概要
東邦ホールディングスは、医薬品卸売業界の大手企業である。医療用医薬品の卸売を中核とし、調剤薬局運営、ジェネリック医薬品製造、臨床試験受託などヘルスケア関連事業を多角的に展開する。売上高は1.5兆円を超え、従業員数は約7,675人。東邦薬品をはじめとする43社の子会社と17社の関連会社で構成される共創未来グループの中核持株会社である。
売上の96%を占める医薬品卸売事業
医薬品卸売事業は、連結子会社4社(東邦薬品、九州東邦、セイエル、幸燿)が製薬会社から医薬品や医療関連商品を仕入れ、病院・診療所・調剤薬局へ販売する。2026年3月期の売上高は1兆4,948億円で、全社売上の96%を占める。新型コロナ関連製品の縮小があったものの、抗がん剤やスペシャリティ医薬品、糖尿病治療薬などが伸長した。配送効率向上のためデジタルツールを導入し、流通コストの可視化にも取り組む。
調剤薬局事業:グループ内の集約を進める
調剤薬局事業は、ファーマダイワやJ.みらいメディカルなど6社の連結子会社が保険調剤薬局を運営する。2024年3月時点で24社あった事業会社を、2026年4月までに4社に集約し、経営効率を高めた。売上高は1,005億円(前期比5.2%増)、セグメント利益は13億円(同64%増)と改善した。処方箋入力業務を集約するセンターを設置し、薬剤師の対人業務充実を図る。
ジェネリック医薬品と注射薬受託の製造販売
医薬品製造販売事業では、共創未来ファーマがジェネリック医薬品の製造販売と注射用医薬品の受託製造を行う。2025年12月には1成分3品目のジェネリックを新発売した。主な供給先はグループ卸の東邦薬品である。品質管理に注力し、安定供給を実現する。関連会社にあゆみ製薬があり、グループ全体で医薬品製造の一端を担う。
ヘルスケア関連の周辺事業を多角展開
その他周辺事業として、臨床試験受託(東京臨床薬理研究所)、福祉用具販売・レンタル(アルフ)、医薬品情報サービス(ネグジット総研)、健康通販(e健康ショップ)、ヘルスケアサービス(eヘルスケア)などを展開する。連結子会社5社と関連会社8社からなり、医薬品卸売・調剤・製造を補完する事業ポートフォリオを形成している。
業界の中での役割は医薬品卸売業者(病院・診療所・調剤薬局向け)、調剤薬局チェーン運営会社、ジェネリック医薬品メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 医薬品 卸売事業 | 1.4兆円 | 93.0% | 168億円 | 1.2% |
| 調剤薬局 事業 | 1,005億円 | 6.5% | 14億円 | 1.4% |
| その他 周辺事業 | 55億円 | 0.4% | 8億円 | 14.5% |
| 医薬品製造 販売事業 | 27億円 | 0.2% | 3億円 | 11.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01医薬品卸売事業主力
東邦薬品、九州東邦等の子会社が製薬会社から医薬品・医療関連商品を仕入れ、病院・診療所・調剤薬局へ販売。グループ調剤薬局への供給も行う。共創未来グループの中核事業。
02調剤薬局事業主力
ファーマダイワ、J.みらいメディカル等の子会社が保険調剤薬局を運営。院外処方箋に基づく医薬品調剤を提供。グループ会計システム等で管理。
03医薬品製造販売事業準主力
共創未来ファーマがジェネリック医薬品の製造販売及び注射用医薬品受託製造を行う。主に東邦薬品に供給。関連会社にあゆみ製薬。
- ジェネリック医薬品
- 先発医薬品の特許切れ後に販売される後発品。コスト低減に貢献。
- 注射用医薬品受託製造
- 他社から委託され注射剤を製造。無菌充填技術を活かす。
04その他周辺事業その他
臨床試験受託(東京臨床薬理研究所)、福祉用具販売(アルフ)、情報サービス(ネグジット総研)、健康通販(e健康ショップ)、ヘルスケアサービス(eヘルスケア)等、医薬品関連の周辺事業を展開。
- 臨床試験受託サービス
- 医薬品開発における臨床試験の計画・実施・解析を代行。
- 福祉用具販売・レンタル
- 車いす・介護ベッド等の福祉用具を販売・レンタル。
製品と技術
医療用医薬品の卸売と配送ネットワーク
中核の医薬品卸売事業では、東邦薬品などが抗がん剤、スペシャリティ医薬品、糖尿病治療薬、帯状疱疹ワクチンなど多様な医療用医薬品を扱う。共創未来ポータルや新配送端末などのデジタルツールを活用し、配送効率を向上させている。医薬品の安定供給を社会的使命と位置付け、物流倉庫の建設や品質管理体制の高度化にも投資を続ける。
ジェネリック医薬品と注射用医薬品の受託製造
共創未来ファーマは、ジェネリック医薬品の製造販売と注射用医薬品の受託製造を行う。2025年12月には新たに1成分3品目を発売した。無菌充填技術を活かした注射剤の受託製造も手掛け、主にグループ卸である東邦薬品に供給する。品質管理には独自の検証システムを導入し、高品質な医薬品の安定供給を実現している。
調剤薬局チェーンと処方箋入力センター
ファーマダイワやJ.みらいメディカルなど4社の子会社が運営する調剤薬局チェーンは、院外処方箋に基づく調剤を提供する。省人化と薬剤師の対人業務充実のため、処方箋入力センターを設置し、各店舗の入力業務を集約した。また、クラウド型ピッキング監査システム「EveryPick」の取り扱いや、薬局DX基盤サービス「N-Bridge」の開発協力も行う。
臨床試験受託と福祉用具サービスの展開
