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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

因幡電機産業

INABA DENKI SANGYO CO.,LTD.9934 · Prime · 卸売業

電設資材卸と産業機器販売の専門商社。空調用部材や警光灯の製造も手がける。

概要

因幡電機産業は、大阪市西区に本社を置く電設資材専門商社である。電線ケーブル類、照明器具、受配電機器、防災セキュリティシステムなどを建設会社や電気工事会社に卸販売する電設資材事業、制御機器やFA関連機器を扱う産業機器事業、空調用被覆銅管や表示灯「パトライト」を自社開発・製造する自社製品事業の三本柱で構成される。2026年3月期の連結売上高は4,170億円、営業利益297億円、営業利益率は7.1%に達する。関西を地盤としながら首都圏や海外にも販売網を広げ、安定した収益を上げている。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは、電設資材事業、産業機器事業、自社製品事業の3セグメントで運営される。2026年3月期の売上高は電設資材事業が2,932億円(全体の70.3%)、産業機器事業が433億円(10.4%)、自社製品事業が803億円(19.3%)である。電設資材事業では電線ケーブルや受配電設備など幅広い品揃えが強みで、大型再開発やデータセンター向け納入が伸びる。産業機器事業は半導体市況の回復と省力化需要を追い風に制御機器や電子部品の販売が増加した。自社製品事業は空調用被覆銅管やパトライト表示灯の製造販売を手掛け、売上総利益率が他セグメントより高い。全体の売上総利益率は17.4%、営業利益率は7.1%と、卸売業としては高い収益性を維持している。

関西発祥の全国販売網と首都圏強化

1949年に大阪市東成区で創業した後、1950年には九州支店、1951年には東京支店を開設し、早期から全国展開を進めた。1958年に札幌、1969年に名古屋、1971年に広島へ進出し、主要都市に拠点を配置した。現在は大阪本社のほか、東京・名古屋・福岡などに営業拠点を持ち、東大阪・東京・九州に物流センターを備える。一方、売上高の約7割を西日本が占め、首都圏は市場規模に比してシェアが小さい。中期経営計画では首都圏市場のシェア拡大を重点課題に掲げ、積極的な人材投入と物流機能強化を進める。2026年度には東京本社代表役員を設置し、全社一体で首都圏需要の取り込みを図る。

自社製品ブランド「因幡電工」と「パトライト」が生む利益

自社製品事業は、空調用被覆銅管「因幡電工」ブランドと、表示灯・回転灯・警光灯の「パトライト」ブランドを二本柱とする。被覆銅管はエアコン配管に不可欠で、業界に広く認知されている。配管化粧カバー「スリムダクトシリーズ」も主力製品であり、防火区画貫通部材「タイカエックス」をリブランドして新需要を開拓する。パトライトは子会社㈱パトライトが展開し、経済産業省のグローバルニッチトップ100に選出された。米国、欧州、アジアに生産・販売拠点を持ち、ネットワーク製品の開発も進める。2020年には北米向けにInaba Denko Americaを設立し、「因幡電工」ブランドの海外販売を強化している。

安定した財務基盤と成長投資の両立

過去14期の連結売上高は1,974億円から4,170億円へ拡大し、親会社株主帰属純利益は49億円から234億円へ増加した。自己資本当期純利益率(ROE)は12.7%と高い水準にある。2026~2028年度中期経営計画では最終年度(2029年3月期)に売上高4,700億円、営業利益352億円を目標とする。成長投資として物流・研究開発・DX・エンジニアリング機能への重点投資を計画し、新たな研究開発施設「イノベーションセンター」の建設を決定した。株主還元については総還元性向60%程度を目安とし、M&Aや資本提携の実行枠も設定する。手元資金と営業キャッシュフローを成長投資と還元に配分し、資本効率の向上を図る方針である。

業界の中での役割は電設資材・産業機器の卸商社、及び空調・警報機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,170億円
営業利益
297億円
営業利益率
7.1%
純利益
234億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
電設資材事業2,933億円70.3%185億円6.3%
自社製品事業804億円19.3%163億円20.3%
産業機器事業434億円10.4%25億円5.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電設資材事業主力

電線ケーブル、配管類、照明器具、配線器具、受配電機器、空調機器、音響通信システム、防災セキュリティシステム、発電機、太陽光発電システム、計測機器、工具類等を、建設会社・電気工事会社等に卸販売。

主な製品・サービス4
電線ケーブル類
電力用・通信用の電線やケーブル。
照明器具
LED照明等の屋内・屋外用照明器具。
受配電機器
配電盤、遮断器、変圧器等。
防災セキュリティシステム
火災報知器、監視カメラ、入退室管理システム等。

02産業機器事業準主力

制御機器、電子部品、FA関連機器を、工場・プラント向けに販売。

主な製品・サービス3
制御機器
PLC、サーボモータ、インバータ等の制御機器。
電子部品
半導体、センサ、コネクタ等。
FA関連機器
ロボット、バーコードリーダ、画像処理システム等。

03自社製品事業副次

空調用被覆銅管、空調配管化粧カバー、表示灯・回転灯・警光灯(パトライトブランド)、情報配線システム、給排水管等の製造販売。パトライトは世界的に展開。

主な製品・サービス3
空調用被覆銅管
エアコン配管用の断熱被覆付き銅管。
表示灯・回転灯・警光灯(パトライト)
工場設備や車両向けの警告表示灯。パトライトブランドでグローバル販売。
情報配線システム
LANケーブル、モジュラージャック等の情報配線部材。

製品と技術

空調工事の標準となった被覆銅管とスリムダクト

自社製品事業の核は空調用被覆銅管である。因幡電工ブランドとして業界で広く認知され、エアコン配管の断熱材付き銅管として標準的に使用される。配管化粧カバー「スリムダクトシリーズ」も主力製品で、美観と施工性を両立する。さらに、建築物の防火区画を貫通する配管穴を塞ぐ部材「タイカエックス/タイカX」をリブランドし、新たな需要を開拓する。これらの製品は国内空調工事に不可欠であり、2026年3月期の自社製品事業売上高803億円の大半を占める。住宅設備分野では「アバニアクト」ブランドで情報配線システムやEVコンセントポールも展開する。

