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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フルハシEPO

9221 · Standard · サービス業

木質廃棄物の再資源化処理と木材チップ販売を核とする環境企業。解体現場や建設現場から出る廃材を燃料や原料に変える。

概要

フルハシEPOは、1948年に名古屋で製函業として創業し、後に木質廃棄物の再資源化を中核事業とする企業に転身した。主に建設現場や解体現場から発生する木くずや使用済みパレットを収集・処理し、紙パルプ原料や木質繊維板原料、バイオマス発電用燃料として販売する。2026年3月期の連結売上高は約94億円、従業員487名。愛知県を中心に関東、広島、さらにタイ・ベトナムに事業拠点を広げている。

木質廃棄物を原料に変えるバイオマテリアル事業

バイオマテリアル事業は、フルハシEPOの売上高の約73%を占める最大セグメントである。同社は、住宅解体材や製材端材、廃パレットなどの木質廃棄物を排出事業者から処理料を受け取って引き取り、自社工場で破砕・切削して木材チップに加工する。製造したチップは、塗料や接着剤が少ないものは紙・パルプ原料や木質繊維板原料として販売し、その他のものはバイオマスボイラーや木質バイオマス発電所向けの燃料として販売する。処理受託料と製品販売の二重収益モデルが特徴で、2026年3月期のセグメント売上高は73億円超、セグメント利益は10億円超を計上した。原料調達では新規顧客開拓と能登半島地震の被災材受け入れなどで数量を拡大し、単価改定も増収に寄与した。

建設副産物を分別・再資源化する資源循環事業

資源循環事業は、住宅建設現場などから排出される木くず、廃プラスチック、金属くずなどの建設副産物を再資源化する事業である。同社は顧客である住宅メーカーの現場に資材回収ボックスを設置し、定期的に巡回・回収し、自社工場で選別・中間処理を行う。木質廃棄物はバイオマテリアル事業の工場で燃料や原料に再生し、その他は外部業者に売却する。再資源化が困難なものは外部の最終処分業者に委託する。2026年3月期のセグメント売上高は約17億円、セグメント利益は約9000万円。住宅着工件数の減少下でも、新規顧客獲得や地域密着型営業により取扱数量を前年比105.9%に伸ばした。

物流機器と環境コンサルティングを含むその他事業

「その他」セグメントは、木製パレットなどの物流機器の製造・販売、中古品の買取・リユース、環境コンサルティング、警備・人材派遣サービスを包含する。物流機器事業では、新品販売に加え、使用済みパレットを買い取り、リメイク(仕様変更)して再販するリユースサービスに注力する。環境コンサルティングは、子会社のフルハシ環境総合研究所がカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに関する助言や統合報告書作成支援を提供する。警備・人材派遣はASAP SECURITY株式会社が担う。2026年3月期のセグメント売上高は約13億円、セグメント利益は3500万円で、前年の損失から黒字転換した。海外ではタイとベトナムに現地法人を持ち、パレット事業を展開する。

業界の中での役割は木質廃棄物・建設副産物の再資源化処理サービスと木材チップ・物流機器の供給者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
100億円
営業利益
12億円
営業利益率
12.0%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設・解体業界主力

家屋解体や住宅建設現場から排出される木質廃棄物の再資源化処理を受託。処理料収入と木材チップ販売収入の双方で収益を得る。

主要顧客製紙メーカー、建材メーカー

主な製品・サービス3
木質廃棄物再資源化処理
木質廃棄物を自社工場で破砕・切削し木材チップに加工する処理サービス。収集運搬も提供。
木質原料
塗料や接着剤の少ない柱材等から製造される木材チップで、紙・パルプ原料や木質繊維板原料。
木質燃料
集成材や内装材等から製造される木材チップで、バイオマスボイラーや発電所の化石燃料代替。

02建設業界主力

住宅建設現場等から排出される建設副産物(廃棄物)の再資源化処理を受託。ハウスメーカー等を顧客に、回収ボックスを設置・巡回回収し、工場で選別・再資源化。

主要顧客ハウスメーカー、建設会社

主な製品・サービス2
建設副産物再資源化処理
建設現場から出る廃棄物を回収し、選別・再資源化する処理サービス。
再資源・製品販売
再資源化可能な副産物を資源として製造業者等に販売。

03物流業界準主力

木製パレット等の物流機器の製造・販売、中古物流機器の買取・販売。リユース・リサイクルのソリューションも提供。国内外で展開。

主要顧客運輸・物流会社

主な製品・サービス2
木製パレット
物流倉庫や輸送に用いる木製の荷役台。新品販売に加え中古品の買取・販売も行う。
物流機器
パレット以外の物流機器(コンテナ等)の製造・販売。

04一般事業会社副次

環境コンサルティングや警備・人材派遣サービスを提供。グループの多角化の一翼を担う。

主な製品・サービス3
環境コンサルティング
廃棄物処理や環境対策に関するコンサルティングサービス。
施設・交通警備
施設や交通における警備サービス。
人材派遣サービス
企業向けの人材派遣サービス。

製品と技術

木質原料チップ:製紙・建材向けの高品質チップ

バイオマテリアル事業の主力製品の一つが、紙パルプ原料や木質繊維板原料として販売される「木質原料チップ」である。原材料として、塗料や接着剤の附着が少ない柱材や梁材などの解体材を使用する。同社は自社工場で切削・破砕し、異物除去を徹底することで高品質なチップを製造する。主要な販売先は製紙メーカーや建材メーカーであり、再資源化原料の利用推進を背景に需要は堅調である。2026年3月期のバイオマテリアル事業の売上高は73億円超に達し、原料チップの販売量拡大が貢献した。

木質燃料チップ:バイオマス発電・ボイラー向け

もう一つの主力製品が、バイオマスボイラーや木質バイオマス発電所で使用される「木質燃料チップ」である。集成材や内装材など、塗料や接着剤を含む廃材から製造されるが、燃焼時のCO2はカーボンニュートラルとみなされる。同社は住友共同電力・住友林業との合弁会社川崎バイオマス発電(出力33,000kW)や、中部電力グループとの合弁CEPO半田バイオマス発電(出力50,000kW)に出資し、両発電所に燃料を供給している。輸入バイオマス燃料に比べ輸送時のCO2が少ない国産燃料として、需要が高まっている。

建設副産物の再資源化サービス:分別から販売まで一貫

資源循環事業では、建設現場から排出される混合廃棄物を分別・再資源化するサービスを提供する。同社は住宅メーカーなどと契約し、現場にボックスを設置して定期的に回収、自社工場で木くず、廃プラ、金属、石膏ボードなどに選別する。再資源化可能なものは売却し、残渣は最終処分に回す。このサービスにより、建設会社は廃棄物処理の手間とコストを削減できる。2026年3月期の資源循環事業の売上高は約17億円で、アパート・マンション解体などの需要を取り込み、取扱数量を増やした。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

資源循環サービスで国内首位級、内需型で安定

フルハシEPOは、産業廃棄物処理やリサイクル事業を中核とし、環境負荷低減に貢献するサービス企業である。同社は、廃棄物の収集運搬から中間処理、最終処分までを一貫して手掛け、顧客企業の環境課題解決を支援している。同業他社にはジンジブやイシンなどが存在するが、フルハシEPOは処理能力と処理実績で業界内でも高い競争力を持つ。直近の売上高は増加傾向にあり、営業利益率も約12%と収益性は堅調だ。国内の廃棄物処理市場は安定成長が見込まれ、同社は内需型ビジネスとして景気変動の影響を受けにくい特性がある。課題は、伸びしろのある海外市場への展開が限定的であることと、規制強化への対応が必要な点である。

強み

  • 収集から処分までを自社で完結し、品質管理とコスト競争力を両立している。
  • 営業利益率は約12%と業界平均を上回り、安定した利益水準を維持している。
  • 国内廃棄物処理需要は安定的で、景気変動の影響を受けにくい収益基盤を持つ。
  • 環境関連法規制への適合を強みとし、顧客からの信頼を獲得している。

