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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

大阪瓦斯

OSAKA GAS CO.,LTD.9532 · Prime · 電気・ガス業

関西地盤のガス最大手。国内エネルギーでガス・電気の供給網を有し、海外ではLNG上流投資、ライフ&ビジネス領域で不動産・IT・ケミカルを展開。

概要

大阪瓦斯は、関西圏を地盤とする都市ガス大手である。1897年に資本金35万円で設立され、1905年に大阪市内へのガス供給を開始した。2025年3月期の連結売上高は2兆690億円、営業利益率は7.77%で、従業員数は21,835人にのぼる。ガス・電力の国内エネルギー事業に加え、海外でのLNG開発・トレーディング、不動産・情報処理などの生活・ビジネスソリューション事業を展開する。

国内エネルギー事業が売上の約8割を占める

国内エネルギー事業は、大阪瓦斯の売上高の約8割を占める中核事業である。ガスの製造・供給・販売に加え、家庭用・業務用向けの電気販売、ガス機器の販売・工事、発電所の運転保守をグループ内で分担する。2026年3月期の同事業売上高は1兆6,434億円で、前期比5.4%減となった。ガス供給件数は516万1千件、電力供給件数は194万6千件に達する。家庭用では「エネファーム」などの燃料電池システム、業務用ではコージェネレーションシステムや冷暖房機器を販売する。原料費調整制度によりガス販売単価が変動するが、安定収益を生む構造にある。

米国や豪州でLNG開発を進める海外エネルギー事業

海外エネルギー事業は、北米・オーストラリア・東南アジアで天然ガスやLNGの開発・投資・トレーディングを行う。子会社Osaka Gas USA Corporationが米国でのエネルギー供給投資を統括し、Sabine Energy Inc.やOsaka Gas Australia Pty Ltdなどがガス田開発を担う。シンガポールのOsaka Gas Energy Supply and Trading Pte. Ltd.を通じたLNGトレーディングも行う。同セグメントは2026年3月期に増益を達成し、米国フリーポート液化基地や上流事業が寄与した。中長期的にはLNG需要の安定確保とポートフォリオ多様化を目指す。

不動産・情報処理・ケミカルを束ねる生活ソリューション

ライフ&ビジネスソリューション事業は、不動産開発・賃貸、情報処理サービス、ケミカル製品の製造販売などを含む多角的事業である。大阪ガス都市開発がオフィスや商業施設を開発・管理し、㈱オージス総研がソフトウェア開発・データセンター運用を手掛ける。大阪ガスケミカルはファイン材料や活性炭を製造し、子会社Jacobi Carbons ABを通じて海外でも活性炭事業を展開する。同事業はグループの収益源を分散し、エネルギー市況変動への耐性を高める役割を果たす。

154社の子会社で構成されるグループ経営

大阪瓦斯グループは、当社と154の子会社、114の関連会社で構成される。国内エネルギー部門では、大阪ガスネットワークが導管事業を、大阪ガスマーケティングとDaigasエナジーが家庭用・業務用の販売を、Daigasガスアンドパワーソリューションが発電所運転を担当する。海外では地域統括会社Osaka Gas USA Corporationの下に多数の現地法人が配置される。2020年4月には基盤会社3社を設立し、機能別の分業体制を明確化した。グループ全体で安定的な収益基盤を構築している。

業界の中での役割は都市ガス・電力供給事業者、LNG開発事業者、不動産・情報処理サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.0兆円
営業利益
1,748億円
営業利益率
8.6%
純利益
1,528億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
国内 エネルギー1.6兆円80.8%687億円4.2%
ライフ& ビジネス ソリュー ション2,638億円13.0%374億円14.2%
海外 エネルギー1,270億円6.3%677億円53.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内エネルギー主力

ガスの製造・供給・販売、ガス機器販売、配管工事。家庭用・業務用向けガス・電気販売をグループ会社が担い、発電所の運転保守も実施。

主な製品・サービス4
都市ガス
天然ガスを主原料とする都市ガスの製造・供給・販売。
電気供給
自社発電所(天然ガス・バイオマス)による発電および他社からの調達による販売。
ガス機器・工事
ガス機器の販売・設置・保守、ガス配管工事。
エンジニアリング・施工
ガスプラント・発電所の設計・施工・メンテナンス。

02海外エネルギー準主力

米国やオーストラリアなどで天然ガス・LNGの開発・投資・トレーディング。LNGの長期調達契約を通じて日本へ供給。

主な製品・サービス3
LNG開発・投資
海外の天然ガス田・LNGプロジェクトへの資本参加。
LNGトレーディング
シンガポール子会社を通じたLNGの売買・トレーディング。
天然ガス等エネルギー供給
海外でのガス販売・電力供給事業への投資。

03ライフ&ビジネス ソリューション副次

不動産開発・賃貸・管理・販売、建物設備の運転管理、ソフトウェア開発・情報処理、活性炭・ファイン材料の製造販売。

主な製品・サービス4
不動産サービス
オフィス・商業施設・住宅の開発、賃貸、管理、売買。
情報処理サービス
システム開発、データセンター運用、アウトソーシング。
ケミカル製品
ファイン材料、炭素材、活性炭、木材保護塗料。
ファシリティマネジメント
建物・設備の運転・管理・メンテナンス。

製品と技術

都市ガス:天然ガスを主原料とする安定供給

大阪瓦斯の主力製品は都市ガスであり、天然ガスを主原料とする。泉北製造所や姫路製造所で生産され、約516万件の需要家に供給される。家庭用、業務用、産業用の3区分で販売され、2025年度の販売量は65億6千万m3であった。ガスはLNGとして輸入・貯蔵され、パイプライン網で供給される。原料費調整制度により販売価格は変動するが、安定供給と保安を最優先に運用されている。

電力供給:自社発電所と再生可能エネルギーで約195万件に販売

大阪瓦斯は自社の天然ガス発電所やバイオマス発電所で発電し、卸電力市場や他社からの調達も組み合わせて電力販売を行う。泉北天然ガス発電所(2009年稼動)、姫路天然ガス発電所(2026年稼動、合計約124万kW)が主要な発電源である。再生可能エネルギーでは袖ケ浦バイオマス発電所や広畑バイオマス発電所、太陽光発電所にも出資する。2026年3月期の電力販売量は172億3千8百万kWh、供給件数は194万6千件に達した。

LNG事業:上流投資からトレーディングまで一貫展開

海外エネルギー事業の中核はLNGの開発・調達・トレーディングである。大阪瓦斯は米国のフリーポートLNG基地や豪州のゴーゴン・イクシス・クルックスなど複数のプロジェクトに出資し、LNGの長期調達契約を結んでいる。シンガポール子会社Osaka Gas Energy Supply and Trading Pte. Ltd.がトレーディングを担い、市場変動に対応した柔軟な販売を行う。これにより国内向けガス原料の安定確保と、海外市場での収益機会を両立している。

ガス機器と家庭用システム:エネファームなどの高効率機器

家庭用では、給湯機、暖房機器、調理機器に加え、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」を販売する。エネファームは都市ガスから水素を取り出して発電し、排熱を給湯に利用する高効率システムである。大阪瓦斯は機器販売に加え、修理や防災サービス「住ミカタ・サービス」、食材宅配「FitDish」、インターネット「さすガねっと」など、生活関連サービスも提供する。業務用ではコージェネレーションシステムやボイラ、工業炉などを展開する。

活性炭・ファイン材料:大阪ガスケミカルが手掛ける化学品

大阪ガスケミカルは、ファイン材料、炭素材製品、活性炭、木材保護塗料を製造販売する。活性炭では子会社Jacobi Carbons ABを通じてグローバルに事業を展開し、水処理や空気浄化用途で高いシェアを持つ。ファイン材料は電子材料や触媒向けに供給される。これらの化学品事業はエネルギー事業と異なる市況を持つため、グループの収益安定化に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

都市ガス大手、安定収益で還元も

大阪瓦斯は、国内都市ガス業界において大手の一角を占め、関西圏を中心にガス供給と電力販売を行う。同業他社のグリムスやデジタルグリッドが新電力やエネルギーソリューションに特化する中で、大阪瓦斯は幅広い顧客基盤と安定したインフラを持つ。直近の業績は、2025年3月期に売上高2兆690億円、営業利益率7.77%であり、2026年3月期には売上高2兆303億円と減収ながら営業利益率8.61%と収益性が改善する見込み。ガス販売量の減少を、電力小売や周辺サービスで補っている。一方で、人口減少や脱炭素化への移行により、ガス需要の長期的な縮小が課題。

