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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ビーイングホールディングス

9145 · Standard · 陸運業

北陸発の3PL・4PL専業。食品・医薬品などの生活物資に特化し、「運ばない物流」で顧客の物流コストを削減する。

概要

ビーイングホールディングスは、1986年に石川県金沢市で創業した物流企業である。主軸事業は、物流センターの運営や配送、コンサルティングを一貫して提供する3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)事業で、食品・医薬品・化粧品・日用品といった生活物資の小口物流に特化している。2025年12月期末時点で、北陸、関東、東海、近畿などに計71拠点を展開し、連結従業員数は1,012人。2025年12月期の連結営業収益は335億円、営業利益23億円を計上している。

3PL事業を主軸とするビジネスモデル

当社グループの核は、顧客のサプライチェーン全体を最適化する3PL事業である。具体的には、メーカー、卸売、小売間の拠点間配送や在庫管理、検品作業を物流センターに集約し、構内作業と配送業務の合理化を図る「運ばない物流」を提案・構築・運営する。収益は、センター運営(構内業務・配送業務)とコンサルティング業務から生じる。特徴として、自社開発の倉庫管理システム(WMS)、輸配送管理システム(TMS)、生産性管理システム(PMS)、庸車管理システム(DMS)を持ち、顧客ごとにオーダーメイドの物流システムを構築できる点を強みとする。グループ全体で11の連結子会社を有し、物流事業を担う株式会社アクティー、株式会社コラビスなどが主要な運営主体である。

北陸から全国へ広げた事業エリア

創業以来、石川県金沢市を拠点に北陸地方で事業を拡大してきた。2000年代に入り、東海・近畿地方へ進出。2013年には顧客からの積雪時の安全輸送相談を契機に関東・東北地方へ事業エリアを拡大した。2025年12月期末時点の物流拠点数は、北陸4県で24拠点、関東1都6県で22拠点、その他2府9県で25拠点、合計71拠点に達する。拠点の増加は、既存顧客からの紹介や評判による案件獲得に加え、積極的な新設とM&Aによるものである。例えば、2025年3月から11月にかけて「野田センター」「富山SCMセンター」「三重低温センター」など多数のセンターを開設し、同時に不採算拠点の統廃合も進めている。

グループ会社による事業の多角化

物流事業の補完と多角化を目的に、グループ内で多様な事業を展開している。旅客事業では、株式会社オリエンタルがタクシー、貸切バス、観光タクシーを運行し、旅行プランの作成も行う。システム開発では、株式会社Gappaがグループの情報システムの保守やカスタマイズを担当する。保険代理業の株式会社ベプロは、グループ内外の車両・物件の保険を取り扱う。自動車整備業の株式会社田川自動車は大型から軽自動車までの車検・整備を提供。北陸物流効率化事業協同組合は、グループの物流センター敷地内で軽油・レギュラーガソリンの販売を行う。また、当社自体が不動産業として物流センターの一部を顧客に賃貸している。これらの事業は、物流事業と連携してグループ全体の収益基盤を支える。

2025年12月期の財務状況

2025年12月期の連結業績は、営業収益335億15百万円(前年同期比11.0%増)、営業利益23億4百万円(同2.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益14億2百万円(同2.0%増)となった。総資産は202億66百万円(前期比20億43百万円増)、負債合計116億4百万円(同8億80百万円増)、純資産86億62百万円(同11億63百万円増)。自己資本比率は40.1%(前期38.9%)。キャッシュ・フローでは、営業活動による収入22億13百万円、投資活動による支出21億10百万円(主に有形固定資産取得)、財務活動による支出2億69百万円を計上した。成長戦略として、生活物資への集中投資、関東から全国への物流基盤構築、量の拡大と質の変革を掲げている。

業界の中での役割は物流アウトソーシングサービスプロバイダー(3PL・4PL)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
335億円
営業利益
23億円
営業利益率
6.9%
純利益
14億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01物流事業(生活物資メーカー・卸・小売)主力

食品(常温・冷蔵・冷凍)、医薬品、化粧品、日用品などの生活物資に特化し、卸売企業やコンビニ・スーパー・ドラッグストアの物流センター運営を受託。物流コンサルティングから構内作業・配送まで一貫提供。

主な製品・サービス6
3PL物流サービス
物流センターの構内業務(入荷・保管・ピッキング・出荷)と配送業務を一式受託。
4PL物流サービス
同業他社に3PL事業をプロデュースし、サプライチェーン全体を管理。
WMS(倉庫管理システム)
入荷・在庫・出荷などを一元的に管理する自社開発システム。
TMS(輸配送管理システム)
配送計画・車両管理を最適化するシステム。
PMS(生産性管理システム)
作業生産性を計測・分析し、労務管理に活用するシステム。
DMS(運行管理システム)
協力会社への配送委託業務を日次管理するシステム。

02その他(旅客・不動産・システム等)副次

タクシー・バスの旅客事業、不動産賃貸、システム開発・保守、保険代理、自動車整備、燃料販売等、物流事業を補完する多角的事業。

主な製品・サービス2
タクシー・バス運行
旅客輸送サービス。観光タクシーや貸切バスも提供。
システム開発・保守
グループ内システムの開発・維持管理。

製品と技術

自社開発の物流管理システム群

当社グループは、物流センターの運営効率を高めるためにWMS(倉庫管理システム)、TMS(輸配送管理システム)、PMS(生産性管理システム)、DMS(庸車管理システム)を自社開発またはメーカーとの協業で開発している。WMSは入荷・在庫・出荷を一元管理し、人的ミスを最小化する。TMSはGPSによる車両位置管理と配送計画を最適化する。PMSは勤怠・業務・作業実績を個人別に計測し、生産性の可視化と適正人員配置を支援する。DMSは協力会社への配送委託業務を日次管理し、電子請求書に対応する。これらのシステムは顧客にもインターネット経由で情報を共有する「見せる化」を実現しており、顧客自身が在庫状況や配送進捗をリアルタイムに確認できる。

人手を補助する独自物流設備

物流センターの構内作業では、全自動化ではなく「人を補助する」しくみにこだわり、メーカーと共同で開発した独自設備を導入している。「お化けリフト」はカゴ車を最大8台運搬できる大型電動ハンドリフトで、大幅な作業効率化を実現する。「カゴ車用リフトアタッチメント」はピッキングリフトに直接カゴ車を設置できるアタッチメントで、荷物の積み下ろし作業を軽減する。「ピッキング用台車」はオリコン(折り畳みコンテナ)、オリコン台車、ピッキングカートを組み合わせたオリジナル台車で、小口多品種のピッキング作業に適している。これらの設備により、地域の雇用を確保しながら高品質の物流サービスを維持している。

「店舗カルテ」による配送品質の標準化

配送業務の品質を均一化するため、当社グループは「店舗カルテ」を制作している。これは、配送先となる全店舗を事前に視察し、運行ルート、バックヤードの位置、荷下ろし手順、店舗ごとのルールや要望、さらには通学路の状況など細かな情報を記載した書類である。カルテを活用することで、担当ドライバーを固定せずとも常に高品質の配送を提供できる。また、配送時の安全確保として、通学路は運行ルートから除外するなどのルールを徹底している。この取り組みは「物流のお医者様」という理念に基づき、各配送先の特性を理解したきめ細かなサービスを可能にしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

総合物流・鉄道大手に挟まれた中堅

ビーイングホールディングスは陸運業に属し、物流・運送サービスを提供。同業にはSBSホールディングス(2384)や東武鉄道(9001)など大手がひしめく。同社はそれらに比べ規模が小さく、特定地域やサービスに特化している可能性が高い。財務データが不十分で詳細な分析は困難だが、大手との差別化と収益性向上が課題。

