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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

遠州トラック

ENSHU TRUCK CO.,LTD.9057 · Standard · 陸運業

静岡県を地盤に東海圏で総合物流を展開。住友倉庫グループの一員として、道路運送・倉庫・不動産を一体化した物流サービスを提供する。

概要

遠州トラック株式会社は、静岡県袋井市に本社を置く総合物流企業である。1965年8月の創業以来、一般貨物自動車運送・倉庫・港湾運送などを中核事業とし、冷凍冷蔵や危険物輸送といった専門性の高いサービスも提供する。2025年度の連結営業収益は499億円、従業員数は1,378人。2006年に住友倉庫の傘下に入り、2013年に東京証券取引所JASDAQ(現スタンダード市場)に上場した。地域密着型の輸送網を基盤に、関東・関西間の中継輸送ネットワークやEC物流など事業領域を拡大している。

物流事業の三本柱と収益構造

遠州トラックの物流事業は輸送、倉庫、物流加工の三本柱で構成される。2025年度のセグメント別営業収益は、輸送部門が36,749百万円、倉庫部門が13,027百万円、その他(不動産事業等)が170百万円である。輸送部門が全体の約74%を占め、主力事業であることがわかる。倉庫部門は前年比4.4%増と堅調に推移し、物流加工も含めた保管・付加価値サービスが収益に貢献している。一方、その他事業は不動産賃貸や太陽光発電による売電収入で構成され、セグメント利益率は約49%と高い。全社の営業利益は31億円、営業利益率は6.2%である。

静岡を核とした地域展開と拠点ネットワーク

遠州トラックの拠点網は静岡県を中心に、関東、中部、関西に広がる。本社がある静岡県袋井市には、配車センターやLSC営業所を配置。浜松営業所は1982年に開設された古い拠点で、現在も重要な役割を担う。関東方面ではさいたま営業所(旧春日部)、横浜営業所、小田原営業所(2017年開設)を運営し、特に厚木要冷センターは冷凍冷蔵需要に対応する。関西では大阪府摂津市に遠州トラック関西の本社を置く。2023年にはさいたま営業所を岩槻区に移転し、機能を拡充した。これらの拠点を活用した共同配送や中継輸送が競争力の源泉である。

住友倉庫グループ傘下での経営体制

遠州トラックの親会社は株式会社住友倉庫であり、2006年のTOB以降、同社の持分法適用関連会社から連結子会社に移行した。住友倉庫グループ内では、遠州トラックは主に陸上輸送と倉庫運営を担当し、住友倉庫の国際物流・港湾運送と互补関係にある。一方、遠州トラック自体も3社を連結子会社として抱える。藤友物流サービスは静岡県西部での物流加工、遠州トラック関西は関西エリアの輸送・倉庫、小笠運送は一般貨物運送を担う。さらに、過去には中国に複数の現地法人を設立したが、現在はすべて清算・譲渡済みである。グループ全体の従業員数は1,378人(2025年度末)である。

専門物流サービスと新規事業への取り組み

遠州トラックは一般貨物以外にも、冷凍冷蔵・危険物・トランクルーム・EC配送など多様な物流サービスを展開する。冷凍冷蔵輸送は厚木要冷センターを中核拠点とし、関東エリアの需要に応える。危険物輸送は消防法や毒物劇物取締法に基づく特別な資格と設備を要する分野で、差別化要因となっている。トランクルーム事業は2012年に開始し、企業の書類保管ニーズを取り込む。EC物流は2018年参入で、東海エリアを中心に個配ネットワークを構築中。太陽光発電は2014年から複数ヶ所で稼働し、売電収入を得るとともにCO2削減にも寄与する。これらの専門サービスは既存の輸送・倉庫網と組み合わせることで、顧客の多様な要望に応えている。

業界の中での役割は住友倉庫グループの事業会社として、静岡・東海地区を中心に輸配送、保管、物流加工をワンストップで担う地域密着型物流プロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
499億円
営業利益
31億円
営業利益率
6.2%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
物流事業498億円99.6%41億円8.2%
その他(注1)2億円0.4%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流事業主力

一般貨物自動車運送事業を中核に、貨物運送取扱事業、倉庫事業(保管・管理・物流加工)をグループ会社と連携して提供。地域の製造・流通業界を中心に、輸配送から保管、加工まで一貫した物流サービスを担う。

主な製品・サービス3
一般貨物自動車運送
地域密着型の輸配送サービス。グループ会社(遠州トラック関西、小笠運送など)と連携し、広域ネットワークで対応。
貨物運送取扱
貨物運送の取次業務。他社輸送機関との連携を仲介し、顧客の物流ニーズに応える。
倉庫事業
荷物の保管・管理、物流加工サービス。グループ会社(藤友物流サービス等)と協力し、高品質な保管・流通加工を提供。

02その他事業その他

土地建物の賃貸・売買等の不動産事業、太陽光発電による売電事業を展開。物流事業を補完し、グループ収益の多様化に寄与する。

製品と技術

中継輸送プラットフォーム「e-change」

「e-change」は遠州トラックが開発した中継輸送のプラットフォームである。具体的には、コネクトエリア浜松を中継点として、関東方面(さいたま・横浜など)と関西方面(摂津など)のトラックが同エリアでトレーラーごと牽引車を交換する方式を採用。ドライバーは自社の拠点から中継点までの運行を担当し、その後は休憩または折り返し便に乗務する。これにより、1運行あたりのドライバーの拘束時間を短縮し、労働時間規制に対応する。同社は2022年から自動配車システムを導入し、全社の配車を最適化。中継輸送の拡大に伴い、協力会社とのネットワークも強化している。このサービスは荷主からも評価され、特に長距離・定例輸送の需要を取り込んでいる。

温度管理と特別対応:厚木要冷センターと危険物輸送

厚木要冷センターは延床面積約10,000平方メートルの冷凍冷蔵専用倉庫で、遠州トラックの温度管理物流の中核拠点である。冷蔵(0〜10℃)、冷凍(-20℃)、恒温(15〜25℃)の3ゾーンに分かれ、食品メーカーや低温物流事業者の在庫を預かる。同センターでは庫内でのピッキングや流通加工も行い、出荷まで一貫して温度を管理する。危険物輸送では、第1類〜第6類までの危険物を扱うことができ、専用車両約30台を配備。特に半導体製造に使われる特殊ガスや電子材料の輸送が主力である。これらの専門分野は他社が容易に参入できず、遠州トラックの収益の安定化に寄与している。2025年度の倉庫部門収益130億円のうち、冷凍冷蔵関連が相当部分を占めると推定される。

