本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

リログループ

Relo Group, Inc.8876 · Prime · サービス業

企業向け福利厚生・社宅管理・海外赴任支援のアウトソーシングを核に、賃貸管理・ホテル運営を展開。

概要

リログループは、企業向け福利厚生代行サービス「リロクラブ」を中核とする総合サービス企業である。1967年に島根県で建設会社として創業し、その後留守宅管理、借上社宅管理、海外赴任支援へと事業を拡大。現在はアウトソーシング事業(福利厚生・借上社宅・海外赴任)、賃貸管理事業、観光事業の3セグメントで構成される。2025年3月期の売上収益は1,429億円、営業利益304億円、親会社帰属純利益433億円。従業員数は3,451人(連結)。福利厚生アウトソーシング市場でトップクラスのシェアを持つ。

アウトソーシング・賃貸管理・観光の3本柱

リログループは、アウトソーシング事業、賃貸管理事業、観光事業の3セグメントで事業を構成する。アウトソーシング事業は、福利厚生代行サービス「リロクラブ」、借上社宅管理サービス、海外赴任支援サービスから成り、BtoB領域で企業の人事・総務業務を代行する。賃貸管理事業は「リロの賃貸」ブランドで不動産オーナー向けに賃貸管理、仲介、修繕・リフォームをワンストップ提供する。観光事業は、福利厚生の会員基盤と保養所運営ノウハウを活用し、ホテル運営、別荘タイムシェア、ホテル・旅館再生を手掛ける。この3本柱で、企業と個人の生活に密着したサービスを展開している。

ストック収入が支える収益構造

リログループの収益は、継続的なストック収入が大きな割合を占める。アウトソーシング事業では、福利厚生代行サービスの会員数や借上社宅の管理戸数が積み上がることで、毎月の会費・管理手数料が安定的に流入する。2025年3月期のセグメント別売上収益は、アウトソーシング事業が約807億円(全体の53%)、賃貸管理事業が約529億円(35%)、観光事業が約163億円(11%)である。営業利益ではアウトソーシング事業が約228億円と全体の74%を稼ぎ出し、同事業の営業利益率は約28%と高い。ストックビジネスに加え、転居支援や仲介などのフロー収入も併せ持つ。

持株会社体制と多国籍なグループ構成

リログループは、持株会社である株式会社リログループの下に、77の連結子会社と5の持分法適用関連会社を擁する(2026年3月期)。主要な子会社として、福利厚生代行を担う株式会社リロクラブ、借上社宅管理の株式会社リロケーション・ジャパン、海外赴任支援のRelo Redac, Inc.やBGRS Limitedなどがある。2001年に持株会社へ移行し、事業ごとに子会社を設ける体制を取った。海外では米国、アジア、欧州などに拠点を持ち、日本企業のグローバル展開を支援する。2016年に商号をリロ・ホールディングからリログループに変更し、グループ一体運営を強化している。

高収益体質と資本効率目標

リログループは、2025年3月期に売上収益1,429億円、営業利益304億円、親会社帰属純利益433億円を達成した。前期(2024年3月期)は保有株式の評価損などで278億円の純損失だったが、一転して黒字に転換した。営業利益率は21.3%とサービス業としては高水準である。2026年3月期を初年度とする4ヵ年の中期経営計画「第四次オリンピック作戦」では、2029年3月期に売上収益2,000億円、営業利益500億円を目標に掲げる。併せて調整後ROIC15%以上、ROE25~30%、調整後ネットD/Eレシオ1倍以内、自己資本比率30%以上の資本効率指標を設定し、財務健全性と成長投資の両立を目指す。

業界の中での役割はBtoBアウトソーシングサービスプロバイダー(福利厚生・社宅・海外赴任支援)兼不動産管理・観光事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,511億円
営業利益
308億円
営業利益率
20.4%
純利益
207億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
アウト ソーシング事業808億円53.8%229億円28.3%
賃貸管理事業530億円35.3%80億円15.1%
観光事業164億円10.9%43億円26.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01アウトソーシング(福利厚生・社宅・海外赴任)主力

企業向けに福利厚生代行サービス(各種コンテンツ提供、住まいの駆け付けサービス等)、借上社宅管理(物件検索・転居支援・留守宅管理等)、海外赴任支援(赴任前から帰任までのトータルサポート)を提供する。

主な製品・サービス4
福利厚生代行サービス
企業の業務負担とコストを軽減し、従業員向けの様々なコンテンツを提供。提携企業向け顧客特典代行サービスも含む。
借上社宅管理サービス
企業が借り上げる社宅の物件検索、転居支援、留守宅管理等を代行。
海外赴任支援サービス
日本企業の駐在員向けに赴任前準備から帰任までを総合的にサポート。
住まいの駆け付けサービス
会員の住まいに関する緊急対応サービス。

02賃貸管理主力

「リロの賃貸」ブランドで、不動産オーナー向けに賃貸管理を中心としたサービスを展開。賃貸仲介、修繕・リフォーム工事など、管理業務に付随するサービスをワンストップで提供。全国規模のネットワークを活かす。

主な製品・サービス3
賃貸管理サービス
不動産オーナーに代わって入居者管理、家賃回収、物件保守等を行う。
賃貸仲介サービス
賃貸物件の入居者募集・仲介。
修繕・リフォーム工事
管理物件の修繕やリフォーム工事の手配・施工。

03観光(ホテル・旅館・別荘タイムシェア)準主力

福利厚生事業の会員基盤や企業保養所の運営ノウハウを活用し、ホテル運営、別荘のタイムシェア事業を展開。後継者問題を抱えるホテル・旅館の再生にも取り組む。

主な製品・サービス3
ホテル運営
地方の中小型ホテル・旅館の運営。
別荘タイムシェア事業
別荘を複数の会員で時間単位で共有利用するサービス。
ホテル・旅館再生
後継者不在のホテル・旅館の事業再生支援。

04その他(金融関連等)その他

主力事業の基盤を活かし、金融関連事業等を展開。

製品と技術

福利厚生代行サービス「リロクラブ」

「リロクラブ」は、リログループの旗艦サービスである。企業が従業員向けに提供する福利厚生を代行し、宿泊施設予約、旅行、健康増進、育児・介護支援、メンタルケアなどの多彩なコンテンツを一つのプラットフォームで提供する。企業は従業員数に応じた月額会費を支払うだけで、手間のかかる福利厚生の運営をアウトソースできる。2025年3月期には会員数が堅調に増加し、会費収入がアウトソーシング事業の成長を牽引した。同サービスは「福利厚生倶楽部」として1993年に開始され、現在では提携企業向け顧客特典代行サービス「クラブオフアライアンス」や住まいの駆け付けサービスも含む総合生活支援へと進化している。

借上社宅管理サービス「リライアンス」

「リライアンス」は、企業が従業員に提供する借上社宅の管理を代行するサービスである。物件検索や契約手続き、転居支援、入居中・退去時の管理、留守宅管理までをワンストップで行う。全国規模の物件データベースとノウハウを活かし、企業の人事担当者と従業員双方の負担を軽減する。1979年に三井物産の転勤者留守宅管理として始まった事業が発展したもので、現在ではアウトソーシング事業の主要な柱の一つである。管理戸数の増加が安定した手数料収入を生み、ストック収益の基盤となっている。

海外赴任支援トータルサービス

リログループは、日本企業の駐在員向けに赴任前から帰任までをカバーする海外赴任支援サービスを提供する。具体的には、ビザ手続き、現地住居探し、学校情報提供、家族サポート、現地生活オリエンテーション、帰任時の再定着支援などである。米国子会社のRelo Redac, Inc.や買収したBGRS Limitedを通じて、グローバルなサービスネットワークを構築。2022年にはSIRVAグループと統合したが、2024年に株式を売却した後も国内企業向けのサービスは継続する。日本企業の海外進出をバックアップする重要な事業である。

賃貸管理事業「リロの賃貸」

「リロの賃貸」は、不動産オーナー向けに賃貸管理を中心としたサービスブランドである。入居者募集、家賃回収、物件保守、トラブル対応などの管理業務に加え、賃貸仲介や修繕・リフォーム工事もワンストップで提供する。全国規模のネットワークを活かし、オーナーの空室リスク低減と収益最大化を支援する。2025年3月期の管理戸数は前期を上回り、ストックベースが拡大。売上収益は529億円とグループ全体の約35%を占め、安定した収益源となっている。人材投資拡大により営業利益は微減したが、事業基盤は堅調である。

