概要
ソフトバンクは、ソフトバンクグループ傘下の日本の大手通信事業者であり、携帯電話サービス(ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO)を中核に、ブロードバンド、法人向けソリューション、メディア・EC、フィンテックなど多角的に事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は7兆387億円、営業利益1兆426億円、純利益5,508億円に達し、グループにはLINEヤフーやPayPayなど日本最大級のユーザー基盤を擁する。
6つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ
ソフトバンクの事業は、コンシューマ事業、エンタープライズ事業、ディストリビューション事業、メディア・EC事業、ファイナンス事業、その他の6セグメントに区分される。コンシューマ事業では個人向けにモバイル3ブランドと光回線、電力を提供し、売上の大部分を占める。エンタープライズ事業は法人向けに通信からクラウド・AIまでをカバーする。メディア・EC事業はLINEヤフーグループを通じ、Yahoo! JAPANやLINE、ZOZOTOWNなどを運営。ファイナンス事業はPayPayを軸に決済・金融サービスを展開する。ディストリビューション事業はSB C&Sが法人・個人向けにIT商材を販売する。
高収益を支える通信基盤とグループ経済圏
2026年3月期の営業利益率は15.11%と高水準であり、コンシューマ事業の安定した収益が全体を支える。携帯契約数は業界トップクラスで、5G SAエリアの拡大や「おうち割 光セット」による固定・移動のバンドル戦略が収益基盤を強化する。さらに、LINEヤフーやPayPayとの連携により、グループ経済圏内でのユーザー定着率を高め、LYPプレミアムなどの付加価値サービスでARPU向上を図る。非通信事業の成長も進み、2026年3月期の純利益は過去最高を記録した。
日本中心ながら海外にも広がる事業展開
事業の大部分は日本国内に集中するが、メディア・EC事業ではLINEヤフーグループを通じて台湾や東南アジアにも展開する。LINE Bank TaiwanやLINE MAN(タイ)などが子会社化され、海外ユーザー基盤を拡大中。エンタープライズ事業ではCubic Telecomを通じたグローバルIoTサービスも手掛ける。また、HAPS(成層圏通信)の商用化に向け米国Sceye社に出資し、災害時や6G時代を見据えた国際的な通信インフラ構築を目指す。
ソフトバンクグループの中核事業会社としての位置付け
ソフトバンクはソフトバンクグループの間接保有子会社であり、グループ全体の日本事業を担う中心的存在である。持株会社体制を経て、2015年にソフトバンクBBなど3社を吸収合併し、現在の事業基盤を確立。グループ内では、ソフトバンクグループが投資事業を、ソフトバンクが通信・ITサービスを、LINEヤフーがメディア・ECを、PayPayがフィンテックを担う分業体制が構築されている。2026年3月時点で連結子会社271社、関連会社53社を擁する巨大企業集団である。
業界の中での役割は電気通信事業者および総合ITサービスプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01コンシューマ事業主力
個人向けにモバイルサービス(ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO)、ブロードバンドサービス(SoftBank 光等)、電力サービス(おうちでんき)を提供。携帯端末の販売も行う。
- ソフトバンク
- 高付加価値なモバイルブランド。最新スマートフォン、大容量データプラン。
- ワイモバイル
- 低価格を重視するユーザー向けモバイルブランド。
- LINEMO
- オンライン専用ブランド。LINEのデータ消費なしのプランを提供。
- SoftBank 光
- 個人向け光回線ブロードバンドサービス。
- おうちでんき
- 個人向け電力供給サービス。
02エンタープライズ事業主力
法人向けにモバイル、固定通信、データセンター、クラウド、セキュリティ、AI、IoT等のソリューションを提供。グローバルサービスも展開。
- 法人向けモバイル
- 法人向け携帯電話回線サービス。
- データセンター
- IDCフロンティア等を通じた法人向けデータセンターサービス。
- クラウド・セキュリティ
- 法人向けクラウドサービス、セキュリティソリューション。
- AI・IoT
- 人工知能、モノのインターネットを活用したソリューション。
03メディア・EC事業主力
LINEヤフーグループを通じ、Yahoo! JAPAN、LINE、ZOZOTOWN、Yahoo!ショッピング等のメディア・コマースサービスを提供。広告、EC、FinTech等。
- Yahoo! JAPAN
- 総合インターネットポータルサイト。検索、ニュース、天気等。
- LINE
- コミュニケーションアプリ。スタンプ、広告、決済等のサービスを提供。
- Yahoo!ショッピング
- オンラインショッピングモール。
- ZOZOTOWN
- ファッション通販サイト。
04ディストリビューション事業準主力
法人向けクラウド・AI商材、個人向けソフトウェア・モバイルアクセサリー等の企画・販売を行う。SB C&Sが中核。
05ファイナンス事業準主力
PayPay(QRコード決済)、PayPayカード(クレジットカード)、PayPay銀行、PayPay証券等の金融サービスを提供。決済代行サービスも。
- PayPay
- QRコードを用いたキャッシュレス決済サービス。
- PayPayカード
- クレジットカードサービス。
- PayPay銀行
- インターネット銀行サービス。
06その他副次
デジタルメディア・コンテンツの企画制作等。FinTech、IoT、クラウド分野への投資も行う。
製品と技術
3つのモバイルブランドで多様なニーズに対応