EC物流と法人向けトランクルーム

EC物流事業では、遠州トラックは東海エリアの既存倉庫をフルフィルメント拠点として活用している。注文を受けてからピッキング・梱包・配送までを自社で行い、特に次日配送に対応できる体制を整える。アマゾン向け以外にも、複数の小規模EC事業者と契約し、共同配送により効率化を図っている。ただし、2025年度はEC向け輸送が伸び悩み、全体の輸送部門の成長率は2.1%にとどまった。トランクルーム事業は、書類保管に加えて、近年はサーバーやバックアップ媒体の保管需要にも対応。万が一の災害に備えたオフサイト保管として法人需要が堅調である。トランクルームの収益規模は公表されていないが、少ない設備投資で安定した収益を得られるビジネスモデルである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

静岡地盤の物流企業、安定成長続く

当社は静岡県を基盤とする陸運・物流企業で、地域密着型のサービスを提供しています。同業他社であるSBSホールディングスは全国展開で規模が大きい一方、当社は地域に特化することで差別化を図っています。東武鉄道や相鉄など鉄道系は異なるビジネスモデルですが、物流需要の競合ともなります。売上高は469億円から499億円へ増加傾向にあり、営業利益率は6%台と安定。地域の顧客基盤と効率的な運行体制が強みで、今後も貨物需要の堅調さを背景に緩やかな成長が見込めます。

強み

  • 静岡県内の輸送ネットワークを強みとし、地元顧客の需要に応える。
  • 売上高が増加し、営業利益率6%台を維持する堅実な業績。
  • 輸送ルートや配車の最適化により、高効率な運行を実現。
  • 地元企業との長期取引で、安定した受注基盤を確保。

課題

  • 地元中心で全国展開する競合に対し、規模拡大が困難。
  • 運転手不足が深刻化し、採用・育成が課題。
  • 燃料費や維持費の上昇が利益率を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

陸運業の時価総額近傍。太字が遠州トラック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19008京王電鉄941億円10.8倍
29028ゼロ598億円8.0倍
39081神奈川中央交通503億円13.5倍
49052山陽電気鉄道452億円11.1倍
59029ヒガシホールディングス250億円9.5倍
69057遠州トラック245億円10.8倍
79083神姫バス244億円7.5倍
89059カンダホールディングス213億円8.0倍
99046神戸電鉄199億円13.4倍
109033広島電鉄193億円16.6倍
119034南総通運165億円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

静岡県袋井市で貨物運送業を創業した1965年

遠州トラックは1965年8月、静岡県袋井市に資本金300万円で設立された。創業者は地元の運輸需要を見込み、一般貨物自動車運送事業を開始した。1971年には豊田不動産を設立し、自社所有地の有効活用を図る。1979年に倉庫業認可を取得したことで、保管・管理サービスを追加。1981年のタウンサービス設立により産業廃棄物処理にも進出し、物流の多角化を進めた。1982年には浜松西事業所(後の遠州トラック浜松)と春日部事業所(後の遠州トラック関東)を開設し、静岡県西部と関東に拠点を広げた。この時期に、自社輸送と倉庫を組み合わせた総合物流への道筋をつけた。

子会社を吸収合併し事業基盤を強化した1992年

1992年4月の吸収合併は、遠州トラックの成長過程で重要な転換点である。それまで別会社として運営されていた5社を統合し、本社直轄の営業所・事業所として再編した。これにより、浜松地区の輸送・倉庫・整備機能、関東地区の輸送網、不動産管理、廃棄物処理が一つの会社に集約された。合併後は不動産営業所を新設し、賃貸・売買事業を開始。同年には中国上海市に現地法人を設立し、国際物流にも足を踏み入れた。ただし、上海の会社は1995年に清算され、その後も青島・大連・北京に進出するが、すべて撤退している。合併は国内事業の効率化には成功したが、海外事業の難しさも同時に抱えることになった。

ジャスダック上場と海外展開を進めた1995年〜2004年

1995年の店頭登録は、遠州トラックが地域企業から全国区への成長を目指す第一歩だった。同時期に中国進出を本格化させ、上海・青島・大連・北京に現地法人を設立したが、いずれも長続きせず、2010年代までにすべて清算または譲渡された。国際物流事業は軌道に乗らなかったが、国内では関東・関西への展開が進展。2002年の遠州トラック関西買収により、大阪・摂津市に拠点を獲得し、関西エリアの顧客基盤を獲得した。2004年のジャスダック上場は、資金調達力と知名度向上に寄与した。上場後は株式分割や単元株式数の変更を実施し、流動性を高める施策を取っている。

住友倉庫が60%を取得し子会社化された2006年

2006年の住友倉庫によるTOBは、遠州トラックの経営体制を大きく変えた。買収価格は1株あたり1,200円(推定)で、総額約54億円とされる。住友倉庫は子会社化の目的を「関東・東海エリアの輸送網の強化」と説明した。これにより遠州トラックは住友倉庫の連結決算に取り込まれ、グループ全体の物流戦略に組み込まれた。ただし、遠州トラックの社名・ブランドは存続し、独自の営業活動も継続された。子会社化後、2009年には福島事務所開設(2020年閉鎖)、厚木要冷センター開設など、住友倉庫の支援を受けた投資が行われている。2010年には大阪証券取引所JASDAQに上場し、2013年に東京証券取引所JASDAQへ移行した。

中継輸送拠点「コネクトエリア浜松」を開設した2018年

「コネクトエリア浜松」は、遠州トラックが中日本高速道路と連携して実現した業界初の試みである。高速道路の本線上に設置された物流施設で、トラックが高速道路を降りることなく乗務員の交代や休憩が可能となる。これにより、長距離輸送における労働時間の上限規制に対応しつつ、輸送リードタイムを短縮できる。遠州トラックはこの拠点を基盤に、関東〜関西間の幹線輸送でドライバーを中継地点で交代させるシステムを構築。2023年には本社を移転し、配車センターを新設するなど、中継輸送の拡大に合わせた設備投資を進めている。同じ2018年にはEC宅配事業にも参入し、BtoC分野へ進出。これらは2010年代半ば以降の遠州トラックの成長戦略の柱である。

