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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

三菱倉庫

Mitsubishi Logistics Corporation9301 · Prime · 倉庫・運輸関連業

倉庫事業を中核に、陸上運送・国際運送・港湾運送を一貫提供する総合物流企業。

概要

三菱倉庫は、1887年に有限責任東京倉庫会社として創業した三菱グループの総合物流・不動産企業である。倉庫保管・荷役を中核に、陸上運送、港湾運送、国際運送取扱を一貫して提供する。加えて、オフィスビルや商業施設の賃貸、マンション分譲などの不動産事業を併営する。2026年3月期の連結営業収益は2734億円、従業員は4991名。東京証券取引所プライム市場に上場する。

倉庫・陸上・港湾・国際を束ねる物流事業

物流事業は倉庫、陸上運送、港湾運送、国際運送取扱の4部門で構成される。倉庫事業では一般倉庫に加え、1999年に本格参入した冷蔵倉庫(東京・大井、神戸・六甲)や、1931年に日本で初めて開始したトランクルームサービスを展開する。陸上運送は1963年に本格化し、子会社の菱倉運輸や九州菱倉運輸が実運送を担う。港湾運送では神菱港運、菱洋運輸などが荷役を担当。国際運送取扱は1971年の航空貨物参入を皮切りに、複合一貫輸送とフォワーディングをグローバルに提供する。2026年3月期の物流事業営業収益は2386億円、セグメント利益(事業利益)は151億円であった。

ビル賃貸から資産回転型へ拡がる不動産事業

不動産事業は、1962年に東京・深川でコンピュータ専用賃貸ビルを建設したことに始まる。以降、東京ダイヤビルディングなどオフィスビル、神戸ハーバーランドの商業施設、横浜ポートサイド地区の施設を開発・賃貸してきた。2014年には東京・日本橋の自社倉庫を建て替え、本店事務所と賃貸オフィス、トランクルームを備えるビルを竣工。近年はマンション分譲や資産回転型ビジネス(取得・運用後の売却)にも注力する。2026年3月期の同事業営業収益は362億円、セグメント利益(事業利益)は119億円であった。

38の国と地域に広がる海外ネットワーク

海外展開は1970年に米国カリフォルニア州に倉庫会社を設立したのが始まりである。その後、シンガポール(1984年)、香港(1985年)、タイ(1989年)、中国(1996年倉庫、2004年運送取扱)、ベトナム(2011年)、インド(2025年計画)などアジアを中心に拠点を拡大。欧州ではオランダ(1995年)、ドイツ(2001年)、イタリア(2007年)、ポーランド(2024年)に会社または支店を設けた。北米では2023年10月に米国持株会社を通じてCavalier Logisticsグループ4社を買収し、航空貨物やプロジェクト貨物の能力を強化した。ASEAN、北米、インドを最重点地域と定め、2030年度の海外売上高を2024年度比2倍以上とする目標を掲げる。

グループ運営とサステナビリティ経営

グループは当社、子会社55社、関連会社28社で構成される。中核子会社には富士物流(2010年公開買付けで連結化)や、情報システム開発のダイヤ情報システム、ビル管理のダイヤビルテックなどがある。2022年4月に東京証券取引所プライム市場へ移行。経営ビジョン「MLC2030」では、トータルロジスティクスと街づくりを世界で展開し、非連続な成長を実現すると掲げる。サステナビリティ経営のマテリアリティとして、災害に強いインフラ提供、気候変動対策、人的資本経営、コンプライアンス徹底などを挙げ、KPIで進捗を管理する。

業界の中での役割は倉庫・運輸・港湾・国際物流を一貫して提供する物流インフラ事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,734億円
営業利益
159億円
営業利益率
5.8%
純利益
548億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01物流(倉庫・陸上・港湾・国際)主力

倉庫保管・荷役、陸上運送、港湾運送、国際運送取扱を一貫して提供。国内外の子会社・関連会社が連携し、サプライチェーン全体を支援。

主要顧客製造業、商社等の荷主

主な製品・サービス4
倉庫保管・荷役
貨物の保管、入出庫、ピッキング、仕分け等の物流センター運営。
陸上運送
トラックによる貨物輸送。実運送及び運送取次。
港湾運送
港湾での荷役、はしけ運送、蔵置等。
国際運送取扱
国際間の複合一貫輸送、通関、フォワーディング。航空・海上貨物の取扱。

02不動産(ビル賃貸等)準主力

ビル・商業施設の賃貸・管理、駐車場運営、マンション分譲、資産回転型ビジネス等を展開。

製品と技術

一般・冷蔵・トランクルームを網羅する倉庫保管

倉庫事業は同社の祖業であり、現在も物流事業の根幹をなす。一般倉庫に加え、1999年から運営する冷蔵倉庫(東京・大井、神戸・六甲)は食品・医薬品の低温保管に対応する。1931年に日本で初めて開始したトランクルームサービスは、個人の一時保管から法人の書類保管まで幅広く利用される。2014年に建て替えられた日本橋本店のビル内にもトランクルームを設置。倉庫内では入出庫、ピッキング、仕分けの荷役作業を一貫して行い、物流センター運営のノウハウを蓄積している。

複合一貫輸送を実現する国際運送取扱

国際運送取扱事業は、海上・航空貨物のフォワーディング、通関、複合一貫輸送を提供する。1971年の航空貨物参入以降、シンガポール、香港、タイ、中国、ベトナム、インドなどアジア各国に現地法人を設立。欧州ではオランダ、ドイツ、イタリア、ポーランドに拠点を持つ。北米ではCavalier Logisticsグループの買収により、航空チャーターや重量貨物の輸送能力を強化した。子会社のユニトランスや富士物流と連携し、グローバルなサプライチェーンを支援する。

港湾から工場までをつなぐ港湾運送と陸上運送

港湾運送事業は、神戸港などで船舶への積み卸し、はしけ運送、上屋保管を担う。1907年に神戸港で海陸一貫施設を完成させた伝統を持ち、現在は神菱港運や菱洋運輸が実荷役を実施。陸上運送事業は1963年に本格化し、菱倉運輸、九州菱倉運輸がトラック輸送を担当。電機設備、飲料、自動車部品など多様な貨物を扱う。両事業は倉庫・国際事業と連携し、工場から港湾、消費地まで一貫した物流サービスを提供する。

オフィス・商業施設の賃貸と資産回転型不動産

不動産事業では、東京ダイヤビルディング(新川)や日本橋本店ビルなど賃貸オフィスビルを所有・管理するほか、神戸ハーバーランドや横浜ポートサイド地区で商業施設を運営。1962年からコンピュータ専用ビルに特化した実績を持つ。近年はマンション分譲や、取得した物件を運用後に売却する資産回転型ビジネスを拡大。物流事業とのシナジーを見込む物流不動産への投資も計画している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

