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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

丸八倉庫

Maruhachi Warehouse Company , Limited9313 · Standard · 倉庫・運輸関連業

名古屋を地盤に物流と不動産を展開。倉庫業を柱に、運送・不動産賃貸まで手がける総合物流企業。

概要

丸八倉庫は、1934年に資本金30万円で創業した倉庫業者である。1963年に東京証券取引所市場第二部に上場し、2022年にスタンダード市場へ移行した。本社は東京都江東区に置く。主な事業は物流事業(倉庫保管・荷役・運送)と不動産事業(賃貸・売買・仲介)の二本柱で、連結子会社に東北丸八運輸株式会社と丸八クリエイト株式会社を持つ。2025年11月期の連結売上高は49億円、営業利益5億円、従業員数は102名である。

物流事業と不動産事業の二本柱

当社グループは、物流事業と不動産事業を報告セグメントとしている。物流事業では、倉庫業務(貨物保管・荷役作業・貸倉庫)および運送業務を行い、保管・荷役の一部を連結子会社の東北丸八運輸株式会社に委託している。同社は宮城県仙台市に拠点を置き、貨物自動車運送事業法に基づく運送会社であり、当社の保管貨物の配送も請け負う。不動産事業では、丸八クリエイト株式会社とともに不動産の造成・売買・仲介・賃貸及び管理、コンサルテーションを手掛ける。両セグメントとも安定的な収益源となっており、2025年11月期の売上高構成比は物流事業86.4%、不動産事業13.6%である。

38年にわたる拠点ネットワークの形成

当社は首都圏と東北地方に営業所を展開している。東京では清澄(1938年開設、2015年閉鎖)、葛西(1985年開設)、若洲(1994年開設)のほか、板橋営業所(1973年開設)を持つ。埼玉県には三芳町の埼玉営業所(1971年開設、1993年に所沢市へ移設)と草加営業所(2007年開設)がある。千葉県には八街営業所(2007年開設)を置き、文書保管センターを併設する。宮城県には仙台営業所(1970年開設、1981年に鶴代倉庫増設)があり、東北丸八運輸の拠点とも連携している。2025年には東京都内の賃貸マンション「グランデュオ西荻窪」「グランデュオ用賀」を取得し、不動産事業の基盤を拡大した。

グループ2社が支える事業基盤

当社グループは、単体の丸八倉庫に加えて、1981年設立の東北丸八運輸株式会社と2000年設立の丸八クリエイト株式会社の2社を連結子会社とする。東北丸八運輸は宮城県仙台市に所在し、貨物自動車運送事業を営む。当社の東北地区における物流拠点として、保管貨物の配送を担う。丸八クリエイトは東京都江東区に所在し、宅地建物取引業免許を保有(2003年取得)。不動産の仲介・賃貸管理を行い、当社の不動産事業の一部を分担する。また、2005年には本社及び葛西営業所でトランクルームサービスに係るISO9001:2000を認証取得し、2006年には全社でプライバシーマークを取得するなど、品質管理体制も整備している。

安定した財務基盤と中期経営計画

当社グループの2025年11月期末の総資産は204億円、自己資本比率は62.7%と高い水準を維持している。2012年以降の売上高は概ね47~50億円の範囲で安定して推移しており、営業利益は2022年11月期の5.7億円から2025年11月期の4.9億円とやや減少したが、EBITDA(償却前利益)は10.7億円を確保した。2022年1月に策定した5カ年の新中期経営計画(2022-2026)では、最終年度(2026年11月期)に売上高55億円、営業利益9.2億円、EBITDA14億円を目標とする。計画達成に向けて、既存倉庫の稼働率向上、料金適正化、新規設備投資による保管能力増強、不動産物件の取得を進めている。

業界の中での役割は物流・不動産サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
49億円
営業利益
5億円
営業利益率
10.2%
純利益
3億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/11
事業売上構成比利益利益率
物流事業43億円86.0%7億円16.3%
不動産事業7億円14.0%3億円42.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流(倉庫・運送)主力

貨物の保管・荷役・貸倉庫業務を行い、東北地方を拠点とする子会社が運送業務を担う。保管貨物の配送も請け負い、物流の一貫サービスを提供する。

主な製品・サービス2
倉庫業務(貨物保管・荷役・貸倉庫)
貨物の保管、荷役作業、貸倉庫業務を提供。物流センターとしての機能を担う。
運送業務
東北地区を拠点に貨物自動車運送事業を展開。当社の保管貨物の配送も請け負う。

02不動産準主力

不動産の造成・売買・仲介・賃貸・管理およびコンサルテーションを手がける。子会社も同様の業務を行い、不動産関連サービスを総合的に提供する。

主な製品・サービス1
不動産業務(造成・売買・仲介・賃貸・管理)
土地造成、不動産売買・仲介、賃貸、管理、コンサルティングを一貫して提供する。

製品と技術

倉庫保管と荷役の物流コアサービス

物流事業の中核は倉庫業務である。当社は東京、埼玉、千葉、宮城に複数の倉庫を保有し、貨物の保管・荷役作業・貸倉庫を提供する。特に埼玉県所沢市の新規倉庫と千葉県八街市の文書保管センターは近年の重点投資物件であり、保管能力の大幅な増強に寄与している。荷役作業の一部は連結子会社の東北丸八運輸が担い、仙台営業所を拠点に東北地区の物流を支える。当社は単なる保管に留まらず、顧客の物流課題に対するソリューション提案(3PL)を強みとし、「物流コンシェルジュ」としての役割を標榜している。2025年11月期の物流事業売上高は42.6億円、セグメント利益は6.9億円である。