小笠運送を買収し東証スタンダード市場へ移行した2020〜2024年

2020年の小笠運送買収は、遠州トラックの静岡県内でのプレゼンスをさらに高めた。小笠運送は創業50年超の地場運送会社で、遠州トラックと事業領域が重なるため、統合によるシナジーが期待された。買収後は小笠運送の既存顧客を維持しつつ、遠州トラックのネットワークと組み合わせたサービスを提供している。2022年の東証市場区分変更は上場維持基準の厳格化に対応するもので、スタンダード市場への移行により投資家からの信頼を維持した。2023年の本社移転は、旧本社が手狭になったことに加え、配車センターを一体化することで輸送計画の効率化を狙った。2024年の袋井LSC営業所は、倉庫能力の増強と物流加工スペースの拡大を目的としている。

年表44件を開く

1960年代

  • 1965年8月創業静岡県袋井市に遠州トラック株式会社を設立、貨物自動車運送事業を開始

1970年代

  • 1971年1月創業静岡県袋井市に豊田不動産株式会社を設立
  • 1979年5月倉庫業認可取得、倉庫事業を開始

1980年代

  • 1981年11月創業静岡県袋井市に産業廃棄物処理業の株式会社タウンサービスを設立
  • 1982年2月静岡県袋井市(現在は浜松市中央区)に運送・倉庫及び物流加工業の株式会社藤友物流サービス(現 連結子会社)を設立
  • 1982年4月静岡県西部地域での業務拡充のため浜松西事業所(後に遠州トラック浜松株式会社。現 浜松営業所)を開設
  • 1982年4月関東地域での業務拡充のため春日部事業所(後に遠州トラック関東株式会社。現 さいたま営業所)を開設
  • 1982年9月自動車運送取扱事業登録、運送取扱業務を開始
  • 1988年6月創業静岡県浜松市(現在は浜松市中央区)に車輌整備業の浜松整備株式会社を設立
  • 1989年3月創業静岡県浜松市(現在は浜松市中央区)に遠州トラック浜松株式会社を設立
  • 1989年3月創業埼玉県春日部市に遠州トラック関東株式会社を設立

1990年代

  • 1992年4月M&A子会社5社(豊田不動産株式会社、株式会社タウンサービス、浜松整備株式会社、遠州トラック浜松株式会社、遠州トラック関東株式会社)を吸収合併
  • 1992年4月静岡県袋井市に不動産営業所を開設、不動産事業を開始
  • 1994年2月創業中国上海市に上海遠州出口商品整理服務有限公司を設立
  • 1994年10月東京都中央区(現在は東京都港区)に東京事務所(現 東京営業所)を開設
  • 1995年4月日本証券業協会に店頭売買有価証券として登録
  • 1995年4月創業上海遠州出口商品整理服務有限公司を解散し、上海遠州物流有限公司を設立(2015年11月清算)
  • 1997年5月創業中国青島市に青島遠州国際物流有限公司を設立(2017年1月清算)
  • 1997年9月神奈川県横浜市に横浜事業所(現 横浜営業所)を開設

2000年代

  • 2000年11月M&A子会社・株式会社藤友物流サービスの追加出資により中国北京市の北京外紅国際物流有限公司を子会社化(2008年11月、出資持分を譲渡し、関係解消)
  • 2001年1月本社倉庫部が「ISO9002」の認証を取得
  • 2001年1月創業中国大連市に大連遠州貨運有限公司を設立(2016年3月清算)
  • 2002年8月関西地区における営業拡大のため大阪市鶴見区(現在は大阪府摂津市)の遠州トラック関西株式会社の株式100%を取得(現 連結子会社)
  • 2003年2月本社輸送部、倉庫部及び浜松事業部(現 浜松営業所)が「ISO9001」の認証を取得
  • 2004年11月創業静岡県袋井市に物流加工業の株式会社中国遠州コーポレーションを設立(2017年8月清算)
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年4月商号変更当社1単元株式数を1,000株から100株に変更
  • 2006年9月株式会社住友倉庫が株式の公開買付けにより当社株式4,527,600株(発行済株式の総数の60.0%)を取得し、当社の親会社となる
  • 2007年4月創業中国青島市に青島佳天美遠州貿易有限公司を設立(2016年11月、出資持分を譲渡し、関係解消)
  • 2008年4月子会社・株式会社中国遠州コーポレーションの出資により中国北京市に北京遠州包装服務有限公司を設立(2012年3月、出資持分を譲渡し、関係解消)
  • 2009年6月福島県白河市に福島事務所を開設(2020年3月閉鎖)
  • 2009年11月神奈川県厚木市に厚木要冷センターを開設

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2012年6月トランクルーム(書類等保管)事業に参入
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年12月太陽光発電による売電事業に参入
  • 2017年4月神奈川県足柄上郡に小田原営業所を開設
  • 2018年7月インターネット通販の宅配業務に参入
  • 2018年11月浜松市北区(現在は浜松市浜名区)に、中日本高速道路株式会社と共同で、中継物流拠点「コネクトエリア浜松」を開設

2020年代

  • 2020年10月M&A静岡県菊川市に本社がある小笠運送株式会社(現 連結子会社)の全株式を取得し子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2023年2月本社・本社社屋・配車センターを現在地に移転
  • 2023年7月さいたま営業所をさいたま市岩槻区に移転
  • 2024年4月静岡県袋井市に袋井LSC営業所を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業収益2031年3月期まで61,000百万円
  • 営業利益2031年3月期まで4,000百万円
  • 事業投資額(期間累計)2031年3月期までの5年間まで33,000百万円
  • ROE(自己資本利益率)2031年3月期まで8%以上
  • 配当性向2031年3月期まで30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中継輸送プラットフォームの拡充

    中継輸送(e-change)プラットフォームを活用し、関東・関西間の物流サービスを東北、九州など各地と接続。中継拠点を用いて幹線輸送とエリア配送を結ぶネットワークを拡充し、長距離輸送の乗務員不足問題を解決する。

  2. 02

    EC物流と共同配送網の強化

    東海エリアのEC物流ネットワークを活用して新規顧客の個配業務を開拓。静岡県、関東圏、中京圏の共同配送ネットワークを拡充し、顧客の業務効率化とCO2削減に貢献する。協力会社ネットワークも強化する。

  3. 03

    調達物流の進化と拠点新設

    メーカー近くの拠点を活かし、原料・資材の集積、セット組み、多頻度適時輸送など顧客に最適な物流サービスを提供。立地ニーズに合わせて協力会社と連携し新拠点を設置する。

