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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

KDDI

KDDI CORPORATION9433 · Prime · 情報・通信業

国内通信大手。パーソナルとビジネスの2軸で、通信・金融・エネルギーなどを展開。

概要

KDDIは、au携帯電話事業を中核とする大手通信事業者である。1985年に第二電電として創業後、KDDや日本移動通信との合併を経て現在のグループへと成長。個人向けには「au」「UQ mobile」「povo」のマルチブランドで5G通信を提供し、金融・エネルギー・データセンター等多様なサービスを展開。連結売上高5.8兆円(2025年3月期)、従業員約7.3万人を擁し、通信インフラを基盤とした生活圏の拡大を進めている。

個人向け通信を核とするパーソナル事業の構造

パーソナル事業は、日本国内で「au」「UQ mobile」「povo」の3ブランドで携帯通信サービスを提供する。auは主力ブランドとして5Gを中心に高品質な通信を売りにし、UQ mobileは低価格帯、povoはデータ使い放題など柔軟なオンラインプランで差別化を図る。同事業は通信だけでなく、クレジットカードやローン、保険を扱うauフィナンシャルサービス、電力小売のauでんき、ライフスタイル変革(LX)サービスを連携させ、顧客一人あたりの収益向上を狙う。2025年度には「auバリューリンクプラン」を導入し、衛星直接通信「au Starlink Direct」や海外データ使い放題「au海外放題」を組み合わせた。2026年3月期のパーソナル事業売上高は約3.5兆円と見込まれ、グループ収益の約6割を占める。

法人需要に応えるビジネス事業の広がり

ビジネス事業は、法人向けにスマートフォンやネットワーク、クラウド、IoT、データセンター等のソリューションをワンストップで提供する。データセンター事業では、世界最大級のコネクティビティを持つロンドン拠点やパリ、トロント拠点に加え、2026年1月には「大阪堺データセンター」を開業し、AI時代の需要を取り込む。2025年5月には、AI時代のビジネスプラットフォーム「WAKONX」を立ち上げ、業界別の課題解決を目指す。また、連結子会社のアルティウスリンクは2023年にKDDIエボルバとりらいあコミュニケーションズの統合で発足し、コンタクトセンター等のBPO事業を担う。2026年3月期のビジネス事業売上高は約2.2兆円を見込む。

海外展開とグローバルな事業基盤

海外パーソナル事業では、モンゴルで通信サービスを提供するMobiComブランドを運営し、金融や映像サービスも展開する。ミャンマーでは現地通信事業者の支援に取り組む。ビジネス事業では、北米、欧州、アジアにデータセンター(Telehouseブランド)を持ち、現地法人を通じてグローバルな法人向けソリューションを提供。2025年5月にはタイ・バンコクのデータセンターがコネクティビティで国内1位を獲得した。また、国際ローミングサービスにより外国人旅行者や海外渡航者の需要に応える。グループ全体で海外連結子会社は60社(2025年3月末時点)にのぼり、海外売上高は約6,000億円と成長を続ける。

金融・エネルギーでの生活圏拡大

KDDIは通信を基盤に、金融とエネルギー事業をグループ内で育成してきた。2019年には金融サービスをauフィナンシャルホールディングスに集約し、銀行、証券、保険、決済(ウェブマネー)を統括。2022年にはエネルギー事業をauエネルギーホールディングスに承継し、auでんきの小売りを展開。2024年にはローソンの株式を取得し持分法適用関連会社とし、コンビニエンスストアとの協業を開始。これにより、通信契約を起点にした金融取引やエネルギー販売、店舗でのサービス連携を加速し、顧客の生活領域を広げている。これらの事業は連結売上高の約2割を占め、通信と非通信の融合による収益多角化を進める。

業界の中での役割は電気通信事業者として、個人向け通信サービス、法人向けICTソリューションを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6.1兆円
営業利益
1.1兆円
営業利益率
18.1%
純利益
7,071億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01パーソナル事業(国内個人向け)主力

au、UQ mobile、povoのマルチブランドで5G通信サービスを中心に、金融、エネルギー、LX(ライフトランスフォーメーション)等のサービスを連携して提供。

主な製品・サービス5
au
KDDIの主力携帯電話ブランド。5G通信サービスを提供。
UQ mobile
サブブランドの携帯電話サービス。低価格プランを提供。
povo
オンライン専用の携帯電話ブランド。データ使い放題等の柔軟なプラン。
auフィナンシャルサービス
クレジットカード、ローン、保険などの金融サービス。
auでんき
個人向け電力供給サービス。

02ビジネス事業(法人向け)主力

法人顧客向けにスマートフォン、ネットワーク、クラウド、データセンター(Telehouse)等のソリューションを提供。AI時代のプラットフォーム「WAKONX」を展開。

主な製品・サービス3
Telehouseデータセンター
法人向けデータセンターサービス。コロケーション、クラウド接続等。
WAKONX
AI時代のビジネスプラットフォーム。業界課題解決ソリューション。
法人向けIoT・DXソリューション
5G、IoT、生成AI等を活用した法人向けソリューション。

03パーソナル事業(海外個人向け)準主力

モンゴルで通信、金融、映像サービスを提供。ミャンマーでは現地通信事業者を支援。また、国際ローミングサービスも提供。

主な製品・サービス1
モンゴル通信サービス
MobiComブランドでモバイル通信サービスを提供。

04その他(設備建設・研究開発)副次

通信設備建設及び保守、情報通信技術の研究開発を提供。

製品と技術

au・UQ mobile・povoのマルチブランド戦略

KDDIは個人向け通信において、3つのブランドを運営する。auはフルサービスの高品質ブランドで、5G通信に加え、2025年6月から衛星直接通信「au Starlink Direct」や混雑時優先通信「au 5G Fast Lane」、海外データ使い放題「au海外放題」を組み合わせた「auバリューリンクプラン」を提供。UQ mobileはサブブランドとして低価格を訴求し、povoはオンライン専用でデータ容量を柔軟に追加できる。これにより、価格感度の高い層から高付加価値志向の層まで幅広くカバーする。2026年3月期のパーソナル事業売上高は約3.5兆円(グループ全体の約6割)で、通信ARPU向上に寄与している。

Telehouseブランドのデータセンターとクラウド

ビジネス事業の中核であるデータセンター事業は、「Telehouse」ブランドで世界主要都市に展開する。ロンドン、パリ、トロント、タイ・バンコク等に拠点を持ち、コロケーションやクラウド接続サービスを提供。2026年1月には「大阪堺データセンター」を開業し、AI向けの最先端設備を備える。また、法人向けにネットワーク、クラウド、IoT、生成AIを組み合わせたソリューションをワンストップで提供。2025年5月にはAIビジネスプラットフォーム「WAKONX」を立ち上げ、業界ごとの課題解決を図る。データセンター事業単体では売上高約2,000億円(2025年3月期)で、高い成長率を維持している。

auフィナンシャルサービスと決済・保険

KDDIの金融事業はauフィナンシャルホールディングスが統括し、銀行(じぶん銀行)、証券(カブドットコム証券)、保険(au損害保険、ライフネット生命)、決済(ウェブマネー)等を傘下に持つ。2019年に金融機能を同社に集約し、au IDと連携したクレジットカード「au PAY」やローン、保険商品を提供。auユーザーへのクロスセルを通じて金融収益を拡大している。2025年3月期の金融事業売上高は約5,000億円で、グループ全体の約9%を占める。また、2024年にはローソンを持分法適用関連会社とし、店舗での決済連携や金融サービス提供の可能性を広げている。

モンゴルMobiComと海外通信事業

海外パーソナル事業では、モンゴルでMobiComブランドを運営し、携帯電話通信、金融サービス、映像エンターテインメントを提供する。現地ニーズに合わせたプリペイド型サービスが主力で、モンゴル国内の携帯電話市場でシェアを確保している。また、ミャンマーでは現地通信事業者のサポートに留まるが、KDDI Summit Global Myanmarを通じた事業継続を図る。国際ローミングでは、「au WORLD CALL」や海外パケット定額サービスを提供し、訪日外国人向けには「Japan Welcome SIM」等を展開。海外事業全体の売上高は約6,000億円(2025年3月期)で、グループ全体の約10%を占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

通信大手で国内3位、内需依存で安定的な収益基盤

当社は国内通信事業者の中でNTTドコモ、ソフトバンクに次ぐ規模を持つ。モバイル通信に加え、法人向けIoTや金融サービスなど非通信領域の拡大を進めている。同業他社と比較すると、売上高は約5.8兆円と群を抜くが、成長性ではソラコムなどのIoT特化型ベンチャーが注目される。当社は既存通信インフラを活用し、法人顧客へのソリューション提供で差別化を図る。一方、新規参入による競争激化や国内市場の飽和が課題で、海外展開や新事業創出が今後のカギとなる。

強み

  • 売上高約6兆円と通信業界で3番手。固定・モバイル両方のインフラを有し、安定した収益源を確保。
  • 法人向けIoTやクラウドサービスを拡充。同業のソラコムと競合しつつ、総合的な提案力で優位に立つ。
  • 金融やコンテンツ事業を傘下に持ち、通信とのクロスセルで顧客単価向上を図る。
  • 営業利益率約18%と通信大手の中でも高水準。コスト管理と効率的な設備投資を実現。

課題

  • モバイル市場は普及率が高く、成長鈍化が避けられない。ARPU向上や新サービス創出が急務。
  • 格安スマホや楽天モバイルの参入で料金競争が激化。収益圧迫のリスクがある。
  • 海外事業の売上比率が低く、成長市場でのプレゼンス不足。積極的な投資が不可欠。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がKDDI

時価総額で並べると、掲載8社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
16501日立製作所24.2兆円30.2倍
29432NTT15.9兆円13.9倍
39433KDDI12.5兆円16.3倍
49434ソフトバンク11.6兆円21.4倍
56701日本電気6.5兆円23.6倍
69503関西電力3.2兆円8.5倍
79532大阪瓦斯2.3兆円14.9倍
89531東京瓦斯2.3兆円9.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 68件

第二電電として市外電話事業に参入した1985年

1985年、日本電信電話公社の民営化に伴い、第二電電株式会社(DDI)が設立され、第一種電気通信事業の許可を取得。1986年に専用サービス、1987年に市外電話サービスを開始した。同社は京セラ、トヨタ自動車等の出資で発足し、NTTに対抗する新規参入事業者として長距離通信市場に挑んだ。同時期、各地にセルラー電話会社(関西セルラー電話等)を設立し、携帯電話事業の布石を打つ。1993年には東京証券取引所第二部に上場し、1995年には第一部に指定替えとなった。

KDD・日本移動通信との合併で再編された2000年

2000年10月、DDIはKDD(国際電信電話)および日本移動通信(IDO)と合併し、株式会社ディーディーアイ(後のKDDI)に商号変更。この3社統合により、国内長距離・国際・携帯電話の事業基盤がひとつになった。合併後、各地のセルラー電話会社を関西セルラー電話に統合し、株式会社エーユー(au)を発足。2001年4月には商号をKDDI株式会社に改め、本店を現在の東京都新宿区に移転。併せてグループ会社の整理を進め、KDDI研究所やKDDI America等の体制を整えた。

携帯事業の集約とツーカーグループの統合(2001〜2005年)

2001年3月、株式会社エーユーを完全子会社化し、同年10月に同社と合併。これによりauブランドの携帯電話事業がKDDI本体に一体化された。2005年には、ツーカーグループの3社(ツーカーセルラー東京、同東海、ツーカーホン関西)を完全子会社化し、同年10月に合併。これにより旧DDI系と旧IDO系の携帯事業が一本化され、携帯電話市場での競争力を強化した。2006年にはパワードコム(旧東京通信ネットワーク)と合併し、固定通信網も拡充した。

固定通信と放送への進出(2007〜2013年)

2007年、東京電力の光ネットワーク事業を承継し、光回線サービス「auひかり」の基盤を獲得。同年、ジャパンケーブルネット(JCN)の株式を取得しケーブルテレビ事業に参入。2010年にはLiberty Globalからジュピターテレコム(J:COM)への出資関係を承継し、同社を持分法適用関連会社化。2013年にはJ:COMを子会社化し、ケーブルテレビと光回線を融合したブロードバンド事業を強化した。この間、2010年にはまとめてオフィス株式会社を設立し、法人向けサービスも拡充。

金融・エネルギー・IoTへの多角化(2014〜2019年)

2014年、KDDIフィナンシャルサービスを設立し、金融事業を本格化。2017年にはISPのビッグローブとエネルギー会社のイーオンホールディングスを完全子会社化。2018年にはエナリスを連結子会社とし、エネルギー事業の強化を図る。2019年には金融事業をauフィナンシャルホールディングスに集約し、じぶん銀行、ウェブマネー、カブドットコム証券等を統合。また、2020年にはUQコミュニケーションズのUQ mobile事業を会社分割で承継し、マルチブランド戦略を本格化した。

