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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アドバンスト・メディア

Advanced Media, Inc.3773 · Growth · 情報・通信業

AI音声認識に特化し、医療やコールセンターなど多様な分野で音声ソリューションを提供する企業。国内シェアで高い実績を持つ。

概要

株式会社アドバンスト・メディアは、日本語音声認識技術「AmiVoice」を中核とするAIソリューション企業である。1997年の創業以来、医療、コールセンター、議事録作成、建設、製造など幅広い分野に製品・サービスを提供し、2026年3月期の連結売上高は67億円、営業利益14億円と高い収益性を維持する。子会社3社を含むグループ体制で、国内市場に加えタイにも拠点を持つ。

音声認識を軸とした三つの事業形態

当社グループはAI音声認識AmiVoiceを核に、サービス事業、プロダクト事業、ソリューション事業の三つを展開する。サービス事業は企業や一般消費者へクラウド型でAmiVoiceを提供するもので、ストック収入の柱である。プロダクト事業はAmiVoiceを組み込んだアプリケーションのライセンス販売、ソリューション事業は顧客ごとの企画・設計・開発を行う。2026年3月期の売上高のうち、BSR1(第一の成長エンジン)が62億円、BSR2(第二の成長エンジン)が約8億円を占め、BSR1のストック比率は80.0%に達する。

多分野に広がる導入実績と顧客基盤

AmiVoiceの導入先はコールセンター610社、議事録・書き起こし3,176施設、医療20,032施設、建設・不動産578社に及ぶ。コールセンター向け「AmiVoice Communication Suite」は三井住友銀行や日本生命保険など大手金融・保険会社で採用され、議事録分野では東京都議会や北海道議会など多くの自治体が利用する。医療分野では「AmiVoice Ex7」シリーズが全国の病院・診療所で使われ、調剤薬局向けも含め累計68,991ライセンスを販売する。分野ごとに特化した製品群を揃え、各業界の業務効率化に貢献している。

少数精鋭による高収益構造

連結従業員数286名と業界平均より少ない人員ながら、2026年3月期の営業利益率は21.3%と高い。売上高は過去10年で約4倍に拡大し、2020年3月期の47億円から2026年3月期には67億円へ成長した。損益面では同期間を通じて営業黒字を維持し、最終利益も2026年3月期に過去最高の17億円を計上する。この効率性の背景には、クラウド型サービスへのシフトによるストック比率の向上(BSR1で80%)と、開発リソースの集中投下がある。

グループ構成と海外展開

連結子会社はAMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ)、株式会社速記センターつくば、株式会社アミサポの3社である。AMIVOICE THAIは2008年に設立され、タイにおける音声認識ソリューションの開発・提供を担う。速記センターつくばは2014年に子会社化し、文字起こし市場の開拓を目的とする。アミサポはBDC本部の一部として新規事業を支援する。国内では東京本社のほか大阪支社を置き、ビジネス開発センターとして機能させる。海外売上高の比率は小さいが、東南アジア市場への足がかりと位置づける。

業界の中での役割はAI音声認識ソリューション・プロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
71億円
営業利益
14億円
営業利益率
19.7%
純利益
17億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01医療主力

電子カルテ、読影レポート、調剤薬歴、病理、内視鏡など医療現場向けの音声入力システムを提供。話すだけで入力でき、業務効率化を実現。全国の病院・診療所などに多数導入。

医療分野で高い導入実績

主要顧客日本調剤株式会社、クラフト株式会社、北海道大学病院、大阪大学医学部附属病院

主な製品・サービス4
AmiVoice® Ex7 Clinic/Hospital
診療所・病院向け電子カルテ用音声入力システム。
AmiVoice® Ex7 Rad
放射線読影診断レポート作成向け音声入力システム。
AmiVoice® Ex7 Pharmacy
調剤電子薬歴向け音声入力システム。
AmiVoice® CLx
医療・調剤・介護向けクラウド型音声入力サービス。

02コールセンター主力

コールセンター向けに、通話の音声認識による文字起こし、応対品質評価、ボイスボットなどのソリューションを提供。業務効率化とコンプライアンス強化を支援。

主要顧客株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行、大同生命保険株式会社、日本生命保険相互会社

主な製品・サービス3
AmiVoice® Communication Suite
コールセンター向けAI音声認識ソリューション。通話内容をリアルタイムに文字化し、品質管理や業務効率化に活用。
AmiVoice® CQM Assist
応対品質評価レポート自動作成ツール。
AmiVoice® ISR Studio
ボイスボット(音声認識IVR)サービス。

03議事録・書き起こし準主力

自治体や民間企業向けに議事録支援システムを提供。会議や議会での発言をリアルタイムに文字化し、議事録作成の効率化を実現。

主要顧客東京都議会、北海道議会、大阪府庁

主な製品・サービス3
VoXT One
議事録ソリューションプラットフォーム。会議の音声を文字起こしし、議事録を自動作成。
ScribeAssist
文字起こし支援アプリケーション。
ProVoXT
クラウド型文字起こしサービス。

04製造・物流副次

ハンズフリー・アイズフリーの音声入力を活用し、物流現場での入出庫管理、ピッキング、検品などを効率化。

主要顧客岐阜車体工業株式会社、株式会社銀座コージーコーナー、和光堂株式会社

主な製品・サービス2
AmiVoice® Keyboard
音声認識キーボード入力システム。
AmiVoice® iPicking
ボイスピッキングシステム。物流倉庫での仕分け作業を音声で案内。

05建設・不動産副次

ゼネコンや不動産会社向けに、検査や議事録作成を支援する音声認識プラットフォームを提供。業務効率化と品質向上に貢献。

主要顧客大成建設株式会社、鉄建建設株式会社、野村不動産株式会社

主な製品・サービス3
AmiVoice® B-Work One
建設業界向けプラットフォーム。検査や議事録作成を音声入力でサポート。
AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)
iOS端末用建築検査アプリ。
AmiVoice® スーパーミーティングメモ
音声認識議事録作成プラットフォームサービス。

06AI対話副次

AIによる自動応答システムを提供。キャラクター対話やチャットボット、IVRなどを通じて顧客対応を自動化。

主要顧客株式会社TACT、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社レオパレス21

主な製品・サービス1
AI Avatar AOI
AI音声対話アバター。ヒトの代わりに24時間自動応答。

07ビジネスソリューション副次

営業活動の会話を音声認識で可視化し、営業力強化やコンプライアンス強化を支援。商談内容を文字化し、報告業務を効率化。

主要顧客第一三共株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

主な製品・サービス3
AmiVoice® SalesBoost
営業力強化ソリューション。商談内容をリアルタイムに文字化し、営業活動を支援。
AmiVoice® RolePlay
営業職向けクラウド型トレーニングプラットフォーム。
AmiVoice® Ex7 Business
Windows向け音声入力ソフト。

08開発キット・API副次

AmiVoice®の音声認識技術を他社製品やサービスに組み込むためのAPIやSDKを提供。幅広いアプリケーションでの音声認識活用を支援。

主要顧客株式会社TBSテレビ、Notta株式会社、株式会社リコー

主な製品・サービス3
AmiVoice® Cloud Platform
音声認識API開発プラットフォーム。
AmiVoice® API
音声認識API。
AmiVoice® SDK
音声認識開発キット。

09マイクデバイス副次

音声認識に特化したマイクデバイスを提供。騒音環境でも高い認識率を実現するバッジ型やハンドマイクなどをラインアップ。

主な製品・サービス3
AmiVoice® Front WT01
バッジ型ウェアラブルマイクデバイス。
AmiVoice® Front SP02
オリジナルハンドマイク。
AmiVoice® Front HUB01
2ch出力機能搭載マイク集約デバイス。

製品と技術

中核技術「AmiVoice」とクラウドプラットフォーム

AmiVoiceは日本語音声認識に特化したエンジンで、DNN(ディープニューラルネットワーク)を実装し高精度を実現する。クラウド型API「AmiVoice Cloud Platform(ACP)」を通じて、外部アプリケーションから音声認識機能を利用可能で、TBSテレビの文字起こしエディタ「もじこ」やNotta、リコーの「toruno」など多数のサービスに組み込まれている。また、SDKを提供することで開発者が独自に音声認識機能を実装できる。エンジンは医療、コールセンター、建設など各業界向けにカスタマイズされた辞書を搭載する。

