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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

東洋埠頭

TOYO WHARF & WAREHOUSE CO.,LTD.9351 · Standard · 倉庫・運輸関連業

港湾物流の老舗。全国の港湾・倉庫を拠点に、ばら貨物の荷役からコンテナ取扱、倉庫保管まで一貫した物流サービスを提供する。

概要

東洋埠頭は、東京都中央区晴海に本社を置く倉庫・港湾運送会社である。1940年に設立され、1949年に東京証券取引所に上場。主に東京港を拠点に、倉庫業(冷蔵・冷凍含む)、港湾運送業、自動車運送業、国際運送取扱業などを手掛ける。2026年3月期の連結営業収益は381億円、営業利益は15億円。従業員数は848名。グループ全体で国内11拠点、海外4拠点のネットワークを持ち、物流インフラとして安定した事業基盤を有する。

国内総合物流と国際物流の二本柱

東洋埠頭グループの事業は、国内総合物流事業と国際物流事業の二つに大別される。国内総合物流事業は営業収益の約86%を占め、倉庫業、港湾運送業、自動車運送業、及びその他の業務から構成される。倉庫業では普通倉庫、冷蔵倉庫、サイロ、危険品倉庫、青果物倉庫など多様な施設を運営し、年間入出庫数量は358万トンにのぼる(2026年3月期)。港湾運送業では、自社埠頭(プライベートバース)や大型荷役機械を用いたばら積み貨物・コンテナの荷役を行い、取扱数量は511万トン。自動車運送業は貨物自動車による輸配送を担う。国際物流事業は、子会社の東洋トランスを中心にロシア、カザフスタン、中国などで国際輸送、倉庫、通関サービスを提供し、営業収益は56億円(同33.4%増)と急成長している。

倉庫業は扱う品目と施設の幅が広い

倉庫業は国内総合物流事業の中核であり、2026年3月期の営業収益は117億円。保管品目は農水産品(小麦、大豆、飼料など)、金属、合成樹脂、青果物、危険品と多岐にわたる。施設別では、普通倉庫の平均保管残高は28万トン、サイロは5千トン。冷蔵倉庫では冷凍食品や水産物を扱い、危険品倉庫では化学薬品や高圧ガスを保管する。また、青果物専用倉庫(東洋埠頭青果センター)では、大阪で果物・野菜の入出庫と選別を請け負う。これらの品目別・温度帯別の設備が、顧客の多様なニーズに応える基盤となっている。

港湾運送は自社埠頭と大型機械が強み

港湾運送業では、川崎支店のプライベートバース(自社専用岸壁)を有することが最大の特徴である。このバースでは、大型クレーンやコンベヤーなど自社保有の荷役機械を使い、穀物や鉱石などのばら積み貨物を効率的に陸揚げ・積み込みする。また、東京港のコンテナターミナルでは、コンテナの取扱いも行う。2026年3月期のばら積み貨物取扱数量は511万トン(前期比3.9%増)、コンテナ取扱数量も増加した。同社は海陸一貫作業の体制を持ち、船から倉庫、さらにトラックへの一気通貫の物流を提供している。

グループ企業が地域ごとに機能を分担

東洋埠頭グループは、親会社である東洋埠頭株式会社のほか、複数の子会社から構成される。主な国内子会社には、鹿島東洋埠頭(茨城県)、東京東洋埠頭、志布志東洋埠頭(鹿児島県)、新潟東洋埠頭、坂出東洋埠頭(香川県)などがある。これらの子会社は、親会社から倉庫施設の賃貸を受け、実際の倉庫業務や港湾荷役作業を担う。また、東永運輸は自動車運送業、東洋トランスは国際物流、東洋埠頭青果センターは青果物物流を専門に扱う。海外では、ロシア(モスクワ)、カザフスタン(アルマティ)、中国(上海)に関連会社を置き、中央アジア向けの輸送拡大に取り組んでいる。

業界の中での役割は港湾・倉庫を基盤とした総合物流サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
381億円
営業利益
15億円
営業利益率
3.9%
純利益
15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
国内総合 物流事業327億円85.8%13億円4.0%
国際物流 事業54億円14.2%2億円3.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内総合物流主力

国内の港湾・倉庫を拠点に、倉庫業(普通倉庫・サイロ・冷蔵倉庫等)、港湾運送業(ばら貨物の荷役やコンテナ取扱)、自動車運送業、通関・施設賃貸等の物流サービスを一貫して提供する。倉庫業務や荷役の一部はグループ会社に委託し、グループ全体で効率的な物流網を構築している。

主な製品・サービス3
倉庫業(普通倉庫・サイロ・冷蔵倉庫・危険品倉庫等)
多様な貨物を保管する倉庫施設。入出庫作業や荷捌きも含む。
港湾運送業
大型荷役機械によるばら貨物の海陸一貫作業、本船荷役、コンテナ取扱など港湾における荷役サービス。
自動車運送業
貨物自動車による輸配送サービス。

02国際物流準主力

グループ会社を通じて、国際輸送、倉庫、通関などの国際物流サービスを提供する。海外拠点(中国・東南アジア等)を活用し、輸出入貨物の一貫した物流を担う。

製品と技術

普通倉庫・サイロ・冷蔵倉庫・危険品倉庫

東洋埠頭が提供する保管サービスは、扱う貨物の性質に応じて多様な施設で構成される。普通倉庫は金属や合成樹脂、雑貨などを保管し、東京港の各支店に広がる。サイロは穀物や飼料の大量保管に特化し、入出庫はコンベヤーで機械化されている。冷蔵倉庫では冷凍食品や水産物を‐20℃前後で保管し、温度管理の厳格な品質管理を実施する。危険品倉庫は消防法や高圧ガス保安法の規制に対応し、化学薬品や可燃性物質を安全に収容する。また、青果物専用の倉庫(東洋埠頭青果センター)では、大阪で果物・野菜の予冷・選別・一時保管を行っており、サプライチェーンの一端を担う。

自社埠頭と大型荷役機械による港湾サービス

川崎支店のプライベートバースは、東洋埠頭が自社で保有する専用岸壁である。ここでは、アンローダーやコンベヤーなどの大型荷役機械を使い、ばら積み貨物(小麦、大豆、トウモロコシ、鉄鉱石など)を連続的に陸揚げする。この設備により、船の停泊時間を短縮し、大量の貨物を効率的に処理する。また、東京港のコンテナターミナルでは、トランステーナやストラドルキャリアを用いたコンテナの荷役作業を実施。同社は、これら港湾荷役と倉庫保管を一体で提供し、海陸一貫の物流サービスを実現している。