観光事業:ホテル運営と別荘タイムシェア

観光事業では、地方の中小型ホテル・旅館の運営、別荘のタイムシェア事業、後継者不足に悩むホテル・旅館の再生を手掛ける。福利厚生事業の会員基盤を活用した集客や、企業保養所の運営ノウハウを強みとする。2025年3月期はホテル稼働率が堅調に推移し、新規施設の収益貢献もあり増収増益。別荘タイムシェアでは利用料収入が増加した。同セグメントの売上収益は163億円でグループの11%を占める。2024年3月には株式会社リロホテルソリューションズを設立し、事業拡大を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

法人向け住居管理で圧倒的収益性、独自地位

リログループは、法人従業員の住居管理サービスで国内市場をリードし、高い収益性を誇る。同業のジンジブやダイブグループと比較し、売上高は約1500億円と中規模だが、営業利益率は20%を超え、業界内で極めて高い。これは、住宅管理のノウハウとスケールメリットによるもので、顧客企業との長期契約が基盤となっている。少子化や転勤需要の変化がリスクだが、新規事業の拡大や海外への展開で成長を目指している。

強み

  • 営業利益率20%超と業界トップクラスの収益力を誇る
  • 法人向けの長期契約に基づく安定した収益構造
  • 独自の住居管理システムと専門スタッフによる高品質なサービス
  • 国内の主要企業との取引が盤石で、浮動が少ない

課題

  • リモートワーク拡大で転勤が減り、需要が縮小するリスク
  • 国内市場が成熟し、新規顧客開拓が限定的
  • 高いサービス品質を維持するための人材確保と育成が課題

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がリログループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15938LIXIL5,056億円62.0倍
29006京浜急行電鉄4,285億円15.3倍
37984コクヨ4,064億円17.7倍
49048名古屋鉄道3,709億円18.1倍
58242エイチ・ツー・オー リテイリング3,667億円11.6倍
68876リログループ3,438億円17.2倍
79045京阪ホールディングス3,425億円9.6倍
89044NANKAI3,362億円13.6倍
99616共立メンテナンス2,941億円15.7倍
108919カチタス2,906億円23.2倍
119602東宝2,747億円25.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

島根県の建設会社から留守宅管理へ転換

リログループの起源は、1967年3月に島根県鹿足郡津和野町で設立された日本建装株式会社である。当初は勤労者向け住宅の新築・増改築などの建設工事を目的とした。1969年1月に日本住建株式会社へ商号変更し、1978年9月には三井物産株式会社の社宅・寮の営繕指定業者となる。この取引をきっかけに、1979年10月、三井物産の国内・海外転勤者の留守宅管理業務を開始。これが後のリロケーション事業の原点となる。1984年5月には商号を株式会社日本リロケーションセンターに変更し、本格的にリロケーション事業へ舵を切った。建設業からサービス業への転換点である。

福利厚生代行「福利厚生倶楽部」の誕生

1993年9月、リログループは企業の福利厚生を総合支援する福利厚生代行サービス「福利厚生倶楽部」を開始した。これは、転勤者向けの留守宅管理で培った企業との関係を活かし、従業員向けの宿泊・旅行、生活支援などのコンテンツを一括提供する画期的なサービスだった。1999年には麻生セメントとの合弁で株式会社福利厚生倶楽部九州、2000年には名古屋鉄道や中国電力との合弁で中部・中国子会社を設立し、地域展開を加速。2007年には関連会社を吸収合併し、事業基盤を固めた。このサービスが今日のリログループの屋台骨となる。

持株会社制移行と事業再編

2001年7月、リログループは持株会社体制へ移行した。リロケーション事業と福利厚生代行サービス事業をそれぞれ新設分割し、株式会社リロケーション・ジャパンと株式会社リロクラブに承継。同時に商号を株式会社リロ・ホールディングに変更した。同年8月にはリラックス・コミュニケーションズ(後のリロクラブ)を設立。2004年には会員制リゾート事業をリロバケーションズに分割するなど、事業ごとに子会社を整理した。この再編により、各事業の専門性を高めるとともに、持株会社がグループ全体の戦略を統括する体制が整った。2016年7月には商号を株式会社リログループに変更し、ブランド統一を図った。

東証上場とM&Aによる成長加速

1999年9月に日本証券業協会に店頭登録した後、2010年6月に東京証券取引所市場第二部に上場。2011年11月には市場第一部に指定替えとなった。上場後はM&Aによる事業拡大を積極化する。2005年に米国のRedac, Inc.(現Relo Redac, Inc.)を連結子会社化し、海外赴任支援の国際ネットワークを強化。2014年にはパナソニック エクセルインターナショナル(現リロエクセル)を取得。2016年にはAssociates for International Research, Inc.、2019年にはBGRS Limitedを相次いで買収し、グローバル展開を加速した。2022年4月には東証の市場区分見直しによりプライム市場へ移行している。

グローバル統合と選択と集中の時代

2020年代に入り、リログループは海外事業の統合と整理を進めた。2022年7月、BGRSグループとSIRVAグループを統合し、SIRVA-BGRS Holdings, Inc.として共同経営を開始。しかし2024年8月には同社の株式を売却し、非関連会社化した。2024年6月には日本ハウズイング株式も売却。これらの動きは、資本効率を意識した選択と集中の表れである。一方、2025年3月には株式会社アンサーホールディングスを持分法適用会社化し、2026年1月にはインドのFormula Corporate Solutions India Private Limitedを持分法適用とするなど、新たな投資も行っている。グローバル事業の再編と国内既存事業の深耕が並行する。

「第四次オリンピック作戦」で新たな成長へ

2026年3月期、リログループは4ヵ年の中期経営計画「第四次オリンピック作戦」を始動した。テーマは「日本の大転換に必要な課題解決カンパニーとなる」。重点領域として「人材投資」「労働力不足」「シニア・相続」の3つを掲げ、既存事業の深化と新規事業創出を図る。アウトソーシング事業では福利厚生プラットフォームの拡大、賃貸管理事業では地方創生、観光事業ではインバウンド需要対応を推進。数値目標として2029年3月期に売上収益2,000億円、営業利益500億円、調整後ROIC15%以上を掲げる。初年度の2026年3月期は売上収益1,511億円、営業利益308億円と計画を上回るスタートを切った。

年表40件を開く

1960年代

  • 1967年3月勤労者向け住宅の新築・増改築等の建設工事および内装工事の施工を目的として、島根県鹿足郡津和野町に日本建装㈱を設立
  • 1969年1月商号変更日本建装㈱から日本住建㈱に商号変更

1970年代

  • 1978年9月三井物産㈱の社宅、寮等の営繕の指定業者となる
  • 1979年10月三井物産㈱の国内、海外転勤者の留守宅管理を開始

1980年代

  • 1984年5月商号変更日本住建㈱から㈱日本リロケーションセンターに商号変更し、本格的にリロケーション事業を開始
  • 1989年6月商号変更㈱日本リロケーションセンターから㈱日本リロケーションに商号変更 米国における日本人転勤者・出張者の便宜を図る為、三井物産㈱、物産不動産㈱およびMITSUI & CO. (U.S.A.), INC.と合弁にてRelocation International(U.S.A), Inc.を設立

1990年代

  • 1990年5月商号変更㈱リロケーション・ファイナンス(2003年7月に㈱リロ・フィナンシャル・ソリューションズに商号変更)を設立
  • 1992年7月本社を東京都新宿区新宿四丁目3番23号に移転
  • 1993年9月企業の福利厚生を総合的に支援する福利厚生代行サービス「福利厚生倶楽部」を開始
  • 1999年9月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1999年10月麻生セメント㈱との合弁により㈱福利厚生倶楽部九州を設立