強み

  • 大手と比較して小回りが利き、顧客ニーズに柔軟対応。
  • 特定地域に強みを持ち、地元顧客との関係が強固。
  • 特定貨物やルートに特化したサービスで差別化。
  • 生活必需の物流需要に支えられ、景気変動の影響が比較的少ない。

課題

  • SBSや東武など大手と競合するには規模が不足。
  • 財務情報が乏しく、投資家の評価が困難。
  • 営業利益率が不明で、収益構造が掴みにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

陸運業の時価総額近傍。太字がビーイングホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19059カンダホールディングス213億円8.0倍
29046神戸電鉄199億円13.4倍
39033広島電鉄193億円16.6倍
49034南総通運165億円11.5倍
59074日本石油輸送165億円10.9倍
69145ビーイングホールディングス140億円11.4倍
79049京福電気鉄道133億円7.2倍
89082大和自動車交通111億円42.2倍
99063岡山県貨物運送91億円3.1倍
109017新潟交通77億円6.6倍
119051センコン物流74億円39.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

鶏肉卸売配送から物流会社へ1986年創業

1986年9月、石川県金沢市にて河内物流有限会社を設立。資本金100万円で、鶏肉の卸売配送を目的とした。1989年4月には北食物流有限会社に商号変更し、本社を福井県坂井郡(現坂井市)に移転。1991年3月、再び石川県金沢市に本社を戻し、以後現在に至るまでの経営基盤を固めた。1994年10月には金沢市に駅西営業所を開設し、物流拠点の拡大を開始。1995年3月に福井営業所、1996年8月に富山営業所を相次いで開設し、北陸三県をカバーする体制を整えた。

子会社設立と物流センター運営への本格参入1997年

1997年3月、食品物流センター運営を目的に有限会社ドライを設立。同年4月、本社を金沢市専光寺町に移転し、現在の所在地となる。同年6月には物流事業向け保険の付保を目的に有限会社ベプロを設立した。2000年4月には株式会社アクティーに商号変更し、同時に有限会社トランスライナーの全株式を取得して有限会社福井アクティーとした。同年9月には食品物流センター運営の有限会社ブロードライン、2002年2月には日用雑貨物流センター運営の有限会社コラビスを設立。これらの動きにより、3PL事業の基盤となる物流センター運営と保険・整備のサポート体制が整った。

SCMセンター開設と東海・近畿への進出2005年

2005年2月、北陸の拠点物流センターとして金沢市に本社・SCMセンターを開設。同年3月、有限会社ブロードラインの商号を有限会社富山アクティーに変更し、富山エリアの体制を強化。同年8月にはチルド物流センター運営を目的に株式会社丸協物流の全株式を取得し子会社化した。2005年1月には愛知県春日井市に有限会社コラビス東海を設立し、東海地方への進出を開始。2007年7月には大阪府堺市に堺営業所を開設し近畿エリアをカバー。同年10月には石川県白山市に白山SCMセンター(現白山第1センター)を開設し、酒類・食品物流に対応した。2008年5月には愛知県小牧市に小牧流通センターを設け、東海エリアの拠点を拡充した。

グループ再編と多角化の推進2009年

2009年はグループの再編と事業多角化が集中した年である。4月に車両整備を目的に株式会社プレベンスを設立。5月には株式会社リオ観光の全株式を取得し、株式会社オリエンタルバスに商号変更(後に株式会社オリエンタル)。8月には燃料給油事業を行う石陸急配協同組合の全口数を取得し子会社化、後に北陸物流効率化事業協同組合に改称。12月には有限会社白観交通の全株式を取得し子会社化した。また、2009年12月をもって有限会社福井アクティーの全事業を株式会社アクティーへ譲渡し、事業の集約を図った。これにより、物流事業に加えて旅客、保険、整備、燃料販売の各分野がグループに加わり、多角化の基礎が固まった。

年表24件を開く

1980年代

  • 1986年9月創業鶏肉の卸売配送を目的として、石川県金沢市に河内物流有限会社(資本金1百万円)を設立
  • 1989年4月商号変更北食物流有限会社に商号変更し、福井県坂井郡(現坂井市)に本社を移転

1990年代

  • 1991年3月石川県金沢市に本社を移転
  • 1994年10月石川県金沢市に駅西営業所を開設
  • 1995年3月福井県坂井郡(現坂井市)に福井営業所を開設
  • 1996年8月富山県射水郡(現射水市)に富山営業所を開設
  • 1997年3月創業食品物流センター運営を目的として、石川県金沢市に有限会社ドライを設立
  • 1997年4月石川県金沢市専光寺町に本社を移転
  • 1997年6月創業物流事業に対する各種保険の付保を目的として、有限会社ベプロを設立

2000年代

  • 2000年4月商号変更株式会社アクティーに商号及び組織変更 輸送事業の拡大を目的として、有限会社トランスライナーの全株式を取得し、有限会社福井アクティーに商号変更
  • 2000年9月創業食品物流センター運営を目的として、石川県松任市(現白山市)に有限会社ブロードラインを設立
  • 2002年2月創業日用雑貨物流センター運営を目的として、石川県松任市(現白山市)に有限会社コラビスを設立
  • 2005年1月創業日用雑貨物流センター運営を目的として、愛知県春日井市に有限会社コラビス東海(当社グループ出資比率100%)を設立
  • 2005年2月創業北陸の拠点物流センター設立を目的として、石川県金沢市に本社・SCMセンターを開設
  • 2005年3月商号変更有限会社ブロードラインの商号を有限会社富山アクティーに変更
  • 2005年8月M&Aチルド物流センター運営を目的として、株式会社丸協物流の全株式を取得し子会社化
  • 2007年7月日用雑貨物流センター運営を目的として、大阪府堺市西区に有限会社コラビス東海 堺営業所を開設
  • 2007年10月酒類・食品物流センター運営を目的として、石川県白山市に株式会社アクティー 白山SCMセンター(現白山第1センター)を開設
  • 2007年12月有限会社福井アクティーの全事業を株式会社アクティーへ譲渡
  • 2008年5月日用雑貨・食品・酒類物流センター運営を目的として、愛知県小牧市に有限会社コラビス東海 小牧流通センターを開設
  • 2009年4月創業当社グループ及び協力会社の車両整備を目的として、石川県金沢市に株式会社プレベンスを設立
  • 2009年5月商号変更輸送事業の拡大を目的として、株式会社リオ観光の全株式を取得し、株式会社オリエンタルバスに商号変更
  • 2009年8月M&A当社グループ及び協力会社の燃料給油を目的として、石陸急配協同組合の全口数を当社グループが取得し子会社化
  • 2009年12月M&A株式会社オリエンタルバスを株式会社オリエンタルに商号変更 石陸急配協同組合を北陸物流効率化事業協同組合に商号変更 グループ化を目的として、有限会社白観交通の全株式を取得(当社グループ出資比率100%)し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 新規業務開始数(年間)毎年度まで4~8
  • 温室効果ガス排出量削減率(Scope1・2、2019年比)2030年度まで48%削減
  • 温室効果ガス排出量削減率(Scope1・2、2019年比)2040年度まで80%削減
  • 自社所有事業所の再生可能エネルギー電力への転換2030年まで転換完了
  • 月間時間外労働時間2025年度まで70時間以内

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3PL事業へのシフトと全体最適物流の提供

    卸売・小売業者向けの3PL事業者として、1:1の部分最適ではなく1:Nの全体最適な消費者向け物流サービスを展開する。サプライチェーンの全体デザイン力を拡充する技術・システム開発を推進し、データネットワークセンターを構築する。

  2. 02

    DXプラットフォームの提供と小売物流プラットフォーマー化

    収集・管理・分析した物流データをクラウド上で管理する『データネットワークセンター』を構築し、自社のDXプラットフォームを同業他社に提供する『小売ビジネスの物流プラットフォーマー』を目指す。

