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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

東海運

Azuma Shipping Co.,Ltd.9380 · Standard · 倉庫・運輸関連業

太平洋セメントグループと連携し、物流・海運を柱に据える総合物流企業。

概要

東海運は、1917年に山下汽船の東京湾回漕業として創業した総合物流企業である。港湾運送、海上輸送、倉庫、国際複合一貫輸送、不動産賃貸に加え、植物工場による農業事業まで手掛ける。東証スタンダード市場に上場し、2026年3月期の連結営業収益は401億円、従業員は753名。本社は東京都中央区晴海に置く。

物流事業:港湾・国際複合一貫・倉庫・陸運の総合サービス

物流事業は東海運グループの最大セグメントであり、2026年3月期の営業収益は299億7千7百万円と全体の約75%を占める。同事業は港湾運送、国際複合一貫輸送、倉庫関連、建材等輸送の4分野で構成される。港湾運送では東京港などでのコンテナ取扱いが主力であり、国際事業ではタイ、オランダ、中国、モンゴルなどの現地法人を通じたフォワーディング業務を展開する。倉庫関連では2024年に稼働した横浜港流通センターや危険物マルチワークステーションが収益を押し上げた。建材等輸送ではセメントやフェリー輸送のほか、離島の大規模工事に伴う島内拠点間輸送も行う。

海運事業:セメント専用船を軸に内航・外航を展開

海運事業はセメント専用船による太平洋セメント向け製品輸送が中核であり、2026年3月期の営業収益は91億3千2百万円。連結子会社のイースタンマリンシステム、豊前久保田海運、パナマのAZM MARINEが運航を担う。2025年7月から2026年2月にかけて新たに4隻のセメント船が稼働し、輸送能力を強化した。一般貨物船では石膏、石灰石、石炭灰などの内航輸送に加え、外航輸送も手掛ける。同事業のセグメント利益は4億8千1百万円と前年比でやや減益となったが、これは土壌輸送の減少などによる。

不動産事業とその他事業:安定収益と農業への挑戦

不動産事業は自社所有の土地・建物の賃貸を主とし、2026年3月期の営業収益は7億7千7百万円、セグメント利益は6億3千2百万円と高い利益率を示す。新規賃貸契約の締結や物流事業とのシナジー効果を狙った取り組みが進む。その他事業は植物工場「AZUMA FARM三重」でのミニトマト生産・販売であり、出荷量増加と販売単価底上げにより収益は改善した。ただし人件費増加や栽培設備投資の影響もあり、同事業はセグメント利益を開示していないが、全体の経常利益9億8千1百万円の一部を構成する。

グループ構成:13子会社と3関連会社でネットワークを構築

東海運グループは当社のほか、連結子会社13社、持分法適用関連会社3社で構成される。物流事業の主要子会社として近畿港運、アヅマ・ロジテック、関東エアーカーゴ、タンデム・ジャパン、東華貨運代理(青島)などがあり、タイやオランダの現地法人も含む。海運事業ではイースタンマリンシステム、豊前久保田海運、AZM MARINE、東成マリンが主要子会社である。東成マリンは2022年に設立され、旅客船配乗業務に参入した。持分法適用関連会社には原田荷役やTANDEM SMART GLOBAL LOGISTICS B.V.などが含まれ、広範な物流ネットワークを形成する。

業界の中での役割は港湾物流・内航海運プロバイダー(セメント輸送に強み)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
401億円
営業利益
9億円
営業利益率
2.2%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
物流事業300億円74.6%18億円6.0%
海運事業91億円22.6%5億円5.5%
不動産事業8億円2.0%6億円75.0%
その他 事業3億円0.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流主力

港湾における輸出入貨物の荷役、倉庫での保管、通関手続、国際複合一貫輸送、トラック・コンテナ・カーフェリー輸送、引越、工場構内物流など、幅広い陸上物流サービスを提供する。

主要顧客太平洋セメント株式会社

主な製品・サービス3
港湾運送サービス
輸出入貨物の荷役、通関、倉庫保管などを一貫して行う港湾物流サービス。
陸上運送サービス
一般貨物自動車、トレーラー、バラセメント車等による貨物運送、コンテナ輸送、カーフェリー輸送などの陸上輸送サービス。
国際複合一貫輸送サービス
輸出入貨物の国際的な複合一貫輸送の取扱業務。

02海運準主力

セメント専用船を用いた太平洋セメント向け製品輸送のほか、一般貨物船による石膏、石灰石、石炭灰などの内航・外航輸送を行う。

主要顧客太平洋セメント株式会社

主な製品・サービス2
セメント専用船輸送
セメントを専用船で輸送する海運サービスで、グループの主力輸送を担う。
一般貨物船輸送
石膏、石灰石、石炭灰等を内航・外航で輸送する海運サービス。

03不動産副次

不動産の賃貸業務を行い、安定収益を確保する。

04その他その他

農産物の生産管理及び販売業務を行う。

製品と技術

セメント専用船による太平洋セメント向け製品輸送

海運事業の根幹をなすのがセメント専用船による太平洋セメント株式会社の製品輸送である。1952年に汽船龍洋丸を購入し同社の海上輸送を始めて以来、70年以上にわたり継続している。現在は連結子会社のイースタンマリンシステム、豊前久保田海運、パナマのAZM MARINEが運航を担い、2025年7月から2026年2月にかけて新造の4隻が順次就航した。これにより輸送能力が増強され、国内のセメント需要に安定的に対応している。船舶は内航のほか外航にも従事し、石膏や石灰石などの粉体貨物も扱う。

危険物マルチワークステーション:特殊貨物の総合処理拠点

2019年4月に福岡県朝倉市で稼働を開始した危険物マルチワークステーションは、危険物や特殊貨物の保管・仕分け・輸送を一貫して行う施設である。AEO制度の特定保税承認者としての体制を活用し、化学製品や工業原料など厳格な管理が必要な貨物を取り扱う。同施設は2024年に本格稼働し、物流事業の収益改善に寄与した。危険物の取扱いに特化したマルチワークステーションは物流業界でも数少なく、差別化されたサービスとして顧客から評価を受けている。

フレキシタンク液体輸送サービス:2021年に参入

2021年12月、東海運はフレキシタンクを使用した液体輸送サービスに新規参入した。フレキシタンクはコンテナ内部に装着する大型のビニール袋で、タンクコンテナを使わずに液体貨物を輸送できる。これにより、従来はドラム缶やタンクローリーで運ばれていた化学薬品や食用油などの液体を、汎用コンテナで効率的に運搬することが可能となった。2026年3月期の国際貨物取扱業務では取扱量が大幅に減少したと報告されているが、液体輸送という新たなサービスの選択肢としてラインナップされている。

植物工場AZUMA FARM三重:ミニトマト生産による農業事業

2012年8月、三重県津市に建設されたAZUMA FARM三重は、ミニトマトの生産を目的とした植物工場である。2017年8月には施設を拡張し、本格的な商業生産を開始した。完全人工光型の植物工場で、年間を通じて安定した品質のミニトマトを供給する。その他事業に位置づけられ、東海地方を中心に出荷量の増加と販売単価の改善が進んでいる。2026年3月期には、出荷形態の変更に伴う人件費増加や栽培設備投資の影響はあるものの、収益は全体の経常利益に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

国内物流で中堅・港湾サービスに特化

同社は倉庫・運輸関連業に属し、港湾運送や物流サービスを提供している。売上高は2025年3月期に394億円とほぼ横ばいで、営業利益率は1.78%と低水準。2026年3月期には売上高401億円、営業利益率2.24%と緩やかな改善が見込まれる。同業の三菱倉庫や三井倉庫ホールディングスなど大手は規模が大きく、規模の経済で優位に立つ。同社は中堅として港湾サービスに特化し、地域密着型の事業を展開しているが、収益性の低さが課題。効率化と高付加価値サービスへの転換が求められる。

強み

  • 港湾運送に特化したノウハウを持ち、地域の物流に不可欠な存在。
  • 地元企業との長期取引関係を築き、安定した需要を確保。
  • 売上高が安定しており、景気変動の影響を受けにくい面がある。
  • 港湾設備や倉庫への投資を進め、サービスの質を向上させている。

課題

  • 営業利益率が低く、コスト削減や採算性の改善が急務。
  • 三菱倉庫などの大手に比べ、規模やネットワークで劣る。
  • 物流規制や港湾労働の変化により、事業環境が変わる可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