工場の安全と効率を支えるパトライト表示灯

㈱パトライトは、工場や物流現場で使用される表示灯・回転灯・散光式警光灯を製造・販売する。ブランド名「パトライト」は世界的に認知され、米国、欧州、アジアに生産・販売子会社を擁する。近年は工場のIoT化に対応したネットワーク製品の開発を進め、生産性向上に貢献する。半導体業界の市況回復を背景に海外向け販売が増加しており、2026年3月期のパトライト関連売上は拡大傾向にある。同社は経済産業省のグローバルニッチトップ100に選ばれ、ニッチ分野での高いシェアを持つ。

情報配線とEV充電に対応する住設製品群

「アバニアクト」ブランドは、住宅・ビル向けの情報配線システムとEV充電関連製品を提供する。高速・大容量通信に対応したLANケーブルやモジュラージャック、汎用性の高いEVコンセントポールなどが主力である。また、省エネ・省力化ソリューションの一環として、LED照明や太陽光発電部材も取り扱う。これらの製品群は、電設資材事業と連携して電気工事会社へ提案され、快適な住環境と脱炭素社会の実現に寄与する。2026年3月期には自社製品事業全体で売上高800億円超を達成し、同事業の成長を牽引した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電設資材卸で国内有数、関西地盤に強み

卸売業界で、電設資材の専門商社として国内有数の規模。関西圏を中心に強い販路を持ち、建設・電気工事業者向けに幅広い商品を供給。リョーサン菱洋などの同業と競合するが、地域密着型のサービスで差別化。直近の売上は拡大しており、営業利益率も7%前後と安定。しかし、建設業界の景気変動や価格競争の激化が課題。海外展開は限定的で、国内市場に依存する構図。

強み

  • 関西圏で強い顧客基盤を持ち、地域シェアが高い。
  • 電設資材を網羅的に扱い、ワンストップで供給可能。
  • 営業利益率が7%超えで、卸売業界の中でも高水準。
  • 建設・電気工事業者との長期的な関係で安定した受注。

課題

  • 建設投資の変動が業績に直結し、需要が不安定になりやすい。
  • 同業他社との価格競争が厳しく、利益率の維持が課題。
  • 海外売上比率が低く、成長市場での事業機会を逃している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が因幡電機産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13941レンゴー4,327億円18.8倍
22531宝ホールディングス4,273億円35.8倍
38060キヤノンマーケティングジャパン4,104億円17.5倍
48020兼松3,821億円11.6倍
59987スズケン3,740億円9.5倍
69934因幡電機産業3,475億円14.8倍
78876リログループ3,438億円17.2倍
88129東邦ホールディングス2,921億円15.3倍
98098稲畑産業2,428億円11.7倍
109869加藤産業2,370億円14.0倍
111333Umios1,976億円8.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

モーター修理業から電設商社へ転身した1949年の創業

1949年5月、大阪市東成区に資本金139万円で因幡電機産業を設立した。当初はモーター等の電気機器類の製造・販売が主業務であったが、急速に電設資材の卸売へと軸足を移す。1950年10月には九州支店を福岡市に新築移転し、西日本での販売網を整備した。翌1951年12月には東京支店を港区に新設し、東日本へ本格進出する。1958年3月には札幌出張所を設置し、北海道・東北地区にも拠点を広げた。設立から10年足らずで全国主要地域に足場を築き、単なる修理業から総合電設商社への転換を果たした。

全国展開と分社化による機能分化が進んだ1960~70年代

1969年5月に名古屋営業所、1971年10月に広島営業所を新設し、中部・中国地方へ拡大した。1974年8月には本社を大阪市西区立売堀(大阪トヨタビル)へ移転し、現在の本社所在地に定着する。1976年9月、事業部を因幡産業機器㈱、因幡電設資材㈱、近畿因幡電材㈱、大阪因幡電機㈱、東京因幡電機㈱の5社に分社し、機能別の独立経営を開始した。1978年9月には因幡産業機器㈱の省力機器課を因幡電工㈱として分離独立させ、空調部材の製造部門を強化する。分社化は各事業の専門性を高めたが、後の再統合への布石ともなった。

合併による再統合と株式上場で基盤を固めた1980~90年代

1988年4月、分社していた5社と因幡電工㈱を再合併し、一元管理体制に戻った。同年には香港に因幡香港有限公司、米国にINDEEK corporationを設立し、海外展開を始める。1993年2月に大阪証券取引所市場第二部に上場し、同年4月には茨城工場・関東物流センターを新設した。1996年9月には東京証券取引所市場第二部にも上場し、1997年9月には両市場第一部に指定される。上場により資金調達力を高め、1993年10月に日本オートメ㈱を買収するなど、M&Aによる事業拡大も積極化した。

情報化と買収・清算を繰り返した1990年代末~2000年代

1998年4月に因幡コンピュータシステム㈱を設立し、情報システム分野へ進出した。同年5月にはアイティエフ㈱を香川県高松市に設立し、連結子会社化する。1999年4月にはイナバビジネスサービス㈱を設立し、グループの間接業務を集約した。2001年5月には東光電機産業㈱を買収し、電設資材事業を強化したが、2003年3月に因幡コンピュータシステムを清算、同年9月にINDEEK corporationを解散するなど、不採算事業の整理も進めた。2002年には東京物流センターを江東区新木場に移転し、物流効率を改善した。

パトライト取得とグローバルブランドへの成長(2009~2017年)