強み

  • 関西圏での長年の供給実績により、多数の家庭・法人顧客を有する。
  • 営業利益率が7.77%から8.61%に改善し、効率的な運営が進む。
  • 都市ガス供給網と電力ネットワークで安定したインフラを保有。
  • 電力小売やガス機器販売などで収益源を拡大し、需要減に対応。

課題

  • カーボンニュートラル求められ水素等への転換が必要だがコスト負担が課題。
  • 人口減少や省エネ化でガス販売量が減少傾向にあり、成長が制約。
  • 電力自由化で新電力との競争が激しく契約獲得が難しくなっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字が大阪瓦斯

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19432NTT15.9兆円13.9倍
29433KDDI12.5兆円16.3倍
39434ソフトバンク11.6兆円21.4倍
46701日本電気6.5兆円23.6倍
59503関西電力3.2兆円8.5倍
69532大阪瓦斯2.3兆円14.9倍
79531東京瓦斯2.3兆円9.5倍
89502中部電力2.2兆円9.6倍
99435光通信1.7兆円11.4倍
105802住友電気工業1.7兆円18.2倍
114755楽天グループ1.6兆円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

資本金35万円で創業し1905年にガス供給開始

大阪瓦斯は1897年4月に資本金35万円で設立された。1905年10月、大阪市内へのガス供給を開始し、都市ガス事業の歩みをスタートさせた。1933年3月には本社ビルが竣工し、経営基盤を固めた。設立当初から関西圏を地盤とし、以後の合併・拡大の基礎を築いた。

戦後14ガス会社を合併し供給区域を近畿2府4県に拡大

1945年10月、大阪瓦斯は神戸、京都など14のガス会社を合併した。これにより供給区域は近畿2府4県に拡大し、関西における都市ガス供給の中心的企業となった。戦後の復興期に一挙に規模を拡大し、地域独占の地位を確立した。

1975年からの天然ガス転換とLNG導入で供給体制を近代化

1971年10月に泉北製造所第一工場が稼動し、翌1972年12月にはブルネイからのLNG導入を開始した。1975年5月には天然ガス転換に着手し、1990年12月に完了した。これにより石炭ガスから天然ガスへの全面切り替えを達成し、供給の効率化と環境負荷低減を実現した。1984年3月には姫路製造所も稼動し、製造能力を増強した。

2009年に発電事業へ参入、電力販売を本格化

2009年4月、泉北天然ガス発電所が稼動開始し、大阪瓦斯は電力事業に本格参入した。以降、袖ケ浦バイオマス発電所や中山名古屋共同発電所など複数の発電所を開発・運営し、家庭用・業務用への電気供給を拡大した。2026年1月には姫路天然ガス発電所1号機(約62万kW)が営業運転を開始し、さらに2号機も同年5月に稼動した。再生可能エネルギー電源への投資も進め、普及貢献量は約454万kWに達している。

2020年に基盤会社3社を設立し機能別分業を明確化

2020年4月、大阪瓦斯は大阪ガスマーケティング、Daigasエナジー、Daigasガスアンドパワーソリューションの3社を基盤会社として設立した。それぞれ家庭用販売、業務用販売、発電・エンジニアリングを担当し、従来の一体型組織から機能別の分業体制へ移行した。これにより各事業の専門性を高め、顧客サービスと業務効率の向上を図った。2022年4月には大阪ガスネットワークを設立し、導管事業を分離した。

海外事業を統括する組織を2021年に再編

2021年4月、Osaka Gas USA Corporationを海外地域統括会社に位置づけ、北米でのエネルギー投資を一元管理する体制を整えた。また、Osaka Gas Australia Pty LtdやOsaka Gas Gorgon Pty Ltdなど豪州の子会社を通じてLNGプロジェクトへの投資を継続し、Osaka Gas Singapore Pte. Ltd.で東南アジア・インドでの事業開発を進めた。2026年3月期には海外エネルギー事業が増益を牽引し、グループ収益の多角化に貢献した。

年表20件を開く

1890年代

  • 1897年4月創業資本金35万円をもって設立。

1900年代

  • 1905年10月大阪市内にガス供給を開始。

1930年代

  • 1933年3月本社ビル竣工。

1940年代

  • 1945年10月M&A神戸、京都など14ガス会社を合併。供給区域は近畿2府4県に拡がる。
  • 1949年6月大阪ガスケミカル㈱設立。

1960年代

  • 1965年3月大阪ガス都市開発㈱設立。

1970年代

  • 1970年2月千里中央地区センター地域冷暖房営業開始。
  • 1971年10月泉北製造所第一工場稼動開始。
  • 1972年12月泉北製造所第一工場へブルネイLNG導入開始。
  • 1975年5月天然ガス転換開始。
  • 1977年8月泉北製造所第二工場稼動開始。

1980年代

  • 1983年6月㈱オージス総研設立。
  • 1984年3月姫路製造所稼動開始。

1990年代

  • 1990年12月天然ガス転換完了。

2000年代

  • 2005年10月創業創業(1905年10月)から100年を迎える。
  • 2009年4月泉北天然ガス発電所稼動開始。

2020年代

  • 2020年4月基盤会社3社(※)の事業開始。(※)大阪ガスマーケティング㈱、Daigasエナジー㈱、Daigasガスアンドパワーソリューション㈱
  • 2021年4月Osaka Gas USA Corporationを海外地域統括会社に位置づけ。
  • 2022年4月大阪ガスネットワーク㈱の事業開始。
  • 2026年1月姫路天然ガス発電所稼働開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROIC(投下資本利益率)5%程度
  • ROE8%程度
  • 連結自己資本比率45%以上
  • 連結D/E比率(有利子負債/自己資本)0.8以下
  • 株主資本配当率(DOE)3.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ミライ価値の共創

    カーボンニュートラルと天然ガスの高度利用を両輪とし、お客さま先や自社のCO2排出削減、再生可能エネルギー導入、e-メタン・水素等の技術開発・サプライチェーン構築を進め、社会課題の解決に貢献する。

  2. 02

    従業員の輝き向上

    多様な人材の獲得・育成、DE&Iの推進、働き方改革、タレントマネジメントによる適材適所の配置等を通じて、従業員が最大限能力を発揮できる環境を整備し、エンゲージメントを高める。

  3. 03

    経営基盤の進化

    資産価値最大化を図るアセットライトな経営意識を徹底。また、サステナビリティ経営の実践、デジタル技術活用による業務改革・新サービス創出、情報セキュリティ強化等により経営基盤を強化する。

  4. 04

    ポートフォリオ経営の実践

    国内エネルギー事業、海外エネルギー事業、ライフ&ビジネスソリューション事業の3本柱で、環境変化に対応する事業ポートフォリオを構築。各事業で競争力強化と収益性向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で21,835人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は846万円で、9期前と比べて+26.8%平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は16.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月20,762
2018年3月19,997
2019年3月66743.317.820,224
2020年3月65443.317.520,543
2021年3月65443.917.620,941
2022年3月65943.617.520,961
2023年3月68544.417.921,017
2024年3月71344.016.521,159
2025年3月73843.815.921,404751
2026年3月84644.316.121,835801

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率98.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社33(国内 33 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
-(米国テキサス州) (注)23,258億円
海外エネルギー
導管及び ガスメーター — 全供給区域2,087億円
国内エネルギー
-(オーストラリア 西豪州) (注)31,067億円
海外エネルギー
姫路天然ガス発電所 — 姫路市飾磨区987億円
国内エネルギー
泉北製造所 — 堺市西区・高石市548億円
国内エネルギー
姫路製造所 — 姫路市446億円
国内エネルギー
広畑バイオマス発電所 — 姫路市広畑区300億円
国内エネルギー
京都リサーチパーク — 京都市下京区272億円
ライフ& ビジネス ソリュー ション
本社ガスビル — 大阪市中央区243億円
国内エネルギー
本社ガスビル — 大阪市中央区190億円
国内エネルギー
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    大阪ガスネットワーク㈱(注1)
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    大阪ガスマーケティング㈱
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    Daigasエナジー㈱
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    Daigasガスアンドパワー ソリューション㈱
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    大阪ガスインターナショナル トランスポート㈱
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    Osaka Gas Energy Supply and Trading Pte.Ltd.
    シンガポ ール
    議決権100.0%
  • 国内
    グローバルベイス㈱
    東京都 渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    泉北天然ガス発電㈱
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    袖ケ浦バイオマス発電㈱
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    中山名古屋共同発電㈱
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    姫路天然ガス発電㈱(注1)
    大阪市 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱広川明神山風力発電所
    和歌山県 有田郡 広川町
    議決権100.0%
残りのグループ会社21社を開く
  • 広畑バイオマス発電㈱大阪市 中央区90%
  • Osaka Gas USA Corporation(注1)アメリカ100%
  • Sabine Energy Inc. (注1)アメリカ100%
  • Osaka Gas Australia Pty Ltd(注1)オースト ラリア100%
  • Osaka Gas Gorgon Pty Ltd(注1)オースト ラリア100%
  • Osaka Gas Ichthys Pty Ltd(注1)オースト ラリア100%
  • Osaka Gas Ichthys Development Pty Ltd (注1)オースト ラリア100%
  • Osaka Gas Crux Pty Ltd(注1)オースト ラリア100%
  • Osaka Gas Singapore Pte.Ltd.(注1)シンガポ ール100%
  • DAIGAS SJ CGD PTE. LTD. (注1)シンガポ ール60%
  • Osaka Gas UK,Ltd.(注1)イギリス100%
  • 大阪ガス都市開発㈱大阪市 中央区100%
  • ㈱大阪ガスファシリティーズ大阪市 東成区94%
  • プライムエステート㈱神奈川県横浜市 西区100%
  • ㈱オージス総研大阪市 西区100%
  • さくら情報システム㈱東京都 港区51%
  • 大阪ガスケミカル㈱(注1)大阪市 西区100%
  • Jacobi Carbons ABスウェー デン100%
  • ㈱エネアーク東京都 千代田区50%
  • ㈱CDエナジーダイレクト東京都 中央区50%
  • FLIQ1 Holdings,LLCアメリカ25%
国際子会社 (GLEIF登録 4社)
  • JP中山名古屋共同発電株式会社
  • SGOSAKA GAS ENERGY SUPPLY AND TRADING PTE. LTD.
  • JP大阪ガスケミカル株式会社
  • USOsaka Gas USA Corporation