  3. 03

    AI・IoT等を活用した技術・ビジネスモデルの研究開発

    AIやIoTを使った省力化設備や高生産性・高品質の業務フロー、DtoCやオムニチャネルに対応する物流ビジネスの研究開発に取り組む。

  4. 04

    「運ばない物流」の推進による成長と効率化

    自社独自のビジネスモデル「運ばない物流」を推進し、新規獲得による既存エリア内の受託業務拡大や既存顧客内シェアアップに注力。関東から全国への展開を見据えた物流基盤の拡大を推進する。

  5. 05

    人財育成と持続可能な社会への貢献

    多様な働き方に対応する制度導入や研修環境の整備により人財を育成。2050年カーボンニュートラル(Scope1・2)を長期目標とし、再生可能エネルギー転換や低環境負荷車両導入を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で1,012人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は657万円で、5期前と比べて+21.3%平均年齢は47.2歳、平均勤続年数は12.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月54245.010.3874
2021年12月55545.09.3901
2022年12月56845.610.7897
2023年12月59046.711.7941
2024年12月61346.711.5956230
2025年12月65747.212.51,012227

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
北関東SCMセンター — 群馬県前橋市2,130百万円
物流事業
白山第1及び第2センター — 石川県白山市1,679百万円
物流事業
富山SCMセンター — 富山県富山市1,547百万円
物流事業
福井SCMセンター — 福井県吉田郡永平寺町1,144百万円
物流事業
白山第3センター — 石川県白山市873百万円
物流事業
金沢SCMセンター — 石川県金沢市523百万円
物流事業
金沢本社 — 石川県金沢市95百万円
全社(共通)、その他
物流センター — 神奈川県藤沢市73百万円
物流事業
東京本社 — 東京都千代田区10百万円
全社(共通)
ほか11件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アクティー(注)2
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社福井アクティー
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社コラビス(注)2、6
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社A2ロジ(注)6
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社東京アクティー(注)2、6
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社横浜LSP
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ベプロ
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オリエンタル
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北陸物流効率化事業協同組合(注)3、4
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権35.7%
  • 国内
    株式会社田川自動車
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Gappa
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は335億円営業利益23億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.9%、利益が+4.5%。

売上高
+10.9%
335億円
営業利益
+4.5%
23億円
純利益
+0.0%
14億円
営業利益率
6.9%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高369億円335億円
営業利益24億円23億円
純利益14億円14億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

半期ごとの推移

6期分

直近は2026年上期で、売上は175億円、営業利益は10億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2021年下期2003
2022年下期2304
2023年下期2634
2024年下期302134.39
2025年下期335113.37
2026年上期175105.75

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年12月期からの10期で、売上は11億円から335億円へ30.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。売上は9期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年12月113−1
2017年12月1233
2018年12月13831
2019年12月16264
2020年12月18485
2021年12月200129
2022年12月230149
2023年12月2631811
2024年12月30222237.314
2025年12月33523236.914

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高335億円のうち、営業利益として残るのは23億円6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金88.7%297億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.5%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%23億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比0.4pt
6.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.9pt
18.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年12月期は営業CFが22億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は46億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年12月7−9−3−224
2019年12月12−3−8925
2020年12月11−171043
2021年12月15−12−8338
2022年12月13−5−9836
2023年12月19−162340
2024年12月25−8−101748
2025年12月22−21−3146

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年12月期の総資産は203億円。このうち返さなくてよい自己資本が87億円で、自己資本比率は40.1%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年12月451441.5
2017年12月633605.4
2018年12月110169413.4
2019年12月114209416.3
2020年12月1363510124.8
2021年12月141439829.4
2022年12月146519533.7
2023年12月1686210635.1
2024年12月1827510738.9
2025年12月2038711640.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
50億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
68億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
116億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE56社中1位あたり、逆に低いのは営業利益率56社中31位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.3%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.9%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.1%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.9%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥582で、1年前と比べて-41.0%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥582-1.4%1ヶ月-1.0%1年-41.0%時価総額140億円
過去52週の値幅
安値¥494高値¥1,050

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.4倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR1.66倍
配当利回り2.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+5.9%上昇も、1年前比-34.5%の大幅下落から回復途上。25日線(538円)を+4.0%上回るが、75日線(568円)を下回る。52週高値1173円から-52.2%と深い調整。出来高は直近4800株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは9.62倍と業界平均23.37倍を大きく下回り割安。ROEは18.3%と高く収益性良好。配当利回り2.33%は業界平均2.21%と同水準で安定的。PBRは1.66倍で業界平均1.08倍を上回りやや割高感もあるが、全体として割安と評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.4倍15.7倍
PER (予想)9.9倍
PBR1.66倍1.07倍
ROE18.3%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

タクシー事業の収益性改善と新サービス展開が焦点。強気派は、2024年12月期純利益14億円と増益基調、運賃改定や配車アプリ活用で収益拡大の可能性を評価。PER9.6倍と割安で、配当利回り2.3%も確保。弱気派は、株価が前年比34%下落と低迷、タクシー需要の頭打ち、ライドシェア解禁による競争激化リスクを懸念。また、2025年12月期純利益が前期横ばいの14億円と伸び悩み予想も材料。

プラスに働く材料7
  • 増益基調継続

    純利益は着実に増加、2024/12期も前期比27%増。

  • 運賃改定効果

    値上げにより収益改善の余地あり。

  • 株価下落で割安

    PER9.6倍、PBR1.66倍とバリュエーションは低下。

  • 収益安定基調、営業利益微増2025/12期影響

    営業利益22→23億円、安定した収益が見込める

  • 低PER9.6倍のバリュー継続影響

    PER10倍未満、配当利回り2.3%で下値不安少ない

  • M&Aによる成長期待不定影響

    事業拡大に向けた買収戦略、業容拡大の可能性

  • 株価下落後のリバウンド期待継続影響

    1年で34%下落、反発期待の買い

マイナスに働く材料7
  • 需要頭打ち

    タクシー需要は減少傾向、新型コロナ禍前の水準戻らず。

  • ライドシェア脅威

    規制緩和でUber等の競合が増加するリスク。

  • 業績伸び悩み

    2025/12期純利益14億円と横ばい予想で成長鈍化。

  • 業績停滞、純利益横ばい2025/12期影響

    純利益14億円で2年連続横ばい、成長停滞顕著

  • 配当利回り2.3%の低さ継続影響

    セクター平均より低い配当、株主還元不十分

  • 外資保有低く需給脆弱継続影響

    外国人保有3.5%と低く、浮動株少なく変動しやすい

  • 運輸業界の人手不足通年影響

    ドライバー不足で運行制限、コスト増加リスク

次の決算で確かめる点
営業車両数・稼働率
事業規模と需給バランスを把握。
乗車回数
需要の実勢を示す重要な指標。
運賃単価
収益力向上の鍵となる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+18.2%いまの株価に対する利回りは2.58%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
2.58%
いまの株価に対して
配当性向
41.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年12月643.1
2022年12月713.031.2
2023年12月930.834.0
2024年12月1129.432.7
2025年12月1318.241.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,427人。区分でいちばん多いのは事業法人47.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.0%を占め、残る47.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人50.749.548.748.047.647.7
個人・その他33.737.733.431.832.632.0
証券会社13.48.95.57.16.511.5
金融機関0.61.07.310.910.45.3
外国法人1.52.95.12.32.93.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社喜多商店470.54
02喜多甚一113.71
03株式会社SBI証券54.10
04三菱UFJeスマート証券株式会社32.65
05日本マスタートラスト信託銀行(信託口)25.21
06田中孝一24.90
07喜多和行21.08
08野村信託銀行株式会社(投信口)15.77
09高桑和浩15.10
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)11.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+100%、1株純資産は10期で−99%。直近期のROEは18.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年12月−78,51039,549
2017年12月159,167199,902132.915.7
2018年12月273368.133.3
2019年12月9241324.518.5
2020年12月10359517.914.725.5
2021年12月3717922.614.643.1
2022年12月3820919.212.031.2
2023年12月4824820.715.734.0
2024年12月5729521.110.332.7
2025年12月5833818.314.641.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額230百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
喜多甚一代表取締役社長6014,080,400
喜多和行取締役副社長 営業部管掌54508,000
高桑和浩専務取締役 物流事業本部長・事業開発部管掌58364,000
松木正康常務取締役 総務部・経営管理部・広報部管掌57246,000
川本剛生取締役6454,100
長谷川博和取締役6564,300
山下勇常勤監査役6888,000
山本克也常勤監査役68
柳谷内健一監査役75
銭谷美幸取締役64
福田稔久取締役64

