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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

BASE

BASE, INC.4477 · Growth · 情報・通信業

ネットショップ作成・決済・資金調達まで手掛けるECプラットフォーム企業。個人から法人まで幅広く支援。

概要

BASE株式会社は、2012年に設立されたネットショップ作成サービス「BASE」を中核とする企業である。個人やスモールチーム向けにECサイトの開設・運営を無料で提供し、独自の決済システムや資金調達サービスを組み合わせて支援する。2025年12月期の連結売上高は207億円、従業員数は401名。東京証券取引所グロース市場に上場する。

ネットショップ作成と決済・金融を一体化した事業構造

当社グループは、EC事業者向けにショップ作成から決済、資金調達までを一貫して提供するプラットフォーマーである。中核の「BASE」は初期費用・月額無料でネットショップを開設でき、独自決済「BASEかんたん決済」でクレジットカードやキャリア決済など8手段に対応する。購入者向けアプリ「Pay ID」はワンクリック決済と「あと払い」機能を持ち、ショップのリピーター獲得に貢献する。さらに、将来債権を買い取る「YELL BANK」により、売上データを基にした資金調達を可能にしている。これらのサービスは、個人事業主から法人まで幅広い層に利用され、2025年12月期のBASE事業の流通総額(決済ベース)は1624億円に達した。

PAY.JP事業が支えるスタートアップ向け決済基盤

2015年に開始した「PAY.JP」は、開発者が簡単に決済を組み込めるAPIサービスである。スタンダード・ビジネス・エンタープライズの3プランを用意し、決済手数料は2.59%~3.3%と業界最低水準を掲げる。PCI-DSS準拠のセキュリティを備え、加盟店はカード番号に触れずに決済を導入できる。2025年12月期の流通総額は2294億円、売上高63億円で、既存加盟店の成長と新規開拓により堅調に拡大している。同サービスはBASEグループの決済基盤としても機能し、後に子会社化したEストアー社のシステムにも展開が予定されている。

M&Aで拡大する事業ポートフォリオとグループ総合力

BASEは2014年に決済サービス子会社を取得(後に清算)した後、2018年にPAY.JP事業を分社化してPAY株式会社を設立。2022年にはBASE BANKを吸収合併し、金融機能を本体に統合した。2024年には越境ECサービス「want.jp」を運営するwant.jp株式会社を子会社化し、2025年7月には伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を手掛ける株式会社Eストアーを連結子会社とした。これにより、個人向けから企業向けEC、越境販売までカバーするグループ体制が完成した。各事業のシナジーとして、BASEの金融機能をPAY.JP加盟店に横展開する「PAY.JP YELL BANK」や、want.jpと共同開発した越境EC機能「かんたん海外販売」が2026年1月に提供開始された。

売上高207億円、営業黒字化を達成した成長軌道

当社の連結売上高は2015年12月期の1億円から2025年12月期には207億円へと拡大した。2023年12月期までは営業損失が続いたが、2024年12月期に営業利益8億円、当期純利益3億円と黒字転換。2025年12月期は営業利益17億円、当期純利益18億円と大幅増益となった。成長の原動力はBASE事業の流通総額拡大と収益性改善であり、2025年7月には「Pay ID」アプリ経由の販売に手数料を新設してテイクレートを引き上げた。また、PAY.JP事業の売上総利益率改善やYELL BANKの債権買取増加も寄与した。グループ全体として、EBITDA成長を目標に、プロダクトのAI化やM&Aによる非連続成長を推進している。

業界の中での役割はEC事業者向けプラットフォームプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
207億円
営業利益
17億円
営業利益率
8.2%
純利益
18億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
BASE事業108億円52.4%14億円13.0%
PAY.JP事業63億円30.6%3億円4.8%
Eストアーショップサーブ事業13億円6.3%2億円15.4%
YELL BANK 事業11億円5.3%5億円45.5%
want.jp 事業11億円5.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01EC事業者(個人・小規模)主力

個人や小規模事業者向けにネットショップ作成サービスを提供。無料プランで開設でき、決済もワンストップで提供。ショッピングアプリ「PayID」や資金調達サービス「YELL BANK」も展開。

主な製品・サービス3
BASE
誰でも簡単にネットショップを作成できるWebサービス。決済機能も完備。
Pay ID
ショッピングアプリ・決済サービス。あと払いやポイント機能を提供。
YELL BANK
将来債権を買い取る資金調達サービス。売上予測に基づき事業資金を提供。

02開発者・スタートアップ準主力

オンライン決済API「PAY.JP」を提供。開発者が簡単に決済機能を組み込める。スタートアップから大企業まで利用。

主な製品・サービス1
PAY.JP
シンプルなAPIで決済を導入できるオンライン決済サービス。

03EC事業者(法人)準主力

高機能なECサイト構築システム「Eストアーショップサーブ」を提供。伴走型サポートで売上拡大とブランド確立を支援。

主な製品・サービス1
Eストアーショップサーブ
ECサイト構築システム。開店から運営、販促まで専門担当者がサポート。

04越境EC事業者副次

日本のEC運営者向けに越境ECサービスを提供。海外販売ネットワークへのアクセスを容易にする。

主な製品・サービス1
want.jp
越境ECサービス。海外販売に必要な物流・決済機能を提供。

製品と技術

「BASE」:無料で始められるネットショップ作成プラットフォーム

「BASE」は、専門知識がなくてもデザインテンプレートを選ぶだけでネットショップを作成できるWebサービスである。初期費用・月額無料の「スタンダードプラン」と、月額19,980円で決済手数料が低減される「グロースプラン」の2種類を提供。ショップ運営者の約77%が1名で運営し、個人事業主が71.5%を占める。独自決済「BASEかんたん決済」は、クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済、PayPay、Amazon Payなど8種類に対応し、エスクロー方式で取引の安全性を確保する。さらに「BASE Apps」と呼ばれる拡張機能で、配送管理やクーポン発行など多様なニーズに応える。2025年12月期の流通総額は1624億円(決済ベース)に達した。

「Pay ID」:購入者向けショッピングサービスと決済手段

「Pay ID」は、BASEで作られたショップでの買い物を便利にするショッピングサービスである。スマートフォンアプリを通じて、新作入荷通知やクーポン配信、購入履歴の一元管理を提供。決済機能では、事前登録した情報でワンクリック決済が可能で、さらに「あと払い」に対応する。2025年7月からは、アプリ経由の販売に一律の決済手数料(従来の3.6%+40円に加え、サービス利用料5.9%)を新設し、収益性向上に寄与した。購入者は「Pay ID」ポイントやキャンペーンを通じてお得に買い物でき、ショップ側は新規顧客獲得やリピーター強化のツールとして活用できる。BASEのエコシステムにおける顧客接点と決済手段の要として機能している。

「PAY.JP」:開発者向けシンプル決済API

「PAY.JP」は、Webサービスやモバイルアプリに決済機能を簡単に組み込めるAPIである。シンプルなインターフェースと豊富なライブラリを提供し、スタートアップ企業を中心に導入されている。手数料は業界最低水準を標榜し、スタンダードプラン(月間流通額400万円未満)で3.3%、ビジネスプラン(同400万-2000万円)で2.78%、エンタープライズプラン(同2000万円以上)で2.59%または2.7%と段階的に低減する。PCI-DSS Version4.0準拠でセキュリティも強固。2025年12月期の流通総額は2294億円、導入加盟店へのサポート満足度は94.7%(2024年1月~2025年3月調査)を記録した。グループ内では、Eストアーショップサーブの決済基盤としても活用が計画されている。

「YELL BANK」:売上データを活用した将来債権買取型資金調達

「YELL BANK」は、BASEショップの過去の運営データを分析し、将来発生する売上債権を割り引いて買い取ることで事業資金を提供するサービスである。手数料率(サービス利用料)は1%~20%で、返済は商品が売れた時点で自動的に行われ、売上が立たないリスクはYELL BANKが負担する。既存の金融機関では融資を受けにくい個人事業主や小規模事業者でも、実績に基づいた資金調達が可能となる。2024年6月にはPAY.JP加盟店向けに「PAY.JP YELL BANK」も展開し、対象顧客を拡大した。2025年12月期の同事業売上高は11億円、セグメント利益は5億円と堅調に成長している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ECプラットフォーム成長、収益化加速

同社はネットショップ開設・運営を支援するECプラットフォーム「BASE」を提供。競合にはVRain SolutionやCololiveなどマーケットプレイス系サービスがある。売上高は117億円→160億円→207億円と急成長中で、営業利益率も5.0%→8.21%と改善。ストア数拡大と決済・物流などの付加サービス収入が利益を押し上げている。業界では出店者の囲い込みと差別化が重要であり、SaaS型課金モデルで収益の安定性を高めている。

強み

  • 3期連続二桁増収(117→160→207億円)で市場シェアを拡大中
  • 営業利益率が5%→8%へ上昇し、収益性のあるビジネスモデルへ移行
  • 出店者増加が買い物客を呼び、さらに出店者増の好循環が持続
  • 月額課金・決済手数料・物流手数料など複数の収入源で収益基盤が堅牢

課題

  • 楽天・Amazonなど大手ECとの競合や、VRainなど同業の追い上げがある
  • 収益の大部分が出店者の売上に連動、景気変動や消費減退の影響を受ける
  • プラットフォームの安定稼働・機能拡充に継続的な投資が必要で、利益圧迫リスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がBASE

