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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

東邦アセチレン

toho acetylene co.,ltd.4093 · Standard · 化学

溶解アセチレン・酸素・窒素など各種高圧ガスの製造販売を中核に、溶接器具・食品関連器材・製氷機など多角展開。

概要

東邦アセチレンは、宮城県多賀城市に本社を置く産業ガス総合メーカーである。1955年に溶解アセチレンの製造販売で創業し、現在は酸素、窒素、アルゴン、水素、液化石油ガスなどの高圧ガスを主力に、溶接器具やエスプーマ用食品添加ガス、製氷機等多角化している。2026年3月期の連結売上高は346億円、従業員は763名。東北・北海道を地盤に、関東にも販売網を持つ。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

ガス関連事業が売上高の約6割を占める収益構造

当社グループの売上高は、ガス関連事業が206億円と全体の約6割を占め、次いで器具器材関連事業が92億円、エスプーマ関連事業が18億円、製氷機関連事業が17億円、自動車機器関連事業が10億円である(2026年3月期)。ガス関連では酸素、窒素、アルゴン、水素、液化石油ガスなどを扱い、多賀城工場で酸素・窒素・アルゴンを自社製造する。エスプーマ関連は食品添加用亜酸化窒素が主力で、外食産業向けに販売を拡大中。器具器材は溶接材料や切断器具、生活関連器具を扱い、建設・造船向け需要に依存する。製氷機関連は子会社のタガワが手がけ、漁協や食品メーカー向けに製氷・冷凍機械を設計施工する。

東北・北海道に強固な営業基盤を持つ地域密着型

販売拠点は東北各県と北海道、関東に広がる。仙台支店、八戸支店、秋田・酒田営業所、郡山営業所、新潟営業所、札幌営業所、関東営業所(千葉)など、地域ごとに支店・営業所を配置し、タンクローリーで直接需要家へ配送する。ガス関連事業の主たる市場は東北・北海道で、人口減少や公共事業減が課題だが、総合力で安定的な収益確保を目指す。一方、エスプーマ関連は全国の配送拠点から販売し、東京支社・大阪支社を機能強化している。

15社の連結子会社と多数の関連会社からなるグループ

連結子会社は15社、持分法適用関連会社3社、非連結子会社6社、関連会社9社、その他の関係会社2社で構成される。主な販売子会社に東酸、東ホー、太平熔材、東邦岩手、東邦福島、東邦北海道などがあり、製造・充填を担う東邦興産、八戸液酸、福島共同ガスセンターなどがある。また、製氷機関連のタガワ(1999年資本参加)や、水素製造の東邦酒田水素(1975年設立)もグループ内に抱える。かつて運送子会社の東邦運送を保有していたが、2013年に全株式を売却した。

業界の中での役割は高圧ガスおよび関連機器の製造・販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
346億円
営業利益
19億円
営業利益率
5.5%
純利益
13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ガス関連 事業212億円61.3%19億円9.0%
器具器材 関連事業95億円27.5%3億円3.2%
エスプーマ 関連事業18億円5.2%5億円27.8%
製氷機 関連事業11億円3.2%2億円18.2%
自動車機器 関連事業10億円2.9%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鉄鋼・金属・半導体等(ガス需要)主力

溶解アセチレン、酸素、窒素、アルゴン、水素など各種高圧ガスを製造・販売。鉄鋼、半導体、化学、医療など幅広い産業に供給。自社工場での製造に加え、子会社や仕入先からも調達し、タンクローリーで顧客へ配送。

主な製品・サービス6
溶解アセチレン
溶接・切断用の燃料ガス。子会社の北日本アセチレンが製造。
酸素
燃焼助成・酸化用途で鉄鋼業や医療現場で使用。多賀城工場で製造。
窒素
不活性ガスとして半導体製造や化学製品の酸化防止に使用。多賀城工場で製造。
アルゴン
安定した不活性ガスで、鉄鋼・半導体の雰囲気ガスやステンレス溶接に使用。多賀城工場で製造。
水素
鉄鋼の熱処理や石油精製に使用。子会社の東邦酒田水素が製造。
液化石油ガス
家庭用・工業用燃料として販売。

02外食・食品準主力

食品添加物用亜酸化窒素(エスプーマ用)や食品関連器材を、飲食店向けに販売。全国の配送拠点から供給。

主な製品・サービス2
食品添加物用亜酸化窒素
エスプーマ調理法で食材を泡状にするためのガス。飲食店向けに販売。
食品関連器材
エスプーマ調理用器材や各種食材の販売。

03建設・製造(溶接材料等)準主力

建築鉄骨、造船、建機などの製造に必要な溶接材料や溶接切断器具を販売。建築現場や工場への供給が中心。

主な製品・サービス2
溶接材料
溶接に使用される消耗品。鉄骨や造船などで使用。
溶接切断器具
溶接・切断のための工具や器具。

04自動車部品製造副次

自動車部品メーカーの生産ライン向け機器を販売。生産設備の更新や増設に伴う需要に対応。

05水産・食品加工(製氷)副次

漁協や食品メーカー向けに製氷・冷凍機械等の設計・施工を行う。

主な製品・サービス1
製氷機・冷凍機械
水産・食品加工向けの製氷・冷凍設備。設計・施工を一括で提供。

06建設その他

建物等の建設工事の設計・施工を行う。

製品と技術

多賀城工場で製造する酸素・窒素・アルゴン

酸素は鉄鋼業での燃焼助成や医療用吸入に、窒素は半導体製造や化学製品の酸化防止用に、アルゴンは鉄鋼・半導体の雰囲気ガスやステンレス溶接に使用される。いずれも多賀城工場で液化・精製され、タンクローリーで顧客に供給される。1991年に導入した3号機は、液化酸素・窒素・アルゴンの同時生産が可能な設備で、東北地域の需要を支える。これらのガスは仕入販売も行い、グループ全体で販売網を活用する。

子会社が手がける溶解アセチレンと水素

溶解アセチレンは溶接・切断用ガスで、現在は子会社の北日本アセチレンが製造する。かつては自社工場で製造していたが、2000年までに全廃した。水素は子会社の東邦酒田水素が製造し、石英加工や石油精製向けに供給。2025年度には新たな水素発生装置が稼働し、生産能力を増強した。水素は環境負荷の低いエネルギーとして需要拡大が期待され、グループで成長領域と位置付けている。

エスプーマ向け食品添加用亜酸化窒素

エスプーマとは、液状食材を亜酸化窒素で泡状にする調理法で、飲食店で広く使われる。当社は食品添加物用亜酸化窒素を仕入販売し、全国の配送拠点から顧客へ届ける。売上高は18億円(2026年3月期)で、営業利益は5億円。現在、食品用ガス充填工場を新設中で、2027年初頭の稼働を予定。これにより生産能力が飛躍的に向上する見込み。食材の供給拡大も課題で、商品開発にも注力する。

