概要
Veritas In Silicoは2016年設立の創薬ベンチャーで、mRNAを標的とする低分子医薬品と核酸医薬品の研究開発を手がける。AI創薬プラットフォームaibVISを核に、製薬企業との共同研究(プラットフォーム型)と自社パイプライン創出(パイプライン型)を両輪とする。2024年2月に東証グロース市場へ上場。従業員19名、本社は東京都品川区。
プラットフォーム事業とパイプライン事業の二軸
当社の事業は大きく二つに分かれる。一つは、自社のAI創薬プラットフォームaibVISを製薬会社に提供し、共同でmRNA標的低分子医薬品の創出を目指すプラットフォーム事業である。東レ、塩野義製薬、武田薬品工業など複数の大手製薬企業と契約を結び、研究支援金やマイルストーン収入を得ている。もう一つは、自社でパイプラインを保有し、核酸医薬品(ASO)の創出に取り組むパイプライン事業である。2025年6月には心臓血管手術後の虚血性急性腎不全を対象とするプロジェクトを開始し、同年12月には物質特許を出願した。この二つの事業を「ハイブリッド型ビジネス」と位置づけ、収益源の多様化を図っている。
mRNA標的創薬という未開拓領域への挑戦
従来の低分子医薬品は疾患関連タンパク質を標的とするが、創薬標的の枯渇が業界課題となっている。当社は、タンパク質の設計図であるmRNAを直接標的にすることで、これまで創薬が困難だったタンパク質にもアプローチできると考える。mRNA標的低分子医薬品は経口投与が可能で製造コストが低い一方、研究開発の難易度は高い。当社は独自のインシリコRNA構造解析技術により、mRNA上の低分子が結合可能な部分構造(ターゲット構造)を特定し、低分子化合物で安定化させることでタンパク質合成を阻害する方法を確立した。このアプローチは、競合の少ないブルーオーシャンと見なされている。
財務状況と研究開発投資の規模
当社は依然として研究開発段階にあり、売上高は小規模である。2025年12月期の事業収益は91,140千円(前年比53.2%減)で、主に共同研究からの研究支援金による。一方、研究開発費は215,616千円を含む事業費用487,888千円を計上し、営業損失は396,748千円、当期純損失は425,671千円となった。総資産は1,884,912千円、自己資本比率は94.6%と高いが、 cash burnが続く。従業員は19名と少数精鋭で、外部との共同研究を通じて効率的に研究を進める体制をとっている。上場から間もないため、今後のパイプライン進捗による収益化が焦点となる。
グローバルな特許網と知的財産戦略
当社は、RNAを標的とした低分子創薬のビジネスモデルに関する特許を日本(2020年取得)、欧州(2025年1月)、米国(2025年7月)で取得し、主要市場での知的財産を確保した。また、独自のドラッグデリバリーシステム「Perfusio」の特許を2025年12月に日本で取得した。これらの特許は、競合他社の参入障壁となるとともに、ライセンス収入の可能性も秘める。さらに、スイスのSpiroChemや英国のLiverpool ChiroChemとの契約により、国際的な共同研究網を広げている。知的財産の活用は、プラットフォーム事業の競争力強化と収益源の多様化に寄与すると見られる。
業界の中での役割は製薬業界向けにAI創薬プラットフォームを提供し、共同創薬研究を行う創薬支援企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01製薬業界(プラットフォーム型)主力
当社は独自のAI創薬プラットフォーム「aibVIS」を活用し、複数の製薬会社とmRNA標的低分子医薬品の共同創薬研究を実施しています。創薬研究から医薬品候補化合物の取得までを一貫して支援し、契約一時金や研究支援金、マイルストーン、ロイヤリティ等の収益を得るビジネスモデルです。現在は、東レ、塩野義製薬、ラクオリア創薬、武田薬品工業などと共同創薬研究を進めています。
主要顧客東レ株式会社、塩野義製薬株式会社、ラクオリア創薬株式会社、武田薬品工業株式会社
- aibVISプラットフォーム
- mRNAの構造解析と創薬技術を統合したAI創薬プラットフォーム。ターゲット探索、スクリーニング、ヒットtoリード、リード化合物最適化までをワンストップで提供する。
- MobyDickⓇ
- 独自開発のインシリコRNA構造解析ソフトウェア。mRNA上の低分子結合候補部位(ターゲット構造)を高速・高精度に探索する。
- qFRET
- 定量的蛍光共鳴エネルギー移動法による独自のスクリーニング技術。数万〜数十万の化合物から標的結合化合物を高感度に検出する。
02製薬業界(パイプライン型)準主力
当社は自社でパイプラインを保有し、核酸医薬品の創薬研究を進めています。特にアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)を中心に、急性腎不全やALSなどの希少疾患を対象とした自社プロジェクトを展開。将来的には薬剤の導出契約により収益を得ることを目指しています。
- ASO(アンチセンスオリゴヌクレオチド)
- mRNAに結合してタンパク質の合成を阻害する核酸医薬品。当社のAIを活用した配列設計により、最短8ヶ月で医薬品候補化合物を取得できる。
- p53に対するASO
