概要
メドレックス(MEDRX)は、香川県東かがわ市に本社を置く創薬ベンチャーである。独自の経皮吸収型製剤技術「ILTS®」と「NCTS®」を中核に、低分子から高分子までの薬物をテープ剤として投与可能にする新薬開発を手がける。従業員21名の小規模組織ながら、2025年9月には米国FDAから帯状疱疹後神経痛治療薬「Bondlido」の販売承認を取得。売上高は1億円程度で推移しており、研究開発費先行のため継続的な赤字状態にある。
経皮吸収技術に特化した創薬パイプライン
当社グループの事業の中核は、イオン液体の特性を利用したILTS®(Ionic Liquid Transdermal System)と、薬物をナノコロイド化するNCTS®(Nano-sized Colloid Transdermal System)の2つの経皮吸収製剤技術である。これらの技術により、従来経口投与が困難だった薬物のテープ剤化を可能にし、薬効の持続、副作用の低減、飲み忘れ防止といった付加価値を創出する。開発パイプラインは低分子から高分子まで幅広く、帯状疱疹後神経痛、痙性麻痺、中枢性疼痛、統合失調症など多様な領域をカバーする。2025年12月時点で、臨床開発段階のパイプラインは3つ、非臨床段階のパイプラインも複数存在する。
製薬企業との提携で収益を得るビジネスモデル
メドレックスは創薬パイプライン型ベンチャーとして、自社で新薬候補を開発した後、製薬会社にライセンスアウトすることで収益を得る。収入源は契約一時金、開発進捗に応じたマイルストンフィー、上市後の売上ロイヤルティの三本柱である。2025年12月期の売上高1億2,808万円のうち、約1億円はBondlidoのFDA承認に伴い株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所から受領したマイルストン収入であり、残りはAlto Neuroscience社からの契約収入である。このように、パイプラインの進捗に応じて収入が大きく変動する特徴を持つ。
小規模組織と継続的な研究開発投資
2025年12月末時点の従業員数は21名。本社は香川県東かがわ市にあり、連結子会社として米国子会社MEDRX USA INC.とオーストラリア子会社MEDRX AUSTRALIA PTY LTDを有する。財務面では、2025年12月期の売上高1億2,808万円に対し、販売費及び一般管理費は10億6,876万円に達し、営業損失9億4,154万円を計上した。現金及び預金は17億5,474万円あり、自己資本比率は92.2%と財務基盤は安定しているが、研究開発費が先行する構造は変わらず、継続的な資金調達が必要である。
米国市場を主戦場とするグローバル戦略
メドレックスの主要なターゲット市場は米国である。最も開発が進むBondlidoは米国FDAから承認を取得し、2026年下半期の上市を計画している。米国におけるリドカイン貼付剤市場は2024年で約240億円、筋弛緩薬市場は約2,300億円と推計され、各パイプラインの事業機会は大きい。また、Alto Neuroscience社との提携で進める統合失調症治療薬Alto-101も米国で臨床第2相試験が進行中である。海外子会社を通じた現地規制対応や提携交渉も重要な活動の一環である。
業界の中での役割は製剤技術のライセンスアウトにより、製薬企業に新たな経皮吸収型医薬品を供給するにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01経皮吸収型医薬品(疼痛領域)主力
帯状疱疹後神経疼痛、痙性麻痺、慢性疼痛などを対象に、独自のILTS®技術を用いたテープ剤・貼付剤を開発。米国市場を中心に、導出先の製薬会社と共同開発を進め、ライセンス収入を得る。
主要顧客D. Western Therapeutics Institute
- Bondlido(MRX-5LBT)
- リドカインテープ剤。成人の帯状疱疹後の神経疼痛を適応とし、2025年9月に米国FDAから販売承認を取得。
- MRX-4TZT
- チザニジンテープ剤。痙性麻痺を適応とし、臨床第2相/POC試験を実施中。
- MRX-6LDT
- ジクロフェナックとリドカインを配合したテープ剤。慢性疼痛を適応とし、非臨床試験を実施中。
02中枢神経領域の経皮吸収型医薬品準主力
アルツハイマー病、統合失調症などを対象に、NCTS®技術や外部提携による経皮製剤を開発。Alto Neuroscienceとの提携で統合失調症治療薬Alto-101の臨床第2相試験が進行中。
主要顧客Alto Neuroscience, Inc.
