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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

神姫バス

Shinki Bus Co.,Ltd.9083 · Standard · 陸運業

兵庫県を中心に路線バスを運行する神姫バスを中核とし、不動産、レジャー、旅行など多彩な事業を展開する交通グループ。

概要

神姫バスは、兵庫県姫路市に本社を置く乗合バス事業者である。1927年の創業以来、路線バスを中核に高速バス・貸切バス・旅行・不動産・車両整備など多角化したグループを形成。2026年3月期の連結売上高は556億円、営業利益42億円、従業員数3,543人。姫路・神戸・大阪を結ぶ広域ネットワークと、地域交通の要としての安定経営が特徴である。

六つのセグメントで構成する事業ポートフォリオ

神姫バスグループは、有価証券報告書に基づき六つの報告セグメントに区分される。中核は自動車運送業で、路線バス・高速バス・貸切バスを運行する。車両物販・整備部門では子会社の神姫産業と神姫商工が部品販売や修理を手掛ける。不動産部門は賃貸・分譲・建設を、レジャーサービス部門は高速道路売店や飲食(子会社与太呂など)を運営する。旅行貸切部門は神姫観光などが旅行企画と貸切バスを提供する。その他には公共施設の指定管理、保育、介護、農産物販売など多様な事業が含まれる。

姫路・神戸・大阪を結ぶ路線網とエリア戦略

神姫バスの運行エリアは兵庫県中南部を中心に、姫路から神戸・大阪方面へ広がる。路線バス部門では、2025年に開業した「GLION ARENA KOBE」へのシャトルバスや、神戸空港と三宮を結ぶ路線の拡充を進めた。高速バスでは、大阪・関西万博のアクセスバスが需要を捉え、万博終了後には伊丹空港線・関西空港線・松江出雲線を再開し、新たに三田・京都線を開設した。中山間地では地域特性に応じた交通体系への転換も図る。

21の子会社から成るグループ構造

2026年3月期末時点で、神姫バスは連結子会社17社、持分法適用子会社2社、持分法適用関連会社1社を有する。グループ内でバス運行の地域分社化(ウエスト神姫、神姫グリーンバス、ウイング神姫など)や、タクシー(神姫タクシー)、物流(神姫逓送)、旅行(神姫観光)、不動産(神姫バス不動産)、飲食(神姫フードサービス)など各機能を分離・子会社化している。またタイにShinki InternationalやSBTIを設立し、海外事業も展開する。

自己資本比率72%の安定財務と成長投資

2026年3月期の連結総資産は745億円、自己資本比率は71.9%と高水準である。負債は209億円で、借入金の増加(30億円)などにより前期比33億円増加したが、財務体質は健全とされる。営業キャッシュフローは48億円を計上し、設備投資(有形固定資産42億円増)や新規事業への投資に充てている。中期経営計画では2028年3月期に売上高590億円、営業利益37億円を目標とし、不動産開発やインバウンド需要の取り込みを成長ドライバーとする。

業界の中での役割は地域の公共交通を担うバス事業者であり、沿線で不動産やサービス事業を展開する複合企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
556億円
営業利益
42億円
営業利益率
7.6%
純利益
32億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車運送主力

神姫バスが乗合旅客運送(路線バス)を主力に運営し、子会社の神姫ゾーンバスやウイング神姫が地域運行を担う。また、タクシー、貨物運送、自動車運転・保守管理もグループで展開。

主な製品・サービス3
乗合旅客運送
路線バスによる一般旅客輸送で、地域の足を確保。
貸切旅客運送
観光バスや企業送迎などの貸切輸送を提供。
タクシー
子会社の神姫タクシーなどが乗用旅客運送を提供。

02車両物販・整備準主力

グループ会社がバス車両の部品・タイヤ販売や整備・修理を行い、グループ内の車両維持を支える。

主な製品・サービス2
部品・タイヤ販売
バス用部品やタイヤの販売。
車両修理
バス車両の点検・修理・整備を実施。

03不動産副次

神姫バスが遊休地やビルなどの賃貸を、子会社が建物の建築・売買・仲介・管理、清掃警備などを行う。グループ各社に施設を賃貸し、交通事業と連動した不動産収益を確保。

04レジャーサービス副次

ツタヤFC事業やAWAJI EARTH MUSEUMの運営、高速道路売店や飲食事業を子会社が展開し、沿線の生活・観光サービスを提供。

主な製品・サービス2
ツタヤFC事業
TSUTAYAのフランチャイズ店舗を運営。
AWAJI EARTH MUSEUM
淡路島にあるアートミュージアムの運営。

05旅行貸切副次

旅行事業として企画旅行や手配旅行を提供し、子会社が貸切バスや海外旅行も運営。

主な製品・サービス1
貸切旅客運送
観光バスや団体輸送を提供。

06その他その他

公共施設の指定管理、物品販売・広告代理・Webサービス、保育、介護、農作物販売、海外の経営管理・輸送関連サービスなど、多様な事業を展開。

製品と技術

路線バス・高速バス・貸切バスの三本柱

神姫バスの主力製品はバス輸送サービスである。路線バスは姫路・神戸・大阪を結ぶ一般路線を中心に運行し、2025年にはGLION ARENA KOBEへのシャトルバスを新設した。高速バスでは、姫路・神戸から大阪・関西空港・伊丹空港・松江・出雲などを結ぶ長距離路線を有し、2026年には三田・京都線を開設した。貸切バスは神姫観光バスが運行し、学校・企業・団体輸送や観光ツアーを手掛ける。これらのサービスは移動需要に応じてダイヤや運賃を柔軟に設定し、収益を確保する。

旅行・貸切一体型の中間持株会社体制

2012年に設立された神姫観光ホールディングスは、子会社の神姫バスツアーズと神姫観光バスを統括する中間持株会社である。旅行部門では国内・海外旅行の企画販売に加え、インバウンド向けのランドオペレーター業務を強化。貸切バス部門では万博関連輸送や新運賃適用により収益改善を図る。2026年3月期の旅行貸切セグメント売上高は70.6億円、営業利益0.23億円と黒字化を達成した。システム刷新やAI活用による業務効率化も進める。

車両整備・部品販売で収益を支える子会社群

車両物販・整備セグメントでは、神姫産業と神姫商工がグループ内外のバス・トラック向けに部品販売や車検整備を提供する。車両平均使用年数の長期化に伴い整備部品の需要が増加し、2026年3月期の同セグメント売上高は111億円、営業利益9.5億円と堅調である。また、神姫商工は板金・塗装も手掛け、車両のライフサイクル全般に対応する。これらの事業は、バス運送のバックオフィス機能としてだけでなく、外部顧客からも収益を獲得する独立した事業となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

