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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

岩谷産業

IWATANI CORPORATION8088 · Prime · 卸売業

総合エネルギー・産業ガス・マテリアルの多角経営。LNG・水素などエネルギー供給から産業ガス、金属・樹脂まで幅広く手掛ける。

概要

岩谷産業は、1930年に大阪で創業した総合エネルギー・産業ガス・マテリアル商社である。LPガス、LNG、都市ガス、水素など多様なエネルギーを供給し、産業ガス(酸素、窒素、アルゴン)や溶接機器、金属・樹脂などの素材も手掛ける。2026年3月期の連結売上高は9,085億円、従業員数は12,113人。液化水素の国内シェア100%、水素全体で約70%と、水素分野で強固な地位を持つ。

四つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

岩谷産業は2026年3月期時点で、総合エネルギー、産業ガス・機械、マテリアル、その他(食品・畜産・金融等)の四つのセグメントで事業を展開する。総合エネルギー事業は売上高3,677億円と全体の約40%を占める最大セグメントで、家庭用LPガス「Marui Gas」のブランドで全国約300拠点から供給している。産業ガス・機械事業は2,887億円で、エアセパレートガスや水素、半導体材料ガス、溶接機などを扱う。マテリアル事業は2,184億円で、金属、樹脂、化学品、ミネラルサンドを供給。その他事業は337億円で、食品や畜産、保険など多角化している。

LPガス一貫体制と水素で築くエネルギー事業

総合エネルギー事業の中核はLPガスである。岩谷産業はLPガスの輸入から貯蔵、配送、小売りまでを一貫して手掛ける日本唯一の事業者であり、堺LPG輸入ターミナル(1980年完成)やサウジアラビアからの直輸入ルート(1981年開始)を持つ。家庭用LPガスの直売顧客数をM&Aで拡大し、物流合理化による収益改善を進めている。水素事業では、2002年に国内初の水素供給ステーションを完成させ、2014年には商用水素ステーション「イワタニ水素ステーション尼崎」を開設。液化水素の国内シェアは100%を占め、圧縮水素を含む水素全体では約70%のシェアを持つ。

産業ガスと機械で支える製造現場

産業ガス・機械事業は、酸素、窒素、アルゴンなどのエアセパレートガス、水素、ヘリウム、炭酸ガス、半導体材料ガスを製造・販売する。医療用ガスも扱い、工場や医療現場に不可欠なガスを供給している。機械分野では、ガス製造・供給設備、FAシステム、溶接装置、半導体製造装置、環境機器を販売。特に溶接機はアーク溶接機やレーザー溶接機など金属接合に強みを持つ。2026年3月期は電子部品・光ファイバー業界向けの販売が堅調だった一方、自動車業界向け設備の出荷が減少し、セグメント営業利益は154億円(前期比22億円減)となった。

国内外に広がるマテリアル調達網

マテリアル事業は、金属材料(鋼板、アルミ、銅)、樹脂・化学品、電子材料、二次電池材料、ミネラルサンドなどを取り扱う。国内ではステンレス加工拠点を活用し、海外では豪州のミネラルサンド事業(コバーン・リソーシーズ社)やノルウェーのグリーンチタン鉱石、フランスのレアアース精錬工場(カレマグ社)への出資を通じて重要鉱物資源のサプライチェーン多様化を進めている。2026年3月期はバイオマス燃料や低環境負荷PET樹脂の販売が堅調だったが、ミネラルサンドの収益性低下や機能性フィルムの減少により営業利益は116億円(前期比1億円減)と微減した。

業界の中での役割はエネルギー・産業ガス・素材の総合サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9,085億円
営業利益
383億円
営業利益率
4.2%
純利益
477億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01総合エネルギー主力

LNG(液化天然ガス)の輸入・販売、都市ガス、LPガス、水素など多様なエネルギー源を供給。発電所や産業・民生用にガスを販売。

主な製品・サービス4
LNG(液化天然ガス)
天然ガスを冷却液化したクリーンエネルギー。火力発電や都市ガス原料として供給。
都市ガス
一般家庭や事業所にパイプラインで供給するガス。
LPガス
液化石油ガス。家庭用・業務用・工業用にボンベやタンクで供給。
水素
燃料電池車や産業向けに供給される次世代エネルギー。

02産業ガス・機械主力

酸素、窒素、アルゴンなど産業ガスの製造・販売、およびガス関連機器・溶接機・建設機械の販売・メンテナンス。工場や医療現場にガスと機器を提供。

主な製品・サービス3
産業ガス(酸素、窒素、アルゴン等)
金属加工、化学、医療など様々な産業に不可欠なガス。
ガス関連機器
ガス供給装置、バルブ、配管など、ガス利用に必要な機器。
溶接機
アーク溶接機、レーザー溶接機など、金属接合用機器。

03マテリアル準主力

金属(鉄鋼・非鉄)の販売、樹脂・化学品の販売、電子・産業材料の供給など、素材分野を広くカバー。国内外の需要家に多様な材料を提供。

主な製品・サービス2
金属材料
鋼板、パイプ、アルミ、銅など、建設・自動車・産業機械向け金属素材。
樹脂・化学品
プラスチック原料、工業薬品、機能性材料など。

04その他(食品・畜産等)副次

食品(冷凍食品・調味料等)、畜産(飼料・鶏卵等)の製造販売、金融・保険、運送、保安、情報処理など多様な事業を展開。

主な製品・サービス2
食品
冷凍食品、調味料、加工食品など、一般消費者向け食品。
畜産関連
飼料の製造販売、鶏卵の生産販売など。

製品と技術

LPガスと都市ガスで支える暮らしのエネルギー

岩谷産業の総合エネルギー事業の中心はLPガス(液化石油ガス)である。家庭用には「Marui Gas」ブランドでボンベやタンクで供給し、業務用・工業用にも広く使用される。LPガスは輸入から小売りまで一貫体制で、全国約300拠点から配送・保安サービスを提供。都市ガスはパイプラインで一般家庭や事業所に供給する。また、LNG(液化天然ガス)は火力発電や都市ガス原料として輸入・販売。低炭素化に向け、カーボンオフセットガスやグリーンLPガスの開発も進めている。

液化水素で国内シェア100%を占める水素事業

水素事業は岩谷産業の成長戦略の要である。液化水素の国内販売シェアは100%、圧縮水素を含む水素全体では約70%を占める。2002年に国内初の水素供給ステーションを設置し、2014年には商業用ステーションを尼崎に開設。2026年3月期には、燃料電池を搭載した中型油圧ショベルの実証実験を建設現場で日本初実施した。水素とエチレンの混合溶断ガス「ハイドロカット」は、福島水素エネルギー研究フィールド由来の再生可能エネルギー水素を使用し、福島第一原発解体工事に供給されている。

