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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

川西倉庫

KAWANISHI WAREHOUSE CO.,LTD.9322 · Standard · 倉庫・運輸関連業

倉庫業を中核に国内物流と国際物流を展開。神戸港を地盤に、保管・荷役から通関・国際複合輸送まで一貫した物流サービスを提供する。

概要

川西倉庫は、1903年に神戸で倉庫業を開始した物流企業である。倉庫保管・荷役、港湾運送、貨物運送取扱、通関、流通加工などの国内物流事業と、国際複合一貫輸送(NVOC)を中心とする国際物流事業を展開する。本社は神戸市兵庫区。2026年3月期の連結営業収益は255億円、従業員数は743名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

国内物流と国際物流の2軸で構成される事業

川西倉庫グループは、国内物流事業と国際物流事業の2つのセグメントで構成される。国内物流事業は倉庫業、港湾運送業、貨物運送取扱業および通関・流通加工などの関連業務からなる。国際物流事業は国際運送取扱業(NVOC)と海外倉庫業が中心である。2026年3月期のセグメント別営業収益は、国内物流が214億円(構成比81%)、国際物流が45億円(17%)、その他(太陽光発電売電・不動産賃貸・物流資材販売など)が4億円(2%)である。国内物流が収益の大部分を占める一方、国際物流はASEAN投資を通じて成長を目指している。

神戸発祥、主要港湾・中部・関東に広がる国内拠点

創業地の神戸を中心に、大阪、名古屋、横浜などの主要港湾都市に支店・事業所を置く。現在の拠点体制は、神戸支店と大阪支店(2016年に阪神支店から分割)、名古屋支店、京浜支店の4支店である。かつては冷蔵倉庫専任の冷蔵支店も存在したが、2000年に神戸・大阪両支店へ統合された。国内物流では、倉庫保管・荷役に加え、港湾での船積み・陸揚げ作業、トラック運送、通関業務を一貫して提供する。貨物運送取扱業務では、子会社の(株)メイサクや(株)マルカ陸運が運送・取次を担う。

アジアと米国に広がる海外拠点、ASEAN投資を強化

海外事業は1987年の香港駐在員事務所設置に始まり、現在はタイ、シンガポール、インドネシア、ベトナム、米国に現地法人を持つ。シンガポールのKAWANISHI LOGISTICS (S) PTE. LTD.、タイのTHAI KAWANISHI LIMITED、インドネシアのPT KAWANISHI WAREHOUSE INDONESIA、米国のKAWANISHI LOGISTICS (AMERICAS) INC.が連結子会社である。ベトナムのTOAN PHAT LOGISTICS JOINT STOCK COMPANYもグループに含まれる。中期経営計画ではASEAN投資を三大重点戦略の一つに掲げ、倉庫事業参入を足掛かりに国際物流事業の拡充を進める。香港法人は2010年に清算され、現在は営業していない。

10社の子会社で構成されるグループ体制

2026年3月末時点で、川西倉庫(単体)と連結子会社10社によりグループが構成される。主な国内連結子会社は、港湾運送を担う川西港運(株)、内陸倉庫荷役・流通加工の川西ファインサービス(株)、貨物運送取扱の(株)メイサクと(株)マルカ陸運、運送附帯業務の(株)エムティーサービスなど。海外子会社は上記のほか、NC TRANSPORT & WAREHOUSE CO., LTD.なども含まれる。かつては関汽運輸(株)や川西甲子園冷蔵(株)も連結対象だったが、前者は2020年に全株式譲渡、後者は2005年に合併により消滅した。非連結子会社や持分法適用会社は現在存在しない。

業界の中での役割は物流サービスプロバイダー。神戸港を中心とした国内物流拠点と、アジア・米州の海外拠点を通じて、荷主企業のサプライチェーンを支える。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
264億円
営業利益
11億円
営業利益率
4.2%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01国内物流(倉庫・港湾運送・貨物運送取扱)主力

倉庫業を中心に、港湾運送業、貨物運送取扱業、通関・流通加工などの関連業務を一体的に提供。神戸港を地盤に、寄託貨物の保管・荷役、船積み・陸揚げ、運送の取次など、国内の物流ニーズに幅広く対応する。

主な製品・サービス4
倉庫保管・荷役サービス
寄託された貨物を倉庫で保管し、保管料を収受。入出庫や付帯作業を荷役として行い、荷役料を収受する。
港湾運送サービス
港湾で海上運送に接続し、貨物の船積み・陸揚げと荷捌きを行い、港湾運送料金を収受する。
貨物運送取扱サービス
荷主の依頼で運送事業者の運送を利用し、貨物運送の取次等を行い、運賃・料金を収受する。
通関・流通加工サービス
輸出入貨物の通関手続き、倉庫内での流通加工、物流関連施設の賃貸を行う。

02国際物流(国際運送取扱・海外倉庫)準主力

国際複合一貫輸送(NVОСС)を中心に、陸海空の輸送手段を組み合わせて輸出入貨物の輸送を代行。シンガポール、タイ、米国、インドネシア、ベトナムに現地法人を有し、海外倉庫での保管・荷役も提供。グローバルなサプライチェーンを支える。

主な製品・サービス2
国際複合一貫輸送(NVОСС)
荷主の依頼で陸海空の輸送手段を組み合わせ、輸出入貨物の国際間複合輸送の取次等を行い、運賃・料金を収受する。
海外倉庫サービス
海外現地法人の倉庫で貨物を保管し、保管料・荷役料を収受する。

03その他(太陽光発電・不動産賃貸等)副次

太陽光発電による売電、不動産の賃貸、物流資材の販売など、物流事業を補完する周辺事業を展開。

主な製品・サービス3
太陽光発電
太陽光パネルで発電し、電力を売電する。
不動産賃貸
物流関連施設などを賃貸し、賃貸料を収受する。
物流資材販売
梱包材などの物流資材を販売する。

製品と技術

倉庫保管・荷役:普通倉庫と冷蔵倉庫の両軸

倉庫業は川西倉庫の原点であり、現在も国内物流事業の核である。神戸・大阪・名古屋・横浜の各支店が運営する倉庫で、一般貨物の保管・入出庫・荷役作業を行う。1931年には神戸で冷蔵倉庫の営業を開始し、戦後は冷蔵倉庫専業の子会社(川西甲子園冷蔵)を通じて拡大。2005年に同子会社を吸収合併した後も、冷蔵・冷凍貨物の保管・荷役サービスを提供している。倉庫業務は保管料と荷役料が収益の柱で、近年は入庫高・保管高が高水準で推移している。

港湾運送:神戸港を中心とした船積み・陸揚げ

港湾運送業は、神戸港・大阪港などの国際貿易港において、船舶への貨物積み込み・陸揚げおよび港湾内での荷捌きを行う。川西港運(株)がこの業務を担い、1960年代から一貫して神戸港の港湾運送に従事してきた。戦時中に一時譲渡を余儀なくされたが、1949年に再開。現在はコンテナ貨物やバラ積み貨物を取り扱い、港湾運送料金を収受する。2025年3月期には前期に低調だった取扱量が回復し、収益増に貢献した。

貨物運送取扱と通関・流通加工:三位一体の国内物流

貨物運送取扱業では、荷主の依頼に基づき運送事業者を手配し、運賃・料金を収受する(ノンアセット型)。子会社の(株)メイサク、(株)マルカ陸運、(株)エムティーサービスが中心となり、小口混載から大口貨物まで対応する。また、通関業務(輸出入貨物の税関手続き)と、倉庫内での検品・ラベリング・組立などの流通加工業務も提供。これらは倉庫・港湾・運送と連動し、荷主にとってワンストップの物流サービスを実現している。

