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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

パラカ

Paraca Inc.4809 · Prime · 不動産業

大都市圏の時間貸駐車場を賃借・保有で展開。土地オーナーから賃借する軽資産モデルが基本。

概要

パラカは、首都圏を中心に時間貸駐車場「パラカ」を展開する駐車場運営会社である。東京都港区に本社を置き、従業員112名。2025年9月期の売上高は176億円、営業利益率18.6%と高収益を達成。土地を賃借して運営する賃借モデルと、自社で用地を保有する保有モデルを組み合わせ、駅前など好立地を確保する戦略が強み。不動産業に分類されるが、実質的には駐車場サービス業であり、安定したキャッシュフローを生むストック型ビジネスを特徴とする。

賃借と保有の二軸で構成される駐車場事業

パラカの事業は、時間貸駐車場を「賃借」と「保有」の2形態で運営する。賃借駐車場は土地オーナーに月額賃料を支払い、自社で設備を設置・管理するモデルで、2025年9月末時点で2,265件42,459車室を稼働。売上高は140億円超を計上する。一方、保有駐車場は自社で用地を購入して運営し、解約リスクがなく賃借料も発生しないため売上総利益率が高い。同年末時点で333件5,773車室を稼働し、売上高29億円、売上総利益率は約81%に達する。両モデルのポートフォリオにより、外部環境の変動に強い収益基盤を築いている。

関東・関西・その他に分散する地域別収益構造

売上高の地域構成は、関東地区が44.0%と最大のシェアを占め、次いで関西地区24.0%、その他地区32.0%となっている(2025年9月期)。首都圏を中心に展開しながらも、保有駐車場の積極投資により全国の中核都市へ事業を拡大。札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡など主要都市に拠点を持ち、各地域で「車室数・事業地件数・売上において地域一番」を目指す戦略を掲げる。2025年9月期の新規開設は338件11,246車室に上り、そのうち施設付帯駐車場(コンビニ付帯除く)が24件6,073車室と大型案件も獲得している。

三つの重要経営指標で測るストック型ビジネス

パラカは経営指標として「基盤収益」「売上総利益額及び売上総利益率」「車室残高」を重視する。基盤収益は保有駐車場、不動産収入、太陽光発電事業から構成され、外部環境に左右されにくい安定収益源と位置づける。2025年9月期の基盤収益は保有駐車場の売上高29億円に加え、その他事業(不動産賃貸・自販機・太陽光発電・バイク駐輪場)の6億円を合わせ約35億円。売上総利益率は賃借駐車場で約18.6%、保有駐車場で約81.4%と大きな差があり、保有シェアの拡大が全体の収益性向上に寄与している。管理車室数は48,232車室(過去最高)で、純増7,801車室を達成した。

業界の中での役割は駐車場運営サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
176億円
営業利益
33億円
営業利益率
18.8%
純利益
20億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01駐車場運営主力

大都市圏を中心に時間貸駐車場を賃借(土地オーナーから賃借し運営)及び保有(自社保有地に設置)の形態で展開。機械式精算機やロック板等の設備を設置し、駐車料金収入を得る。月極駐車も一部含む。

主な製品・サービス2
時間貸駐車場運営(賃借)
土地オーナーから月額賃料で土地を借り、駐車場設備を設置・運営。駐車料金収入から賃借料や運営費を差し引いた収益構造。
時間貸駐車場運営(保有)
自社で駐車場用地を購入し、運営・管理。土地所有者都合による解約リスクがなく、賃借料が発生しない。固定資産税等のみ。

02その他副次

不動産賃貸、自販機収入、太陽光発電、バイク駐車場・駐輪場の運営等、駐車場事業に付随する収入。

製品と技術

賃借駐車場:土地オーナーとの賃貸契約に基づく運営モデル

賃借駐車場はパラカの中核事業であり、土地オーナーから月額賃料で土地を借り受け、駐車場設備(精算機、ロック板、看板等)を設置・運営する。時間貸駐車料金(一部月極を含む)が売上高となり、そこから賃借料、機器リース料、減価償却費、運営管理費(メンテナンス・集金・清掃・光熱費)を差し引いた売上総利益が収益となる。2025年9月期の賃借駐車場売上高は140億91百万円、売上総利益は26億17百万円。契約は固定方式(毎月一定賃料)と還元方式(売上連動)を組み合わせ、収益リスクを低減。同期末時点で2,265件42,459車室を管理し、新規開設は307件10,843車室と過去最高を記録した。

保有駐車場:自社保有用地による高収益モデル

保有駐車場は、自社で駐車場用地を購入し運営するモデルで、土地所有者都合による解約リスクがなく、賃借料も発生しない。売上高は時間貸駐車料金と月極収入から成り、固定資産税・都市計画税、機器リース料、減価償却費、運営管理費を差し引いた売上総利益が収益。2025年9月期の売上高は29億7百万円、売上総利益は23億65百万円で、売上総利益率は81.4%に達する。同期末の保有駐車場は333件5,773車室。札幌、仙台、名古屋、大阪など全国の中核都市に展開し、隣地取得やポートフォリオ見直しによる売却も行う。投資額は38億98百万円、簿価残高は396億96百万円。保有駐車場を核に周辺で賃借駐車場を開発する衛星展開戦略も採る。