国際物流ネットワーク:ロシア・中央アジア・中国

国際物流事業は、子会社の東洋トランスを中核に展開する。主な海外拠点は、ロシアのモスクワ(OOO東洋トランス、OOOTB東洋トランス)、カザフスタンのアルマティ(東洋トランスセントラルアジア)、中国の上海(上海青旅東洋物流有限公司)である。これらの拠点では、国際複合一貫輸送、倉庫保管、通関業務を提供する。特に2020年代以降、中央アジア向け貨物の取扱いが増加しており、2026年3月期の国際物流事業営業収益は56億円と前期比33.4%増と急成長した。同社は、欧米・東南アジア・中央アジアを結ぶ物流ネットワークの拡大を経営課題の一つに掲げている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

港湾運送で中堅、大手と競合も収益低位

東洋埠頭は倉庫・港湾運送業の中堅。同業には三菱倉庫、三井倉庫HD、住友倉庫などの大手が存在。売上高は350億円超と大手に比べ小規模。営業利益率3.4%と収益性は低く、競争激化が背景。近年は増収傾向だが利益率改善が課題。澁澤倉庫や東京汽船と同規模。

強み

  • 主要港湾に拠点を持ち、地域密着で顧客と関係構築。
  • 2026年3月期381億円と売上高は拡大傾向。需要堅調。
  • 倉庫、運送、通関などワンストップサービスを提供。
  • 大手企業との長期取引が多く、安定的な収益基盤。

課題

  • 営業利益率3%台と業界平均以下。コスト削減と高付加価値化が課題。
  • 三菱倉庫、三井倉庫などの大手との競争で劣勢。
  • 物流業界全体の人材不足。ドライバーや倉庫作業員の確保難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

倉庫・運輸関連業の時価総額近傍。太字が東洋埠頭

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19322川西倉庫211億円30.8倍
29367大東港運195億円20.6倍
39312ケイヒン186億円7.3倍
49307杉村倉庫162億円16.7倍
59306東陽倉庫158億円9.1倍
69351東洋埠頭150億円9.6倍
79380東海運126億円16.8倍
89325ファイズホールディングス116億円11.3倍
99311アサガミ110億円6.1倍
109193東京汽船88億円1.7倍
119313丸八倉庫76億円14.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

前身は満州鉄道傘下の日満倉庫(1929年)

東洋埠頭のルーツは、1929年5月に設立された「日満倉庫株式会社」にある。同社は南満洲鉄道株式会社(満鉄)の子会社であり、中国東北部(満州)で倉庫業を営んでいた。1940年1月、現在の東洋埠頭の直接の前身である「株式会社大東園」が設立され、その後「東洋埠頭商事株式会社」と改称された。しかし、第二次世界大戦の終結により、満鉄は閉鎖機関に指定され、日満倉庫も事業継続が困難となる。この時点では、東洋埠頭商事はまだ日満倉庫とは別法人であり、戦後の資産引継ぎが同社の事業基盤を形作ることになる。

戦後、日満倉庫の資産を包括譲渡される(1946〜1948年)

1946年5月、東洋埠頭商事株式会社は、閉鎖機関となった日満倉庫株式会社の全施設を賃借し、全従業員を引き継いだ。翌1947年5月には社名を「東洋埠頭株式会社」と改称。1948年7月、閉鎖機関整理委員会の譲渡承認を得て、日満倉庫の全資産が東洋埠頭に包括譲渡された。これにより、同社は東京港にあった倉庫や埠頭施設を一挙に獲得し、港湾物流会社としての実質的なスタートを切った。同年9月には子会社の東永運輸を設立し、自動車運送事業にも参入している。

上場と首都圏拠点の拡充(1949〜1960年代)

1949年5月、東洋埠頭は東京証券取引所に株式を上場した。同年2月には川崎支店を開設、続いて1950年9月に豊洲支店、1958年12月に東京支店を開設し、東京港周辺での事業基盤を固めた。1960年2月には第一陸運株式会社(後の東永運輸とは別)を設立し、陸上輸送能力を強化。この時期、日本経済の高度成長に伴い物流需要が急増し、同社の倉庫・港湾事業も拡大した。1960年代を通じて、同社は東京港における主要な物流事業者としての地位を確立していく。

地方拠点と子会社ネットワークの形成(1970〜1980年代)

1971年10月、鹿島営業所(後に支店へ昇格)を開設し、茨城県の鹿島コンビナートエリアに進出。1972年9月には作業会社として鹿島東洋埠頭を設立した。1983年6月には常盤運送の株式を取得し、子会社化(後に志布志東洋埠頭に改称)。同年7月には新潟支店を閉鎖する一方、1986年7月に鹿児島県志布志に事業所を開設し、九州への足がかりを得た。また、1979年には配送センター(後の東京東洋埠頭)を設立し、物流機能の細分化を進めた。これらの動きは、東京港一極集中からの脱却と、全国的なネットワーク形成を意図したものである。

海外進出とグループ再編(1990〜2000年代)

1990年代に入り、東洋埠頭は国際物流事業に本格参入する。1993年7月、ジューロ航空の株式を取得し子会社化、翌年東洋トランスに社名変更した。2003年1月にはモスクワにOOO東洋トランスを設立し、ロシアでの現地法人を設置。さらに2005年8月にはOOOTB東洋トランスを同じくモスクワに設立した。国内では、1999年10月に第一陸運を解散し、2005年7月には大阪に東洋埠頭青果センターを設立。2005年8月には東京東洋埠頭への社名変更が行われ、グループ内の役割が明確化された。また、2003年に大井事業所を開設し、東京港大井埠頭での事業を拡大している。

新たな拠点と市場区分の変遷(2010〜2020年代)

2010年6月、豊洲支店を川崎支店豊洲営業所に組織変更し、効率化を図った。2020年4月には常陸那珂事業所(茨城県)を営業所から昇格させ、新拠点を開設。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。しかし、2023年10月にはプライム市場からスタンダード市場に移行している。国際面では、2023年8月にカザフスタンのアルマティに東洋トランスセントラルアジアを設立し、中央アジア向け物流の強化を進めた。2026年4月には同地の倉庫を増築し、国際事業の拡大を継続している。

年表29件を開く

1920年代

  • 1929年5月創業当社の前身である「日満倉庫株式会社」設立

1940年代

  • 1940年1月創業当社設立(株式会社大東園、その後東洋埠頭商事株式会社と改称)
  • 1945年終戦後、日満倉庫㈱の親会社である南満洲鉄道株式会社が閉鎖機関に指定される
  • 1946年5月「東洋埠頭商事株式会社」が、日満倉庫㈱の全施設を賃借し全従業員を引継ぐ
  • 1947年5月社名を「東洋埠頭株式会社」と改称
  • 1948年7月閉鎖機関整理委員会の譲渡承認により、日満倉庫㈱の全資産が当社に包括譲渡される
  • 1948年9月東永運輸㈱設立
  • 1949年2月川崎支店開設
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場

1950年代

  • 1950年9月豊洲支店開設
  • 1958年12月東京支店開設

1960年代

  • 1960年2月第一陸運㈱設立

1970年代

  • 1971年10月鹿島営業所開設(1973年支店に昇格)
  • 1972年9月商号変更東洋埠頭作業㈱設立(1992年鹿島東洋埠頭㈱に社名変更)
  • 1979年9月商号変更㈱東洋埠頭配送センター設立(1991年東洋埠頭陸運㈱に社名変更、2005年東京東洋埠頭㈱に社名変更)

