年12月には白島線を除く全線が復旧。1952年6月に白島線が新線で営業を開始し、戦後7年をかけて完全復旧を遂げた。

上場と多角化の始まり:1950年代~60年代

1949年6月、広島証券取引所に株式を上場。1954年6月に広電観光(現広電エアサポート)を設立し、観光事業に進出。1956年には中国観光を買収、広島観光開発を設立。1961年に広電不動産を設立、1962年には備北交通へ資本参加。1963年に広電タクシーを設立するなど、交通以外の事業に多角的に進出した。

1970年代の不動産事業参入と子会社再編

1969年7月に不動産部を新設し、不動産事業を本格化。1971年4月に広電住宅産業(現広電建設)を設立し、建設業にも参入。1978年12月に広電住宅産業を広電建設に商号変更。1982年6月には広電興産を株式会社広電ストアに改称し、流通業を強化。この時期に現在の多角化の枠組みが整った。

1990年代のバス事業譲渡と証券市場への上場

1997年4月に貸切自動車部を廃止。同年12月、広電タクシーが自動車運送事業を譲渡し広電興産に商号変更。1999年1月にエイチ・ディー西広島を設立。2000年3月に東京証券取引所市場第二部に上場し、資本市場での資金調達力を拡大。この間、不採算事業の整理とグループ再編を進めた。

2005年国産初の超低床路面電車導入とPASPY開始

2005年3月、国産初の完全超低床型路面電車5100形「グリーンムーバーマックス」を導入。バリアフリー化を推進し、利用者利便性を向上。2008年1月には広島県交通系ICカード「PASPY」を導入。これにより電車・バス共通のIC乗車券が実現し、地域交通のデジタル化の基盤を築いた。

2010年代以降の事業承継・統合と新線開業

2012年3月に芸陽バスを子会社化、同年4月には呉市交通局の廃止に伴いバス事業を承継。2013年4月に広電不動産を吸収合併。2016年4月には広電興産を吸収合併。2021年3月にホテルニューヒロデンが営業終了。2024年7月に新乗車券サービスMOBIRY DAYSを導入。2025年8月に駅前大橋ルートを開業し、JR広島駅への乗り入れを実現。2026年2月には株式会社A&Cを完全子会社化した。

年表53件を開く

1910年代

  • 1910年6月創業広島電気軌道株式会社 設立 資本金300万円
  • 1912年11月創業創業(軌道線開業)
  • 1917年7月創業広島瓦斯電軌株式会社 設立(広島瓦斯会社と合併)資本金600万円

1930年代

  • 1931年2月宮島線全線開通
  • 1938年2月M&A広島乗合自動車㈱を合併、自動車部創設

1940年代

  • 1942年4月創業広島電鉄株式会社 設立 資本金750万円(広島瓦斯電軌株式会社より交通事業を分離)
  • 1943年4月M&A政府のバス事業統合方針に基づき、三段峡自動車㈱他7社合併
  • 1945年8月広島に原子爆弾投下 市内電車・市内バス全線不通
  • 1945年8月市内電車 己斐~西天満間復旧運転開始、以下順次各線復旧
  • 1948年12月市内電車白島線を除き全線復旧
  • 1949年6月上場広島証券取引所上場

1950年代

  • 1952年6月市内電車白島線 新線により営業開始
  • 1954年6月創業広電観光株式会社(現 広電エアサポート株式会社)設立
  • 1956年2月M&A中国観光株式会社 買収
  • 1956年8月広島観光開発株式会社(現連結子会社)設立
  • 1957年6月創業広島観光汽船株式会社 設立
  • 1958年3月宮島松大観光船有限会社へ資本参加(現 宮島松大汽船株式会社)

1960年代

  • 1960年3月創業広電興産株式会社 設立
  • 1961年2月創業広電不動産株式会社 設立
  • 1961年6月有限会社やまとタクシーへ資本参加 2022年5月までに全出資持分を売却
  • 1962年11月備北交通株式会社(現連結子会社)へ資本参加
  • 1963年4月創業広電タクシー株式会社 設立
  • 1965年10月株式会社広電宮島ガーデン(現連結子会社)設立
  • 1969年7月不動産部新設(不動産事業開業)

1970年代

  • 1970年5月創業株式会社広電プラザ 設立(現 株式会社ヒロデンプラザ)
  • 1971年4月創業広電住宅産業株式会社 設立(現 広電建設株式会社)
  • 1973年2月創業株式会社ホテルニューヒロデン 設立
  • 1978年12月商号変更広電住宅産業株式会社 広電建設株式会社(現連結子会社)に商号変更

1980年代

  • 1982年6月商号変更広電興産株式会社 株式会社広電ストアに商号変更

1990年代

  • 1991年4月株式会社グリーンバーズ・ヒロデン(現連結子会社)設立
  • 1995年10月商号変更株式会社広電プラザ 株式会社ヒロデンプラザ(現連結子会社)に商号変更
  • 1997年4月貸切自動車部 廃止
  • 1997年12月商号変更広電タクシー株式会社 自動車運送事業を譲渡し、広電興産株式会社に商号変更
  • 1999年1月エイチ・ディー西広島株式会社(現連結子会社)設立
  • 1999年3月株式会社交通会館(現連結子会社)設立

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 2002年12月創業ひろでん中国新聞旅行株式会社(現 株式会社たびまちゲート広島)設立
  • 2003年10月M&Aひろでん中国新聞旅行株式会社(現 株式会社たびまちゲート広島)広電観光株式会社の旅行部門、株式会社中国新聞トラベル・サービスを合併・統合
  • 2004年6月商号変更宮島松大観光船有限会社 株式会社に移行し、宮島松大汽船株式会社(現連結子会社)に商号変更
  • 2005年3月国産初の完全超低床型路面電車5100形「グリーンムーバーマックス」を導入
  • 2008年1月広島県交通系ICカード「PASPY」(パスピー)を導入