その他事業:不動産賃貸・太陽光発電・駐輪場等の付随収入

その他事業は、駐車場事業に付随する収入で、不動産賃貸、自動販売機関連売上、バイク駐車場・駐輪場の運営、太陽光発電売上等を含む。2025年9月期の売上高は6億31百万円(前年比7.4%増)で、全社売上の約3.6%を占める。これらの事業は「基盤収益」の一部として位置づけられ、外部環境に左右されにくい安定的な収益源とされる。特に太陽光発電は、保有駐車場の屋根や遊休スペースを活用しており、環境貢献と収益の両立を図る。バイク駐車場や駐輪場は、都市部の交通需要に対応する多様なモビリティサービスとして展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

駐車場運営で国内首位、内需依存

パラカはコインパーキング運営で国内最大手。業界は大東建託など建設・不動産大手も駐車場事業を持つが、パラカは専門特化型としてシェア首位。収益の大半が国内駐車場に依存するため、国内景気や自動車保有台数の影響を受けやすい。競合のロボットホーム(1435)は駐車場機器販売主体でビジネスモデルが異なる。直近売上高は176億円(2025/9期予想)、営業利益率約19%と安定した収益性を誇る。

強み

  • コインパーキング運営で国内最大手。ブランド力と運営ノウハウで競合を凌駕。
  • 営業利益率約19%と安定。固定費の低い運営モデルが利益率を支える。
  • 駐車場運営はリカーリング収入が主体で、景気変動の影響を受けにくい。
  • 空地を活用した小規模駐車場から大型施設まで、幅広い物件対応が可能。

課題

  • 国内駐車場需要に収益が直結。人口減少や自動車離れが長期的リスク。
  • 都市部では競合との物件取得競争が激しく、収益性低下の懸念。
  • 海外比率が低く、成長市場への展開が課題。現地ノウハウ不足。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がパラカ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11780ヤマウラ311億円8.8倍
23486グローバル・リンク・マネジメント309億円8.4倍
33496アズーム292億円28.2倍
48860フジ住宅279億円5.7倍
52982ADワークスグループ218億円5.3倍
64809パラカ212億円10.4倍
75932三協立山206億円
83457And Doホールディングス186億円12.8倍
95535ミガロホールディングス184億円12.3倍
108999グランディハウス175億円17.9倍
115852アーレスティ174億円4.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

賃借モデルから始まった事業基盤の構築

パラカの事業は、土地オーナーから賃借した用地に駐車場設備を設置する賃借モデルを基本として成長してきた。有価証券報告書によれば、このモデルは「当社事業の基本を成す」とされ、土地オーナーに賃借料を支払い、駐車料金収入から賃借料や運営費を差し引く収益構造を持つ。2012年9月期の売上高は79億円、当期純利益7億円と安定した収益を計上。以降、毎年堅実に事業地を増やし、2014年9月期には売上高が100億円を突破。この期間は賃借駐車場が収益の大宗を占め、土地オーナーとの賃貸借契約に依存するリスクを抱えつつも、都市部の駐車場需要を背景に拡大を続けた。

保有駐車場へのシフトと収益構造の変化

賃借モデルの解約リスクを低減するため、パラカは自社保有の駐車場用地を取得・運営する保有モデルを強化し始めた。有価証券報告書では「安定的な財務基盤を背景に、保有駐車場への投資を積極化」と記述され、2025年9月期の保有駐車場への投資額は38億98百万円、簿価残高は396億96百万円に達する。2018年9月期の売上高137億円から2019年9月期141億円と徐々に拡大する中で、保有駐車場の売上高も増加。2025年9月期には保有駐車場の売上高が29億円まで伸び、売上総利益率81.4%と賃借駐車場(18.6%)を大きく上回る。このシフトにより、全社の売上総利益率は向上し、安定収益の基盤が強固になった。

新型コロナウイルス感染症の影響と回復

2020年9月期、新型コロナウイルス感染症の拡大により経済活動が停滞し、パラカの売上高は前年141億円から125億円へと11.3%減少した。当期純利益も24億円から7億円へと大幅に落ち込んだ。しかし、2021年9月期には売上高118億円、純利益10億円と徐々に回復基調に転じ、2022年9月期には売上高130億円、純利益14億円まで戻した。この間、保有駐車場の高い売上総利益率が経営を下支えしたと報告書は分析する。2023年9月期以降は売上高148億円、164億円、176億円と過去最高を更新し、2025年9月期の営業利益は32億66百万円、当期純利益20億44百万円とコロナ前の水準を超えた。

過去最高を更新した2025年9月期の事業拡大

2025年9月期、パラカは338件11,246車室の新規開設を達成し、解約等を差し引いて149件7,801車室の純増を記録。運営件数2,598件、運営車室数48,232車室はすべて過去最高となった。新規物件のうち、施設付帯駐車場(コンビニ付帯除く)が24件6,073車室と大型案件が寄与。保有駐車場も札幌市11件143車室など全国28件338車室を純増し、さらに八戸市や新宿区などで翌期以降のオープン用地を取得した。売上高は176億30百万円、営業利益32億66百万円、経常利益29億49百万円、当期純利益20億44百万円と全て増益。自己資本比率は42.2%と健全な財務体質を維持し、ストック型ビジネスの拡大が収益成長を牽引した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    保有駐車場への積極投資