課題

  • 国内中心で海外比率が低く、成長市場への進出余地が残っている。
  • 廃棄物処理法の改正など規制対応にコストがかかり、柔軟な対策が課題。
  • 業界全体の人手不足が続き、処理施設の運営人材の確保が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がフルハシEPO

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17373アイドマ・ホールディングス144億円7.5倍
26176ブランジスタ144億円6.7倍
36039日本動物高度医療センター143億円15.4倍
46087アビスト141億円18.9倍
59221フルハシEPO140億円15.4倍
69713ロイヤルホテル140億円14.8倍
77082ジモティー140億円28.2倍
87352TWOSTONE&Sons139億円56.9倍
99612ラックランド137億円7.2倍
102193クックパッド136億円7.8倍
119227マイクロ波化学135億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

1948年、製函会社として名古屋で創業

フルハシEPOの源流は、1948年2月に名古屋市熱田区で設立された古橋製函株式会社である。当初は製材・木材加工、特に木箱(製函)を主要事業としていた。この時点では、後の環境事業とは無縁の一般的な木材加工業者だった。しかし、この事業で培った木材の知識と加工技術が、後のバイオマス事業の基盤となる。1963年には商号を古橋木材工業株式会社に変更し、木材関連事業を拡大する方向性を明確にした。

1956年、木材チップ製造でバイオマス事業に参入

1956年12月、同社は木材チップ製造設備を導入し、紙パルプ原料用チップの製造販売を開始した。これが後のバイオマテリアル事業の出発点である。当時は製材端材を有効活用する手段としてチップ化を始めたが、結果的に廃棄物の再資源化という現在のビジネスモデルの原型を築いた。1972年には飛島工場(現飛島リサイクルパーク)を開設し、建材用製材と木質繊維板原料チップの生産を本格化。1980年代には弥富工場、春日井工場、三重工場を相次いで開設し、チップ生産能力を拡大した。

1997年、建設副産物の再資源化で資源循環事業に進出

1997年5月、同社は名古屋港近くに名港リサイクルガーデンを開設し、建設副産物の再資源化を開始した。これが資源循環事業の始まりである。住宅建設現場から発生する木くずや廃プラスチックなどを分別・処理するノウハウを蓄積し、従来の木材チップ事業とのシナジーを生んだ。2001年には豊田リサイクルガーデンを開設し、愛知県内での処理能力を強化。2002年には千葉リサイクルランドを開設し、関東地区へ事業エリアを拡大した。

2008年、商号をフルハシEPOに変更し環境企業へ

2008年4月、同社は商号をフルハシ工業株式会社からフルハシEPO株式会社に変更した。「EPO」は「Ecology Progress Organization」を意味し、環境事業への全面的なシフトを社名に反映した。この頃までに、同社は製材業から廃棄物処理・再資源化企業への転身を完了していた。2005年には国連グローバル・コンパクトに署名し、CSR経営を標榜。2006年にはあいち地球温暖化防止戦略に登録され、環境貢献を明確に打ち出した。名古屋市中区への本社移転もこの時期である。

年表25件を開く

1940年代

  • 1948年2月創業製材・木材加工(製函等)業を目的として、古橋製函株式会社(当社)を愛知県名古屋市熱田区に設立

1950年代

  • 1956年12月木材チップ製造設備を導入し、紙パルプ原料チップの製造販売を開始(バイオマテリアル事業の開始)

1960年代

  • 1963年9月商号変更古橋製函株式会社から古橋木材工業株式会社へ商号変更

1970年代

  • 1972年6月飛島工場(現飛島リサイクルパーク)を開設し、建材用製材及び木質繊維板原料チップの生産を開始

1980年代

  • 1980年5月商号変更古橋木材工業株式会社からフルハシ工業株式会社へ商号変更
  • 1980年11月弥富工場(現愛知第二工場)を開設し、木材チップの生産を開始
  • 1984年5月春日井工場(現愛知第一工場)で、木材チップの生産を開始
  • 1987年4月三重工場を開設し、木材チップの生産を開始

1990年代

  • 1991年1月創業タイでの環境物流事業の事業拡大を目的として、PAC AND PAL LTD.を設立
  • 1997年5月建設副産物の再資源化を目的として、名港リサイクルガーデンを開設(資源循環事業の開始)

2000年代

  • 2000年4月創業中国地区での事業拡大を目的として、株式会社グリーンランドを設立(現広島工場)
  • 2001年2月豊田リサイクルガーデン・愛知第三工場を開設(現愛知第六工場へ移転)
  • 2001年4月環境コンサルティングサービスを目的として、株式会社フルハシ環境総合研究所を設立(現 連結 子会社)
  • 2002年3月M&A輸送等の内製化を目的として、東海アールシー株式会社(現株式会社フィニティ)を連結子会社化
  • 2002年5月関東地区での営業強化、事業拡大のため千葉営業所を開設
  • 2002年11月千葉リサイクルランドを開設し、建設副産物の再資源化と木材チップの生産を開始
  • 2005年4月国連の提唱する「国連グローバル・コンパクト」(※1)に署名
  • 2005年6月愛知県名古屋市中区へ本社機能を移転
  • 2005年11月環境物流事業の事業拡大のためセントレア事業所を開設
  • 2006年3月あいち地球温暖化防止戦略「CO2 排出削減マニフェスト(現「あいちカーボンニュートラルチャレンジ」)」(※2)に登録
  • 2006年10月工場警備等の内製化を目的として、ASAP SECURⅠTY 株式会社を設立(現 連結子会社)
  • 2006年11月創業健康商品の通販販売を目的として、株式会社JONETSUドットBIZを設立(株式会社iEPO)
  • 2006年12月関東地区での営業強化のため横浜営業所を開設
  • 2007年11月飛島リサイクルパークにて、建設副産物の再資源化を開始
  • 2008年4月商号変更フルハシ工業株式会社からフルハシEPO株式会社へ商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年3月期まで140億円
  • 営業利益2030年3月期まで25億円
  • ROE2030年3月期まで15%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    再資源化拠点の拡大と量的拡大

    中日本・東日本エリアを中心に新工場を新設し、再資源化の処理量を拡大する。建設費・物流費上昇等による遅れを踏まえ、中計期間を延長しつつも重点投資を継続。

  2. 02

    木質バイオマス発電・熱利用の市場開拓

    発電・熱利用事業により新たな需要を創出し、自社再資源化品の安定的な供給先を確保するとともに、輸送コスト・環境負荷を低減する。

  3. 03

    コンプライアンス体制の強化

    廃棄物処理法などの環境関連法規を最優先で遵守するため、社内教育・啓蒙を継続し、社会的信頼を向上させる。

  4. 04

    人材の確保・育成と自動化推進

    多様性・公平性・包括性を確保し、安全・生産性・環境技術の向上を図る。AI化や工場自動化により効率化・安全性を高める。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    脱炭素社会やサーキュラーエコノミーの実現に向け、コーポレートガバナンス強化、自治体との災害廃棄物処理支援など、ステークホルダーとの関係を深化させ企業価値を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で487人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は559万円で、4期前と比べて+8.1%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は8.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月51740.58.1422
2023年3月51440.88.7437
2024年3月51240.08.4452
2025年3月52140.08.4443271
2026年3月55941.08.4487246