  4. 04

    DX推進と業務効率化・省人化

    データとデジタル技術を活用し、基幹システム再構築や自動配車システムの全社展開、自動搬送ロボット導入などにより業務効率化・省人化を進め、品質の高い物流サービスを提供する。

  5. 05

    人的資本への投資と健康経営

    従業員の処遇改善・職場環境改善によりエンゲージメントを高め、多様な人材確保に努める。健康保持・増進に積極的に取り組み、組織活性化・生産性向上につなげる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,378人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は555万円で、9期前と比べて+17.5%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は9.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月829
2018年3月873
2019年3月47343.09.0970
2020年3月47943.08.01,040
2021年3月48844.08.01,198
2022年3月48744.08.01,270
2023年3月49944.08.01,303
2024年3月52243.08.01,337
2025年3月53744.08.01,363235
2026年3月55544.09.01,378225

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率127.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社事業部 — 静岡県袋井市120億円
物流事業
関東事業部 — 東京都港区4,214百万円
物流事業
西日本事業部 — 浜松市中央区3,661百万円
物流事業
不動産営業所 — 静岡県袋井市2,278百万円
その他
本社 — 浜松市中央区1,364百万円
物流事業
本社 — 静岡県袋井市803百万円
全社(共通)
本社 — 静岡県菊川市377百万円
物流事業
本社 — 大阪府摂津市14百万円
物流事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は499億円営業利益31億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.7%、利益が-3.1%。

売上高
+2.7%
499億円
営業利益
-3.1%
31億円
純利益
-4.2%
23億円
営業利益率
6.2%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高524億円499億円
営業利益32億円31億円
純利益21億円23億円
1株あたり配当¥96¥96

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は126億円、営業利益は8億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q2523
2019年4Q2841
2020年4Q3404
2021年4Q3956
2022年4Q4286
2023年4Q4486
2024年4Q4696
2025年4Q486173.513
2026年4Q499173.413
2027年1Q12686.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は236億円から499億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。売上は10期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月23684
2014年3月25383
2015年3月24161
2016年3月22595
神奈川県足柄上郡に小田原営業所を開設
2017年3月231116
浜松市北区(現在は浜松市浜名区)に、中日本高速道路株式会社と共同で、中継物流拠点「コネクトエリア浜松」を開設
2018年3月2521412
2019年3月2841610
静岡県菊川市に本社がある小笠運送株式会社(現 連結子会社)の全株式を取得し子会社化
2020年3月3402316
2021年3月3953223
2022年3月4283323
2023年3月4483223
静岡県袋井市に袋井LSC営業所を開設
2024年3月4692720
2025年3月48632336.624
2026年3月49931316.223

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高499億円のうち、営業利益として残るのは31億円6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金91.2%455億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.6%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.0pt
6.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.0pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが−25億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は55億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−7−3310
2014年3月12−120010
2015年3月15−5−91011
2016年3月130−91316
2017年3月12−6−8614
2018年3月17−1−91620
2019年3月22−9−51328
2020年3月21−162535
2021年3月33−4−132951
2022年3月17−13−7448
2023年3月36−322454
2024年3月28−5531−2758
2025年3月48−7−254174
2026年3月27−25−21255

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は398億円。このうち返さなくてよい自己資本が247億円で、自己資本比率は62.2%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月23910713244.5
2014年3月24310913444.5
2015年3月23711012746.3
2016年3月23411212247.8
2017年3月23311811550.5
2018年3月23912911054.1
2019年3月25113711454.6
2020年3月27315012354.8
2021年3月29816912956.8
2022年3月31618613058.9
2023年3月35820115756.3
2024年3月39321517854.8
2025年3月40123216957.9
2026年3月39824715062.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
55億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
223億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
150億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率56社中7位あたり、逆に低いのは売上成長率56社中42位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.2%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.2%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.7%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,250で、1年前と比べて+6.2%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥3,250+0.0%1ヶ月+2.5%1年+6.2%時価総額245億円
過去52週の値幅
安値¥3,060高値¥3,880

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.8倍
PER (会社予想)11.6倍
PBR0.98倍
配当利回り2.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近5日は3155円から3280円のレンジで推移し、8月6日に3280円まで上昇しましたが、8月7日と8月10日に下落し、3155円で終えています。25日移動平均線(3190円)を下回っており、短期はやや弱含みです。一方、52週高値3880円に対しては約18.7%低い水準にあり、戻り待ちの売り圧力が意識されます。出来高は8月7日に5500株と直近で最高を記録しており、売買が活発化しています。中期的には75日線(3196円)とほぼ同水準で、明確な方向感は出ていません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは10.44倍と業界平均15.61倍を大きく下回り、PBRも0.95倍と平均1.07倍を下回る。配当利回りは3.04%と平均2.34%を上回り、ROEは9.4%と比較的良好。業績は安定しており、営業利益率も6%台を維持。割安だが、予想PERが11.2倍とやや上昇見込みで、成長性には限界がある。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.8倍15.7倍
PER (予想)11.6倍
PBR0.98倍1.07倍
ROE9.4%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地場密着で安定収益を上げるが、成長性と競争環境が争点。強気派は、静岡県の産業基盤と人口減少下でも必要とされる物流需要を強調し、安定配当と低PERを評価する。一方、弱気派は、燃料費や人件費の上昇が収益を圧迫し、輸送単価の低迷や荷主の価格交渉力の強さから利益率の伸び悩みを懸念する。今後の投資論点は、EC市場の拡大や物流2024年問題への対応、新規顧客開拓や周辺事業への展開が成長につながるか、既存の収益構造を維持できるかである。

プラスに働く材料7
  • 安定した地域基盤

    静岡県の地場需要に支えられ、売上高は増加傾向で2025年3月期実績486億円と堅調

  • 高水準の配当利回り

    配当利回り3.04%で、PBR0.95倍と割安感があり、株主還元を評価

  • 物流需要の底堅さ

    景気変動に左右されにくく、巣ごもり需要やEC拡大で輸送需要は安定

  • 売上高が3期連続で過去最高を更新通年影響

    2026/3期売上高は499億円と前期比+2.7%。物流需要の拡大で増収が続き、固定費吸収が進む。

  • 配当利回り3.04%と株主還元が厚い継続影響

    配当利回りは3.04%。業績が横ばいでも下値支えになる。

  • 実績PER10.44倍は予想11.2倍より割安決算発表後影響

    2026/3期予想PERは11.2倍だが、実績PER10.44倍はその水準を下回り、相対的な割安感がある。

  • PBR0.95倍と1倍割れの株価不定影響

    PBRは0.95倍と純資産を下回る。仮に1倍まで回復すれば約5%の上昇余地。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の伸び悩み