国内倉庫大手、内需依存で安定

三菱倉庫は、三井倉庫HDや住友倉庫と並ぶ国内大手倉庫企業の一角を占める。売上高は約2,800億円と業界トップクラスだが、海外事業比率が低く、国内経済や物流需要に依存するビジネスモデルである。近年は国際物流分野の強化を図っているが、東京汽船など同業他社と比べ海外展開は限定的。営業利益率は7%前後で安定的だが、競争激化や人件費上昇が収益圧迫要因となっている。

強み

  • 全国に倉庫・物流拠点を有し、高品質な保管・配送サービスを提供。
  • 三菱グループに属し、安定した取引基盤と資金調達力を活かす。
  • 国内物流需要に支えられ、営業利益率は業界平均並みの水準を維持。
  • 倉庫の賃貸・開発等、不動産事業からの収入が収益を補完。

課題

  • 海外売上比率が低く、グローバル物流需要の取り込みが課題。
  • 慢性的なドライバー不足に対し、自動化や効率化が急務。
  • 荷動き変動や競争激化により、営業利益率が低下傾向。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が三菱倉庫

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19072ニッコンホールディングス6,654億円34.5倍
29007小田急電鉄6,615億円16.6倍
39001東武鉄道5,872億円10.5倍
49142九州旅客鉄道5,583億円12.2倍
52871ニチレイ5,534億円19.7倍
69301三菱倉庫5,479億円9.7倍
79706日本空港ビルデング5,356億円18.3倍
89364上組5,163億円15.6倍
99076セイノーホールディングス5,154億円18.9倍
109006京浜急行電鉄4,285億円15.3倍
119065山九4,266億円13.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

三菱為換店の倉庫業務を継承した1887年の創業

三菱倉庫の起源は、1880年開業の三菱為換店の倉庫業務にある。1887年4月、その業務を継承する形で、東京・深川に有限責任東京倉庫会社として設立された。1893年12月には東京倉庫株式会社に改組し、商号を変更。創業当初から東京を拠点に倉庫業を営み、1892年3月には大阪支店、1902年12月には神戸支店を開設して、主要港湾都市への拠点網を広げた。

海陸一貫体制を確立し三菱倉庫に改称した1918年

1907年11月、神戸港に海運貨物の海陸一貫取扱施設を完成させ、のちに港湾運送事業と呼ばれる体制を確立した。1918年3月、商号を三菱倉庫株式会社に変更。同年東京支店、1919年門司支店、1924年横浜支店、1943年名古屋支店と相次いで開設し、国内主要港をカバーする体制を整えた。1931年1月には東京・江戸橋(現在の日本橋)で日本初のトランクルームサービスを開始し、一般消費者向け保管にも進出した。

戦後復興と上場、新事業への本格進出(1949~1980年代)

1949年5月、東京証券取引所に株式を上場。1960年4月に福岡支店を開設(1974年4月に門司支店を統合)。1962年11月、東京・深川にコンピュータ・倉庫・住宅の複合賃貸ビルを建設し、不動産事業に本格進出。1963年4月には自動車運送事業、1971年4月には航空貨物取扱事業に参入し、物流サービスを多角化した。1973年9月には東京・新川にコンピュータ専用賃貸ビル(東京ダイヤビルディング)を建設し、不動産事業の柱を育てた。

アジア・欧米への海外拠点展開(1970~2010年代)

1970年1月、米国カリフォルニア州に倉庫会社を設立し、海外進出の第一歩を踏んだ。その後、1972年にニュージャージー州、1981年にニューヨーク州に会社を設立し、北米ネットワークを構築(1998年10月に合併)。アジアでは1984年シンガポール、1985年香港、1989年タイ、1993年インドネシア、1996年中国と拠点を拡大。欧州では1995年オランダ、2001年ドイツ、2007年イタリアに進出。2011年にはベトナム、2024年にはポーランドに支店を開設した。

冷蔵倉庫参入と富士物流の連結子会社化(1999~2010年)

1999年6月、東京・大井に冷蔵倉庫を建設し、冷蔵倉庫業に本格進出。2002年12月には神戸・六甲にも冷蔵倉庫を完成させ、低温物流の基盤を築いた。2010年9月、富士物流株式会社の株式公開買付けを実施し、同社及び子会社10社を連結子会社化。富士物流は国際運送取扱や陸上運送の分野でグループ事業を補完し、売上規模を拡大した。

Cavalier Logistics買収と新経営計画の策定(2023年~)

2023年10月、米国に設立した持株会社を通じて、航空貨物・プロジェクト貨物に強みを持つCavalier Logisticsグループ(米国・英国の4社)を連結子会社化した。2025年1月には持株会社と米国3社が合併し、北米事業の一体化を進めた。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2025年3月期を初年度とする経営計画[2025-2030]を策定し、事業利益630億円、ROE10%以上の目標を掲げている。

年表33件を開く

1880年代

  • 1887年4月創業三菱為換店(1880年3月開業)の倉庫業務を継承し、東京・深川に有限責任東京倉庫会社として設立

1890年代

  • 1892年3月大阪支店開設
  • 1893年12月商号変更東京倉庫株式会社に改組、商号変更

1900年代

  • 1902年12月神戸支店開設
  • 1907年11月神戸港に海運貨物の海陸一貫取扱施設を完成、海陸連絡業(のちの港湾運送事業)の体制を確立

1910年代

  • 1918年3月商号変更三菱倉庫株式会社に商号変更
  • 東京支店開設
  • 1919年1月門司支店開設

1920年代

  • 1924年5月横浜支店開設

1930年代

  • 1931年1月東京・江戸橋(現在の日本橋)で我が国最初のトランクルームサービスを開始

1940年代

  • 1943年8月名古屋支店開設
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場

1960年代

  • 1960年4月M&A福岡支店開設(こののち、1974年4月門司支店を統合)
  • 1962年11月東京・深川にコンピュータ・倉庫・住宅の複合賃貸ビルを建設、コンピュータ用賃貸ビル事業開始(こののち、不動産事業に本格進出、コンピュータ専用ビル、オフィスビル、商業施設等の賃貸施設を建設するとともにマンション分譲を継続的に実施)
  • 1963年4月自動車運送事業に本格進出

1970年代

  • 1970年1月創業米国カリフォルニア州に倉庫会社設立(こののち、1972年3月ニュージャージー州に倉庫会社、1981年6月ニューヨーク州に運送取扱会社設立、両社は1998年10月合併)
  • 1971年4月航空貨物取扱事業に本格進出
  • 1973年9月東京・新川にコンピュータ専用賃貸ビル(東京ダイヤビルディング)を建設(こののち、東京・新川及び永代並びに大阪・芦分地区に順次増設)