運送サービスと東北丸八運輸の役割

運送業務は連結子会社の東北丸八運輸株式会社が主体となって行う。同社は1981年に設立され、宮城県仙台市に本拠を置く貨物自動車運送事業者である。当社の保管貨物の配送を請け負うほか、独自に顧客を開拓し東北地区で運送サービスを提供する。当社グループ全体として、倉庫保管から配送までを一貫して請け負う体制を整えている。また、当社自身も自動車運送取扱事業の登録許可を1967年に取得しており、運送事業の管理・調整機能を持つ。これにより、保管と運送の連携を強化し、顧客の物流効率化に貢献している。

不動産賃貸・仲介と丸八クリエイトの事業

不動産事業では、当社と丸八クリエイト株式会社が連携して業務を展開する。主な収益源は賃貸マンションや賃貸オフィスビルからの賃貸料である。代表的な物件として、2018年竣工の「プレノ清澄庭園」、2025年に取得した「グランデュオ西荻窪」「グランデュオ用賀」がある。また、埼玉県春日部市では商業ビルの賃貸事業も行っている。丸八クリエイトは2000年に設立され、2003年に宅地建物取引業免許を取得し、不動産の仲介・売買・管理も手掛ける。不動産事業の売上高は2025年11月期に6.7億円、セグメント利益は3.3億円と安定的に推移している。

トランクルームサービスと品質管理体制

当社はトランクルームサービスも提供しており、本社及び葛西営業所において2005年にISO9001:2000の認証を取得した。これにより、顧客の物品預かりサービスにおいて国際的な品質基準を満たす体制を証明している。また、2006年には全社でプライバシーマークを取得し、個人情報の適切な取扱いを徹底している。トランクルームは一般消費者向けの小口保管需要に対応するサービスであり、物流事業の一部として位置づけられる。これらの認証取得は、サービスの信頼性向上と差別化に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

中堅倉庫業者、内需依存で安定

丸八倉庫は倉庫・運輸関連業に属し、売上高は約50億円と中堅規模である。同業他社の三菱倉庫や三井倉庫ホールディングスが総合物流を展開する一方、当社は特定分野に特化せず幅広く倉庫業を手掛けるが、規模では大きく下回る。営業利益率は12%から10.2%へ低下しており、競争激化やコスト上昇の影響が見られる。国内内需中心のビジネスモデルで、海外展開は限定的。市場内での差別化は明確ではなく、既存顧客との関係構築が収益の柱となっている。

強み

  • 売上高は50億円前後で推移し、大きな変動がなく安定した事業運営が行われている。
  • 営業利益率は10%超を維持し、中堅倉庫業者としては良好な収益性を確保している。
  • 国内経済に密着した需要を取り込み、海外景気の影響を受けにくい事業構造である。
  • 規模は小さいが、過度な投資を避けた堅実な経営により財務の安定性を保つ。

課題

  • 大手倉庫企業と比べ規模が小さく、価格競争や設備投資で劣位に立つ可能性がある。
  • 営業利益率が12%から10.2%に低下し、コスト管理や収益改善の施策が課題となる。
  • 提供データに成長施策の記載がなく、新規需要開拓やサービス拡充が不十分である。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

倉庫・運輸関連業の時価総額近傍。太字が丸八倉庫

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19351東洋埠頭150億円9.6倍
29380東海運126億円16.8倍
39325ファイズホールディングス116億円11.3倍
49311アサガミ110億円6.1倍
59193東京汽船88億円1.7倍
69313丸八倉庫76億円14.8倍
79366サンリツ67億円9.4倍
89355リンコーコーポレーション60億円5.4倍
99361伏木海陸運送54億円6.5倍
109326関通ホールディングス51億円24.7倍
119353櫻島埠頭46億円15.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

倉庫業者としての創業と戦前の基盤形成

丸八倉庫は1934年3月、資本金30万円で創立された。創業から間もない1938年6月には、三菱倉庫株式会社から同社所有の倉庫を買収し、清澄営業所を開設した。この買収により、東京都内における保管能力を一気に拡大した。1939年10月には倉庫証券の発行許可を取得し、倉庫業者としての信用力を高めた。しかし、第二次世界大戦の戦災により、東京都江東区にあった高橋営業所は壊滅的な被害を受けた。終戦後の1948年12月、同地に倉庫復興工事に着手し、戦後再建の第一歩を踏み出した。

上場と東北・埼玉への営業エリア拡大

1963年1月、丸八倉庫は東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場後、事業基盤の拡大を加速し、1967年7月には自動車運送取扱事業の登録許可を取得し、物流事業の幅を広げた。1970年5月には宮城県仙台市宮城野区に仙台営業所を開設し、東北地方へ進出した。続いて1971年1月には埼玉県入間郡三芳町に埼玉営業所、1973年8月には東京都板橋区に板橋営業所を開設し、首都圏のネットワークを強化した。これらの営業所は現在も物流事業の中心拠点として機能している。

子会社設立と不動産事業への本格参入

1981年11月、宮城県仙台市若林区に東北丸八運輸株式会社を設立し、連結子会社化した。同社は東北地区における運送業務の受け皿となり、当社グループの物流網を強化した。1987年6月には宅地建物取引業免許を取得し、不動産事業に本格的に参入。1990年6月には埼玉営業所日比田倉庫を開設し、保管能力を増強した。1994年4月には東京都江東区に若洲営業所を開設。同年6月には大島流通加工センターを清澄流通加工センターに統合し、効率化を図った。不動産事業と物流事業の両軸を確立した時期である。

本社移転とグループ再編の1990年代後半

1996年7月、本店所在地をそれまでの場所から東京都江東区富岡2丁目1番9号へ移転した。これが現在の本社所在地である。1999年1月には丸八興産株式会社を吸収合併し、グループの事業を集約した。2000年4月には全額出資により丸八クリエイト株式会社(東京都江東区)を設立し、不動産事業を強化した。2002年9月には埼玉県春日部市で商業ビル賃貸事業を開始し、不動産事業の地域を拡大した。2003年5月には清澄流通加工センターを清澄営業所に名称変更したが、同営業所は2015年9月に閉鎖されている。