国際複合一貫輸送(NVOC)と海外倉庫

国際物流事業の中核は、国際運送取扱業(NVOC)である。海上・航空・陸上を組み合わせた国際複合一貫輸送を手配し、主にアジア域内およびアジア〜北米間の貨物を扱う。海外子会社では、タイ(THAI KAWANISHI LIMITED)、シンガポール(KAWANISHI LOGISTICS (S) PTE. LTD.)、インドネシア(PT KAWANISHI WAREHOUSE INDONESIA)、ベトナム(TOAN PHAT LOGISTICS)が現地倉庫を運営し、保管・荷役・配送を提供。米国(KAWANISHI LOGISTICS (AMERICAS) INC.)は主に物流手配業務を行う。これらの海外拠点は、日系企業の現地進出を支援するとともに、長距離海上輸送などの国際物流を強化する役割を果たす。

その他事業:不動産賃貸と太陽光発電

物流事業以外に、不動産の賃貸事業(倉庫・事務所等の賃貸)、物流資材(パレット・段ボール等)の販売、および太陽光発電による売電事業を行っている。これらはセグメント上「その他」に分類され、2025年3月期の営業収益は4億円、セグメント利益は2.5億円と、全体に占める割合は小さいが安定した収益源となっている。太陽光発電は、物流施設の屋根を活用した再生可能エネルギー事業で、サステナビリティ推進の一環として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

港湾倉庫に強み、内需依存で堅調な推移

川西倉庫は、倉庫・運輸関連業界において、港湾倉庫や物流施設を主力とする企業で、同業他社の東京汽船や住友倉庫などと競合しています。売上高は約260億円で、三菱倉庫や三井倉庫ホールディングスなどの大手と比べ規模は小さいですが、関西エリアを中心に強固な地盤を持っています。営業利益率は約4%と、大手と比較してやや低い水準ですが、安定した収益を維持しています。物流需要の変化や人件費上昇への対応が課題であり、効率的な倉庫運営や付加価値サービスの提供が重要です。

強み

  • 関西圏の港湾・物流拠点に倉庫を有し、地理的な強みがある。
  • 売上高が緩やかに増加し、営業利益率も4%程度で安定。
  • 国内物流需要に支えられ、外部環境の影響を受けにくい。
  • 地域密着型の営業で、長期取引先を多く持つ。

課題

  • 大手倉庫企業と比べ規模が小さく、事業拡大が課題。
  • 営業利益率が3〜4%と低く、効率化や高付加価値化が必要。
  • 物流業界の人件費上昇が利益を圧迫するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

倉庫・運輸関連業の時価総額近傍。太字が川西倉庫

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19369キユーソー流通システム777億円31.2倍
29324安田倉庫764億円10.8倍
39381エーアイテイー552億円17.1倍
49368キムラユニティー451億円12.3倍
59319中央倉庫347億円16.1倍
69322川西倉庫211億円30.8倍
79367大東港運195億円20.6倍
89312ケイヒン186億円7.3倍
99307杉村倉庫162億円16.7倍
109306東陽倉庫158億円9.1倍
119351東洋埠頭150億円9.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

川西清兵衛の個人商店として1903年に倉庫業を創業

川西倉庫の起源は、1903年6月に川西清兵衛が神戸市川崎町(現兵庫区)で個人事業として倉庫業を始めたことに遡る。当時は神戸港の貿易拡大に伴い、貨物保管需要が高まっていた。1918年7月には倉庫業と貨物運送業を目的とする川西商事株式会社を設立。1922年6月に商号を川西倉庫株式会社に変更し、法人としての体制を整えた。創業から約15年で組織化が進み、その後、大阪・名古屋・横浜へと出張所を設置して営業エリアを拡大していく。

戦時統制で事業譲渡を強いられ、戦後再開

第二次世界大戦中、戦時統制令に基づき港湾運送業の大部分を各地区の港運会社に譲渡。1944年9月には普通倉庫業を日本倉庫統制株式会社に譲渡し、実質的に事業を休止した。1945年12月、日本倉庫統制の解散に伴い普通倉庫業を再開。同時に名古屋支店、大阪出張所、京浜事務所を設置し、事業復興を図る。1946年10月にはGHQの要請で米軍向け輸送用凍氷生産設備拡張のため甲子園製氷冷蔵(株)を設立。1949年3月には戦時中に譲渡した港湾運送業も再開し、戦前の事業領域を取り戻した。

戦後復興期、子会社設立と冷蔵倉庫事業の拡大

1948年6月に名古屋運輸作業(株)を設立し、名古屋地区の運送・倉庫荷役を委託。1952年4月には名古屋港の輸出入港湾運送強化のため旭運輸(株)を設立。1955年3月には神戸支店を設置し、神戸での拠点を固める。1960年代から70年代にかけて、甲子園製氷冷蔵(株)を子会社化(1956年株式取得、1973年川西甲子園冷蔵に社名変更)し、冷蔵倉庫事業を拡大。1982年10月には神戸港の港湾運送業務を統合するため、大和運輸作業と阪神港運を合併して川西港運(株)を設立。1983年1月には阪神地区の内陸倉庫荷役等を行う川西ファインサービス(株)を設立し、グループ体制を整えた。

国際展開の始まり:1986年国際部設置、香港・タイ進出

物流の多様化・国際化に対応するため、1986年1月に東京都中央区に国際部を設置。1987年4月に香港駐在員事務所を開設し、翌1988年5月には現地法人川西倉儲運輸(香港)有限公司を設立。1989年4月にはタイ・バンコクにTHAI KAWANISHI LIMITEDを設立し、東南アジアへの直接投資を開始。1990年8月にはシンガポールにKAWANISHI LOGISTICS (S) PTE. LTD.を設立し、アジア物流ネットワークを構築していった。香港法人は2010年に清算され営業を停止したが、タイとシンガポールの法人は現在も連結子会社として存続している。

証券取引所への上場と市場区分の変遷

1994年10月、大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場。1996年1月に同市場第二部に指定された。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。2017年6月には市場第一部に指定され、2022年4月の市場区分再編によりスタンダード市場に移行した。上場後もM&Aや海外子会社設立を通じて事業規模を拡大し、2018年には(株)マルカ陸運を連結子会社化、2022年には米国現地法人を設立するなど、グローバルな物流企業へと成長を遂げている。

2000年代の構造整理:冷蔵事業統合と香港撤退

2000年4月、冷蔵支店を廃止し神戸支店と大阪支店に統合。2004年5月、旭運輸(株)の株式一部譲渡により持分法適用対象外となる。2005年4月には川西甲子園冷蔵(株)を合併し、冷蔵倉庫事業を本体に一本化。2010年3月、業績不振の香港現地法人(川西倉儲運輸)の清算手続きを開始し、連結対象から外れた。これらの整理により、グループの事業ポートフォリオは国内・国際の純粋な物流事業に集中し、その後の成長基盤が形成された。

M&AとASEAN投資で事業領域を拡大する近年

2016年3月、インドネシア・ジャカルタにPT KAWANISHI WAREHOUSE INDONESIAを設立(連結子会社)。同年6月には関汽運輸(株)の全株式を取得し連結子会社化するが、2020年9月に全株式を譲渡。2017年6月に東証一部指定。2018年8月には(株)マルカ陸運を連結子会社化し、運送事業を強化。2022年8月、米国カリフォルニア州にKAWANISHI LOGISTICS (AMERICAS) INC.を設立。中期経営計画では次世代型物流施設の計画推進やASEAN投資を重点戦略とし、M&Aによる事業拡大を継続している。

