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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ウッドワン

WOOD ONE CO.,LTD.7898 · Standard · その他製品

木質建材と住宅設備機器の総合メーカー。ニュージーランドなどに山林を持ち、植林から製造販売まで一貫。

概要

ウッドワンは広島県廿日市市に本社を置く木質建材・住宅資材の総合メーカーである。フローリング、ドア、造作材、収納システムなどを製造・販売し、ニュージーランドに自社林を持つ一貫生産体制を強みとする。連結売上高は約650億円、連結従業員数は2,173名であり、東京証券取引所プライム市場に上場している。

事業の柱:住宅建材設備事業と発電事業

当社グループの事業は、住宅建材設備事業と発電事業の二つに区分される。住宅建材設備事業では、床材(フローリング)、造作材、ドア、収納システム、厨房機器などの製造・販売を行う。発電事業は、間伐材や建設資材廃棄物を燃料とするバイオマス発電および売電である。グループは当社のほか、ニュージーランド、中国、フィリピン、インドネシアの子会社8社で構成される。

国際分業体制と自社林経営

ニュージーランド子会社Juken New Zealand Ltd.は1990年に設立され、ラジアータパインの植林から伐採までの森林経営を行う。ニュージーランドの全森林・全工場は森林認証を取得している。フィリピン子会社Juken Sangyo (Phils.) Corp.(1999年設立)やインドネシア子会社PT.Woodone Integra Indonesiaでも加工を行い、中国の沃達王國際有限公司も含めた国際分業体制で製品を供給する。

収益の変動と経営指標

連結売上高は2013年3月期の640億円から2026年3月期予想の660億円まで、おおむね600〜700億円で推移している。営業利益は2025年3月期に13億円と黒字転換したが、2026年3月期は12億円の営業利益を見込み、純損失は15億円の見通し。自己資本利益率(ROE)の向上を目標とし、連結売上高1,000億円を中長期的な経営目標に掲げる。

リフォーム・非住宅市場への展開

国内新築戸建市場の縮小に対応し、リフォーム市場や非住宅市場へのシフトを加速している。2025年9月にはリフォーム産業フェアに出展し、無垢キッチン「スイージー」や内窓「MOKUサッシ」を提案。非住宅向けには木造4階建て宿泊施設の構造見学会を開催し、LVL材や「JWOOD工法」をアピール。商環境市場向けにもフレームキッチンなどを展示している。

業界の中での役割は住宅建材サプライチェーンの上流(山林経営)から下流(販売)までを担うメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
660億円
営業利益
12億円
営業利益率
1.8%
純利益
-15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
住宅建材 設備事業649億円98.3%10億円1.5%
発電事業11億円1.7%2億円18.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅建設(建材・設備)主力

床材・造作材などの総合木質建材や厨房機器などの住宅設備機器の製造・販売。ニュージーランドなどの海外子会社で植林を含む山林経営を行い、木材の安定調達を確保。

主な製品・サービス2
木質建材(床材・造作材)
住宅の床やドア枠などに使われる木質材料。
住宅設備機器(厨房機器)
システムキッチンなどの厨房機器。

02発電(バイオマス)準主力

間伐材等由来の木質バイオマス、一般木質バイオマス、建設資材廃棄物などを燃料としたバイオマス発電および売電。

製品と技術

フローリング製品の変遷と高付加価値化

フローリングは1957年の創業以来の基幹製品である。当初は内地ブナ材を使用し、1967年には4m超大型合板プラントで長尺合板縁甲板を開発。近年は無垢フローリング「コンビットソリッドJ」を2025年4月に発売。同製品は国産材桧を基材とし、ウッドデザイン賞2025のソーシャルデザイン部門を受賞した。また、システム収納「エラボ」や「ランドリーノ」など付加価値商品を拡充している。

造作材・ドア・収納システムの製造体制

造作材はLVL(平行積層合板)や集成材を用いて階段等を生産。1974年に蒲郡工場でLVL造作材を開始、1980年に本社工場でもLVL造作材工場を新設。1988年にドア工場、1991年に収納システム工場、1992年に豊橋ドア工場、1994年にプレカット工場を新設。これらにより、床材から内装材まで一貫して供給する体制を整えた。

バイオマス発電事業と環境経営

当社は発電事業として、間伐材や建設資材廃棄物などを燃料とするバイオマス発電を行い、売電している。ニュージーランドの自社林における森林経営では、二酸化炭素吸収源としての森林面積を維持しつつ、持続可能な伐採を実施。国内の木質建材工場を含むグループ全体で森林認証を取得し、カーボンニュートラルを目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

木質建材中堅、低収益体質からの脱却急務

当社はその他製品セクターで木質建材などを扱う中堅企業。売上高は650億円前後と同業他社(三井松島HD、浅香工業)と比較しても規模は中程度。しかし営業利益率は2025/3期で2.0%、2026/3期で1.8%と低水準。収益性は業界平均を下回り、ドリームベッドなどよりも劣る。建築需要の変動に加え、原材料価格の影響を受けやすい体質。

強み

  • 売上高約650億円で推移。一定の顧客基盤がある。
  • 木質建材に特化した製品開発力と製造技術を持つ。
  • 木材調達から加工・販売までのチェーンを構築している。
  • 国内市場で一定のシェアを持ち、ブランド認知がある。

課題

  • 営業利益率2%未満と低く、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • 木材価格の高騰が収益を圧迫。価格転嫁が難しい。
  • 建設業界に依存するため、需要の変動リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がウッドワン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17879ノダ117億円
27809壽屋113億円21.4倍
37795KYORITSU112億円8.3倍
47841遠藤製作所102億円22.4倍
57963興研92億円10.6倍
67898ウッドワン91億円
77872エステールホールディングス71億円138.7倍
87883サンメッセ71億円13.4倍
97875竹田iPホールディングス70億円11.9倍
107938リーガルコーポレーション70億円26.9倍
117833アイフィスジャパン69億円11.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

1935年から1952年:木材業の創業と有限会社設立

1935年5月、元取締役会長中本勇が広島県廿日市市(当時佐伯郡吉和村)で個人による木材業を開始。1952年4月、資本金700千円で有限会社中本林業を設立し、代表取締役社長に就任。創業期は地元の木材を扱う小規模事業であった。

1956年から1967年:フローリング生産の開始と大型合板プラント

1956年10月、本社及び工場を廿日市市串戸一丁目に移転。1957年5月、床板工場を新設し、内地ブナ材によるフローリングの生産を開始。1967年7月には合板工場を新設し、日本初の4m超大型合板プラントにより長尺合板縁甲板(フロング)の製造販売を始めた。

1969年から1974年:商号変更と合併による再編

1969年3月、株式会社中本林業から株式会社住建産業に商号を変更。1974年4月、休眠会社であった岩根林業株式会社に旧住建産業、住建合板、中本木材工業、住建防腐、東和商事の5社を吸収合併し、新たに株式会社住建産業として再発足。同時に蒲郡工場でLVLによる造作材生産を開始した。

1978年から1987年:証券取引所上場と第一部指定

1978年12月、大阪証券取引所市場第二部及び広島証券取引所に株式上場。1979年11月には東京証券取引所市場第二部に上場。1987年9月、東京・大阪両証券取引所市場第一部に指定替えされた。この間、1980年にLVL造作材工場、1984年に洋風造作材工場を新設するなど生産体制を拡充した。