中期経営戦略と新たな事業創造(2022〜2025年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しでプライム市場に移行。同年7月、エネルギー事業をauエネルギーホールディングスに承継。2023年にはKDDIエボルバとりらいあコミュニケーションズが統合し、アルティウスリンクを発足。2024年5月、ローソンの株式を一部取得し持分法適用関連会社とし、小売との連携を開始。2025年1月にはラックを連結子会社化しセキュリティ事業を強化。同年5月、中期経営戦略「Power-to-Connect 2028」を発表し、AI前提社会における「Fusion」の構想を掲げた。

2026年3月期の業績と将来展望

2026年3月期の連結売上高は6兆719億円(前期比4.1%増)、営業利益1兆991億円(同1.1%増)と増収増益を達成。パーソナル事業では「auバリューリンクプラン」の提供開始、ビジネス事業ではデータセンターやIoTが成長を牽引した。Opensignal社の通信体感レポートで4期連続国内最多部門1位を獲得するなどネットワーク品質の高さも示した。新ブランドメッセージ「Spark Your Journey」を掲げ、AI労働力・AI生活力の創出を目指す。ただし、連結子会社における不適切取引が判明し、ガバナンス強化が課題として残る。

年表68件を開く

1980年代

  • 1985年4月商号を第二電電株式会社に改め、事業目的を変更。
  • 1985年6月第一種電気通信事業の許可を郵政省から受ける。
  • 1986年10月専用サービス営業開始。
  • 1987年6月本店所在地を東京都千代田区に移転。関西セルラー電話株式会社(子会社)設立。
  • 1987年9月市外電話サービス営業開始。
  • 1987年10月九州セルラー電話株式会社(子会社)設立。
  • 1987年11月中国セルラー電話株式会社(子会社)設立。
  • 1988年4月東北セルラー電話株式会社(子会社)設立。
  • 1988年5月北陸セルラー電話株式会社(子会社)設立。
  • 1988年7月北海道セルラー電話株式会社(子会社)設立。
  • 1989年4月四国セルラー電話株式会社(子会社)設立。

1990年代

  • 1991年6月沖縄セルラー電話株式会社(子会社)設立。
  • 1991年7月創業株式会社ツーカーセルラー東京(関連会社)設立。
  • 1992年2月創業株式会社ツーカーセルラー東海(関連会社)設立。
  • 1993年4月日本イリジウム株式会社(子会社)設立。
  • 1993年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1994年7月株式会社ディーディーアイポケット企画(子会社)設立。
  • 1994年11月商号変更株式会社ディーディーアイポケット企画をディーディーアイ東京ポケット電話株式会社に商号変更する。ディーディーアイ北海道ポケット電話株式会社等ポケット電話会社8社(子会社)設立。
  • 1995年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定替え。
  • 1996年1月創業株式会社京セラディーディーアイ未来通信研究所(関連会社)設立。
  • 1997年4月沖縄セルラー電話株式会社が日本証券業協会の店頭登録銘柄として株式を公開。
  • 1999年3月DDI COMMUNICATIONS AMERICA CORPORATION(子会社)設立。
  • 1999年4月ディーディーアイネットワークシステムズ株式会社(子会社)設立。
  • 1999年9月関連会社である株式会社ツーカーセルラー東京及び株式会社ツーカーセルラー東海の株式を、また、新規に株式会社ツーカーホン関西の株式をそれぞれ過半数取得する。

2000年代

  • 2000年1月M&Aディーディーアイ東京ポケット電話株式会社、他ポケット電話会社全9社は、ディーディーアイ東京ポケット電話株式会社を存続会社として合併し、ディーディーアイポケット株式会社に商号変更する。
  • 2000年3月日本イリジウム株式会社が事業廃止する。
  • 2000年10月M&AKDD株式会社及び日本移動通信株式会社と合併し、株式会社ディーディーアイに商号変更する。
  • 2000年11月M&A沖縄セルラー電話株式会社を除く、関西セルラー電話株式会社等セルラー電話会社7社は、関西セルラー電話株式会社を存続会社として合併し、株式会社エーユーに商号変更する。
  • 2000年12月M&AKDD AMERICA,INC.とDDI COMMUNICATIONS AMERICA CORPORATIONはKDD AMERICA,INC.を存続会社として合併し、KDDI America, Inc.に商号変更する。
  • 2001年1月M&A株式会社ケイディディコミュニケーションズとディーディーアイネットワークシステムズ株式会社は、株式会社ケイディディコミュニケーションズを存続会社として合併し、株式会社KCOMに商号変更する。
  • 2001年3月M&A株式会社エーユーを株式交換により当社の完全子会社とする。
  • 2001年4月M&A商号をKDDI株式会社に改め、本店所在地を現在地に移転する。株式会社ケイディディ研究所と株式会社京セラディーディーアイ未来通信研究所は、株式会社ケイディディ研究所を存続会社として合併し、株式会社KDDI研究所に商号変更する。
  • 2001年6月M&AKDDI America, Inc.とTELECOMET,INC.は、KDDI America, Inc.を存続会社として合併する。
  • 2001年7月M&A株式会社KCOMと株式会社ケイディディアイクリエイティブは、株式会社KCOMを存続会社として合併する。
  • 2001年10月M&A株式会社エーユーと合併する。ケイディディ・ネットワークシステムズ株式会社と国際テレコメット株式会社は、ケイディディ・ネットワークシステムズ株式会社を存続会社として合併し、商号を株式会社Kソリューションに変更する。
  • 2002年2月M&Aケイディディアイ・ウィンスター株式会社と合併する。
  • 2003年3月ケイディーディーアイ開発株式会社の株式を売却する。
  • 2004年10月ディーディーアイポケット株式会社のPHS事業を譲渡する。
  • 2004年11月M&A株式会社Kソリューション、株式会社KCOM、株式会社オーエスアイ・プラス、株式会社ケイディーディーアイエムサットは株式会社Kソリューションを存続会社として合併し、株式会社KDDIネット ワーク&ソリューションズに商号変更する。
  • 2004年12月商号変更KDDIテレマーケティング株式会社は、株式会社KDDIエボルバに商号変更する。
  • 2005年1月M&A株式会社ツーカーホン関西を株式買取により当社の完全子会社とする。
  • 2005年3月M&A株式会社ツーカーセルラー東海を株式買取により当社の完全子会社とする。株式会社ツーカーセルラー東京を株式交換により当社の完全子会社とする。
  • 2005年4月創業株式会社KDDIテクニカルエンジニアリングサービスを設立する。
  • 2005年10月M&A株式会社ツーカーセルラー東京、株式会社ツーカーセルラー東海、株式会社ツーカーホン関西と合併する。
  • 2006年1月M&A株式会社パワードコムと合併する。
  • 2007年1月東京電力株式会社の社内カンパニーである光ネットワーク・カンパニーに係る事業を会社分割により当社に承継する。
  • 2007年6月ジャパンケーブルネットホールディングス株式会社及びジャパンケーブルネット株式会社の株式を一部取得し、当社の子会社とする。
  • 2007年12月株式会社KDDIネットワーク&ソリューションズの事業の一部を会社分割により当社に承継する。
  • 2008年4月中部テレコミュニケーション株式会社の株式を一部取得し、当社の子会社とする。
  • 2008年7月M&A株式会社KDDIネットワーク&ソリューションズと合併する。

2010年代

  • 2010年2月Liberty Global, Inc.グループが保有する中間持株会社3社の持分の全てを取得したことにより、Liberty Global, Inc.グループの株式会社ジュピターテレコムに対する出資関係を承継し、株式会社ジュピターテレコムを当社の持分法適用関連会社とする。
  • 2011年2月創業KDDIまとめてオフィス株式会社を設立する。
  • 2011年7月株式会社ウェブマネーの株式を一部取得し、当社の子会社とする。
  • 2012年4月商号変更株式会社KDDIテクニカルエンジニアリングサービスは、KDDIエンジニアリング株式会社に商号変更する。
  • 2013年4月株式会社ジュピターテレコムの株式を一部取得し、当社の子会社とする。 KDDIまとめてオフィス株式会社の地域会社4社を設立する。
  • 2014年2月創業KDDIフィナンシャルサービス株式会社を設立する。
  • 2014年4月創業株式会社ジュピターテレコムとジャパンケーブルネット株式会社は、株式会社ジュピターテレコムを存続会社として合併する。 KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.を設立する。
  • 2016年3月ジュピターショップチャンネル株式会社の株式を一部取得し、当社の連結子会社とする。
  • 2017年1月M&Aビッグローブ株式会社の株式を取得し、当社の完全子会社とする。株式会社イーオンホールディングスの株式を取得し、当社の完全子会社とする。
  • 2018年12月株式会社エナリスの株式を追加取得し、株式会社エナリス及び同社の子会社6社を連結子会社とす る。
  • 2019年4月株式会社じぶん銀行、並びにKDDIフィナンシャルサービス株式会社、株式会社ウェブマネー、 KDDIアセットマネジメント株式会社、及びau Reinsurance Corporationの株式を、会社分割により auフィナンシャルホールディングス株式会社に承継する。
  • 2019年12月M&Aau損害保険株式会社、ライフネット生命保険株式会社、株式会社Finatextホールディングスの株式 を、会社分割によりauフィナンシャルホールディングス株式会社に承継する。カブドットコム証券 株式会社の株式を保有するLDF合同会社は、auフィナンシャルホールディングス株式会社と合併す る。

2020年代

  • 2020年10月会社分割により、UQコミュニケーションズ株式会社の営むUQ mobile事業を承継する。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移 行。
  • 2022年7月M&A吸収分割により、当社の営むエネルギー事業に係る子会社の管理事業及び事業戦略の企画・立 案・推進機能等を当社の連結子会社(完全子会社)であるauエネルギーホールディングス株式会 社に対し承継し、当社の営む電力小売に係る事業等を当社の連結子会社(完全子会社)であるau エネルギー&ライフ株式会社に対し承継する。
  • 2023年9月創業株式会社KDDIエボルバを存続会社とし、りらいあコミュニケーションズ株式会社を消滅会社とする吸収合併を通じた経営統合を行い、アルティウスリンク株式会社を発足。
  • 2024年5月株式会社ローソンの株式を一部取得し、当社の持分法適用会社とする。
  • 2025年1月当社の持分法適用関連会社である株式会社ラックの株式を取得し、当社の連結子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 調整後営業利益の年平均成長率(CAGR)2028年度まで5%
  • 配当性向40%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3つのFusionによる価値創造

    異分野融合による価値創造手法として、Real-Tech Fusion(リアルとテクノロジーの融合)、Infrastructure Fusion(通信基盤とAI基盤の融合)、HR Fusion(多様な人財の融合)を推進し、持続的成長を目指す。

  2. 02

    AI労働力とAI生活力の創出

    お客さま起点の価値づくりを重視し、法人向けには事業成長に貢献する「AI労働力」、個人向けには暮らしや体験を変革する「AI生活力」を支える新事業を創造し、社会実装を先導する。

  3. 03

    デジタルベルト構想による次期インフラ構築

    通信基盤とAI基盤を組み合わせた次期デジタルインフラとして、陸・海・空を網羅する「全国低遅延網・AI計算資源基盤」を構築し、強固な競争優位性を確立する。

  4. 04

    セグメント別成長戦略

    テレコムコアの安定利益を、パーソナルグロースとビジネスグロースに再投資し、グループ全体の成長を加速。事業間の好循環を創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で73,198人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,051万円で、9期前と比べて+10.3%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は16.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月35,032
2018年3月38,826
2019年3月95342.517.741,996
2020年3月93042.817.844,952
2021年3月94842.817.647,320
2022年3月94542.517.248,829
2023年3月94342.517.449,659
2024年3月98742.216.761,288
2025年3月1,01842.016.464,6361,682
2026年3月1,05142.316.473,1981,502