倉庫・運輸関連業の時価総額近傍。太字が東海運

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19367大東港運195億円20.6倍
29312ケイヒン186億円7.3倍
39307杉村倉庫162億円16.7倍
49306東陽倉庫158億円9.1倍
59351東洋埠頭150億円9.6倍
69380東海運126億円16.8倍
79325ファイズホールディングス116億円11.3倍
89311アサガミ110億円6.1倍
99193東京汽船88億円1.7倍
109313丸八倉庫76億円14.8倍
119366サンリツ67億円9.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

山下汽船の回漕業として1917年に創業

東海運の歴史は1917年12月に始まる。当時、山下汽船株式会社の東京湾における専属回漕業(はしけによる貨物運送)を開始したことが創業の原点である。創業後も港湾運送を基盤に事業を拡大し、1951年には港湾運送事業法の施行に伴い、京浜港・横須賀港・門司港・八幡港・徳山港・津久見港の6港で事業登録を行った。1952年8月には汽船龍洋丸を購入し、小野田セメント(現・太平洋セメント)の海上輸送業務を開始。これが後のセメント輸送事業の礎となった。

港湾法対応と倉庫・通関業への進出(1950~1960年代)

1955年、原田荷役を設立し東京港の沿岸作業を委託したことで、荷役部門の分業化を進めた。1962年5月には倉庫業の認可を取得し、倉庫事業に参入。同年12月の港湾運送事業法改正により免許制へ移行したが、既存の6港での事業基盤は維持された。1969年2月には睦海運と中央運輸の2社を吸収合併し、内航運送の体制を強化。同年9月に内航運送業(第1号業者)許可、1970年4月に通関業許可を取得し、物流関連の主要な事業資格を一通り確保した。

セメント輸送の競争力強化と海外展開(1980~1990年代)

1988年10月、セメント海上輸送の競争力強化を目的にイースタンマリンシステムを設立。1989年5月には阪神地区への進出を図り、近畿港運の株式を取得した。1991年6月、国際複合一貫輸送の東南アジア拠点としてタイにSIAM AZUMA MULTI-TRANSを設立。1993年2月には京浜地区の陸上輸送拡大のため株式会社トーユー(現アヅマ・ロジテック)を設立した。1999年9月には産業廃棄物収集運搬業許可を取得し、事業領域を拡大。2000年11月にはセメントの海外輸送を目的にパナマにAZM MARINEを設立し、外航事業の足がかりを築いた。

株式上場と国際ネットワークの構築(2000年代)

2006年3月、東海運は東京証券取引所市場第二部に株式を上場。2007年3月には市場第一部銘柄に指定された。同年3月、国際複合一貫輸送の拡充を目的にNVOCCネットワーク「TANDEM GLOBAL LOGISTICS」を構築。4月にはCIS地域進出のためモスクワに現地法人、オランダにもTANDEM GLOBAL LOGISTICS (NL) B.V.を設立した。2008年12月には関東エアーカーゴの株式を取得し航空貨物事業に参入。2010年6月にはKSAインターナショナルとの共同出資でタンデム・ジャパンを設立し、国際物流の体制を整えた。

多角化の推進と創立100周年(2010年代)

2011年、モンゴルと中国青島に現地法人を設立し、北東アジアの事業基盤を拡大。2012年4月には株式会社トーユーがアヅマ・ロジテックに商号を変更した。同年8月、新規事業としてミニトマトの植物工場「AZUMA FARM三重」を建設し、農業分野に進出。2014年にはAEO制度の特定保税承認者、2016年には認定通関業者の認定を取得した。2017年8月には植物工場を拡張し本格稼働、同年12月に創立100周年を迎えた。2019年4月には危険物マルチワークステーションを稼働開始し、特殊貨物の取扱い能力を高めた。

新規事業への挑戦とスタンダード市場移行(2020年代)

2021年12月、フレキシタンクを使用した液体輸送サービスに参入し、物流サービスの多様化を進めた。2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場へ移行。同年8月、旅客船配乗業務に参入するため東成マリンを設立した。2024年1月にはオランダの現地法人がTANDEM SMART GLOBAL LOGISTICS B.V.に商号を変更し、国際ブランドを刷新。2025年度以降、セメント専用船の新造投入や危険物マルチワークステーションの本格稼働が収益に寄与し、2026年3月期の連結営業収益は401億円に達した。

年表40件を開く

1910年代

  • 1917年12月創業東 海運株式会社創立 山下汽船株式会社の東京湾における専属回漕業を開始

1950年代

  • 1951年8月港湾運送事業法の施行(同年5月)により、京浜港・横須賀港・門司港・八幡港・徳山港・津久見港の6港 にて事業登録(1962年12月 港湾運送事業法の改定により免許制へ移行)
  • 1952年8月汽船龍洋丸を購入、小野田セメント株式会社(現・太平洋セメント株式会社)の海上輸送業務を開始
  • 1955年11月創業原田荷役株式会社(現・持分法適用関連会社)を設立し、東京港の沿岸作業部門を全面委託

1960年代

  • 1962年5月倉庫業認可
  • 1969年2月M&A睦海運株式会社、中央運輸株式会社の二社を吸収合併
  • 1969年9月内航運送業(第1号業者)許可

1970年代

  • 1970年4月通関業許可
  • 1973年5月内航船舶貸渡業許可

1980年代

  • 1988年10月セメント海上輸送の競争力強化のため、イースタンマリンシステム株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 1989年5月阪神地区の港湾運送事業の基盤強化を目的に、近畿港運株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

1990年代

  • 1991年6月国際複合一貫輸送事業の東南アジアにおける中核拠点とするため、タイにSIAM AZUMA MULTI-TRANS CO.,LTD.(現・持分法適用非連結子会社)を設立
  • 1993年2月京浜地区における陸上輸送の拡大を図るため、株式会社トーユー(現・アヅマ・ロジテック株式会社 現・連結子会社)を設立
  • 1994年4月海運事業部を設置
  • 1999年9月産業廃棄物収集運搬業許可

2000年代

  • 2000年4月京浜事業部を設置
  • 2000年11月セメントの海外輸送を目的に、パナマに現地法人AZM MARINE S.A.(現・連結子会社)を設立
  • 2003年7月関東事業部、中部・関西事業部(現・中部事業部)、九州事業部、東京陸運事業部を設置
  • 2006年1月M&A営業基盤の強化を目的に、豊前開発株式会社と久保田海運有限会社を合併し、豊前久保田海運株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2006年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2007年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2007年3月国際複合一貫輸送の拡充・拡大を図るため、NVOCC業務の新ネットワーク、TANDEM GLOBAL LOGISTICSを構築
  • 2007年4月創業CIS地域の商権拡大を目的に、モスクワに現地法人AZUMA CIS LLCを設立
  • 2007年4月創業NVOCCネットワークを強化し、国際複合一貫輸送の拡充・拡大を図るため、オランダに現地法人TANDEM GLOBAL LOGISTICS (NL) B.V. (現・TANDEM SMART GLOBAL LOGISTICS B.V. 現・持分法適用関連会社)を共同出資により設立
  • 2007年5月タイにおける陸運事業を強化するため、SIAM AZUMA MULTI-TRANS CO.,LTD.の陸運部門を分離・独立させ、AZUMA TRANSPORT SERVICES (Thailand) CO.,LTD. (現・持分法適用非連結子会社)を設立
  • 2008年12月国内物流事業の強化・拡大を目的に、関東エアーカーゴ株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

2010年代

  • 2010年6月日本におけるタンデム事業のより一層の拡充・拡大並びに航空貨物事業に対する需要への対応を図るため、株式会社KSAインターナショナルとの共同出資により、タンデム・ジャパン株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2011年10月創業モンゴルでの事業展開の拡大を図るため、AZUMA SHIPPING MONGOLIA LLCを設立
  • 2011年10月中国華北地区における新たな営業拠点を確保し、また、新規事業の一環として、中国国内の各種物流事業への展開を促進するため、青島に現地法人東華貨運代理(青島)有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2012年4月株式会社トーユーがアヅマ・ロジテック株式会社に商号を変更
  • 2012年8月アグリ事業検証のため、ミニトマトの植物工場であるAZUMA FARM三重を三重県津市に建設
  • 2014年3月AEO制度における「特定保税承認者」承認取得
  • 2016年5月AEO制度における「認定通関業者」認定取得
  • 2017年8月AZUMA FARM三重の施設を拡張し、新規事業として本格稼働
  • 2017年12月創業創立100周年
  • 2019年4月危険物マルチワークステーションを建設し、稼働開始