2020年代の収益動向:増収基調も利益は変動

連結営業収益は2013年3月期の225億円から緩やかに増加し、2023年3月期には271億円に到達。2024年3月期は250億円、2025年3月期は255億円(前期比+2%)と微増。一方、純利益は2015年3月期に-2億円の赤字を記録したが、その後黒字転換。2023年3月期には15億円と過去最高を更新した。2026年3月期は営業利益10億円、経常利益10億円、純利益6億円と、利益面では減少した。人手不足や物価上昇、国際物流の競争激化が影響している。

年表40件を開く

1900年代

  • 1903年6月川西清兵衛個人事業として神戸市川崎町(現神戸市兵庫区)で倉庫業を開始

1910年代

  • 1918年7月創業倉庫業、貨物運送業を目的として神戸市川崎町に川西商事株式会社を設立

1920年代

  • 1922年6月商号変更商号を川西倉庫株式会社に変更
  • 1924年2月大阪市西区に大阪出張所を設置(1941年7月支店に昇格)
  • 1925年2月名古屋市中区に名古屋出張所を設置(1941年7月支店に昇格)
  • 1928年3月横浜市中区に横浜出張所を設置(1941年7月支店に昇格)

1930年代

  • 1931年4月神戸市新港町(現神戸市中央区)で冷蔵倉庫の営業開始
  • 戦時統制令に基づき港湾運送業の大部分を各地区港運会社に譲渡

1940年代

  • 1944年9月日本倉庫統制株式会社に普通倉庫業を譲渡
  • 1945年12月日本倉庫統制株式会社の解散により、普通倉庫業を再開。名古屋市中村区に名古屋支店、大阪市西区に大阪出張所(1951年7月に支店に昇格)、横浜市中区に京浜事務所(1952年3月支店に昇格)を設置
  • 1946年10月創業GHQより米軍の輸送用凍氷生産設備の拡張が要求され、甲子園製氷冷蔵(株)を設立(1956年6月株式99.6%を買収し、1973年10月川西甲子園冷蔵(株)に社名変更。)
  • 1948年6月商号変更名古屋地区での運送および倉庫荷役業務を委託するため、名古屋運輸作業(株)を設立(1979年6月(株)メイサクに社名変更。現・連結子会社)
  • 1949年3月創業戦時統制令に基づき設立された各地区港運会社の解散により、港湾運送業を再開

1950年代

  • 1952年4月創業名古屋港での輸出入港湾運送業務を強化するため旭運輸(株)を設立
  • 1955年3月神戸市兵庫区に神戸支店を設置

1970年代

  • 1979年1月M&A神戸支店と大阪支店を統合し阪神支店と改称

1980年代

  • 1981年10月自動車運送取扱業を開始
  • 1982年10月M&A神戸港での港湾運送業務を行うため、関係会社の大和運輸作業(株)と阪神港運(株)を合併し、川西港運(株)を設立(現・連結子会社)
  • 1983年1月阪神地区での内陸倉庫の荷役および倉庫業に付随する業務を行うため、川西ファインサービス(株)を設立(現・連結子会社)
  • 1986年1月物流の多様化・国際化にむけ国際部を東京都中央区に設置
  • 1987年4月創業香港に駐在員事務所を設置(1988年5月現地法人川西倉儲運輸(香港)有限公司を設立。)
  • 1989年4月タイ・バンコクに現地法人THAI KAWANISHI LIMITEDを設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年8月シンガポールに現地法人KAWANISHI LOGISTICS (S) PTE. LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 1994年10月上場大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場
  • 1996年1月大阪証券取引所市場第二部に指定
  • 1998年4月阪神支店を神戸支店と大阪支店に分割

2000年代

  • 2000年4月M&A冷蔵支店を廃止し神戸支店と大阪支店に統合
  • 2004年5月旭運輸(株)の株式の一部を譲渡したことにより持分法適用の対象外となる
  • 2005年4月M&A川西甲子園冷蔵(株)を合併したことにより連結の対象外となる

2010年代

  • 2010年3月川西倉儲運輸(香港)有限公司の清算手続を開始し営業活動を停止したことにより連結の対象外となる
  • 2011年4月M&A神戸支店と大阪支店を統合し阪神支店と改称
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2016年3月インドネシア・ジャカルタに現地法人PT KAWANISHI WAREHOUSE INDONESIAを設立(現・連結子会社)
  • 2016年4月阪神支店を神戸支店と大阪支店に分割
  • 2016年6月M&A関汽運輸(株)の全株式を取得し、連結子会社化
  • 2017年6月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2018年8月M&A(株)マルカ陸運の全株式を取得し、連結子会社化

2020年代

  • 2020年9月関汽運輸(株)の全株式を譲渡したことにより連結の対象外となる
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場に移行
  • 2022年8月アメリカ・カリフォルニア州に現地法人KAWANISHI LOGISTICS (AMERICAS) INC.を設立(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業収益2027年度まで300億円
  • 連結営業利益2027年度まで15億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    次世代型物流施設の計画推進

    DXを活用した従来のビジネスモデルに捉われない物流施設を構築するため、次世代型物流施設の計画を推進する。

  2. 02

    ASEAN投資による海外事業拡大

    ASEAN地域への倉庫事業参入を足掛かりに国際物流事業の拡充を図り、長距離海上輸送などの海外物流業務を強化する。

  3. 03

    リコンストラクション(拠点/組織の再構築)

    事業ポートフォリオの見直しとヒト・モノ・カネの再配置を通じて拠点・組織の再構築を推進し、基本戦略の確実な実行を支える。

  4. 04

    社内体制・人財戦略の強化

    ペーパーレス化やRPA導入による省人化、ダイバーシティ推進、社内教育充実など労働力不足に対応した人財戦略を強化する。

  5. 05

    資本コストを意識した経営の実現

    中長期的なROE向上、PER改善、資本コスト逓減を目指し、成長戦略の実行と株主還元(配当性向35%目標等)に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で743人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は636万円で、9期前と比べて+17.8%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は15.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月598
2018年3月603
2019年3月54037.013.9630
2020年3月56137.914.2627
2021年3月57137.814.1610
2022年3月58338.414.4613
2023年3月60036.513.9631
2024年3月59637.814.5617
2025年3月62138.814.7632158
2026年3月63639.515.4743148

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 3 / 海外 4、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
横浜支店事務所(横浜市中区)ほか6事業所4,604百万円
国内物流事業
国際物流 事業 — インドネシア4,436百万円
東京支店事務所(横浜市中区)ほか3事業所4,337百万円
国内物流事業
本社 — 神戸市兵庫区3,027百万円
その他(注)1.
名古屋支店事務所(名古屋市中区)ほか6事業所2,719百万円
国内物流事業
神戸支店事務所(神戸市中央区)ほか8事業所1,970百万円
国内物流事業
大阪支店事務所(大阪市中央区)ほか3事業所271百万円
国内物流事業
主な関係会社
  • 国内
    川西ファインサービス(株)
    神戸市兵庫区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    川西港運(株)
    神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KAWANISHI LOGISTICS (S) PTE. LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    THAI KAWANISHI LIMITED(注)2
    タイ · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    PT KAWANISHI WAREHOUSE INDONESIA (注)3
    インドネシア · 連結子会社
    議決権53.6%
  • 国内
    KAWANISNI LOGISTICS (AMERICAS) INC.
    アメリカ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOAN PHAT LOGISTICS JOINT STOCK COMPANY (注)3
    ベトナム · 連結子会社
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は264億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.5%、利益が+10.0%。

