概要
サトウ食品は新潟県新潟市に本社を置く包装米飯・包装餅の製造販売企業である。1961年の創業以来、無菌化包装技術を独自に開発し、「サトウのごはん」「サトウの切り餅」などのブランドを全国に展開する。2026年4月期の連結売上高は517億円、従業員数は717名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
包装米飯と包装餅の二本柱
主力製品は無菌包装米飯「サトウのごはん」と包装餅「サトウの切り餅」である。パックごはん市場のパイオニアとして1988年に業界に先駆けて無菌化包装米飯の製造を開始し、家庭用の日常食として定着した。包装餅では「うさぎもち」ブランドも含め、年末の鏡餅から通年需要に対応する商品を展開する。経営方針として、包装餅の季節変動を緩和するため包装米飯の拡大に注力している。
全国に広がる生産拠点
新潟県内に東港工場、聖籠ファクトリー、新発田工場、北海道工場、佐賀工場の五つの生産拠点を持つ。1988年に新潟工場で無菌化包装米飯「サトウのごはん」の量産を始め、1999年には北海道工場に専用工場を増設した。2019年に新設した聖籠ファクトリーでは第二工場の建設を進め、2026年12月の生産開始を予定する。いずれの工場もISO22000認証を取得し、衛生管理を徹底している。
子会社との連携で事業を強化
連結子会社は株式会社うさぎもち(旧株式会社きむら食品)のみである。2014年に同社の食品事業を譲り受け、包装餅製造を担わせる。かつては小売事業や遊技場事業も手掛けたが、1998年に子会社へ譲渡し、2007年には小売事業から完全撤退した。現在は食品事業に特化し、単一セグメントで運営されている。
成長を続ける包装米飯市場
連結売上高は2012年4月期の265億円から増加を続け、2026年4月期には517億円に達した。特に包装米飯の需要拡大が成長を牽引し、国内のコメ消費減少に反してパックごはん市場は拡大している。2026年4月期の営業利益は33億円、純利益は28億円。原料米や物流費の高騰に対応するため、2025年10月と2026年3月に相次いで価格改定を実施した。
業界の中での役割は食品製造・販売業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/4期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 包装米飯製品 | 329億円 | 63.5% | — | — |
| 包装餅製品 | 189億円 | 36.5% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01食品主力
包装米飯(レトルトごはん)と包装餅を製造し、全国の小売店や量販店を通じて販売している。子会社のうさぎもちでは餅製品を製造している。
- 包装米飯
- 無菌包装技術により常温で長期保存が可能なごはん製品。「サトウのごはん」シリーズなどがある。
- 包装餅
- 個包装されたお餅。そのまま食べられるものや焼いて食べるものがある。「切り餅」などが代表。
製品と技術
無菌包装米飯「サトウのごはん」の技術
1988年に業界初の無菌化包装米飯の量産を開始。独自の「厚釜炊き製法」により、家庭で炊いたごはんに近い風味と食感を実現する。無菌化包装技術により常温で長期保存が可能で、電子レンジで温めるだけで手軽に食べられる。原料米は国産米にこだわり、「サトウのごはん」シリーズは200gから360gまでの多様な容量を揃え、非常食としても評価されている。
包装餅のブランド戦略
包装餅では「サトウの切り餅」が主力。1983年から無菌化個包装切り餅を製造し、年末の鏡餅需要を中心に販売。また、連結子会社の「うさぎもち」ブランドでは、中間容量帯の商品を展開。2026年6月には700gタイプを新発売。さらに、「切り餅いっぽん」や「シングルパックミニ」といったバラエティ商品で通年需要の喚起を図る。鏡餅は化粧箱の減容化など環境配慮型パッケージを導入している。
品質管理体制と新製品開発
全生産工場でISO22000を取得し、衛生管理を徹底。無菌化包装技術の改良を継続し、風味の向上に努める。2026年2月発売の「サトウのごはん新定番」は、複数の銘柄をブレンドして安定したおいしさを追求した戦略商品。テレビCMでは「厚釜炊き製法」を前面に打ち出し、ブランド認知度向上を図る。包装餅でもSDGs対応として、受注締日の早期化によるフードロス削減に取り組む。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
食料品のなかでの位置
米菓分野で国内シェア首位、安定内需型で強固
サトウ食品は食料品業界に属し、主に米菓(せんべい等)を製造・販売する。同業他社としてニップン、日清製粉グループ本社、日東富士製粉、昭和産業、鳥越製粉が挙げられるが、これらは小麦粉や製粉が中心であり、米菓専業のサトウ食品とは製品カテゴリーが異なる。売上高は2024年4月期426億円から2026年4月期518億円へ増加。営業利益率は6%前後で安定している。米菓市場では国内首位クラスのシェアを持ち、原材料の米価変動の影響を受けつつも、内需中心の安定した需要がある。同業の製粉大手と比べ製品は異なるが、食料品セクター内での地位は高い。
強み
- 米菓市場でトップシェアを誇り、ブランド力が強い
- 国内需要中心で景気変動に強いビジネスモデル
- 売上高が毎年増加し、安定成長を継続
- 伝統的な製法と品質で差別化
課題
- 米価の変動が利益率に影響しやすい
- 国内米菓市場が成熟し、成長余地が限定的
- 内需依存が強く、海外市場での成長が未開拓
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食料品の時価総額近傍。太字がサトウ食品