溶接材料・器具と製氷機・自動車機器

器具器材関連事業では、溶接材料(被覆アーク溶接棒など)や溶接切断器具、LPG供給機器などの生活関連器具を販売。建設鉄骨や造船向け需要に左右される。製氷機関連事業は子会社のタガワが手がけ、漁協や食品メーカー向けに製氷・冷凍機械の設計施工を行い、2026年3月期は大型物件の増加で売上高17億円、営業利益3億円を計上。自動車機器関連事業では、自動車部品メーカーの生産ライン機器を販売するが、設備投資需要の減少で売上高10億円と低調である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

溶解アセチレンで国内首位、長期需要安定

東邦アセチレンは溶解アセチレンガスの専業メーカーで、国内シェアは高いと推定されます。同業のクラレや東洋紡は化学総合大手ですが、当社は極めてニッチな市場で寡占的立場にあります。売上高は350億円前後で横ばい、営業利益率は5.5%と安定しています。市場規模が限られるため、大幅な成長は期待しづらい一方、安定的な収益を上げています。

強み

  • 溶解アセチレン市場で高いシェアを有し、競争が限定的。
  • 営業利益率5%前後を安定的に維持し、財務基盤が堅牢。
  • 金属加工・溶接向け需要は景気に左右されにくい。
  • ガス事業の許認可や設備投資が必要で新規参入が困難。

課題

  • 対象市場が限られており、大幅な売上拡大は見込みにくい。
  • 売上高が横ばい傾向で、新規分野への進出が不可欠。
  • レーザー切断など代替技術の進展で需要が減少する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が東邦アセチレン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17927ムトー精工175億円7.9倍
24409東邦化学工業167億円10.7倍
34022ラサ工業158億円17.8倍
44125三和油化工業157億円14.7倍
54627ナトコ156億円10.1倍
64093東邦アセチレン150億円11.6倍
74465ニイタカ142億円7.5倍
84366ダイトーケミックス141億円17.1倍
94978リプロセル140億円
107908きもと131億円19.1倍
114367広栄化学125億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

溶解アセチレン製造で始まった1955年の創業

1955年3月、山形県酒田市に酒田工場を新設し、溶解アセチレンの製造を開始した。同時に溶接材料や溶接切断器具の販売も手がけた。1956年には東京工場、1957年に郡山工場、1959年に仙台工場と次々に工場を新設し、東北・関東に生産拠点を広げた。しかし溶解アセチレン事業は後に縮小し、酒田工場は1965年9月に製造廃止、東京工場は1968年12月に廃止、郡山工場も1992年に廃止、八戸工場も2000年に廃止した。現在は子会社の北日本アセチレンが製造を継続している。

1961年上場と合併による再編を経た再上場

1961年9月、東京証券取引所市場第二部に上場した。しかし1963年10月に合併のため上場を廃止し、1964年1月に再上場した。この間、1963年1月には東邦熔材(現東ホー)に資本参加し、グループ化を進めた。1964年4月には東邦運送を設立(後に2013年売却)し、物流機能を内部化した。1960年代にはプロパンガス・灯油の販売も開始し、ガス関連の事業領域を拡大した。

多賀城工場で酸素・窒素・アルゴンの自社製造を開始

1966年6月、仙台工場(現多賀城工場)で液化酸素・窒素の製造を開始した(1号機)。1970年に2号機へ更新、1991年10月には3号機へ更新し、酸素・窒素・アルゴンの製造設備を一新した。これにより自社製造能力を強化し、外部調達への依存を減らした。多賀城工場は現在も主力製造拠点であり、液化酸素、窒素、アルゴンを生産し、タンクローリーで顧客へ供給している。

水素製造とエスプーマ事業への進出

1975年4月、酒田水素工場(現東邦酒田水素)を新設し、水素の製造を開始した。水素は鉄鋼・金属熱処理や石油精製に使用され、近年はクリーンエネルギーとして需要拡大が見込まれる。2025年度には新たな水素発生装置が稼働した。一方、エスプーマ関連事業では食品添加用亜酸化窒素を扱い、外食産業向けに販売。2027年初頭の稼働を目指し食品用ガス充填工場の新設を進めており、生産能力増強を図っている。

年表27件を開く

1950年代

  • 1955年3月山形県酒田市に酒田工場新設、溶解アセチレンの製造開始及び溶接材料並びに溶接切断器具の販売開始。(1965年9月溶解アセチレン製造廃止)
  • 1956年12月東京都江戸川区に東京工場新設、溶解アセチレンの製造開始。(1968年12月溶解アセチレン製造廃止。1969年9月、千葉県浦安市へ移転後、2005年3月廃止)
  • 1957年12月福島県郡山市に郡山工場新設、溶解アセチレンの製造開始。(1992年11月溶解アセチレン製造廃止。現郡山営業所)
  • 1958年3月プロパンガス・灯油・生活関連器具の販売開始。
  • 1958年11月本店を東京都中央区に移転。
  • 1959年4月宮城県多賀城市に仙台工場新設、溶解アセチレンの製造開始。(1967年12月溶解アセチレンの製造廃止。現仙台支店)

1960年代

  • 1960年5月郡山工場(現郡山営業所)にてプロパンガス充填開始。
  • 1961年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場。(1963年10月合併のため上場を廃止、1964年1月再上場)
  • 1961年11月青森県八戸市に八戸工場新設。(現八戸支店)
  • 1962年10月新潟県西蒲原郡黒埼町(現新潟市)に新潟事業所新設。(現新潟営業所)
  • 1962年11月八戸工場にて溶解アセチレンの製造開始。(2000年12月溶解アセチレン製造廃止)
  • 1963年1月商号変更東邦熔材株式会社に資本参加。(1990年4月社名を東ホー株式会社に変更)
  • 1963年4月創業秋田県秋田市に株式会社山酸設立。(1968年6月社名を太平熔材株式会社に変更)
  • 1964年4月創業東京都江戸川区に東邦運送株式会社設立。(2013年3月全株式を売却)
  • 1964年11月秋田県秋田市に秋田工場新設。(現秋田・酒田営業所)
  • 1965年8月福島県いわき市に常磐出張所新設。(旧いわき事業所。2009年4月閉鎖)
  • 1966年6月仙台工場にて液化酸素・窒素製造開始。(1号機)

1970年代

  • 1970年5月千葉県印旛郡白井町(現白井市)に千葉営業所新設。(現関東営業所)
  • 1970年6月仙台工場にて液化酸素・窒素設備を更新。(2号機)
  • 1970年11月北海道札幌市に札幌事業所新設。(現札幌営業所)
  • 1973年6月栃木県足利市に北関東営業所新設。(2010年3月閉鎖)
  • 1975年4月酒田水素工場を新設し、水素の製造開始。(現東邦酒田水素株式会社)
  • 1975年7月創業福島県郡山市に東邦興産株式会社設立。
  • 1976年9月創業岩手県紫波郡矢巾町に東邦岩手株式会社設立。