東京臨床薬理研究所は、医薬品開発における臨床試験の計画・実施・解析を代行する受託事業を営む。アルフは車いすや介護ベッドなどの福祉用具の販売・レンタルを行う。これらの周辺事業は、医薬品卸売・調剤・製造に加えて、ヘルスケア領域の総合的なソリューションを提供する一翼を担っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
医薬品卸大手、低収益性が課題
当社は医薬品卸売業界の大手で、売上高は1.5兆円超と規模が大きい。同業のリョーサン菱洋HDやオルバヘルスケアHDと比較すると、営業利益率は1.24%(2025/3月期)と極めて低く、卸売業の特性上、薄利多売の構造が顕著。売上高は増加傾向にあるが、収益性改善が長年の課題。業界全体として、規制や薬価改定の影響を受けやすく、効率化や付加価値向上による利益率向上が急務。
強み
- 1.5兆円超の売上高で業界内での存在感は大きい。
- 全国に物流・販売拠点を持ち、供給力が高い。
- 多くの医療機関や製薬会社との長期取引関係を有する。
- 売上高が2024/3月期14767億から2026/3月期15534億へ増加。
課題
- 営業利益率1%台と薄利で、コスト増加に脆弱。
- 定期的な薬価引き下げが売上・利益を圧迫する。
- 同業他社とサービス内容が類似し、競争優位を築きにくい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字が東邦ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8060キヤノンマーケティングジャパン | 4,104億円 | 17.5倍 |
| 2 | 8020兼松 | 3,821億円 | 11.6倍 |
| 3 | 9987スズケン | 3,740億円 | 9.5倍 |
| 4 | 9934因幡電機産業 | 3,475億円 | 14.8倍 |
| 5 | 8876リログループ | 3,438億円 | 17.2倍 |
| 6 | 8129東邦ホールディングス | 2,921億円 | 15.3倍 |
| 7 | 8098稲畑産業 | 2,428億円 | 11.7倍 |
| 8 | 9869加藤産業 | 2,370億円 | 14.0倍 |
| 9 | 1333Umios | 1,976億円 | 8.9倍 |
| 10 | 8130サンゲツ | 1,888億円 | 12.8倍 |
| 11 | 7476アズワン | 1,868億円 | 19.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
調剤薬局事業会社を24社から4社に集約した再編
2024年3月末時点で24社存在したファーマクラスター傘下の調剤薬局事業会社を、2026年4月1日時点で4社にまで集約した。これにより、経営資源の集中と管理効率の向上を図った。集約に伴う一時費用が先行したものの、その後のセグメント利益は前期比64%増となる1,397百万円に改善し、再編効果が現れ始めている。
スペシャリティ医薬品領域への積極投資
2025年5月にイシンファーマ株式会社へ出資、2026年1月にはサーブ・バイオファーマ株式会社へ出資した。さらに、スペシャリティ製品の患者宅配送サービス「L1MON」を開始し、再生医療エコシステムへの参画も進めた。これらの投資は、成長分野であるスペシャリティ医薬品のフルラインサービス構築を目的としており、卸売事業との相乗効果を狙う。
中期経営計画「次代を翔ける」を策定
2026年4月、2028年度を最終年度とする中期経営計画「次代を翔ける」を策定した。前中期経営計画で築いた基盤の上に、営業利益の非連続な飛躍を目指す「収益化フェーズ」と位置付ける。コアの卸売事業の収益力強化に加え、アライアンスによる新規事業拡大を通じて「ヘルスケア・トータルソリューション・プロバイダー」への転換を掲げる。
ガバナンス強化とCVCファンド設立
2024年8月に取締役会の諮問機関としてガバナンス強化特別委員会を設置し、その答申に基づきCGO(チーフ・ガバナンス・オフィサー)を新設した。コンプライアンス推進部やグループガバナンス部も設置し、実効的なガバナンス体制を構築した。同時に、CVCファンド「TOHO Ventures」を設立し、海外の先進的スタートアップへの出資(2026年4月にMetaphore Biotechnologies Inc.へ出資)を開始した。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
医薬品卸売事業の収益力強化
コア事業である医薬品卸売事業の収益力を強化し、安定的な収益基盤を構築する。
- 02
新規事業の早期拡大
積極的なアライアンスにより新規事業を早期に拡大し、ヘルスケア・トータルソリューション・プロバイダーへの転換を図る。
- 03
自律型人財への転換と価値創造組織への進化
社員一人ひとりの成長を促す制度改革、適切な人財配置、教育システム導入、心理的安全性を軸とした風土改革により、挑戦を恐れない自律型人財へ転換し、価値創造組織へ進化させる。
- 04
サステナビリティ経営の推進
温室効果ガス排出量の中長期的な削減目標のもと、配送効率向上や再生可能エネルギーへの切り替え、サプライチェーン全体での環境負荷低減に取り組む。
- 05
ガバナンス体制の強化とリスク管理
