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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

さくらさくプラス

SAKURASAKU PLUS,Co.,Ltd7097 · Growth · サービス業

認可保育所を東京都23区中心に87施設運営し、「おうちのようなほいくえん」を掲げる。不動産開発と研修事業も併せ持ち、子育て支援を一体で手がける。

概要

さくらさくプラスは、認可保育所を中心とした子育て支援サービスを提供する持株会社である。東京都23区を主力に88施設を運営し、2025年7月期の売上高は184億円、従業員数は1,804名。子会社を通じて保育運営、研修、不動産開発、進学塾、フェムケア事業などを展開する。

認可保育所を中核とする子ども・子育て支援事業

当社グループの中核事業は、子会社である株式会社さくらさくみらいが運営する保育サービスである。認可保育所、東京都認証保育所、小規模認可保育所を展開し、2024年7月期末時点で88施設を運営する。うち認可保育所は87施設(東京都23区内82施設、首都圏2施設、大阪3施設)で、東京都認証保育所が1施設である。保育所の運営収入は、認可保育所では自治体からの施設型給付(委託費)、認証保育所では利用者からの保育料と自治体からの運営費補助金で構成される。

グループ会社を通じた多角化戦略

当社グループは、保育事業の周辺領域へ事業を多角化している。連結子会社には、保育所運営の株式会社さくらさくみらい、保育研修を手掛ける株式会社保育のデザイン研究所、ITシステム開発の株式会社みらいパレット、進学塾運営の株式会社VAMOS、フェムケア商品販売の株式会社YELL、不動産仲介・管理の株式会社さくらさくパワーズ、食育支援の株式会社みんなのみらいなどがある。また、ベトナムのHana TED.,JSCを持分法適用関連会社としているが、同事業は現在停止している。

都心集中型の施設展開と収益構造

保育施設は東京都23区に集中して立地する。駅からの利便性の高いエリアを選定し、利用者と保育士の双方から選ばれる施設づくりを掲げる。施設数の推移は、2020年7月期の60施設から2024年7月期には89施設まで増加したが、2025年7月期は88施設と微減している。収益は保育所の運営委託費が中心であり、売上高は2020年7月期の76億円から2025年7月期には184億円へと拡大した。一方、営業利益率は2025年7月期で6.2%と、まだ安定的な収益基盤の構築途上にある。

不動産開発と子育て支援住宅事業

当社グループは保育所運営で培った不動産ノウハウを活かし、子育て支援住宅の企画・開発にも取り組む。子会社の株式会社さくらさくパワーズが不動産仲介・コンサルティングを、持分法適用関連会社の株式会社あかるいみらいアセットが不動産管理を担う。東京都が推進する「東京こどもすくすく住宅認定制度」に対応した新築集合住宅の企画開発を行い、保育所と住宅を連携させた事業モデルを構築している。

業界の中での役割は保育サービス提供者・子育て支援インフラ運営者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
184億円
営業利益
11億円
営業利益率
6.0%
純利益
6億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/7
事業売上構成比利益利益率
保育所153億円83.6%
その他30億円16.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01保育所運営主力

東京都23区を中心に認可保育所82施設、東京都認証保育所1施設、首都圏・大阪に認可保育所5施設を運営。児童福祉法に基づく認可保育所と東京都独自の認証保育所の2形態で、保育サービスを提供する。委託費や運営費補助金を自治体から受け、利用者からも保育料を徴収する。

主な製品・サービス2
認可保育所
国が定めた基準を満たし自治体から認可された保育施設。東京都23区、千葉、埼玉、大阪で運営し、施設型給付を委託費として受ける。
東京都認証保育所
東京都独自の基準で認証する保育所。認可保育所では対応しきれない都市部の保育ニーズに応える。利用者からの保育料と自治体からの運営費補助金で運営。

02子育て支援住宅・不動産準主力

保育ノウハウと不動産企画力を活かし、子育て世帯向け住宅「東京こどもすくすく住宅」を開発。保育所に適した物件情報を活用した不動産仲介・コンサルティングや、保育所特化型の私募ファンド組成・運用も行う。

主な製品・サービス1
東京こどもすくすく住宅
東京都認定の子育て支援住宅。子どもが安全に暮らせる設備を備え、子育て世帯向けに企画・開発する。

03保育研修副次

保育士や保育関係者向けに、集合研修やオンライン研修を実施。300講座以上のオンライン研修を通じて、業界全体の保育の質向上に貢献する。

主な製品・サービス1
オンライン研修
保育の質向上を目的とした研修サービス。300講座を超えるオンライン講座を提供し、保育士のスキルアップを支援する。

04その他子育て支援その他

中学受験指導の進学塾「VAMOS」や、テクノロジーで子育てを支援するみらいパレット等を通じ、子育て環境を創出。フェムケア・フェムテック商品で女性の健康を支援する。

主な製品・サービス2
進学塾VAMOS
中学受験指導をメインとする進学塾。子育て中の家庭の教育ニーズに応える。
フェムケア・フェムテック商品
女性の健康を支援する商品群。働き手不足の解消にも寄与する。

製品と技術

保育サービス:認可・認証保育所の運営

主力サービスは、子会社さくらさくみらいによる認可保育所および東京都認証保育所の運営である。認可保育所は児童福祉法に基づき、施設の広さや保育士数など国の基準を満たした施設で、東京都23区を中心に千葉、埼玉、大阪にも展開する。認証保育所は東京都独自の制度で、認可保育所の不足を補う役割を担う。保育方針として「愛情をたっぷりと注ぎあわてず個性を伸ばす」を掲げ、幼児教育プログラム「CLiP」を導入している。

保育の質向上のための研修事業

株式会社保育のデザイン研究所は、保育士や保育関係者向けの研修事業を展開する。集合研修に加え、300講座を超えるオンライン研修のサブスクリプションサービスを提供し、保育業界全体の質向上を図る。また、さくらさくみらいでは職員の資質向上を重視し、インナーブック「たいせつなこと」や「さくらさくみらいみんなの保育指針」を作成して共有している。

進学塾・IT・フェムケアの周辺事業

進学塾事業では、完全子会社の株式会社VAMOSが中学受験指導をメインに展開する。IT事業では株式会社みらいパレットが保育所のICT化や情報資産を活用したサービスを開発する。フェムケア事業では株式会社YELLが女性の健康を支援する商品を企画販売する。これらの周辺事業は、中核の保育事業で獲得した顧客基盤やノウハウを活用し、共働き家族向けの総合ソリューションを目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

保育・介護サービスで安定成長、利益率6%

さくらさくプラスは、保育所や介護施設を運営するサービス企業で、社会的インフラとしての需要が安定している。売上高は2023年7月期の138億円から2025年7月期には184億円と緩やかに拡大し、営業利益率も4.7%から6.0%へと改善した。同業他社のジンジブやJSHは人材派遣や業務委託が中心であり、事業モデルが異なる。同社は自治体との契約に基づく公定価格で収入を得るため、景気変動の影響を受けにくいが、人件費高騰や規制変化が収益を圧迫する。規模はイオンファンタジーより小さいものの、保育需要の高まりや待機児童対策で将来性は高い。ただし、地域密着型ゆえに展開エリアが限定される。

強み

  • 保育・介護は社会ニーズが高く、景気変動に左右されにくい事業
  • 利益率が4.7%から6.0%に上昇。定員稼働率向上が寄与
  • 自治体との連携で安定的な収入基盤を確保。新規開設も支援
  • さくらさくプラスのブランドで利用者からの信頼が高く、入所待ち