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2918わらべや日洋ホールディングス | 490億円 | 9.0倍 |
| 2 | 2908フジッコ | 489億円 | 32.4倍 |
| 3 | 2931ユーグレナ | 474億円 | — |
| 4 | 2594キーコーヒー | 461億円 | 44.0倍 |
| 5 | 2820やまみ | 411億円 | 21.4倍 |
| 6 | 2923サトウ食品 | 400億円 | 14.2倍 |
| 7 | 2268B-R サーティワン アイスクリーム | 390億円 | 23.4倍 |
| 8 | 2910ロック・フィールド | 379億円 | 368.9倍 |
| 9 | 2831はごろもフーズ | 379億円 | 13.1倍 |
| 10 | 2221岩塚製菓 | 366億円 | 15.4倍 |
| 11 | 2114フジ日本 | 352億円 | 10.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
資本金50万円で創業した1961年
1961年4月、創業者佐藤勘作が資本金50万円で有限会社佐藤食品工業所を設立。同年10月に新潟工場を建設し、本社を移転。1966年に株式会社に改組し、1975年には株式会社こぶし食品工業を吸収合併して北海道工場とした。同年、フジミショッピングセンターを出店し小売事業にも進出した。
佐賀工場の新設と商号変更
1977年10月、佐賀県に佐賀工場を新設し、西日本での生産体制を強化。1979年には新発田工場を新設。1980年4月、創業30周年を機に商号を佐藤食品工業株式会社に変更した。この時期、生産拠点の拡充が進み、東日本と西日本の両方に工場を持つ体制が整った。
無菌化包装米飯の開発と量産開始
1983年10月、新発田工場で無菌化個包装切り餅の製造を開始。1988年4月、新潟工場で無菌化包装米飯「サトウのごはん」の製造を開始した。1990年7月には専用工場として東港工場を新設するなど、包装米飯事業への本格的な投資が始まった。これによりパックごはん市場の先駆者としての地位を確立した。
上場と不採算事業からの撤退
1998年、小売事業を株式会社パワーズフジミに、遊技場事業を有限会社フジミプランニングに譲渡。2001年4月に東京証券取引所市場第二部に上場。2006年5月には新潟工場を閉鎖し、生産拠点を集約。2007年12月にはパワーズフジミの全株式を譲渡し、小売事業から完全撤退した。
ISO認証取得と子会社化による餅事業強化
2008年9月に北海道米飯工場、2009年9月に東港工場がISO22000認証を取得。2014年8月、宝町食品株式会社を設立し、同年9月に株式会社きむら食品から食品事業を譲り受け、連結子会社化。同社を株式会社うさぎもちに商号変更し、包装餅製品の製造を担わせた。
聖籠ファクトリー新設と商号変更
2019年6月、新潟県北蒲原郡に聖籠ファクトリーを新設し、包装米飯の生産能力を増強。2020年8月、商号をサトウ食品株式会社に変更し、企業ブランドを統一した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。
価格改定と第二工場建設で今後に備える
原料米や資材費の高騰を受け、2025年10月と2026年3月に包装米飯・包装餅の価格を改定。聖籠ファクトリーの同敷地内に第二工場を建設し、2026年12月の生産開始を予定。また、2026年2月には新商品「サトウのごはん新定番」を発売し、銘柄に頼らない「厚釜炊き製法」の価値を訴求。鏡餅の減容化や受注締日の早期化による環境配慮も進めている。
年表23件を開く
1960年代
- 1961年4月創業創業者佐藤勘作が、資本金50万円をもって有限会社佐藤食品工業所を設立
- 1961年10月創業新潟県新潟市に新潟工場を設立し、本社を移転
- 1966年10月株式会社佐藤食品工業所に改組
1970年代
- 1975年5月M&A株式会社こぶし食品工業を吸収合併、当社こぶし工場(現北海道工場)とする
- 1975年6月新潟県新潟市にフジミショッピングセンターを出店し小売事業に進出
- 1977年10月佐賀県杵島郡に佐賀工場を新設
- 1979年9月新潟県新発田市に新発田工場を新設
1980年代
- 1980年4月創業創業30周年を記念し、商号を佐藤食品工業株式会社に変更
- 1983年10月新発田工場において無菌化個包装切り餅の製造を開始
- 1988年4月新潟工場において無菌化包装米飯「サトウのごはん」の製造を開始
1990年代
- 1990年7月新潟県北蒲原郡に無菌化包装米飯専用工場、東港工場を新設
- 1998年2月創業株式会社パワーズフジミを設立し、同年5月に小売事業の営業を同社に譲渡
- 1998年5月有限会社フジミプランニングに遊技場事業の営業を譲渡
- 1999年9月北海道工場において無菌化包装米飯の専用工場を増設
2000年代
- 2001年4月上場東京証券取引所市場第二部に上場
- 2006年5月新潟工場を閉鎖
- 2007年12月株式会社パワーズフジミの全株式を譲渡し、小売事業より撤退
- 2008年9月北海道米飯工場がISO22000:2005を認証取得
- 2009年9月東港工場がISO22000:2005を認証取得
2010年代
- 2014年8月宝町食品株式会社を設立、同年9月に株式会社きむら食品から食品事業を譲受け、現連結子会社 株式会社きむら食品(現 株式会社うさぎもち)に商号を変更
- 2019年6月新潟県北蒲原郡に聖籠ファクトリーを新設
2020年代
- 2020年8月サトウ食品株式会社に商号を変更