1990年から1999年:海外現地法人の設立とグローバル展開

1990年6月、日商岩井(現双日)とのニュージーランド合弁でJuken Nissho Ltd.(現Juken New Zealand Ltd.)を設立。1995年4月には中国現地合弁で住建日商(上海)有限公司(現住建(上海)有限公司)を設立。1999年12月、フィリピン子会社Juken Sangyo (Phils.) Corp.を設立し、海外生産・調達拠点を拡大した。

2002年から2010年:商号変更とグループ再編

2002年10月、株式会社住建産業から株式会社ウッドワンに商号変更。2003年10月、住建木材工業と北海道住建を吸収合併。2006年12月、IGC株式会社を通じて住宅設備機器メーカーのベルテクノを完全子会社化したが、2008年4月には同社株式を売却。2010年2月、ニュージーランド子会社がNorthern Plantations Ltd.を設立し、植林事業を強化した。

年表34件を開く

1930年代

  • 1935年5月元取締役会長中本勇が広島県廿日市市(当時 佐伯郡吉和村)に個人による木材業を開始

1950年代

  • 1952年4月創業元取締役会長中本勇が発起人となり資本金700千円で有限会社中本林業を設立、代表取締役社長に就任
  • 1956年10月本社及び工場を広島県廿日市市串戸一丁目3番6号に移転
  • 1957年5月床板(フローリング・ボード)工場を新設し内地ブナ材によるフローリングの生産開始

1960年代

  • 1967年7月合板工場を新設し、わが国初の4m超大型合板プラントによる長尺合板縁甲板(フロング)の製造販売を開始
  • 1969年3月株式会社中本林業より、株式会社住建産業(旧)に商号を変更

1970年代

  • 1973年9月株式会社住建産業(旧)が豊橋工場を新設し、米材による製材品の生産開始
  • 1974年4月創業株式額面を500円から50円に変更することを目的とし、休眠会社であった岩根林業株式会社に株式会社住建産業(旧)、株式会社住建合板、中本木材工業株式会社、株式会社住建防腐、東和商事株式会社を吸収合併し、同時に商号を株式会社住建産業と変更し再発足
  • 1974年11月蒲郡工場にてLVLによる造作材の生産を開始
  • 1978年12月上場大阪証券取引所市場第二部及び広島証券取引所に株式上場
  • 1979年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場

1980年代

  • 1980年10月本社にて造作材工場を新設し、LVL(平行積層合板)による階段等の造作材生産開始 豊橋にて集成材工場を新設し、階段等の造作材生産開始
  • 1984年8月本社にて洋風造作材工場を新設し、生産開始
  • 1985年9月創業本社地区に配送センター用倉庫新設、株式会社北海道住建、株式会社中国住建を設立
  • 1987年9月東京、大阪両証券取引所市場第一部に指定替え
  • 1988年2月現在所在地に本社屋新築、移転
  • 1988年8月本社にてドア工場を新設し、生産開始

1990年代

  • 1990年6月日商岩井株式会社(現・双日株式会社)とのニュージーランド現地合弁子会社、Juken Nissho Ltd.(現・Juken New Zealand Ltd.)を設立(現・連結子会社)
  • 1991年4月本社にて収納システム工場を新設し、生産開始
  • 1992年5月豊橋にてドア工場を新設し、生産開始
  • 1994年4月豊橋にてプレカット工場を新設し、生産開始
  • 1995年4月日商岩井株式会社(現・双日株式会社)との中国現地合弁子会社、住建日商(上海)有限公司(住建(上海)有限公司)を設立
  • 1996年10月茨城県坂東市(当時 岩井市)に関東事業所を新設し、事業開始
  • 1999年12月フィリピン子会社Juken Sangyo(Phils.)Corp.を設立(現・連結子会社)

2000年代

  • 2002年10月株式会社住建産業より、株式会社ウッドワンに商号を変更
  • 2002年12月中国子会社木隆木業(上海)有限公司(沃達王木業(上海)有限公司)を設立
  • 2003年10月M&A住建木材工業株式会社、株式会社北海道住建の2社を当社に吸収合併
  • 2004年9月中国子会社沃達王國際有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2006年10月創業IGC株式会社を設立
  • 2006年12月M&AIGC株式会社が、2006年12月27日付公開買付け及び2007年3月1日付株式交換により、住宅設備機器メーカー株式会社ベルテクノの全株式を取得し、株式会社ベルテクノ他12社を完全子会社化
  • 2008年2月株式会社ベルテクノが新設分割により株式会社ベルキッチン(現・連結子会社)、株式会社ベルキッチンインターナショナル、株式会社ベル染色を設立
  • 2008年4月IGC株式会社が保有している株式会社ベルテクノ及び株式会社ベル染色の全株式をBTホールディング株式会社へ売却
  • 2009年2月M&A株式会社ウッドジョイ(現・連結子会社)が、株式会社ジューケン特販を吸収合併

2010年代

  • 2010年2月Juken New Zealand Ltd.がニュージーランド子会社Juken NZ Northern Plantations Ltd.を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高1,000億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    森林資源の安定確保と活用

    ニュージーランドの自社林で法正林施業を採用し、植林から伐採までのサイクルで安定的に原材料を確保。高度な木材加工技術を向上させ、資源を最大限活用する。

  2. 02

    新市場開拓と成長戦略

    アジア市場や国内リフォーム、非住宅、商環境市場を新成長市場と位置づけ、勝てる市場に勝てる仕掛けを創造。変化する市場ニーズに応えた商品・サービスで新規ファンを獲得する。

  3. 03

    グローバル生産ネットワークの再構築

    国内外の製造ネットワークを整備し、効率的運営とコスト低減を実現。社内の仕組みを再構築し、新戦略を全社で迅速に推進する。

  4. 04

    サステナビリティと環境経営の推進

    自社林での持続可能な森林経営によりカーボンニュートラルを目指す。バイオマス発電や再生エネルギー利用を推進し、森林認証を維持・拡大する。

  5. 05

    DXと業務プロセス改革による競争力強化

    AIやIoTを活用した製造工程の高度化、営業・間接部門の業務改革を推進。原材料・物流コスト高騰には適切な価格転嫁とDXによる構造的コスト競争力強化で対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,173人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は515万円で、9期前と比べて+11.9%平均年齢は44.1歳、平均勤続年数は20.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,759
2018年3月2,661
2019年3月46040.917.22,512
2020年3月46541.317.72,463
2021年3月44941.618.02,488
2022年3月47642.118.52,449
2023年3月47342.619.02,338
2024年3月46243.219.52,222
2025年3月49343.720.02,17860
2026年3月51544.120.32,17355

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率93.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 4 / 海外 3、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
工場 — ニュージーランド オークランド市他357億円
住宅建材 設備事業
本社製造部 本社工場 — 広島県廿日市市6,507百万円
住宅建材 設備事業
本社バイオマス発電所 — 広島県廿日市市6,507百万円
発電事業
本社事務所 — 広島県廿日市市6,507百万円
住宅建材 設備事業
本社物流センター — 広島県廿日市市6,507百万円
住宅建材 設備事業
工場 — インドネシア共和国 東ジャワ州6,006百万円
住宅建材 設備事業
東海製造部 豊橋工場 — 愛知県豊橋市2,935百万円
住宅建材 設備事業
東海物流センター — 愛知県豊橋市2,935百万円
住宅建材 設備事業
関東事業所 関東物流センター — 茨城県坂東市2,209百万円
住宅建材 設備事業
工場 — フィリピン共和国 スービック821百万円
住宅建材 設備事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    Juken New Zealand Ltd. (注)1,2,4
    ニュージーランド オークランド市 · 連結子会社
    議決権93.7%
  • 海外
    Juken Sangyo(Phils.)Corp. (注)1,2
    フィリピン共和国 スービック · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    沃達王國際有限公司(注)2
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ウッドジョイ
    広島県 廿日市市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社フォレストワン
    広島県 廿日市市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ベルキッチン(注)2
    岐阜県 瑞浪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.Woodone Integra Indonesia (注)1,2,5
    インドネシア共和国 東ジャワ州 · 連結子会社
    議決権75.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は660億円営業利益12億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.2%、利益が-7.7%。