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社47(国内 23 / 海外 24、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社(東京都新宿区)他24,069億円
- — JCOM株式会社(東京都千代田区)※6,037億円
- — TELEHOUSE Holdings Limited (London,U.K.)※2,295億円
- — Telehouse Canada, Inc. (Toronto, ON, Canada)1,707億円
- — UQコミュニケーションズ株式会社(東京都港区)(注)41,125億円
- — 中部テレコミュニケーション株式会社(愛知県名古屋市中区)1,021億円
- — 沖縄セルラー電話 株式会社(沖縄県那覇市)※454億円
- — auリニューアブルエナジー株式会社(東京都千代田区)403億円
主な関係会社
  • 国内
    沖縄セルラー電話株式 会社(注)1
    沖縄県 那覇市 · 連結子会社
    議決権54.5%
  • 国内
    JCOM株式会社(注)2
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    UQコミュニケーションズ株式会社(注)3
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権32.3%
  • 国内
    ビッグローブ株式会社(注)6
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社イーオンホールディングス
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    中部テレコミュニケーション株式会社(注)2
    愛知県 名古屋市 中区 · 連結子会社
    議決権80.9%
  • 国内
    auフィナンシャルホールディングス株式会社(注)2
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジュピターショップ チャンネル株式会社
    東京都 江東区 · 連結子会社
    議決権55.0%
  • 国内
    ジュピターショップ チャンネル株式会社
    東京都 江東区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    auエネルギーホールディングス株式会社
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エナリス(注)5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権59.0%
  • 国内
    株式会社エナリス(注)5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権59.0%
残りのグループ会社35社を開く
  • KDDIまとめてオフィス 株式会社(注)7東京都 千代田区100%
  • アルティウスリンク株式会社東京都 新宿区51%
  • KDDI Sonic-Falcon株式会社東京都 港区100%
  • KDDI Digital Divergence Holdings株式会社(注)8東京都 港区100%
  • アイレット株式会社(注)8、9東京都 港区100%
  • アイレット株式会社(注)8、9東京都 港区100%
  • KDDIエンジニアリング 株式会社東京都 渋谷区100%
  • 株式会社ラック東京都 千代田区100%
  • KDDI America, Inc.Staten Island, NY U.S.A.100%
  • KDDI America, Inc.Staten Island, NY U.S.A.100%
  • Telehouse Canada, Inc. (注)2Toronto, ON, Canada100%
  • Telehouse Canada, Inc. (注)2Toronto, ON, Canada100%
  • KDDI Europe LimitedLondon, U.K.100%
  • KDDI Europe LimitedLondon, U.K.4%
  • 北京凱迪迪愛通信技術 有限公司北京市 中国85%
  • 北京凱迪迪愛通信技術 有限公司北京市 中国85%
  • KDDI Asia Pacific Pte LtdSingapore100%
  • KDDI Asia Pacific Pte LtdSingapore100%
  • TELEHOUSE International Corporation of AmericaStaten Island, NY U.S.A.73%
  • TELEHOUSE International Corporation of AmericaStaten Island, NY U.S.A.2%
  • TELEHOUSE Holdings Limited (注)2London, U.K.100%
  • TELEHOUSE Holdings Limited (注)2London, U.K.100%
  • TELEHOUSE International Corporation of Europe LtdLondon, U.K.93%
  • TELEHOUSE International Corporation of Europe LtdLondon, U.K.93%
  • KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPORE PTE. LTD.Singapore50%
  • KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPORE PTE. LTD.Singapore50%
  • KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd. (注)2Yangon, Myanmar100%
  • KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd. (注)2Yangon, Myanmar100%
  • MobiCom Corporation LLCUlaanbaatar,Mongolia99%
  • MobiCom Corporation LLCUlaanbaatar,Mongolia99%
  • 株式会社ローソン東京都 品川区50%
  • 京セラコミュニケーションシステム株式会社京都府 京都市 伏見区23%
  • 株式会社カカクコム(注)1東京都 渋谷区18%
  • KKCompany Technologies Inc.Grand Cayman, Cayman Islands43%
  • KKCompany Technologies Inc.Grand Cayman, Cayman Islands43%
国際子会社 (GLEIF登録 4社)
  • JP株式会社エナリス
  • JPJCOM株式会社
  • JPauじぶん銀行株式会社
  • GBKDDI EUROPE LIMITED

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    最高裁判所(下級裁判所含む)のガバメントソリューションサービスへの移行に係るネットワーク環境構築
    デジタル庁 · 2025-03-24
    110億円
  • 調達
    最高裁判所(下級裁判所含む)のガバメントソリューションサービスへの移行に係るネットワーク機器の借入及び保守
    デジタル庁 · 2025-06-06
    94.5億円
  • 調達
    外務省情報ネットワーク・LANシステムの更改に係るシステムソフトウェア調達業務(Microsoft365E5)ほか
    外務省 · 2026-01-15
    65.2億円
  • 調達
    外務省情報ネットワーク・LANシステムの更改に係るL2L1システム用機器等(在外公館ほか)の賃貸借・保守業務一式
    外務省 · 2026-05-13
    64.9億円
  • 調達
    財務局のガバメントソリューションサービスへの移行に係るネットワーク環境構築及び保守
    デジタル庁 · 2026-01-21
    45.4億円
  • 調達
    J・NET回線等の提供等(令和7年度開始分)
    最高裁判所 · 2024-05-14
    41.7億円
  • 調達
    外務省情報ネットワーク・LANシステム(L2/L1システム)の更改にかかる設計・構築業務一式
    外務省 · 2025-04-17
    37.6億円
  • 調達
    裁判所利用者用インターネット回線等の提供
    最高裁判所 · 2025-02-28
    32.8億円
  • 調達
    登記情報システムの端末装置・帳票編集サーバ等の更改に伴うネットワーク機器等の導入、賃借及び保守業務 一式
    法務省 · 2024-03-12
    25億円
  • 調達
    気象庁のガバメントソリューションサービスへの移行に係るネットワーク環境構築及び保守
    デジタル庁 · 2025-03-14
    21.6億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6.1兆円営業利益1.1兆円前期と比べると増収増益で、売上が+4.1%、利益が+1.1%。

売上高
+4.1%
6.1兆円
営業利益
+1.1%
1.1兆円
純利益
+7.9%
7,071億円
営業利益率
18.1%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6.4兆円6.1兆円
営業利益1.2兆円1.1兆円
純利益7,310億円7,071億円
1株あたり配当¥84¥84

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1.5兆円、営業利益は3,142億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.6%、営業利益は+17.8%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1.451,190
2024年1Q1.332,66720.01,769
2024年2Q1.452,93620.31,918
2024年3Q1.492,87619.31,769
2024年4Q1.43547
2025年2Q2.865,73120.13,512
2025年4Q2.985,14417.33,042
2026年2Q2.965,77219.53,777
2026年4Q3.115,21916.83,294
2027年1Q1.493,14221.11,955

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3.7兆円から6.1兆円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は18.1%。売上は11期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益兆円税引前利益兆円営業利益率%純利益億円
株式会社ジュピターテレコムの株式を一部取得し、当社の子会社とする。 KDDIまとめてオフィス株式会社の地域会社4社を設立する。
2013年3月3.660.512,415
KDDIフィナンシャルサービス株式会社を設立する。
2014年3月4.330.663,220
2015年3月4.270.663,958
2016年3月4.470.824,949
ビッグローブ株式会社の株式を取得し、当社の完全子会社とする。株式会社イーオンホールディングスの株式を取得し、当社の完全子会社とする。
2017年3月4.750.905,467
2018年3月5.040.965,725
au損害保険株式会社、ライフネット生命保険株式会社、株式会社Finatextホールディングスの株式 を、会社分割によりauフィナンシャルホールディングス株式会社に承継する。カブドットコム証券 株式会社の株式を保有するLDF合同会社は、auフィナンシャルホールディングス株式会社と合併す る。
2019年3月5.081.016,177
2020年3月5.241.026,398
2021年3月5.311.046,515
吸収分割により、当社の営むエネルギー事業に係る子会社の管理事業及び事業戦略の企画・立 案・推進機能等を当社の連結子会社(完全子会社)であるauエネルギーホールディングス株式会 社に対し承継し、当社の営む電力小売に係る事業等を当社の連結子会社(完全子会社)であるau エネルギー&ライフ株式会社に対し承継する。
2022年3月5.451.066,725
株式会社KDDIエボルバを存続会社とし、りらいあコミュニケーションズ株式会社を消滅会社とする吸収合併を通じた経営統合を行い、アルティウスリンク株式会社を発足。
2023年3月5.631.056,514
2024年3月5.700.946,003
2025年3月5.841.091.0718.66,554
2026年3月6.071.101.1218.17,071

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6.1兆円のうち、営業利益として残るのは1.1兆円18.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7,071億円、売上の11.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.3%3.5兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.2%1.5兆円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.1%1.1兆円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.7pt
18.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.0pt
11.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
14.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1.8兆円、投資CFが−1.1兆円で、差し引きのフリーCFは7,084億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1.1兆円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF兆円投資CF兆円財務CF億円フリーCF兆円現金残高兆円
2013年3月0.52−0.47−1,4020.050.09
2014年3月0.77−0.55−1,0560.230.25
2015年3月0.97−0.64−3,1050.330.28
2016年3月0.88−0.67−2,9900.220.19
2017年3月1.16−0.64−4,8580.520.23
2018年3月1.06−0.63−4,5320.430.20
2019年3月1.03−0.71−3,1100.320.20
2020年3月1.32−0.61−5,4640.710.37
2021年3月1.68−0.66−5,8561.020.81
2022年3月1.47−0.76−7,2730.710.80
2023年3月1.08−0.73−6,6980.350.48
2024年3月1.71−0.83−4,7650.870.89
2025年3月1.25−1.18−3360.070.92
2026年3月1.79−1.08−5,5310.711.08

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は19.1兆円。このうち返さなくてよい自己資本が5.1兆円で、自己資本比率は26.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月4.082.321.7655.1
2014年3月5.352.782.5752.0
2015年3月5.633.062.5654.5
2016年3月5.883.312.5756.3
2017年3月6.263.552.7156.7
2018年3月6.573.772.8057.4
2019年3月7.334.183.1557.1
2020年3月9.584.385.2045.8
2021年3月10.544.765.7845.2
2022年3月11.084.986.1045.0
2023年3月11.865.066.7942.7
2024年3月14.055.198.8736.9
2025年3月16.715.0311.1630.1
2026年3月19.065.0813.4726.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1.1兆円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5.4兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
13.5兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中123位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中565位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,986で、1年前と比べて+18.8%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥2,986-0.7%1ヶ月+3.9%1年+18.8%時価総額12.5兆円
過去52週の値幅
安値¥2,307.5高値¥3,121

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.3倍
PER (会社予想)15.2倍
PBR2.22倍
配当利回り2.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で1.57%上昇し、21日には前日比1.9%高の2915.5円で終了。25日線2899円を上回り、75日線2766円からは約5%上に位置。52週高値3121円まで約7%の水準で、上値余地を残す。8月10日に2830円まで下落した後は反発基調にあり、週足でも75日線を維持して上昇トレンドが継続している。出来高は21日に1254万株と直近ではやや増加し、買い意欲の強さを示す。RSIは49.5と中立だが、方向性は上向き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)

PER15.87倍は業界平均48.57倍を大幅に下回り、PBR2.17倍も平均2.92倍を下回る。ROE14%は業界平均を上回り、収益性の高さが評価される。配当利回り2.88%は平均2.64%を上回り、株主還元も十分だが、配当性向52.1%は高水準で増配余地は限定的。業界平均比で割安感はあるが、通信事業の成熟を考慮するとほぼ妥当な水準と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.3倍47.9倍
PER (予想)15.2倍
PBR2.22倍2.96倍
ROE14.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内通信市場が飽和し、値下げ競争が激化する中、いかに収益を守り新成長を生むかが焦点。強気派は、通信の安定収益に加え、金融・決済・エネルギーなど非通信事業の拡大で成長を実証していること、またデータ通信需要の増加と企業向け事業が寄与すると見る。弱気派は、格安スマホや楽天モバイルの参入で通信料金の低下圧力が強まり、かつ非通信事業の競争が激しく、収益貢献が限定的と懸念する。さらに人口減少で通信市場自体が縮小するリスクも。

プラスに働く材料7
  • 非通信事業の成長

    金融・決済・エネルギー分野が拡大し、収益構造の多様化が進む。

  • 5G・データ需要の増加

    5G普及とデータ通信量の増加で、通信ARPUが上昇する可能性。

  • エコシステム強化

    au経済圏の会員拡大が、通信から金融・決済へのクロスセルを生む。

  • 売上高60,719億円と前期比4.1%増収予想2026年3月期影響

    売上高は58,355億円→60,719億円と2,364億円増加。増収率は2.4%から4.1%へ加速。

  • 純利益7,071億円と2期連続で増益2026年3月期影響

    純利益は6,003→6,554→7,071億円と推移。前期比517億円増益の見込み。

  • 営業利益10,991億円と前期比1.1%増益の計画2026年3月期影響

    営業利益は10,875億円→10,991億円と116億円増益。増益は続くが伸び率は小幅。

  • 予想PER15.2倍と現行16.23倍から低下2026年3月期影響

    予想PERは15.2倍と現行16.23倍を下回り、バリュエーションの割安感が強まる。

マイナスに働く材料7
  • 料金競争の激化

    格安スマホや新規参入により、通信料金の低下圧力が強まる。

  • 市場の飽和

    国内携帯市場は契約数が伸びず、成長余地が限定的。

  • 非通信分野での競争

    金融・決済は競合が多く、大きな利益貢献は難しい。

  • 営業利益率が18.64%から18.10%へ0.54ポイント低下2026年3月期影響

    営業利益率は18.64%に対し18.10%と低下。売上高増加にもかかわらず利益率は悪化。

  • 営業利益増益率1.1%とほぼ横ばい2026年3月期影響

    営業利益は10,875億円→10,991億円と116億円増のみ。増益率は1.1%と低調。

  • 株価1年で17%上昇、事前期待の反動継続影響

    過去1年で株価は17.02%上昇。PER16.23倍と割高感はないが、予想利益成長率1.1%に対して上昇が先行。

  • PBR2.24倍とROE14%のバランスに改善余地継続影響

    PBR2.24倍、ROE14%。ROEが14%と高くないためPBRのさらなる上昇には利益成長が必要。

次の決算で確かめる点
通信ARPU
通信収益の単位あたり価値を示し、料金競争の影響を測るため。
非通信事業売上
成長戦略の柱であり、収益の多様化進捗を確認するため。
解約率・顧客数
顧客基盤の安定性と、競争環境下での離反動向を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり84で、前期から+10.3%いまの株価に対する利回りは2.81%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥84
1株あたり
配当利回り
2.81%
いまの株価に対して
配当性向
52.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4340.0
2018年3月455.941.6
2019年3月5316.749.6
2020年3月589.547.0
2021年3月604.347.5
2022年3月634.249.9
2023年3月688.054.1
2024年3月703.755.8
2025年3月733.657.7
2026年3月8010.352.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥84