品質認証取得と新たな営業所展開

2005年2月、本社及び葛西営業所においてトランクルームサービスに係るISO9001:2000の認証を取得し、サービスの品質保証体制を整えた。2006年6月には全社でプライバシーマークを認定取得し、個人情報保護への対応を強化した。2007年には埼玉県草加市に草加営業所、千葉県八街市に八街営業所を相次いで開設し、保管能力の増強を図った。2018年1月には賃貸マンション「プレノ清澄庭園」が竣工し稼働を開始した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。

中期経営計画下での設備投資と資産取得

2022年1月、当社は2026年11月期を最終年度とする5カ年の新中期経営計画を策定した。計画では売上高55億円、営業利益9.2億円などの目標を掲げ、設備投資を前倒しで実行した。物流事業では埼玉県所沢市の新規倉庫および千葉県八街市の文書保管センターが本格稼働し、保管能力を増強した。不動産事業では2025年3月、東京都内の賃貸マンション「グランデュオ西荻窪」と「グランデュオ用賀」の2棟を取得し、安定的な賃貸収入の拡大を図った。2025年11月期の連結売上高は49億円、営業利益4.9億円となり、計画に対してやや遅れているが、基盤強化は着実に進んでいる。

年表31件を開く

1930年代

  • 1934年3月創業資本金300,000円をもって創立。
  • 1938年6月M&A三菱倉庫株式会社より同社所有の倉庫を買収し、清澄営業所開設。
  • 1939年10月倉庫証券の発行許可。

1940年代

  • 1948年12月東京都江東区高橋営業所の戦災跡地に倉庫復興工事着手。

1960年代

  • 1963年1月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1967年7月自動車運送取扱事業の登録許可。

1970年代

  • 1970年5月宮城県仙台市宮城野区に仙台営業所開設。
  • 1971年1月埼玉県入間郡三芳町に埼玉営業所開設。
  • 1973年8月東京都板橋区に板橋営業所開設。

1980年代

  • 1981年6月仙台営業所鶴代倉庫開設。
  • 1981年11月東北丸八運輸株式会社(宮城県・仙台市若林区)現・連結子会社を設立。
  • 1985年10月東京都江戸川区に葛西営業所開設。
  • 1987年6月宅地建物取引業免許取得。

1990年代

  • 1990年6月埼玉営業所日比田倉庫開設。
  • 1993年4月埼玉県所沢市日比田に埼玉営業所を移設。
  • 1994年4月東京都江東区に若洲営業所開設。
  • 1994年6月M&A大島流通加工センターを清澄流通加工センターに統合。
  • 1996年7月本店所在地を東京都江東区富岡2丁目1番9号へ移転。
  • 1999年1月M&A丸八興産株式会社を吸収合併。

2000年代

  • 2000年4月丸八クリエイト株式会社(東京都・江東区)現・連結子会社を全額出資(資本金30百万円)して設立。
  • 2002年9月埼玉県春日部市で商業ビル賃貸事業開始。
  • 2003年5月清澄流通加工センターを清澄営業所に名称変更。
  • 2003年11月丸八クリエイト株式会社が宅地建物取引業免許取得。
  • 2005年2月本社及び葛西営業所においてトランクルームサービスに係るISO9001:2000を認証取得。
  • 2006年6月全社においてプライバシーマークを認定取得。
  • 2007年8月埼玉県草加市に草加営業所開設。
  • 2007年12月千葉県八街市に八街営業所開設。

2010年代

  • 2015年9月清澄営業所閉鎖。
  • 2018年1月賃貸マンション「プレノ清澄庭園」竣工、稼働。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場へ移行。
  • 2025年3月賃貸マンション「グランデュオ西荻窪」「グランデュオ用賀」取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年11月期まで5,500百万円
  • 営業利益2026年11月期まで920百万円
  • 経常利益2026年11月期まで900百万円
  • EBITDA(償却前利益)2026年11月期まで1,400百万円
  • 配当性向30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    営業力・営業基盤の強化

    外部情報ネットワークの活用、人材育成、物流管理システムの開発、3PLノウハウの改善を通じて、営業力と営業基盤を強化する。

  2. 02

    事業基盤の拡大・強化

    物流事業では新規倉庫建設による保管能力増強、不動産事業では新規資産取得により事業基盤を拡大・強化する。

  3. 03

    ガバナンスの強化

    強固な財務基盤の維持を前提に、資本政策やコンプライアンス体制の強化を進める。

  4. 04

    株主還元施策の強化

    企業価値向上と株主共同の利益確保を目指し、配当水準の見直しなど株主還元策を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で102人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は676万円で、9期前と比べて+6.1%平均年齢は46.5歳、平均勤続年数は19.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年11月93
2017年11月97
2018年11月105
2019年11月63745.320.1109
2020年11月62645.320.0109
2021年11月61044.519.3108
2022年11月59244.518.0115
2023年11月62044.918.3114
2024年11月63945.018.4108556
2025年11月67646.519.5102490