コンシューマ向けモバイルサービスは、「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」の3ブランドで展開される。「ソフトバンク」は最新スマートフォンと大容量データを求める高付加価値ブランドで、PayPayポイント連携やLYPプレミアム特典を提供。「ワイモバイル」は低価格志向のユーザー向けで、2025年9月に新プラン「シンプル3」を導入。「LINEMO」はオンライン専用で、LINEのデータ消費ゼロプランが特徴。これらにより、価格帯と機能で幅広い顧客層をカバーする。
ブロードバンドと電力のセット販売戦略
ブロードバンドサービスでは、「SoftBank 光」を主力に、フレッツ光とのセットISP「Yahoo! BB 光 with フレッツ」も提供。2015年からは「おうち割 光セット」により、モバイルと固定のセット契約で通信料を割引する施策を展開し、顧客の囲い込みに成功している。電力サービスでは「おうちでんき」「自然でんき」を個人向けに提供し、通信以外の生活インフラへ事業を拡大。2026年1月には、光回線設備の運用効率化を目的にソニーネットワークコミュニケーションズとの合弁会社設立を発表した。
AIとクラウドで法人向け次世代ソリューション
エンタープライズ事業では、国内最大規模のAI計算基盤(GPU搭載)やAIデータセンターを整備し、企業向けAIサービス「Crystal intelligence」を提供。2025年11月には国産LLM「Sarashina mini」のAPI公開を開始し、日本語性能に優れた軽量モデルとして法人の業務効率化を支援。また、オラクルとの協業でソブリンクラウド「Cloud PF Type A」を2026年4月より提供開始し、データ主権を重視する企業需要に対応する。同日には、OpenAIとの合弁会社SB OAI Japanを設立し、エンタープライズ向けAIソリューションを強化した。
PayPay・LINEヤフーが支えるフィンテックとメディア
ファイナンス事業の中核はQRコード決済のPayPayで、2026年3月に米国上場を果たした。同社はPayPayカード、PayPay銀行、PayPay証券などを傘下に持ち、決済から資産運用まで総合金融サービスを提供。メディア・EC事業ではLINEヤフーグループがYahoo! JAPAN、LINE、ZOZOTOWN、Yahoo!ショッピングなどを運営し、広告・EC・コミュニケーションのプラットフォームとして日本最大級のユーザー基盤を形成。両事業の連携により、グループ経済圏の拡大を図る。
未来の通信インフラ:5G SA・HAPS・衛星通信
ソフトバンクは5G SA(スタンドアローン)エリアの拡大を進め、低遅延・多数同時接続を実現するネットワークを構築中。さらに、成層圏で長期間滞空するHAPS(空飛ぶ基地局)の商用化に取り組み、2025年6月にはLTA型HAPSを開発する米Sceye社に出資。2026年中にプレ商用サービス開始を予定し、大規模災害時の通信確保や6G時代の3次元通信ネットワーク実現を目指す。衛星通信サービスも併せて整備し、強靭な通信インフラの構築を進める。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
通信大手で国内首位、内需依存型
売上高は約6.5兆円と情報・通信業界では突出しており、業界内で圧倒的な市場支配力を持つ。同業他社ではVRAIN Solutionやソラコムなどの新興企業が存在するが、規模は大きく異なり、競合というよりは補完関係にある。国内モバイル市場で高いシェアを有し、固定通信や法人向けサービスも展開することで、安定的な収益基盤を構築している。一方、海外展開は限定されており、内需依存の傾向が強い。今後は国内市場の成熟化に対応するため、新規事業の育成や海外成長市場への参入が課題となる。
強み
- 売上高約6.5兆円で情報・通信業界の最大手の一角。
- 営業利益率15%前後と高水準で、収益基盤が強固。
- モバイル、固定、法人向けなど多岐にわたる通信サービス。
- 国内個人・法人顧客を広く抱え、解約率が低い。
課題
- 海外売上比率が低く、国内市場の成熟化に影響されやすい。
- 格安SIMや新興通信事業者との価格競争が激化している。
- 売上高増加率は年5%程度で、高成長は期待しにくい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がソフトバンク
時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。
会社の歴史
沿革 27件
国鉄の分割民営化から日本テレコム設立へ
ソフトバンクの起源は、1986年12月の日本国有鉄道分割民営化に伴い設立された鉄道通信株式会社である。資本金32億円で電話サービス・専用サービスを提供する目的で発足し、1987年4月に国鉄から基幹通信網を承継して営業を開始した。1989年5月には旧日本テレコムを吸収合併し、日本テレコム株式会社に商号変更。これにより、鉄道沿線を中心とした固定通信網を基盤とする通信事業者が誕生した。
携帯電話事業への参入とデジタルホン設立
1991年7月、日本テレコムは携帯・自動車電話事業への参入を目的に、株式会社東京デジタルホン(関連会社)を設立。これが後のソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)の母体となる。1999年10月には、東京デジタルホンを含むデジタルホン3社とデジタルツーカー6社の計9社が商号を統一し、J-フォン9社としてブランドを統合。2001年10月にはボーダフォングループが日本テレコム株式の66.7%を取得し、同社の子会社となる。
ボーダフォン傘下での再編と上場廃止
2003年12月、日本テレコムホールディングスはボーダフォンホールディングスに商号変更。2004年10月には旧ボーダフォン株式会社を吸収合併し、ボーダフォン株式会社に商号変更。ボーダフォンは2004年時点で株式の96.1%を保有し、2005年8月には東京・大阪両証券取引所の上場を廃止した。この間、2003年6月には委員会等設置会社へ移行するなどガバナンス改革も進めた。
ソフトバンクグループによる買収とブランド転換
2006年4月、ソフトバンク株式会社の子会社BBモバイルがボーダフォン株式の97.6%を取得し、ソフトバンクグループの傘下に入る。同年8月の株式交換で完全子会社化され、10月にソフトバンクモバイル株式会社へ商号変更。ブランド名も「ボーダフォン」から「ソフトバンク」に一新された。2007年6月にはガバナンス体制を監査役会設置会社に変更。2010年4月には子会社3社を吸収合併し、事業統合を進めた。