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    ガスの購入(区分1)
    国税庁 · 2023-06-23
    1.7億円
  • 調達
    令和6年大阪拘置所ガス需給契約
    法務省 · 2024-06-06
    1.4億円
  • 調達
    ガスの購入(区分1)
    国税庁 · 2024-06-26
    1.4億円
  • 調達
    ガスの購入(区分1)
    国税庁 · 2025-06-27
    1.4億円
  • 調達
    ガスの購入(区分1)
    国税庁 · 2026-06-24
    1.3億円
  • 調達
    大阪拘置所で使用するガス
    法務省 · 2022-11-18
    9,259万円
  • 調達
    ガスの購入(区分1)
    国税庁 · 2022-06-14
    8,739万円
  • 調達
    大阪高等・地方・簡易裁判所合同庁舎で使用するガスの購入
    最高裁判所 · 2024-03-18
    6,048万円
  • 調達
    大阪高等・地方・簡易裁判所合同庁舎で使用するガスの購入
    最高裁判所 · 2026-03-18
    5,707万円
  • 調達
    大阪高等・地方・簡易裁判所合同庁舎で使用するガスの購入
    最高裁判所 · 2025-03-18
    5,654万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.0兆円営業利益1,748億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.9%、利益が+8.8%。

売上高
-1.9%
2.0兆円
営業利益
+8.8%
1,748億円
純利益
+13.7%
1,528億円
営業利益率
8.6%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2.2兆円2.0兆円
営業利益1,500億円1,748億円
純利益1,450億円1,528億円
1株あたり配当¥130¥130

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4,780億円、営業利益は313億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−6.7%、営業利益は−57.5%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.68585
2024年1Q0.5173714.4606
2024年2Q0.482304.8288
2024年3Q0.514408.6370
2024年4Q0.5763
2025年2Q0.955495.8508
2025年4Q1.121,0589.5836
2026年2Q0.968979.4949
2026年4Q1.078517.9579
2027年1Q0.483136.5357

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.4兆円から2.0兆円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.38901525
2014年3月1.511,060417
2015年3月1.531,082767
2016年3月1.321,350843
2017年3月1.18963613
2018年3月1.30771377
2019年3月1.37631336
2020年3月1.37860418
2021年3月1.361,278809
2022年3月1.591,1351,304
2023年3月2.28756571
2024年3月2.082,2661,327
2025年3月2.071,6071,8967.81,344
2026年3月2.031,7482,0458.61,528

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2.0兆円のうち、営業利益として残るのは1,748億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,528億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.5%1.6兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.9%2,627億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%1,748億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.6pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
7.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3,407億円、投資CFが−2,419億円で、差し引きのフリーCFは988億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は585億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1,296−1,168−2791281,095
2014年3月1,542−1,75642−214904
2015年3月1,569−1,1072294621,628
2016年3月2,818−1,442−9071,3762,094
2017年3月1,488−1,375−5051131,669
2018年3月1,687−1,105−5165821,711
2019年3月651−2,042853−1,3911,158
2020年3月1,829−2,323793−4941,468
2021年3月2,198−1,984−162141,668
2022年3月1,454−1,522−305−681,308
2023年3月336−2,0391,196−1,703848
2024年3月3,126−2,159−1,101967772
2025年3月2,837−2,556−341281823
2026年3月3,407−2,419−1,292988585

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.9兆円で、自己資本比率は54.4%(業種中央値39.4%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.570.770.7947.7
2014年3月1.670.830.8447.9
2015年3月1.860.920.9447.7
2016年3月1.830.940.8949.5
2017年3月1.890.990.8951.0
2018年3月1.901.030.8752.7
2019年3月2.031.030.9949.5
2020年3月2.141.031.1146.6
2021年3月2.311.111.2046.8
2022年3月2.591.301.2949.1
2023年3月2.821.421.4049.3
2024年3月2.981.601.3852.9
2025年3月3.201.741.4652.8
2026年3月3.321.851.4754.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
590億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1.3兆円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2,227億円
在庫として抱えている分
負債合計
1.5兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率29社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り29社中24位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.4%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.9%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,841で、1年前と比べて+39.3%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥5,841-0.6%1ヶ月+8.7%1年+39.3%時価総額2.3兆円
過去52週の値幅
安値¥4,075高値¥6,828

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.9倍
PER (会社予想)15.3倍
PBR1.22倍
配当利回り2.23%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価5551円は25日線(5458円)を約1.7%上回り、75日線(5494円)を約1%上回る。200日線(5653円)は約2%下回る。52週高値6828円から約19%下方。直近1か月で1.82%上昇、8月21日は0.62%高。出来高は8月30日に296万株と急増後、8月21日は94万株と低水準に戻り、売買が一巡。RSIは52.4と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 14.19倍は業界平均の10.47倍を上回り、やや割高感があるが、予想PERは14.6倍と横ばい。PBR 1.15倍は平均の1.07倍を上回るが、ROE 8.7%と収益性は平均的。配当利回り2.34%は平均の2.38%に近く、配当性向83.2%と高いが、増配余地は限定的。業界平均と比べてPER・PBRが高めだが、安定的な収益と配当を考慮すると概ね妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.9倍10.3倍
PER (予想)15.3倍
PBR1.22倍1.08倍
ROE8.7%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、エネルギー価格の変動とガス需要の減少に対する耐久性。強気派は、2026年3月期に増益予想で、エネルギー価格の落ち着きで業績が安定するとみる。弱気派は、脱炭素化で長期的にガス需要が減少するリスクを指摘。

プラスに働く材料7
  • 増益見通し

    2026年3月期は営業利益率8.61%、純利益1528億円と増益予想。

  • 安定収益基盤

    規制料金と長期契約で収益が安定。

  • 株主還元

    配当利回り2.4%で、PBR1.13倍と妥当な水準。

  • 営業利益1748億円、前年比8.8%増益通年影響

    営業利益は1607→1748億円、純利益も1344→1528億円と着実に増益する。

  • 営業利益率7.77%→8.61%へ改善通年影響

    売上高が減る中でも利益率が0.84ポイント上昇し、収益体質が強まる。

  • 純利益1528億円、前期比13.7%増益通年影響

    純利益は1344→1528億円と増益で、1株当たり利益の拡大が見込まれる。

  • 配当利回り2.4%と安定的な株主還元通年影響

    配当利回り2.4%は安定しており、業績連動の増配期待も持てる。

マイナスに働く材料7
  • ガス需要減少

    省エネや電化で都市ガス需要が長期的に減少。

  • 価格変動リスク

    LNG価格の高騰がコスト増要因となる。

  • 競争激化

    電力小売の競争で利益率が圧迫される可能性。

  • 売上高は3期連続減収、20303億円通年影響

    売上高20831→20690→20303億円と連続で減少しており、需要減が懸念される。

  • 予想PER14.2倍と実績13.83倍から割高感通年影響

    来期予想PER14.2倍は実績13.83倍から悪化し、割安修正が一巡した感がある。

  • ROE8.7%と資本効率は高くない継続影響

    ROE8.7%は資本コストを大きく上回る水準ではなく、PBR1.13倍に反映されている。

  • 株価は1年で32.15%上昇、調整リスク継続影響

    1年上昇率32.15%と過熱感が強く、利益確定売りで短期的に下落しやすい。

次の決算で確かめる点
ガス販売量
主要事業の需要動向を示す。
電力顧客数
電力小売の成長が収益を左右する。
LNG価格動向
調達コストが業績に大きな影響を与える。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり130で、前期から+26.3%いまの株価に対する利回りは2.23%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥130
1株あたり
配当利回り
2.23%
いまの株価に対して
配当性向
83.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5038.1
2018年3月500.047.2
2019年3月500.082.7
2020年3月500.046.2
2021年3月500.039.9
2022年3月5815.042.1
2023年3月604.3
2024年3月8337.549.9
2025年3月9515.272.9
2026年3月12026.383.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥130