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ636,342人。区分でいちばん多いのは外国法人31.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.0%を占め、残る51.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人27.126.726.425.127.131.1
事業法人32.932.531.929.028.025.5
金融機関28.426.525.424.825.423.5
個人・その他6.08.611.615.815.415.8
自己株式1.33.96.39.69.29.1
証券会社5.65.74.65.44.24.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)14.35
02京セラ株式会社13.42
03トヨタ自動車株式会社8.68
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.03
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.54
06JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.07
07JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.98
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.83
09CITIBANK, N.A.-NY, AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY SHARE HOLDERS (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.79
10ゴールドマン・サックス証券株式会社 BNYM (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-08
    トヨタ自動車株式会社
    新規の大量保有報告
    7.73%
    -1.34pt
  • 2026-07-02
    京セラ株式会社
    新規の大量保有報告
    12.69%
    -1.34pt
  • 2026-06-15
    トヨタ自動車株式会社
    新規の大量保有報告
    9.07%
    +0.39pt
  • 2026-06-11
    京セラ株式会社
    新規の大量保有報告
    14.03%
    +0.61pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+74%、1株純資産は14期で+36%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月10598111.212.329.7
2014年3月1331,11113.015.029.5
2015年3月1581,22313.515.935.2
2016年3月1981,32915.515.239.3
2017年3月2221,44615.913.240.0
2018年3月2361,56915.611.541.6
2019年3月2591,77915.59.249.6
2020年3月2761,90614.911.647.0
2021年3月1421,04614.211.947.5
2022年3月1501,12513.813.349.9
2023年3月1491,17413.013.754.1
2024年3月1421,24611.715.855.8
2025年3月1621,26512.814.657.7
2026年3月1841,33414.014.852.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額1,142百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙橋誠代表取締役会長6482,300
松田浩路代表取締役社長 CEO 渉外・コミュニケーション 統括本部長5430,000
最勝寺奈苗取締役 執行役員専務 CFO コーポレート統括本部長6223,700
勝木朋彦取締役 執行役員常務 CSO、CDO 経営戦略本部長 オープンイノベーション 推進本部長5915,400
細井浩昭取締役 執行役員常務 ビジネス事業統括 ビジネスコア事業本部長 事業企画本部長5912,000
佐々木正見取締役 執行役員 パーソナル事業統括 パーソナルコア事業本部長 コア事業推進本部長5414,900
伊奈憲彦取締役62
淡輪敏取締役744,000
大川順子取締役726,400
奥宮京子取締役702,000
安藤真取締役741,500
池田潤一郎取締役70
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢保有株数
増田和彦常勤監査役62109,700
山下和保常勤監査役6113,300
小笠原憲一常勤監査役60
小暮和敏監査役67700
有馬浩二監査役68700

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7370347170887127
社外取締役612612621
監査役2828241
社外監査役3474716