2009年10月、春日電機㈱(現㈱パトライト)を設立し、表示灯事業に本格参入した。同時にタイのSIAM ORIENT ELECTRIC CO.,LTD.を連結子会社化し、空調部材の海外製造拠点を得る。2013年5月には㈱パトライトを買収し、同社の持つ世界的な販売網とブランド力をグループ内に取り込んだ。2017年10月、パトライトが春日電機を吸収合併し、表示灯事業を一本化する。パトライトは経済産業省のグローバルニッチトップ100に選出され、工場用警告灯で世界市場に影響力を持つ。この間、2012年にはイナバビジネスサービスの全株式を譲渡し、グループ再編を継続した。

プライム市場移行と北米拠点設立で新たな成長へ(2020年~)

2020年2月、新東京物流センターを江東区新砂に新設し、首都圏の物流能力を拡充した。同時に米国にInaba Denko America Inc.を設立し、自社製品の北米市場での販売を本格化する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行し、上場企業としての格付けを高めた。2025年には研究開発施設「イノベーションセンター」の建設を決定し、新製品開発と人材獲得を加速する。グループは13社の連結子会社を擁し、空調部材の海外製造やパトライトのグローバル販売網を活用した事業拡大を推進している。

年表43件を開く

1940年代

  • 1949年5月創業大阪市東成区に資本金139万円にて設立、モーター等電気機器類の製造・販売を開始

1950年代

  • 1950年10月九州支店を福岡県福岡市に新築移転
  • 1951年12月東京支店を東京都港区に新設、東日本地区へ進出
  • 1958年3月札幌出張所を北海道札幌市に新設、北海道、東北地区へ進出

1960年代

  • 1969年5月名古屋営業所を愛知県名古屋市東区に新設、中部地区へ進出

1970年代

  • 1971年10月広島営業所を広島県広島市に新設、中国地区へ進出
  • 1974年8月本社を大阪市西区立売堀(大阪トヨタビル7階)に移転
  • 1976年9月事業部を因幡産業機器㈱、因幡電設資材㈱、近畿因幡電材㈱、大阪因幡電機㈱、東京因幡電機㈱として分社
  • 1978年9月因幡産業機器㈱省力機器課を、因幡電工㈱として分離独立
  • 1979年8月イナバエンジニアリング㈱を大阪市西区に設立

1980年代

  • 1986年4月創業因幡香港有限公司を香港に設立
  • 1986年8月創業INDEK corporation を米国に設立
  • 1987年4月因幡電工㈱茨木工場を大阪府茨木市に新設
  • 1988年4月M&A因幡産業機器㈱、因幡電設資材㈱、近畿因幡電材㈱、大阪因幡電機㈱、東京因幡電機㈱、因幡電工㈱を合併
  • 1989年1月東京物流センターを東京都大田区に新設
  • 1989年11月本社を大阪市西区京町堀(りそな京町堀ビル5階)に移転

1990年代

  • 1991年3月九州物流センターを熊本県熊本市に新設
  • 1992年4月奈良工場を奈良県御所市に新設
  • 1993年2月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1993年4月茨城工場・関東物流センターを茨城県下館市(現 茨城県筑西市)に新設
  • 1993年10月M&A日本オートメ㈱を買収
  • 1995年11月福岡工場を福岡県小郡市に新設・九州物流センターを福岡県小郡市に移転
  • 1996年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1997年5月因幡香港有限公司を清算
  • 1997年9月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定
  • 1998年4月因幡コンピュータシステム㈱を大阪市西区に設立
  • 1998年5月アイティエフ㈱(現 連結子会社)を香川県高松市に設立
  • 1999年4月イナバビジネスサービス㈱を大阪市西区に設立
  • 1999年12月本社ビルを大阪市西区立売堀に新築移転

2000年代

  • 2001年5月M&A東光電機産業㈱を買収
  • 2002年10月東京物流センターを東京都江東区新木場に新設移転
  • 2003年3月因幡コンピュータシステム㈱を清算
  • 2003年9月INDEK corporation を解散
  • 2004年3月大阪物流センターを大阪府東大阪市に新設
  • 2009年10月春日電機㈱(現 ㈱パトライト)を大阪市西区に設立
  • 2009年11月M&A春日電機㈱による事業譲受に伴い、SIAM ORIENT ELECTRIC CO.,LTD.(現 連結子会社 タイ国)を連結子会社化

2010年代

  • 2012年2月イナバビジネスサービス㈱の全株式を譲渡
  • 2012年6月日本オートメ㈱及びイナバエンジニアリング㈱を清算
  • 2013年5月M&A㈱パトライト(現 連結子会社 大阪市中央区)を買収
  • 2014年1月東光電機産業㈱を清算
  • 2017年10月M&A㈱パトライトが春日電機㈱を吸収合併

2020年代

  • 2020年2月創業新東京物流センターを東京都江東区新砂に新設 Inaba Denko America Inc.を米国に設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2029年3月期まで4,700億円
  • 連結営業利益2029年3月期まで352億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    自社製品の開発・拡充

    コア製品である被覆銅管や空調配管化粧カバーの改良、防火区画貫通部材のリブランドによる認知拡大、情報配線システムやEVコンセントポールの展開、ネットワーク製品の新製品開発、新研究開発施設の建設により、新規需要の発掘と成長を図る。

  2. 02

    省エネ・省力化ソリューションの推進

    LED照明や太陽光発電部材の拡販、環境商材の情報収集・分類によるプロモーション強化、脱炭素化提案や協働ロボット導入支援など、環境・省力化分野のソリューションを推進する。

  3. 03

    首都圏市場におけるシェア拡大

    西日本に偏る売上構成を是正し、首都圏の再開発需要を取り込むため、人材投入や物流機能強化によるシェア拡大を目指す。2026年度より東京本社代表役員を設置し、全社連携を強化する。

  4. 04

    グローバル展開の加速

    米国子会社を軸に北米で「因幡電工」ブランドを拡販し、欧州市場向けローカライズ製品を開発。子会社の製品開発力や海外製造拠点を活用し、グループ全体で海外展開を推進する。