陸運業で地域密着、収益性着実に向上

当社は陸運業に属し、売上高556億円(2026/3期)と中規模ながら、営業利益率7.55%と業界でも高い水準を維持している。ライバルである東武鉄道や相鉄ホールディングスと比較すると、規模は小さいが、地域に密着した事業展開により、安定的な収益を確保している。近年は売上高が増加し、利益率も改善傾向にあり、経営基盤の強化が進んでいる。業界全体では、人口減少や交通需要の変化が課題となる中、当社は観光需要の取り込みや、地域との連携強化を通じて成長を目指している。強みとしては、高い収益性と地域でのブランド力が挙げられ、課題は、事業エリアの拡大や新規サービスの開発である。提供データに基づき、当社は堅実な成長を続けており、今後は顧客サービスの向上とコスト管理が重要である。

強み

  • 営業利益率7%超で、業界内有数の水準。
  • 地元に根ざしたサービスで安定需要を確保。
  • 売上・利益率ともに上昇し、経営基盤が強化。
  • 地域での知名度が高く、利用者の信頼を獲得。

課題

  • 人口減少で輸送需要の減少が懸念される。
  • 既存領域の成長に限界があり、新市場開拓が必要。
  • 設備投資や維持管理コストの増加が重荷に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

陸運業の時価総額近傍。太字が神姫バス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19028ゼロ598億円8.0倍
29081神奈川中央交通503億円13.5倍
39052山陽電気鉄道452億円11.1倍
49029ヒガシホールディングス250億円9.5倍
59057遠州トラック245億円10.8倍
69083神姫バス244億円7.5倍
79059カンダホールディングス213億円8.0倍
89046神戸電鉄199億円13.4倍
99033広島電鉄193億円16.6倍
109034南総通運165億円11.5倍
119074日本石油輸送165億円10.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

神姫自動車として創業し合併を繰り返した1927~1945年

1927年8月、旅客自動車運送事業を目的として神戸市須磨区に神姫自動車株式会社が設立された。1933年1月に本社を加古川町へ移転後、姫路市、明石市を経て、1943年5月には山陽自動車、播電自動車、相生合同自動車の3社を合併し、本社を姫路市に定めて神姫合同自動車株式会社に商号変更した。1945年5月には神戸自動車交通を合併し、兵庫県下における乗合バスの統合を完了した。戦時統合の流れの中で地域バス事業を集約した時期である。

戦後の再編と上場、商号変更の1956~1972年

1949年9月に神戸証券取引所へ上場したが、同取引所は1967年に廃止された。1952年には赤穂合同自動車が神姫タクシーを設立し、タクシー事業を分離。1956年5月に神姫自動車株式会社へ再び商号変更した。1961年10月には大阪証券取引所第二部に上場し、資本市場での資金調達を可能にした。1972年5月、現在の神姫バス株式会社に商号変更し、事業年度を3月末に統一するなど、現代の経営基盤を整えた。

事業多角化と子会社設立が進んだ1970年代~1980年代

1969年3月に逓送部門を分離し神姫逓送(現連結子会社)を、1970年4月に車両整備部門を分離し完全自動車整備塗装(後の神姫商工)を設立した。同年9月にはシンキ興業(後の神姫フードサービス)を設立し飲食業に参入。1982年12月には神姫観光から旅行業以外を分離し神姫商産(後の神姫Bizプロデュース)を設立、乗車券販売や広告代理業を開始した。1984年には運行管理受託のホープ(現神姫トラストホープ)を設立。この時期に輸送以外の事業が拡大した。

地域分社化と貸切事業分離の1990年代

1996年4月、赤穂市・佐用町など5市町をエリアとする株式会社ウエスト神姫の営業が開始された。1997年4月には神崎町など4町をエリアとする神姫グリーンバスが営業を開始し、路線バスの地域運営を分社化した。1997年11月に神姫観光バスを設立し、1998年8月と1999年4月の二度にわたり貸切旅客運送の運行部門を譲渡、貸切事業を分離した。これにより、乗合と貸切の経営責任を明確化した。

吸収合併とグループ再編が進んだ2000年代~2010年代

2002年10月、神姫観光を吸収合併して旅行事業を内製化し、貸切事業を神姫観光バスに統合。2006年1月にハウジング幸陽(後の神姫バス不動産)を買収し不動産事業へ本格参入。2008年2月には保育事業のしんきエンジェルハートを設立。2012年には神姫観光ホールディングスを設立し、旅行・貸切バス事業を中間持株会社体制とした。2013年3月には土地分譲事業をエルテオに移管し、同年7月に東京証券取引所第二部に上場した。2015年以降も大陽商会や冨士屋かまぼこを買収するなど周辺事業を拡大した。

万博特需と新たな投資ステージに入った2020年代

2021年3月期は新型コロナの影響で純損失22億円を計上したが、2022年以降は回復傾向に転じた。2025年3月期の営業利益は35億円、2026年3月期は42億円と過去最高水準に達した。2025年3月には淡路島に「AWAJI EARTH MUSEUM」、2026年3月には姫路駅前に観光施設「MONZEN」を開業。大阪・関西万博のアクセスバス需要を捉え、万博後は高速バス路線の再開・新設で輸送力を活用する。中期経営計画では2028年3月期に売上高590億円を目標としている。

年表36件を開く

1920年代

  • 1927年8月創業旅客自動車運送事業を目的とし、神戸市須磨区に神姫自動車株式会社を設立

1930年代

  • 1933年1月本社を加古郡加古川町(現・加古川市)、姫路市を経て、明石市に移転

1940年代

  • 1943年5月M&A山陽自動車株式会社、播電自動車株式会社、相生合同自動車株式会社を合併、本社を姫路市に移転し神姫合同自動車株式会社に商号変更
  • 1945年5月M&A神戸自動車交通株式会社を合併し兵庫県下における乗合バスの統合を完了
  • 1949年6月M&A菱油商事が神姫産業株式会社(現・連結子会社)に商号変更、後に1966年4月神姫急送株式会社と合併
  • 1949年9月上場神戸証券取引所へ上場(同証券取引所は1967年10月廃止)

1950年代

  • 1952年6月M&A赤穂合同自動車株式会社が神姫自動車株式会社神戸タクシー部を吸収合併し、神姫タクシー株式会社(現・連結子会社)に商号変更
  • 1956年5月商号変更神姫自動車株式会社に商号変更
  • 1959年1月創業神姫観光株式会社を設立し、旅行業を開始