1980年代

  • 1983年6月商号変更常盤運送㈱の株式を取得、子会社とする(1985年志布志東洋埠頭㈱に社名変更)
  • 1983年7月新潟支店閉鎖
  • 1986年7月志布志事業所(鹿児島)開設(1990年支店に昇格)

1990年代

  • 1990年10月東扇島事業所開設(1998年支店に昇格)
  • 1993年7月商号変更ジューロ航空㈱の株式を取得、子会社とする(1994年㈱東洋トランスに社名変更)
  • 1999年10月第一陸運㈱解散

2000年代

  • 2003年1月創業大井事業所開設 OOO東洋トランス(モスクワ)設立
  • 2005年7月㈱東洋埠頭青果センター(大阪)設立
  • 2005年8月創業OOOTB東洋トランス(モスクワ)設立

2010年代

  • 2010年6月豊洲支店を川崎支店豊洲営業所へ組織変更

2020年代

  • 2020年4月常陸那珂事業所開設(営業所から昇格)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年8月創業東洋トランスセントラルアジア有限責任会社(アルマティ)設立
  • 2023年10月東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業収益2029年3月期まで400億円
  • 連結営業利益2029年3月期まで16億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2029年3月期まで15億円
  • EBITDA(営業利益+減価償却費)2029年3月期まで47億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新規業務稼働とCCS事業準備

    常陸那珂事業所の天井クレーン付き倉庫を活用した新規業務の稼働を進めるとともに、カーボンニュートラル社会に向けたCCS事業の液化二酸化炭素港湾出荷基地の整備・稼働準備を加速する。

  2. 02

    独自事業の深化と積極投資

    川崎支店のプライベートバースや危険品・青果物・穀物サイロなどの独自性ある倉庫業務を深化させ、積極的な投資により継続的な成長と安定した利益を確保する。

  3. 03

    国際物流ネットワーク拡大

    カザフスタン共和国などへの進出・倉庫増築を通じ、欧米・東南アジア・中央アジアを中心に国際物流事業のネットワーク拡大と取扱数量増加を図る。

  4. 04

    人材確保・育成と働きやすい環境

    インターンシップや中途採用の通年実施、ダイバーシティ促進で人材確保に努め、ベースアップや休暇制度充実などで定着率向上と人材育成体制を整備する。

  5. 05

    安全・品質向上とDX推進

    安全・品質管理部を設置し労働災害防止とISO9001に基づく物流品質向上に取り組む。配車システムやAI活用などデジタル化・新技術で業務プロセス改善を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で848人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は794万円で、9期前と比べて+10.6%平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は19.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月723
2018年3月730
2019年3月71842.319.5776
2020年3月71544.120.2824
2021年3月72144.520.5842
2022年3月70143.920.0864
2023年3月72644.320.3852
2024年3月75344.719.9835
2025年3月75944.519.6847142
2026年3月79444.619.7848177

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)84.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 10 / 海外 3、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
川崎支店 — 神奈川県川崎市川崎区他6,744百万円
東扇島支店 — 神奈川県川崎市川崎区他4,015百万円
常陸那珂事業所 — 茨城県ひたちなか市他3,480百万円
大阪支店 — 大阪府大阪市此花区他3,473百万円
志布志支店 — 鹿児島県志布志市3,032百万円
博多支店 — 福岡県福岡市博多区他2,885百万円
鹿島支店 — 茨城県神栖市他2,385百万円
大井事業所 — 東京都大田区1,293百万円
東京支店 — 東京都江東区他1,172百万円
本社 — 東京都中央区他889百万円
国内総合 物流事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱東洋埠頭青果センター(注)5
    大阪府大阪市此花区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東洋トランス
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京東洋埠頭㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    鹿島東洋埠頭㈱
    茨城県神栖市 · 連結子会社
    議決権75.5%
  • 国内
    志布志東洋埠頭㈱(注)2
    鹿児島県志布志市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    東永運輸㈱
    大阪府大阪市此花区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OOO東洋トランス
    ロシア モスクワ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OOOTB東洋トランス
    ロシア モスクワ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東光ターミナル㈱
    神奈川県川崎市川崎区 · 非連結子会社
    議決権65.7%
  • 国内
    坂出東洋埠頭㈱
    香川県坂出市 · 持分法適用会社
    議決権46.5%
  • 国内
    ㈱オーエスティ物流
    大阪府大阪市此花区 · 持分法適用会社
    議決権49.0%
  • 国内
    新潟東洋埠頭㈱
    新潟県新潟市中央区 · 持分法適用会社
    議決権40.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • 上海青旅東洋物流有限公司中国上海40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は381億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.5%、利益が+25.0%。

売上高
+8.5%
381億円
営業利益
+25.0%
15億円
純利益
+36.4%
15億円
営業利益率
3.9%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高380億円381億円
営業利益14億円15億円
純利益14億円15億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は96億円、営業利益は4億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q335−1
2019年4Q3413
2020年4Q3476
2021年4Q3421
2022年4Q3610
2023年4Q3811
2024年4Q3473
2025年4Q35172.06
2026年4Q38171.88
2027年1Q9644.24

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は335億円から381億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月335158
2014年3月32711−1
2015年3月3238−2
2016年3月323133
2017年3月3161711
2018年3月3351910
2019年3月3411913
常陸那珂事業所開設(営業所から昇格)
2020年3月3471713
2021年3月342138
2022年3月3611811
東洋トランスセントラルアジア有限責任会社(アルマティ)設立
2023年3月3811813
2024年3月3471210
2025年3月35112143.411
2026年3月38115193.915

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高381億円のうち、営業利益として残るのは15億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金89.5%341億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.6%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.4pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
3.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが33億円、投資CFが−35億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は40億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月27−15−161215
2014年3月26−24−3214
2015年3月27−4−222315
2016年3月18−13−7513
2017年3月27−16−111113
2018年3月36−18−161815
2019年3月22−20−3213
2020年3月35−18−131718
2021年3月25−184729
2022年3月28−5937−3134
2023年3月42−42−9025
2024年3月26−11−181523
2025年3月22−2223045
2026年3月33−35−2−240

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は560億円。このうち返さなくてよい自己資本が309億円で、自己資本比率は54.7%(業種中央値56.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月40218521746.0
2014年3月41118123043.9
2015年3月40018221845.4
2016年3月38017420645.5
2017年3月37818918949.8
2018年3月39119819350.4
2019年3月38920218751.7
2020年3月38320218152.5
2021年3月41821820052.0
2022年3月47622924747.8
2023年3月46323922451.3
2024年3月48426621854.5
2025年3月51027523553.6
2026年3月56030925254.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
44億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
107億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
252億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率31社中4位あたり、逆に低いのはROE31社中25位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.7%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.6%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,943で、1年前と比べて+32.0%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥1,943+1.3%1ヶ月+6.4%1年+32.0%時価総額150億円
過去52週の値幅
安値¥1,526高値¥2,100