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/4期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
包装米飯と包装餅の安定供給と販売拡大
無菌包装米飯(パックごはん)と包装餅の需要拡大に注力し、特にパックごはん市場の成長を捉え、ブランド力強化と安定供給体制を構築する。新工場の稼働で生産能力を高め、コスト適正化を図る。
- 02
ブランド価値の高付加価値化
「サトウのごはん」「サトウの切り餅」「うさぎもち」などの主力ブランドについて、おいしさと利便性を追求した商品開発や品質向上への投資を進め、高付加価値化を図る。
- 03
季節変動の極小化と通年需要の喚起
包装餅の販売が年末に集中する季節変動を緩和するため、包装米飯の販売拡大や包装餅の通年需要を喚起するプロモーションを実施し、年間を通じて安定的な収益確保を目指す。
- 04
環境配慮と業界課題への対応
SDGsへの関心に応え、鏡餅の環境配慮型パッケージを展開し、受注締日の早期設定による過剰生産や人材不足などの業界課題解決に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 11期分
グループ全体で717人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は662万円で、10期前と比べて+9.7%。平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は13.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年4月 | — | — | — | 599 | — |
| 2017年4月 | — | — | — | 607 | — |
| 2018年4月 | — | — | — | 620 | — |
| 2019年4月 | 603 | 36.7 | 12.2 | 640 | — |
| 2020年4月 | 594 | 37.2 | 12.7 | 615 | — |
| 2021年4月 | 641 | 38.0 | 13.3 | 615 | — |
| 2022年4月 | 634 | 38.1 | 14.1 | 597 | — |
| 2023年4月 | 646 | 39.6 | 13.7 | 605 | — |
| 2024年4月 | 634 | 38.1 | 14.1 | 631 | 428 |
| 2025年4月 | 660 | 40.7 | 13.5 | 663 | 407 |
| 2026年4月 | 662 | 40.4 | 13.0 | 717 | 460 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社うさぎもち新潟県燕市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年4月期の売上高は518億円、営業利益は33億円。前期と比べると増収増益で、売上が+11.4%、利益が+22.2%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は313億円、営業利益は13億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+12.2%、営業利益は−27.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 161 | 16 | 9.9 | 11 |
| 2023年4Q | 77 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 69 | 2 | 2.9 | 2 |
| 2024年2Q | 97 | 8 | 8.2 | 6 |
| 2024年3Q | 172 | 22 | 12.8 | 16 |
| 2024年4Q | 88 | −5 | −5.7 | −1 |
| 2025年2Q | 186 | 9 | 4.8 | 7 |
| 2025年4Q | 279 | 18 | 6.5 | 12 |
| 2026年2Q | 205 | 20 | 9.8 | 19 |
| 2026年4Q | 313 | 13 | 4.2 | 9 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年4月期からの15期で、売上は265億円から518億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年4月 | 265 | — | 10 | — | 0 |
| 2013年4月 | 267 | — | 5 | — | 2 |
| 宝町食品株式会社を設立、同年9月に株式会社きむら食品から食品事業を譲受け、現連結子会社 株式会社きむら食品(現 株式会社うさぎもち)に商号を変更 | |||||
| 2014年4月 | 279 | — | 6 | — | 3 |
| 2015年4月 | 336 | — | 11 | — | 1 |
| 2016年4月 | 362 | — | 13 | — | 8 |
| 2017年4月 | 371 | — | 13 | — | 8 |
| 2018年4月 | 387 | — | 10 | — | 7 |
| 2019年4月 | 409 | — | 13 | — | 9 |
| 2020年4月 | 449 | — | 11 | — | 7 |
| 2021年4月 | 469 | — | 22 | — | 15 |