2010年代

  • 2012年3月M&A芸陽バス株式会社(現連結子会社)の株式を追加取得し、子会社化
  • 2012年4月呉市交通局の廃止により、バス事業を承継し、呉市域の運行を開始
  • 2013年4月M&A広電不動産株式会社 当社を存続会社とし、広電不動産株式会社を消滅会社とする吸収合併により解散
  • 2014年4月商号変更広電観光株式会社 広電エアサポート株式会社(現連結子会社)に商号変更
  • 2016年4月M&A広電興産株式会社 当社を存続会社とし、広電興産株式会社を消滅会社とする吸収合併により解散
  • 2019年3月株式会社広電ストア スーパー事業及び移動販売事業を同業他社に事業譲渡し、解散・清算

2020年代

  • 2020年2月ひろでんモビリティサービス株式会社(現連結子会社)設立
  • 2021年3月株式会社ホテルニューヒロデン 1月末で営業終了・解散
  • 2021年4月商号変更ひろでん中国新聞旅行株式会社、株式会社たびまちゲート広島(現持分法適用の関連会社)に商号変更
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場移行
  • 2024年7月新乗車券サービス「MOBIRY DAYS」(モビリーデイズ)を導入
  • 2026年2月M&A株式会社A&C 株式取得により完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2028年度まで4.5%
  • 営業収益2028年度まで450億円
  • 当期純利益2028年度まで20億円
  • EBITDA有利子負債倍率2028年度まで7.0倍以下

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    持続可能な公共交通サービスの確立と進化

    新乗車券サービス「MOBIRY DAYS」の拡充や循環線の開業により利便性を向上。鉄軌道・自動車・海上・索道・航空代理業それぞれで運行効率化や省力化、新規事業に取り組み、安全・安心な移動を提供する。

  2. 02

    不動産・建設事業の収益基盤強化

    分譲マンション事業の戦略的実行や他事業者との協業、CRE戦略による社有地有効活用で収益を確保。建設業では人材確保・DX化・生産性向上を進め、公共工事や大型案件受注に取り組む。

  3. 03

    観光の成長ドライバー化

    世界遺産登録30周年を好機と捉え、新規クルーザー事業やグループ連携強化により観光需要を取り込む。宮島コーラルホテルの設備改修やゴルフ施設の改善で来訪者増加を図る。

  4. 04

    事業機能の独立・外部展開

    運輸・流通・レジャー各事業で外部連携や販路拡大を推進。バス協調プラットフォームとの連携や仕出し弁当の販路拡大、宮島サービスエリアでの収益確保に取り組む。

  5. 05

    グループ経営体制の最適化

    グループ経営体制の強化、財務戦略、人財戦略を推進し、コーポレート戦略と事業戦略を連携。社員の能力発揮や社内環境整備に積極的に取り組み、企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,241人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は578万円で、9期前と比べて+7.6%平均年齢は48.3歳、平均勤続年数は17.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,423
2018年3月2,476
2019年3月53746.216.22,397
2020年3月54346.516.22,398
2021年3月53246.916.72,363
2022年3月51047.417.32,283
2023年3月52648.017.72,165
2024年3月54448.217.72,180
2025年3月55948.217.42,182−64
2026年3月57848.317.22,241−13

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 14 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
小計755億円
運輸業368億円
運輸業331億円
不動産業323億円
不動産業319億円
レジャー・サービス業4,430百万円
建設業1,962百万円
流通業24百万円
ほか65件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    広電エアサポート㈱
    広島市中区
    議決権100.0%
  • 国内
    備北交通㈱
    広島県庄原市
    議決権90.3%
  • 国内
    ㈱広電宮島ガーデン
    広島市中区
    議決権100.0%
  • 国内
    宮島松大汽船㈱
    広島県廿日市市
    議決権60.0%
  • 国内
    ㈱ヒロデンプラザ
    広島市中区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱グリーンバーズ・ヒロデン(注)3
    広島県三原市
    議決権100.0%
  • 国内
    エイチ・ディー西広島㈱
    広島市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    広島観光開発㈱(注)2
    広島市中区
    議決権59.8%
  • 国内
    ㈱交通会館
    広島市東区
    議決権65.7%
  • 国内
    芸陽バス㈱
    広島県東広島市
    議決権95.6%
  • 国内
    ひろでんモビリティサービス㈱
    広島市中区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱A&C
    広島県廿日市市
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • ㈱たびまちゲート広島広島市中区35%
  • ㈱広島バスセンター広島市中区22%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金
    国土交通省 · 2018-06-04
    4.6億円
  • 補助金
    観光振興事業費補助金
    国土交通省 · 2020-06-26
    2.9億円
  • 補助金
    訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金
    国土交通省 · 2022-05-23
    1.5億円
  • 補助金
    観光振興事業費補助金
    国土交通省 · 2021-03-16
    1.5億円
  • 補助金
    鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2023-05-08
    1.1億円
  • 補助金
    地域公共交通確保維持改善事業費補助金
    国土交通省 · 2020-08-27
    6,254万円
  • 補助金
    鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2022-06-10
    5,956万円
  • 補助金
    鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2021-06-29
    5,330万円
  • 補助金
    鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2018-02-28
    4,386万円
  • 補助金
    鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2023-03-14
    4,233万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は375億円営業利益-3億円前期と比べると増収で、売上が+11.3%。