1960年代

  • 1961年10月上場大阪証券取引所へ上場(市場第二部)
  • 1969年3月逓送部門を分離し、神姫逓送株式会社(現・連結子会社)を設立

1970年代

  • 1970年4月車両部門(板金・塗装等)を分離し、完全自動車整備塗装株式会社(現・連結子会社神姫商工株式会社)を設立
  • 1970年9月シンキ興業株式会社(現・連結子会社神姫フードサービス株式会社)を設立し、飲食業を開始
  • 1972年5月商号変更神姫バス株式会社に商号変更、事業年度を1年(3月末日)に変更

1980年代

  • 1982年12月神姫観光株式会社の旅行業以外の事業を分離し、神姫商産株式会社(現・連結子会社神姫Bizプロデュース株式会社)を設立し、1983年4月乗車券発売・広告・保険代理業等を開始
  • 1984年1月株式会社ホープ(現・連結子会社神姫トラストホープ株式会社)を設立し、自動車の車両運行管理業を開始

1990年代

  • 1996年4月神姫バスが運行する赤穂市・佐用町・上月町(現・佐用町)・南光町(現・佐用町)・上郡町を事業地域とする株式会社ウエスト神姫の営業を開始
  • 1997年4月神姫バスが運行する神崎町(現・神河町)・大河内町(現・神河町)・市川町と生野町(現・朝来市)を事業地域とする神姫グリーンバス株式会社の営業を開始
  • 1997年11月創業神姫観光バス株式会社を設立し、1998年8月貸切旅客運送事業の運行部門の第一次営業譲渡を行い貸切旅行事業を開業
  • 1999年4月神姫観光バス株式会社に貸切旅客運送事業の運行部門の第二次営業譲渡を行い、運行部門の譲渡を完了

2000年代

  • 2002年10月M&A神姫観光株式会社を吸収合併、旅行事業を開始し、貸切旅行事業を神姫観光バス株式会社に統合
  • 2006年1月M&A株式会社ハウジング幸陽を買収(現・連結子会社神姫バス不動産株式会社)
  • 2008年2月創業しんきエンジェルハート株式会社を設立

2010年代

  • 2010年12月M&A株式会社神戸を買収(神姫フードサービス株式会社の子会社として)
  • 2011年2月M&A株式会社スイムを買収
  • 2012年3月創業神姫バスツアーズ株式会社を設立
  • 2012年4月創業神姫観光ホールディングス株式会社を設立
  • 2012年7月吸収分割により旅行事業を神姫バスツアーズ株式会社に移管 更に、吸収分割により神姫バスツアーズ株式会社及び神姫観光バス株式会社の株式を神姫観光ホールディングス株式会社に承継させ、旅行事業及び貸切バス事業の経営を管理する中間持株会社体制を構築
  • 2013年3月吸収分割により土地分譲事業を株式会社エルテオに移管
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所(市場第二部)に上場
  • 2015年6月M&A株式会社大陽商会を買収(神姫産業株式会社の子会社として)
  • 2016年9月遊技場事業を売却
  • 2016年10月タイ・バンコクにShinki International Co.,Ltd.を設立(現・持分法適用子会社)
  • 2016年11月M&A冨士屋かまぼこ株式会社を買収
  • 2017年1月M&A神姫産業株式会社が株式会社大陽商会を吸収合併
  • 2017年2月タイ・バンコクにSBTI Co.,Ltd.を設立(現・持分法適用子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年3月期まで59,000百万円
  • 連結営業利益2028年3月期まで3,700百万円
  • 連結経常利益2028年3月期まで3,800百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年3月期まで2,570百万円
  • 売上高経常利益率2028年3月期まで6.4%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の強化

    路線バスを軸とした地域最適な交通体系の構築、ライフプラットフォームによるワンストップサービスの提供、不動産賃貸業による安定収益の確保(優良物件への投資と既存資産の入れ替え)

  2. 02

    成長事業の開拓・拡大

    不動産開発事業への参入によるフロー型ビジネスの始動、インバウンドを含む旅行需要の取り込み、M&Aも活用した周辺事業・新規分野への投資

  3. 03

    人的資本経営の推進

    働きやすさと働きがいを高める人的投資、社員の自己実現に寄り添い採用・成長・定着を促進し、人的投資が企業価値向上につながるサイクルを構築

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,543人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は528万円で、9期前と比べて+6.3%平均年齢は49.7歳、平均勤続年数は11.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,280
2018年3月3,207
2019年3月49645.09.73,281
2020年3月48747.110.03,293
2021年3月47847.810.73,158
2022年3月45348.611.33,040
2023年3月51049.711.83,271
2024年3月54749.811.53,395
2025年3月54650.311.53,426102
2026年3月52849.711.13,543119

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率68.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)48.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 17 / 海外 2、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
姫路営業所 他 17営業所 — 兵庫県姫路市他132億円
自動車運送
その他各賃貸施設 — 兵庫県三田市他121億円
不動産
本社施設他 — 兵庫県姫路市他2,962百万円
その他
グランネクサス三田 — 兵庫県三田市2,007百万円
不動産
姫路ターミナルスクエア — 兵庫県姫路市1,744百万円
不動産
グランネクサス松山 — 愛媛県松山市1,387百万円
不動産
加古川商業施設 — 兵庫県加古川市1,316百万円
不動産
国分寺東用地 — 兵庫県姫路市1,300百万円
不動産
ベルアールビル — 大阪市西区1,274百万円
不動産
加古川市水足用地 — 兵庫県加古川市1,152百万円
不動産
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    神姫フードサービス㈱
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神姫産業㈱(注)4
    神戸市兵庫区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神姫商工㈱
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神姫トラストホープ㈱
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神姫Bizプロデュース㈱
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神姫ゾーンバス㈱
    神戸市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神姫逓送㈱
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ウイング神姫
    兵庫県宍粟市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神姫観光㈱(注)4
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神姫タクシー㈱
    神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    立花神姫タクシー㈱
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱神姫トラベル
    大阪市福島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • 神姫バス不動産㈱兵庫県姫路市100%
  • ㈱ケアサービス神姫兵庫県姫路市100%
  • しんきエンジェルハート㈱兵庫県姫路市100%
  • ㈱与太呂大阪市北区100%
  • ㈱バスターミナル神戸三宮神戸市中央区70%
  • Shinki International (注)2タイ バンコク49%
  • SBTIタイ バンコク100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業
    文部科学省 · 2023-06-08
    31万円
  • 補助金
    文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業
    文部科学省 · 2022-06-22
    25万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は556億円営業利益42億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.9%、利益が+20.0%。