1980年代

  • 1983年8月いわきガス株式会社に資本参加。(2009年12月全株式を売却)

1990年代

  • 1991年10月仙台工場の液化酸素・窒素・アルゴン製造設備を新設備に更新。(3号機)(現多賀城工場)
  • 1999年3月株式会社タガワに資本参加。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年度まで370億円
  • 営業利益2028年度まで24億円
  • 営業利益率2028年度まで6.5%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年度まで16億円
  • ROE(自己資本当期純利益率)8.0%以上(中長期)、2028年度は7.6%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    水素ガス展開加速と新用途開発

    ガス関連事業において、水素ガスの生産能力増強による成長領域の拡大、各種ガスの新用途開発を推進し、事業機会を創出する。供給・販売プロセスの高度化・効率化により業務基盤を強化する。

  2. 02

    環境配慮型エネルギーの拡販

    エネルギー関連分野で、CO2排出が少ない液化石油ガスや高効率機器、再生重油、太陽光発電システムなど環境配慮型商品を幅広く展開する。

  3. 03

    エスプーマ関連事業の生産能力増強

    食品添加用ガスの生産設備を2027年初頭に稼働させ生産能力を増強するとともに、食材供給の拡大など販売体制を強化する。

  4. 04

    器具器材事業で新領域開拓

    省人化・自動化・ロボット化ニーズへの対応強化、陸上養殖などの新規事業参入により事業領域を拡大する。自動車機器事業では顧客密着型営業による既存取引の深化と生産ライン高度化・省人化提案を強化する。

  5. 05

    製氷機新工場建設による受注拡大

    新工場建設により製造基盤を整備・増強し、受注機会の最大化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で763人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は620万円で、9期前と比べて+7.3%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月775
2018年3月797
2019年3月57741.517.0794
2020年3月58041.616.6783
2021年3月58441.216.1797
2022年3月58442.216.0778
2023年3月59841.416.3773
2024年3月59940.216.2764
2025年3月61440.916.3761250
2026年3月62040.416.1763249

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 16 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
ガス関連事業 器具器材関連事業 — 太平熔材㈱(秋田県秋田市)1,573百万円
ガス関連事業 器具器材関連事業 — ㈱東酸(青森県青森市)1,447百万円
多賀城工場及び 仙台支店 — 宮城県多賀城 市1,245百万円
ガス関連事業
郡山営業所 — 福島県郡山市1,008百万円
ガス関連事業
ガス関連事業 器具器材関連事業 — 荘内ガス㈱(山形県酒田市)867百万円
八戸支店 — 青森県八戸市797百万円
ガス関連事業
秋田・酒田営業所 酒田事務所 — 山形県酒田市786百万円
ガス関連事業
ガス関連事業 器具器材関連事業 — 東邦福島㈱(福島県郡山市)597百万円
ガス関連事業 器具器材関連事業 — 東邦新潟㈱(新潟県新潟市 西区)498百万円
関東営業所 — 千葉県白井市465百万円
ガス関連事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱東酸
    青森県 青森市
    議決権57.6%
  • 国内
    東ホー㈱
    神奈川県 大和市
    議決権78.5%
  • 国内
    荘内ガス㈱
    山形県 酒田市
    議決権93.9%
  • 国内
    太平熔材㈱
    秋田県 秋田市
    議決権88.6%
  • 国内
    東邦岩手㈱
    岩手県 紫波郡 矢巾町
    議決権100.0%
  • 国内
    東邦新潟㈱
    新潟県 新潟市 西区
    議決権100.0%
  • 国内
    東邦福島㈱
    福島県 郡山市
    議決権100.0%
  • 国内
    東邦北海道㈱
    北海道 札幌市 清田区
    議決権100.0%
  • 国内
    東邦興産㈱
    福島県 郡山市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タガワ
    千葉県 香取市
    議決権100.0%
  • 国内
    その他5社
  • 国内
    カガク興商㈱
    宮城県 石巻市
    議決権34.4%
残りのグループ会社4社を開く
  • 八戸液酸㈱青森県 八戸市50%
  • ㈱福島共同 ガスセンター福島県 郡山市50%
  • 東ソー㈱山口県 周南市25%
  • ㈱光通信東京都 豊島区21%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成30年度廃高圧ガスボンベ処分等業務(単価契約)
    環境省 · 2018-09-27
    5,860万円
  • 調達
    平成29年度(平成28年度繰越)廃高圧ガスボンベ処分等業務(単価契約)
    環境省 · 2017-10-10
    4,027万円
  • 調達
    令和元年度廃高圧ガスボンベ処分等業務(その2)(単価契約)
    環境省 · 2019-11-27
    2,976万円
  • 調達
    令和元年度廃高圧ガスボンベ処分等業務(単価契約)
    環境省 · 2019-11-27
    2,392万円
  • 調達
    平成28年度廃高圧ガスボンベ処分等業務(単価契約)
    環境省 · 2017-01-31
    1,808万円
  • 調達
    令和2年度廃高圧ガスボンベ処分等業務(単価契約)
    環境省 · 2020-09-23
    847万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は346億円営業利益19億円前期と比べると減収増益で、売上が-0.6%、利益が+0.0%。

売上高
-0.6%
346億円
営業利益
+0.0%
19億円
純利益
+0.0%
13億円
営業利益率
5.5%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高350億円346億円
営業利益19億円19億円
純利益12億円13億円
1株あたり配当¥14¥14

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は88億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.0%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q924
2024年1Q8344.82
2024年2Q7933.83
2024年3Q9477.45
2024年4Q984
2025年2Q16395.56
2025年4Q185105.47
2026年2Q16074.44
2026年4Q186126.59
2027年1Q8855.73

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は354億円から346億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は5.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3541410
2014年3月3801710
2015年3月3541810
2016年3月3331911
2017年3月3762213
2018年3月3721912
2019年3月3661811
2020年3月336169
2021年3月298137
2022年3月313148
2023年3月3411710
2024年3月3542414
2025年3月34819225.513
2026年3月34619215.513

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高346億円のうち、営業利益として残るのは19億円5.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.6%234億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.9%93億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.5%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.8pt
5.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.0pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが24億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は94億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月28−11−161740
2014年3月24−6−171841
2015年3月24−11−91346
2016年3月19−14−10540
2017年3月18−7−21149
2018年3月21−4−111755
2019年3月33−5−72876
2020年3月16−5−91177
2021年3月12−6−5679
2022年3月18−7−61183
2023年3月11−4−5785
2024年3月24−15−5990
2025年3月22−10−71295
2026年3月24−17−7794