多様な産業ガスと医療用ガスの安定供給

産業ガス事業では、酸素、窒素、アルゴンなどのエアセパレートガスを製造・販売する。金属加工、化学、電子部品、医療など幅広い産業に供給。特殊ガスとしてヘリウム、炭酸ガス、半導体材料ガスも扱う。ヘリウムは国内外の備蓄設備を活用し安定供給に努める。医療用ガスは病院向けに酸素や笑気ガスなどを供給。また、水素関連設備として、大容量充填可能な移動式水素充填システムの開発も進めている。

カセットこんろ・ボンベと「富士の湧水」の生活関連商品

家庭用にはカセットこんろとカセットボンベを販売。アウトドアや災害時需要に対応し、国内外で展開している。2004年からはミネラルウォーター「富士の湧水」の宅配事業を開始。富士山麓の天然水をボトルで届けるサービスで、健康志向の消費者に支持されている。これらの生活関連商品は総合エネルギー事業の一部として、ガス販売と組み合わせたクロスセルを図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

エネルギー・産業ガスで強み、収益はやや低下

同社はガス・エネルギーや産業用ガス、機械などを手掛ける総合商社。国内の卸売業界で、ライバルであるリョーサン菱洋は電子部品に特化し、タビオは生活用品系。同社はエネルギー需要の安定に支えられ、売上高は2024年3月期の8,479億円から2026年3月期に9,085億円と増加見込み。一方、営業利益率は5.23%から4.22%へ低下しており、エネルギー価格や競争の影響が表れている。水素など新エネルギーへの投資で成長を目指す。

強み

  • LPガスや産業ガスで国内有数の供給網を持ち、安定収益。
  • 25年3月期8830億円、26年は9085億円と右肩上がり。
  • エネルギーに加え機械・素材などでリスク分散を図る。
  • 水素関連など次世代事業への投資を推進。

課題

  • 営業利益率が5.23%から4.22%へ低下し、採算が悪化。
  • 原油やガス価格の変動が収益に大きく影響。
  • 大手商社や専門商社との競争で差別化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

エネルギー・資源の時価総額近傍。太字が岩谷産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14182三菱瓦斯化学8,139億円
29513電源開発7,609億円12.8倍
35021コスモエネルギーホールディングス7,041億円9.4倍
46302住友重機械工業6,759億円16.2倍
56269三井海洋開発6,301億円8.9倍
68088岩谷産業5,149億円10.6倍
71662石油資源開発4,945億円9.2倍
86508明電舎4,862億円20.5倍
99336大栄環境3,686億円23.1倍
101515日鉄鉱業2,688億円18.8倍
119793ダイセキ1,790億円19.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(エネルギー・資源)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

個人商店から株式会社へ、戦後再建の始まり

岩谷産業の起源は1930年5月、岩谷直治氏が大阪市港区に開いた岩谷直治商店である。酸素、カーバイド、溶接材料の取り扱いからスタートし、第二次世界大戦中の1945年2月に資本金19万8千円で株式会社に改組、岩谷産業株式会社を設立した。戦後の1947年には本店を大阪市東区本町に移転し、1948年には東京営業所(現・東京本社)を開設。資本基盤と販売網を整え、戦後復興期の需要に対応した。

LPガス「マルヰプロパン」発売と上場

1953年11月、岩谷産業はLPガスを「マルヰプロパン」のブランドで販売開始し、消費財市場へ本格参入した。1959年には販売子会社セントラル石油瓦斯を設立。1962年8月に大阪証券取引所市場第二部に上場、同年12月には東京証券取引所市場第二部に上場し、1965年4月には両取引所の市場第一部に指定された。1969年には大阪・東京2本社制を採用し、名古屋証券取引所にも上場。首都圏での事業基盤を強化した。

LPガス輸入ターミナル完成と直輸入開始

1980年8月、堺LPG輸入ターミナルが完成し、LPガスの大量輸入が可能になった。翌1981年2月にはサウジアラビアからのLPガス直輸入を開始。これにより安定調達源を確保し、全国の需要家への供給力を高めた。1985年には岩谷ガス工業、富士瓦斯工業、大阪水素工業の3社が合併し、高圧ガス製造販売会社・岩谷瓦斯を設立。産業ガス分野の体制を強化した。

水素社会への布石と新ブランド導入

1993年10月、「マルヰプロパン」発売40周年を機にブランドを「Marui Gas」に刷新。2000年には環境国際規格ISO14001を取得した。2002年2月、国内初の水素供給ステーションを完成させ、水素実証試験を開始。2013年には兵庫県尼崎市に中央研究所を開設し、水素や新エネルギー技術の研究開発拠点とした。2014年には国内初の商用水素ステーション「イワタニ水素ステーション尼崎」が完成し、水素インフラ整備を加速させた。

資本増強とプライム市場移行による成長基盤

2020年10月、転換社債型新株予約権付社債300億円が全額権利行使され、資本金が200億円から350億円に増加。財務基盤を強化した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行。2025年6月には東京本社を港区浜松町に移転し、首都圏事業の拠点を一新。2026年3月期の営業利益383億円、当期純利益477億円と過去最高水準の利益を達成している。

年表30件を開く

1930年代

  • 1930年5月創業岩谷直治氏の個人経営により大阪市港区市岡浜通1丁目に岩谷直治商店を創業し、酸素、カーバイド、溶接材料等の取扱いを開始しました。

1940年代

  • 1945年2月創業株式会社組織に改め、資本金198千円をもって、岩谷産業株式会社を設立しました。
  • 1947年7月本店を大阪市東区本町3丁目11番地に移転しました。
  • 1948年8月東京営業所(現・東京本社)を開設しました。

1950年代

  • 1953年11月LPガスを「マルヰプロパン」のブランドで販売開始、これにより消費財市場への進出の基盤を固めました。
  • 1959年3月LPガス等の販売会社であるセントラル石油瓦斯株式会社(現・連結子会社)を設立しました。

1960年代

  • 1962年8月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場しました。
  • 1962年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場しました。
  • 1965年4月大阪・東京両証券取引所市場第一部に指定となりました。
  • 1969年12月上場大阪・東京2本社制を採用し、首都圏における企業基盤の強化を図りました。名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場しました。

1970年代

  • 1970年3月本店を大阪市東区本町4丁目1番地に移転しました。
  • 1979年1月高圧ガス等の販売会社である大阪イワタニガス株式会社(現・西日本イワタニガス株式会社、連結子会社)を設立しました。