固定・移動一体運営へ:2015年の大規模合併
2015年4月、ソフトバンクモバイルはソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルの3社を吸収合併。これによりブロードバンド・固定通信・旧ワイモバイルの事業を一体化し、固定と移動の融合戦略を本格化した。同年7月に商号をソフトバンク株式会社に変更し、同時に販売代理店管理業務を担うテレコム・エクスプレスも吸収合併。同年12月にはソフトバンクグループの組織再編により、同社の直接保有子会社となった。
成長戦略「Activate AI for Society」と新たな中期計画
2026年3月期までの中間経営計画では、通信事業の収益基盤強化と非通信事業の成長を通じて事業基盤を再構築。最終年度の純利益は5,508億円と過去最高を達成した。続く2027年3月期からの中期計画では、成長戦略「Activate AI for Society」を掲げ、全事業でAIを実装する方針を示す。2030年度には「デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供する企業」を長期ビジョンに掲げている。
年表27件を開く
1980年代
- 1986年12月日本国有鉄道の分割民営化に伴い、電話サービス・専用サービスの提供を目的として、鉄道通信㈱(現 当社)を資本金3,200百万円で設立
- 1987年3月第一種電気通信事業許可を取得
- 1987年4月日本国有鉄道から基幹通信網を承継し、電話サービス・専用サービスの営業開始
- 1989年5月M&A(旧)日本テレコム㈱を吸収合併、日本テレコム㈱(注)1 に商号変更
1990年代
- 1991年7月携帯・自動車電話事業への参入を目的として㈱東京デジタルホン(関連会社)を設立
- 1994年9月上場東京証券取引所市場第二部、大阪証券取引所市場第二部に上場
- 1996年9月東京証券取引所市場第一部、大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定
- 1997年10月M&A日本国際通信㈱を吸収合併
- 1999年10月㈱東京デジタルホン等デジタルホン3社、㈱デジタルツーカー四国等デジタルツーカー6社の計9社が、各商号を変更(J-フォン9社(注)2)
2000年代
- 2001年10月M&Aボーダフォン・グループPlcの間接保有の子会社であるボーダフォン・インターナショナル・ホールディングスB.V.およびフロッグホールB.V.(2001年12月にボーダフォン・インターナショナル・ホールディングスB.V.と合併)が実施した当社株式の公開買付の結果、同社は、当社株式の66.7%を保有し、当社の親会社となる
- 2002年7月移動体通信事業におけるシステム・ソリューション事業の承継を目的として、会社分割により㈱ジャパン・システム・ソリューション(子会社)を設立
- 2002年7月携帯端末の販売代理店事業の承継を目的として、会社分割により㈱テレコム・エクスプレス(子会社)を設立
- 2002年8月商号変更持株会社体制に移行し、日本テレコムホールディングス㈱に商号変更するとともに、会社分割により日本テレコム㈱(子会社) (注)3 を設立
- 2003年6月委員会等設置会社に移行
- 2003年12月商号変更ボーダフォンホールディングス㈱に商号変更
- 2004年7月ボーダフォン・インターナショナル・ホールディングスB.V.(親会社)が実施した当社株式の公開買付の結果、同社が保有する当社株式の持株比率が96.1%となる
- 2004年10月M&A(旧)ボーダフォン㈱を吸収合併、ボーダフォン㈱(注)4 に商号変更
- 2005年8月上場東京証券取引所市場第一部、大阪証券取引所市場第一部上場廃止
- 2006年4月M&Aソフトバンク㈱(注)5 の間接保有の子会社であるBBモバイル㈱が実施した当社株式の公開買付の結果、同社は、当社株式の97.6%を保有し、当社の親会社となる。また、BBモバイル㈱は、当社の株主であるメトロフォン・サービス㈱(2006年8月にBBモバイル㈱と合併)の全株式を取得した結果、同社が保有する当社株式の持株比率が99.5%となる
- 2006年8月BBモバイル㈱(親会社)を完全親会社とする株式交換により、同社の100%子会社となる
- 2006年10月商号変更ソフトバンクモバイル㈱に商号変更。ブランド名を「ソフトバンク」に変更
- 2007年6月委員会設置会社から監査役会設置会社にガバナンス体制を変更
2010年代
- 2010年4月M&A㈱ジャパン・システム・ソリューション(子会社)、他2社(子会社)を吸収合併
- 2015年4月M&A通信ネットワーク、販売チャンネル等の相互活用、サービスの連携強化により通信事業の競争力を強化することを目的として、ソフトバンクBB㈱、ソフトバンクテレコム㈱、ワイモバイル㈱を吸収合併
- 2015年7月商号変更ソフトバンク㈱に商号変更
- 2015年7月M&A当社販売代理店管理業務再編を目的として、㈱テレコム・エクスプレス(子会社)を吸収合併
- 2015年12月M&Aソフトバンクグループ㈱がモバイルテック㈱と合併し、その後同日に、モバイルテック㈱の子会社であったBBモバイル㈱(親会社)と合併したことにより、同社の直接保有の子会社となる
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- モバイルサービス売上増収
- セグメント利益増益
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
通信事業のさらなる成長
モバイルサービス売上の増収とセグメント利益の増益を目指す。付加価値サービスの料金プラン浸透とグループ経済圏活用で長期利用ユーザーを獲得・定着させる。5G SAエリア拡大等ネットワーク高度化とAI融合で快適かつ強靭なネットワークを構築し、競争力を強化する。
- 02
クラウド・AI領域の伸長によるエンタープライズ事業成長