- Alto-101
- PDE4阻害剤の貼付剤。統合失調症の認知機能障害改善を目指し、Alto Neuroscienceと共同開発中。
- MRX-7MLL
- メマンチン貼付剤。NCTS®技術を用いたアルツハイマー病治療薬として開発が進められたが、2025年に開発断念。
03ワクチン・バイオ医薬品(マイクロニードル)副次
無痛自己投与が可能なマイクロニードルアレイを開発。ワクチンや核酸医薬への応用を目指し、モデル動物での検証や治験薬工場の運営を行っている。
- マイクロニードルアレイ
- 生体分解性樹脂からなる微小針の集合体。ワクチンなどの無痛自己投与を可能にし、注射剤より高い免疫効果が期待される。
製品と技術
ILTS®技術とBondlido:イオン液体で実現した高分透過性テープ剤
ILTS®はイオン液体の特性を利用し、薬物の経皮吸収性を飛躍的に高めるプラットフォーム技術である。この技術を適用したBondlido(開発コード:MRX-5LBT)は、リドカインを有効成分とする帯状疱疹後神経痛治療用テープ剤。先行品Lidodermと比較して、皮膚刺激性が低く、貼付力に優れ、運動時でも剥がれにくいという特性を持つ。2025年9月にFDA承認を取得し、2024年時点で約240億円の米国リドカイン貼付剤市場への参入を目指している。現在は販売パートナーとの提携交渉中であり、2026年下半期の上市が計画されている。
中枢神経領域への展開:MRX-4TZT、MRX-9FLT、Alto-101
MRX-4TZTは中枢性筋弛緩薬チザニジンのテープ剤で、痙性麻痺を対象とする。ILTS®により経口剤と同等の有効性を維持しつつ、眠気や口渇などの副作用を低減する。2025年12月に多発性硬化症患者を対象とした臨床第2相試験を開始した。MRX-9FLTはフェンタニルテープ剤で、誤用事故防止機能を備え、FDAファストトラック指定を受けている。Alto-101はAlto Neuroscience社との提携製品で、PDE4阻害剤を経皮投与することで経口剤で多い副作用を抑え、統合失調症の認知機能改善を狙う。2026年第1四半期に第2相結果が予定されている。
NCTS®技術とマイクロニードルの研究開発
NCTS®は薬物をナノコロイド化して経皮吸収性を高める技術で、ILTS®とは異なるアプローチである。この技術を適用したアルツハイマー治療薬MRX-7MLLは、2025年5月のP1a試験で経皮浸透量不足が判明し開発中止となったが、NCTS®自体の研究は継続されている。また、メドレックスは無痛自己接種が可能なマイクロニードルデバイスの開発にも取り組んでいる。医療用医薬品/ワクチン用途のマイクロニードル治験薬工場を稼働させており、モデル動物でのフィージビリティスタディを実施しながら事業提携を模索している。この分野はテープ剤とは異なる新たな収益源となる可能性がある。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
上市前で収益無く赤字継続
メドレックスは売上高が3億円(2024/12期)と極めて小さく、営業利益率は-266.67%と大幅な赤字。医薬品業界の同業(ジーエヌアイグループ、Veritas等)と比較しても、売上高は桁違いに小さく、創薬段階のベンチャーと位置づけられる。ライバルのジーエヌアイグループはすでに製品を持つが、メドレックスは上市前であり、今後の承認・販売が鍵。
強み
- 独自のドラッグデリバリー技術により差別化可能。
- パイプラインが承認されれば急成長の余地。
- リソースを開発に集中、将来の収益源創造を目指す。
- 未充足医療ニーズを狙い、競合を回避。
課題
- 売上高は数億円程度で、収益源が脆弱。
- 営業赤字が継続、資金調達リスク。
- パイプラインの承認が事業化の前提。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がメドレックス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 190AChordia Therapeutics | 48億円 | — |
| 2 | 4591リボミック | 48億円 | — |
| 3 | 4576デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 | 47億円 | — |
| 4 | 4582シンバイオ製薬 | 37億円 | — |
| 5 | 4885室町ケミカル | 37億円 | 22.6倍 |
| 6 | 4586メドレックス | 36億円 | — |
| 7 | 4884クリングルファーマ | 31億円 | — |
| 8 | 4883モダリス | 29億円 | — |
| 9 | 130AVeritas In Silico | 28億円 | — |
| 10 | 4882ペルセウスプロテオミクス | 24億円 | — |
| 11 | 4558中京医薬品 | 24億円 | 25.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2020年:帯状疱疹後神経痛治療薬の共同開発開始
2020年4月、メドレックスは株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)と、リドカインテープ剤「Bondlido」の米国における共同開発契約を締結した。このパイプラインは、ILTS®技術を用いた最初の重点候補であり、既存のLidodermより皮膚刺激性が低く、貼付力に優れるという特徴を持っている。共同開発の開始により、非臨床試験や臨床試験の加速が図られた。当時の売上高はわずか1億円程度で、営業損失は9億円台に達しており、この提携は開発リスクと収益のバランスを取る上で重要な一歩であった。