- 急性腎不全や心臓手術時の虚血性腎疾患の予防を目的とした自社パイプライン。物質特許を出願済みで、研究開発を進めている。
03その他(事業多角化)副次
当社のAI創薬技術を応用し、農薬事業やドラッグデリバリーシステムの事業化を検討しています。農薬ではmRNA構造解析を活用した新規作用機序の農薬開発を、DDSでは「Perfusio」を用いて核酸医薬品の臓器特異的な送達を目指します。
- Perfusio
- カテーテルを用いて特定の臓器に医薬品を灌流・回収するドラッグデリバリーシステム。核酸医薬品だけでなく細胞治療などへの応用も期待される。
製品と技術
AI創薬プラットフォーム「aibVIS」
aibVISは、複数のルールベースAIとデータ駆動AIを統合した創薬プラットフォームである。その前身ibVISは、インシリコRNA構造解析技術によりmRNA上の低分子結合可能部位を予測していた。2026年1月のバージョンアップでは、ルールベースAIを抜本的に改良し、共同研究で蓄積したRNA解析データを活用するデータ駆動AIを新たに実装。これにより、より効率的かつ確実なmRNA標的創薬が可能となった。aibVISは、低分子医薬品のターゲット探索からスクリーニングまでを支援し、製薬企業との共同研究の基盤として機能する。
ドラッグデリバリーシステム「Perfusio」
Perfusioは、当社が開発したカテーテルを使用するドラッグデリバリーシステムである。2025年12月に日本で特許を取得し、名称が正式に決定した。このシステムは、核酸医薬品の根本的な課題である体内送達の難しさを克服することを目的とする。当社は、Perfusioを用いることで臨床試験の期間とコストを約5分の1に圧縮できると見込んでいる。2026年度には実用化と販売開始を目標としており、自社パイプラインの加速だけでなく、他社へのライセンスアウトも視野に入れている。
核酸医薬品パイプライン:ASOによる急性腎不全治療
当社は、p53遺伝子のmRNAを標的とするアンチセンス核酸(ASO)を同定し、2025年6月に心臓血管手術後の虚血性急性腎不全を対象とするプロジェクトを開始した。同年12月にはこのASOに関する物質特許を出願した。ASOはmRNAに結合してタンパク質合成を阻害する核酸医薬品であり、製造コストは高いが研究期間が短い利点がある。当社はこのパイプラインに加え、島根大学と共同で原発性肺移植片機能不全を抑制するASOの研究も開始しており、希少疾患領域でのパイプライン拡充を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
AI創薬の新興、売上低迷で赤字拡大
医薬品セクターに属し、AI創薬プラットフォームを手掛ける。同業のジーエヌアイグループやChordia Therapeuticsなどと比較して売上規模は極めて小さく、2024年12月期の営業利益率は▲100%と大幅赤字。2025年12月期には営業赤字がさらに拡大する見通し。業界内での競争力はまだ確立されておらず、パイプラインの進捗が焦点。ライバルが上市や提携を進める中、収益化のめどが立っていない。
強み
- 独自のAI技術を用いた創薬プラットフォームを保有し、新薬候補の探索効率化を図る。
- AI創薬は成長分野であり、将来的な需要拡大が見込まれるため、先行者利益の可能性。
- バーチャル創薬企業として固定費が低く、資金効率を高められる可能性がある。
- 既存の医薬品と異なるアプローチで、未充足疾患領域に特化したパイプライン。
課題
- 売上高が減少傾向で、2025年は1億円と極小。黒字化の時期が不透明。
- ジーエヌアイグループなど同業が規模拡大する中、技術や提携で差をつける必要。
- 赤字継続により資金消耗が激しく、追加調達が必要となる可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がVeritas In Silico
時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4582シンバイオ製薬 | 37億円 | — |
| 2 | 4885室町ケミカル | 37億円 | 22.6倍 |
| 3 | 4586メドレックス | 36億円 | — |
| 4 | 4884クリングルファーマ | 31億円 | — |
| 5 | 4883モダリス | 29億円 | — |
| 6 | 130AVeritas In Silico | 28億円 | — |
| 7 | 4882ペルセウスプロテオミクス | 24億円 | — |
| 8 | 4558中京医薬品 | 24億円 | 25.8倍 |
| 9 | 4881ファンペップ | 20億円 | — |
| 10 | 4598Delta-Fly Pharma | 16億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
創業と核酸医薬品への着手(2016~2017年)
2016年11月、東京都渋谷区に株式会社Veritas In Silicoが設立された。創業者の中村が2000年代前半から開発してきたインシリコRNA構造解析技術を核に、三菱瓦斯化学やベンチャーキャピタルの出資を得て、mRNAを標的とする核酸医薬品の創薬研究を主事業として開始した。2017年7月には新潟薬科大学内に研究拠点(現新潟研究所)を開設し、アカデミアとの連携を強化した。同年10月には本店を東京都品川区に移転し、事業基盤を整えた。