売上高
+4.9%
556億円
営業利益
+20.0%
42億円
純利益
+28.0%
32億円
営業利益率
7.6%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高570億円556億円
営業利益33億円42億円
純利益22億円32億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は130億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.3%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q13516
2024年1Q10910.90
2024年2Q11410.90
2024年3Q12664.84
2024年4Q14619
2025年2Q24462.54
2025年4Q2862910.121
2026年2Q264134.99
2026年4Q292299.923
2027年1Q13032.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は417億円から556億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.6%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所(市場第二部)に上場
2013年3月4172415
2014年3月4372715
株式会社大陽商会を買収(神姫産業株式会社の子会社として)
2015年3月4132316
冨士屋かまぼこ株式会社を買収
2016年3月4393321
神姫産業株式会社が株式会社大陽商会を吸収合併
2017年3月4453020
2018年3月4462816
2019年3月4592617
2020年3月4512210
2021年3月357−13−22
2022年3月3881121
2023年3月4482618
2024年3月4953323
2025年3月53035376.625
2026年3月55642447.632

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高556億円のうち、営業利益として残るのは42億円7.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は32億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%417億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.4%97億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.6%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
7.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
5.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
6.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが48億円、投資CFが−72億円で、差し引きのフリーCFは−24億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は60億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月46−19−142764
2014年3月49−23−142675
2015年3月33−46−13−1349
2016年3月54−50−6447
2017年3月40−31−12944
2018年3月52−30−102256
2019年3月43−29−81462
2020年3月41−25−61672
2021年3月−8−4034−4858
2022年3月3926−1465110
2023年3月35−33−142100
2024年3月37−65−12−2859
2025年3月47−536−659
2026年3月48−7224−2460

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は746億円。このうち返さなくてよい自己資本が537億円で、自己資本比率は71.9%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月47832914968.8
2014年3月51034816268.2
2015年3月52436615869.7
2016年3月54438615870.8
2017年3月55640615073.0
2018年3月57442115373.3
2019年3月56642913775.7
2020年3月56343213176.6
2021年3月57141116071.8
2022年3月58943015972.9
2023年3月60644915774.1
2024年3月63147415775.1
2025年3月67149517673.7
2026年3月74653720971.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
60億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
453億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
209億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率56社中4位あたり、逆に低いのはROE56社中39位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.1%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.5%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.9%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.9%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,974で、1年前と比べて+6.4%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥1,974+0.7%1ヶ月-0.1%1年+6.4%時価総額244億円
過去52週の値幅
安値¥1,811高値¥2,161

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.5倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR0.45倍
配当利回り2.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+0.7%と小幅な上昇。25日移動平均線(1967円)をほぼ横ばいで推移し、75日線(1944円)と200日線(1944円)はほぼ同水準で、もみ合いが続く。8月20日は1975円で、52週高値2161円からは約8.6%下に位置。RSIは71.4と買われすぎ圏にあり、上昇の勢いは限定的。出来高は8月中旬に増加したが、直近は5,700株と低水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは7.55倍と業界平均15.59倍を大きく下回り、割安。PBRは0.446倍と資産価値の半分以下。ROEは6.1%と低めだが、配当利回り2.28%、配当性向36.65%と安定した株主還元。売上高は増加傾向で利益も改善。ただしROEの低さが収益性の課題で、陸運業の特性上、割安ながら成長性は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.5倍15.7倍
PER (予想)10.8倍
PBR0.45倍1.07倍
ROE6.1%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コロナ禍からの需要回復が進み、売上高・利益は増加傾向にある。強気派は、観光需要の本格回復やインバウンド増、運賃改定による収益改善を評価。一方、弱気派は、人口減少や少子化による中長期的な利用者減、運行コスト(人件費・燃料費)の上昇、競合する鉄道やタクシー・MaaSなど代替交通の台頭を懸念。さらに、地域密着型のため成長性に限界があるとの見方も。