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
埼玉営業所 — 埼玉県所沢市2,279百万円
物流事業
八街営業所 — 千葉県八街市1,827百万円
物流事業
プレノ清澄庭園 — 東京都江東区1,717百万円
不動産事業
若州営業所 — 東京都江東区1,702百万円
物流事業
草加営業所 — 埼玉県草加市1,599百万円
物流事業
グランデュオ用賀 — 東京都世田谷区1,324百万円
不動産事業
グランデュオ西荻窪 — 東京都杉並区1,267百万円
不動産事業
ピースビル五橋 — 宮城県仙台市756百万円
不動産事業
プレノ榴岡 — 宮城県仙台市621百万円
不動産事業
プレノ小田原 弓ノ町 — 宮城県仙台市528百万円
不動産事業
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東北丸八運輸株式会社(注)2,3
    宮城県仙台市 若林区
    議決権93.8%
  • 国内
    丸八クリエイト株式会社
    東京都江東区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は49億円営業利益5億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.0%、利益が-16.7%。

売上高
-2.0%
49億円
営業利益
-16.7%
5億円
純利益
-66.7%
3億円
営業利益率
10.2%
前期比 -1.8%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高51億円49億円
営業利益7億円5億円
純利益5億円3億円
1株あたり配当¥28¥28

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は25億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1218.31
2023年2Q13215.41
2023年3Q1218.31
2023年4Q131
2024年1Q12216.71
2024年2Q1317.71
2024年4Q25312.07
2025年2Q25312.02
2025年4Q2428.31
2026年2Q25312.03

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年11月期からの14期で、売上は49億円から49億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は10.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年11月4973
2013年11月4974
2014年11月4974
2015年11月48414
2016年11月4965
2017年11月4755
2018年11月5064
2019年11月5074
2020年11月4975
2021年11月4875
2022年11月4864
2023年11月5064
2024年11月506612.09
2025年11月495510.23

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高49億円のうち、営業利益として残るのは5億円10.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.5%37億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.3%7億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.2%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.8pt
10.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.4pt
2.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年11月期は営業CFが3億円、投資CFが−28億円で、差し引きのフリーCFは−25億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は7億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年11月9−2−671
2013年11月72−990
2014年11月9−2−770
2015年11月415−16194
2016年11月9−209−112
2017年11月431710
2018年11月5−1913−148
2019年11月12−2−61013
2020年11月10−157−514
2021年11月7−209−1310
2022年11月10−6−549
2023年11月11−2−8911
2024年11月812−92022
2025年11月3−2810−257

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年11月期の総資産は204億円。このうち返さなくてよい自己資本が128億円で、自己資本比率は62.7%(業種中央値56.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年11月132726054.5
2013年11月125764960.5
2014年11月124804464.1
2015年11月127933473.7
2016年11月141974468.9
2017年11月148905861.1
2018年11月160926857.0
2019年11月160966459.7
2020年11月170997158.0
2021年11月1841038156.0
2022年11月1841067857.7
2023年11月1831117260.5
2024年11月1881216764.3
2025年11月2041287662.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
83億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
76億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り31社中1位あたり、逆に低いのはROE31社中30位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.5%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.2%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.7%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.0%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,046で、1年前と比べて+19.1%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,046-0.9%1ヶ月-0.5%1年+19.1%時価総額76億円
過去52週の値幅
安値¥883高値¥1,185

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR0.47倍
配当利回り2.68%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で2.05%下落したが、8月5日終値1053円は25日線1055円とほぼ同水準。7月21日に1100円まで上昇し、7月10日には出来高8.46万株を記録。75日線1049.59円、200日線1025.12円を上回り、中期的な上昇トレンド。52週高値1185円からは約11%下落、安値879円からは約20%上昇。RSIは61.36と強含み。出来高は低調で、売買が細かい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PERは14.92倍で業界平均の13.63倍をやや上回り、PBRは0.48倍と同平均の0.97倍を下回る。ROEは2.5%と低く、収益性は低調。配当利回りは2.66%で平均の2.95%を下回る。業績は直近で減益となっており、成長性には懸念。割安指標はあるが、ROEの低さや業績悪化を考慮すると、妥当な水準と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍13.9倍
PER (予想)12.9倍
PBR0.47倍0.98倍
ROE2.5%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高はほぼ横ばいで、成長性に欠ける一方、営業利益率10%超と収益性は高い。強気派は安定した収益力と高い資産価値を評価し、弱気派は成長戦略の欠如と業績の停滞を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益力

