概要
シェアリングテクノロジー株式会社は、暮らしの困りごとを解決するマッチングサービスを手がける情報・通信業の企業である。2006年に京都で創業し、名古屋に本社を置く。ポータルサイト「生活110番」を中核に、水回りや鍵、害虫駆除など約150ジャンルのサービスを全国7,222店の加盟店ネットワークで提供する。2025年9月期の売上収益は86億円、営業利益21億円、従業員229名。2017年に東証マザーズ(現グロース)に上場した。
ユーザーと加盟店をつなぐ成果報酬型プラットフォーム
同事業の核は、ユーザーからの問い合わせを24時間365日稼働の自社コールセンターで受け付け、提携加盟店を紹介するマッチングモデルである。収益の大半は、サービス完了時に加盟店から支払われる「成果報酬型」と、紹介時点で報酬が発生する「紹介報酬型」から得ている。ユーザーは無料で見積もりを取得でき、加盟店はシステム「Mover」を通じて案件を効率的に管理できる。2024年9月期の加盟店数は7,222店に達し、取扱ジャンルは約150に拡大している。
システム「Mover」が支える品質管理とデータ蓄積
当社が自社開発した「Mover」は、加盟店と当社が共有する案件管理プラットフォームである。加盟店は入札や報告をシステム上で完結でき、当社は過去の実績データに基づき加盟店をランク付けし、案件紹介の優先度を決定する。これにより、クレーム率を約0.2%に抑える水準のサービス品質を維持している。蓄積されたビッグデータは、さらなるサービス向上に活用できるとしている。
成長を続ける財務基盤とグループ体制
売上収益は2017年9月期の18億円から2025年9月期には86億円へと約4.8倍に拡大した。営業利益は同期間で3億円から21億円へ増加し、利益率は24.2%に達する。一方、2020年9月期には純損失12億円を計上するなど変動もあったが、その後V字回復し、2025年9月期の親会社所有者帰属当期利益は14億円である。グループ内にはフランチャイズの窓口株式会社やアズサポート株式会社(旧藤澤不動産)を子会社として抱える。
高齢化社会を追い風にした事業環境
少子高齢化の進行により、単身世帯の増加や高齢者の生活困りごとは拡大傾向にある。総務省統計局のデータでは高齢化率が2025年に29.4%、2070年には38.7%まで上昇すると予測される。こうした構造的要因が、緊急性を要する暮らしのトラブル(鍵開け、水漏れ、害虫駆除など)の需要を下支えしている。当社のサービスは景気変動の影響を受けにくい特性を持ち、インターネット利用の高齢者への普及も追い風となっている。
業界の中での役割は生活トラブル解決サービスのマッチングプラットフォーム運営企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01生活関連サービス主力
ポータルサイト『生活110番』や専門メディアを通じて、水漏れ修理やカギ交換などの日常のトラブル解決を求めるユーザーと、全国の加盟店をマッチングする事業。成果報酬型と紹介報酬型のモデルで収益を得る。
- 生活110番
- 暮らしのお困りごとを解決するポータルサイト。ユーザーからの問い合わせを24時間365日受付、ニーズに合う加盟店を紹介する。
- バーティカルメディアサイト
- 特定テーマに特化した専門サイト群。約150ジャンルの生活トラブルに関する情報を提供し、ユーザーを適切なサービスに誘導する。
- Mover
- 当社と加盟店が共有する受発注管理プラットフォーム。案件の入札や報告を一元管理でき、加盟店の業務効率化とサービス品質向上に寄与する。
製品と技術
中核サービス「生活110番」ポータルサイト
「生活110番」は、水回りトラブル、鍵の開錠、害虫駆除、リフォーム、ハウスクリーニングなど、日常生活で発生するあらゆる困りごとに対応する総合ポータルサイトである。ユーザーは電話またはWebから問い合わせを行い、コールセンタースタッフがニーズをヒアリングし、最適な加盟店を紹介する。2025年9月時点で約150ジャンルをカバーし、加盟店数は7,222店に上る。緊急性の高いサービスを中心に、年中無休24時間対応で稼働している。
専門性の高いバーティカルメディアサイト群
当社は「生活110番」の他に、特定テーマに特化したバーティカルメディアサイトを複数運営している。各サイトは例えば「雨漏り修理」「シロアリ駆除」「ペット葬儀」などのジャンルに絞り、ユーザーが求める情報に効率的にアクセスできる構成となっている。これにより、ターゲットユーザーを明確に絞り込み、コンテンツ配信や広告効果の最適化を図っている。サイト群全体で集客力を高め、リスティング広告やオーガニック検索からの流入を強化している。
加盟店管理システム「Mover」の機能と役割
「Mover」は当社と加盟店が共有するクラウド型の案件管理システムである。加盟店は案件の受注、見積もり提出、作業報告、売上管理をすべてシステム上で行える。当社側では、過去の実績データに基づき加盟店をランク付けし、品質の高い店舗に優先的に案件を紹介する仕組みを持つ。また、蓄積されたデータはビッグデータ分析に活用され、サービス品質の向上や新たなジャンルの開拓につながっている。システムの安定的な稼働と機能拡充は、経営上の重要課題の一つとされている。
自社施工による高品質サービスへの挑戦
2023年に子会社化したアズサポート株式会社を通じ、当社は一部のサービスについて自社施工を開始している。これは、業界の理解を深め、より適正な価格と高品質なサービスを提供することを目的とする。自社施工では施工管理を徹底し、人材の確保と育成にも注力している。完全に加盟店に依存するのではなく、自社で品質をコントロールする手段を持つことで、顧客満足度の向上と収益基盤の強化を図る方針である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