課題

  • 保育士・介護職の賃金上昇や人手不足でコストが増加し利益を圧迫
  • 公定価格や認可条件の変更が収益に直結。政策リスクがある
  • 事業が特定地域に集中しており、全国展開に時間と投資が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がさくらさくプラス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19731白洋舎132億円4.5倍
26035アイ・アールジャパンホールディングス131億円14.6倍
35869早稲田学習研究会128億円13.0倍
46083ERIホールディングス127億円11.6倍
57097さくらさくプラス126億円16.2倍
66030アドベンチャー126億円24.9倍
79564FCE124億円17.8倍
84347ブロードメディア124億円15.0倍
96044三機サービス124億円14.3倍
102428ウェルネット123億円11.1倍
116091ウエスコホールディングス122億円13.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

保育所運営会社としての創業(2009年)

2009年8月、保育所の運営を目的として株式会社ブロッサム(資本金8,000千円)を東京都渋谷区に設立した。2010年2月には埼玉県和光市で初の家庭保育室「わこうさくらさくほいくえん」(後に小規模保育施設「さくらさくみらい和光」)を開設したが、2024年3月に閉園している。創業時は小規模な施設から事業を開始した。

認証保育所から認可保育所へ拡大(2011〜2014年)

2011年3月、東京都中央区で初の認証保育所「つきしまさくらさくほいくえん」を開設した。2014年4月には大阪府大阪市で初の認可保育所「もとまちさくらさくほいくえん」と「ぜんげんじさくらさくほいくえん」を2園同時に開設。同年9月には関東初の認可保育所「はやみやさくらさくほいくえん」を東京都練馬区に開設し、認可施設への事業シフトを加速した。

持株会社体制への移行と上場(2017〜2020年)

2017年8月、株式移転により株式会社さくらさくプラス(資本金50,000千円)を設立し、株式会社ブロッサムを完全子会社化した。2019年1月には株式会社ブロッサムの社名を株式会社さくらさくみらいに変更。2020年10月には東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資金調達力を高めた。この間、運営施設数は2017年4月の21施設から2020年4月には60施設へと急速に増加した。

M&Aによる事業多角化(2021年)

2021年は多角化の年となった。4月にITと情報資産を活用した子育て支援を目的に株式会社みらいパレットを設立。6月には中学受験指導の進学塾運営会社である株式会社VAMOSを完全子会社化。9月には食育や子育て世帯支援を目的に株式会社みんなのみらいを設立した。これらの子会社を通じて、保育以外の子育て関連サービスへ事業領域を広げた。

グロース市場への移行と施設数ピーク(2022年〜)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行した。運営施設数は2023年7月期に88施設、2024年7月期に89施設とピークを迎え、その後2025年7月期は88施設と横ばいとなった。2025年7月期の売上高は184億円、営業利益11億円、純利益6億円と増収増益を達成したが、利益水準は前期から微増にとどまった。

フェムケア事業への参入(2024年)

2024年9月、当社グループは株式会社YELLを完全子会社化し、フェムケア・フェムテック事業に参入した。これは女性の健康課題を解決する製品の企画販売を行うもので、共働き家族・子育て家族への総合ソリューションを強化する狙いがある。YELLの買収により、従来の保育・教育・不動産に加え、女性の健康支援という新たな軸を加えた。

年表21件を開く

2000年代

  • 2009年8月創業保育所の運営を目的として、株式会社ブロッサム(資本金8,000千円、現「株式会社さくらさくみらい」)を東京都渋谷区に設立

2010年代

  • 2010年2月埼玉県和光市において株式会社ブロッサムとして初の家庭保育室「わこうさくらさくほいくえん」(現小規模保育施設「さくらさくみらい和光」)を開設(2024年3月に閉園)
  • 2011年1月株式会社ブロッサムの本社を東京都渋谷区から東京都中央区に移転
  • 2011年3月東京都中央区において株式会社ブロッサムとして初の認証保育所(東京都認証保育所)「つきしまさくらさくほいくえん」(現「さくらさくみらい月島」)を開設
  • 2014年4月大阪府大阪市において株式会社ブロッサムとして初の認可保育所「もとまちさくらさくほいくえん」(現「さくらさくみらい元町」)(浪速区)、「ぜんげんじさくらさくほいくえん」(現「さくらさくみらい善源寺」)(都島区)を2園同時に開設
  • 2014年9月東京都練馬区において関東では株式会社ブロッサムとして初の認可保育所「はやみやさくらさくほいくえん」(現「さくらさくみらい早宮」)を開設
  • 2016年11月同区内(東京都中央区)に本社移転
  • 2017年4月株式会社ブロッサムの運営施設が21施設となる
  • 2017年8月M&A株式移転により株式会社さくらさくプラス(資本金50,000千円)を東京都中央区に設立し、株式会社ブロッサムを完全子会社化
  • 2018年4月株式会社ブロッサムの運営施設が30施設となる
  • 2018年5月不動産関連事業を営むことを目的に、100%子会社として株式会社さくらさくパワーズを設立
  • 2019年1月商号変更株式会社ブロッサムの社名を株式会社さくらさくみらいに変更
  • 2019年3月創業不動産事業の強化を目的として、株式会社あかるいみらいアセットを設立し、持分法適用関連会社化
  • 2019年10月株式会社さくらさくプラスの本社を東京都中央区銀座一丁目16番1号から東京都千代田区有楽町一丁目2番2号に移転
  • 2019年12月ベトナムにおける子ども・子育て支援事業の展開を目的として、Hana TED.,JSCの持分を24.5%取得し、持分法適用関連会社化

2020年代

  • 2020年4月株式会社さくらさくみらいの運営施設が60施設となる
  • 2020年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2021年4月創業ITと情報資産の活用による子育て支援を目的として、株式会社みらいパレットを設立
  • 2021年6月M&A乳幼児期から中学受験期に至るまでの教育の一環サポートを目的として、株式会社VAMOSを全株式の取得により完全子会社化
  • 2021年9月創業食育や子育て世帯の支援を目的として、株式会社みんなのみらいを設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    優秀な人材の確保・育成

    研修制度の充実、労働環境の構築、適切な人事制度などにより、働きやすくモチベーションを維持できる環境を整え、優秀な人材を確保・育成する。

  2. 02

    組織力の強化

    コンプライアンス委員会の運営、ブランドブックの作成・更新、情報共有・管理の精緻化、システム投資等により、本部機能と現場運営の質を向上させる。

  3. 03

    新規事業への進出

    既存事業の経営資源を活用し、子ども・子育て関連や周辺領域(例:フェムケア事業、子育て支援住宅)へ進出。新領域の事業化・収益化の仕組みを整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で1,804人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は500万円で、5期前と比べて36.5%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は6.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年7月78744.53.11,100
2021年7月66241.23.61,380
2022年7月60042.04.81,641
2023年7月60042.95.41,730
2024年7月50041.46.51,77145
2025年7月50042.86.71,80461

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 6 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
保育施設83園 — 東京都6,513百万円
本社 — 東京都190百万円
本社 — 東京都千代田区141百万円
保育施設3園 — 大阪府139百万円
本社 — 東京都千代田区131百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社さくらさくパワーズ(注)2、3
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社みらいパレット
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社VAMOS
    東京都武蔵野市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社みんなのみらい
    東京都千代田区
    議決権95.0%
  • 国内
    株式会社保育のデザイン研究所
    神奈川県藤沢市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社YELL
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 海外
    Hana TED.,JSC (注)6
    Hanoi,Viet Nam
    議決権24.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は184億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.0%、利益が+37.5%。

売上高
+7.0%
184億円
営業利益
+37.5%
11億円
純利益
+0.0%
6億円
営業利益率
6.0%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2026年7月期