売上高
+3.5%
264億円
営業利益
+10.0%
11億円
純利益
-14.3%
6億円
営業利益率
4.2%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高300億円264億円
営業利益12億円11億円
純利益7億円6億円
1株あたり配当¥132¥132

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は70億円、営業利益は3億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q223−2
2019年4Q2340
2020年4Q239−1
2021年4Q2110
2022年4Q2360
2023年4Q2718
2024年4Q2501
2025年4Q25552.03
2026年4Q26451.93
2027年1Q7034.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は225億円から264億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
2013年3月22532
2014年3月22543
2015年3月2233−2
関汽運輸(株)の全株式を取得し、連結子会社化
2016年3月22153
2017年3月22254
(株)マルカ陸運の全株式を取得し、連結子会社化
2018年3月22375
2019年3月23473
2020年3月23952
2021年3月21165
アメリカ・カリフォルニア州に現地法人KAWANISHI LOGISTICS (AMERICAS) INC.を設立(現・連結子会社)
2022年3月23695
2023年3月2711015
2024年3月250128
2025年3月25510123.97
2026年3月26411104.26

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高264億円のうち、営業利益として残るのは11億円4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金84.1%222億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.7%31億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.2%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.2pt
4.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
2.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は56億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−2511−1541
2014年3月100−71044
2015年3月6−4−1246
2016年3月12−144−247
2017年3月10−4327−3340
2018年3月9−16−5−728
2019年3月20−3223−1239
2020年3月18−91950
2021年3月14−3911−2535
2022年3月13−2112−840
2023年3月27−17−91042
2024年3月21−8−101346
2025年3月24−12−111248
2026年3月17−90856

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は403億円。このうち返さなくてよい自己資本が256億円で、自己資本比率は54.9%(業種中央値56.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2511569561.6
2014年3月2471598863.7
2015年3月2411588364.5
2016年3月2471588963.1
2017年3月28116211956.9
2018年3月28317610758.3
2019年3月32017514551.7
2020年3月32317614751.7
2021年3月33619314350.6
2022年3月36920116847.8
2023年3月37821915950.9
2024年3月38123514654.1
2025年3月38424414055.5
2026年3月40325614754.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
57億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
168億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
147億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率31社中14位あたり、逆に低いのは配当利回り31社中30位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.9%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.2%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.9%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.5%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.2%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,550で、1年前と比べて+89.9%過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。

¥2,550+1.4%1ヶ月+7.3%1年+89.9%時価総額211億円
過去52週の値幅
安値¥1,310高値¥3,125

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)30.8倍
PER (会社予想)30.1倍
PBR0.92倍
配当利回り5.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1ヶ月で1.58%上昇し、8月10日には2440円と上昇基調を維持しています。25日移動平均線2414円を上回り、75日線2331円からも乖離しており、中期的な上昇トレンドが継続しています。年初来では96.21%とほぼ倍増の大幅高で、倉庫運輸セクターの好調を反映しています。52週高値は3125円ですが、現在の株価はその78%の水準にあり、高値圏からの調整が続く中、下値を固める展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PER29.5倍は同業界平均13.61倍を大きく上回り、割高感があります。PBR0.85倍は平均0.97倍を下回り資産面では割安ですが、ROE2.9%と低収益性が評価を圧迫しています。配当利回り5.33%は平均3.02%を上回る一方、配当性向163.7%と過剰で持続性に懸念があります。割高だが高配当と低PBRが支えです。

指標この会社業種平均
PER (実績)30.8倍13.9倍
PER (予想)30.1倍
PBR0.92倍0.98倍
ROE2.9%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この銘柄の投資論点は、デジタル化や物流効率化への対応が収益を押し上げるかどうかにある。強気派は、港湾物流の需要回復と運賃上昇による業績改善を期待し、さらに2025年3月期の営業利益率が3.92%から2026年3月期には4.17%へと改善傾向にあることを根拠に挙げる。一方、弱気派は、売上高が2023年3月期の271億円から減少傾向にあり、純利益も減少していることから、競争激化による価格競争や人件費上昇が利益を圧迫すると懸念する。また、ROEが2.9%と低く、成長性に乏しいという見方もある。

プラスに働く材料7
  • 利益率改善の兆し

    営業利益率が3.92%から4.17%へ上昇、効率化の効果が表れ始めた

  • 港湾需要の回復期待

    神戸港の輸出・輸入貨物量は増加傾向にあり、物流需要の拡大が見込まれる

  • 高い配当利回り

    配当利回り5.33%と高く、インカムゲインを狙う投資家の支持がある

  • 営業利益が10→11億円と増益、利益率4.17%へ改善通年影響

    営業利益11億円、前期比1億円増、売上高264億円

  • PBR0.85倍と割安、配当利回り5.33%継続影響

    PBR0.85倍、配当利回り5.33%、株主還元が評価

  • 売上高が250→255→264億円と3期連続増収通年影響

    売上高264億円、前期比9億円増、安定した増収

  • 株価1年で96.21%上昇し、上昇基調に弾み継続影響

    株価2440円、1年で96.21%高、需給改善が続く

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少傾向

    2023年3月期の271億円から2024年3月期250億円へ減少、需要減退が懸念

  • 利益の減少基調

    純利益は15億円から7億円へ減少、収益性の悪化が指摘される

  • 低い収益性と株主還元

    ROEが2.9%と低く、成長投資よりも配当に回す余力が乏しい

  • 純利益が8→7→6億円と3期連続減益通年影響

    純利益6億円、前期比1億円減、3期連続減益で収益悪化

  • ROE2.9%と低収益性継続影響

    ROE2.9%と低く、PBR0.85倍は妥当、株主価値向上が課題

  • 予想PERが公表されておらず見通し不明瞭不定影響

    予想PERが無し、業績ガイダンス不足で投資判断しづらい

  • 外国人保有0.18%と極端に低く流動性乏しい継続影響

    外国人保有0.18%、売買高が少なく、大口売りで下落しやすい

次の決算で確かめる点
港湾取扱貨物量
港湾物流の需要変動を直接反映し、売上高の先行指標となる
営業利益率
物流効率化の成果や価格競争の影響を判断する重要指標
純利益の推移
コスト増加や需要減退の影響を測るため、利益の質を確認
配当性向
株主還元の余力を確認し、配当の持続可能性を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり132で、前期から+364.3%いまの株価に対する利回りは5.18%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥132
1株あたり
配当利回り
5.18%
いまの株価に対して
配当性向
163.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1229.7
2018年3月1633.330.5
2019年3月12−25.031.3
2020年3月120.048.1
2021年3月1525.012.4
2022年3月14−6.714.7
2023年3月1614.39.0
2024年3月2343.825.9
2025年3月2821.723.7
2026年3月130364.3163.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥132