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)10.0倍
PBR0.44倍
配当利回り4.12%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

週足では3週連続小幅高も、25日線(1,829円)を下回っている。52週高値(2,100円)対比で13%下落しており、戻りは鈍い。出来高は7/6に14,800株と急増したがその後は低調。1ヶ月で+1.1%と上値の重さが目立ち、方向感に欠ける展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PER 9.0倍は業界平均13.7倍を大きく下回り、PBR 0.43倍は資産価値に対しても割安。配当利回り4.4%と高水準だが、配当性向69.6%で今後の増配余地は限定的。ROE 5.1%は低く、収益性改善が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍13.9倍
PER (予想)10.0倍
PBR0.44倍0.98倍
ROE5.1%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した港運・倉庫事業がベース。2026/3期は増収増益計画。強気派はインバウンド需要増と東京港の貨物取扱量回復が期待。弱気派は市況変動と設備投資負担が利益を圧迫するリスク。配当利回り4.4%が下支え。

プラスに働く材料7
  • 貨物量回復

    インバウンドや消費回復で港湾取扱量増加

  • 高配当利回り

    4.4%の配当利回りが下支え

  • 安定需要

    食品・冷蔵倉庫は景気変動に強い

  • 取扱貨物量増加による増収継続影響

    港湾取扱量増加で売上高381億円(前期比+8.5%)、営業利益15億円(同+25%)。

  • 固定資産売却による特別利益不定影響

    遊休不動産売却で数十億円の特別利益、財務改善。

  • 配当利回りの高さが下支え継続影響

    配当利回り4.4%と高く、株主還元姿勢が評価。

  • PBR0.43倍の割安修正期待2026年影響

    自己資本比率高く、PBR1倍への収斂期待。

マイナスに働く材料7
  • 立地リスク

    特定港に依存、東京港の競争激化

  • 設備投資負担

    老朽化対策や冷蔵倉庫更新でコスト増

  • 市況変動

    貿易量の変動で収益が左右される

  • 港湾需要の減少リスク不定影響

    貿易量減少で取扱量低下、営業利益半減リスク。

  • 競争激化による倉庫賃料低下継続影響

    近隣倉庫の供給増で賃料下落、営業利益数億円減。

  • 老朽化設備の更新コスト継続影響

    設備投資増加で減価償却費増、営業利益圧迫。

  • 株価上昇後の利食い売り短期影響

    年初来+32%の上昇で高値警戒感。

次の決算で確かめる点
倉庫稼働率
収益の源泉である倉庫稼働状況
港湾取扱貨物量
事業全体の需要動向
設備投資額
将来の収益力維持のための投資規模

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは4.12%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
4.12%
いまの株価に対して
配当性向
69.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5037.7
2018年3月28−45.049.0
2019年3月5081.832.7
2020年3月500.040.0
2021年3月500.067.2
2022年3月500.052.6
2023年3月5510.052.6
2024年3月550.045.0
2025年3月609.149.6
2026年3月8033.369.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,383人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.1%を占め、残る52.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他38.739.142.046.451.249.0
事業法人13.814.214.415.624.128.2
金融機関43.042.839.734.420.918.9
自己株式0.30.32.24.04.47.1
証券会社1.10.81.01.41.82.3
外国法人3.43.13.02.22.11.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01第一生命保険株式会社5.31
02三井埠頭株式会社4.50
03株式会社デイ・シイ4.02
04朝日生命保険相互会社3.44
05東洋埠頭従業員持株会2.74
06篠川 宏明2.71
07明治安田生命保険相互会社2.67
08株式会社三菱UFJ銀行2.43
09株式会社みずほ銀行2.43
10芝海株式会社2.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-20
    第一生命保険株式会社
    新規の大量保有報告
    3.96%
    -2.09pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1841%、1株純資産は14期で+1680%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月102404.419.450.9
2014年3月−202,342−0.8
2015年3月−222,357−1.080.3
2016年3月392,2451.738.542.4
2017年3月1472,4426.312.437.7
2018年3月1252,5595.013.849.0
2019年3月1622,6076.39.232.7
2020年3月1632,6116.28.040.0
2021年3月1042,8183.815.167.2
2022年3月1472,9525.110.252.6
2023年3月1653,1455.48.252.6
2024年3月1323,5613.910.745.0
2025年3月1523,7054.28.649.6
2026年3月2014,2725.19.469.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額156百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
原匡史代表取締役社長6634,700
西修一専務取締役 川崎支店長6513,300
三上慎治常務取締役 業務部長 関西・中京地区統括 青果営業部 国際営業部 経営企画部 デジタル推進部 通関部管掌619,600
冨永超取締役執行役員 志布志支店長 九州地区統括 コンテナ部管掌587,000
大野武一取締役執行役員管理本部長 総務部 経理部 情報管理部 業務監査部 安全品質管理部 広報部管掌605,500
堀龍義取締役51900
南部雅実取締役63400
鈴木康司取締役(常勤監査等委員)669,500
山本博毅取締役(監査等委員)58
鴇田英之取締役(監査等委員)53
杉本尚子取締役(監査等委員)59900

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)610610618
社外取締役528286
取締役(社内)2222211