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は340億円。このうち返さなくてよい自己資本が213億円で、自己資本比率は56.4%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月28010018030.4
2014年3月28710817933.0
2015年3月27711915837.8
2016年3月28012915140.8
2017年3月31014116940.5
2018年3月31315116242.7
2019年3月31615915744.8
2020年3月29416512950.1
2021年3月29516912651.6
2022年3月30317612752.3
2023年3月31418313152.5
2024年3月33719514252.0
2025年3月33620413254.4
2026年3月34021312656.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
94億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
157億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
13億円
在庫として抱えている分
負債合計
126億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中27位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中146位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.5%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.4%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
-0.6%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥428で、1年前と比べて+25.1%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥428+0.2%1ヶ月+1.7%1年+25.1%時価総額150億円
過去52週の値幅
安値¥343高値¥505

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.6倍
PER (会社予想)12.4倍
PBR0.78倍
配当利回り3.27%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 11.3倍は業界平均18.0倍を大きく下回り、PBR 0.76倍も同平均1.40倍を下回る割安水準。配当利回り3.31%は平均2.59%を上回るものの、ROE 6.87%と低く、収益性には改善余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.6倍17.8倍
PER (予想)12.4倍
PBR0.78倍1.41倍
ROE6.9%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり14で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.27%。

年間配当
¥14
1株あたり
配当利回り
3.27%
いまの株価に対して
配当性向
58.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月529.0
2018年3月860.037.8
2019年3月912.543.5
2020年3月90.050.2
2021年3月90.068.5
2022年3月1011.160.4
2023年3月1220.069.3
2024年3月1416.754.5
2025年3月140.059.5
2026年3月140.058.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥14

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,276人。区分でいちばん多いのは事業法人52.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.2%を占め、残る46.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人48.051.952.554.258.152.4
個人・その他25.730.732.629.733.542.9
外国法人16.65.73.16.24.52.4
証券会社1.11.11.83.82.41.4
金融機関8.510.69.86.01.30.8
自己株式0.90.80.70.60.60.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東ソー株式会社24.47
02日本酸素ホールディングス株式会社9.85
03UH Partners 2投資事業有限責任組合7.46
04光通信KK投資事業有限責任組合6.43
05丸紅株式会社6.28
06株式会社UH Partners 35.04
07光通信株式会社1.00
08神鋼商事株式会社0.79
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.74
10シナネンホールディングス株式会社0.68

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-25
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.43%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+33%、1株純資産は14期で+125%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2824412.14.324.4
2014年3月2827110.96.123.6
2015年3月1471,50110.36.927.9
2016年3月1511,6369.64.827.3
2017年3月1911,79611.15.329.0
2018年3月1671,9189.08.637.8
2019年3月1582,0288.09.243.5
2020年3月264226.49.250.2
2021年3月214404.912.768.5
2022年3月244565.39.860.4
2023年3月284746.19.569.3
2024年3月415048.39.854.5
2025年3月375267.29.759.5
2026年3月375506.911.958.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額145百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
堀内秀敏代表取締役社長 社長執行役員63202
大上譲二代表取締役 常務執行役員 営業本部長65213
佐古慶治取締役 常務執行役員 管理本部長6177
山下豊取締役7110
正井健太郎取締役67
堀谷宏志取締役57
河野真理子取締役67
山本賢一監査役(常勤)6344
三井誠司監査役(常勤)62
此村敦監査役65
川﨑俊之監査役74
室伏直也上席執行役員 生産・技術本部長
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢
佐藤尚悦上席執行役員 営業本部副本部長兼エネルギー営業部長
井上統道上席執行役員 経営企画・連結経営部長
伊藤一郎執行役員 技術部長
板橋新市執行役員 関東営業所長
髙橋雄一執行役員 営業本部副本部長兼ロジスティック部長兼営業企画部長
松村武58
岩﨑雅樹取締役52
武田健執行役員 産業機材営業部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3533058930
社外取締役956566