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,060人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.8%を占め、残る60.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他54.755.754.556.259.159.6
事業法人31.231.131.031.030.930.9
金融機関12.312.212.011.39.28.9
自己株式6.26.25.55.55.55.5
証券会社0.60.52.21.00.30.4
外国法人1.20.60.40.50.40.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大和製衡株式会社15.66
02川西 多美6.83
03川西 央也5.91
04日本毛織株式会社4.60
05川西 康夫3.92
06川西 二郎2.70
07多島 晶子2.60
08大嶽 敬子2.49
09株式会社川西勝三商会2.43
10株式会社みずほ銀行2.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+250%、1株純資産は14期で+42%。直近期のROEは2.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月242,0311.226.762.9
2014年3月352,0691.717.142.6
2015年3月−322,047
2016年3月362,0501.824.038.6
2017年3月492,1032.322.229.7
2018年3月642,1703.028.330.5
2019年3月432,1762.030.831.3
2020年3月322,1951.528.648.1
2021年3月712,2323.217.412.4
2022年3月682,3073.016.214.7
2023年3月1952,5218.15.29.0
2024年3月1042,6974.011.625.9
2025年3月982,7873.610.623.7
2026年3月832,8762.930.5163.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額129百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
川西二郎代表取締役 社長54223,000
高杉誠常務取締役 管理企画部門管掌611,000
笠原謙取締役 国際部門・港運部門管掌611,000
長島聡取締役 国内部門管掌602,000
八杉勝英取締役(監査等委員)65
虎頭信宏取締役(監査等委員)56
公江正典取締役(監査等委員)56
横山正典取締役 国内部門西日本・港運部門管掌561,000
村田吾郎取締役(監査等委員)47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5703731111022
社外取締役319196