売上高
+1.2%
660億円
営業利益
-7.7%
12億円
純利益
-183.3%
-15億円
営業利益率
1.8%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高650億円660億円
営業利益12億円12億円
純利益4億円-15億円
1株あたり配当¥24¥24

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は162億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1560
2024年1Q162−3−1.9−2
2024年2Q163−3−1.8−3
2024年3Q16910.6−9
2024年4Q154−9
2025年2Q31830.92
2025年4Q334103.016
2026年2Q31531.08
2026年4Q34592.6−23
2027年1Q16200.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は640億円から660億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は1.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6402027
2014年3月6931717
2015年3月634−88
2016年3月65631
2017年3月6642012
2018年3月650152
2019年3月630−22
2020年3月636108
2021年3月5912112
2022年3月6662113
2023年3月65874
2024年3月648−13−23
2025年3月6521352.018
2026年3月66012181.8−15

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高660億円のうち、営業利益として残るのは12億円1.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-15億円、売上の-2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.3%484億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.8%164億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.8%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.7pt
1.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.5pt
-2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比10.7pt
-3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−53億円で、差し引きのフリーCFは−27億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は41億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5770−11412764
2014年3月60−13−444769
2015年3月20−28−4−859
2016年3月51−15−343660
2017年3月48−18−133076
2018年3月29−30−19−155
2019年3月18−24−14−636
2020年3月40−3−73766
2021年3月41−5328−1283
2022年3月46−39−38755
2023年3月1−2919−2845
2024年3月40−5115−1152
2025年3月40−361454
2026年3月26−5314−2741

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,043億円。このうち返さなくてよい自己資本が453億円で、自己資本比率は42.5%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月93739953840.0
2014年3月98244953342.7
2015年3月97246450844.8
2016年3月89139949243.7
2017年3月89541048544.7
2018年3月86440945546.0
2019年3月83939044945.2
2020年3月80736544244.2
2021年3月91141150044.0
2022年3月95144250945.2
2023年3月97044452644.6
2024年3月1,01844757143.0
2025年3月1,02145656543.7
2026年3月1,04345359042.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
209億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
59億円
在庫として抱えている分
負債合計
590億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中62位あたり、逆に低いのはROE104社中98位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-3.3%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.8%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.5%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.2%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥920で、1年前と比べて+7.2%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥920-0.5%1ヶ月+0.2%1年+7.2%時価総額91億円
過去52週の値幅
安値¥825高値¥1,120

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)21.4倍
PBR0.19倍
配当利回り2.61%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は903円で、直近1か月で+1.23%、1年で+5.5%と緩やかな上昇。25日線897円を上回り、75日線893円も突破しているが、200日線932円には届かず。52週高値1120円からは19%下、安値825円からは9.5%上。出来高は7月中頃に1.7万株まで膨らんだ後、8月に入り800株まで急減したが、直近10日は1万株台に回復。もみ合いながらも底堅い値動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

予想PERは21倍で業界平均18.58倍をやや上回るが、PBRは0.19倍と極めて低く、業界平均1.4倍を大きく下回る。ROEは-3.3%と赤字だが、配当利回りは2.66%と業界平均3.05%をやや下回る。割安度は高いが、直近期の純損益が赤字に転じており、減配リスクや業績回復の不確実性を考慮すると、割安だが投資には慎重な判断が必要だ。

指標この会社業種平均
PER (予想)21.4倍
PBR0.19倍1.38倍
ROE-3.3%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

住宅市況の変動が業績を左右する。強気派は、2025年3月期の黒字転換で経営改善が進むと見る。また、新製品や省エネ住宅向け需要の取り込みに期待する。弱気派は、2026年3月期の純損失予想や住宅着工減少の長期化を懸念し、業績の不透明感を強調。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換

    2025年3月期に営業黒字転換し、利益体質が改善。

  • 低PBR

    PBRは0.19倍と資産価値に比べ極めて割安。

  • 安定需要

    住宅は生活の基盤であり、一定の需要が見込める。

  • PBR0.19倍の清算価値割れ修正継続影響

    PBR0.1894倍は純資産に対し約81%安、資産価値の再評価で上値余地

  • 売上高が3期連続で660億円まで拡大通年影響

    売上高648→652→660億円と伸び、住宅関連需要が底堅い

  • 営業黒字を2期連続で確保通年影響

    2025年3月期13億円、2026年3月期12億円の営業利益で収益基盤が安定

  • 2.66%の配当利回りが下支え通年影響

    PBR0.19倍の低バリュエーションと併せ、2.66%の配当が下値買いを誘う

マイナスに働く材料7
  • 純損失予想

    2026年3月期は純損失が予想され、業績悪化のリスク。

  • 住宅市場縮小

    少子高齢化で住宅着工数は減少傾向が続く。

  • 収益の不安定

    過去にも損失計上があり、利益率が低い。

  • 純利益が18億円から15億円の赤字に転落通年影響

    2025年3月期18億円の純利益が2026年3月期に15億円の赤字、一過性損失が発生

  • ROEが-3.3%と資本を毀損通年影響

    株主資本に対して年3.3%のマイナス、PBR0.19倍でも割安感が後退

  • 営業利益率1.82%と極めて低い採算通年影響

    売上高660億円に対し営業利益12億円、コスト上昇に対する耐性が弱い

  • 外国人保有3.04%と流動性が低い継続影響

    外国法人の持ち株比率が3.04%と低く、需給が細り株価変動が大きくなりやすい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を先取りするため、需要動向の先行指標。
営業利益率
収益性の改善が続くか、赤字転落のリスクを監視。
住宅着工統計
外部環境の変化を把握するための重要な指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり24で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.61%。

年間配当
¥24
1株あたり
配当利回り
2.61%
いまの株価に対して
配当性向
11.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3840.9
2018年3月380.042.9
2019年3月380.061.4
2020年3月380.0103.0
2021年3月24−36.035.0
2022年3月240.012.9
2023年3月240.020.7
2024年3月240.021.4
2025年3月240.020.6
2026年3月240.011.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥24