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容10,174字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業の概要 当社の企業集団は、当社、連結子会社193社(国内133社、海外60社)、持分法適用関連会社及び共同支配企業46社(国内36社、海外10社)により構成されており、「パーソナル事業」、「ビジネス事業」を主な事業としております。 当社グループの事業における当社、連結子会社、持分法適用関連会社及び共同支配企業の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より組織変更及び業績管理区分の見直しに伴い、連結子会社及び関連会社の一部所管セグメントを見直しております。詳細は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 4.セグメント情報」に記載しております。 パーソナル事業 主要なサービス    日本国内においては、「au」「UQ mobile」「povo」のマルチブランドで提供する5G通信サービスを中心に、金融、エネルギー、LX(ライフトランスフォーメーション)等の各種サービスを連携し拡充することで、新たな付加価値・体験価値の提供を目指していることに加え、地域のパートナーの皆さまとともに、デジタルデバイド解消とサステナブルな地域共創の実現を目指しています。  海外においては、国内で培った事業ノウハウを生かし、モンゴルのお客さま向けに、通信サービス、金融サービスおよび映像等のエンタメサービスを提供するとともに、ミャンマーでは現地通信事業者のサポートに取り組んでいます。また、日本から海外へ渡航されるお客さま、海外から日本に来られるお客さま向けの通信サービスについても利便性の向上に努めています。 〔親会社〕   KDDI(株) 主要な関係会社     〔連結子会社〕     沖縄セルラー電話(株)、JCOM(株)、UQコミュニケーションズ(株)、 ビッグローブ(株)、(株)イーオンホールディングス、 中部テレコミュニケーション(株)、auフィナンシャルホールディングス(株)、ジュピターショップチャンネル(株)、 auエネルギーホールディングス(株)、エナリス(株)、KDDI Sonic-Falcon(株)、 KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPORE PTE. LTD.、KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.、MobiCom Corporation LLC 〔持分法適用関連会社〕   (株)カカクコム、KKCompany Technologies Inc. 〔持分法適用共同支配企業〕   (株)ローソン ビジネス事業 主要なサービス    日本国内および海外において、幅広い法人のお客さま向けに、スマートフォン等のデバイス、ネットワーク、クラウド等の多様なソリューションや、「Telehouse」ブランドでのデータセンターサービス等を提供しています。  加えて、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」を立ち上げ、法人のお客さまが抱える業界特有の課題解消に取り組み、お客さまの事業成長と社会課題解決に貢献していきます。  引き続き、5G通信を中心にIoTやDX、生成AIなどを活用したソリューションを、パートナー企業との連携によってグローバルにワンストップで提供し、お客さまのビジネスの発展・拡大をサポートしていきます。 〔親会社〕   KDDI(株) 主要な関係会社     〔連結子会社〕     沖縄セルラー電話(株)、JCOM(株)、中部テレコミュニケーション(株)、auエネルギーホールディングス(株)、 KDDIまとめてオフィス(株)、アルティウスリンク(株)、 KDDI Digital Divergence Holdings(株)、アイレット(株)、 KDDIエンジニアリング(株)、(株)ラック、 KDDI America, Inc.、Telehouse Canada Inc.、 KDDI Europe Limited、北京凱迪迪愛通信技術有限公司、 KDDI Asia Pacific Pte Ltd、 TELEHOUSE International Corporation of America、 TELEHOUSE Holdings Limited、 TELEHOUSE International Corporation of Europe Ltd. その他 主要なサービス   通信設備建設及び保守、情報通信技術の研究及び開発等を提供しています。 〔親会社〕   KDDI(株) 主要な関係会社   〔連結子会社〕   KDDIエンジニアリング(株) 〔持分法適用関連会社〕   京セラコミュニケーションシステム(株) 以上の企業集団の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。 (2)その他 事業に係る法的規制 当社及び子会社等のうち、国内において電気通信サービスを提供する会社においては、電気通信事業を行うにあたり電気通信事業法に基づく登録等を受ける必要があります。また、無線局に係る電気通信設備の設置にあたっては、電波法の免許等を受ける必要があります。 電気通信事業法は、電気通信事業の公共性に鑑み、その運営を適正かつ合理的なものとするとともに、その公正な競争を促進することにより、電気通信役務の円滑な提供を確保するとともにその利用者の利益を保護し、もって電気通信の健全な発達及び国民の利便の確保を図り、公共の福祉を増進することを目的として制定されています。これにより、低廉で多種多様なサービス、確実かつ安定したネットワーク及び誰もが安心して利用できる環境の実現が図られています。 当社及び子会社等がそれらの法律により直接規律される主な事項の概要は下記のとおりです。なお、海外において電気通信サービスを提供する子会社等については各国法令に基づき事業を行っております。 ①電気通信事業法 電気通信事業法による規制は次のとおりです。 a電気通信事業の登録等 ・電気通信事業の開始にあたり総務大臣の登録を受けること(第9条)、電気通信事業の登録を受けた者が合併等を行う際は総務大臣の登録更新を受けること(第12条の2)、電気通信事業の登録を受けた者が業務区域または電気通信設備の変更を行う際は総務大臣の変更登録を受けること(第13条)、電気通信事業者が電気事業の休止及び廃止等を行った際は総務大臣への届出及び利用者への周知を行うこと(第18条)等の定めがあります。 b電気通信事業の業務等 (a) 消費者保護 ・電気通信事業者は、利用者に対し、契約締結前に提供条件を説明すること(第26条)、契約成立後に書面を交付すること(第26条の2)、初期契約の書面による解除を行うこと(第26条の3)、電気通信業務の休止及び廃止の周知を行うこと(第26条の4)、苦情等を処理すること(第27条)、不実告知等や勧誘継続行為を禁止すること(第27条の2)、媒介等業務受託者に対する指導等の措置を講じること(第27条の4)等が課されています。 (b) 相互接続・卸電気通信役務 ・電気通信事業者は、他の電気通信事業者から電気通信設備への接続の請求を受けたときは応じること(第32条)が課されています。 ・第二種指定電気通信設備を設置する電気通信事業者は、第二種指定電気通信設備との接続に関する接続約款の総務大臣への届け出ること(第34条)、当該第二種指定電気通信設備との接続に係る機能を休止又は廃止しようとするときは当該機能を利用するものに対し、その旨を周知すること(第34条の2)、第二種指定電気通信設備を用いる卸電気通信役務の提供の業務を開始する際に総務大臣への届け出ること等の定めがあります。 (c) 公正競争確保 ・総務大臣より指定を受けた移動電気通信役務を提供する電気通信事業者は、端末を販売等する場合の通信料金について、端末を販売等しない場合よりも有利なものとすること、行き過ぎた囲い込み等の不当な期間拘束をすること等が禁止されています(第27条の3)。 (d) 外国政府等との協定等 ・電気通信事業者は、外国政府または外国人若しくは外国法人との間で電気通信業務に関する協定を締結する際は総務大臣の認可を受けること(第40条)等の定めがあります。 補足 株式会社NTTドコモ、ソフトバンク株式会社、Wireless City Planning 株式会社、当社、沖縄セルラー電話株式会社及びUQコミュニケーションズ株式会社は、接続約款を届け出る義務等を負う第二種指定電気通信設備を設置する電気通信事業者に指定されています。 なお、NTT東日本株式会社及びNTT西日本株式会社は電気通信事業法により、指定電気通信設備を設置する第一種指定電気通信事業者として接続料金及び接続条件を定めた接続約款の認可を受けることとされており、当社は当該接続約款に応じて接続を行うこととなっています。 ②電波法 a 無線局の開設(第4条) 無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。 b 欠格事由(第5条) (a)次の各号のいずれかに該当する者には、無線局の免許を与えないことができる。 ⅰ) この法律又は放送法に規定する罪を犯し罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又はその執行を受けることがなくなった日から2年を経過しない者 ⅱ) 無線局の免許の取消しを受け、その取消しの日から2年を経過しない者 ⅲ) 特定基地局の開設計画の認定の取消しを受け、その取消しの日から2年を経過しない者 ⅳ) 特定高周波数無線局の開設の認定の取消しを受け、その取消しの日から2年を経過しない者 ⅴ) 無線局の登録の取消しを受け、その取消しの日から2年を経過しない者 (b) 開設指針に定める納付の期限までに規定する特定基地局開設料を納付していないものには、当該特定基地局開設料が納付されるまでの間、特定基地局の免許を与えないことができる。 c 免許の申請(第6条) 無線局の免許を受けようとする者は、申請書に、次に掲げる事項を記載した書類を添えて、総務大臣に提出しなければならない。 (a) 目的 (b) 開設を必要とする理由 (c) 通信の相手方及び通信事項 (d) 無線設備の設置場所 (e) 電波の型式並びに希望する周波数の範囲及び空中線電力 (f) 希望する運用許容時間(運用することができる時間をいう。) (g) 無線設備の工事設計及び工事落成の予定期日 (h) 運用開始の予定期日 (i) 他の無線局の免許人又は登録人(以下「免許人等」という。)との間で混信その他の妨害を防止するために必要な措置に関する契約を締結しているときは、その契約の内容 d 変更等の許可(第17条) 免許人は、無線局の目的、通信の相手方、通信事項、放送事項、放送区域、無線設備の設置場所若しくは基幹放送の業務に用いられる電気通信設備を変更し、又は無線設備の変更の工事をしようとするときは、あらかじめ総務大臣の許可を受けなければならない。 e 免許の承継(第20条) (a) 免許人について相続があったときは、その相続人は、免許人の地位を承継する。 (b) 免許人たる法人が合併又は分割(無線局をその用に供する事業の全部を承継させるものに限る。)をしたときは、合併後存続する法人若しくは合併により設立された法人又は分割により当該事業の全部を承継した法人は、総務大臣の許可を受けて免許人の地位を承継することができる。 (c) 免許人が無線局をその用に供する事業の全部の譲渡しをしたときは、譲受人は、総務大臣の許可を受けて免許人の地位を承継することができる。 f  無線局の廃止(第22条) 免許人は、その無線局を廃止するときは、その旨を総務大臣に届け出なければならない。 g  免許状の返納(第24条) 免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は、1ヶ月以内にその免許状を返納しなければならない。 h 検査等事業者の登録(第24条の2) 無線設備等の検査又は点検の事業を行う者は、総務大臣の登録を受けることができる。 i 検査等事業者の登録の取消し(第24条の10) 総務大臣は、登録検査等事業者が次の各号のいずれかに該当するときは、その登録を取り消し、又は期間を定めてその登録に係る検査又は点検の業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。 (a) 電波法に規定する罪を犯し罰金以上の刑に処せられる(第24条の2第五項各号(第二号を除く。))に至ったとき。 (b) 登録検査等事業者の氏名、住所等の変更の届出(第24条の5第一項)又は登録検査等事業者の地位承継届出(第24条の6第二項)の規定に違反したとき。 (c) 総務大臣による適合命令(第24条の7第一項又は第二項)に違反したとき。 (d) 工事落成後の検査(第10条第一項)、無線局の変更検査(第18条第一項)若しくは定期検査(第73条第一項)を受けた者に対し、その登録に係る点検の結果を偽って通知したこと又は登録に係る検査を行い、各種規定に違反していない旨を記載した証明書(第73条第三項)に虚偽の記載をしたことが判明したとき。 (e) その登録に係る業務の実施の方法によらないでその登録に係る検査又は点検の業務を行ったとき。 (f) 不正な手段により検査等事業者の登録又はその更新を受けたとき。 j 特定基地局の開設指針(第27の12) 特定基地局の開設指針を定める場合において、総務大臣は、既設電気通信業務用基地局が現に使用している周波数を使用する電気通信業務用基地局については、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定めるものに限り、特定基地局とすることができる。 (a) 電波監理審議会が行った有効利用評価の結果の報告を受けた場合において、既設電気通信業務用基地局(周波数の指定の変更を受けた認定計画に従って開設されているものであって、当該認定計画に係る認定の有効期間が満了していないものを除く。)が現に使用している周波数に係る当該結果が総務省令で定める基準を満たしていないと認めるとき 当該周波数を使用する電気通信業務用基地局 (b) 既設電気通信業務用基地局が現に使用している周波数を使用する電気通信業務用基地局を特定基地局として開設することを希望する申出に係る開設指針を定める必要がある旨を決定したとき 当該決定に係る周波数を使用する電気通信業務用基地局 (c) 電波に関する技術の発達、需要の動向その他の事情を勘案して、既設電気通信業務用基地局が現に使用している周波数の再編を行い、当該周波数の再編により新たに区分された周波数を使用する電気通信業務用基地局の開設を図ることが電波の公平かつ能率的な利用を確保するために必要であると認めるとき 当該電気通信業務用基地局 k 開設計画の認定の取消し(第27条の16) (a) 総務大臣は、認定特定基地局開設者が次の各号のいずれかに該当するときは、その認定を取り消さなければならない。 ⅰ) 電気通信業務を行うことを目的とする特定基地局に係る認定特定基地局開設者が電気通信事業法第14条第一項の規定により同法第9条の登録を取り消されたとき。 (b) 総務大臣は、認定特定基地局開設者が次の各号のいずれかに該当するときは、その認定を取り消すこと ができる。 ⅰ) 正当な理由がないのに、認定計画に係る特定基地局を当該認定計画に従って開設せず、又は認定計画に係る高度既設特定基地局を当該認定計画に従って運用していないと認めるとき。 ⅱ) 正当な理由がないのに、認定計画に係る開設指針に定める納付の期限までに特定基地局開設料を納付していないとき。 ⅲ) 不正な手段により開設計画の認定を受け、又は周波数の指定の変更を行わせたとき。 ⅳ) 認定特定基地局開設者が電波法に規定する罪を犯し罰金以上の刑に処せられるに該当するに至ったとき。 ⅴ) 電気通信業務を行うことを目的とする特定基地局に係る認定特定基地局開設者が次のいずれかに該当するとき。 1 電気通信事業法第12条第一項の規定により同法第9条の登録を拒否されたとき。 2 電気通信事業法第12条の2第一項の規定により同法第9条の登録がその効力を失ったとき。 3 電気通信事業法第13条第三項において準用する同法第12条第一項の規定により同法第13条第一項 の変更登録を拒否されたとき。 4 電気通信事業法第18条の規定によりその電気通信事業の全部の廃止又は解散の届出があったとき。 (c) 総務大臣は、開設計画の認定の取消しをしたときは、当該認定特定基地局開設者であった者が受けてい る他の開設計画の認定又は無線局の免許等を取り消すことができる。 (d) 総務大臣は、(a)から(c)の規定による処分をしたときは、理由を記載した文書をその認定特定基地局開 設者に送付しなければならない。 l 特定高周波数無線局開設の認定の取消し(第27条の20の4) (a) 総務大臣は、認定特定高周波数無線局開設者が次の各号のいずれかに該当するときは、その認定を取り消すことができる。 ⅰ) 正当な理由がないのに、当該認定に係る価額競争実施指針に定める納付の期限までに落札金を納付していないとき。 ⅱ) 特定高周波数無線局の開設の期限までに特定高周波無線局を開設しないとき。 ⅲ) 特定高周波数無線局の認定を受けた者は価額競争実施指針に定める納付の期限までに落札金を現金をもって国に納付しなければならない条件に違反したと認めるとき。 ⅳ) 不正な手段により開設の認定を受け、又は周波数、区域の指定の変更を行わせたとき。 ⅴ) 認定特定高周波数無線局開設者が電波法に規定する罪を犯し罰金以上の刑に処せられるに該当するに至ったとき。 (b) 総務大臣は、特定高周波数無線局の開設の認定の取消しをしたときは、当該認定特定高周波数無線局開設者であった者が受けている他の特定高周波数無線局の開設の認定、開設計画の認定又は無線局の免許等を取り消すことができる。 (c) 認定特定高周波数無線局開設者は、指定周波数及び指定区域の全部に関わる特定高周波数無線局を開設せず、又は運用しないこととなったため指定周波数等に係る認定を受けている必要がなくなったときは、総務大臣に対し、当該認定を取り消すべき旨の申請をすることができる。 (d) 総務大臣は、特定高周波数無線局の開設の認定を取り消すべき旨の申請があったときは、総務省令で定める特別の事情がある場合を除き、当該申請に係る特定高周波数無線局の開設の認定及び当該認定に係る特定高周波数無線局の免許を取り消すものとする。 (e) 総務大臣は、(a)から(d)の規定による処分をしたときは、理由を記載した文書をその認定特定高周波数無線局開設者に送付しなければならない。 