売上高
+11.3%
375億円
営業利益
-3億円
純利益
-14.3%
12億円
営業利益率
-0.8%
前期比 +3.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高409億円375億円
営業利益8億円-3億円
純利益10億円12億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は101億円、営業利益は2億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q4033
2019年4Q3653
2020年4Q3290
2021年4Q254−2
2022年4Q2744
2023年4Q27512
2024年4Q3058
2025年4Q337−8−2.417
2026年4Q37520.512
2027年1Q10122.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は416億円から375億円へ90%に減った。直近期の営業利益率は-0.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
広電不動産株式会社 当社を存続会社とし、広電不動産株式会社を消滅会社とする吸収合併により解散
2013年3月4161114
広電観光株式会社 広電エアサポート株式会社(現連結子会社)に商号変更
2014年3月397614
2015年3月468311
広電興産株式会社 当社を存続会社とし、広電興産株式会社を消滅会社とする吸収合併により解散
2016年3月4702318
2017年3月422813
2018年3月403−29
2019年3月365−36
ひろでんモビリティサービス株式会社(現連結子会社)設立
2020年3月329−36
ひろでん中国新聞旅行株式会社、株式会社たびまちゲート広島(現持分法適用の関連会社)に商号変更
2021年3月254−60−33
2022年3月274−44−11
2023年3月275−309
2024年3月305−107
2025年3月337−14−12−4.214
株式会社A&C 株式取得により完全子会社化
2026年3月375−3−1−0.812

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高375億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-0.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金82.9%311億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.9%67億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.8%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比8.0pt
-0.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.9pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.7pt
2.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−43億円で、差し引きのフリーCFは−26億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は32億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月64−46−91855
2014年3月4−135−952
2015年3月32−13−271944
2016年3月61−19−364250
2017年3月68−45−252348
2018年3月51−50−8142
2019年3月38−32−5643
2020年3月40−431−340
2021年3月29−2912052
2022年3月−11−3647−4752
2023年3月4−219−1744
2024年3月55−36−241939
2025年3月51−566−540
2026年3月17−4318−2632

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,087億円。このうち返さなくてよい自己資本が455億円で、自己資本比率は40.8%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月92034257836.4
2014年3月93535957637.5
2015年3月93439454041.3
2016年3月89140348844.2
2017年3月89041647445.7
2018年3月88742446346.5
2019年3月88842246646.3
2020年3月89842347545.8
2021年3月92139452741.7
2022年3月92538753840.9
2023年3月94139254940.8
2024年3月98441656841.3
2025年3月1,04142861340.1
2026年3月1,08745563240.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
33億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
136億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
632億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
57
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率56社中2位あたり、逆に低いのはROE56社中51位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.7%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-0.8%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.8%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.3%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥635で、1年前と比べて+0.2%過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。

¥635-0.5%1ヶ月+1.8%1年+0.2%時価総額193億円
過去52週の値幅
安値¥595高値¥671

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.6倍
PER (会社予想)19.3倍
PBR0.42倍
配当利回り1.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は625円(7/24)で、前日比0.3%上昇も、1ヶ月では横ばい。25日線(624円)をわずかに上回るが、75日線(619円)は下回る。52週高値672円から7%下落、低値595円から5%上昇のレンジ内。出来高は平均的で、方向性に欠ける。週足ではもみ合い継続、200日線(617円)近辺でサポート。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 16.39倍は業界平均23.45倍を下回り、PBR 0.43倍は同1.08倍より大幅に低く資産価値に対して割安。ただしROE 2.7%は低く、営業損益が赤字で収益力が弱く、配当利回り1.28%も業界平均2.26%を下回る。割安だが業績低迷リスクが内在。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.6倍15.7倍
PER (予想)19.3倍
PBR0.42倍1.07倍
ROE2.7%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コロナ後の利用者回復とインバウンド需要が追い風だが、営業赤字継続と競合交通手段の存在が課題。強気派は、観光需要回復と再開発効果による収益改善、低PBR0.43倍の割安感を評価。弱気派は、営業赤字からの脱却の遅れや自動車・タクシーとの競合、人口減少に伴う利用者減を懸念。