医療現場向け音声入力製品群

医療分野では「AmiVoice Ex7」シリーズが主力である。放射線読影レポート、電子カルテ、調剤薬歴、病理レポート、内視鏡レポートなど、診療科ごとに特化した製品を揃える。2026年3月期の医療分野ライセンス数は累計68,991で、全国20,032施設に導入される。クラウド型の「AmiVoice CLx」や、AI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote」も提供し、医師の働き方改革に対応する。これらの製品は医療用語辞書を標準装備し、発話から直接テキスト化する。

コールセンター向けソリューション

「AmiVoice Communication Suite」は、通話のリアルタイム文字化、応対品質評価レポートの自動作成、ボイスボット(AI-IVR)などを統合したソリューションである。銀行、生命保険、通信販売など610社に導入され、三井住友銀行や日本生命保険が顧客に名を連ねる。ボイスボットサービス「AmiVoice ISR Studio」は、サイボウズの「kintone」と連携し、顧客データを活用した自動応対が可能。2026年3月期のコールセンター向け累計ライセンス数は95,430に達し、ストック比率は82.9%と高い。

議事録・文字起こしプラットフォーム

議事録作成支援では、スタンドアローン型の「ScribeAssist」とクラウド型の「ProVoXT」を提供し、これらを統合したプラットフォーム「VoXT One」を展開する。東京都議会、北海道議会、大阪府庁など全国3,176施設で利用される。JA向けの取り組みとして株式会社日本農業新聞と販売パートナー契約を締結。2026年3月期の主力2製品のライセンス数は21,925で、ストック比率は96.7%に達する。文字起こし市場の拡大に伴い、速記センターつくばの子会社化により代行サービスも手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 医療医療分野で高い導入実績

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

音声AIで差別化、中堅IT企業

アドバンスト・メディアは音声認識・AI関連のソリューションを提供する中堅IT企業。売上高60~70億円規模で、同業他社(ソラコム、L is Bなど)と比較して規模は小さいが、音声AI分野で独自の技術を持つ。営業利益率20%前後と高収益を維持しており、ニッチ市場での競争優位性を活かしている。ただし、業界全体として競争激化や技術革新のスピードが速く、継続的な研究開発投資が不可欠。大手IT企業との差別化が今後の鍵。

強み

  • 営業利益率20%超と業界平均を大きく上回る収益性を達成。
  • 独自の音声認識エンジン「AmiVoice」の開発実績と特許を保有。
  • 官公庁や医療機関向け音声ソリューションで高いシェアを確保。
  • ライセンス販売から定期収入モデルへの移行で収益の安定化を図る。

課題

  • 音声AI市場は拡大中だが、ニッチ領域ゆえに成長の天井が見え始める。
  • 大手IT企業や新興スタートアップとの競争が激しく、技術優位性の維持が課題。
  • 国内依存度が高く、グローバル市場での存在感が低い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がアドバンスト・メディア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13853アステリア198億円23.6倍
24434サーバーワークス197億円
33678メディアドゥ196億円10.7倍
43834朝日ネット196億円12.4倍
59424日本通信195億円25.6倍
63773アドバンスト・メディア193億円9.4倍
73992ニーズウェル191億円22.1倍
83850エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート190億円20.4倍
94493サイバーセキュリティクラウド187億円19.3倍
104709IDホールディングス185億円12.5倍
113648AGS183億円9.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

Interactive Systems社との共同開発で創業

1997年12月、東京都中央区日本橋蛎殻町に株式会社アドバンスト・メディアを設立。翌1998年1月、米国Interactive Systems, Inc.社と日本語音声認識システム「AmiVoice」の共同開発を開始し、音声認識市場の構築事業に着手する。創業当初から研究コンソーシアム「IVSRG」を結成し、開発支援ツールキット「AmiVoice SDK ver1.0」を1999年にリリース。2000年7月には本社を現在の東京都豊島区東池袋に移転し、SDK ver3.0のリリースとともにソリューションサポート事業を始める。

医療・議事録向け製品の投入と上場

2002年3月、医療分野初の製品となる放射線画像診断レポート用音声認識アプリ「AmiVoice Medical for Radiology」をリリース。2003年には議事録作成支援「AmiVoice Rewriter」、コールセンター向け「AmiVoice CallScriber」を投入し、ライセンス事業を本格化する。2005年3月、愛知万博に4カ国語対応の受付案内ロボットを提供。同年6月、東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場する。2008年には本社を東池袋三丁目1番4号に移転し、同年タイ子会社を設立、海外展開を本格化する。

クラウド化とM&Aによる事業拡大

2009年11月、コンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」をリリース。2013年11月にはクラウド型文字起こしサービス「VoXT」を開始し、サービス事業の基盤を築く。2014年には株式会社速記センターつくばを子会社化し、文字起こし市場を開拓。2015年1月、ディープニューラルネットワーク(DNN)技術をAmiVoiceに実装し、認識精度を向上させる。同年9月にはバッジ型ウェアラブルマイクデバイス「AmiVoice Front WT01」を発売する。

AI技術の進化と国内外での採用拡大

2017年8月、iOS用建築検査アプリをリリースし、建設分野に進出。2018年3月にはiOS向け音声入力キーボード「AmiVoice SBx」を提供する。同年6月、中国の家電メーカー美的集団のコールセンター全席にAmiVoice Communication Suiteが採用される。2019年以降、医療分野では「AmiVoice Ex7」シリーズの拡充とクラウド型「AmiVoice CLx」の伸長により、2026年3月期には医療分野のライセンス累計が68,991に達する。営業利益は2020年3月期の7億円から2026年3月期には14億円と倍増し、過去最高を更新する。

年表30件を開く

1990年代

  • 1997年12月創業株式会社アドバンスト・メディア(当社)を東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目32番6号に設立。
  • 1998年1月Interactive Systems, Inc.社(米国)と日本語音声認識システムAmiVoice®の共同開発を開始し、同時にAmiVoice®をベースとした音声認識市場の構築事業に着手。
  • 1999年3月AmiVoice®の評価・改良のために「音声認識ソフトウエアの研究コンソーシアム(IVSRG)」を結成し、開発支援ツールキット「AmiVoice® SDK(バージョン1.0)」をリリース開始。

2000年代

  • 2000年7月本社を東京都豊島区東池袋三丁目1番1号に移転。開発支援ツールキット「AmiVoice® SDK(バージョン3.0)」をリリースし、ソリューションサポート事業を開始。
  • 2001年11月創業開発委託先である関連会社Multimodal Technologies, Inc.社(米国)設立。 Interactive Systems, Inc.社をMBOによりMultimodal Technologies, Inc.社に吸収。当社より、取締役2名を派遣。
  • 2002年3月分散型音声認識AmiVoice® DSR(Distributed Speech Recognition)を発表。医療分野での音声入力の先駆的パッケージである放射線画像診断レポート用音声認識アプリケーション「AmiVoice® Medical for Radiology」をリリース。
  • 2003年8月議事録作成支援アプリケーション「AmiVoice® Rewriter」、コールセンター向け通話録音のテキスト化アプリケーション「AmiVoice® CallScriber」等をリリースし、高付加価値のライセンス事業を開始。
  • 2005年3月愛知万国博覧会に当社の対話技術を装備した4カ国語対応の受付案内ロボット(アクトロイド)をリリース。
  • 2005年6月上場株式会社東京証券取引所マザーズ(市場区分の変更により現在はグロース市場)に株式を上場。
  • 2008年2月本社を東京都豊島区東池袋三丁目1番4号に移転。
  • 2008年9月創業タイにおける音声認識ソリューションの開発、提供を目的としてAMIVOICE THAI CO.,LTD.を設立。
  • 2008年10月「音声入力メール」における音声認識技術が、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)主催の「ソフトウエア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー®2008」を受賞。
  • 2009年5月「議事録作成支援システム」が東京都議会の全常任委員会で導入。
  • 2009年10月創業サイバーベースで発話をテキスト化し提供する株式会社サイバークラーク研究所を設立。
  • 2009年11月コンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite」をリリース。