プラスに働く材料7
  • 観光需要の回復

    姫路城来訪者数は回復傾向にあり、観光バス・周遊輸送の需要増が期待される

  • 運賃改定の効果

    2025年3月期は営業利益率6.6%と改善。値上げ余地が利益率を押し上げる

  • 低PBR・高配当

    PBR0.45倍、配当利回り2.3%。株主還元策が下支え

  • 営業利益42億円、前期比20%増決算発表後影響

    営業利益は35億円→42億円。営業利益率も6.6%→7.55%と大幅改善

  • 純利益32億円、前期比28%増の高成長決算発表後影響

    純利益は25億円→32億円と増加。過去2期で最も高い増益率

  • PBR0.446倍と解散価格を大幅に下回る継続影響

    PBR0.446倍は純資産の半分以下。ROE6.1%の改善傾向で再評価余地

  • 配当利回り2.28%、増配期待次回株主総会影響

    純利益32億円と大きく増加しており、配当性向が低ければ増配の可能性

マイナスに働く材料7
  • 人口減少の構造問題

    兵庫県全体で人口減が続き、中長期の乗客数減少は避けられない

  • コスト上昇圧力

    燃料費・人件費の高騰が運賃改定を上回る可能性がある

  • 代替交通の台頭

    タクシー配車アプリやシェアサイクルなどが短距離輸送を侵食

  • 予想PER10.8倍、実績PER7.55倍から上昇決算発表後影響

    予想PERは10.8倍と実績を大きく上回る。市場は来期の減益を織り込む

  • 売上高の伸び率が前期+7.1%から+4.9%へ鈍化2027年〜2028年影響

    売上高530億円→556億円と増加も、前期の+7.1%から+4.9%へ低下

  • 時価総額244億円、外国人0.33%で流動性低い継続影響

    小型株で売買が薄く、需給悪化時に株価が下落しやすい

  • 営業利益率改善はコスト削減依存、一巡後は低下の恐れ継続影響

    営業利益率は6.6%→7.55%に改善も、コスト削減効果が一巡すれば低下

次の決算で確かめる点
乗車人員数
路線バスの需要動向を示す最も直接的な指標
観光客数
姫路城周辺の観光輸送需要を左右する
営業利益率
コスト管理と運賃改定の効果を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは2.28%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
2.28%
いまの株価に対して
配当性向
36.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1514.4
2018年3月1816.716.3
2019年3月180.015.7
2020年3月180.024.3
2021年3月9−50.0
2022年3月18100.010.4
2023年3月2014.319.3
2024年3月200.016.2
2025年3月3050.025.3
2026年3月5066.736.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,800人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.5%を占め、残る68.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他66.867.167.167.267.868.0
事業法人18.217.617.917.417.117.2
金融機関14.614.614.614.914.714.2
自己株式2.42.42.52.42.32.2
外国法人0.20.10.20.20.20.3
政府・自治体0.20.20.20.20.20.2
証券会社0.00.30.00.00.00.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01阪神電気鉄道株式会社9.57
02株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・山陽電気鉄道株式会社退職給付信託口)(注)37.13
03神姫バス従業員持株会2.49
04三菱ふそうトラック・バス株式会社1.54
05株式会社三井住友銀行1.16
06兵庫県信用農業協同組合連合会0.98
07播州信用金庫0.97
08姫路信用金庫0.97
09グローリー株式会社0.97
10横浜ゴム株式会社0.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+443%、1株純資産は14期で+307%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月481,0924.512.513.8
2014年3月2555,7744.512.714.6
2015年3月2616,0614.413.212.5
2016年3月3546,3955.710.215.4
2017年3月3316,7375.010.714.4
2018年3月2626,9873.815.516.3
2019年3月2917,1224.112.115.7
2020年3月1657,1632.320.324.3
2021年3月−3606,816−5.2
2022年3月1773,5695.19.210.4
2023年3月1473,7294.011.919.3
2024年3月1873,9334.99.116.2
2025年3月2054,1015.18.525.3
2026年3月2624,4396.17.436.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額277百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
長尾真代表取締役 社長67
丸山明則代表取締役 専務取締役 総括・東京オフィス担当68
三谷康生専務取締役 経営企画部担当59
梅谷榮一常務取締役 バス事業部・次世代モビリティ推進室担当63
上門一裕取締役68
藤岡資正取締役49
殿村美樹取締役65
久須勇介取締役65
井村在宏取締役 総務部・人事部担当 人事部長55
三木公仁取締役 共創事業本部担当 共創事業本部長53
小林健一常勤監査役63
澤田恒監査役79
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
岩﨑和文監査役78
中尾一彦監査役67
魚谷観取締役 バス事業部長562,000
横山忠昭常勤監査役547,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7125562420629
社外取締役846466
監査役1252525