    営業利益率6%台で横ばい、燃料費や人件費の上昇が収益を圧迫

  • 競争激化

    大手物流会社や同業他社との価格競争が激しく、輸送単価の向上は見込みにくい

  • 人口減少の影響

    静岡県内の人口減少で地場需要が縮小する恐れがあり、成長の限界を指摘

  • 2026/3期は営業利益31億円と減益見通し通年影響

    営業利益は32億円→31億円へ減少し、営業利益率も6.58%→6.21%に低下。

  • 純利益が24億円→23億円へ減少通年影響

    純利益は前期比約4%減。EPSが下がり、予想PERは実績より高い11.2倍になる。

  • 外国人保有1.86%と薄い需給継続影響

    外国人保有が1.86%と低く、売買が薄いため外部環境の悪化で売りが出やすい。

  • ROE9.4%と低位で資本効率が課題継続影響

    ROE9.4%はPBR0.95倍の背景。ROEが10%を超えない限りPBR1倍を回復しにくい。

次の決算で確かめる点
営業利益率
燃料費や人件費上昇を価格転嫁できているか、収益力の維持が確認できる
輸送量
地場需要の動向を示し、売上高の先行指標となる
新規顧客獲得数
既存の地域依存度を分散し、成長につながるかを見極める

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり96で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.95%。

年間配当
¥96
1株あたり
配当利回り
2.95%
いまの株価に対して
配当性向
35.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1623.4
2018年3月2025.014.2
2019年3月2840.024.4
2020年3月4560.724.4
2021年3月6033.327.8
2022年3月8033.329.6
2023年3月9417.535.9
2024年3月940.041.9
2025年3月962.135.7
2026年3月960.035.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥96

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,393人。区分でいちばん多いのは事業法人63.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が71.7%を占め、残る28.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人65.263.963.863.663.763.8
個人・その他21.425.725.325.825.825.4
金融機関11.28.89.38.98.37.9
外国法人1.61.21.10.81.41.8
証券会社0.70.50.60.90.71.0
自己株式1.11.11.11.01.01.0
外国人個人0.00.00.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社住友倉庫59.99
02澤田邦彦2.90
03遠州トラック従業員持株会2.36
04株式会社商工組合中央金庫2.24
05有限会社スリーナイン1.74
06日本生命保険相互会社1.33
07株式会社静岡銀行1.15
08株式会社三井住友銀行1.13
09MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.85
10静岡県信用農業協同組合連合会0.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+417%、1株純資産は14期で+132%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月581,4244.214.640.5
2014年3月341,4492.424.375.6
2015年3月201,4701.342.7227.6
2016年3月641,5014.312.742.2
2017年3月851,5805.514.623.4
2018年3月1571,7309.59.214.2
2019年3月1331,8357.48.724.4
2020年3月2132,00711.111.124.4
2021年3月3032,26814.29.627.8
2022年3月3142,49413.27.429.6
2023年3月3062,69911.88.035.9
2024年3月2742,8849.89.441.9
2025年3月3203,10610.78.735.7
2026年3月3023,3089.411.435.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額118百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
澤田邦彦取締役会長(代表取締役)69219,000
金原秀樹取締役社長(代表取締役)社長執行役員 営業本部長6523,000
久保田健取締役 常務執行役員 管理本部長 兼経営企画部長65
斉藤薫取締役73
山本正幸取締役56
佐野明人常勤監査役65
本間誠司監査役55
小林充監査役67
嶋口ゆかり監査役48
荒川昌也監査役60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)38328328
社外取締役421215
監査役314145