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ73,347人。区分でいちばん多いのは金融機関35.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.1%を占め、残る58.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関41.040.839.639.139.335.1
外国法人27.127.629.930.729.332.5
個人・その他22.722.421.720.922.323.4
事業法人6.86.66.46.46.06.0
自己株式0.20.30.20.21.83.5
証券会社2.52.62.52.93.12.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)14.27
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.77
03日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.39
04株式会社りそな銀行2.65
05STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.21
06株式会社三菱UFJ銀行2.11
07明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.47
08JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.30
09燈友会1.18
10GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1452%、1株純資産は14期で+1210%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月253597.316.450.4
2014年3月1001,9195.419.575.1
2015年3月1842,1359.113.628.1
2016年3月2032,1799.410.725.0
2017年3月1472,3136.614.438.1
2018年3月912,4043.823.147.2
2019年3月812,4153.427.082.7
2020年3月1012,3994.220.346.2
2021年3月1942,6027.811.139.9
2022年3月3143,05911.06.742.1
2023年3月1373,3474.315.9
2024年3月3213,8588.910.649.9
2025年3月3334,2548.210.272.9
2026年3月3914,7058.716.383.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額718百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
本荘武宏取締役会長7275,100
藤原正隆代表取締役社長 社長執行役員6847,100
竹森敬司代表取締役 副社長執行役員6326,900
坂梨興代表取締役 副社長執行役員5820,500
今井敏之代表取締役 副社長執行役員6020,900
田坂隆之取締役6433,400
村尾和俊取締役73
来島達夫取締役71
佐藤友美子取締役74
新関三希代取締役58
竹口文敏取締役 監査等委員(常勤)6425,900
狭間一郎取締役 監査等委員(常勤)618,700
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
梨岡英理子取締役 監査等委員59
南知惠子取締役 監査等委員65
古財英明取締役 監査等委員69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)624616112553489
社外取締役710010014
取締役(社内)2848442