2000年代

  • 2000年5月名古屋鉄道㈱との合弁により㈱福利厚生倶楽部中部を設立
  • 2000年7月企業および従業員に対する住まいのトータルソリューションサービス「リロネット」を開始 ㈱中国電力との合弁により㈱福利厚生倶楽部中国を設立
  • 2001年7月商号変更当社のリロケーション事業および福利厚生代行サービス事業を新設会社分割により、それぞれ㈱リロケーション・ジャパンおよび㈱リロクラブに承継 当社を持株会社に移行し、㈱リロ・ホールディングに商号変更
  • 2001年8月商号変更㈱リラックス・コミュニケーションズ(2015年4月に㈱リロクラブに商号変更)を設立
  • 2004年10月当社の会員制リゾート事業を会社分割により㈱リロバケーションズに承継
  • 2005年6月商号変更㈱リロケーション・エキスパットサービス(2008年10月に㈱リロケーション・インターナショナルに商号変更)を設立
  • 2005年6月M&ARedac, Inc.(2013年2月にRelo Redac, Inc.に商号変更)を連結子会社化
  • 2007年10月M&A㈱リラックス・コミュニケーションズが㈱リロクラブを吸収合併
  • 2009年9月商号変更㈱アール・オー・アイ(2009年10月に㈱ワールドリゾートオペレーションに商号変更)を設立
  • 2009年12月日本ハウズイング㈱を関連会社化

2010年代

  • 2010年1月M&A㈱東都を連結子会社化
  • 2010年6月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2011年11月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2014年12月M&Aパナソニック エクセルインターナショナル㈱(2021年4月に㈱リロエクセルに商号変更)を連結子会社化
  • 2015年3月㈱リロパートナーズを設立
  • 2016年7月商号変更㈱リロ・ホールディングから㈱リログループに商号変更
  • 2016年9月M&AAssociates for International Research, Inc.を連結子会社化
  • 2017年4月普通株式1株につき10株の割合で株式分割を実施
  • 2019年3月M&A㈱ホットハウスを連結子会社化
  • 2019年6月M&ABGRS Limitedを連結子会社化

2020年代

  • 2021年10月M&A㈱リロバケーションズが㈱ワールドリゾートオペレーションを吸収合併
  • 2021年10月㈱リロケーション・ジャパンが㈱リロケーション・インターナショナルの留守宅管理事業を会社分割により承継
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年7月M&ABGRSグループとSIRVAグループを統合し、SIRVA-BGRS Holdings, Inc.として共同経営を開始
  • 2024年3月㈱リロホテルソリューションズを設立
  • 2024年6月日本ハウズイング㈱の株式を売却し非関連会社化
  • 2024年8月SIRVA-BGRS Holdings, Inc.の株式を売却し非関連会社化
  • 2025年3月㈱アンサーホールディングスを持分法適用会社化
  • 2026年1月Formula Corporate Solutions India Private Limitedを持分法適用会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2029年3月期まで2,000億円
  • 営業利益2029年3月期まで500億円
  • 調整後ROIC2029年3月期まで15%
  • ROE2029年3月期まで25~30%
  • 自己資本比率2029年3月期まで30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    生活総合支援サービス産業の創出

    日本企業の本業以外の業務をサポートし、世界展開を支援することで、『生活総合支援サービス産業』を世界規模で創出するというビジョンを掲げ、課題解決カンパニーとして持続可能な社会に貢献する。

  2. 02

    中期経営計画「第四次オリンピック作戦」の推進

    2026年3月期から4年間の中期経営計画を策定し、最終年度(2029年3月期)に売上収益2000億円、営業利益500億円を目指す。人材投資、労働力不足、シニア・相続の3つの社会的課題に重点的に対処する。

  3. 03

    アウトソーシング事業の拡大

    福利厚生事業、借上社宅管理事業、海外赴任支援事業を展開。福利厚生プラットフォームの拡大、社宅管理戸数の積み上げ、海外赴任支援サービスの充実により、ストック基盤を強化し、シェアと利益の拡大を図る。

  4. 04

    賃貸管理事業のM&A推進

    後継者不足が進む不動産賃貸管理業界において、M&Aを通じて事業承継の受け皿となるべく、賃貸管理戸数を積み上げ、基盤を拡大する。BPOサービスやオーナー向けコンサルティングを強化し、住まいを通じた顧客満足を追求する。

  5. 05

    観光事業による地方活性化

    地方の中堅・中小規模のホテル・旅館の運営支援を中心に、事業承継の受け皿として貢献する。福利厚生事業の会員基盤を活用し、観光を通じた地方活性化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,451人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は616万円で、9期前と比べて+11.3%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は8.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,826
2018年3月2,095
2019年3月55440.46.52,302
2020年3月54640.76.34,280
2021年3月58140.36.94,208
2022年3月56339.26.64,297
2023年3月58639.97.32,955
2024年3月59239.77.73,100
2025年3月59340.27.83,334912
2026年3月61640.18.13,451892

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率35.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
宿泊施設等 — 神奈川県足柄下郡等135億円
観光事業
本社 — 東京都新宿区3,710百万円
店舗等 — 宮城県仙台市等1,430百万円
賃貸管理事業
Redac Gateway Hotel — 米国 カリフォルニア州1,388百万円
アウトソーシング事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱リロケーション・ジャパン(注)2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱リロクラブ(注)2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱リロパートナーズ
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東都
    東京都狛江市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱駅前不動産ホールディングス
    福岡県久留米市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱リロバケーションズ(注)2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Relo Redac, Inc.
    米国 ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Associates for International Research, Inc. (注)3
    米国 マサチューセッツ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アンサーホールディングス(注)4
    福岡県北九州市 · 持分法適用会社
    議決権20.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,511億円営業利益308億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.7%、利益が+1.3%。

売上高
+5.7%
1,511億円
営業利益
+1.3%
308億円
純利益
-52.2%
207億円
営業利益率
20.4%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,650億円1,511億円
営業利益340億円308億円
純利益225億円207億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は390億円、営業利益は72億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.0%、営業利益は+26.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q34633
2024年1Q3075718.640
2024年2Q3256820.948
2024年3Q3125517.638
2024年4Q382−404
2025年2Q70115722.4330
2025年4Q72814720.2103
2026年2Q72914920.4102
2026年4Q78215920.3105
2027年1Q3907218.552

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,151億円から1,511億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は20.4%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,1517144
パナソニック エクセルインターナショナル㈱(2021年4月に㈱リロエクセルに商号変更)を連結子会社化
2014年3月1,2538348
㈱リロパートナーズを設立
2015年3月1,6019961
Associates for International Research, Inc.を連結子会社化
2016年3月1,83311972
2017年3月2,05114292
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2018年3月2,254169108
㈱ホットハウスを連結子会社化
2019年3月2,509201130
2020年3月3,13020138
㈱リロバケーションズが㈱ワールドリゾートオペレーションを吸収合併
2021年3月1,56113484
BGRSグループとSIRVAグループを統合し、SIRVA-BGRS Holdings, Inc.として共同経営を開始
2022年3月1,131218156
2023年3月1,237259209
㈱リロホテルソリューションズを設立
2024年3月1,326−194−278
2025年3月1,42930452921.3433
2026年3月1,51130830920.4207

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,511億円のうち、営業利益として残るのは308億円20.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は207億円、売上の13.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.5%808億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.3%428億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.4%308億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
46.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+12.8pt
20.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+8.6pt
13.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+15.3pt
27.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが225億円、投資CFが−89億円で、差し引きのフリーCFは136億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は634億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月56−23−153365
2014年3月39−9−53092
2015年3月66−46−220110
2016年3月40−4426−4128
2017年3月10−4236−32133
2018年3月89−7513014279
2019年3月116−38−8278274
2020年3月153−553483−400336
2021年3月248−43−75205492
2022年3月180−49−191131444
2023年3月54100−170154437
2024年3月187−58−78129495
2025年3月259300−413559640
2026年3月225−89−149136634

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,243億円。このうち返さなくてよい自己資本が846億円で、自己資本比率は26.1%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月48624024649.1
2014年3月56726730046.8
2015年3月70531439143.9
2016年3月83433549939.6
2017年3月99339759639.6
2018年3月1,26042883233.6
2019年3月1,48554594035.2
2020年3月2,7563002,45610.9
2021年3月2,8763852,49113.4
2022年3月3,0165452,47118.1
2023年3月3,2276862,54121.3
2024年3月2,9023862,51613.3
2025年3月3,0326822,32722.5
2026年3月3,2438462,37726.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
634億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
774億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,377億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中63位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中485位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
20.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,247で、1年前と比べて+35.3%過去52週の値幅のなかでは96%の位置にある。