2021~2023年:ファストトラック指定とAlto社との提携
2021年7月、中枢性鎮痛薬MRX-9FLT(フェンタニルテープ剤)がFDAからファストトラック指定を受けた。これはオピオイド誤用事故防止機能が評価された結果である。2023年9月には、Alto Neuroscience社と統合失調症治療薬Alto-101に関する提携契約を締結。Alto社のPrecision Psychiatry Platform™とメドレックスの経皮吸収技術を組み合わせ、経口剤で見られる副作用を低減する経皮製剤を開発する。この間も赤字は続き、2021年12月期から2023年12月期まで毎年11億円前後の当期純損失を計上している。
2024年:Bondlidoの承認申請と審査プロセス
2024年1月、メドレックスはBondlidoの新薬承認申請をFDAに提出した。しかし同年7月、FDAから完全回答通知書(CRL)を受領。追加データの要求に対応するため、2025年3月にデータを補充して再申請した。同じく2024年6月には、Alto-101の統合失調症患者を対象とした臨床第2相試験が開始された。一方、NCTS®技術を応用したアルツハイマー治療薬MRX-7MLLの臨床第1相試験(P1a)では、経皮浸透量が不十分であることが判明し、開発継続の目途が立たなくなった。
2025年:初のFDA承認と開発パイプラインの再編
2025年9月、Bondlidoが成人の帯状疱疹後神経疼痛を適応としてFDAから販売承認を取得。メドレックスにとって米国での初めての製品承認となった。販売パートナーとの提携交渉を進め、2026年下半期の上市を計画している。同年12月には、痙性麻痺治療薬MRX-4TZTの臨床第2相試験(POC試験)を開始。また、MRX-7MLLは経皮浸透性と皮膚安全性の両立が困難として開発を断念した。Alto-101の第2相試験は2026年第1四半期に結果速報を得る見込みである。2025年12月期の営業損失は前年より拡大し9億4,154百万円となったが、現金は17.5億円を維持している。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
創薬パイプラインの開発推進
開発アセットの価値を高めるため、各パイプラインの臨床試験を段階的に進める。2026年にはMRX-4TZTの第2相試験結果判明、Alto-101の第2相試験結果判明を予定。MRX-5LBTは米国で販売承認を取得し2026年後半より販売開始予定。
- 02
製薬会社等とのパートナーシップ構築
開発権や販売権のライセンスアウトを通じて、win-winの関係を構築できるパートナーから収益を得て、財務基盤の強化と持続的成長を図る。MRX-5LBTの販売パートナーやMRX-4TZTの事業提携が重要課題。
- 03
開発資金の確保
中長期的成長に向け、創薬パイプラインの価値向上に必要な開発資金を適時適切な財務活動(新株予約権発行等)により確保する。
- 04
人材の採用・育成と企業風土の醸成
持続的成長のため、優秀な人材の確保と育成に努め、多様性とチャレンジ精神を尊重する企業風土を培う。
- 05
内部統制の強化
小規模組織に応じた内部管理体制を整備し、業務執行の妥当性や効率性をチェックする機能を有効に働かせる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で21人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は616万円で、9期前と比べて−5.5%。平均年齢は49.7歳、平均勤続年数は12.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 24 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 23 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 28 | — |
| 2019年12月 | 653 | 44.8 | 9.4 | 26 | — |
| 2020年12月 | 617 | 46.5 | 10.1 | 24 | — |
| 2021年12月 | 644 | 47.8 | 10.0 | 23 | — |
| 2022年12月 | 581 | 46.2 | 9.2 | 22 | — |
| 2023年12月 | 609 | 46.7 | 10.0 | 22 | — |
| 2024年12月 | 589 | 46.8 | 10.0 | 22 | −3,636 |
| 2025年12月 | 616 | 49.7 | 12.4 | 21 | −4,286 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は1億円、営業利益は-9億円。前期と比べると減収で、売上が-66.7%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4億円 | 1億円 |
| 営業利益 | -12億円 | -9億円 |
| 純利益 | -12億円 | -9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は0億円、営業利益は−5億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年4Q | 1 | — | — | −5 |
| 2023年1Q | 0 | −3 | — | −3 |
| 2023年2Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2023年3Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2023年4Q | 0 | — | — | −2 |