1980年代

  • 1980年8月LPガス輸入基地として堺LPG輸入ターミナルが完成しました。
  • 1981年2月サウジアラビアよりLPガスの直輸入を開始しました。
  • 1985年12月M&A岩谷ガス工業株式会社、富士瓦斯工業株式会社、大阪水素工業株式会社の3社が岩谷ガス工業株式会社を存続会社として対等合併し、高圧ガス等の製造・販売会社である岩谷瓦斯株式会社(現・連結子会社)を設立しました。
  • 1987年2月商号変更第43回定時株主総会の決議により決算期を11月30日から3月31日に変更しました。

1990年代

  • 1991年4月LPガスの配送・充てん業務並びに工場管理の合理化を図るため、各地域ブロック別に供給センターの統廃合を実施しました。
  • 1993年10月「マルヰプロパン」発売40周年を迎え、生活者に選ばれるエネルギーとして、新しいブランド「Marui Gas(マルヰガス)」を採用しました。
  • 1997年5月東京本社を東京都港区西新橋3丁目21番8号に移転しました。

2000年代

  • 2000年3月環境に関する国際規格であるISO14001の認証を取得しました。
  • 2002年2月国内初の「水素供給ステーション」が完成し、実証試験を開始しました。
  • 2004年2月ミネラル・ウォーター「富士の湧水」の宅配事業を開始しました。

2010年代

  • 2010年7月本店を大阪市中央区本町3丁目6番4号に移転しました。
  • 2013年4月新たな技術拠点として、兵庫県尼崎市に中央研究所が完成しました。
  • 2013年7月M&A東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合となりました。
  • 2014年7月国内初の商用水素ステーション「イワタニ水素ステーション 尼崎」が完成しました。
  • 2019年9月上場名古屋証券取引所市場第一部について上場廃止申請を行い、上場廃止しました。

2020年代

  • 2020年10月転換社債型新株予約権付社債(300億円)が全額権利行使されたことで、200億円であった資本金が350億円となりました。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行となりました。
  • 2025年6月東京本社を東京都港区浜松町2丁目3番1号に移転しました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で12,113人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,021万円で、9期前と比べて+12.6%平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月9,174
2018年3月9,453
2019年3月90739.115.29,749
2020年3月91739.315.59,849
2021年3月89639.315.510,130
2022年3月90039.615.710,163
2023年3月94139.715.511,351
2024年3月97039.615.311,332
2025年3月1,02539.915.311,859390
2026年3月1,02139.815.312,113316

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社47(国内 40 / 海外 7、うち連結子会社 24) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
マテリアル事業 — オーストラリア・西オーストラリア州9,415百万円
総合エネルギー事業 — 堺LPG輸入ターミナル(堺市西区)5,528百万円
産業ガス・機械事業 — シンガポール・シンガポール5,321百万円
産業ガス・機械事業 — インドネシア・カラワン5,095百万円
産業ガス・機械事業 — 中国・嘉興市3,928百万円
産業ガス・機械事業 — 米国・モンタナ州3,594百万円
マテリアル事業 — タイ・サムサコン3,484百万円
産業ガス・機械事業 — 米国・カリフォルニア州2,783百万円
産業ガス・機械事業 — 岩谷瓦斯㈱ 尼崎工場(ガス製造) (兵庫県尼崎市)2,005百万円
産業ガス・機械事業 — 中国・大連市1,897百万円
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    岩谷液化ガスターミナル㈱
    堺市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イワタニ近畿㈱
    大阪市淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岩谷設備システム㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イワタニ北海道㈱
    札幌市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イワタニ東海㈱
    岐阜県岐阜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エネライフ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    セントラル石油瓦斯㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ホームエネルギー九州
    福岡県糟屋郡志免町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ホームエネルギー近畿
    大阪市淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マルヰ産業㈱
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権60.3%
  • 国内
    根岸液化ガスターミナル㈱
    横浜市磯子区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岩谷瓦斯㈱
    大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社35社を開く
  • エーテック㈱兵庫県明石市100%
  • エア・ケミカルズ㈱東京都港区65%
  • コータキ精機㈱静岡県駿東郡長泉町99%
  • トキコシステムソリューションズ㈱川崎市川崎区100%
  • 西日本イワタニガス㈱大阪市港区100%
  • 東日本イワタニガス㈱千葉県市川市100%
  • 山口リキッドハイドロジェン㈱大阪市中央区65%
  • DALIAN IWATANI GAS MACHINERY CO., LTD. (大連岩谷气体机具有限公司)中国・大連市100%
  • IWATANI CORPORATION OF AMERICA (米国岩谷会社)アメリカ・テキサス州100%
  • JIAXING IWATANI INDUSTRIAL GASES CO., LTD. (嘉興岩谷气体有限公司)中国・嘉興市100%
  • SHANGHAI IWATANI CO., LTD. (上海岩谷有限公司)中国・上海市100%
  • IWATANI MALAYSIA SDN. BHD. (マレーシア岩谷会社)マレーシア・クアラルンプール100%
  • 岩谷テクノ㈱大阪市淀川区100%
  • 岩谷マテリアル㈱東京都中央区100%
  • キンセイマテック㈱大阪市中央区53%
  • IWATANI AUSTRALIA PTY LTD (岩谷オーストラリア会社)オーストラリア・ロッキンハム100%
  • IWATANI CORPORATION (HONG KONG) LTD. (香港岩谷有限公司)中国・香港100%
  • イワタニ・ケンボロー㈱東京都中央区100%
  • 岩谷クリエイティブ㈱大阪市中央区100%
  • 岩谷興産㈱大阪市中央区100%
  • 岩谷情報システム㈱大阪市中央区100%
  • イワタニフーズ㈱東京都千代田区100%
  • 岩谷物流㈱大阪市淀川区100%
  • イワタニ・プロモーション㈱東京都港区100%
  • ガス保安検査㈱大阪市中央区100%
  • IWATANI (CHINA) LTD. (岩谷(中国)有限公司)中国・北京市100%
  • 旭マルヰ㈱宮崎県東臼杵郡門川町34%
  • イワタニ理化㈱福井県坂井市50%
  • 大津マルヰ㈱滋賀県大津市35%
  • 鹿島液化ガス共同備蓄㈱茨城県神栖市40%
  • 新コスモス電機㈱大阪市淀川区28%
  • 日鉱液化ガス㈱東京都港区34%
  • ㈱コールド・エアー・プロダクツ大阪府高石市45%
  • ㈱ハイドロエッジ堺市西区50%
  • コスモエネルギーホールディングス㈱東京都中央区22%
国際子会社 (GLEIF登録 2社)
  • AUIWATANI AUSTRALIA PTY LTD
  • USIWATANI CORPORATION OF AMERICA