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,232字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(当社、子会社21社(内、連結子会社17社、持分法適用子会社2社)及び関連会社1社(持分法適用関連会社)により構成)が営んでいる主な事業内容と当該事業における位置付けは、次の通りであります。 なお、以下の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 自動車運送 提出会社(以下「神姫バス㈱」という)が乗合旅客運送と乗合旅客運送等の受託を、子会社である神姫ゾーンバス㈱、㈱ウイング神姫が乗合旅客運送を行っております。また、子会社である神姫トラストホープ㈱が自動車の運転・保守管理を、神姫タクシー㈱等が乗用旅客運送を、神姫逓送㈱が貨物運送を行っております。 (2) 車両物販・整備 子会社である神姫産業㈱及び神姫商工㈱が行っており、神姫バス㈱等へ車両の部品・タイヤ販売、車両の修理等を行っております。 (3) 不動産 神姫バス㈱が不動産の賃貸等を行っており、子会社である神姫バス不動産㈱が建築、不動産の売買、仲介、管理、車両等の清掃及び警備業を行っております。また、神姫バス㈱は神姫商工㈱、神姫観光㈱等へ施設の賃貸を行っております。 (4) レジャーサービス 神姫バス㈱がツタヤFC事業、AWAJI EARTH MUSEUMの運営を、子会社である神姫フードサービス㈱等が高速道売店等における物販を含む飲食業を行っております。 (5) 旅行貸切 神姫バス㈱、子会社である神姫観光㈱及び㈱神姫トラベルが旅行事業を行っております。また、神姫観光㈱は貸切旅客運送も行っております。 (6)その他 ① 経営受託 神姫バス㈱及び神姫トラストホープ㈱が指定管理者として公共施設の管理・運営を行っております。 ② 物品販売、広告代理、Webサービス 子会社である神姫Bizプロデュース㈱が物品販売、広告代理業、Webサービスの営業を行っております。 ③ 保育 神姫バス㈱及び子会社であるしんきエンジェルハート㈱が営業を行っております。 ④ 介護事業 子会社である㈱ケアサービス神姫が営業を行っております。 ⑤ 農作物販売 神姫バス㈱が小売・卸売を行っております。 ⑥ 経営管理業 子会社であるShinki International Co.,Ltd.がSBTI Co.,Ltd.及びThai cross Japan Tour Co.,Ltd.の経営管理業務等を行っております。 ⑦ 旅行業 子会社であるThai cross Japan Tour Co.,Ltd.が海外で営業を行っております。 ⑧ 輸送関連サービス等 子会社であるSBTI Co.,Ltd.等が営業を行っております。 (事業系統図) 以上に述べた事項の概要図は次の通りであります。 (注)無印 連結子会社 *1 関連会社で持分法適用会社 *2 持分法非適用会社 *3 子会社で持分法適用会社
経営方針・対処すべき課題2,522字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「地域共栄 未来創成」の企業理念のもと、以下のビジョン及び行動指針に則り、輸送サービスを中心として地域の発展とともに企業価値を向上させていくことを基本方針としております。 (2)経営戦略等 当社グループは「グループ構想2030」で掲げる『まちづくり・地域づくり企業』への進化を目指し、「中期経営計画(2025-2027)」に掲げる重点戦略及び各施策の着実な実行と成果創出に取り組んでおります。本中期経営計画では、「既存事業の強化」を図るとともに、新たな収入源となる「成長事業の開拓・拡大」に取り組む、いわゆる両利きの経営を推進しております。また、最優先課題である運転士の確保・定着に向け、人的資本経営にも投資を重点的に実行してまいります。 1.グループ構想2030(2030年のあるべき姿) 地域に不可欠、なくてはならない「まちづくり・地域づくり企業」へ進化する ~人々の移動を促す。交流人口を増やす。ライフプラットフォームを構築して、人々の生活を支援する。~ 2.中期経営計画(2025-2027) <基本方針> 「持続的成長を支える既存事業の強化と成長事業の開拓・拡大」 <重点戦略> ■既存事業の強化 ・路線バスを軸とした地域に最適な交通体系の構築 ・ライフプラットフォームによるワンストップサービスの提供 ・不動産賃貸業による安定収益の確保(優良物件への投資、既存資産の入れ替え) ■成長事業の開拓・拡大 ・不動産開発事業に参入し、仕入→開発→販売を行うフロー型ビジネスを始動 ・インバウンドを含む旅行需要の取り込み ・M&Aも活用した周辺事業・新規分野への投資 ■人的資本経営の推進 ・働きやすさと働きがいを高めるための積極的な人的投資を実行 ・社員一人ひとりの自己実現に寄り添いながら、人材の採用・成長・定着を促進し、 人的投資が企業価値向上に繋がるサイクルを構築 (3)経営環境、優先的に対処すべき課題と具体的施策 当社グループを取り巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化に伴う地方部の移動需要減退に加え、地政学リスクを背景とした燃料費の高騰や車両維持コストの増加、さらには運転士をはじめとする深刻な労働力不足など、依然として厳しい状況が続くものと予想されます。 このような環境認識のもと当社グループは中期経営計画に定める「持続的成長を支える既存事業の強化と成長事業の開拓・拡大」に基づく施策を着実に実行し、地域社会の発展に寄与するとともに、持続的な成長を実現してまいります。 主要なセグメントにおける対処すべき課題は次の通りであります。 <自動車運送業> 業界全体で運転士不足が深刻化する中、「安全は全てに優先する」という基本理念のもと、運行管理のデジタル化や運転士の高齢化対策を推進し、安全管理体制のさらなる高度化を図ってまいります。エリア戦略では、神戸・大阪エリアにおいて観光路線の活性化や都市部への路線拡充を重点的に進める一方、基盤エリアにおいては企業の従業員輸送や学校再編に対応した効率的なダイヤ編成を進めております。また、中山間地では地域特性に応じた交通体系への転換と新たなキャッシュポイントの創出に取り組みます。併せて、新ICカード導入等のICT活用により利便性を高め、移動をベースとした地域活性化と収益力の強化に努めてまいります。 <不動産業> 住宅部門では、注文住宅の品質を活かした建売住宅の販売強化により引渡し戸数の拡大を図ります。建設部門においては専門人材の育成を通じて中大規模案件の受託能力を高め、受注拡大と施行品質の維持向上に取り組みます。また、賃貸部門では引き続き投資基準に適合する不動産への投資を継続するとともに、不動産開発事業を持続的成長の柱となる中核事業と位置付け、経営資源の重点配分と案件の着実な事業化により、資本効率の改善と利益成長を加速させてまいります。 <旅行貸切業> 貸切バス部門では、稼働率向上に向け、処遇改善や採用強化により運転士を安定的に確保することで経営基盤の強化を図ります。旅行部門においては、インバウンド需要の取り込みに注力することとしており、競争が激化する個人旅行を縮小する一方、需要が見込まれるゴールデンルートやランドオペレーター業務へ経営資源を集中させ、シェア拡大を図ります。また、円安傾向や国際情勢を背景とした国内旅行への需要シフトを的確に捉えた商品展開により販売機会を最大化するとともに、システム刷新やAI活用により業務の効率化・生産性向上を推進してまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 中期経営計画においては、最終年度である2028年3月期の連結数値目標を以下の通り定めております。 当連結会計年度におきましては、大阪・関西万博特需の影響等により、自動車運送業を中心に計画を大幅に上回る結果となりました。2027年3月期につきましては、当該特需の反動減に加え、地政学リスクを背景とした燃料費の高騰、処遇改善・人材確保に伴う人件費の増加等により減益を見込んでおります。しかしながら、成長に向けた着実な投資を実行することで、中期経営計画における当初の目標値は据え置き、その達成に向けて取り組んでまいります。 2026年3月期実績   2027年3月期計画   2028年3月期計画 連結売上高 (百万円)   55,580   57,000   59,000 連結営業利益(百万円)   4,199   3,300   3,700 連結経常利益(百万円)   4,434   3,400   3,800 親会社株主に帰属する 当期純利益 (百万円)   3,158   2,200   2,570 売上高経常利益率   8.0%   6.0%   6.4%