法人通信の強固な顧客基盤を土台に、DXソリューションを高度化。国内最大規模のAI計算基盤やソブリンクラウド等インフラ整備と、企業向けAI「Crystal intelligence」等の高付加価値サービス展開により、顧客基盤拡大とARPA拡大を推進する。
- 03
メディア・EC事業の成長
検索・広告等のメディア領域では配信精度向上とデータ連携によるマーケティング支援で売上成長。コマース領域では「LINE」「Yahoo! JAPAN」「PayPay」のクロスユース促進とグループ経済圏拡大で収益成長を目指す。LINEアプリリニューアルで新たな購買体験を提供。
- 04
ファイナンス事業の成長
PayPayを中核に決済・カード・銀行・証券の連携を強化。決済領域ではMTU増大と決済回数最大化、PayPayクレジット浸透で収益性向上。金融サービス領域ではPayPayアプリ内のUI/UX高度化や与信モデル高度化により、預金・貸出・証券口座拡大と収益多角化を推進する。
- 05
新規事業の創出・拡大とコスト効率化
AI、FinTech、モビリティ、ヘルスケア、エネルギー等で新事業創出。日本語LLM「Sarashina」やHAPS、革新型バッテリーの事業化に取り組む。コスト面ではAI活用による業務自動化、通信設備最適化、グループ共同購買・内製化で効率化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 8期分
グループ全体で58,432人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は871万円で、7期前と比べて+18.9%。平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は14.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 733 | 39.3 | 12.1 | 23,059 | — |
| 2020年3月 | 782 | 39.7 | 12.4 | 37,821 | — |
| 2021年3月 | 821 | 40.1 | 12.7 | 47,313 | — |
| 2022年3月 | 808 | 40.5 | 13.1 | 49,581 | — |
| 2023年3月 | 805 | 40.8 | 13.5 | 54,986 | — |
| 2024年3月 | 811 | 41.3 | 14.1 | 55,400 | — |
| 2025年3月 | 849 | 41.7 | 14.5 | 55,070 | 1,796 |
| 2026年3月 | 871 | 42.0 | 14.8 | 58,432 | 1,784 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社39社(国内 32 / 海外 7) を有報から抽出しています。
- 国内ソフトバンクグループ㈱(注4)、(注5)東京都港区 · その他の関係会社議決権40.1%
- 国内ソフトバンクグループジャパン㈱(注5)東京都港区 · その他の関係会社議決権40.1%
- 国内Wireless City Planning㈱(注6)東京都港区 · その他の関係会社議決権31.8%
- 国内SBパワー㈱東京都港区 · その他の関係会社議決権100.0%
- 国内SBモバイルサービス㈱東京都港区 · その他の関係会社議決権100.0%
- 国内Cubic Telecom Ltd.アイルランド共和国 ダブリン市 · その他の関係会社議決権54.3%
- 国内SBテクノロジー㈱(注9)東京都新宿区 · その他の関係会社議決権100.0%
- 国内サイバートラスト㈱(注4)東京都港区 · その他の関係会社議決権58.0%
- 国内㈱イーエムネットジャパン(注4)(注6)東京都新宿区 · その他の関係会社議決権41.0%
- 国内SB OAI Japan(同)(注6)東京都港区 · その他の関係会社議決権50.0%
- 国内SBエンジニアリング㈱東京都中央区 · その他の関係会社議決権100.0%
- 国内㈱IDCフロンティア東京都千代田区 · その他の関係会社議決権100.0%
残りのグループ会社27社を開く
- SB C&S㈱(注7)東京都港区100%
- Aホールディングス㈱(注3)(注6)東京都港区50%
- LINEヤフー㈱(注3)(注4)(注8)東京都千代田区62%
- アスクル㈱(注4)(注6)東京都江東区47%
- ㈱ZOZO (注4)千葉市稲毛区52%
- ㈱一休東京都千代田区100%
- クラシル㈱(注4)(注10)東京都港区55%
- Z中間グローバル㈱東京都千代田区100%
- LINE SOUTHEAST ASIA CORP.PTE.LTD. (注3)シンガポール共和国 シンガポール市100%
- LINE Man Corporation PTE.LTD. (注3)シンガポール共和国 シンガポール市51%
- DECACORN CO., LTD. (注3)タイ王国バンコク都100%
- LINE MAN (THAILAND) COMPANY LIMITED(注3)タイ王国バンコク都100%
- LINE Financial Corporation (注3)大韓民国 京畿道城南市100%
- LINE Pay Taiwan Limited台湾台北市58%
- LINE Plus Corporation大韓民国 京畿道城南市100%
- LINE Bank Taiwan Limited (注3)台湾台北市51%
- PayPay㈱(注3)(注4)東京都新宿区62%
- PayPay銀行㈱(注3)東京都新宿区76%
- PayPay証券㈱東京都新宿区75%
- PayPayカード㈱東京都新宿区100%
- SBペイメントサービス㈱東京都港区100%
- アイティメディア㈱(注4)東京都千代田区53%
- C Channel㈱(注4)東京都港区29%
- ㈱出前館(注4)東京都渋谷区35%
- Webtoon Entertainment Inc.米国 カリフォルニア州24%
- DiDiモビリティジャパン㈱東京都港区50%
- MONET Technologies㈱東京都千代田区37%
- IECUBIC TELECOM LIMITED