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,644字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、連結子会社15社、持分法適用関連会社3社、持分法非適用の非連結子会社6社、関連会社9社及びその他の関係会社2社で構成され、各種高圧ガスの製造・販売、器具器材の仕入販売等を主要な事業としております。 当社グループの事業に係る当社及び当社の関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) ガス関連事業 〔溶解アセチレン、酸素、窒素、アルゴン、水素、液化石油ガス、その他ガス〕 溶解アセチレンは、溶接や切断する際に使用し、仕入販売するほか、子会社である北日本アセチレン㈱が製造しております。 酸素は、他の物質の燃焼を助け、また酸化させる性質を利用して鉄鋼業等で使用されるほか、医療用の吸入等でも使用されており、仕入販売するほか、当社の多賀城工場で製造しております。 窒素は、不活性である性質を利用して半導体製造及び化学製品の酸化防止用や雰囲気ガスとして使用され、仕入販売するほか、当社の多賀城工場で製造しております。 アルゴンは、窒素より安定した特性を利用して鉄鋼及び半導体等の雰囲気ガスやステンレスの溶接に使用され、仕入販売するほか、当社の多賀城工場で製造しております。 水素は、鉄鋼及び金属分野での熱処理や石油精製に使用され、仕入販売するほか、子会社である東邦酒田水素㈱で製造しております。 液化石油ガスは、家庭用及び工業用に使用され、仕入販売しております。 その他ガスは、仕入販売を行っております。 これらの製・商品については、各地区に所在する支店及び営業所を通じて、タンクローリー等により直接需要家又は販売店等へ販売しております。 〔主な関係会社〕 (販売会社) ㈱東酸、東ホー㈱、荘内ガス㈱、太平熔材㈱、東邦岩手㈱、東邦福島㈱、東邦北海道㈱、カガク興商㈱、 その他5社 (製造・充填会社) 東邦興産㈱、八戸液酸㈱、㈱福島共同ガスセンター、その他12社 (2) エスプーマ関連事業 〔食品添加物用亜酸化窒素、その他ガス、食品関連器材〕 食品添加物用亜酸化窒素は、液状の食材を泡状(ムース状)に加工する料理法であるエスプーマに使用され、飲食店向けに仕入販売しております。 その他ガスは、仕入販売を行っております。 食品関連器材は、器材及びエスプーマ調理用を含む各種食材等を仕入販売しております。 これらの商品については、全国に所在する配送拠点より、主に当社が顧客へ販売するほか、一部を販売店等へ販売しております。 〔主な関係会社〕 (販売会社) ㈱東酸、荘内ガス㈱、太平熔材㈱、東邦岩手㈱、東邦福島㈱、東邦北海道㈱、東邦新潟㈱ (3) 器具器材関連事業 〔溶接材料、溶接切断器具、生活関連器具〕 溶接材料及び溶接切断器具は、建築鉄骨、造船、建機等、鉄・非鉄製品を製造する上で使用され、仕入販売を行っております。 生活関連器具は、液化石油ガスに関する供給機器等、生活に関わる周辺機器等を仕入販売しております。 これらの商品については各地区に所在する支店及び営業所を通じて、直接需要家又は販売店等へ販売しております。 〔主な関係会社〕 (販売会社) ㈱東酸、東ホー㈱、荘内ガス㈱、太平熔材㈱、東邦岩手㈱、東邦福島㈱、東邦北海道㈱、カガク興商㈱、 その他5社 (4) 自動車機器関連事業 〔自動車機器関連〕 自動車部品メーカーの生産ライン等の機器について仕入販売を行っております。 〔主な関係会社〕 (販売会社) 東ホー㈱ (5) 製氷機関連事業 〔機械(製氷・冷凍機械等)〕 漁協や食品メーカーに対し、製氷・冷凍機械等の設計・施工を行っております。 〔主な関係会社〕 (機械製造会社) ㈱タガワ (6) その他 〔建設工事〕 建物等の建設工事の設計・施工を行っております。 〔主な関係会社〕 (建設会社他) その他4社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,462字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (会社の経営方針) 当社グループは、産業ガス及び関連する技術・機器等を通じ、事業基盤の更なる強化と収益力の向上、工場の安全・安定的な操業の継続、健全な財務体質の維持を行い、ダイバーシティ経営の強化、SDGsへの貢献、広報・IR活動の強化を推進し経済的価値を創造するとともに、社会に貢献することを基本方針としております。この基本方針のもと、企業倫理と遵法の精神に基づいた企業活動を行い、持続的な企業成長と企業価値の向上を実現し、取引先、株主、社員、地域社会をはじめ様々なステークホルダーの期待と信頼に応えてまいります。 (経営環境を踏まえた経営戦略、目標とする経営指標及び対処すべき課題等) 当社グループの産業ガス、液化石油ガス、産業器材各分野の主たる市場である東北、北海道地域は人口が継続的に減少しており、また公共事業も減少傾向にあります。加えて、地政学リスクの高まりや経済のブロック化も進み、事業環境の不透明感は一層高まっております。しかしながら、東北各県、北海道、関東に強固な営業基盤をもつ関係会社を有する当社グループは、この総合力を活かし、安定的な収益確保を目指していく所存であります。 当社グループは、2022年度から2025年度の4ヶ年における中期経営計画のもと目標達成への取り組みを進め、既存事業の強化及び成長事業拡大の施策として、ガス関連事業における水素ガス、エスプーマ関連事業における食品添加用ガスの生産能力の増強を目的とした投資を決定しました。水素ガスの生産設備は2025年度から稼働し、食品添加用ガスの設備については、2027年初頭の稼働を目指し、工事を進めております。また、販路拡大、新商材への展開等、事業基盤の強化を着実に進展させてまいりました。 しかしながら、原材料、資材価格の高騰に伴う修繕費の増加や物流費、人件費の上昇等の影響により、中期経営計画に掲げた定量目標は未達となりました。 2026年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画については、定量目標として2028年度連結売上高370億円、営業利益24億円(営業利益率6.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益16億円という業績目標を掲げております。また、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応としてROEを指標として定め、中長期的にはROE(自己資本当期純利益率)8.0%以上の達成を目標としております。本中期経営計画は当該目標の実現に向けたステップとして位置付けており、最終年度である2028年度においては、ROE7.6%を見込んでおります。 新たな中期経営計画の達成に向け、ガス関連事業においては、水素ガスの展開加速による成長領域の拡大、各種取り扱いガスの新用途開発の推進による事業機会の創出、供給・販売プロセスの高度化・効率化による業務基盤の強化を進めてまいります。 エネルギー関連分野では、CO2排出が少なく、災害時にも安定供給できる液化石油ガスをはじめ、省エネ・CO2削減・電力負荷分散に優れた高効率機器、資源リサイクルによる再生重油、太陽光発電システム等、幅広い環境配慮型商品の展開を進めてまいります。 エスプーマ関連事業においては、食品添加用ガスの生産能力の増強を2027年初頭の稼働を目指し、工事を進めております。さらに食材供給の拡大など、販売体制のさらなる強化を図ってまいります。 器具器材関連事業においては、省人化・自動化・ロボット化ニーズへの対応強化や新規事業(陸上養殖関連)への参入による事業領域の拡大を目指してまいります。 自動車機器関連事業においては、顧客密着型営業の強化による既存取引の深化及び生産ライン高度化・省人化ニーズへの提案力強化を目指してまいります。 製氷機関連事業においては、新工場建設による製造基盤の整備・増強を通じた受注機会の最大化を目指してまいります。 当社グループの対処すべき課題といたしましては、ガス関連事業においては、原材料価格の高騰等で、製造コストの上昇が懸念されることから、コスト上昇に見合った柔軟な製品価格の改定を継続していくことが課題となっております。 また、エネルギー事業を中心に市場の拡大施策として、業務提携やM&Aを適宜実施しておりますが、これまでに実施・検討した案件は比較的規模の小さいものであり、大型案件に関しましては合意に至ったものがございません。引き続きM&Aが拡大施策として有効な手段であると認識し、企業価値向上に資する案件を見極めてまいります。 エスプーマ関連事業においては、食品添加用ガスの設備投資により、生産能力は飛躍的に強化される見込みですが、使用用途の一層の拡充が課題と考えており、加えて同事業の主力商品の一つである食材分野の拡充も課題となっているため、商品開発にも力を入れ、更なる事業基盤を構築してまいります。 原材料・エネルギー価格の高止まりや物流費上昇、労働力不足等を背景とした物価上昇の進行に加え、ロシア・ウクライナ問題の長期化、中東情勢の不安定化など事業環境は不透明な状況が続くものと見込まれます。 このような状況のもと、基盤事業の生産性向上・機能強化、成長事業の拡大と加速を進めることで収益性を向上し、人的資本経営やサステナビリティ経営の実践を推進することで経営基盤の強化に取り組むことにより、企業価値向上に努め、今後も持続的に成長を続け「東北発のきらりと光る企業」を目指してまいります。 なお、本計画は当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社グループとして約束する趣旨のものではありません。従いまして、今後の国内外の経済情勢や予測不可能な不確定要素等により、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