    営業利益率は10%以上で、業界平均より高い水準を維持

  • 財務健全性

    PBR 0.48倍と割安で、土地などの含み益が期待

  • 還元策

    株主還元に積極的で、配当利回りは2%超

  • 予想PER13倍は純利益約6億円への回復示唆2026/11期影響

    時価総額77億円÷予想PER13倍で純利益約5.9億円。前期3億円から倍増。

  • PBR0.48倍、1株純資産の半値以下不定影響

    1株純資産約2,208円に対し株価1,053円。PBR0.477倍と大幅に割安。

  • 配当利回り2.66%、純利益回復で増配余地次回株主総会影響

    1株配当28円、利回り2.66%。純利益が回復すれば増配が可能。

  • 1年で21.1%上昇、割安修正の動きが継続継続影響

    PBR0.48倍の修正期待で上昇。再度の評価高が続く可能性。

マイナスに働く材料7
  • 成長の停滞

    売上高は過去3年ほぼ横ばいで、事業拡大が見られない

  • 収益の頭打ち

    純利益は2025/11期に大幅減益で、収益見通しが不透明

  • 倉庫需要の限界

    物流の効率化や内需減で、倉庫需要が減少する可能性

  • 2025/11期は純利益3億円と前期比67%減通年影響

    純利益は9億円→3億円へ減少。営業利益も6億円→5億円と減益。

  • 売上高49億円と前期比2%減、成長停滞通年影響

    売上高は50億円→49億円と落ち込み。物流需要が一服し減収。

  • 営業利益率が12%→10.2%へ低下継続影響

    収益性の悪化が続いている。今期の回復幅も限定的。

  • 時価総額77億円と小型、需給が細く変動しやすい継続影響

    外国人保有1.05%と低く、売買代金が少ないため株価が振れやすい。

次の決算で確かめる点
倉庫稼働率
収益の源泉であり、需要動向を反映する
売上高伸び率
事業規模の拡大可否と成長性を判断
営業利益率
収益性の維持・改善を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは2.68%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
2.68%
いまの株価に対して
配当性向
62.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年11月1628.0
2017年11月160.026.4
2018年11月160.029.6
2019年11月160.024.5
2020年11月160.022.9
2021年11月160.021.3
2022年11月160.032.5
2023年11月160.027.7
2024年11月2025.015.2
2025年11月2420.062.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ1,147人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.5%を占め、残る49.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年11月%2021年11月%2022年11月%2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他47.648.049.048.848.148.1
事業法人41.641.541.141.341.441.4
自己株式18.418.418.918.918.918.9
金融機関9.69.69.19.19.19.1
外国法人0.10.00.10.00.91.0
証券会社1.10.90.70.70.60.3
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01尾張屋土地株式会社22.45
02山﨑商事株式会社5.48
03東京海上日動火災保険株式会社4.48
04三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.81
05養命酒製造株式会社2.74
06有限会社藍屋2.43
07峯島一郎2.39
08ホーチキ株式会社2.12
09大豊建設株式会社1.92
10有限会社八峯1.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+19%、1株純資産は14期で+120%。直近期のROEは2.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年11月449844.57.832.3
2013年11月591,0395.810.531.1
2014年11月601,0935.612.226.4
2015年11月1931,27916.34.98.7
2016年11月661,3295.113.528.0
2017年11月661,5465.213.226.4
2018年11月651,5654.211.929.6
2019年11月751,6024.79.824.5
2020年11月801,6564.98.722.9
2021年11月851,7295.08.121.3
2022年11月611,7923.410.832.5
2023年11月701,8693.89.927.7
2024年11月1522,0467.85.315.2
2025年11月532,1642.519.162.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/11期の役員報酬は総額96百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
峯島一郎代表取締役社長66
宮沢浩元専務取締役63
谷健次常務取締役 総務部長 兼 情報システム部長 兼 品質管理部長67
山口正志取締役77
佐藤久和取締役75
渡邉勝之監査役(常勤)58
三木康史監査役67
佐藤昌昭監査役68
木下和彦73