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)419319348
社外監査役213137
監査役1121212
社外取締役212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,538字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社11社で構成されており、顧客のロジスティクス(注1)を企画・提案して、自社及び顧客の物流センターの輸送・保管・包装・荷役・流通加工・情報システムの構築を一貫して推進する3PL(注2)事業を主軸に、同業他社に3PL事業をプロデュースしてサプライチェーン全体を管理する4PL(注3)事業を、グループで連携を図り展開しております。当社グループのセグメントの区分は、主に物流センターの運営(構内業務・配送業務)及びコンサルティング業務等を行う「物流事業」、及び旅客事業(タクシー、バス)、不動産業、システム開発、保険代理業、自動車整備業、燃料販売業等を行う「その他」となっております。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループが顧客へ提供する物流改革の特徴として、メーカー、卸売、小売間でそれぞれ実施する拠点間配送、在庫管理、検品作業などを拠点物流センターに集約し、構内作業工程や配送業務の徹底した合理化により全体最適化する「運ばない物流」を提案・構築・運営しております。 物流拠点の事業展開エリアとしては、設立以降、北陸地方を中心に事業を展開しておりましたが、その後、業務の評判や取引先等からの紹介により物流コンサルティングの引き合いを受けたことを契機に、東海・近畿地方へと事業エリアを拡大しました。また、2013年には顧客から積雪時の安全な輸送について相談を受けたことを契機に、関東・東北地方において物流事業を受託し、更なる事業エリアの拡大を実現しております。 このように、当社グループでは、全国展開へ向けて物流拠点数の拡大を加速しており、2025年12月期末時点では、北陸地方4県に24拠点、関東地方1都6県に22拠点、その他2府9県に25拠点の計71拠点を運営しております。 なお、各期末における都道府県別の物流拠点数の推移は以下のとおりです。 当社グループでは、取り扱う商品を生活物資に特化しており、3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)の食品、医薬品、化粧品、日用品の小口物流に強みを持ち、卸売企業及びコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストアの物流センター運営を受託しております。 また、当社グループでは、物流システムであるWMS(注4)(倉庫管理システム)、TMS(注5)(輸配送管理システム)、PMS(注6)(生産性管理システム)及びDMS(注7)(庸車管理システム)を自社開発、又はメーカーと協働し開発しております。これらの情報システムの構築及び当社グループ独自の設備や機材により、顧客それぞれの特性に合わせたオリジナルの物流システムを構築できることが当社グループの最大の強みであります。 [用語解説] (注1)ロジスティクス サプライチェーンプロセスの一部であり、顧客の要求を満たすため、発生地点から消費地点までの効率的・発展的な「もの」の流れと保管、サービス、及び関連する情報を計画、実施、及びコントロールする過程。 (注2)3PL(3rd Party Logistics) 競合他社に真似できない核となる能力に集約した経営を指向する企業が、企業戦略として、物流機能の全体もしくは一部を第三の企業に委託することで実現する物流業務形態のひとつ。 (注3)4PL(4th Party Logistics) 3PLに優れたノウハウを持つ物流企業が、別の物流企業に自社のノウハウを用いて物流をプロデュースするなど、3PLにロジスティクス戦略の企画・推進を行うコンサルティング要素が加わったソリューション。 (注4)WMS(Warehouse Management System) 倉庫管理システムを言い、物流センター内の一連の作業、具体的には入荷・在庫・流通加工・帳票類の発行・出荷・棚卸などを効率化し、一元的に管理する情報ツール。導入することで人的ミスを最小化し、作業時間短縮、生産性向上に役立つ。 (注5)TMS(Transport Management System) 輸配送管理システムを言い、商品が物流センターから出荷された後、届け先までの輸配送をトータルに管理する情報ツール。トラックやドライバーの手配やGPSによる車両の位置管理に役立つ。 (注6)PMS(Productivity Management System) 生産性管理システムを言い、「勤怠」「業務」「作業」実績を計測・集計し、分析・予測データをリアルタイムで、物流センター全体から個人別に至るまでの生産性を管理する情報ツール。物量に合わせた適切な勤怠シフト作成、レイバー管理及び作業別・個人別の動態管理を行うことが可能であるほか、勤務シフトと連携しながら、日次から月次まで労働時間を管理していくことが可能であり、生産性の向上や労務管理に役立つ。 (注7)DMS(Delivery Management System) TMSとPMSの機能を拡張し、協力会社との円滑な協力体制の強化を目的として開発。協力会社に委託する配送業務を日次で管理する情報ツール。電子請求書に対応し、経理処理の迅速化に役立つ。 セグメント別の区分は次のとおりであります。 セグメント   サービス内容及び各社の業務 物流事業   サービス内容は、主に物流センターの運営(構内業務・配送業務)及びコンサルティング業務等であります。 (物流コンサルティング)   当社 (物流構内業務・配送業務)   株式会社アクティー 株式会社福井アクティー 株式会社東京アクティー 株式会社コラビス 株式会社横浜LSP 株式会社A2ロジ その他   サービス内容は旅客事業(タクシー、バス)、不動産業、システム開発、保険代理業、自動車整備業、燃料販売業等であります。 (旅客事業)   株式会社オリエンタル (不動産業)   当社 (システム開発)   株式会社Gappa (保険代理業)   株式会社ベプロ (自動車整備業)   株式会社田川自動車 (燃料販売業)   北陸物流効率化事業協同組合 a.物流事業 従来の物流業界は、運搬量に応じて収益を計上するシステムによるビジネスモデルが主流であります。その中において、当社グループでは、いかに「運ばない物流」を構築するかという技能、技術、マネジメントの手法を提供しております。拠点間に複数ある物流倉庫を1つにまとめ、生産者から消費者までの物流の作業工程を合理化して、顧客の管理コスト、保管コスト、移動コスト、配送コストを低減しております。メーカーやベンダーからの商品入荷管理及び小売店の発注から納品までの動きを可視化して、流通プロセスのボトルネックを発見し改善することで物流を全体最適化し、顧客の物流戦略に対する強力なサポートを実現しております。 当社グループでは、物流サービスとして、顧客の「困っていること」を解決し、「求めていること」が実現できるように、「詳細な原価計算」に基づき、オーダーメイドで物流をデザインしております。当社グループの各物流センターでは、「自ら育つことを教える」という教育理念の下で経験を積んだ社員を配置しており、多種多様な物流現場の立ち上げ業務や改善業務に従事しております。 物流センターの運営は、準備段階から高品質を維持するしくみを丁寧に構築しております。新規事業を受託する場合において、構内業務では、地域の雇用を考え、近隣で働く気持ちのある人を多く受け入れられるように、全自動化などの「人の代わり」ではなく、「人を補助する」しくみにこだわり、設備、道具、IT等をメーカーと共同開発し、「お化けリフト」(注1)「カゴ車用リフトアタッチメント」(注2)「ピッキング用台車」(注3)などを導入しております。 配送業務では、事前に配送先となる全ての店舗を視察し、「店舗カルテ」を制作しております。「店舗カルテ」は、「物流のお医者様」という意味を込めております。カルテには、運行ルート、バックヤード位置、荷下ろし手順等は勿論、その配送先ひとつひとつのルールや要望、注意点が詳細に掲載されており、更に店舗周辺環境における注意点、通学路(当社グループでは運行ルートから外しております)の状況まで掲載しております。「店舗カルテ」により、担当ドライバーを固定しなくても、常に高品質の配送を提供できるしくみを構築しております。 当社グループは、物流センター内のWMSによる在庫量や入庫・出庫業務の進捗状況及びTMSによる配送の進捗状況などをⅠTシステムにより「見える化」しており、更にその情報を顧客側もインターネット経由で同時に確認し共有することができる「見せる化」するシステムを構築しております。 (注1)「お化けリフト」とは、カゴ車を最大8台運ぶことができる大型のハンドリフト(電動式)であります。 (注2)「カゴ車用リフトアタッチメント」とは、ピッキングリフトに直接カゴ車を設置できるアタッチメントであります。 (注3)「ピッキング用台車」とは、オリコン(折り畳みコンテナ)、オリコン台車、ピッキングカートを組み合わせた当社グループオリジナルの台車であります。 b.その他 当社グループでは、物流事業の補完及び事業の多角化を目的として、グループ子会社において以下の事業を営んでおります。 株式会社オリエンタルは、旅客事業として、タクシーの運行、貸切バス・観光タクシーのサービス及び旅行プランの作成などを行っております。