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容881字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、物流事業(倉庫業、港湾運送業、自動車運送業、国際運送取扱業等)及びその関連事業を行っている。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりである。 なお、次の2部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一である。 (1)国内総合物流事業 ① 倉庫業 倉庫施設(普通倉庫、サイロ、青果物倉庫、冷蔵倉庫、危険品倉庫等)における貨物の保管並びに入出庫作業及び荷捌き作業を主とする業務であり、当社は、倉庫業務の一部を㈱オーエスティ物流に委託している。また、倉庫業務のうち入出庫作業等の一部を鹿島東洋埠頭㈱、東京東洋埠頭㈱、㈱ティーエフ大阪等に委託している。なお、㈱東洋埠頭青果センター、志布志東洋埠頭㈱、新潟東洋埠頭㈱は倉庫業を行っており、当社は、倉庫施設を賃貸している。 ② 港湾運送業 大型荷役機械を使用するばら貨物の海陸一貫作業や、本船荷役作業、ターミナルでのコンテナ取扱作業などを主とする業務であり、当社は、港湾運送業務のうち荷役作業等の一部を鹿島東洋埠頭㈱、志布志東洋埠頭㈱、㈱ティーエフ大阪に委託している。なお、東光ターミナル㈱は倉庫業を行っており、当社は同社から港湾荷役作業等を請負っている。 ③ 自動車運送業 貨物自動車等による輸配送を主とする業務であり、当社は、自動車運送業務の一部を㈱オーエスティ物流、志布志東洋埠頭㈱、㈱ティーエフ大阪等に委託している。 また、東永運輸㈱は自動車運送業を行っている。 ④ その他の業務 海上運送や、通関、施設賃貸や工場構内作業を主とする業務である。 なお、坂出東洋埠頭㈱は国内総合物流事業を行っている。 (2)国際物流事業 ㈱東洋トランスと、OOO東洋トランス、OOOTB東洋トランス及び上海青旅東洋物流有限公司等による国際輸送、倉庫、通関を主とする業務である。 事業の系統図は次のとおりである。 (注)1.矢印は役務の流れを示している。 2.○印は持分法適用会社(5社)である。
経営方針・対処すべき課題3,016字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものである。 (1)経営方針 当社グループは、お得意さま・株主さま・地域社会・協力会社・従業員など、すべてのステークホルダーに対し、現在以上に価値ある企業・持続的に発展していく企業を目指すことを経営方針としている。 (2)経営戦略等 当社グループを取り巻く経営環境の変化を踏まえ、2028年度を最終年度とする経営三カ年計画「Fly to the Next 2028」を策定し、次の経営課題に対応している。 ①新たな収益の柱となる新規業務の稼働と、新規事業の開始に向けた準備の加速 2025年度に建設した常陸那珂事業所の天井クレーン付き倉庫は、満床での稼働となった。今後もお得意さまのニーズに確実におこたえできるよう新規業務の稼働を進めている。また、カーボンニュートラル社会の実現に向け、先進的CCS事業(二酸化炭素の分離回収・輸送・貯留)の液化二酸化炭素の港湾出荷基地の整備、稼働に向けて準備を加速している。 ②独自性を発揮した事業の継続・深化と、積極的な投資による継続的な成長、及び安定した利益の確保 川崎支店のプライベートバース(自社埠頭)や、危険品、青果物、穀物サイロ、野積みなどの独自性を発揮した倉庫の業務について、さらなる深化を追求し、継続的な成長と安定した利益を確保していく。 ③国際物流事業のネットワークの拡大 当社グループは、2024年度よりカザフスタン共和国に進出し、2026年4月には倉庫を増築した。お得意さまの多種多様なニーズに対して積極的に投資を行うほか、最適な物流提案を通じて取扱数量の増加を図り、欧米・東南アジア及び中央アジア諸国を中心とした国際物流事業の拡大に取り組んでいる。 ④連結営業収益400億円の達成 国際物流部門の地政学リスクが見通せないことや、2027年度からの新リース会計基準の適用などの状況の変化はあるものの、連結営業収益400億円の達成に向け、新規営業の強化や既存顧客のニーズにおこたえして積極的な提案を行い、業務の受託を進めている。 ⑤施設・設備の計画的な修繕、更新、リニューアル 当社は、倉庫や荷役機器など多くの施設・設備を保有しており、長期間安定的に稼働させるために、安全かつ確実に更新する必要がある。環境及び災害対策を図りながら、計画的な更新を実施している。また、改修や建て替えの際は、収益性や安全性を高め、環境に配慮した施設・設備への更新を進めている。 ⑥EBITDA(営業利益+減価償却費)の増加 積極的な投資による継続的な成長及び安定した利益の確保を行いつつ、事業におけるキャッシュ創出力を向上させ、すべてのステークホルダーに対し、現在以上に価値ある企業として持続的に発展した姿を目指していく。 ⑦採用活動の強化、人材の育成 少子高齢化、仕事に対する価値観の変化などにより、人手不足の問題は年々深刻化している。人材の確保と定着率の維持向上、人材育成は重要な経営課題である。 インターンシップや会社見学、広報活動などの充実、中途採用を含めた通年採用の実施、ダイバーシティの促進などに取り組むことにより、人材の確保に努めている。また、ベースアップや昇格制度の明確化など人事・給与制度の各種見直し、休暇制度や福利厚生の充実を図り、働きがいや働きやすい職場環境の整備を進め、従業員の定着率向上を図っている。さらに、体系立てた研修などを実施するとともに、上司と部下、職場内でのコミュニケーションの促進を図り、人材育成体制を整備し、一人ひとりの能力と組織力の向上に取り組んでいる。 ⑧安全及び物流品質の向上 お得意さまにご満足いただけるより良いサービスを提供するため、安全・安心な職場環境を整備し、物流品質の向上を図ることは、重要な経営課題である。そのため、安全衛生と物流品質マネジメントを強化するため、安全・品質管理部を設置し、労働災害の防止やISO9001に基づく物流品質の向上に取り組んでいる。また、安全性向上や効率化に資する設備投資や安全教育の実施も積極的に推進している。 ⑨デジタル化及び新技術の活用による業務プロセスの改善、効率化の継続 これまで、配車システム、トラック予約受付システムの活用や貨物ピッキングシステム及び社内業務への新システムの導入などを行ってきた。今後も標準化、システム化、業務改革、AIを活用した営業推進、業務の効率化、システム企画などの本社機能の強化を行い、改革を促進していく。 ⑩財務の健全性の維持 当社の主たる事業の倉庫業、港湾運送業は、施設に多額の投資を必要とし、その回収は長期にわたる。これらの設備投資は長期的観点から計画的かつ持続的に実施する必要があるが、主に借入金にて賄っている。そのため、自己資本比率など、財務の健全性を維持し、より安定的な経営基盤を確保していく。 ⑪政策保有株式の縮減 政策保有株式の持ち合い解消、保有先の売却について、今後も資本収益性(ROE)や投資計画を見据え、引き続き鋭意交渉を進めていく。 (3)経営環境 日本経済及び物流業界を取り巻く環境は、米国の通商政策を巡る不透明感に加え、中東情勢の緊迫化やロシア・ウクライナ戦争の長期化、ホルムズ海峡封鎖などの地政学リスクが一層高まっており、これに伴う原料供給の停滞やサプライチェーンの混乱、為替変動、さらには賃金上昇による費用の増加など、依然として厳しい状況が続く見通しである。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、上記経営環境を踏まえつつ、経営戦略を推進するために、次の項目に着手している。 ①総務部、経理部、情報管理部、業務監査部、安全・品質管理部、広報部を統括する管理本部を設置し、管理機能を強化するとともに、コンプライアンス・リスクマネジメント態勢の整備、コーポレート・ガバナンスの強化、ESG経営を推進している。 ②カーボンニュートラル社会の実現に向け、「先進的CCS事業(二酸化炭素の分離回収・輸送・貯留)に係る設計作業等」に参画し、当社での液化二酸化炭素の港湾出荷基地の整備について、2025年4月に設置した川崎支店埠頭部CCS事業推進課で具体的な検討を推進している。 ③2023年8月に設立したカザフスタン共和国の現地法人で、中央アジア地域における新たな海外拠点の設置と物流ルートの開拓により、グローバルなサプライチェーンの安定化を図っている。 ④2023年4月に設置したデジタル推進部と情報管理部で、デジタル戦略とシステム開発を強化するとともに、サイバー攻撃や情報漏洩リスクへの対策などの強化を図っている。 ⑤経営三カ年計画期間において、総額235億円の関連投資を進める。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、経営三カ年計画では、最終年度である2029年3月期の連結業績目標を、営業収益400億円、営業利益16億円、親会社株主に帰属する当期純利益15億円、EBITDA(営業利益+減価償却費)47億円とした。