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,905人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.6%を占め、残る54.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.641.142.647.249.149.0
事業法人23.423.424.824.524.425.5
金融機関32.931.729.325.320.720.1
自己株式5.25.15.45.45.45.4
外国法人3.32.61.21.83.02.9
証券会社0.71.22.01.22.82.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中本不動産㈱8.90
02住建持株会4.27
03日本マスタートラスト 信託銀行㈱3.81
04住建東海持株会3.12
05中本 雅生3.00
06NAKA勇㈱2.84
07中本 祐昌2.64
08ウッドワン従業員持株会2.55
09日本生命保険相互会社2.55
10㈱WOODPROホールディングス2.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−366%、1株純資産は14期で+493%。直近期のROEは-3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月598038.25.538.5
2014年3月1854,4934.38.824.0
2015年3月834,6691.816.434.2
2016年3月74,1750.2185.738.6
2017年3月1254,2912.911.540.9
2018年3月224,2540.564.242.9
2019年3月244,0670.644.261.4
2020年3月893,8212.311.5103.0
2021年3月1254,2963.110.135.0
2022年3月1404,6053.19.712.9
2023年3月394,6440.836.620.7
2024年3月−2494,702−5.321.4
2025年3月1914,7954.04.920.6
2026年3月−1574,761−3.311.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額180百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中本祐昌代表取締役社長 戦略統括本部本部長 商品企画開発部長 資材部長652,602
川戸宏之常務取締役 海外経営企画本部長676
奥田清人常務取締役 営業本部本部長6532
久保好永取締役 構造システム営業部長668
向原政昭取締役 総務人事部長662
松本真明取締役 製造本部本部長 東海製造部長66
野口貴博取締役 経理部長632
伊永成伸取締役 情報システム部長58
坪井寿之取締役 Juken New Zealand Ltd.担当641
秦清取締役79
石橋三千男取締役78
江草善行常勤監査役689
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
早田三樹夫監査役7012
三輪洋二監査役76
森川和彦監査役73
大松洋二63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1012720915716
社外取締役413133
監査役210105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容530字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社8社から構成しており、住宅建材及び住宅設備機器の製造並びに販売を主たる事業としています。 住宅建材設備事業では、前連結会計年度において連結子会社でありました上海倍楽厨業有限公司は、清算が結了したため、連結範囲から除外しました。 当社グループの事業内容及び当社と主な関係会社の当該事業に係る位置付けは以下のとおりです。 なお、詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりです。 ①住宅建材設備事業 床材・造作材などの総合木質建材や厨房機器などの住宅設備機器の製造及び販売、植林を含む山林経営 (主な関係会社)   当社、Juken New Zealand Ltd.、沃達王國際有限公司、Juken Sangyo (Phils.)Corp.、株式会社ウッドジョイ、株式会社フォレストワン、PT.Woodone Integra Indonesia及び株式会社ベルキッチン ②発電事業 間伐材等由来の木質バイオマス・一般木質バイオマス・建設資材廃棄物などの燃料を用いたバイオマス発電及び売電 (主な関係会社)   当社 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,166字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、“業界一流のメーカーとして、本業を極め、本業に徹し、一流の商品をお客様にご提供することを通じて、社会の発展に貢献する”を経営理念とし、顧客ニーズに沿った商品開発に注力するとともに、自然環境の保護と社会の発展に貢献すべく企業活動を展開しています。 (2) 経営戦略等 当社グループでは、これからの厳しい競争時代を勝ち抜くため、着実に業績の伸展を目指し、次のような施策を実践していきます。 ① 森林資源を保全する法正林施業(植林、育林、間伐、伐採)を採用したニュージーランドの育林事業により安定した品質と量の原材料確保を図ります。 ② 貴重な資源を更に活かす為、高度な木材加工技術の更なる向上を図ります。 ③ 木が持つ潜在能力を梃子(てこ)に、新成長市場であるアジア市場や国内のリフォーム、非住宅、商環境市場などで、“勝てる市場×勝てる仕掛け”を創造します。 ④ 変化する市場の本質を見極め、魅力ある商品・サービスを提案し、新たなファンを創造します。 ⑤ 新たな戦略を全社で迅速に推進する為、国内外の製造ネットワークを更に整備し、効率的な運営とコスト低減を図るとともに、社内の仕組みを再構築します。 ⑥ 認証材を活用した国内外のニーズに応えていきます。 当社グループでは、ニュージーランドの自社林における森林経営において、二酸化炭素を吸収する森林面積を減らすことなく、一定の周期で毎年一定の木材を永続的に収穫することを基本方針とし、資源循環型の環境経営を目指しています。また、木材製品を生産し、長寿命化住宅を実現することは、植林で吸収した二酸化炭素を炭素として固定する貯蔵庫を生産しているといえます。国内では、バイオマス発電事業や再生エネルギーによる電力利用を推進することにより、カーボンニュートラルを目指しています。さらにクリーンな材料調達の証明としてニュージーランド子会社の全森林・全工場、香港子会社、フィリピン子会社工場、インドネシア子会社工場および国内の木質建材工場において森林認証を取得しています。 このように当社グループの事業活動自体が、サステナビリティに関する諸問題に対処するための取組みでもあります。 また、当社の強みであるニュージーランドで産出される木材を、一貫生産体制・国際分業体制をもって、さらに競争力のある製品として作り上げるべく、研究開発や知的財産投資も進めてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値の向上と財務体質の強化を図るための経営指標として自己資本利益率(ROE)の向上を目指し、労働生産性の向上などによる収益性の改善や自己資本比率の維持・向上に取り組んでいます。また、事業の拡大と安定的な収益を獲得するために、グループ全体で連結売上高1,000億円を目指しています。 (4) 経営環境 当社グループの経営環境は、構造的な人口減少問題等により市場が縮小していく「量の面での変化」とともに、住宅の高性能化や住宅環境まで視野に入れた「質の面での変化」が同時に進行する状況にあります。当社グループがこれからの時代を生き抜き成長するためには、住まい手にとって魅力ある商品・提案の強化に加え、リフォームや非住宅施設などの新市場開拓が不可欠です。また、住宅業界における職人不足に伴う住宅の品質管理や工期管理、コスト上昇なども大きな課題となっています。このような環境下で、市場の変化をいち早く察知し、現状を肯定することなく自己変革に努め、常に当社グループ自らが環境の変化に合わせて変わっていくことが必要となっています。AIやIoTといったデジタル技術を活用し、生産性を向上させることで、新たな付加価値の創造と収益性の改善を目指してまいります。 具体的には、国内においては新築戸建市場に加えてリフォーム、非住宅、商環境市場などの新市場の開拓、また海外においては発展が期待されるアジア圏の市場の開拓を主題とする成長戦略を策定し、当社グループ一丸となってこれらに取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済は、主要国においてインフレ圧力の緩和が見られる一方、米国トランプ政権による追加関税措置や貿易保護主義的な政策運営の継続により、グローバルなサプライチェーンの再構築が急務となるなど、不透明な状況が続くものと予想されます。また、緊迫化する地政学リスクに伴うエネルギー価格の変動や、為替相場の不安定な推移など、引き続き予断を許さない状況にあります。 