| 2024年2Q | 2 | 1 | 50.0 | 0 |
| 2024年4Q | 1 | −7 | −700.0 | −7 |
| 2025年2Q | 0 | −6 | — | −6 |
| 2025年4Q | 1 | −3 | −300.0 | −3 |
| 2026年2Q | 0 | −5 | — | −6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は1億円から1億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は-900.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 1 | — | −6 | — | −6 |
| 2013年12月 | 1 | — | −6 | — | −6 |
| 2014年12月 | 0 | — | −10 | — | −10 |
| 2015年12月 | 0 | — | −10 | — | −9 |
| 2016年12月 | 0 | — | −13 | — | −13 |
| 2017年12月 | 2 | — | −10 | — | −9 |
| 2018年12月 | 0 | — | −13 | — | −13 |
| 2019年12月 | 2 | — | −16 | — | −16 |
| 2020年12月 | 1 | — | −11 | — | −11 |
| 2021年12月 | 0 | — | −11 | — | −11 |
| 2022年12月 | 1 | — | −11 | — | −11 |
| 2023年12月 | 0 | — | −9 | — | −9 |
| 2024年12月 | 3 | −8 | −8 | −266.7 | −8 |
| 2025年12月 | 1 | −9 | −9 | −900.0 | −9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高1億円のうち、営業利益として残るのは-9億円で-900.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-9億円、売上の-900.0%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金1000.0%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-900.0%-9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが−9億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−10億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は18億円で、売上の216.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | −5 | −3 | 4 | −8 | 2 |
| 2013年12月 | −6 | −2 | 45 | −8 | 39 |
| 2014年12月 | −9 | −1 | −1 | −10 | 28 |
| 2015年12月 | −8 | 0 | 1 | −8 | 21 |
| 2016年12月 | −12 | 4 | 14 | −8 | 26 |
| 2017年12月 | −9 | −7 | — | −16 | 11 |
| 2018年12月 | −13 | 6 | 14 | −7 | 18 |
| 2019年12月 | −15 | −3 | 14 | −18 | 14 |
| 2020年12月 | −10 | 0 | 14 | −10 | 18 |
| 2021年12月 | −9 | 0 | 8 | −9 | 17 |
| 2022年12月 | −11 | 0 | 4 | −11 | 10 |
| 2023年12月 | −9 | 0 | 16 | −9 | 17 |
| 2024年12月 | −8 | 0 | 11 | −8 | 20 |
| 2025年12月 | −9 | −1 | 7 | −10 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は22億円。このうち返さなくてよい自己資本が20億円で、自己資本比率は92.2%(業種中央値69.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 8 | 3 | 5 | 35.0 |
| 2013年12月 | 47 | 45 | 2 | 95.2 |
| 2014年12月 | 37 | 35 | 2 | 94.9 |
| 2015年12月 | 30 | 28 | 2 | 91.8 |
| 2016年12月 | 31 | 25 | 6 | 79.0 |
| 2017年12月 | 21 | 20 | 1 | 91.1 |
| 2018年12月 | 23 | 21 | 2 | 89.8 |
| 2019年12月 | 20 | 19 | 1 | 91.4 |
| 2020年12月 | 23 | 21 | 2 | 91.4 |
| 2021年12月 | 21 | 20 | 1 | 89.9 |
| 2022年12月 | 14 | 12 | 2 | 82.2 |
| 2023年12月 | 21 | 19 | 2 | 90.6 |
| 2024年12月 | 23 | 22 | 1 | 92.9 |