  5. 05

    事業領域の拡大とサステナビリティ経営の推進

    既存事業の隣接領域(情報通信、メカトロ、管工機材等)への進出やM&Aを模索。サステナビリティ委員会の下、気候変動対応、人的資本経営、マテリアリティに基づく評価指標の設定を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,230人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は989万円で、9期前と比べて+22.1%平均年齢は37.6歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,892
2018年3月2,108
2019年3月81138.314.62,147
2020年3月86438.214.42,172
2021年3月85938.114.22,183
2022年3月72638.114.12,190
2023年3月89438.013.92,112
2024年3月88338.013.72,156
2025年3月91537.913.42,1841,172
2026年3月98937.613.02,2301,332

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率41.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大阪本社 — 大阪市西区5,408百万円
全社統括 電設資材事業 自社製品事業
イノベーションセンター — 大阪府東大阪市4,614百万円
全社共通
自社製品事業 — ㈱パトライト(大阪市中央区他)2,719百万円
大阪物流センター — 大阪府東大阪市2,650百万円
電設資材事業 産業機器事業 自社製品事業
その他設備 — 大阪府東大阪市 他10ヶ所2,604百万円
全社共通
東京物流センター — 東京都江東区1,850百万円
自社製品事業
奈良工場 — 奈良県御所市1,427百万円
自社製品事業
自社製品事業 — SIAM ORIENT ELECTRIC CO.,LTD. (タイ王国チョンブリ県)1,164百万円
茨城工場 — 茨城県筑西市877百万円
自社製品事業
電設資材事業 — アイティエフ㈱(香川県高松市)537百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱パトライト
    大阪市中央区
    議決権100.0%
  • 海外
    SIAM ORIENT ELECTRIC CO.,LTD.
    タイ王国 チョンブリ県
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.PATLITE INDONESIA
    インドネシア共和国 リアウ諸島州
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,170億円営業利益297億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.6%、利益が+16.0%。

売上高
+8.6%
4,170億円
営業利益
+16.0%
297億円
純利益
+24.5%
234億円
営業利益率
7.1%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,360億円4,170億円
営業利益329億円297億円
純利益237億円234億円
1株あたり配当¥85¥85

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,131億円、営業利益は108億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+52.2%、営業利益は+140.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q97045
2024年1Q743456.136
2024年2Q845536.339
2024年3Q839526.235
2024年4Q1,02746
2025年2Q1,7971186.684
2025年4Q2,0431386.8104
2026年2Q1,9221417.3106
2026年4Q2,2481566.9128
2027年1Q1,1311089.581

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,974億円から4,170億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
㈱パトライト(現 連結子会社 大阪市中央区)を買収
2013年3月1,9749449
2014年3月2,33711966
2015年3月2,39413887
2016年3月2,50113079
㈱パトライトが春日電機㈱を吸収合併
2017年3月2,41412582
2018年3月2,58113689
2019年3月2,78514595
新東京物流センターを東京都江東区新砂に新設 Inaba Denko America Inc.を米国に設立
2020年3月2,937164116
2021年3月2,774158113
2022年3月2,891176123
2023年3月3,169203154
2024年3月3,454226156
2025年3月3,8402562676.7188
2026年3月4,1702973187.1234

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,170億円のうち、営業利益として残るのは297億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は234億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.6%3,444億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.3%429億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%297億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.9pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.2pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.6pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが269億円、投資CFが−66億円で、差し引きのフリーCFは203億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は762億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4610−1156278
2014年3月123−15893−35337
2015年3月71−19−3052358
2016年3月146−35−45111424
2017年3月1078−34115506
2018年3月966−20102589
2019年3月87−36−5251588
2020年3月154−22−52132668
2021年3月141−22−57119730
2022年3月110−53−6357726
2023年3月27−155−60−128539
2024年3月151−6−70145615
2025年3月233−105−84128661
2026年3月269−66−103203762

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,133億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,974億円で、自己資本比率は62.9%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,32977155857.8
2014年3月1,61394466958.3
2015年3月1,6711,00966260.3
2016年3月1,7511,03971259.1
2017年3月1,7941,10269261.2
2018年3月1,9641,18977560.3
2019年3月2,0251,22679960.2
2020年3月2,1221,27884459.9
2021年3月2,1951,35783861.5
2022年3月2,3541,41394159.7
2023年3月2,4561,51294461.3
2024年3月2,6281,6231,00561.5
2025年3月2,7901,7301,06061.8
2026年3月3,1331,9741,15962.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
713億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,523億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
200億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,159億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中47位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中173位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.6%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,057で、1年前と比べて+52.0%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥3,057-3.3%1ヶ月+5.3%1年+52.0%時価総額3,475億円
過去52週の値幅
安値¥2,025高値¥3,170

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)14.5倍
PBR1.65倍
配当利回り2.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月17日から上昇基調に転じ、8月14日には3051円まで上昇しました。しかし、8月19日には2929円と急落し、その後は2966円まで戻しています。25日移動平均線(2902円)を上回り、75日線(2781円)や200日線(2632円)も上抜けており、中期の上昇トレンドは継続しています。52週高値3088円に接近しており、上値抵抗として意識されます。RSIは63.78で強い領域、出来高は8月7日に36.9万株と増加し、その後は15万〜20万株の範囲で推移しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが14.31倍と同業界平均の17.93倍を下回り、PBRは1.59倍と平均1.23倍を上回るが、ROEが12.7%と高く収益力を反映した水準。配当利回り2.88%は平均2.94%とほぼ同等で、配当性向42.4%と安定。割安だがPBRが平均を上回る点から割安度は限定的で、電気設備需要の増加による収益拡大が期待される一方、建設投資の減速が業績に与える影響には留意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍17.9倍
PER (予想)14.5倍
PBR1.65倍1.24倍
ROE12.7%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