2020年代

  • 2021年12月フレキシタンクを使用した液体輸送サービスに参入
  • 2022年4月東京証券取引所市場再編に伴い、「スタンダード市場」へ移行
  • 2022年8月旅客船配乗業務に参入することを目的に、東成マリン株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2024年1月TANDEM GLOBAL LOGISTICS (NL) B.V.がTANDEM SMART GLOBAL LOGISTICS B.V.に商号を変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業収益2027年3月期まで440億円
  • 連結経常利益2027年3月期まで11億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の深化と収益基盤の維持

    倉庫・フォワーディング・輸出入通関・海外を拡大事業、海運・コンテナターミナル・不動産を基盤事業と位置づけ、既存領域を深化させるとともに収益基盤を維持する。陸運・アグリ等は最適化・不採算事業の改善を進める。

  2. 02

    営業部門の増強とICT戦略の推進

    営業部門を増強し、ICT戦略を推進することで業務効率化とサービス品質向上を図り、競争力を高める。

  3. 03

    組織力強化と人的資本経営の推進

    組織力を強化し、人的資本経営を推進する。多様な人材の活躍と働きやすい環境を整備し、従業員エンゲージメント向上を目指す。

  4. 04

    資本コストを意識した経営の実現

    資本コストや株価を意識した経営を実践し、成長投資と株主還元のバランスを取りながら企業価値向上を図る。

  5. 05

    ESG経営の推進とガバナンス強化

    マテリアリティ(人的資本・脱炭素・サーキュラーエコノミー・海の清掃・地域貢献)への取組を進め、コンプライアンス徹底とリスクマネジメント強化により持続可能な社会に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で753人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は666万円で、9期前と比べて+7.2%平均年齢は47.2歳、平均勤続年数は13.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月780
2018年3月792
2019年3月62245.713.1796
2020年3月61945.612.9793
2021年3月62145.112.9785
2022年3月61646.213.1797
2023年3月61746.113.4832
2024年3月63546.513.6824
2025年3月64646.813.776292
2026年3月66647.213.7753120

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率28.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)43.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 10 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
横浜港流通センター(神奈川県横浜市 中区) (注)83,885百万円
物流事業
豊前久保田海運㈱ — 福岡県北九州市3,569百万円
海運事業
香椎流通センター — 福岡県福岡市東区1,976百万円
物流事業
危険物マルチワークステーション・朝倉サイト — 福岡県朝倉市1,653百万円
物流事業
太田流通センター(群馬県太田市) (注)61,584百万円
物流事業
大黒町事業所(神奈川県横浜市 鶴見区) (注)41,307百万円
不動産事業
危険物マルチワークステーション・新門司サイト — 福岡県北九州市 門司区1,215百万円
物流事業
門司 コンテナセンター — 福岡県北九州市 門司区1,106百万円
物流事業
大阪堺市土地(大阪府堺市) (注)9972百万円
不動産事業
弥富 バンニングセンター — 愛知県弥富市700百万円
物流事業
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    近畿港運株式会社
    大阪府 大阪市 港区
    議決権96.7%
  • 国内
    イースタンマリンシステム 株式会社
    大分県 大分市
    議決権100.0%
  • 国内
    豊前久保田海運株式会社
    福岡県 北九州市 門司区
    議決権100.0%
  • 国内
    アヅマ・ロジテック株式会社
    東京都 江東区
    議決権100.0%
  • 海外
    AZM MARINE S.A.
    PANAMA CITY
    議決権100.0%
  • 国内
    関東エアーカーゴ株式会社(注)2
    埼玉県 さいたま市 桜区
    議決権100.0%
  • 国内
    タンデム・ジャパン株式会社
    神奈川県 横浜市 中区
    議決権51.0%
  • 国内
    東華貨運代理(青島)有限公司
    中華人民共和国青島市
    議決権100.0%
  • 国内
    東成マリン株式会社
    東京都 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    原田荷役株式会社
    東京都 港区
    議決権40.0%
  • 海外
    TANDEM SMART GLOBAL LOGISTICS B.V.
    THE NETHERLANDS ROTTERDAM
    議決権33.0%
  • 国内
    太平洋セメント株式会社
    東京都 文京区
    議決権39.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    在ロシア5公館向けプリンタ等の輸送業務
    外務省 · 2024-10-25
    351万円
  • 調達
    領事業務情報システム(統合プラットフォーム更改に係る在ロシア5公館向け拠点機器の梱包・輸送業務)
    外務省 · 2025-07-22
    283万円
  • 補助金
    令和5年度AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)
    経済産業省 · 2023-09-21
    204万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は401億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.8%、利益が+28.6%。

売上高
+1.8%
401億円
営業利益
+28.6%
9億円
純利益
+16.7%
7億円
営業利益率
2.2%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高424億円401億円
営業利益11億円9億円
純利益8億円7億円
1株あたり配当¥9¥9

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は108億円、営業利益は4億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q4090
2019年4Q420−1
2020年4Q4200
2021年4Q3900
2022年4Q3960
2023年4Q415−4
2024年4Q3971
2025年4Q39441.04
2026年4Q40171.75
2027年1Q10843.74

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は394億円から401億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.2%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月39474
2014年3月41094
2015年3月411107
2016年3月38888
創立100周年
2017年3月38185
2018年3月40985
2019年3月42073
2020年3月42053
2021年3月39074
旅客船配乗業務に参入することを目的に、東成マリン株式会社(現・連結子会社)を設立
2022年3月39696
2023年3月41592
2024年3月39723
2025年3月394771.86
2026年3月4019102.27

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高401億円のうち、営業利益として残るのは9億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金89.3%358億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.5%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比3.1pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.2pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.9pt
4.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが21億円、投資CFが−34億円で、差し引きのフリーCFは−13億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は58億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月14−5−10926
2014年3月18−12−2629
2015年3月13−3−101030
2016年3月12−5−3733
2017年3月15−2−71340
2018年3月15−1−141440
2019年3月15−9−12634
2020年3月19−8−91137
2021年3月445−354951
2022年3月22−6−121655
2023年3月17−4−51363
2024年3月8−9−2−161
2025年3月30−4410−1457
2026年3月21−3414−1358

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は441億円。このうち返さなくてよい自己資本が186億円で、自己資本比率は41.9%(業種中央値56.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月33712721037.3
2014年3月34513121437.5
2015年3月36113922238.0
2016年3月34814320540.9
2017年3月35815020841.5
2018年3月36315221141.8
2019年3月35815120742.0
2020年3月36015021041.5
2021年3月36015520542.8
2022年3月37416121343.0
2023年3月37516321243.2
2024年3月38717021743.5
2025年3月41217623642.4
2026年3月44118625541.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
58億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
131億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
255億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率31社中18位あたり、逆に低いのは自己資本比率31社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.0%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.9%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.8%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥437で、1年前と比べて+32.8%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥437+0.0%1ヶ月+5.3%1年+32.8%時価総額126億円
過去52週の値幅
安値¥331高値¥443

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.8倍
PER (会社予想)15.1倍
PBR0.65倍
配当利回り2.06%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月初めに408円から上昇し、7月6日に422円、7月7日に425円の高値をつけた。以降は緩やかに推移し、8月12日に107,900株の出来高を伴って433円まで急伸。8月13日は431円。25日移動平均線417.32円、75日線408.19円、200日線398.14円を全て上回り、強い上昇トレンド。52週高値443円に接近(2.7%下)、52週安値327円からは31.8%上昇。RSIは65.12と強気圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER 16.59倍(予想14.9倍)は同業界平均13.75倍を上回るが、PBR 0.6482倍は平均0.9805倍を下回り、株価は資産価値に対して割安。ROE 4%は低いが、PBR 1倍未満は過小評価の可能性。配当利回り2.09%は平均2.94%を下回り、配当性向37%と余裕がある。売上高は横ばい、営業利益率は2026/3期に2.24%と微増。割安ながら収益性が低く、配当利回りも平均以下。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.8倍13.9倍
PER (予想)15.1倍
PBR0.65倍0.98倍
ROE4.0%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、国内内航海運の需給バランスと運賃改定の浸透度。強気派は、競合他社の減少と老朽船のスクラップによる供給制約で運賃が上昇し、収益改善が続くと見る。弱気派は、荷動きの低迷や燃料費高騰が利益を圧迫し、規模の小ささから価格転嫁が限定的と懸念する。また、新規参入や代替輸送(トラック・鉄道)との競争も争点。