| 2025年12月 | 22 | 20 | 1 | 92.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中8位あたり、逆に低いのは営業利益率で79社中78位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥60で、1年前と比べて-51.6%。過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.27倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月中旬に79円まで急騰後、60円前後で推移。直近66円と25日線63.88円を上回る。52週高値225円からは大きく乖離し、1年で41.07%下落。出来高は7月15日に3186万株と急増後、直近は100万株前後に落ち着いた。材料後の需給調整が続くが、25日線が下値支持として機能している。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERが算出不能で、PBRは2.47倍と同業界平均3.34倍より低いが、ROEがマイナスで収益性が悪化。配当は0%で無配当であり、PBR乖離は赤字による資産価値の低下を反映。直近の営業利益率は-900%と深刻な損失拡大で、バリュエーションが正当化されにくい。業界平均がPER28.14倍、配当利回り1.45%と比較しても、成長性が乏しいため割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.27倍 | 3.53倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
開発ステージのバイオベンチャーで、売上は極めて小さく赤字が続く。最大の論点は主力パイプラインの臨床試験の進捗と、提携先からのマイルストーン収入の実現可能性だ。強気派は経皮吸収技術の独自性と市場規模に期待し、承認取得で収益が飛躍的に伸びると見る。弱気派は資金調達リスクと開発失敗リスクを指摘し、株価が既に割高だと主張する。直近1年で株価は41%下落しており、材料出尽くし感もある。
- 技術の独自性
経皮吸収技術は競合が多くなく、市場価値が高い可能性
- 提携の進展
売上増加は一時金などで、提携先の獲得が進む
- 下落後の反発余地
株価が大幅下落し、期待値が低下した分リスク調整済み
- 赤字拡大幅が1億円に留まる通年影響中
2025/12期の営業赤字は9億円と前期の8億円から小幅拡大。大幅な追加コストは発生していない
- 純資産は約16億円と資金継続性継続影響中
時価総額39億円とPBR2.47倍から純資産は約16億円。開発費用はある程度カバーできる
- 売上高3億円の商業化実績通年影響弱
売上高3億円を計上し、ライセンス契約等による収益化が始動。2025/12期は一時的に1億円へ落ち込んだが、今後の契約次第で拡大余地
- 株価が1年で41%下落しセンチメント反転の余地不定影響弱
66円と昨年から41%安。売り一巡後のリバウンドが期待される
- 赤字の継続
2025年12月期も9億円の最終赤字予想で資金消耗
- 開発リスク
臨床試験失敗の可能性が常にあり、収益化時期が不明
- 株価の高PBR
PBR2.47倍は資産価値に対して割高で下落余地
- 売上高1億円・営業赤字9億円で事業基盤が脆弱通年影響強
売上高は前年3億円から1億円へ67%減、営業利益率は-900%と収益を大幅に毀損
- 3期連続の最終赤字で純資産が減少通年影響中
2023/12期から2025/12期まで毎期9億円前後の純損失を計上。自己資本は漸減しているとみられる
- 無配当継続で株主への直接的な還元がない継続影響弱
配当利回りは0%であり、株主は値上がり益のみに依存する構造
- PBR2.47倍のバリュエーションが先行不定影響中
営業損益が赤字にもかかわらず時価総額は39億円。PBR2.47倍は開発期待を織り込んだ水準で、遅延リスクに敏感
- パイプラインの進捗
- 臨床試験のフェーズや結果が企業価値を左右
- 提携・ライセンス収入
- 赤字補填と収益化への道筋を占う
- 現金及び預金
- 資金調達の必要性と継続可能性を確認
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ21,529人。区分でいちばん多いのは個人・その他で84.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.1%を占め、残る97.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 76.8 | 80.4 | 81.0 | 87.6 | 85.5 | 84.8 |
| 証券会社 | 7.3 | 13.7 | 11.0 | 5.8 | 6.5 | 9.8 |
| 外国法人 | 11.4 | 1.8 | 4.6 | 3.4 | 5.2 | 3.0 |
| 事業法人 | 4.1 | 3.5 | 2.7 | 2.5 | 2.1 | 1.6 |
| 金融機関 | 0.3 | 0.4 | 0.5 | 0.2 | 0.3 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.4 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 江平 文茂 | 3.79 |
| 02 | 楽天証券株式会社 | 3.49 |
| 03 | 永井 崇久 | 3.37 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 1.84 |
| 05 | 野村證券株式会社 | 1.35 |