取締役会の監督機能強化、内部統制システムの運用、リスクマネジメント体制の整備により、経営の透明性・健全性を堅持する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で7,675人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は679万円で、9期前と比べて+9.1%。平均年齢は48.3歳、平均勤続年数は18.9年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 7,895 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 7,849 | — |
| 2019年3月 | 622 | 45.4 | 16.5 | 7,937 | — |
| 2020年3月 | 608 | 46.4 | 16.5 | 7,847 | — |
| 2021年3月 | 588 | 47.4 | 18.5 | 7,732 | — |
| 2022年3月 | 605 | 47.4 | 18.6 | 7,785 | — |
| 2023年3月 | 601 | 47.3 | 18.8 | 7,699 | — |
| 2024年3月 | 609 | 47.3 | 18.4 | 7,572 | — |
| 2025年3月 | 617 | 47.3 | 18.3 | 7,609 | 248 |
| 2026年3月 | 679 | 48.3 | 18.9 | 7,675 | 216 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.6兆円、営業利益は166億円。前期と比べると増収減益で、売上が+2.3%、利益が-12.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.6兆円 | 1.6兆円 |
| 営業利益 | 148億円 | 166億円 |
| 純利益 | 129億円 | 173億円 |
| 1株あたり配当 | ¥180 | ¥180 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3,978億円、営業利益は25億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.3%、営業利益は+31.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 3,343 | — | — | 41 |
| 2024年1Q | 3,512 | 19 | 0.5 | 15 |
| 2024年2Q | 3,836 | 46 | 1.2 | 73 |
| 2024年3Q | 3,847 | 51 | 1.3 | 47 |
| 2024年4Q | 3,572 | — | — | 72 |
| 2025年2Q | 7,550 | 74 | 1.0 | 54 |
| 2025年4Q | 7,635 | 115 | 1.5 | 144 |
| 2026年2Q | 7,679 | 73 | 1.0 | 62 |
| 2026年4Q | 7,855 | 93 | 1.2 | 111 |
| 2027年1Q | 3,978 | 25 | 0.6 | 24 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1.1兆円から1.6兆円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は1.1%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.14 | — | 196 | — | 115 |
| 2014年3月 | 1.19 | — | 183 | — | 104 |
| 2015年3月 | 1.16 | — | 159 | — | 135 |
| 2016年3月 | 1.31 | — | 345 | — | 218 |
| 2017年3月 | 1.23 | — | 198 | — | 142 |
| 2018年3月 | 1.21 | — | 250 | — | 144 |
| 2019年3月 | 1.22 | — | 215 | — | 139 |
| 2020年3月 | 1.26 | — | 237 | — | 162 |
| 2021年3月 | 1.21 | — | 103 | — | 50 |
| 2022年3月 | 1.27 | — | 182 | — | 134 |
| 2023年3月 | 1.39 | — | 192 | — | 136 |
| 2024年3月 | 1.48 | — | 218 | — | 207 |
| 2025年3月 | 1.52 | 189 | 207 | 1.2 | 198 |