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)354116622
社外取締役4142164
監査役11221414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容413字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下「当社」という。)と連結子会社2社(東北丸八運輸㈱、丸八クリエイト㈱)で構成されております。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、物流事業・不動産事業はセグメント情報における報告セグメントの区分と同一であります。 (1) 物流事業 倉庫業務……貨物保管・荷役作業・貸倉庫業務を行っており、保管・荷役業務の一部は東北丸八運輸㈱に依頼しております。 運送業務……東北丸八運輸㈱は貨物自動車運送事業法に基づき営業している運送会社で、東北地区を拠点としております。又当社の保管貨物の一部の配送を請負っております。 (2) 不動産事業 不動産業務……不動産の造成・売買・仲介・賃貸及び管理、コンサルテーションを行っております。丸八クリエイト㈱においても同様の業務を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,236字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年2月25日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針ならびに経営戦略について 当社は、事業環境の変化や新規設備投資計画の前倒し実行により先行投資コストの発生等に伴い、当社の経営基盤の面で変化が生じたことから2022年1月に2026年11月期を最終年度とする5ヶ年の新中期経営計画を策定し、企業価値の向上並びに株主共同の利益確保・向上に向けて、安定的かつ持続的成長を果たすため様々な施策を実行してまいりました。 当社グループは、これまで時代の変化やお客さまのニーズの変化に適応しながら、物流サービスを展開してまいりました。特に、永年蓄積してきた3PLのノウハウを駆使して個々のお客さまのニーズにお応えするビジネスモデルは当社の強みとなっております。また、お客さまの物品を単に保管するのみならず、お客さまの物流に関する課題解決に向けて、『物流コンシェルジュ』的な役割を担い、ソリューション提案を引き続き実行してまいります。 当社の経営理念「お客さまに完全な業務を提供する」「社業の発展を通じて市民生活の向上に貢献する」「人間尊重の経営に徹する」を引き続き貫きつつも、時代とともに変化するニーズにお応えすることでお客さまに選ばれる物流カンパニーを目指してまいります。 (2) 内外経済の変化等をふまえた経営環境について わが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果に支えられて景気は緩やかな回復傾向にて推移しました。しかしながら、物価上昇の継続による個人消費に及ぼす影響のほか、米国の通商政策動向の影響等から内外経済の下振れリスクも懸念される状況にあります。 このような経済情勢にあって、物流業界におきましては保管残高数量・金額ともに概ね前年同月を上回る水準にて推移する傾向がみられつつあるものの、人手不足等に加えて諸物価高騰等により全般的にコストが上昇しているほか、競争の激化等もあり、厳しい状況が続いております。また、不動産賃貸業界におきましては、一部に賃料水準の上昇傾向がみられるものの景気動向等の影響に伴い、今後の需給動向等に留意を要する必要があります。 このような状況の下、当社グループは、内外の環境変化に的確に対応しながら、さらなる成長を果たしていくために新中期経営計画(2022-2026)の具体的各施策を展開しております。 (3) 優先的に対処すべき課題、基本方針及びその進捗状況について 当社グループは、安定的かつ持続的な成長を実現することにより、企業価値の向上ならびに株主共同の利益の確保・向上を目指すため、以下の基本方針を掲げております。 ① 営業力・営業基盤の強化 「外部情報ネットワークの活用」「個々の営業マンの能力向上に向けた人材育成」「物流管理システムの開発」「3PLノウハウの改善」等を通じて営業力・営業基盤の強化を目指してまいります。 ② 事業基盤の拡大・強化 物流事業セグメントでは新規倉庫の建設により保管能力の増強が実現されつつあります。また、不動産事業セグメントにおいても新規資産の取得により、当社事業基盤の拡大・強化を目指してまいります。 ③ ガバナンスの強化 「強固な財務基盤の維持」を前提としながら、「資本政策」「コンプライアンス体制」等の強化を目指してまいります。 ④株主還元施策 企業価値の向上ならびに株主共同の利益の確保・向上を目指しつつ、株主還元の強化施策を進めてまいります。 基本方針に関する具体的な進捗状況は以下の通りです。 ① 営業力・営業基盤の強化 物流事業セグメントにおいて、当社の強みを活かしながら営業展開に努めてきたことにより、新規顧客の開拓が着実に進んでおり、営業基盤が強化されつつあります。この結果、各営業所の稼働率は高水準にて推移しております。不動産事業セグメントにおいては、賃貸マンション・賃貸オフィスビル等が安定的に稼働しており、営業基盤の維持・強化が図られております。また、人事施策面では研修制度の多様化・充実化や継続雇用制度の拡充により、営業力維持が図られております。 ② 事業基盤の拡大・強化 物流事業セグメントにおいては、埼玉県所沢市の新規倉庫ならびに千葉県八街市の新規文書保管センターが本格的に稼働開始となり、保管能力の増強が実現されつつあります。いずれも将来の物流事業の収益基盤拡大に資する設備計画となります。 ③ ガバナンスの強化 利益確保ならびに資本政策の推進等により、財務基盤は向上しております。また、内部監査の定期実施等により、ガバナンス体制の強化が図られております。 ④株主還元施策 株主還元の強化施策として剰余金の期末配当金を1株につき4円増額の1株につき24円とし、2026年2月26日開催予定の定時株主総会で決議して実施する予定であります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 新中期経営計画(2022―2026)における具体的な業績目標に関する進捗状況は以下のとおりです。 2022年11月期実績[初年度]   2023年11月期実績[2年目]   2024年11月期実績[3年目]   2025年11月期実績[4年目]   2026年11月期計画[最終年目] 売上高(百万円)   4,763   4,972   4,991   4,931   5,500 営業利益(百万円)   572   574   619   497   920 経常利益(百万円)   577   585   634   480   900 EBITDA(償却前利益)(百万円)   1,119   1,155   1,191   1,072   1,400 自己資本比率   57.7%   60.5%   64.3%   62.7%   55.0% ROE   3.4%   3.8%   7.8%   2.5%   5.5% 主要な財務指標のほか、次の非財務項目についても重要な指標として位置付けており、いずれも的確に対応を進めております。 ① 各営業所の稼働率向上 ② 各営業所の適切な修繕実施による収益力の安定化 ③ 資金調達の際の借入金利の固定化による金利上昇リスク抑制 今後、2022年に策定した新中期経営計画(2022―2026)の具体的施策を着実に推進することにより、最終年度目標の達成に向けて努めてまいります。 (5) 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について 当社は、資本コストや資本収益性の重要性を認識しており、新中期経営計画(2022-2026)において企業価値の向上により主要指標の改善を目指していく方針としております。具体的な主要財務目標として売上高、営業利益、経常利益、EBITDA(償却前営業利益)、自己資本比率、ROEといった項目を設定しております。各主要指標はこれまで改善傾向にて推移してはいるものの、当社のPBR、ROE等の現状水準については引き続きさらなる向上を図っていく必要があるものと認識しております。 資本市場から求められている資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた施策としまして、引き続き新中期経営計画(2022―2026)にて掲げた各施策を着実に遂行することとし、物流事業セグメント、不動産事業セグメントの収益拡大により企業価値向上を目指してまいります。 このほか株主還元策として配当水準の見直しを進めており配当性向目標値30%を掲げております。 今後とも資本市場からの評価改善を目指し、資本コストを上回る資本収益性の実現に取り組んでまいります。