| 06 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB) | 1.24 |
| 07 | 株式会社MM | 0.91 |
| 08 | 山下 博 | 0.65 |
| 09 | 江崎 雄二 | 0.63 |
| 10 | 八木 朗 | 0.58 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-09-02グロース・キャピタル株式会社変更報告11.90%-1.80pt
- 2026-09-02グロース・キャピタル株式会社変更報告13.70%-1.34pt
- 2026-09-02グロース・キャピタル株式会社変更報告15.04%-0.95pt
- 2026-09-02グロース・キャピタル株式会社変更報告15.99%-1.36pt
- 2026-08-31グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告10.77%-1.13pt
- 2026-08-13グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告11.90%-1.80pt
- 2026-07-30グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告13.70%-1.34pt
- 2026-07-27グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告15.04%-0.95pt
- 2026-07-23グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告15.99%-1.36pt
- 2026-07-17グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告17.35%-0.91pt
- 2026-07-14グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告18.26%-0.65pt
- 2026-07-09グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告18.91%-0.89pt
- 2026-06-29グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告19.80%-0.72pt
- 2026-06-12グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告20.52%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+91%、1株純資産は14期で−65%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2012年12月 | −196 | 95 |
| 2013年12月 | −113 | 673 |
| 2014年12月 | −152 | 523 |
| 2015年12月 | −131 | 397 |
| 2016年12月 | −155 | 286 |
| 2017年12月 | −103 | 219 |
| 2018年12月 | −127 | 203 |
| 2019年12月 | −134 | 136 |
| 2020年12月 | −69 | 108 |
| 2021年12月 | −50 | 77 |
| 2022年12月 | −44 | 41 |
| 2023年12月 | −27 | 48 |
| 2024年12月 | −19 | 45 |
| 2025年12月 | −17 | 34 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額50百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松村眞良 | 取締役 会長 | 81 |
| 松村米浩 | 代表取締役 社長 | 55 |
| 秋友比呂志 | 取締役 開発部長 | 65 |
| 濱本英利 | 取締役 研究部長 | 57 |
| 藤岡健 | 取締役 経営管理部長 | 59 |
| 岩谷邦夫 | 取締役(監査等委員) | 84 |
| 山崎泰志 | 取締役(監査等委員) | 54 |
| 大城紀子 | 取締役(監査等委員) | 53 |
| 森川さち子 | 取締役(監査等委員) | 49 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 44 | 44 | 9 |
| 社外取締役 | 4 | 6 | 6 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容9,792字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,539字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,417字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,034字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第24期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第23期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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