低分子医薬品への事業転換(2018~2019年)
2018年4月、主事業を核酸医薬品からmRNAを標的とする低分子医薬品の創薬プラットフォーム事業に転換した。これは、低分子医薬品の方が経口投与が可能で患者負担が少なく、製造コストも低いという判断に基づく。同時に、かわさき新産業創造センター内に新川崎研究所を開設し、研究体制を拡充した。2019年3月には同事業に注力する方針を決定し、低分子創薬への集中を明確にした。この転換が、現在のプラットフォーム事業の基盤となった。
特許取得と製薬企業との協業開始(2020~2023年)
2020年10月、RNA標的低分子創薬のビジネスモデルに関する日本特許を取得し、知的財産を固めた。2021年には東レ、塩野義製薬との共同創薬研究契約を締結し、プラットフォーム事業が本格化した。2022年にはラクオリア創薬、2023年にはフランスのOncodesign Servicesや武田薬品工業との契約に発展。2023年6月には武田との契約を締結し、大手製薬企業との連携を拡大した。この時期、mRNA標的低分子創薬の実用化に向けた研究が加速した。
上場とパイプライン創出への進出(2024~2026年)
2024年2月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、資金調達と知名度向上を果たした。2024年12月には英国Liverpool ChiroChemとの共同開発契約、2025年1月には欧州特許取得、同年7月には米国特許取得とグローバル展開を進めた。2025年6月、自社パイプラインとして核酸医薬品(ASO)による疾患治療プロジェクトを開始し、パイプライン型ビジネスに本格参入。同年12月には独自のドラッグデリバリーシステム「Perfusio」の特許を取得し、技術基盤を強化した。2026年1月にはAI創薬プラットフォームをaibVISへバージョンアップし、機能を大幅に向上させた。
年表23件を開く
2010年代
- 2016年11月創業東京都渋谷区に株式会社 Veritas In Silicoを設立
- 2017年5月三菱瓦斯化学株式会社及びベンチャーキャピタルの出資のもと、RNA ※5 構造解析技術を活かしmRNAを標的とする核酸医薬品の創薬研究を主事業として開始
- 2017年7月研究拠点(現:新潟研究所)を共同研究先である新潟薬科大学(新潟県新潟市秋葉区)内に開設
- 2017年10月本店所在地を東京都品川区に移転
- 2018年4月主事業を核酸医薬品からmRNAを標的とする低分子医薬品の創薬プラットフォーム事業に転換
- 2018年4月mRNA標的低分子創薬研究のための研究拠点(現:新川崎研究所)をかわさき新産業創造センター(神奈川県川崎市幸区)内に開設
- 2019年3月mRNAを標的とする低分子医薬品の創薬プラットフォーム事業に注力する方針を決定
2020年代
- 2020年10月RNAを標的とした低分子創薬のビジネスモデルに関する特許(日本)を取得
- 2021年7月東レ株式会社とmRNAを創薬標的とする低分子医薬品の創出を目的とした共同創薬研究契約を締結
- 2021年11月塩野義製薬株式会社とmRNAを創薬標的とする低分子医薬品の創出を目的とした共同創薬研究契約を締結
- 2022年12月ラクオリア創薬株式会社とmRNAを創薬標的とする低分子医薬品の創出を目的とした共同創薬研究契約を締結
- 2023年5月フランス Oncodesign ServicesとmRNAを創薬標的とした低分子医薬品開発を目指す製薬会社のニーズに応えることを目的とする事業協力を開始
- 2023年6月武田薬品工業株式会社とmRNAを創薬標的とする低分子医薬品の創出を目的とした共同創薬研究契約を締結
- 2024年2月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年12月英国 Liverpool ChiroChemとmRNAを標的とした低分子医薬品の共同開発及び商業化契約を締結
- 2025年1月RNAを標的とした低分子創薬のビジネスモデルに関する特許(欧州)を取得
- 2025年4月業務運営を組織的、効率的に行うことを目的として執行役員制度を導入
- 2025年6月自社パイプライン創出を目的として核酸医薬品による疾患治療プロジェクトを開始
- 2025年6月三菱瓦斯化学株式会社と核酸医薬品創出及び製造方法確立を目的とした共同研究契約を締結
- 2025年7月RNAを標的とした低分子創薬のビジネスモデルに関する特許(米国)を取得
- 2025年12月当社独自のドラッグデリバリーシステム「Perfusio」の特許(日本)を取得
- 2026年1月AI創薬プラットフォーム ibVIS Ⓡ に実装されるAIを改良、機能強化のうえ aibVISへバージョンアップ
- 2026年1月スイス SpiroChemとmRNA標的化合物の共同探索研究に関する覚書を締結
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 新規共同創薬研究契約締結数2026年度まで年間2社
- 自社パイプライン創出数年間1本