項目会社予想前期実績
売上高178億円184億円
営業利益10億円11億円
純利益8億円6億円
1株あたり配当¥28¥28

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は54億円、営業利益は5億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+28.6%、営業利益は+150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q3725.42
2023年4Q351
2024年1Q3512.90
2024年2Q3612.82
2024年3Q4224.82
2024年4Q5946.82
2025年2Q7622.61
2025年4Q10898.35
2026年2Q8356.03
2026年3Q5459.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年7月期からの8期で、売上は32億円から184億円へ5.8倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
不動産関連事業を営むことを目的に、100%子会社として株式会社さくらさくパワーズを設立
2018年7月3274
不動産事業の強化を目的として、株式会社あかるいみらいアセットを設立し、持分法適用関連会社化
2019年7月52147
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年7月76159
ITと情報資産の活用による子育て支援を目的として、株式会社みらいパレットを設立
2021年7月1001610
2022年7月120124
2023年7月13853
2024年7月172894.76
2025年7月18411106.06

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高184億円のうち、営業利益として残るのは11億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.2%155億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.2%17億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.5%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.8pt
11.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年7月期は営業CFが23億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは21億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は25億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年7月8−157−73
2019年7月15−2011−59
2020年7月18−17−218
2021年7月17−2714−1012
2022年7月2−1314−1114
2023年7月1−158−147
2024年7月31−11−132015
2025年7月23−2−102125

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年7月期の総資産は133億円。このうち返さなくてよい自己資本が58億円で、自己資本比率は43.9%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年7月3873117.1
2019年7月65135220.6
2020年7月81235828.3
2021年7月114437137.2
2022年7月134478734.5
2023年7月145499634.0
2024年7月136538338.6
2025年7月133587443.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
46億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
74億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中282位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中487位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,753で、1年前と比べて+3.2%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥2,753-0.6%1ヶ月+2.7%1年+3.2%時価総額126億円
過去52週の値幅
安値¥2,390高値¥3,350

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.2倍
PER (会社予想)14.7倍
PBR1.88倍
配当利回り1.02%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末に高値圏から急落し、8月19日には2,725円まで下落。直近1ヶ月で9.49%下落、25日移動平均線(2,841円)を約4%下回る。52週高値(3,350円)からは約18.7%下落し、下値支持線を探る展開。出来高は7月29日に22,900株と膨らんだ後、高止まりしており、売り圧力が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが16.37倍と同業他社平均の23.03倍を大きく下回り、予想PERも14.8倍と低水準。PBRは1.9倍で平均3.31倍を下回る。ROEは11%と健全で、配当利回りは1.01%と平均2.31%に比べ低いが、配当性向34%で増配余地がある。業績は増収増益基調で、割安な水準にあるが、配当利回りの低さが投資魅力をやや減じる。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.2倍23.4倍
PER (予想)14.7倍
PBR1.88倍3.51倍
ROE11.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

保育需要の高まりと政府支援を背景に成長が期待される一方、保育士不足や運営コスト上昇が課題。強気派は、売上高・利益の拡大基調と、待機児童問題を背景とした需要の安定性を評価する。弱気派は、人件費増による収益圧迫や、競争激化・規制変化のリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 需要の高まり

    待機児童問題を背景に保育サービスの需要は堅調。

  • 増収増益基調

    売上高、営業利益とも拡大傾向にあり、収益性も改善。

  • 政策の追い風

    政府の保育所拡充政策が事業環境を後押しする。

  • 売上高184億円・営業利益11億円と過去最高級決算発表後影響

    売上高184億円、営業利益11億円、営業利益率5.98%と改善

  • 予想PER14.8倍は実績16.37倍から改善決算発表後影響

    実績PER16.37倍に対し予想PER14.8倍で、来期の増益期待

  • 営業利益率が4.65%から5.98%へ上昇通年影響

    営業利益率は前期4.65%から5.98%に改善し、収益力が向上

  • ROE11%と高く資本効率が良好継続影響

    ROE11%と高水準で、PBR1.9倍に見合う利益成長

マイナスに働く材料7
  • 保育士不足

    保育士の確保難が事業拡大の制約となる可能性。

  • コスト上昇

    人件費や施設運営費の上昇が利益を圧迫する。

  • 競争激化

    参入企業が増え、施設獲得競争が激化している。

  • 純利益は6億円と前期横ばいで伸び悩み通年影響

    純利益は6億円と前期6億円からほぼ横ばい

  • 売上高成長率が前期+24%から+7%へ減速通年影響

    売上高は172億円→184億円と+7%増で、前期の+24%増から鈍化

  • PBR1.9倍はROE11%に対して割高水準継続影響

    PBR1.9倍、ROE11%でバリュエーションはやや高め

  • 外国人保有は0.8%と低く需給が細い継続影響

    外国法人等の持株比率0.8%と低く、資金流入が限定的

次の決算で確かめる点
施設数
事業規模の拡大を示す指標であり、成長性を測る。
定員稼働率
既存施設の収益効率を反映する。
人件費比率
主なコストであり、収益性に直結する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは1.02%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
1.02%
いまの株価に対して
配当性向
34.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年7月1042.2
2023年7月1220.0
2024年7月2066.7
2025年7月2420.034.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ5,519人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.2%を占め、残る57.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他56.956.059.859.253.656.6
事業法人43.137.836.538.043.742.2
自己株式4.63.8
外国法人0.20.20.40.40.8
証券会社5.43.22.11.70.4
金融機関0.60.30.10.60.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社TKS14.66
02株式会社だいぎ10.52
03株式会社プラスユー10.16
04中山 隆志9.97
05田中 順也4.14
06西尾 義隆3.94
07株式会社クリエイトバリュー3.55
08森田 周平2.69
09株式会社フルタイムシステム1.42
10政岡 元1.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-06-30
    森田 周平
    新規の大量保有報告
    2.66%
  • 2026-06-23
    森田 周平
    新規の大量保有報告
    2.66%
    -0.06pt
  • 2026-06-18
    西尾 義隆
    変更報告
    1.58%
    -2.33pt
  • 2026-06-17
    西尾 義隆
    新規の大量保有報告
    1.58%
    -2.33pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+45%、1株純資産は8期で+668%。直近期のROEは11.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年7月9717378.2
2019年7月18535769.7
2020年7月24760451.4
2021年7月23198529.39.2
2022年7月821,0398.214.342.2
2023年7月721,0906.89.6
2024年7月1381,22111.97.3
2025年7月1401,32611.018.034.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/7期の役員報酬は総額103百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西尾義隆代表取締役 社長521,124,000
中山隆志取締役副社長541,124,000
森田周平取締役専務50285,000
北村聡子取締役55
野中利夫常勤監査役73
横田絵美監査役414,000
金井重高監査役4715,000