- JPSBパワー株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達89.8億円「労働基準行政及び職業安定行政関係相談業務に係るコールセンター及び説明会等受付サイト設置・運営・広報業務」一式厚生労働省 · 2023-12-07
- 調達37億円ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業ポスト5G情報通信システムの開発超分散コンピューティング基盤の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-03-15
- 調達13億円国税情報システムネットワークに係る通信回線等の借入国税庁 · 2020-04-20
- 調達9.8億円令和3年度から令和7年度までの環境省ネットワークシステム等に係る回線業務[総合評価落札方式]環境省 · 2021-08-25
- 調達8.4億円ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業生成AI開発加速に向けた新たなデータセットの構築に関する調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-12-20
- 調達6億円国税情報システムネットワークに係る通信回線等の借入国税庁 · 2015-04-17
- 調達4.4億円令和8年度 補助金申請システムの運用及び保守等業務デジタル庁 · 2026-05-01
- 調達4.3億円文部科学省行政情報システム職員用携帯認証端末の導入 一式文部科学省 · 2025-09-05
- 調達3.6億円ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業ポスト5G情報通信システムの開発計算可能領域の開拓のための量子・スパコン連携プラットフォームの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-12-22
- 調達3.4億円令和8年度補助金申請システムの改修等業務デジタル庁 · 2026-05-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は7.0兆円、営業利益は1.0兆円。前期と比べると増収増益で、売上が+7.6%、利益が+5.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 7.5兆円 | 7.0兆円 |
| 営業利益 | 1.1兆円 | 1.0兆円 |
| 純利益 | 5,600億円 | 5,508億円 |
| 1株あたり配当 | ¥8.8 | ¥8.8 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1.8兆円、営業利益は3,023億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.9%、営業利益は+22.7%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1.57 | — | — | 228 |
| 2024年1Q | 1.43 | 2,463 | 17.2 | 1,467 |
| 2024年2Q | 1.50 | 2,681 | 17.8 | 1,554 |
| 2024年3Q | 1.58 | 2,175 | 13.8 | 1,046 |
| 2024年4Q | 1.57 | — | — | 824 |
| 2025年2Q | 3.15 | 5,859 | 18.6 | 3,239 |
| 2025年4Q | 3.39 | 4,031 | 11.9 | 2,022 |
| 2026年2Q | 3.40 | 6,289 | 18.5 | 3,488 |
| 2026年4Q | 3.64 | 4,137 | 11.4 | 2,020 |
| 2027年1Q | 1.81 | 3,023 | 16.7 | 1,501 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 12期分
2015年3月期からの12期で、売上は2.4兆円から7.0兆円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は14.8%。売上は11期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益兆円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 通信ネットワーク、販売チャンネル等の相互活用、サービスの連携強化により通信事業の競争力を強化することを目的として、ソフトバンクBB㈱、ソフトバンクテレコム㈱、ワイモバイル㈱を吸収合併 | |||||
| 2015年3月 | 2.39 | — | 4,980 | — | 3,235 |
| 2016年3月 | 3.41 | — | 6,074 | — | 3,995 |
| 2017年3月 | 3.48 | — | 6,366 | — | 4,412 |
| 2018年3月 | 3.58 | — | 5,976 | — | 4,007 |
| 2019年3月 | 4.66 | — | 7,461 | — | 4,625 |
| 2020年3月 | 4.86 | — | 8,112 | — | 4,731 |
| 2021年3月 | 5.21 | — | 8,477 | — | 4,913 |
| 2022年3月 | 5.69 | — | 8,580 | — | 5,171 |
| 2023年3月 | 5.91 | — | 8,629 | — | 5,314 |
| 2024年3月 | 6.08 | — | 8,059 | — | 4,891 |
| 2025年3月 | 6.54 | 0.99 | 8,801 | 15.1 | 5,261 |