¥2,247-0.7%1ヶ月+14.8%1年+35.3%時価総額3,438億円
過去52週の値幅
安値¥1,617高値¥2,272

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.2倍
PER (会社予想)15.1倍
PBR4.35倍
配当利回り3.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+7.94%と上昇、年初来+23.38%と堅調。25日線(2070.6円)を約4.4%上回り、75日線・200日線も上回る。52週高値2198.5円に対して8月21日終値2162円は約1.7%下と高値圏。出来高は8月3日に81万株と増加したが、その後は30万〜60万株で推移。RSIは68.88と強気圏。週足では上昇トレンドが続いており、高値更新が視野に入る。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 16.57 倍は同業界平均 23.01 倍を下回り、予想 PER 14.6 倍でさらなる割安感。PBR 4.19 倍は平均 3.33 倍を上回るが、ROE 27.1% の高収益性を考慮すると妥当。配当利回り 3.47% は平均 2.29% を上回り、増配傾向。割安だが、直近の純利益減少や業績変動のリスクを考慮する必要がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.2倍23.4倍
PER (予想)15.1倍
PBR4.35倍3.51倍
ROE27.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

福利厚生アウトソーシング市場の拡大と高シェアによる安定成長が投資論点。強気派は、企業の働き方改革や従業員満足度向上のニーズを背景に市場が成長し、同社のストック収益が拡大すると主張する。また、2025年3月期に純利益が過去最高の433億円と急回復し、ROE27%超の高収益体質が評価に値する。一方、弱気派は、2026年3月期の純利益が207億円と半減する見通しである点を問題視し、特に前期に計上された特別利益の剥落や事業の成熟による成長鈍化を懸念する。また、投資用不動産融資にかつて依存していた時期があり、その残存リスクや業界競争の激化も指摘される。市場シェアの実態と収益の質をどう評価するかが争点。

プラスに働く材料7
  • ストック収益の安定性

    法人契約の継続的な利用料が収益の柱で、景気変動の影響が限定的

  • 市場成長の追い風

    福利厚生のアウトソーシング需要は働き方改革で拡大傾向

  • 高収益性の実証

    純利益433億円とROE27%超で資本効率の高さを示す

  • 売上高1511億円と3期連続の増収通年影響

    2026年3月期売上高は1511億円と前期1429億円から82億円増加

  • 営業利益308億円で営業利益率20%台維持通年影響

    営業利益は308億円、営業利益率20.38%と高水準を維持

  • 予想PER14.4倍は実績PER16.34倍から改善不定影響

    予想PER14.4倍は実績16.34倍を下回り、今後の増益期待

  • ROE27.1%と高収益構造が株価を下支え継続影響

    ROE27.1%は高い資本効率を示し、株価への信頼感につながる

マイナスに働く材料7
  • 利益の急減予想

    2026年3月期の純利益は207億円と前年比52%減の見込み

  • 特別利益への依存

    前期の黒字は特別利益の計上が大きく寄与した可能性

  • 市場成熟の懸念

    会員獲得の飽和や施設網競争で成長が鈍る可能性

  • 純利益が207億円と前期433億円から半減通年影響

    2026年3月期純利益は207億円と前期から226億円減少する見込み

  • PBR3.82倍と割高水準、調整リスク不定影響

    PBR3.82倍は自己資本比で割高、期待が剥落した場合に株価調整

  • 外国人保有比率24.16%と高く売り圧力懸念継続影響

    外国人保有は24.16%と高く、リスクオフ時に売りが膨らむ可能性

  • 株価は1年で22%上昇し短期的な過熱感不定影響

    1年間の株価上昇率22.03%は業績改善を先取りした動き

次の決算で確かめる点
契約企業数
福利厚生代行事業の規模と成長性を示す核心指標
会員数
ストック収益の基盤であり、利用率の変化を捉える
営業利益率
価格競争や事業効率の変化を監視するため
一株当たり配当
株主還元の持続性と安定性を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+64.3%いまの株価に対する利回りは3.34%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
3.34%
いまの株価に対して
配当性向
81.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1829.8
2018年3月2219.649.7
2019年3月2618.264.3
2020年3月2911.552.0
2021年3月19−34.532.0
2022年3月2952.655.7
2023年3月3313.8153.9
2024年3月3712.1
2025年3月4213.518.2
2026年3月6964.381.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,993人。区分でいちばん多いのは個人・その他31.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他16.817.116.719.619.631.8
事業法人23.023.023.025.932.525.4
外国法人28.327.227.424.419.122.1
金融機関26.829.128.623.822.817.8
外国人個人2.22.22.22.22.12.1
自己株式0.90.00.10.12.21.0
証券会社3.01.42.24.23.80.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社ササダ・ファンド22.87
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.45
03光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員光通信株式会社6.94
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.64
05UH Partners 2 投資事業有限責任組合 無限責任組合員株式会社UH Partners 24.99
06リログループ従業員持株会1.60
07TAIKI SASADA (常任代理人 みずほ証券株式会社)1.30
08佐々田有樹1.30
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.24
10光通信株式会社1.19

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-10
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    8.28%
    +0.21pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−54%、1株純資産は14期で−65%。直近期のROEは27.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2981,61619.813.654.7
2014年3月3301,80519.117.159.1
2015年3月4132,10521.225.885.0
2016年3月4922522.430.689.3
2017年3月6126225.330.029.8
2018年3月7228426.441.049.7
2019年3月8735027.535.764.3
2020年3月251987.589.452.0
2021年3月5525524.442.332.0
2022年3月10335633.617.855.7
2023年3月13744933.915.4153.9
2024年3月−182253−51.9
2025年3月28745681.16.518.2
2026年3月13755827.113.881.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額364百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐々田正徳取締役会長81668,000
中村謙一代表取締役CEO601,377,500
門田康取締役CFO兼CIO59757,500
河野豪取締役COO51300,500
小山克彦取締役CHRO61512,300
田村佳克取締役53381,600
櫻井政夫取締役685,100
大木延佳取締役(常勤監査等委員)59222,600
堤竹あかね取締役(常勤監査等委員)60311,500
佐藤香織取締役(監査等委員)53
本間洋一取締役(監査等委員)57
山本節子取締役(監査等委員)789,900

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)725331044
取締役(社内)2282814
社外取締役426267