| 2022年4月 | 391 | — | 30 | — | 19 |
| 2023年4月 | 397 | — | 26 | — | 18 |
| 2024年4月 | 426 | 27 | 30 | 6.3 | 23 |
| 2025年4月 | 465 | 27 | 29 | 5.8 | 19 |
| 2026年4月 | 518 | 33 | 36 | 6.4 | 28 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年4月期
売上高518億円のうち、営業利益として残るのは33億円で6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.7%382億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.7%102億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%33億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 15期分
2026年4月期は営業CFが21億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは−24億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は39億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年4月 | 54 | −5 | −50 | 49 | 3 |
| 2013年4月 | −12 | −18 | 27 | −30 | 0 |
| 2014年4月 | −17 | −16 | 33 | −33 | 1 |
| 2015年4月 | 47 | −35 | −11 | 12 | 2 |
| 2016年4月 | 53 | −23 | −28 | 30 | 3 |
| 2017年4月 | 34 | −32 | −4 | 2 | 1 |
| 2018年4月 | 27 | −21 | −2 | 6 | 5 |
| 2019年4月 | 25 | −25 | −2 | 0 | 3 |
| 2020年4月 | 23 | −41 | 18 | −18 | 3 |
| 2021年4月 | 49 | −22 | −26 | 27 | 4 |
| 2022年4月 | 16 | −21 | 18 | −5 | 17 |
| 2023年4月 | 30 | −29 | 16 | 1 | 35 |
| 2024年4月 | 22 | −41 | 12 | −19 | 27 |
| 2025年4月 | 49 | −51 | 24 | −2 | 49 |
| 2026年4月 | 21 | −45 | 13 | −24 | 39 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 15期分
2026年4月期の総資産は580億円。このうち返さなくてよい自己資本が249億円で、自己資本比率は42.9%(業種中央値56.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年4月 | 218 | 94 | 124 | 43.4 |
| 2013年4月 | 239 | 97 | 142 | 40.4 |
| 2014年4月 | 273 | 99 | 174 | 36.2 |
| 2015年4月 | 285 | 100 | 185 | 35.2 |
| 2016年4月 | 279 | 106 | 173 | 37.9 |
| 2017年4月 | 287 | 115 | 172 | 40.0 |
| 2018年4月 | 295 | 121 | 174 | 41.0 |
| 2019年4月 | 308 | 128 | 180 | 41.5 |
| 2020年4月 | 326 | 135 | 191 | 41.3 |
| 2021年4月 | 318 | 149 | 169 | 46.8 |
| 2022年4月 | 363 | 165 | 198 | 45.3 |
| 2023年4月 | 393 | 183 | 210 | 46.5 |
| 2024年4月 | 437 | 206 | 232 | 47.1 |
| 2025年4月 | 488 | 225 | 264 | 46.0 |
| 2026年4月 | 580 | 249 | 331 | 42.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
食料品 123社との比較
同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で123社中13位あたり、逆に低いのは配当利回りで123社中110位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥7,890で、1年前と比べて+5.2%。過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.2倍 |
| PBR | 1.60倍 |