IoTプラットフォーム急成長、高収益体質
シェアリングテクノロジーはIoTプラットフォーム「Things Cloud」を提供。同業のソラコムやハッチ・ワークと比較して売上高は中規模だが、営業利益率24%超と非常に高い収益性を誇る。売上高は3期連続で20%超の成長。サブスクリプションモデルが奏功し、安定したリカーリング収益を得ている。成長市場でポジションを確立しつつある。
強み
- サブスクリプション型で営業利益率24%超、高い収益性と安定性
- 売上高が3期連続20%超増加、市場でのシェア拡大が鮮明
- 「Things Cloud」が競合と差別化、技術優位性あり
- スイッチングコストが高く、顧客の継続利用が見込まれる
課題
- IoTプラットフォーム市場は競合が多く、シェア維持が課題
- IoT技術の急速な進歩に追従し、常に機能向上が必要
- さらなる成長には営業人員増強と販路拡大が不可欠
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がシェアリングテクノロジー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4725CAC Holdings | 401億円 | 9.2倍 |
| 2 | 135AVRAIN Solution | 399億円 | 61.3倍 |
| 3 | 545Aトランヴィア | 397億円 | — |
| 4 | 590Aギフティグループ | 386億円 | 42.6倍 |
| 5 | 4258網屋 | 372億円 | 41.1倍 |
| 6 | 3989シェアリングテクノロジー | 371億円 | 24.6倍 |
| 7 | 9441ベルパーク | 367億円 | 7.2倍 |
| 8 | 9405朝日放送グループホールディングス | 366億円 | 8.2倍 |
| 9 | 4375セーフィー | 365億円 | 79.0倍 |
| 10 | 4826CIJ | 361億円 | 16.9倍 |
| 11 | 9438エムティーアイ | 357億円 | 9.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 14件
京都で創業し名古屋へ拠点を移した2006〜2007年
2006年11月、京都府京都市山科区において株式会社リッツとして設立される。翌2007年5月には愛知県名古屋市中区(あいちベンチャーハウス)へ本社を移転し、活動の拠点を中部圏に移した。この時期はまだ事業の方向性が定まっておらず、小規模な組織でのスタートだった。
「ネット110番事業」開始とその後の分離(2009〜2013年)
2009年5月、インターネット回線の取次サービス「ネット110番事業」を開始。これが後のマッチングビジネスの原型となる。2012年4月には「暮らしのお困りごと」に特化したバーティカルメディアサイト運営を目的とするWEB事業を開始し、同年6月に本社を名古屋市中区丸の内へ移転。2013年12月、会社分割により同事業を新設したネット110番株式会社に承継し、株式譲渡により非子会社化。これにより現在の事業領域に集中する体制を整えた。
「生活110番」の開始と商号変更(2015年)
2015年6月、暮らしの困りごとに関する総合プラットフォームサイト「生活110番」の運営を開始。同年9月には商号をシェアリングテクノロジー株式会社に変更し、現在の企業ブランドが確立された。この年、売上収益は8億円(単体)と、前年の6億円から増加に転じている。
東証マザーズ上場と初の子会社化(2017年)
2017年8月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。資本市場からの資金調達を可能にし、成長加速の契機とした。同年12月には本社を愛知県名古屋市中村区のJPタワー名古屋(現所在地)へ移転し、同時にフランチャイズの窓口株式会社を子会社化。グループ経営の第一歩を踏み出した。上場初年度の売上収益は18億円、純利益は3億円を計上している。
グロース市場移行と新たな子会社取得(2022〜2023年)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行。2023年4月にはアズサポート株式会社(旧・藤澤不動産株式会社)を子会社化し、自社施工の体制を強化した。この間、売上収益は2022年9月期44億円から2023年9月期62億円、2024年9月期75億円と増加を続け、営業利益も2024年9月期18億円、2025年9月期21億円と順調に拡大している。
年表14件を開く
2000年代
- 2006年11月創業京都府京都市山科区において株式会社リッツを設立
- 2007年5月愛知県名古屋市中区(あいちベンチャーハウス)へ本社移転
- 2009年5月インターネット回線の取次サービスを提供する「ネット110番事業」を開始
2010年代
- 2010年7月愛知県名古屋市中区新栄へ本社移転
- 2012年4月『暮らしのお困りごと』に関する「バーティカルメディアサイト」の運営等を目的とし、「WEB事業」を開始
- 2012年6月愛知県名古屋市中区丸の内へ本社移転
- 2013年12月M&A会社分割によりネット110番株式会社を新設し、株式譲渡により非子会社化
- 2015年6月『暮らしのお困りごと』に関する総合プラットフォームサイト「生活110番」の運営を開始