- DDS実用化・販売開始2027年度末まで実用化して販売開始
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
プラットフォーム事業の推進と成功例創出
既存の共同創薬研究を進め、mRNA標的低分子創薬の成功例を創出して技術的ブレイクスルーを示す。将来価値の高いプロジェクトを国内外バイオテクと進める契約を締結するとともに、直近の収益になるプロジェクトを製薬会社と進める努力を継続する。
- 02
自社パイプラインの拡充
パイプライン1ではDDS Perfusioにより臨床試験のコストと期間を抜本的に短縮し、将来価値向上と早期マネタイズを図る。パイプライン2は2026年度に創出する。
- 03
多角化による事業安定化
自社技術の応用性を活かし、農薬事業に参入する。また、ドラッグデリバリーシステム自体のライセンスアウトも視野に入れる。
- 04
スペシャリティファーマへの成長
2030年までにスペシャリティファーマとしての地歩を確立する。ハイブリッド型ビジネス(プラットフォーム型+パイプライン型)で収益基盤を固め、持続的成長を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で19人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は837万円で、2期前と比べて+22.7%。平均年齢は45.8歳、平均勤続年数は4.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 682 | 44.3 | 4.3 | 15 | — |
| 2024年12月 | 798 | 46.8 | 3.8 | 19 | −1,053 |
| 2025年12月 | 837 | 45.8 | 4.4 | 19 | −2,105 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は1億円、営業利益は-4億円。前期と比べると減収で、売上が-50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 1億円 |
| 営業利益 | -6億円 | -4億円 |
| 純利益 | -6億円 | -4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2026年2Qで、売上は0億円、営業利益は−2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 0 | −1 | — | −1 |
| 2024年2Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2025年2Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2025年4Q | 1 | −2 | −200.0 | −2 |
| 2026年2Q | 0 | −2 | — | −4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
直近期の営業利益率は-400.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 0 | — | −3 | — | −3 |
| 2020年12月 | 0 | — | −3 | — | −3 |
| 2021年12月 | 1 | — | −2 | — | −2 |
| 2022年12月 | 2 | — | −1 | — | −1 |
| 2023年12月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年12月 | 2 | −2 | −2 | −100.0 | −2 |
| 2025年12月 | 1 | −4 | −4 | −400.0 | −4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高1億円のうち、営業利益として残るのは-4億円で-400.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-400.0%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金200.0%2億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金300.0%3億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-400.0%-4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年12月期は営業CFが−3億円、投資CFが5億円で、差し引きのフリーCFは2億円。期末の手元現金は3億円で、売上の36.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | −2 | 0 | 14 | −2 | 17 |
| 2022年12月 | −1 | −1 | — | −2 | 15 |