事業等のリスク3,010字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項については、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものである。 ① 事業環境の変動 当社グループは、総合物流企業集団として国内各地及びロシア、カザフスタン、タイ、中国に物流拠点を有し、多様な物流事業(倉庫業、港湾運送業、自動車運送業、国際物流事業、その他付帯事業等)を展開している。当社グループの事業は、国内外の経済・政治・社会情勢、公的規制の変化、環境規制の強化に伴う対応、IT技術等の進展による物流の変化、また、顧客の物流合理化に伴う競争の激化等が、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。現在、顧客ニーズに対応した物流提案を行うとともに、適時適切な設備投資を行い、また、IT技術の導入等を推進し、営業の拡大と経営基盤の強化を図っている。 ② 物流施設の災害による被災 当社グループの主たる事業においては、物流施設が重要な経営資源である。これらの施設は、国内各地及びロシア、カザフスタン、タイ、中国に立地している。これらの地域で地震や、台風・豪雨等による大規模災害が発生した場合は、当社グループの物流施設に甚大な被害が発生し、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。今後の大規模災害による施設被害に備えるため、計画的に老朽施設の更新投資や補強のための投資を行っている。また、緊急事態に備えた事業継続計画(BCP)を適宜見直すとともに、防災体制の強化、当社グループ関係者への防災教育・訓練を徹底している。近年、気候変動による大規模災害が激甚化しているため、気候変動に伴うリスク・機会を適切に分析、評価、管理するとともに、さらなる対応の強化等が必要となる可能性がある。 ③ 海外事業展開 当社は、連結子会社を通じて国際物流サービスを提供している。連結子会社のうち2社はロシアを拠点として、物流事業を行っている。ロシアによるウクライナ侵攻後、同国に対する経済制裁等が行われている。当社グループは、常に現地の状況を把握することができる体制を構築し、駐在員の安全に万全を期しているが、今後の情勢によっては現地法人の運営に大きな支障をきたす可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 ④ 資金調達及び金利変動 当社グループは、必要資金を主に金融機関からの借入れにより調達している。現在当社グループは、設備投資資金の調達や運転資金等の借換えに支障をきたす状況にはなく、借入金利も安定した状況にあるが、予想外の社会・経済変動により金融市場が逼迫し、資金の調達、金利面に急激な変化が生じた場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 ⑤ 株価の変動 当社グループの保有する市場価格のない株式等以外の株式は、当連結会計年度末現在、取得原価で25億9百万円、連結貸借対照表計上額(時価)で111億1千6百万円であり、評価差額は86億6百万円の評価益となっている。当該株式は、主に取引先との関係の維持・強化を目的として保有しているが、今後の経済情勢または発行会社の経営状態の急激な変動等による株価の大幅な下落が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 ⑥ 訴訟・係争等 当社グループは、法令遵守に努めながら事業活動を行っているが、事業活動に関して様々な形で訴訟等の対象となる可能性があり、その結果によっては当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。なお、当社は2022年3月28日付で損害賠償請求訴訟を提起され、2022年5月23日に訴状の送達を受けている。また、2024年6月10日付で、請求金額を51億5千7百万円(遅延損害金を除く)とする旨の拡張申立書が提出され、2024年8月26日に送達を受けた。当社としては事実関係の認識などに相違があるため、訴状の内容を精査のうえ、適切に対処していく。 ⑦ 情報システム障害等 当社グループは情報システム網を構築し、総合物流サービスを提供するとともに、業務の効率化や事故防止などを図っている。この情報システム網の安定性を確保するため、最新技術やデータバックアップ等の情報セキュリティ対策を導入し、情報セキュリティに関する社内体制の整備や従業員の教育に取り組んでいる。しかし、災害、事故、犯罪等によりシステム障害や情報漏洩が発生した場合には、社会的信用の低下等により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 ⑧ 固定資産の減損 当社グループは、建物及び土地をはじめとする多額の固定資産を保有しており、今後の経済変動等による固定資産の時価下落や資産グループの収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合には、減損損失を計上する。これにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 ⑨ 繰延税金資産 当社グループの当連結会計年度末における繰延税金資産の計上額は、評価性引当額(回収可能性がないと判断されたもの)を除き、7億9千1百万円である。今後、グループ各社の将来所得の発生見込額の減少等に伴い、多額の評価性引当額が発生する可能性がある。 ⑩ 退職給付債務 当社は、2007年4月から退職一時金の一部を確定拠出年金に移行したが、その他の退職給付債務については、割引率、昇給率等の見積り数値を用いて計算されており、その変動に伴い変動する。 また、当社グループは、退職給付信託を設定しており、その信託財産は、主に信託設定時に当社が拠出した株式により占められている。このため、想定外の株価変動により発生する数理計算上の差異の費用処理等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 ⑪ 投資の減損等 当社グループの保有する市場価格のない株式等の当連結会計年度末における連結貸借対照表計上額は、4億2千8百万円であり、これらは発行会社の財政状態の悪化による実質価値の著しい低下に伴い、減損処理の対象となる可能性がある。 また、当社グループの保有する非連結子会社及び関連会社株式の当連結会計年度末における連結貸借対照表計上額は7億4百万円である。これらの株式の帳簿価額は、当該子会社及び関連会社の経営成績または財政状態の悪化に伴い、減額の対象となる可能性がある。 ⑫ 人材の確保・育成等 当社グループは、最適な物流提案を行うと共に荷役等の総合物流サービスを提供している。総合物流サービスの提供を行うため、人材の確保と働きやすい職場環境の整備を進めて定着率向上を図っている。しかしながら、今後加速する労働力人口の減少、労働力確保の競争激化等で、十分な人材を確保することが困難な状況が発生した場合、当社グループの物流サービス提供に影響を及ぼす可能性がある。 なお、これらは当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性のある主なリスクを例示したものであり、これらに限定されるものではない。
経営成績の分析 (MD&A)8,017字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、米国の通商政策の動向や中東、ロシア・ウクライナ戦争などの地政学リスク、諸物価の高騰が継続していることにより、依然として先行き不透明な状況が続いた。 物流を取り巻く環境は、深刻な人手不足や輸送能力の不足、諸費用の高止まりなどにより、厳しい状況が続いた。 このような経営環境の中、当社グループでは、グループ各社の連携を一層強化し、営業の拡大、費用の削減、経営基盤の強化、社会的責任の向上に取り組んだ。また、諸費用の高騰に対応した適正な料金収受に努めた。 国内総合物流事業では、倉庫業、港湾運送業、その他の業務の取扱いが増加した。倉庫業では、農産品、合成樹脂などが増加したことにより、入出庫数量は前期を上回った。港湾運送業では、コンテナ、ばら積み貨物の取扱数量が増加した。自動車運送業では、一部の貨物の荷動きが低調に推移したことにより、取扱数量が減少した。 国際物流事業では、中央アジア向け輸送が増加したことなどが収益に大きく寄与した。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなった。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ50億2千1百万円増加し、560億1千1百万円となった。