設備投資と建設需要の動向が業績を左右する。強気派は太陽光など環境関連の成長、建設需要の堅調さ、高収益性を評価する。弱気派は建設市場の減速、競争激化、原材料価格上昇の影響を懸念。

プラスに働く材料7
  • 環境分野の成長

    太陽光発電関連の取り扱いが増加し、収益に貢献している

  • 高い収益性

    営業利益率7%超(2026年3月期予想)と安定した収益基盤を持つ

  • 安定した顧客基盤

    関西の建設・電気工事会社との長期的な取引関係が強み

  • 2026年3月期の営業利益297億円、前期比16%増通年影響

    営業利益は256億円から297億円へ41億円増、増収効果

  • 売上高4,170億円と前期比8.6%増通年影響

    売上高は3,840億円から4,170億円へ330億円増

  • 純利益234億円と前期比24.5%増通年影響

    純利益は188億円から234億円へ46億円増

  • 配当利回り2.83%と高い継続影響

    配当利回り2.83%は市場平均を上回る

マイナスに働く材料7
  • 建設市場の減速

    国内建設投資は高止まりも、将来の減速懸念がある

  • 競争の激化

    同業他社との価格競争で収益性が低下するリスク

  • 原材料費上昇

    銅や樹脂など原材料価格の高騰が仕入れコストを押し上げる

  • 営業利益率7.12%と低収益体質通年影響

    営業利益率7.12%は前期の6.67%から改善も依然低水準

  • 株価は1年で46.6%上昇、過熱感継続影響

    株価1年で46.6%上昇、短期の利益確定売りが出やすい

  • 予想PER14.2倍と実績14.6倍の差小さく不定影響

    予想PER14.2倍と実績14.6倍の差は0.4倍と小幅

  • 外国人保有比率25.98%と中程度、需給に影響継続影響

    外国人保有比率25.98%、パッシブ資金の流入は限定的

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要の動向と事業拡大のペースを確認
営業利益率
価格競争やコスト上昇による収益性への影響を監視
太陽光関連売上高
環境分野の成長が全体をけん引しているかを見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり85で、前期から+21.4%いまの株価に対する利回りは2.78%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥85
1株あたり
配当利回り
2.78%
いまの株価に対して
配当性向
42.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3038.3
2018年3月3516.742.9
2019年3月350.041.9
2020年3月5042.949.5
2021年3月500.051.5
2022年3月5510.053.2
2023年3月609.145.5
2024年3月658.347.2
2025年3月707.742.6
2026年3月8521.442.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥85

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,668人。区分でいちばん多いのは個人・その他31.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.1%を占め、残る58.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他31.431.330.930.130.831.1
外国法人22.924.325.126.225.026.0
金融機関27.626.926.626.127.325.5
事業法人17.216.616.315.915.615.6
証券会社1.00.81.21.61.31.9
自己株式1.41.61.30.81.21.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.60
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.55
03株式会社りそな銀行2.81
04NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)2.71
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.52
06因幡電機従業員持株会1.86
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505224 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.57
08吉川 昌子1.42
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.29
10野村信託銀行株式会社(投信口)1.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近11
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.69%
    +1.05pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.64%
    +0.83pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.81%
    +0.44pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.37%
    +0.72pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.65%
    +1.07pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.58%
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    5.02%
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.05%
    +1.03pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.09%
    +1.04pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.12%
    +1.01pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.11%
    +1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−6%、1株純資産は14期で−49%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2213,4326.512.644.3
2014年3月2533,4397.813.141.7
2015年3月3183,6269.013.741.0
2016年3月1431,8797.712.432.6
2017年3月1481,9937.713.438.3
2018年3月1602,1197.814.742.9
2019年3月1692,1947.912.741.9
2020年3月2072,2899.311.149.5
2021年3月2032,4268.613.151.5
2022年3月1101,2668.911.353.2
2023年3月1391,35210.610.445.5
2024年3月1401,44310.012.547.2
2025年3月1671,53611.211.442.6
2026年3月2081,75512.712.542.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額426百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
喜多肇一代表取締役会長67178,000
玉垣雅之代表取締役社長6264,000
堀家一美取締役 専務執行役員6490,000
田代浩明取締役 専務執行役員 東京本社代表 営業戦略本部・電設カンパニー管掌59112,000
溝越尚人取締役 執行役員 管理本部長兼総務部長5726,000
橋爪大取締役(常勤監査等委員)65
野田啓史取締役(常勤監査等委員)6119,000
坂本雅明取締役(監査等委員)573,000
藤原友江取締役(監査等委員)48
禿祥子取締役(監査等委員)52
葛山豊取締役 常務執行役員 電工カンパニー長5942,000
遠藤忠生常務執行役員
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢
清岡努常務執行役員
前川明弘執行役員
梁川英博執行役員
因幡尚志執行役員
難波宏朗執行役員
山谷亜津志執行役員
品田一子取締役(監査等委員)59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61671353533856
監査等委員55005010
社外取締役4383810