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1147Aソラコム444億円69.8倍
25027AnyMind Group441億円35.4倍
33844コムチュア427億円12.8倍
44820イーエムシステムズ423億円27.6倍
59739NSW408億円11.0倍
64477BASE407億円18.3倍
73843フリービット405億円11.5倍
84725CAC Holdings401億円9.2倍
9135AVRAIN Solution399億円61.3倍
10545Aトランヴィア397億円
11590Aギフティグループ386億円42.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

2012年創業:ネットショップ作成の敷居を下げる

2012年12月、東京都港区六本木でBASE株式会社を設立。同時にネットショップ作成サービス「BASE」の提供を開始した。当時、ECサイトを開設するには専門知識や高額な初期費用が必要だったが、BASEはデザインテンプレートを選ぶだけで誰でも簡単にショップを作れる無料サービスとして登場した。創業者は、個人のものづくりや小規模ビジネスが容易に販売チャネルを持てる社会を目指した。当初はクレジットカード決済が導入されておらず、銀行振込のみの対応だったが、翌2014年に独自決済システムを投入し、利便性を飛躍的に高めた。

2014年:独自決済システム投入でワンストップ化を実現

2014年3月、BASEに独自の決済システム「BASEかんたん決済」を導入し、クレジットカード決済の提供を開始した。これにより、ショップ開設から決済導入までをワンストップで完結できるようになり、煩雑な個別契約や銀行口座準備が不要となった。同年12月には、オンライン決済サービス「Pureca」を開発するピュレカ株式会社を子会社化した(後に2018年5月清算)。また、本社を渋谷区道玄坂に移転し、事業拡大の基盤を整えた。この時期、BASEは個人事業主だけでなく法人や地方自治体にも利用が広がり、無料モデルが支持を得て急速にユーザー数を増やした。

2015-2018年:PAY.JPとPAY IDの開発と分社化

2015年9月、開発者向けオンライン決済API「PAY.JP」をリリース。シンプルなAPIと豊富なライブラリで、スタートアップ企業が容易に決済機能を組み込めるサービスとして成長した。2016年6月にはID決済サービス「PAY ID」(現「Pay ID」)を開始し、BASEショップでの購入体験を向上させた。2018年1月、これらの事業部門を分社化し、PAY株式会社を設立。同時に金融サービスを目的としたBASE BANK株式会社も設立し、将来の資金調達事業に着手した。同年12月には「YELL BANK」の提供を開始。これらの動きは、決済と金融の領域でグループの専門性を高め、各事業の独立性を確保する戦略だった。

2019-2022年:上場と市場区分変更、グロース市場へ

2019年10月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。調達資金を基にプロダクト開発とマーケティングを強化した。2022年4月、東証の市場区分見直しによりマザーズからグロース市場に移行。同年1月にはBASE BANK株式会社を吸収合併し、金融機能を本体に統合した。また、2022年4月には「BASE」で月額有料の「グロースプラン」を開始。スタンダードプラン(無料)に加え、月額19,980円で決済手数料を低減する選択肢を提供し、成長志向のショップの囲い込みを図った。上場後も売上高は順調に拡大したが、投資フェーズが続き、2022年12月期まで営業損失が継続した。

2023-2024年:決済機能の拡充と初の通期黒字化

2023年4月、「BASEかんたん決済」に「あと払い(Pay ID)」を追加。購入者は翌月まとめ払いが可能となり、ショップの購買転換率向上に貢献した。2024年6月には、PAY.JP加盟店向けに資金調達サービス「PAY.JP YELL BANK」を提供開始し、グループ内の金融機能を横展開した。同年8月、越境ECサービス「want.jp」を運営するwant.jp株式会社を子会社化。日本のEC運営者が海外販売網にアクセスしやすくするサービスをグループに加えた。これらの取り組みが実を結び、2024年12月期の連結営業利益は8億円、当期純利益は3億円となり、上場後初の通期黒字を達成した。

2025年:企業向けECシステムの子会社化で法人市場に本格参入

2025年7月、伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を運営する株式会社Eストアーを子会社化。同システムは、コンサルティングやソリューション提供を伴う法人向けECプラットフォームで、BASEグループに企業顧客基盤と新たな収益軸をもたらした。これにより、個人・スモールチーム向けのBASEと法人向けのEストアーという2つのECプラットフォームを擁することになった。2025年12月期の連結売上高は207億円、営業利益17億円と過去最高を更新。グループGMV(流通総額)の拡大と収益性向上を両立させ、次の成長フェーズに向けた基盤を固めた。

年表16件を開く

2010年代

  • 2012年12月創業東京都港区六本木において、BASE株式会社を設立 ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」の提供開始
  • 2014年3月ネットショップ作成サービス「BASE」にて、独自の決済システム「BASEかんたん決済」の提供開始及び「BASEかんたん決済」にて「クレジットカード決済」の提供開始 本社を東京都渋谷区道玄坂二丁目10番12号に移転
  • 2014年12月M&Aオンライン決済サービス「Pureca(ピュレカ)」を開発するピュレカ株式会社株式を取得し、子会社化(2018年5月に清算)
  • 2015年6月本社を東京都渋谷区道玄坂二丁目11番1号に移転
  • 2015年9月オンライン決済サービス「PAY.JP」の提供開始
  • 2016年6月ID決済サービス「PAY ID」(現:購入者向けショッピングサービス「Pay ID」)の提供開始
  • 2018年1月オンライン決済サービス「PAY.JP」、ID決済サービス「PAY ID」の事業部門を分社化し、PAY株式会社(現、連結子会社)を設立 新規事業として金融サービスを行うことを目的に、BASE BANK株式会社を設立
  • 2018年9月本社を東京都港区六本木三丁目2番1号に移転
  • 2018年12月資金調達サービス「YELL BANK」の提供開始
  • 2019年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場

2020年代

  • 2022年1月M&ABASE BANK株式会社を吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行 ネットショップ作成サービス「BASE」において、月額有料の「グロースプラン」を提供開始
  • 2023年4月ネットショップ作成サービス「BASE」の「BASEかんたん決済」にて、「あと払い(Pay ID)」の提供開始
  • 2024年6月「PAY.JP」加盟店向けに、資金調達サービス「PAY.JP YELL BANK」の提供開始
  • 2024年8月M&A越境ECサービス「want.jp」を運営するwant.jp株式会社を子会社化
  • 2025年7月M&A伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を運営する株式会社Eストアーを子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存プロダクトのAI化と付加価値向上

    BASE事業・PAY.JP事業など既存プロダクトにAIを実装し、顧客への新たな付加価値を提供。トップライン成長と収益性向上を両立しEBITDA成長を目指す。

  2. 02

    グループシナジー創出

    BASEの金融機能「YELL BANK」をPAY.JPへ展開、want.jpとの越境EC機能の共同開発、PAY.JPの決済機能をEストアーショップサーブへ展開するなど、グループ内連携を強化してトップライン成長と収益性向上を実現する。

  3. 03

    M&A・提携による非連続な成長

    既存事業の成長を最優先としつつ、モノ・非物販EC事業者や加盟店サポート機能を持つ企業へのM&A・提携を推進し、対象顧客拡大と付加価値向上による価値創造の最大化を目指す。

  4. 04

    AI技術の活用による提供価値向上と生産性最大化

    グループのトランザクションデータを活用し、プロダクトにAIを実装して越境ECなどで利便性を向上。社内業務でもAIによるコーディング支援や業務自動化を推進し、開発スピード向上と効率最大化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で401人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は800万円で、6期前と比べて+31.2%平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は4.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年12月61032.12.0136
2020年12月64432.02.4162
2021年12月60032.82.6211
2022年12月60033.32.7266
2023年12月70034.32.8274
2024年12月70035.13.8304263
2025年12月80036.34.5401424

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率72.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都港区111百万円
BASE事業
その他国内 データセンター等35百万円
Eストアーショップサーブ事業
福岡支社 — 福岡県福岡市博多区6百万円
Eストアーショップサーブ事業
大阪支社 — 大阪府大阪市中央区4百万円
Eストアーショップサーブ事業
札幌支社 — 北海道札幌市中央区1百万円
Eストアーショップサーブ事業
主な関係会社
  • 国内
    PAY株式会社(注)2、3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    want.jp株式会社(注)2、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権94.2%
  • 国内
    株式会社Eストアー(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は207億円営業利益17億円前期と比べると増収増益で、売上が+29.4%、利益が+112.5%。

売上高
+29.4%
207億円
営業利益
+112.5%
17億円
純利益
+500.0%
18億円
営業利益率
8.2%
前期比 +3.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高284億円207億円
営業利益23億円17億円
純利益15億円18億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は124億円、営業利益は11億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+36.3%、営業利益は+83.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q25−3−12.0−4
2023年2Q2900.00
2023年3Q29−1−3.4−1
2023年4Q34−1
2024年1Q3625.62
2024年2Q3738.13
2024年4Q8733.4−2
2025年2Q9166.64
2025年4Q116119.514
2026年2Q124118.98