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,306字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、2026年3月末時点で当社及び連結子会社10社で構成されており、倉庫業を中心とした貨物の保管・荷役業務、港湾運送業務、貨物運送取扱業務、通関業務及び流通加工業務等を行う国内物流事業ならびに国際複合一貫輸送業務(NVOCC)を中心とした海外輸送業務、海外との輸出入貨物取扱業務及び海外での現地作業等を行う国際物流事業を主な事業として取り組んでおります。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 国内物流事業 倉庫業 寄託を受けた貨物を倉庫に保管し、その対価として保管料を収受する事業であります。また、倉庫保管業務に関連して貨物の入出庫およびこれに付帯する諸作業を倉庫荷役として行い、その対価として荷役料を収受する事業であります。 (主な関係会社) 当社、川西ファインサービス(株)および川西港運(株) 港湾運送業 港湾において、海上運送に接続して貨物の船積みおよび陸揚げの作業とその荷捌きを行い、その対価として港湾運送料金を収受する事業であります。 (主な関係会社) 当社および川西港運(株) 貨物運送取扱業 荷主の依頼を受けて、運送事業者の行う運送を利用しての貨物の運送もしくは貨物の運送の取次等を行い、その対価として運賃・料金を収受する事業であります。 (主な関係会社) 当社、(株)メイサク、(株)マルカ陸運および(株)エムティーサービス その他関連業務 輸出入貨物の通関業務、当社倉庫内での流通加工業務を行い、料金を収受する事業および物流関連施設を賃貸し、その対価として賃貸料を収受する業務であります。 (主な関係会社) 当社および川西ファインサービス(株) (2) 国際物流事業 国際運送取扱業 荷主の依頼を受けて、陸海空の各種輸送手段を結合し、輸出入貨物の国際間複合輸送の取次等を行い、その対価として運賃・料金を収受する事業であります。 (主な関係会社) 当社、KAWANISHI LOGISTICS (S) PTE. LTD.、THAI KAWANISHI LIMITEDおよびKAWANISHI LOGISTICS (AMERICAS) INC. 倉庫業 寄託を受けた貨物を倉庫に保管し、その対価として保管料を収受する事業であります。また、倉庫保管業務に関連して貨物の入出庫およびこれに付帯する諸作業を倉庫荷役として行い、その対価として荷役料を収受する事業であります。 (主な関係会社) PT KAWANISHI WAREHOUSE INDONESIAおよびTOAN PHAT LOGISTICS JOINT STOCK COMPANY (3) その他 太陽光発電による売電事業、不動産の賃貸事業及び物流資材の販売事業等であります。 (主な関係会社) 当社および川西ファインサービス(株) 以上に述べた事項の事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,657字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 基本方針および基本戦略 当社グループは長期ビジョン『KAWANISHI2030』及び中期経営計画『Vision2027 事業領域の拡大』を策定しており、以下の基本方針を掲げ、基本戦略、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に基づいて取り組んでおります。 基本方針 ① 取引先顧客へのサービス向上を第一とし、当社のステークホルダーへの信頼関係の構築を維持します。 ② 健全な財務体質を意識しながら経営基盤の安定と強化を基本とし、筋肉質な体質を実現すべく、既存事業の利益改善を図ります。 ③ これまでのビジネスモデルに捉われることなく、時代のニーズに合致した物流の構築を進め、DXの推進やサステナビリティなどの社会課題に対応した企業を目指します。 基本戦略 「次世代型物流施設の計画推進」、「ASEAN投資」、「リコンストラクション(拠点/組織の再構築)」は三大重点戦略(三本の矢)として強力に推進してまいります。三本の矢の戦略はそれぞれが相互補完性を有しており、そのどれをも欠けさせることなく同時並行で確実に実行させることにより飛躍的な業績目標を実現いたします。 ① 成長に向けた戦略的投資 ・次世代型物流施設の計画推進 ・ASEAN投資 ・国内における物流企業のM&A ・基幹システム再構築 ・地球環境にやさしい物流構築/サステナビリティ推進室新設 ・資本政策の推進 ② 社内体制の強化 ・リコンストラクション(拠点/組織の再構築) ・統合報告書策定 ・ペーパーレス化推進によるオフィスワークの改革 ・RPAの導入による業務集約/労働負荷軽減 ・コンプライアンスの強化 ・システム化推進による競争力強化 ・営業体制の強化 ・ダイバーシティ&インクルージョンへの対応 ・労働力不足に対応した人財戦略の強化 ・社内教育体制の充実 ・財務基盤の強化 ③ 既存事業の拡大・強化 ・物流拠点の機能拡充 ・運送部門強化 ・ASEAN物流拡大を起点とした長距離海上輸送などの海外物流業務の強化 ・メーカー物流の強化 ・通関体制の強化 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応 長期ビジョン『KAWANISHI2030』とそれに向けたPhaseⅡの中期経営計画の達成に向けては、中長期でのROEの向上を図るとともに、成長戦略や事業リスク、戦略実行状況等の明瞭な説明によるPERの改善および資本コストの逓減が必要と考え、対応方針を掲げております。 ① 企業価値向上に向けた取り組み ② 資本政策の推進 ・Vision2027達成に向けた投資の実施 (ASEAN投資/国内・海外M&A/物流拠点の機能拡充) ・日本版ESOP等の導入 ・IRの強化、サステナビリティ推進 ・株主優待制度の拡充 ・配当性向目標35% ・特別配当、自己株式取得の実施 (2) 経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、日本経済において人手不足が深刻化するなか、所得環境の改善や各種政策の効果、また、省人化やDXに向けた企業投資が期待されるなど、景気は緩やかな回復が見込まれます。 世界経済では、米国の通商政策や中東情勢の影響により先行き不透明な状況が続くものの、アジア地域では特にインドネシアにおいて人口増加や賃金上昇を背景に個人消費が拡大し、経済成長は堅調に推移していることから、消費市場の拡大、輸出入の増加等が期待されます。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは成長に向けた戦略的投資、社内体制の強化、および既存事業の拡大・強化を行うことにより利益の拡大伸長および次世代における飛躍的な発展を目指しており、そのための重要な課題として以下の点を施策としております。 ① 成長に向けた戦略的投資 DXを通じた従来のビジネスモデルに捉われない物流施設を構築するため、次世代型物流施設の計画を推進しております。 また、海外においては、ASEAN地域への投資の検討を進め、倉庫事業の参入を足掛かりに、国際物流事業の拡充にも注力し、当社グループの事業拡大をめざしております。 「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する方針を掲げ、中長期的な事業環境変化を捉えた成長戦略・資本効率の最適化と財務基盤の向上、株主還元に対する資源配分を実行してまいります。 ② 社内体制の強化 基本戦略の確実な推進を実現するために事業ポートフォリオを見直しながら、ヒト・モノ・カネの再配置も想定し拠点/組織の再構築を推進してまいります。 また、将来の持続的な成長への取り組み、戦略、ガバナンス、中長期的な価値創造等をあらゆるステークホルダーに理解してもらうための統合報告書を作成しております。 環境への配慮や労働力不足に対応した取り組みとしては、ペーパーレス化促進によるオフィスワークの改革、RPAなどの省人化に寄与するシステムの導入等を引き続き推進します。また、差別のない人事制度の実施や人材登用等、ダイバーシティへのより一層の対応と、社内教育体制を充実させるとともに、人財戦略の強化を図ってまいります。 ③ 既存事業の拡大・強化 既存事業における物流サービスについては、人手不足による物流の停滞が懸念されるなか、荷主企業、協力会社の相互理解と協力のもとDXの活用を通じて効率性を高める物流業務の革新を目的とした物流拠点の機能拡充を推進しております。また、収益の拡大と利益率の向上を目的とした運送部門の強化等、既存事業の拡大・強化を図っております。 海外物流業務においては、ASEAN物流拡大を起点とした長距離海上輸送等の海外物流業務の強化に取り組んでおります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 長期ビジョン「KAWANISHI2030」の実現に向けて、2025年度から2027年度までの3ヵ年の中期経営計画「Vision2027 事業領域の拡大」をPhaseⅡと位置付け、物流事業の収益力向上を図り、株主還元強化などの資本政策を通じて、企業価値のさらなる向上をめざし、連結営業収益300億円、連結営業利益15億円を目標に掲げております。
事業等のリスク6,286字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境の変化 当社グループの主たる事業は、普通・冷蔵倉庫業を中心に、港湾運送業務、貨物運送業務、国際運送業務及び通関業務等を行う総合物流事業であり、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸などの主要港に営業基盤を置き、輸出入貨物の取扱いを中心に事業展開を行っております。倉庫業の特性として、立地する地域の経済活動や消費動向が当該地域の物流量の変化に影響を受け、国際運送業務については、海運市況の影響を受けることから当該市況が低迷した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 当社グループが扱う輸入貨物の多くは食料品であり物流量が急激に変化する可能性は低いと認識しておりますが、海外への輸出については当該輸出地域の景気に左右される場合には、リスクが顕在化する可能性があります。当該リスクへの対応としては、取り扱う輸入、輸出貨物の多様化を図ること、また多様な地域へ事業展開を行うことによりリスクを分散させる試みを実行しております。 (2) 業界に関連する法的規則 当社の主要な事業活動である倉庫業は、寄託を受けて顧客の物品を倉庫で保管する受託事業で、物流の中核となる業種であり、倉庫業者として「倉庫業法」の規制を受けております。 当社では「倉庫業法」に基づき、国土交通大臣より「倉庫業」の登録を受けております。当該登録には期限の定めはありませんが、倉庫業法及び倉庫業法に基づく処分又は登録、許可若しくは認可に付した条件に違反したとき及び営業に関し不正な行為をしたときなどは営業の停止を命じまたは登録が取り消される可能性があります。 本書提出日現在、当社グループには登録の取消し事由に該当する事実はないものと認識しておりますが、将来何らかの理由により、登録の取消し等の事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループの重要な事業活動にかかる主な許認可は以下のとおりであります。 許認可等の名称   所轄官庁等   許認可等の内容   有効期限 倉庫業   国土交通省   倉庫業法   なし また、物流事業を行う当社グループには、倉庫業法以外にも、港湾運送事業法、通関業法、貨物利用運送事業法等に関する法令の規制を受けております。これらの当社グループの事業に関わる法令等による規制の改廃や新設が行われた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 各種業法について理解と見識の低さから違法行為を行う可能性があると認識しており、当該リスクへの対応策として、各分野での勉強会の開催、役職員が常に法令遵守を意識して業務に取り組むようコンプライアンスに関する研修を毎期行っております。 (3) 取扱貨物の動向等 当社グループの主要取扱貨物は、輸入貨物の農産品(コーヒー豆、小豆、落花生など)、畜産品(鶏肉、牛肉など)、食料工業品(食料品、食品原料など)であります。そのため、日本の消費者の食品嗜好の変化が当社取扱貨物の動向に影響し、間接的に当社の経営成績に影響を与える可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 食品についての嗜好の変化等は考えられるものの、食品についての急激な需要の低下等は見込まれておらず、リスクが顕在化する可能性は低いと認識しております。