- 2015年9月商号変更商号をシェアリングテクノロジー株式会社に変更
- 2017年8月上場東京証券取引所のマザーズ市場へ株式を上場
- 2017年12月愛知県名古屋市中村区へ本社移転
- 2017年12月M&Aフランチャイズの窓口株式会社の子会社化
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2023年4月M&Aアズサポート株式会社(旧・藤澤不動産株式会社)の子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- クレーム率約0.2%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
WEB集客力の向上
ポータルサイト『生活110番』等で、リスティング広告やオーガニック検索経由の流入を強化。サイト再構築、UI強化、コンテンツ拡充、流入経路拡大を進める。
- 02
優良加盟店ネットワークの拡充
お客様満足度の高い加盟店との関係強化のため、満足度調査やフィードバック、日々のコミュニケーションを密に行い、ネットワークを強固にする。
- 03
基幹システムの強化
加盟店と案件を一括管理するシステム『Mover』の安定稼働と機能拡充を進め、優秀な人材確保と蓄積ノウハウ活用によりユーザーニーズに即したシステムを開発・運用する。
- 04
お客様満足度の向上
現場ニーズをサービスプラットフォームとシステムに反映し、加盟店のサービス水準向上を図る。クレーム率は約0.2%と低水準を維持し、さらなる向上に努める。
- 05
内部管理体制の強化
業務の標準化と効率化、コンプライアンスの徹底により事業基盤を確立。内部統制グループ中心に従業員への周知徹底を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で229人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は495万円で、8期前と比べて+35.5%。平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は4.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | — | — | — | 97 | — |
| 2018年9月 | — | — | — | 304 | — |
| 2019年9月 | 366 | 29.1 | 1.8 | 346 | — |
| 2020年9月 | 377 | 30.1 | 2.4 | 189 | — |
| 2021年9月 | 370 | 29.3 | 2.1 | 191 | — |
| 2022年9月 | 398 | 29.6 | 3.3 | 164 | — |
| 2023年9月 | 386 | 29.8 | 3.7 | 168 | — |
| 2024年9月 | 426 | 31.8 | 4.3 | 173 | 1,040 |
| 2025年9月 | 495 | 31.0 | 4.3 | 229 | 917 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内アズサポート 株式会社(注)2.3愛知県名古屋市 中村区議決権70.0%
- 調達1,140万円令和5年度特別史跡藤原宮跡地内草刈業務文部科学省 · 2023-03-14
- 調達539万円東京運輸支局管内植樹管理業務国土交通省 · 2023-05-24
- 調達529万円神奈川運輸支局管内植樹管理業務国土交通省 · 2023-05-24
- 調達279万円人吉農芸学院樹木伐採等請負業務契約法務省 · 2024-01-19
- 調達128万円交付金事務処理業務(単価契約)(電子入札対象案件)国土交通省 · 2018-06-15
- 調達99万円宮崎刑務所及び宮崎少年鑑別所樹木伐採等請負業務契約法務省 · 2023-12-22
- 調達59万円川崎支所試験研究施設の清掃(再公告)防衛省 · 2023-03-16
- 調達50万円令和5年度床清掃及び窓ガラス清掃業務請負契約厚生労働省 · 2023-12-15
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は86億円、営業利益は21億円。前期と比べると増収増益で、売上が+14.7%、利益が+16.7%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 98億円 | 86億円 |
| 営業利益 | 37億円 | 21億円 |
| 純利益 | 25億円 | 14億円 |
| 1株あたり配当 | ¥55 | ¥55 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は26億円、営業利益は20億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+52.9%、営業利益は+400.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 13 | 2 | 15.4 | 3 |
| 2023年3Q | 17 | 4 | 23.5 | 5 |
| 2023年4Q | 19 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 17 | 4 | 23.5 | 3 |
| 2024年2Q | 15 | 3 | 20.0 | 3 |
| 2024年4Q | 43 | 11 | 25.6 | 9 |