1980年代

  • 1984年4月創業シンガポールに運送取扱会社設立(こののち、1985年6月香港に運送取扱会社、1989年9月タイに運送取扱会社、1998年10月マレーシアに運送取扱会社、2011年7月ベトナムに運送取扱会社、2025年9月インドに運送取扱会社設立)
  • 1986年10月創業情報関連事業会社設立
  • 1987年4月創業創立100周年

1990年代

  • 1992年9月神戸・ハーバーランドに商業施設・オフィスビル等の賃貸施設建設
  • 1993年6月創業インドネシアに倉庫会社設立
  • 1995年1月阪神大震災被災
  • 創業オランダに運送取扱会社設立(こののち、2001年7月ドイツ、2007年4月イタリア、2024年12月ポーランドに同社支店を開設)
  • 1996年4月創業中国に倉庫会社設立(こののち、2004年2月運送取扱会社設立。以降順次拠点を整備拡大)
  • 商号変更商号の英文表示をMitsubishi Logistics Corporationに変更
  • 1999年冷蔵倉庫業に本格進出(1999年6月東京・大井、2002年12月神戸・六甲に冷蔵倉庫建設)

2000年代

  • 2006年8月横浜・ポートサイド地区に商業施設建設(こののち、2009年12月オフィスビル建設、2010年3月同ビル内の商業施設賃貸開始)

2010年代

  • 2010年9月上場富士物流㈱の株式公開買付けを実施し、同社及び同社の子会社10社を連結子会社化
  • 2014年9月東京・日本橋に所有する倉庫ビル(本店事務所、トランクルーム)を建て替え、オフィスビルを建設(本店事務所、賃貸用オフィス、トランクルーム)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年10月M&A米国に設立した持株会社を通じてCavalier Logisticsグループを構成する米国及び英国の4社を連結子会社化(こののち、持株会社及び米国の3社は2025年1月合併)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 事業利益2030年度まで630億円程度
  • 純利益2030年度まで410億円程度
  • ROE2030年度まで10%以上
  • DOE2030年まで4%以上
  • 純資産2030年まで4,000億円前後

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    物流事業の飛躍

    トータルロジスティクスサービスの強化、カテゴリー戦略の推進、物流サービスの機能強化と品質向上により、売上拡大と利益率改善を図る。

  2. 02

    不動産事業の進化

    物流事業とのシナジーが期待できる新アセットクラスへの展開拡大、アセットマネジメント事業への進出、資産回転型ビジネスの本格稼働、海外不動産ビジネスへの進出を進める。

  3. 03

    海外事業の拡大

    ASEAN、北米、インドを最重点領域とし、有力物流事業者とのパートナーシップ戦略等により成長を加速。2030年度の海外売上高を2024年度比2倍以上にする。

  4. 04

    先端技術の活用等による業務プロセス改善と新ビジネス創出

    先端技術を積極的に導入し、物流・不動産両事業での社会課題解決と事業成長を実現する。

  5. 05

    グループ経営基盤の強化

    人的資本経営の推進、広報・IRの強化、グループ経営推進、グループ資産の価値向上、リスクマネジメントの強化により、非連続な成長に向けた事業基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,991人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は943万円で、9期前と比べて+16.4%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は15.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,419
2018年3月4,463
2019年3月81040.016.54,466
2020年3月80139.916.14,625
2021年3月78739.715.74,598
2022年3月79439.915.74,732
2023年3月87640.416.04,708
2024年3月93840.515.94,922
2025年3月91340.716.05,004406
2026年3月94340.715.64,991319

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率62.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社50(国内 37 / 海外 13、うち連結子会社 24) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本店 — 東京都中央区ほか所在938,706億円
物流事業 不動産事業
福岡支店 — 福岡市博多区ほか所在33,894億円
物流事業 不動産事業
米国 メリーランド州他112億円
物流事業
川崎市 川崎区他105億円
物流事業
中国 上海他8,831百万円
物流事業
インドネシア 西ジャワ州7,538百万円
物流事業
米国 カリフォルニア州4,839百万円
物流事業
全社1,951百万円
北九州市 門司区901百万円
物流事業
東京都 江東区他716百万円
物流事業
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東北菱倉運輸㈱
    仙台市宮城野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    埼菱サービス㈱
    埼玉県八潮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    DPネットワーク㈱
    埼玉県三郷市 · 連結子会社
    議決権53.0%
  • 国内
    ダイヤ情報システム㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    MLCベンチャーズ㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    MLCイノベーション1号投資事業有限責任組合(注)3
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    菱倉運輸㈱
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユニトランス㈱
    東京都大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京浜内外フォワーディング㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東菱企業㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    富士物流㈱(注)3、7
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    東京重機運輸㈱
    東京都多摩市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社38社を開く
  • エスアイアイ・ロジスティクス㈱千葉市美浜区60%
  • 名菱企業㈱愛知県海部郡 飛島村100%
  • 菱洋運輸㈱(注)6名古屋市港区50%
  • 旭菱倉庫㈱大阪府大東市70%
  • 阪菱企業㈱大阪府茨木市100%
  • 神菱港運㈱神戸市中央区86%
  • 内外フォワーディング㈱神戸市中央区80%
  • 九州菱倉運輸㈱福岡市博多区100%
  • 門菱港運㈱北九州市門司区100%
  • 博菱港運㈱福岡市東区100%
  • 米国三菱倉庫会社米国 ニューヨーク州100%
  • CAVALIER LOGISTICS, INC.米国 バージニア州100%
  • 欧州三菱倉庫会社オランダ ロッテルダム100%
  • 三菱倉庫(中国)投資有限公司(注)3中国 上海市100%
  • 上海菱華倉庫運輸有限公司中国 上海市100%
  • 上海菱運国際貨運有限公司中国 上海市100%
  • 香港三菱倉庫会社香港100%
  • 泰国三菱倉庫会社(注)6タイ49%
  • インドネシア三菱倉庫会社(注)3インドネシア100%
  • 富士物流マレーシア会社マレーシア100%
  • ダイヤビルテック㈱東京都中央区100%
  • 横浜ダイヤビルマネジメント ㈱横浜市神奈川区100%
  • 神戸ダイヤメンテナンス㈱神戸市中央区100%
  • ㈱タクト神戸市中央区100%
  • その他14社
  • エム・ワイ・ターミナルズ・ホールディングス㈱東京都千代田区49%
  • Chibakita合同会社(注)2東京都中央区50%
  • ジェイエルワン合同会社(注)2東京都港区25%
  • リバーフロント水天宮L合同会社(注)2東京都千代田区49%
  • 合同会社LST (注)2東京都中央区33%
  • 合同会社N.PRIME (注)2東京都港区49%
  • Raoh capital合同会社(注)2東京都港区45%
  • Tajimi合同会社(注)2東京都中央区50%
  • 合同会社Osaka Quartet (注)2東京都港区50%
  • ㈱草津倉庫滋賀県草津市50%
  • MAC REI Benbrook LLC (注)2米国 デラウェア州50%
  • JUPITER GLOBAL LIMITED香港49%
  • ITL Corporationベトナム21%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    電子計算機記録データの保管及び搬出・搬入
    特許庁 · 2022-03-23
    1,342万円
  • 調達
    書類管理等業務
    国税庁 · 2018-02-27
    1,282万円
  • 調達
    電子計算機記録データの保管及び搬出・搬入
    特許庁 · 2023-03-16
    1,255万円
  • 調達
    書類管理等業務
    国税庁 · 2020-02-17
    1,172万円
  • 調達
    書類管理等業務
    国税庁 · 2019-02-12
    1,141万円
  • 調達
    書類管理等業務
    国税庁 · 2021-02-17
    1,113万円
  • 調達
    書類管理等業務
    国税庁 · 2026-02-27
    1,077万円
  • 調達
    書類管理等業務
    国税庁 · 2025-02-28
    1,033万円
  • 調達
    書類管理等業務
    国税庁 · 2023-02-24
    1,019万円
  • 調達
    書類管理等業務
    国税庁 · 2024-02-26
    1,016万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,734億円営業利益159億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.8%、利益が-21.7%。