事業等のリスク3,379字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)自動車運送業に係る補助金 自動車運送業においては、不採算路線であっても補助金制度を活用しながら社会的要請の高い路線運行を守っております。将来、補助金制度の廃止や一部削減が行われた場合、路線廃止等による事業規模の縮小、それによる地域社会の信用低下及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)原油相場の動向 バスの動力源として、原油に大きく依存しており、その価格の動向は業績に影響を及ぼします。今後、EVバスへの移行がなされたとしても、電力価格は原油相場に依拠するところが多く、変わらず業績へ影響を及ぼすと考えます。購入単価が1円変動した場合、営業利益に与える影響は年間約20百万円と試算しております。 (3)自動車運送業に係る重大事故 自動車運送業の特性上、重大事故の可能性は常にあります。死亡・重大事故が発生すれば、賠償費用はもとより、行政処分により新たな事業計画が抑制される可能性があり、また社会的信用の失墜により、当社グループの運送業以外の事業へも影響を及ぼす可能性があり、規模によっては経営基盤を揺るがす可能性もあります。 運輸安全マネジメント制度の導入により、「輸送の安全の確保」が義務付けとなっておりますが、当社グループとしましても「安全は全てに優先する」という基本理念の下、①3悪(飲酒運転・無免許運転・無車検運行)の撲滅、②死亡事故・重大事故ゼロ、③横断歩道上の事故ゼロ、④自転車との事故ゼロ、⑤交通事故件数の減少の5項目を目標に掲げ、トップから現場まで一丸となった安全管理体制(安全風土、安全文化)の構築に努めております。また、車両欠陥事故を絶対に起こさないよう、グループ内整備で法令に基づく点検・整備を徹底しており、加えて自社独自の追加整備など整備管理に細心の注意を払っております。 (4)労働力の確保 当社グループが求める人材・労働力の確保、育成が計画通りに進捗しない場合は、事業計画の停滞が発生し、ひいては当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 持続的成長を支える重点取組として、①事業構造変革に対応した人材確保・育成(乗務職の確保と専門性強化、成長事業・新規領域への人材シフト)②主体的な学びとキャリア形成支援(自己啓発支援、多様な経験の提供)③働きがいと環境の整備(本社2拠点化、処遇改善)を人材戦略の3つ柱として人的資本経営を推進し、企業価値の向上に繋げます。 (5)主要取引 不動産業における主要賃貸物件や、自動車運送業における特定契約輸送等、特定の取引先との取引の消滅により業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、レジャーサービス業等においては一部フランチャイズ契約によっておりますので、提供される商品やサービスに重大な欠陥等が生じた場合や、本部の経営方針の転換や業績が悪化した場合には、当社グループの経営成績及び事業戦略等に影響を及ぼす可能性があります。 不動産業や自動車運送業においては、特定の取引先と友好な関係を築きつつ、事業拡大を進め取引先を増やし、リスクを分散させることに努めてまいります。また、レジャーサービス業においては、提供される商品やサービス等についてはフランチャイザーと十分に協議を進めながら重大な欠陥が生じないよう注意を払っております。 (6)伝染病等 新型コロナウイルス感染症の拡大では、緊急事態宣言が発出され、休校や休業など外出自粛要請がなされました。この様な対処法が確立していない、もしくは感染力が強い伝染病が流行した場合、人の移動が収益へと繋がる自動車運送業、旅行貸切業、レジャーサービス業等においては収益性の低下を招き、業績及び資金繰りに悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、このような事態においても公共交通事業者としての責務を果たすため、利用者の動向を見極めながら柔軟なダイヤ編成を行うとともに、固定費のさらなる削減、不採算事業の整理等の効率化に努めております。 (7)自然災害、異常気象 台風や地震等の自然災害が発生した場合、保有資産の毀損や道路環境の変化による迂回運行など自動車運送業等の費用が増大し、業績に影響を及ぼします。また、冷夏暖冬、長雨、大雪などでは、旅行貸切業、レジャーサービス業等の収益性の低下を招き、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、事業継続計画を策定し、有事の際には車両等資産の保全・バス運行復旧に向けた行動計画等マニュアルに則り、いち早い復旧に努め被害を最小限に抑える努力をしてまいります。 (8)法令順守・不正行為 当社グループが展開する主要な事業は、道路運送法に基づく一般乗合旅客自動車運送業及び一般貸切旅客自動車運送業で国土交通大臣の許可を得て営業を行っております。また、その他の各事業も様々な法令・規則等による規制を受けており、これらの規制に違反した場合、又は規制に重大な変更があった場合、当社グループの事業活動が制限されるほか、法令・規制等を順守する費用が発生する等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、ガバナンス強化、各種法令及び社会的規範を順守するため、コンプライアンス推進会議を設置し、グループ全社の不正防止と法令順守、企業倫理の醸成に努めております。また、社内及び社外に「内部公益通報に関する規程」に基づく通報相談窓口を設置し、法令違反等の未然防止とコンプライアンス体制の充実を図っております。 (9)保有資産の減損 保有資産においては「棚卸資産の評価に関する会計基準」、「固定資産の減損に係る会計基準」等を適用しており、資産の回収可能額が帳簿価額を下回った場合等、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、収益性の低下等により投資額の回収が見込めないことにより減損処理が必要となる場合には、減損損失を計上するとともに、追加損失の計上が無いように収支改善策に取り組んでおります。 (10)退職給付債務 従業員の退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産、退職給付信託の期待運用収益率に基づいて予測計算されております。運用実績や金利変動、想定外の従業員の変動により実際の結果が変更された場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用に影響を与えます。今後の資産運用環境や金利動向次第では、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)サイバーセキュリティ 自動車運送業、旅行貸切業等の事業活動において、多くの顧客情報を保有しております。これらの情報システムに対し、サイバー攻撃や不正アクセス及び内部不正等が発生した場合には、情報漏えいや事業活動の停滞が生じる恐れがあり、社会的信用の低下、復旧費用や損害賠償責任の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、従業員の役割や業務内容に応じたアクセス制御、定期的なセキュリティ訓練、エンドポイント保護プラットフォーム(EPP)やエンドポイント検出及び対応(EDR)の導入、さらに外部専門機関との連携による24時間体制の監視を通じて、情報セキュリティの強化とリスクの低減に努めております。 (12)食品の安全性 当社グループは、お客様に安全・安心な食品を提供するため、衛生管理や品質管理を徹底し、トレーサビリティの強化にも注力しております。しかしながら、そうした取り組みの範囲を超えた事象が発生した場合、関連商品の消費の縮小や安全性確保のための費用により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,056字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、内需主導の回復基調で推移しましたが、米国の通商政策や地政学的リスクの高まりを背景としたエネルギー価格の高騰や物価上昇が及ぼす経営や家計への影響などが懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループにおいては、「まちづくり・地域づくり企業」へ進化することを長期構想であるグループ構想2030に掲げ、2028年3月期までの中期経営計画においては「持続的成長を支える既存事業の強化と成長事業の開拓・拡大」の基本方針の下で各種施策の遂行に向けた取り組みを実施しました。特に自動車運送業では、重点戦略エリアとしている神戸エリアにおいて、神戸空港国際チャーター便の運航開始に合わせ神戸空港と三宮を結ぶ路線の拡充を行いました。また、「大阪・関西万博」の開催に伴い、会場への直行バスの運行など、自動車運送業及び旅行貸切業を中心に収益の獲得に努めました。万博終了後は、万博効果の剥落を埋めるべく高速バス路線の拡充などへこの輸送力を振り向けております。その他、2026年3月1日に姫路駅前に兵庫の魅力を発信する新たな観光施設「MONZEN」をオープンしました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ7,490百万円増加し、74,564百万円となりました。増減の主なものは、有形固定資産の増加4,243百万円、投資その他の資産の増加2,836百万円などであります。 負債は、前連結会計年度末に比べ3,282百万円増加し、20,893百万円となりました。増減の主なものは、借入金の増加2,984百万円、繰延税金負債の増加566百万円などであります。 純資産は、利益剰余金の増加2,716百万円、その他有価証券評価差額金の増加945百万円などにより前連結会計年度末に比べ4,207百万円増加の53,670百万円となり、自己資本比率は71.9%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は前期比2,626百万円(5.0%)増の55,580百万円、営業利益は前期比724百万円(20.9%)増の4,199百万円、経常利益は前期比705百万円(18.9%)増の4,434百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比686百万円(27.8%)増の3,158百万円となりました。 セグメントの経営成績は次の通りであります。売上高、営業利益はセグメント間の内部売上高又は振替高控除前の金額であります。 (自動車運送) 路線バス部門においては、2024年10月に実施した運賃改定の効果及び4月に開業した「GLION ARENA KOBE」へのシャトルバスの運行を開始したことなどにより増収となりました。高速バス部門においては、兵庫県下(神戸・姫路)から大阪・関西万博会場へのアクセスバスの運行が旺盛な需要を捉えたことなどにより増収となりました。「大阪・関西万博」終了後には一部運休していた伊丹空港線、関西空港線及び松江出雲線の運行を再開したことに加え、兵庫県三田市から京都駅を乗り継ぎなしでダイレクトに結ぶ「三田・京都線」の運行を開始しました。