2010年代

  • 2010年6月東邦薬品株式会社との共同開発品、音声認識薬歴作成支援システム「ENIFvoice SP」をリリース。
  • 2011年8月上場持分法適用関連会社Multimodal Technologies, Inc.(米国)株式全てを、MedQuist Holdings, Inc.(米国、NASDAQ 上場)に譲渡。
  • 2012年11月KDDI株式会社の声でスマートフォンを操作できるアプリ「おはなしアシスタント」にAmiVoice®を提供。
  • 2013年5月株式会社ウィズ・パートナーズが組成した「ウィズ・アジア・エボリューション・ファンド投資事業有限責任組合」を割当先とする第1回無担保転換社債型新株予約権付社債および第3回新株予約権を発行。また、同社と投資契約を締結。
  • 2013年10月1株につき100株の割合をもって株式分割。また単元株制度を採用し単元株式数を100株に設定。
  • 2013年11月クラウド型音声認識文字起こしサービス「VoXT」をリリース。
  • 2013年12月創業大阪に既存ビジネスの拡大および新機軸サービス事業の取り組みを加速させるために「ビジネス開発センター(現:大阪支社)」を設立。
  • 2014年7月株式会社サトーと、ウェアラブル型ボイスピッキングシステム「AmiVoice® iPicking」を共同開発。
  • 2014年8月M&A文字起こし市場の創出・拡大のために株式会社速記センターつくばを子会社化。
  • 2014年12月医療・調剤・介護向けクラウド型音声入力サービス「AmiVoice® CLx」をリリース。
  • 2015年1月DNN(ディープニューラルネットワーク)技術をAmiVoice®に実装。
  • 2015年9月音声認識・音声対話専用のバッジ型ウェアラブルデバイス「AmiVoice® Front WT01」をリリース。
  • 2017年8月iOS端末用建築検査アプリ「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム」をリリース。
  • 2018年3月iOS版の音声入力キーボードアプリ「AmiVoice® SBx」をリリース。
  • 2018年6月中国の家電メーカー美的集団のコールセンター全席にAI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite」が採用。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2027年3月期まで100億円
  • 営業利益2027年3月期まで15億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    M-Devによる市場開発の進化

    従来の自社開発・市場開発から、M&Aを含む他社連携により販路開拓・販売拡大を推進し、AI市場開発の規模と速度を高める。

  2. 02

    アドバンストメディアの創出

    企業のWebサイトを動画活用で高度なメディアに変え、インサイドセールスの起点を獲得する新サービスを提供。獲得したオンラインミーティング接点をAIで効果的に活用しリード育成を支援する。

  3. 03

    音声AIイネイブラーへの挑戦

    GAIとPAIを組み合わせたAI集合化モデルの市場開拓を進め、音声AI基盤AWBの販路開拓・販売拡大により、仕事の継続を自らプロデュースするAISHの市場を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で286人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は638万円で、9期前と比べて+2.6%平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は7.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月170
2018年3月181
2019年3月62239.16.8229
2020年3月60638.76.6259
2021年3月60638.46.8230
2022年3月60338.07.1237
2023年3月61538.27.2241
2024年3月62237.57.4253
2025年3月62637.47.2265528
2026年3月63837.57.5286490

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
データセンター618百万円
音声事業
本社 — 東京都豊島区196百万円
音声事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    AMIVOICE THAI CO., LTD.
    Bangkok Thailand · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社速記センターつくば
    茨城県取手市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アミサポ
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    議事録作成支援ツールの購入
    国税庁 · 2017-05-12
    369万円
  • 調達
    議事録作成支援ソフトウェアの借上げ及び保守
    防衛省 · 2018-06-08
    116万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は71億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.0%、利益が+0.0%。

売上高
+6.0%
71億円
営業利益
+0.0%
14億円
純利益
+21.4%
17億円
営業利益率
19.7%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高100億円71億円
営業利益15億円14億円
純利益11億円17億円
1株あたり配当¥22¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+75.0%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q175
2024年1Q1218.31
2024年2Q17635.34
2024年3Q14321.42
2024年4Q173
2025年2Q32721.95
2025年4Q35720.09
2026年2Q32515.67
2026年4Q39923.110
2027年1Q21314.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は16億円から71億円へ4.4倍に増えた。直近期の営業利益率は19.7%。売上は5期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪に既存ビジネスの拡大および新機軸サービス事業の取り組みを加速させるために「ビジネス開発センター(現:大阪支社)」を設立。
2013年3月1638
文字起こし市場の創出・拡大のために株式会社速記センターつくばを子会社化。
2014年3月160−2
2015年3月18−2−2
2016年3月23−3−2
2017年3月26−1−1
2018年3月3765
2019年3月4399
2020年3月4787
2021年3月4476
2022年3月4594
2023年3月52119
2024年3月601410
2025年3月67141520.914
2026年3月71141619.717

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高71億円のうち、営業利益として残るのは14億円19.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の23.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.8%19億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.5%38億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益19.7%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
73.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+11.3pt
19.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+17.3pt
23.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.1pt
13.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが11億円で、差し引きのフリーCFは30億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は55億円で、売上の9.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−57027
2014年3月−2−716−915
2015年3月−32001734
2016年3月−282640
2017年3月0−60−634
2018年3月9−12842
2019年3月8−3130−2351
2020年3月9−90050
2021年3月12−4859
2022年3月11−4767
2023年3月13−296−1657
2024年3月15−13−10250
2025年3月14−11−12341
2026年3月1911−163055

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は167億円。このうち返さなくてよい自己資本が140億円で、自己資本比率は84.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月5046493.1
2014年3月64531182.1
2015年3月66521479.3
2016年3月63501376.4
2017年3月62501275.8
2018年3月72551773.2
2019年3月1141021288.7
2020年3月1171051288.3
2021年3月1261151191.0
2022年3月1321171588.7
2023年3月148975165.2
2024年3月1581134571.0
2025年3月1601233777.1
2026年3月1671402684.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
78億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
33億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
26億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中46位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中382位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
19.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
84.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,049で、1年前と比べて+2.6%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥1,049-2.7%1ヶ月-2.7%1年+2.6%時価総額193億円
過去52週の値幅
安値¥889高値¥1,194

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.4倍
PER (会社予想)14.4倍
PBR1.24倍
配当利回り2.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬の1023円から7月7日に1189円まで上昇したが、その後は調整し、8月4日は1078円。前日比0.8%安。25日移動平均線は1108.6円で、株価がこれを3%下回る。52週高値1194円からは9.7%下落、52週安値889円からは21%上昇。RSIは39.83と弱含みであり、短期的には上値が重い。出来高は7月上旬に8万株超を記録したが、その後は2万株前後に減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER9.76倍は同業界平均30.27倍を大幅に下回り、PBR1.2倍は平均3.46倍を下回る。ROE13.2%と高収益で、配当利回り3.11%は平均3.51%をわずかに下回るが、配当性向28%と安定。直近の業績は売上高・純利益とも増加傾向にあり、収益の成長が期待される。同業他社と比較してバリュエーションは明らかに割安で、高い収益性と成長性を考慮すると「割安」と判断。ただし、今後の業績変動には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.4倍47.9倍
PER (予想)14.4倍
PBR1.24倍2.96倍
ROE13.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

アドバンスト・メディアは、音声認識技術の高い精度と医療分野でのシェアを武器に安定成長を遂げてきた。強気派は、クラウドサービスへのシフトでストック型収益が拡大し、医療IT化の追い風で市場が拡大するとみる。特に2025/3期の営業利益率20.9%の高収益が持続可能か注目。一方、弱気派は、競合の台頭や、医療市場の規制変化、AI技術の進展による不確実性を懸念。さらに、主要顧客への依存度が高く、音声認識以外の成長分野が乏しいと指摘する。