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業/水素ステーションのコスト低減等に関連する技術開発/HDV等の新プロトコル対応の水素燃料計量システム技術と充填技術に関する研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-30
    1,452万円
  • 調達
    水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発水素混合LPガスの供給利用に関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-01-27
    999万円
  • 調達
    ヘリウムガスの購入
    厚生労働省 · 2026-03-18
    574万円
  • 調達
    ヘリウムガスの購入
    厚生労働省 · 2025-03-07
    574万円
  • 調達
    ヘリウムガスの購入
    厚生労働省 · 2024-03-07
    560万円
  • 調達
    水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発ハイドロエッジを活用したCO2フリー水素・カーボンニュートラルメタン製造供給に関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-16
    539万円
  • 調達
    燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業大型FCV燃料装置用液化水素技術に関するフィジビリティ調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-03-30
    522万円
  • 調達
    水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発関西圏の臨海エリアにおける水素供給モデルに関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-20
    295万円
  • 調達
    水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発神戸港カーボンニュートラルポート形成に向けた水素利活用モデル調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-02-10
    193万円
  • 調達
    水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発熊本県小国町における未利用地熱を活用した水素製造および利活用に関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-07-28
    191万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は9,085億円営業利益383億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.9%、利益が-17.1%。

売上高
+2.9%
9,085億円
営業利益
-17.1%
383億円
純利益
+17.8%
477億円
営業利益率
4.2%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高9,600億円9,085億円
営業利益488億円383億円
純利益455億円477億円
1株あたり配当¥47¥47

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,334億円、営業利益は134億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.6%、営業利益は+57.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,505127
2024年1Q2,019854.272
2024年2Q1,923613.249
2024年3Q2,2331737.7121
2024年4Q2,304193
2025年2Q4,0001614.0151
2025年4Q4,8303016.2254
2026年2Q4,0911082.6203
2026年4Q4,9942755.5274
2027年1Q2,3341345.7317

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は6,570億円から9,085億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合となりました。
2013年3月6,57017480
2014年3月7,039193105
2015年3月6,91912862
2016年3月6,162216124
2017年3月5,880268165
2018年3月6,708294176
名古屋証券取引所市場第一部について上場廃止申請を行い、上場廃止しました。
2019年3月7,151300192
2020年3月6,868323210
2021年3月5,622342230
2022年3月6,904464300
2023年3月9,063470320
2024年3月8,479623435
2025年3月8,8304626155.2405
2026年3月9,0853835524.2477

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高9,085億円のうち、営業利益として残るのは383億円4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は477億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.0%6,726億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.8%1,976億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.2%383億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.0pt
4.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.8pt
5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.5pt
11.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが591億円、投資CFが−238億円で、差し引きのフリーCFは353億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は277億円で、売上の0.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月244−188−11256140
2014年3月227−2103017204
2015年3月430−205−223225218
2016年3月361−251−100110228
2017年3月372−304−8168212
2018年3月285−264−6321178
2019年3月391−237−136154195
2020年3月403−309−3694251
2021年3月488−288−71200384
2022年3月131−31980−188296
2023年3月515−603110−88333
2024年3月549−1,6131,054−1,064336
2025年3月524−584−20−60276
2026年3月591−238−371353277

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は8,998億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,490億円で、自己資本比率は48.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,8639092,95421.5
2014年3月4,1621,0513,11123.2
2015年3月4,0881,1792,90926.7
2016年3月4,0451,2462,79928.4
2017年3月4,3471,4492,89830.9
2018年3月4,5351,6592,87634.0
2019年3月4,5761,7402,83636.1
2020年3月4,6971,9122,78538.8
2021年3月5,1202,5362,58447.7
2022年3月5,5852,8032,78248.4
2023年3月6,5603,1223,43846.0
2024年3月8,3053,6904,61543.2
2025年3月8,7303,9724,75844.2
2026年3月8,9984,4904,50848.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
277億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,071億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
655億円
在庫として抱えている分
負債合計
4,508億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中69位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中222位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.6%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.2%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,198で、1年前と比べて+37.0%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥2,198-4.1%1ヶ月+9.7%1年+37.0%時価総額5,149億円
過去52週の値幅
安値¥1,564高値¥2,292.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PER (会社予想)11.1倍
PBR1.06倍
配当利回り2.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に2177円と前日比0.32%安。7月下旬まで2000円前後で推移していましたが、7月末から上昇に転じ、8月7日に2227円まで急伸しました。その後は2200円前後で推移しています。1ヶ月で9.04%上昇し、1年では36.75%上昇しています。52週高値2292円に近く、52週安値1564円からは39%上昇しています。25日線(2089円)を上回り、RSIは63.11と中立やや過熱気味です。出来高は8月7日に344万株と急増しましたが、その後は減少しています。上昇トレンドは続いていますが、高値圏での調整もみられます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 10.54倍は業界平均の17.93倍を大きく下回り、割安です。PBR 1.06倍は平均1.23倍を下回り、株価純資産倍率も低水準です。ROE 11.6%は健全な収益性を示し、評価の低さは過小評価の可能性があります。配当利回り2.15%は平均2.94%を下回りますが、配当性向31.5%は安定しています。割安だが配当は伸び悩み、財務健全性と収益性を考慮すると投資妙味があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍17.9倍
PER (予想)11.1倍
PBR1.06倍1.24倍
ROE11.6%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

中核の産業ガス事業の安定性と、水素など新エネルギー分野の成長性が論点。強気派は、水素社会の進展で新たな需要が取り込めると期待し、既存のガス供給網を活かしたシナジーに注目する。弱気派は、エネルギー市況の変動で収益が左右されることや、新規投資の回収リスクを指摘する。さらに、同業他社との競争激化で価格競争力が低下する懸念がある。