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容698字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び関係会社13社により構成されており、電設資材及び産業機器等の卸販売並びに空調部材等の製造販売を主な事業としております。 セグメントごとの主要品目と主要な関係会社は次のとおりであります。 セグメント   主要品目   主要な関係会社 電設資材事業   電線ケーブル類、配管類、照明器具、配線器具、 受配電機器、空調機器、音響通信システム、 防災セキュリティシステム、発電機、 太陽光発電システム、計測機器、工具類   当社、アイティエフ㈱ 産業機器事業   制御機器、電子部品、FA関連機器   当社 自社製品事業   空調用被覆銅管、空調配管化粧カバー、空調関連部材、 表示灯、回転灯、散光式警光灯、情報配線システム、 給排水管   当社、㈱パトライト、 SIAM ORIENT ELECTRIC CO.,LTD.、 PATLITE(U.S.A.) Corporation、 PATLITE Europe GmbH、 PATLITE (SINGAPORE) PTE LTD、 派特莱電子(上海)有限公司、 PATLITE KOREA CO.,LTD.、 PT.PATLITE INDONESIA、 PATLITE TAIWAN CO.,LTD.、 PATLITE (THAILAND) CO.,LTD.、 PATLITE UK LTD、 Inaba Denko America Inc. 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注) 無印 連結子会社 4社 ※ 非連結子会社で持分法非適用会社 9社
経営方針・対処すべき課題2,852字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における予想、計画、目標等の将来に関する記述は、当社グループが当連結会計年度末現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の経営成績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 (1) 経営方針 当社グループは、電設資材及び産業機器等の卸販売並びに空調部材等の製造販売を通じて「省エネルギー、省資源など地球環境に配慮し、豊かで快適な社会づくりに貢献する」ことを経営の基本理念としております。 信頼される企業であり続けるため、コンプライアンス経営を第一義として、成長と変革によって企業価値の最大化を図り、すべてのステークホルダー(株主、投資家、従業員、取引先、地域社会等の利害関係者)にご満足いただける企業を目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、中期経営計画の策定に当たって、経営環境の変化や計画の進捗状況に応じ、毎年度、向こう3カ年の数値目標を更新するローリング方式を採用しております。 2026~2028年度中期経営計画における最終年度(2029年3月期)の数値目標は、次のとおりであります。 ・連結売上高 4,700億円 ・連結営業利益 352億円 (3) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、原材料価格や金融資本市場の動向、米国の通商政策に加え中東情勢の影響など先行き不透明な状況が続くものの、大都市圏における再開発や企業における設備投資需要の継続などを背景に底堅く推移するものと予想されます。中東情勢の影響については、当社グループの自社製品事業において一部製品の原材料調達に制約が生じており、供給数量及び供給時期の確約が難しい状況となっております。 このような認識のもと、当社グループは中長期的な成長を目指し、①自社製品(PB商品を含む)の開発・拡充、②省エネ・省力化ソリューションの推進、③首都圏市場におけるシェア拡大、④グローバル展開の加速、⑤事業領域の拡大、⑥サステナビリティ経営の推進といった重点施策を着実に実行していくことによって企業価値の最大化を追求してまいります。 「①自社製品(PB商品を含む)の開発・拡充」に関しましては、コア製品である「因幡電工」ブランドとして業界に広く認知されている被覆銅管や空調配管化粧カバーの改良を重ねるほか、防火区画貫通部材を「タイカエックス/タイカX」としてリブランドを実施し認知拡大を図るなど、新規需要の発掘に努めております。住宅設備分野の「アバニアクト」では、高速・大容量通信に対応した情報配線システムや、汎用性・施工性に優れたEVコンセントポールなどを展開し、社会の変化に対応した快適な住環境の提案に取り組んでおります。子会社パトライトでは、工場や物流現場等における生産性向上に貢献すべく、ネットワーク製品を中心に新製品開発を進めております。また、更なる成長に向けて、新たな研究開発施設「イノベーションセンター」の建設を決定いたしました。事業拡大に伴う人員増加や、新分野の研究に向けた設備の導入を可能とするほか、サステナブルな先進建築物としてウェルビーイングを叶える空間を創ることで、採用競争力の強化や従業員のモチベーション向上を図ってまいります。 「②省エネ・省力化ソリューションの推進」に関しましては、LED照明や太陽光発電部材などの拡販に加え、環境商材の更なる普及に向けて商材情報の収集と分類を進めており、プロモーションの強化や新商材の発掘に活かしてまいります。また、取引先である専業メーカー各社の機器を組み合わせた脱炭素化の提案や、省力化に向けた協働ロボットの導入やシステム構築などの支援に注力してまいります。 「③首都圏市場におけるシェア拡大」に関しましては、当社は西日本での売上比率が高く、首都圏は市場規模の観点から成長の余地があること、首都圏の再開発需要の継続が期待されることから、積極的な人材投入や物流機能の強化によって首都圏市場の需要の取り込みを目指してまいります。なお、全社一丸となって成長機会を確実に取り込むため、各事業に横断的に関与し、組織間の連携を高めることを目的に2026年度より東京本社代表役員を設置しております。 「④グローバル展開の加速」に関しましては、米国の現地法人であるInaba Denko Americaを軸に北米での「因幡電工」ブランドの拡販に注力しているほか、欧州市場向けローカライズ製品の開発を進めております。また、経済産業省のグローバルニッチトップ100選に選出された子会社パトライトの製品開発力や販売網に加え、子会社SIAM ORIENT ELECTRICによる空調部材の海外製造などを活用し、グループ一丸となって積極的な海外展開を推進してまいります。 「⑤事業領域の拡大」に関しましては、既存事業の隣接領域に向けて業容拡大を図ってまいります。電設資材事業では統合IPネットワークなどを取り扱う情報通信分野への進出を目指しているほか、産業機器事業では協働ロボットをはじめとしたメカトロ分野の開拓に加え、電子事業の拡大を推進しております。また、自社製品事業では空調分野で培った技術力を活かし、管工機材分野の製品開発に取り組んでおります。今後、既存事業とのシナジーなどが期待されることを前提にM&Aによる事業領域の拡大も模索してまいります。 「⑥サステナビリティ経営の推進」に関しましては、取締役会の諮問機関であるサステナビリティ委員会の下に各事業部門の実務リーダーを中心に構成する「サステナビリティ推進会議」を設置しており、同会議において重要課題への取り組みを進めております。これまでの主なテーマとして、気候変動への対応、人的資本経営の推進、サステナビリティ経営の具体化を取り上げてまいりました。 気候変動対応につきましては、TCFD開示の枠組みに沿ってリスクや機会を抽出し、事業戦略へ反映するほか、外部評価機関への対応についても検討を進めております。 人的資本経営につきましては、「経営戦略と人材戦略の連動」の観点から、事業戦略の実現に必要な人材像や人員構成を特定し、そこから具体化された人材戦略をもとに従業員の採用や能力開発に取り組んでおります。また、各組織が抱える人的課題を整理し、全社として優先的に取り組むべき課題を特定したうえで、具体的な施策の検討を進めております。主なテーマとしては、女性活躍の推進やキャリア採用者の受入体制の整備などに取り組んでおります。 サステナビリティ経営の具体化につきましては、創業100年を見据えた社会課題や事業課題を整理し、中長期的な価値創造に向けて再定義したマテリアリティを踏まえ、現在はマテリアリティを組織の戦略や行動計画に反映させるため、各マテリアリティに対する組織ごとの評価指標の設定を進めております。