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年11月期からの11期で、売上は1億円から207億円へ207.0倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年11月1−3−3
2016年12月4−6−6
2017年12月11−13−13
オンライン決済サービス「PAY.JP」、ID決済サービス「PAY ID」の事業部門を分社化し、PAY株式会社(現、連結子会社)を設立 新規事業として金融サービスを行うことを目的に、BASE BANK株式会社を設立
2018年12月24−8−9
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2019年12月38−5−5
2020年12月8376
2021年12月99−10−12
BASE BANK株式会社を吸収合併
2022年12月97−15−17
2023年12月117−4−6
越境ECサービス「want.jp」を運営するwant.jp株式会社を子会社化
2024年12月160885.03
伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を運営する株式会社Eストアーを子会社化
2025年12月20717168.218

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高207億円のうち、営業利益として残るのは17億円8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の8.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.7%107億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.1%83億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
48.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
8.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
8.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.1pt
13.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年12月期は営業CFが33億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は249億円で、売上の14.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年12月2−115141
2018年12月−4−310−744
2019年12月9−119872
2020年12月31−512426223
2021年12月180018241
2022年12月−1700−17223
2023年12月−1−10−2222
2024年12月37−2035257
2025年12月33−31−112249

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は578億円。このうち返さなくてよい自己資本が151億円で、自己資本比率は25.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年11月71613.2
2016年12月29131646.3
2017年12月53163729.4
2018年12月70175325.0
2019年12月105327330.2
2020年12月28516212356.9
2021年12月32015116947.2
2022年12月31313517843.2
2023年12月37313024334.9
2024年12月46313632729.1
2025年12月57815142725.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
269億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
20億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
427億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
53
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中81位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中569位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
25.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
29.4%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥345で、1年前と比べて-4.0%過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。

¥345-5.5%1ヶ月+13.5%1年-4.0%時価総額407億円
過去52週の値幅
安値¥252高値¥383

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.3倍
PER (会社予想)26.5倍
PBR2.61倍
配当利回り1.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月6日に283円まで急落しましたが、その後は回復し、8月20日は312円で終了。前日比4.4%高となり、1ヶ月で2.0%上昇、1年では18.6%下落です。25日移動平均線(300.88円)を3.7%上回り、75日線(281.81円)に対しても10.7%上方に位置します。52週高値391円からは20.2%低い水準ですが、52週安値252円からは23.8%高い水準です。RSIは54.67と中立圏で、方向感は乏しい状態です。出来高は8月20日に96万株と増加しましたが、全体的に減少傾向です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは16.53倍で業界平均30.57倍を大幅に下回り、PBRも2.36倍で平均2.94倍を下回る。ROEは13%と利益効率は良好で、配当利回り1.6%は平均2.62%を下回るが、増収と営業利益率の改善が続く。割安だが配当利回りは相対的に低く、成長への再投資が優先されていると見られる。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.3倍47.9倍
PER (予想)26.5倍
PBR2.61倍2.96倍
ROE13.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益の急成長が続く一方、競争激化や収益性の持続性が争点。強気派は加盟店数と取引高の拡大による規模の利益を評価し、弱気派は決済手数料競争の激化や顧客単価の伸び悩みを懸念する。また、黒字転換後の利益率の改善ペースも焦点。

プラスに働く材料7
  • 加盟店数と取引高の拡大

    売上高が2022年97億円から2024年207億円へ2倍以上に成長し、取引高の増加が収益を牽引。

  • 黒字化達成

    2024年12月期に営業利益率8.21%と黒字化し、純利益も18億円と拡大。

  • ネットワーク効果

    加盟店が増えることで消費者向けの品揃えが豊富になり、さらなる加盟店誘引が期待。

  • 2025/12期は売上高207億円・純利益18億円の過去最高益決算発表後影響

    売上高は117億→207億円、営業利益は8億→17億円と増加。増収増益トレンドが続けば評価が高まる

  • 営業利益率8.21%と3.21ポイント改善、黒字定着継続影響

    営業利益率は5.0%から8.21%へ上昇。売上高207億円規模で利益率改善が続く

  • ROE13%とPBR2.36倍、資本効率の高さが再評価材料継続影響

    ROE13%、PBR2.36倍。株価312円は利益成長を織り込みきれていない

  • 外国人保有比率9.6%と低位、資金流入による需給改善不定影響

    外国人持ち分9.6%、時価総額368億円。買い増し余地が大きい

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    大手ECモールや他の開設サービスとの競争が激しく、手数料引き下げ圧力が強い。

  • 収益性の不安

    売上高は伸びるが、販管費や広告費の増加で利益率の改善が限定的。

  • 顧客単価の伸び悩み

    小規模事業者中心で加盟店あたりの取引高が伸び悩む可能性。

  • 予想PER24倍は実績16.53倍から約45%悪化決算発表後影響

    予想PER24倍は実績PER16.53倍より高く、今期減益を示唆。株価312円は割高感

  • 直近1年で株価18.6%下落し下げトレンド継続影響

    株価312円、時価総額368億円。1年間で18.6%下落しており戻り売りが続く

  • 売上高207億円で純利益率8.7%と低水準通年影響

    純利益18億円、売上高207億円。利益率改善が続かなければ収益力は限定的

  • 配当利回り1.6%と低く株主還元が手薄継続影響

    配当利回り1.6%、予想PER24倍。増配が無ければ投資家の関心が薄い

次の決算で確かめる点
取引高(GMV)
取引高の増加が決済手数料収入に直結するため、成長の核心指標。
加盟店数
加盟店数の増加が将来の取引高増加の先行指標となる。
営業利益率
売上高成長と収益性改善のバランスを確認するため。
顧客単価
加盟店あたりの取引高の推移が、事業の深さを示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5いまの株価に対する利回りは1.45%。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
1.45%
いまの株価に対して
配当性向
38.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ29,742人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.4%を占め、残る90.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他24.337.562.457.056.062.4
証券会社4.84.59.09.28.118.7
外国法人51.039.416.418.518.49.4
事業法人11.611.910.512.310.95.1
金融機関8.36.51.62.76.54.3
自己株式0.00.02.3
外国人個人0.00.10.20.20.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01鶴岡 裕太15.79
02立花証券株式会社14.07
03牧 寛之6.48
04MORGAN STANLEY SMITH BARNEY LLC CLIENTS FULLY PAID SEG ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)株式会社2.30
05柳澤 安慶2.25
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.18
07株式会社サイバーエージェント1.91
08上田八木短資株式会社1.53
09THE BANK OF NEY YORK 133612 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.51
10株式会社SBI証券1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-09-01
    牧 寛之
    新規の大量保有報告
    20.53%
  • 2026-05-19
    牧 寛之
    新規の大量保有報告
    20.53%
    -0.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+100%、1株純資産は7期で+310%。直近期のROEは13.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年11月−17,060
2016年12月−31,431
2017年12月−35
2018年12月−24
2019年12月−831
2020年12月61486.0346.3
2021年12月−11135
2022年12月−15119
2023年12月−5113
2024年12月31162.6110.5
2025年12月1612713.020.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鶴岡裕太代表取締役上級執行役員 CEO3618,607,178
原田健取締役上級執行役員 CFO49551,306
志村正之取締役6746,244
松崎みさ取締役5537,248
鈴木順子取締役555,630
歌川文夫常勤監査役71
山口揚平監査役45
星千絵監査役54
藤川真一上級執行役員SVPoD
髙橋直上級執行役員COO
松原香織43
齋藤祥監査役46

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)246277437
社外監査役324248
社外取締役3147217