旅行プランニングは、顧客一人ひとりに合わせたオンリーワンの観光ツアーの実現を手厚くサポートしております。 株式会社Gappaは、当社グループの情報システムの保守、メンテナンス、カスタマイズ及び事業所のサポートを行っております。新システムの開発及び販売は、当社事業開発部が窓口となり統制・運営しておりますが、開発案件によって株式会社Gappaと連携・調整・分担をしております。 株式会社ベプロは、多くのトラック、バス、タクシーを運用する当社グループと密接な業務として、一般、法人向けの保険代理店業務及び、グループ会社の所有物件や車両の各種保険を取り扱っております。 株式会社田川自動車は、貨物用の大型自動車から軽自動車までの車検や一般整備等を行っており、また、顧客の新車・中古車の購入の相談についても対応しております。 北陸物流効率化事業協同組合は、軽油・レギュラーの2種類を取り扱い、当社敷地内、石川県白山市内、福井県福井市及び富山県富山市の当社物流センター敷地内でガソリンスタンドの運営をしております。 上記のほか、当社では、不動産業として、当社が所有する物流センター等の一部を顧客に賃貸しております。 [事業系統図] 事業の内容を事業系統図により示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,368字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「-BEING-存在しつづける」を企業理念に掲げ、「会社をつくる。人間をつくる。社会をつくる。」という経営目的のもと、時代や文明とともに進化するロジスティクス事業を探求し、時代にあわせた社会インフラの提供を通じて、企業、さらには社会システムのイノベーションを起こすような『リアルロジスティクス』の体現を目指してまいります。 マーケティングコンセプトとしては、「ロジスティクスのプロフェッショナルたれ」「必要を発見し、本質を発見する」「価値あるものしか、価格はつけない」の3つを掲げております。ロジスティクス事業を通し、社会インフラを支え、経済のライフラインを担うプロとして、お客様の真の問題を発見し、お客様にとって価値のあるサービスだけを提供できるよう、最善を尽くしてまいります。また、マネジメントコンセプトとして、「雇用は最大の社会貢献」を掲げ、雇用をすることが社会貢献の始まりと捉え、誰もが働ける企業グループとして雇用を守り抜くことを命題とし、人が仕事する場所を安易に奪うことのないように、最大限の努力を惜しまないことを約束しております。 (2)経営環境 政府の積極的な財政政策や賃上げ要請、インバウンド消費の増加などにより、社会・経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復となっております。一方で、世界的な政情不安や為替相場の急激な変動、継続する物価上昇などにより、依然として先行き不透明な状態が続いております。 また、物流業界においては、極めて多層的なピラミッド型の業界構造が形成されているのが特徴で、単純な輸送サービスのみでの生き残りは厳しい状況にあり、今後は事業者の淘汰が進む可能性が高いとみられております。 一方、近年ではこのような物流業界の現状を背景にして大きな変革の動きも見られています。まず、物流の需要者側の変化として、ネット通販市場の拡大や単身世帯の増加等による消費者の購買スタイルの変化に伴い、小口・多頻度の輸送ニーズが高まっております。また、物流の供給者側の変化として、小売業等の荷主企業は、店舗網の拡大や店舗運営の効率性向上のため、商品保管機能や輸配送機能の高度化を進めており、物流事業者においても大量の配送物を短期間で処理するための物流施設や保管・流通加工機能を備えた物流施設等の新設が増加しております。 このように、物流に関するニーズの多様化・高度化やインフラの整備が進む中で、当社グループの主軸事業である3PL事業の重要性は年々高まっており、その市場規模は10兆円を超える水準まで拡大しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは中長期的な安定した成長を遂げるため、「卸売業者の持つ物流センターの下請業者」から「卸売・小売業者向けの3PL事業者」への移行を進め、1:1の部分最適な物流ではなく、1:Nの全体最適な消費者向けの物流サービスの提供を展開してまいります。 また、当社グループの強みである拠点間物流を合理化するサプライチェーンの全体デザイン力をさらに拡充する技術・システム開発を推進し、モノを運ぶだけでなく、モノに関する様々なデータを収集・管理・分析し、サプライチェーンに携わる事業者同士を繋げ、クラウド上で管理する『データネットワークセンター』を構築し、当社グループの用意したDX(注1)プラットフォームを同業他社へと提供する、『小売ビジネスの物流プラットフォーマー』を目指します。 その中で、技術面とビジネスモデル面の研究開発を重要課題と捉え、AIやIoTを使った省力化設備や高生産性・高品質の業務フロー等の技術面及びDtoC(注2)、オムニチャネルに対応する物流ビジネスの研究開発に取り組んでまいります。 (注1)「DX」(Digital transformation)とは、デジタルトランスフォーメーションの略であり、「デジタル技術が進化し、人々の生活をより豊かにする」ことを指します。 (注2)「DtoC」(Direct to Consumer)とは、製造者が直接消費者と取引を行うビジネスを指します。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、上記のような経営戦略に基づき、小売・卸売事業者向けの3PL事業に注力し、顧客数拡大と事業エリア拡大を進め、データネットワークセンター実現に向けた技術面・ビジネスモデル面の変革に取り組んでまいります。 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としては次の3点を掲げております。 ① 顧客数・・・顧客数の増加による事業の拡大を進めてまいります。 ② 拠点数・・・拠点数の増加による事業の拡大を進めてまいります。 ③ 輸送力・・・協力会社を含むグループ全体の取扱車両数の拡大を進めてまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境は、国内外における政治・経済情勢の変動等の懸念が払拭されておらず、今後も先行きの不透明感から積極的な投資が抑えられ、景気の膠着状態が続くものと思われます。また、少子高齢化による労働人口の減少、長時間労働や働き方等の労働問題、自動運転、AI、IT化・グローバル化による商流の変化や異業種からの物流参入など、時代の流れを捉えて早々に対応すべき大きな課題であると考えております。 このような状況のもと、当社グループは、将来的な物流事業者の在り方を見据えた経営資源の選択と集中による効率化・合理化を図ってまいります。今後、当社グループが対処すべき課題として、成長率の確保、利益率の向上、技術革新への対応、人財の育成、持続可能な社会の実現、物流業界の2024年問題への対応を掲げており、その取組については次のとおりであります。 ① 成長率の確保 3PL業界は成長市場であり、物流の2024年問題への対応をはじめ、持続可能な物流網の構築が課題となっております。そのような中、当社グループ独自のビジネスモデル「運ばない物流」を推進し、新規獲得により既存エリア内の受託業務の拡大及び既存顧客内の当社シェアアップに注力し、関東から全国への展開を見据えた物流基盤の拡大を推進いたします。引き続き、年間4~8の新規業務開始を目標としてさらなる成長率の確保に努めてまいります。 ② 利益率の向上 資源エネルギーの高騰により燃料費や光熱費の高止まり、賃金や外注費単価の引き上げなど、物流原価の上昇が続いております。そのような中、当社グループは自社開発の物流総合システム「Jobs」による物流DX化を推進し、各種物流データの蓄積・分析を進め、生産性を向上させ、予想される物量に対して適正な人員配置や配送コースを合理化するなど、原価コントロールの徹底により、利益率を向上させております。今後についても「Jobs」を活用した更なる生産性向上、原価コントロールの徹底を継続し、利益率の向上に努めてまいります。 ③ 技術革新への対応 AI、IoT、自動運転等、物流業界を取り巻く環境は、ドラスティックな転換期を迎えており、時代を見据えた明確な成長戦略と先行投資が必要になると考えております。そのために、新しい技術を積極的に導入し、更なる機能拡充に努め、ロジスティクスの新しい価値を創造してまいります。 また、小ロット多頻度化する物流に対応していくためには、在庫管理を全体最適化することが不可欠であると考えております。各エリアで消費される物資のデータを蓄積し、分析に基づいた消費データによる「在庫モデル」をもとに、詳細に予測された地域在庫を管理する体制を構築することにより、小ロットの輸送コストの削減及び分散された労働力の集約を図ることが可能と考えており、実現化に向けてしくみを構築してまいります。 ④ 人財の育成 将来の人財確保のために、多様化する従業員のやりがいに応える取り組みや制度を導入するとともに、当社グループの強みである現場力や物流品質の向上及び生産性の向上にプラスに働くしくみを構築してまいります。人財育成においては、集合研修及びオンライン研修の実施、eラーニングなど、育成環境の整備を進めております。育成内容につきましては、多様なスキルアップをはじめ、マネジメントなどの業務に関連したものに加え、リスク・コンプライアンスや従業員の自立や成長を促す教育プログラムを実施しております。 ⑤ 持続可能な社会の実現 当社グループは、気候変動問題を重要な経営課題の一つと認識し、2050年のカーボンニュートラル(Scope1およびScope2)の実現を長期目標として掲げております。 中長期的な目標としては、Scope1およびScope2の温室効果ガス排出量を対象に、2030年度に2019年比48%削減、2040年度に同80%削減することを目指しております。これらの目標は、世界的な脱炭素の動向や事業環境の変化等を踏まえて設定しております。 これらの目標達成に向けた主な取組として、2030年までに当社グループが自社所有する事業所における使用電力について、再生可能エネルギー由来の電力への転換を進めてまいります。また、低環境負荷車両の導入を段階的に進めるとともに、その導入効果の検証を行ってまいります。さらに、当社グループの事業特性を活かした取組として、「運ばない物流®」の推進を通して、顧客およびサプライヤーにおけるCO2排出量の削減に貢献してまいります。 Scope3の排出量に向けては、「責任ある調達」方針に基づき、サプライチェーン全体での排出量削減に向けた取組を推進してまいります。当社グループは、これらの取組を着実に進めることで、事業活動を通じた温室効果ガス排出量の削減を図り、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 ⑥ 物流業界の2024年問題への対応 物流業界の2024年問題といわれている、ドライバーの時間外労働時間規制において、当社グループでは、2019年より上限時間の段階的引き下げを実施し、ドライバーの労働時間管理体制を強化しております。2025年度よりさらに月間時間外労働時間70時間以内を目標として取り組んでおります。今後も段階的に時間外労働時間削減を進め、将来的には年間720時間以内(月間時間外労働時間60時間以内)を目指してまいります。
事業等のリスク5,645字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業活動において財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあり、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えております。ただし、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。以下においては、将来に関する事項が含まれております。当該事項は本書提出日現在において、当社グループが判断したものです。 (1)法的規制について 国土交通省は、自動車運送事業者の適正化を図るため、自動車運送事業者の法令違反に対する点数制度を導入しております。そのため、当社グループが使用する車両に対し、過積載などによる累積点数により車両の使用停止・事業の停止・許可の取消処分等の罰則を受ける場合があります。そこで、当社グループでは、安全衛生会議を毎月開催し、適正な業務活動を継続するよう努めております。安全衛生会議では、法令違反・事故の情報共有、再発防止策の周知徹底、ヒヤリ・ハット事例による教育を実施し、安全かつ適正に業務を遂行するために、社内免許制度や総務部安全管理課による業務確認やチェーン装着などの定期的な講習を行い、安全品質の向上を図っております。さらに、協力会社に関しても、当社グループと同様の安全教育を実施し、当社グループが請け負う業務全般に対する安全管理、品質の維持に努めております。このような体制の下、現状において許認可等が取消しとなる事由等は発生しておりませんが、今後、許認可等の取消しや事業停止等の処分を受けた場合には、停止期間の営業収益減少リスクが生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 主要な許認可等の概要は、以下のとおりであります。 許認可等の名称   法律名   監督省庁   有効期限   取消事由 一般貨物自動車運送事業   貨物自動車運送事業法   国土交通省   なし   同法第33条 第一種貨物利用運送事業   貨物利用運送事業法   国土交通省   なし   同法第16条 倉庫業   倉庫業法   国土交通省   なし   同法第21条 一般乗用旅客自動車運送事業 (タクシー)   道路運送法   国土交通省   なし   同法第40条 一般貸切旅客自動車運送事業   道路運送法   国土交通省   5年   同法第40条 普通自動車分解整備事業   道路運送車両法   国土交通省   なし   同法第92条他 揮発油販売業者登録   揮発油等の品質の確保に関する法律   総務省   なし   同法第11条 (2)人財確保に関する影響について 当社グループは、労働集約型の事業を展開しているため、事業を拡大していくうえで質の高い人財の確保が必要であります。また、将来的な労働人口の減少への対策として、物流センターにおいてはロボットの導入等による自動化への対応、車両においては自動運転技術の対応等、省人化に向けての準備を進めております。しかしながら、適正な人財を確保できない、又は人財確保に係る費用が大幅に増加する場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)特定取引先への依存について 当社グループは、スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアの物流業務を、小売・卸売企業から受託する3PLを主たる事業としております。営業収益の中心である取扱物量だけでなく、事業拠点の拡大及び縮小など、特定の取引先に対する依存度が高くなる傾向にあります。2025年12月期における営業収益に占める上位2社(連結営業収益に占める割合)は、株式会社クスリのアオキ(35.5%)、株式会社ベスト・ロジスティクス・パートナーズ(三菱食品株式会社)(11.7%)であります。取引関係維持のため、競争力の維持・強化など最大限の努力をしておりますが、取引先が事業戦略を変更した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)災害等による影響について 当社グループの事業拠点は、北陸、関東、関西、東海、東北エリアの複数箇所に点在しております。万一、地震や火災が発生しますと、取引先はもとより当社グループの事業活動に影響を及ぼすことが予測されます。さらに、近年の豪雪や猛暑等の異常気象が当社グループの事業活動に影響を及ぼすことも予測されます。事業活動の継続のために災害等に備えておりますが、災害の規模によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)経済動向等による影響について 当社グループの物流センターで取り扱う商品は、食品・医薬品・日用雑貨が中心であります。そのため、国内景気の大幅な落ち込みによる廉価品の普及や、病気・災害等により購買活動が自粛・制限等される場合には、当社グループの取引先である卸売・小売企業の売上に影響を及ぼし、当社グループの取扱物量や通過金額(注)が減少することが予測されます。そのような経済動向の場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (注)通過金額とは、物流センターから出荷された商品の金額(卸売金額)であり、通過金額に契約により定められた料率を乗じて算出した料金が当社グループの営業収益となります。 (6)重大な事故等による影響について 当社グループは、公道を利用してトラックによる商品の配送を行っております。さらに当社グループが所有するトラックを使用するだけでなく、協力会社に配送業務を委託しております。交通安全・事故防止のために、デジタルタコグラフ(注1)やセーフティレコーダー(注2)を使用した運行管理を実施する他、当社グループ及び協力会社に対して安全運転教育を実施する等、様々な取組を行っております。しかしながら、万一、重大な事故や違反等が発生した場合には、被害者からの訴訟や、顧客からの信頼喪失及び社会的信用の低下の他、車両の使用停止又は業務停止あるいは認可取消などの行政処分等、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (注1)デジタルタコグラフとは、自動車運転時の速度・走行時間・走行距離などの情報をメモリーカード等に記録するデジタル式の運行記録計のことを指します。 (注2)セーフティレコーダーとは、安全運転・燃費向上を目的に、「いつ」「どこで」「どういう運転」をしたか運行状況が確認できる車載機のことを指します。 (7)原油価格等の変動について 当社グループは、事業用車両の燃料として軽油及びガソリンを使用しております。そのため、原油価格・為替レートの変動による軽油及びガソリンの購入価格の変動に備えたコスト管理をしております。しかしながら、配送コスト増加相当分を料金に転嫁できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)規制緩和等による影響について 当社グループは、物流事業及び旅客事業を展開しており、トラック、バス、タクシーを保有しております。近年のドライバー不足等解消を目的として、道路運送法及び貨物自動車運送事業法等が改正され、事業参入障壁が緩和された場合には、物流事業者と旅客事業者間での業務提携やM&Aが加速する可能性があります。さらに、小規模事業者の参入が増加した場合には、競争激化に伴う輸送費及び3PL業務委託費の見直し等が発生し、営業収益減少が予測されます。このような規制緩和への対応が遅れた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)競合先の多様化による影響について 当社グループの取引先は、卸売企業、小売企業が中心であります。