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3868629
社外取締役315155
監査役1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,514字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、子会社の経営管理を主な事業内容とする当社及び、保育所運営、保育の質の向上のための各種研修の企画運営を主な事業内容とする連結子会社2社(株式会社さくらさくみらい、株式会社保育のデザイン研究所)、システム開発、進学塾運営、フェムケア・フェムテック商品の企画販売等を行う連結子会社4社(株式会社みらいパレット、株式会社VAMOS、株式会社みんなのみらい、株式会社YELL)、東京こどもすくすく住宅認定制度による子育て支援住宅の開発、保育所の利活用を想定した不動産の仲介・コンサルティング及び、不動産の管理・運用を主な事業内容とする連結子会社1社(株式会社さくらさくパワーズ)、及び連結持分法適用関連会社2社(株式会社あかるいみらいアセット、Hana TED.,JSC)により構成されております。 なお、当社グループの事業は「子ども・子育て支援事業」の単一セグメントとなっております。 当社グループは、「さくらさく」という言葉から連想される、子どもが成長して花ひらいていく喜びや嬉しさを、子ども自身はもちろん、保護者と、保育者と教育者と、地域の人々など、あらゆるステークホルダーが笑顔の中で分かち合っていけるように、これからの時代を生きる、この国の伸びしろである「共働き家族・子育て家族」に嬉しいイノベーションを届けてまいります。 当社グループの中軸となる保育サービス事業では、「さくらさく」という言葉から連想される、子どもが成長して花開いていく喜びや嬉しさを、子ども、保護者、職員の三者が笑顔に包まれた中で共有できることが最も重要と考え、「おうちのようなほいくえん」づくりをコンセプトとして、「安全と安心を提供し、自然で和やかな笑いに満ちたあたたかい子育て環境をつくり出す」ことを経営理念及び方針として掲げております。子どもたちが心身ともに「強く、優しく、美しく、そして健やかに」育つような環境を提供するとともに、子どもを生み育てやすい環境づくりをすることを理念として事業を展開しております。また、当社グループは2018年4月施行の保育所保育指針の改定(平成29年厚生労働省告示第117号)に伴い、さくらさくみらいの保育の想いをまとめたインナーブック「たいせつなこと」、さくらさくみらいの保育をまとめた「さくらさくみらいみんなの保育指針」を作成し共有しております。職員の資質向上が良い保育の源泉との考えの下、職員の教育研修に力を入れております。 そして、様々な不動産情報を収集し、蓄積された保育ノウハウを施設整備に活かした保育所開発を行っております。加えて保育所の立地に関しても駅からの距離、利便性の高いエリアへの強いこだわりを持ち、利用者や働く保育士から選ばれる施設づくりを行い、ソフト(保育の内容及び職員の質)とハード(施設及び不動産)の両輪を見据え事業を展開しております。 児童福祉法第39条第1項において保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設(利用定員が20人以上であるものに限り、幼保連携型認定こども園を除く)と定義されております。また保育所は、児童福祉法第35条第4項に基づき、厚生労働省が定めた認可設置基準の要件を満たし、都道府県知事(政令指定都市については市長)が認可した認可保育所と認可保育所以外の保育所である認可外保育所に大別されております。 認可外保育所のうち認証保育所は、東京都が独自に定めた設置基準の要件を満たした施設で、東京都知事が認証しております。 当社グループの子ども・子育て支援事業においては、「さくらさくみらい」という名称で、保育ニーズが中長期的に高いものと見込まれる東京都23区を中心に認可保育所、東京都認証保育所を直営で運営しております。なお、当連結会計年度末現在の運営施設数は、88施設になります。 当連結会計年度末現在、当社グループが運営する保育施設の概要は以下のとおりであります。 認可保育所 児童福祉法に基づく児童福祉施設であり、施設の広さや保育士の数など国が定めた基準に基づいて自治体から認可された施設です。当社グループでは東京都23区を中心に千葉、埼玉、大阪で保育所を運営しております。当社グループは、国及び自治体が負担する施設型給付を委託費として交付を受け施設運営を行っております。 小規模認可保育所 「子ども・子育て支援法」により、市区町村による認可事業で定員6人以上19人以下かつ0歳から2歳までの子どもを対象と定められております。当社グループは、利用者からの保育料徴収及び自治体からの地域型保育給付を委託費として交付を受け施設運営を行っております(現在は、当社グループにおける運営を終了しております)。 東京都認証保育所 現在の認可保育所だけでは応えきれていない大都市のニーズに対応しようとする東京都独自の制度であります。当社グループは、利用者からの保育料徴収及び自治体からの運営費補助金の交付を受け施設運営を行っております。 当社グループが運営する保育施設等の運営施設数の推移は以下のとおりであります。なお、当社設立前は、株式会社ブロッサム(現「株式会社さくらさくみらい」)にて運営をしております。 (運営施設数の推移) (単位:施設) 回 次   2020年7月期   2021年7月期   2022年7月期   2023年7月期   2024年7月期   2025年7月期 認可保育所(23区)   53   67   78   81   82   82 認可保育所(首都圏)   2   2   2   2   2   2 認可保育所(大阪)   3   3   3   3   3   3 小規模認可保育所   1   1   1   1   1   0 認可保育所合計   59   73   84   87   88   87 認証保育所(東京)   1   1   1   1   1   1 合 計   60   74   85   88   89   88 (注)1.分園は除いています。 2.すべて子会社である株式会社さくらさくみらい直営の施設数となります。 「その他付随業務」 当社グループでは、保育分野で培ったノウハウと、株式会社さくらさくパワーズにおける不動産の企画・開発力を併せ、子どもや子育て世帯が安全に生活できるような設備を備えた子育て支援住宅「東京こどもすくすく住宅」の企画開発を行っています。また保育所建設に最適な土地や建物を賃借するための不動産物件情報を利活用して付随的に不動産仲介や管理業務を行っており、主に株式会社さくらさくパワーズにおいて不動産仲介・コンサルティング業務、株式会社あかるいみらいアセットにおいて不動産管理業務、保育所特化型の私募ファンドの組成運用に伴う業務を行っております。 また、保育士や保育関係者などを対象に、各種集合研修や300講座を越えるオンライン研修を行う、株式会社保育のデザイン研究所により、業界全体の保育の質の向上のための研修を実施しております。 さらに、中学受験指導をメインとした、進学塾運営の株式会社VAMOS、テクノロジーと情報で子育てにたくさんの笑顔を咲かせる株式会社みらいパレット等を運営し、子育て中の保護者がより子育てをしやすいと感じる環境を創出、また、フェムケア・フェムテック商品を通じ、女性の健康を支援し更なる社会進出を後押しし、働き手不足の解消をいたします。 保育所運営を行うベトナム現地法人のHana TED.,JSCは現在事業を停止しております。 なお、当社は「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令」第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 [事業系統図] [当社グループの保育施設形態別の事業モデル] 認可保育所では、事業者(当社グループ)が利用者に保育サービスを提供し、委託費を各自治体に請求する制度となっております(小規模認可保育所においては一部利用者負担が生じます)。一方、認証保育所では、事業者(当社グループ)が提供した保育サービスに対して自治体と利用者の双方からサービスの対価を受領(利用者に保育料を請求、自治体に運営費補助金を請求)する制度となっております。