プラスに働く材料7
  • 供給制約で運賃上昇

    内航船の減少と老朽化で供給が逼迫し、運賃改善が進む公算。

  • 収益改善基調

    直近の営業利益率や純利益が増加傾向にあり、合理化効果も寄与。

  • 株主還元と割安感

    PBR0.65倍、配当利回り2%超で株価は割安水準。

  • PBR0.65倍の低評価修正で理論価格上昇余地不定影響

    PBR0.65倍は1倍修正で理論株価約663円へ、現値431円から約54%上昇余地

  • 2026年3月期は増収増益で営業利益9億円通年影響

    売上高401億円、営業利益9億円と前期の7億円から約29%増益計画

  • 予想PER14.9倍と業績改善で評価切り上げ余地通年影響

    実績PER16.59倍が予想PER14.9倍へ低下、相対的な割安感が強まる

  • 配当利回り2.09%と株主還元が下支え継続影響

    予想配当利回り2.09%は低金利下で株価下支え要因

マイナスに働く材料7
  • 需要の低迷リスク

    国内経済の停滞や鉄鋼・建設需要の減退で輸送量が伸び悩む。

  • コスト圧迫

    燃料費や人件費の高騰が収益を圧迫し、規模が小さく吸収しきれない。

  • 競争激化の可能性

    業界再編や他モードとの競争が激化し、運賃交渉力が弱まる。

  • 営業利益率2.24%と低採算でコスト変動に脆い継続影響

    営業利益率は2.24%と低く、売上高の数%変動で利益が激変しやすい

  • 売上高400億円前後で3期頭打ち通年影響

    売上高は397→394→401億円と伸び悩み、成長シナリオ描きにくい

  • ROE4%と資本効率の低さ継続影響

    ROE4%は自己資本を活用し切れておらず、収益性の低さが評価の足かせ

  • 外国株主比率2%と需給薄く値動き荒く継続影響

    外国持株比率は2%で売買主体が限られ、流動性低い

次の決算で確かめる点
内航輸送量
需要動向を示し、収益の基礎を左右する。
運賃改定率
価格転嫁の進捗を測る重要な指標。
用船料率
不定期航路の採算性を反映する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり9で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは2.06%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥9
1株あたり
配当利回り
2.06%
いまの株価に対して
配当性向
37.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月534.4
2018年3月620.028.1
2019年3月5−16.778.0
2020年3月50.057.5
2021年3月620.041.5
2022年3月716.741.6
2023年3月70.0
2024年3月70.066.0
2025年3月70.045.8
2026年3月814.337.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥9