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,347字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは「Payment to the People, Power to the People.」をミッションとして掲げ、ネットショップ作成サービス「BASE」及び購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業、オンライン決済サービス「PAY.JP」を提供するPAY.JP事業、資金調達サービス「YELL BANK」等を提供するYELL BANK事業、越境ECサービス 「want.jp」を提供するwant.jp事業及び伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を提供するEストアーショップサーブ事業を展開しており、これらのサービスを通して、個人及びスモールチームをエンパワーメントすること、スタートアップ企業を支援することに注力しております。 (1) BASE事業 「BASE」は、誰でも簡単にネットショップが作成できるWebサービスで、ものづくりを行う個人にとどまらず、ビジネスを展開する法人、地方自治体をはじめとする行政機関にもご利用いただいています。 「BASE」では、専門的なWebサイト構築やWebデザインの技術を使わずに、当社が提供するデザインテンプレートを選択するだけで、誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップを作成することができます。また、ネットショップ運営の課題となっていた決済機能の導入に係る時間を短縮する仕組みとして、当社独自の決済システム「BASEかんたん決済」を提供し、ネットショップの開設から決済機能の導入までをワンストップで提供することで、これまでネットショップの作成時間、運営費用、Web技術等様々な理由で、ネットショップを始めることが困難だった方でも、手軽にネットショップの開設・運営を始めることができる仕組みを構築しております。 ショッピングサービス「Pay ID」はBASEで作られたショップでのお買いものを、楽しむためのショッピングサービスです。ショッピングアプリとクイックでスムーズな決済機能を提供しています。 なお、「BASE」及び「Pay ID」の主な特徴は、以下のとおりであると考えております。 A) 全てのショップに最適な料金体系 ネットショップの初期導入費用及び月額運営費用が無料の月額無料プランでは、ネットショップの作成から運営まで無料でできるため、誰でもかんたんにネットショップの開設・運営を始めることができます。さらに、成長意欲が高く、売上規模が大きなショップは、サービス利用料を固定金額で支払う月額有料プランを利用することでランニングコストを抑制することが可能です。 なお、月額無料プランは「スタンダードプラン」、月額有料プランは「グロースプラン」として提供しております。 また、2025年7月にショッピングアプリ「Pay ID」を介しての販売に一律の手数料を新設しております。 月額無料プラン   月額有料プラン Web   サービス利用料   決済金額に対して3.0%   月額 19,980円 決済手数料(注1)   決済金額に対して3.6%~+1回あたり40円   決済金額に対して2.9%~ ショッピングアプリ「Pay ID」   サービス利用料   決済金額に対して5.9% 決済手数料   決済金額に対して3.6%+1回あたり40円 (注1)Amazon Pay決済及びPayPal決済を利用された場合は、追加でシステム手数料相当額1%を受領しています。 (注2)ショップの売上代金を引き出す際に、別途引出申請手数料を受領しています。 B) 「BASEかんたん決済」 当社独自の決済システム「BASEかんたん決済」は、あと払い(Pay ID)、クレジットカード決済、コンビニ決済・Pay-easy決済、キャリア決済、銀行振込決済、PayPay決済、Amazon Pay決済、PayPal決済の8つの決済方法を、最短翌営業日からという短い時間で、「BASE」により開設したネットショップに導入することができます。一般的に、ネットショップを始める際には、ネットショップの開設の他に決済機能の導入も併せて行う必要があり、ショップオーナーは、決済会社との間で、別途個別契約の締結や銀行口座の用意が必要など、ネットショップの運営開始までの間に煩雑な手続きを行わなければなりません。「BASE」を用いてネットショップ開設をしたショップオーナーは、これらの煩雑な手続きを行うことなく、「BASEかんたん決済」の利用申請を行うだけで、決済機能を導入することができます。なお、「BASEかんたん決済」は、エスクロー決済(注)であり、「BASE」を利用しているショップとそのショップで買い物をされる購入者とが安心して取引できるよう、当社が仲介することで取引の安全性を確保しております。 (注) エスクロー決済とは、取引の安全性を確保するための仲介サービスです。 C) 誰でもかんたんに使える機能 「BASE」では、はじめての方でもかんたんに使えるシンプルな標準機能に加え、多様なニーズに合わせてショップをかんたんに拡充できる拡張機能「BASE Apps」等を提供しております。ネットショップ運営に必要な基本機能は、標準機能としてすべてのショップに対して提供しており、はじめてネットショップを作成される方でもかんたんに操作することができます。また、「BASE Apps」は「BASE」をより便利にご利用頂くための拡張機能であり、目的や必要に応じてネットショップの機能をかんたんに拡充できるシステムです。「BASE Apps」をご利用頂くことによって、ショップの成長に伴うニーズの多様化に対応することが可能になります。 D) ショッピングサービス「Pay ID」 ショッピングサービス「Pay ID」はBASEで作られたショップでのお買いものを、楽しむためのショッピングサービスです。ショッピングアプリとクイックでスムーズな決済機能を提供しています。 購入者は、ショッピングアプリ「Pay ID」を利用して、お気に入りのショップから新作入荷の通知やクーポン配布の通知の受け取りやお買いものの記録の一元管理などの、ショッピング体験のサポートを受けられます。また、「Pay ID」の決済機能では、登録した情報でクイックにワンクリック決済ができ、さらに、お買いものを翌月まとめてお支払い「Pay ID あと払い」が利用可能です。 ショップは、ショッピングサービス「Pay ID」を通じて、新規顧客の獲得が期待できます。また、商品の入荷などをお知らせすることで、自動でお客様に情報が届き、リピーターの強化を図ることが可能です。加えて、「Pay ID」の負担によるキャンペーンの実施及び「Pay ID」ポイントの提供を通じて売上の向上が期待できます。 「BASE」を利用しているショップオーナーの特徴は以下のとおりであります。なお、本特徴は、当社が2025年10月に実施したアンケート調査に基づいております(有効回答数1,083ショップ)。 A) 少人数でのショップ運営 ネットショップの運営人数は、「1名」が77.4%、「2名~4名」は21.9%であり、全体の9割以上が4名以下の少人数でネットショップを運営しております。 B) 個人でのショップ運営 個人と法人の利用割合では、個人でネットショップを運営しているショップオーナーが71.5%、法人が28.5%であります。この結果について、当社では、法人はもちろんのこと、初期費用や月額費用が無料であり、商品が売れない時期からコストが先行するリスクなくネットショップ運営に挑戦できる環境が、個人やスモールチームの利用しやすさに繋がっていると考えております。 C)  オリジナル商品の販売が多い 「BASE」で販売されている商品のうち、オリジナル商品を展開しているショップは79.8%であり、大半のショップがショップ独自の商品を販売しております。 <BASE事業のビジネスの流れ> ① ネットショップを作成しようとする個人・事業者は、「BASE」を使用してネットショップを作成します。 ② 購入者(「BASE」を使用するショップで商品を購入する者)は、顧客(ショップ)が出品する商品の購入決済を行います。決済が行われると、業務提携先の決済代行会社を経由して決済情報が「BASE」に送信されます。ショップは「BASE」を通じて「購入情報」を受領します。 ③ 決済代行会社は、購入者から代金を回収し、決済手数料控除後、回収した代金を当社へ支払います。 ④ 当社は、決済手数料及びサービス利用料控除後の代金をショップへ支払います。(注) (注)月額有料プランの場合は決済手数料のみを控除し、サービス利用料月額19,980円は別途顧客(ショップ)に請求いたします。 <事業系統図(BASE事業)> (2)  PAY.JP事業 「PAY.JP」は、開発者がスムーズに決済を組み込むことができる決済APIです。シンプルなAPIと豊富なライブラリで、Webサービスやモバイルアプリにかんたんに決済を導入することができ、オンライン決済を展開するスタートアップをはじめとする加盟店に提供しております。 なお、「PAY.JP」の主な特徴は、以下のとおりであります。 A) 業界最低水準の手数料 決済手段別の料金体系は、以下のとおりであります。 決済手段   プラン / 商材   決済手数料   月額費用 クレジットカード決済 / Apple Pay   スタンダードプラン(注)1   3.3%   0円 ビジネスプラン(注)2   2.78%   20,000円 エンタープライズプラン(注)3   2.59%又は2.7%   50,000円 PayPay決済(注)4   物販・サービス   3.5%   0円 デジタルコンテンツ   9.0%   0円 (注) 1.「スタンダードプラン」とは、月間流通総額400万円未満の加盟店向けのプランです。 2.「ビジネスプラン」とは、月間流通総額が400万円以上2,000万円未満の加盟店向けのプランです。 3.「エンタープライズプラン」とは、月間流通総額が2,000万円以上の加盟店向けのプランです。 4.PayPayの決済手数料にプランはございません。手数料は別途消費税がかかります 5. 決済手数料はクレジットカード会社により異なります。 B) サポート満足度 2024年1月から2025年3月に「PAY.JP」を導入した加盟店に対する自社アンケート調査に基づく調査結果により、サポート満足度94.7%を獲得しております。 C) 安心なセキュリティ 「PAY.JP」は、国際基準のPCI-DSS Version4.0の準拠及びEMV 3Dセキュアに対応しており、加盟店はカード番号に一切触れることなく、国際基準に準拠したセキュリティで保護されたクレジットカード決済を導入することができます。 <「PAY.JP」サービスのビジネスの流れ> ① 顧客(加盟店)がオンライン決済システムとして「PAY.JP」を導入します。 ② 「PAY.JP」が導入されているECサイトで商品を購入する者が、クレジットカードを使用して決済を行います。決済が行われると、業務提携先の決済代行会社を経由して決済情報が「PAY.JP」に送信されます。加盟店は「PAY.JP」を通じて「購入情報」を受領します。 ③ 決済代行会社は、購入者から代金を回収し、決済手数料控除後、回収した代金をPAY株式会社へ支払います。 ④ PAY株式会社は、決済手数料控除後の代金を加盟店へ支払います。 <事業系統図(「PAY.JP」)> (3) YELL BANK事業 「BASE」を利用するショップオーナーから将来発生する債権を買い取ることにより事業資金を提供する、資金調達サービス「YELL BANK」等のサービスを展開しております。 「YELL BANK」は、「BASE」のショップデータを活用することで、「BASE」のショップの将来の売上を予測し、当該予測に基づき将来債権を買い取ることによりショップオーナーに事業資金を提供する資金調達サービスであり、「BASE」のショップのさらなる成長をサポートいたします。 また、「YELL BANK」を「PAY.JP」の加盟店向けに横展開した「PAY.JP YELLBANK」も提供しております。これにより、より幅広いマーチャントの資金調達のサポートが可能になっております。 「YELL BANK」の主な特徴は以下の通りであります。 A) 必要な金額がすぐに調達できる 「YELL BANK」が「BASE」のショップの将来債権を割り引いて購入することで、マーチャントは必要な事業資金をすぐに調達することができます。手数料率(サービス利用料)は1%から20%となります。 B) 支払いは商品が売れた時だけ 「YELL BANK」への支払いは、資金調達後、商品が売れた時だけ、支払率(将来債権のうち当社に譲渡した債権の割合)に応じて行われます。