| 2026年3月 | 7.04 | 1.04 | 9,300 | 14.8 | 5,508 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高7.0兆円のうち、営業利益として残るのは1.0兆円で14.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5,508億円、売上の7.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.9%3.7兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.9%2.4兆円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.8%1.0兆円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年3月期は営業CFが1.4兆円、投資CFが−1.3兆円で、差し引きのフリーCFは1,230億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1.4兆円で、売上の2.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF兆円 | 投資CF兆円 | 財務CF兆円 | フリーCF兆円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 0.77 | 0.33 | −1.11 | 1.11 | 0.13 |
| 2017年3月 | 0.89 | −0.44 | −0.53 | 0.45 | 0.05 |
| 2018年3月 | 0.73 | −0.62 | −0.06 | 0.11 | 0.12 |
| 2019年3月 | 0.97 | −0.59 | −0.43 | 0.38 | 0.94 |
| 2020年3月 | 1.25 | −0.90 | −0.14 | 0.35 | 1.14 |
| 2021年3月 | 1.34 | −0.51 | −0.39 | 0.83 | 1.58 |
| 2022年3月 | 1.22 | −0.96 | −0.31 | 0.26 | 1.55 |
| 2023年3月 | 1.16 | −0.15 | −0.50 | 1.00 | 2.06 |
| 2024年3月 | 1.24 | −0.93 | −0.36 | 0.31 | 1.99 |
| 2025年3月 | 1.37 | −1.00 | −0.96 | 0.37 | 1.44 |
| 2026年3月 | 1.39 | −1.27 | −0.14 | 0.12 | 1.44 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 12期分
2026年3月期の総資産は18.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3.0兆円で、自己資本比率は16.0%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | 3.62 | 1.89 | 1.73 | 52.2 |
| 2016年3月 | 4.77 | 1.51 | 3.26 | 31.6 |
| 2017年3月 | 4.69 | 1.54 | 3.15 | 32.8 |
| 2018年3月 | 5.31 | 0.87 | 4.44 | 16.3 |
| 2019年3月 | 8.04 | 1.50 | 6.54 | 18.6 |
| 2020年3月 | 9.79 | 1.00 | 8.79 | 10.2 |
| 2021年3月 | 12.21 | 1.54 | 10.67 | 12.6 |
| 2022年3月 | 13.10 | 1.96 | 11.14 | 15.0 |
| 2023年3月 | 14.68 | 2.22 | 12.46 | 15.2 |
| 2024年3月 | 15.52 | 2.38 | 13.14 | 15.3 |
| 2025年3月 | 16.10 | 2.74 | 11.84 | 17.0 |
| 2026年3月 | 18.50 | 2.96 | 13.83 | 16.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで605社中130位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中589位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥241.3で、1年前と比べて+8.0%。過去52週の値幅のなかでは97%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.4倍 |
| PER (会社予想) | 20.9倍 |
| PBR | 3.96倍 |
| 配当利回り | 3.65% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月21日終値233.8円は前日比+0.3%と小反発し、25日移動平均線(228.18円)を上回る+2.5%の位置にある。52週高値243.2円に約4%と迫る一方、52週安値202.6円からは約15%上昇しており、上昇トレンドが継続中。1ヶ月で+6.5%の上昇率で、期間中に8月5日の230.8円など高値更新も見られた。出来高は8月5日に1億6435万株と急増し、その後も7000万株前後で推移。割高感はない一方、利上げ観測などで金利敏感株としての売りリスクには注意。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)。
PER20.75倍は業界平均48.57倍を下回るが、PBR3.84倍は平均2.92倍を上回り、ROE19.3%は高い。配当利回り3.76%は業界平均を上回り、配当性向98.2%とほぼ全額を配当に回す積極的な株主還元が特徴的。ただし、将来予想PER20.3倍とほぼ同水準で成長性は限定的。総合すると、業界平均比では割安感もあるが、PBRが高くバリュエーションはやや割高と言える。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.4倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 20.9倍 | — |