事業等のリスク2,348字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものが挙げられます。 また当社グループでは、事業遂行上の危機や重大なクライシスに転じる可能性があるリスクを把握・検討し、重要リスクとして取締役会に報告しております。これらのリスクを適切に管理・統制するとともに、可能な限り、危機の発生防止に努めております。しかしながら、危機が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、以下のリスクは当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、あらゆるリスクを網羅している訳ではありません。 (1) 事業環境に関するリスク ①価格競争 当社グループは新規参入企業を含めた競合他社との厳しい価格競争に晒されております。 競争力強化に努めているものの、建設投資や設備投資が激減するなどの市場環境の変動により価格競争が熾烈化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②債権管理 上述のような市場環境の変動によって、中小業者の倒産が増加する危険性があり、当社グループでは販売先の定期調査分析を実施するなど債権管理に細心の注意を払っております。 適正な貸倒引当金を計上し、営業保証金の受入や取引信用保険の活用など対策を講じておりますが、想定外の倒産が頻発した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 天候に関するリスク 当社が製造及び販売する空調部材等は空調設備に付随する製品であるため、その販売量はエアコン国内出荷台数の影響を少なからず受け、最需要期である夏季の天候に左右される傾向にあります。従って、当社の空調関連製品における市場環境の季節的変動が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業の拡大・展開に関するリスク ①品質保証 当社グループは品質保証の専任部署を設置し、製品の品質管理を行っております。しかしながら、全ての製品に欠陥がなく将来に損失が発生しないという保証はありません。欠陥の内容によっては、対外コストや製品の評価に影響を与え、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②知的財産 当社グループは空調分野、住宅分野、産業分野等において研究開発活動を進めており、知的財産保護のため特許権をはじめとする産業財産権を出願及び取得しております。しかしながら、違法に産業財産権が侵害され、これらを盗用した模倣品により損害を被る可能性、競合他社が当社グループよりも優れた技術を開発し、現有する産業財産権が陳腐化する可能性は否定できません。こうした知的財産にまつわる重大な問題が予期せず発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③M&A 当社グループは成長戦略の一環としてM&Aを実施することがあります。しかしながら、M&Aにおける買収価格が常に適正、妥当であるという保証はありません。買収後の収益が、買収時に見込んだ将来の収益予想を大幅に下回った場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 調達に関するリスク 当社が製造及び販売する空調部材等は銅、鉄、ステンレス、樹脂等を原材料としております。これらは、国際的な価格変動により製造コストを変動させる可能性を有しております。また、需給の逼迫や供給網の混乱等により、原材料の安定的な調達が困難となる可能性があります。 原材料価格の高騰が当初の予想を上回りコスト増を自社で吸収しきれない場合や、原材料価格上昇分を製品価格に転嫁できない場合、あるいは必要な原材料を適時に調達できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 法的規制に関するリスク 当社グループは多様な法的規制のもと事業活動を行っておりますが、将来において不可測な規制変更、当社グループに不利益な規制変更が起こった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 一例を挙げると、建築基準法・消防法などの改正によって当社が取扱う製品の競争力が失われるおそれや、会計基準及び税制の新たな導入・変更等による影響などがあります。 (6) 保有資産に関するリスク 当社グループが保有している土地、投資有価証券等において、その資産価値が時価等に基づき著しく下落した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループが保有する取引先情報や営業秘密・社外秘情報等が漏洩した場合、当社グループの管理責任を問われ損害賠償を請求されるおそれがあるほか、情報漏洩によって毀損した社会的信用の回復には大変な時間や労力を要することが予想されます。 また、システム障害や外部からのサイバー攻撃などによって社内システムが停止すると、当該システムの対象業務が処理不能となり、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 天災・感染症等に関するリスク 地震・洪水等の自然災害や火災等の事故災害、感染症の流行、テロや戦争、気候変動、その他の要因により社会的混乱等が発生した場合、事業活動の停止や建設工事や設備投資の先送りによる機会損失、設備の損壊による復旧のための多額の費用負担等により、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,661字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定 本項に記載されているすべての財務情報は本有価証券報告書における連結財務諸表に基づいております。同財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成されております。この財務諸表の作成にあたり、経営者は、見積りが必要な事項については過去の実績や現状等を考慮し、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。ただし、将来に関する事項には不確実性があるためこれらの見積りと異なる可能性があります。重要な会計方針及び見積りにつきましては、「経理の状況」に記載しております。 (2) 経営成績の分析 <概況> 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用及び所得環境の改善を背景に個人消費に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな回復傾向を示した一方で、物価上昇や金融資本市場の変動、米国の通商政策の影響など景気の下振れリスクもあり、依然として不確実性の高い状況が続きました。 