プラスに働く材料7
  • インバウンド需要回復

    観光客増加で路面電車利用拡大。

  • 低PBR0.43倍

    解散価値の半値以下で割安。

  • 再開発効果期待

    広島市の再開発で人流増加。

  • 2026年3月期の営業赤字縮小により収益改善期待通年影響

    FY2026/3営業利益-3億円と前期の-14億円から改善、黒字化目前

  • 訪日観光客増加による鉄道・バス需要拡大継続影響

    広島は観光地、インバウンド回復で輸送需要増加、収益寄与

  • 不動産事業の安定収益が下支え通年影響

    不動産セグメントは安定、売上高の約2割を占める

  • PBR0.43倍と解散価値割れ、株主還元強化期待不定影響

    PBR1倍未満が継続、自社株買いや増配の余地

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字継続

    2025/3期営業赤字4.15%、2026/3期も赤字見込み。

  • 競合交通手段

    バス・タクシー・マイカーの利用増。

  • 人口減少の逆風

    広島県の人口減少で中期的な利用者減。

  • 営業赤字継続による財務リスク通年影響

    FY2025/3は営業損失14億円、FY2026/3も赤字予想で利益率低迷

  • 燃料費・人件費高騰が収益圧迫継続影響

    運送業界全体のコスト上昇、利益率にマイナス影響

  • 人口減少による地元需要の縮小長期影響

    広島県の人口減少で鉄道・バス利用者減、長期的な需要低下

  • 競合他社との価格競争激化不定影響

    地域交通市場での競合、運賃値上げが困難

次の決算で確かめる点
営業損益
黒字転換の時期が焦点。
鉄道輸送人員
利用者回復の指標。
インバウンド客数
観光需要の実態。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.26%。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
1.26%
いまの株価に対して
配当性向
24.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月828.2
2018年3月80.039.4
2019年3月80.035.4
2020年3月80.042.0
2023年3月6−25.024.2
2024年3月60.032.8
2025年3月833.325.4
2026年3月80.024.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,061人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.3%を占め、残る71.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他63.163.664.065.569.171.0
事業法人18.918.818.818.216.816.5
金融機関17.517.116.916.113.611.7
外国法人0.10.30.20.20.20.4
証券会社0.30.20.20.10.20.4
自己株式0.20.20.20.20.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01広島日野自動車株式会社3.85
02株式会社広島銀行3.43
03株式会社三菱UFJ銀行2.88
04株式会社鴻治組2.30
05広島ガス株式会社2.03
06野村信託銀行株式会社 退職給付信託・三菱UFJ信託銀行口1.23
07いすゞ自動車株式会社0.99
08出光興産株式会社0.93
09一般財団法人多山報恩会0.82
10株式会社大林組0.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+67%、1株純資産は14期で+165%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月235524.215.522.6
2014年3月245794.215.824.5
2015年3月186362.924.543.6
2016年3月306494.714.835.0
2017年3月431,3403.322.628.2
2018年3月281,3612.140.039.4
2019年3月211,3541.553.635.4
2020年3月211,3561.552.642.0
2021年3月−1091,265−8.3
2022年3月−351,245−2.8
2023年3月311,2632.526.324.2
2024年3月221,3381.735.932.8
2025年3月451,3733.313.325.4
2026年3月381,4602.716.224.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額237百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
椋田昌夫代表取締役会長79745
仮井康裕代表取締役社長66157
横田好明専務取締役 経営企画本部長63127
瀬﨑敏正常務取締役60122
岡田茂常務取締役60127
立岩薫取締役6884
田村興造取締役75
平田かおり取締役52
戸井佳奈子取締役65
平町隆典常勤監査役7097
渡辺泰朗監査役6923
片山一俊監査役57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6174618130
社外取締役638386
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容662字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、連結子会社13社及び持分法適用会社3社で構成されております。セグメントごとの主な事業内容と当社及び主要な関係会社の当該事業における位置付け等は、次のとおりであります。 (1) 運輸部門 事業の内容   会社名 鉄軌道事業   当社 自動車事業   当社、備北交通㈱※1、エイチ・ディー西広島㈱※1、芸陽バス㈱※1 索道業   広島観光開発㈱※1 海上運送業   宮島松大汽船㈱※1 航空運送代理業   広電エアサポート㈱※1 ハイヤー業   ひろでんモビリティサービス㈱※1 (2) 流通部門 事業の内容   会社名 物品販売業   ㈱広電宮島ガーデン※1 (3) 不動産部門 事業の内容   会社名 不動産賃貸業   当社、㈱交通会館※1、㈱広島バスセンター※2 不動産販売業   当社 (4) 建設部門 事業の内容   会社名 土木・建築業   広電建設㈱※1、㈱A&C※1 電気通信工事業   大亜工業㈱※2 (5) レジャー・サービス部門 事業の内容   会社名 飲食業   ㈱広電宮島ガーデン※1、㈱A&C※1 ボウリング業   ㈱ヒロデンプラザ※1 ゴルフ業   ㈱グリーンバーズ・ヒロデン※1 旅行業   ㈱たびまちゲート広島※2 ホテル業   ㈱A&C※1 (注) 1 ※1 連結子会社 2 ※2 持分法適用の関連会社 以上に記載した事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注) 1 ※1 連結子会社 2 ※2 持分法適用の関連会社