| PBR | 3.96倍 | 2.96倍 |
| ROE | 19.3% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、通信料金の値下げ圧力と競争激化への対応力、そして新規事業(金融、法人向け)の成長持続性。強気派は、契約数とARPUの安定、株主還元の厚さ(配当利回り3.8%)、グループ内のサービス連携による独自性を評価する。弱気派は、楽天モバイルの攻勢や料金引下げの余波でARPUが低下、通信市場は成熟し、成長余地が限定的と懸念する。また、保有投資の変動も焦点。
- 巨大な顧客基盤
携帯契約数が業界トップクラスで、解約率が低く安定した収益基盤。
- シナジーによる成長
ヤフー、LINEとの連携で決済・金融・広告などの周辺事業で相乗効果。
- 高水準の株主還元
配当利回り3.8%、自社株買いも実施し、株主への利益還元が手厚い。
- 売上高7.6%増の7兆円超に拡大通年影響中
2026年3月期売上高は7兆387億円と前期比4,944億円増加。増収が利益成長を牽引する
- 営業利益1兆円の大台に到達通年影響強
2026年3月期営業利益計画は1兆426億円、前期比536億円増。1兆円突破が評価材料
- ROE19.3%の高資本効率継続影響中
ROE19.3%と高く、PBR3.79倍の評価を支える。自己資本の収益性が高い
- 配当利回り3.81%が下値を支える継続影響弱
配当利回り3.81%を確保。1株230.9円に対し安定した株主還元が魅力
- 値下げ圧力の長期化
他社の低価格プランや新規参入でARPUが低下する可能性が続く。
- 市場の成熟・限界
国内人口減少や契約数飽和で業界全体の成長が限定的。
- 多額の投資負担
5Gやデータセンター投資が重く、設備投資の回収が遅れる懸念。
- PBR3.79倍の割高感不定影響中
時価総額11兆円に対し純資産は約2.9兆円。PBR3.79倍は修正リスクがある
- 営業利益率が0.30ポイント低下通年影響中
2026年3月期の営業利益率は14.81%と前期比0.30ポイント低下。コスト増が利益を圧迫
- 純利益の増益率は営業利益を下回る通年影響中
2026年3月期純利益は5,508億円と247億円増。営業利益の増加536億円を下回る
- 1年で81%上昇した反動高不定影響弱
株価は1年で+81.2%と急騰。目先は利益確定売りが出やすい水準にある
- ARPU(1契約当たり月額収入)
- 通信料金の収益性を直接示し、値下げ競争の影響を測る。
- 契約純増数
- 有料会員基盤の拡大が長期的な収益の源泉となるため。
- 法人向けサービス売上
- 個人向けが成熟する中で、成長が見込まれるセグメントの伸びを確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり8.8円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.65%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 9 | — | 99.6 |
| 2021年3月 | 9 | 1.2 | 97.1 |
| 2022年3月 | 9 | 0.0 | 111.0 |
| 2023年3月 | 9 | 0.0 | 114.4 |
| 2024年3月 | 9 | 0.0 | 78.4 |
| 2025年3月 | 9 | 0.0 | 98.7 |
| 2026年3月 | 9 | 0.0 | 98.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥8.8
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,739,281人。区分でいちばん多いのは事業法人で41.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.0%を占め、残る43.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 42.7 | 42.7 | 42.4 | 42.5 | 42.0 | 41.8 |
| 個人・その他 | 24.8 | 23.4 | 22.2 | 21.3 | 20.8 | 20.8 |
| 外国法人 | 19.8 | 15.4 | 16.3 | 17.0 | 17.4 | 18.1 |
| 金融機関 | 10.0 | 15.1 | 15.7 | 15.6 | 15.9 | 15.2 |
| 証券会社 | 2.8 | 3.5 | 3.3 | 3.6 | 3.8 | 4.1 |
| 自己株式 | 2.1 | 1.7 | 1.2 | 1.0 | 0.4 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ソフトバンクグループジャパン㈱ | 39.92 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 9.78 |
| 03 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 3.68 |
| 04 | SMBC日興証券㈱ | 1.02 |
| 05 | JPモルガン証券㈱ | 1.02 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 0.90 |
| 07 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 0.87 |
| 08 | ゴールドマン・サックス証券㈱BNYM(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行) | 0.66 |
| 09 | JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 0.54 |
| 10 | ㈱日本カストディ銀行(信託口4) | 0.53 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 12期分