プラスに働く材料7
  • 医療シェアの高さ

    医療向け音声認識で高いシェアを持ち、導入病院が拡大

  • ストック収益の拡大

    クラウド型サービスの伸びで継続的な収益基盤が強化

  • 高収益体質

    営業利益率20%超を維持し、研究開発投資も可能

  • 2027年3月期の純利益17億円維持通年影響

    2026年3月期純利益17億円、PER9.76倍。利益維持なら割安感が強まる

  • PBR1.5倍への修正2027年〜2028年影響

    ROE13.2%に対しPBR1.2倍。ROEが続けばPBR1.5倍が妥当

  • 増配による株主還元の強化次回株主総会影響

    配当利回り3.11%、純利益17億円で配当性向は低く増配余地大

  • 売上高75億円達成通年影響

    売上高は67→71億円と増加。順調なら75億円到達

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    AI技術の進展により新規参入が増加し、シェア低下の恐れ

  • 市場の限界

    音声認識の応用範囲が限定的で、新市場の開拓が遅れている

  • 依存先の集中

    医療業界向けが売上の大部分で、業界動向に左右されやすい

  • 純利益が14億円へ減少決算発表後影響

    純利益17億円のうち営業外が3億円。これが消滅すると14億円

  • 営業利益率18%割れ通年影響

    営業利益率19.72%から1.8ポイント低下で18%。営業利益約1.3億円減

  • 売上高成長の鈍化継続影響

    売上高成長率は11.7%→6%と減速。5%割れで営業利益減

  • 予想PER非開示で投資判断困難不定影響

    予想PERが開示されておらず透明性に欠け、投資家が敬遠

次の決算で確かめる点
クラウド売上比率
ストック型収益の拡大度を計測
医療分野のシェア
主要市場での競争力維持を確認
解約率
サービス継続の状況から収益安定性を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から+21.8%いまの株価に対する利回りは2.10%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
2.10%
いまの株価に対して
配当性向
28.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月1631.5
2024年3月2021.930.1
2025年3月2841.030.5
2026年3月3421.828.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,593人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.0%を占め、残る78.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他66.970.667.559.463.662.8
事業法人18.514.719.120.521.421.7
自己株式0.00.016.015.515.214.9
外国法人5.24.84.44.88.914.2
証券会社7.39.43.43.54.01.0
金融機関1.90.25.411.92.00.3
外国人個人0.30.20.10.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01LIM JAPAN EVENT MASTER FUND(常任代理人 立花証券株式会社)3.00
02光1号配当特化投資事業有限責任組合2.92
03アイビー投資事業有限責任組合2.87
04鈴木清幸2.84
05株式会社BSR2.77
06住友不動産株式会社2.55
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS SEC LENDING(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.89
08レック株式会社1.72
09中村得郎1.69
10TSUCHIYA株式会社1.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-05
    リム・アドバイザーズ・リミテッド(LIM Advisors Limited)
    新規の大量保有報告
    6.05%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+103%、1株純資産は14期で+194%。直近期のROEは13.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5530419.412.5
2014年3月−16328−4.9
2015年3月−11326−3.4
2016年3月−11301−3.5
2017年3月−6295−2.2
2018年3月3333110.561.6
2019年3月5355112.329.0
2020年3月385656.821.8
2021年3月346265.724.1
2022年3月246353.924.6
2023年3月526268.134.231.5
2024年3月657239.625.430.1
2025年3月9078912.09.630.5
2026年3月11189513.210.228.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額165百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木清幸代表取締役 会長兼社長74522,400
立松克己専務取締役 経営推進本部長 兼BDC本部長6162,000
大柳伸也取締役 事業本部長 兼SDX事業部長 兼海外事業部長5150,200
近藤裕取締役 基礎技術開発本部長5842,000
枝連俊弘取締役 応用技術開発本部長5622,100
岸田至康取締役(監査等委員)64
松室哲生取締役(監査等委員)75
佐藤香代取締役(監査等委員)47
張﨑悦子取締役(監査等委員)36
桜井美佐取締役(監査等委員)49