| 2026年3月 | 1.55 | 166 | 166 | 1.1 | 173 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.6兆円のうち、営業利益として残るのは166億円で1.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は173億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金92.1%1.4兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.8%1,058億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.1%166億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが192億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは200億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は833億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 246 | −105 | −160 | 141 | 374 |
| 2014年3月 | −186 | −80 | 30 | −266 | 143 |
| 2015年3月 | 293 | 35 | −73 | 328 | 406 |
| 2016年3月 | 24 | −49 | −101 | −25 | 279 |
| 2017年3月 | 161 | −63 | −99 | 98 | 277 |
| 2018年3月 | 520 | −124 | −38 | 396 | 637 |
| 2019年3月 | 134 | −76 | 53 | 58 | 754 |
| 2020年3月 | 108 | −157 | 95 | −49 | 800 |
| 2021年3月 | 88 | 7 | −7 | 95 | 889 |
| 2022年3月 | 163 | −110 | −45 | 53 | 900 |
| 2023年3月 | 0 | 43 | −131 | 43 | 818 |
| 2024年3月 | 599 | 91 | −222 | 690 | 1,287 |
| 2025年3月 | −267 | −42 | −204 | −309 | 782 |
| 2026年3月 | 192 | 8 | −163 | 200 | 833 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は7,408億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,716億円で、自己資本比率は36.6%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 5,627 | 1,343 | 4,284 | 23.9 |
| 2014年3月 | 5,801 | 1,472 | 4,329 | 25.4 |
| 2015年3月 | 5,990 | 1,574 | 4,416 | 26.3 |
| 2016年3月 | 6,419 | 1,747 | 4,672 | 27.2 |
| 2017年3月 | 5,982 | 1,883 | 4,099 | 31.4 |
| 2018年3月 | 6,458 | 2,078 | 4,380 | 32.1 |
| 2019年3月 | 6,637 | 2,138 | 4,499 | 32.2 |
| 2020年3月 | 6,708 | 2,310 | 4,398 | 34.4 |
| 2021年3月 | 6,832 | 2,374 | 4,458 | 34.7 |
| 2022年3月 | 7,024 | 2,413 | 4,611 | 34.3 |
| 2023年3月 | 7,153 | 2,429 | 4,724 | 33.9 |
| 2024年3月 | 7,734 | 2,494 | 5,240 | 32.2 |
| 2025年3月 | 7,228 | 2,569 | 4,659 | 35.5 |
| 2026年3月 | 7,408 | 2,716 | 4,692 | 36.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで284社中32位あたり、逆に低いのは営業利益率で284社中248位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,000で、1年前と比べて-24.6%。過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.3倍 |
| PER (会社予想) | 20.2倍 |
| PBR | 0.98倍 |
| 配当利回り | 4.50% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で株価は0.43%上昇とほぼ横ばいも、8月5日に3613円まで急落後は反発基調。25日線(3964.76円)を上抜け、8月21日終値4000円は25日線を0.9%上回る。一方で52週高値5726円からは30%下落、200日線(4394.17円)を大きく下回り、中期的な上値は重い。出来高は8月5日の334,300株をピークに減少傾向で、需給は一服感が出ている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER15.33倍は業界平均17.93倍を下回り割安感があるが、予想PER20.2倍とやや高めで、ROE6.56%は低水準だ。PBR0.98倍は業界平均1.23倍を下回り割安で、配当利回り4.5%は業界平均2.93%を大きく上回り魅力的。ただし配当性向72.71%と高く、業績は横ばいで成長性に乏しい。割安指標と低収益性が混在し、総合的にはほぼ妥当な評価と言える。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.3倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 20.2倍 | — |