経営方針・対処すべき課題3,602字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中に将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)広電グループのパーパス 当社グループは、「広島のワクワクを創造する」をパーパスとして掲げ、すべての行動の判断軸としています。運輸、流通、不動産、建設及びレジャー・サービス業により構成され、多面的な事業展開を行っており、以下に掲げる長期ビジョン(2045年のありたい姿)及びサステナビリティ基本方針をもとに、グループの総合力を活かして持続可能な地域社会の実現と中長期的な企業価値向上の両立に取り組みます。 (2)長期ビジョン(2045年のありたい姿) 当社グループは、2026年度から2028年度を対象とする中期経営計画「広電グループ経営総合3ヵ年計画2028」において長期ビジョンを定め、被爆100年となる2045年を「過去を継承し未来を創造する起点」と捉え、2045年に向けた持続可能で魅力ある広島と広電グループの姿を描きます。 <長期ビジョン(2045年のありたい姿)> 私たち広電グループは ・人々の快適で安全・安心な移動を担います ・新たな価値を求め生み出し続けます ・社会の一員としての責任を果たし続けます ・地域で選ばれ、従業員が誇れる存在であり続けます (3)サステナビリティ基本方針 「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (4)長期経営戦略 長期ビジョン実現のため、企業価値を高めるための仕組み強化に向けた「コーポレート戦略」と、地域に価値を届ける実行力強化に向けた「事業戦略」により、人々の安全・安心な移動と新たな地域価値を創造し、持続可能で魅力ある広島と広電グループの実現を目指します。 <コーポレート戦略> ■  グループ経営体制の強化 ■  財務戦略 ■  人財戦略 <事業戦略> ■  安全・安心なサービスの提供 ■  交通サービスの価値向上 ■  新たな収益機会獲得への挑戦 (5)中期経営計画「広電グループ経営総合3ヵ年計画2028」 人口減少・高齢化、人材不足、インフラ老朽化といった構造課題が顕在化する一方、観光回復や都心再開発といった追い風を成長に転換すべく、安全への取り組みを絶対的なものとし、「財務基盤の再構築」と「成長領域への経営資源配分強化」を同時に進め、2026年度から2028年度の3年間を持続的な成長の循環を生み出す基盤づくりの期間とします。 <長期経営戦略に基づいた重点戦略> ■ 持続可能な公共交通サービスの確立と進化 ■ 不動産・建設事業の収益基盤強化 ■ 観光の成長ドライバー化 ■ 事業機能の独立・外部展開 ■ グループ経営体制の最適化 (6)目標とする経営指標 中期経営計画「広電グループ経営総合3ヵ年計画2028」において、2028年度までにROE4.5%達成を最重要KGIとし、以下のとおり経営指標を掲げております。 2028年度 目標   将来目指す水準(2045年度までの早期に) 営業収益   450億円   600億円 当期純利益   20億円   36億円 ROE   4.5%   8.0% EBITDA有利子負債倍率   7.0倍以下   7.0倍以下 なお、「営業収益」「営業利益」「親会社株主に帰属する当期純利益」「ROE」「EBITDA有利子負債倍率」の進捗状況等については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載しております 。 (7)経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、人口減少・高齢化や人手不足、施設老朽化等構造的な課題が顕在化する一方、観光回復や都心再開発の追い風を成長に転換すべく、2026年5月に中期経営計画「広電グループ経営総合3ヵ年計画2028(2026~2028年度)」を策定いたしました。本中期経営計画では、当社グループのパーパスである「広島のワクワクを創造する」のもと、計画に掲げる経営戦略を着実に実行することで、安定した財務基盤の確保と強化を図り、交通サービスの価値向上や新たな収益機会の獲得に挑戦してまいります。さらに、地域社会との協力関係の強化や地域経済への貢献を通じ、地域の持続可能な発展に向けて当社グループとしての社会的責任を果たしていくことに加え、社員一人ひとりの力を最大限発揮できるよう社内環境整備にも積極的に取り組んでまいります。 各セグメントにおける対処すべき課題については、次のとおりであります。 ①運輸業 運輸業におきましては、新乗車券サービス「MOBIRY DAYS」の拡充により、より使いやすく利便性の高い公共交通サービスの実現を図ってまいります。2026年7月には、MOBIRY DAYSリーダにおけるICOCA等の交通系電子マネー及びWAONの取り扱いを開始する等、さらなる利便性向上に取り組みます。今後もお客さまの声を踏まえ、継続的にアップデートしてまいります。また、2026年3月には軌道線の新線「循環線」を開業し、広島にお住まいの方や観光で訪れる方の利便性向上に加え、都心部の回遊性向上にも寄与しております。引き続き、まちの回遊性向上とにぎわい創出に貢献できる事業を展開してまいります。 鉄軌道事業では、電車連接車両のワンマン運行の拡大や運行管理の集中管理システムの導入による運行の効率化に加え、技術部門のDX化推進や検査業務の一部を外注化すること等による業務の省力化を図ってまいります。 自動車事業では、広島市と広島県内のバス事業者8社が設立した「一般社団法人バス協調・共創プラットフォームひろしま」と連携し、路線の最適化、利用促進、リソースの共有等に取り組んでまいります。 海上運送業におきましては、2026年度は世界遺産登録30周年という節目の年ということもあり、新規クルーザー事業の開始やグループ内での連携強化等、この好機を活かす取り組みを行ってまいります。 索道業におきましては、物価上昇等により、運営経費の増加が予想されますが、経費の削減と輸送の安全確保の設備投資の両立に取り組んでまいります。 航空運送代理業におきましては、安全運航の堅持に努め、社員のスキル向上やマルチ資格者の養成、研修・教育を柔軟に計画することで、増便及び新規路線の就航に応需できる体制を整えてまいります。 ②流通業 流通業におきましては、山陽自動車道の宮島サービスエリア店舗につきまして、仕入価格高騰に対する原材料の見直しと価格転嫁、繁忙期の人員効率化、老朽化機材への対応、仕出し弁当等の販路拡大に全社一丸で取り組み、収益確保に努めてまいります。 ③不動産業 不動産業におきましては、分譲マンション事業を戦略的に実行し、安定して収益を確保するとともに、他事業者との協業にも積極的に取り組み、新たなビジネスチャンスの獲得を目指してまいります。また、CRE戦略による社有地の有効活用・高度利用によって資産価値の最大化を図り、安定した収益源を創出してまいります。 ④建設業 建設業におきましては、慢性的な人手不足の中で、働きやすい職場環境の整備による人材確保、DX化等による更なる業務効率化や生産性の向上に努めるとともに、工事が終盤に差し掛かっている広島駅前大橋ルート整備事業やRC造マンションの施工事業、広島市安佐南区の大塚中央地区の戸建住宅販売事業等着実に進めてまいります。また、公共工事や民間の大型案件の受注に積極的に取り組み、新たな収入源となる宅地の新規開発の検討も進めてまいります。 ⑤レジャー・サービス業 レジャー・サービス業におきましては、全施設とも引き続き安全・快適な施設環境を提供するとともに、原価の高騰に対応するため、費用の見直しにも努めてまいります。 広島県三原市の「グリーンバーズゴルフ倶楽部」では、顧客の高齢化に対応したコース設定を新たに導入することや、ジュニア層向けのラウンド体験を実施する等、安定した収益確保に向けた取り組みを行ってまいります。 広島市東区のゴルフ練習場「広電ゴルフ」では、2026年2月に導入した弾道測定器「トラックマンレンジ」のさらなる周知に努めるとともに、質の高い練習環境の提供を通じて、来場者数の増加を図ってまいります。 