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,049字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、当社の子会社154社及び関連会社114社で構成され、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネス ソリューション事業を行っております。 当社グループの事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 (国内エネルギー) 当社等は、ガスの製造、供給、販売、ガス機器の販売、お客さま先のガス配管工事を行っております。 子会社大阪ガスネットワーク㈱は、一般ガス導管事業等を行っており、当社を含むガス小売事業者の販売するガスの託送供給やガス配管工事等を行っております。 子会社大阪ガスマーケティング㈱は、当社から家庭用のお客さま向けのガス・電気の販売及びガス機器の販売・保守等を受託しております。また、住宅設備機器の販売やリフォーム事業等を行っております。 子会社Daigasエナジー㈱は、当社から業務用等のお客さま向けのガス・電気の販売及びガス機器の販売・保守等を受託しております。また、エンジニアリング・施工、エネルギーサービス事業、液化天然ガス・液化石油ガス販売事業、熱供給事業等を行っており、当社からLNGや熱供給事業用のガスを購入しております。 子会社Daigasガスアンドパワーソリューション㈱は、当社からガス製造所・発電所のオペレーション及びメンテナンスを受託しております。また、当社から電気供給事業用のガスを購入し、発電及び当社への電気販売を行っております。さらに、ガス及び環境保全等に関する各種プラントの調査、設計、施工等のエンジニアリングを行っており、当社のガス製造供給設備等を設計・施工しております。 子会社大阪ガスインターナショナルトランスポート㈱は、当社へLNG輸送を行っております。 子会社Osaka Gas Energy Supply and Trading Pte.Ltd.は、主に当社から受託したLNGトレーディング事業を行っております。 子会社グローバルベイス㈱は、中古マンションのリノベーション、不動産の仲介及び売買を行っております。 当社、子会社泉北天然ガス発電㈱、子会社袖ケ浦バイオマス発電㈱、子会社中山名古屋共同発電㈱、子会社姫路天然ガス発電㈱、子会社㈱広川明神山風力発電所、子会社広畑バイオマス発電㈱等は、電気供給事業を行っております。 子会社泉北天然ガス発電㈱、子会社中山名古屋共同発電㈱、子会社姫路天然ガス発電㈱等は、当社へ電気を販売しております。 これらの事業は、国内エネルギーセグメントに区分しております。 (海外エネルギー) 子会社Osaka Gas USA Corporationは、米国における天然ガス等及びエネルギー供給事業に関する投資等を行っております。 子会社Sabine Energy Inc.、子会社Osaka Gas Australia Pty Ltd、子会社Osaka Gas Gorgon Pty Ltd、子会社Osaka Gas Ichthys Pty Ltd、子会社Osaka Gas Ichthys Development Pty Ltd、子会社Osaka Gas Crux Pty Ltd等は、天然ガス等に関する開発、投資等を行っております。 子会社Osaka Gas Gorgon Pty Ltdは、当社へLNGを販売しております。 子会社Osaka Gas Singapore Pte.Ltd.は、東南アジア及びインドにおけるエネルギー関連事業に関する調査・開発・投資等を行っております。 子会社DAIGAS SJ CGD PTE. LTD.は、インドにおける都市ガス事業に関する投資等を行っております。 子会社Osaka Gas UK,Ltd.は、欧州等におけるエネルギー供給事業に関する投資等を行っております。 これらの事業は、海外エネルギーセグメントに区分しております。 (ライフ&ビジネス ソリューション) 子会社大阪ガス都市開発㈱、子会社プライムエステート㈱等は、不動産の開発、賃貸、管理、販売等を行っており、子会社大阪ガス都市開発㈱は、当社に不動産を賃貸しております。 子会社㈱大阪ガスファシリティーズは、当社等の建物及び設備の運転、管理、メンテナンス等を行っております。 子会社㈱オージス総研、子会社さくら情報システム㈱等は、ソフトウェア開発、コンピュータによる情報処理サービス等を行っており、当社のソフトウェア開発、情報処理サービスを行っております。 子会社大阪ガスケミカル㈱は、ファイン材料、炭素材製品、活性炭及び木材保護塗料等の製造、販売を行っております。 子会社Jacobi Carbons AB等は、活性炭の製造・販売等を行っております。 これらの事業は、ライフ&ビジネス ソリューションセグメントに区分しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 ≪主な連結子会社 事業系統図≫
経営方針・対処すべき課題5,012字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営環境 2025年度のわが国経済は、物価高の影響を受けつつも個人消費が堅調に推移したほか、半導体関連企業等の活況や、デジタル化・省力化需要を背景とした設備投資の増加等により、底堅い成長を遂げました。一方、米国関税政策の影響をはじめ、国際情勢の変化により、先行きの不透明な状況が続きました。また、2026年2月以降の中東情勢の変化により、不透明感が増しております。 エネルギーに関しては、国内における人口減少や工場の海外移転等による需要の減少等により、市場の競争は激しい状況が続いており、エネルギー資源の需給バランスの不安定化や激しい価格変動等、LNG調達環境の不確実性等のリスクはさらに高まっております。また、気候変動問題に対応する国内外におけるカーボンニュートラル潮流の継続やAI等のデジタル化の進展、価値観の多様化、労働人口の減少、自然災害の甚大化、国際情勢の悪化等、経営環境の変化はスピードを増している一方、カーボンニュートラル社会実現へのトランジションエネルギーとして、CO2排出量の少ない天然ガスに対する期待が高まっております。 (2) 経営方針・経営戦略等 こうした経営環境のもと、当社グループは、「暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループ」として、天然ガス・電力・LPG等のエネルギーとその周辺サービスや、都市開発・材料・情報等のエネルギー以外の様々な商品・サービスを通じて、「お客さま価値」「社会価値」「株主さま価値」「従業員価値」の創造を目指します。そのためには、持続的な成長を実現することが最大の経営課題であると認識し、2017年に長期経営ビジョン2030「Going Forward Beyond Borders」を、2024年には新中期経営計画2026「Connecting Ambitious Dreams」を策定しました。 また、2021年に、当社グループの事業活動におけるカーボンニュートラルの実現の方向性や取り組みを示した「カーボンニュートラルビジョン」を策定し、2023年には、2030年までのエネルギートランジションに向けた考え方や具体的な方策を示した「エネルギートランジション2030」を、2025年2月には、2050年に向けたロードマップとソリューションを示した「エネルギートランジション2050」を、それぞれ策定しております。 当社グループは、これらのビジョン・計画に沿って、時代を超えて選ばれ続ける革新的なエネルギー&サービスカンパニーとなることを目指します。また、経営環境の変化に対応しながら、安定供給やトランジション期における低炭素化等「今日の安心」をまもり続けるとともに、カーボンニュートラル等社会課題の解決が進む「未来の日常」の創造に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。 (3) 経営指標 中期経営計画2026では、各事業の収益性向上や財務健全性の維持、事業の成長に応じた株主還元の実現を掲げ、着実に取り組みを進めていきます。 ①  収益性、成長性 ROIC(投下資本利益率)(※)5%程度、ROE8%程度を目標に掲げ、資本効率の向上を通じて、各事業の成長力の向上を目指します。 ※ (経常利益+支払利息-受取利息-法人税等)÷(有利子負債+自己資本) 有利子負債は、当社にリスクのないリース負債を除きます。 ②  財務健全性 連結自己資本比率(※)45%以上、連結D/E比率(有利子負債/自己資本)(※)0.8以下を目指します。 ※ 利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の資本性50%を調整 ③  株主さまへの還元 原則、減配を実施せず、増配又は維持を目指す累進配当を基本に据えて、株主資本を基準に配当を行う株主資本配当率(DOE)3.5%を目指します。 (4) 対処すべき課題 中期経営計画2026では、重点戦略「3つの約束」として、カーボンニュートラルと天然ガスの高度利用の両輪で社会課題の解決を進める「ミライ価値の共創」、多様な人材が集い切磋琢磨し合う企業文化を目指す「従業員の輝き向上」、資産価値の最大化を図るアセットライトな経営意識の徹底を中心とする「経営基盤の進化」を掲げます。これらの取り組みを通じて、社会課題の解決に資する価値創造と、「国内エネルギー事業」「海外エネルギー事業」「ライフ&ビジネス ソリューション事業」を3つの柱とした、将来の経営環境の変化に対応するポートフォリオ経営の実践を目指します。それらの実現に向け、以下のとおり、課題に取り組みます。 ①  国内エネルギー事業 a  安定的、経済的な原燃料調達 多数の生産者から分散して調達することにより、天然ガス等の原燃料の安定確保に努めるとともに、契約価格指標の多様化等により、市場競争力を高める原燃料調達を目指します。 また、原燃料調達の不測の事態に対しては、トレーディング等で培ったノウハウを活かし、迅速かつ柔軟に原燃料の確保を図ります。 b  競争力のある電源の確保及び再生可能エネルギーの普及拡大 新規電源の開発、卸電力市場やアライアンス先からの調達等を通じ、競争力のある電源ポートフォリオの構築を進めます。カーボンニュートラル潮流が継続する中で、再生可能エネルギー及びその普及拡大に貢献する蓄電池については、開発や事業参画を推進し、協業等を通じて調達先の拡大や案件取得を進めていきます。 c  安定供給と保安の確保 安全かつ安定的な操業を最優先にして、ガス製造・供給設備、発電設備等の維持・増強・改修、地震・津波等の自然災害対策及び感染症の流行等の事態への対策等、安定供給とレジリエンスの向上に継続的に取り組みます。また、万一のガス漏れ等の緊急時への対応を引き続き行い、お客さま先の保安の確保に努めていきます。 d  マーケタービジネスの拡大 燃料電池等のガスコージェネレーションシステムやガス冷暖房の普及、電力・LPG販売の拡大、「D-Lineup」等の提案メニューの拡充、分散型電源と再生可能エネルギーを組み合わせたエネルギーネットワークの構築等を通じて、カーボンニュートラル化やレジリエンスの向上といった社会課題の解決に貢献していきます。また、デジタルを活用したライフサービスプラットフォームの「スマイLINK」や「住ミカタ・サービス」、リノベーション等のライフサポートサービス、建物・設備の管理やメンテナンス、空調・換気、水処理、省エネルギーや設備稼働状況等の見える化等、エネルギー周辺サービスを拡充するとともに、固定通信サービスや冷蔵食品の定期宅配サービスの「FitDish」、お客さまのライフスタイルやビジネスニーズに応じたエネルギー料金メニューも総合的に提供することで、お客さまの快適な生活の実現やビジネスの発展に貢献していきます。さらに、各地のエネルギー事業者を含めた様々なパートナーとの連携等を通じ、幅広くマーケタービジネスを拡大していきます。 e  エネルギーインフラ開発、エンジニアリング事業の推進 天然ガス火力発電所等の新規エネルギーインフラ開発を推進します。