取引先が卸売企業の場合は物流事業者間の競合となりますが、取引先が小売企業の場合は物流事業者間のみならず卸売企業とも競合することとなります。また、ネット販売の拡大により、生産者と消費者の間にある小売、卸売、物流企業の垣根が希薄化し、異業種からの参入や、新たな商流及び流通スタイルの登場により競合が激化することが予測されます。このような競合先の多様化への対応が遅れた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)有利子負債依存度及び金利等の変動による影響について 当社グループは、事業拠点の新設や車両の入替のために継続的な設備投資を行っております。設備投資に係る必要資金については、主に金融機関からの借入金を充当しており、2025年12月31日現在において有利子負債残高は6,784百万円であり、有利子負債依存度は33.4%と高い水準にあります。また、一部の借入金については変動金利で調達しております。 当社グループでは、健全な企業経営の目的のもと、有利子負債の削減に努め、借入金は金利の固定化を進めておりますが、今後の市場金利の動向により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)システムダウンによる影響について 当社グループでは、コンピューターシステムを使用して物流センター業務、運送業務等を管理しております。システム管理については、当社グループ全事業所の管理を一元化しており、システムダウンなどのリスク回避のための体制を講じております。しかしながら、予期せぬシステムダウンが生じ、あるいはシステムそのものを破壊された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)情報漏洩による影響について 当社グループは、物流業務受注に際し、取引先の商品情報等を取り扱うことがあります。そこで、情報の重要度によってアクセス制限を設け、許可者のみが顧客の商品情報等を取り扱いできるように社内体制を整備しております。また、社外への情報漏洩を防ぐことを目的として、ノートパソコン等の情報機器及び端末の持ち出しを許可制度とし、管理を徹底しております。しかしながら、情報漏洩やデータ破損の事態が生じた場合には、顧客からの信頼喪失や社会的信用の低下を招くほか、損害賠償請求等を受け、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)環境規制による影響について 当社グループは、物流事業における配送手段として多数のトラックを使用しており、排出ガス規制等の環境関連法令の適用を受けております。当社グループでは、関係法令及び通達等を基準とした環境対策を自主的に進める目的のもと、低公害車を導入し、セーフティレコーダーを利用したエコドライブの教育及び実践を取り入れております。しかしながら、想定を上回る環境規制が実施された場合には、対応する費用の増加により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)M&Aによる影響について 当社グループは、既存事業の規模拡大や新規エリアへの事業進出に際し、事業戦略の一環として資本参加や資本提携、M&Aを行っております。それらの実行に先立ち、慎重かつ綿密に分析・検討を行っております。しかしながら、事業計画が大幅に遅れて収益計画への影響等が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)自動化への対応による影響について 物流業界を取り巻く環境は、物流倉庫の大型化、自動化、トラックの自動運転化など大きく変化しております。当社グループは、人の代わりとなる設備投資としての自動化・ロボット化への対応ではなく、主に生活物資を取り扱う物流事業者として、緊急時や災害時においても対応が可能な「人を補助する」設備を中心に開発・導入していく方針としております。その場合、独自の機器、設備を開発・導入する投資が増え、投資回収や収益性を実現できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)支配株主との関係について 当社の代表取締役社長である喜多甚一は支配株主に該当しております。喜多甚一は、同氏の資産管理会社である株式会社喜多商店及び二親等内の親族との合算対象分を含めて、本書提出日時点で当社株式の60.86%を保有しております。同氏は、安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、同氏は安定株主であると認識しておりますが、今後、市場で当該株式の売却が行われた場合、又は売却の可能性が生じた場合には、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。さらに、市場での売却ではなく特定の相手先へ譲渡を行った場合には、当該譲渡先の保有株数や当社に対する方針によっては、当社グループの経営戦略等に影響を与える可能性があります。 (17)業績の季節変動について 当社グループの物流センターで取り扱う商品は、食品・医薬品・日用雑貨が中心であります。そのため、12月には各種イベントや年末商戦によって年間で一番の繁忙期となり物流センターで取扱物量が増加致しますが、その反動により1月は閑散期となり取扱物量が減少する傾向にあります。また、2月は他の月と比べると日数減の影響を受け取扱物量が少なくなる傾向にあります。これらの季節変動による取扱物量及び営業収益の増減を踏まえて、当社グループの利益計画を策定しておりますが、各種イベントや年末商戦等の生活習慣や慣例の予期せぬ変更が生じ、当社グループの取扱物量が減少し営業収益に影響が出た場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,902字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における経済状況としては、雇用・所得の改善を背景に個人消費が持ち直し、インバウンド需要 も堅調に推移するなど、景気は緩やかな回復基調を維持しております。一方で、資源・エネルギー価格の高止まり や、米国の関税政策をはじめとする各国の経済政策の影響により、為替相場は依然として不安定な動きを見せてお り、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 物流業界においては、物流の2024年問題による時間外労働の規制や人口減少による人手不足の影響から物流業者 の倒産は過去最多となっており、物流業界のM&AやTOBなどによる物流再編の動きが活発化しております。ま た、資源エネルギーの高騰、賃金ベースアップ、時間外労働時間の規制による外部委託費用の値上げなどの影響に よって物流コストが上昇していることに加え、ドライバー不足や労働時間規制により、従来の運用のままでは配送 出来ない事態が訪れることが懸念されております。 このような社会情勢の下、当社グループは、クリーンエネルギーへの転換、従業員の賃金の見直し、2024年問題 に係るドライバーの時間外労働時間の改善を図るとともに、「生活物資に特化した物流への経営資源の集中投資」 「関東から全国への展開を見据えた物流基盤の構築」「量の拡大と質の変革による長期成長イメージ」の3つを成 長戦略とし、業務に取り組んでおります。 当連結会計年度においては、自社保有の物流センターへの太陽光パネルの設置やCO2を排出せずに発電された 電力の調達を行い、再生可能エネルギーの活用を進めております。また、自社開発システム「Jobs」でこれまで蓄 積した物流センターにおける物流情報とAIによる物量予測を活用し、既存センターの業務の見直し及び適正人員 の配置を進めております。 前年稼働拠点や既存拠点で獲得した新規業務は安定稼働しており、既存業務と併せて堅調に事業を拡大しており ます。3月には「野田センター」、「金沢鞍月センター」、4月には「富山SCMセンター」、「金沢海浜センタ ー」、6月には「三重低温センター」、「富谷DC」「常総DC」「芳賀DC」「伊勢崎DC」、8月には「厚木 猿ケ島センター」、9月には「福島DC」、10月には「小牧LC」、「岩槻センター」、11月には「金沢TT C」を開設しております。また、取扱業務の拡大や合理化に対応するため、4月には「富山低温センター」を閉鎖 し、「富山SCMセンター」に統合、9月には「東海SCMセンター」を移転、10月には「名古屋物流センタ ー」を閉鎖し、「小牧LC」に統合、11月には「金沢流通センター」を閉鎖し、「金沢SCMセンター」に統合 しております。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度における経営成績は、営業収益33,515百万円(前年同期比11.0% 増)、営業利益2,304百万円(前年同期比2.7%増)、経常利益2,266百万円(前年同期比0.3%増)、親会社株主に 帰属する当期純利益1,402百万円(前年同期比2.0%増)となりました。 なお、当社グループは「物流事業」を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。 ② 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は9,145百万円となり、前連結会計年度末に比べ468百万円増加いたしまし た。これは主に営業未収入金が340百万円および現金及び預金が44百万円増加したことによるものであります。