売上高
-3.8%
2,734億円
営業利益
-21.7%
159億円
純利益
+71.8%
548億円
営業利益率
5.8%
前期比 -1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,800億円2,734億円
営業利益175億円159億円
純利益230億円548億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は706億円、営業利益は39億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q2,15413
2019年4Q2,27228
2020年4Q2,29117
2021年4Q2,13764
2022年4Q2,57261
2023年4Q3,00656
2024年4Q2,54532
2025年4Q2,8411134.0155
2026年4Q2,734843.1219
2027年1Q706395.561

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,923億円から2,734億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.8%。純利益は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,92314586
2014年3月1,98214185
2015年3月2,04414591
2016年3月2,06814094
2017年3月2,087161107
2018年3月2,154162105
2019年3月2,272173116
2020年3月2,291168119
2021年3月2,137160392
2022年3月2,572232179
米国に設立した持株会社を通じてCavalier Logisticsグループを構成する米国及び英国の4社を連結子会社化(こののち、持株会社及び米国の3社は2025年1月合併)
2023年3月3,006300272
2024年3月2,545244278
2025年3月2,8412031867.1319
2026年3月2,7341592165.8548

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,734億円のうち、営業利益として残るのは159億円5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は548億円、売上の20.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金87.7%2,399億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.4%176億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%159億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+0.4pt
5.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+15.1pt
20.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.6pt
14.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが65億円、投資CFが262億円で、差し引きのフリーCFは327億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は605億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月196−1651831325
2014年3月197−231116−34412
2015年3月207−206161433
2016年3月172−70−79102457
2017年3月215−223−78−8369
2018年3月215−22234−7396
2019年3月234−318121−84430
2020年3月176−180−24−4405
2021年3月402−140−53262614
2022年3月362−292−16570525
2023年3月405−144−171261623
2024年3月418−315−149103584
2025年3月296155−442451610
2026年3月65262−336327605

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は6,398億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,845億円で、自己資本比率は59.3%(業種中央値56.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,7522,2781,47460.2
2014年3月3,9622,3661,59659.2
2015年3月4,3302,6311,69960.2
2016年3月4,1332,5751,55861.7
2017年3月4,3542,7691,58563.0
2018年3月4,6202,9461,67463.1
2019年3月4,8262,9911,83561.4
2020年3月4,6822,8641,81860.5
2021年3月5,3583,2682,09060.4
2022年3月5,6223,4782,14461.2
2023年3月5,7373,5442,19361.1
2024年3月6,7914,1172,67459.7
2025年3月6,2613,7932,46859.8
2026年3月6,3983,8452,55359.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
630億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,936億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,553億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE31社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率31社中30位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.5%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.8%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.3%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.8%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,513で、1年前と比べて+24.5%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥1,513-1.6%1ヶ月+2.4%1年+24.5%時価総額5,479億円
過去52週の値幅
安値¥1,066.5高値¥1,651.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)22.3倍
PBR1.36倍
配当利回り2.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に1510.5円で、直近1ヶ月で-5.68%と下落しました。25日移動平均線(1546.88円)を約2%下回り、75日線(1511.98円)とほぼ同水準です。52週高値1651.5円からは約8.5%下値にあり、52週安値1066.5円からは約42%上昇しています。出来高は8月3日に324万株と急増し、その後も100万株前後で推移しており、売買は活発です。RSI32.11と売られすぎ圏に近く、反発の可能性も示唆されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

実績PERは9.69倍と業界平均の13.85倍を大きく下回り、割安感が強い。PBRは1.36倍で平均0.98倍を上回るものの、ROE14.5%を考慮すれば妥当な水準。配当利回り2.91%は平均2.93%とほぼ同水準で、配当性向25%と低く余力がある。ただし、予想PERが22.2倍に急上昇し、来期の減収予想が懸念材料。割安だが収益の伸び悩みがリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍13.9倍
PER (予想)22.3倍
PBR1.36倍0.98倍
ROE14.5%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

物流需要の変化とグループシナジーへの期待がある一方、競争激化とコスト増が懸念される。強気派は、安定した収益基盤と物流DX推進による効率化を評価し、グループ内取引の拡大を見込む。弱気派は、荷動きの鈍化や運賃競争の激化、不動産市況の変動リスクを指摘する。さらに、今期の営業利益率低下が収益力の頭打ちを示す可能性もあり、両論が対立している。