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ18,796人。区分でいちばん多いのは事業法人59.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.3%を占め、残る39.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人61.961.661.761.660.959.0
個人・その他25.127.026.630.235.934.9
証券会社4.53.64.93.51.52.8
自己株式2.02.02.02.01.52.5
外国法人0.80.40.40.30.11.9
金融機関7.67.36.44.31.51.3
外国人個人0.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01太平洋セメント㈱38.38
02鈴与建設㈱13.14
03鈴与㈱3.46
04むさし証券㈱2.70
05㈱商船三井2.01
06㈱日本カストディ銀行(信託口)1.33
07東 海運持株会0.95
08㈱内山アドバンス0.76
09小林 広幸0.46
10SCBHK AC LIECHTENSTEINISCHELANDESBANK AG(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)0.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+91%、1株純資産は14期で+50%。直近期のROEは4.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月144433.120.240.1
2014年3月154563.417.439.9
2015年3月254945.311.726.3
2016年3月295125.79.527.2
2017年3月185333.525.134.4
2018年3月205453.720.428.1
2019年3月125402.222.978.0
2020年3月105371.825.657.5
2021年3月145542.624.941.5
2022年3月235774.013.041.6
2023年3月75811.240.4
2024年3月116041.926.366.0
2025年3月216223.415.945.8
2026年3月266654.015.737.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額154百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
松井伸介代表取締役 社長62
根津由明取締役 専務執行役員62
永山賢一取締役 常務執行役員58
大杉秀雄取締役80
吉田稔取締役67
勝海和弘取締役65
後藤重人常勤監査役60
志々目昌史監査役71
三塚一彦監査役70
前田安彦監査役69
田山徹取締役 常務執行役員59
鈴木澄子取締役50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)492101010125
社外取締役648488
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容883字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、その他の関係会社、子会社13社及び関連会社3社で構成され、物流事業、海運事業、不動産事業、その他事業の4部門に関係する事業を主として行っております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (物流事業) 当部門においては、港湾における輸出入貨物の受渡、揚げ積み、荷捌き保管等の荷役作業及び寄託された貨物の倉庫における入出庫、保管作業、税関に対する通関手続き並びに輸出入貨物の国際複合一貫輸送の取扱業務等のほか、一般貨物自動車、大型トレーラー車、バラセメント車等による貨物の運送及びコンテナ輸送、カーフェリー輸送並びに引越業務等、その他、得意先の工場構内における貨物の保管、移動、梱包及び搬出入業務等を行っております。 [主な関係会社] 当社、太平洋セメント㈱、近畿港運㈱、アヅマ・ロジテック㈱、SIAM AZUMA MULTI-TRANS CO.,LTD.、原田荷役㈱、AZUMA TRANSPORT SERVICES (Thailand) CO.,LTD.、関東エアーカーゴ㈱、タンデム・ジャパン㈱、東華貨運代理 (青島) 有限公司、TANDEM SMART GLOBAL LOGISTICS B.V. (海運事業) 当部門においては、セメント専用船による太平洋セメント株式会社の製品輸送及び一般貨物船による石膏、石灰石、石炭灰等の内航輸送及び外航輸送等を行っております。 [主な関係会社] 当社、太平洋セメント㈱、イースタンマリンシステム㈱、豊前久保田海運㈱、AZM MARINE S.A.、東成マリン㈱ (不動産事業) 当部門においては、不動産の賃貸業務等を行っております。 [主な関係会社] 当社 (その他事業) 当部門においては、農産物の生産管理及び販売業務を行っております。 [主な関係会社] 当社 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,409字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、『お客様に最適な物流サービスを提供する総合物流企業を目指し、社会に貢献するとともに、企業価値を高める』ことを経営理念としております。 また、経営理念を実現するために、企業行動指針、サステナビリティ基本方針を掲げ、株主・投資家・取引先・従業員などのステークホルダーの皆様からの強い信頼と期待に応えられるよう努め、新しい物流の動向に柔軟に対応し、持続的に成長する企業を目指します。 「企業行動指針」 当社は社会的責任を自覚し、すべてのステークホルダーとの対話を通して、社会の持続的発展に貢献してまいります。 ○法とルールを遵守した事業活動を行います。 ○地球環境の保全に努めます。 ○適時、適切に社会とのコミュニケーションを図ります。 ○グローバルかつ柔軟な発想で、お客様のニーズを実現します。 ○仕事に情熱を持ち、新しいことに挑戦し続けます。 ○雇用と人権を確保し、多様な価値観を尊重します。 ○安全で健康な職場環境を保持します。 「サステナビリティ基本方針」 当社グループは、人々の豊かな生活と社会インフラの構築を支える総合物流企業として、安心・安全・健康を尊重し、人や地球社会にやさしいロジスティクスを実現します。 さらに、「運ぶ力」「繋ぐ力」「貫く力」と常に新しいことに挑戦し続ける「挑む力」によって、未来へ続く社会の発展に貢献してまいります。 当社グループは、以下5つのマテリアリティに事業活動を通じて取り組んでまいります。 1.人的資本経営 × DX 2.脱炭素社会の実現に貢献する 3.サーキュラーエコノミーの実現に貢献する 4.海をきれいにする 5.地域社会の発展に貢献する (2) 経営戦略等 当社グループは、将来にわたって持続的な成長を遂げるため、『将来のありたい姿』として『市場と顧客に選ばれる企業』を掲げ、事業を通じてSDGsの達成を含む社会課題の解決に貢献できる企業を目指します。 また、『将来のありたい姿』に向け、2024年度から2026年度までの3ヵ年を対象期間とする新たな中期経営計画を策定し、計画最終年度である2027年3月期において、連結営業収益440億円、連結経常利益11億円を目標に掲げました。 計画の基本方針と主要な取組は以下のとおりです。 1.基本方針 ・将来のありたい姿に向けて、利益向上を目的とした基本戦略を展開し、ステークホルダー(株主、従業員、取引先、地域社会)の期待に応えるとともに、成長投資を実行することにより企業価値向上を図る。 ・マテリアリティの解決をはじめとしたESG経営を推進し、持続的社会の発展に貢献する。 2.基本戦略 (1)事業戦略 ・既存領域の深化(拡大事業:倉庫、フォワーディング、輸出入通関、海外) ・収益基盤の維持(基盤事業:海運、コンテナターミナル、不動産) ・利益の安定化(最適化事業:陸運、アグリ、その他、不採算事業) ・営業部門の増強 ・ICT戦略の推進 (2)組織・人財・財務戦略 ・組織力の強化 ・人的資本経営の推進 ・資本コストや株価を意識した経営の実現 (3)ガバナンスの強化 ・コンプライアンスの徹底 ・リスクマネジメントの強化
事業等のリスク9,573字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している事項には、以下のようなものがあります。 当社グループは、企業価値の最大化と継続的発展を阻害するリスクを適切にコントロールするとともに、リスクが顕在化した場合において、適切な活動をもって対応することにより、当社グループの被害を最小限とするため、リスク管理体制を整備しております。具体的には、リスク管理基本方針及びリスク管理規程に基づき、リスク管理委員会を推進組織として、その適切な運用を図るものとしております。 なお、当社グループでは、事業等のリスクを、将来の業績等に与える影響の程度や発生の蓋然性等に応じて、「特に重要なリスク」「重要なリスク」に分類しております。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (特に重要なリスク) (1) 法的規制について 当社グループは、事業の運営等に際し、主に、以下の法律による法的規制を受けております。当社グループでは、関連法令等を遵守して事業運営を行っており、当連結会計年度末現在で事業運営上の支障をきたすような法的規制はありませんが、これらの法的規制が見直された場合には、事業展開に影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、各事業に関係する事業者団体に加入して役員を務めるなど、監督官庁との対話に努めるとともに、法的規制の変更を事前に察知し、パブリックコメントで意見を表明するなどリスク回避を図っております。 ① 主要事業許認可及び有効期限 区分   法律名   監督省庁   許認可等の内容   有効期限 港湾運送事業   港湾運送事業法   国土交通省   事業経営の許可   期限の定めなし 貨物自動車運送事業   貨物自動車運送事業法   国土交通省   事業経営の許可   期限の定めなし 倉庫業   倉庫業法   国土交通省   事業経営の登録   期限の定めなし 通関業   通関業法   財務省   事業経営の許可   期限の定めなし 貨物利用運送事業   貨物利用運送事業法   国土交通省   事業経営の登録・許可   期限の定めなし 内航海運業 (内航運送業)   内航海運業法   国土交通省   事業経営の登録   期限の定めなし 産業廃棄物収集運搬業   廃棄物の処理及び 清掃に関する法律   環境省   事業経営の許可   (注)許可後5年間 (注) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく、事業経営の許可についてはすべて更新の方針を採っております。 ② 主な取消の事由 主要事業   取消事由 港湾運送事業 (港湾運送事業法)   港湾運送事業法第22条(事業の停止及び許可の取消し)に基づく処分又は許可に付した条件に違反したとき等 貨物自動車運送事業 (貨物自動車運送事業法)   同一運輸局内において、貨物自動車運送事業法第33条(許可の取消し等)に違反し、行政処分の違反累積点数が80点超になった場合等 倉庫業 (倉庫業法)   倉庫業法第21条(営業の停止及び登録の取消し)に基づく処分又は登録、許可若しくは許可に付した条件に違反したとき等 通関業 (通関業法)   通関業法第11条(許可の取消し)に基づく処分又は登録、許可若しくは許可に付した条件に違反したとき等 貨物利用運送事業 (貨物利用運送事業法)   貨物利用運送事業法第16条(事業の停止及び登録の取消し)、第33条(事業の停止及び許可の取消し)に基づく処分又は登録、許可若しくは許可に付した条件に違反したとき等 内航海運業 (内航海運業法)   内航海運業法第23条(事業の停止及び登録の取消し)に基づく処分又は登録若しくは変更登録に付した条件に違反したとき等 産業廃棄物収集運搬業 (廃棄物の処理及び清掃に関する法律)   廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条の3(事業の停止)の違反行為をしたとき、又は他人に対して違反行為をすることを要求し、依頼し、若しくは唆し、若しくは他人が違反行為をすることを助けたとき等 ③ 事業の継続に支障をきたす要因の発生の有無 当社グループの主要な事業の継続性について、当該認可・登録の有効な期間等の定めは産業廃棄物収集運搬業(5年)以外ありませんが、当連結会計年度末現在において取消事由に相当する事実はありません。 