事業等のリスク4,733字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、当該リスクが顕在化する可能性のある程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。当社は、グループ全体の事業を取り巻く様々なリスクに対し、リスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避と発生した場合の対応にも取り組む方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。 (事業にかかる経営環境に関するリスク) (1)市場について 当社グループが製造・販売する酸素、窒素、アルゴン、水素等の産業ガスは、既に国内は業界大手が寡占するなかで飽和状態になりつつあります。当社グループの主な事業基盤は、東北・北海道・関東地域を中心に鉄工、造船、半導体や自動車業界を大口顧客としておりますが、販売シェアの競合が激化しており、需要動向によって産業ガスの販売量が影響を大きく受ける可能性があります。また液化石油ガスは、東北地域を中心に主として工業用・民生用(家庭需要)向けでありますが、人口減少により民生用の需要は減少傾向にあります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、販売子会社を通じて地域密着型の営業活動を行い需要家との信頼関係を長きにわたり築き上げており、それを基に事業環境の変化に柔軟に対応した販売戦略の最適化に取り組んでおります。また、高い技術サービスの提供により市場競争に耐え得る強固な基盤を維持する取り組みが必要であると認識しております。 (2)販売価格について 一般高圧ガスは、各種産業における商品・製品の製造加工に必要な原材料として位置づけられており、景気が低迷状況に陥った場合、需要先の様々なコストの見直しの余波によりその販売価格に影響を受けます。また、各高圧ガスメーカーが所有する生産工場の稼働状況によっても販売価格に影響を受ける可能性があります。酸素、窒素、アルゴン、水素等の製造コストの中で、大きな割合を占める電力コストが原油価格の高騰等で大幅な上昇に至った際に、それらを適切に販売価格に転嫁できない場合には、当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 当社グループは、当該リスクへの対策として、生産設備の自動化による効率化の推進及び省エネ対応の設備への更新を行っております。また、需要予測に基づく生産管理と生産コストの低減を目標とした管理体制の強化に取り組む必要があると認識しております。 液化石油ガスは、多くの需要先との間で販売価格は製品の輸入価格を基礎に連動させる価格体系にしており、輸入価格等の変動状況によっては販売価格が影響を受ける可能性があります。仕入価格の変動を販売価格に速やかに転嫁できない場合には、当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、輸入価格等の変動については地政学的リスクによる影響を多く受けるため、動向をモニターする以外、予測することは困難であると認識しております。 (3)競合会社との競合リスクについて 当社グループの各事業において、国内に多様な競合会社が存在するため、異業種からの新規参入等、潜在的な競合リスクが存在します。また、事業環境の変化等で競合会社との価格競争に晒された場合、その対応のために様々なコストが発生することが予想され、当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 (4)季節的な要因の変動について 当社グループが販売する主力商品の液化石油ガスについては、天候(暖冬等)により工業用・民生用(家庭需要)への販売数量が影響を受ける可能性があります。液化石油ガスの消費量は、気温や水温の影響を受けることから販売量は夏季に減少し、冬季に増加する傾向にあります。このため、当社グループの売上及び利益構造は下期に偏る傾向を有しており、特に気候変動があった事業年度は液化石油ガスの販売量に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、昨今の温暖化による気候変動について予測することは困難であると認識しております。 なお、当連結会計年度の四半期毎の売上高推移は以下のとおりであります。 液化石油ガス 第92期売上高推移 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 数量(t)   14,251   11,716   16,254   20,024 単価(円)   140.61   137.37   121.01   126.13 金額(百万円)   2,003   1,609   1,966   2,525 (5)薬価制度について 当社グループは、医療機関向けに医療用ガスや医療機械の販売を行っております。これらのうち、医療用ガスは顧客の施設内に供給設備を設置することで安定供給の責任を果たしております。販売価格は競争入札によるものが多く、また競争入札故に既存顧客先との取引を失注する可能性があり、加えて薬価改定の内容によっては、当社グループの販売又は収益が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、薬価改定の内容については厚生労働省からの発信情報を都度、モニターする他、顧客のニーズに対応するために供給設備の維持管理費用が低減できるサービスの提供を積極的に行い、既存顧客の維持並びに新規顧客の獲得に努めております。 (6)品質・安全について 当社グループが製造・販売を行う高圧ガスの中には、需要先の使用用途によっては可燃性・毒性を有するガスも含まれており、予測できない原因により事故に発展するリスクを完全に排除することはできないと認識しております。そのため、当社製品の欠陥等が原因で需要先の製品に欠陥や事故等が生じた場合、製造物責任法により損害賠償請求を受ける可能性があります。また、高圧ガスの保安の確保には万全を期しておりますが、ガスそのものの危険性を全て解消することは難しく、万が一、漏洩、発火、爆発等で従業員や設備に多大の損害が生じ操業停止等に至った場合、当社グループの業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、適切な品質管理体制のもと品質保証監査によるリスク回避策と、安全に対する教育の実施による意識の浸透を図る等事故の防止に努めております。 (7)自然災害等について 当社グループは、東北・北海道・関東地域を中心に事業展開を行っておりますが、東日本大震災による津波で甚大な被害を被り、復旧に要した費用や生産工場の稼働停止による損害額は多額になりました。将来、発生が懸念されている大地震をはじめ、暴風雨、洪水等の自然災害が発生した場合には、当社グループの支店及び営業所等が重大な損害を受ける他、特に製造拠点においては生産能力の大幅な低下を招く可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、事業運営に最も不可欠な従業員の安全確保を最優先に、保険等の加入による最低限のリスク回避を行っている他、重要な企業データが喪失しないよう外部に保全先を確保しております。また、グループ各社が被災時であっても重要な事業が継続できるよう整備の推進や生産工場が稼働停止に陥った場合でも、他の地域で共同運営を行う会社との連携により安定供給を可能とする体制がある等被害の局限化を進めております。当社グループでは、自然災害等の発生について予測することは困難であると認識しております。 (事業にかかる法的規制に関するリスク) (1)コンプライアンスリスクについて 当社グループは、「東邦アセチレングループCSR憲章」を制定し、法令遵守及び企業倫理に基づき誠実に行動することをコンプライアンス行動指針に定め、全ての役員と従業員が良識ある企業行動と行動規範から逸脱しないよう徹底を図っております。また、事業活動を広範に行うなかで故意又は過失による法令違反行為が発生した場合には、監督官庁等からの行政処分、利害関係者からの訴訟の提起、惹いては社会的信用の低下などにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、コンプライアンス委員会を設置しております。