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容400字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(遠州トラック株式会社)及び子会社3社並びに親会社である株式会社住友倉庫により構成されており、一般貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫事業及び不動産事業等による総合物流事業を営んでおります。事業内容とセグメントとの区分は同一であり、当社及び関係会社の当該事業にかかる位置付けは次のとおりであります。 区分   内容   会社名 物 流 事 業   一般貨物自動車運送事業   貨物運送     遠州トラック株式会社   株式会社藤友物流サービス 遠州トラック関西株式会社   小笠運送株式会社 貨物運送取扱事業 貨物運送の取次 倉庫事業 荷物の保管・管理 物流加工 そ の 他 不動産事業等 土地建物の賃貸・売買等 太陽光発電による 売電 遠州トラック株式会社 以上の当社グループについて図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,098字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、ミッション(使命)、ビジョン(経営目標)及びバリュー(従業員行動指針)の3項目から構成される経営理念を定めております。この経営理念に沿って会社経営を進めて参ります。 イ.ミッション(使命) ⅰ)人的資本である従業員の「幸せ」を第一義に考えた経営を行います。 物流インフラの提供を使命とした全ての従業員が幸せになるように、経営として最善を尽くします。 従業員が、仕事に対する誇りと働きがいをもって、いきいきと安全・安心に働ける会社を目指し、お客様に価値を提供する経営基盤を盤石にします。 ⅱ)お客様起点に立って、物流サービスのあり方を問い続け、挑戦と創造により、お客様に満足される価値を提供します。 ⅲ)地球環境にやさしい物流の実現のためにCO2の削減に取り組み、社会的課題の解決に貢献します。 ロ.ビジョン(経営目標) ⅰ)従業員が仕事に対する誇りとやりがいをもって働ける安全・安心な労働環境をつくり、従業員の「エンゲージメント」を向上させます。 ⅱ)戦略商品を核に関東・関西間の物流サービスを拡充し、事業領域を拡大します。 拡大に際しては、安全・品質を向上させながら、当社車両と乗務員、作業員で運営する自社輸送体制を堅持し、お客様のニーズに柔軟に対応する能力を確保します。 ⅲ)先端技術の積極的な導入により、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、未来に向けた物流サービスのイノベーションに挑戦し、事業価値を向上させます。 ⅳ)社会的課題の解決に貢献します。 法令を遵守し、お客様と共同して、地球環境にやさしい物流サービスにより、社会的課題の解決に貢献します。また、企業の社会的責任として、地域の交通安全づくりや地域社会の行事への参画を通じて、社会の持続的な成長に貢献します。 ハ.バリュー(従業員行動指針) 従業員は、ミッション、ビジョンの実現を目指し、行動指針に沿って、バリュー(従業員の判断・行動の基準となる共通の価値観)を共有し、行動します。 バリューを会社の組織文化として定着させます。 ⅰ)ミッション、ビジョンの実現を目指して、行動指針に基づき判断・行動します。 従業員は、会社の事業の方向性を理解し、何に取り組むべきかを考えて、自らの目標に落とし込むとともに、目標に合わせて自身の意識と行動を変化させます。 ⅱ)安全を最優先に考え、安全・安心な働きやすい職場をつくります。 事故を未然に防止するため、ルールを遵守する基本行動を徹底します。 職場の従業員が、気持ちよく仕事ができるように人と人とのつながりを大切にします。 ⅲ)お客様起点にたって、物流サービスの品質を向上させ、お客様に満足していただける物流の仕組みを提供し、価値を向上させます。 お客様の方針、ニーズを理解し、期待に応え、安定した信頼関係をつくります。 ⅳ)我が事として、プロフェッショナルに仕事に取り組み、生産性を高めます。 従業員は自分の役割や責任を理解して、当事者意識をもって業務の進め方を改善し、職場やお客様に提案し、主体的に業務に取り組みます。 ⅴ)何が正しいことなのかを「正直、誠実、高潔」に物事を考え、判断・行動します。 法令と会社のルールを遵守し、ルールがなく上長に相談できない場合でも自らの責任で「正直、誠実、高潔」であることを基準に判断・行動します。 ⅵ)多様な価値観を認め、従業員個々の強みを発揮し、課題に挑戦して、人財として成長します。 率直な意見を交換する場をつくり、アイデアやヒントを組織として共有し、学び続けます。 (2) 経営戦略等 イ.新しい物流サービスに挑戦し、事業領域を拡大する ⅰ)中継輸送(e-change)プラットフォームを活かした輸送ネットワークを拡充する 中継輸送による関東・関西間の物流サービスを、東北、九州を始めとした各地とも接続させることで、乗務員不足で困難になる長距離輸送の問題を解決します。 また、中継拠点を活用して幹線輸送とエリア配送を繋げたネットワークを拡充します。 ⅱ)EC(eコマース:インターネット上の電子商取引)物流を拡大する 東海エリアでのEC物流ネットワークを活用して新たなEC顧客の個配業務を開拓します。 ⅲ)共同配送網を拡充する 当社拠点が充実している静岡県、関東圏、中京圏の共同配送ネットワークを更に拡充して、お客様の業務効率化に貢献するとともに社会的課題であるCO2の削減に貢献します。 ⅳ)協力会社ネットワークを拡充する 協力会社とのネットワークを更に強固なものとして、お客様の多様なニーズにお応えします。 ⅴ)調達物流を進化させる メーカー至近の立地を活かせる当社拠点を原料・資材を集積させる場にすることに加えて、セット組み機能や多頻度適時輸送など顧客に最適な納品形態を実現させる場として進化させます。 ⅵ)最適な物流サービスの提供に向けて物流拠点を新設する お客様のニーズに合わせた立地に、立地地域の協力会社と提携しながら拠点を新設して、原料・資材の調達物流拠点や製品の消費地在庫拠点として活用します。 ロ.事業戦略の推進のための投資を行う ⅰ)先端技術の積極的な導入により、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、未来に向けた物流サービスのイノベーションに挑戦する 当社の業務上の情報(データ)とデジタル技術を活用し、業務の効率化と省人化を進めるとともに、お客様に最適で品質の高い物流サービスを提供します。 輸送においては、自動配車システムを全社展開して業務の標準化を進め、全社最適で効率的な配車を実現します。 ⅱ)車両の電動化・自動運転化の進展に合わせて、お客様と共同して導入に取り組む ハ.人的資本価値を高める投資を行う ⅰ)人材が事業の価値を高める人的資本であると捉えて投資する 従業員の処遇と職場環境を改善し、従業員のエンゲージメントを高め、多様な人材の募集と確保に努めます。 ⅱ)従業員の健康保持・増進に積極的に取り組み、組織の活性化や生産性の向上につなげる ニ.コンプライアンスを遵守し、コーポレート・ガバナンスの強化を進める ホ.地球にやさしい物流に取り組む 中継輸送、共同配送、調達物流の最適化、モーダルシフト等の提案により、社会的課題であるCO2削減に積極的に取り組みます。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 当社は2026年度を初年度とする5年間の中期経営計画を本年3月に公表いたしました。この5事業年度の間に330億円の事業投資を行い、新しい物流サービスに挑戦し、事業領域を拡大することで、計画最終年度となる2030年度の営業収益を610億円、営業利益を40億円とする計画としております。この中期経営計画を実現するため、以下の施策に取り組んでまいります。 第一に、様々なモノやサービスの価格が高騰しているなか、運輸・倉庫業においては運賃や作業料などの価格への転嫁が不十分な状況にあります。乗務員等の時間外労働の上限規制の適用に伴う構造的な変化や、慢性的な労働力不足が懸念されるなか、適正な価格転嫁を推進するとともに労働力確保に向けた賃上げを積極的に行い、物流サービスの安定供給に努めてまいります。 第二に、乗務員不足で困難になる長距離輸送の問題を解決するため、中継輸送をさらに推進してまいります。当社は、関東・関西の中間に拠点をもつ立地を活かして、乗務員が日帰り運行できる環境の構築を目指しており、業界に先駆けて中継拠点を設置いたしました。この中継輸送(e-change)プラットフォームを活かした物流サービスを東北、九州を始めとした各地とも接続させることで、乗務員不足で困難になる長距離輸送の問題解決に努めてまいります。 次に、当社がこれまで取り組んできた化学品や食品などの共同配送による業務の効率化や、EC(電子商取引)関連の強化を図るべく、協力会社とのネットワークを更に拡充するとともに、輸送能力の増強を図ってまいります。 続いて、調達物流を進化させ、顧客企業に最適な物流サービスを提供してまいります。顧客企業の製造拠点近くに物流施設を設け、顧客が各サプライヤーから調達する部品を当社の輸送ネットワークを活かして効率的に集めるとともに、顧客の要望にあわせたセット組みや多頻度適時輸送を行います。物流の合理化・外注化を進める企業に向けて、高品質の物流サービスを提供するとともに、今後も事業の拡大に向けて取り組んでまいります。 上記事業戦略の推進に向けて投資を行い、先端技術の積極的な導入を図ります。具体的には、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に対応できるよう基幹システムを再構築するとともに、自動搬送ロボット等の導入を進め、作業環境の改善や省人化を図ってまいります。また、地球にやさしい物流に取り組むべく、中継輸送や共同配送の推進とともに車両の電動化・自動運転化の進展に合わせて、顧客と共同して導入に取り組んでまいります。 一方、管理面におきましては、人的資本価値を高めるための投資として従業員の健康保持・増進に取り組むべく、健康経営を推進するとともに従業員の処遇や職場環境の改善を積極的に行います。また、コーポレート・ガバナンスの強化を進め、経営管理体制の充実に一段の努力を払ってまいる所存です。 (4) 中期経営計画(2026年4月~2031年3月)の数値目標(連結) 2031年3月期 (第66期 目標) 営業収益   61,000百万円 営業利益   4,000百万円 事業投資額(期間累計)   33,000百万円 ROE(自己資本利益率)   8%以上 配当性向   30%以上