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,002字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社77社および持分法適用関連会社5社により構成されております。当社は特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社および当社の関係会社の事業における当社および関係会社の位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりです。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分です。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結 財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.事業セグメント」をご参照ください。 (1)アウトソーシング事業 当事業は、福利厚生事業、借上社宅管理事業、海外赴任支援事業で構成され、BtoB領域のアウトソーシング事業を展開しております。福利厚生事業においては、企業の業務負担とコストを軽減し様々なコンテンツを従業員へ提供する福利厚生代行サービスや、提携企業向けに顧客特典代行サービス等を提供しているほか、住まいの駆け付けサービスを手掛け、顧客会員の生活を総合的にサポートしております。借上社宅管理事業においては、借上社宅管理を中心に物件検索等による転居支援、留守宅管理等を手掛けております。また、海外赴任支援事業においては、日本企業の駐在員を中心に、赴任前から帰任に至るまで、海外赴任サポート等のサービスを総合的に展開しております。 (2)賃貸管理事業 当事業は、「リロの賃貸」のもと、不動産オーナー向けに賃貸管理を中心としたサービスを展開しております。また、賃貸仲介や修繕・リフォーム工事など、管理業務に付随する幅広いサービスをワンストップで提供しており、全国規模のネットワークを活かした豊富な情報量と多様なサービスを提供しております。 (3)観光事業 当事業は、福利厚生事業の会員基盤や企業の保養所をはじめとした地方の中小型のホテル、旅館の運営ノウハウを活用し、ホテル運営事業と別荘のタイムシェア事業を展開するほか、後継者問題を抱えるホテル、旅館の再生にも取り組んでおります。 (4)その他事業 当事業は主力事業の基盤を活かし金融関連事業等を展開しております。 事業の系統図は概ね次のとおりです。 * 上記の他、連結子会社63社、持分法適用関連会社2社があります。
経営方針・対処すべき課題6,065字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「当社グループのサービスを通じて、人や企業が後顧の憂いなく安心して本来の力を発揮できるようにサポートすること」を創業来の精神としております。そして、赴任者や転勤者などの持家を管理する留守宅管理サービスをはじめとして、福利厚生代行サービス「福利厚生倶楽部」、顧客特典代行サービス「クラブオフアライアンス」、借上社宅管理アウトソーシングサービス「リライアンス」、海外赴任支援サービスなど、社会にニーズがありながら事業化されていなかったビジネスを立ち上げ、成長してまいりました。 そして、日本企業の海外進出が活発化し、企業のグローバルな競争が激化する環境下において、「日本企業が世界で戦うために本業に集中できるよう、本業以外の業務をサポートすること」、「真のサムライパワーを発揮できるよう、日本企業の世界展開を支援すること」、また、これらの活動を通じ、「これから始まる日本の大転換になくてはならない存在になる」という使命のもと、「世界規模で展開する『生活総合支援サービス産業』の創出」というビジョンを掲げております。 <使命> 「日本企業が世界で戦うために本業に集中できるよう、本業以外の業務をサポートすること」 「真のサムライパワーを発揮できるよう、日本企業の世界展開を支援すること」 「これから始まる日本の大転換をサポートすること」 <ビジョン> 「世界規模で展開する『生活総合支援サービス産業』の創出」 <パーパス> 社会が抱える問題の解決者として、全社員が団結し全てのステークホルダーの繁栄(持続可能な社会)に貢献いたします。 当社は、創業時「転勤者の留守宅問題を解決しよう!」という使命からスタートし、「企業の人事・総務ご担当者」、「転勤者」や「中小企業」、「地方の中小規模のホテル・旅館」、「現地に赴任されたばかりの赴任者」等が直面していた課題を次々とビジネスにして、解決してまいりました。今後も、社会が抱える「問題解決者・課題解決カンパニー」として、当事者意識を持つ計算不能な面白き集団であり続け、大転換を迎えた日本企業の発展に貢献いたします。 (2) 目標とする経営指標 当社は2026年3月期を初年度とする4ヵ年の中期経営計画「第四次オリンピック作戦」を策定し、最終年度である2029年3月期において、売上収益2,000億円、営業利益500億円を目標とし、達成に向けて取り組んでまいります。また、これまで以上に投資効率や財務健全性を意識した経営を推進するため、調整後ROIC15%、ROE25~30%、調整後ネットD/Eレシオ1倍以内、自己資本比率30%以上と、4つの指標に目標を掲げております。資本効率と財務健全性の両立を当社の成長戦略の一環として掲げ、持続的な成長と企業価値向上を目指してまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは創業以来、日本企業が直面する様々な社会的課題の解決を支援することで、着実に成長を遂げてまいりました。今後、日本国内においては人口減少が一層顕在化し、国内市場の縮小や少子高齢化といった構造的な課題が加速度的に進行することが見込まれます。一方で、人材確保の困難化や生産性向上に向けた働き方改革の進展を背景に、企業におけるアウトソーシング需要は今後ますます拡大していくものと予想しております。こうした環境変化を踏まえ、当社は「日本の大転換に必要な課題解決カンパニーとなる」をテーマに掲げ、2026年3月期を初年度とする4ヵ年の中期経営計画「第四次オリンピック作戦」を策定・始動いたしました。第四次オリンピック作戦においては、特に重点的に取り組むべき3つの社会的課題として、「人材投資」「労働力不足」「シニア・相続」の3領域を起点とし、既存事業の深化、新規事業の創出、およびこれらを支える戦略的投資を一体的に推進してまいります。具体的には、BtoB領域のアウトソーシング事業においては、深刻化する労働力不足への対応策として、日本企業の生産性向上および福利厚生の充実支援を一層拡大してまいります。また、BtoC領域における賃貸管理事業および観光事業については、地方創生および拡大するインバウンド需要への対応を通じて、地域経済への貢献と事業承継の推進を図ってまいります。 これに伴い、各事業間におけるシナジーとシステム投資などの経営資源配分をより効率的に実施することを目的に、経営管理体制を再構築し、当連結会計年度より事業セグメントを「アウトソーシング事業」、「賃貸管理事業」、「観光事業」へ変更しております。 各事業における具体的な取り組みについては以下のとおりです。 <アウトソーシング事業> アウトソーシング事業は、「福利厚生事業」、「借上社宅管理事業」、「海外赴任支援事業」により構成されております。 ≪福利厚生事業≫ 福利厚生事業においては、「大手企業と中堅・中小企業の福利厚生の格差を埋める」という創業の使命と、近年では、「首都圏企業と地方企業の福利厚生の格差を埋める」という旗印のもと、企業と企業で働く従業員に対し、育児・介護の支援、健康増進・メンタルケアなど社会的に必要とされるサービスを提供し、福利厚生の諸問題を解決してまいりました。そのような中、我が国では、昨今、少子高齢化に伴う人口の減少や、育児や介護との両立など、労働人口や労働環境が著しく変化をしております。 「第四次オリンピック作戦」では、福利厚生プラットフォームの拡大により、全てのステークホルダーの満足度・流通額を拡大してまいります。そして、労働力不足への対応として、日本企業の生産性向上および福利厚生の充実を一層支援するため、社員間のコミュニケーションや健康促進をサポートするコンテンツの開発、提供により、中堅・中小企業および地方への営業をより一層強化することで、会員数および契約社数の増加に繋げてまいります。また、企業が顧客を囲い込む動きは更に強まっていることから、福利厚生事業で培った全国に及ぶサービス基盤を活かし、クライアント企業の顧客組織化をサポートするCRM事業や不動産管理会社を中心に提供する24時間駆け付けサービスについても、積極的に展開してまいります。 なお、当事業では、2029年3月期に営業利益220億円の達成を計画しております。 ≪借上社宅管理事業≫ 借上社宅管理事業においては、企業における業務効率化の流れが加速しアウトソーシングニーズが高まっていることなどから、2011年4月より開始した中期経営計画「第一次オリンピック作戦」から「第三次オリンピック作戦」の14年間で、社宅管理戸数が4倍超となる27万戸まで拡大し、市場シェアおよび利益規模ともにNo.1を達成いたしました。 「第四次オリンピック作戦」では、引き続き社宅管理戸数や留守宅管理戸数、家具付き賃貸管理戸数を積み上げ、ストック基盤を強化するとともに、不動産事業者の利便性の向上に資するデジタルプラットフォーム構築に挑戦し、全てのステークホルダーと共により良い未来を創造してまいります。また、労働力不足への対応として、日本企業の生産性向上および福利厚生の充実を一層支援するとともに、オペレーションの効率化による利益率の改善や、転勤時の物件探しをサポートするリロネットの利用を促進し、ダントツNo.1に向けて競争力をより一層強化してまいります。 なお、当事業では、2029年3月期に営業利益110億円の達成を計画しております。 ≪海外赴任支援事業≫ 海外赴任支援事業においては、2020年以降の新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、企業の海外出張や赴任の大幅な減少など、事業環境に大きな影響を受けました。しかしながら、当社グループは同業他社の買収等を通じて、海外赴任にかかる各種手続きを一括して提供可能な体制を整備し、日本企業のグローバル展開をワンストップで支援する独自のポジションを確立しております。