概要
VRAIN Solutionは、製造業向けにAI技術とIoT技術を活用したDX支援を手掛ける企業である。2020年3月の設立から短期間で成長し、2024年2月に東京証券取引所グローバル市場に上場した。主力製品はAI外観検査システム「Phoenix Vision/Eye」とX線検査機「PX-1000N」で、併せてDXコンサルティングを提供する。2026年2月期の売上高は33億円、従業員138名、本社は東京都中央区に置く。
AIシステムとDXコンサルティングの二本柱
当社の事業は単一セグメント「製造業DX事業」で構成されるが、収益源はAIシステムとDXコンサルティングの二軸に分かれる。AIシステムは外観検査の自動化を実現するパッケージ型プロダクトで、カメラやセンサー等のハードウェアと組み合わせてワンストップで提供する。DXコンサルティングは顧客の生産工程におけるデジタル化を支援し、課題設定から実装までハンズオンで伴走する。両サービスをクロスセルすることで顧客単価の最大化を図っている。
売上高の9割超をAIシステムが占める成長構造
2026年2月期の販売実績は、AIシステムが30億87百万円(全体の94.2%)、DXコンサルティングが1億91百万円(5.8%)であった。前期比ではAIシステムが72.5%増と大幅に伸び、DXコンサルティングは46.2%減と落ち込んだが、これは大型案件のタイミング差による。AIシステムの平均販売単価は18百万円、DXコンサルティングは1百万円である。売上高全体では前期比52.9%増の32億78百万円と、創業以来の急成長が続く。
累計取引社数337社、自動車・食品業界を中心に
当社の顧客基盤は自動車業界と食品業界が中心である。導入事例として、大手自動車メーカーの部品傷検査、大手即席麺メーカーの粉末とソースの自動分類、大手ハムメーカーの生成ハム外観検査などがある。2026年2月期の累計取引社数は337社に達し、国内製造業事業者数11万社に対するシェアは約0.3%とまだ低く、拡大余地は大きい。同一顧客の別ライン・別工場への追加導入(リピート案件)が獲得コスト低減につながるとしている。
本社と6拠点で全国カバー、今後は海外展開も視野
本社は東京都中央区晴海に置き、2024年8月の大阪営業所開設を皮切りに、名古屋、仙台、札幌と営業拠点を拡大してきた。2025年5月には本社オフィスを晴海アイランドトリトンスクエア内で移転拡充し、人員増への対応を図った。中期経営方針では国内販売網の充実とともに、海外工場への本格サービス展開を検討するとしている。
業界の中での役割は製造業の生産現場におけるAI・IoT活用のソリューションプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| AIシステム | 31億円 | 93.9% | — | — |
| DXコンサルティング | 2億円 | 6.1% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01製造業(自動車・食品等)主力
製造業の生産性向上を目的に、AI外観検査システムとDXコンサルティングを提供。特に自動車・食品業界に強みを持ち、ラインの検査工程自動化やデータ活用による業務改善をワンストップで支援する。
製造業特化のAI・DXサービスで、国内に同業が少なく優位性を持つ
- AI外観検査システム「Phoenix Vision/Eye」
- 製造ラインの検査工程で、従来は検査員の目視で行っていた良品/不良品の判定をAI技術で自動化するシステム。学習データにより、曖昧な判定基準も数値化でき、工数削減や歩留まり解消に貢献。撮像機器などの周辺ハードウェアと組み合わせて提供する。
- DXコンサルティング
- 製造業のDX推進を支援するコンサルティングサービス。課題設定から運用までハンズオンで関与し、生産設備からのデータ取得から分析、実際の運用までを支援する。
製品と技術
Phoenix Vision/Eye:ルールベースとAIを併用した外観検査システム
Phoenix Vision/Eyeは、製造ラインにおける製品の外観検査を自動化するAIシステムである。従来のルールベース処理に加え、ディープラーニングによる画像認識を搭載しており、良品と不良品の画像を学習させることで曖昧な判定基準にも対応できる。導入は最短1週間で可能で、操作性も容易である。2026年2月期の平均販売単価は18百万円。自動車部品の傷検査や食品の異物混入検出など、複数業種での導入実績を持つ。
PX-1000N:AI技術とX線検査を融合した内観検査機
PX-1000Nは2025年6月にリリースされた新製品で、X線透過画像をAIが解析して内部の欠陥や異物を検出する。外観検査では捉えられない内部品質の自動検査を可能とし、金属やプラスチック部品、食品パッケージなどの検査に適用できる。当社の既存ラインへのクロスセルや、新規顧客獲得の武器として位置づけられている。
DXコンサルティング:製造現場の課題設定から実装までを伴走
DXコンサルティングは、AIやIoT技術を活用した製造工程の自動化・効率化を支援するサービスである。当社のコンサルタントが顧客の工場に常駐し、データ取得デバイスの選定から分析、運用までを一貫して行う。2026年2月期の平均販売単価は1百万円と低めだが、コンサルティング後にAIシステム導入へとつなげるなどのシナジー効果を狙う。導入実績は自動車・食品業界が中心である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 製造業(自動車・食品等)製造業特化のAI・DXサービスで、国内に同業が少なく優位性を持つ
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
AIソリューション特化、急成長中の独立系
VRAIN Solutionは情報・通信業界において、AIソリューションに特化した独立系企業である。同業のCocolive、ソラコム、LisB、ハッチ・ワーク、シンカなどと比較すると、VRAIN Solutionは2025年2月期に売上高21億円、営業利益率28.57%と高い収益性を示し、2026年2月期には売上高33億円、営業利益率27.27%と急成長が見込まれる。特に、生成AIや機械学習などの先端技術を活用したソリューションを提供し、企業の業務効率化やデータ分析需要を取り込んでいる。同業のシンカやCocoliveも成長が期待されるが、VRAIN Solutionは高い利益率と成長率で差別化している。
強み
- 営業利益率28%超えと業界トップクラスの収益性を実現。
- 売上高が前年比50%超の成長と、市場の拡大を捉えた成長。
- AIに特化した技術力で、他社との差別化と高い付加価値を提供。
- 特定ベンダーに依存しないため、顧客要件に柔軟に対応可能。
課題