国内の住宅業界では、人口減少に伴う新設住宅着工戸数の長期的な減少傾向に加え、2025年4月に施行された改正建築基準法により、建築確認申請の厳格化や事務負担が増加し、戸建住宅の着工を一時的に抑制する要因となりました。しかしながら、省エネ基準の適合義務化や構造計算の厳格化が定着したことで、住宅の高性能化・高耐久化への要請は一段と強まっており、これらに的確に応える高品質な木質資源へのニーズは強まっております。また、既存住宅の資産価値向上を目指したリフォーム・リノベーション需要は、引き続き堅調であり、市場の軸足は、「新築」から「ストック活用」へと確実にシフトしております。 このような事業環境のもと、当社グループがこれからの時代を生き抜き成長するためには、既存市場における存在感を維持しつつ、国内外の新しい市場を自らが積極的に開拓すること、ならびに「脱炭素社会の実現」に向けた事業展開を強力に推進することが最優先の経営課題と認識しております。 この経営課題への対応として、当社グループは、ニュージーランド産のラジアータパインや国産材を活用した無垢内装材・収納商品のブランド力と機能性を兼ね備える本物志向の製品群を強化いたします。特に省エネ・構造規制の強化を背景に、優れた強度を持つ構造材や、職人不足に対応した省施工商品の提案を加速させ、リフォーム市場および非住宅市場でのシェア拡大に注力してまいります。 海外においては、ニュージーランド子会社では、当社グループ向けの生産数量を確保した上で、安定した資源供給能力を背景に、同国内およびオセアニア市場への外販を強化いたします。また、インドネシア子会社においては、増強したドア生産体制のフル活用により、欧米・インドネシア国内市場でのさらなる販路拡大を推進することで、特定の国や地域経済に左右されない経営基盤を構築してまいります。 これらの事業展開と並行して、ニュージーランド子会社における持続可能な資源循環型の森林経営を基盤に、ニュージーランド子会社の全森林・全工場、香港子会社、フィリピン子会社工場、インドネシア子会社工場および国内の木質建材工場における森林認証の維持、バイオマス発電による再生可能エネルギー利用を推進し、カーボンニュートラルの実現に寄与してまいります。当社グループの事業活動そのものが環境価値を創出し、社会的責任を果たすモデルとなるよう成長させていく方針です。 このほか、原材料や物流コストの高騰に対し、適切な価格転嫁とDXによる構造的なコスト競争力の強化を両立させます。また、AIやIoT等によるデータ利活用を通じた製造工程の高度化、営業・間接部門における業務プロセス改革を推進し、顧客サービスレベルの向上と強固な経営体質の構築を目指してまいります。
事業等のリスク6,216字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、後述のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 業績の変動要因について ① 新設住宅着工戸数の減少や職人不足による工期遅れの影響について 当社グループは、住宅建材及び住宅設備機器の製造販売を主たる事業としており、国内販売に関しては新設住宅着工戸数の減少や職人不足による工期遅れがもたらす販売減が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、新築戸建市場に加えてリフォーム市場や非住宅市場の開拓、ならびに海外での販路拡大など新しい顧客開拓に注力するとともに、職人不足に対応した省施工を可能にする商品開発等でその影響の軽減を図っています。 ② 原材料の調達リスク及び価格変動リスクによる影響について 当社グループは、床材を主体とした木材の二次加工品の製造および造作材等木質建材商品の加工販売を主要な事業としており、原材料である木材について、調達が困難となった場合や価格が高騰した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、ニュージーランド子会社であるJuken New Zealand Ltd.において、30年サイクルの循環型の持続可能な山林経営を行い、当社グループの原材料の主要な供給元とすることで木材の調達リスクや価格変動リスクを軽減しています。なお、当該子会社においては、近年の市況変動等に対応するため不採算事業の見直し等の事業再編を推進しており、グループ全体の調達コスト安定化に向けた構造改革を進めています(詳細は「⑩ 海外展開にともなうリスクについて」を参照)。 ③ 中東情勢の緊迫化による影響について 中東情勢の緊迫化に伴う地政学的リスク(ホルムズ海峡の緊張や地政学的供給不安等)は、資源・エネルギー価格の変動、輸送ルートの混乱、および供給網の不安定化を引き起こす可能性があります。これらは、塗料・接着剤等の副資材価格の上昇や製造経費・輸送費の増加を招き、当社グループにおける売上原価の上昇圧力および供給の不安定化に繋がるほか、住宅需要の一時的な下押し懸念、海外子会社における収益変動リスクなど、当社グループの生産・物流・販売活動に広範な影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、当社グループでは、徹底したコスト抑制と調達先の多様化を進め、安定的な供給体制の維持に努めるとともに、適正な販売価格への転嫁を推進してまいります。さらに、海外子会社における収益変動リスク等に対しては、ニュージーランド子会社の事業再編を含むグループ全体の生産体制の再構築に取り組み、収益基盤の強化とリスク軽減に努めています。 ④ 為替変動による影響について 当社グループは、ニュージーランド子会社からの木材仕入れを円建て決済としており、直接的な為替リスクは限定的です。しかしながら、海外子会社の業績を連結財務諸表へ換算する際、現地通貨の為替相場変動により、連結売上高や利益が変動する可能性があります。また、海外子会社が現地通貨以外の通貨建てで行う借入や営業取引においては、為替相場の変動に伴い為替差損益が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、為替変動が当社グループに与える影響度合いを勘案し、必要に応じて為替予約等によるリスクヘッジを行っています。 ⑤ 木質バイオマス燃料の安定確保の影響について 木質バイオマス発電の運営においては、燃料の安定確保が不可欠です。当社では、森林の健全な育成にともない発生する「間伐材等由来の木質バイオマス」をはじめ、当社グループ内や製材所・木材加工所などの工場残材を利用した「一般木質バイオマス」、建築解体現場から排出される「建設資材廃棄物」を活用しています。さらに、フィリピンの子会社で加工した木質燃料を輸入するなど、多様なルートから確実な燃料調達を行っています。しかしながら、これらの調達活動は海上輸送費の高騰や為替変動の影響を受ける可能性があるほか、近隣での新たな大規模バイオマス発電所の稼働や自然災害などの不測の事態が発生した場合、社内外からの木質バイオマス燃料の供給が中断または減少する可能性があります。加えて、品薄により燃料価格が高騰した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、発電所が重大な故障などによる長期停止が発生した場合には、電力売上が減少する可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、海上輸送費や為替の動向を注視しつつ、当該子会社で加工した木質燃料の輸入を増やすことで自社調達比率を高め、外部市場からの調達に伴う価格変動リスクを抑制しています。このほか、「間伐材等由来の木質バイオマス」の国内供給業者を複数化・多様化し、自然災害リスクの分散を図っています。 また、発電所の重大な故障等による長期停止に備えて、粗悪な燃料を排除するためのふるい機や選別機の活用、メーカーによる定期点検、および所員による日常点検などを徹底して行っています。あわせて、予兆診断等の所員のレベルアップにも注力しています。 ⑥ 温室効果ガス削減(脱炭素)への世界的な取組みの進展について 気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガス(GHG)の削減を目的とした取組みが世界的に進められています。今後、地球温暖化対策として規制の強化等により、これらに関連する対策費用が増加する場合や、特定地域における法令又は規制を遵守することが困難になった場合、当該地域における当社グループの事業運営が影響を受ける可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、ニュージーランド子会社において30年サイクルの循環型の持続可能な山林経営を行い、気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガス(GHG)の削減に努めています。同社が経営する約40,000haの森林におけるラジアータパインによる二酸化炭素の吸収量は年間約67.7万トン、固定量は3.5万トンに達します。温室効果ガスである二酸化炭素は森林で樹木に吸収された後も炭素として木材中に固定されます。したがって、木材製品を生産することは、植林で吸収した二酸化炭素を炭素として固定する貯蔵庫を生産しているといえます。 また、事業活動における環境負荷低減のため、2022年4月より、関西電力株式会社が提供する「再エネECOプラン(トラッキング付帯)」を活用し、自社のバイオマス発電所由来の再生可能エネルギーで、実質CO₂排出ゼロの電気を自社工場で使用しており、これは当社の総電力量の約70%に相当します。今後も当社グループは、温室効果ガスの削減(脱炭素)に継続的に取組み、様々な媒体を使って適時に情報開示に努めていきます。 ⑦ 固定資産の減損会計による影響について 当社グループは、有形固定資産や美術品等の固定資産を所有しています。これらの資産については、減損会計を適用しています。有形固定資産については、将来のキャッシュ・フローが資産の帳簿価額を回収できるかどうかを検証し、美術品については、美術専門家等の第三者から入手した価格に基づいて回収可能な価額を算定し、減損が必要な資産については適切な会計処理を行っています。しかしながら、将来の環境変化により固定資産の将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合や美術品の回収可能価額が大きく下落した場合には、追加の減損処理により、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、これらの資産価値を定期的に確認し、可能な限り価値低下を招かない方策を継続的に検討・実施しています。 ⑧ 情報システムに関するリスクについて 当社グループは、生産・販売・管理などの業務を情報システムにより管理しており、業務遂行上の重要な基盤となっています。 このため、自然災害、システム障害、サイバー攻撃(マルウェア感染、ランサムウェア、ハッキング等)などにより情報システムの機能が停止した場合や、顧客情報・機密情報の漏洩が発生した場合には、事業活動の中断、社会的信用の失墜などを通じて、当社グループの財務状況や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、当社グループでは情報セキュリティ推進委員会を中心に、情報セキュリティポリシーおよび関連規程の整備・周知を進め、組織的なセキュリティ態勢を構築しています。 技術的対策としては、エンドポイント保護ソフトの導入、ソフトウェアの適時更新、ファイアウォールの導入、不正アクセスの監視などを実施しています。 これらに加え、全従業員に対する機密情報の取り扱いおよびサイバーセキュリティ教育を継続的に行い、セキュリティ意識の向上に努めています。 ⑨ 地震・津波・台風等の大規模な自然災害による影響について 当社グループは、ニュージーランドにおける山林経営、フィリピンでの製品や燃料の加工、並びに国内での木製品の製造や木質バイオマス発電所の運営など、グローバルかつ多層的なサプライチェーンを展開しています。そのため、地震・津波・台風・サイクロン等の大規模な自然災害が発生した場合、各拠点における操業停止、物流網の寸断、電力供給の中断等が発生し、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、大規模な自然災害による被害を完全に回避できるものではありませんが、当社グループで策定した規程や大規模災害対策マニュアルに基づき、非常時を想定した全社的なリスク管理体制を構築、運営しています。 具体的には、特定の拠点に依存しない国内外の生産・調達ネットワークの多重化(代替性の確保)、安否確認システムの導入、定期的な防災訓練の実施、および主要資産に対する地震保険への加入などを実施しています。さらに、気象情報や災害情報の早期把握と、有事における経営陣への迅速な情報集約・意思決定体制を整備することで、被害の最小化と早期の事業復旧が図れる体制を構築しています。 ⑩ 海外展開にともなうリスクについて 当社グループは、ニュージーランド、フィリピン、インドネシアなど海外での投資や事業展開を進めています。これら海外への事業進出には、予期しない法律又は規制の変更、政治又は社会・治安の混乱、雇用環境の変化、テロ・戦争等といったリスクに加え、主要な海外拠点であるニュージーランド子会社においては、近年の為替変動、市況の変動、あるいは事業再編に伴う一時的な費用の発生などにより、後述するとおり2022年3月期から5期連続で経常損失を計上しています。当該子会社の業績が改善しない場合、または悪化する場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、海外の政治・経済情勢の情報収集に努め、必要に応じて外部専門家の助言等も得ながら、的確かつ迅速に対応しています。ニュージーランド子会社に関しては、不採算事業の見直し、コスト構造の改革、高付加価値製品へのシフト、新たな市場開拓等の収益改善策を推進しています。これらの収益改善策の進捗を厳格にモニタリングし、早期の黒字化およびグループ全体の資本効率向上を目指してまいります。 ⑪ 財務制限条項の抵触による影響について 当社グループの借入金の一部には財務制限条項が付されており、これに抵触した場合、期限の利益を喪失する等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。財務制限条項の詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)※3 財務制限条項」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(貸借対照表関係)※3 財務制限条項」に記載のとおりです。 なお、当連結会計年度末日において、当社は当該財務制限条項に抵触しておりません。 (2) ニュージーランドにおける事業内容及び業績・総資産の推移について 当社グループは、ニュージーランドにおいてJuken New Zealand Ltd.を通じてラジアータパイン等の植林を含む山林経営を行っています。 山林経営は木材市況変化への対応力を高めると同時に原材料調達の安定化や部材調達コストの低減に役立っています。山林経営につきましては、立木の伐採可能量の増加に対応して設備投資が必要となっています。そのため、連結キャッシュ・フローにおきましては、投資活動により使用する資金の多くはニュージーランドにおける投資に充当しています。 ニュージーランドに関する内部取引を含む売上高、経常利益、総資産の推移は次のとおりです。 (ニュージーランドの売上高、経常利益、総資産の推移) 2022年3月期 (百万円)   2023年3月期 (百万円)   2024年3月期 (百万円)   2025年3月期 (百万円)   2026年3月期 (百万円) ニュージーランド   売上高 (注)   18,270 (6,209)   18,742 (6,850)   18,840 (5,268)   15,769 (4,768)   17,206 (5,201) 経常損失(△)   △287   △917   △2,588   △1,992   △1,329 総資産   37,936   38,886   41,951   41,644   43,597 (注) 売上高下段の括弧内数値は、所在地間の内部売上高又は振替高です。 (3) 有利子負債依存度について 当社グループにおける有利子負債依存度は、2026年3月期末41.1%となっています。当社グループにおきましては、今後も経営資源の効率化等により、有利子負債を適正水準に保つ方針ですが、今後の金利動向等金融情勢の変化によっては当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (有利子負債残高、有利子負債依存度の推移) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 総資産(百万円)   95,062   97,018   101,754   102,106   104,251 純資産額(百万円)   44,188   44,404   44,717   45,614   45,294 有利子負債残高(百万円)   33,639   36,604   39,717   39,929   42,844 自己資本比率(%)   45.2   44.6   43.0   43.7   42.5 有利子負債依存度(%)   35.4   37.7   39.0   39.1   41.1 (注) 期末有利子負債残高は、社債及び借入金の合計額です。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策に伴う関税の影響が懸念されるなか、高水準のインバウンド需要や堅調な企業収益を背景とした設備投資に支えられ、緩やかな回復基調で推移しました。雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費にも持ち直しの動きが見られましたが、物価上昇の継続が家計に与える影響や実質賃金の動向については、引き続き注視を要する状況にあります。海外経済においては、中国景気の先行き不透明感に加え、緊迫化する中東情勢がエネルギー価格や物流へ及ぼす影響など、依然として予断を許さない状況が続いています。 住宅業界においては、2025年4月に施行された改正建築基準法への対応や、長引く住宅価格の高騰に伴うマインドの低下により、当社グループの主力市場である国内の持家および分譲戸建住宅を合わせた着工戸数は、前年を大きく下回る水準で推移するなど、厳しい経営環境となりました。 このような事業環境の中、当社グループは山林経営から木材加工までの一貫生産体制と循環型林業による環境貢献を軸とした、独自の価値提供に注力しました。主力の国内新築市場においては、高品質な製品の安定供給体制を維持するとともに、無垢商品や収納商品、省施工商品といった高付加価値商品を核とした提案営業を強化し、顧客ニーズへの的確な対応に努めました。また、事業ポートフォリオの多角化(脱「新築戸建依存」)を加速させ、国内のリフォーム・非住宅市場において、設計の自由度と空間価値を高める多様な商品ラインナップを提案しました。