プラスに働く材料7
  • 水素事業の成長

    水素供給基盤を活用し、脱炭素需要の拡大に伴う事業機会を見込む。

  • 安定したガス需要

    産業用ガスは景気に左右されにくく、継続的な需要が見込まれる。

  • 高収益体質

    直近のROEは11.6%と高く、資本効率の良い経営が評価される。

  • 2026/3期は純利益477億円と前期比17.8%増決算発表後影響

    純利益405→477億円、売上高も9,085億円と増収で、PER10.75倍は割安

  • PBR1.17倍はROE11.6%から1倍台後半余地継続影響

    ROE11.6%に対しPBR1.17倍、改善余地は大きく見直し余地

  • 株価は1年で46.3%上昇しモメンタム良好通年影響

    株価は2,227円、上昇率46.34%と相対的に強い

  • 売上高は3期連続増収、9,085億円に拡大2026/3期影響

    売上高8,479→8,830→9,085億円と順調に増加、需要基調は堅調

マイナスに働く材料7
  • エネルギー市況依存

    原油・ガス価格の変動が仕入れコストや販売価格に直結する。

  • 競争激化の影響

    同業他社との競争により、価格やシェアが低下するリスクがある。

  • 投資負担の増加

    水素関連の投資が先行し、短期的な利益を圧迫する可能性。

  • 営業利益が383億円と前期比17%減益2026/3期影響

    営業利益462→383億円、営業利益率4.22%は前期5.23%から悪化

  • 純利益増益は営業外損益に依存の懸念不定影響

    営業利益が減る一方純利益は増、本業の稼ぐ力が弱いと評価される

  • 予想PER11.3倍は純利益の伸び率に見合わない決算発表後影響

    純利益が477億円でも予想PERは11.3倍、増益率17.8%が一時的なら修正

  • 時価総額5,217億円で中堅、売買が細りやすい継続影響

    大型株と違い流動性が低く、需給の悪化で株価が動きやすい

次の決算で確かめる点
産業ガス販売量
中核事業の需要動向と市場シェアを把握するため。
エネルギー関連売上
エネルギー価格と販売量の変動が収益に影響するため。
水素関連売上高
成長戦略の進捗を測るために重要。
営業利益率
収益性の改善と競争力の判断に必要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり47で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.14%。

年間配当
¥47
1株あたり
配当利回り
2.14%
いまの株価に対して
配当性向
31.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1017.4
2018年3月1437.522.0
2019年3月1618.230.1
2020年3月2446.237.5
2021年3月19−21.122.9
2022年3月2113.319.4
2023年3月2411.826.8
2024年3月3336.825.8
2025年3月4744.644.2
2026年3月470.031.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥47

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ61,638人。区分でいちばん多いのは金融機関29.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.1%を占め、残る50.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関33.031.130.228.729.229.8
個人・その他24.625.425.524.629.129.2
外国法人18.321.322.425.920.119.8
事業法人21.420.820.819.519.719.3
証券会社2.61.41.11.41.91.9
自己株式1.71.71.71.71.71.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)11.69
02公益財団法人岩谷直治記念財団7.06
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.78
04株式会社三菱UFJ銀行2.28
05株式会社りそな銀行2.01
06株式会社テツ・イワタニ1.71
07岩谷産業泉友会1.57
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.55
09日本生命保険相互会社1.53
10イワタニ炎友会1.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-06
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.34%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+530%、1株純資産は14期で+462%。直近期のROEは11.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3333810.413.231.0
2014年3月2131,96611.615.829.7
2015年3月1262,2156.131.3130.6
2016年3月2512,33211.113.033.3
2017年3月3362,73113.39.617.4
2018年3月3573,13812.211.022.0
2019年3月3913,36212.09.130.1
2020年3月4273,70412.18.537.5
2021年3月1071,06110.815.922.9
2022年3月1301,17411.79.919.4
2023年3月1391,31211.210.426.8
2024年3月1891,55813.211.325.8
2025年3月1761,67710.98.544.2
2026年3月2071,89911.69.731.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額1,697百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。

氏名役職年齢
牧野明次代表取締役 会長84
渡邊敏夫代表取締役 副会長80
間島寬代表取締役 社長執行役員兼CEO68
津吉学取締役 専務執行役員 産業ガス・機械事業本部長62
福島洋取締役 専務執行役員 技術・エンジニアリング本部長、中央研究所、岩谷水素技術研究所、サステナビリティ推進部 各担当、保安担当、水素エネルギー担当63
髙山健志取締役 専務執行役員 業務部、情報企画部、経営企画部、広報部、総務人事部、法務部 各担当59
寺田和正取締役 常務執行役員 経理部、監査部 各担当 危機管理委員会委員長56
廣田博清取締役68
森詳介取締役86
佐藤廣士取締役80
鈴木博之取締役80
齋藤友紀取締役47
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
尾濱豊文監査役(常勤)77
岩谷直樹監査役(常勤)59
篠原祥哲監査役91
横井康監査役69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)9685582661,334148
社外取締役621321336
監査役215015075