しかしながら、将来何らかの事由により許可の取消等があった場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、グループコンプライアンス体制を構築し、監査部による内部監査の実施、コーポレート統括部によるコンプライアンス監査及びコンプライアンス教育等を実施するとともに、内部通報制度をグループ内で構築・運用しております。 (2) 依存度の高い取引先について 当社の主要株主である太平洋セメント㈱及び同社グループのセメント原料等を輸送しており、その営業収益は、当社の全営業収益の28.7%を占めております。今後の太平洋セメントグループの動向等によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ① 太平洋セメント㈱との取引関係 2026年3月期における当社グループと太平洋セメント㈱との取引関係は下記のとおりであります。 種類   会社等 の名称 又は氏名   所在地   資本金又は 出資金 (千円)   事業の内容 又は職業   議決権等 の所有 (被所有) 割合(%)   関係内容   取引の内容   取引金額 (千円)   科目   期末残高 (千円) 役員の 兼任等 (人)   事業上 の関係 その他の関係会社   太平洋 セメント株式会社   東京都 文京区   86,174,248   セメントの製造及び 販売業   被所有直接39.39   -   製品及び 原料の 輸送等   製品及び 原料の 輸送等   8,489,359   営業 未収入金   1,195,344 (注) 取引条件及び取引条件の決定方針等 製品及び原料の輸送等の料金については、各輸送品目又は輸送形態ごとに以下のとおりに取り決めております。 (1) セメント専用船による海上輸送料金については、輸送原価を勘案して当社見積料金を提示し、毎期料金交渉の上、決定しております。 (2) 一般貨物船による海上輸送料金及びセメント関連製品の陸上輸送料金については、品目ごとの輸送運賃を提示し、毎期料金交渉の上、決定しております。 (3) サービス・ステーション作業管理料金については、市場価格、管理原価を勘案して当社見積料金を提示し、毎期料金交渉の上、決定しております。 ② 主要な太平洋セメントグループ会社との取引関係 2026年3月期における当社グループと主要な太平洋セメントグループ会社との取引関係は下記のとおりであります。 種類   会社等 の名称 又は氏名   所在地   資本金又は 出資金 (千円)   事業の内容 又は職業   議決権等 の所有 (被所有) 割合(%)   取引の内容   科目   取引金額 (千円)   科目   期末残高 (千円) その他の関係会社の子会社   クリオン 株式会社   東京都 江東区   3,075,141   軽量気泡 コンクリートの製造及び施工   -   製品及び 原料の輸送   営業収益   1,903,852   受取手形   167,357 営業未収入金   164,319 事務所等 賃借料   営業費用   5,101   営業未払金   486 太平洋 マテリアル株式会社   東京都 北区   1,631,000   セメント 関連製品及び 原料の販売   -   製品及び 原料の輸送   営業収益   459,592   営業未収入金   46,140 燃料代   営業費用   44,383   営業未払金   374,731 (注) 取引条件及び取引条件の決定方針等 (1) 製品及び原料の輸送料金については、市場価格、輸送原価を勘案して当社見積料金を提示し、毎期料金交渉の上、決定しております。 (2) 事務所等賃借料については、隣接の賃借料を参考にして同等の価格によっております。 (3) 燃料代については、市場価格を勘案し、毎期価格交渉の上、決定しております。 ③ 過去3年間における太平洋セメント㈱及び太平洋セメントグループ会社への営業収益及び構成比推移 (単位:千円) 区分   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 太平洋セメント㈱   7,848,961   7,981,593   8,489,359 (構成比)   (19.7%)   (20.3%)   (21.1%) 太平洋セメントグループ会社   2,930,665   2,973,666   3,027,955 (構成比)   (7.4%)   (7.5%)   (7.5%) その他各社   28,967,021   28,444,187   28,631,059 (構成比)   (72.9%)   (72.2%)   (71.4%) 計   39,746,648   39,399,447   40,148,374 (構成比)   (100.0%)   (100.0%)   (100.0%) ④ 海運事業における太平洋セメント㈱及び太平洋セメントグループ会社への依存度 海運事業における太平洋セメント㈱及び太平洋セメントグループ会社との取引状況は以下のとおりであります。 なお、太平洋セメントグループ向けの海運事業は、その大部分がセメント専用船によるセメントの国内輸送業務であります。 (単位:千円) 区分   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 海運事業営業収益(A)   9,036,181   8,836,132   9,132,443 太平洋セメント㈱及び太平洋セメントグループからの営業収益(B)   6,497,093   6,584,684   7,091,045 (構成比 (B)/(A))   (71.9%)   (74.5%)   (77.6%) ⑤ 太平洋セメントグループとの競業状況について 当連結会計年度末現在で、当社と太平洋セメントグループ内の他社との間において、大きな競合はありませんが、事業環境の変化が生じた場合には、事業競合が発生する可能性があります。 当社グループでは、平常から同社グループとの関係を強化し、コミュニケーションを図るとともに、セメントや原料、廃棄物を安定的に大量輸送するなど同社グループ内でのプレゼンスを高めるよう努めております。また、同社グループへの依存度を低減するため、港湾運送事業、倉庫事業、国際事業などの拡大を目指しております。 (3) 燃料価格の高騰について 当社グループの主要事業である海上輸送事業、陸上輸送事業、港湾運送事業、倉庫事業及び構内作業事業等において、船舶、トラック、フォークリフト及びトラクター等を数多く保有しており、燃料費は、変動費の中で大きなウエイトを占めております。中東地域における地政学的な緊張の高まりや紛争等の発生は、原油価格の急激な上昇を招く可能性があり、それに伴う燃料費の高騰は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、定期的に燃料価格の市場調査を行うとともに、複数の仕入先から燃料の大量購入等の対策を実施しております。 (4) 不動産市況の変動について 当社グループにおいて利益面での貢献度が高い不動産事業は、不動産市況、貸出金利水準等に対する顧客の需要動向の影響を受けております。従いまして、土地や建物等の賃貸相場が変動した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、賃料改定のルールを明確化することや契約期間を長期化することにより安定的な収入源を確保することで利益の平準化を図るなどリスク対策を実施しております。 (重要なリスク) (1) 地球環境保全(気候変動や生物多様性等)について 地球環境保全の観点から温室効果ガスが気候変動や生物多様性等に多大な影響を与えているとの認識が広がり、この排出量削減がグローバルに政府や企業を巻き込み国際的なイニシアティブとなってきております。 当社グループでは、船舶や貨物自動車、フォークリフトなど輸送機器・荷役機器を多数保有するとともに、倉庫やコンテナターミナル等を運営しており、重油や軽油、ガソリンなどの化石燃料や電気などを使用することによって温室効果ガスの排出に関与しております。 また、当社グループは、メーカーや商社など顧客の物流を担っており、様々なサプライチェーンやバリューチェーンに組み込まれております。 このため、省エネルギーや再生可能エネルギーへの転換など温室効果ガスの排出量削減を積極的に推進できない場合、社会的な信用を失い、顧客から排除され、新たなビジネスチャンスも得られないことから、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、地球環境保全が人類共通の課題と認識し、豊かな環境を次世代に引き継ぐため、環境保全と循環型社会の実現を目指した事業活動を積極的に推進しております。 また、当社グループでは、サステナビリティ基本方針を定め、人々の豊かな生活と社会インフラの構築を支える総合物流企業として、地球社会にやさしいロジスティクスを実現するとともに、マテリアリティとして、脱炭素社会の実現に貢献することやサーキュラーエコノミーの実現に貢献すること、海をきれいにすることを目指しております。 (2) 人的資本確保について 当社グループでは、人的資本が企業価値を創造する最大のファクターであると認識しており、これを確保できない場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 人的資本を確保し、その価値を最大限に引き出すためには、差別やいじめのない働きやすい健全な職場環境を実現し、絶えず改善する必要があります。 このため、当社グループでは、ダイバーシティ(ジェンダーや人種、民族、年齢、雇用形態などの多様性)に配慮し、インクルージョン(多様な価値観を受け入れ、組織が一体となること)を進めております。 特に、人権に配慮するため、セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなど様々な形態のいじめが発生しないよう、経営トップがメッセージを発し、定期的に教育を実施するとともに、内部通報制度やグループ内アンケートなどを活用し、早期発見・是正に努め、懲戒を厳正に行うなど再発防止策を着実に実施しております。 また、従業員一人ひとりが誇りとやりがいを感じ自己実現と企業価値向上の両立を目指して、イノベーションに挑戦できるよう、人事諸制度、教育、福利厚生など労働環境の改善に努めております。 中でも、政府が推進する働き方改革につきましては、これを尊重し、子育て・介護の支援や在宅勤務・時差勤務の制度化などとともに長時間労働の削減にも取り組んでおります。特に当社グループでは多くの貨物自動車を保有しており、時間外労働の上限規制等にも適切に対処してまいります。 さらに、当社グループで働く者全ての「安全」と「健康」が事業活動における最重要課題であることを認識し、無事故・無災害とともに、安全で健康的な就労環境の保持に取り組んでおります。 (3) 不正について 当社グループの役職員や関係者による粉飾決算やインサイダー取引、背任、横領、窃盗、反社会的勢力との取引など不正が発生すると、レピュテーションリスクを含め、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、業務執行に係る経営戦略及び事業目的を組織として効率的に機能させ、財務報告を正確に作成するとともに、社内に不正が生じないよう組織として自律的に管理するために内部統制システムを継続的に見直し、改善しております。 