| 2023年12月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 15 |
| 2024年12月 | −2 | −20 | 8 | −22 | 2 |
| 2025年12月 | −3 | 5 | — | 2 | 3 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年12月期の総資産は19億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は94.6%(業種中央値69.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 9 | 8 | 1 | 93.2 |
| 2020年12月 | 6 | 5 | 1 | 86.6 |
| 2021年12月 | 18 | 17 | 1 | 96.0 |
| 2022年12月 | 16 | 15 | 1 | 96.5 |
| 2023年12月 | 17 | 16 | 1 | 95.2 |
| 2024年12月 | 22 | 22 | 0 | 98.2 |
| 2025年12月 | 19 | 18 | 1 | 94.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率で79社中73位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥433で、1年前と比べて-40.4%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.01倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月20日に前日比+7.23%の445円と上昇し、25日移動平均線415円を約7%上回りました。8月3日に出来高36万株と急増し、その後も高水準で推移しています。52週高値793円からは約44%低い水準ですが、52週安値390円からは約14%高です。7月は400円前後で推移していましたが、8月20日に一気に上放れました。RSI65.85で買われ過ぎ圏にはまだありませんが、短期的な上昇が続けば過熱感が出る可能性があります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERは赤字のため算出不能で、PBR1.46倍は業界平均3.11倍を下回るが、ROE2.1%と極めて低く、収益性が悪い。無配で配当利回り0%と株主還元もなく、売上高は減少傾向にあり、赤字が拡大している。業界平均PER27.07倍はあるが、赤字のため比較は無意味。今後の業績回復が見込めない限り、割高と判断せざるを得ない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.01倍 | 3.53倍 |
| ROE | 2.1% | 6.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
創薬ベンチャーのため、パイプラインの進捗が最大の投資論点。強気派は、特定領域への特化と研究開発能力により、将来的な大型導出契約の可能性を評価する。一方、弱気派は、現時点での収益基盤が極めて脆弱で、研究開発費の増加により赤字が拡大している点を問題視する。さらに、競合の多い創薬業界での差別化や臨床試験の成功確率の不確実性も懸念される。時価総額が小さく、特定のニュースで株価が大きく変動するリスクも指摘される。
- 特化型パイプライン
ニッチな治療領域に集中し、競合が少ない分野での成功可能性に期待
- 製薬企業との提携
提携先からのマイルストーン収入が売上の柱で、追加契約の可能性が焦点
- 株価調整の反転
過去1年で株価が大幅下落し、成長期待を織り込んだ反転余地がある
- 創薬AIの導出契約締結でマイルストン収入不定影響強
2025年12月期の売上高1億円・営業赤字4億円。導出契約一時金で一気に黒字化する可能性
- 2026年12月期の営業赤字半減なら反発2026年Q2影響中
2025年12月期の営業赤字4億円。半減すれば赤字縮小が確認され、株価反応
- PBR1.46倍の資産価値が下支え継続影響中
PBR1.46倍から自己資本約18億円。時価総額26億円と資産価値に接近
- 1年で54%下落し売られ過ぎ継続影響弱
1年間で53.95%下落。売り一巡で戻りを試す
- 収益基盤の脆弱さ
売上高が減少傾向にあり、営業赤字が拡大。安定的な収益源が乏しい
- 研究開発リスク
臨床試験の失敗リスクや規制当局の承認不確実性が高く、長期的な資金調達が必要
- 資金繰り懸念
営業キャッシュフローがマイナスで、増資や借入による希薄化リスクがある
- 売上高が1億円まで半減し収益基盤が脆弱決算発表後影響強
売上高4→2→1億円と毎年半減。営業赤字も2→4億円に倍増
- 最終赤字4億円が自己資本の22%を侵食通年影響中
自己資本約18億円に対し最終赤字4億円(約22%)を毎年計上
- 営業赤字が売上高の4倍に拡大通年影響中
売上高1億円に対し営業赤字4億円(赤字率-400%)と事業規模超過
- 無配当と赤字継続で株主還元ゼロ継続影響弱
配当利回り0%。赤字継続で配当捻出は困難
- パイプライン進捗