固 定資産は11,121百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,574百万円増加いたしました。これは主に建設仮勘定が 378百万円減少した一方で土地が1,298百万円、建物及び構築物が447百万円及びリース資産が255百万円増加した ことによるものであります。 この結果、総資産は20,266百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,043百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は6,187百万円となり、前連結会計年度末に比べ279百万円減少いたしまし た。これは主に営業未払金が294百万円増加した一方で、短期借入金が500百万円および未払法人税等が157百万円 減少したことによるものであります。固定負債は5,416百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,159百万円増加 いたしました。これは主に長期借入金が846百万円およびリース債務が259百万円増加したことによるものであり ます。 この結果、負債合計は、11,604百万円となり、前連結会計年度末に比べ880百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は8,662百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,163百万円増加いたし ました。これは主に利益剰余金が1,028百万円および非支配株主持分が126百万円増加したことによるものであり ます。 この結果、自己資本比率は40.1%(前連結会計年度末は38.9%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ166百万円 減少し、当連結会計年度末には4,607百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は2,213百万円(前年同期は2,466百万円の収入)となりました。これは主に、 税金等調整前当期純利益2,269百万円、法人税等の支払額867百万円、減価償却費758百万円、売上債権の増加 340百万円及び仕入債務の増加294百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は2,110百万円(前年同期は767百万円の支出)となりました。これは主に、有 形固定資産の取得による支出2,023百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は269百万円(前年同期は974百万円の支出)となりました。これは主に、長期 借入による収入1,900百万円がありましたが、長期借入金の返済による支出907百万円、短期借入金の純減額 500百万円、配当金の支払額373百万円及びファイナンス・リース債務の返済による支出335百万円等によるも のであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 物流事業   32,659   11.08 その他   855   8.71 合計   33,515   11.02 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社クスリのアオキ   10,529   34.8   11,921   35.5 三菱食品株式会社及びそのグループ会社   3,858   12.7   3,927   11.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成においては、経営者による会計上の見積りを行っております。経営者による会計上の見積りは、過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、会計上の見積りには不確実性があるため、実際の結果と見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (営業収益) 前連結会計年度末に立ち上げた業務が通年稼働したことや、既存業務の拡大により、堅調に増収しております。また、新規拠点として「野田センター」、「金沢鞍月センター」、「富山SCMセンター」、「金沢海浜センター」、「三重低温センター」、「富谷DC」「常総DC」「芳賀DC」「伊勢崎DC」、「厚木猿ケ島センター」、「福島DC」、「小牧LC」、「岩槻センター」、「金沢TTC」を開設し、新規業務にて増収しております。この結果、営業収益は33,515百万円(前連結会計年度比11.0%増)となりました。 (営業原価、営業総利益) 新規業務稼働に伴うイニシャルコストの発生や燃料単価高騰による燃料費及び水道光熱費の上昇、物流の2024年問題や最低賃金上昇による人件費高騰等の影響に加え、東海SCMセンターの移転に伴う初期費用等の影響によって営業原価が増加したことで、営業原価は29,733百万円(同11.8%増)となりました。この結果、営業総利益は3,782百万円(同4.6%増)となりました。また、営業総利益率は11.2%(前連結会計年度は11.9%)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 管理スタッフの増員による労務費や新規立ち上げに伴う旅費交通費が増加した一方、昨年度発生した能登半島地震に関する義援金の減少等により、販売費及び一般管理費は1,477百万円(前連結会計年度比7.6%増)となりました。この結果、営業利益は2,304百万円(同2.7%増)となりました。 (営業外収益・営業外費用及び経常利益) 受取保険金38百万円、助成金収入17百万円等を計上したこと等により営業外収益は86百万円となりました。また、支払利息62百万円、貸倒引当金繰入額57百万円、シンジケートローン費用等3百万円等を計上したことにより営業外費用は125百万円となりました。この結果、経常利益は2,266百万円(同0.3%増)となりました。 (特別利益及び親会社株主に帰属する当期純利益) 投資有価証券売却益27百万円、固定資産売却益9百万円を計上したことにより特別利益は37百万円となりました。また、固定資産除却損15百万円、賃貸契約解約損18百万円を計上したことにより特別損失は34百万円となりました。法人税等を689百万円、非支配株主に帰属する当期純利益177百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は1,402百万円(同2.0%増)となりました。 また、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載の各指標等の達成・進捗状況については、以下のとおりであります。 経営指標   前連結会計年度 (2024年12月31日)   当連結会計年度 (2025年12月31日) 実 績   計 画   実 績 顧客数(社)   25   29   30 拠点数(拠点)   59   67   71 輸送力(台)   1,520   1,650   1,724 (注)1.顧客数は、年間の営業収益が1億円以上の取引先のみ記載しております。 2.拠点数は、既存の拠点を移転し、新たに11拠点開設したことにより、2025年12月31日現在71拠点となりました。 3.輸送力は、新規拠点開設に伴う自社車両の増加や新たな協力会社が増加した結果、2025年12月31日現在1,724台となりました。なお、総台数における自社車両台数は335台であります。 上記のとおり、当連結会計年度においては、順調に進捗しており、当社グループの中長期的な経営戦略は概ね計画どおりに進捗しているものと判断しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの事業活動における資金需要としては、事業運営を円滑に行うための費用や一般管理費等の営業費用として充当される運転資金と物流センター等の事業拠点の新設や車両の入替のために充当される設備資金があります。なお、当社グループの設備投資計画等の内容については「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。 また、これらの必要資金の財源については、いずれも原則として内部留保による手元資金の充当及び社債や銀行借入れ等の有利子負債により調達しております。なお、設備資金のための銀行借入については、株式会社三菱UFJ銀行をエージェントとするシンジケートローンを締結しており、当連結会計年度末における借入金実行残高は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結貸借対照表関係」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 貸借対照表関係」に記載しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」をご参照下さい。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針に関して 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照下さい。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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