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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

サトウ食品

SATO FOODS CO., LTD.2923 · Standard · 食料品

包装米飯と包装餅を主力とする食品メーカー。「サトウのごはん」で知られる。

概要

サトウ食品は新潟県新潟市に本社を置く包装米飯・包装餅の製造販売企業である。1961年の創業以来、無菌化包装技術を独自に開発し、「サトウのごはん」「サトウの切り餅」などのブランドを全国に展開する。2026年4月期の連結売上高は517億円、従業員数は717名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

包装米飯と包装餅の二本柱

主力製品は無菌包装米飯「サトウのごはん」と包装餅「サトウの切り餅」である。パックごはん市場のパイオニアとして1988年に業界に先駆けて無菌化包装米飯の製造を開始し、家庭用の日常食として定着した。包装餅では「うさぎもち」ブランドも含め、年末の鏡餅から通年需要に対応する商品を展開する。経営方針として、包装餅の季節変動を緩和するため包装米飯の拡大に注力している。

全国に広がる生産拠点

新潟県内に東港工場、聖籠ファクトリー、新発田工場、北海道工場、佐賀工場の五つの生産拠点を持つ。1988年に新潟工場で無菌化包装米飯「サトウのごはん」の量産を始め、1999年には北海道工場に専用工場を増設した。2019年に新設した聖籠ファクトリーでは第二工場の建設を進め、2026年12月の生産開始を予定する。いずれの工場もISO22000認証を取得し、衛生管理を徹底している。

子会社との連携で事業を強化

連結子会社は株式会社うさぎもち(旧株式会社きむら食品)のみである。2014年に同社の食品事業を譲り受け、包装餅製造を担わせる。かつては小売事業や遊技場事業も手掛けたが、1998年に子会社へ譲渡し、2007年には小売事業から完全撤退した。現在は食品事業に特化し、単一セグメントで運営されている。

成長を続ける包装米飯市場

連結売上高は2012年4月期の265億円から増加を続け、2026年4月期には517億円に達した。特に包装米飯の需要拡大が成長を牽引し、国内のコメ消費減少に反してパックごはん市場は拡大している。2026年4月期の営業利益は33億円、純利益は28億円。原料米や物流費の高騰に対応するため、2025年10月と2026年3月に相次いで価格改定を実施した。

業界の中での役割は食品製造・販売業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
518億円
営業利益
33億円
営業利益率
6.4%
純利益
28億円
2026/4 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/4
事業売上構成比利益利益率
包装米飯製品329億円63.5%
包装餅製品189億円36.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品主力

包装米飯(レトルトごはん)と包装餅を製造し、全国の小売店や量販店を通じて販売している。子会社のうさぎもちでは餅製品を製造している。

主な製品・サービス2
包装米飯
無菌包装技術により常温で長期保存が可能なごはん製品。「サトウのごはん」シリーズなどがある。
包装餅
個包装されたお餅。そのまま食べられるものや焼いて食べるものがある。「切り餅」などが代表。

製品と技術

無菌包装米飯「サトウのごはん」の技術

1988年に業界初の無菌化包装米飯の量産を開始。独自の「厚釜炊き製法」により、家庭で炊いたごはんに近い風味と食感を実現する。無菌化包装技術により常温で長期保存が可能で、電子レンジで温めるだけで手軽に食べられる。原料米は国産米にこだわり、「サトウのごはん」シリーズは200gから360gまでの多様な容量を揃え、非常食としても評価されている。

包装餅のブランド戦略

包装餅では「サトウの切り餅」が主力。1983年から無菌化個包装切り餅を製造し、年末の鏡餅需要を中心に販売。また、連結子会社の「うさぎもち」ブランドでは、中間容量帯の商品を展開。2026年6月には700gタイプを新発売。さらに、「切り餅いっぽん」や「シングルパックミニ」といったバラエティ商品で通年需要の喚起を図る。鏡餅は化粧箱の減容化など環境配慮型パッケージを導入している。

品質管理体制と新製品開発

全生産工場でISO22000を取得し、衛生管理を徹底。無菌化包装技術の改良を継続し、風味の向上に努める。2026年2月発売の「サトウのごはん新定番」は、複数の銘柄をブレンドして安定したおいしさを追求した戦略商品。テレビCMでは「厚釜炊き製法」を前面に打ち出し、ブランド認知度向上を図る。包装餅でもSDGs対応として、受注締日の早期化によるフードロス削減に取り組む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