- 開発ステージの進展は企業価値に直結し、ステージアップの発表が株価に影響
- 提携・契約数
- 新規契約やマイルストーン達成が今後の売上・資金調達の目安となる
- 研究開発費
- 費用増加は赤字拡大につながり、資金調達が必要になるため
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ3,284人。区分でいちばん多いのは個人・その他で79.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.9%を占め、残る87.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 79.8 | 82.7 | 79.1 |
| 事業法人 | 20.2 | 12.0 | 12.8 |
| 証券会社 | — | 2.2 | 4.6 |
| 外国法人 | — | 2.9 | 3.1 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.2 |
| 金融機関 | — | 0.1 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 中村 慎吾 | 21.58 |
| 02 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 11.27 |
| 03 | New Life Science1号投資事業有限責任組合 | 8.58 |
| 04 | 三菱UFJライフサイエンス1号投資事業有限責任組合 | 7.90 |
| 05 | IEファスト&エクセレント投資事業有限責任組合 | 5.11 |
| 06 | 梨本 正之 | 4.60 |
| 07 | 楽天証券株式会社 | 2.03 |
| 08 | Nomura PB Nominees Limited Omnibus-Margin (CashPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 1.80 |
| 09 | みずほライフサイエンス第1号投資事業有限責任組合 | 1.16 |
| 10 | 株式会社SBI証券 | 0.95 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+74%、1株純資産は5期で−10%。直近期のROEは2.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2019年12月 | −253 | — |
| 2020年12月 | −271 | — |
| 2021年12月 | −52 | 306 |
| 2022年12月 | −26 | 280 |
| 2023年12月 | 6 | 286 |
| 2024年12月 | −37 | 341 |
| 2025年12月 | −66 | 275 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額80百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中村慎吾 | 代表取締役社長 | 54 | 1,400,000 |
| 萩原宏昭 | 取締役執行役員 管理部長 | 57 | 400 |
| 甲田伊佐男 | 取締役執行役員 事業開発部長 | 69 | 1,400 |
| 小南欽一郎 | 取締役 | 59 | 1,610 |
| 鈴木貞雄 | 常勤監査役 | 73 | 900 |
| 廣岡穣 | 監査役 | 55 | 400 |
| 若林美奈子 | 監査役 | 54 | — |
| 合田潤 | — | 53 | — |
| 佐藤知子 | 取締役 | 71 | — |
| 濵野英二 | 常勤監査役 | 68 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 53 | 53 | 18 |
| 社外取締役 | 4 | 27 | 27 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容28,683字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題8,684字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,687字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,408字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第11期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-23
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-15
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年12月期 第2四半期 決算説明資料2026-08-05
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