m 目的外使用の禁止等(第52条) 無線局は、免許記録に記載された目的又は通信の相手方若しくは通信事項(特定地上基幹放送局については放送事項)の範囲を超えて運用してはならない。 n 目的外使用の禁止等(第53条) 無線局を運用する場合においては、無線設備の設置場所、識別信号、電波の型式及び周波数は、免許記録等に記載されたところによらなければならない。 o 目的外使用の禁止等(第54条) 無線局を運用する場合においては、空中線電力は、次の各号の定めるところによらなければならない。 (a) 免許記録等に記載されたものの範囲内であること。 (b) 通信を行うため必要最小のものであること。 p 目的外使用の禁止等(第55条) 無線局は、免許記録に記載された運用許容時間内でなければ、運用してはならない。 q 混信等の防止(第56条) 無線局は、他の無線局又は電波天文業務の用に供する受信設備その他の総務省令で定める受信設備(無線局のものを除く。)で総務大臣が指定するものにその運用を阻害するような混信その他の妨害を与えないように運用しなければならない。 r 秘密の保護(第59条) 何人も法律に別段の定めがある場合を除くほか、特定の相手方に対して行われる無線通信(電気通信事業法第4条第一項又は第164条第三項の通信であるものを除く。)を傍受してその存在若しくは内容を漏らし、又はこれを窃用してはならない。 s 検査(第73条) 総務大臣は、総務省令で定める時期ごとに、あらかじめ通知する期日に、その職員を無線局(総務省令で定めるものを除く。)に派遣し、その無線設備等を検査させる。 t 無線局の免許の取消し等(第76条) (a) 総務大臣は、免許人等がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、3ヶ月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、又は期間を定めて運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限することができる。 (b) 総務大臣は、包括免許人又は包括登録人がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、3ヶ月以内の期間を定めて、包括免許又は包括登録(第27条の32第一項)に係る無線局の新たな開設を禁止することができる。 (c) 総務大臣は、前2項の規定によるほか、登録人が第三章に定める技術基準に適合しない無線設備を使用することにより他の登録局の運用に悪影響を及ぼすおそれがあるとき、その他登録局の運用が適正を欠くため電波の能率的な利用を阻害するおそれが著しいときは、3ヶ月以内の期間を定めて、その登録に係る無線局の運用の停止を命じ、運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限し、又は新たな開設を禁止することができる。 (d) 総務大臣は、免許人(包括免許人を除く。)が次の各号のいずれかに該当するときは、その免許を取り消すことができる。 ⅰ) 正当な理由がないのに、無線局の運用を引き続き6ヶ月以上休止したとき。 ⅱ) 不正な手段により無線局の免許若しくは変更等の許可(第17条)を受け、又は周波数等の指定の変更(第19条)を行わせたとき。 ⅲ) (a)の規定による命令又は制限に従わないとき。 ⅳ) 免許人が電波法に規定する罪を犯し罰金以上の刑に処せられる(第5条第三項第一号)に至ったとき。 (e) 総務大臣は、包括免許人が次の各号のいずれかに該当するときは、その包括免許を取り消すことができる。 ⅰ) 包括免許の運用開始の期限(第27条の5第一項第四号)までに特定無線局の運用を全く開始しないとき。 ⅱ) 正当な理由がないのに、その包括免許に係るすべての特定無線局の運用を引き続き6ヶ月以上休止したとき。 ⅲ) 不正な手段により包括免許若しくは包括免許の変更等の許可(第27条の8第一項)を受け、又は周波数等の指定の変更(第27条の9)を行わせたとき。 ⅳ) (a)の規定による命令若しくは制限又は(b)の規定による禁止に従わないとき。 ⅴ) 包括免許人が電波法に規定する罪を犯し罰金以上の刑に処せられる(第5条第三項第一号)に至ったとき。 (f) 総務大臣は、登録人が次の各号のいずれかに該当するときは、その登録を取り消すことができる。 ⅰ) 不正な手段により無線局の登録(第27条の21第一項)又は変更登録(第27条の26第一項又は第27条の33第一項)を受けたとき。 ⅱ) (a)の規定による命令若しくは制限、(b)の規定による禁止又は(c)の規定による命令、制限若しくは禁止に従わないとき。 ⅲ) 登録人が電波法に規定する罪を犯し罰金以上の刑に処せられる(第5条第三項第一号)に至ったとき。 (g) 総務大臣は、(d)から(f)の規定によるほか、電気通信業務を行うことを目的とする無線局の免許人等が 次の各号のいずれかに該当するときは、その免許等を取り消すことができる。 ⅰ) 電気通信事業法第12条第一項の規定により同法第9条の登録を拒否されたとき。 ⅱ) 電気通信事業法第13条第三項において準用する同法第12条第一項の規定により同法第13条第一項 の変更登録を拒否されたとき。 ⅲ) 電気通信事業法第15条の規定により同法第9条の登録を抹消されたとき。 (h) 総務大臣は、(d)((ⅳ)を除く。)及び(e)((ⅴ)を除く。)の規定により免許の取消しをしたとき並びに(f)((ⅲ)を除く。)の規定により登録の取消しをしたときは、当該免許人等であった者が受けている他の無線局の免許等又は開設計画の認定、特定高周波数無線局の開設の認定を取り消すことができる。 (注)上記の内容は2026年3月31日時点における電気通信事業法及び電波法に基づき記載しています。
経営方針・対処すべき課題4,190字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、企業理念「KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。」に謳われた使命を果たすために、社員一人ひとりが持つべき考え方、価値観、行動規範を「KDDIフィロソフィ」として定めております。このフィロソフィをグループ全従業員で共有・実践し、持続的な成長を目指しております。 また、KDDIグループは「サステナビリティ経営」を経営の柱に位置づけ、マテリアリティの解決を通じた事業成長と社会価値創出を両立させ、その好循環により持続的な企業価値向上を目指しています。長期的な視点から、「社会への影響」と「KDDIグループの経営への影響」を総合的に評価し、本年5月に重点的に取り組むべき6つの新重要課題を策定しました。 (1)中長期的な会社の経営戦略 <KDDI経営フレーム> ■企業理念 KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を 追求すると同時に、お客さまの期待を超える感 動をお届けすることにより、豊かなコミュニケ ーション社会の発展に貢献します。 ■ブランド Spark Your Journey ■KDDI VISION 2030 「つなぐチカラ」を進化させ、誰もが思いを 実現できる社会をつくる。 ■目指す姿 夢中に挑戦できる会社 挑戦1.未来をつくる仲間とつながる。 挑戦2.つなぐチカラを世界に広める。 挑戦3.お客さまの今とこれからにつながる。 当社は本年5月、中期経営戦略(2026年度-2028年度)「Power-to-Connect 2028」を発表しました。 現代社会において、通信は社会を支える基幹インフラとしての役割を一層高めています。さらに今後はAI技術の進化が、生活や産業をはじめとする社会全般に新たな価値を創出する時代が到来しつつあります。 今後、AIが社会インフラとして広く浸透する「AI前提社会」では、AIを使う時代から当たり前の時代へと移ります。テクノロジーが効率化や高度化をもたらす一方、AI自体が急速に同質化し、代替性が低くAIに壊されにくい価値こそが差別化につながると考えています。 この「AI前提社会」において、当社はお客さま起点での価値づくりを重視し、日々の中で効果を実感いただける具体的な価値として、お客さまの事業成長に貢献する「AI労働力」、暮らしや体験を変革する「AI生活力」を支える新事業を創造し、社会実装を先導するフロントランナーを目指します。 また、新ブランドスローガン「Spark Your Journey」を策定しました。KDDIグループが有する全てのテクノロジーと品質でお客さま一人ひとりの挑戦を支え、その人らしく輝ける未来を後押しする存在となることを目指し、グループ一丸で挑戦し続けます。 (2)中期経営戦略「Power-to-Connect 2028」 当社グループは「中期経営戦略(2026年度-2028年度)」の取り組みを通じ、グループ全体の持続的な成長と企業価値のさらなる向上を実現していきます。 ■新たな価値創造手法「Fusion」 AI前提社会の新たな成長構造として、異分野融合による価値創造手法である「Real-Tech Fusion(お客さま体験におけるリアルとテクノロジーの融合)」、「Infrastructure Fusion(通信基盤とAI基盤の融合)」、「HR Fusion(多様なスキル・経験の融合)」の3つの「Fusion」を推進し、持続的成長を目指してまいります。 <Real-Tech Fusion(お客さま体験におけるリアルとテクノロジーの融合)> AIやテクノロジーが進化する中、その社会実装を加速させ、お客さまに新たな価値を実感いただくためには、リアルな接点やアセットとの融合が重要であると考えています。この課題に対し、価値創造の中核として、AIに代替されにくいリアルなアセットの持つ強みとテクノロジーを掛け合わせ、お客さま体験を変革するとともにリアルならではの差異化に注力します。盤石なインフラ(Infrastructure Fusion)と、それを使いこなす人財(HR Fusion)の力を結集し、企業の事業成長に貢献する「AI労働力」と、お客さま一人ひとりの暮らしを変革する「AI生活力」を創出・提供してまいります。 <Infrastructure Fusion(通信基盤とAI基盤の融合)> AIが前提となる社会において、低遅延かつ高信頼な通信ネットワークと、膨大なデータを処理する計算基盤(AI基盤)の一体的な提供が不可欠であると認識しています。 この課題に対し、当社は「デジタルベルト構想」を掲げ、通信基盤の進化に加えてAI基盤を組み合わせた次期デジタルインフラの構築を目指します。日本の地理的優位性を活かしながら、陸・海・空を網羅する「全国低遅延網・AI計算資源基盤」の構築を進め、Real-Tech Fusionの土台を支えるとともに強固な競争優位性を確立してまいります。 <HR Fusion(多様なスキル・経験の融合)> AI前提社会における新たな成長戦略を推進するためには、多様な専門性やスキル、経験を持つ人財の育成と、その能力を最大限に発揮できる環境の構築が急務であると認識しています。当社は既存のネットワーク技術者やフロント人財が、新技術の専門スキル習得(アドスキル)や「AI武装」を通じ、国内外のグループ各社で実践経験を積むことで、社会実装を担う「両利きの人財」へと進化することを推進します。外部からのハイスキル人財の獲得も進めながら、イノベーションを生み出し続ける企業風土を醸成してまいります。 ■セグメント別の重点取組み Fusionによって創出された価値を、具体的な事業成長へと転換するため、報告セグメントを以下の3領域に定義しました。中核事業である「テレコムコア」が生み出す安定的な利益・投資原資を、高い成長を牽引する「パーソナルグロース」「ビジネスグロース」に再投資することで、グループ全体の成長を加速させます。さらに、グロース領域のサービスがお客さまのエンゲージメントを高め、テレコムコアの解約率を低減させるといった、事業間の好循環を創出していきます。 <テレコムコアセグメント> LTV(ライフタイムバリュー)を重視した構造改革を推進し、モバイル収入と営業利益の安定成長を追求します。さらに、AIの活用により通信品質の更なる高度化と運用の効率化を推進し、筋肉質な利益構造へと変革することで、グループ成長のための投資原資を創出します。 <パーソナルグロースセグメント> AIを活用しお客さまの生活に寄り添う「AI生活力」を提供するために、通信を核とした多様なサービスを融合させ、新たな体験価値を創出します。金融・エネルギーに加え、デバイス、Pontaパス・ローソンの領域で、新たなビジネスモデルの創出に向けた取組を加速させるとともに、日本国内で得た知見や成功モデルの海外展開を図り、さらなる成長を目指します。 <ビジネスグロースセグメント> AIやロボティクスなどを社会実装し、「AI労働力」を提供することで、法人のお客さまの事業変革を強力に支援します。AIインテグレーション、サイバーセキュリティの領域で、AI活用ニーズや制度変更機会などを捉え、成長を加速します。また、コネクティッド、データセンターの領域では、次なるデジタルインフラとして高付加価値化と安定成長の両立を目指し、AI-BPOではAIを駆使しお客さま体験価値向上と企業業務の変革を推進していきます。 ■財務目標 さらなる企業価値向上に向け、持続的成長とクオリティ向上に注力し、リターンに基づくキャピタルアロケーションを実行します。「テレコムコアセグメント」の安定成長を維持しつつ、「グロースセグメント」において2桁成長を実現することで、調整後営業利益(注)の年平均成長率(CAGR)5%を目指します。また、資本効率をより意識し、ROE(自己資本利益率)及びROIC(投下資本利益率)スプレッドを重要な経営指標として掲げ、役員報酬と連動させることで、その実行力を高めてまいります。株主還元については、調整後当期利益(注)に対する配当性向40%超、事業成長に沿った安定増配を継続、自己株式取得については、成長投資とのリターンを比較検討しながら機動的に実施する方針としています。 (注)上記の調整後利益は、非経常的かつ大規模なコストやポートフォリオ見直しに伴う一時損益を除外したものです。 ■グループガバナンスの強化 当社の連結子会社であるビッグローブ株式会社及び同社の子会社であるジー・プラン株式会社(以下、併せて「本件子会社」といいます。)の広告代理事業に関し、本件子会社の社員により不適切な取引が行われていた疑いが確認されたことに伴い、外部の弁護士・公認会計士で構成される特別調査委員会による調査を実施した結果、実体が存在しない架空循環取引が行われていたことが認められました。当該調査結果を受け、過年度の有価証券報告書等の訂正を行うとともに、2026年6月2日に東京証券取引所へ改善報告書を提出いたしました。 当社グループは、本件を厳粛に受け止め、グループガバナンスの更なる強化による信頼回復と再発防止を重要な経営課題と認識しております。 当該課題への対応に向け、新規事業を含む事業内容への理解の深化およびリスク感度の向上を図るとともに、事業計画、収益構造ならびに資金需要の妥当性を多面的に検証する体制の整備を進めております。 また、グループ会社に対する管理・モニタリング体制の充実、出資先管理部門とコーポレート部門との連携強化ならびにグループ内部監査機能の高度化を進めることで、財務報告の信頼性向上および実効性の高いグループガバナンス体制の構築に努めてまいります。
事業等のリスク7,408字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 また、現時点では必ずしもリスクとして認識されない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。 当社は、リスクマネジメント活動を一元的に推進する体制を整えています。また、グループ全体の持続的な成長を実現するため、当社のみならず子会社などを含むグループ全体でのリスクマネジメントの推進に取り組んでいます。当社は、会社の危機を未然に防ぐためには、その予兆を把握し、事態が悪化する前に対策を講じることが重要という認識のもと、リスクマネジメント活動のPDCAサイクルを構築しています。また、リスクの発見時には迅速かつ適切な対応がとれる危機管理体制を整備しています。当社は、これらのリスクによる問題発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適時適切な対応に努める所存であります。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであり、潜在的リスクや不確定要因はこれらに限られるものではありませんのでご留意ください。 (1)他の事業者や他の技術との競争、市場や事業環境の急激な変化 現代社会において、通信はあらゆるものに溶け込んでおり、通信の社会的役割がより一層重要になる中、AI技術の進化により、生活や産業など社会全般において、新たな価値創造の時代が到来しつつあります。また、日本国内では、生産性向上や脱炭素化など、サステナブルな社会の実現に向け、産業構造の変革が期待されています。 他の事業者や他の技術との競争、市場や事業環境の急激な変化により、主に以下の事項に不確実性が存在し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ・当社グループの期待通りの需要が存在するかどうか ・当社グループの期待通りに契約数を維持拡大できるかどうか ・人口減少、高齢化に伴い期待通りの収入をあげられるかどうか ・新規事業への参入等により期待通りの収入をあげられるかどうか ・競争激化に伴う料金値下げによる通信料収入の低下、販売コミッションやお客さま維持コストの増大 ・契約者のサービス利用頻度が下がることによる通信料収入の低下 ・不測の事態が発生した場合であってもネットワーク及びコンテンツの品質等がお客さまの満足度を維持できるかどうか ・他の事業者と比較して、常により魅力のある端末やコンテンツ等の商品、サービスを提供できるかどうか ・物販事業拡大に伴う商品不具合への対応 ・端末の高機能化等に伴う端末価格の上昇による販売コミッションの増加 ・迷惑メール、主にスマートフォンのセキュリティ脆弱性がもたらす脅威によるお客さま満足度の低下や防止対応コストの増加 ・新周波数対応による基地局建設やデータトラフィック急増に伴うネットワークコストの増加 ・当社の必要に応じた周波数を獲得できるかどうか ・新たな高速データ無線技術による競争激化 ・通信方式、端末、ネットワーク、ソフトウェア等における特定技術への依存による影響 ・無料通話アプリ等の拡大に伴う音声通話料収入の縮小 ・他の電気通信事業者との接続料金値上げの可能性 ・異業種との提携、通信と電力等のその他商品とのセット販売、MNO、MVNO事業者の新規参入、他事業者の事業領域の拡大等の事業環境の変化に伴う競争の激化 ・金融事業における競争において期待通りの収入を上げられるかどうか ・金融事業の市況変動及び債務者の信用状況の悪化により、不良債権の増加や担保不動産価値の減少が生じることによる貸倒引当金の追加計上 ・燃料高騰等による通信設備コストの増加及びエネルギー事業における電力調達コストの増加 ・日本国内における人件費や建設費、物価の高騰に伴う仕入コスト等の増加 ・米国による関税率の引き上げに伴う端末価格等の高騰 (2)通信の秘密及び顧客情報の不適切な取り扱いや流出、及び、当社の提供する製品・サービスの不適切な利用等 近年、サイバー攻撃の手法は一層高度化・巧妙化しており、ランサムウェア攻撃やAIを用いた攻撃などの増加により、企業活動に重大な影響を及ぼすリスクが高まっています。