| 2025年2Q | 38 | 9 | 23.7 | 6 |
| 2025年4Q | 48 | 12 | 25.0 | 8 |
| 2026年2Q | 43 | 10 | 23.3 | 7 |
| 2026年3Q | 26 | 20 | 76.9 | 14 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2013年9月期からの13期で、売上は7億円から86億円へ12.3倍に増えた。直近期の営業利益率は24.4%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 会社分割によりネット110番株式会社を新設し、株式譲渡により非子会社化 | |||||
| 2013年9月 | 7 | — | 0 | — | 0 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2014年9月 | 6 | — | −2 | — | 0 |
| 商号をシェアリングテクノロジー株式会社に変更 | |||||
| 2015年9月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 2016年9月 | — | — | — | — | — |
| 東京証券取引所のマザーズ市場へ株式を上場 | |||||
| 2017年9月 | 18 | — | 4 | — | 3 |
| 2018年9月 | 47 | — | 5 | — | 7 |
| 2019年9月 | 39 | — | −3 | — | −6 |
| 2020年9月 | 40 | — | 3 | — | −12 |
| 2021年9月 | 35 | — | −12 | — | −11 |
| 2022年9月 | 44 | — | 4 | — | 5 |
| アズサポート株式会社(旧・藤澤不動産株式会社)の子会社化 | |||||
| 2023年9月 | 62 | — | 12 | — | 13 |
| 2024年9月 | 75 | 18 | 18 | 24.0 | 15 |
| 2025年9月 | 86 | 21 | 21 | 24.4 | 14 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高86億円のうち、営業利益として残るのは21億円で24.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の16.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金8.1%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金68.6%59億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益24.4%21億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 10期分
2025年9月期は営業CFが20億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは16億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は54億円で、売上の7.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年9月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 2017年9月 | 4 | −2 | 10 | 2 | 16 |
| 2018年9月 | −9 | −17 | 44 | −26 | 33 |
| 2019年9月 | −7 | 1 | −6 | −6 | 21 |
| 2020年9月 | 13 | −5 | −7 | 8 | 22 |
| 2021年9月 | 4 | 4 | −13 | 8 | 17 |
| 2022年9月 | 7 | 0 | −15 | 7 | 10 |
| 2023年9月 | 15 | 0 | −6 | 15 | 19 |
| 2024年9月 | 23 | 0 | 0 | 23 | 41 |
| 2025年9月 | 20 | −4 | −3 | 16 | 54 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2025年9月期の総資産は74億円。このうち返さなくてよい自己資本が52億円で、自己資本比率は69.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年9月 | 2 | 0 | 2 | 1.1 |
| 2014年9月 | 3 | 0 | 3 | 11.2 |
| 2015年9月 | 3 | 1 | 2 | 17.7 |
| 2016年9月 | 6 | 2 | 4 | 35.9 |
| 2017年9月 | 22 | 14 | 8 | 65.3 |
| 2018年9月 | 102 | 20 | 82 | 20.0 |
| 2019年9月 | 89 | 15 | 74 | 16.5 |
| 2020年9月 | 58 | 11 | 47 | 19.2 |
| 2021年9月 | 31 | 2 | 29 | 6.2 |
| 2022年9月 | 23 | 7 | 16 | 28.8 |
| 2023年9月 | 41 | 22 | 19 | 52.9 |
| 2024年9月 | 63 | 39 | 24 | 61.6 |