| 配当利回り | 0.95% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で2.5%下落し、調整局面にあります。25日線(8416円)を約1%下回り、75日線(7665円)は上回っているものの、上値の重さが目立ちます。52週高値9680円からは14.2%下落した水準にあり、52週安値6610円からは高く、中期的な上昇トレンドは維持しています。出来高は8月7日に1100株と低水準で、売買は閑散としています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは14.97倍と業界平均の28.07倍を大きく下回り、PBRも1.69倍と市場平均と同水準ながらROEが11.8%と堅調です。配当利回りは0.9%と低く、株主還元は限定的ですが、業績が拡大傾向で2026年4月期には純利益28億円と増益が見込まれます。割安だが配当は伸び悩み、今後の増配余地が注目されます。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.2倍 | 28.6倍 |
| PBR | 1.60倍 | 1.63倍 |
| ROE | 11.8% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
包装米飯市場の成長持続と、米価の変動によるコスト影響が争点。強気派は、家庭での簡便食需要や防災需要の高まりで市場が拡大し、トップシェアのブランド力で売上高が増加している点を評価する。2026/4月期の売上高518億円は前期比11%増。一方、弱気派は、米価の上昇が原材料コストを押し上げ利益率を圧迫するリスクや、競合の参入によるシェア低下を懸念する。営業利益率は6%程度で安定的だが、外部環境に左右されやすい。
- 市場シェアの拡大
包装米飯市場で高いシェアを持ち、家庭需要を取り込む。
- 売上の堅調な成長
2026/4月期売上高は518億円と前年比11%増。
- ブランド力の強さ
「サトウのごはん」の認知度が高く、販売網が強固。
- 過去最高売上518億円と営業利益33億円を達成決算発表後影響中
売上高は前期比11.4%増の518億円、営業利益は前期比22.2%増の33億円に拡大
- 営業利益率が5.81%から6.37%へ改善継続影響中
営業利益率は0.56ポイント上昇し、売上高518億円に対し約2.9億円の増益効果
- 純利益28億円が前期比47%増で増益基調決算発表後影響弱
純利益は19億円から28億円へ47%増加し一株利益の押し上げに寄与
- 売上高が426億円から518億円へ2期連続増収通年影響中
売上高は2年間で21.6%増の518億円となり成長軌道を維持
- 米価高騰の影響
原料米の価格上昇でコストが増加し利益を圧迫。
- 競争の激化
他社の参入や代替食品の登場でシェアが低下する恐れ。
- 低い利ざや
包装米飯は価格競争が激しく、利益率の向上が難しい。
- 2025年4月期は増収も営業利益27億円に停滞決算発表後影響中
売上高465億円に増える一方営業利益は27億円と横ばい、利益率5.81%に低下
- 純利益が営業利益を5億円下回る継続影響弱
2026年4月期は営業利益33億円に対し純利益28億円と差額5億円が発生
- 配当利回り0.9%と低く株主還元が手薄次回株主総会影響弱
配当利回り0.9%は市場平均を大きく下回り、インカム需要を取り込めない
- 外国人持ち株比率12.3%と低く需給が脆弱継続影響弱
外国人持ち株比率12.3%と低く売買代金が細りやすく、下げ時の流動性リスク
- 包装米飯売上高
- 主力事業の成長性を測る。
- 米価指数
- 原材料コストの変動が利益に直結する。
- 市場シェア
- 競争環境下でのポジション確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり75円で、前期から+7.1%。いまの株価に対する利回りは0.95%。増配か配当維持が7年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年4月 | 14 | — | 8.4 |
| 2018年4月 | 20 | 42.9 | 14.0 |
| 2019年4月 | 20 | 0.0 | 11.9 |
| 2020年4月 | 40 | 100.0 | 31.0 |
| 2021年4月 | 44 | 10.0 | 15.9 |
| 2022年4月 | 50 | 13.6 | 14.3 |
| 2023年4月 | 55 | 10.0 | 16.1 |
| 2024年4月 | 60 | 9.1 | 14.3 |
| 2025年4月 | 70 | 16.7 | 19.5 |
| 2026年4月 | 75 | 7.1 | 15.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥75
株主
有価証券報告書より
2026年4月期末の株主数は延べ1,971人。区分でいちばん多いのは事業法人で56.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.9%を占め、残る32.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年4月% | 2022年4月% | 2023年4月% | 2024年4月% | 2025年4月% | 2026年4月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 52.7 | 55.5 | 55.5 | 55.9 | 56.4 | 56.6 |
| 個人・その他 | 35.9 | 33.3 | 33.4 | 32.0 | 31.8 | 31.6 |
| 金融機関 | 11.1 | 10.8 | 10.8 | 11.5 | 11.5 | 11.3 |
| 自己株式 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 |
| 証券会社 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.2 | 0.3 |