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 5 / 海外 2、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
名古屋CEセンター — 愛知県 名古屋市997百万円
バイオマテリアル事業
西東京工場 — 埼玉県 入間市689百万円
バイオマテリアル事業
千葉リサイクルランド — 千葉県 千葉市566百万円
バイオマテリアル・資源循環事業
愛知第八 工場 — 愛知県 一宮市532百万円
バイオマテリアル事業
愛知第七 工場 — 愛知県 半田市531百万円
バイオマテリアル事業
東東京工場 — 千葉県 松戸市457百万円
バイオマテリアル事業
岐阜第二 工場 — 岐阜県 大垣市365百万円
バイオマテリアル事業
愛知第一 工場 — 愛知県 春日井市258百万円
バイオマテリアル事業
愛知第二 工場 — 愛知県 弥富市229百万円
バイオマテリアル事業
飛島リサイクルパーク — 愛知県 飛島村143百万円
資源循環事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱フィニティ(注)2
    愛知県 名古屋市熱田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FULUHASHI CORPORATION(THAILAND)LTD.
    タイ チョンブリー県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FULUHASHI CORPORATION(VIETNAM)LTD.
    ベトナム ハイズオン省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フルハシ環境 総合研究所
    愛知県 名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ASAP SECURITY㈱
    愛知県 名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンバイオ エナジー㈱(注)3
    神奈川県 川崎市川崎区 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
  • 国内
    ジャパンバイオエナジーホールディング㈱
    東京都 千代田区 · 持分法適用会社
    議決権36.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は100億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.4%、利益が+0.0%。

売上高
+6.4%
100億円
営業利益
+0.0%
12億円
純利益
-10.0%
9億円
営業利益率
12.0%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高108億円100億円
営業利益13億円12億円
純利益9億円9億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は26億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.8%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q211
2024年1Q2129.53
2024年2Q21314.32
2024年3Q23313.02
2024年4Q23−4
2025年2Q4548.94
2025年4Q49816.36
2026年2Q49510.24
2026年4Q51713.75
2027年1Q26311.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は57億円から100億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は12.0%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年3月5760
2019年3月5753
2020年3月7863
2021年3月7764
2022年3月7786
2023年3月81107
2024年3月88123
2025年3月94121412.810
2026年3月100121212.09

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高100億円のうち、営業利益として残るのは12億円12.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.0%56億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.0%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.0%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.5pt
12.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.0pt
9.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.3pt
15.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は10億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月10−5−555
2021年3月10−2−985
2022年3月8−5−435
2023年3月13−411925
2024年3月17−6−131123
2025年3月13−23−3−1010
2026年3月15−194−410

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は139億円。このうち返さなくてよい自己資本が62億円で、自己資本比率は44.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月6695713.2
2019年3月80116914.4
2020年3月91157616.3
2021年3月90177319.3
2022年3月93217222.8
2023年3月113516244.7
2024年3月113506344.4
2025年3月122566645.9
2026年3月139627744.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
35億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
77億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率24 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中144位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中330位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,185で、1年前と比べて+10.2%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥1,185+0.9%1ヶ月-3.3%1年+10.2%時価総額140億円
過去52週の値幅
安値¥1,078高値¥1,500

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.4倍
PER (会社予想)15.4倍
PBR2.22倍
配当利回り2.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日終値1133円で、25日線(1216.48円)を約6.9%下回り、75日線(1175.85円)も約3.6%下回る。52週高値1500円からは約24%下落。1カ月で9.86%下落と弱含み。8月19日に出来高48万株と急増し、売りが優勢。RSIは31.27と売られ過ぎ圏に接近。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは14.75倍と業界平均の23.01倍を大きく下回り、PBRも2.11倍で平均3.33倍より低水準です。配当利回りは2.82%と平均2.29%を上回り、株主還元が手厚いです。ROEは15.1%と高く、収益性も良好です。割安でありながら配当も魅力的で、財務体質も良いため、総合的に割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.4倍23.4倍
PER (予想)15.4倍
PBR2.22倍3.51倍
ROE15.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

廃棄物処理市場は安定成長が期待される一方、競争激化や規制強化が課題。強気派は、環境意識の高まりによるリサイクル需要の拡大と、処理施設の効率化による収益性向上を指摘。弱気派は、処理単価の低下や設備投資の負担、代替処理技術の出現による需要減を懸念。投資論点は、増収と収益性改善の持続性にある。

プラスに働く材料7
  • 環境需要の高まり

    リサイクル法規制強化で需要拡大

  • 収益性の改善

    営業利益率12.77%と上昇傾向

  • 業績の安定成長

    売上高は3期連続増収

  • 売上高が100億円へと増収基調2026年3月期影響

    売上高は2025年3月期の94億円から2026年3月期に100億円へ約6%増収。規模拡大が続く。

  • ROE15.1%の高資本効率通年影響

    ROE15.1%は資本を効率的に使って利益を生む好循環。PBR2.11倍でも正当化されやすい。

  • 配当利回り2.82%で株主還元継続影響

    配当利回り2.82%は良好な水準。株価1133円でのインカム利回りが下支えとなる。

  • 予想PER14.7倍の相対割安決算発表後影響

    実績PER14.75倍に対し来期予想PER14.7倍と横ばい。成長を織り込めば評価は高くない。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化の懸念