また当該リスクへの対応として、食品に対する顧客のニーズに合わせた物流の構築を行うことにより対応を行っております。 (4) 食品の輸入停止措置等 当社グループが主力とする食品の輸入貨物の取扱いについては、食品の安全性を確保する見地から、関係当局による特定国を対象とした輸入制限及び輸入停止措置がとられる場合があり、また輸入食品の国内在庫量及び消費動向により輸入量が制御された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 海外からの輸入制限等が行われる可能性については常に起こりうると認識しておりますが、輸入のみならず多様な地域での事業展開を行うことによりリスクを低減させる取組みを実施しております。 (5) 自然災害・感染症等 当社グループの主たる事業は、倉庫業を中心とする物流事業であり、地震等の大規模災害が発生した場合は、当社施設も被災し、物流事業の停滞を招く可能性があります。これらの事象は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、未知のウイルス等による感染症の拡大により、事業活動に係る物流体制や営業活動に支障が生じた場合や人的被害が拡大した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 台風をはじめ地震等による自然災害については地理的要因からも常に発生のリスクがあると認識しております。当該リスクへの対応として、物流業という公共性の高い事業を停滞させないためにもBCPの構築を行うとともに、当社施設への被災を防ぐための処置を実施しております。 感染症については、世界的に影響を及ぼすものが一定期間内において発生した場合には、顕在化するリスクがあると認識しております。 (6) 顧客等の情報管理 当社グループは、国内物流事業及び国際物流事業において、多くの顧客情報を取り扱っており、これらの情報管理に関するセキュリティ管理体制の維持・向上、コンプライアンスの強化については、情報セキュリティポリシーを定め、社員教育の徹底を図り、リスク発生を予防する一方で、リスク発生時の影響を軽減する対応策を講じております。 管理体制と社員教育を強化し、情報漏洩防止に努めておりますが、不測の事態により情報が外部に漏洩した場合、当社グループの社会的信用の低下や損害賠償請求の発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 当該リスクへの対応策として、役職員の情報セキュリティ意識向上のために情報セキュリティに関する研修を毎期行うこととし、また、情報セキュリティ委員会を設置し意識向上を徹底しており、リスクが顕在化する可能性は低いと認識しております。 (7) システムトラブルによる影響 当社グループは、各種の物流事業において情報システムを構築し、顧客との情報交換にはインターネットを利用しており、システム上のトラブルなど、万一の場合に備えて最大限の保守・保全の対策を講じるとともに、情報管理体制の徹底に努めております。 しかしながら、災害などにより機器やソフトウエアが被災し、システム作動不能や内部情報が消失した場合には、当社グループの経営成績や社会的信用に影響を与える可能性があります。 また、外部からの想定を超えた不正アクセスやコンピュータウイルス感染などにより、システム障害、情報漏洩や改ざんなどの被害を受けた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 不正アクセスやコンピュータウイルス感染による障害等についてはセキュリティ対策を万全に行っているものの、常に発生の可能性はあると認識しております。また災害によりシステムが被災することも想定されますがシステムのクラウド化など、BCP構築の一環として対応しております。 (8) コンプライアンスに関するリスク 当社グループは法令遵守及び企業倫理とそれらの精神を守り、実践していくことを業務遂行の基本とすることを宣言し、役員及び全従業員に研修会などを通じて、コンプライアンス意識を高めることに努めております。しかし、このような取組みを講じても、完全に履行できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 当該リスクへの対応策として、役職員が常に法令遵守を心掛けるようコンプライアンスに関する研修を毎期行い、また、コンプライアンス委員会を設置し法令遵守を徹底しており、リスクが顕在化する可能性は低いと認識しております。 (9) 設備投資に係るリスク 当社グループは、国内及び海外において積極的な事業展開を計画しておりますが、仮にこれらの事業戦略が当初計画した経営計画、利益計画及び設備投資計画の通りに進捗せず、投入された資本の回収計画が低下、停滞又は計画の中断に至った場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 国内及び海外での様々な要因により事業計画が当初の計画通りとならない可能性は存在しますが、事業計画のモニタリングを随時行い、事業計画の進捗及び分析並びに必要に応じた施策を実行できる体制を整えております。 (10) 固定資産の減損処理 当社グループは、倉庫業を中心とした物流事業を営んでおり、事業用の有形固定資産を有しております。2006年3月期から固定資産に関する減損会計が導入され、今後の収益性の低下等により投資額の回収が見込めなくなった場合には当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 国内外での事業環境の変化等により固定資産の減損の発生の可能性は常にあると認識しておりますが、事業の収益性を検証し、現在の事業環境に合わせた適切な運営を行うことにより影響を低減する体制を整えております。 (11) 退職給付債務による影響 当社グループの従業員の退職給付に備えるための退職給付債務及び費用は、年金数理人が計算する基礎率に基づいて算出しておりますが、基礎率の変更があった場合、年金資産の時価や運用利回りが低下した場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 特に国内外での景気や金融政策により年金資産の時価や運用が低下する可能性はあると認識しておりますが、年金資産の運用を毎期見直すことにより、影響を低減する取り組みを実施しております。 (12) 重要な訴訟について 当社グループの経営に大きな影響を及ぼす重要な訴訟等は提起されておりません。しかし、将来、重要な訴訟等が発生し不利な判断を受けた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は2026年4月14日付で、当社が寄託を受けた貨物に発生した損害に関し、当社顧客より当社を含む本件に関する会社2社に対して、第三者からの損害賠償請求に伴う求償行使による損害賠償請求訴訟が提起され、同年4月30日に訴状の送達を受けております。当該請求の金額は61,605千円(遅延損害金を除く。)であります。当社といたしましては、本件訴訟の請求内容を精査し、代理人弁護士を通じて適切に対応してまいります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 予期せぬ訴訟等については発生の可能性はあると認識しておりますが、現時点で予測できる内容はなく、どの程度の可能性があるかは想定できません。 (13) 海外事業展開におけるカントリーリスク 当社グループは、アジアを中心に海外事業展開を拡大しておりますが、海外においては、政治、経済情勢の変化、予期せぬ法規制の変更、自然災害、テロ、戦争等の事態により、事業の継続が困難となる等のリスクが存在します。これらのリスクが顕著化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 当社グループでは近年はインドネシアおよびベトナムにおいて倉庫事業を展開し、投資を拡大しております。今後もASEAN地域の経済が発展すると見込んでおりますが、自然災害、為替の変動、景気の減速による消費への影響等もありリスクが顕在化する可能性があると認識しております。リスクの低減を図るため、状況に合わせた投資が行えるよう段階的に展開を行っております。 (14) 金利の変動 当社グループは安定的に事業を継続するため必要な設備の新規投資や更新を毎年行っております。その際、有利子負債や自己資本比率について適正水準維持に努めつつも、必要な設備資金を主として銀行借入により調達しております。現在は主に固定金利の長期借入金により資金を調達しているため、一定期間においては金利変動による影響は軽微でありますが、金利の変動により、将来の資金調達コストが影響を受ける可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 中期経営計画による積極的な事業展開により借入金が膨らむなどリスクとしては増加する傾向となっております。リスクの低減を図るため、借入のうち一部については金利スワップ契約などにより固定金利と変動金利の変動に対応しております。 (15) 保有資産の時価の変動 当社グループは、事業用資産(土地、建物等)及び取引先との緊密な関係維持・強化等を目的とした投資有価証券を保有しております。事業用資産については時価下落や収益性の低下により、また、投資有価証券については株式相場の下落や投資先の財政状態の悪化により、投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失を計上します。これらにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 投資有価証券については、景気や環境の変化により常に損失発生の可能性があると認識しております。リスクの低減を図るため、投資有価証券については時価の変動を含めた有用性の検証を行い保有の可否を検証しております。 (16) 他社との競合リスク 当社グループの事業は同業者が多く、厳しい競合状況にあります。当社グループでは、冷蔵倉庫及び普通倉庫の設備を有し、保管・輸送等に一定のノウハウが必要な輸入食料品の取扱いで他社との差別化を図っておりますが、競合の結果、収益や利益率の低下等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当該リスクが顕在化する可能性及び対応策) 他社との競合のリスクは事業を運営していく上では存在するリスクであり常に顕在化するリスクがあります。リスクを低減する取り組みとしては、当社の培った食料品の取扱いのノウハウと顧客のニーズに合わせた物流の構築を行うことにより対応しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,276字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、景気は緩やかな回復が続いております。一方で米国の通商政策や中東情勢の影響による景気下振れリスクに加え、原材料・エネルギー価格の高騰や物価上昇の継続による個人消費への影響などもあり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況のもと当社グループは、2027年度を最終年度とする中期経営計画『Vision2027 事業領域の拡大』で掲げる、次世代型物流施設の計画推進、ASEAN投資、リコンストラクションを三大重点戦略として強力に推進し、飛躍的な業績目標を達成するために取り組んでまいります。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、企業結合による「のれん」の増加、「投資有価証券」の期末評価等により前連結会計年度末に比べ1,874百万円増加の40,254百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、「長期借入金」の新規借入等により、前連結会計年度末に比べ742百万円増加の14,697百万円となり、また、当連結会計年度末の純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益による「利益剰余金」の増加、株価の影響による「その他有価証券評価差額金」の増加および企業結合による「非支配株主持分」の増加により、前連結会計年度末に比べ1,131百万円増加の25,556百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度においては、国内物流事業では前期に低調だった港湾運送業務の取扱いが回復し、倉庫業務でも入庫高、保管高が堅調に推移いたしました。