| 外国法人 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | — | — | — | — | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 住吉食品有限会社 | 35.41 |
| 02 | 全国農業協同組合連合会 | 4.93 |
| 03 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 4.85 |
| 04 | 株式会社榎本武平商店 | 4.65 |
| 05 | サトウ食品取引先持株会 | 4.55 |
| 06 | 株式会社第四北越銀行 | 3.72 |
| 07 | 一正蒲鉾株式会社 | 3.25 |
| 08 | サトウ食品社員持株会 | 2.76 |
| 09 | 株式会社藤井商店 | 1.26 |
| 10 | 藤屋段ボール株式会社 | 0.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+11946%、1株純資産は15期で+151%。直近期のROEは11.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年4月 | 5 | 1,965 | 0.2 | 362.5 | 260.5 |
| 2013年4月 | 37 | 2,012 | 1.9 | 55.8 | 32.2 |
| 2014年4月 | 54 | 2,051 | 2.7 | 43.8 | 22.2 |
| 2015年4月 | 25 | 2,090 | 1.1 | 115.2 | 415.5 |
| 2016年4月 | 165 | 2,203 | 7.7 | 20.0 | 14.5 |
| 2017年4月 | 175 | 2,389 | 7.6 | 19.0 | 8.4 |
| 2018年4月 | 129 | 2,400 | 5.5 | 27.8 | 14.0 |
| 2019年4月 | 177 | 2,536 | 7.2 | 20.4 | 11.9 |
| 2020年4月 | 137 | 2,670 | 5.2 | 28.2 | 31.0 |
| 2021年4月 | 295 | 2,948 | 10.5 | 16.6 | 15.9 |
| 2022年4月 | 384 | 3,266 | 12.4 | 12.5 | 14.3 |
| 2023年4月 | 365 | 3,620 | 10.6 | 13.7 | 16.1 |
| 2024年4月 | 455 | 4,082 | 11.8 | 13.9 | 14.3 |
| 2025年4月 | 387 | 4,456 | 9.1 | 19.1 | 19.5 |
| 2026年4月 | 555 | 4,929 | 11.8 | 12.8 | 15.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/4期の役員報酬は総額341百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐藤元 | 代表取締役 社長 | 61 | 6,000 |
| 頼田武幸 | 専務取締役 営業管掌 | 64 | 8,000 |
| 加藤仁 | 常務取締役 | 59 | 7,000 |
| 佐藤浩一 | 常務取締役 コーポレート担当 生産本部長 | 55 | 6,000 |
| 赤塚昌一 | 取締役 品質保証・商品開発本部長 商品開発部長 | 64 | 6,000 |
| 渡辺今日子 | 取締役 経営企画本部長 | 59 | 4,000 |
| 佐藤大裕 | 取締役 コーポレート担当 経営企画本部副本部長 ブランディング戦略部長 システム企画担当 | 34 | 27,000 |
| 齋藤貴介 | 取締役 | 51 | — |
| 浅妻信 | 取締役 | 57 | — |
| 伊藤正紀 | 常勤監査役 | 59 | 5,000 |
| 近藤充 | 監査役 | 66 | 10,000 |
| 古俣敏隆 | 監査役 | 75 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 出口和浩 | 監査役 | 71 |
| 樋山忠則 | — | 67 |
役員報酬の内訳2026/4期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 222 | 56 | 4 | 282 | 40 |
| 監査役 | 2 | 32 | 8 | 1 | 41 | 21 |
| 社外取締役 | 4 | 13 | 3 | 2 | 18 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/4期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容252字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,642字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,686字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)11,391字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第66期(2025/05/01-2026/04/30)2025-12-12
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