| PBR | 0.98倍 | 1.24倍 |
| ROE | 6.6% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
医薬品卸売業界は、後発品シェア拡大や薬価改定による価格競争激化で構造的な課題を抱える。強気派は、業界再編で寡占化が進み、大手としての規模の利益が発揮される局面と捉え、物流効率化や共同仕入れで収益性が改善するとみる。一方、弱気派は、売上高の伸びに対して営業利益率が1%台前半と極めて低く、競争激化でさらなるマージン圧縮リスクを懸念する。また、政府の薬価抑制政策が継続することや、災害時の在庫維持義務などコスト増要因も重しとなる。配当利回りは4.5%超と高いが、株価は1年で25%下落しており、割安感の捉え方が分かれる。
- 業界再編の恩恵
シェア拡大で仕入れ交渉力が強化され、マージン率の改善余地がある。
- 安定需要の強み
医療用医薬品は需要が景気に左右されにくく、高齢化で市場は拡大基調。
- 高配当利回り
利回り4.56%は相対的に魅力的で、株主還元姿勢は維持。
- PBR0.97倍と1倍割れの割安修正不定影響中
株価純資産倍率は0.97倍と解散価値以下。時価総額が純資産を下回る状態で買い安心感
- 配当利回り4.56%の高水準で下支え継続影響中
配当利回り4.56%は株価下落で上昇。配当目的の買いが入りやすい
- 売上高が3期連続で過去最高更新通年影響弱
売上高は14,767億円→15,185億円→15,534億円と増加。規模拡大は続く
- 外国人保有比率38.4%と高く株主構成の多様化継続影響弱
外国人の保有比率38.39%は高く、機関投資家の監視が経営規律を促す
- 収益性が低位
営業利益率1%前後と薄利で、コスト上昇の影響を受けやすい。
- 薬価改定リスク
政府の薬価抑制政策が継続すれば、売上総利益率が圧迫される。
- 株価下落トレンド
1年で25%下落しており、業績見通しへの不安が根強い。
- 純利益が3期連続で減益通年影響強
純利益はFY24/3の207億円からFY26/3予想の173億円へ約16%減。減益基調が継続
- 営業利益率が1.07%まで低下通年影響中
営業利益率はFY25/3の1.24%からFY26/3予想の1.07%へ悪化。収益性の改善が遅れ
- 予想PER20倍と実績PER15倍から悪化通年影響中
実績PER15.12倍に対し予想PER20倍。株式市場は今後の減益を織り込む
- 株価が1年で25%下落し弱気トレンド2026年上期影響弱
過去1年の株価下落率は25.06%。下げ止まり兆候がなければ売り圧力が続く
- 営業利益率
- 本業の収益力が改善しているかを測る最重要指標。
- 医薬品卸売シェア
- 業界再編で規模の優位性が効いているかを確認する。
- 配当性向
- 高配当の持続可能性を判断するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり180円で、前期から+153.8%。いまの株価に対する利回りは4.50%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 30 | — | 14.3 |
| 2018年3月 | 30 | 0.0 | 32.8 |
| 2019年3月 | 30 | 0.0 | 19.6 |
| 2020年3月 | 40 | 33.3 | 28.6 |
| 2021年3月 | 30 | −25.0 | 20.6 |
| 2022年3月 | 30 | 0.0 | 52.7 |
| 2023年3月 | 32 | 6.7 | 23.0 |
| 2024年3月 | 40 | 25.0 | 19.7 |
| 2025年3月 | 65 | 62.5 | 29.7 |
| 2026年3月 | 165 | 153.8 | 72.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥180
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,665人。区分でいちばん多いのは外国法人で38.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.7%を占め、残る71.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 20.5 | 22.5 | 25.2 | 25.8 | 33.6 | 38.4 |
| 個人・その他 | 32.6 | 32.3 | 36.4 | 38.5 | 34.6 | 31.1 |
| 金融機関 | 22.8 | 20.4 | 18.5 | 14.2 | 13.2 | 15.1 |
| 事業法人 | 23.4 | 23.0 | 18.4 | 16.4 | 14.2 | 13.7 |
| 自己株式 | 9.9 | 9.9 | 14.4 | 17.9 | 14.3 | 11.4 |