同委員会では、年度毎に活動目標を定め日頃からコンプライアンス活動を実践し、雇用環境の整備を進め、労働時間の適正化やハラスメント予防に関する役職員へ教育の徹底、内部通報制度の整備等コンプライアンス意識が浸透するよう取り組んでおります。 (2)法的規則等(環境に関する法規制を含む)について 当社グループが属するガス業界は、「高圧ガス保安法」をはじめとする各種の諸法令、諸規則により事業活動に規制を受けておりますが、今後、何らかの理由によりこれらの法的規則等の変更又は行政指導があった場合、また将来的に国内外で温暖化ガスの規制強化による対応コストの増加が発生した場合には、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、事業継続のためこれら多数の法的規則に対応できる体制と監査機能の強化を図っているため、法令遵守体制等に起因するリスクの顕在化の可能性は高くないと認識しております。また、法的規則の変更等の外部要因に起因するリスクについても関連法令の改正等の動向をモニターすることで、顕在化のリスクを早期に把握し体制の整備を進める方針でありますが、かかる外部要因によるリスクについては、その顕在化の内容、時期等当社グループが制御できるものではないと認識しております。 (3)情報セキュリティと漏洩等について 当社グループは、事業活動を通じて入手した顧客情報の管理について、「個人情報の保護に関する法律」に基づき個人情報保護規程を定め、情報管理に対して適切なセキュリティ対策を講じ厳重な管理を行っております。また、信頼の高い外部業者に委託することで万全の対応を整えておりますが、災害、ソフトウエア又はハードウエアの欠陥、サイバー攻撃による不正アクセスやコンピュータウイルスの感染等により、システム障害や情報漏洩事故が発生した場合には、当社グループの社会的信用の低下や利害関係者からの訴訟の提起等により、業績に影響を与える可能性があります。 (4)特許等の知的財産権について 当社グループが製造する製品において、第三者の知的財産権を侵害しているとの主張を受ける可能性があります。第三者から知的財産権の侵害の可能性がある旨、通知を受けた場合には早急に顧問弁護士や関係先と連携し可能な範囲で知的財産権の調査を行う等の対応を行っております。また当社グループの主張が認められなかった場合には訴訟を提起され、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、代替技術の開発等で侵害の回避策を講じる他、事業の遂行にあたり当該事由に抵触していないことの事実確認と報告義務を課す等の防止策を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,687字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 ①  事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 a.事業全体の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境や所得水準が改善する中で、経済活動は緩やかな回復基調となりました。一方で、中東をはじめとした地政学リスクの高まりに加え、恒常的な物価上昇等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況下、当社グループの連結業績の売上高は345億76百万円と前連結会計年度に比べ2億27百万円(0.7%)の減少となり、営業利益は19億円と前連結会計年度に比べ14百万円(0.8%)の減少、経常利益は21億9百万円と前連結会計年度に比べ61百万円(2.8%)の減少、親会社株主に帰属する当期純利益は12億86百万円と前連結会計年度並みとなりました。 売上高 当連結会計年度の売上高は、345億76百万円と前連結会計年度に比べ2億27百万円の減少となりました。製氷機関連事業は製氷・冷凍機械の大型物件が増加しましたが、ガス関連事業において酸素及び窒素は前年のスポット需要がなくなり減少、液化石油ガスは出荷数量が増加しましたが、輸入価格の変動に伴い販売価格が下落したことから減少、器具器材関連事業は建設業向け等の需要が減少したことにより売上高は減少となりました。 売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は、112億42百万円と前連結会計年度に比べ2億68百万円の増加となりました。ガス関連事業における前年に実施した多賀城工場の大規模定期修理がなかったことで売上原価が減少し売上総利益は増加となりました。 販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、93億42百万円と前連結会計年度に比べ2億82百万円の増加となりました。売上総利益は増加しましたが、人件費の増加等により販売費及び一般管理費は増加し、営業利益は19億円と前連結会計年度に比べ14百万円の減少となりました。 営業外損益、経常利益 当連結会計年度の営業外収益は保険解約返戻金が減少したこと等により3億14百万円と前連結会計年度に比べ40百万円減少となりました。また、営業外費用は、賃貸費用が減少しましたが、支払利息が増加したこと等により1億5百万円と前連結会計年度に比べ6百万円の増加となりました。 以上の結果、経常利益は21億9百万円と前連結会計年度に比べ61百万円の減少となりました。 特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の特別利益は、固定資産売却益9百万円を計上いたしました。特別損失は、固定資産除売却損48百万円計上いたしました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、12億86百万円と前連結会計年度並みとなりました。 b.セグメント情報に記載された区分ごとの状況 ガス関連事業 ガス関連事業の売上高は、206億38百万円と前連結会計年度に比べ5億22百万円(2.5%)減少、営業利益は19億9百万円と前連結会計年度に比べ8百万円(0.4%)減少しました。 ガス関連事業の状況といたしましては、石油類は工業用向け、炭酸は自動車関連向け、水素は石英加工向けに需要が増加しました。一方で、酸素及び窒素は前年のスポット需要がなくなり減少、液化石油ガスは出荷数量が増加しましたが輸入価格の変動に伴い販売価格が下落したことから、売上高は減少しました。 利益面におきましては、前年に実施した多賀城工場の大規模定期修理がなかったことで売上原価が減少し売上総利益は増加しましたが、人件費の増加、運搬費の上昇等に伴い販売費及び一般管理費が増加したことにより営業利益が減少しました。 なお、ガス関連事業は、資源エネルギー価格の高止まりが引き続き懸念されるなか、環境に優しいクリーンエネルギーとして注目され今後も成長が見込まれる水素ガスにおいては、新設した水素発生装置の稼働が開始しており、市場規模拡大に向けた事業基盤の強化及び企業価値向上に努めてまいります。 エスプーマ関連事業 エスプーマ関連事業の売上高は、17億86百万円と前連結会計年度に比べ26百万円(1.5%)増加しましたが、営業利益は5億21百万円と前連結会計年度に比べ14百万円(2.7%)減少しました。 エスプーマ関連事業の状況といたしましては、売上高は、前連結会計年度並みに推移しましたが、営業利益は、運搬費の上昇、食品用ガス容器購入等に伴い販売費及び一般管理費が増加したことにより減少しました。 なお、エスプーマ関連事業は、東京支社及び大阪支社の機能強化による販路拡大を推進するとともに、今後見込まれる外食産業の需要拡大へ対応するため食品用ガス充填工場の新設や人的資本の投入等、成長につながる戦略投資を積極的に行ってまいります。 器具器材関連事業 器具器材関連事業の売上高は、92億27百万円と前連結会計年度に比べ2億86百万円(3.0%)減少、営業利益は2億62百万円と前連結会計年度に比べ69百万円(21.1%)減少しました。 器具器材関連事業の状況といたしましては、溶接材料は建設業向けに需要が減少、溶接切断器具は大型機械の受注が減少したことにより売上高及び営業利益が減少しました。 なお、溶接切断器具は鉄工所向け等の設備更新、自動化を見据えた新たな需要の獲得、溶接材料は造船関連および建築鉄骨関連向けに堅調な需要が見込まれます。また、生活関連器具においても更なる販路の拡大に努めてまいります。 自動車機器関連事業 自動車機器関連事業の売上高は、9億53百万円と前連結会計年度に比べ44百万円(4.4%)減少、営業利益は、13百万円と前連結会計年度に比べ9百万円(41.5%)減少しました。 自動車機器関連事業の状況といたしましては、自動車部品メーカーの国内外の設備投資需要が減少したことにより売上高及び営業利益が減少しました。 なお、自動車業界を取り巻く事業環境は、環境規制の強化に伴う更なる技術開発が期待される一方で、米国における外交政策の動向等により先行きが不透明な状況が続くと考えております。 