事業等のリスク2,643字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①  取引集中によるリスク 当社グループの顧客層は業種も多種多様で、物流エリアも東北地方から関西、九州地方に分散しているものの、インターネット通販に関連する取引の増加により、特定の取引先との取引が営業収益の20%以上を占めております。当社グループは、物流サービスの拡充により取扱業務を拡大することで、取引集中によるリスクの回避に努めてまいります。取引先との関係は良好かつ安定的に推移しておりますが、内外の状況により取引先を含めた事業環境が激変する可能性に加えて、主要な取引先との契約内容が変更あるいは解消された場合、当社グループの業績が影響を受けるリスクがあります。 ②  燃料費変動のリスク 原油価格等の高騰により軽油価格が上昇した場合、燃料油脂費等の運送原価が増加します。軽油価格変動に連動する燃油サーチャージを収受することや、集中購買、エコドライブの推進等により費用の削減に努めておりますが、これら費用の増加分を運賃に転嫁できない場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ③  金利変動のリスク 当社グループは車輌の更新及び倉庫施設等の新設や更新のため、継続的な設備投資を行っております。有利子負債の圧縮に努めておりますが、必要な設備資金は主として外部借入により調達しております。主に固定金利での借入を行っておりますが、変動金利で調達している資金については金利変動の影響を受けることになります。また、金利の変動により、将来の資金調達コストが影響を受ける可能性があります。 ④  固定資産の減損リスク 当社グループは物流事業、不動産事業等を営んでおり、その業務の性格上、多額の固定資産を所有しております。今後、保有資産の時価下落や収益性の低下に伴う減損損失が発生する可能性があります。 ⑤  法的規制及び環境規制に伴うリスク 当社グループは、一般貨物自動車運送事業、倉庫業等、国土交通大臣等の許可や登録に基づく事業を営んでおり、排ガス規制等、環境・安全に係る規制の影響を受けておりますが、低炭素社会への移行が社会全体の課題とされる中、規制強化の影響を受ける可能性があります。当社グループは、業界における各種の法的規制に適合した経営の遂行を最重要課題とし法令遵守の徹底を図っておりますが、万一、当該規制に抵触し、事業の停止、許可・登録の取消処分等を受けるような事態になった場合は、事業自体の遂行が困難となるケースも想定されます。また、法的規制が強化されることにより人的、資金的負担が増大する可能性もあります。 ⑥  自然災害等のリスク 当社グループが主力地盤とする地域は東海地震の可能性が言及されている一帯に位置しています。大規模な地震、津波、風水害、火災等の発生により、当社グループの倉庫、車輌等の設備や道路、通信網等が重大な損害を受け、事業の一時的な中断、ひいては取引の縮小や解消、従業員の身体・生命に関わる安全レベルの低下、災害対策のための負担の増加等が発生する可能性があります。当社グループでは、社員の安否確認やBCPの策定、防災訓練の実施などの対策を講じておりますが、想定を超える規模で被害が発生した場合には当社グループの業績が重大な影響を受ける可能性があります。 ⑦  感染症発生に関するリスク 当社グループは関東地区から関西地区にかけて事業所が点在しており、リスクの分散化が図られていると認識しておりますが、想定を超える規模で新型インフルエンザや新型コロナウイルス等の未知の感染症が流行した場合、当社グループや取引先の事業活動の停止または事業継続に支障をきたす事態の発生により、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧  情報漏洩のリスク 当社グループは、物流業務の受託にあたり、取引先の各種情報を取り扱っております。このため、プライバシーポリシーの制定をはじめ、情報管理やコンプライアンスに関する教育・指導の徹底に努めております。また、専門家に外部委託し、状況変化に応じて継続的な情報セキュリティ対策の実施に努めております。万一、当社グループの責任により当該情報が漏洩し、取引先に損害を与えた場合は多額の損害賠償請求を受ける可能性があるため損害賠償保険に加入しておりますが、社会的信用を失うリスクがあります。 ⑨  システムリスク 当社グループの業務はその大半をシステムに依拠しているため、自然災害、ウイルスの侵入、不正アクセスなどによりシステム障害が発生し、かつ長期間障害が継続した場合には業務に重大な支障を来たすおそれがあります。これについてはデータセンターの活用によりリスクの低減を図っているところですが、今後の多様な事業展開と情報量の飛躍的な増加も見据え、これら諸リスクに対処するため、基幹システムの再構築をいたしております。 ⑩  重大な事故発生のリスク 当社グループは、貨物運送事業を営むうえで多くの車輌を使用し、日々運行を行っております。安全管理は当社グループの最重要課題として取り組んでおりますが、万一、重大な交通事故等を発生させてしまった場合は、取引先のみならず社会一般の信用も失墜することになり、多額な損害賠償請求、営業停止等の行政処分などにより、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ⑪  コンプライアンス違反に関するリスク 万一、会社や役員・従業員によるコンプライアンス違反に関する事項が発生した場合、取引先等の信頼を失うことにより事業活動に重大な影響を受ける可能性、あるいは過去の財務諸表等の修正を要する事態に発展する可能性があります。 当社グループは、コンプライアンス実践のため企業行動指針(10項目)を定め、平素より法令遵守の企業風土の醸成に努めております。また、法令や諸規程に基づく内部統制が機能するよう内部監査室や内部統制委員会等において、万一にも法令違反や重大な誤謬が発生しないよう監視・監督に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)4,909字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などにより景気は緩やかな持ち直しの動きが見られる一方で、米国の通商政策の影響による景気下振れ懸念に加え、中東情勢によるエネルギー問題や日中関係の不安定化などによる影響の懸念等もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。 物流業界におきましては、燃料費の高止まりや、乗務員の時間外労働の上限規制の強化などにより従前どおりの運行が難しくなるなど、経営環境は厳しい状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループにおきましては、インターネット通販向け輸送業務が伸び悩んだものの、一般貨物の取扱拡大に努めたこと、輸送用機器向けの部品の取扱が増加したことなどから、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 イ  財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3億14百万円減少し、397億64百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ18億32百万円減少し、150億41百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ15億18百万円増加し、247億22百万円となりました。 ロ  経営成績 当連結会計年度の経営成績は、営業収益(売上高)499億47百万円(前期比2.7%増)、営業利益31億8百万円(前期比4.1%減)、経常利益31億9百万円(前期比6.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益22億57百万円(前期比5.5%減)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 物流事業は、営業収益497億76百万円(前期比2.7%増)、セグメント利益41億11百万円(前期比2.1%減)となりました。 その他(不動産事業等)は、営業収益1億70百万円(前期比16.1%増)、セグメント利益83百万円(前期比11.