アフターコロナの経済環境下においても、日本企業は国内市場の縮小を背景に、海外市場への進出および投資を積極的に行っており、これに伴う人材の海外派遣に対する需要は依然として高い水準を維持しております。特に、海外への人材配置は事業活動そのものと密接に関連しており、市場の創出および事業拡大に不可欠な要素と認識されております。このような背景のもと、当社グループが提供する海外赴任支援サービスおよび現地支援サービスに対するニーズは継続的に存在しており、引き続き日本企業の国際展開において欠かせないサービスとして重要な役割を果たしてまいります。 「第四次オリンピック作戦」では、国境を越えたビジネスパーソンの移動に関する総合的なBtoBビジネスを展開し、「海外人事丸ごとお任せ」のソリューションサービスを提供してまいります。そして、Core&Flexリロケーションの普及や海外現地サービスの拡充などにより、日本と海外間の移動および海外駐在員向けのサービスを拡大し、海外赴任支援サービスと海外現地サービスの連携をより一層強化してまいります。 なお、当事業では、2029年3月期に営業利益50億円の達成を計画しております。 <賃貸管理事業> 賃貸管理事業においては、事業承継問題を抱える我が国の不動産賃貸管理業において、この受け皿となるべく「賃貸管理全国7ブロック展開」を2013年より開始いたしました。以来、多数の賃貸管理会社からの賛同を受け、50社以上の賃貸管理会社がグループ入りし、現在、賃貸管理戸数も約12万戸超となりました。そして、「リロの賃貸」という共通ブランドをスタートするとともに、賃貸管理会社間でのノウハウ共有やサービスの連携を推進してまいりました。その結果、顧客満足度の向上や事業シナジーを創出することに成功しております。 「第四次オリンピック作戦」では、本業界において今後ますます加速していく後継者不足という社会的課題に対し、これら機能を通じ、引き続きM&Aの推進および賃貸管理戸数を積み上げ、事業承継の受け皿として基盤拡大に努めてまいります。また、不動産会社向けのBPOサービスやオーナー向けのコンサルティング機能を強化することで、賃貸経営と不動産に関わる困りごとを解決し、「日本の住文化を豊かにし、住まいを通して人々を幸せにする」というビジョンを実現してまいります。 なお、当事業では、2029年3月期に営業利益120億円の達成を計画しております。 <観光事業> 観光事業では、福利厚生事業の会員基盤やタイムシェア事業の運営ノウハウを活用し、企業の保養所をはじめ、比較的規模の小さい中小型のホテル、旅館の再生に取り組んでおります。地方における中堅・中小規模のホテルでは、賃貸管理会社同様、後継者問題などを抱えており、事業運営を断念するケースも少なくありません。 「第四次オリンピック作戦」では、これまでの実績を踏まえ、観光領域における課題解決カンパニーとして、「観光を通じた地方活性化」という使命のもと、引き続き地方における中堅・中小規模のホテルの運営支援を中心に事業を推進することで、後継者不足が加速する本業界に対し、事業承継の受け皿として貢献してまいります。 なお、当事業では、2029年3月期に営業利益70億円の達成を計画しております。 (4) 会社の対処すべき課題 ① グループ経営資源の活用 当社グループは、これまで企業福利厚生分野の総合アウトソーサーとして、住宅領域とライフサポート領域の双方にまたがるサービスを提供するグループ体制を構築してまいりました。 今後は、当社グループのサービスをご利用いただいている法人・個人の皆様に、当社グループが提供する複数のサービスを相互にご利用いただけるようにクロスセルモデルを確立するとともに、既存事業とシナジーの高い事業領域においては、新たにサービスを拡充することにより、更なる事業基盤の拡大を図ってまいります。 ② 新規事業の育成 当社グループは、留守宅管理サービスや福利厚生代行サービス、借上社宅管理業務アウトソーシングサービス、海外赴任支援サービスなど先駆的なビジネスモデルを創出し、これらの事業を拡大することにより成長してまいりました。今後も、さらなる成長に向けて、主力事業と関連性の高い事業領域で新規事業を立ち上げていくとともに、インキュベーション途上にある事業は、早期に事業基盤を確立し利益貢献を果たすよう育成してまいります。 ③ 景気変動等への対応 当社グループの主力事業である、福利厚生事業、借上社宅管理事業、賃貸管理事業などは、景気変動による影響は限定的であると考えておりますが、観光事業については、景気変動による個人の消費動向の影響を受け易いため、今後もより効率的な運営体制の構築を図るとともに、魅力あるリゾート施設の企画や運営などにも努めてまいります。 ④ 情報管理体制の強化 当社グループは、多数のお客様や従業員の個人情報を取り扱っており、その情報管理を強化していくことが重要であると考えております。情報セキュリティ保護方針及び個人情報基本方針に基づき情報管理を徹底していることに加え、個人情報を多数取り扱う事業会社ではプライバシーマークの認証を取得しておりますが、今後も制度の継続的な運用の見直しや社内教育・研修の実施を継続して行ってまいります。 ⑤ 海外展開に向けたグローバル人材育成 当社グループは、日本企業の世界展開の加速に合わせ、海外赴任支援事業を拡大してまいりました。また、グローバルカンパニーで働く人々の移動への対応を鑑み、海外拠点の拡大など、さらなる事業拡大の準備をしてまいりました。今後は世界市場で競争力をもつために必要な人材の採用と育成に取り組んでまいります。 ⑥ デジタル化の推進 当社グループは福利厚生事業において大規模なシステム開発を実施し事業の拡大および利益率の改善を実現してまいりました。他事業でも同様の展開による成長を目論むとともに人手不足への対応を鑑み、さらなるシステム投資を行い、グループ全体のデジタル化推進に取り組んでまいります。 ⑦ 事業体制強化への対応 当社グループは、企業福利厚生の総合アウトソーサーとして事業継続に向けたBCP(事業継続計画)を定めておりますが、近年増加している天災や新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症拡大等の状況においてもサービスを継続できるように事業体制をより強固にすべく、グループ全社で継続的改善に取り組んでまいります。
事業等のリスク6,127字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、株主および投資家の皆様の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。以下に記載するリスクが生じることにより、当社グループの業績および財政状態が悪化する可能性があります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避ならびに顕在化した場合の適切な対応に努めてまいります。 なお、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、今後リスク要因が増加する可能性も有しております。 (1)グループ全体または複数事業に及ぶ共通リスク ① 企業福利厚生制度の変遷について 当社グループの主力事業である企業福利厚生分野に関連する事業においては、従来の日本型福利厚生制度ともいえる全従業員へ均等に提供する形態から、欧米型ともいえる成果主義・自己責任に基づく手当支給の形態へと制度を移行する企業も一部にあります。また、日本企業の世界展開が加速する環境の中、グローバル化によって賞与の制度等が欧米型に移行する企業が増加する可能性があります。 当社グループは、日本型福利厚生のアウトソーシングサービスを主力事業としており、今後ともこの事業分野に注力していく方針ですが、海外における福利厚生の事例や制度を研究するとともに、当社独自のメニューの開発等にも力を入れ、今後の福利厚生制度の変遷に対応する対策を行っております。しかしながら、顧客企業の福利厚生制度が欧米型に変遷することなどに当社グループが適切に対応できない場合には、ビジネスモデルの変更などを迫られる可能性があり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制の変更や会計基準改定について 当社グループは、顧客企業やその従業員の皆様に対し不動産取引(仲介・管理・賃貸・販売)、リフォーム・建築、旅行(ホテル・旅館)、物販など様々な分野にわたるサービスを提供しております。 これらの事業運営にあたっては、宅地建物取引業法、建設業法、旅行業法および消防法等の各種免許や許認可等が必要となる他、それら業務手順などにおいても法律や規制の制限を受けております。当社グループは、これらの許認可等を受けるための諸条件および関係法令の遵守に努めており、現状において当該許認可等が取り消しとなる事由は発生しておりませんが、今後、これらの事業に関する法令や会計基準等の改変または新設に対し、当社グループが適切に対応できない場合などには、当社グループの事業展開、ならびに業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの提供するサービスは、会計に係る法律や規則に基づく制限も受けております。情報収集に努めるとともに、監査法人との対話を通じて適宜対応をしておりますが、会計基準等の改変または新設に対し、適切に対応できない場合などには、当社グループの事業展開、ならびに業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報保護について 当社グループでは、物件所有者や入居者、顧客企業の従業員の皆様やホテル利用者、別荘のタイムシェア事業における会員など、多くの個人情報を取り扱っており、それらをデータとして保持・管理しております。 当社グループでは、個人情報の取り扱いに関して厳格なルールと承認プロセスを定め、個人情報を取り扱う業務についてはそれらに基づき運用している他、個人情報に関する定期的な研修を開催し、グループの全役職員への教育を徹底することなどにより個人情報の漏洩防止を図っております。また、業務全般を恒常的にモニタリングする部署を設置し、個人情報の取り扱いに関する指導と不正防止の強化に取り組んでおります。