当社グループの係わる電設資材業界は、物流コストや資材価格の上昇などの影響があったものの、大都市圏の再開発や企業の設備投資需要を背景に底堅く推移しました。また、自社製品の係わる空調業界は、全国的な猛暑を背景にルームエアコンの出荷台数が過去最高水準に達する(国内1,002万台 前年同期比6.5%増)など、好調に推移しました。 このような情勢のなか、当社グループは中長期的な経営戦略に沿って重点施策を着実に推進するとともに、積極的な営業活動を展開しました。 その結果、過去最高業績を更新しました。 経営成績に重要な影響を与えた要因は、次のとおりであります。 <売上高> 売上高は前連結会計年度と比べ330億10百万円(8.6%)増加し、4,170億23百万円となりました。 電設資材事業は、電設資材全般において物流コストや原材料価格の高騰などによる販売価格の上昇が継続しました。大都市圏の再開発や工場、データセンターなど大型物件向けの納入が好調に推移し、商品別では受配電設備や空調設備などの販売が増加したほか、銅価格の高騰が電線ケーブル類の売上に寄与しました。その結果、売上高2,932億89百万円(前年同期比8.2%増)となりました。 産業機器事業は、半導体関連の在庫調整の影響が縮小したことや、人手不足に伴う省力化・自動化需要の拡大などを背景に製造業における設備投資に持ち直しの動きが見られたことにより、制御機器及び電子部品の販売が増加しました。その結果、売上高433億65百万円(前年同期比13.7%増)となりました。 自社製品事業は、前年度に価格改定前の駆け込み需要が発生したことや北日本における販売が上振れしたことによる反動減の影響がありましたが、ルームエアコンの出荷が好調に推移したことで主力製品である被覆銅管や空調配管化粧カバー「スリムダクトシリーズ」などの販売が増加しました。連結子会社の㈱パトライトにおいては、半導体業界の市況回復を背景に海外向け販売が増加しました。その結果、売上高803億68百万円(前年同期比7.4%増)となりました。 <売上総利益> 売上総利益は前連結会計年度と比べ75億24百万円(11.6%)増加し、726億10百万円となりました。また、売上総利益率は前連結会計年度と比べ0.5ポイント上昇し、17.4%となりました。 <販売費及び一般管理費> 販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比べ33億69百万円(8.5%)増加し、428億98百万円となりました。これは主に、人員増加等に伴う人件費の増加や賃借料の増加によるものであります。 <営業利益> 営業利益は前連結会計年度と比べ41億55百万円(16.3%)増加し、297億11百万円となりました。また、売上高営業利益率は前連結会計年度と比べ0.5ポイント上昇し、7.1%となりました。 <営業外損益> 前連結会計年度と比べ営業外収益は9億76百万円増加しましたが、これは主に、受取配当金や為替差益の増加によるものであります。 <特別損益> 特別利益は前連結会計年度と比べ9億55百万円増加しましたが、これは主に、投資有価証券売却益の増加によるものであります。 特別損失は前連結会計年度と比べ2億20百万円減少しましたが、これは主に、前連結会計年度に計上した減損損失の影響が剥落したことによるものであります。 <親会社株主に帰属する当期純利益> 以上の結果に加え、「賃上げ促進税制」の適用条件を満たしたことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べ46億37百万円(24.7%)増加し、234億20百万円となりました。 また、EPS(1株当たり当期純利益)は前連結会計年度と比べ41円57銭(24.9%)増加し、208円49銭となりました。 <ROE(自己資本当期純利益率)> ROEは前連結会計年度と比べ1.4ポイント上昇し、12.7%となりました。 (3) 中期経営計画の進捗状況 中期経営計画については、ローリング方式により策定しておりますが、当連結会計年度における経営成績は当初の予想を上回って推移し、目標達成に向けて順調に推移しているものと認識しております。当社グループを取り巻く経営環境は、原材料価格や金融資本市場の動向、米国の通商政策に加え中東情勢の影響など先行き不透明な状況が続くものの、大都市圏における再開発や企業における設備投資需要の継続などを背景に底堅く推移するものと予想されます。 引き続き、重点施策を着実に実行していくことによって企業価値の最大化を追求してまいります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る分析 将来の成長に向けた投資資金については、自己資金で賄うことを基本方針としております。財政状態及びキャッシュ・フローの状況を踏まえ、必要な資金需要に対応できる財務健全性は確保されているものと判断しております。 当社は、事業活動で獲得した営業キャッシュ・フローや手元資金を成長投資や株主還元に配分することで、さらなる資本効率の向上を図ってまいります。また、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応の一環として、2027年3月期~2029年3月期を対象としたキャッシュ・アロケーションを策定しております。具体的には、成長投資として「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営環境及び対処すべき課題」で記載した6つの重点施策を実現するための重点機能である「物流・研究開発・DX・エンジニアリング」などの分野への投資、総還元性向60%程度の株主還元、M&Aや資本提携などの実行枠を設定しております。 なお、株主還元につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。 <財政状態> 総資産は前連結会計年度末に比べ343億41百万円増加し、3,133億25百万円となりました。これは主に保有株式の時価上昇に伴う投資有価証券の増加によるものであります。 負債は前連結会計年度末に比べ99億81百万円増加し、1,159億40百万円となりました。これは主に保有株式の時価上昇に伴う繰延税金負債の増加によるものであります。 純資産は前連結会計年度末に比べ243億60百万円増加し、1,973億84百万円となりました。これは主に利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。 <キャッシュ・フローの分析> 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ101億40百万円増加し、762億2百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動の結果得られた資金は269億9百万円(前年同期は232億円79百万円)となりました。これは主に法人税等の支払(88億65百万円)、売上債権の増加(46億75百万円)がありましたが、税金等調整前当期純利益(328億87百万円)があったことによるものであります。 投資活動の結果使用した資金は66億1百万円(前年同期は104億55百万円)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入(18億23百万円)がありましたが、有形固定資産の取得による支出(48億24百万円)、無形固定資産の取得による支出(12億71百万円)があったことによるものであります。 財務活動の結果使用した資金は102億66百万円(前年同期は83億71百万円)となりました。これは主にストックオプションの行使による収入(18億79百万円)がありましたが、配当金の支払(84億48百万円)、自己株式の取得による支出(36億63百万円)があったことによるものであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。