経営方針・対処すべき課題4,191字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「さくらさく」という言葉から連想される、子どもが成長して花開いていく喜びや嬉しさを、子ども自身はもちろん、保護者と、保育者と教育者と、地域の人々など、あらゆるステークホルダーが笑顔の中で分かち合っていけるように、これからの時代を生きる、日本の伸びしろである共働き家族・子育て家族が安心して過ごせる、嬉しいイノベーションを届けていくことを経営理念及び方針として掲げております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略等 当連結会計年度における子ども・子育て支援事業周辺においては、厚生労働省が公表した人口動態統計によると、2024年の出生数は8年連続で減少した2023年からさらに4万1,227人下回る68万6,061人となり、初めて70万人を下回りました。また、女性の活躍推進などにより、共働き世帯数や女性の就職率が高い水準で推移している中で、女性の正規雇用率が出産を機に低下する「L字カーブ」の是正も求められており、産後ケアなど共働き家族・子育て家族向けのサービスの拡充は引き続き重要なテーマの一つとなっています。 このような外部環境を鑑み、当社グループは「日本の伸びしろを、花ひらかせる」を掲げ、共働き家族・子育て家族のための総合ソリューションカンパニーとして、皆様に必要とされる事業・サービスを提供してまいります。 中核事業の保育サービス事業では引き続き保育方針「愛情をたっぷりと注ぎ あわてず個性を伸ばす」を軸に、幼児教育プログラム「CLiP」(Children Learn in Play)により、子どもたちの明るい未来のための成長をサポートするとともに、「さくらさくパーク」の本格始動などICT化を推進した子育て支援サービスの充実を図ることで保育サービスの付加価値向上を推進してまいります。さらに、研修事業においてオンライン研修のサブスクリプションサービスの展開により、保育業界全体の質の向上にも貢献してまいります。 そして、当社グループの強みである不動産開発力による子育て支援住宅等の企画・開発のさらなる推進や女性の健康とQOL(生活の質)の向上を目指したフェムケア事業の展開で共働き家族・子育て家族とその周辺の皆様へのサポートを強化・推進してまいります。 以上の基本的な方針を踏まえ、当社グループでは中長期的に以下の経営戦略に取り組んでまいります。 ① 優秀な人材の確保・育成 保育所の開設計画の維持と高品質な保育サービスの維持を同時に実現し、サービス水準の継続的な向上を図るためには、優秀な人材を確保し、また、継続的に育成していくことが不可欠であります。 そのため、社内の研修制度の充実、研修の質の向上、従業員の健康維持及び増進のための労働環境の構築、適切な人事制度、適材適所の人材配置等に継続的に取り組んでいくことにより、従業員が働きやすい環境、モチベーションが維持できる環境や組織文化の醸成に努めてまいります。 また、当社グループの従業員に対し、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えること等を目的とし、譲渡制限付株式を付与することにより、長期の業績に対する貢献意欲を高めております。 ② 組織力の強化 保育サービスの継続的な質の向上には保育所現場における運営の強化だけでなく、それを支える本部における運営サポート業務やその他の本部機能の質の向上が不可欠であり、また、コンプライアンス遵守の組織風土の醸成や保育理念・経営理念の共有、情報共有や情報管理の徹底を推進していくことが必要となります。 これらを実現していくために、コンプライアンス委員会、ハラスメント啓発委員会の継続的かつ積極的な運営、ブランドブックの作成・更新・周知、情報共有・情報管理の精緻化や組織運営の効率化のためのシステム投資等を推進してまいります。 ③ 新規事業への進出 企業として持続的な成長を図るためには、既存の事業の収益を伸長させるのはもちろんのこと、子ども・子育て関連の新領域の事業や既存事業で獲得した経営資源を活用した関連領域や近接領域など、新たな事業創出は不可欠であると考えております。 保育対象年齢の子どもに限らず、就学後の児童、子育て中の保護者の支援を目的に、2021年4月には保育所のICT化の推進と保育所がもつさまざまな情報資産を活用した事業を創設する新会社を設立しました。 また、子育て家庭の包括的な支援を図るべく保育所運営のノウハウを利活用し、子育て支援住宅として企画・開発した新築集合住宅が東京都が推進する「東京こどもすくすく住宅認定制度」に認定されました。 そして、女性特有の健康課題をテクノロジーや製品で解決しようとする世界的な動向の中、当社グループとして2024年9月に株式会社YELLを完全子会社化することでフェムケア事業へ参入し、従来の事業ポートフォリオを強化するとともに社会における新たな価値創造を目指します。 今後も外部環境分析や社内の経営資源の分析等を基礎とした新領域の事業化・収益化の可能性を検討する仕組みを整備し、新規事業を継続的に創出できる組織体制の構築に取り組んでまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、高い成長性を維持し、継続的に企業価値の最大化を図っていくことを経営上の目標としており、企業価値の向上を図るための経営指標としては営業利益率を特に重視しております。 当社グループは、現時点では安定的な収益基盤を築くことを最優先課題と認識しておりますが、子ども・子育て支援事業は投資が先行する傾向が強く、数年かけて収益性が向上していく特性があることから、営業利益率の向上が当該課題の進捗を図る適切な指標となるためです。 (4) 経営環境 子ども・子育て支援事業を取り巻く状況としましては、2024年の出生数が過去最少の68万6,061人と70万人を初めて下回り、さらに、ひとりの女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は1.15となり、過去最低だった前年の1.20を大幅に下回りました。一方で2023年4月設置された子ども政策の司令塔である「子ども家庭庁」は、「こども未来戦略方針」や「こども大綱」などを順次閣議決定し、妊娠期からの切れ目のない子どもに関する政策について、より具体的な対策を推進しています。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 継続的な人材の確保 当社グループの子ども・子育て支援事業は、事業拡大にあたって保育士・栄養士・看護師資格を有する優秀な人材の確保が不可欠であるため、優秀な人材の確保に努めてまいります。当社グループでは、年間を通じて全国各地で新卒の採用を含めた積極的な採用活動を行うとともに、従業員社宅制度や研修制度の充実、雇用条件の向上など、働きやすい環境づくりに注力してまいります。 ② ドミナント戦略の強化 当社グループは、全国的に待機児童が減少する一方で、依然として底堅いニーズを保つ都心部をターゲットとして、過去の運営実績や経験で培ったノウハウにより、収益性の高い認可保育所に特化した施設開設に注力してまいりました。当面は首都圏都心部における児童の確保、従業員採用や定着における優位性があると見込まれるため、当該エリアにおける認可保育所の開設に注力していく方針であります。 ③ 新規事業への進出 当社グループの主要事業及び収益源は子ども・子育て支援事業であるため、急速な少子化や国、地方自治体の政策の変更により当社グループの業績は大きく影響を受ける可能性があります。当該状況を踏まえ、経営の安定化を図るためにも、当社グループが保有するノウハウを活用し、政策の影響を受けない新規事業領域への進出を継続的に実施してまいります。 ④ コンプライアンスの遵守 当社グループの運営する保育所サービスは許認可事業であるため、児童福祉法や施設利用者の個人情報保護に関する法律等の関連法令を遵守することは、事業を継続するために特に重要であると認識しております。当社グループでは、適宜改正される関連法令を適時に把握し、社内に周知できるように社内規程等をはじめとしたルール及び体制を整備し、社内研修等によりコンプライアンス遵守の組織文化の醸成を図ってまいります。 ⑤ 設備投資資金の調達 当社グループでは、子ども・子育て支援事業に関する継続的な開設を計画していることから、開設に係る設備資金を安定的に確保することが重要な課題であると認識しております。一方で、有利子負債比率の上昇は経営の健全性を阻害する可能性があるため、財務の健全性の向上を図るべく、金融機関からの借入、社債発行、株式発行等による複数の資金調達手段を組み合わせ、最適な財務政策を検討してまいります。 ⑥ 不動産の確保 当社グループが認可保育所を開設するにあたっては、不動産所有者から保育所建設予定の土地や建物を賃借し、自治体より許認可を得ることとなります。ならびにその他周辺事業(子ども・子育て支援)の拡張を含め、自治体、利用者、当社グループのそれぞれのニーズを満たす最適な物件の情報を適時に取得するためには、不動産関連事業者等との関係構築が不可欠となります。当社グループ経営陣は不動産業界での豊富な経験とネットワークを有しておりますが、引き続きこれらのネットワークの拡充に努めてまいります。 ⑦ 業務の効率化 当社グループでは、業務の効率化による就業環境の向上を目的に、ICT化による保育士の業務負担の軽減を図り、保育の質をより高める体制づくりを推進しております。また、このICT化により利用者への情報提供ならびにコミュニケーションにおける利便性が生まれ、さらなる保育サービスの向上に取り組んでおります。なお、ICT化においては、情報漏洩等への対策、管理体制の強化を併せて進めてまいります。