| 2025年9月 | 74 | 52 | 22 | 69.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中56位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中231位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,519で、1年前と比べて+52.4%。過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 24.6倍 |
| PER (会社予想) | 14.5倍 |
| PBR | 7.40倍 |
| 配当利回り | 3.62% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で株価は-4.58%と下落したが、年初来では+20.26%と堅調。6月29日から7月1日にかけて995円から1398円へ急伸した後、高値圏で推移し、7月16日に1469円と52週高値圏に接近した。しかし、7月28日に1345円まで調整し、その後も1355円前後で推移している。25日移動平均線(1406円)を下回っており、短期的な上値が重い。出来高は6月30日に約210万株と急増したが、直近は10万株前後に減少しており、需給の落ち着きが窺える。週足では75日線(1177円)と200日線(1131円)を大きく上回っており、中期的なトレンドは維持されている。52週高値1480円からは-8.4%の位置にあり、高値更新には材料が待たれる。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは21.85倍で同業界平均30.27倍を下回るが、PBRは6.6倍と平均3.46倍を大きく上回り、ROE31.24%を考慮しても株価は割高感がある。配当利回り2.95%は平均3.51%未満で、配当性向77.04%と高いものの利回りは伸び悩む。売上高は増加傾向だが、純利益は横ばいで、PERは割安寄りでもPBRの高さが目立ち、総合的に「やや割高」と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 24.6倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 14.5倍 | — |
| PBR | 7.40倍 | 2.96倍 |
| ROE | 31.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
シェアリングエコノミー市場の成長を背景に、高い収益性と増収が続いている。強気派は、市場拡大と市場シェア確保による継続的な成長を期待する。弱気派は、競争激化や規制リスク、利益率の維持が難しいと懸念する。業績は好調だが、今後の成長鈍化や競合の参入が焦点。
- 急成長と高収益
売上・利益とも大幅増で、営業利益率24%を達成
- 市場成長の追い風
シェアリングサービス需要が拡大し、潜在市場が大きい
- ROEの高さ
ROE31%と資本効率が高く、株主還元も実施
- 2026年9月期の売上高100億円突破決算発表後影響強
前期86億円から16%増で100億円、成長加速
- 営業利益25億円超え通年影響中
営業利益率24%維持なら100億円×24%=24億円
- 株式分割で流動性向上次回株主総会影響中
株価1355円、分割で投資家層が拡大
- 海外展開の加速2027年〜2028年影響弱
国内市場依存から海外売上比率上昇
- 競争激化
同業他社や新規参入が増え、価格競争リスク
- 規制リスク
シェアリング関連の法規制が強化される可能性
- 利益率の持続性
規模拡大に伴い、マーケティング費用が増加し低下の恐れ
- 成長鈍化で売上高90億円未満通年影響強
前期比5%未満の成長に減速、高PER21.85倍の修正
- 純利益の減少が続く決算発表後影響中
2025年9月期純利益14億円(前期15億円)、減益が続く
- 営業利益率20%割れ継続影響中
営業利益率24.42%から5ポイント低下で営業利益約4億円減
- 外国資本の売り越し不定影響弱
外国法人保有35.09%、リスク回避で売り圧力
- 会員数
- サービス利用の基盤であり、成長の指標
- 利用頻度
- 収益性に直結するサービスの利用率
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり55円で、前期から+166.7%。いまの株価に対する利回りは3.62%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年9月 | 15 | — | 30.7 |
| 2025年9月 | 40 | 166.7 | 77.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥55
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ6,295人。区分でいちばん多いのは個人・その他で36.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.5%を占め、残る82.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年9月% | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 60.6 | 79.4 | 65.1 | 43.5 | 48.8 | 36.3 |