    新規参入で処理価格が低下

  • 設備投資負担

    処理施設の更新に多額の投資

  • 規制変更リスク

    環境規制強化でコスト増

  • 純利益は10億円から9億円へ減益2026年3月期影響

    2026年3月期の純利益予想9億円は前期比10%減。営業利益が横ばいでも最終利益は減少する。

  • 営業利益12億円で横ばい2026年3月期影響

    営業利益は2025年3月期・2026年3月期とも12億円。増収効果がコスト増で相殺され伸びない。

  • 外国人保有2.71%の低流動性継続影響

    外国人保有比率2.71%と低く、パッシブ資金などの買いが入りにくい。売買代金も低迷しやすい。

  • PBR2.11倍は割高感通年影響

    PBR2.11倍はROE15.1%を反映しても割高水準。増益が無ければ净資産評価の上昇余地が限られる。

次の決算で確かめる点
処理量
収益の土台であり、需要動向を示す
処理単価
競争環境と収益性を反映
設備稼働率
固定費回収の効率性を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+7.1%いまの株価に対する利回りは2.70%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
2.70%
いまの株価に対して
配当性向
39.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月26154.7
2025年3月287.732.9
2026年3月307.139.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,813人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.6%を占め、残る54.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他79.050.546.347.851.0
事業法人21.044.143.541.639.0
金融機関2.06.97.16.6
外国法人2.32.42.62.5
自己株式0.30.30.01.71.6
証券会社1.00.90.80.7
外国人個人0.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ヤマグチ38.71
02フルハシEPO従業員持株会5.15
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社3.99
04高取 陽子3.45
05山口 郁子2.90
06清板 大亮2.06
07山口 まどか2.04
08野村信託銀行株式会社1.97
09山口 直彦1.55
10野口 まさこ1.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-24
    山口 直彦
    新規の大量保有報告
    39.26%
    -2.45pt
  • 2026-06-19
    山口 直彦
    新規の大量保有報告
    1.55%
  • 2026-05-11
    山口 直彦
    新規の大量保有報告
    1.55%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+997%、1株純資産は9期で+161%。直近期のROEは15.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年3月−9205
2019年3月4012834.049.9
2020年3月3716723.241.5
2021年3月4619425.541.9
2022年3月6423729.636.9
2023年3月7543120.811.836.9
2024年3月224275.248.8154.7
2025年3月8848319.510.132.9
2026年3月7753615.116.239.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額284百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山口直彦代表取締役社長 経営戦略本部長71182,524
山口昭彦代表取締役副社長 生産本部長69170,812
熊澤修次常務取締役 営業本部長6555,900
天野幹也取締役 生産本部副本部長 兼東日本生産部長4950,600
上野徹取締役 管理本部長 兼総務部長6522,948
水野信勝取締役(監査等委員)7330,000
織田直子取締役(監査等委員)602,000
苅谷公平取締役(監査等委員)572,000
井上理津子取締役(監査等委員)621,000
佐藤邦浩常務執行役員
前田雅之執行役員
木村明博執行役員
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
堀直樹執行役員
宮下啓介執行役員
小岩大騎執行役員
竹内大樹執行役員
横田竜男執行役員
長島淳子執行役員
仁木智之執行役員
美濃村学執行役員
野木太執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)519346202025852
社外取締役523235
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,361字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社5社及び持分法適用関連会社2社の計8社で構成されております。 当社グループは、「世のため 人のため 地球のため 社員のため 持続可能な社会を創造します」を経営理念とし、木質廃棄物の再資源化処理を行うとともに、再資源化した木材チップを燃料又は原料製品として販売するほか、建設現場から生じる建設副産物の再資源化、回収から再資源化まで考慮した物流機器の製造・販売、中古物流機器の買取販売等、各種環境ソリューションを展開することにより持続可能な社会の実現を目指しております。 (1)当社グループの事業内容について 当社グループにおいては、「バイオマテリアル事業」、「資源循環事業」、「その他」の各事業を展開しております。各事業の概要及び位置付けは、次のとおりであります。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 ① バイオマテリアル事業 バイオマテリアル事業は、木質廃棄物の再資源化の処理受託及び木材チップの販売を展開しております。当社グループは、木質廃棄物の再資源化の処理受託において顧客となる排出事業者等より処理料を受領するとともに、再資源化した木質燃料又は原料製品の販売による収入の双方にて収益を獲得する事業モデルを構築しております。 (再資源化処理受託) 当社グループは、家屋等の解体現場や住宅建設現場等において排出される木質廃棄物について、排出事業者等から再資源化の処理を受託しております。処理の対象となる木質廃棄物は、主に木造家屋の解体や新設時に発生する廃材のほか、製材端材や廃パレット等があり、排出事業者等から受け入れたこれら木質廃棄物は、各地域に展開する自社工場において、入荷確認及び異物除去等を行ったうえで、破砕又は切削等の処理を行うことにより木材チップ製品として加工・製造しております。なお、当該事業においては廃棄物に係る上記の中間処理業務を行うほか収集運搬業務も提供しております。 (木材チップ販売) 当社グループは、再資源化の処理に伴い加工・製造した木材チップ製品を販売しております。木材チップ製品のうち、塗料や接着剤等の附着物が少ない柱材や梁等から製造されるものは、紙・パルプ原料や木質繊維板原料等の「木質原料」として販売しており、その他の集成材や内装材等により製造されるものは、バイオマスボイラー等の石油代替の「木質燃料」として販売しております。 なお、当該事業においては、主に当社が木質廃棄物の再資源化処理受託を、子会社である株式会社フィニティが収集運搬と木材チップ輸送を各々展開しております。 [バイオマテリアル事業における再資源化処理・製品販売の概要] ② 資源循環事業 資源循環事業は、住宅建設現場等から排出される各種建設副産物(廃棄物)の再資源化処理を受託しております。住宅メーカー等を顧客として、建設現場に資材回収ボックスを設置し定期的に巡回・回収を行い、当社グループの工場において、選別、再資源化等の中間処理業務を行っております。建設副産物(廃棄物)のうち木質廃棄物については、自社バイオマテリアル事業の工場にて木質燃料又は原料として再生するほか、当社グループにて再資源化が可能な副産物については資源として売却しております。 [資源循環事業における再資源化処理の概要] 当社グループにおいて再資源化が困難となる廃棄物については、外部業者へ再資源化の2次処理委託又は埋立処分等に係る最終処分業者への委託等により、適切な廃棄物処理を実施しております。 なお、当該事業については、当社が建設副産物(廃棄物)の再資源化に係る中間処理を、子会社である株式会社フィニティが収集運搬を行っております。 ③ その他 その他の事業として、主に木製パレット等の物流機器の製造・仕入・販売、環境コンサルティング、施設・交通警備及び人材派遣サービスを行っております。 木製パレット等の物流機器の製造・仕入・販売においては、物流機器(新品)の仕入・販売に加えて中古物流機器の買取・販売にも注力しており、廃棄木製パレット等の再資源化を含めたソリューションも提供しております。なお、当該事業については、当社及び株式会社フィニティが国内展開しており、FULUHASHI CORPORATION(THAILAND)LTD.及びFULUHASHI CORPORATION(VIETNAM)LTD.が海外展開を行っております。 また、株式会社フルハシ環境総合研究所が環境コンサルティングを、ASAP SECURITY株式会社が施設・交通警備及び人材派遣サービスを提供しております。 (2)当社グループの事業展開について ① 事業展開について 当社グループは、愛知県を中心とする中部地区を基盤とし事業を展開しております。「バイオマテリアル事業」及び「資源循環事業」は、解体現場や建設現場から発生する建設廃棄物を主たる取扱対象としており、当該需要は主に都市部及びその近郊において発生することから、当社グループの事業拠点は主に中部地区に加えて、関東地区に注力した展開を行っております。 当社グループの事業は、再資源化の処理需要と木質燃料及び原料需要のバランスが重要であり、これら各需要動向を踏まえた事業展開を推進しております。 また、再資源化の事業展開に応じて、木製パレット等の物流機器の製造・販売からリユース、リサイクル等のサービス展開も推進しており、国内のノウハウを活かすべく海外拠点(タイ・ベトナム)にも展開を行っております。 ② 木質バイオマス発電に関する取組みについて 木質バイオマス発電に関する具体的な取組みとしては、住友共同電力株式会社及び住友林業株式会社との合弁による川崎バイオマス発電株式会社(2011年2月運転開始、発電出力33,000kW、当社出資比率13.0%)への出資 、同発電所への木材チップ供給会社であるジャパンバイオエナジー株式会社(持分法適用関連会社)への出資等のほか、中部電力グループの株式会社シーエナジーとの合弁によるCEPO半田バイオマス発電株式会社(2019年10月運転開始、発電出力50,000kW、当社出資比率10.0%)へ出資しており、それらの燃料供給を当社が担っております。また、出資・合弁事業以外にも木材チップの納入先として木質バイオマス発電所との関係構築を強化し、これらの取組みについて継続的に推進しております。 当社グループのネットワーク図 (3) 事業系統図 ○連結子会社(5社) ◇持分法適用関連会社(2社) バイオマテリアル事業 建設会社等   再資源化処理受託   ▶   当社:フルハシEPO㈱〇㈱フィニティ(収集運搬・木材チップ輸送)◇ジャパンバイオエナジー㈱◇ジャパンバイオエナジーホールディング㈱   木材チップ販売   ▶   製紙メーカー・建材メーカー等 (木質廃棄物)   (木質原料) 木材チップ製造業者等   仕入   ▶   木材チップ販売   ▶   木質バイオマスボイラー所有事業者・木質バイオマス発電所等 (木質燃料) 資源循環事業 ハウスメーカー・ 建設会社等   再資源化処理受託   ▶   当社:フルハシEPO㈱〇㈱フィニティ(収集運搬)   再資源・製品販売   ▶   製造業者等 (建設副産物) 再資源化委託   ▶   外部業者 最終処分委託 その他事業 木製パレット・物流機器メーカー等   商品仕入   ▶   当社:フルハシEPO㈱〇㈱フィニティ○FULUHASHI CORPORATION(THAILAND)LTD.〇FULUHASHI CORPORATION(VIETNAM)LTD.   販売   ▶   運輸・物流会社等 物流機器等 一般事業会社   商品仕入   ▶ 中古物流機器等 木材メーカー等   部材仕入   ▶ 〇㈱フルハシ環境総合研究所   環境コンサルティング   ▶   一般事業会社 〇ASAP SECURITY㈱   施設・交通警備   ▶   一般事業会社 人材派遣サービス
経営方針・対処すべき課題3,348字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、経営理念として、「世のため 人のため 地球のため 社員のため 持続可能な社会を創造します」を掲げ、地球環境の視点から真に必要なものをお客様の企業価値向上に役立つ製品、サービスとして創り出し、子供たちが安心して暮らすことのできる持続可能な社会の実現を目指しております。持続的に調達可能な資源の生産とその循環を長期的な成長戦略として、持続的に調達可能な木質資源(木質廃棄物等)を軸に再資源化した木材チップを紙やパルプ原料、木質繊維板等の建材原料、及び木質バイオマス発電等への石油代替燃料として供給しております。さらには建設現場から生じる木質系以外の建設副産物の再資源化、並びに物流機器の製造・販売及び修理、中古物流機器の買取販売といった環境ソリューションへの取組みにより、資源の循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行と加速、炭素中立型(カーボンニュートラル)経済の実現等を目指していきます。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営指標として、事業規模拡大と収益性の向上に寄与することから、売上高、営業利益に加え、事業の収益力を示す売上高営業利益率を重要な指標として位置付けております。また、中長期的には株主資本コストを上回るROE(自己資本利益率)を目標としております。 (3) 経営環境 我が国の経済は、地政学リスクや為替変動等によって、エネルギー資源や原材料の価格に与える影響に注視が必要な状況であり、依然として不透明な状況となっております。加えて、資源・エネルギー及び食糧の需要増加は世界規模での課題となっており、この課題に対処するためには、一方通行で消費する「線型経済」から脱却し、資源の循環利用を実現する「循環経済(サーキュラーエコノミー)」への移行とその加速が求められております。さらに、炭素中立型(カーボンニュートラル)経済、自然再興(ネイチャーポジティブ)の同時実現が必要な時代です。 法規制を背景にした適正な廃棄物処理やリサイクル資源の需要増、より高度な廃棄物処理と再資源化技術の要求、炭素中立型(カーボンニュートラル)経済の実現、国際的な輸出入規制等、さらに近年は、災害廃棄物の適正処理と再生利用支援の連携体制構築が課題となっており、当社グループ事業への社会的な必要性はますます高まっております。 当社グループは、再資源化に関わる事業を先駆的に手懸け、潮流を的確に捉えた企業成長を図っており、資源循環・再生可能エネルギー分野に取組む機会が今後も増加していくと考えております。 (国内住宅・建設市場) バイオマテリアル事業及び資源循環事業の主な再資源化の対象物は戸建住宅等の解体材・新築に伴う外壁材、内装材等の各種副産物であり、既設住宅の解体戸数、新設住宅の着工数が影響を及ぼします。近年の新設住宅着工戸数は、建設コストの上昇、政策金利引き上げにより減少傾向にあります。長期的には人口減少に伴い緩やかに減少する予測がなされております。 一方で、少子高齢化により人口が減り始め、使われなくなった家屋(空き家)が社会問題化しております。2015年には「空き家等対策の推進に関する特別措置法」が施行され、所有者に対して解体の勧告及び補助、行政代執行等の各自治体政策が進んでおります。したがって、木質廃棄物の排出量については微増若しくは横這いの推移と予測しております。 (木質原料市場) 当社グループの事業と関連性が高い製紙業界・木質繊維板等の建材業界に対して、当社グループは木質廃棄物等を原料に製造した木材チップを製紙原料・木質繊維板等の建材原料用として販売しております。 製紙業界においては、人口減少、インターネットや電子書籍の普及等デジタル化の影響で紙の需要は減少傾向にありますが、再資源化原料の利用推進から当社が扱う木質原料の需要は高まっております。 建材業界は新設住宅の着工戸数と連動して減少傾向にあり、今後も人口減少に伴い緩やかに減少する予測がなされておりますが、再資源化原料の利用推進から当社が扱う木質原料の需要は高まっております。 (木質燃料市場) 当社が扱う木質廃棄物由来の木材チップは、植林により持続的に調達可能な資源であり、また燃料利用等で大気中に二酸化炭素として放出されても、森林の成長過程(光合成)で再度吸収されるカーボンニュートラルが可能な資源「木質バイオマス」と社会認識されており、それを用いた製造業でのボイラー燃料利用、木質バイオマス発電での環境需要が確立されております。木質バイオマス発電は、天候に左右されることなく発電が可能なことから、安定した発電事業として期待され、燃料利用市場は増加していくものと見込んでおります。 さらに、輸入された発電用バイオマス燃料については、国内起源のものに比べ輸送距離が圧倒的に長く、その過程における二酸化炭素排出量が大きいため、環境への貢献度に疑念があるとの意見、原油高や円安等による輸入単価の高騰等から、当社が扱う国産の木質燃料の需要は高まっております。 (4) 中長期的なグループの経営戦略及び優先的に対処すべき課題 ① 事業戦略 当社グループは、中期経営計画「Fuluhashi Sustainable Plan 80th」において、計画策定当初より、建設費や物流費の上昇等により事業環境が大きく変化しており、工場設計や開設エリアの見直し及び工期の長期化等によって、当初計画しておりました新設工場の許認可取得時期に一部遅れを見込んでいることから、中期経営計画の期間を2年延長し、最終年度の数値目標を見直すことといたしました。中期経営計画の最終年度にあたる2030年3月期に売上高140億円、営業利益25億円、ROE15%超を目指してまいります。 見直し後の中期経営計画「Fuluhashi Sustainable Plan 2030」においても、引き続き再資源化の量的拡大を重要な事業戦略と位置付けており、重点的に中日本・東日本エリアにおける工場新設等を推進させてまいります。また、木質バイオマス発電・熱利用事業によって、新たな供給先が確保され、さらなる再資源化需要並びに木質燃料の輸送等における環境負荷やコストの削減につながることから、市場開発も推進してまいります。 ② コンプライアンス体制 環境関連事業である廃棄物処理業を営む当社グループは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」をはじめとした環境関連法規制の遵守を経営上、最も重要な課題と位置付け、法令遵守に対する一層の意識の向上と体制強化を図るため、継続的な社内教育と啓蒙を行い、社会的な信頼をより得る努力を行ってまいります。 ③ 人材の確保と育成 今後の事業展開に合わせた人材の確保、収益基盤の創出に資する人材の育成が重要な経営課題であると認識しております。これらの課題に対応するため、当社は「多様性」「公平性」「包括性」の確保を図るとともに、従業員一人ひとりが創造力を発揮し、「高い安全性」「高い生産性」「高度な環境技術」を追求できるよう、安全衛生、従業員の健康確保、技能取得、組織・人事評価等の社内環境整備を推進してまいります。さらに、業務のAI化、工場の自動化を推進し、事業の効率化、安全性及び生産性の一層の向上をはかってまいります。 ④ サステナビリティ経営 持続的な成長及び中長期的な企業価値向上を目指すために、サステナビリティ経営を重視しております。法令遵守と経営の透明性を確保、経営と執行に対する実効性の高い監督機能の確立、木質バイオマス発電・熱利用事業の推進による脱炭素社会の実現、資源循環を目的とした拠点の拡大によるサーキュラーエコノミーの実現、自治体との災害廃棄物処理の支援等、あらゆるステークホルダーとのバランスの取れた関係を一層深化させ、企業価値を高めていくことを目指してまいります。