事業等のリスク6,174字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)人材確保及び育成に関するリスク 当社グループでは、保育所の新規開設にあたり保育士・栄養士・看護師資格を有する優秀な人材の確保が不可欠となります。そのため、当社グループでは年間を通じて全国各地で新卒の採用を含めた積極的な採用活動を行い、研修制度の充実を図るなど、人材の確保及び育成に努めておりますが、今後、人材の確保と育成が保育施設の新設の速度に追い付かない場合、また確保が必要となる人材の人件費が増加し、当該増加に対して補助金等の十分な手当てがなされない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)国及び地方自治体の政策に関するリスク 国及び自治体は待機児童解消に向け、様々な支援策を実施しておりますが、今後、国や自治体の方針につき改訂等が実施され、補助金の削減や株式会社による保育所の開設が認められなくなるなど、重要な政策の変更が行われた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)少子化の進行や待機児童の減少に関するリスク 当社グループの主要事業である子ども・子育て支援事業の業績は児童数の動向に左右されるため、少子化の急速な進行や待機児童の減少など、市場が著しく縮小した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)法的規制等に関するリスク 当社グループの子ども・子育て支援事業は、事業を展開するにあたり、児童福祉法、食品衛生法、個人情報保護法等の国内の関係諸法令を遵守する必要があります。当社グループはコンプライアンス体制を整備しておりますが、適用される法令等に違反した場合、当社グループの業績、事業運営及び社会的信用に重大な影響を及ぼす可能性があります。さらに、将来当社グループに適用される法令の制定・改廃、司法・行政解釈等の変更がある場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ① 児童福祉法 児童の健やかな育成のための児童福祉施設の種類、国・地方公共団体の施策、費用負担等が定められております。 (監督官庁) 厚生労働省・都道府県及び市区町村 ② 食品衛生法 飲食に起因する衛生上の危害の発生防止及び公衆衛生の向上、増進を図る見地から食品の規格・添加物・衛生管理・営業許可等が定められております。 (監督官庁) 厚生労働省及び都道府県・政令指定都市・特別区の保健所 ③ 個人情報保護法 児童及び保護者の氏名、住所、職業等の個人情報の取り扱い方法が定められております。 (監督官庁) 厚生労働省及び内閣府・都道府県及び市区町村 ④ 子ども・子育て支援法 認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通の給付(施設型給付)の創設、子ども・子育て支援の充実のための措置等が定められております。 (監督官庁) 厚生労働省、都道府県及び市区町村 (5)保育所における事故発生に関するリスク 当社グループでは、保育所の運営において厳正な食材管理及び衛生管理を行うとともに、児童の安全にも十分に配慮することにより、食の安全性の問題の発生防止、その他の事故の発生の事前防止に努めておりますが、何らかの原因によりこれらの問題や事故が発生した場合には、所轄する自治体等からの事業停止命令や訴訟の提起及び風評被害等による多数の利用者の減少等を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)個人情報の管理に関するリスク 当社グループでは、児童及びその保護者の氏名や住所など多くの個人情報を保持しているため、厳重に管理のうえ、慎重に取り扱う体制を整えておりますが、万が一漏洩するようなことがあった場合には、利用者を含め広く社会的な信用を失うこととなります。その結果、多くの児童の退園、施設の新規開設等に影響が出ることにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害・感染症等に関するリスク 当社グループは首都圏を中心に保育所等の運営を行っておりますが、地震や火災等の発生により施設の利用者や従業員、施設の建物等が被害を受けた場合には施設の運営が困難となり、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、安全な保育及び育成を提供するため、定期的な消毒の実施等により感染症についても厳重に対応しておりますが、新型コロナウイルスや新型インフルエンザ、ノロウィルスなどの感染症が流行した場合、従事する保育士やスタッフが多数欠勤することで施設の運営が困難となる可能性があります。その場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)認可取消し等に関するリスク 当社グループの子ども・子育て支援事業において運営している保育施設につきましては、児童福祉法に基づき許認可等を受けております。保育所の種類は認可保育所、小規模認可保育所、東京都認証保育所等いくつかの種類に分類されますが、いずれの形態の保育所も保育所ごとに許認可権限を持つ行政機関へ保育所設置の申請を行い、審査を経たうえで許認可が付与されます。 本書提出日現在において、当社グループの子ども・子育て支援事業において運営している保育所に許認可等取消事由は発生しておりませんが、何らかの要因により行政機関からの許認可が取り消された場合、または補助金の削減や株式会社による保育所開設が認められなくなる等となった場合には、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 法令等   目的及び内容   監督官庁   主な取消事由 児童福祉法   児童の健やかな育成のための児童福祉施設の種類、国・地方公共団体の施策、費用負担等が定められている。   厚生労働省、 都道府県及び市区町村   ・関係法令の規定水準に達しない場合や給付費の請求に関し不正があったとき ・改善命令や事業の停止命令に従わず、違反したとき (9)共同創業者への依存に関するリスク 当社の代表取締役社長西尾義隆及び取締役副社長中山隆志は当社グループの共同創業者であります。両名はそれぞれ保育業界に精通しているとともに、それぞれが不動産業界の経験を通じた施設開発のノウハウを有しているほか、経営方針、経営戦略の立案において重要な役割を果たしております。また、西尾義隆及び同氏の資産管理会社である株式会社だいぎ及び株式会社プラスユーは、当連結会計年度末現在当社発行済株式総数の24.6%を保有しており、中山隆志及び同氏の資産管理会社である株式会社TKSは、当連結会計年度末現在当社発行済株式総数の24.6%を保有しております。 当社グループでは、役員及び幹部社員の参加する会議体等において情報の共有・権限の委譲を進めており、両名に過度に依存することがないような経営体制を構築しておりますが、現状では、何らかの理由により両名のうちいずれか、あるいは双方が当社グループの業務執行を継続することが困難となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。西尾義隆、株式会社だいぎ及び株式会社プラスユー、中山隆志及び株式会社TKSは、議決権行使にあたって株主共同の利益を追求すると共に、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。また、今後も中長期的に一定の当社株式を保有する方針と認識しておりますが、何らかの事情により、市場で当該株式の売却が行われた場合や売却の可能性が生じた場合には、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。 (10)認可保育所の開設に関するリスク 当社グループが認可保育所を開設するにあたっては、不動産所有者から保育所建設予定の土地や建物を賃借し、自治体より許認可を得る必要があります。そのため、当社グループでは不動産関連事業者等との関係構築等を行い、当社グループの基準を満たす最適な保育所開設用不動産に関する情報の収集に努めております。 しかしながら、不動産関連事業者等との関係に何らかの障害等が生じるなど、自治体、利用者、当社グループのそれぞれのニーズを満たす最適な物件の情報を適時に取得できず、保育所開設用不動産が確保できない場合、新規開設数が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、認可保育所の開設にあたっては、開設予定地の近隣住民等に対する説明会の開催など、地域との関係性を良好に保つための対策を講じておりますが、近隣住民等からの反対運動が起こった場合には、開園遅延ないし開園を断念等により新規開設数が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)業績の季節的変動について 当社グループにおける保育所等の新規開設は、4月が中心となっており、新規開設施設については、第1四半期~第3四半期(8月~4月)に開設準備費用等が先行的に発生する一方で、第3四半期(2月~4月)に補助金収入が多額に計上される傾向にあります。 (12)新規に保育所を開設した場合の経営成績への影響に関するリスク ① 新規開設関連収支の処理 新たに保育所等の施設を開設した場合、新規開設のための支出の一部(内装工事費等)に対して自治体から補助金が交付される場合が多く、当社グループは当該補助金を営業外収益の「補助金収入」に計上しております。また、新規開設のための支出のうち、費用処理したものについては営業外費用の「開業準備費」に計上しております。一般的に、「補助金収入」が「開業準備費」を上回ることが多いため、保育所の新規開設数が増加すると、営業外収支が改善される傾向があります。 一方で、新規の保育所は、開設当初は3歳~5歳児等が定員に満たず、児童年齢の持ち上がりとともに満定員に近付いていく傾向にあるため、開設初年度から数年は収益性が低く、保育所の新規開設数が増加すると、営業損益の悪化原因となります。 当社グループは積極的な新規開設を行っていく方針であるため、経営成績における新規開設の影響は当面大きくなることが想定されますが、運営施設数に対する新規施設数の割合が減少するに伴い、影響は徐々に緩和されるものと考えております。 ② 固定資産関係補助金の会計処理 固定資産の取得の際に自治体から補助金を受領した場合には、税務上、固定資産の取得価額から補助金の額を控除する処理(圧縮記帳)が認められております。財務会計上は、圧縮記帳の方法は「直接減額方式」と「剰余金処分方式」の2通りが認められております。 