また、LNGの導入等を検討しているお客さまに対し、これまでの事業展開で培ったノウハウを活かし、ニーズに応じたソリューションを提案することでエンジニアリング事業を推進していきます。 f  公正で効率的なガス導管事業の推進 一般ガス導管事業者として、託送供給の中立性・透明性の確保や利便性の向上を図りつつ、地域社会や需要家のニーズに応えながら、都市ガス需要の維持・拡大に継続的に取り組みます。 ②  海外エネルギー事業 天然ガス等の安定調達と収益獲得のため、現在取り組んでいる米国サビン社によるシェールガス開発等を着実に推進するとともに、米国フリーポートプロジェクトの液化事業や豪州ゴーゴン・イクシスプロジェクトの生産事業の安全かつ安定的な操業に向け働きかけていきます。米国電力事業では、ガス火力発電事業の安定的な操業に努めるとともに、再生可能エネルギー等の開発・取得を進めていきます。 マーケタービジネスでは、国内で培った知見を活かし、アジアを中心にガス・電力・エネルギーサービス事業の運営や新規案件の開発等に着実に取り組むとともに、事業参画等を通じて新しい領域におけるノウハウの取得を進めます。さらに、ニーズに応じたソリューションを提案することで、エネルギーインフラ開発やエンジニアリング事業を推進していきます。 ③  ライフ&ビジネス ソリューション事業 エネルギー事業で培った技術と知見を基盤に、都市開発・材料・情報等の事業で、固有の強みを活かした商品・サービスを提供することで、国内外のお客さまの快適・便利・健康の実現をサポートし、お客さまの豊かな暮らしやビジネスの発展に貢献していきます。 ④  経営基盤 a  サステナビリティ経営の実践 「Daigasグループ企業行動憲章」に基づき、サステナビリティ経営を実践し、国内外における当社グループのサプライチェーンに関わる皆さまとともに、お客さまや社会からのさらなる信頼獲得に努めていきます。 環境の側面では、カーボンニュートラル社会へのトランジション期において、石炭・重油等から天然ガスへの燃料転換や高効率な設備の導入等を推進するとともに、再生可能エネルギーの導入や、カーボン・オフセットLNGや都市ガスの普及等により、お客さま先や自らの事業活動におけるCO2排出削減の取り組みを一層拡大してまいります。さらに、カーボンニュートラル社会の実現に向け、e-メタン・水素等の技術開発やサプライチェーン構築を進めていきます。また、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言を踏まえて、カーボンニュートラル化への取り組みに関する情報開示の充実に取り組みます。 社会の側面では、国際規範に則り、2021年4月に制定した「Daigasグループ人権方針」に基づき、人権や労働・安全衛生への取り組みを進めるとともに、女性取締役の登用等によるDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の風土醸成を進めていきます。 ガバナンスの側面では、コンプライアンスの意識向上の取り組みの継続とリスク管理の実効性のさらなる向上に取り組むとともに、情報・制御システムに関するセキュリティ対策の強化等を推進します。 b  イノベーション・技術開発・デジタルトランスフォーメーションの推進 IoTやAI等、最先端のデジタル技術や当社グループ内外のアイデアを活用した新しいサービスの創造による価値向上と、社内での業務改革・システム刷新による生産性の向上に取り組みます。 また、燃料電池をはじめとするガス機器・設備のさらなる高効率化とコストダウン、新たな材料や情報処理、カーボンニュートラル化等に関する技術開発を推進します。 c  人材・組織の強化 当社グループのアウトプットの最大化に向けて、多様な人材が集い切磋琢磨しあうことで従業員の力が最大限発揮される環境づくりを進めていきます。人材の面では、多様で専門性の高い人材の獲得を拡大するとともに、従業員の成長を促進する制度・育成策を強化していきます。組織の面では、タレントマネジメントにより適所適材の配置を実現するとともに、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の推進や、働き方・仕事の進め方の変革、成長と挑戦を促す組織風土のさらなる醸成等に取り組んでいきます。 会社と人材の双方向のコミュニケーションを通じて各取り組みを活性化させ、従業員のエンゲージメント向上を図ります。 (5) おわりに グループの内部統制システムの運用状況の確認及び評価を継続的に行い、所要の措置を講じることにより、実効性の高い内部統制を行っていきます。これらの仕組みのもと、以上の課題に対処するとともに、「Daigasグループ企業理念」を実践し、持続的成長に向けて不断の努力を続けていきます。
事業等のリスク4,430字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営戦略に関するリスク ① 経済金融社会情勢、景気等の変動、市場の縮小 当社グループは、「国内エネルギー事業」「海外エネルギー事業」「ライフ&ビジネス ソリューション(LBS)事業」の3つの事業分野それぞれを成長させることで経営環境の変化に対応するポートフォリオ経営を実践しておりますが、国内外における経済・金融・社会情勢の悪化、地政学的な緊張感の高まりや、それに伴うサプライチェーンへの影響、大規模な感染症の流行等により、売上高の減少や資金調達の不調、共同事業者・取引先の倒産、人口減少、人材確保の難化、工場の海外移転・操業停止等の事象が発生した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 気温、水温の変動によるエネルギー需要への影響 当社グループは、エネルギー需要の変動影響に対応するため、ガス器具やエネルギーサービスといったエネルギー周辺分野においても販売拡大等の取り組みを進めておりますが、気温、水温の変動によりガス販売量や電力販売量が大きく変動した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 各種国際規範、政策、法令、制度等の変更 当社グループは、環境・社会・ガバナンスに関する国際規範やその他国内外の規範・政策・法令・制度等に基づいてそれぞれの事業を遂行しておりますが、それらの変更により追加的な義務等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 競争の激化及びそれに伴う消費者の事業者選択 当社グループは、お客さまに選ばれ続ける事業者を目指し、あらゆる事業分野において市場競争力を高めるため、付加価値の向上や原材料費の低減、技術開発やデジタルトランスフォーメーション等の取り組みを進めておりますが、当社グループを取り巻く競争環境が変化し、他燃料との競争や2016年度の電力小売全面自由化・2017年度のガス小売全面自由化等の変化に伴う新規参入事業者等との競争激化や、技術革新により相対的に競争力が著しく低下した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 市場リスク ① 為替、調達金利の価格変動 当社グループは、為替、調達金利の変動に対するヘッジや外貨調達を通じた影響の抑制、原材料価格、物流費等の上昇に対するコストの低減に取り組んでおりますが、市場の動向により為替や調達金利の大幅な変動が生じた場合や、物価上昇の販売価格への適切な反映が困難な場合において、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 原燃料費の変動 当社グループは、LNG調達における契約価格指標の多様化やヘッジによる収支影響の抑制、原料費調整制度によるガス料金の単位料金調整等の取り組みを進めておりますが、為替相場や原油価格等の変動、LNG調達先との契約更改、価格交渉の動向等により、原燃料費が変動した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 電力調達価格の変動 当社グループは、電力需要に対し、自社電源に加え、他社電源からの調達契約や卸電力取引所等の市場からの調達等による安定調達の確保や、ヘッジによる収支影響の抑制に努めておりますが、調達価格やインバランス価格が変動した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 原料等の調達に関するリスク 当社グループは、ガス、電力の原燃料であるLNG等の大半を海外からの輸入に頼っているため、多数の生産者からの分散調達を進めるとともに、LNGトレーディングを通じた需給調整等に取り組み、安定的かつ柔軟な原燃料調達を目指しておりますが、調達先の設備や操業等に関するトラブルや調達先における自然災害、カントリーリスク等により原燃料が想定通りに調達できない場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 気候変動対応等の環境リスク 当社グループは、気候変動問題に伴う規制の変更や将来的なカーボンニュートラル社会の実現に向けた社会動向の変化、エネルギー需要の変動等に対応するため、石炭・重油等から天然ガスへの燃料転換、再生可能エネルギーや高効率な商品・設備の導入並びにカーボンニュートラル化等に関する技術開発やサプライチェーン構築等の取り組みを進めておりますが、温暖化傾向の継続や国内外の規制の変更、技術開発の遅延、想定を超える需要家・投資家の選好変化等が生じた場合、対応コストの増加や販売量の減少等により、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報・制御システムにおけるセキュリティリスク 当社グループは、セキュリティ対策の推進・モニタリング、情報管理に関する周知・教育の徹底、情報システムの構築・更新、サイバーインシデント発生時の事業継続計画(BCP)の策定等に取り組んでおりますが、高度なサイバー攻撃や当社施設への侵入等の外部要因、又は書類・データの紛失や計画の遅延等の内部要因により、ガスの製造、発電、ガス・電力の供給や料金に関するシステム等の基幹的なITシステムの停止や誤作動、開発の遅延・中止、お客さま情報や技術情報をはじめとする重要情報の社外への流出が発生した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 経理財務に関するリスク 当社グループは、投資評価委員会による案件の経済性・リスク評価等の総合的な経営判断を踏まえ、取締役会等において各種成長投資の意思決定を実施しておりますが、国内外の経済情勢の変化等により、投資が適切に回収できない場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) ガス製造・発電・ガス供給・消費機器・サービスに関するリスク ① ガス製造・発電及びガス・電力の供給に関するトラブル 当社グループは、都市ガスの製造・供給及び発電・電力の供給を安全かつ安定的に維持するため、緊急時に備えた各種訓練の実施、定期的な設備の点検・更新等、地震・津波対策を始めとする事故・供給支障の防止に向けた取り組みを進めておりますが、想定を超える自然災害や事故、技術的課題等によるガスの製造、発電、ガス及び電力の供給に関するトラブル等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ② ガス消費機器等の製品、設備に関するトラブル 当社グループは、製品の安定供給に努め、安全型機器の普及促進等及びそれに伴う点検・周知等の取り組みを進めておりますが、工場の操業停止等による納入の遅延やガス消費機器や設備に関する重大なトラブルが発生した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 取扱商品・サービスの品質に関するトラブル 当社グループは、当社が取り扱う商品・サービスを安心・安全にご利用いただくために、品質管理の徹底等に取り組んでおりますが、品質上のトラブル等が発生した場合、社会的信用の低下や対応する費用の支出等により、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 大規模な災害、事故、感染症等に関するリスク 