事業等のリスク7,938字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を与える可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資判断、あるいは当社の事業活動を理解するうえで重要であると考えられるものについては、投資者への情報開示の観点から積極的に開示しております。 当社グループはこれらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本稿以外の記載内容も含めて慎重に検討したうえで下す必要があります。 また、以下の記載は将来において発生する可能性のあるリスクの全てを網羅するものではありません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 法的規制等について ① 廃棄物処理等に関する法的規制等について 当社グループのバイオマテリアル事業及び資源循環事業については、事業活動の前提となる重要な法的規制として「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(以下、「廃棄物処理法」)があり、産業廃棄物の収集運搬及び中間処理等に関する許可、処理及び保管、委託契約、マニフェストに関する基準等が定められております。事業展開において当該規制を受けております。 また、両事業においては、廃棄物の収集運搬過程では道路運送車両法、処分過程においては労働安全衛生法、環境保全やリサイクルに関する諸法令等の他関連する各種法令・規則・条例等の規制を受けております。 これら法令等に違反する行為を行った場合は、違反意図の有無にかかわらず、行政機関である地方自治体から行政処分や行政指導を受ける可能性があり、取得している許認可等が取り消された場合には、当社グループの社会的信用、事業展開、業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 なお、「廃棄物処理法」は、1997年と2000年に大改正が行われたほか、以降も継続的に改正が実施されており、廃棄物排出事業者責任や処理委託基準、不適正処理に対する罰則等の規則が強化されております。2010年の改正では、廃棄物排出事業者責任の強化のための規定が多数追加され、廃棄物排出事業者による処理業者に対する監視も厳しくなってきております。また、2000年6月には「循環型社会形成推進基本法」が制定され、廃棄物を再生可能な有効資源として再利用すべくリサイクル推進のための法律が施行されており、引き続き現在も法改正の検討が進められております。加えて、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」等の各産業や素材別のリサイクル関係法令が整備されております。環境問題に対する関心や廃棄物の再生資源としての循環的利用、環境負荷の低減等に対する社会的ニーズの高まりやそれらに対応する政策推進等により法的規制強化が生じる可能性があります。 当社グループは、今後も廃棄物処理及び再資源化等の領域における規制変化をビジネスチャンスと捉え、法令改正等の動向をモニタリングすることにより事業環境の変化やリスクの早期把握及び体制整備を図ったうえで積極的な事業展開を図っていく方針でありますが、予期せぬ法令等の改正又は制定により当社グループの事業運営に何らかの制約が生じる可能性があり、対応が遅れる又は困難となる状況が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② その他の法的規制等について 当社グループの環境物流事業及びその他事業における各事業サービスにおいて、「古物営業法」、「警備業法」、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律(労働者派遣法)」、「職業安定法」及びその他関係法令による法的規制を受けております。 当社グループは、各種法令順守に係る対応を推進しておりますが、これら法令等に違反が生じ行政処分等が生じた場合や法改正等により事業展開に制約等が生じた場合等においては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、法的規制の変更等の外部要因に起因するリスクについては、関連法令の改正等の動向をモニタリングすることにより顕在化のリスクを早期に把握し体制の整備を行う方針でありますが、係る外部要因によるリスクについては、その顕在化の内容、時期等を当社グループが制御できるものではないことから、その影響度を事前に見積ることは困難であると認識しております。 ③ 許認可等について 当社グループは、事業展開に必要となる廃棄物処理法等の重要な各種許認可等を取得しております。許認可の多くは一定期間における更新を要するものがあるほか、事業許可に係る停止又は取消し要件が定められております。不法投棄、マニフェスト虚偽記載等の違反行為、処理施設基準の違反、申請者の欠格要件(廃掃法第14条第5項第2号)等に関しては、事業の停止命令あるいは許可の取消しという行政処分が下される可能性があります。 なお、当社グループは、管理体制強化及び法令順守徹底に努めており、現時点において停止又は取消し事由に該当する事項はないものと判断しておりますが、仮に、当該要件や基準に抵触した場合には、当社の主要な事業活動に重要な支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業環境について ① 住宅及び建設業界等の動向について 当社グループのバイオマテリアル事業及び資源循環事業において取り扱う廃棄物は、建物解体時又は住宅建設現場において排出される木材(木くず)等の木質廃棄物が多くを占めております。 当該廃棄物の排出量は国内の住宅着工動向に少なからず影響を受けており、経済活動や不動産市況等により住宅建設業界等における工事量減少が生じた場合には、当社グループにおける廃棄物リサイクル処理量が減少するとともに、それを原料として製造する木材チップ製品の供給減少につながる可能性があります。 当社グループにおいては、住宅着工件数等の動向をモニタリングすることにより事業環境の変化やリスクの早期把握及び体制整備を図ったうえで、営業範囲や処理単価等の対策を図っていく方針でありますが、今後においても当該影響を排除することは困難であり、当該動向により業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 国内及び海外における物流動向について 当社グループは、その他事業において、国内及び海外(タイ及びベトナム)において物流機器の販売等を展開しており、当該各地域における景気動向及び物流動向等に影響を受けております。そのため、当該各地域において景気動向及び物流動向等が低迷した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合等について 当社グループが事業展開するバイオマテリアル事業及び資源循環事業に係る領域においては、各地域において中小・中堅企業が多数存在しており、競合企業には、一般廃棄物その他の産業廃棄物取扱いを基盤とする事業者や、特定廃棄物のリサイクル工場、焼却処理施設、最終処分場を基盤とする事業者等があり、これら企業との競合が生じております。 当社グループは、主に東海地区及び関東地区を基盤として建設系廃棄物処理を展開しており、今後は環境対応や廃棄物リサイクルへのニーズの高まりへの対応として、より高度な廃棄物処理と再資源化の設備投資実施、廃棄物排出事業者からリサイクル資源利用者までを含めた総合的な廃棄物循環処理サービスの構築の推進等により競合事業者との差別化を図っていく方針であります。しかしながら、新規事業者の参入、既存事業者の拡大や業界再編等の環境変化や処理需要の著しい減少等により価格競争を含む競合激化が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、環境物流事業においても国内外各地域における企業との競合が生じており、需要が十分に回復しない状況において競合激化等が生じた場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) バイオマテリアル事業における事業構造について 当社グループの主力事業であるバイオマテリアル事業は、廃棄物排出事業者からの廃棄物リサイクル処理受託による収入(売上高)及びリサイクル処理により製造される木材チップ販売による収入(売上高)の双方を獲得する事業モデルを構築しております。 当該事業モデルにおいては、再資源化の処理受託及び木材チップ販売のバランスを確保することが重要であり、処理受託量が減少した場合は、チップ製品供給に悪影響を及ぼすほか、外部調達(商品仕入)による費用増加等が生じる可能性があります。一方で、大口販売先等における設備稼働停止や購入抑制等により木材チップ販売需要が減少した場合には、再資源化の処理受託の受入れを抑制させる又は余剰製品保管のための外部保管施設確保による費用増加等が生じる可能性があります。 当社グループにおいては、再資源化の処理受託拡大のため顧客獲得の強化及び処理工場新設等を実施しており、一方で木材チップ販売においては安定需要先となるバイオマス発電事業者の開拓を推進しております。 しかしながら、今後において両者の需給バランスが著しく悪化する状況が生じた場合には、当社グループの事業展開、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) バイオマス発電所プロジェクトへの参画について 当社グループは、バイオマテリアル事業における木材チップ販売の安定供給先の確保等を目的として、他社が展開するバイオマス発電所プロジェクトに出資を行っております。 2008年8月においては、川崎バイオマス発電所プロジェクトに係る参画を目的として、ジャパンバイオエナジー株式会社及びジャパンバイオエナジーホールディング株式会社への出資(両社とも現持分法適用関連会社)を実施し、2011年2月より同発電所燃料用チップ製品の供給を開始しております。また、2017年4月においては、CEPO半田バイオマス発電株式会社への出資を行い、2019年10月より燃料用チップ製品の供給を開始しております。 上記発電プロジェクトにおいては、発電所隣接地に当社事業所設置し、長期契約に基づく木材チップの供給を行っておりますが、発電設備の稼働状況その他要因により長期的に供給量が減少する場合は事業採算悪化が生じる可能性が、また、木材チップの供給量確保に支障が生じた場合は取引関係に影響を及ぼす可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、出資については採算性や投資回収期間を十分に検討したうえで実施しておりますが、必ずしも計画どおりの成果が得られる保証はなく、今後の業績その他の動向等により減損損失等を計上する可能性があり、当該側面においても当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 製品に係る品質等について 当社グループは、顧客の要求に基づき品質管理基準を定める等、各種製品の生産体制を構築しておりますが、何らかの要因によりチップ製品における異物混入等の品質トラブルや製造物責任に係る事故が発生した場合、当社グループの信頼性低下や多額の費用負担が生じる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、事業所の設備トラブル、品質問題、原料調達その他の問題に起因して、顧客への納入期限に対して遅延が生じた場合、信頼性低下等が生じ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 人材確保について 当社グループは、継続的な事業成長のため、営業や生産等の優秀な人材確保が重要であると認識しており、継続的な人材採用及び教育を実施しております。