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ17億1百万円増加し、251億6千1百万円となった。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ33億2千万円増加し、308億5千万円となった。 b.経営成績 当連結会計年度の営業収益は380億7千9百万円(前期比29億7千8百万円、8.5%増収)、営業利益は15億1百万円(前期比3億4千5百万円、29.9%増益)、経常利益は19億4千3百万円(前期比5億5千8百万円、40.3%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億6千6百万円(前期比3億4千1百万円、30.4%増益)となった。 セグメントの経営成績は次のとおりである。 *以下の営業収益及び営業利益は、セグメント間の取引を含んでいる。 ○国内総合物流事業 国内総合物流事業の営業収益は328億9百万円(前期比4.9%増収)、営業利益は13億3千万円(前期比21.5%増益)となった。 ≪倉庫業≫ 倉庫業の営業収益は117億3千5百万円(前期比7.3%増収)となった。 入出庫数量は358万トン(前期328万トン)と前期を上回ったが、平均保管残高は28万トン(前期28万トン)と前期並みとなった。麦などの取扱いが減少したが、農産品、合成樹脂などの取扱いが増加した。 ≪港湾運送業≫ 港湾運送業の営業収益は85億9千7百万円(前期比4.3%増収)となった。 ばら積み貨物の取扱数量は511万トン(前期492万トン)となり、穀物などの取扱数量が増加した。また、コンテナの取扱数量が増加した。 ≪自動車運送業≫ 自動車運送業の営業収益は57億4千4百万円(前期比0.8%減収)となった。 飲料などの取扱数量が減少した。 ≪その他の業務≫ その他の業務の営業収益は67億3千2百万円(前期比6.8%増収)となった。 新規施設の本格稼働により物流関連施設の賃貸に伴う収入が増加した。 ○国際物流事業 国際物流事業の営業収益は56億1千6百万円(前期比33.4%増収)、営業利益は1億5千7百万円(前期比228.3%増益)となった。 中央アジア向け貨物の取扱いが増加した。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末より4億7千9百万円減少し、40億7百万円となった。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、営業利益が増益となったことやリース投資資産の減少などにより、前連結会計年度に比べ11億8百万円増加し、32億6千1百万円となった。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、35億1千2百万円の純支出となった。固定資産の取得による支出が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ12億9千2百万円純支出が増加した。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、2億4千4百万円の純支出となった。長期借入れによる収入が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ25億3千9百万円純支出が増加した。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは、役務の提供を主体とする総合物流業者であり、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難であるため、これに代えてセグメント別業務別の営業収益及び取扱数量を記載している。 a.セグメント別業務別営業収益 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) セグメント名   業務の名称   営業収益 金額(百万円)   前年対比(%) 国内総合物流事業   倉庫業   11,735   7.3 港湾運送業   8,597   4.3 自動車運送業   5,744   △0.8 その他の業務   6,732   6.8 計   32,809   4.9 国際物流事業   国際運送取扱業   5,616   33.4 合計   38,426   8.3 (注) 上記の金額には、セグメント間の取引が含まれている。 b.セグメント別業務別取扱数量 ○国内総合物流事業 1) 倉庫業 (イ)倉庫入出庫残高及び回転率 項目   期首残高   入庫   出庫   期末残高   回転率(%) 数量 (千トン)   数量 (千トン)   数量 (千トン)   数量 (千トン)   数量 倉庫   前連結会計年度   276   1,529   1,550   256   49.9 (2024年4月1日~ 2025年3月31日) 当連結会計年度   256   1,712   1,687   281   52.3 (2025年4月1日~ 2026年3月31日) サイロ   前連結会計年度   5   111   98   19   27.6 (2024年4月1日~ 2025年3月31日) 当連結会計年度   19   88   101   5   45.4 (2025年4月1日~ 2026年3月31日) (注) 貨物回転率は貨物荷動きの状況を示すものであって、下記の算式によって算定される。 回転率=   年間入出庫高   ×100 前月末残高及び当月末残高の年間累計 (ロ)倉庫品目別保管残高 品目   前連結会計年度 (2025年3月31日現在)   当連結会計年度 (2026年3月31日現在) 保管数量   保管数量 千トン   比率(%)   千トン   比率(%) 倉庫 農水産品   58   22.8   69   24.9 金属   12   4.9   15   5.4 金属製品・機械   7   3.1   7   2.5 窯業品   1   0.6   1   0.4 その他の化学工業品   70   27.4   82   29.2 紙・パルプ   24   9.6   25   9.0 食料工業品   18   7.2   20   7.4 雑工業品   0   0.4   1   0.4 雑品   61   24.0   58   20.8 計   256   100.0   281   100.0 サイロ 農水産品   16   85.2   2   50.7 雑品   2   14.8   2   49.3 計   19   100.0   5   100.0 2) 港湾運送業 (イ)一般貨物 作業別   前連結会計年度 (2024年4月1日~2025年3月31日)   当連結会計年度 (2025年4月1日~2026年3月31日) 搬入 本船揚(千トン)   1,630   1,534 艀揚(千トン)   -   3 車卸(千トン)   53   42 計(千トン)   1,684   1,580 搬出 本船積(千トン)   942   963 艀積(千トン)   19   15 車積(千トン)   637   588 計(千トン)   1,599   1,567 搬入、搬出を伴わない作業(千トン)   3,404   3,801 合計(千トン)   6,688   6,949 (ロ)コンテナ 作業別   前連結会計年度 (2024年4月1日~2025年3月31日)   当連結会計年度 (2025年4月1日~2026年3月31日) 取扱数量(TEU)   189,658   205,754 (注) TEU:20フィートコンテナ換算 3) 自動車運送業 扱別   前連結会計年度 (2024年4月1日~2025年3月31日)   当連結会計年度 (2025年4月1日~2026年3月31日) 輸送数量(千トン)   1,665   1,652 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものである。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ50億2千1百万円増加し、560億1千1百万円となった。株価上昇に伴う投資有価証券の増加などにより、固定資産が前連結会計年度末に比べ52億5千2百万円増加した。 (負債) 負債は、前連結会計年度末に比べ17億1百万円増加し、251億6千1百万円となった。借入金が長期短期合わせて6億9千9百万円増加したほか、繰延税金負債も増加した。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べ33億2千万円増加し、308億5千万円となった。利益剰余金やその他有価証券評価差額金が増加した。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.1ポイント上昇し、54.7%となった。 