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5857015531
社外取締役410103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,588字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当連結会計年度末において、当社(株式会社アドバンスト・メディア)と連結子会社3社(AMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)、株式会社速記センターつくば、株式会社アミサポ)により構成されており、事業セグメントは、音声事業の単一セグメントであります。 音声事業 当社グループは、AI音声認識AmiVoice®を核とした下記の事業を展開しております。 Ⅰ.サービス事業 企業及び企業内のユーザーや一般消費者へAI音声認識アミボイスをサービス利用の形で提供する事業 Ⅱ.プロダクト事業 AI音声認識アミボイスを組み込んだアプリケーション商品をライセンス販売する事業 Ⅲ.ソリューション事業 AI音声認識アミボイスを組み込んだ音声認識ソリューションの企画・設計・開発を行う事業 なお、音声事業の単一セグメントは、既存コアビジネスをBSR1(第一の成長エンジン)、新規ビジネスの創生、M&A、海外事業をBSR2(第二の成長エンジン)と定義し、8つのプロフィットユニットで構成されております。 BSR1(第一の成長エンジン) 当社のCTI事業部、VoXT事業部、医療事業部、SDX事業部の4つのプロフィットユニットで構成をしております。 BSR2(第二の成長エンジン) 当社のBDC本部(含む株式会社アミサポ)、海外事業部、および連結子会社のAMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)、株式会社速記センターつくばの4つのプロフィットユニットで構成をしております。 注)事業部名称の語源は次のとおりです。 CTI: Computer Telephony Integration, VoXT: Voice Texting, SDX: Speech DX, BDC:Business Development Center 分野別の導入事例および代表的な製品は次の表のとおりです。 分野   導入事例および代表的な製品 コールセンター   業務効率化・コンプライアンス強化・音声と文字による通話モニタリング・応対品質向上など、音声認識技術を活用した新しいコールセンター向けソリューションを提供。 導入事例   銀行、生命保険会社、メーカー、製薬会社、通信販売会社610社に導入(2026年3月末現在) 株式会社三井住友銀行 株式会社三菱UFJ銀行 大同生命保険株式会社 朝日生命保険相互会社 日本生命保険相互会社 三井住友カード株式会社 株式会社ジャルカード 東邦薬品株式会社 株式会社ジャパネットホールディングス 株式会社スカパー・カスタマーリレーションズ 株式会社日立システムズ 株式会社ベルシステム24 製品   AI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite」 応対品質評価レポート自動作成ツール「AmiVoice® CQM Assist」 ボイスボット(音声認識IVR)サービス   「AmiVoice® ISR Studio」 議事録・書き起こし   議事録支援システムを自治体および民間企業に提供。発言内容をリアルタイムにテキスト化し、議事録作成業務・書き起こしの効率化を実現。情報公開のスピード化、業務量の軽減、コスト削減を実現。 導入事例   東京都議会、北海道議会、宮城県議会、広島県議会、大阪府庁、沖縄県庁、神奈川県庁、兵庫県庁、福島県庁、伊勢市議会、笠間市役所、佐賀市議会、沼津市議会、箱根町議会等自治体、湘南信用金庫、大手民間企業、放送局等3,176施設に導入(2026年3月末現在) 製品   議事録ソリューションプラットフォーム「VoXT One」 ・文字起こし支援アプリケーション 「ScribeAssist」 ・クラウド型文字起こしサービス 「ProVoXT」 分野   導入事例および代表的な製品 医療     医療専門用語を標準搭載した音声入力システムを提供。話すだけで手軽に電子カルテや読影レポート、調剤薬歴などを入力でき、忙しい医療現場での業務効率化を実現。 導入事例   病院、診療所、放射線科、調剤薬局など全国20,032施設に導入(2026年3月末現在) (日本調剤株式会社、クラフト株式会社、北海道大学病院、大阪大学医学部附属病院、聖路加国際病院、熊本赤十字病院、松下記念病院、順天堂大学練馬病院、東京女子医科大学病院、東京医科大学病院、株式会社大阪先端画像センター、東京慈恵会医科大学附属病院、東海大学医学部付属病院、旭川医科大学病院、防衛医科大学校病院、国立病院機構新潟病院、昭和医科大学藤が丘病院、国立病院機構相模原病院、岡山中央病院) 製品   診療所/病院電子カルテ向け 「AmiVoice® Ex7 Clinic/Hospital」 放射線読影診断レポート向け 「AmiVoice® Ex7 Rad」 調剤電子薬歴向け     「AmiVoice® Ex7 Pharmacy」 病理レポート 「AmiVoice® Ex7 Path」 内視鏡レポート作成向け     「AmiVoice® EX7 Endoscope」 整形外科電子カルテ向け    「AmiVoice® Ex7 Orthopaedic」 医療メール・論文作成用 「AmiVoice® Ex7 MedMail」 医療・調剤・介護向け クラウド型音声入力サービス  「AmiVoice® CLx」 医療向け AI音声認識ワークシェアリングサービス  「AmiVoice® iNote/iNote Lite」 法医学用音声入力システム 「AmiVoice® Forensic Medicine」 医療カンファレンス向け 音声認識 議事録作成支援ソフトウエア  「AmiVoice® Medical Conference」 医療・調剤・介護向け“声マウス”“声キーボード”  「AmiVoice® VM-H/P/C」「AmiVoice® VK-H/P/C」 製造・物流   ハンズフリー・アイズフリーで現場作業の負担を軽減。入出庫管理・在庫管理・棚卸し・ピッキング・製品検査・検品・各種伝票作成・製造工程管理等に活用可能。 導入事例   車両監査業務で音声認識を使ったキーボード入力(岐阜車体工業株式会社) 物流現場で音声認識を使用した仕分けシステム(株式会社銀座コージーコーナー) 音声認識を活用した声によるFAXなどの受注伝票入力システム(和光堂株式会社) 製品   音声認識キーボード入力システム  「AmiVoice® Keyboard」 ボイスピッキングシステム                 「AmiVoice® iPicking」 ビジネスソリューション   商談、接客の会話を音声認識によって見える化。VOCデータ収集、コンプライアンス強化、トークスキルアップに活用可能。音声からリアルタイムに報告を作成することで、報告業務のスピードアップ、情報量と質を向上。 導入事例   「MR活動報告アプリケーション」(第一三共株式会社) 営業報告アプリケーション(三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社) 製品   営業力強化ソリューション「AmiVoice® SalesBoost」 ・リアルタイム支援ソリューション「AmiVoice® SalesAgent」 ・営業職向けクラウド型トレーニングプラットフォーム  「AmiVoice® RolePlay」 ・会話解析ソリューション 「AmiVoice® SF-CMS」 iOS向け音声入力キーボードアプリ  「AmiVoice® SBx」 Windows向け音声入力ソフト         「AmiVoice® Ex7 Business」 一般企業・官公庁向け“声マウス”“声キーボード”  「AmiVoice® VM-G」「AmiVoice® VK-G」 営業職向け “声マウス”  「AmiVoice® VMPA」 Webサイトから商談へつなげる  「AmiVoice® UPV」 分野   導入事例および代表的な製品 建設・不動産   ゼネコンや不動産業界向けの音声認識プラットフォームサービス。検査や議事録作成などの業務効率化と品質向上を実現。 導入事例   建設・不動産会社578社に導入(2026年3月末現在) 大成建設株式会社 鉄建建設株式会社 飛島建設株式会社 日本国土開発株式会社 野村不動産株式会社 株式会社長谷工コーポレーション 製品   建設業界向けプラットフォーム「AmiVoice® B-Work One」 ・iOS端末用建築検査アプリ  「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」 ・音声認識議事録作成プラットフォームサービス  「AmiVoice® スーパーミーティングメモ」 建設向け議事録代行サービス  「AmiVoice® スーパースクライバー」 建設・不動産向け“声マウス”“声キーボード”  「AmiVoice® VM-B」「AmiVoice® VK-B」 AI対話   ヒトの代わりにAIが24時間自動応答。キャラクター対話、チャットボット、IVRなど、AI技術を活用した次世代の音声対話システム。 導入事例   AIコンシェルジュ(株式会社TACT) AI音声対話アプリ「バーチャルアシスタント」(株式会社三菱UFJ銀行) バーチャルデスク(株式会社レオパレス21) 製品   AI音声対話アバター 「AI Avatar AOI」 開発キット・API   音声文字化や音声対話、音声制御、音声翻訳等、アプリケーション、Webサイト等の各種サービスにAmiVoice®が利用可能。 導入事例   文字起こしエディタ「もじこ」(株式会社TBSテレビ) 自動文字起こしサービス「Notta」(Notta株式会社) 通話録音システム「YouWire」(株式会社ギークフィード) コンタクトセンターのコミュニケーター教育「AIセルフトレーニング」(株式会社東京システムリサーチ) 会議記録サービス「toruno」(株式会社リコー) オンライン営業システム「bellFace」(ベルフェイス株式会社) AI音声認識字幕システム「JTAC-ACP」(株式会社テレビ朝日クリエイト) 製品   音声認識API開発プラットフォーム 「AmiVoice® Cloud Platform」 ・音声認識API  「AmiVoice® API」 ・音声認識開発キット 「AmiVoice® SDK」 マイクデバイス   音声認識・音声対話に特化したマイクデバイス。 過酷な騒音環境下でも利用でき、高い認識率を実現。 製品   バッジ型ウェアラブルマイクデバイス   「AmiVoice® Front WT01」 オリジナルハンドマイク 「AmiVoice® Front SP02」 2ch出力機能搭載マイク集約デバイス  「AmiVoice® Front HUB01」 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,187字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「HCI(Human Communication Integration)の実現」をビジョンに掲げ、人がコンピュータやAIに自然に意思を伝えられる「ソフトコミュニケーションの時代」を拓くべく、有用な最先端技術を広く社会へ普及させ、その実用化を通して新しい価値観、文化を創造してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、売上収益および営業利益を経営指標とし、2027年3月期に売上収益100億円、営業利益15億円にすることを目標としております。 (3)経営環境、経営戦略及び対処すべき課題等 当社グループは、2024年3月期から2027年3月期をBSR拡大期とし、BSR拡大期の最終年度では売上高100億円、営業利益25億円を目標として事業を推進してまいりました。一方で、営業利益につきましては、市場開発を目的としたM&Aの実施に伴う収益構造の変化に加え、事業運営上不可避である原価の上昇や、将来成長に向けた人材や開発への先行投資の影響を受ける見込みです。これを踏まえて上述の目標は、2027年3月期に売上収益100億円、営業利益15億円へ修正いたします。 当社グループは、これまでの音声認識の市場開発でつくりあげた<日本語 × 音声認識 × 業界特化>の強みを生かし、AIを声で動かす音声AI注1)により仕事の効率や効果を高め、快適に働ける環境を世の中に広めてまいります。そのために、BSR拡大期最終年の2027年3月期を次のAISH注2)導入展開期の3か年への踏み台と考えております。 世の中のAI活用の機運やトレンドの高まりにより、企業における事業継続にはAIの活用が不可欠な時代になってまいりました。そして、生成AIやAIエージェントの目覚ましい進化により、人の仕事が奪われる未来も予感できるようにもなってまいりました。このような中で、ピンチを逆にチャンスと捉えAIを活用し事業や自身の仕事の継続をつくらねばならない時代とも考えております。そのためには、さまざまなAIを目的に応じて活用する必要があります。それらのAIとは、生成AIやAIエージェントといったGAI注3)と当社グループのAOI注4)プラットフォームを構成する PAI注5)です。GAIには、集めた、あるいは、集める情報による生成や自律的な動きにより大きな事業をつくることを 期待できます。一方で、PAIには、GAIへの期待効果を高める役割を期待できます。その役割とは、GAIに必要な利用 企業や利用者個別のデータをつくることや、そのデータにより利用企業や利用者個別のGAIにカスタマイズすること などです。 2027年3月期において、当社グループは以下の3つの挑戦によりAISHの時代注6)へ踏み込んでまいります。 ①M-Dev注7)への挑戦 これまでのAI音声認識の市場開発は、自らで製品を開発し、自らで市場開発を行ってまいりました。これからは、他社を仲間に引き入れその連携により、AISH化を促進することで市場開発の規模と速度を高めてまいります。具体的には、当社グループのAISHの製品やサービスの販路の開拓と販売や利用の促進を他社との連携により行ってまいります。 ②アドバンストメディアへの挑戦 企業のWebサイトをメッセージ伝達力の高い動画を使うことで、先進的なメディアに変えることにより、企業がインサイドセールスの起点を獲得するという新たなサービスを世に広めてまいります。すなわち、利用企業がメディア価値を高めたオウンドメディアであるWebサイト(アドバンストメディア)により獲得した、オンラインミーティングという顧客との接点を活用し、AIで効果を高めることが可能なトークのプレイによりリードを顧客に育成する支援も行ってまいります。 ③音声AIイネイブラー注8)への挑戦 GAIやPAIなどのAIを集合化して使うことにより仕事の効率や効果を高めることができるAI集合化モデル注9)の市場を開拓し拡げてまいります。これから、自らの仕事に対して、自らの能力を高めることやAIを活用することにより、仕事の効率や効果を高め、自らの仕事の継続を自らでプロデュースする時代になってまいります。当社グループはこれまで、GAIと当社グループ独自のPAIの連携市場の開発を行ってまいりました。これからは、AI集合化モデルの1つの実現体である、AISHにより快適に働けるソフトウエアの基盤・AWB(エーダビュルビー:AISH Work Basis)注11)の販路の開拓と販売の拡大により、自らで仕事を継続させるAISHの市場を拓き拡大させてまいります。 (注1)音声AIとは、人との音声コミュニケーションで動くAIのこと。音声を利用可能とするAI(音声AIイネイブル)である。 (注2)AISH(アイッシュ:AI Super Humanization)とは、AIを利用することで仕事の効率や効果を高め、そして、AIを相棒にすることで仕事を楽しくすること。 (注3)GAIとは、生成AI(Generative AI)やAIエージェントのこと。これは、プロンプトを工夫することで適切な回答や動作を行わせることにより自分のもののように動かすことができるAIである。 (注4)AOI(AmiVoice Ontology Integrated)とは、AI音声認識とGAIやPAIとの連携を可能にする音声AIのこと。大規模言語モデル(LLM)や知識ベース(KB)のカスタマイズにより推論の正確性、精度、処理速度や安全性を高めることが可能な当社グループ独自のAI技術である。 (注5)PAIとは、パーソナライズAI(Personalize AI)のこと。これは、利用企業や利用者個別の目的のために、所有する非公開データなどを使った学習やカスタマイズによりセキュアに出力の品質や正確性を担保し自分のものにできるAIである。 (注6)AISHの時代とは、人それぞれがAISHにより、人やAIを動かすことで、自らで、自らの仕事の継続をプロデュースする時代のこと。 (注7)M-Dev(エムデブ:Market Development with Enterprise Deployment for AISH)とは、M&Aを含む他社連携による販路の開拓と販売の拡大とにより、これまでのAI音声認識の市場開発をAIの市場開発に進化させること。 (注8)音声AIイネイブラーとは、生成AIと音声を基軸とした音声AIとにより顧客企業やパートナー企業のAIイネイブル化を促進し、AIの市場開発を進展させる事業体のこと。 (注9)AI集合化モデル(SAM:Substances Assembly Model)とは、特定の課題解決のための処理ユニットであるサブスタンス注10)とAIによる課題解決に特化したAIサブスタンスとで構成されるサブスタンスの連携モデルのこと。 (注10)サブスタンスとは、特定のタスクを実行するための入出力を有した処理ユニットのこと。 (注11)AWB(AISH Work Basis)とは、GAIやAOIのPAIをサブスタンス化し、それらの入出力を声でつなぐことで連携させるソフトウエアの基盤のこと。この基盤を利用すれば、声によりサブスタンスを動的に制御することができ、仕事の効率や効果を高め快適に働くことができる。
事業等のリスク4,704字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの業績は、今後起こり得る様々な要因により大きな影響を受ける可能性があります。 以下に当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社グループは、当社グループでコントロールできない外部要因や事業上のリスクとして具体化する可能性は必ずしも高くないと見られる事項も含め、投資家の投資判断上重要と考えられる事項については、積極的に開示しております。当社グループは、これらのリスクが発生する可能性を認識したうえで、その発生の予防および対応に努力する方針ですが、当社グループの経営状況および将来の事業についての判断は、以下の記載事項を慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。また、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 業績の変動について A 経営成績について 当社グループは、従来の音声認識のアプリケーションやサービスを販売するビジネスを経て、販売するばかりでなく、顧客集団がそれらを使い顧客集団の目的、例えば、生産性の向上や営業効率・効果を高めるなどの課題を解決する支援サービスの提供をも併せたビジネスを目指しております。それをBSR(Beyond Speech Recognition)と名付け、目標値を超えるビジネス活動と定義して、顧客集団が製品・サービスを使い始めるBSR導入期から、その利用を継続させるBSR展開期を経て、製品・サービスの拡大やそれらを利用する顧客集団の数を増大させるBSR拡大期へとその活動を進めてまいりました。当社グループは、2024年3月期にスタートしたBSR拡大期の目標値を2027年3月期に売上収益100億円、営業利益15億円に変更し、現行ビジネスの拡大に「仕事における新たな日常を創る」という新規ビジネスへの挑戦の成果を加えることで目標値超えを行ってまいりますが、掲げているビジネス活動の遅延、音声認識市場や外部環境の変化等、当社が想定できない諸般の要因で、当社の事業が計画どおりに進捗しなかった場合には、想定している経営成績に影響する可能性があります。 B 四半期毎の業績の変動 当社グループの音声事業は、プロダクト販売やソリューションビジネスというフロービジネスとサブスクリプションサービスなどのストックビジネスで成り立っています。現状においてストックビジネスの比率が向上しているものの、フロービジネスの出荷および検収が毎年9月および3月に集中する傾向があり、売上比率の関係から当社グループ全体の売上も第2四半期と第4四半期に偏重しております。 C 予算編成 予算は経営推進本部を中心とした予算編成体制を構築し、予実精度の向上に努めております。しかし、音声認識市場の創造を行いながらビジネスを進めており、当社が手掛ける各事業の将来予測が難しい部分があることや、昨今の経済環境の急激な変化等想定できない外部要因による影響を受ける場合があります。よって、各事業で予算と実績の管理を徹底し、予実の乖離が起こらないように努めますが、今後も乖離が発生する可能性があります。なお、当社は予算と実績の乖離が発生した段階で、速やかに業績予想の修正の開示を行います。 ② 音声認識市場開拓において市場展開から市場拡大が遅延すること 当社グループは今後の音声認識市場開拓の分野をコールセンター、医療・介護、議事録作成・文字起こし、音声認識エンジンプラットフォーム、モバイル・ビジネスソリューション、金融・保険、製造・物流・小売、建設・不動産等と考えております。「仕事における新たな日常を創る」という新規ビジネスにより、既に市場導入に成功した現行ビジネスを展開から拡大フェーズへとその移行を加速させてまいりますが、新規ビジネスの導入と現行ビジネス自体の展開から拡大フェーズへの移行が想定どおりに行えず、長い時間を要する可能性もあります。 ③ AI音声認識について A 新製品及び新技術の開発 現在、AI音声認識の基礎的な開発は終了し、既に様々な商品を販売しておりますが、今後とも技術の革新と向上が必須です。「音声入力インターフェース」として利用者が「ないと困る」を感じるためには、単なる音声認識精度の向上のみならず、対話機能の高度化、口語体文章認識能力の向上、辞書・言語モデルの広汎化および耐雑音性の強化等の技術開発が必要であり、当該開発に資金や時間が想定以上に必要となった場合、あるいは当社グループが想定する売上計画が達成できなくなり、先行的に支出された研究開発費等の回収が困難になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 B AI音声認識に代替する新技術の誕生 AI音声認識に代わる新しいインターフェース等の誕生、普及により、当社の技術優位性がなくなる等、当社が明確な競争優位性を確保できなくなった場合には、当社グループの経営に影響を与える可能性があります。 