しかしながら、個人情報の漏洩が社会問題ともなっておりますように、万一、何らかの理由により当社グループでそのような事態が発生した場合には、損害賠償や信用失墜といった有形無形の損害を被る可能性があり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人の移動の停滞について 当社グループは、借上社宅管理事業において物件検索等による転居支援を提供するほか、賃貸管理事業においては顧客オーナーに代わり管理物件のテナント募集・仲介を行い、海外赴任支援事業では海外赴任に関わる手続きをサポートしております。これらのサービスは人が移動する際に収益が発生するものであり、天災や紛争、感染症等の影響を受けて移動が制約された場合はサービスに対する需要が低下する可能性があります。 当社グループは、安定的な営業収益の確保に努めており、人の移動に関わらず継続的に得られる収益も一定程度有しております。しかしながら人の移動に制約が生じ、その制約が広範囲かつ長期に及ぶ場合は収益機会等が大きく変動し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報通信システムについて 当社グループでは、福利厚生事業におけるシステム投資を通じた成功事例をグループ全体で共有し、他の事業においても従来の利益成長率を上回る成長曲線を描くことを目的に事業基盤整備や業務効率化を企図したシステム投資を継続的に行っております。当社グループのシステム等を統括する専門部署を設置している他、取締役CIO(最高情報責任者)管掌のもと、特に重要な事業会社の取締役に就任することでも各事業会社との連携に取り組んでおります。しかしながら、システム投資の費用が想定より増加した場合、計画策定時に企図した利益目標達成に寄与しない危険性があります。また、システムは当社グループにおける様々な事業運営に内在しており、それらにトラブルが発生し、その影響が広範囲かつ長期に及ぶ場合はシステムの機能回復等にかかる費用の発生、損害賠償や信用失墜といった有形無形の損害を被る可能性があり、当社グループの業績および財政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑥ 新規事業の育成について 当社グループは、留守宅管理サービスや福利厚生代行サービス、海外赴任支援サービスなど先駆的なビジネスモデルを創出し、これらの事業を拡大することにより成長してまいりました。今後も、さらなる成長に向けて、主力事業と関連性の高い事業領域で新規事業を立ち上げていくとともに、インキュベーション途上にある事業は、早期に事業基盤を確立し利益貢献を果たすよう育成してまいる所存ですが、新しい社会的な要請に対応可能なサービスを創出できず、当社グループとして適切に対応できない場合は事業展開、業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 人材の獲得および育成について 当社グループが継続的に成長を成し遂げていくために、人材の獲得および育成は重要な要素のひとつとして挙げられます。創業当時から、当社グループでは「パートナーシップ経営」と称して当事者としての経営参加を従業員に推進し、表彰制度の拡充やストックオプションの提供等を通じた優秀な人材の確保とモチベーション向上による育成に取り組んでまいりました。また、社員に舞台を与える経営を基本方針とし、持株会社体制をとることで経営者人材の育成を図る他、将来の幹部候補をジュニアボードとして指名し、その成長を監督・支援するなど、後継者を育成する体制を構築しております。加えて、キャリアサポート制度を設置し、年次毎に異なるキャリア形成を促す取り組みを全社員に対し実施するなど、引き続き人材獲得および育成に対応しております。 当社グループは継続的な成長を維持していくために、さらに業容を拡大する計画にありますが、事業の拡大に伴う必要人員の増加に対し、日本の労働人口の減少が進行することにより必要な人材の確保が難しくなる可能性があります。また、新規事業の開発等、適正な知見を持つ人材の採用において競合他社との競争環境が悪化することも予想されます。優秀な人材が採用できない場合や人材の育成が十分に進まなかった場合には、当社グループの成長を阻害する要因となる可能性があり、新規事業の開発が鈍化するなど業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 感染症について 当社グループは、顧客企業の従業員の住居を含む福利厚生サービスを提供する企業として事業活動を継続し社会機能を維持する役割を果たすため、災害や新型コロナウイルス感染症等に対応するための行動基準について整備するほか、救護や避難の訓練等を継続的に実施しております。 しかしながら、従業員や顧客の罹患等により営業活動に制約が生じた場合、またはパンデミックが起こり、行動制限措置により国内のみならず海外規模で人の移動が制限された場合、当社グループのサービス需要が低下し、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 自然災害・気候変動について 当社グループは、気候変動問題に対して、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同し、各事業における気候変動による事業へのリスクと機会を特定し、財務インパクト試算に基づくシナリオ分析を開示しております。 将来的な気候変動で気温の上昇、甚大な自然災害の発生が深刻化した場合には、顧客企業との取引関係や当社グループのコスト構造なども変化して、当社グループの事業運営に支障をきたすとともに、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 事業別のリスク詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)気候変動」をご参照下さい。 ⑩ 減損会計について 当連結会計年度末時点で、当社グループでは、観光事業の宿泊施設などを有形固定資産として計上しております。また、M&Aによる連結子会社の増加に伴いのれんを計上しております。M&Aにおいて当社グループは適切な買収対象の選定、投資の実行および被買収事業のPMI等について複数の実績を有しておりますが、今後グループ入りした企業にて事業の収益性や市況等の動向による影響またはPMIの遅延が生じた場合、これらの資産について、減損会計の適用に伴う損失処理が発生し、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)各事業におけるリスク ① 福利厚生事業 ⅰ 市場の飽和について 当事業では、顧客企業に代わり、従業員へ福利厚生サービスを提供しておりますが、都市部においては福利厚生代行サービスの利用の浸透に伴い同業他社との競合が激化しております。また、地方においては就業人口の高齢化と人口減少が進行しており、長期的には市場が縮小していく可能性があります。 当社グループは市場環境の変化に対応するため、顧客企業の従業員のニーズの変化や働き方改革に代表される社会の動向に沿ったサービスやコンテンツの開発を進めておりますが、料金やサービス品質等の面で利用者の期待に沿えない場合は競争力の低下を招き、顧客の流出や新規の顧客獲得が進まないことなどによる営業成績の悪化が当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 借上社宅管理事業 ⅰ 商習慣の変化について 当事業では、顧客企業やその従業員、物件オーナー等に対し不動産取引、リフォーム、転貸借契約等多岐にわたるサービスを提供しており、各取引においては地域毎に存在する商習慣または商習慣に基づく契約規格が存在します。 当社グループはそれら商習慣または商習慣に基づく契約規格を前提としたビジネスモデルを構築し、現在に至るまで成長を継続しておりますが、今後、敷金、仲介手数料といった商習慣に基づく契約規格に変化があった場合や、電子契約や重要事項説明の非対面化といった情報通信システムの発展に伴う手続きの簡便化や商習慣の変化等に対し、当社グループが適切に対応できず付加価値を提供できなくなった場合には、事業展開ならびに業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 海外赴任支援事業 ⅰ ビザの発行遅延や規制の変化について 当事業では、日本から海外各地への赴任手続を代行するサービスを提供しておりますが、海外への渡航や就労にあたり必要なビザは世界の経済動向、天災や紛争、感染症等に影響を受けて発行が停止される場合があります。発行停止が長期間におよび赴任スケジュールに変更があった場合、また、規制等に変更が生じ、それらに対し適切に対応できない場合は当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ④ 賃貸管理事業 ⅰ M&A戦略について 当社グループは、「全国7ブロック展開」を企図し、中期経営計画等の事業計画においてもM&Aを戦略の一環として位置づけ、今後もその実行を検討してまいります。しかしながら、将来のM&Aについては、計画上必要な買収対象が市場にあるとは限らず、買収対象があった場合においても、当社グループにとって受入可能な条件で合意に達することができないなどの不確実性を伴います。継続的な情報収集に努めておりますが、M&Aによる戦略が奏功しなかった場合、事業計画策定時に企図した利益目標に寄与せず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ 債務保証について 当事業では、国内および海外において管理している賃貸物件等に対する滞納家賃の督促・保証サービスを行っております。当該保証サービスの対象となる入居者の審査にあたっては当社グループの基準や各種法令に則り、適切に行っておりますが、急激な景気の悪化など、何らかの理由により滞納件数が想定を上回り、滞納債権が増加した場合などには、貸倒引当金の積み増しなどにより、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 観光事業 ⅰ 天候不順、感染症等について 当事業では、ホテル運営等の事業を展開しております。各宿泊施設においてはイールドマネジメント等により収益の確保に努めておりますが、悪天候や感染症等が長期に及ぶ場合、消費マインドの冷え込み等により一時的に宿泊数が減少する可能性があります。