- 同業のシンカやCocoliveなどもAI領域に注力、競争激化のリスク。
- 大手IT企業やコンサルがAIサービスを拡充、価格競争に巻き込まれる可能性。
- AI人材の確保・育成が成長の鍵であり、人材流出リスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がVRAIN Solution
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4820イーエムシステムズ | 423億円 | 27.6倍 |
| 2 | 9739NSW | 408億円 | 11.0倍 |
| 3 | 4477BASE | 407億円 | 18.3倍 |
| 4 | 3843フリービット | 405億円 | 11.5倍 |
| 5 | 4725CAC Holdings | 401億円 | 9.2倍 |
| 6 | 135AVRAIN Solution | 399億円 | 61.3倍 |
| 7 | 545Aトランヴィア | 397億円 | — |
| 8 | 590Aギフティグループ | 386億円 | 42.6倍 |
| 9 | 4258網屋 | 372億円 | 41.1倍 |
| 10 | 3989シェアリングテクノロジー | 371億円 | 24.6倍 |
| 11 | 9441ベルパーク | 367億円 | 7.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
2020年3月、東京都中央区に資本金990万円で創業
当社は2020年3月、東京都中央区八丁堀において資本金990万円で設立された。設立と同時にDXコンサルティングサービスを開始し、同年7月には自社開発のAI外観検査システム「Phoenix Vision/Eye」の販売を始めた。創業当初から製造業のDXに特化した戦略を取っている。
本社移転と情報セキュリティ認証取得で事業基盤を整備
創業後の2年間で本社を2度移転した。2021年7月に日本橋茅場町、2022年7月には晴海へ移転し、事業拡大に伴う執務スペースの確保を進めた。2023年3月にはISO/IEC 27001(ISMS)認証を取得し、情報セキュリティ管理体制を強化した。
2024年2月、東京証券取引所グローバル市場に上場
設立から約4年で上場を果たした。2024年2月の上場時、公募・売出しにより資金調達を実施し、成長投資の原資を得た。上場後も業績は拡大を続け、2025年2月期には営業利益6億円、当期純利益4億円を計上している。
全国展開を加速、大阪・名古屋・仙台・札幌に営業所開設
2024年8月の大阪営業所開設以降、2025年1月に名古屋、同年9月に仙台、12月に札幌と、約1年半で4つの営業所を新設した。これにより、東京本社と合わせて6拠点体制となり、地方の製造業顧客への営業・サポート力を高めている。
2025年6月、AIX線検査機PX-1000Nをリリースし内観検査分野に進出
従来の外観検査に加え、X線技術を組み合わせた新製品を投入した。PX-1000NはAIによる画像認識で内部の異物や欠陥を検出する。これにより、当社の検査ソリューションの守備範囲は外観から内部品質へと拡大した。
2025年5月に本社移転拡充、社員増とカスタマーサポート体制を強化
2025年5月、晴海アイランドトリトンスクエア内で本社を移転し、オフィス面積を拡大した。同時にカスタマーサポート専門部署を立ち上げ、既存顧客へのフォロー体制を強化。積極的な採用活動により従業員数は上場時の約2倍に増加している。
年表13件を開く
2020年代
- 2020年3月創業東京都中央区八丁堀において資本金9,900千円で、当社を設立
- 2020年3月DXコンサルティング開始
- 2020年7月AI外観検査システム Phoenix Vision/Eye開発・販売開始
- 2021年7月本社を東京都中央区日本橋茅場町へ移転
- 2022年7月本社を東京都中央区晴海へ移転
- 2023年3月ISO/IEC 27001:2013(ISMS)の認証を取得
- 2024年2月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年8月大阪営業所を開設
- 2025年1月名古屋営業所を開設
- 2025年5月本社オフィスを晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワー内で移転拡充
- 2025年6月AIX線検査機 PX-1000Nをリリース
- 2025年9月仙台営業所を開設
- 2025年12月札幌営業所を開設
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
同一顧客への深耕営業
AIシステムでは導入製造ラインの拡大、DXコンサルティングでは異なる生産工程の自動化を支援し、同一顧客に複数回サービスを提供。さらに生産計画の自動化等のコンサルティングを提供し取引の重層化を図る。
- 02
新規ソリューション開発
DXコンサルティングを通じて顧客課題を発掘し、業界横断で汎用的に課題解決可能な領域を見定め開発。PDCAサイクルで顧客課題に適したサービスを提供しソリューション領域を拡大する。
- 03
国内展開と海外展開
国内支社の展開を進め、海外工場への本格的なサービス展開を検討。幅広い業界での導入実績を積み上げ、製造業のDX支援企業としての地位を築く。
- 04
技術力の継続的向上
AIを中心にソリューション領域の拡大を継続し、幅広い課題に対応できる企業を目指す。優秀な技術者確保と最新技術のキャッチアップ体制を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で138人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は640万円で、2期前と比べて+18.7%。平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は1.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年2月 | 539 | 33.7 | 1.0 | 49 | — |
| 2025年2月 | 617 | 34.6 | 1.0 | 97 | 619 |
| 2026年2月 | 640 | 38.1 | 1.0 | 138 | 652 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は33億円、営業利益は9億円。前期と比べると増収増益で、売上が+57.1%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 48億円 | 33億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 9億円 |