C 競合他社について 当社グループの音声事業の競合製品には、国内外の音声認識事業者や各社の音声認識事業部門が開発した製品やそれらを利用した製品等が挙げられます。現時点では当社の製品は、高い認識率、速い認識処理、不特定話者対応、発話スピードへのフレキシブルな対応、発話者のイントネーションやアクセント等の違いへの対応、耐雑音性能等の点で国内外の競合他社の製品と差別化されると考えておりますが、将来的に高い技術力および開発力を有する競合企業が出現する可能性は否定できず、競争の激化によって当社の優位性が失われた場合、また、競合他社が他の有望な音声認識市場を創造開拓し、当社グループが後塵を拝した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社のAI音声認識が技術的に秀でていたとしても、他の音声認識事業者がアライアンス・パートナー戦略で優位に立った場合、当社のAI音声認識が音声認識市場での高シェアを獲得できない可能性があります。 ④ 当社の組織について A 人材の育成について 当社グループは、現段階では事業運営に適した従業員数および組織形態となっております。しかしながら、業務を従業員個人の技量や経験・ノウハウに依存している部分もあります。そのため、各部署における既存の人材の社外流出・病欠等による長期休暇・欠勤等が生じた場合、当社グループの事業活動に支障が生じ、業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、従業員間における技量、ノウハウの共有化を組織として進めるとともに、従業員個人の技量や経験・ノウハウなどの研鑽環境の充実と成長を促す仕組みの活性化を経営の重要課題と捉えています。 B 人材の確保について 当社グループでは優秀で意欲に満ちた魅力ある人材を確保できるよう、自由で創造性に満ちた企業文化の醸成に力を入れておりますが、今後当社グループが必要とする人材が、必要な時期に確保できる保証はなく、人員計画に基づいた採用が行えなかった場合、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法的なリスクについて A 知的財産権について 当社グループが第三者の知的財産権を侵害する可能性、および当社グループが今後進出する事業分野において知的財産権を取得できず、さらに第三者から必要なライセンスを取得できない可能性があります。当社の音声認識技術及び音声認識ソリューションは広範囲にわたる技術を利用しており、その技術が第三者の保有する知的財産権を侵害しているという主張が当社に対してなされる可能性が皆無とはいえず、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 B 特有の法的規制・取引慣行について 現在、当社グループの事業に悪影響を与えるような法的規制はありませんが、今後も制定されないという保証はありません。もし、かかる法的規制が制定されたり、解釈が不明瞭な規制が制定されたりした場合、当社グループの業績に影響を与えたり、事業展開のスピードに悪影響を及ぼす可能性があります。 C 情報セキュリティについて 当社グループは、個人情報を含む重要情報の管理については、プライバシーマーク及び情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC 27001:2022(JIS Q 27001:2023))の取得に加え、入退室管理システムやPC操作ログの管理システムを全社に導入し、情報管理を徹底しております。しかしながら、個人情報を含む重要情報が当社グループ関係者や業務提携・委託先などの故意または過失により外部に流出したり、悪用されたりする可能性が皆無とはいえません。このようなことが起こった場合、当社グループのサービスが何らかの悪影響を受けたり、ブランドイメージが低下したり、法的紛争に巻き込まれる可能性があります。 ⑥ 投資・M&A等の事業展開について 当社グループは、AmiVoice®をはじめとした当社技術を用いた新たなビジネス創造とストック構造の構築を推進しております。そのため、それらの計画を早期に達成するために投資やM&A等は、迅速かつ効率的・効果的手段の一つと考えております。 そこで当社グループは、投資やM&A等を行う場合においては、対象企業の財務内容や契約関係等について詳細なデューデリジェンスを行うことによって、極力リスクを回避するように努めてまいります。しかし、買収後その他における偶発債務の発生等、未認識の債務が判明する可能性も否定できません。また、投資やM&A等にあたっては、事業環境や競合状況の変化等により当初の事業計画の遂行に支障が生じ、当社グループの事業展開への影響が生じるリスクや、投資を十分に回収できないリスク等も存在しており、結果的に当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性もあります。また国外企業を対象とした場合には、上記のリスク以外にカントリーリスクや為替リスクを被る可能性もあります。 ⑦ 感染症、自然災害に関するリスク 新型コロナウイルスを含め、今後も同様の感染症が発生することにより、事業活動に何かしらの制限や要請がなされた場合、計画している事業が遅延する可能性があります。また、その影響が長期化する場合や、自然災害による不測の事態が生じた際には、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑧ サイバー攻撃等について 当社グループの事業活動においては、情報システムの安定運用の重要性が増大しています。サイバー攻撃やコンピュータウイルスへの感染等による情報セキュリティ事故が発生した場合、情報システムの深刻な不具合やデータ改ざんが、当社グループの社会的信用やブランド価値の棄損に繋がり、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 配当政策について 当社は、株主の皆様に対して利益還元を経営の重要事項のひとつと位置付け、当社の事業拡大に向けた戦略的投資や財務体質強化のために必要な内部留保を勘案し、連結配当性向30%を基準として、株主への利益還元に取り組むことを基本方針としております。 しかしながら、通期業績、財政状態及びその他の状況の変化によっては、配当政策に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,326字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなかで緩やかに回復しているものの、米国を中心とした通商政策の動向に加え、国際情勢の緊迫化による資源価格への影響などから、先行きは不透明な状況が続いています。 当社グループは、2024年3月期から2027年3月期をBSR拡大期とし、当連結会計年度につきましては、次世代のコミュニケーションを体現する新規サービスを市場へ投入するとともに、プラットフォームビジネスの拡大及び音声認識の市場開発の深化によるビジネスの拡大を進めてまいりました。 当連結会計年度においては、各企業で生産性向上に生成AI等のAI技術を活用するニーズの高まりを背景に、そのインターフェースとなるAI音声認識AmiVoice® API(AmiVoice® Cloud Platform(ACP))の利用が進みました。また、AI音声認識AmiVoice® を活用した各種製品の販売やサービスの利用も堅調に進みました。そして、今後の次世代のコミュニケーションを体現する新規サービスの市場投入やプラットフォームビジネスの拡大に向けて、人材の採用や開発などの投資を行いました。 売上高に関しましては、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部、VoXT事業部、医療事業部が増収し、前年同期比で4.6%の増収となりました。BSR2(第二の成長エンジン)においては、海外事業部及びBDC本部が増収し、前年同期比で19.5%の増収となりました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比で6.0%増収し過去最高の売上高となりました。 損益に関しましては、営業利益につきまして、BSR1(第一の成長エンジン)において、売上原価の増加や人材及び開発への投資の影響から、前年同期比で1.1%の減益となりました。BSR2(第二の成長エンジン)においては、赤字幅が縮小いたしました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比で0.2%の減益となりました。経常利益は金利上昇による受取利息の増加や円安の影響による為替差益の増加等により前年同期比で1.2%増益し過去最高益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は投資有価証券売却益の計上等により、前年同期比で23.5%増益し過去最高益となりました。 これらの結果、当連結会計年度は、売上高7,063百万円(前年同期は売上高6,665百万円)、営業利益1,440百万円(前年同期は営業利益1,442百万円)、経常利益1,558百万円(前年同期は経常利益1,539百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,739百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益1,408百万円)となりました。 音声事業の各分野別の状況は、以下のとおりであります。 BSR1の状況(連結調整前) 売上高(前年同期比)   営業利益(前年同期比) 6,217百万円(4.6%増)   1,503百万円(1.1%減) ストック売上高(前年同期比)   ストック比率(前年同期比) 4,973百万円(12.2%増)   80.0%(+5.4%) CTI注1)事業部(コンタクトセンター業界向け事業) 大手SIerを中心とした販売パートナーと連携しコンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite」の顧客企業数とユーザー数の拡大を進めました。 ボイスボットのAI音声認識自動応答サービス(AI-IVR注2))「AmiVoice® ISR注3) Studio」において、利便性向上と業務効率化を目的に、特定の環境に依存せず多様な業務システムと柔軟かつ円滑に連携できるよう、外部システム連携機能の強化に取り組みました。その1つとして、サイボウズ株式会社が提供するノーコードツール「kintone」との連携への対応がありました。これにより、「kintone」に登録された顧客情報等のデータを活用した高精度かつ高度な電話自動応対が可能となりました。また、電話自動応対の利便性と精度をさらに高めるためのバージョンアップも行っております。 それらの結果、ライセンス数を増加させ、ストック比率も向上させたことにより増収したものの、利益率の高いフロー型案件の減少や販売費及び一般管理費等の増加により減益となりました。 ストック比率:前期末77.1%→今期末82.9% ライセンス数(累計):前期末82,779→今期末95,430 注1)CTI: Computer Telephony Integration 注2)IVR: 電話自動応答システム(Interactive Voice Responder) 注3)ISR: 音声発話自動応答システム(Interactive Speech Responder) VoXT注4)事業部(議会・会議ソリューション事業) AI音声認識AmiVoice®を活用したスタンドアローン型の議事録作成・文字起こし支援アプリケーション「ScribeAssist」、クラウド型のサービス「ProVoXT」、及び、それらをプラットフォーム化した「VoXT One」のユーザー数の拡大を進めました。