海外市場においては、インドネシア子会社による欧米・豪州市場や同国内等のさらなる開拓を推進しました。 サステナビリティおよび人的資本経営への取り組みとしては、2025年6月、物流効率化と環境負荷低減の両立を目指し、社名ロゴ入りの31フィート鉄道輸送専用コンテナを導入し、広島・埼玉間での運行を開始しました。これは「ホワイト物流」推進運動への賛同に基づくモーダルシフトの具現化であり、ドライバーの労働環境改善とCO₂排出量削減に寄与するものです。また、同9月、次世代育成支援として「はつかいち子育て応援宣言企業」の認定を取得し、育児休業の取得促進や、職場体験の受け入れを積極的に実施しました。さらに、2026年3月、「健康経営」を経営戦略として導入することを決定しました。従業員の心身の健康維持・増進を重要な経営資源と捉え、組織の活性化と労働生産性の向上を図ることで、中長期的な企業価値向上と「健康経営優良法人」の認定取得を目指してまいります。 国内販売については、「木と人で拓く、新たな価値!」をテーマに、お客様にとって付加価値のある商品の拡販に取り組み、取引店数のさらなる拡大を進めています。また、度重なる資材調達コストの上昇に対応して、生産性向上によるコストダウンやサプライチェーンの強化に加え、適正な収益確保を行うべく床材・造作材等の販売価格の改定に継続的に取り組んでいます。 リフォーム市場向けでは、2025年9月、東京ビッグサイトで開催された日本最大のプロ向けリフォーム展示会「リフォーム産業フェア2025」に出展し、無垢の木のキッチン「スイージー」や無垢の木の内窓「MOKUサッシ」等を新規顧客に提案しました。 非住宅市場向けでは、2025年9月、当社初となる木造4階建て宿泊施設の現場構造見学会を開催。全国各地からご来場頂いた施工業者にLVL材や「JWOOD工法」の特長、構造設計のポイント等を説明・提案しました。また、2026年2月、日本最大級の「サービス産業」「フードビジネス」の展示会「HCJ 2026  第54回 国際ホテル・レストラン・ショー」に出展。本展示会では、ホテルやレストランをはじめとする非住宅・商環境分野への提案力強化を目的とし、当社の主力製品である「フレームキッチン」のほか、無垢材の質感を活かした床材「コンビットⓇソリッドJ」や「デザインウォール不燃パネル」などを展示、今後の展開を見据えた参考出品として、不燃突板クロス「Kiori」も展示しました。宿泊施設や商業施設に向け、当社の強みである「木のぬくもりを活かした空間デザイン」を積極的にアピールすることで、新たな法人顧客との商談創出およびブランド認知の向上を図っています。 海外部門については、ニュージーランド子会社では、当社グループ向けの生産数量を確保した上で、原木や木質素材などをニュージーランド国内市場や海外市場へ販売しました。また、インドネシア子会社では、欧米市場やインドネシア国内市場の販路開拓を続け、拡販を進めました。 こうした状況の中、国内市場における需要低下に伴う販売・生産数量の減少や円安・インフレの進行によるコスト高が継続する厳しい環境下において、日本国内での販売価格の適正化や労働生産性の向上による経費削減に注力するとともに、好調なインドネシア子会社による収益貢献に努めてまいりましたが、これら諸施策による収益改善効果が市場環境の悪化による影響を補うには至りませんでした。 この結果、当連結会計年度の連結売上高は、66,000百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,230百万円(同6.1%減)、経常利益は1,792百万円(同233.7%増)となった一方で、親会社株主に帰属する当期純損失は1,456百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益1,777百万円)となりました。なお、経常利益には、為替相場の変動による為替差益として439百万円のほか、ニュージーランド子会社の排出権収入として689百万円計上しました。また、特別利益には、同子会社で2024年11月に発生した火災による保険金等を受取保険金として777百万円計上しました。さらに、特別損失には、同子会社の収益性低下を踏まえ当該事業に係る固定資産の減損処理等を事業再編損として2,956百万円計上しました。 セグメント別の経営成績は次のとおりです。 a.住宅建材設備事業 住宅建材設備事業では、2025年4月、国内グループ子会社フォレストワンが製材・乾燥した国産材桧を基材に用いた無垢フローリング「コンビットⓇソリッドJ」を発売。同11月には、同商品と国産材突板フローリング「コンビットグラードⓇJ」の2商品が、一般社団法人日本ウッドデザイン協会主催の「ウッドデザイン賞2025」において、それぞれソーシャルデザイン部門とライフスタイルデザイン部門で受賞しました。また、同9月、多くのユーザーから支持されるリンナイ株式会社様のガス衣類乾燥機「乾太くん」推奨の衣類乾燥機専用台「ランドリーノ」を発売。システム収納「エラボ」や「仕上げてる棚板」などと組み合わせた、ランドリールームや脱衣室の収納がますます充実しました。さらに、同11月、無垢材「ピノアース」のあたたかみのあるウォームベージュ色をベースに、町田ひろ子アカデミーのコーディネート術がザ・コンランショップの家具を用いてつくり出す新しい特別な空間展示「WOOD&LIFE Style Fair 2025」を期間限定で開催しました。 海外部門については、ニュージーランド子会社では、ニュージーランド国内市場や海外市場に向けた原木や木質素材の外販数量が増加し、売上高は前年を上回る水準となりました。 また、インドネシア子会社では、欧米市場への輸出、およびインドネシア国内向けの販売が引き続き大きく増加し、前年同期に比べ売上高、利益ともに好調に推移しました。 この結果、当連結会計年度における住宅建材設備事業の売上高は64,992百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,024百万円(同18.2%減)となりました。 b.発電事業 発電事業では、本社敷地内に設置している木質バイオマス発電設備で発電した再エネ電気を、電気事業者にFIT固定価格で全量売電しています。バイオマス燃料の需要が増え続ける中、依然、燃料代は高止まりしましたが、製造経費が大きく減少しました。 この結果、当連結会計年度における発電事業の売上高は1,054百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益は206百万円(同248.7%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により2,606百万円の増加、投資活動により5,261百万円の減少、財務活動により1,449百万円の増加となりました。 営業活動により増加した資金2,606百万円(前年同期は3,982百万円の資金増加)は、主に事業再編損2,956百万円、非資金項目である減価償却費3,616百万円などがあった一方で、法人税等で906百万円の支払いや売上債権が936百万円増加、棚卸資産が860百万円増加、仕入債務が391百万円減少したこと等によるものです。 投資活動により減少した資金5,261百万円(前年同期は3,627百万円の資金減少)は、主に国内および海外子会社での設備投資並びにニュージーランド子会社での山林投資や2024年11月の火災により被災した設備の入替等により、5,569百万円の支出があったことによるものです。 財務活動により増加した資金1,449百万円(前年同期は71百万円の資金増加)は、主に配当金として222百万円を支出したものの、借入金による資金調達により1,959百万円増加したことによるものです。 この結果、現金及び現金同等物に係る換算差額の影響等もあり、現金及び現金同等物は1,312百万円の減少となり、当連結会計年度末残高は4,127百万円(前連結会計年度末比24.1%減)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を品目ごとに示すと、次のとおりです。 品目   金額(百万円)   前年同期比(%) 床材   3,930   93.7 造作材   18,144   105.6 その他建材   18,767   100.6 住宅設備機器   1,650   97.8 住宅建材設備事業 計   42,492   101.9 発電事業   732   86.4 合計   43,225   101.5 (注)金額は製造原価により表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっています。 b.受注状況 当社グループの生産は見込み生産を主体とし一部受注生産を行っていますが、その比率は僅少であるため、記載を省略しています。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりです。 品目   金額(百万円)   前年同期比(%) 床材   6,804   96.2 造作材   35,076   104.9 その他建材   19,074   97.8 住宅設備機器   3,990   97.7 住宅建材設備事業 計   64,945   101.3 発電事業   1,054   99.9 合計   66,000   101.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しています。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 住友林業㈱   8,338   12.8   8,001   12.1 SMB建材㈱   7,560   11.6   7,268   11.