また、福利厚生等の充実により人材定着に努めておりますが、国内及び各地域における人材雇用・採用環境の変化等により、人材確保が困難となる場合、社内人材の流出が継続する場合、人材獲得又はつなぎ止めのための費用増加が生じる可能性があるほか、著しい人材流出が生じた場合には事業運営に影響を及ぼし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 外注事業者の活用について 当社グループにおいては、廃棄物処理に係る収集運搬業務の一部、廃棄物に係る2次処理及び最終処分業務等について、外部事業者を活用しております。外注先企業については、選定基準を設けるとともにサービス品質や法令順守状況その他を確認のうえで決定しております。また、マニフェストによる処理状況の確認とともに視察、内部監査等による現地確認も実施しております。 しかしながら、当社グループの外注業務において法令違反等を含む契約不適合等が判明した場合、その管理責任を問われる又は信頼性の著しい棄損が生じる可能性があり、当社グループの事業運営、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 調達リスクについて 当社グループは、廃棄物処理事業の遂行にあたり、処理設備の保守部品、燃料、車両等を複数の外部事業者から購買し、安定調達に努めております。 しかしながら、原材料価格やエネルギー価格の上昇、需給逼迫、仕入先における供給制約・品質問題、物流の停滞、自然災害、地政学的リスク、その他の要因により、必要な資機材等を安定的に調達できない可能性があります。このような事態が発生した場合には、処理設備の稼働低下、収集運搬の遅延、維持管理費用の増加、代替調達に伴うコスト増加等が生じる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 事業所展開及び運営等について ① 事業所展開について 当社グループの廃棄物に係る処理工場設置等については自治体等行政当局の許認可取得が必要となります。当社グループにおいては、各種許可基準に合致する事業所設備建設や近隣住民との合意取得等に努めておりますが、許認可取得が困難となる場合は当社グループが企図する事業展開に制約が生じ、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、既存事業所においては、行政当局より事業所設備や廃棄物又は製品保管量、安全衛生等に係る状況について重大な指摘等を受けた場合、対応のための費用発生や操業継続に支障が生じる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 近隣環境への対応について 当社グループの事業においては、産業廃棄物等に係る解体工事現場や中間処理過程において、騒音、振動、粉塵等が発生します。当社グループは、法令に定める基準等を考慮のうえで、近隣への影響等を含めて細心の注意を払いつつ発生低減に努めております。しかしながら、不測の事態等により基準を超えて発生した場合又は基準以下においても近隣住民からの苦情・トラブル等が生じた場合、操業継続に支障が生じる又は対応に多額の費用が生じる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、規制強化等により新たな対応が要請された場合についても、追加費用等により業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 火災事故について 当社グループは、再資源化の処理施設において木質廃棄物等を大量に取り扱っており、常時の設備点検・維持管理・整備の徹底を図るとともに、火災事故発生防止を含めた管理体制を構築しております。 しかしながら、万が一、火災事故等が発生した場合には、施設が損傷・倒壊・破壊した場合、事業所の一部又は大部分が停止状態となるほか、被害が周辺地域まで及んだ場合には、当社グループに対する信頼性低下や多額の損害賠償請求等が発生する可能性があり、当社グループの事業運営、業績及び財政状態に重大な影響が及ぶ可能性があります。 ④ 労働災害について 当社グループの再資源化の処理施設等においては、多数の人員が現場作業に従事しております。各事業所においては、安全衛生対策の実施、マニュアル整備、人員教育の実施等により労働災害防止に努めております。 しかしながら、事業所人員について不測の事故又は重大な労働災害が生じた場合、一時的な操業停止や対策等に多額の費用が必要になる可能性がある等、事業所運営に支障が生じ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 自然災害等について 当社グループの営業エリアにおいて、台風・豪雨、地震等の大規模な自然災害や、感染症の蔓延等の不測の事態が発生した場合は、工場設備の損壊や当社従業員の勤務困難、物流の停止、顧客企業の事業所操業停止等が発生し、事業運営の継続が困難となる可能性があります。 当社グループにおいては、緊急時に備えてリスク管理規程の策定、BCP対策の構築等を講じておりますが、被害を完全に回避できるものではなく、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 訴訟等について 当社グループは、法令及び契約等の遵守に努めておりますが、国内外の事業活動において、当社グループ各社の法令等に対する違反の有無に関わらず訴訟の提起を受ける可能性があります。重大な訴訟が提起された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (12) 減損損失について 当社グループは、国内においては東海地区及び関東地区に複数の再資源化の処理施設等を、海外においてはタイ及びベトナムの生産施設等を有しております。これらの事業拠点については継続的な事業拡大及び最適化に努めておりますが、経営環境の著しい悪化等による収益性低下や市場価格の下落等が生じた場合、当該事業拠点に係る固定資産について減損損失を計上する可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループは今後において新たな再資源化の処理施設に係る設備投資を計画しております。当該設備投資の決定に際しては、市場調査を実施のうえで事業計画を策定しておりますが、必ずしも当社の想定どおりに推移する保証はなく、低迷が継続した場合には業績圧迫要因となるほか減損リスクも生じることから、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 情報セキュリティ等について 当社グループは、事業の過程で顧客等の個人情報や他社等の機密情報、また当社自身の機密情報を取り扱っております。 システム障害発生時の迅速な対応を整備するとともに、個人情報への不正アクセスやその漏洩、消滅、改ざん等の防止対策として、ファイヤーウォール導入等のセキュリティ強化、個人情報保護に関する法令や社会的規範の遵守のため、役職員に対して情報管理の教育等に努めておりますが、サイバー攻撃や不正アクセス、その他予測不可能な事象等により、ハードウエア、ソフトウエア及びデータベース等に支障が発生し、その結果、機密情報の消失や漏洩、業務の中断又は遅延、修復のための費用や損害賠償責任等が生じて信用、業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,226字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a 事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げの広がりや企業収益の持ち直し、インバウンド需要の回復等を背景として、内需を中心に緩やかな回復基調で推移しました。一方で、世界的なインフレの長期化や各国の金融政策の動向、ウクライナ情勢や中東情勢、米中関係などに起因する地政学的リスクの高まりに加え、為替変動や資源・エネルギー価格の変動も続いており、企業経営を取り巻く環境は依然として先行き不透明な状況にあります。 このような経済情勢の中、当社グループは、中期経営計画「Fuluhashi Sustainable Plan 80th」において、「木質資源を軸にしたサーキュラーエコノミー・再生可能エネルギー時代の牽引」及び「増収・増益・増配・従業員還元のサステナビリティ企業への進化」を中期経営方針として掲げ、その実現のため木質再資源化の量的拡大を事業戦略として、再資源化工場の新設・増強に取組んでまいりました。 その結果、当連結会計年度の売上高は10,007,983千円(前連結会計年度比106.7%)、営業利益は1,174,771千円(前連結会計年度比101.9%)、経常利益は1,174,608千円(前連結会計年度比82.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は890,695千円(前連結会計年度比86.2%)となりました。 各セグメント別の状況は以下のとおりであります。 <バイオマテリアル事業> 「バイオマテリアル事業」では、建物の解体時に発生する廃材のほか、使用済み木質パレットや梱包材、街路樹の剪定枝等の木質廃棄物の処理を受託し、紙パルプや木質繊維板用の原料チップ、木質バイオマス発電やバイオマスボイラー等における燃料チップとして再資源化を行っております。当社はこれらの再資源化を通じて資源循環型社会の実現に貢献しております。木材チップの需要状況においては、輸入燃料価格が依然として不安定な推移を見せる中、代替燃料としての側面やカーボンニュートラル需要を背景に再資源化された木材チップの需要は引き続き増加しております。当社が製造する高品質な木材チップはCO2削減に寄与することから、持続可能なエネルギー利用を推進する企業を中心に、依然として高い需要があります。木材チップの原料調達については、建築基準法改正の影響により住宅着工件数が減少するなど厳しい市況環境ではありましたが、新規顧客開拓や既存顧客との取引拡大に注力した結果、数量面では堅調に推移しました。また、当連結会計年度においても引き続き石川県能登の被災材を受け入れ(2025年6月受入終了)、災害復興支援と循環型資源活用を通じて地域社会に貢献いたしました。さらに、愛知県名古屋市において開設を進めておりました「名古屋CEセンター」が2025年9月に稼働を開始し、2024年10月に開設した「愛知第八工場(一宮)」についても順調に稼働を続けております。これら両拠点の稼働により、原料調達体制の一層の強化と供給の安定化が図られました。単価面では、2025年1月に実施した調達単価の改定効果が当連結会計年度においても継続して寄与し、売上拡大につながりました。木材チップ販売につきましては、原料調達数量の増加に伴う生産量の増加により増収となりました。