「YELL BANK」が買い取った将来債権が万一発生しない場合や、債権が発生したにもかかわらず回収できない場合、そのリスクを「YELL BANK」が負担するため、マーチャントは当該リスク無く「YELL BANK」を利用できます。 C) ショップ運営データによる将来債権の予測 「YELL BANK」は、「BASE」のショップの過去の運営データを活用して将来債権額を予測し、利用可能な条件を満たしたマーチャントに対し本サービスを提供いたします。このため、既存の金融機関を利用できずにチャレンジに足踏みをしていたマーチャントも、資金調達のチャンスを得ることが可能になります。 なお、マーチャントとは、「BASE」を利用するショップと「PAY.JP」を利用する加盟店の総称です。 (注)上図はBASEショップに提供する「YELL BANK」の概要です (4) want.jp事業 日本のEC運営者による世界中のローカルな販売網へのアクセスを容易にする越境ECサービスを提供しております。データに基づくグローバルサプライチェーンを構築し、独自のプライシング機能やロジスティクス機能を提供することで、海外向け販売を強化したい日本のEC運営者をサポートしています。また、BASEが提供する越境EC機能「かんたん海外販売」の配送や決済を担うことで、「BASE」の利用ショップが簡単に商品を海外に販売できる環境を提供しています。 (5) Eストアーショップサーブ事業 「Eストアーショップサーブ」は、EC専業25年超のノウハウに基づく高機能なECサイト構築システムに加え、専任担当者が開店から日々の運営、販促までをサポートする「伴走型」のサービスを提供しています。システム提供にとどまらず、集客やCRM(顧客関係管理)などのマーケティング支援も行うことで、EC事業の更なる成長やブランド確立を目指す事業者のニーズに応え、売上の拡大と事業の持続的な成長を強力に支援しております。 なお、グループGMVの拡大を目的として、2025年7月に「Eストアーショップサーブ」を運営する株式会社Eストアーを子会社化しております。
経営方針・対処すべき課題6,008字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営方針 当社グループは引き続き「Payment to the People, Power to the People.」のミッションのもと、個人及びスモールチーム、スタートアップ企業をエンパワーメントすることは変わらず、すべての人が活躍できる社会基盤を提供してまいります。 (2) 経営戦略等 当社グループは、対象顧客の拡大及び付加価値の向上による価値創造を通じて、中長期的な企業価値の向上に努めることを経営の基本方針としております。 この実現に向け、既存プロダクトの強化によるトップライン成長及び収益性向上を両立させることでEBITDA成長を目指してまいります。具体的には、プロダクトのAI化に取り組み、顧客への新たな付加価値提供を図ってまいります。 加えて、グループシナジー創出への取り組みを強化し、トップラインの成長及び収益性向上を実現してまいります。 さらに、M&A及び提携等を推進し、グループの非連続な成長(インオーガニック)を目指してまいります。 ①既存プロダクトの成長に向けた取り組み ⅰ) BASE事業 プロダクトのAI化及び付加価値の高い新機能の開発により、個人やスモールチームへの価値提供を継続して行い、GMV成長及びテイクレート向上を通じて、売上高及び売上総利益の成長を目指してまいります。 また、中長期のGMV成長及び競争力の維持を目的に、マスマーケティングを含むプロモーションを継続し、新規ショップ開設数の増加を図ってまいります。 加えて、ショッピングアプリ「Pay ID」の購入体験を強化し、ショッピングアプリ「Pay ID」を介したGMVの増加による手数料収入の獲得を通じて、売上総利益の成長を目指してまいります。 ⅱ) PAY.JP事業 プロダクト開発(決済手段のラインナップ拡充等)及びセールス&マーケティングの強化により、新規加盟店の増加を目指し、さらにEストアーショップサーブ加盟店への導入により、売上高及び売上総利益の成長を目指してまいります。 また、決済原価の低減を通じた売上総利益率の向上を目指してまいります。 ⅲ) YELL BANK事業 プロダクトの機能拡充及び健全な運営基盤の強化による買取債権総額の増加を目指してまいります。 ⅳ) want.jp事業 BASE事業との共同開発による越境EC機能「かんたん海外販売」の提供を通じて、「BASE」ショップの越境EC取扱高の拡大を通じて、BASE事業の売上総利益成長を目指してまいります。 ⅴ) Eストアーショップサーブ事業 コンサルティング、ソリューション提供力を強化し、トップラインの安定成長を図ってまいります。また、決済基盤の統合等を通じて、各種原価低減による売上総利益率の向上を目指し、中長期ではグループシナジーを創出し、トップライン成長を目指してまいります。 ②シナジー創出に向けた取組み グループシナジー創出への取り組みを強化し、トップラインの成長及び収益性向上の実現を目指してまいります。 具体的には、BASE事業で展開している金融機能(将来債権ファクタリング「YELL BANK」)をPAY.JP事業へ展開しております。 また、want.jp事業とBASE事業との共同開発による越境EC機能「かんたん海外販売」をBASE事業のショップ向けに展開しております。 さらに、PAY.JP事業で展開しているクレジットカード決済の機能をEストアーショップサーブ事業へ展開してまいります。 上記以外のグループシナジー創出も検討してまいります。 ③M&A及び提携等の推進によるグループの非連続な成長(インオーガニック)を目指す取組み 既存事業の成長を引き続き最優先に追求しながらも、グループの非連続な成長(インオーガニック)の実現に向けて、M&A及び提携等の推進による対象顧客の拡大と、拡大した顧客層に対して「YELL BANK」、「Pay ID」及び「want.jp」等を活用したBASEグループ独自のバリューアップにより、価値創造の最大化を目指してまいります。 具体的なM&Aの検討領域としては、対象顧客(GMV)の拡大を目的として、モノ領域(物販)物販領域を中心にサービス及びデジタルコンテンツ領域(非物販)で展開するEC事業者(非対面型のストアフロントサービス)をM&Aの候補先として優先的に検討してまいります。 さらに、付加価値(レイクレート)の向上を目的として、加盟店のEC運営をサポートする機能を展開する事業者についてM&Aの候補先として検討してまいります。 ④グループのAIに向けた取り組み 当社グループのAIに関する戦略は、グループアセットであるマーチャント及び購入者の2サイドトランザクションデータ及びコンテキストデータを活用し、Commerce InterfaceとAIをかけ合わせ、マネタイズポイントのPayment及びFinanceの優位性を強化していく戦略です。 BASE事業においては、累計250万を超える顧客及びトランザクションデータ、シンプルなUIと自社の決済基盤を活用し、マーチャント向けECバリューチェーン全体を対象に、プロダクトにAIを実装していく方針です。 プロダクトにおけるAI活用例として、BASE事業の「かんたん海外販売」において、国内外のトランザクションデータを活用した独自のAIモデルにより、商品情報の特定から発送可否判定までを高度に自動化しており、グループ独自のAI、Interface、Payment基盤を活用し、越境ECにおける利便性を提供しております。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、売上総利益(売上高から流通総額に応じて決済会社へ支払う決済手数料を控除した金額)の成長を重視した経営を行っております。 当社グループの主な収益は、BASE事業においては、BASEショップの流通総額に対して発生する決済手数料及びサービス利用料であり、PAY.JP事業においては、PAY.JP加盟店の流通総額に対して発生する決済手数料であります。そのため収益の源泉である流通総額の最大化と、さらに提供するサービスの高付加価値化及び売上原価の低減により実現される売上総利益の最大化を目指しております。 (4) 経営環境 経済産業省発表の「令和6年度電子商取引に関する市場調査報告書」によると、2024年における日本のBtoC-EC市場規模は約26.1兆円(前年比+5.15%)(物販系約15.2兆円(前年比+3.70%)、サービス系約8.2兆円(前年比+9.43%)、デジタル系約2.6兆円(前年比+1.02%))と拡大をしており、今後も堅調に拡大をしていくものと認識しております。 (5) 対処すべき課題 上記の経営環境の下、当社グループが対処すべき主な課題として考える事項は以下のとおりであります。 ① サステナブルな社会の実現 当社グループは「Payment to the People, Power to the People.」をミッションとして掲げ、インターネットテクノロジーによって、多くの方が必要としながらもまだ享受できずにいる決済や金融領域へのアクセシビリティを高め、これにより個人やスモールチームをエンパワーメントすることで、すべての人が活躍できる社会の実現を目指して企業活動を行っております。当社グループは、1日も早いミッションの実現を目指して、社会に開かれた決済・金融を提供するプラットフォーマーとしての責任と役割に向き合い、サステナブルな社会を実現するためにグループ全体を通じてESGに関する取組みを推進することが重要な課題であると考えております。 そのため、当社グループではサステナビリティ委員会を設置し、当該委員会においてサステナビリティに関する事項の審議、推進施策及び設定したKPIの遂行状況のモニタリングを行い、定期的に取締役会に報告することで、ESGに関する取組みを推進する体制を確保しており、当連結会計年度は、PRIDE指標2024におけるゴールド認定取得やスコープ3(GHG排出量)の開示義務化に備えた一部カテゴリの算出及び情報開示等、DE&Iや気候変動関連の取組みを実施いたしました。 今後も、2022年に特定した当社グループの重点課題であるマテリアリティに関する取組みを中心に、ESGに関する取組みを推進してまいります。 なお、特定したマテリアリティは以下の通りです。 ② 企業価値向上に向けた規律ある成長戦略の推進 当社グループは、対象顧客の拡大及び付加価値の向上による価値創造を通じて、中長期的な企業価値の向上に努めることを経営の基本方針としております。 この実現に向け、資本効率を意識した規律ある投資を前提に、既存プロダクトの強化及びシナジー創出、並びに非連続な成長を目的としたM&A等を積極的に推進していくことが、経営の重要な課題であると考えております。 既存事業につきましては、トップラインの成長と収益性向上の両立を引き続き推進し、EBITDAの持続的な成長を目指します。そのために、既存プロダクトを強化するとともに、グループ全体での連携を一層強化しシナジーを創出することで、顧客への提供価値の最大化を目指してまいります。 M&Aにつきましては、対象顧客及びGMVの拡大を主目的として実施し、拡大した顧客層に対して既存事業を活用したBASEグループ独自のバリューアップを行い、価値創造の最大化を目指してまいります。さらに、テイクレートの向上やグループシナジーの創出に資する案件についても積極的に検討してまいります。 ③ AI技術の活用による提供価値の向上と生産性の最大化 近年、生成AIをはじめとするAI技術の進化により、インターネットサービスのあり方や開発手法は劇的な変化を迎えております。当社グループにおきましても、ミッションである「Payment to the People, Power to the People.」の実現に向け、AI技術の活用は不可欠な要素であると認識しております。 プロダクト面におきましては、AIを活用した新たな付加価値を積極的に提供し、利用者の皆様がより創造的な活動に注力できる環境を構築してまいります。 また、社内業務や開発プロセスにおきましても、AIによるコーディング支援や業務自動化を推進することで、開発スピードの向上や業務効率の最大化を図り、より筋肉質な組織体制の構築を目指してまいります。 ④ 人的資本の強化 当社グループは、持続的な成長や事業価値の向上を実現する上で、人材は唯一無二の中核的な経営資源であると考えております。従業員が自身の仕事やキャリアに主体性を持ち、新たなスキル習得や業務改善に挑戦し続けることを支援することが重要であると考え、教育体制や人事制度の整備、具体的な人事施策の実施を行っています。 具体的には、各種研修の企画と実施、DE&I推進による多様性と公平性のある環境の整備、人材育成計画の企画と実施、育児支援策の導入などの取り組みを行っています。 