例えば、地政学的な背景を有する高度な攻撃によるサービス停止や機密情報の漏えいは、企業にとって深刻な脅威であるのみならず、我が国の安全保障にも影響を及ぼす可能性があります。また、フィッシング詐欺をはじめとする不正行為も増加しており、お客さまが利用するサービスの不正利用による被害につながっています。 こうしたリスクに対応するため、当社グループでは、「KDDIセキュリティポリシー」「データ利用における基本指針」「KDDIプライバシーポリシー」および「KDDIグループAI開発・利活用原則」を策定し、KDDIグループ全体の情報セキュリティガバナンスの強化に継続的に取り組んでいます。また、当社は、情報資産の保護・管理を適切に行うため、代表取締役社長を委員長とするリスクマネジメント委員会の配下に、経営層および事業・技術・コーポレート各部門の統括責任者で構成される情報セキュリティ部会を設置しています。同部会において、内部からの情報漏えい防止や外部ネットワークからの不正侵入対策など、全社的な情報セキュリティ施策を策定・推進します。 このような体制のもと、当社はリスクへの対応を継続的に実施しています。想定されるリスクの一つとして、悪意を持った第三者によるサイバー攻撃などにより、サービス停止やサービスの品質低下といった事業影響が生じる可能性があります。これらのリスクの回避および低減に向け、事業を担うシステムが守るべきセキュリティ対策の基準を規程として定めています。システム化検討段階におけるチェックに加え、開発段階では、脆弱性への対応として、ネットワークやWebサービスに問題がないかの点検を実施しています。さらに、リリース後も、定期的な監査、点検および脆弱性診断を継続することで、セキュリティレベルの維持・強化に取り組んでいます。 また、システムへの不正侵入により通信の秘密および顧客情報が漏えいする可能性があります。当社では、こうした脅威に迅速に対応できる環境を整備するとともに、情報漏えいの防止に向け、全社的な対応策の策定およびGDPRをはじめとするグローバルな法制度に対応しています。セキュリティ監視においては、不正アクセスや改ざん、標的型攻撃などの脅威に対し、24時間365日の体制で監視しています。監視機器から出力されるログをベースに監視・分析・検知を行うとともに、社内の関係部門と連携し、万が一の有事においても監視が継続できるよう、事業継続計画に基づき体制や手順の整備を行っています。これに加え、お客さまのデータおよび提供サービスを守るため、当社社員に対し、通信の秘密および顧客情報保護に関する教育を継続的に実施しています。業務委託先に対しても、情報漏えいのリスクを踏まえた定期的な監査や教育、セキュリティポリシーの遵守徹底など、情報取扱いの強化を図っています。リスクの高い顧客情報取扱業務に対しては、監査を強化しています。また、適正な顧客情報の取扱いを確保するため、社内組織の整備、第三者による評価の実施、サービス導入前のプライバシー影響評価(PIA)の導入などに取り組んでいます。 当社の提供する製品・サービスが不適切に利用された場合には、当社グループのブランドイメージや信頼性が損なわれる可能性があります。このため、当社では、「サービス仕様の監査」「監視」「啓発」の三つの施策を軸に対策に取り組んでいます。サービス仕様については監査を実施し、不備や悪用の可能性を特定しています。サービスの不正利用やフィッシングサイトの発生を監視・検知し、発生時には関係機関と連携のうえ、フィッシングサイトの閉鎖や不正を検知したアカウントの利用制限などにより被害の抑止を図っています。また、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備などに関する法律」に基づき、未成年のご契約時は原則としてフィルタリングサービスを設定するとともに、その利便性や認知度向上にも取り組んでいます。 これらの取り組みにより、お客さまに安心して通信サービスをご利用いただけるよう努めています。 (3)通信障害・自然災害・事故等 当社グループは音声通信、データ通信等のサービスを提供するために、国内外の通信ネットワークシステム及び通信機器等に依存しております。ネットワークシステムや通信機器の障害などによるサービスの停止が発生した場合、当社グループのブランドイメージや信頼性の失墜、顧客満足度の低下により経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、大規模な誤請求・誤課金、販売代理店の閉鎖や物流の停止に伴う商品・サービスの提供機会損失、SNSなどの媒体を通じた風評被害等が発生した場合も同様の影響が生じる可能性があります。 当社グループは通信障害・自然災害・事故等によるサービスの停止、中断等のリスクを可能な限り低減するため、ネットワークの信頼性向上とサービス停止の防止対策に取り組んでおります。具体的には災害時においても通信サービスを確保できるよう、防災業務実施の方針を定め、災害に備えた対策を図り、国内外の関係機関と密接な連絡調整を行っています。災害が発生した場合には、各社組織の各機能を最大限に発揮して24時間365日、通信の疎通確保と施設の早期復旧に努めております。 当社連結子会社であるKDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.(以下「KSGM」)は、ミャンマー運輸通信省傘下組織であるミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)の通信事業運営のサポートを行っておりますが、2021年2月に発生した政変によって事業活動が制限されるなどした場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、KSGMは本事業活動におけるリース債権を保有しており、2022年4月以降開始されたミャンマー中央銀行及び外国為替監督委員会による外国為替管理の規制により、USドル建てのリース債権の回収に制限を受けております。購入又は組成した信用減損金融資産27,049百万円を認識しておりますが、当該金融資産の測定にあたり用いた仮定は、前提とした状況が変化すれば、当該金融資産の償却原価の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、ミャンマー通信事業に係るリース債権の詳細は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 31.金融商品」に記載しています。 当社グループのサービスの提供が停止する主な事由として以下のものが考えられます。 ・地震及び津波、台風、洪水等の自然災害やそれに伴う有害物質の飛散等の2次災害 ・感染症の世界的流行(パンデミック) ・戦争、テロ、事故その他不測の事態 ・電力不足、停電 ・コンピューターウィルス、サイバー攻撃、ハッキング ・オペレーションシステムのハード、ソフトの不具合 ・通信機器等の製品やサービスに係る欠陥 (4)電気通信事業等に関する法規制、政策決定等 電気通信事業をはじめ、電気事業や金融事業等に関する法律、規制の改廃または政策決定等が、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループのブランドイメージや信頼性に影響を与える社会的問題を含め、こうした法規制や政策決定等に対して当社グループは適切に対応していると考えておりますが、将来において適切な対応ができなかった場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後の競争政策の在り方について、総務省等における様々な審議会や研究会、意見募集等を通じて、他の電気通信事業者等との公正競争を有効に機能させるための措置の必要性を訴えておりますが、この取り組みに関わらず結果として当社の競争優位性が相対的に損なわれた場合にも、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 2025年5月21日に「電気通信事業法及び日本電信電話株式会社等に関する法律の一部を改正する法律」が成立しましたが、日本の電気通信事業の公平な競争環境の確保は、公正競争ルールを規定した電気通信事業法と、日本電信電話公社から資産や設備(以下、特別な資産)を継承した日本電信電話株式会社(現NTT株式会社)と東日本電信電話株式会社(現NTT東日本株式会社)および西日本電信電話株式会社(現NTT西日本株式会社)に対して公益的な責務などを課す「日本電信電話株式会社等に関する法律(以下NTT法)」を組み合わせて実現されています。 NTTの特別な資産の維持・保護、国民生活や地域を守るユニバーサルサービスの確保、利用者利便を高める公正な競争の促進及び安全保障などの確保に向けて、今後も時代に即したNTT法の必要な見直しや強化などを適切に行いながら、NTT法を維持することが必要不可欠です。 これまでのNTTによる株式会社NTTドコモの完全子会社化や今般の株式会社NTTデータグループの完全子会社化、さらに今後も組織または事業の統合・譲渡などのNTTグループ一体化が進むと、その事業運営によって公正な競争が阻害され、効率性とグループ利益を優先する結果、国民生活や地域を守る全国のユニバーサルサービスを含めた我が国の電気通信の健全な発達および国民の利便の確保が損なわれるおそれがあるため、NTTのあり方については適時適切に検証を行い、必要な措置を講じるなど、慎重な政策議論が必要と考えております。 さらに、近年、経済安全保障の重要性が高まる中、「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律(経済安全保障推進法)」に基づき、当社は特定社会基盤事業者に指定されております。同法に基づく特定重要設備の導入等に関する国の審査や各種規制、ならびにサプライチェーン・リスク管理等に対して適切に対応しておりますが、将来においてこれらの規制の見直しや追加等が行われた場合には、追加の対策やコストの発生等、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 その他、電気通信事業等に関する法律、規制の改廃または政策決定や当社グループの競争優位性等の観点で、電気通信事業、電気事業や金融事業等の政策決定等に限らず、不確実性が存在しています。 (5)公的規制 当社グループは、事業展開する各国において、事業・投資の許可、国家安全保障、さまざまな政府規制の適用を受けております。また、通商、独占禁止法、特許、消費者、租税、為替、環境、労働、金融(自己資本比率規制等)、電力等の法規制の適用を受けております。当社グループはこれらの法規制に係る情報を早期に収集し、必要な手続・対応を行っております。なお、これらの規制が強化された場合や当社グループ及び業務委託先等において規制を遵守できなかった場合、当社グループの活動が制限され、コストの増加につながる可能性があります。 (6)訴訟・特許 当社グループは、国内外で事業活動を行っており、その遂行に当たっては、各国の法令その他社会規範を遵守し、公正で健全な企業活動を行っております。また、保有する商品、技術またはサービスに係る知的財産権を保護するとともに、第三者の知的財産権を侵害しないよう努めています。なお、予期せぬ知的財産権を含む各種権利等の侵害を理由とする訴訟が提訴され、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)人材の確保・育成・労務管理 当社グループは、技術革新に即応すべく全社をあげて人材育成、キャリア形成の支援に注力しておりますが、期待通りの効果が出るまで一定の期間を要することがあり、将来的に人材投資コストが増加する可能性があります。また、当社グループは法令に基づき適正な労務管理、働き方改革の推進に努めております。なお、将来において適切な対応ができなかった場合には、当社グループのブランドイメージや信頼性の失墜により、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8)減損会計 当社グループは、IFRSに準拠して資産の減損の兆候の判定や減損テスト等を行い適切な処理を行っております。将来において事業状況が悪化した場合、回収可能価額の低下により、保有するのれんを含む資産の減損損失が発生する可能性があります。 (9)電気通信業界の再編及び当社グループの事業再編 当社グループは、市場環境の変化に対して、事業戦略の着実な推進や必要に応じて事業再編を行っておりますが、国内外の電気通信業界の再編が、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10)内部統制に関するリスク 当社の連結子会社であるビッグローブ株式会社及び同社の子会社であるジー・プラン株式会社(以下、併せて「本件子会社」といいます。)の広告代理事業に関し、本件子会社の社員により不適切な取引が行われていた疑いが確認されたことに伴い、外部の弁護士・公認会計士で構成される特別調査委員会による調査を実施した結果、実体が存在しない架空循環取引が行われていたことが認められました。当該調査結果を受け、過年度の有価証券報告書等の訂正を行うとともに、2026年6月2日に東京証券取引所へ改善報告書を提出いたしました。 当社グループは、グループガバナンスの更なる強化に取り組んでおりますが、改善措置の一部又は全部が適切に整備・運用されず、不適切な取引や会計処理等が発生した場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,702字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 中期経営戦略の最終年度である当連結会計年度は、増収増益となりました。 2025年度の主な取組みについて、パーソナルセグメントでは、「お客さまの体験価値向上」を重要な柱と位置づけ、通信品質の向上およびエリア拡大に継続的に取り組んだ結果、Opensignal社が実施する通信体感分析の日本市場での「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」において、4期連続で国内最多の部門において1位(※1)を獲得することができました。こうした高品質なネットワークでのデータ通信の使い放題(※2)をベースとし、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」、混雑時でもより快適な通信を可能にする「au 5G Fast Lane(ファストレーン)」、海外でもデータ通信が使い放題(※3)になる「au海外放題」等を組み合わせた「auバリューリンクプラン」を2025年6月より提供開始しました。 本プランは、お客さまに価値あるサービスを提供し、いただいた対価をパートナーさまへの還元や未来への投資につなげる「経済の好循環」の実現にも資するものです。今後も、価値あるサービスの提供を通じて、社会の持続的成長と企業価値の向上を目指してまいります。 ビジネスセグメントでは、法人向けモバイルサービス、IoT関連サービス、データセンター事業が成長を牽引しました。なかでもデータセンター事業では、2025年5月にタイ・バンコクのデータセンターが、開業から約2年でタイ国内のコネクティビティ第1位(※4)を獲得するなど、世界最大のコネクティビティを誇るロンドン拠点、フランス国内最大のパリ拠点、カナダ国内最大のトロント拠点とあわせ、世界のお客さまから高い評価をいただいています。また、日本国内においても、2026年1月に最先端のAIサービスを提供する「大阪堺データセンター」を開業しており、製薬業界や製造業界など、多様な分野でのAI社会実装を加速してまいります。 なお、当社連結子会社における不適切な取引が判明した点につき、本年3月に調査結果等を公表いたしましたとおり、再発防止策の徹底および当社グループ全体のガバナンス強化に取り組むとともに、これを当社グループが一層結束する契機とし、より強靭で一体感のある企業グループへと生まれ変わることで、信頼回復に努めてまいります。 当社は本年5月、中期経営戦略(2026年度-2028年度)「Power-to-Connect 2028」を発表いたしました。AIが社 会インフラとして広く浸透する「AI前提社会」において、当社は、お客さまとの接点、全国に展開したインフラ、多様なスキルを持つ人財など、AIに代替されにくいリアルなアセットを生かし、異分野融合による価値創造手法「Fusion」を通じて、事業の強化・創出に取り組んでまいります。 お客さま起点での価値づくりを重視し、お客さまの事業成長に貢献する「AI労働力」、暮らしや体験を変革する「AI生活力」を支える新事業を創造し、社会実装を先導するフロントランナーを目指してまいります。 また、KDDIグループは新たなブランドメッセージ「Spark Your Journey」を策定いたしました。「Spark」とは、夢中になれる何かに出会えた瞬間に、胸の奥で生まれる小さな「ときめき」の火花。そして、「Your Journey」は、お客さま一人ひとりが歩む、かけがえのない「人生の旅路」を表しています。 お客さま一人ひとりの人生に寄り添い、その挑戦の火を灯し、後押しする存在でありたいという、強い決意を込めています。 当社はこれからも、つなぐチカラを進化させ、「KDDI VISION 2030」の実現に向け、グループ一丸となって挑戦してまいります。 ※1 2026年4月23日 Opensignal社発表「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」 (https://insights.opensignal.com/reports/2026/04/japan/mobile-network-experience) ※2 テザリング、データシェアのご利用にはデータ容量の上限があります。月間データ利用量が200GBを超えた場合、当月末までの通信速度を通常のご利用に影響のない範囲(最大5Mbps)に制限します。