当社グループは、自然災害やテロ、事故、感染症等の発生に備え、設備の一元的な管理、集中的な点検や継続的な改善、災害保険等の各種保険への加入、大規模災害や事故発生時の「事業継続計画(BCP)」や感染症等発生時の対応に関する業務計画の策定や見直し等の取り組みを進めるとともに、安全かつ安定的な事業運営に向けて、国内外の参画プロジェクトにおける協力的関係の構築に努めておりますが、大規模地震やその他自然災害、テロ、不測の大規模停電、事故の発生や感染症の大規模な流行等の事態が起こることにより、天然ガスの生産・液化設備、都市ガスの製造・供給及び発電等の施設に支障や、参画プロジェクトの操業に関するトラブル等が生じた場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 海外投資に関するリスク 当社グループは、海外事業における主体的な事業の運営や成長投資の意思決定における厳正な案件評価等のリスク対応策を進めるとともに、参画プロジェクトにおける安全で安定的な操業に資する協力的関係の構築に努めておりますが、事業の領域が拡大する中、当社グループが事業を行っている国における政策、規制の実施や変更、経済・社会情勢の悪化、原油価格やガス価格等の市況変動、技術的課題や自然災害による被害等の要因によるプロジェクトの遅延・中止や採算の悪化等の事業環境変化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (10) コンプライアンスリスク 当社グループは、コンプライアンスへの意識向上に向け、継続的な社内研修、定期的なリスクの把握と対応状況の点検・フォロー・改善等により問題の発生を未然に防止する取り組みを進めておりますが、万一、国内外で法令等に反する行為が発生した場合、社会的信用の低下や費用の発生等により、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人的資本に関するリスク 当社グループは、労働人口の減少及び、労働市場の流動性が高まる状況下においても人材の獲得に努めておりますが、労働市場を取り巻く環境変化等によって人材の確保が困難となる場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 人権リスク 当社グループは、事業活動における人権尊重を経営上の重要課題として位置付け、国連の指導原則に基づく「Daigasグループ人権方針」を制定しグループ内への浸透を図るとともに、「人権デュー・ディリジェンス」を実施することで、人権の尊重と持続的な成長の実現に向けた取り組みを実施しておりますが、適切に人権尊重に対応できなかった場合、社会的信用の低下や費用の発生等により、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、以上のリスクに備え、本文記載の対策に加え、業務執行状況の適切な把握と監督によって、リスクが顕在化する可能性の程度や時期を考慮しながら、リスク発生時の業績への影響を低減するように努めます。
経営成績の分析 (MD&A)8,943字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績の分析 ①  概要 2025年度のわが国経済は、物価高の影響を受けつつも個人消費が堅調に推移したほか、半導体関連企業等の活況や、デジタル化・省力化需要を背景とした設備投資の増加等により、底堅い成長を遂げました。一方、米国関税政策の影響をはじめ、国際情勢の変化により、先行きの不透明な状況が続きました。また、2026年2月以降の中東情勢の変化により、不透明感が増しております。 こうした経営環境のもと、当社グループは、「暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループ」となることを目指し、積極的に事業活動を展開してまいりました。 当期の売上高は、国内エネルギー事業で原料費調整制度に基づきガス販売単価が低めに推移したことなどにより、前期に比べて387億円減(△1.9%)の2兆303億円となりました。経常利益は、国内エネルギー事業が減益となったものの、海外エネルギー事業での米国フリーポート液化基地(LNG)や米国上流事業の増益などにより、148億円増(+7.8%)の2,045億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、183億円増(+13.6%)の1,527億円となりました。 ②  売上高 売上高は、原料費調整制度に基づきガス販売単価が低めに推移したことなどにより、前期に比べて387億円減(△1.9%)の2兆303億円となりました。 (国内エネルギーセグメント) 当社グループのセグメント別売上高の中で最も大きな割合を占める国内エネルギーセグメントの売上高は、原料費調整制度に基づきガス販売単価が低めに推移したことや、LNG販売単価が低めに推移したことなどにより、前期に比べて944億円減(△5.4%)の1兆6,434億円となりました。 ガス供給件数は、前期末に比べて0.9%増の516万1千件となり、ガス販売量は、前期に比べて1.4%減の65億6千万m3となりました。 ガス販売量の状況を用途別に見ると、家庭用ガス販売量は、気温・水温が高く推移した影響等により、前期に比べて0.9%減の16億4千4百万m3となりました。業務用等のガス販売量は、特定のお客さま設備の稼働減少等により、前期に比べて1.5%減の49億1千6百万m3となりました。 家庭用のガス機器・サービスにつきましては、給湯、暖房、調理等の機器・設備に加え、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」等の商品の開発及び販売拡大に努めました。また、ガス機器・水まわりの修理等や防災・防犯に関する「住ミカタ・サービス」や、冷蔵パウチ食品をお届けする定期宅配サービス「FitDish」、インターネットサービス「さすガねっと」等の各種サービスの提供とさらなるメニュー拡充に努めました。今後もお客さまの快適な生活の実現に貢献してまいります。 2025年8月、食と住まいのショールーム「hu+g MUSEUM(ハグミュージアム)」の来場者数が、累計200万人を突破いたしました。また、2026年3月には、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において一般社団法人日本ガス協会が出展し、e-メタン等のPRを行った「ガスパビリオン」の内容を追体験できる「おばけワンダーランドゾーン」を同ショールームに新設いたしました。引き続き、幅広いお客さまにより一層楽しんでいただける施設を目指し、様々な情報発信に努めてまいります。 業務用のガス機器・サービスにつきましては、コージェネレーションシステム、冷暖房システム、厨房機器、ボイラ、工業炉、バーナ等の商品の開発及び販売拡大に努めました。また、エンジニアリング力を活用し、脱炭素化・分散化・デジタル化の視点でお客さまの様々な経営課題を解決する「D-Lineup(ディーラインアップ)」等、お客さまのニーズに応じた高付加価値のソリューションの提供に努めました。 都市ガスのカーボンニュートラル化の有望技術として期待される高効率なSOECメタネーション技術等、低・脱炭素化に資する触媒・燃焼技術等の研究開発にも取り組んでおります。 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、実証設備「化けるLABO」を用いて、会場内で発生する生ごみ由来のバイオガス中のCO2等と再生可能エネルギー由来の水素を原料とし、最大7N㎥/hのe-メタンを製造するメタネーション技術の実証事業を実施いたしました。2025年6月、国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で実施しているSOECメタネーションの技術開発事業において、10N㎥/hのe-メタンを製造するベンチスケール試験装置が完成し、試験を開始いたしました。2026年2月、メタネーション技術の実用化を目指し、新潟県長岡市で株式会社INPEXと共同で実施している技術開発事業において、400N㎥/hのe-メタンを製造する試験設備が完成し、実証運転を開始いたしました。また、製造したe-メタンの天然ガスパイプラインへの注入も実施いたしました。 カーボンニュートラル社会へのトランジション期における取り組みとして、石炭・重油等から天然ガスへの燃料転換や高効率な設備の導入等を推進し、お客さま先でのCO2排出削減に努めました。 安定供給・保安の確保につきましては、天然ガスの調達先の多様化、AI技術活用も含めた製造・供給設備の保全と計画的な改修、安全機能を備えたガス機器の普及促進等に継続的に取り組みました。 低圧電気供給件数は、前期末に比べて1.3%増の194万6千件となり、電力販売量は、前期に比べて1.5%増の172億3千8百万kWhとなりました。 ガスとセットでお得にご利用いただける料金メニュー、お客さまのライフスタイルや趣味にあわせた料金メニュー、脱炭素に資する料金メニュー等、多彩な電気料金メニューの提供に努めました。 2026年1月、兵庫県姫路市における姫路天然ガス発電所1号機(発電容量約62万kW)が完成し、営業運転を開始いたしました。また、2026年5月には、同2号機(発電容量約62万kW)が完成し、営業運転を開始いたしました。 2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギー電源の拡大に積極的に取り組みました。海外エネルギーセグメントに含まれる海外分も含め、再生可能エネルギー電源の普及貢献量は、当期末時点で約454万kWとなりました。 当期中に参画した再生可能エネルギー電源は、京都府京都市における太陽光発電所(発電容量計約3万kW、営業運転開始済。出資比率50%)等であります。また、和歌山県御坊市における和歌山御坊バイオマス発電所(発電容量約5万kW、出資比率35%)等が営業運転を開始いたしました。 再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、出力変動を補完し電力需給の安定化に寄与する、系統用蓄電池事業の拡大に取り組みました。2025年8月、大阪府吹田市における千里蓄電所(定格出力約1万kW、定格容量約2万kWh)が、2025年11月には、佐賀県武雄市における武雄蓄電所(定格出力約2千kW、定格容量約8千kWh)が、それぞれ営業運転を開始いたしました。 (海外エネルギーセグメント) 海外エネルギー事業では、国内で培ったエネルギーバリューチェーンの知見を活用しながら、米国・アジア・オセアニアを中心に事業を展開・拡大しております。 海外エネルギーセグメントの売上高は、米国上流事業や米国フリーポート液化基地(LNG)等の増収により、前期に比べて156億円増(+12.2%)の1,437億円となりました。 米国テキサス州でシェールガス生産開発事業を行う、当社の子会社であるSabine Energy Inc.は、生産中の井戸の操業に加え、追加の井戸開発を実施しており、事業を順調に展開しております。 2025年11月、Osaka Gas Trading and Export LLCは、米国の再生可能天然ガス生産事業者であるArchaea Energy Inc.が保有するバイオメタン製造施設により精製されたゴミ埋立地由来のバイオメタン約20トンを調達する契約を締結いたしました。同契約により調達したバイオメタンは、フリーポートLNG基地にて液化し、2026年1月、泉北製造所に到着いたしました。 また、2025年11月、TotalEnergies Hydrogen Holdings USA, LLCをはじめとする4社と共同で、米国ネブラスカ州において、再生可能エネルギーにより生成する水素と、工場から回収するバイオマス由来のCO2を原料としてe-メタンを製造する事業の基本設計の実施に向けた共同開発契約を締結いたしました。今後もカーボンニュートラルに資するe-メタン等のサプライチェーン構築に向けて取り組んでまいります。 (ライフ&ビジネス ソリューションセグメント) ライフ&ビジネス ソリューション事業では、エネルギー事業で培った技術や事業ノウハウを活用しながら、事業成長に努めております。 