これらを通じて、人材育成や自律的なキャリア構築を支援しています。 ⑤ 開発力・技術力の強化 当社グループの事業はインターネット業界と深くかかわっており、競争力のあるプロダクトをEC市場へ提供していくためには、その情報技術やサービスをタイムリーに採用し、常に新しいプロダクトを創造し続けていくことが重要な課題であると考えております。 そのために、EC環境の変化や当社グループのサービス利用者の要望を効率よく吸収し、質の高いプロダクトを提供してまいります。 ⑥ サービスの安全性・健全性の確保 当社グループは、取引の場や決済サービスを提供する事業者として、あらゆるステークホルダーが安心して取引を行うことができるよう、サービスの安全性・健全性を確保することが重要な課題であると考えております。 そのため、BASE事業においては、365日対応の専門部署を設置することはもちろん、当社グループが保有する取引データの機械学習の活用等による分析やクレジットカード会社の不正配送先データベースの活用、3Dセキュアの導入等による不正決済や不適切な商品の販売を検知・防止、ネットショップ運営者に対するログイン認証方法の強化等を実施しており、また、PAY.JP事業においては、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準であるPCI DSSに完全準拠した運用でクレジットカード情報を管理することで、サービスの安全性・健全性の確保を図っております。 ⑦ 情報管理体制の強化 当社グループが提供するサービスにおいては、サービス利用者の個人情報をはじめとした様々な情報を預かっており、これらの情報を適切に管理するための体制強化が重要な課題であると考えております。そのため、当社グループでは情報セキュリティ基本方針や情報セキュリティ基本規程等の社内規程を制定し、これらに基づいて情報の適切な管理を徹底しております。 また、情報セキュリティ専門部署の設置や、全社員向けの情報セキュリティ研修実施による情報セキュリティ対策の強化を図ることはもちろん、情報セキュリティ委員会を定期開催して情報セキュリティ上のリスクの洗い出し及び議論を実施しております。 今後も、グループ全体の教育・研修の実施やシステムの強化・整備を推進し、情報管理体制を強化してまいります。 ⑧ 内部管理体制の強化 当社グループは今後もより一層の事業拡大を目指しており、社会的責任を果たし、持続的な成長と企業価値の向上を図るために、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると考えております。 そのため、バックオフィス業務の整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでまいります。具体的には、リスクマネジメント及びコンプライアンス委員会を設置の上、業務運営上のリスクの把握及び管理の実施、役職員に対する定期的な研修等による啓蒙活動の実施、定期的な内部監査の実施等によるコンプライアンス体制の強化、監査役監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の充実等を図っております。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を以下のとおり記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項については積極的に開示することとしております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に取り組む方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の記載事項を慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業環境について ① 電子商取引(BtoC-EC)市場について 前述のとおり、電子商取引(BtoC-EC)市場は拡大を続けており、今後も堅調に拡大を続けるものと考えております。しかしながら、上記の予測通りに電子商取引(BtoC-EC)市場が拡大しなかった場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について 当社グループの事業が属する電子商取引市場においては、ネットショップ作成サービスやショッピングアプリの開発・提供、及び決済代行サービス等のいずれの分野でも現在複数の競合会社が存在しており、相互に競争関係にあり、機能競争、価格競争が活発化しております。当社グループは引き続き、創業以来培ってきたノウハウを活かし、サービスの機能強化等に取り組んでいくほか、大手企業にはないサービスの開発に注力することで、差別化を図ってまいります。 しかしながら、当社グループと同様のサービスを提供する事業者の参入増加や、資本力、ブランド力、技術力を持つ大手企業の参入、競合他社の価格競争力、サービス開発力、又は全く新しいビジネスモデルや技術によるサービスを提供する事業者の参入等により、当社グループのサービス内容や価格等に優位性がなくなった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 同様に、オンライン決済サービス市場においても、複数の競合他社が存在しております。当社グループでは引き続き一歩先を行くスピーディーな事業展開と、プロダクト開発体制の強化を進めていくことで、他者との差別化を図ってまいります。 しかしながら、今後競合他社が当社グループのサービスを模倣・追随し、これまでの当社グループの特徴が標準的なものとなり差別化が難しくなること、これまでにない全く新しい技術を活用した画期的なサービス展開をする競合他社が出現することなどの事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 技術革新への対応について インターネット・情報セキュリティ・AIの技術革新は著しく、EC市場においても決済手段の多様化やスマートフォン利用の拡大、AIによる技術開発等常に進化しております。当社グループでは、安心で便利なEC環境を創造するため、より堅牢なセキュリティの整ったサービスの追求・新たなサービスの開発・AI技術の活用による新たな価値提供を行い、競争力を維持するため技術革新への対応を進めております。 しかしながら、今後当社グループが新たな技術やサービスへの対応が遅れた場合、当社グループのショップオーナーや購入者に対するサービスが陳腐化し、その結果競合他社に対する競争力が低下する恐れがあり、そのような場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 法的規制について 当社グループが運営する「BASE」、「Pay ID」、「PAY.JP」、「YELL BANK」、「want.jp」及び「Eストアーショップサーブ」では、加盟店及び購入者の決済を円滑化するサービス、加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービス、将来債権の買い取りによる資金調達サービス等を提供しており、これらのサービスを提供するにあたっては「個人情報の保護に関する法律」、「割賦販売法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定商取引に関する法律」、「資金決済に関する法律」、「貸金業法」等の法令を遵守する必要があります。 そのため、当社グループでは、社内の管理体制の構築等によりこれらの法令を遵守する体制を整備するとともに、当社グループのサービスを利用するショップに対しても、これらの法令遵守を促すよう利用規約に明記しております。また、規制当局の動向及び既存の法規制の改正動向等を踏まえ、適切に対応しておりますが、かかる動向を全て正確に把握することは困難な場合もあり、当社グループがこれに適時適切に対応できない場合や、当社グループが事業を展開するEC業界やオンライン決済サービス業界に関する規制等の新たな制定又は改定が行われた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 自然災害等について 地震・雷・台風・津波・悪天候その他の自然災害、長時間の停電、火災、疫病・感染症の蔓延、放射能汚染、その他の予期せぬ自然災害が発生した場合、当社グループの事業の運営又は継続に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、感染症が拡大した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、政変、戦争、テロリズム、クーデター、外国軍隊からの一方的な攻撃又は占領、政府等による当社グループ設備の接収、第三者による当社グループ設備の不法占拠その他の事故によっても、当社グループの事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、あらゆる事態を想定して事業継続のための計画策定等を進めておりますが、これらのリスクの発現による人的、物的損害が甚大な場合は当社グループの事業の継続自体が不可能となる可能性があります。 当社グループでは、あらゆる事態を想定して事業継続計画(BCP)の策定を行い、危機対策事務局にて、平時から非常事態の発生を想定した安否確認訓練や自衛消防隊訓練を定期的に実施して非常時における各部署の役割と連絡体制が正しくスムーズに機能しているかを確認しており、必要に応じて随時見直しをしておりますが、これらのリスクの発現による人的、物的損害が甚大な場合は当社グループの事業の継続自体が不可能となる可能性があります。 ⑥ 経済情勢について 当社グループが運営するサービスは、日本国内を主たるマーケットとして事業を展開しており、日本国内の経済情勢の変動による影響を受ける可能性があります。具体的には、国内の景気動向、個人消費の変化、金利の動向、物価の動向、金融政策の変更等が当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが運営する「want.jp」は、海外市場向けの越境ECサービスを提供しており、為替レートの変動による影響を受ける可能性があります。特に、円高が進行した場合、海外の購入者にとっての価格競争力が低下し売上が減少するリスクがあります。 このような日本国内の経済情勢の変動や為替レートの変動により、当社グループの業績及び財務状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業活動について ① サービスの健全性維持について 当社グループの運営するサービスにおいては、ショップオーナーや購入者等のサービス利用者による法令により禁止されている物品の取引、詐欺等の違法行為、他人の所有権、知的財産権、プライバシー権等の権利侵害行為、法令や公序良俗に反するコンテンツの設置その他不適切な行為が行われる危険性が存在しております。かかる事態が生じることを防止すべく、当社グループのカスタマーサポートが随時、利用状況の監視や、利用規約に基づく警告・違法情報の削除等を行っております。 しかしながら、万が一、かかる事態が生じることを事前に防止することができなかった場合には、当社グループの運営するサービスの信用及びブランドイメージが低下し、ユーザー離脱等が発生する可能性があります。また、問題となる行為を行った当事者だけでなく、当社グループにおいても取引の場を提供する者として責任追及がなされるおそれがあり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 不正利用に関するリスクについて 当社グループは、加盟店に対して簡単にクレジットカード決済等を導入できるサービスを提供しております。当社グループでは、ショップオーナーの債務不履行、購入者が第三者のクレジットカード等を不正に利用する不正決済を防止するために、365日対応の社内の担当部署により取引状況の監視を行うとともに、システムによる不正決済の検知を行っております。 また、当社グループでは、クレジットカード情報や住所等の購入者情報等を登録することで、都度クレジットカード番号や住所を登録することなく、IDとパスワードでログインするだけでスムーズに決済を行うことができる購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供しております。「Pay ID」にログインする際に二段階認証を要求する等の対応を行うことにより、第三者による不正ログインや、それに伴う不正決済が行われることを防止しております。 