「直接減額方式」は補助金の額を控除した残額を固定資産に計上し、毎期の減価償却費も控除後の額をもとに計上する方法で、「剰余金処分方式」は補助金を収益計上し、固定資産は補助金控除前の金額で計上する方法です。 いずれの方法を用いても、税務上の効果は直接減額方式と全く同様となりますが、新たに保育所等を開設した場合、「剰余金処分方式」を採用した場合と「直接減額方式」を採用した場合では、以下のような差異が生じます。 「剰余金処分方式」:新たに保育所等を開設した事業年度に「補助金収入」(当社グループにおいては営業外収益)が計上されるものの、当該補助金に関連する固定資産の減価償却費(売上原価)は償却終了まで多額となる。 「直接減額方式」:新たに保育所等を開設した事業年度に「補助金収入」による損益への影響はなく、固定資産が減額されるため、その後の固定資産の減価償却費(売上原価)は償却終了まで少額となる。 当社グループはこのうち「剰余金処分方式」を採用しているため、新たに保育所等を開設した場合には、開設後数年間は減価償却費の計上を通じて、営業損益の悪化要因となる傾向があります。 (13)販売用不動産の評価について 経済情勢の悪化や不動産市況悪化等により販売用不動産としての価値が大きく減少した場合には、棚卸資産の簿価切下げに伴う損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)新規事業について 当社グループでは、今後も持続的な成長を実現するために、新規事業への取り組みを進めていく方針ですが、新規事業が安定して収益を生み出すまでには一定の時間を要することが予想されます。このため、当社グループ全体の利益率を低下させる可能性があります。また、将来の経営環境の変化等により、新規事業が当社グループの想定どおりに進行せず、新規事業への投資に対し十分な回収を行うことができなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (15)固定資産の減損に関するリスク 当社グループの子ども・子育て支援事業において、各保育所の業績が今後著しく悪化し、その回復の見込みがなく投資回収が困難となり固定資産の減損処理が必要となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)資金調達に関するリスク 当社グループの子ども・子育て支援事業におきましては、保育所の新規開設に関する設備資金等を金融機関からの借入等により調達しており、総資産に対する有利子負債合計の割合は、前連結会計年度34.7%、当連結会計年度29.2%と高い比率で推移しております。今後、新規開設に伴い借入が増加する可能性があり、金利の急激な変動や金融情勢の変化により計画どおり資金調達ができない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、一部の金融機関との契約には財務制限条項が付されており、財務制限条項に抵触し、一括返済が必要となった場合には、当社グループの財政状態、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)新株予約権の行使による株式価値の希薄化に関するリスク 当社グループは、役職員の業績向上に対する意欲や士気を高めるとともに優秀な人材を確保することを目的とし て、ストック・オプション(新株予約権)を発行しております。当連結会計年度末現在、新株予約権による潜在株式数は179,700株であり、発行済株式総数4,564,900株の3.9%に相当します。今後これらの新株予約権が行使された場合には、当社の1株当たりの株式価値が希薄化することになり、将来における株価に影響を及ぼす可能性があります。 (18)繰越欠損金の解消による影響等について 当連結会計年度末現在において、税務上の繰越欠損金が存在しております。当社グループの業績が順調に推移し、繰越欠損金が解消した場合や税法改正により繰越欠損金による課税所得の控除が認められなくなった場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,538字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、インバウンド需要が堅調に推移するなど内需主導で緩やかな景気回復が続く見通しである一方、国際情勢不安、エネルギー価格の高騰、円安傾向による消費者物価の継続的な上昇、そしてアメリカの関税政策の動向が我が国経済に与える影響の不確実性などにより、国内景気の先行きは依然として不透明な状況となっています。 当社グループを取り巻く事業環境は、厚生労働省の人口動態統計速報値(2025年7月公表)によると、2025年5月の出生数は前年同月比1,342人少ない6万718人(対前年同月比2.2%減)と引き続き減少傾向が続いている状況です。このように止まらない少子化への対策として、2023年4月に発足したこども家庭庁は、2023年12月に政府全体の包括的なこども施策の基本方針「こども大綱」と、結婚・出産・子育て支援を加速する具体的な施策「こども未来戦略」を閣議決定しました。さらに、2024年度から2026年度までの3年間を集中取組期間とした具体的な政策「こども・子育て支援加速化プラン」が、総額3兆6,000億円の前例のない規模で幅広い施策が推進されています。 また、総務省が公表した労働力調査(2025年8月1日公表)によると、2025年6月の労働力人口が前月から4万人の減少となる中、就業者数は前年差51万人増と35カ月連続で増加しました。男女別でみると、男性が前年差2万人減と4カ月ぶりに減少し、女性が前年差52万人増と40カ月連続で増加しました。このように共働き家族・子育て家族のさらなる増加と女性の社会進出による様々なニーズへのサポート強化が益々重要となっています。 このような環境下、共働き家族・子育て家族のための総合ソリューションカンパニーとして、株式会社さくらさくみらいが運営する保育サービスを中核に、保育サービスのICT化を推進した子育て支援サービスの充実、子育て支援住宅の企画・開発、進学塾の運営、保育業界に向けたeラーニングによる豊富な研修コンテンツの提供、さらに女性の健康とQOL(生活の質)の向上を目指したフェムケア事業の展開など、共働き家族・子育て家庭とその周辺の皆さまへのサポートを強化し、安心と安全を提供すべく事業活動を推進しております。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高18,388百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益1,139百万円(同46.9%増)、経常利益1,032百万円(同18.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益611百万円(同0.7%増)となりました。 なお、当社グループは子ども・子育て支援事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 財政状態については以下の通りであります。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、4,766百万円となり、前連結会計年度末と比べて747百万円増加しました(前連結会計年度末比18.6%増)。これは主に、仕掛販売用不動産が992百万円減少したものの、現金及び預金が1,029百万円及び販売用不動産が700百万円増加したことによるものです。固定資産は、8,491百万円となり、前連結会計年度末と比べて1,127百万円減少しました(前連結会計年度末比11.7%減)。これは主に、保有目的の変更により一部の有形固定資産を販売用不動産に振り替えたことなどにより、建物及び構築物が692百万円及び土地が459百万円減少したことによるものです。この結果、資産合計は13,258百万円となり、前連結会計年度末と比べて380百万円減少しました(前連結会計年度末比2.8%減)。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、2,948百万円となり、前連結会計年度末と比べて254百万円減少しました(前連結会計年度末比7.9%減)。これは主に、未払金が137百万円増加したものの、短期借入金が556百万円減少したことによるものです。固定負債は、4,488百万円となり、前連結会計年度末と比べて658百万円減少しました(前連結会計年度末比12.8%減)。これは主に、長期借入金が283百万円減少したことによるものです。この結果、負債合計は7,436百万円となり、前連結会計年度末と比べて913百万円減少しました(前連結会計年度末比10.9%減)。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は5,821百万円となり、前連結会計年度末と比べて533百万円増加しました(前連結会計年度末比10.1%増)。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益611百万円の計上等に伴い、利益剰余金が507百万円増加したことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前連結会計年度末に比べて1,029百万円増加し、2,521百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは2,250百万円の収入となりました(前連結会計年度は3,113百万円の収入)。