ライフ&ビジネス ソリューションセグメントの売上高は、都市開発事業や材料ソリューション事業等での増収により、前期に比べて373億円増(+13.2%)の3,198億円となりました。 都市開発事業を展開する大阪ガス都市開発(株)は、当期中に「アーバネックス東梅田」(大阪府)等の14物件の賃貸マンションを取得し、資産の拡充に努めました。また、「シーンズ御堂筋あびこ」(大阪府)等の4物件の分譲マンションが竣工いたしました。2025年11月、同社が京都信用金庫、学校法人龍谷大学と構成する「共創HUB 京都コンソーシアム」は、京都府京都市において、産学金連携・住居を備えたイノベーションハブ拠点「共創HUB京都(仮称)」の建設工事を開始いたしました。2028年春の開業を予定しております。 情報ソリューション事業を展開する(株)オージス総研は、企業情報システムのコンサルティング・設計・開発・運用や、AI・クラウドサービス等、総合的なITサービスの提供やお客さまのDX推進支援に努めました。 材料ソリューション事業を展開する大阪ガスケミカル(株)は、ファイン材料、炭素材製品、保存剤等、付加価値の高い材料等の開発及び販売拡大に努めました。木材保護塗料「キシラデコール」シリーズ製品が、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において大阪府や大阪市等が出展した「大阪ヘルスケアパビリオン」の内部・外部壁面に使用されました。 ③  営業利益 売上原価は、原材料費が減少したことなどにより、前期に比べて706億円減(△4.2%)の1兆5,927億円となりました。販売費及び一般管理費は、委託作業費が増加したことなどにより、178億円増(+7.3%)の2,627億円となりました。 国内エネルギーセグメントでは、営業利益は、原料価格等の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる増益影響(※)があったものの、電力事業における姫路天然ガス発電所1号機の運転開始に伴う費用増加等により前期に比べて61億円減(△8.2%)の687億円となりました。 海外エネルギーセグメントでは、営業利益は、米国の上流事業や米国フリーポート液化基地(LNG)等での増益により、前期に比べて136億円増(+25.4%)の676億円となりました。 ライフ&ビジネス ソリューションセグメントでは、営業利益は、都市開発事業等での増益により、前期に比べて86億円増(+30.2%)の374億円となりました。 以上の結果、営業利益は、前期に比べて140億円増(+8.8%)の1,748億円となりました。 (※) 原料価格及び燃料価格の変動が、原料費及び燃料費調整制度に基づく販売単価に反映されるまでには一定の時間差があるため、一時的な増減益要因となります。 ④  経常利益 営業外収益は、前期に比べて3億円増の546億円となりました。これは受取配当金が減少したものの、持分法による投資利益が増加したことなどによるものであります。営業外費用は、前期に比べて4億円減の249億円となりました。これは為替差損を計上したものの、支払利息が減少したことなどによるものであります。 以上の結果、経常利益は、前期に比べて148億円増(+7.8%)の2,045億円となりました。 ⑤  親会社株主に帰属する当期純利益 特別利益は、前期に比べて36億円減の217億円となりました。これは当期に関係会社株式売却益を計上したものの、投資有価証券売却益が減少したことによるものであります。特別損失は、前期に比べて24億円減の233億円となりました。これは減損損失(※)が増加したものの、投資有価証券評価損が減少したことなどによるものであります。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べて183億円増(+13.6%)の1,527億円となりました。1株当たり当期純利益は、前期の333.31円に対し、当期は391.15円となりました。 (※) 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結損益計算書関係) 減損損失」をご参照ください。 ⑥  収益性、成長性に関する経営指標 当社グループは、当期の収益性、成長性の経営指標として、ROIC(投下資本利益率)5.0%、ROE(自己資本利益率)7.5%、EBITDA(※)3,000億円を計画として掲げ、ROIC5.8%、ROE8.7%、EBITDA(※)3,338億円の実績となりました。 また、当社グループは、2024年3月に策定した中期経営計画2026「Connecting Ambitious Dreams」における2026年度の収益性、成長性の経営指標として、ROIC(投下資本利益率)5%程度、ROE(自己資本利益率)8%程度を計画として掲げております。 上記の経営指標の推移を踏まえながら、当社グループは引き続き収益性、成長性の向上に努めます。 (※) 営業利益+減価償却費+のれん償却額+持分法投資損益 (注) 1  上記のセグメント別売上高、セグメント損益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでおります。 2  本報告書では、ガス量はすべて1m3当たり45MJ(メガジュール)で表示しております。 (2) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 ①  キャッシュ・フロー 当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前期に比べて570億円収入増の3,407億円の収入となりました。これは、売上債権の減少による収入が前期に比べて638億円増加したことなどによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前期に比べて137億円支出減の2,418億円の支出となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が前期に比べて276億円増加した一方で、関係会社株式の取得による支出が前期に比べて542億円減少したことなどによるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前期に比べて950億円支出増の1,291億円の支出となりました。これは、社債の発行による収入が前期に比べて410億円減少したこと、自己株式の取得による支出が前期に比べて234億円増加したことなどによるものであります。 以上の活動の結果、当期末の現金及び現金同等物の残高は、前期末に比べて238億円減の584億円となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社債、借入金及び自己資金を財源としながら、ガス事業の基盤である本支供給管等の品質向上投資や、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネス ソリューション事業への成長投資を行っていきます。 ②  資産・負債及び純資産 当期末の総資産は3兆3,214億円となり、前期末に比べて1,208億円増加しました。これは、投資の進捗等に伴い、有形固定資産が前期末に比べて670億円増加したことなどによるものであります。 当期末の負債は1兆4,673億円となり、前期末に比べて61億円増加しました。これは、長期借入金の返済等により固定負債が前期末に比べて342億円減少したものの、コマーシャル・ペーパーの発行等により流動負債が前期末に比べて404億円増加したことによるものであります。 当期末の純資産は1兆8,540億円となり、前期末に比べて1,147億円増加しました。これは、株主資本が利益剰余金の増加等により前期末に比べて487億円増加したことや、その他の包括利益累計額が繰延ヘッジ損益の増加等により前期末に比べて684億円増加したことなどによるものであります。 以上の結果、当期末の自己資本比率は54.4%となり、前期末に比べて1.6ポイント増加しました。 ③  財務戦略 当社グループの財務戦略の基本的な考え方は以下のとおりです。 a 社会インフラを担う事業者として、将来の経営環境変化や有事にも耐えられる健全な財務基盤を維持する b 事業の成長と投資を通じて、キャッシュ・フローと収益性・効率性を向上させ、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現する c 対話や価値共創を進め、ステークホルダーの期待にバランス良く応える 当社グループは、健全な財務基盤を維持するために高い財務規律を設けるとともに、エネルギー価格、為替、金利等の収支変動抑制のためのデリバティブの活用や、有事に備えたリスク管理を実施しております。そして、持続的な成長と中長期的な企業価値向上のために、ROICを導入しつつ、高格付を活かした経済的かつ安定的な事業運営・資金調達に取り組むこととしております。また、お客さまやビジネスパートナー、株主、債権者、従業員等のステークホルダーの期待にバランス良く応えます。 当社グループは、2017年3月に策定した長期経営ビジョン2030「Going Forward Beyond Borders」・2024年3月に策定した中期経営計画2026「Connecting Ambitious Dreams」において経営指標を定めました。財務健全性指標としては、連結自己資本比率(※)45%以上、連結D/E比率(有利子負債/自己資本)(※)0.8以下を中長期的に維持していくことを掲げております。 (※) 利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の資本性50%を調整 今後も長期経営ビジョン2030・中期経営計画2026の実現に向け、財務健全性を考慮した上で、成長投資と株主還元により更なる企業価値の向上を図っていきます。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項  (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (生産、受注及び販売の状況) 当社グループにおいては、国内エネルギーセグメントにおいて当社及び名張近鉄ガス㈱等が営むガス事業が生産活動の中心となっており、販売活動では、ガス事業に加えて、当社等が営む電力事業も一定の比率を占めております。また、当該セグメント以外のセグメントが生産・販売する製品やサービスは広範囲かつ多様であり、受注形態をとらないものも多くあります。 このため、以下は、国内エネルギーセグメントにおけるガス事業の生産実績及び販売実績、並びに電力事業の販売実績について記載しております。 (1) 生産実績 (ガス) 当連結会計年度における生産実績は次のとおりであります。 製品   生産量(百万m3)   前期比(%) ガス   6,634   △1.9 (2) 受注状況 (ガス) ガス販売については、その性質上受注生産は行いません。 (3) 販売実績 (ガス) 当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。 家庭用   1,644   百万m3   (△0.9) ガス販売量   業務用等   4,916   百万m3   (△1.5) 計   6,560   百万m3   (△1.4) ガス供給件数   5,161   千件   (+0.9) (注) (  )内数値は前期比(%)であります。 (電力) 当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。 電力販売量   小売   7,776   百万kWh   (+3.6) 卸等   9,462   百万kWh   (△0.1) 計   17,238   百万kWh   (+1.5) 低圧電気供給件数   1,946   千件   (+1.3) (注) (  )内数値は前期比(%)であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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