また、JAの事業や業務の変革をDXの推進により支援する取り組みを行っている株式会社日本農業新聞と販売パートナー契約を締結しました。 それらの結果、ライセンス数を増加させたことにより増収したものの、販売費及び一般管理費等の増加により減益となりました。 ストック比率:前期末91.2%→今期末96.7% 主力2製品のライセンス数:前期末20,396→今期末21,925 注4)VoXT: 文字起こし(Voice teXTing) 医療事業部(医療業界向け事業) 「医師の働き方改革」を背景に、医師の勤務時間の適正化に向けた取り組みが拡がるなか、病院における医師や看護師、医療従事者の業務効率の向上へのニーズが高まっており、主力製品であるAI音声入力ソフト「AmiVoice® Ex7」シリーズの販売や医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice® iNote」の利用が堅調に進みました。また「AmiVoice® iNote」においては、利用場面に即した操作性の向上のため、より直感的に活用できるユーザーインターフェースに改善いたしました。 それらの結果、主力製品の販売やサービスの利用を堅調に進めたことにより増収し、増益となりました。 ストック比率:前期末39.6%→今期末43.8% ライセンス数(累計):前期末64,775→今期末68,991 SDX注5)事業部(API・SDK/接客・商談ソリューション/製造・物流業界向け事業) AI音声認識AmiVoice®のエンジンプラットフォームにおいて、AIを活用するニーズの高まりを背景にクラウド型エンジンの利用サービス「ACP(AmiVoice® Cloud Platform)」の利用が進みました。 また、営業力強化プラットフォーム「AmiVoice® SalesBoost Platform」の市場への導入活動を進めました。これには、営業担当者がAIによるロールプレイを通してセルフトレーニングができる「AmiVoice® RolePlay」やAIを用いた会話解析ソリューション「AmiVoice® SF-CMS注6)」などがあります。さらには、生成AIを活用した商談・記録・分析などの営業活動を支援する新ソリューション「AmiVoice® SalesAgent」の開発と市場への導入活動を進めました。また、Webサイトに先進的なコミュニケーション機能と製品利用の効果を動画で体感できる機能を付与することによりインサイドセールスへ誘導する新サービス「AmiVoice® Easy Viewer」の開発を進めました。 それらの結果、売上においては現行のAI音声認識AmiVoice® を活用した製品の販売やサービスの利用を増加できなかったことにより減収し、営業利益においては人材採用や開発の投資などが重なり減益となりました。 ストック比率:前期末71.9%→今期末76.2% 領域特化型エンジンのユーザー数(累計):前期末6,187→今期末8,102 注5)SDX: Speech DX (Digital transformation with speech recognition) 注6)SF-CMS: 営業分野へ拡張した「AmiVoice® Communication Suite」(Sales Front CoMmunication Suite) BSR2の状況(連結調整前) 売上高(前年同期比)   営業利益(前年同期比) 911百万円(19.5%増)   △62百万円(-) BDC本部(建設・不動産業界向け事業)・海外事業部(海外企業向け事業) BDC本部は、建設業界向け建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」の導入が進み、堅調にライセンス数を増加させました。また、建設業界の人手不足を背景に、同サービスを活用した人材サービスを伸長させました。 また、iOS端末を活用しWindows PCのマウス・キーボード操作を代替するアプリケーション「AmiVoice® トークマウス」において、任意のショートカットキーをワンタップで実行できる「ショートカット機能」等の機能強化を進めました。 それらの結果、主力製品の販売やサービスの利用を堅調に進めたことにより増収したものの、販売費及び一般管理費等の増加により減益となりました。 ライセンス数(累計):前期末69,344→今期末85,932 海外事業部は、大口顧客の利用が増大したため、大幅に増収し赤字幅が縮小いたしました。 連結子会社等 AMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)は、主要顧客に対する案件獲得と収益改善に向けた事業構造の改革を進めました。その結果、増収するとともに赤字幅が縮小いたしました。 株式会社速記センターつくばは、自治体、裁判所及び民間向け案件の受注獲得等を進めました。その結果、売上、利益共に前年比横ばいとなりました。 株式会社アミサポは、BDC本部における人材ビジネスの運用を請け負いましたが、採用経費等先行投資を回収するに至らず赤字となりました。 (財政状態の状況) (資産) 当連結会計年度末における流動資産は9,755百万円となり、前連結会計年度末に比べ413百万円増加いたしました。これは主に金銭の信託が979百万円減少したものの、現金及び預金が1,383百万円増加したことによるものであります。固定資産は6,896百万円となり、前連結会計年度末に比べ267百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が282百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は16,651百万円となり、前連結会計年度末に比べ681百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,279百万円となり、前連結会計年度末に比べ229百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が246百万円増加したものの、1年内返済予定長期借入金が330百万円、未払金が80百万円減少したことによるものであります。固定負債は355百万円となり、前連結会計年度末に比べ798百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が865百万円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は2,635百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,027百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は14,016百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,708百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益1,739百万円及び剰余金の配当429百万円によるものであります。 この結果、自己資本比率は84.2%(前連結会計年度末は77.1%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度 営業活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額)   1,432   1,853 投資活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額)   △1,069   1,146 財務活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額)   △1,209   △1,623 現金及び現金同等物に係る換算差額   △2   6 現金及び現金同等物増減額(△は減少)   △848   1,383 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,383百万円増加し、5,489百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。 〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉 営業活動の結果、獲得した資金は1,853百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益2,484百万円を計上したことによるものであります。 〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉 投資活動の結果、獲得した資金は1,146百万円となりました。これは定期預金の預入による支出4,600百万円、定期預金の払戻による収入4,600百万円、投資有価証券の売却による収入1,793百万円、金銭の信託の払戻による収入1,000百万円、無形固定資産の取得による支出716百万円、有形固定資産の取得による支出545百万円等によるものであります。 〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉 財務活動の結果、使用した資金は1,623百万円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出1,196百万円、配当金の支払額427百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 音声事業(百万円)   1,821   112.5 合計(百万円)   1,821   112.5 (注) 生産実績は当期総製造費用で表示しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 音声事業   7,225   106.3   2,506   106.9 合計   7,225   106.3   2,506   106.9 (注) 上記の金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 音声事業(百万円)   7,063   106.0 合計(百万円)   7,063   106.0 (2)経営者の視点による経営成績の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮説 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき、重要な会計方針及び見積りによって作成されております。具体的には、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b. 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ1,383百万円増加し、5,489百万円となりました。 当連結会計年度においても、安定的に利益を計上しており、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す財務体質への改善が進みました。今後も営業利益率を向上させることで、さらなる財務体質の改善を進めてまいります。 当社グループは流動性かつ安全性の高い現金及び預金を有しており、事業活動を推進する上で当面の必要な資金は既に確保しています。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。