2026年2月に広電グループに加入した㈱A&Cが運営する宮島口の「宮島コーラルホテル」におきましては、適切な設備改修を進めることで宿泊者の評価をより一層高め、稼働率のさらなる向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,866字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業等に関するリスク要因には様々なものがありますが、当社グループの事業等に特有かつ重要と思われるリスク要因としては以下のものが想定されます。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①自然災害・感染症の拡大について 当社グループの事業展開地域は主に広島県西部地域であり、営業拠点・施設は広島市及び呉市とその近郊に集中しており、大規模な自然災害などに起因する設備等の損害や、感染症が大規模に流行した場合、及び国内外の治安の悪化やテロの発生等により、運輸業をはじめとした事業の継続に関して安全の確保が難しい状況に至った場合には、各事業の運営が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、BCP(事業継続計画)・災害対策マニュアルの策定、防災訓練などの実施や、重要な施設の高床化などの対策を順次講じておりますが、自然災害等による被害を完全に排除できるものではなく、当社グループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、感染症が大規模に流行した場合は、BCPに基づき、運行計画の見直し、乗務員に対する罹患防止策の実施、従業員への時差出勤・在宅勤務の奨励など、感染状況に応じた対策を実施してまいります。 ②運輸部門における事故について 当社グループが主として展開する鉄軌道事業、自動車事業など運輸業においては、安全確保はお客様の信頼を得るうえで最も重要であると認識しており、事業用車両(電車、バス、船舶、索道)、各種事業用設備の安全性確保、安全運転に資する教育・訓練を通常より努めておりますが、車両等事業用設備などに、製造業者に起因する安全上の欠陥など人為的要因を含むさまざまな原因にもとづき大規模な事故が発生した場合、運行停止による減収や復旧・損害賠償などに係る費用の発生のほか、当社グループの信頼失墜につながり、今後の営業活動に多大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、車両や設備の細かな点検・修繕の実施はもとより、電車・バスの車両管理表を作成し、取締役会や経営会議の場での議論を踏まえて計画的な代替を進めております。また、運輸安全マネジメントの運営を教育・訓練のなかに体系的に整理し、積極的な取組を継続しております。 ③広島県西部地域の経済情勢の変化について 当社グループの事業展開地域は主に広島県西部地域であり、営業拠点・施設は広島市及び呉市とその近郊に集中しており、当該地域における消費動向や、人口の増減、地価の変動などが、当社グループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、「広電グループのパーパス」にもとづいた各経営戦略によって、当該地域の活性化とともに当社グループの成長が可能となるよう展開を進めてまいります。 ④法的規制・法令改正への対応について 当社グループの事業は、鉄道事業法、軌道法、道路運送法、建築基準法等の各種法令の適用を受けており、事業運営上、これらの法令による規制を受けるほか、特に鉄軌道事業及び自動車事業においては、法令に基づく許可・認可等により運賃上限の設定等が行われており、これらが事業遂行の前提となっております。このため、事業運営上、必要に応じた運賃の変更などを機動的に実施できない場合や、法令の改正などの動向によっては、目標値の達成や規制に準拠するための設備投資などが必要となり、多額の資金需要や償却負担が生じた場合は、当社グループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、法令に関わらず、国や地方自治体の交通政策等の変更が事業計画や当社グループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤少子高齢化の進行について 当社グループが主として事業展開する広島県西部地域において、少子高齢化が進行した場合、就業・就学人口の減少は、通勤・通学客輸送が中心の鉄軌道事業及び自動車事業の収益を減少させる要因となります。 当社グループでは「安全・安心なサービスの提供」「交通サービスの価値向上」を経営戦略に掲げ、バリアフリーな車両への代替や、誰もが利用しやすい移動環境を整備することで、高齢者などの利用客増加に努めてまいります。 ⑥国際情勢や経済情勢の変化について 当社グループは、運輸業を中心として各事業において継続的に設備投資を行っておりますが、これらの必要資金は主として金融機関からの借入れによって調達しているため、今後、経済情勢等によって金利が上昇基調になった場合には、金利負担の増加を招くこととなり、当社グループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの主要な事業である運輸業は、動力費及び燃料費の営業費に占めるウエイトが高いため、国際情勢や経済情勢による原油価格の高騰に伴って、電力料金や軽油費等燃料費の価格が上昇した場合には、運輸業燃料費の増加を招き、当社グループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 借入金依存や金利負担については、中期経営計画において目標とする経営指標に「EBITDA有利子負債倍率」を設定して、中長期視点で収益力と有利子負債のバランスを保っていく方針であり、金融機関との情報交換により、金利等の市場動向の予測を入手するなどの対応を行っております。 動力費、燃料費の増加に対しては、電車車両につきましては省電力車両、バス車両につきましてはハイブリッド車両への代替を進めるとともに、石油元売先等との情報交換による石油価格の相場動向にもとづく予測を入手するなどの対応を行っております。 ⑦人材の育成・確保について 当社グループは、運輸業を中心として労働集約型の事業が多く、労働力として質の高い人材の確保が重要となり、人材の確保が難しい場合にはグループ各事業の運営に影響を及ぼす可能性があります。そのため、従業員の健康管理を徹底しているほか、多様な働き方へ対応できるように、短時間正社員制度の導入、企業内保育園の運営などを通じて優秀な人材を確保、育成し、働きやすい職場環境の整備に努めております。 ⑧情報システムについて 当社グループの各事業は、コンピュータシステムや通信ネットワークといった情報システムに大きく依存しており、コンピュータウイルス等の第三者による妨害行為や自然災害等により重大な障害が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、各種セキュリティシステムの導入、堅牢なデータセンターへのバックアップ等の対策を講じております。 また、ICTの進展やデジタル化等への適切な対応が進まないことにより新たな商品・サービスが提供できず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。今後、ICTを複合的に活用した運行管理の高度化を着実に進める等、業務の効率化や生産性の向上を図ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,962字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、訪日旅行者数の増加によるインバウンド需要の拡大や、雇用・所得環境改善の動きが続き、緩やかな回復基調を維持している一方で、中東情勢の悪化等による燃料価格の高騰や、国際情勢の緊張に伴う資材・物価上昇等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループにおきましては、2025年8月に軌道線の新路線「駅前大橋ルート」を開業し、JR広島駅ターミナルビル2階への乗り入れにより、広島駅周辺の交通利便性と回遊性の向上に寄与しました。