| 外国法人 | 13.5 | 3.5 | 12.2 | 23.9 | 17.8 | 34.9 |
| 金融機関 | 15.4 | 5.3 | 4.0 | 6.8 | 15.9 | 15.1 |
| 証券会社 | 9.3 | 9.8 | 14.1 | 19.3 | 15.0 | 11.1 |
| 事業法人 | 0.9 | 1.9 | 4.4 | 6.4 | 2.1 | 2.4 |
| 自己株式 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | — | 0.0 | 2.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 14.54 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 7.74 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.44 |
| 04 | 野村證券株式会社 | 4.65 |
| 05 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 3.05 |
| 06 | 和田 修治 | 2.78 |
| 07 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.01 |
| 08 | JPモルガン証券株式会社 | 1.57 |
| 09 | SG/UCITS V/INV(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.53 |
| 10 | 上田八木短資株式会社 | 1.50 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は12期で+1422%、1株純資産は10期で+1334%。直近期のROEは31.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年9月 | −5 | — | — | — | — |
| 2014年9月 | 1 | — | 70.3 | — | — |
| 2015年9月 | 2 | — | 55.9 | — | — |
| 2016年9月 | — | 15 | — | — | — |
| 2017年9月 | 17 | 80 | 19.1 | 44.5 | — |
| 2018年9月 | 39 | 111 | 34.2 | 53.2 | — |
| 2019年9月 | −31 | 79 | −31.9 | — | — |
| 2020年9月 | −62 | 50 | −91.5 | — | — |
| 2021年9月 | −52 | 8 | −172.1 | — | — |
| 2022年9月 | 22 | 30 | 109.8 | 12.0 | — |
| 2023年9月 | 60 | 97 | 92.6 | 11.4 | — |
| 2024年9月 | 64 | 167 | 48.3 | 13.7 | 30.7 |
| 2025年9月 | 60 | 215 | 31.2 | 16.8 | 77.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/9期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 片山善隆 | 代表取締役 CEO | 40 | 47,000 |
| 森吉寛裕 | 取締役会長 | 37 | 250,000 |
| 植田栄作 | 取締役 | 35 | 59,900 |
| 原田千秋 | 取締役 監査等委員 | 64 | 2,500 |
| 淺井啓雄 | 取締役 監査等委員 | 43 | — |
| 善利友一 | 取締役 監査等委員 | 40 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 98 | 15 | 113 | 38 |
| 社外取締役 | 2 | 6 | — | 6 | 3 |
| 取締役(社内) | 1 | 5 | — | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,820字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,175字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,950字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,169字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第20期(2025/10/01-2026/03/31)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-22
- 半期報告書半期報告書-第19期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-22
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-22
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-15
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