プラスに働く材料7
  • 高付加価値物流の強み

    自動車部品や医薬品など専門性の高い分野で安定需要が見込める

  • グループシナジー

    三菱グループとの連携により、安定的な荷主確保が可能

  • 物流DXへの期待

    効率化によるコスト削減とサービス向上の余地がある

  • 純利益548億円、前期比229億円増決算発表後影響

    純利益は319億円から548億円へ72%増加、特別要因を含むが大幅増益

  • ROE14.5%と資本効率の高さ継続影響

    ROE14.5%はPBR1.37倍に対し良好、資本効率改善が評価材料

  • 外国人保有37.5%と高い市場参加不定影響

    外国人保有は37.5%と高水準で、海外投資家の買いが株価を支える

  • 1年で株価+27.57%と上昇トレンド継続影響

    株価は1年間で27.57%上昇、市場の業績期待を反映

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    物流業界は価格競争が激しく、採算悪化のリスク

  • 荷動きの変動

    景気後退時は貨物量が減少し、稼働率が低下

  • 利益率低下

    直近の営業利益率低下は、収益力の鈍化を示唆

  • フォワードPER22.5倍が示す純利益246億円への減益決算発表後影響

    市場予想PER22.5倍は純利益約246億円を前提とし、548億円から55%減益

  • 営業利益159億円、前期比44億円減決算発表後影響

    営業利益は203億円から159億円へ21.7%減少、本業の収益力が低下

  • 売上高2,734億円と前期比107億円減決算発表後影響

    売上高は2,841億円から2,734億円へ減少、減収が業績の重荷

  • 営業利益率5.82%と1.33pt低下決算発表後影響

    営業利益率は7.15%から5.82%へ低下し、収益構造が悪化

次の決算で確かめる点
倉庫稼働率
保管収入の変動要因となり、収益性を左右する
営業利益率
物流コスト増の吸収力や価格交渉力を測る
海外売上比率
国際物流の需要動向と成長性を確認する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+18.8%いまの株価に対する利回りは2.91%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
2.91%
いまの株価に対して
配当性向
25.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月627.0
2018年3月60.022.9
2019年3月960.738.9
2020年3月1233.351.2
2021年3月120.013.2
2022年3月1633.337.0
2023年3月1812.532.4
2024年3月2433.337.4
2025年3月3233.342.5
2026年3月3818.825.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ18,170人。区分でいちばん多いのは外国法人37.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.9%を占め、残る56.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人16.418.123.121.924.537.5
金融機関45.243.942.844.141.527.6
事業法人24.421.419.917.015.216.3
個人・その他12.614.612.214.815.514.3
自己株式6.07.74.67.57.25.0
証券会社1.41.91.92.23.44.4
政府・自治体0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.96
02明治安田生命保険相互会社7.12
03三菱地所株式会社5.06
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)4.77
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.07
06MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)3.01
07AVI GLOBAL TRUST PLC(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.80
08株式会社竹中工務店2.63
09GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.03
10三菱倉庫職員持株会1.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+218%、1株純資産は14期で−14%。直近期のROEは14.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月491,2883.935.628.5
2014年3月972,6753.729.527.0
2015年3月1042,9743.736.028.5
2016年3月1072,9103.627.725.8
2017年3月1223,1314.025.227.0
2018年3月1203,3313.718.822.9
2019年3月1323,3813.923.438.9
2020年3月1373,2984.115.951.2
2021年3月9278312.97.313.2
2022年3月448485.413.937.0
2023年3月688987.89.132.4
2024年3月721,0707.313.837.4
2025年3月861,0418.211.342.5
2026年3月1561,10314.58.525.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額601百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤倉正夫取締役会長67254,000
斉藤秀親代表取締役 社長62116,000
木村宗徳取締役 常務執行役員6280,000
山尾聡取締役 常務執行役員6689,000
前川昌範代表取締役 常務執行役員6484,000
若林辰雄取締役73
北沢利文取締役72
内藤忠顕取締役70
庄司哲也取締役72
木村和子取締役75
斉藤康常任監査役(常勤)6767,000
大和正尚監査役(常勤)586,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
佐藤孝夫監査役72
倉橋雄作監査役45
小高二郎監査役6232,000
香月重人取締役66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)10273568041041
監査役5838317
社外取締役5636313
社外監査役3454515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容984字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 連結財務諸表提出会社(以下、当社という。)グループは、当社、子会社55社及び関連会社28社で構成され、倉庫事業を中核として陸上運送事業、国際運送取扱事業、及び港湾運送事業を総合的、一貫的に運営し、またビル賃貸業を中心とした不動産事業を併営しております。当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 物流事業 (1) 倉庫事業 貨物の寄託を受けてこれを倉庫に保管し、あわせて庫入、庫出、その他の荷役を行う事業であって、当社のほか、国内では富士物流㈱、海外ではインドネシア三菱倉庫会社、上海菱華倉庫運輸有限公司等が倉庫事業を行っております。 (2) 陸上運送事業 貨物自動車による貨物の運送、利用運送又は運送取次を行う事業であって、このうち自動車運送(実運送)については、菱倉運輸㈱、九州菱倉運輸㈱等が行っております。 (3) 国際運送取扱事業 国際間に輸送システムを整備し、各種輸送手段の有機的結合を図り、荷主の委託を受けて国際間の物品運送の取扱(国内における海運貨物取扱を含む。)を行う事業であり、国内においては富士物流㈱、ユニトランス㈱等、海外ではCAVALIER LOGISTICS, INC.、米国三菱倉庫会社、欧州三菱倉庫会社等が当社輸送システムの一部を構成しております。 (4) 港湾運送事業 荷主又は船舶運航事業者の委託を受け、港湾において、貨物の船舶への積込又は船舶からの取卸のほか、はしけによる運送、上屋その他荷捌場への搬入、搬出、保管等を一貫して、又は個別に行う事業であります。このうち荷役については、神菱港運㈱、菱洋運輸㈱等が行っております。 (5) その他 上記各事業に関連した付帯事業であり、ダイヤ情報システム㈱は物流情報システムの開発業務等を行っております。このほか、三菱倉庫(中国)投資有限公司は中国において事業会社の管理等を行っております。 不動産事業 ビル等の賃貸・管理のほか、駐車場・ショッピングセンターの管理、運営、マンション分譲を中心とする不動産販売、投資・開発後の売却等を通じた資産回転型ビジネス等を行う事業であります。このうち賃貸施設の管理、保守等をダイヤビルテック㈱、横浜ダイヤビルマネジメント㈱、㈱タクト等が行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,918字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 中東情勢や米国の通商政策による影響等に留意する必要がある中、今後の世界経済は、中国で景気は緩やかな減速が続くと見込まれるものの、欧州では緩やかに持ち直し、米国では緩やかな拡大が続くことがそれぞれ期待されます。またわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあって、緩やかな回復が期待されます。 こうした経済情勢にあって、当社グループを取り巻く事業環境は、物流業界においては、人手不足やインフレを背景としたコストの増加が続くことが予想され、他方、不動産業界においては、賃料の上昇や、空室の消化が順調に進むことが期待されます。 当社グループは2030年に目指す姿として、「トータルロジスティクスと街づくりを世界で展開し、社会のいつもを支え、非連続な成長を実現する」を「MLC2030ビジョン」として掲げ、その実現に向けてグループ全体でサステナビリティ経営と経営計画を推進しています。 ビジョン達成に向けた最終フェーズとして、経営計画[2025-2030]において掲げた5つの成長戦略及び財務戦略を推進し、持続的な成長を図ります。 成長戦略1「物流事業の飛躍」では、トータルロジスティクスサービスの強化、カテゴリー戦略の推進、物流サービスの機能強化と品質向上を進めることで、売上の伸長と利益率の改善を図ります。 成長戦略2「不動産事業の進化」では物流事業とのシナジーが見込める新たなアセットクラスへの展開を拡大するほか、アセットマネジメント事業に進出し、資産回転型ビジネスを本格稼働させます。また海外不動産ビジネスへ進出し、事業拡大を図ります。 成長戦略3「海外事業の拡大」ではASEAN、北米、インドを最重点領域と定め、有力物流事業者とのパートナーシップ戦略等により事業成長速度を加速させることで、2030年度の海外売上高目標として、2024年度比2倍以上の収益規模となることを目指します。 成長戦略4「先端技術の活用等による業務プロセスの改善と新ビジネス創出」では先端技術を積極的に導入することにより物流・不動産両事業での社会課題解決と事業成長の実現を図ります。 成長戦略5「グループ経営基盤の強化」では人的資本経営の推進、広報・IRの強化、グループ経営推進、グループ資産の価値向上、リスクマネジメントの強化を推し進めることで非連続な成長に向けた事業基盤の構築を進めます。 財務戦略においては、2030年までにDOE4%以上、機動的な自己株式取得、政策保有株式の縮減を進めるほか、純資産を4,000億円前後の水準でコントロールします。 これらの戦略をグループ全体で推進することで、2030年度において事業利益630億円程度、純利益410億円程度、ROE10%以上の財務目標をそれぞれ達成することを目指します。 なお、事業利益は営業利益に持分法投資損益と資産回転型ビジネス損益を加えたものであり、資産回転型ビジネス損益とは以下①②③の損益です。このうち①については営業利益に含みます。 ① 売却を目的とした資産の取得による運用損益及び売却損益 ② 売却を目的とした資産に係る出資による運用損益及び売却損益 ③ 今後組成を予定する不動産ファンドへの固定資産売却損益 ※事業利益=営業利益+持分法投資損益+資産回転型ビジネス損益 また、当社グループパーパスを実現するため、そして経営環境の変化に適応しながら、経済・環境・社会の各面で持続可能な価値を提供し続け、サステナビリティ経営を推進するためのマテリアリティは次のとおりです。 ・災害に強く、安全・安心で持続可能な社会的インフラサービスの提供 ・気候変動対策と環境保護の取組みの強化 ・先端技術の活用と多様なパートナーシップによるイノベーション創出 ・成長のための人的資本経営の推進 ・コンプライアンスの徹底・人権の尊重 ・リスクマネジメントの強化 各マテリアリティにおける施策・KPI・目標を設定し、MLC2030ビジョンと同じ2030年度に達成することを目指しています。サステナビリティ委員会を中心に進捗を管理し、定期的に検証と入れ替えを実施し、統合報告書やウェブサイト等を通じて社内外のステークホルダーとのコミュニケーションを拡充する等、質の高い取組みを進めます。 当社グループは、物流・不動産両分野でのインフラサービスを通じ、環境対応等、社会課題の解決に取り組む中で事業の成長機会を見出し、グループの持続的な成長を目指します。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
事業等のリスク3,184字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループのリスクマネジメント基本方針及び体制、並びに主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) リスクマネジメント基本方針 当社グループでは、企業理念を実現するうえでの不確かさの影響をリスクと定義し、リスクを適時・適切に特定・分析・評価し、リスク対応計画の策定・実行及びモニタリング・レビューを通じて負のリスク顕在化の頻度及び影響度を極小化することを基本方針として、以下の基本目的及び行動指針に基づいてリスクマネジメントシステムを構築・運用しております。 (リスクマネジメント基本目的) ・企業価値の向上 ・安定的な事業継続 ・あらゆるステークホルダーとの信頼関係の維持・向上 (リスクマネジメント行動指針) ・事業計画と一体性のあるリスクマネジメント体制を整備し、当社グループ全体で適切なリスクテイク及び 的確なリスクコントロールを支える環境を整えます。 ・役職員に対する啓発、教育、訓練を通じてリスク感性を高め、当社グループ全体で健全なリスクカルチャ ーを醸成します。 ・リスクインテリジェンス活動を強化したうえで新興リスクを含めて適切なリスクアセスメントを実施し、 重点的に取り組むリスクを特定します。 ・当社グループにおけるすべてのリスクについて管轄部門を選定したうえでリスク対応計画を策定し、PDCA サイクルマネジメントを実施します。 ・リスクマネジメントシステムの有効性について定期的に確認・点検し、維持・向上に繋げます。 (2) リスクマネジメント体制 グループリスクマネジメント最高責任者を社長とし、リスクマネジメント担当常務を委員長とした「グループリスクマネジメント委員会」を設置し、子会社を含めた当社グループ全体でリスクマネジメント活動を推進しています。 「グループリスクマネジメント委員会」では、リスク管轄部門からの報告をもとに、リスクの網羅的な把握を行い、評価・分析及び対策について協議し、今後の方針を定めています。また、危機事態の発生時には、対応要領を定めた危機管理基本マニュアルに基づいて迅速かつ的確な初動対応を行うことにより、影響の拡大防止及び早期の収束に努めます。 リスクマネジメントシステムの有効性については、監査部が独立した立場から内部監査を実施し、継続的な評価・改善を図っています。 (3) 主要なリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。これらのリスクは必ずしも全てのリスクを網羅したものではなく、想定していないリスクや重要性が低いと考えられる他のリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。 イ.サイバーリスク 環境認識   ・高度化・巧妙化するサイバー攻撃リスクの拡大を背景に、グループ全体での実効性ある情報セキュリティ対策と迅速なインシデント対応体制の構築が求められている。・DXの進展により業務の大半が情報システムに依存しており、障害発生時には業務への影響が広範かつ甚大となるリスクが高まっている。 