また、現在整備が進められている「バスタ神戸三宮」の運営会社となる「株式会社バスターミナル神戸三宮」を設立し当期より新たに連結の範囲に含めております。 以上の結果、売上高は前期比1,646百万円(6.8%)増の25,783百万円、営業利益は前期比700百万円(49.2%)増の2,124百万円となりました。 (車両物販・整備) 車両物販部門においては、車両平均使用年数の長期化に伴う整備部品の出荷が好調に推移したこと及び部品価格の見直しなどにより増収となりました。整備部門においては、車検整備台数及び鈑金関連受注の増加などにより増収となりました。 以上の結果、売上高は前期比730百万円(7.0%)増の11,122百万円、営業利益は前期比75百万円(8.6%)増の950百万円となりました。 (不動産) 賃貸部門においては、学生向け賃貸マンションの賃貸を開始しましたが、リニューアルに伴う大型商業施設の解約により減収となりました。住宅部門においては注文住宅の引き渡し件数が増加したことにより増収となりました。建設部門においては、金属系工場や障害者支援施設などの新築工事を受注したことにより増収となりました。 以上の結果、売上高は前期比452百万円(6.6%)増の7,278百万円となりましたが、修繕費の増加などにより営業利益は前期比23百万円(△1.6%)減の1,407百万円となりました。 (レジャーサービス) サービスエリア部門においては、「大阪・関西万博」期間中の交通需要増を捉えたことなどにより増収となりました。飲食部門においては、当期より新たに連結の範囲に含めた飲食部門の子会社「株式会社与太呂」が増収に寄与しました。 以上の結果、売上高は前期比482百万円(10.6%)増の5,022百万円となりましたが、2025年3月にオープンした「AWAJI EARTH MUSEUM」において立ち上げ期間における費用負担が先行したことなどにより、営業損失は80百万円(前期は営業損失44百万円)となりました。 (旅行貸切) 旅行部門においては、「大阪・関西万博」ツアーや団体旅行が好調に推移したことなどにより増収となりました。貸切バス部門においても、「大阪・関西万博」への輸送を受注したこと及び貸切バス新運賃の適用などにより増収となりました。 以上の結果、売上高は前期比427百万円(6.4%)増の7,062百万円、営業利益は23百万円(前期は営業損失68百万円)となりました。 (その他) 経営受託部門においては、既存施設の指定管理料の増額はありましたが、農業部門において前期にバスの八百屋を閉店したことなどにより減収となりました。 以上の結果、売上高は前期比137百万円(△2.9%)減の4,651百万円、姫路駅前にオープンした「MONZEN」の初期費用を計上したことなどにより営業損失は171百万円(前期は営業損失102百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて53百万円増加し、5,972百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益4,035百万円、減価償却費1,588百万円などにより4,793百万円の収入(前期は4,704百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出6,349百万円、投資有価証券の取得による支出743百万円などにより7,165百万円の支出(前期は5,286百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入4,800百万円、長期借入金の返済による支出1,846百万円、配当金の支払額422百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出169百万円などにより2,390百万円の収入(前期は554百万円の収入)となりました。 なお、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フロー(営業活動におけるキャッシュ・フローと投資活動におけるキャッシュ・フローを合算したもの)は2,371百万円のマイナスとなりました。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループはサービス業を主体とし、その生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であるため、生産実績・受注状況に代えて各セグメントの大半を占める提出会社及び特定の子会社の状況をb.その他の実績として記載するとともに、「(1)経営成績等の状況の概要」における各セグメント業績に関連付けて示しております。 a.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 自動車運送   25,590   107.0 車両物販・整備   7,899   103.6 不動産   5,520   98.1 レジャーサービス   5,022   110.6 旅行貸切   6,970   106.7 報告セグメント計   51,004   105.7 その他   4,575   97.4 合計   55,580   105.0 (注)1.セグメント間の取引については消去しております。 2.総販売実績の100分の10以上の相手先は、前連結会計年度、当連結会計年度ともありません。 b.その他の実績 ①自動車運送 会社名   事業内容等   単位   当連結会計年度   前年同期比(%) 神姫バス㈱   一般乗合旅客・車両数(注)   両   783   101.4 同  ・輸送人員(注)   千人   50,145   103.5 (注)1.一般旅客・車両数のうちリース車両は1両(前期は1両)であります。 2.一般乗合旅客・車両数及び輸送人員のうちには、特定旅客に対するものが65両(前期比114.0%)、 1,537千人(前期比101.2%)含まれております。 ②車両物販・整備 会社名   事業内容等   単位   当連結会計年度   前年同期比(%) 神姫産業㈱   自動車部品・タイヤ仕入高   百万円   6,067   103.9 神姫商工㈱   自動車整備・車検台数   台   5,918   101.1 自動車販売・販売台数   台   318   97.8 ③不動産 会社名   事業内容等   単位   当連結会計年度   前年同期比(%) 神姫バス㈱   賃貸料   百万円   2,445   98.8 神姫バス不動産㈱   土地分譲・区画数   区画   29   93.5 建物販売・戸数   戸   50   108.7 建設事業・完成工事高   百万円   1,930   120.7 ④レジャーサービス 会社名   事業内容等   単位   当連結会計年度   前年同期比(%) 神姫バス㈱   ツタヤFC業・有効会員数   人   86,865   94.4 神姫フードサービス㈱   飲食業・仕入高 (売店の物販を含む)   百万円   1,594   105.1 ⑤旅行貸切 会社名   事業内容等   単位   当連結会計年度   前年同期比(%) 神姫観光㈱   一般貸切旅客・車両数(注)   両   84   100.0 同  ・延実働車両数   両   12,783   100.3 神姫観光㈱及び神姫バス㈱   旅行業・ツアー集客数   人   122,942   83.5 (注)一般貸切旅客・車両数のうちリース車両は6両(前期比50.0%)であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 売上高は、自動車運送業において大阪・関西万博会場へのアクセスバスの運行が需要を捉えたこと、車両物販・整備業において整備部品の出荷が好調に推移したことなどにより、前期に比べ2,626百万円(5.0%)増加し、55,580百万円となりました。 営業利益は、人件費などの増加があったものの、上記の増収により前期に比べ724百万円(20.9%)増加し、4,199百万円となりました。 経常利益は、営業外費用において支払利息は増加したものの営業利益の増加に伴い前期に比べ705百万円(18.9%)増加し、4,434百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失において減損損失は増加したものの、経常利益の増加に伴い前期に比べ686百万円(27.8%)増加し、3,158百万円となりました。 なお、売上高経常利益率は8.0%(前期比1.0ポイント増)、ROA(総資産経常利益率)は6.3%(前期比0.5ポイント増)となりました。 セグメントごとの分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社グループの運転資金及び設備資金を内部資金又は金融機関からの借入により資金調達することとしています。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資や長期運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入金での調達を基本としております。また、当社グループではキャッシュ・マネジメントシステム(CMS)を導入し、グループ内資金を集中管理することにより資金効率向上及び有利子負債の圧縮に努めております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は6,399百万円となり、前連結会計年度に比べ2,838百万円増加しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。

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開示資料

出典

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