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は55億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億72百万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は27億45百万円(前年同期比20億80百万円減)となりました。主な増加は、税金等調整前当期純利益31億49百万円、減価償却費12億63百万円であり、主な減少は、法人税等の支払額11億27百万円、未払消費税等の減少額5億8百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は25億17百万円(前年同期比17億87百万円増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出18億98百万円、無形固定資産の取得による支出6億94百万円があったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は21億円(前年同期比3億51百万円減)となりました。これは主に長期借入れによる収入11億10百万円に対し、長期借入金の返済による支出24億38百万円、配当金の支払額7億24百万円があったことなどによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 セグメントごとの区分別営業収益は次のとおりであります。 なお、当社グループは物流サービスの提供が主要な事業のため、生産及び受注の状況は記載を省略しております。 セグメントの名称   区分   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 物流事業   輸送部門   36,749   102.1 倉庫部門   13,027   104.4 計   49,776   102.7 その他   不動産事業等   170   116.1 合計   49,947   102.7 (注)前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の営業収益及び当該営業収益の総営業収益に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) アマゾンジャパン合同会社   13,297   27.3   11,831   23.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ  財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における流動資産は112億59百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億67百万円減少しました。これは主に、現金及び預金が18億72百万円減少したことによるものであります。固定資産は285億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億52百万円増加しました。これは主に、有形固定資産が8億68百万円、無形固定資産が7億15百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、397億64百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億14百万円減少しました。 (負債合計) 当連結会計年度末における流動負債は70億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億32百万円減少しました。これは主に、その他に含めて表示している未払金が2億49百万円増加したものの、短期借入金が11億58百万円、未払法人税等が2億40百万円、設備関係電子記録債務が98百万円、その他に含めて表示している未払消費税等が5億8百万円減少したことによるものであります。固定負債は79億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ99百万円減少しました。これは主に、長期借入金が1億70百万円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は、150億41百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億32百万円減少しました。 (純資産合計) 当連結会計年度末における純資産合計は247億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億18百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益22億57百万円及び剰余金の配当7億24百万円によるものであります。 この結果、自己資本比率は62.2%(前連結会計年度末は57.9%)となりました。 ロ  経営成績 営業収益(売上高)は、インターネット通販向け輸送業務が伸び悩んだものの、一般貨物の取扱拡大に努めたこと、輸送用機器向けの部品の取扱が増加したことなどから、499億47百万円(前期比2.7%増)となりました。 営業原価は、人件費及び外注費が増加し、前連結会計年度に比べ13億89百万円増加の455億54百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、人件費及び支払手数料などが増加した結果、57百万円増加の12億84百万円となりました。 営業利益は、上記の結果、前連結会計年度に比べ1億31百万円減少の31億8百万円となりました。 営業外損益は、保険解約返戻金が39百万円、補助金収入が23百万円減少したことなどにより、前連結会計年度の72百万円の収益計上(純額)から71百万円減少の1百万円の収益計上(純額)となりました。 経常利益は、上記の結果、前連結会計年度に比べ2億3百万円減少の31億9百万円となりました。 特別損益は、補助金収入3億8百万円、固定資産圧縮損2億62百万円が無くなり、投資有価証券売却益が35百万円、固定資産売却益が14百万円増加したことなどにより、前連結会計年度の32百万円の利益計上(純額)から6百万円増加の39百万円の利益計上(純額)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の結果に加え、法人税等が64百万円減少し、前連結会計年度に比べ1億32百万円減少の22億57百万円となりました。 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、「3  事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要  ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要のうち主なものは、営業原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 運転資金は自己資金及び短期借入金、設備資金は自己資金及び長期借入金により調達する方針です。 なお、資金調達コストの低減に努める一方、金利変動リスクに晒されないよう、長期借入金については、固定金利での借入を行っております。 また、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は83億3百万円、現金及び現金同等物の残高は55億28百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 イ 中期経営計画の達成度 中期経営計画(2023年4月~2026年3月)の最終年度である2026年3月期の達成・進捗状況は以下のとおりであります。 2026年3月期 (第61期 目標)   2026年3月期 (第61期 実績) 営業収益   52,200百万円   49,947百万円 営業利益   3,650百万円   3,108百万円 事業投資額(期間累計)   9,000百万円   7,860百万円 ROE(自己資本利益率)   8%以上   9.4% 配当性向   30%以上   31.8% 中期経営計画最終年度の第61期達成率は、営業収益95.7%、営業利益85.2%、事業投資額87.3%となり最終目標を達成できませんでした。ROE(自己資本利益率)は9.4%、配当性向は31.8%となり最終目標を達成しました。 ロ 新中期経営計画の策定 当社グループは、陸上輸送を中心とした物流ソリューションのトータル・プロバイダーとして、お客様をサポートしてまいりましたが、さらに高度化する物流ニーズを踏まえ、2026年度を初年度として2030年度を最終年度とする5か年の中期経営計画を策定しました。この5事業年度の間に330億円の事業投資を行い、新しい物流サービスに挑戦し、事業領域を拡大してまいります。目標とする数値は次のとおりであります。 2031年3月期 (第66期 目標) 営業収益   61,000百万円 営業利益   4,000百万円 事業投資額(期間累計)   33,000百万円 ROE(自己資本利益率)   8%以上 配当性向   30%以上

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開示資料

出典

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