影響   サイバーインシデント等により、情報システムや通信の停止、業務停止、収益減少、情報漏えい等に伴う信用失墜・損害賠償、さらには重要インフラとしての社会的信用低下が発生する可能性がある。 取組内容   ・ゼロトラストセキュリティモデルに基づく環境構築、脆弱性診断、教育・訓練等の継続実施及びガイドラインに基づくグループ会社への支援・評価を通じ、インシデントの未然防止と被害極小化を図る。・IT-BCPに基づくインシデント対応訓練の定期実施と訓練結果を踏まえたBCP見直し、ならびにガイドラインに基づくグループ会社のIT-BCP策定支援を行う。 ロ.人材確保 環境認識   労働力人口の減少に伴う採用競争の激化により、物流現場を含む必要人材の確保が困難となる。また、処遇・職場環境等の不安が高まると、人材が流出し、技術・技能の継承が困難となる。 影響   人材不足や人材流出により、採用・教育コストの増加、事業継続への支障、業務品質や競争力の低下、新規事業拡大の遅延が生じるおそれがある。 取組内容   採用力強化、エンゲージメント向上、外国人採用の検討、DX・AI活用による省人化に取り組み人材確保と定着を図る。 ハ.自然災害 環境認識   大規模地震や津波、噴火、風水害の発生により、当社グループの従業員や関係者に多数の死傷が生じ、施設・設備の損壊やインフラ被害が発生し、事業が中断・停止する可能性がある。 影響   施設の損壊に伴う復旧費用が発生する。また、連絡体制や手順の不備により復旧が遅延し、事業中断が長期化し、売上・利益が減少するおそれがある。 取組内容   大規模地震・台風等対策マニュアルの改訂、各部室店のBCP見直し及び富士山噴火対策の検討を進めるとともに、マニュアル改訂内容を国内グループ会社へ共有し各社の改訂を支援する。 ニ.コンプライアンス 環境認識   業務の属人化や権限集中が進む場合、役職員による不正行為が発生・潜在化しやすい。発覚が遅れると、被害が拡大するおそれがある。 影響   不正が発生した場合、会社資産の毀損や法令違反による処分・賠償、ブランドイメージの低下や社会的信用の失墜、取引停止や収益悪化につながるおそれがある。 取組内容   規程・方針の周知と重点事項を絞った教育の実施、アンケート・相談内容の分析を踏まえたリスクの洗い出し、不正発覚時の是正及び再発防止が適切に行われる運用の整備を行う。 ホ.地政学リスク 環境認識   ・日中関係の緊張により、貿易規制や行政対応の強化、反日感情の高まりなどが発生し、事業活動や海外勤務者・出向者の安全確保に影響を及ぼす可能性がある。 ・ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や軍事的緊張の広がりにより、欧州地域での安全保障リスクが高まり、物流網の寸断やエネルギー・輸送コストの上昇が生じる可能性がある。・中東情勢悪化、ホルムズ海峡封鎖による輸送能力の不足、生産減少、物価高騰、サプライチェーンの変更等が、当社の事業に影響を及ぼす可能性がある。 影響   ・物流遅延・コスト増により物流サービスの安定提供に支障があり、品質が悪化する。・取扱減、サプライチェーン変更により業績が低下する。・海外勤務者・出向者が負傷する。 取組内容   契約・マニュアル・緊急時体制の確認、リスクシナリオの対応の検討、より多く、より着実に海外情報の共有を行う。 へ.人権関連 環境認識   人権尊重に対する社会的要請が国内外で高まっており、バリューチェーン全体での対応が求められている。 影響   人権課題への対応が不十分な場合、取引停止や社会的信用の低下、ブランド価値の毀損などにつながるおそれがある。 取組内容   ロードマップに沿って優先的に対応すべき人権リスクの低減施策の実効性を確認し、また、2027年度以降の人権デュー・ディリジェンス実施方針の検討を行う。 ト.GHG削減計画の遅れ 環境認識   GHG排出量削減への対応が不十分な場合、各ステークホルダーからの評価が低下するリスクがある。 影響   GHG排出量削減の遅れにより、短期的、中長期的に、企業価値・収益性が悪化する。 取組内容   照明のLED化、高効率空調機器の導入及び再生可能エネルギーの創出・調達拡大等によりGHG排出量削減を進める。
経営成績の分析 (MD&A)5,894字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度の世界経済は、中国で景気は緩やかに減速するなど一部に弱さが見られるものの、米国では緩やかな拡大が続き、欧州で持ち直しの動きがみられ、全体としては緩やかな持ち直しが続きました。また、わが国経済は、引き続き消費者物価の上昇による家計への影響が懸念されるものの、個人消費に持ち直しの動きが見られ、設備投資は持ち直し、景気は緩やかに回復しました。一方で、いずれの地域においても中東情勢による先行き不透明感がみられました。 こうした経済情勢にあって、当社グループを取り巻く事業環境は、物流業界においては、人手不足やインフレを背景としたコスト増加が続いたほか、米国の関税率引上げによる直接的な影響、通商問題による世界経済を通じた間接的な影響等が見られました。他方、不動産業界においては、賃貸オフィスビルの空室率低下、賃料の上昇がそれぞれ継続するなど比較的堅調に推移しました。 このような状況の下、当社グループは非連続な成長を実現するために、当期を初年度とする経営計画[2025-2030]に沿って、物流事業においては、トータルロジスティクスサービスをグローバルに提供する提案力を整え、重点5分野におけるカテゴリー戦略に適った営業活動を一層推進しています。また、不動産事業においては、「物流不動産」「海外」「資産回転型」をキーワードとした事業の拡大を進めています。さらに、先端技術を積極的に導入することにより業務の効率化と高度化を図るとともに適正料金の収受を一層推し進め、業績の確保に努めました。なお、当期においては、経営計画達成のための価値創造の源泉である人的資本の強化に向けた投資を先行して進めています。 この結果、当連結会計年度の営業収益は、物流事業で収入が増加、不動産事業で収入が減少、全体として前期比106億2千2百万円(3.7%)減の2,734億4千6百万円となりました。また営業原価は、物流事業で増加、不動産事業で減少、全体として前期比77億2千3百万円(3.1%)減の2,399億1千万円となり、販売費及び一般管理費は、経営計画[2025-2030]に掲げる成長戦略実現に向けたコーポレート機能強化に伴う人件費等の増加により、同14億8千2百万円(9.2%)増の176億7百万円となりました。 営業利益は、物流及び不動産の両事業で減益となり、全体として前期比43億8千2百万円(21.6%)減の159億2千8百万円となりました。 経常利益は、持分法による投資損益の改善により、前期比29億4千2百万円(15.8%)増の215億6千3百万円となりました。また親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失で米国子会社Cavalier Logisticsグループののれん等の減損損失を計上したものの、特別利益で投資有価証券売却益が増加したため、前期比229億8百万円(71.9%)増の547億7千3百万円となりました。 また経営計画[2025-2030]で描いた新たな成長戦略を適切に反映するため、「事業利益」を新たな利益指標として設定しております。 事業利益は営業利益に持分法投資損益と資産回転型ビジネス損益を加えたものであり、資産回転型ビジネス損益とは以下①②③の損益です。 ① 売却を目的とした資産の取得による運用損益及び売却損益 ② 売却を目的とした資産に係る出資による運用損益及び売却損益 ③ 今後組成を予定する不動産ファンドへの固定資産売却損益 このうち①については、前期に固定資産処分益を計上した売却物件以外は、取得した資産を「販売用不動産」に計上しているため、第1四半期連結会計期間売却分から営業利益に含んでおります。 当連結会計年度における事業利益は、営業利益、資産回転型ビジネス利益が減少したものの、持分法投資損益の改善により、前期比24億8百万円(14.9%)増の185億7千5百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ① 物流事業 ・倉庫事業は、アパレル、自動車部品の取扱増加等により、営業収益は前期比3.7%増 ・陸上運送事業は、電機設備、飲料の取扱増加等により、同0.7%増 ・国際運送取扱事業は、海上運賃単価の下落等により、同6.4%減 ・港湾運送事業は、コンテナ貨物の取扱増加等により、同13.9%増 この結果、物流事業全体の営業収益は、前期比9億4千2百万円(0.4%)増の2,386億2千8百万円となりました。また営業費用は、施設賃借費、人件費等の増加により、前期比21億1千1百万円(0.9%)増の2,259億3千4百万円となりました。