| 純利益 | 10億円 | 7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2027年1Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+50.0%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年1Q | 4 | 1 | 25.0 | 0 |
| 2025年2Q | 4 | 1 | 25.0 | 1 |
| 2025年4Q | 13 | 4 | 30.8 | 3 |
| 2026年2Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2026年4Q | 23 | 8 | 34.8 | 6 |
| 2027年1Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年2月期からの6期で、売上は1億円から33億円へ33.0倍に増えた。直近期の営業利益率は27.3%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年2月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 2023年2月 | 6 | — | 1 | — | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年2月 | 14 | — | 5 | — | 3 |
| 名古屋営業所を開設 | |||||
| 2025年2月 | 21 | 6 | 6 | 28.6 | 4 |
| 2026年2月 | 33 | 9 | 9 | 27.3 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高33億円のうち、営業利益として残るのは9億円で27.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の21.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金21.2%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金51.5%17億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益27.3%9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年2月期は営業CFが−4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−5億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は4億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年2月 | 0 | −1 | 1 | −1 | 1 |
| 2023年2月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2024年2月 | 4 | 0 | 5 | 4 | 10 |
| 2025年2月 | −2 | −2 | −1 | −4 | 5 |
| 2026年2月 | −4 | −1 | 4 | −5 | 4 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年2月期の総資産は32億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は64.9%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 1 | 0 | 1 | 24.8 |
| 2022年2月 | 2 | 0 | 2 | 14.4 |
| 2023年2月 | 3 | 1 | 2 | 26.2 |
| 2024年2月 | 14 | 10 | 4 | 68.8 |
| 2025年2月 | 19 | 14 | 5 | 75.9 |
| 2026年2月 | 32 | 21 | 11 | 64.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中16位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中284位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,895で、1年前と比べて+46.0%。過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 61.3倍 |
| PER (会社予想) | 41.1倍 |
| PBR | 19.15倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月17日に4330円と前日比5.1%上昇し、1ヶ月では13.65%の上昇となっています。25日線(3870円)を大きく上回り、75日線(3977円)も突破しています。52週高値4790円に迫る水準(約10%下)まで回復し、52週安値2140円からは約2倍の水準にあります。RSIは70.57と過熱感が出ており、短期的な調整に注意が必要です。出来高は8月14日に10.2万株と急増し、その後も高水準で推移しており、強い買いが入っています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは61.09倍と業界平均の30.34倍を大きく上回り、予想PERも40.7倍と高い。PBRは18.98倍で平均3.5倍を大きく超過。ROEは37.2%と高いが、配当利回りは0%と無配。成長は見込まれるものの、バリュエーションは過熱感が強い。売上高は増加しているが、利益率は高く、今後の成長を織り込みすぎた水準。割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 61.3倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 41.1倍 | — |
| PBR | 19.15倍 | 2.96倍 |
| ROE | 37.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