また、運送業務も堅調に推移したことに加えM&Aで取得した運送会社も業績に寄与いたしました。国際物流事業では当社の国際運送取扱業務が前期に比べ減少したものの、前期に低調だった海外子会社の業績が回復したことやM&Aで取得したベトナムの子会社が業績に寄与したこともあり、グループ全体での営業収益は前期を上回る結果となりました。営業利益についても貨物の入着が集中したことによる荷役経費の増加やのれんの償却費用の増加、国際物流事業での減少等があったものの、国内物流セグメントでの増加やその他セグメントでの賃貸収益の増加等もあり前期に比べ増加しました。経常利益については、M&Aによる取得関連費用の計上や為替差損の計上(前期は為替差益)、支払利息の増加等もあり前期に比べ減少し、親会社株主に帰属する当期純利益についても前期に比べ減少いたしました。 その結果、当連結会計年度の営業収益は前期比3.4%増加の26,400百万円、営業利益は前期比8.6%増加の1,115百万円、経常利益は前期比11.6%減少の1,042百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比14.8%減少の636百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 国内物流事業 (倉庫業) 貨物の入庫高、保管高が前期を上回り、保管残高も高水準で推移したことにより前期を上回りました。 (港湾運送業) 港湾運送業務は、前期に低調だった港湾運送業務の取扱量が回復したことにより、前期を上回りました。 (貨物運送取扱業務) 貨物の取扱いが好調に推移したほかノンアセット事業の拡大、またM&Aで取得した運送会社の業績が第4四半期から寄与したこともあり前期を上回りました。 (その他物流関連業務) 通関業務等の手続業務や物流施設の賃貸業務等については前期と同程度で推移いたしましたが、流通加工業務については選別作業等の取扱いが減少したこと等により前期を下回りました。 その結果、国内物流事業の営業収益は前期比3.7%増加の21,484百万円となり、セグメント利益は人件費の増加等ありましたが、営業収益の増加に加え修繕費等の減少もあり前期比4.8%増加の1,824百万円となりました。 国際物流事業 国際物流事業においては、前期低調だった海外子会社の業績が回復したほか、M&Aにより取得した海外子会社の業績が第3四半期より寄与したことにより営業収益は前期を上回りましたが、当社の国際運送取扱業務が前期に比べ減少したことにより、セグメント利益は前期を下回りました。 その結果、国際物流事業の営業収益は前期比1.3%増加の4,532百万円、セグメント利益は前期比8.5%減少の163百万円となりました。 なお、不動産の賃貸事業及び物流資材の販売事業並びに太陽光発電の売電事業等のその他事業は、営業収益は前期比6.7%増加の400百万円、セグメント利益は前期比2.6%増加の249百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益が1,059 百万円となり、減価償却費、法人税等の支払額、有形固定資産の取得による支出、長期借入れによる収入、長期借入金の返済による支出等により、前連結会計年度末に比べ847百万円増加し、当連結会計年度末には5,647百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果獲得した資金は、1,684百万円(前期は2,445百万円の獲得)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益1,059百万円、減価償却費1,420百万円、法人税等の支払額605百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は、890百万円(前期は1,175百万円の使用)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出650百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出337百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果獲得した資金は、27百万円(前期は1,142百万円の使用)となりました。これは主として、長期借入れによる収入2,100百万円、長期借入金の返済による支出2,310百万円、非支配株主からの払込みによる収入329百万円によるものであります。 ③ 営業の実績 当社グループの主たる事業は、倉庫業を中心とした貨物の保管・荷役業務、港湾運送業務、貨物運送取扱業務、通関業務及び流通加工業務等を行う国内物流事業ならびに国際複合一貫輸送業務(NVOCC)を中心とした海外輸送業務、海外との輸出入貨物取扱業務、海外での現地作業及び海外での倉庫事業を行う国際物流事業であり、セグメントごとの営業収益及び取扱高等を示すと以下のとおりであります。 a.セグメントごとの営業収益 (千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内物流事業   21,484,139   103.7 国際物流事業   4,532,821   101.3 報告セグメント計   26,016,960   103.3 その他   400,682   106.7 合計   26,417,642   103.4 (注) セグメント間の内部取引消去前の数値によっております。 b.セグメントごとの取扱高等 (国内物流事業) 倉庫業の入出庫高及び保管残高 ・普通倉庫 区分   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 数量(トン) 入庫高   969,132   103.0 出庫高   959,099   99.9 保管残高   期末   281,785   103.7 期中平均   290,527   102.4 (注) 数量には、再保管にかかる取扱高を含んでおります。 ・冷蔵倉庫 区分   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 数量(トン) 入庫高   44,309   89.0 出庫高   44,937   93.3 保管残高   期末   14,325   95.8 期中平均   14,961   98.1 (注) 数量には、再保管にかかる取扱高を含んでおります。 港湾運送業の取扱トン数 区分   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 数量(トン) 船内荷役   903,806   131.3 艀運送   -   - 荷捌   1,275,270   105.6 船積   28,292   65.3 合計   2,207,368   113.9 貨物運送取扱業務、通関業務及び流通加工業務等については、取扱実績の明示が困難でありますので記載を省略しております。 (国際物流事業) 国際物流事業については、取扱実績の明示が困難でありますので記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 a.財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,874百万円増加の40,254百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ665百万円増加の10,281百万円となりました。これは主に、現金及び預金が459百万円増加したことによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,208百万円増加の29,973百万円となりました。これは主に、企業結合によりのれんが446百万円増加したこと、株高により投資有価証券が322百万円増加したこと等によるものであります。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ742百万円増加の14,697百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ740百万円減少の4,216百万円となりました。これは主に、短期借入金(1年以内返済予定の長期借入金)が減少したことによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,482百万円増加の10,481百万円となりました。これは主に、投資資金の調達やM&Aによる子会社の増加により長期借入金が増加したことによるものであります。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,131百万円増加の25,556百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益等により利益剰余金が増加したことや、株高の影響によりその他有価証券評価差額金が増加、また子会社の増加により非支配株主持分が増加したことによるものであります。 b.経営成績 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、営業収益については前期に比べ858百万円増加し26,400百万円となりました。主な増加要因として、国内物流事業においては倉庫業務、港湾運送業務の取扱いが増加したことや、国内での運送業務が増加したこと、倉庫事業での保管単価の上昇等によるもの、また、国際物流事業においては一部海外現地法人の業績が回復したことや、M&Aより子会社が増加したことによる影響となります。 営業利益については前期に比べ88百万円増加し1,115百万円となりました。国内物流事業では、倉庫、港湾運送、運送等の各事業が堅調に推移したこと、国際物流事業では海外現地法人の回復はあったものの当社の国際運送取扱業務が低迷したことによるものです。なお、営業利益率については当期4.2%(前期比+0.2ポイント)となっております。 経常利益については為替差益等の営業外収益が減少し、子会社の取得による取得関連費用を計上したこと等により、前期に比べ136百万円減少し1,042百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益の減少により、前期に比べ110百万円減少し636百万円となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの運転資金需要のうち主なものは、下払作業費や運送費用の支払いのほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の適正額を維持することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入れを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入れを基本としており、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は9,548百万円、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,647百万円となっております。 なお、次期のキャッシュ・フローについては、次期の利益及び減価償却による資金の留保などを見込む一方、国内でのM&Aや設備投資による支出のほか、配当金の支払い等が予定されるため、現金及び現金同等物の期末残高は概ね当期並みの水準になるものと予想しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、以下のとおりであります。 (有形固定資産及び無形固定資産の減損) 当社グループは、減損の兆候がある有形固定資産等について、資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、その減少額を減損損失として計上しております。 有形固定資産等に減損の兆候がある場合、減損損失の認識の要否を判定する必要がありますが、この減損損失の認識の要否の判定に用いる個々の有形固定資産等の将来キャッシュ・フローの見積りは不確実性が高く、将来の経営環境の変化等により回収可能性を著しく低下させる変化が見込まれた場合、減損損失の計上が必要となる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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