製氷機関連事業 製氷機関連事業の売上高は、17億6百万円と前連結会計年度に比べ6億3百万円(54.7%)増加、営業利益は3億21百万円と前連結会計年度に比べ1億13百万円(54.7%)増加しました。 製氷機関連事業の状況といたしましては、製氷・冷凍機械の大型物件が増加したことにより売上高及び営業利益が増加しました。 なお、水産業界では製氷・冷凍機械の受注環境に大きな変化はありませんが、漁業協同組合の統合・集約化の動きが今後も予想されるため、その動向を注視するとともに、化学工業・食品加工・レジャー産業向けの受注獲得に向けた積極的な営業展開を行い、引き続き販路の拡大に努めてまいります。 その他 その他の売上高は、2億65百万円と前連結会計年度に比べ4百万円(1.7%)減少、営業利益は53百万円と前連結会計年度に比べ2百万円(5.2%)減少しました。 その他の状況といたしましては、医療用ガス配管工事が減少したことにより売上高及び営業利益が減少しました。 c.目標とする経営指標の達成状況等 当社グループは、「産業ガス及び関連する技術・機器等を通じ、経済的価値を創造するとともに、社会に貢献する」ことを基本方針とし、2022年度から2025年度の4ヶ年における中期経営計画のもと目標達成への取り組みを進め、既存事業の強化及び成長事業拡大の施策として、ガス関連事業における水素ガス、エスプーマ関連事業における食品添加用ガスの生産能力の増強を目的とした投資を決定しました。水素ガスの生産設備は2025年度から稼働し、食品添加用ガスの設備については、2027年初頭の完成を目指し、工事を進めております。販路拡大、新商材への展開等、事業基盤の強化を着実に進展させてまいりました。 しかしながら、原材料、資材価格の高騰に伴う修繕費の増加や物流費、人件費の上昇等の影響により、中期経営計画に掲げた定量目標は未達となりました。 このような状況下、当社グループは2026年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画を策定いたしました。 新中期経営計画については、定量目標として2028年度連結売上高370億円、営業利益24億円(営業利益率6.5%以上)、親会社株主に帰属する当期純利益16億円、中長期的にはROE(自己資本当期純利益率)8.0%以上の達成を目標としております。本中期経営計画は当該目標の実現に向けたステップとして位置付けており、最終年度である2028年度においては、ROE7.6%を見込んでおります。 ② 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) ガス関連事業   1,149,241   △22.3 エスプーマ関連事業   ―   ― 器具器材関連事業   ―   ― 自動車機器関連事業   ―   ― 製氷機関連事業   1,191,098   66.0 その他   ―   ― 合計   2,340,339   6.5 (注)1 当連結会計年度において、ガス関連事業に著しい変動がありました。これは、酸素及び窒素の前年のスポット需要減少によるものであります。 2 当連結会計年度において、製氷機関連事業に著しい変動がありました。これは、製氷・冷凍機械の大型物件の増加によるものであります。 3 金額は製造原価によっております。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) ガス関連事業   11,811,032   △1.7 エスプーマ関連事業   685,307   0.3 器具器材関連事業   7,611,621   △4.7 自動車機器関連事業   803,444   △5.9 製氷機関連事業   473,034   36.8 その他   149,204   △3.2 合計   21,533,645   △2.3 (注)  当連結会計年度において、製氷機関連事業に著しい変動がありました。これは、製氷・冷凍機械の大型物件の増加によるものであります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ガス関連事業   20,638,231   △2.5 エスプーマ関連事業   1,786,695   1.5 器具器材関連事業   9,227,048   △3.0 自動車機器関連事業   953,012   △4.4 製氷機関連事業   1,706,449   54.7 その他   265,382   △1.7 合計   34,576,820   △0.7 (注)  当連結会計年度において、製氷機関連事業に著しい変動がありました。これは、製氷・冷凍機械の大型物件の増加によるものであります。 (2) 財政状態の状況 流動資産 当連結会計年度末における流動資産の残高は189億62百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億26百万円の減少となりました。この主な要因は、自動車機器関連事業の売上高減少により売上債権が減少したことによるものであります。 固定資産 当連結会計年度末における固定資産の残高は149億99百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億47百万円の増加となりました。この主な要因は、ガス関連事業における水素発生装置新設等により有形固定資産が増加したことによるものであります。 流動負債 当連結会計年度末における流動負債の残高は102億63百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億17百万円の減少となりました。この主な要因は、ガス関連事業における前期に実施した多賀城工場大規模定期修理に伴う支払い等により、流動負債その他に含まれる未払金が減少、自動車機器関連事業の売上高減少に伴い仕入債務が減少したことによるものであります。 固定負債 当連結会計年度末における固定負債の残高は23億80百万円となり、前連結会計年度末に比べ11百万円の増加となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による減少がありましたが、退職給付に係る負債が増加したことによるものであります。 純資産 当連結会計年度末における純資産の残高は、213億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億26百万円増加となりました。この主な要因は、配当金の支払いによる減少がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことによるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、94億43百万円となり、前連結会計年度末より51百万円(0.5%)減少しました。 営業活動で得られた資金は23億99百万円、投資活動で使用した資金は17億4百万円、財務活動で使用した資金は7億46百万円となり、現金及び現金同等物は減少しました。 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益及び売上債権等の回収額が減少しましたが、法人税等の支払い及び仕入債務の支払い額が減少したこと等により前連結会計年度に比べ1億67百万円(7.5%)増加しました。 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ7億10百万円(71.5%)支出が増加しました。 財務活動によるキャッシュ・フロー リース債務の返済による支出が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ15百万円(2.2%)支出が増加しました。 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループにおける主な資金需要は、事業活動にかかる製品製造のための原料費及び商品仕入れの他、販売費及び一般管理費等の運転資金及び生産性向上のための設備投資資金であります。 運転資金及び設備投資資金については、主に自己資金から充当し、必要に応じて金融機関からの借入により調達することを基本としております。また、成長分野への中長期的な投資と株主還元を両立させながら必要な資金の確保を行い、財務基盤の充実と、今後起こり得る様々なリスクに十分に対応できる自己資本を保有してまいります。 資金の流動性については、一部の連結子会社の余剰資金を当社に集中させ、資金効率の向上を図っている他、金融機関との間で当座貸越契約等を行っており、流動性に一部支障が生じる事象が発生した場合でも一定の流動性が維持できると考えております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は37億49百万円、現金及び現金同等物の残高は94億43百万円であります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたり重要となる会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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