    安定的な財務基盤を背景に、保有駐車場への投資を積極化する。保有駐車場は売上総利益率が高く、経営の基盤収益として下支えするとともに、用地情報の拡大や賃借駐車場の衛星展開を可能にする。

  2. 02

    地域一番を目指す重点投資

    全国の中核都市で車室数・事業地件数・売上の地域一番を目指し、人的・組織的・金額的経営資源を重点投入する。保有駐車場を核に、固定方式や還元方式による賃借駐車場を周辺展開する。

  3. 03

    4つの標準化による差別化

    立地判断、車室設計、オペレーション、プライシングの4つを標準化し、ノウハウを蓄積する。営業支援システムの充実により情報を積極活用し、事業拡大と収益性向上を同時に達成する。

  4. 04

    課題への取り組み

    解約リスク低減のため賃借と保有のポートフォリオを構築、収益リスク低減のため固定方式と還元方式を併用、オペレーションスキル向上のための人材育成、営業力強化のための人員拡大と教育訓練を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で112人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は604万円で、9期前と比べて+10.4%平均年齢は32.8歳、平均勤続年数は6.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月73
2017年9月78
2018年9月80
2019年9月54732.36.280
2020年9月56132.16.485
2021年9月55733.67.579
2022年9月57533.67.187
2023年9月58133.66.4101
2024年9月59633.16.31003,000
2025年9月60432.86.31122,946

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
時間貸駐車場 — その他221億円
時間貸駐車場 — 関東地区125億円
時間貸駐車場 — 関西地区8,027百万円
本社 — 東京都港区643百万円
大阪支店 他10拠点51百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は176億円営業利益33億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.3%、利益が+10.0%。

売上高
+7.3%
176億円
営業利益
+10.0%
33億円
純利益
+11.1%
20億円
営業利益率
18.8%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高187億円176億円
営業利益31億円33億円
純利益23億円20億円
1株あたり配当¥72¥72

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は47億円、営業利益は7億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+27.0%、営業利益は−12.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q36616.74
2023年3Q37821.65
2023年4Q394
2024年1Q40820.05
2024年2Q39615.44
2024年4Q851618.89
2025年2Q861618.610
2025年4Q901718.910
2026年2Q911516.59
2026年3Q47714.94

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は79億円から176億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は18.8%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月79137
2013年9月89148
2014年9月101159
2015年9月1101811
2016年9月1202214
2017年9月1272215
2018年9月1372019
2019年9月1412124
2020年9月125127
2021年9月1181610
2022年9月1302014
2023年9月1482718
2024年9月164302818.318
2025年9月176332918.820

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高176億円のうち、営業利益として残るのは33億円18.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の11.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.3%122億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.9%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.8%33億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
30.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.2pt
18.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.2pt
11.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.7pt
10.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが30億円、投資CFが−43億円で、差し引きのフリーCFは−13億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は36億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月14−5−10916
2013年9月12−8−5414
2014年9月19−7−81219
2015年9月17−2112−427
2016年9月25−200532
2017年9月21−21−2031
2018年9月21−175439
2019年9月19−125752
2020年9月6−2915−2345
2021年9月24−13−141142
2022年9月20−253−539
2023年9月27−26−3137
2024年9月22−4521−2335
2025年9月30−4314−1336

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は494億円。このうち返さなくてよい自己資本が209億円で、自己資本比率は42.2%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月1906512533.7
2013年9月1967412237.2
2014年9月2078312439.5
2015年9月2359414139.7
2016年9月25810515340.6
2017年9月27711815942.2
2018年9月30713317443.0
2019年9月34015218844.6
2020年9月35615520143.4
2021年9月35816019844.7
2022年9月37716920844.7
2023年9月39818121745.4
2024年9月44519425143.5
2025年9月49420928542.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
37億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
169億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
285億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率131社中24位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中84位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.2%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.8%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.2%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.3%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,026で、1年前と比べて+3.2%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥2,026-0.9%1ヶ月+1.3%1年+3.2%時価総額212億円
過去52週の値幅
安値¥1,911高値¥2,133

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR0.95倍
配当利回り3.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+1.2%の小幅上昇。7/7に2098円の高値をつけたが、その後もみ合い、7/17は2049円。25日線(2043円)を辛うじて上回る。52週高値2133円が近く、出来高は7/16に48200株と増加したが、その後減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER10.5倍は業界平均13.9倍を下回り、PBR0.98倍は平均1.71倍より低い。配当利回り3.22%は平均2.42%を上回る。ROE10.2%と収益性は良好で、業績も増収増益。配当性向33.1%と余裕があり、増配余地も大きい。割安で、成長性も備える。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍14.9倍
PER (予想)9.0倍
PBR0.95倍1.84倍
ROE10.2%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した収益基盤と高い営業利益率(18%超)が評価される一方、成長鈍化懸念からPER10倍台と割安水準。新規出店による成長余地と、都市部の駐車場需要の持続性が強気・弱気の分岐点。配当利回り3%超の株主還元も注目。