また、当社グループは、法令はもちろんのこと、経営理念、行動指針、社内規程をはじめ企業倫理を遵守し、自律的に管理できる企業風土を醸成するため、体制を整備しております。 具体的には、コンプライアンス規程、社内通報規程、コンプライアンスマニュアルに基づき、コンプライアンス委員会を中心に、計画の策定、その実施・確認、社内通報への対応、法令違反事件についての調査・是正措置及び再発防止策の実施並びにそのフォローアップ、社内教育などを行っております。 (4) 海外展開について 当社グループは、グローバル化へ対応するため、東アジア、東南アジア及びCIS諸国に現地法人等の拠点を設け、海外事業展開を図っております。この過程において、以下のような種々の要因が発生した場合には、当社グループの事業運営及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ・感染症等の発生やパンデミックによる貨物の輸入禁止措置や事業停滞 ・突発的な法律、税制の変更等 ・為替レートの変更 ・テロ、内乱等による政情不安 ・原料等の産地における天候不順による生産量の減少 当社グループでは、日常的に進出国政府や現地大使館等からの発信情報、注意喚起を基に進出国とその周辺国の情勢、景気動向等の最新情報を入手し、顧客や同業他社の動向に注視しながら、現地駐在員の安全確保の観点からも、状況に応じて事業計画の見直しを行っております。 特に今般のウクライナ、中東情勢の変化や長期化によって、更なる経済の停滞や為替レートの変動が生じ、当該リスクが顕在化した場合、当社グループの業績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 事故、自然災害及びパンデミックについて 当社グループでは、大型の船舶や輸送・荷役機器を利用し、港湾運送事業や海上輸送事業、陸上輸送事業等を実施しており、不測の事故、特に油濁事故及びそれに起因する海洋汚染や大規模な交通事故等が生じた場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、国土交通省が定める運輸安全マネジメントに基づき、安全と環境保全を最優先課題とし、安全運航及び安全運転に関するPDCAを回すとともに、重大事故訓練を実施するなど危機管理体制の維持強化を図っております。 また、港湾設備、倉庫等のターミナル施設を保有・管理し、船舶、車両、ストラドルキャリア等の運搬・荷役機器で作業を実施し、施設や機器内に貨物等を保管しております。これらの施設や機器、貨物は常時、気象変動による台風や大雨、地震などのリスクに曝されており、その発生により当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、自然災害の発生に備え、基準となる風速を超えた場合、作業を中止し貨物を固縛する等業務プロセスにリスク低減策を実装することや各種保険を付すなど損害の最小化に努めております。 さらに、新型のインフルエンザやコロナウイルス感染症等、これまで国民の大部分が免疫を獲得していない新しい感染症の発生が少なくとも10年周期で発生し、国際的なパンデミックに至るケースもあります。これらへの対策は、感染症法や検疫法、新型インフルエンザ等対策特別措置法等に則り政府や地方自治体が実施することとなっておりますが、当社にとどまらず、グローバルに生命や経済に深刻な影響を与える可能性があります。 当社グループとしては、緊急時に備えて、リスク管理規程に基づき、危機対策本部を設置し、役職員の安全確保と事業活動の継続のため、情報収集や当社グループにおける感染症対策を迅速かつ的確に実施し、リスクを最小限とすることとしております。 (6) 経営環境の変動について 当社グループの物流事業においては、内外の景気の変動、顧客企業の物流合理化による影響等や規制緩和の進展による他業種あるいは海外からの新たな競合会社の参入による影響等で、収受料金の下落やシェアの低下を招く恐れがあり、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、2024年度から2026年度までの3ヵ年における中期経営計画の基本戦略に基づき、リスクを最小限に抑制するために努めております。 (7) 市場金利の変動について 当社グループの直近2期の期末有利子負債残高(リース債務を除く)及び総資産に占める割合は下記のとおりであります。当社グループは今後有利子負債の削減による財務体質の強化に努める方針でありますが、経済情勢等により、市場金利が変動した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 2025年3月31日   2026年3月31日 金額(千円)   構成比(%)   金額(千円)   構成比(%) 有利子負債残高   10,240,520   24.9   12,375,475   28.1 総資産   41,162,885   100.0   44,110,427   100.0 (8) 社内情報の漏洩や不正使用等について 当社グループでは、顧客や契約先、役職員等の個人情報、料金表や顧客リスト、ノウハウ、船舶図面等の営業秘密情報及びその他の情報をグループ内で取得、生成、保管、利用しております。これら顧客情報をはじめとした個人情報の漏洩、紛失、改竄、不正利用等が発生し、当社グループの信用や競争力の低下等が生じた場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、「個人情報保護規程」、「営業秘密管理規程」、「情報セキュリティ基本規程」及び「文書管理規程」を制定し、個人情報や営業秘密をはじめとした社内情報の適正な取扱いに努めております。 また、情報セキュリティ運営委員会による情報セキュリティ教育を定期的に実施しております。 (9) ITに関連したシステム障害について 当社グループでは、ほぼすべての業務とその中で生成されたデータをオンラインで接続されたコンピューターシステムによりIT化し運用しております。しかしながら、サイバー攻撃やコンピューターウイルス、大規模災害等により、長期間にわたる重大なシステム障害が生じた場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、コンピューターシステムの停止や誤作動又はハッキング等のシステムリスクに対しては、「情報セキュリティ基本規程」に則り、予防、監視、対応等適正な情報管理を行い、運用面や保守面での対策を実施しております。 また、重大なシステム障害に対応するため、社外のデータセンターに代替機を用意しバックアップデータを保管する体制を構築しております。 (10) 固定資産の減損損失について 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準に基づき、保有する固定資産について時価の著しい下落や市場環境の悪化により収益性が著しく低下した場合には、減損損失の計上により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,796字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の状況 わが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移したものの、物価水準の高止まりにより個人消費は力強さを欠く状況が続いております。また、国際情勢の緊張が続く中、中東地域、特にイランを巡る情勢の緊迫化を背景としたエネルギー供給不安や原油価格の変動など、地政学リスクの顕在化や米国の通商政策を巡る不確実性が海外経済や金融市場に影響を及ぼしており、内外経済を取り巻く環境は依然として先行き不透明な状況が続いております。 物流業界におきましては、生産関連貨物について、省力化やデジタル投資を背景に一部で持ち直しの動きがみられたものの、海外経済の減速や在庫調整の影響から総じて弱含みで推移しました。さらに、建設関連貨物については、住宅投資の低迷に加え、建設資材価格や人件費の高止まりなどを背景に低調な荷動きとなりました。 国際貨物輸送につきましては、輸出は、海外経済の減速や通商政策の不透明感があるものの、総じて下げ止まりの動きがみられました。輸入は、円安や原材料価格の高騰による下押し圧力が残る中、国内需要の持ち直しもみられたものの増勢は鈍化し、前年同期並みにとどまりました。 このような経営環境の下、当社グループは2026年度を最終年度とする中期経営計画において、①「将来のありたい姿に向けて、利益向上を目的とした基本戦略を展開し、ステークホルダー(株主、従業員、取引先、地域社会)の期待に応えるとともに、成長投資を実行することにより、企業価値向上を図る」、②「マテリアリティの解決をはじめとしたESG経営を推進し、持続的社会の発展に貢献する」を基本方針として取り組んでおります。 物流事業では、横浜港流通センター(神奈川県横浜市)及び危険物マルチワークステーション・朝倉サイト(福岡県朝倉市)の本格稼働に加え、不採算事業の再構築、各種サービスに対する適正料金の収受に取り組んでおります。一方で、生産性向上や将来の成長に向けた戦略的な投資を実行したことにより、販売費及び一般管理費が増加しております。また、物流事業で保有する資産について、収益性の低下により売却を進めた結果、当該資産を帳簿価額から回収可能価額まで減額し、同額を減損損失として計上しております。引き続き、経営資源の有効活用に取り組み、資本収益性の向上に努めてまいります。 海運事業では、連結子会社の豊前久保田海運株式会社においてセメント専用船の建造が完了し、既に運航を開始しております。これにより、セメント輸送体制の一層の強化を図っております。 不動産事業では、保有資産(土地)において、新たに賃貸契約を締結し、物流事業とのシナジー効果を得るための取り組みに着手しております。 これらの結果、当連結会計年度の営業収益は、401億4千8百万円と前連結会計年度に比べ7億4千8百万円(1.9%)の増収となり、営業利益は8億6千8百万円と前連結会計年度に比べ1億8千万円(26.3%)の増益、経常利益は9億8千1百万円と前連結会計年度に比べ2億4千1百万円(32.7%)の増益となりました。 また、親会社株主に帰属する当期純利益は、7億2千2百万円と前連結会計年度に比べ1億4千4百万円(25.1%)の増益となりました。 セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。 ① 物流事業 物流事業におきましては、営業収益は、299億7千7百万円と前連結会計年度に比べ2億4千1百万円(0.8%)の増収となり、セグメント利益は、18億1千9百万円と前連結会計年度に比べ1億4百万円(6.1%)の増益となりました。 詳細につきましては、以下のとおりであります。 (港湾運送事業) アジアからの海上コンテナの取扱量は一部拠点で減少となったものの、新規航路の獲得や作業効率改善の取り組みが下支えとなり、港湾運送事業の収益基盤は概ね堅調に推移しました。 (国際貨物取扱業務) 国際貨物取扱業務のうち国際事業については、中央アジア向けの自動車関連貨物が、手配形態の変更により取扱いが減少したことに加え、フレキシタンクによる液体輸送関連貨物の取扱量が大幅に減少したことから、収益は減少しました。輸出入・通関業務については、原料の輸出取扱量や資材の輸入取扱量が増加したものの、一部顧客の契約満了や2024年度に受注した大型スポット案件の反動により、収益は減少しました。 (倉庫関連業務) 既存倉庫において一部で取扱量の減少がみられたものの、大型スポット案件の獲得や、2024年に稼働した2棟の新倉庫による収益改善効果が寄与し、総じて収益は増加しました。 (建材等輸送業務) 建材等輸送業務のうちフェリー輸送においては、輸送需要の減少により大幅な減収となりました。一方で、セメント輸送については、取扱量の増加に加え、離島の大規模工事に伴う島内拠点間輸送業務を2024年12月より開始したことにより、収益が増加しました。また、中部地域においては輸送単価の改定により収益が増加しました。 ② 海運事業 海運事業におきましては、セメント船において、2025年7月、9月及び2026年2月から新たに4隻が稼働開始したことにより収益は増加しました。粉体船においては、2024年6月から1隻増船したことに加え、既存船の運航継続に伴い運賃収入が増加しました。