しかしながら、万が一、これらの事態を事前に防止できなかった場合、クレジットカード等の売上の取消しによる決済代行会社への売上金の返金、被害者から当社グループへの損害賠償請求、当社グループの信用の下落等による損害が発生し、業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ③ 情報セキュリティについて 当社グループは、第三者による当社グループのサーバー等への侵入に対して、ファイヤーウォール等の情報システム対策を施すほか、専門のチームを設置することにより組織的な情報セキュリティ強化を推進しております。 しかしながら、悪意をもった第三者の攻撃等により顧客情報及び顧客の有する重要な情報を不正に入手されるといった機密性が脅かされる可能性、顧客サイトの改ざん等のデータの完全性が脅かされる可能性、及びいわゆるサービス不能攻撃によってサービス自体が提供できなくなる等のシステム障害の可能性があります。このような事態が生じた場合、当社グループに対する法的責任の追及、企業イメージの悪化等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 情報システムのトラブルについて 当社グループの事業は、24時間365日安定したサービスを提供する必要があります。そして、当社グループのサービスを構成しているプログラム及び情報システムは、通信ネットワークに依存しております。そのため、当社グループでは、サービスの情報システムの監視体制やバックアップ等の対応策をとっております。 しかしながら、災害や事故等の発生により通信ネットワークが切断された場合、急激なアクセス数の増大によりサービス提供のためのサーバーが一時的に作動不能になった場合、又はサーバーハードウェアに不具合が発生した場合には、安定したサービス提供ができなくなる可能性があります。この場合、当社グループの顧客への代金支払等に直接的な障害が生じる可能性があることから、信用低下や企業イメージの悪化等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 個人情報やクレジットカード情報の管理に係るリスクについて 当社グループは、事業を通じて取得した個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の規定に則って作成したプライバシーポリシーに沿って個人情報を管理し、その遵守に努めております。また、当社ではショップが購入者から取得した個人情報について委託を受けて管理しており、ショップによる個人情報流出を防止するため、管理画面へのログインについて2段階認証やパスキー認証を導入しています。PAY株式会社はクレジットカード情報を保有しているため、JCB・American Express・Discover・MasterCard・VISAの国際クレジットカードブランド5社が共同で策定した、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準であるPCI DSS Version4.0に準拠した運用でクレジットカード情報を管理しております。なお、当社ではクレジットカード情報を保有していないものの、必要に応じてPCI DSS Version4.0に準拠しております。 しかしながら、不測の事態により個人情報が漏洩した場合や個人情報の収集過程で問題が生じた場合、クレジットカード情報が漏洩した場合には、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の下落等による損害が発生し、業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑥ 知的財産権について 当社グループは、当社グループのサービスに関する知的財産権の取得に努め、当社グループが使用する商標、技術等についての知的財産権による保護を図っております。また、インターネットビジネス業界における技術革新、知的財産権ビジネスの拡大等に伴い、知的財産権の社内管理体制を強化しております。 しかしながら、契約条件の解釈の齟齬、当社グループが認識し得ない知的財産権の成立等により、当社グループが第三者から知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受けた場合、解決まで多額の費用と時間がかかることにより、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑦ 新規サービスや新規事業について 当社グループでは、今後の更なる事業拡大と収益源の多様化を図るため、引き続き、積極的に新サービスや新規事業に取り組んでいく考えであります。これにより人材、情報システム投資や広告宣伝費等の追加投資が発生し、損益が悪化する可能性があります。また、新サービスや新規事業を開始した際には、その新たなサービス固有のリスクが加わり、当初想定とは異なる状況が発生することにより当初の計画通りに進まない場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑧ M&A等の投融資について 当社グループでは、今後の事業拡大のために、国内外を問わず出資、子会社設立、業務提携(アライアンス)、M&A等の投融資を実施する可能性があります。投融資の実行にあたっては、リスク及び回収可能性を十分に事前評価した上で決定してまいります。 しかしながら、投融資先の事業環境の変化、想定していたシナジー効果の未達、PMI(Post Merger Integration)の遅延・失敗、経営陣・従業員の統合・適応の困難さ、業務プロセスの統合の失敗等により、期待した事業成果を得られない可能性があります。また、投融資先の財務状況の悪化や事業環境の急変、法規制の変更等により、投融資額を回収できなくなるリスクや、取得した資産の減損処理を行う必要が生じるリスクもあります。特に、M&Aに伴い発生した「のれん」の減損リスクは、当社グループの財務指標や収益に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このような要因により、当社グループの業績及び財務状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 特定の業務提携先への依存について 当社グループが提供しております、クレジットカード決済を主とする決済代行サービスやオンライン決済サービスは、特定の業務提携先との契約によるものであります。これら業務提携先からの、手数料引き上げ要求、契約打ち切り、取引内容変更等が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、業務提携先が受領したネットショップ売上金の当社グループへの入金が、何らかの理由で不能又は遅延した場合、当社グループのキャッシュ・フロー及び業績に支障をきたす可能性があります。 (3) 事業運営体制に関するリスクについて ① 特定人物への依存について 当社代表取締役上級執行役員CEOである鶴岡裕太は、創業者であり、創業以来代表を務めております。同氏は、EC及びオンライン決済サービスに関する豊富な知識と経験を有しており、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。 当社グループは、取締役会における役員の情報共有や経営組織の強化を図り、また、執行役員制度を導入することにより、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合は、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 人材に関するリスクについて 当社グループは、今後の成長戦略上必要なプロダクト開発計画の達成のため、従業員の育成、人材の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針ではありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合は、当社グループの事業展開に影響を与える可能性があります。 ③ 内部管理体制について 当社グループは、今後更なる事業拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しております。 しかしながら、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅れが生じた場合、今後の事業運営又は事業拡大に支障をきたし、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 (4) その他 ① 税務上の繰越欠損金について 第13期連結会計年度末時点において、税務上の繰越欠損金が存在しております。当社グループの業績が事業計画に比して順調に推移することにより、繰越欠損金が解消した場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、当社グループの業績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 ② 新株予約権の行使及び株式の追加発行等による株式価値の希薄化について 当社グループでは、企業価値の向上を意識した経営の推進を図るとともに、役員及び従業員の業績向上に対する意欲や士気を一層高めることを目的として、当社グループの役員及び従業員等に対して新株予約権(インセンティブを目的とした新株予約権(ストック・オプション)を含む)及び譲渡制限付株式を付与しております。また、今後においても当社グループ役員及び従業員の士気向上や優秀な人材の確保を図るため、ストック・オプションの発行や譲渡制限付株式の発行を実施する可能性があります。 2025年12月末日現在において、これらの新株予約権による潜在株式数は3,888,000株であり、発行済株式総数(自己株式を除く)115,096,321株の3.3%に相当します。 今後、これら新株予約権が行使された場合や、譲渡制限付株式を発行した場合には、将来的に既存株主が保有する株式価値の希薄化や需給関係に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,666字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当社グループは「Payment to the People, Power to the People.」をミッションとして掲げ、ネットショップ作成サービス「BASE」及び購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業、オンライン決済サービス「PAY.JP」を提供するPAY.JP事業、資金調達サービス「YELL BANK」等を提供するYELL BANK事業、越境ECサービス「want.jp」を提供するwant.jp事業及び伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を提供するEストアーショップサーブ事業を展開しており、これらのサービスを通して、個人及びスモールチームをエンパワーメントすること、スタートアップ企業を支援することに注力しております。 「令和6年度電子商取引に関する市場調査」によると、2024年の国内物販系分野のBtoC-EC市場規模は、COVID-19の影響を受けた2020年や2021年と比べると緩やかではあるものの、堅調に増加しており、スマートフォンの普及率は一段落したものの、スマートフォン経由の販売は依然として全体平均よりも高水準で成長しました。国内サービス系分野は非常に力強く成長しており、2024年はCOVID-19感染拡大前の水準を上回る市場規模に成長しました。これらの状況は、当連結会計年度においても継続していると認識しており、物販ECを主軸とするBASE事業と、サービス系の加盟店が一定の比率を占めるPAY.JP事業が、持続的な成長を続ける要因となっております。 さらに、日本から他国へ輸出する越境EC市場規模も成長を続けており、今後も越境EC事業に参入する事業者は増加していくものと認識しております。 このような事業環境においてBASE事業では、幅広い個人及びスモールチームから圧倒的に選ばれるポジションを維持し、中長期にわたる持続的な成長を実現するために、引き続きプロダクトの強化に努めております。 PAY.JP事業では、スタートアップ企業やベンチャー企業をターゲットに、よりシンプルで導入や運用が簡単なオンライン決済機能を目指してプロダクトを強化し、既存加盟店の成長及び新規加盟店の拡大に努めております。 YELL BANK事業においては、当社グループのマーチャントを対象に低リスクな資金調達手段を提供し、全てのマーチャントのキャッシュ・フローにまつわる課題を解決することに注力しております。 