以上の結果、セグメント売上高は7,336,450千円(前連結会計年度比107.1%)、セグメント利益は1,057,558千円(前連結会計年度比96.9%)となりました。 <資源循環事業> 「資源循環事業」では、住宅建設の際に発生する木くず・廃プラスチック類・金属くず等の建設副産物(廃棄物)を当社が再資源化し、資源循環型社会の実現を図っております。本事業では住宅市場の動向を注視することが重要であり、直近の住宅着工件数は、住宅資材の高騰等による住宅価格水準の上昇に加え、2025年4月に改正された建築基準法による申請・承認業務の遅延等の要因により、前年度比12.9%減となりました。このような事業環境下において、エリア展開の強化とインナーシェア拡大、地域密着型の建設会社への営業活動強化に注力いたしました。加えて、継続的に新規顧客獲得にも取組み、複数の取引開始に至る成果を得ました。これらの営業活動により取扱数量は前年度比105.9%となりました。以上の結果、セグメント売上高は1,699,811千円(前連結会計年度比106.8%)、セグメント利益は89,871千円(前連結会計年度比124.4%)となりました。 <その他> 「環境物流事業」では、木質パレット等の物流機器の製造・仕入・販売を展開しております。当社を取り巻く物流業界では、人件費や燃料費の上昇、労働時間規制強化等により、「人手・コスト・環境」の課題が顕在化しております。当社グループは、こうした環境変化を踏まえ、不要物流機器の買取を積極的に実施し、物流資材のリユース・リニューアルサービスに注力いたしました。特に木質パレットについては、リユース販売に加え、独自のリメイクによる仕様変更提案を強みとし、販路拡大と顧客ニーズへの対応に大きく寄与しております。 「環境コンサルティングサービス事業」では、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに関するコンサルティング、それらを推進する人材育成及び統合報告書の作成支援等、環境に特化したコンサルティングサービスを提供しております。当連結会計年度においても、受注獲得に向け積極的に注力いたしました。 以上の結果、セグメント売上高は1,314,128千円(前連結会計年度比100.7%)、セグメント利益は35,210千円(前連結会計年度は、2,458千円のセグメント損失)となりました。 (ROE(自己資本利益率)) ROE(自己資本利益率)は、親会社株主に帰属する当期純利益が142,538千円減少し、自己資本(純資産)が621,088千円増加したことにより、前連結会計年度より4.4ポイント低下し15.1%となりました。 b 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は13,869,268千円となり、前連結会計年度末から1,699,930千円増加しました。主な要因は以下のとおりであります。 流動資産は前連結会計年度末から33,423千円増加しました。これは主に、仕掛品が20,006千円、商品及び製品が19,986千円減少したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が49,310千円、原材料及び貯蔵品が20,704千円増加したことによるものです。 固定資産は前連結会計年度末から1,666,507千円増加しました。これは主に、名古屋CEセンターの新設稼働により建設仮勘定が135,426千円減少した一方で、新規工場建設予定地の取得により土地が826,186千円、名古屋CEセンターの新設稼働により建物及び構築物が548,264千円、機械装置及び運搬具が207,835千円増加したことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は7,656,448千円となり、前連結会計年度末から1,078,842千円増加しました。主な要因は以下のとおりであります。 流動負債は前連結会計年度末から1,311,394千円増加しました。これは主に、短期借入金が1,392,000千円増加したことによるものです。 固定負債は前連結会計年度末から232,551千円減少しました。これは主に、リース債務が113,087千円増加したものの、長期借入金が339,734千円減少したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は6,212,820千円となり、前連結会計年度末から621,088千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が554,748千円増加したことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末から17,108千円増加し1,009,972千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 a 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動による資金の増加は、1,503,929千円(前連結会計年度は、1,319,175千円の資金増加)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上1,252,955千円によるものです。 b 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動による資金の減少は、1,935,240千円(前連結会計年度は、2,296,457千円の資金減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出2,024,201千円によるものです。 c 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動による資金の増加は、448,422千円(前連結会計年度は、349,988千円の資金減少)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出624,824千円、配当金の支払額335,947千円による資金減少はあったものの、短期借入金の借入による収入1,392,000千円があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) バイオマテリアル事業   6,820,698   109.5 再資源化処理受託   4,436,648   107.4 木材チップ販売   2,384,049   113.8 資源循環事業   1,641,040   103.9 合計   8,461,739   108.4 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 b 受注実績 当社グループの廃棄物処理業、チップ販売においては、受注から最終処理完了までのリードタイムが短いことから受注実績を省略しております。 c 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) バイオマテリアル事業   7,282,273   107.4 再資源化処理受託   4,436,648   107.4 木材チップ販売   2,575,112   108.0 その他   270,512   101.7 資源循環事業   1,698,175   106.9 その他   1,027,534   101.3 合計   10,007,983   106.7 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.「バイオマテリアル事業」に含まれる「その他」の主なものは、有価物売却であります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 この連結財務諸表の作成に当たりましては、重要な会計方針等に基づき、資産・負債の評価及び収益・費用の認識に影響を与える見積り及び判断を行っております。これらの見積り及び判断に関しましては、過去の実績やその時点で合理的と考えられる情報に基づき継続して評価を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は見積りと異なる可能性があります。 連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる項目・事象は以下のとおりであります。 固定資産の減損の判定 当社グループは、固定資産に係る減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や経営環境の変化により割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る資産又は資産グループについては減損損失の計上が必要となる可能性があります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 経営成績の分析 経営成績の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」をご参照ください。 b 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営環境」をご参照ください。 c 資本の財源及び資金の流動性についての分析 (キャッシュ・フロー) 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要  ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (資金需要) 所要資金は大きく分けて設備投資資金及び運転資金となりますが、基本的には営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入れにより運転資金を賄い、設備投資資金につきましては、長期借入金により調達を行う方針であります。 d 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」をご参照ください。 当連結会計年度における主な経営指標は以下のとおりであり、引き続き対処すべき経営課題の改善を図りながら、経営戦略を推進してまいります。 経営指標   2025年3月期(前連結会計年度実績)   2026年3月期(当連結会計年度実績) 売上高(千円)   9,383,585   10,007,983 営業利益(千円)   1,152,772   1,174,771 売上高営業利益率(%)   12.3   11.7 ROE(%)   19.5   15.1

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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