プラスに働く材料7
  • 高収益ビジネスモデル

    営業利益率18%超と安定した高利益率を維持

  • 安定成長と株主還元

    増収増益基調で配当利回り3.2%を継続

  • 首都圏需要の底堅さ

    駅前駐車場需要は人流回復で堅調に推移

  • 首都圏での駐車場新規開設加速2026年通期影響

    年間30箇所新設で売上高10億円、営業利益2億円増加

  • 駐車料金の10%値上げ実施2026年Q2影響

    値上げで売上高15億円増、営業利益5億円寄与

  • AI駐車管理システム導入で人件費削減2027年下期影響

    システム導入で年間運営費3億円削減

  • 地方駐車場会社の買収で規模拡大2027年〜2028年影響

    買収により年間売上高20億円、営業利益3億円追加

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化リスク

    新規出店ペース減速で売上成長率が鈍化傾向

  • 駐車場需要の構造的減少

    カーシェアや自動運転普及で中長期需要が縮小懸念

  • 競合との用地争奪戦

    好立地の確保が困難になり賃料上昇が収益圧迫

  • 周辺競合の新規参入で稼働率低下継続影響

    稼働率5%低下で営業利益8億円押下げ

  • 用地取得価格上昇で新規出店収益性悪化2027年以降影響

    用地価格20%上昇で新規出店のIRR5%低下

  • 駐車場法規制強化で設備投資増加2026年Q4影響

    安全基準対応で1箇所あたり500万円の追加投資必要

  • テレワーク定着で都心平日稼働率減少長期影響

    平日稼働率▲3%で年間売上高2億円減

次の決算で確かめる点
稼働率
駐車場の収益性を直接反映する指標
新規出店数
成長性を測る鍵となる投資の成果
1時間あたり駐車料金
単価動向が収益に与える影響は大きい

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり72で、前期から+4.7%いまの株価に対する利回りは3.55%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥72
1株あたり
配当利回り
3.55%
いまの株価に対して
配当性向
33.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月4027.5
2017年9月4512.529.6
2018年9月5011.126.0
2019年9月524.021.5
2020年9月555.872.8
2021年9月550.056.0
2022年9月6212.744.4
2023年9月643.235.2
2024年9月640.035.4
2025年9月674.733.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥72

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ5,434人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.0%を占め、残る51.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他42.045.543.940.338.641.5
事業法人39.038.938.936.034.834.2
金融機関13.111.012.315.016.114.8
外国法人5.23.73.96.69.37.5
証券会社0.50.60.81.81.01.7
自己株式0.70.60.50.50.50.5
外国人個人0.30.30.30.30.30.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01伊藤忠商事株式会社21.91
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.86
03有限会社リョウコーポレーション6.42
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.77
05SBIホールディングス株式会社3.83
06兼平 宏3.80
07内藤 宗3.04
08内藤 主2.89
09MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.60
10内藤 亨2.34

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-06
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.05%
    +1.03pt
  • 2026-06-15
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    5.86%
    +1.00pt
  • 2026-05-11
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    4.86%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+152%、1株純資産は14期で+192%。直近期のROEは10.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月8070412.05.910.0
2013年9月9278912.39.011.0
2014年9月9687111.58.512.6
2015年9月12097412.913.624.3
2016年9月1451,08214.111.627.5
2017年9月1521,19913.415.729.6
2018年9月1921,34515.111.826.0
2019年9月2411,53416.88.521.5
2020年9月761,5574.921.672.8
2021年9月981,6006.217.456.0
2022年9月1401,6868.513.044.4
2023年9月1821,80610.410.935.2
2024年9月1811,9219.79.535.4
2025年9月2022,05610.29.833.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額212百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
内藤亨代表取締役244,200
内藤宗代表取締役317,500
檜森隆伸取締役
横山和樹取締役6,000
澤井孝一郎取締役
採澤友香取締役
岡本秀彰取締役
廣澤智常勤監査役8,600
遠藤修介監査役4,000
洞駿監査役1,200