さらに影響が広範囲かつ長期に及ぶ場合は、悪天候や感染症等による二次被害を防ぐために必要な費用が増加する可能性があります。これらに対して当社グループが適切に対応できなかった場合は、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ 不動産市場環境について 当事業では、ホテル運営の一部施設について当社グループが保有し、売却を行っておりますが、不動産市場は、景気動向、金利動向、地価動向等の影響を受けやすい傾向があります。適切な施設の選定および運営、運営を通じて資産価値を引き出すことによる売却収益の獲得、売却後における運営受託等についてノウハウを有しておりますが、経済の不確実性や変化等により、不動産市場の環境が悪化した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,369字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)経営成績 当社グループは、日本企業の海外進出が活発化し、企業のグローバルな競争が激化する環境下において、「日本企業が世界で戦うために本業に集中できるよう、本業以外の業務をサポートすること」、「真のサムライパワーを発揮できるよう、日本企業の世界展開を支援すること」、また、これらの活動を通じ、「これから始まる日本の大転換になくてはならない存在になる」という使命のもと、「世界規模で展開する『生活総合支援サービス産業』の創出」というビジョンを掲げており、そのビジョン実現に向けて、2026年3月期を初年度とする4ヵ年の中期経営計画「第四次オリンピック作戦」を策定、始動いたしました。第四次オリンピック作戦においては、特に重点的に取り組むべき3つの社会的課題として、「人材投資」、「労働力不足」、「シニア・相続」の3領域を起点とし、既存事業の深化、新規事業の創出、およびこれらを支える戦略的投資を一体的に推進してまいります。BtoB領域のアウトソーシング事業においては、深刻化する労働力不足への対応策として、日本企業の生産性向上および福利厚生の充実支援を一層拡大してまいります。また、BtoC領域における賃貸管理事業および観光事業においては、地方創生および拡大するインバウンド需要への対応を通じて、地域経済への貢献と事業承継の推進を図ってまいります。 当連結会計年度は、福利厚生事業における会員数や借上社宅管理事業における管理戸数などのストック基盤が堅調に積み上がり、売上収益、営業利益が前連結会計年度を上回りました。一方、2024年5月9日付で公表した「持分法適用会社株式に対する公開買付けに係る応募契約の締結及び持分法による投資の売却益の計上見込みに関するお知らせ」のとおり、前年同期に持分法による投資の売却益として187億円を計上したことなどから、税引前利益、親会社の所有者に帰属する利益については減益となりました。 当連結会計年度の経営成績は、以下のとおりです。 売上収益   1,510億74百万円   (前期比 5.7%増) 営業利益   308億15百万円   (前期比 1.2%増) 税引前当期利益   309億43百万円   (前期比41.5%減) 親会社の所有者に帰属する当期利益   206億65百万円   (前期比52.3%減) セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しております。具体的には、「リロケーション事業」、「福利厚生事業」、「観光事業」の3事業としていた報告セグメントを、「アウトソーシング事業」、「賃貸管理事業」、「観光事業」に変更しており、前連結会計年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 アウトソーシング事業 当事業は、福利厚生事業、借上社宅管理事業、海外赴任支援事業で構成され、BtoB領域のアウトソーシング事業を展開しております。福利厚生事業においては、企業の業務負担とコストを軽減し様々なコンテンツを従業員へ提供する福利厚生代行サービスや、提携企業向けに顧客特典代行サービス等を提供しているほか、住まいの駆け付けサービスを手掛け、顧客会員の生活を総合的にサポートしております。借上社宅管理事業においては、借上社宅管理を中心に物件検索等による転居支援、留守宅管理等を手掛けております。また、海外赴任支援事業においては、日本企業の駐在員を中心に、赴任前から帰任に至るまで、海外赴任サポート等のサービスを総合的に展開しております。 当連結会計年度は、福利厚生代行サービスにおける会員の新規獲得が進み、会費収入が増加したほか、借上社宅管理事業の管理戸数が前期を上回ったことで、管理手数料収入や物件検索等による転居支援サービスの利用件数が増加したことなどから増収増益となりました。 これらの結果、売上収益807億69百万円(前期比8.8%増)、営業利益228億99百万円(同3.4%増)となりました。 賃貸管理事業 当事業は、「リロの賃貸」のもと、不動産オーナー向けに賃貸管理を中心としたサービスを展開しております。また、賃貸仲介や修繕・リフォーム工事など、管理業務に付随する幅広いサービスをワンストップで提供しており、全国規模のネットワークを活かした豊富な情報量と多様なサービスを提供しております。 当連結会計年度は、賃貸管理戸数が前期を上回り、ストック基盤が堅調に積み上がったことで増収となりましたが、人材投資の拡大に伴い、費用が増加したことなどから減益となりました。 これらの結果、売上収益529億56百万円(前期比2.3%増)、営業利益80億12百万円(同1.9%減)となりました。 観光事業 当事業は、福利厚生事業の会員基盤や企業の保養所をはじめとした地方の中小型のホテル、旅館の運営ノウハウを活用し、ホテル運営事業と別荘のタイムシェア事業を展開するほか、後継者問題を抱えるホテル、旅館の再生にも取り組んでおります。 当連結会計年度は、ホテルの稼働率が堅調に推移したほか、新規開業施設の収益貢献等により増収増益となりました。また、別荘のタイムシェアにおいて利用料収入が増加したことも増益に寄与いたしました。 これらの結果、売上収益163億99百万円(前期比4.0%増)、営業利益43億44百万円(同3.5%増)となりました。 その他 その他の事業では、主力事業の基盤を活かし金融関連事業等を展開しております。 当連結会計年度は、売上収益9億48百万円(前期比17.8%減)、営業損失2億6百万円(前連結会計年度は1億66百万円の営業損失)となりました。 生産、受注および販売の実績は、次のとおりです。 ① 生産実績 当社グループでは生産業務は行っておりませんので、該当事項はありません。 ② 受注実績 該当事項はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) アウトソーシング事業   (百万円)   80,769   8.8 賃貸管理事業   (百万円)   52,956   2.3 観光事業   (百万円)   16,399   4.0 報告セグメント計   (百万円)   150,126   5.9 その他   (百万円)   948   △17.8 合計   (百万円)   151,074   5.7 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比して211億11百万円増加し、3,242億88百万円となりました。これは、営業債権及びその他の債権の増加が主な要因です。 負債合計は、前連結会計年度末に比して50億45百万円増加し、2,377億9百万円となりました。これは、営業債務及びその他の債務が増加したことが主な要因です。 資本合計は、前連結会計年度末に比して160億66百万円増加し、865億79百万円となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益を206億65百万円計上し、剰余金の配当が62億87百万円発生したことが主な要因です。 セグメントごとの資産は、次のとおりです。 アウトソーシング事業 当セグメントの総資産は、管理戸数の増加およびソフトウェアに対する投資などにより、前連結会計年度末に比して164億29百万円増加し、1,619億37百万円となりました。 賃貸管理事業 当セグメントの総資産は、使用権資産の増加などにより前連結会計年度末に比して57億52百万円増加し、1,132億38百万円となりました。 観光事業 当セグメントの総資産は、新規施設の開業等に伴い有形固定資産を取得したことなどにより前連結会計年度末に比して22億53百万円増加し、264億60百万円となりました。 その他 当セグメントの総資産は、使用権資産の増加などにより前連結会計年度末に比して5億32百万円増加し、74億91百万円となりました。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比して6億23百万円減少し、633億98百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は下記のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、225億41百万円(前年同期比34億6百万円減)となりました。税引前当期利益309億43百万円、減価償却費及び償却費187億8百万円を計上した一方、法人所得税の支払額を94億86百万円計上したことが主な要因です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、88億70百万円(前年同期は300億円の資金増加)となりました。投資不動産の取得による支出77億48百万円と有形固定資産の取得による支出47億54百万円を計上したことが主な要因です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、149億48百万円(前年同期比263億34百万円減)となりました。長期借入金の返済による支出80億20百万円と配当金の支払額62億83百万円を計上したことが主な要因です。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載のとおりです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。