また、来広するインバウンド客や国内旅行客の増加、「MOBIRY DAYS」の利便性向上等の交通サービスの維持・向上により、運輸業、観光関連事業の収益が堅調に推移し、不動産業も好調だったためグループ全体として増収となりました。 この結果、当連結会計年度における営業収益は、前連結会計年度と比較して11.2%、3,761百万円増加し、37,470百万円となりました。営業損益につきましては、人件費や経費、減価償却費の増加もありましたが、前連結会計年度の営業損失1,419百万円に対し、290百万円の営業損失となりました。経常損益は、前連結会計年度の経常損失1,243百万円に対し、129百万円の経常損失となりました。特別損益につきましては、運輸業に係る「運行補助金」が増加したものの、特別損失として、「減損損失」と「投資有価証券評価損」を計上し、法人税等も増加したため親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較して16.0%、220百万円減少して1,158百万円となりました。 各セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 (運輸業) 鉄軌道事業では、「駅前大橋ルート」の開業や被爆80年に伴う来広者の増加により、利用者数が増加しました。自動車事業では、行楽需要やイベント輸送に対応し、需要動向に応じた運行を継続しました。また、2025年2月に実施した電車・バス運賃改定の効果もあり、鉄軌道事業・自動車事業ともに増収となりました。 海上運送業及び索道業におきましては、2025年度の宮島来島者数は過去最多となり、特に円安を背景としたインバウンド客が大幅に増加した効果もあり、増収となりました。 航空運送代理業におきましては、国内線及び国際線について、受託する路線はほぼ計画通り運航されました。運航機材の小型化や幹線空港への大型機・中型機の投入による減便もありましたが、受託手数料単価の増額が寄与し、増収となりました。 この結果、当連結会計年度における営業収益は、前連結会計年度と比較して10.7%、2,238百万円増加して23,247百万円となり、営業損益は前連結会計年度の営業損失3,110百万円に対し2,739百万円の営業損失となりました。なお、運行補助金を含めた損益は、前連結会計年度の918百万円の損失に対し、341百万円の損失となりました。 提出会社の運輸成績表 (鉄軌道事業) 種別   単位   当連結会計年度 (2025.4.1~2026.3.31)   対前期増減率(%) 営業日数   日   365   ― 営業キロ   キロ   35.8   1.99 客車走行キロ   千キロ   7,341   △5.93 輸送人員   定期   千人   20,876   36.54 定期外   〃   32,450   2.50 計   〃   53,326   12.52 旅客運輸収入   定期   百万円   1,554   21.50 定期外   〃   5,377   14.61 計   〃   6,932   16.09 運輸雑収   〃   1,128   48.30 運輸収入合計   〃   8,060   19.73 1日平均収入   〃   22   20.06 乗車効率   %   50.5   38.36 (注) 乗車効率の算出方法 乗車効率=延人キロ/延定員走行キロ×100 (自動車事業) 種別   単位   当連結会計年度 (2025.4.1~2026.3.31)   対前期増減率(%) 営業日数   日   365   ― 営業キロ   キロ   1,186.0   0.60 客車走行キロ   千キロ   22,066   △2.41 乗合旅客人員   定期   千人   9,778   16.14 定期外   〃   24,226   △7.39 計   〃   34,004   1.04 乗合旅客 運送収入   定期   百万円   2,455   27.10 定期外   〃   7,202   6.91 計   〃   9,658   11.41 貸切旅客運送収入   〃   57   △2.28 旅客運送雑収   〃   582   50.65 運送収入合計   〃   10,297   12.98 1日平均収入   〃   28   13.29 乗車効率   %   18.6   3.63 (注) 乗車効率の算出方法 乗車効率=延人キロ/延定員走行キロ×100 業種別営業成績 業種別   当連結会計年度 (2025.4.1~2026.3.31) 営業収益(百万円)   対前期増減率(%) 鉄軌道事業   8,060   15.27 自動車事業   12,978   8.02 その他   3,412   5.12 消去   △1,204   ― 計   23,247   10.66 (流通業) 流通業におきましては、大阪・関西万博の開催、全国高校総体の中国地方開催、好天に恵まれた秋の行楽シーズン等により、高速道路利用者の増加が見られ、増収となりました。 この結果、当連結会計年度における営業収益は、前連結会計年度と比較して3.9%、45百万円増加して1,237百万円となり、営業利益は前連結会計年度と比較して、145.4%、6百万円増加し、11百万円となりました。 業種別営業成績 業種別   当連結会計年度 (2025.4.1~2026.3.31) 営業収益(百万円)   対前期増減率(%) 物品販売業   1,237   3.85 消去   ―   ― 計   1,237   3.85 (不動産業) 不動産業におきましては、不動産賃貸業では、2024年12月にオープンした広島市佐伯区の「イオンタウン楽々園」の土地賃料を通期で計上したこと等により増収となりました。不動産販売業では、広島市南区の分譲マンション「ザ・広島フロント」の物件の引渡し等により、増収となりました。 この結果、当連結会計年度における営業収益は、前連結会計年度と比較して17.9%、955百万円増加して6,292百万円となり、営業利益は前連結会計年度と比較して、37.2%、588百万円増加し、2,172百万円となりました。 業種別営業成績 業種別   当連結会計年度 (2025.4.1~2026.3.31) 営業収益(百万円)   対前期増減率(%) 不動産販売業   3,234   40.28 不動産賃貸業   3,060   0.89 消去   △2   ― 計   6,292   17.91 (建設業) 建設業におきましては、官公庁工事の受注は堅調でしたが、民間の建築工事の受注が減少したため減収となりました。 この結果、当連結会計年度における営業収益は、前連結会計年度と比較して7.8%、572百万円減少して6,816百万円となり、営業利益は前連結会計年度と比較して、4.0%、9百万円減少し、235百万円となりました。 業種別営業成績 業種別   当連結会計年度 (2025.4.1~2026.3.31) 営業収益(百万円)   対前期増減率(%) 土木・建築業   6,816   △7.75 消去   ―   ― 計   6,816   △7.75 (レジャー・サービス業) レジャー・サービス業におきましては、ボウリング業では、来場者数は減少したものの、2024年12月に実施した料金改定の効果により、増収となりました。なお、ボウリング業は2026年5月をもって営業を終了することといたしました。ゴルフ業におきましては、「グリーンバーズゴルフ倶楽部」では、コースを維持・整備し、各種プランの拡充、アプリ等を活用した広報活動を実施し、来場者数は増加しましたが、会費収入の減少により減収となりました。