| 証券会社 | 0.7 | 1.8 | 1.6 | 5.1 | 4.4 | 1.7 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505018(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 13.21 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.04 |
| 03 | 塩野義製薬株式会社 | 4.79 |
| 04 | GOLDMAN,SACHS & CO.REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 3.84 |
| 05 | 3D WH OPPORTUNITY MASTER OFC - 3D WH OPP ORTUNITY HOLDINGS(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 3.29 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.22 |
| 07 | 河野 博行 | 1.83 |
| 08 | みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 第一三共口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行 | 1.82 |
| 09 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 1.77 |
| 10 | 東邦ホールディングス従業員持株会 | 1.65 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+70%、1株純資産は14期で+120%。直近期のROEは6.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 159 | 1,902 | 9.0 | 13.7 | 23.6 |
| 2014年3月 | 140 | 1,952 | 7.4 | 15.7 | 42.4 |
| 2015年3月 | 182 | 2,247 | 8.9 | 11.2 | 11.1 |
| 2016年3月 | 317 | 2,545 | 13.1 | 7.6 | 31.8 |
| 2017年3月 | 207 | 2,736 | 7.8 | 11.3 | 14.3 |
| 2018年3月 | 210 | 3,031 | 7.3 | 11.9 | 32.8 |
| 2019年3月 | 208 | 3,135 | 6.6 | 13.3 | 19.6 |
| 2020年3月 | 233 | 3,274 | 7.3 | 9.7 | 28.6 |
| 2021年3月 | 71 | 3,365 | 2.1 | 28.7 | 20.6 |
| 2022年3月 | 190 | 3,416 | 5.6 | 9.8 | 52.7 |
| 2023年3月 | 197 | 3,624 | 5.6 | 11.9 | 23.0 |
| 2024年3月 | 320 | 3,969 | 8.4 | 11.4 | 19.7 |
| 2025年3月 | 313 | 4,100 | 7.8 | 14.2 | 29.7 |
| 2026年3月 | 271 | 4,193 | 6.6 | 17.6 | 72.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額321百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 枝廣弘巳 | 代表取締役 社長執行役員 CEO | 74 | 47,000 |
| 馬田明 | 取締役 専務執行役員 COO | 61 | 31,000 |
| 芳賀真名子 | 取締役 | 63 | — |
| 加茂谷佳明 | 取締役(監査等委員) | 70 | — |
| 小谷秀仁 | 取締役(監査等委員) | 58 | — |
| 齋藤美帆 | 取締役(監査等委員) | 63 | — |
| 伊藤雅彦 | 取締役 | 69 | — |
| 後藤千惠 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 192 | 30 | 27 | 249 | 42 |
| 社外取締役 | 5 | 72 | — | — | 72 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,160字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,024字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,304字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,010字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第78期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第77期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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