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、企業価値の向上と財務体質の強化を図るための経営指標として自己資本利益率(ROE)の向上を目指し、収益性の改善や自己資本比率の維持・向上に取り組むとともに、事業の拡大と安定的な収益を獲得するため、グループ全体で連結売上高1,000億円を目指しています。 当連結会計年度においては、高水準のインバウンド需要や堅調な設備投資等によりわが国経済が緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇の継続や2025年4月に施行された改正建築基準法への対応、住宅価格の高騰に伴うマインドの低下などを背景に、当社グループの主力市場である国内の持家および分譲戸建住宅の着工戸数が前年を大きく下回る水準で推移したなかで、当連結会計年度は一貫生産体制と循環型林業を軸とした独自の価値提供に注力し、無垢商品や収納商品、省施工商品といった高付加価値商品の提案営業を強化するとともに、国内のリフォーム・非住宅市場の開拓やインドネシア子会社を通じた海外販路の拡大による事業ポートフォリオの多角化(脱「新築戸建依存」)を推進しました。 その結果、国内市場における需要低下に伴う販売・生産数量の減少や円安・インフレの進行によるコスト高が継続し、諸施策による収益改善効果が市場環境の悪化による影響を補うには至らなかったものの、好調なインドネシア子会社の収益貢献や為替差益・排出権収入の計上等もあり、売上総利益率は26.7%(前年同期比0.4ポイント減)、販管費率は24.8%(同0.3ポイント減)、営業利益率は前期の2.0%から当期は1.9%、経常利益率は前期0.8%から当期は2.7%となりました。一方で、ニュージーランド子会社における収益性低下を踏まえた固定資産の減損処理等を事業再編損(2,956百万円)として特別損失に計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益率は前期の2.7%から当期は△2.2%の純損失となりました。また、これらに伴い自己資本利益率(ROE)は前期の4.0%から当期は△3.3%、自己資本比率は前期の43.7%から当期は42.5%に低下しました。 a.経営成績 当連結会計年度は、国内においては、市場における需要低下に伴う販売・生産数量の減少や円安・インフレの進行によるコスト高が継続し厳しい環境となったものの、海外においては、好調なインドネシア子会社による収益貢献などもあり、連結売上高は66,000百万円(前年同期比1.3%増)、売上総利益は17,598百万円(同0.4%減)、売上総利益率は26.7%(同0.4ポイント減)となりました。また、日本国内での販売価格の適正化や労働生産性の向上による経費削減に注力したものの、市場環境の悪化による影響を補うには至らず、販売費及び一般管理費は16,367百万円(同0.0%増)となりました。その結果、営業利益は前年同期に比べ80百万円減少し1,230百万円(同6.1%減)、経常利益は前年同期に比べ1,255百万円増加し1,792百万円(同233.7%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損益は、ニュージーランド子会社の収益性低下を踏まえた固定資産の減損処理等を事業再編損として計上する等、前年同期に比べ3,234百万円減少し1,456百万円の損失(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益1,777百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 当連結会計年度における住宅建材設備事業の売上高は64,992百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,024百万円(同18.2%減)となりました。 品目別では、床材の売上高は6,804百万円(同3.8%減)となり、前年同期に比べ266百万円減少しました。 造作材の売上高は35,076百万円(同4.9%増)となり、前年同期に比べ1,633百万円増加しました。特に、高付加価値商品として注力している収納商品・省施工商品においては、収納商品では「仕上げてる棚板」、省施工商品では「デザイン階段」といった商品の販売実績が好調でした。 その他建材の売上高は19,074百万円(同2.2%減)となり、構造材等の販売が低調に推移し前年同期に比べ429百万円減少しました。 住宅設備機器の売上高は、3,990百万円(同2.3%減)となり、キッチン・洗面化粧台等の販売が低調に推移し前年同期に比べ93百万円減少しました。 発電事業では、本社敷地内に設置している木質バイオマス発電設備により、電気事業者にFIT固定価格で売電を行っています。前連結会計年度に比べ依然燃料代が高止まりし、電力需給バランスを調整する電気事業者からの「出力制御」の要請は前年同期に比べ増加したものの、製造経費の大幅な減少により、当連結会計年度は、売上高が1,054百万円(同0.1%減)、営業利益が206百万円(同248.7%増)となりました。 b.財政状態 当連結会計年度における連結財政状態は、円安により外貨建て資産の円貨換算額が増加した影響もあり、前連結会計年度に比べ資産が2,144百万円増加、負債が2,464百万円増加、純資産が320百万円減少しました。 資産2,144百万円の増加は、流動資産が865百万円増加、固定資産が1,278百万円増加したことによるものです。流動資産865百万円の増加は、主に現金及び預金が1,312百万円減少したものの、売掛金が1,039百万円増加、その他流動資産が844百万円増加、棚卸資産が303百万円増加したことによるものです。また、固定資産1,278百万円の増加は、主に前年実施したニュージーランド子会社のギスボン工場売却に関連した債権等のその他(流動資産)への振替により、投資その他の資産が1,675百万円減少したものの、有形固定資産が2,979百万円増加(為替影響除きでは421百万円増加)したことによるものです。有形固定資産2,979百万円の増加は、主に同子会社の収益性低下を踏まえ当該事業に係る固定資産の減損処理等により、機械装置及び運搬具が1,099百万円減少、建物及び構築物が610百万円減少したものの、同子会社の立木が2,656百万円増加、2024年11月の火災により被災した設備の入替等により建設仮勘定が1,812百万円増加したこと等によるものです。 負債2,464百万円の増加は、流動負債が650百万円増加、固定負債が1,814百万円増加したことによるもので、主に電子記録債務が479百万円減少したものの、国内及び海外子会社での設備資金や運転資金の調達等により、有利子負債が2,915百万円増加(為替影響除きでは1,694百万円増加)したことによるものです。 純資産320百万円の減少は、主に為替換算調整勘定が1,084百万円増加したものの、利益剰余金が1,680百万円減少したことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの資金需要は、主に商品の生産・販売活動にかかる運転資金需要(材料費、外注費、人件費、販売運賃、販管費等)と、生産設備の新設・更新および山林投資にかかる設備資金需要に大別されます。設備投資に関しては、通常は減価償却費の範囲内(当連結会計年度実績は3,616百万円)を目安として支出する方針をとっていますが、当連結会計年度においては、ニュージーランド子会社における将来の収益基盤となる山林投資に加え、火災被災設備の復旧に伴う入替資金などが重なったことから、一時的に設備資金需要が拡大しました。これらの資金調達方針として、経常的な運転資金および通常の設備投資資金については、原則として営業活動により得られた自己資金(営業収支資金)より充当することを基本としています。ただし、当連結会計年度のように一時的な投資需要の増加や不測の事態により自己資金に不足が生じた場合には、金融機関からの借入金や社債などの有利子負債による外部調達を実施しています。長期の借入金や社債などの長期資金の調達にあたっては、中長期的な事業計画に基づき調達計画を策定し、金利動向などの調達環境や既存債務の償還スケジュールを総合的に勘案して、固定・変動金利のバランスや期間の最適化を図っています。また、国内および海外子会社での設備投資並びにニュージーランド子会社における設備・山林投資資金などについては、各社の年次資金計画を元に、各社が現地金融機関、またはグループ会社から機動的に調達を行っています。今後、外部環境の想定以上の悪化や不測の事態により、想定を超えて資金面で悪影響が生じることが見込まれる場合には、従来から確保しているコミットメントラインなどを活用することを想定しており、十分な資金の流動性と安全性を確保する体制を維持しています。 なお、当連結会計年度末における借入金及び社債(有利子負債)の残高は、42,844百万円となっています。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,127百万円となっています。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りです。

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開示資料

出典

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