2)経営成績の分析 (イ) 営業収益 当連結会計年度における営業収益は、380億7千9百万円(前期比29億7千8百万円増収)となった。なお、セグメント別営業収益の概要については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載している。 (ロ) 営業原価 当連結会計年度における営業原価は、341億5百万円(前期比25億4千8百万円増加)となった。この結果、営業原価の営業収益に対する比率は89.6%となり、前連結会計年度の89.9%と比較して0.3ポイント低下した。 (ハ) 販売費及び一般管理費 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、24億7千2百万円(前期比8千4百万円増加)となった。 (ニ) 営業外損益 当連結会計年度における営業外収益は、6億9千4百万円(前期比2億4千7百万円増加)となった。 営業外費用は2億5千3百万円(前期比3千4百万円増加)となった。 金融収支は1億9百万円の黒字(前期比8百万円増加)となった。 (ホ) 特別損益 当連結会計年度における特別利益は、投資有価証券売却益3億1千2百万円、固定資産売却益1千万円を計上した。一方、特別損失は、固定資産除却損1億2百万円を計上した。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、経営三カ年計画として2024年3月期から2026年3月期までの3年間の経営三カ年計画を策定し、最終年度である2026年3月期連結業績目標を営業収益400億円、営業利益15億円、親会社株主に帰属する当期純利益10億円としている。 当連結会計年度における日本経済は、米国の通商政策の動向や中東、ロシア・ウクライナ戦争などの地政学リスク、諸物価の高騰が継続していることにより、依然として先行き不透明な状況が続いた。 物流を取り巻く環境は、深刻な人手不足や輸送能力の不足、諸費用の高止まりなどにより、厳しい状況が続いた。 このような経営環境の中、当社グループは、グループ各社の連携を一層強化し、営業の拡大、費用の削減、経営基盤の強化、社会的責任の向上に取り組んだ。 その結果、当連結会計年度は経営三カ年計画策定時掲げた最終年度連結業績の目標に対し、営業収益95.2%、営業利益100.1%、親会社株主に帰属する当期純利益146.7%の達成率となった。 なお、各科目の増減に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載している。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、営業利益が増益になったことやリース投資資産の減少などにより、前連結会計年度に比べ11億8百万円増加し、32億6千1百万円となった。 なお、当連結会計年度における投資活動・財務活動によるキャッシュ・フローの概要については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載している。 b.資本の財源及び資金の流動性 1)資本構成 当社グループの当連結会計年度末における資本構成は、その他の包括利益累計額を含めた自己資本が306億4千万円(前連結会計年度末対比32億8千9百万円増加)で総資産に対する比率は54.7%、借入金が166億7千2百万円(前連結会計年度末対比6億9千9百万円増加)で同29.8%となっており、前連結会計年度末と比較して自己資本比率が1.1ポイント上昇し、借入金の比率は1.5ポイント低下している。自己資本比率の上昇は、自己資本の増加率が総資産の増加率を上回ったことによるものである。また、総資産借入金比率の低下は、借入金の増加率が総資産の増加率を下回ったことによるものである。 2)資金の流動性 当社グループの当連結会計年度末における流動比率は93.8%で、前連結会計年度末における93.0%と比べ0.8ポイント上昇した。 当連結会計年度の売上債権の平均滞留期間は1.2ヶ月で前連結会計年度とおおむね変わりなく、回収は順調であった。 3)財政政策 当社グループは現在、運転資金及び設備資金を内部資金及び借入により調達している。運転資金の借入については、当社が一括して金融機関等から短期借入により調達し、関係会社の資金需要に応じて貸し付ける方法をとっている。設備資金については、金融収支の安定性を重視し、金融機関から長期固定金利の借入により調達している。 なお、経営三カ年計画(2026年度~2028年度)期間において投資する約235億円は、自己資金及び金融機関からの借入金にて調達する方針である。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されている。 連結財務諸表の作成にあたり、期末時点の状況をもとに、種々の見積りと仮定を行っているが、それらは連結財務諸表、偶発債務に影響を及ぼしている。連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる項目・事象は以下のとおりである。 a.投資の減損 当社グループは、長期的な資金の運用または長期的な取引関係の維持等のために、金融機関を含む取引先の株式等に対する投資を行っている。これらの投資には市場価格のない株式等以外の価格変動性の高い上場会社の株式と、市場価格のない非上場会社の株式等が含まれており、当社グループはこれらの株式等の投資価値の低下が一時的でないものと判断した場合に減損処理を行うこととしている。当連結会計年度において計上した減損処理額はなく、当連結会計年度末において保有する上場会社の株式に係る未実現損失はない。 b.固定資産の減価償却等 当社グループの主な事業である埠頭業・倉庫業は施設に多額の投資を行う必要があり、有形固定資産及び無形固定資産の当連結会計年度末における帳簿価額は305億2千3百万円で総資産額の54.5%、営業収益の額の80.2%に相当している。当社グループは、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに2016年4月1日以降取得した建物附属設備及び構築物を除く有形固定資産の減価償却方法について定率法を採用し、投資資金の早期回収を図っている。当連結会計年度における減価償却費の計上額は21億5千8百万円であり、これは減価償却の対象となる固定資産の当連結会計年度末における帳簿価額の10.5%に相当している。 c.退職給付に係る会計処理 当社グループは、退職給付費用及び債務の計算の前提となる割引率を、退職給付の支払見込期間を反映したAA格以上の普通社債の連結会計年度末における市場利回りを勘案して設定している。 当社グループの数理計算上の差異の主な発生原因は、退職給付信託の設定に伴い当社が拠出した株式の想定外の価格変動及び割引率の変更によるものであり、その処理方法は発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(14年)による定額法によっている。当連結会計年度末における数理計算上の差異の未認識額は17億8千1百万円(貸方残高)である。 制度移行に伴う過去勤務費用の処理方法は、数理計算上の差異の処理方法に準じて、発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(14年)による定額法によることとしている。当連結会計年度末における過去勤務費用の未認識額はない。 d.繰延税金資産 当社グループの税効果会計の適用に際しては、グループ各社の所得の過去の発生状況及び将来の発生見込に基づくスケジューリングの結果等を勘案して繰延税金資産の回収可能性の判定を行っている。当社グループにおいては、スケジューリング不能のもの、所得の発生見込みに不確実性の存する一部の連結子会社に係るもの等を除き回収可能であると判断している。 また、グループ通算制度を採用しており、これに沿った会計処理を行っている。 e.偶発債務 (当社川崎支店の火災について) 当社川崎支店において、2019年4月16日にベルトコンベアから火災事故が発生し、近隣の施設に延焼した。 これに対し、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)6 偶発債務」に記載のとおり、延焼した施設で発電事業を行っている株式会社京浜バイオマスパワー、また発電施設の所有者である出光興産株式会社より2022年3月28日付にて、当社に対する損害賠償請求訴訟が提起され、2022年5月23日に訴状の送達を受けた。 訴訟の推移によっては、将来金銭的負担が生じる可能性があるが、現時点では連結財務諸表に与える影響を合理的に見積もることは困難な状況である。 なお、今後の訴訟の推移によっては、引当金を計上するなどの可能性がある。

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開示資料

出典

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