一般貨物船においては、内航船における定期用船の稼働増加や効率的な配船により委託貨物の取扱量が増加した一方で、内航・臨時船における土壌輸送の取扱量が減少しました。 これらの結果、海運事業の営業収益は、91億3千2百万円と前連結会計年度に比べ2億9千6百万円(3.4%)の増収となりましたが、セグメント利益は、4億8千1百万円と前連結会計年度に比べ2千2百万円(4.5%)の減益となりました。 ③ 不動産事業 不動産事業におきましては、保有資産の適正な維持管理を行いました。2024年度において新規に購入した土地の賃料収入の増加に加え、当社が所有している土地において新規賃貸契約を締結したことにより、賃料収入が増加しました。 これらの結果、不動産事業の営業収益は、7億7千7百万円と前連結会計年度に比べ1億9千5百万円(33.6%)の増収となり、セグメント利益は、6億3千2百万円と前連結会計年度に比べ1億6千1百万円(34.2%)の増益となりました。 ④ その他事業 その他事業におきましては、植物工場のある東海地方において、出荷量の増加及び販売単価の底上げを背景に、収益は増加しました。一方で、出荷形態の変更に伴い作業工数が増加したこと等により人件費が増加したほか、栽培設備の資産購入により減価償却費等の生産関連費用が増加しました。 これらの結果、その他事業の営業収益は、2億6千万円と前連結会計年度に比べ1千4百万円(6.0%)の増収となりましたが、セグメント損失は、3千4百万円と前連結会計年度に比べ2千4百万円の増加となりました。 上記セグメント利益又は損失は、セグメント間取引消去前の金額で記載しており、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 生産、受注及び販売の状況は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 物流事業   -   - 海運事業   -   - 不動産事業   -   - その他事業   276,571   14.7 合計   276,571   14.7 (注) 金額は、製造原価によっております。 ② 受注状況 当社グループの業務形態は物流事業、海運事業、不動産事業、その他事業と多岐にわたっており、受注が各事業にまたがる特質を有し、かつ、浮動的であるため、受注実績を画一的に表示することは困難であります。 よって、受注状況は記載しておりません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 物流事業   29,977,087   0.8 海運事業   9,132,443   3.4 不動産事業   777,896   33.6 その他事業   260,946   6.0 合計   40,148,374   1.9 (注) 1 セグメント間取引につきましては、相殺処理をしております。 2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 太平洋セメント㈱   7,981,593   20.3   8,489,359   21.1 (2) 財政状態 資産合計は、前連結会計年度末に比べ29億4千7百万円増加の441億1千万円(7.2%増)となりました。主な要因は、減価償却及び減損損失の計上等により建物及び構築物が6億2千8百万円、売却及び減損損失の計上等により土地が5億5千5百万円、有形固定資産のリース資産が1億5千9百万円減少した一方、連結子会社の豊前久保田海運株式会社において新造船の竣工等により船舶が33億3千4百万円、保有株式の時価上昇等の影響により投資有価証券が6億9千5百万円、営業未収入金が2億3百万円増加したこと等によります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ18億9千9百万円増加の254億7千7百万円(8.1%増)となりました。主な要因は、未払法人税等が2億8千万円、退職給付に係る負債が1億7千6百万円、長期未払金が1億5千9百万円減少したものの、長期借入金が20億4千7百万円、短期借入金が2億6千万円、繰延税金負債が2億4千6百万円増加したこと等によります。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ10億4千7百万円増加の186億3千2百万円(6.0%増)となりました。主な要因は、自己株式の取得等により自己株式が1億1千万円減少した一方、利益剰余金が5億2千3百万円(うち親会社株主に帰属する当期純利益の計上7億2千2百万円及び配当金の支払い1億9千9百万円)、その他有価証券評価差額金が4億6千9百万円、退職給付に係る調整累計額が1億1千万円、為替換算調整勘定が4千9百万円、非支配株主持分が5百万円増加したことによります。 この結果、自己資本比率は41.9%と前連結会計年度末に比べて0.5ポイントの減少となりました。 (3) キャッシュ・フロー ① キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末から1億4千2百万円増加し58億3千3百万円となりました。 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は21億3千万円の収入となり、前連結会計年度と比べ8億9千4百万円減少しました。仕入債務の増減額の影響により3億4千2百万円、利息及び配当金の受取額が6千9百万円増加しましたが、売上債権の増減額の影響により11億4千3百万円減少、法人税等の支払額が3億2千2百万円増加したこと等が影響しました。 投資活動による支出は33億9千9百万円となり、前連結会計年度と比べ10億9百万円減少しました。事業譲渡を行った前連結会計年度と比べ、事業譲渡による収入が1億6千9百万円減少したものの、前連結会計年度においては、横浜港流通センター及び危険物マルチワークステーション・朝倉サイトに関わる大型設備投資等が行われたことから、有形固定資産の取得による支出が6億2千6百万円減少したほか、有形固定資産の売却による収入が2億6千万円増加したこと等が影響しました。 財務活動による収入は13億8千8百万円となり、前連結会計年度と比べ3億7千8百万円増加しました。自己株式の取得による支出が1億2千5百万円増加したものの、手元資金の有効活用による有利子負債の圧縮を行った前連結会計年度と比べ、短期借入れによる収入および短期借入金の返済による支出の増加により、3億6千万円増加したこと等が影響しました。 キャッシュ・フロー関連指標のトレンド 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   43.2   43.5   42.4   41.9 時価ベースの自己資本比率(%)   21.3   21.6   22.4   25.5 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   4.7   10.3   3.4   5.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   22.2   12.1   40.4   18.8 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注) 1 いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。 2 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。 3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しています。 4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、リース債務を除く利息を支払っている負債を対象としています。ただし、無利息の借入金も含めております。 ② 資本の財源及び資金の流動性についての分析 (資本政策の基本方針) 当社グループの資本政策につきましては、将来の成長に必要な内部留保資金の充実と株主の皆様への還元とのバランスを最大限考慮することを基本方針としております。 将来の成長に必要な内部留保については、拡大注力事業と位置付けている倉庫・不動産事業、海外事業の収益拡大に資源を優先的に充当するほか、成長育成事業と位置付けている環境関連事業や新規事業において、M&Aも視野に積極的な投資を行う方針であります。 また、株主の皆様への還元方針につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載をしております。 (適正な資金水準の考え方) 当社グループでは、適正な現預金水準について検証を行っており、安定した経営が可能である必要運転資金を売上高の約1ヶ月分以上としております。これを超える分については、緊急の資金需要のために確保して十分な水準の手元流動性を確保いたします。 (資金需要の主な内容) 当社グループの資金需要のうち営業活動による主な支出は、仕入債務や販売費及び一般管理費のほか、借入金利息、法人税等の支払による支出であります。投資活動による主な支出は、将来の成長に必要な新規設備投資や投融資であります。また、財務活動による主な支出は、借入金、リース債務、長期未払金の返済等による支出であります。 なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、「(3) キャッシュ・フロー ① キャッシュ・フローの状況」に記載をしております。 (資金調達の方法) 資金需要のための所要資金については、主に借入金によって調達しており、一部は自己資金にて賄っております。 また、緊急時の資金調達方法として合計30億円のコミットメントライン契約を主要金融機関と締結しており、資金の流動性を確保しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ① 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。減損損失の認識におきましては、将来キャッシュ・フローの見積り及び割引率の見積り等が必要になります。市場環境の悪化により固定資産の収益性が見積りより低下した場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 ② 退職給付費用 当社グループにおける退職給付費用の計算は、その計算の際に使われた仮定により異なります。この仮定は割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の期待収益率、死亡率などの要因が含まれております。これらの仮定と実際の結果との差額は累計され、将来の会計期間にわたって償却するため、原則として将来の会計期間に費用化されます。 実際との差異又は仮定自体の変更により、退職給付の費用に影響を与える可能性があります。 ③ 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ④ 投資有価証券の減損 市場価格又は合理的に算定された価額のある有価証券については、50%以上下落した場合に減損損失を計上しております。また30%以上50%未満の場合には、当該会社の経営成績及び財政状態で判断いたします。 市場価格のない有価証券については、実質価額が帳簿価額と比較して、50%以上下落した場合、当該会社の財政状態及び将来の展望を考慮した結果、回復不能と判断した場合には、減損損失を計上しております。 将来の市況悪化又は投資先の業績不振により、現在の帳簿価額に反映されていない損失又は帳簿価額の回収不能が発生した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ⑤ 貸倒引当金 当社グループは、顧客の支払不能時に発生する見積額について、貸倒引当金を計上しております。顧客の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。同様に顧客の財政状態が改善し、その支払能力が回復した場合や見積り以上の回収があった場合、引当の戻し入れが生じる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。