営業利益は、Cavalier Logisticsグループの業績が、米国新政権の各種政策による事業環境の変化に伴う貨物取扱減少や当期に稼働した新規施設における貨物取扱開始の遅れにより計画を下回ったほか、中国の景気減速による中国子会社の業績低下等により、前期比11億6千8百万円(8.4%)減の126億9千3百万円となり、セグメント利益(事業利益)は、前期にITL Corporationに係るのれん相当額の未償却残高全額を持分法による投資損失として計上した関係で持分法投資損益が改善したため、同69億1千9百万円(84.4%)増の151億1千6百万円となりました。 ② 不動産事業 不動産事業の営業収益は、不動産(分譲マンション)販売収入等の減少により、前期比115億2千5百万円(24.1%)減の362億5千1百万円となりました。また営業費用は、不動産販売原価の減少、新規稼働施設に係る不動産取得税等の一時費用等の減少により、前期比95億2千1百万円(27.9%)減の245億5千7百万円となりました。営業利益は、前期比20億3百万円(14.6%)減の116億9千3百万円となり、セグメント利益(事業利益)は資産回転型ビジネス利益の減少もあり同33億円(21.7%)減の119億1千7百万円となりました。 なお、当社グループは経営計画[2025-2030]において、2027年度における事業利益390億円、純利益350億円、ROE9%を掲げ、2030年度における事業利益630億円程度、純利益410億円程度、ROE10%以上を掲げており、同計画初年度に当たる当連結会計年度の経営成績については、事業利益185億7千5百万円、純利益547億7千3百万円、ROE14.5%となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 当社グループの主たる事業は、倉庫事業を中核とする物流事業及びビル賃貸を中心とする不動産事業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難であります。 これに代えて、当連結会計年度におけるセグメント毎の主要業務の営業収益及び取扱高等を示すと、次のとおりであります。 ① セグメント毎の主要業務の営業収益 セグメント   営業収益(百万円)   前連結会計年度比増減 前連結会計年度   当連結会計年度   金額(百万円)   (%) 物流事業 (倉庫事業)   72,409   75,099   2,690   3.7 (陸上運送事業)   55,128   55,492   364   0.7 (国際運送取扱事業)   82,556   77,273   △5,282   △6.4 (港湾運送事業)   22,997   26,184   3,186   13.9 (その他)   4,594   4,578   △16   △0.4 計   237,686   238,628   942   0.4 不動産事業 (不動産賃貸事業)   32,173   32,121   △52   △0.2 (その他)   15,603   4,129   △11,473   △73.5 計   47,776   36,251   △11,525   △24.1 内部取引消去   △1,393   △1,434   △40   - 合計   284,069   273,446   △10,622   △3.7 (注)前連結会計年度において、物流事業の(その他)に含めていた「倉庫賃貸料」(前連結会計年度3,966百万円、当連結会計年度6,534百万円)は、重要性が増したため、当連結会計年度より(倉庫事業)に組み替えて表示しております。 ② セグメント毎の主要業務の取扱高等 セグメント   業務の種類   取扱高等   前連結会計年度   当連結会計年度   前連結会計年度 比増減 物流事業 (倉庫事業)   倉庫保管   保管残高 (数量・月末平均)   934千トン   959千トン   25千トン 貨物回転率 (数量・月間平均)   37.5%   33.9%   △3.6 倉庫荷役   入庫高   4,144千トン   3,867千トン   △277千トン 出庫高   4,157千トン   3,855千トン   △302千トン (陸上運送事業)   陸上運送   陸上運送高   16,484千トン   15,562千トン   △922千トン (国際運送取扱事業)   国際運送取扱   国際運送取扱高   10,200千トン   9,891千トン   △309千トン (港湾運送事業)   沿岸荷役   沿岸荷役高   73,696千トン   80,773千トン   7,077千トン 船内荷役   船内荷役高   59,087千トン   67,596千トン   8,508千トン 不動産事業   不動産賃貸   不動産賃貸面積 (延床面積・月末平均) オフィス用   434千㎡   437千㎡   3千㎡ 商業用   479千㎡   482千㎡   3千㎡ 住宅用   82千㎡   94千㎡   12千㎡ (注) 貨物回転率(月間平均)の算出方式………   (入庫高+出庫高) ÷2÷12ヵ月   ×100 月末平均保管残高 (2) 財政状態 ① 総資産 政策保有株式の縮減等に伴い「投資有価証券」が減少したものの、「販売用不動産」が増加したため、前期末比137億2千7百万円増の6,397億8千6百万円となりました。 ② 負債合計 政策保有株式の縮減等に伴い「繰延税金負債」が減少したものの、「支払手形及び営業未払金」等が増加したため、前期末比84億8千6百万円増の2,552億6千8百万円となりました。 ③ 純資産 配当の支払・自己株式の取得及び政策保有株式の縮減を進めたものの、保有上場株式の時価増加もあり、前期末比52億4千万円増の3,845億1千7百万円となりました。 ④ 自己資本比率 前期末を0.5ポイント下回る59.3%となりました。 ⑤ 有利子負債 「リース債務」の増加等により前期末に比べ49億4千3百万円増加し、1,173億5千5百万円となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの増加、投資活動によるキャッシュ・フローの増加、財務活動によるキャッシュ・フローの減少に現金及び現金同等物に係る換算差額(3億9千8百万円の増加)を加えた全体で4億5千7百万円の減少となり、現金及び現金同等物の期末残高は605億4千8百万円となりました。 なお、当連結会計年度の連結キャッシュ・フロー(4億5千7百万円の減少)は、前期(25億6千2百万円の増加)に比べ、30億1千9百万円下回りました。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益、減価償却による資金留保等があったため、法人税等の支払、販売用不動産の取得による支出が増加したものの、65億3千1百万円の増加となりました。 なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローは、前期(296億2千2百万円の増加)に比べ、230億9千1百万円下回りました。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 資産回転型ビジネスに係る投資有価証券の取得、固定資産の取得による支出があったものの、投資有価証券の売却による収入等により、262億4千7百万円の増加となりました。 なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローは、前期(155億円の増加)に比べ、107億4千6百万円上回りました。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 自己株式の取得、配当金の支払による支出等により、336億3千5百万円の減少となりました。 なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローは、前期(441億8千8百万円の減少)に比べ、105億5千3百万円上回りました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、財務健全性の維持を原則としつつ、運転資金並びに当社グループの成長、拡大を図るための設備投資資金については、主に事業活動から生じる自己資金で賄うほか、必要に応じて金融機関からの借入及び社債の発行により資金調達を行っております。なお、次期のキャッシュ・フローについては、成長投資のほか、配当金の支払い、自己株式の取得等が予定されるものの、次期の利益及び減価償却による資金の留保に加えて新規借入等による資金調達を予定しているため、現金及び現金同等物の期末残高は、概ね当期末並みの水準になるものと予想しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。