なお、当社設備などの状況により、制限の適用が遅れる場合または適用されない場合があります。混雑時間帯は通信速度を制限する場合があります。 ※3 一定期間内(24時間単位)に大量のデータ通信があった場合、通信速度を制限することがあります。 ※4 データセンター内で低遅延かつ安定的・効率的な相互接続が可能な事業者数のこと。2025年5月時点。 ■連結業績 (単位:百万円) 2025年3月期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   2026年3月期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日   比較増減     増減率(%) 売上高       5,835,525   6,071,915   236,390   4.1 売上原価       3,343,655   3,481,279   137,623   4.1 売上総利益       2,491,870   2,590,636   98,766   4.0 販売費及び一般管理費       1,429,465   1,529,370   99,906   7.0 その他の損益(△損失)       △2,438   △2,031   407   - 持分法による投資損益(△損失)       27,501   39,890   12,389   45.1 営業利益       1,087,468   1,099,125   11,657   1.1 金融損益(△損失)       △19,513   △5,485   14,028   - その他の営業外損益(△損失)       5,464   24,264   18,800   344.1 税引前当期利益       1,073,418   1,117,904   44,485   4.1 法人所得税費用       337,573   337,243   △330   △0.1 当期利益       735,846   780,661   44,815   6.1 親会社の所有者       655,416   707,112   51,697   7.9 非支配持分       80,430   73,549   △6,881   △8.6 当期より、組織変更及び業績管理区分の見直しに伴い、連結子会社及び関連会社の一部所管セグメントを見直しております。これに伴い、前期のセグメント情報については、変更後のセグメント区分に基づき作成したものを開示しております。 当期の売上高は、通信を基盤としたモバイル収入に加え、金融事業収入やIoT関連サービス・データセンター等で構成されるグロース領域の成長による収入の増加等により、6,071,915百万円(4.1%増)となりました。 営業利益は、前期と比較し、売上高の増加等により、1,099,125百万円(1.1%増)となりました。 親会社の所有者に帰属する当期利益は、707,112百万円(7.9%増)となりました。 b.セグメント別の状況 パーソナルセグメント パーソナルセグメントにおける、当期の業績概要等は以下のとおりです。 ■業 績 (単位:百万円) 2025年3月期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   2026年3月期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日   比較増減     増減率 (%) 売上高   4,709,292   4,812,737   103,445   2.2 営業利益   846,317   828,337   △17,979   △2.1 当期の売上高は、前期と比較し、通信を基盤としたモバイル収入に加え、金融事業収入の増加等により、4,812,737百万円(2.2%増)となりました。 営業利益は、前期と比較し、売上高の増加等があったものの、過去に資産計上した短期解約者に係る契約コストの減損等により、828,337百万円(2.1%減)となりました。 モバイルはLTV重視・価値創出への構造変革が奏功し、前期比で成長が加速しました。 モバイル収入は前期比で326億円、アクセスチャージ影響を除くと前期比で約500億円の増加となり、期初予想を大きく上回り増収しました。 成長を支えた他社に先駆けた価値創出について、史上初の4連覇を達成したつながる体感No.1の通信品質に加え、1周年を迎えたau Starlink Directは接続数400万人(※1)を突破、5G Fast Laneも累計約250万人(※2)の方にご利用いただいております。 この結果、モバイルARPUは前期比で100円の増加、解約率安定も寄与してスマホ稼働数は前期比で36万契約の増加と、ARPU増とID増を両立することができました。 注力領域の金融事業は前期比で増益、2023年3月期から2026年3月期にかけてCAGRは30.4%となり、順調に成長いたしました。 ※1 2026年4月時点 ※2 2026年3月時点 ビジネスセグメント ビジネスセグメントにおける、当期の業績概要等は以下のとおりです。 ■業 績 (単位:百万円) 2025年3月期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   2026年3月期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日   比較増減     増減率 (%) 売上高   1,405,762   1,527,914   122,151   8.7 営業利益   235,253   263,884   28,631   12.2 当期の売上高は、前期と比較し、IoT関連サービス・データセンター等で構成されるグロース領域の成長による収入の増加等により、1,527,914百万円(8.7%増)となりました。 営業利益は、前期と比較し、売上高の増加等により、263,884百万円(12.2%増)となりました。 ベース領域は近年の働き方改革や柔軟なワークスタイルニーズを背景に、モバイルを活用したDX需要が堅調で、ID・ARPU共に着実に伸長し、増益となりました。 グロース領域ではIoT関連サービスにおいて、コネクティッドカーを中心とした回線数の伸びとIoT関連ソリューション案件の確実な進捗により成長を牽引いたしました。データセンターも引き続き旺盛な需要により販売の進捗が堅調、Starlink、ドローン等の新規商材なども堅調に推移し、増益に寄与しました。 本年1月22日に稼働を開始した大阪堺データセンターについては順調にお申し込みをいただいております。 c. 財政状態の状況 2025年3月期   2026年3月期   比較増減 資産合計(百万円)   16,714,708   19,063,364   2,348,656 負債合計(百万円)   11,159,713   13,470,674   2,310,961 資本合計(百万円)   5,554,995   5,592,690   37,695 親会社の所有者に帰属する持分(百万円)   5,032,495   5,076,738   44,242 親会社所有者帰属持分比率(%)   30.1   26.6   △3.5 1株当たり親会社所有者帰属持分(円)   1,264.94   1,333.50   68.56 有利子負債残高(百万円)   4,437,562   5,375,351   937,789 (注)当社は2025年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っており、前連結会計年度の期首 に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり親会社所有者帰属持分を算定しております。 (資産) 資産は、コールローン等が減少したものの、金融事業の貸出金、営業債権及びその他の債権等が増加したことにより、前連結会計年度末と比較し、2,348,656百万円増加し、19,063,364百万円となりました。 (負債) 負債は、金融事業の預金、借入金及び社債等が増加したことにより、前連結会計年度末と比較し、2,310,961百万円増加し、13,470,674百万円となりました。 (資本) 資本は、親会社の所有者に帰属する持分の増加等により、5,592,690百万円となりました。 以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の30.1%から26.6%となりました。 (有利子負債) auフィナンシャルホールディングス株式会社(連結)を除く、有利子負債残高は、前連結会計年度末が2,818,884百万円、当連結会計年度末が3,269,350百万円となっております。 (※)auフィナンシャルホールディングス株式会社(連結)を除く、当社連結における親会社所有者帰属持分 比率は、前連結会計年度末が50.9%、当連結会計年度末が48.5%、親会社所有者帰属持分当期利益率は、 前連結会計年度末が13.0%、当連結会計年度末が14.0%となっております。 ② キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   比較増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   1,249,042   1,788,853   539,811 投資活動によるキャッシュ・フロー   △1,180,103   △1,080,455   99,648 フリー・キャッシュ・フロー ※   68,939   708,398   639,460 財務活動によるキャッシュ・フロー   △33,555   △553,130   △519,575 現金及び現金同等物に係る換算差額   △1,415   2,363   3,778 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   33,969   157,632   123,663 現金及び現金同等物の期首残高   887,207   921,175   33,969 現金及び現金同等物の期末残高   921,175   1,078,807   157,632 ※ フリー・キャッシュ・フローは「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」の合計であります。 営業活動によるキャッシュ・フロー(収入)は、前期と比較し、金融事業の借入金の増加幅が小さくなったこと等により収入が減少したものの、金融事業の預金の増加幅が大きくなったこと等による収入の増加により、539,811百万円増加し、1,788,853百万円の収入となりました。 投資活動によるキャッシュ・フロー(支出)は、前期と比較し、前期にあったローソン等の関連会社株式の取得による支出の減少等により、99,648百万円減少し、1,080,455百万円の支出となりました。 財務活動によるキャッシュ・フロー(支出)は、前期と比較し、社債発行及び長期借入による収入の減少等により、519,575百万円増加し、553,130百万円の支出となりました。 また、上記キャッシュ・フローに加えて、現金及び現金同等物に係る換算差額により2,363百万円増加した結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較し、157,632百万円増加し、1,078,807百万円となりました。 ③ 営業実績 当連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) パーソナル   4,812,737   2.2 ビジネス   1,527,914   8.7 その他   121,449   △0.1 セグメント間の内部売上高   △390,185   - 合計   6,071,915   4.1 (注)金額は外部顧客に対する売上高とセグメント間の内部売上高の合計であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定により、国際財務報告基準(IFRS)に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載しております。また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2.作成の基礎 (4)見積り及び判断の利用」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高) 前期と比較し、通信を基盤としたモバイル収入に加え、金融事業収入やIoT関連サービス・データセンター等で構成されるグロース領域の成長による収入の増加等により、6,071,915百万円(4.1%増)となりました。内訳につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 24.売上高」をご参照ください。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 前期と比較し、短期解約者に係る契約コストの減損等により、5,010,649百万円(5.0%増)となりました。内訳につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 25.費用の性質別内訳」をご参照ください。 (その他の収益及びその他の費用) 当社連結子会社における架空循環取引に伴う代理店手数料に係る外部流出額の計上等により2,031百万円の損失(前期は2,438百万円の損失)となりました。内訳につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 26.その他の収益及びその他の費用」をご参照ください。 (持分法による投資損益) 持分法適用共同支配企業の株式会社ローソンにおける投資利益の増加等により、39,890百万円(45.1%増)となりました。 (営業利益) 以上の結果、営業利益は1,099,125百万円(1.1%増)となりました。なお、営業利益率は、18.1%(0.5ポイント減)となりました。 (金融収益及び金融費用) 受取配当金6,112百万円、支払利息30,542百万円、為替差益15,886百万円の計上等により、5,485百万円の損失(前期は19,513百万円の損失)となりました。内訳につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 27.金融収益及び金融費用」をご参照ください。 (その他の営業外損益) 持分法適用除外に伴う再測定益19,818百万円の計上等により、24,264百万円の利益(344.1%増)となりました。内訳につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 28.その他の営業外損益」をご参照ください。 (法人所得税費用) 前期に税率の変更による影響等があったこと等により337,243百万円(0.1%減)となりました。なお、2026年3月期の法人税等負担率は30.2%となりました。法人所得税費用に関する詳細については「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記 15.繰延税金及び法人所得税」をご参照ください。 (非支配持分に帰属する当期利益) 主に一部の海外子会社の利益減少等の影響により、73,549百万円(8.6%減)となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 上記の結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は707,112百万円(7.9%増)となりました。 なお、報告セグメントの売上と営業利益の概況については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 b.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 当社グループは、運転資金及び設備投資については、自己資金及び借入金等により資金調達することとしております。このうち、借入金等による資金調達に関しては、通常の運転資金については短期借入金及びコマーシャル・ペーパーで、設備投資などの長期資金は固定金利の長期借入金及び社債で調達することを基本としております。また金融事業については、資金調達やリスクアセットの削減を目標として、債権流動化を行っております。 なお、当連結会計年度末における借入金等を含む有利子負債の残高は5,375,351百万円、現金及び現金同等物の残高は1,078,807百万円となっております。 流動性リスクとその管理方法につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表注記31.金融商品」に記載しております。 c.経営上の財務目標の達成状況について 財務目標において、営業利益については、持続的な成長を目指し、株主還元については、安定的な配当を継続し、連結配当性向は40%超を掲げておりました。 当連結会計年度においては、通信ARPU収入はじめ、注力領域が順調に成長し、配当性向40%超を達成いたしました。 当社は本年5月、AIが前提となる社会を見据えた新たな成長構造実現に向けて、中期経営戦略(2026年度-2028年度)「Power-to-Connect 2028」を発表しました。 財務目標において、「テレコムコアセグメント」の安定成長を維持しつつ、「グロースセグメント」において2桁成長を実現することで、調整後営業利益(注)の年平均成長率(CAGR)5%を目指します。また、資本効率を重視し、ROE(自己資本利益率)及びROIC(投下資本利益率)スプレッドを重要な経営指標として掲げ、役員報酬と連動させることで、その実行力を高めてまいります。株主還元については、調整後当期利益(注)に対する配当性向40%超、事業成長に沿った安定増配を継続、自己株式取得については、成長投資とのリターンを比較検討しながら機動的に実施する方針としています。 当社グループは、引き続きサステナビリティ経営を根幹に、社会の持続的な成長と企業価値の向上を目指していきます。 (注)上記の調整後利益は、非経常的かつ大規模なコストやポートフォリオ見直しに伴う一時損益を除外した ものです。

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開示資料

出典

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