1株利益は12期で−100%、1株純資産は12期で−100%。直近期のROEは19.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | 78,417 | 425,150 | 18.1 | — | 479.7 |
| 2016年3月 | 97 | 368 | 19.1 | — | 98.3 |
| 2017年3月 | 108 | 375 | 29.0 | — | 100.0 |
| 2018年3月 | 98 | 188 | 31.2 | — | 195.6 |
| 2019年3月 | 97 | 313 | 32.8 | 12.9 | 55.3 |
| 2020年3月 | 99 | 211 | 37.9 | 13.8 | 99.6 |
| 2021年3月 | 10 | 33 | 38.7 | 13.9 | 97.1 |
| 2022年3月 | 11 | 42 | 27.3 | 13.0 | 111.0 |
| 2023年3月 | 11 | 47 | 25.4 | 13.6 | 114.4 |
| 2024年3月 | 10 | 48 | 21.3 | 18.9 | 78.4 |
| 2025年3月 | 11 | 51 | 20.5 | 18.9 | 98.7 |
| 2026年3月 | 11 | 55 | 19.3 | 18.6 | 98.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
22名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額1,692百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約44倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 榛葉淳 | 取締役会長 | 63 | 30,790,200 |
| 宮川潤一 | 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO | 60 | 175,542,700 |
| 孫正義 | 創業者 取締役 | 69 | 40,000,000 |
| 今井康之 | 取締役特別顧問 | 68 | 22,735,000 |
| 藤原和彦 | 取締役上席顧問 | 66 | 19,069,500 |
| 堀場厚 | 取締役 筆頭独立社外取締役 | 78 | 75,400 |
| 越直美 | 取締役 | 51 | 15,700 |
| 坂本真樹 | 取締役 | 56 | 13,900 |
| 佐々木裕子 | 取締役 | 52 | 24,700 |
| 唐木秀明 | 取締役 | 65 | 15,700 |
| 仲條亮子 | 取締役 | 58 | 13,900 |
| 小嶋修司 | 常勤監査役 | 61 | 38,800 |
残りの役員10名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 島上英治 | 常勤監査役 | 67 | 200,000 |
| 君和田和子 | 監査役 | 66 | 50,000 |
| 工藤陽子 | 監査役 | 64 | 77,700 |
| 中嶋康博 | — | 64 | — |
| 秋山修 | 取締役 常務執行役員 兼 CFO 財務統括 | 53 | 600,000 |
| 出澤剛 | 取締役 | 53 | 1 |
| 中山一郎 | 取締役 | 56 | 1 |
| 大西幸彦 | 取締役 | 67 | 1 |
| 湯﨑英彦 | 取締役 | 60 | 1 |
| 内藤隆志 | 常勤監査役 | 62 | 2,500,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 351 | 163 | 1,529 | 382 |
| 社外取締役 | 8 | 100 | — | 100 | 13 |
| 社外監査役 | 2 | 38 | — | 38 | 19 |
| 監査役 | 1 | 25 | — | 25 | 25 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」でソフトバンクを取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容20,292字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,721字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク22,002字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)24,787字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第40期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第40期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第39期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第39期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第38期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第37期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第37期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第37期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第37期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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