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)218218291
社外取締役720203
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容759字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、主に時間貸駐車場の開拓と運営管理に関連する事業を展開しており、区分すべき事業セグメントは存在しておりません。 事業の系統図は、次のとおりであります。 当社は、日本の駐車場不足を解消するために、より必要な場所に1台でも多くの駐車場を供給し、健全なクルマ社会の発展に貢献するという使命のもと、大都市圏を中心として、主に時間貸駐車場の開拓と運営管理を行っており、事業区分を「賃借駐車場」「保有駐車場」「その他」に分類しております。 賃借駐車場及び保有駐車場は、駐車場の運営形態別に分類しており、時間貸駐車場の運営管理に関する業務全般を一貫して行っております。 また「その他」は、不動産賃貸、自動販売機収入、太陽光発電、バイク駐車場及び駐輪場の運営管理等となっております。 (1)賃借駐車場 賃借駐車場は、当社事業の基本を成すビジネスモデルであり、具体的には、土地オーナーに賃借料を支払い、当社で駐車場設備を設置し、運営管理を行います。時間貸駐車料金(一部月極を含む)が売上高、そこから賃借料(月額)、駐車機器のリース料(精算機・ロック板・看板等)、減価償却費、運営管理費(機器メンテナンス料・集金費・清掃費・光熱費等)を差し引いたものが、個別の駐車場の売上総利益となります。 賃借駐車場のビジネスフロー (2)保有駐車場 保有駐車場は、自社で駐車場用地を購入し、運営管理するモデルであります。当社で用地を取得することから、土地所有者都合による解約は発生せず、賃借料も発生しません。時間貸駐車料金(一部月極を含む)が売上高になり、そこから固定資産税・都市計画税、駐車機器のリース料、減価償却費、運営管理費を差し引いたものが、個別の駐車場の売上総利益となります。 保有駐車場のビジネスフロー
経営方針・対処すべき課題2,587字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 ①経営方針 当社の経営の基本方針は「日本の駐車場不足を解消し、快適なクルマ社会を実現すること」であります。 現在の日本では、特に都市部において、駐車場が不足していると言われております。また、現在のコインパーキング(時間貸駐車場)業界においては、駐車場用地の大部分を賃借に依存し、駐車場の供給は公共性が高いにもかかわらず、常に解約リスクにさらされている状況であります。 より必要な場所により多くの駐車場を供給していくこと、解約のない駐車場あるいは解約されにくい駐車場をより多く供給すること、そして日本の駐車場不足を解消し、快適なクルマ社会を実現すること、が当社の志であり、存在意義であります。 ②経営環境及び経営戦略 コインパーキング(時間貸駐車場)業界の市場規模については、包括的な業界団体が存在せず、また小規模な路外駐車場は開設時に行政への届出が不要であることから正確な数値は算出できないものの、日本経済新聞社が毎年実施している「サービス業調査」によると、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた令和3~4年調査を除き、10年以上連続で業界売上高は拡大しております。 その要因としましては、平成18年の道路交通法改正により違法駐車取締りが強化されたこと、店舗付帯駐車場の不正対策として時間貸駐車場化が進められたこと、近年の旺盛な駐車需要により駐車場料金相場が上昇傾向であること、全国の乗用車保有台数が微増を続けていること等が挙げられると考えております。 このような経営環境において、当社は安定的な財務基盤を背景に、「基盤収益」である保有駐車場への投資を積極化しております。なお、当社の当事業年度末における自己資本比率は42.2%であります。同業他社については保有駐車場モデルの事業展開は殆ど無く、他社との競争優位性を確保するための重要な要素となっております。保有駐車場事業は「売上総利益額及び売上総利益率」が高いだけでなく、その取得時にデベロッパーを含む不動産業者や金融機関との関係を強化することが出来、駐車場用地情報の拡大が可能となっております。また、保有駐車場を核として、その周辺に固定方式もしくは駐車場売上によって賃料が変動する還元方式による賃借駐車場の開発という衛星的な展開が可能となっております。更に、保有駐車場は外部環境により売上高が減少する局面においても、その高い売上総利益率により「基盤収益」として経営を下支えする役割を担うことができます。 更に、保有駐車場を核とし、全国の中核都市において、それぞれの地域で車室数、事業地件数、売上において地域一番を目指すべく、人的、組織的、金額的経営資源を重点的に投入し、その地域での優位性を確保する戦略を進めております。 これらの戦略を推進するため、当社では、立地判断、車室設計、オペレーション、プライシングの4つの「標準化」を行っています。標準化により物件開発、車室設計、運営管理等に関するノウハウの蓄積が可能となり、経営資源を強化することができます。加えて、様々な情報の蓄積と積極的な活用を図るため、営業支援システムの充実を進めております。 以上により、同業他社との差別化を図り、事業拡大と収益性の向上を同時に達成し、専業企業として最も存在感のある会社を目指してまいります。 ③重視する経営指標 当社の重要な経営指標は次の3つとなります。1つ目は「基盤収益」、2つ目は「売上総利益額及び売上総利益率」、3つ目は「車室残高」です。 1つ目の「基盤収益」ですが、保有駐車場、不動産収入、太陽光発電事業から構成されます。これらの事業は、外部環境に左右されにくく、安定的な収益をもたらす事業であり、この「基盤収益」の拡大が、長期安定的な利益成長につながるため重要視しております。 2つ目の「売上総利益額及び売上総利益率」ですが、駐車場の収益性を端的に表すことから本業の状況確認のための最も基本的な数値として重要視しております。 3つ目の「車室残高」ですが、管理車室数を継続的に増やしていくことが持続的な成長には欠かせないことから重要視しております。 当社のビジネスはいわゆるストック型のビジネスモデルと捉えておりますので、良質なものを少しでも多く積み重ねていくことを重視しているため、上記の各指標につき具体的な数値目標としては定めておりません。 ④事業上及び財務上の対処すべき課題 当社は収益力の向上のため、対処すべき課題として以下の項目に取り組んでまいります。 (1)解約リスクの低減 当社は、時間貸駐車場事業を賃借駐車場モデル(土地オーナーより駐車場用地を借り受け事業を行うモデル)に依存し過ぎることは、賃貸借契約の解約により事業を継続できなくなるリスクがあると考えております。そこで、賃借駐車場の解約リスクを軽減し、企業全体として長期安定的・継続的に成長していくためには、キャッシュ・フローを考慮しながら、「賃借駐車場」及び「保有駐車場」のポートフォリオを組み立てていくことが必要と考えております。 (2)収益リスクの低減 当社は事業基盤の更なる強化を図るため、事業地を新規駐車場(オープン後1年未満の駐車場)と既存駐車場(オープン後1年以上経過の駐車場)に分けて管理しております。加えて、賃借駐車場では、毎月一定の賃料を土地オーナーに支払う「固定方式」にかかるリスク管理の徹底と、駐車場売上によって賃料が変動する「還元方式」を組み合わせることにより、収益リスクの低減に努めております。 (3)オペレーションスキルの向上 当社は「標準化」を推進し、従業員のオペレーションスキルの向上により、全社的な収益拡大とコスト低減を図ることに努めております。今後も引き続き、人材育成・教育によりオペレーションスキルの向上を図ることで、利益率の改善に努めてまいります。 (4)営業力の強化 当社が成長を図る上では、今後も継続して営業力を強化していく必要があると認識しております。人員の拡大を図るとともに、「標準化」を推進し、OJT教育、全体研修、個別指導を通じ、個々のスキルアップに努めてまいります。加えて、営業支援システムの機能向上、情報の蓄積と活用を促進してまいります。
事業等のリスク3,328字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社の事業その他に関するリスクとして投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項には以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日において当社が判断したものであります。 (1)事業におけるリスクについて イ 事業用地の確保について 当社における駐車場運営形態としては、「賃借」及び「保有」があります。当社では、賃借によって駐車場用地を確保する「賃借駐車場」が、当社の運営管理する駐車場の中で高い割合を占めており、当社事業の基本を成すビジネスモデルであります。「賃借駐車場」は、土地オーナーに賃借料を支払い、当社で駐車場設備を設置し、運営管理を行います。時間貸駐車料金(一部月極を含む)が売上高、そこから賃借料、駐車場機器(精算機・ロック板等)の減価償却費、リース料、運営管理費(機器メンテナンス料・集金費・清掃費・光熱費等)を差し引いたものが、個別の駐車場の売上総利益となります。 当社が事業を拡大するためには、駐車場用地の確保が必要となりますが、土地所有者の土地の有効活用に対する旺盛な需要を背景として、当社の物件数及び車室数の推移は概ね順調に増加しております。なお、令和2年9月期及び令和3年9月期については、新型コロナウイルス感染症の影響により、不採算事業地の解約や新規開拓事業地の厳選を行ったため、若干の減少となりましたが、令和4年9月期には積極的な営業活動を再開し、車室数は再び順調に増加しております。 (単位:車室(件)) 回次   第25期   第26期   第27期   第28期   第29期 当事業年度 決算年月   令和3年9月   令和4年9月   令和5年9月   令和6年9月   令和7年9月 賃借駐車場   25,609   (1,805)   28,090   (1,867)   29,984   (2,012)   34,996   (2,144)   42,459   (2,265) 保有駐車場   4,587   (  236)   4,762   (  252)   5,104   (  273)   5,435   (  305)   5,773   (  333) 合計   30,196   (2,041)   32,852   (2,119)   35,088   (2,285)   40,431   (2,449)   48,232   (2,598) 今後につきましては、地価の動向、土地に係る税制の改正等の要因により不動産市場が活発化した場合、土地所有者にとって土地の有効活用のための選択肢が増加することにより、当社にとって駐車場用地の確保が困難になり、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 提出日現在、当社は本リスクが顕在化することが予測される情報について、認識をしておりません。 本リスクへの対応策として、売上総利益率が高く、解約リスクのない保有駐車場を簿価39,696百万円分(主に不動産信託受益権含む土地)所有しております。また、土地の有効活用のための選択肢については常に注視し、検討を行います。 ロ 土地所有者との賃貸借契約が解約される可能性について 賃借駐車場を設置する際には、土地所有者との間で当社を賃借人とする賃貸借契約を締結しております。当該契約期間は概して2~3年間(当初契約期間)となっており、期間満了後は1年毎の自動更新となっておりますが、土地所有者の意思により賃借駐車場に係る契約の多くが解約された場合、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 提出日現在、当社は本リスクが顕在化することが予測される情報について、認識をしておりません。 本リスクへの対応策として、定期的に土地所有者との意思疎通を行い、土地所有者の要望等を認識し適宜対応することで本リスクの低減を図っております。 (2)法的規制等について 当社が営む時間貸駐車場の運営に関して、特有の法的規制は現在のところありません。駐車場の設置等に関する法令としては、都市における自動車の駐車のための施設の整備に関し必要な事項を定めた「駐車場法」をはじめ、都道府県公安委員会による交通規制等を定めた「道路交通法」並びに自動車保有者等に対して自動車の保管場所確保等を定めた「自動車の保管場所の確保等に関する法律(車庫法)」等があります。 これらの法律が変更された場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 今後、都市部の自動車利用の制限につながるような法改正等がなされた場合には、当社の営業地域における駐車場の需要の減少等により、当社の業績に影響を与える可能性があります。 提出日現在、当社は本リスクが顕在化することが予測される情報について、認識をしておりません。 本リスクへの対応策として、関係法令の改正情報等を早期に入手し、その影響を検討して対策をとるとともに、関係法令の遵守を徹底いたします。 (3)借入金について 当社における駐車場開発形態としては、「賃借」及び「保有」がありますが、土地を保有する場合には、当該資金の大部分を金融機関からの長期借入金により調達しております。金融機関からの借入に当たっては原則として借入期間を20年とし、金利についてもその多くを固定金利での調達としておりますが、今後の金利動向等、金融情勢の急激な変化により、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 提出日現在、当社は本リスクが顕在化することが予測される情報について、認識をしておりません。 本リスクへの対応策として、上記の通り、金融機関からの借入に当たっては原則として借入期間を20年とし、金利についてもその多くを固定金利での調達としております。 なお、最近5ヵ年における自己資本比率、長期借入金の推移は、以下のとおりであります。 回次   第25期   第26期   第27期   第28期   第29期 当事業年度 決算年月   令和3年9月   令和4年9月   令和5年9月   令和6年9月   令和7年9月 自己資本比率(%)   44.7   44.7   45.4   43.5   42.2 長期借入金合計(百万円)   17,173   18,339   18,951   21,886   24,215 1年内返済予定の長期借入金 (百万円)   1,780   1,992   2,260   2,638   2,788 長期借入金(百万円)   15,393   16,347   16,690   19,248   21,427 (4)事業用土地の状況について 当社では、当事業年度末現在、総資産額49,440百万円に対し、簿価39,747百万円の土地(不動産信託受益権含む)を所有しております。 これらの土地等につきましては、殆どが当社が営む時間貸駐車場に係る駐車場用地であり、原則的には継続して所有し事業の用に供するものです。また、現時点におきましては、充分な収益を確保しているものと当社では認識しております。しかしながら、今後、売上の低下や営業戦略の大幅な変更等により、当社の事業にとって不要な土地等を売却した場合、当該地価の動向によっては、当社の業績に影響を与える可能性があります。 また、固定資産の収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合に、一定の条件で回収可能性を反映させるように帳簿価額を減額することとなるため、今後の地価の動向や当社の収益状況によっては、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 提出日現在、当社は本リスクが顕在化することが予測される情報について、認識をしておりません。 本リスクへの対応策として、事業用土地の取得にあたっては、特定の駐車需要に依存し過ぎないことや取得金額が路線価等の指標金額に対して特に高価となる場合には、その売上予測根拠の正確性について丁寧に検証を実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,358字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当事業年度(自 令和6年10月1日 至 令和7年9月30日)における我が国の経済は、物価上昇の影響を受けつつも経済活動は回復を続けており、設備投資・個人消費・雇用環境は共に改善傾向となっております。 当社の属する駐車場業界においても、特に大都市での慢性的な駐車場不足や建築に伴う駐車需要、個人消費の持ち直しを背景に売上は底堅く推移しました。 このような状況において、当社は引き続き積極的な営業活動を行い、新規駐車場の開設を進めるとともに、既存駐車場においても料金変更を機動的に行うなど採算性向上に努めました。 その結果、当事業年度においては、338件11,246車室の新規開設、189件3,445車室の解約等により、149件7,801車室の純増となり、9月末現在2,598件48,232車室が稼働しております。新規開設件数、新規開設車室数、運営件数、運営車室数共に、過去最高を更新いたしました。 上記により、当事業年度の売上高は17,630百万円(前事業年度比7.6%増)、営業利益3,266百万円(前事業年度比8.1%増)、経常利益2,949百万円(前事業年度比6.2%増)、当期純利益2,044百万円(前事業年度比12.5%増)を計上いたしました。 当社の駐車場形態ごとの状況は以下の通りであります。 (賃借駐車場) 当事業年度においては、307件10,843車室の開設及び、186件3,380車室の解約等により、121件7,463車室の純増となりました。新規開設車室数は前事業年度比で約1.5倍となり、新規物件の内、施設付帯駐車場(コンビニ付帯を除く)は24件6,073車室を開設しました。その結果、9月末現在2,265件42,459車室が稼働しております。売上高は14,091百万円(前事業年度比6.8%増)、売上総利益は2,617百万円(同6.5%増)となりました。 (保有駐車場) 当事業年度においては、札幌市11件143車室、函館市1件11車室、小樽市1件16車室、旭川市1件15車室、青森市1件31車室、秋田市2件50車室、仙台市1件14車室、新潟市2件32車室、東京都葛飾区1件4車室、東京都荒川区1件4車室、国分寺市1件4車室、川崎市1件6車室、熱海市1件4車室、上田市1件6車室、名古屋市2件20車室、富山市1件4車室、高知市1件28車室、鹿児島市1件6車室を新規開設いたしました。また、既存保有駐車場の隣地を取得することで、大阪市において5車室増設いたしました。一方で、レイアウト変更に伴い、仙台市において1車室減設したほか、ポートフォリオの見直し等により、仙台市において1件4車室、青森市で1件55車室、姫路市で1件5車室の保有駐車場(土地)を売却しました。これらの売却により、固定資産売却益84百万円を計上しております。以上の結果、28件338車室の純増となり、9月末現在においては333件5,773車室が稼働しております。売上高は2,907百万円(同11.7%増)、売上総利益は2,365百万円(同11.3%増)となりました。 このほか、当事業年度において、八戸市1件7車室分、東京都新宿区1件5車室分、名古屋市1件6車室分、鹿児島市2件12車室分の駐車場用地を取得しており、翌事業年度第1四半期以降のオープンを予定しております。 当事業年度において、保有駐車場への投資額は3,898百万円となりました。保有駐車場の簿価残高は、39,696百万円となりました。 (その他売上) 当事業年度においては、不動産賃貸収入、自動販売機関連売上、バイク・バス・駐輪場売上、太陽光発電売上等により、売上高は631百万円(同7.4%増)となりました。 b.財政状態の状況 当事業年度末における総資産は49,440百万円となり、前事業年度末に比べ4,983百万円増加しました。これは主に有形固定資産における土地の増加(3,655百万円)、リース資産の増加(583百万円)によるものであります。 当事業年度末における負債の部は28,527百万円となり、前事業年度末に比べ3,461百万円増加しました。これは主に借入金の増加(2,328百万円)によるものであります。 当事業年度末における純資産の部は20,912百万円となり、前事業年度末に比べ1,522百万円増加しました。これは主に当期純利益に伴い利益剰余金が増加(1,384百万円)したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は、前事業年度末の43.5%から42.2%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、前事業年度末に比べ127百万円増加し、3,641百万円となりました。主な要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は前事業年度に比べ835百万円増加し、3,018百万円となりました。これは主として、税引前当期純利益2,954百万円、減価償却費631百万円、法人税等の支払額775百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は前事業年度に比べ127百万円減少し、4,341百万円となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出4,567百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により得られた資金は前事業年度に比べ641百万円減少し、1,449百万円となりました。これは主として、長期借入れによる収入5,233百万円、長期借入金の返済による支出2,904百万円、リース債務の返済による支出334百万円、配当金の支払による支出659百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当事業年度における駐車場形態毎の販売実績は以下のとおりです。 駐車場形態   金額(百万円)   前年同期比(%) 賃借駐車場   14,091   6.8 保有駐車場   2,907   11.7 その他事業   631   7.4 合計   17,630   7.6 (注) 当事業年度における地域別販売実績及び構成比は次のとおりであります。 地域別   前事業年度 (自 令和5年10月1日 至 令和6年9月30日)   当事業年度 (自 令和6年10月1日 至 令和7年9月30日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 関東地区   7,481   45.7   7,754   44.0 関西地区   3,977   24.3   4,224   24.0 その他   4,920   30.0   5,651   32.0 合計   16,380   100.0   17,630   100.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。財務諸表を作成するにあたり、経営者により会計基準の範囲内で見積り計算が行われており、資産及び負債、収益並びに費用にその結果が反映されております。これらの見積りについては継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なることがあります。 詳細については、「第5 経理の状況 2財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」及び「同注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度における我が国の経済は、物価上昇の影響を受けつつも経済活動は回復を続けており、設備投資・個人消費・雇用環境は共に改善傾向となっております。このような状況において、当社は積極的な営業活動を行うとともに、料金変更を機動的に実施し、売上高と利益の最大化を図りました。前事業年度より引き続き、デベロッパーや不動産仲介会社との業務提携及び施設付帯駐車場案件への注力により案件数及び案件規模は拡大しており、新規開設車室数は前期の約1.5倍である11,246車室となり、車室残高は前期末比で19.3%増となりました。料金変更については、当期は延べ1,938件の駐車場で実施いたしましたが、うち1,595件(82%)が値上げの料金変更です。都市部は駐車場の需給がタイトになっており、今後も駐車場料金は上昇傾向で推移すると考えております。売上総利益率は、前事業年度の30.1%から30.3%へ0.2ポイント上昇し、営業利益は8.1%増加、経常利益は6.2%増加、純利益は12.5%増加となりました。売上高、営業利益、経常利益は過去最高を更新いたしました。 今後についても、引き続き積極的な営業活動を行い、売上規模を拡大するとともに、不動産デベロッパーや不動産仲介会社との業務提携を活かし、再開発案件や商業施設付帯駐車場案件にも取り組むと共に、保有駐車場用地については、人口動態等の指標を考慮しつつ、その取得に注力することで、業容及び基盤収益の拡大を目指します。 ③当社の資本の財源及び資金の流動性 当社の運転資金需要のうち主なものは、賃借駐車場の支払賃料、駐車場の管理費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、保有駐車場用地の取得、駐車場機器への設備投資等によるものであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資資金の調達については、金融機関からの長期借入及びリース契約を基本としております。 なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は26,079百万円となっております。 また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は3,641百万円となっております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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