これは主に税金等調整前当期純利益の計上689百万円、減価償却費の計上573百万円による資金増加および仕掛販売用不動産の減少992百万円による資金増加があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは246百万円の支出となりました(前連結会計年度は1,059百万円の支出)。これは主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出135百万円、事業譲受による支出110百万円、事業譲渡による収入100百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは973百万円の支出となりました(前連結会計年度は1,305百万円の支出)。これは主に長期借入金の返済による支出2,024百万円及び短期借入金の純増減額による支出556百万円があった一方で、長期借入れによる収入1,862百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 b. 受注実績 当社グループは受注生産を行っていないため、該当事項はありません。 c. 売上実績 当連結会計年度の売上実績を示すと、次のとおりであります。 なお、当社グループは子ども・子育て支援事業の単一セグメントであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日  至 2025年7月31日)   前年同期比(%) 子ども・子育て支援事業(百万円)   18,388   6.8 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の売上実績及び当該売上実績の総売上実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 売上高(百万円)   割合(%)   売上高(百万円)   割合(%) 株式会社日本ワークス   -   -   2,100   11.4 練馬区 ※   1,784   10.4   1,898   10.3 いちごオーナーズ株式会社   2,201   12.8   -   - ※ 子ども・子育て支援事業における同区からの委託費収入、補助金収入等を売上計上しているものです。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態 財政状態の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b. 経営成績 (売上高) 当連結会計年度における売上高は18,388百万円となり、前連結会計年度に比べ1,176百万円増加しました(前年同期比6.8%増)。これは主に、保育補助金の増額及び地域交流活動を積極的に取り組んだことによる保育サービスの増収等があったことに加え、販売用不動産を売却したことによるものです。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は15,510百万円となり、前連結会計年度に比べ610百万円増加しました(前年同期比4.1%増)。これは主に、保育サービス水準維持を目的とした人員増員を計画通り行ったことと、物価高騰の影響等による施設運営に係る経費の増加及び、販売用不動産の売却に伴う売上原価を計上したことによるものです。売上原価の主な内訳は、給料及び手当5,778百万円、施設賃料2,511百万円であります。この結果、売上総利益は2,878百万円となり、売上総利益率は15.7%(前年同期比2.2ポイント増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,739百万円となり、前連結会計年度に比べ202百万円増加しました(前年同期比13.2%増)。これは主に、主に事業拡大に向けた体制強化に伴う人件費や株主優待制度の導入に伴う費用等の増加によるものであります。販売費及び一般管理費の主な内訳は役員報酬142百万円、給料及び手当414百万円及び地代家賃147百万円であります。この結果、営業利益は1,139百万円となり、営業利益率は6.2%(前年同期比1.7ポイント増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は30百万円となり、前連結会計年度に比べ175百万円減少しました(前年同期比85.2%減)。これは、新規開園数が前期は1園あったものの、当期は開園がなく補助金収入が減少したためであります。営業外収益の主な内訳は、持分法による投資利益9百万円であります。 営業外費用は137百万円となり、前連結会計年度に比べ26百万円増加しました(前年同期比24.3%増)。これは、新規開園数の減少に伴う開業準備費の減少によるものであります。営業外費用の主な内訳は、支払利息61百万円であります。この結果、経常利益は1,032百万円となり、経常利益率は5.6%(前年同期比0.6ポイント増)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は0百万円となりました(前年同期は発生がありません)。これは固定資産売却益0百万円の計上があったことによるものであります。 特別損失は343百万円となり、前連結会計年度に比べ53百万円減少しました(前年同期は396百万円)。これは主に、減損損失321百万円(前年同期は375百万円)を計上したためであります。この結果、税金等調整前当期純利益は689百万円となり、また法人税等合計を79百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は611百万円となりました(前年同期比0.7%増)。 c. 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、人材の確保、国及び地方自治体の政策、法規制等の様々なリスクの顕在化により業績に影響を受ける可能性があるものと認識しております。 したがって、内外の経営環境及び事業環境に影響を及ぼす要因に留意しつつ、適時に情報を収集・分析する体制を整備し、リスクに対応可能な内部管理体制を構築するとともに必要な経営上の施策を実行することにより業績に影響を与えるリスク要因の分散及び低減を図ってまいります。 d. 経営者の問題意識と今後の方針について 2024年の出生数が過去最少となり、合計特殊出生率が過去最低であった前年の1.20を大幅に下回る1.15となり、数年前の予測を遥かに上回るスピードで少子化が進行しています。子ども・子育て支援業界は保育サービス利用者の多様なニーズへ応えられる、より質の高い水準のサービスの提供が求められる時代へ本格的に転換するものと考えられます。 少子化問題の解消ならびに子どもと家庭の福祉・保健その他の支援・整備など、我が国の経済の発展のためには、これらの課題解決を進めるなかで、女性の活躍、児童の健全な成長などを図ることは重要なテーマであると認識しております。 当社グループが民間事業者の立場からこれらの課題の解決に取り組むためには、未だ保育サービスへの社会的要請が残る地域へ良質な認可保育所を開設していくことや、保育所で働く保育士の育成や待遇の改善を通じて、優秀な人材の確保を図ることが必要であり、さらに高度なコンプライアンス意識を社内文化として醸成していくことが不可欠であると認識しております。 当社グループとして、社会的な課題の解消を図りつつ、当社グループで働く人材が社会の多様なニーズに応えている満足感や充実感を得ながら働くことができる環境を構築し、同時に企業として健全な発展と成長を図ることを基本的な方針として事業拡大に取り組んでまいります。 e. 経営上の客観的指標の達成状況について 当社は営業利益率を重要な経営指標として位置付けております。 当社グループは、「安全と安心を提供し、自然で和やかな笑いに満ちたあたたかい子育て環境を作り出す」という経営理念及び方針を掲げ、持続的な成長を目指していく方針であります。当連結会計年度においては、このような方針のもと、現在の主要事業である子ども・子育て支援事業において新規施設の開設や既存施設の稼働率、入園児童の定着率の向上等をはかり、前連結会計年度から営業利益率を向上させることを目標として事業の推進をしてまいりました。 当連結会計年度における営業利益率は6.2%(前年同期比1.7ポイント増)となりましたが、この指標について、前連結会計年度より改善されるように引き続き、取り組んでまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析、検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの分析につきましては「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資金の流動性についての分析 今後の資金需要のうち主なものは、保育施設の運営に係る運転資金、新規に開設する保育所、子育て支援カフェ、子育て支援住宅、保育所のICT化支援等に係る設備投資資金であります。 当社グループにおける運転資金及び設備投資資金等につきましては、自己資金、金融機関からの借入金や社債発行、新株発行による調達資金により充当することとしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。 詳細につきましては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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