一方、ゴルフ練習場では打ち放題メニューの拡充や毎月のイベント実施、練習環境を整える設備投資により、増収となりました。 この結果、当連結会計年度における営業収益は、前連結会計年度と比較して1.3%、11百万円増加して、876百万円となり、営業損益は前連結会計年度の営業損失73百万円に対し、26百万円の営業損失となりました。 業種別営業成績 業種別   当連結会計年度 (2025.4.1~2026.3.31) 営業収益(百万円)   対前期増減率(%) ゴルフ業   297   △7.32 その他   580   6.31 消去   △0   ― 計   876   1.29 ② 生産、受注及び販売の実績 当社グループが扱うサービス・商品は多種、多様にわたり、その内容が一様でないため、生産能力の画一的表示が困難であり、セグメントごとに生産規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 そのため生産、受注及び販売の状況については、「(1)① 経営成績の状況」における各セグメントごとに業績に関連付けて示しております。 ③財政状態の状況 当連結会計年度の財政状態は、総資産は、建設業で受注完成した工事代金など「受取手形、売掛金及び契約資産」が増加したほか、保有する上場株式の時価評価などにより「投資有価証券」が1,954百万円増加した結果、前連結会計年度末と比較して4,640百万円の増加となりました。負債は、広島駅南口広場の再整備受託工事や設備投資に係る「未払金」が減少した一方、株式会社A&Cを連結子会社に含めた影響もあり、借入金を含めた有利子負債が増加したほか、同社を連結子会社に含めた影響に加え、保有する上場株式の時価評価などにより「繰延税金負債」が増加した結果、前連結会計年度末と比較して1,879百万円の増加となりました。純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上や「その他有価証券評価差額金」の増加などにより前連結会計年度末と比較して2,760百万円の増加となり、自己資本比率は、0.7ポイント増加の40.8%となりました。 ④キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前当期純利益が増加した一方、広島駅南口広場の再整備受託工事にかかる「未払金」の支払いなどにより、前連結会計年度5,077百万円の資金収入に対し、1,714百万円の資金収入となりました。 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、前連結会計年度は広島駅南口広場の再整備工事に係る「有形固定資産」への設備投資支出などの影響により、5,568百万円の資金支出となりました。当連結会計年度においても同工事への設備投資支出などの影響により4,307百万円の資金支出となりました。 「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、前連結会計年度は有利子負債が増加した影響等により604百万円の資金収入となりました。当連結会計年度においても有利子負債が増加した影響等により、1,776百万円の資金収入となりました。 この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末と比較して816百万円減少し、3,202百万円となりました。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態の分析) 当連結会計年度の財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③財政状態の状況」に記載しております。 (経営成績の分析) 当連結会計年度の経営状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。 (キャッシュ・フローの分析) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ④キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 (経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループが運輸業を中心とする公共性の高い業種であることに鑑みて、安全性の確保を最優先としながら、財務健全性を維持し、成長分野への積極的な投資を行っていく方針を数値目標として表現するために、2028年度の展望を見据えた連結経営数値目標として「営業収益」、「営業利益」、「親会社株主に帰属する当期純利益」、「ROE」、「EBITDA有利子負債倍率」を設定しております。 KPI   2022年度実績   2025年度実績   2028年度計画 営業収益   274億円   374億円   450億円 営業利益   △32   △2   26 親会社株主に帰属する当期純利益   9   11   20 ROE   計画・目標   ―%   ―%   4.5% 実績   2.4   2.7   ― EBITDA有利子負債倍率   計画・目標   ―倍   7.0倍   7.0倍 実績   18.2   5.5   ― ※1 有利子負債:借入金と社債の合計額 ※2 EBITDA:営業利益に減価償却費と自動車事業に係る運行補助金を加えて算出 2025年度の実績につきましては、2025年8月の「駅前大橋ルート」の開業や被爆80年等に伴う国内外からの多くの観光客の来広によって収益が堅調に推移し、EBITDA有利子負債倍率につきましては2023年5月に公表した目標値の水準で推移しております。 主力である運輸業においては、「MOBIRY DAYS」の拡充や電車運行制御の自動化、バス共同事業化等によって、便利で使いやすい新たな公共交通への進化に向け取り組んでまいります。また、貸切バス事業の拡大や新たにグループ加入した㈱A&Cを含むグループ各社の連携により、観光需要を積極的に取り込みます。また、不動産業をはじめとした運輸業以外への投資を強化して新たな事業機会への挑戦に取り組み、企業としての持続的な成長の実現を目指してまいります。 経営指標につきましては、2028年度にはROE4.5%を目指し、成長分野への積極的な投資をすることで、グループ全体の収益性を高めてまいります。その際には、EBITDA有利子負債倍率7.0倍以内を保つことで、財務健全性を維持してまいります。 ②重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり経営者は、決算日における資産・負債及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5章 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ③資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主要な資金需要は、運輸業を中心とする車両や各種施設に対する設備投資、改修及び安定した人材確保のための労務費、また、沿線地域の活性化を目的とした収益不動産物件への投資であります。手許の運転資金については、2015年度より当社及び連結子会社においてCMSを導入し、各社における余剰資金を当社へ集中させ、一元管理を行うことで資金効率の向上を図っております。また、突発的な資金需要に対しては、迅速かつ確実に資金を調達できるように当座貸越契約を締結し、流動性リスクに備えております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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