事業等のリスク1,618字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年2月25日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境の変化 当社グループの主たる事業は、倉庫・運送事業を主体とした物流事業ならびに不動産の賃貸等を中心とした不動産事業であります。計画的な設備の維持・管理を行い、お客様に満足をいただけるサービスを提供することにより安定的な収益の確保に努めております。しかしながら、景気の変動や取引先の物流合理化ならびに他業態からの物流業への参画等により、物流事業の業績や利益面に影響が及ぶ可能性があります。また、不動産市況や賃貸不動産市場の需給バランスの変動等により、不動産事業の業績や利益面に影響が及ぶ可能性があります。加えて、物流・運送業界において2024年以降、トラックドライバーの時間外労働時間の上限規制が厳格化されることに伴い、倉庫事業に対しても荷役作業時間の短縮が要請されていくといった可能性が高まっております。これらの影響により物流事業における業績や利益面に影響が及ぶ可能性があります。 (2) 自然災害 当社グループの倉庫ならびに賃貸不動産は首都圏に集中しており、万一これらの地域で地震等の大規模災害が発生した場合には当社の経営に相当の影響が生じる事態が予想されます。このため各物件についての老朽化対策、防災対策等きめ細かい管理を行い逐次補強を行っております。 (3) 事業用資産(土地、建物等)の時価変動リスク 当社グループでは、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づいて、事業用資産(土地・建物等)の時価が下落した場合や当該資産からの十分なキャッシュ・フローが見込めなくなった場合には将来キャッシュ・フローを的確に判断したうえで減損処理を行う可能性があり、当社グループの経営成績や財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (4) 金利変動リスク 当社グループでは設備資金等を借入金により調達しており、金利については原則として固定化する方針としております。従って、今後の金利変動が生じた場合でも既存の借入金の支払利息に影響は及ばないものの、将来の新規借入金に関するコストについて影響が及ぶ可能性があります。 (5) 株式価値の変動リスク 当社グループにおいて、保有しております上場株式の時価及び非上場の株式の価値の下落が生じた場合には、当社グループの業績や財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (6) 退職給付に係る負債の変動リスク 退職給付債務を確定給付企業年金として運用機関に委託しております。期初に想定した期末予想残高に運用結果が達しない場合、不足相当額を新たに積み立てる必要が生じ、当社グループの経営成績や財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (7) 経営資源の制約に関するリスク 当社グループでは各事業、特に物流事業における必要人材を確保するため、当社社員のほか外部人材派遣や協力会社との連携等により対応しております。しかしながら、今後、人材不足の問題が表面化した場合、事業運営に影響が及ぶ可能性があります。 (8) 顧客等の情報管理 当社グループでは、物流事業を運営する上で、個人情報をはじめとする顧客情報の適切な管理体制の構築に向けて、一般財団法人日本情報経済社会推進協会からプライバシーマークの交付を受けているほか、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001:2015の認証を受けております。しかしながら、万一情報の外部漏洩等の問題が発生した場合には当社グループの社会的信用の低下や業績面に影響が及ぶ可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,944字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年2月25日)現在において判断したものであります。 1.経営成績等の状況の概要 (1) 経営成績に関する分析 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果に支えられて景気は緩やかな回復傾向にて推移しました。しかしながら、物価上昇の継続による個人消費に及ぼす影響のほか、米国の通商政策動向の影響等から内外経済の下振れリスクも懸念される状況にあります。 このような経済情勢にあって、物流業界におきましては保管残高数量・金額ともに概ね前年同月を上回る水準にて推移する傾向がみられつつあるものの、人手不足等に加えて諸物価高騰等により全般的にコストが上昇しているほか、競争の激化等もあり、厳しい状況が続いております。また、不動産賃貸業界におきましては、一部に賃料水準の上昇傾向がみられるものの景気動向等の影響に伴い、今後の需給動向等に留意を要する必要があります。 このような状況の下、当社グループは、内外の環境変化に的確に対応しながら、さらなる成長を果たしていくために新中期経営計画(2022-2026)の具体的各施策を展開してまいりました。物流事業における具体的施策としては、既存倉庫の稼働率は安定的かつ高い水準にて推移しており、各種経費の削減にも取り組んできたほか、保管料や荷役料の料金適正化を進めており、営業収益の確保に努めてまいりました。また、きめ細かなサービスを提供しながら、既存顧客との取引拡大や新規顧客の獲得に努めてまいりました。このほか、埼玉県所沢市の新規倉庫ならびに千葉県八街市の新規文書保管センターも順調に稼働しており、将来の収益力増強に向けて事業基盤の増強も図られつつあります。不動産事業における具体的施策としては、賃貸マンションや賃貸オフィスビル等が安定的に稼働しており、不動産賃貸料収益の増加に努めてまいりました。また、2025年に取得した東京23区内の賃貸マンション2棟も安定稼働しており、今後の収益力強化を図ってまいりました。 この結果、売上高は不動産事業収入が増加したものの、物流事業収入の減少により前期比60百万円(1.2%)減の4,931百万円となりました。また、営業利益は新規設備投資に伴う初期コストの発生等により前期比122百万円(19.7%)減の497百万円となり、経常利益は新規設備投資に係る資金調達コスト増加により前期比153百万円(24.2%)減の480百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に有形固定資産売却益を計上していましたが、当期は前期比590百万円(65.5%)減の311百万円となりました。なお、新中期経営計画の主要指標であるEBITDA(償却前利益)は前期比119百万円(10.1%)減の1,072百万円となりました。 セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。 (物流事業) 物流事業では、保管料収入や運送料収入等が減少したことにより売上高は前期比61百万円減の4,260百万円となり、セグメント利益は各種コスト削減効果によりほぼ前期並みの698百万円となりました。 (不動産事業) 不動産事業では、賃貸用不動産の新規取得に伴い売上高は前期比1百万円増の670百万円となり、セグメント利益は初期コスト発生等により前期比8百万円減の331百万円となりました。 (2) 財政状態及びキャッシュ・フローに関する分析 ① 資産、負債及び純資産の状況 当連結会計年度末における総資産は、賃貸用不動産取得に伴い有形固定資産が増加したこと等により、前期末比1,614百万円増加の20,446百万円となりました。負債は、長期借入金の増加等により前期末比917百万円増加の7,604百万円となり、純資産は前期末比697百万円増加の12,842百万円となりました。 この結果、当連結会計年度末における自己資本比率は62.7%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの増加、投資活動によるキャッシュ・フローの減少ならびに財務活動によるキャッシュ・フローの増加に伴い、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比1,468百万円減少の727百万円となりました。 (ⅰ) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益488百万円や減価償却費574百万円等の資金留保等により、営業活動によるキャッシュ・フローは345百万円の増加(前期比504百万円減)となりました。 (ⅱ) 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出2,864百万円等により、投資活動によるキャッシュ・フローは2,845百万円の減少(前期比3,995百万円減)となりました。 (ⅲ) 財務活動によるキャッシュ・フロー 長期借入金による収入等により、財務活動によるキャッシュ・フローは1,032百万円の増加(前期比1,899百万円増)となりました。 (3) 生産、受注及び販売の実績 当社グループの主たる事業は、物流事業及び不動産事業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分として把握することは困難であります。 これに代えて、セグメント毎の営業収益を示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2023年12月1日至 2024年11月30日)   当連結会計年度(自 2024年12月1日至 2025年11月30日)   前年比増減額(百万円) 売上高(百万円)   構成比(%)   売上高(百万円)   構成比(%) 物流事業   4,322   86.6   4,260   86.4   △61 不動産事業   669   13.4   670   13.6   1 計   4,991   100.0   4,931   100.0   △60 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年2月25日)現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 当連結会計年度の分析 当連結会計年度の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況に関する分析につきましては、「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]1.経営成績等の状況の概要(2)財政状態及びキャッシュ・フローに関する分析」に記載のとおりです。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2[事業の状況]3[事業等のリスク]」に記載したとおりです。 当社グループは、5ヶ年の新中期経営計画(2022-2026)を策定し、さらなる成長に向けて具体的施策を推進してまいりました。新中期経営計画の4年目となる当連結会計年度は、設備投資の効果が浸透してきたことをはじめとして、主要指標の1つであるEBITDA(償却前利益)は11億円程度の水準を確保し、営業キャッシュ・フローは安定推移しております。 ② 次期見通しについて 今後の経済動向につきましては、各種政策の効果等により景気は緩やかに回復傾向が続くことが期待されるものの、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクのほか、物価上昇や金融資本市場の変動の影響等に留意を要する状況が続くものと思われます。 このような状況の下、当社グループは、新中期経営計画(2022-2026)の施策を着実に遂行しながら事業環境の大幅な変化に的確に対応しながら、物流事業セグメントならびに不動産事業セグメントにおける収益基盤の増強を図りつつ、企業価値の向上に努めてまいります。 次期の業務環境として、物流事業では各種料金の適正化の効果が浸透してくるほか、不動産事業では新規賃貸マンションによる収入増加が通期寄与してくることが見込まれます。また、不動産取得コストは次期には発生しないことや修繕コストも減少が見込まれており、売上、利益ともに安定的に増加させていく計画としております。これらの結果、次期業績予想につきまして、売上高は前期比168百万円増の5,100百万円、営業利益は同152百万円増の650百万円、経常利益は同169百万円増の650百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は440百万円としております。なお、新中期経営計画の主要指標であるEBITDA(償却前利益)は前期比156百万円増の1,228百万円としております。 ③ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは2026年11月期を最終年度とする5か年の新中期経営計画を策定し、客観的な指標として、最終年度の売上高、営業利益、経常利益、EBITDA(償却前利益)、自己資本比率、ROEの目標を定めたうえで各施策を実行してまいりました。 新中期経営計画の進捗状況としましては、当初の3年間では順調に利益を伸長させてきたほか3年目となった2024年11月期には一部保有資産の売却等もあり、ROEは最終年度目標を上回る結果となりました。なお、4年目の2025年11月期には将来の収益基盤増強に向けて、新規設備投資を前倒しにて実行することとしたほか、既存設備の大規模修繕に着手したことにより初期投資コストや修繕費用が発生することとなりました。従いまして、収益基盤の変化に伴い、最終年度計画を修正することとしました。経営基盤や収益基盤の変化に伴い、2027年11月以降の経営計画については改めて策定する予定としております。 連結業績計画 2022年11月期実績[初年度]   2023年11月期実績[2年目]   2024年11月期実績[3年目]   2025年11月期実績[4年目]   2026年11月期当初計画[最終年度]   2026年11月期修正計画[最終年度] 売上高(百万円)   4,763   4,972   4,991   4,931   5,500   5,100 営業利益(百万円)   572   574   619   497   920   650 経常利益(百万円)   577   585   634   480   900   650 EBITDA(償却前利益)(百万円)   1,119   1,155   1,191   1,072   1,400   1,288 自己資本比率   57.7%   60.5%   64.3%   62.7%   55.0%   64.0% ROE   3.4%   3.8%   7.8%   2.5%   5.5%   3.4% (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの設備資金及び運転資金は、営業キャッシュ・フロー及び金融機関からの借入により調達しております。 なお、キャッシュ・フローにつきましては、「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]1.経営成績等の状況の概要(2)財政状態及びキャッシュ・フローに関する分析」に記載したとおりです。 また、資金の調達に際しては、設備投資計画等に基づく資金需要、金利動向等を考慮し調達しており、一部の借入については将来の金利上昇リスクを回避し支払利息の固定化を図り調達コストの低減に努めております。 ② セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 物流事業では、保管料収入や運送料収入等減少したことにより売上高は前期比61百万円減の4,260百万円となり、セグメント利益は各種コスト削減効果によりほぼ前期並みの698百万円となりました。セグメント資産は、減価償却進捗に伴い前期比203百万円減の9,571百万円となりました。 不動産事業では、賃貸用不動産の新規取得に伴い売上高は前期比1百万円増の670百万円となり、セグメント利益は新たに取得した賃貸マンションの初期コスト発生等により前期比8百万円減の331百万円となりました。セグメント資産は、賃貸マンション取得により前期末比2,416百万円増の7,300百万円となりました。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等][注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載したとおりです。この連結財務諸表の作成にあたって、将来キャッシュ・フローや繰延税金資産等に見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は様々な要因により実際の結果と異なる可能性があります。 (繰延税金資産) 繰延税金資産については、将来の課税所得を中期経営計画や現時点で入手可能な情報により見積り、回収可能性があるものと判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。今後、経済環境等の変化により業績が低迷した場合、この見積りの仮定に変更が生じ、繰延税金資産の取崩しが必要となり、税金費用が計上される可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、有形固定資産及び無形固定資産について減損の兆候の有無の判定を行い、減損の兆候がある資産又は資産グループについて、主として市場価格に基づき回収可能価額を算定し、減損損失の認識・測定を行っているため、経済環境等の変化により、市場価格が変動し回収可能価額が低下した場合には減損損失の計上が必要になる可能性があり、当社グループの経営成績・財政状況に影響を与える可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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