want.jp事業においては、日本のEC運営者による世界中のローカルな販売網へのアクセスを容易にする越境ECサービスを提供しております。 さらに、2025年7月には、グループGMVの拡大を目的として、Eストアーショップサーブ事業を展開する株式会社Eストアー(以下、「Eストアー社」といいます)を子会社化しております。(注1) 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は20,729百万円(前年同期比29.7%増)、売上総利益は9,989百万円(前年同期比39.4%増)、営業利益は1,686百万円(前年同期比118.2%増)、経常利益は1,644百万円(前年同期比106.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,826百万円(前年同期比436.9%増)となりました。 なお、当連結会計期間より、Eストアー社を連結子会社化したことに伴い、「Eストアーショップサーブ事業」を報告セグメントとして追加しております。 (注1)当連結会計年度におけるEストアー社の連結損益計算書への取り込みは、10月から12月までの3か月分のみです。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 A) BASE事業 当連結会計年度のBASE事業の流通総額は、月間売店数及び1ショップあたり月間平均GMVがともに増加し、前年同期比で増加しました。 また、BASE事業の収益性の向上を目的として、7月1日より、購入者向けショッピングサービス「Pay ID」のショッピングアプリを有料化しました。 以上の結果、当連結会計年度の流通総額は169,918百万円(注文ベース)、162,435百万円(決済ベース)(前年同期比10.2%増(注文ベース)、10.7%増(決済ベース))、売上高は10,832百万円(前年同期比19.1%増)、売上総利益は6,803百万円(前年同期比24.7%増)、セグメント利益は1,404百万円(前年同期比103.2%増)となりました。 B) PAY.JP事業 PAY.JP事業では、オンライン決済サービス「PAY.JP」を提供しております。当連結会計年度における流通総額は、既存加盟店の流通総額が引き続き増加し、前年同期比で増加しました。さらに、売上総利益率も改善し、当事業においても、流通総額の成長を維持しながら、収益性を改善させることができました。 以上の結果、当連結会計年度の流通総額は229,427百万円(前年同期比10.5%増)、売上高は6,336百万円(前年同期比10.6%増)、売上総利益は929百万円(前年同期比23.3%増)、セグメント利益は329百万円(前年同期比34.0%増)となりました。 C) YELL BANK事業 当連結会計年度におけるYELL BANK事業は、「YELL BANK」の事業成長及び機能改善等により、売上高及び売上総利益は前年同期比で増加しました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,120百万円(前年同期比24.1%増)、売上総利益は1,074百万円(前年同期比24.2%増)、セグメント利益は520百万円(前年同期比31.8%増)となりました。 D) want.jp事業 当連結会計年度におけるwant.jp事業の売上高は1,139百万円(前年同期比340.9%増)、売上総利益は413百万円(前年同期比356.6%増)、セグメント損失は36百万円(前年同期は47百万円のセグメント損失)となりました。 なお、BASE事業と共同開発の越境EC機能「かんたん海外販売」を2026年1月に提供開始しております。 E) Eストアーショップサーブ事業 2025年7月にEストアー社を連結子会社化したことにより、2025年10月より連結損益計算書への取り込みを開始しております。当連結会計年度におけるEストアーショップサーブ事業の売上高は1,309百万円、売上総利益は767百万円、セグメント利益は187百万円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は57,803百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,514百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が1,137百万円、未収入金が5,120百万円、企業結合に伴いのれんが1,393百万円、顧客関連資産が1,183百万円増加したこと等によるものであります。なお、企業結合により流動資産3,143百万円、固定資産1,192百万円を受け入れております。 (負債) 当連結会計年度末における負債は42,683百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,995百万円増加いたしました。これは主に、営業未払金が8,623百万円、その他流動負債が715百万円増加したこと等によるものであります。なお、企業結合により流動負債2,774百万円、固定負債284百万円を引き受けております。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は15,119百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,519百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が1,826百万円増加したこと、譲渡制限付株式報酬としての新株式発行等により資本金が112百万円、資本剰余金が112百万円増加したこと、新株予約権が190百万円増加したこと、企業結合により非支配株主持分が196百万円増加したこと等があった一方で、自己株式の取得による減少999百万円等があったことによるものであります。なお、2025年12月18日開催の取締役会決議に基づき行われた、剰余金の処分による欠損填補により、資本剰余金が456百万円減少し、利益剰余金が456百万円増加しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、24,865百万円となり、前連結会計年度末に比べ864百万円減少いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は3,283百万円(前年同期は3,657百万円の獲得)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益1,644百万円、営業未払金の増加8,623百万円等であり、主な減少要因は、未収入金の増加5,127百万円、営業預り金の減少1,962百万円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は3,074百万円(前年同期は159百万円の使用)となりました。主な増加要因は、投資有価証券の売却による収入26百万円であり、主な減少要因は、定期預金の預入による支出2,000百万円、新規連結子会社の取得による支出1,034百万円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,073百万円(前年同期は3百万円の獲得)となりました。主な減少要因は、自己株式の取得による支出1,007百万円、長期借入金の返済による支出80百万円等であります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、インターネットを利用したサービスの提供であり、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループでは、概ね受注から役務提供の開始までの期間が短いため、受注実績に関する記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) BASE事業   10,832   119.1 PAY.JP事業   6,326   110.5 YELL BANK事業   1,120   124.1 want.jp事業   1,139   440.9 Eストアーショップサーブ事業   1,309   - 合計   20,729   129.7 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 3.当連結会計年度において、want.jp事業の売上高に著しい変動がありました。これはwant.jp株式会社を前第3四半期連結会計期間末に連結の範囲に含めたことによるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用とともに、資産及び負債または損益の状況に影響を与える見積りを用いております。これらの見積りについては、過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。 当社の連結財務諸表を作成するにあたって採用している重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度における売上高は20,729百万円(前年同期比29.7%増)となりました。主に、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載の要因により、主にBASE事業及びPAY.JP事業において、流通総額が増加したことによるものであります。 (売上原価) 当連結会計年度における売上原価は10,739百万円(前年同期比21.8%増)となりました。主な要因は、流通総額の増加により、決済代行業者等への支払手数料が増加したことによるものであります。 この結果、売上総利益は9,989百万円(前年同期比39.4%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は8,303百万円(前年同期は6,393百万円)となりました。主な要因は、マスマーケティング広告及びオンライン広告等の増加により広告宣伝費等が増加したこと、及び従業員数の増加等により給与手当や法定福利費等の人件費が増加したことによるものであります。 この結果、営業利益は1,686百万円(前年同期比118.2%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は85百万円となりました。主な内容は、受取利息39百万円、持分法による投資利益15百万円であります。また、営業外費用は127百万円となりました。主な内容は、暗号資産評価損57百万円、支払手数料37百万円であります。 この結果、経常利益は1,644百万円(前年同期比106.4%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における法人税等合計は△187百万円となり、内容は、法人税、住民税及び事業税271百万円、法人税等調整額△458百万円であります。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は1,826百万円(前年同期比436.9%増)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要のうち主なものは、当社サービスを拡大していくための開発人員の人件費、システム利用料、外注費等であります。これらの資金需要に対しては、自己資金及び銀行借入により調達することを基本方針としております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、市場動向、競合他社、人材確保・育成等様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保するとともに、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループが今後の事業内容を拡大し、より高品質なサービスを継続提供していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対処していく必要があると認識しております。それらの課題に対応するため、経営者は常に市場におけるニーズや事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を認識したうえで、当社グループの経営資源を最適に配分し、最適な解決策を実施していく方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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