急成長するAI関連企業として市場の注目を集めているが、その成長持続性と収益性の質が投資論点。強気派は、売上高の急拡大と営業利益率の高さ(27〜28%)を評価し、AI市場の成長に乗ると考える。一方、弱気派は、時価総額396億円に対して売上高33億円(PSR約12倍)と評価が高すぎる点や、2026年2月期の予想営業利益率27%が維持可能か疑問視する。また、ペア企業(同業他社)との比較や、技術的な優位性の明確な証拠がないことも懸念。
- 高成長の継続
売上高が3年で5倍以上に拡大、2026年2月期も増収予想。
- 高い収益性
営業利益率が28%と高水準。
- AI市場の追い風
AI需要の拡大で事業環境は良好。
- 売上高57%増の33億円で成長加速決算発表後影響強
売上高は14→21→33億円と拡大。30億円超えが成長株の評価を高める
- ROE37.2%の高収益体質がPBR18.98倍を裏付ける継続影響中
ROE37.2%は市場平均を大きく上回り、PBR18.98倍のプレミアムを正当化
- 来期予想PER40.7倍へEPS約1.5倍化通年影響中
EPSは約63円から95円へ1.5倍増益予想。PERは61.09倍→40.7倍に改善
- 外国人保有1.91%と低く買い増し余地不定影響弱
外国人保有比率1.91%は低位。成長期待で海外資金流入の可能性
- バリュエーション過大
PSR12倍、PER61倍と成長に見合わない可能性。
- 収益の質
売上急拡大の内訳や一過性要因が不透明。
- 競争優位の不明確
他社との差別化や技術的優位性が確認できない。
- PER61.09倍と高評価、減速なら急落決算発表後影響強
予想PER40.7倍でも割高圏。決算で成長鈍化なら調整リスク大
- 営業利益率が1.3pt低下し収益性に陰り継続影響中
営業利益率は28.57%→27.27%と低下。増収効果が一巡する懸念
- 無配当継続で株主還元が手薄通年影響中
配当利回り0%。高ROEでも還元不足は長期投資家の敬遠要因
- 時価総額396億円と小型で流動性低い不定影響弱
時価総額396億円、出来高が薄い。機関投資家の参入障壁
- 売上高成長率
- 高成長が持続するか、成長の質を見るため。
- 営業利益率
- 高収益性が維持できるか確認。
- 顧客獲得数
- 成長の基盤となる顧客基盤の拡大を見るため。
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ6,031人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.9%を占め、残る58.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 45.1 | 50.3 | 52.9 |
| 事業法人 | 41.5 | 40.0 | 38.2 |
| 金融機関 | 3.7 | 4.2 | 3.7 |
| 証券会社 | 7.9 | 2.0 | 3.2 |
| 外国法人 | 1.8 | 3.4 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 合同会社Y&N | 37.64 |
| 02 | 南塲 勇佑 | 28.55 |
| 03 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.16 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.58 |
| 05 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.49 |
| 06 | 白川 則雄 | 1.27 |
| 07 | ジャフコSV6投資事業有限責任組合 | 0.97 |
| 08 | 荻本 成基 | 0.97 |
| 09 | 菊地 佳宏 | 0.97 |
| 10 | 山田 郁生 | 0.97 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−95%、1株純資産は5期で−92%。直近期のROEは37.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 1,398 | 2,398 | 82.3 | — |
| 2022年2月 | 1 | — | 38.2 | — |
| 2023年2月 | 5 | 9 | 80.4 | — |
| 2024年2月 | 33 | 99 | 60.8 | 181.2 |
| 2025年2月 | 42 | 141 | 35.1 | 50.2 |
| 2026年2月 | 64 | 203 | 37.2 | 32.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額72百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 南塲勇佑 | 代表取締役社長 | 34 |
| 荻本成基 | 取締役 DX事業開発部 部長 | 27 |
| 菊地佳宏 | 取締役 コーポレート部 部長 | 41 |
| 山田郁生 | 取締役 技術開発部 部長 | 44 |
| 北田眞治 | 取締役 | 67 |
| 家城德彦 | 常勤監査役 | 70 |
| 原川裕一 | 監査役 | 45 |
| 木村昌則 | 監査役 | 44 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 59 | 59 | 15 |
| 社外取締役 | 4 | 13 | 13 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,529字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,131字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,858字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,855字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-27
- 半期報告書半期報告書-第6期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-29
- 半期報告書半期報告書-第5期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-29
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年2月期 第1四半期決算説明資料2026-07-14
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