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容225字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社150社(うち連結子会社100社、持分法適用非連結子会社50社)、関連会社65社(うち持分法適用関連会社34社)及び関係会社以外の関連当事者により構成され、総合エネルギー事業、産業ガス・機械事業、マテリアル事業及びその他の分野(食品、畜産、金融、保険、運送、保安、情報処理等)に事業を展開しております。 各分野における当社、主要な関係会社の位置付け及びセグメントとの関連の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,455字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来、「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要なものこそ栄える」を企業理念として掲げ、常に世の中が求める新しい価値、お客様が求める価値の創造に努め、社会に貢献することを目指しています。 この観点から、株主様、お取引先様、従業員などからの信頼と期待に応えることが、会社繁栄の絶対条件と考え日々の事業経営に取り組んでおります。セグメントごとの事業内容は下記のとおりであります。 総合エネルギー事業は、全国のご家庭にMaruiGasブランドとしてお届けしている民生用LPガスや、工場で使用される産業用のLPガス・LNGを販売しています。また、カセットこんろ・ボンベや富士の湧水などの生活関連商品やガス関連機器・都市ガスの保安サービスなどをお客様に提供し、暮らしのインフラを支えています。特に民生用LPガスについてはLPガスの輸入から小売りまで一貫した供給体制をもち、全国展開している日本で唯一のLPガス事業者で、全国に約300ヶ所の拠点を有しており、その販売・物流・保安体制を活かし、きめ細やかで質の高いサービスを全国で提供しています。 産業ガス・機械事業は、エアセパレートガス(酸素・窒素・アルゴン)、水素、ヘリウム、炭酸ガス、半導体材料ガスや医療用ガスなどの産業ガス事業と、各種ガス製造・供給設備、FAシステム、溶接装置、半導体製造装置、環境機器などの機械事業を展開しています。長年培ってきた技術力と、ガス・機械の幅広いラインアップによりお客様のニーズに合わせた提案を行い、産業全体を支えています。 マテリアル事業は、樹脂原料や樹脂製品、ミネラルサンドなどの資源、ステンレスや非鉄金属、二次電池材料等、モノづくりに必要な原料・部材などを取り扱っています。環境商品等の成長分野への拡販や新商品の開発に加え、海外事業の強化に取り組み、事業規模の拡大を図っています。 (2) 目標とする経営指標 2024年3月期を初年度とする5ヵ年に亘る中期経営計画「PLAN27」では、テーマに「水素エネルギー社会の実現に向けて」を掲げ、基本方針を「『社会課題解決』と『持続的成長』に向けた事業拡大」としています。「PLAN27」の経営数値目標としては、利益目標を「営業利益650億円」、収益性目標を「ROE10%以上」「ROIC6%以上」としています。 (3) 中長期的な経営戦略 当社は、基本方針の実現に資する取り組みとして、中期経営計画「PLAN27」を策定し、「『社会課題解決』と『持続的成長』に向けた事業拡大」に取り組んでいます。 PLAN27では、投資や人材といったリソースを重点投下する分野を重点施策とし、「水素戦略」、「脱炭素戦略」、「国内エネルギー・サービス戦略」、「海外戦略」、「非財務戦略」の5つを掲げ、経営数値目標の達成に向けて取り組みを推進しています。 また、当社の利益配分に関する基本方針につきましては、継続的かつ安定的な配当により株主の皆様へ還元すると同時に、成長戦略を支えるための投資等に活用し、企業価値の最大化を図ることで株主の皆様のご期待に応えてまいります。 PLAN27では、最終年度にあたる2027年度には配当性向20%以上(市況要因を除く当期純利益ベース)、減配を行わない累進配当という目標を掲げています。 当社はこれらの取り組みを着実に実行し、「世の中に必要とされる企業」であり続けることにより、当社グループの企業価値の向上、ひいては株主共同の利益の実現に資することができるものと考えております。 (4) 当面の対処すべき内容等 今後の見通しについては、所得環境の改善に伴う個人消費の増加に加え、設備投資が堅調に推移することで緩やかな回復が続くと見込まれるものの、引き続き緊迫した中東情勢の影響等が懸念され、先行きは不透明な状況となっています。 総合エネルギー事業は、重要なエネルギーインフラの一つであるLPガスの安定供給に引き続き努めます。また、M&A等によるLPガス直売顧客数の拡大や、物流合理化による収益性の改善を図ります。エネルギーの低炭素化に向けては、燃料転換の推進やカーボンオフセットガスの販売に加え、グリーンLPガスの開発を推進します。カセットこんろ・ボンベにおいては、新商品開発などを通じて国内外の事業拡大を図ります。 産業ガス・機械事業は、エアセパレートガスや特殊ガスについて、調達・物流コスト上昇への対応や安定供給体制の整備を強化するとともに、拡大が見込まれる光ファイバー・電子部品業界向けの拡販に注力します。また、水素エネルギー社会の実現に向けては、脱炭素に関連した水素やアンモニアの販売強化を図ることに加え、低炭素水素サプライチェーンの事業化を推進します。 マテリアル事業は、ノルウェー産グリーンチタン鉱石の販売を開始するとともに、リサイクルPET事業を推進していきます。ステンレスでは国内加工拠点を活用し、事業規模の拡大を図ります。豪州のミネラルサンド事業は新たに取得した鉱区も含めて安定操業と生産性の向上に努め、欧米、アジアでは、重要鉱物資源の安定確保に向けた取り組みを強化していきます。 当社は1941年に水素の取り扱いを開始し、長い歴史に基づく経験とノウハウを有しています。液化水素の国内シェアは100%で、圧縮水素を含む水素の国内シェアは約70%となっております。水素事業は将来の資源エネルギー事業であり、大量で安価なCO2フリー水素源の獲得が最も重要だと考えています。当社グループは液化水素製造能力をさらに増強するとともに、再生可能エネルギーからの水素製造や海外からのCO2フリー水素の輸入などに取り組み、企業理念に沿った経営を進めてまいります。
事業等のリスク2,687字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 季節的な要因及び天候の変動について LPガスの消費量は、気温や水温の影響を受けますので、当社グループの主力商品であるLPガスの販売量は夏季に減少し、冬季に増加します。このため当社グループは利益が下半期に偏る収益構造を有しています。また、特異な天候の変動によっても、当社グループのLPガス販売量に影響を及ぼす可能性があります。 (2) LPガス輸入価格による影響について 当社はLPガスを中東と米国から輸入しており、輸入価格の変動による影響を平準化するため、多くの卸売先との間で、販売価格をCP(Contract Price)とMB(Mont Belvieu)に連動する価格体系としています。当社では在庫評価について第3四半期連結会計期間より「先入先出法」から「総平均法」へ変更しておりますが、LPガスの輸入から販売までのタイムラグが約3ヶ月あるため、輸入価格の上昇時には安い原価の在庫を高く売ることから増益要因となる一方、下落時には高い原価の在庫を安く売ることから減益要因となります。 なお、当連結会計年度は57億円の減益効果(前連結会計年度は2億円の増益効果)が生じております。 (3) 気候変動に係るリスクについて 当社グループは、化石燃料であるLPガスを主力商品としている一方で、水素など脱炭素化に資する商品の普及拡大にも注力しており、今後の気候変動に係る規制等の動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、グループ全体のリスクを統合的に管理する「危機管理委員会」の傘下に設置している「サステナビリティ推進委員会」にて、気候変動に係るリスク・機会、取り組み方針、目標などについての議論や実績の進捗確認を行っています。 気候変動に係る詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおりであります。 (4) 為替変動による影響について 当社グループは貿易取引において為替リスクを負うことがありますが、為替予約等を行うことにより、為替相場の変動によるリスクを回避しています。なお、急激な為替の変動が起きた場合には、このリスクを完全に排除することは困難であるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 災害等について 当社グループは、高圧ガス保安法等に基づくLPガス・産業ガス等を取り扱っております。そのため、法律に基づいた定期的な法定検査及び自主的な検査・点検を行っております。ただし、大規模な地震等の天災により基地などの出荷設備やお客様側の消費設備に甚大な被害があった場合や感染症の大規模な流行などにより、安定供給ができなくなる可能性があります。 (6) 規制緩和等による競争激化について 電力・ガス小売事業の全面自由化や国内の人口減少・地方都市の過疎化等に伴い、同業者間及びエネルギー間の競争環境が変化し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) カントリーリスクの影響について 当社グループは、貿易取引やアジアを中心とする海外事業展開を行っていますので、その地域における政治・経済情勢の悪化や、予期しない法律・規則・税制の変更、治安の悪化等の状況によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 金利変動による影響について 当社グループは、LPガス直売顧客数の拡大を目的としたM&Aや産業ガス事業拡大に向けた設備投資など、戦略的な投資に対する資金需要があり、金利変動が業績に影響を与える可能性があります。 (9) 取引先の信用リスクの影響について 当社グループは、取引先に対して様々な形で信用供与を行っており、債権の回収が不可能となるなどの信用リスクを負っております。これらの信用リスクを回避するため、当社グループでは取引先の信用状態に応じて、信用限度額の設定や必要な担保・保証の取得などの対応策を講じております。しかしながら、取引先の信用状態の悪化や経営破綻等により債権が回収不能となった場合などには、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 保有有価証券価格の変動による影響について 当社グループは、グループ企業の株式を保有するとともに、事業上の関係緊密化を図るために取引先などの株式を保有しております。今後の株式市場の変動によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。政策保有の目的で保有する株式については、毎年取締役会において個別に保有の適否を判断しております。 (11) 商品の欠陥について 当社グループが提供する製品・サービスについては、適切な品質管理体制のもと対応しておりますが、製造物責任賠償やリコール等が発生した場合には、当社グループの社会的信用や企業イメージの低下、多額の費用負担が発生するなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 個人情報の取り扱いについて 当社グループは、LPガス事業をはじめとした各種事業において多くの個人情報を取り扱っており、個人情報保護法に定める個人情報取扱事業者として、個人情報の取扱状況について適切な管理を行い、法の遵守に努めております。ただし、当社グループの取り組みにもかかわらず、個人情報の流出が発生した場合には、当社グループの社会的信用の低下、顧客からの損害賠償請求など、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) コンプライアンスに係るリスクについて 当社グループは、国内外で各種の法令・規制・社会規範の下で事業を展開していることから、コンプライアンス委員会を設置して遵法体制の強化に努めております。さらに、当社グループの全構成員が遵守すべき規範として「イワタニ企業倫理綱領」を制定・周知するなど、コンプライアンスの徹底を図っております。ただし、当社グループの取り組みにもかかわらず、法令等に抵触する事態が発生した場合には、当局からの行政処分、利害関係者からの訴訟、当社グループの社会的信用の低下などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,964字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較・分析については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によっております。 (1) 経営成績の状況 ①経済環境及び当社グループの取り組み 当連結会計年度における日本経済は、所得環境の改善による個人消費の持ち直しや、堅調な企業収益等を背景とした設備投資の増加により回復基調が続いたものの、中東情勢の緊迫化や膠着状態にある日中関係などの地政学的リスクにより、先行き不透明な状況が続きました。 このような状況のもと、当社グループは2024年3月期を初年度とする5ヵ年に亘る中期経営計画「PLAN27」に基づき、基本方針である「社会課題解決」と「持続的成長」に向けた事業拡大に取り組みました。 中東情勢が緊迫化する中、LPガスについては多様化した調達ソースを活用するとともに、ヘリウムについては国内外における備蓄設備の利用など、取引先に対しての安定供給に努めました。 水素エネルギー社会の実現に向けては、当社が出資する日本水素エネルギー株式会社が、川崎重工業株式会社と世界最大となる4万㎥型液化水素運搬船の造船契約を締結しました。引き続き、大量の水素を安定的に供給できる体制構築に向けた取り組みを推進していきます。また、株式会社大林組および株式会社小松製作所と共同で、燃料電池を搭載した中型油圧ショベルに関して、日本で初めて工事現場における実証実験を実施しました。今後、大容量かつ高速充填が可能な移動式水素充填システムの検討など、実用化に向けた整備を進め、建設現場などにおける水素の利用拡大に貢献していきます。 脱炭素戦略では、水素とエチレンの混合溶断ガス「ハイドロカット」に関しては、福島水素エネルギー研究フィールドで製造した再生可能エネルギー由来の水素を原料として、福島第一原子力発電所構内の溶接型タンク解体工事に供給しました。地産地消による水素利用を促進し、製造工程段階の脱炭素化に貢献していきます。 海外戦略では、豪州で買収したコバーン・リソーシーズ社においてミネラルサンドの生産を開始するとともに、出資先であるノルウェーのノルディック・マイニング社でもグリーンチタン鉱石の生産・出荷に向けた準備を進めました。また、フランスのカレマグ社に出資し、レアアースを精錬する工場建設を進めるなど、重要鉱物資源のサプライチェーンの多様化に取り組み、今後も安定した供給体制を構築していきます。 ②業績 当連結会計年度は、LPガスの市況変動やヘリウムの市況軟化による減益影響があったものの、固定資産売却益を計上した結果、売上高9,085億22百万円(前年度比255億10百万円の増収)、営業利益383億18百万円(同79億3百万円の減益)、経常利益552億20百万円(同62億60百万円の減益)、親会社株主に帰属する当期純利益476億66百万円(同72億円の増益)となりました。 セグメント業績は次のとおりです。 (a) 総合エネルギー事業 総合エネルギー事業は、LPガス輸入価格が低位で推移したことで減収となりました。利益面においては、LPガスの小売部門で収益性が改善したものの、卸売部門では販売数量が減少したことに加え、市況要因(前年度比59億27百万円の減益)により減益となりました。また、エネルギー関連機器は堅調に推移しましたが、カセットこんろ・ボンベの販売が国内外で低調に推移しました。 この結果、当事業分野の売上高は3,677億32百万円(前年度比110億50百万円の減収)、営業利益は134億98百万円(同60億21百万円の減益)となりました。 (b) 産業ガス・機械事業 産業ガス・機械事業は、水素ガスや水素関連設備の販売が増加したことに加え、エアセパレートガスは電子部品・光ファイバー業界向けの販売数量が堅調に推移しました。一方で、特殊ガスはヘリウム市況の軟化により収益性が低下し、機械設備については、自動車業界向け設備の出荷が減少しました。 この結果、当事業分野の売上高は2,887億30百万円(前年度比172億80百万円の増収)、営業利益は154億14百万円(同21億58百万円の減益)となりました。 (c) マテリアル事業 マテリアル事業は、レアアース等は中国の輸出規制が継続する中、安定供給に努めた結果、販売が伸長しました。バイオマス燃料や二次電池材料に加え、低環境負荷PET樹脂や食品包装向け樹脂製品の販売が堅調に推移しました。また、新規連結の影響によりステンレスの売上が増加しました。一方で、ミネラルサンド事業は豪州自社鉱区の収益性が低下し、機能性フィルムは販売数量が減少しました。 この結果、当事業分野の売上高は2,183億77百万円(前年度比166億91百万円の増収)、営業利益は116億13百万円(同1億34百万円の減益)となりました。 (d) その他 売上高は336億81百万円(前年度比25億88百万円の増収)、営業利益は35億17百万円(同2億10百万円の増益)となりました。 (2) 財政状態の状況 ①総資産 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ267億28百万円増加の8,997億72百万円となりました。これは、受取手形、売掛金及び契約資産が113億90百万円減少したものの、投資有価証券が256億47百万円、有形固定資産が75億70百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 ②負債 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比べ250億58百万円減少の4,507億77百万円となりました。これは、短期借入金が136億15百万円、繰延税金負債が86億76百万円、長期借入金が86億34百万円それぞれ増加したものの、コマーシャル・ペーパー等の流動負債「その他」が356億32百万円、電子記録債務が70億86百万円、支払手形及び買掛金が65億64百万円、1年内返済予定の長期借入金が63億88百万円それぞれ減少したこと等によるものです。 なお、当連結会計年度末のリース債務等を含めた有利子負債額は、前連結会計年度末と比べ170億88百万円減少の2,473億58百万円となりました。 ③純資産 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比べ517億86百万円増加の4,489億95百万円となりました。これは、利益剰余金が321億88百万円、その他有価証券評価差額金が125億円、為替換算調整勘定が40億96百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ72百万円増加の276億60百万円となりました。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ収入が67億12百万円増加したことにより591億32百万円の収入となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益707億12百万円、減価償却費306億67百万円、売上債権及び契約資産の減少額126億83百万円等による資金の増加と、法人税等の支払額207億82百万円、仕入債務の減少額152億22百万円、持分法による投資損益121億98百万円、固定資産除売却損益111億41百万円等による資金の減少によるものです。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ支出が346億29百万円減少したことにより237億84百万円の支出となりました。 これは主に、有形固定資産の売却233億89百万円による資金の増加と、有形固定資産の取得383億80百万円、無形固定資産の取得74億30百万円等による資金の減少によるものです。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ支出が350億50百万円増加したことにより370億67百万円の支出となりました。 これは主に、借入金の純増加額148億12百万円による資金の増加と、コマーシャル・ペーパーの純減少額330億円、配当金の支払額162億4百万円等による資金の減少によるものです。 (4) 生産、受注及び販売の実績 当社グループの事業形態は主に商品の仕入による販売を主要業務としているため、生産実績及び受注状況に代えて仕入実績を記載しております。 ①仕入実績 当連結会計年度における外部からのセグメントごとの仕入実績(役務原価等を含む)は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年度比(%) 総合エネルギー事業   233,210   △8.1 産業ガス・機械事業   208,615   9.0 マテリアル事業   189,013   8.8 その他   43,779   9.1 合計   674,619   2.4 ②販売実績 当連結会計年度における外部顧客へのセグメントごとの販売実績(役務収益等を含む)は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年度比(%) 総合エネルギー事業   367,732   △2.9 産業ガス・機械事業   288,730   6.4 マテリアル事業   218,377   8.3 その他   33,681   8.3 合計   908,522   2.9 (注) 販売実績が総販売実績の100分の10以上を占める相手先はありません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております。なお、見積り及び判断・評価については、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づいて行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①経営成績の分析 (a) 売上高及び売上総利益 売上高は、前連結会計年度と比べ2.9%増収の9,085億22百万円となりました。これは主に、マテリアル事業や産業ガス・機械事業において、工業分野向け商品の販売が堅調に推移したこと等によるもので、詳細は「(経営成績等の状況の概要) (1)経営成績の状況 ②業績」のセグメント業績をご参照ください。 売上総利益は、LPガスの小売部門で収益性が改善したことに加え、水素ガスや水素関連設備の販売が増加したこと等により、前連結会計年度と比べ0.7%増益の2,358億75百万円となりました。 (b) 営業利益 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比べ5.0%増加の1,975億57百万円となりました。これは主に、減価償却費や支払手数料等の増加によるものです。 この結果、営業利益は、前連結会計年度と比べ17.1%減益の383億18百万円となりました。 (c) 経常利益 営業外損益は、169億2百万円の収益(純額)となり、前連結会計年度の152億59百万円の収益(純額)と比べ16億42百万円増加しました。これは主に、持分法による投資利益が増加したこと等によるものです。 この結果、経常利益は、前連結会計年度と比べ10.2%減益の552億20百万円となりました。 (d) 親会社株主に帰属する当期純利益 特別損益は、154億92百万円の収益(純額)となり、前連結会計年度の13億50百万円の収益(純額)と比べ 141億41百万円の増益要因となりました。これは主に、固定資産売却益が増加したこと等によるものです。 法人税等合計は、前連結会計年度と比べ2.5%増加の215億68百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べ17.8%増益の476億66百万円となり、1株当たりの当期純利益は、前連結会計年度の175.84円に対し207.10円となりました。なお、2024年10月1日付で普通株式1株につき4株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益を算定しております。 当社は、中期経営計画「PLAN27」において、最終年度の2028年3月期に、営業利益650億円、ROE10%以上、ROIC6%以上を目標としております。前連結会計年度及び当連結会計年度、PLAN27最終年度目標の営業利益、ROE、ROICは次のとおりであります。 (PLAN27との比較) 項目   第82期実績   第83期実績   PLAN27 最終年度目標 営業利益(億円)   462   383   650 ROE   10.9%   11.6%   10%以上 ROIC   5.1%   4.0%   6%以上 (第83期業績予想との比較) 項目   第82期実績   第83期実績   第83期業績予想(注) 売上高(億円)   8,830   9,085   8,880 営業利益(億円)   462   383   358 経常利益(億円)   614   552   482 親会社株主に帰属する 当期純利益(億円)   404   476   405 (LPガス輸入価格変動要因(市況要因)を除いた営業利益) 項目   第82期実績   第83期実績   第83期業績予想(注) 営業利益(億円)   462   383   358 市況要因(億円)   2   △57   △59 市況要因を除く 営業利益(億円)   460   440   417 (注) 第83期業績予想は、2026年2月10日に公表した数値を表示しております。 第83期(2026年3月期)実績は、LPガスの市況要因のマイナス影響に加え、ヘリウムの市況軟化に伴う収益性の低下などにより、営業利益は383億円、ROEは11.6%、ROICは4.0%となりました。 今後につきましては、引き続き重点施策に基づいた戦略を実行し、PLAN27の経営数値目標である営業利益650億円、ROE10%以上、ROIC6%以上の達成を図ります。 ②資本の財源及び資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの状況については、「(経営成績等の状況の概要) (3)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (a) 資金需要 当社グループの事業活動における運転資金の主なものは、商品の仕入、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、M&Aによる株式取得のためのものであります。当社グループにおいては、安心・安全を支えるインフラ整備については事業全体の収益を考慮して、将来の成長投資については資本コスト等を考慮して多角的かつ慎重に投資判断を行う方針であります。 (b) 財務政策 当社グループは、財務の健全性を保ちつつ、安定的に営業活動によるキャッシュ・フローを生み出すことで、事業運営上必要な資本の財源及び資金の流動性を確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入、コマーシャル・ペーパー(CP)により調達を行っております。設備投資や長期運転資金は、自己資金並びに金融機関からの長期借入、社債の発行等により調達を行っております。また、グループ内資金の効率化を目的として、グループ会社間で貸付等を行っております。 なお、当連結会計年度末のリース債務等を含めた有利子負債額は、前連結会計年度末と比べ170億88百万円減少の2,473億58百万円となりました。

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開示資料

出典

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