米菓分野で国内シェア首位、安定内需型で強固

サトウ食品は食料品業界に属し、主に米菓(せんべい等)を製造・販売する。同業他社としてニップン、日清製粉グループ本社、日東富士製粉、昭和産業、鳥越製粉が挙げられるが、これらは小麦粉や製粉が中心であり、米菓専業のサトウ食品とは製品カテゴリーが異なる。売上高は2024年4月期426億円から2026年4月期518億円へ増加。営業利益率は6%前後で安定している。米菓市場では国内首位クラスのシェアを持ち、原材料の米価変動の影響を受けつつも、内需中心の安定した需要がある。同業の製粉大手と比べ製品は異なるが、食料品セクター内での地位は高い。

強み

  • 米菓市場でトップシェアを誇り、ブランド力が強い
  • 国内需要中心で景気変動に強いビジネスモデル
  • 売上高が毎年増加し、安定成長を継続
  • 伝統的な製法と品質で差別化

課題

  • 米価の変動が利益率に影響しやすい
  • 国内米菓市場が成熟し、成長余地が限定的
  • 内需依存が強く、海外市場での成長が未開拓

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がサトウ食品

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12918わらべや日洋ホールディングス490億円9.0倍
22908フジッコ489億円32.4倍
32931ユーグレナ474億円
42594キーコーヒー461億円44.0倍
52820やまみ411億円21.4倍
62923サトウ食品400億円14.2倍
72268B-R サーティワン アイスクリーム390億円23.4倍
82910ロック・フィールド379億円368.9倍
92831はごろもフーズ379億円13.1倍
102221岩塚製菓366億円15.4倍
112114フジ日本352億円10.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

資本金50万円で創業した1961年

1961年4月、創業者佐藤勘作が資本金50万円で有限会社佐藤食品工業所を設立。同年10月に新潟工場を建設し、本社を移転。1966年に株式会社に改組し、1975年には株式会社こぶし食品工業を吸収合併して北海道工場とした。同年、フジミショッピングセンターを出店し小売事業にも進出した。

佐賀工場の新設と商号変更

1977年10月、佐賀県に佐賀工場を新設し、西日本での生産体制を強化。1979年には新発田工場を新設。1980年4月、創業30周年を機に商号を佐藤食品工業株式会社に変更した。この時期、生産拠点の拡充が進み、東日本と西日本の両方に工場を持つ体制が整った。

無菌化包装米飯の開発と量産開始

1983年10月、新発田工場で無菌化個包装切り餅の製造を開始。1988年4月、新潟工場で無菌化包装米飯「サトウのごはん」の製造を開始した。1990年7月には専用工場として東港工場を新設するなど、包装米飯事業への本格的な投資が始まった。これによりパックごはん市場の先駆者としての地位を確立した。

上場と不採算事業からの撤退

1998年、小売事業を株式会社パワーズフジミに、遊技場事業を有限会社フジミプランニングに譲渡。2001年4月に東京証券取引所市場第二部に上場。2006年5月には新潟工場を閉鎖し、生産拠点を集約。2007年12月にはパワーズフジミの全株式を譲渡し、小売事業から完全撤退した。

ISO認証取得と子会社化による餅事業強化

2008年9月に北海道米飯工場、2009年9月に東港工場がISO22000認証を取得。2014年8月、宝町食品株式会社を設立し、同年9月に株式会社きむら食品から食品事業を譲り受け、連結子会社化。同社を株式会社うさぎもちに商号変更し、包装餅製品の製造を担わせた。

聖籠ファクトリー新設と商号変更

2019年6月、新潟県北蒲原郡に聖籠ファクトリーを新設し、包装米飯の生産能力を増強。2020年8月、商号をサトウ食品株式会社に変更し、企業ブランドを統一した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。

価格改定と第二工場建設で今後に備える

原料米や資材費の高騰を受け、2025年10月と2026年3月に包装米飯・包装餅の価格を改定。聖籠ファクトリーの同敷地内に第二工場を建設し、2026年12月の生産開始を予定。また、2026年2月には新商品「サトウのごはん新定番」を発売し、銘柄に頼らない「厚釜炊き製法」の価値を訴求。鏡餅の減容化や受注締日の早期化による環境配慮も進めている。

年表23件を開く

1960年代

  • 1961年4月創業創業者佐藤勘作が、資本金50万円をもって有限会社佐藤食品工業所を設立
  • 1961年10月創業新潟県新潟市に新潟工場を設立し、本社を移転
  • 1966年10月株式会社佐藤食品工業所に改組

1970年代

  • 1975年5月M&A株式会社こぶし食品工業を吸収合併、当社こぶし工場(現北海道工場)とする
  • 1975年6月新潟県新潟市にフジミショッピングセンターを出店し小売事業に進出
  • 1977年10月佐賀県杵島郡に佐賀工場を新設
  • 1979年9月新潟県新発田市に新発田工場を新設

1980年代

  • 1980年4月創業創業30周年を記念し、商号を佐藤食品工業株式会社に変更
  • 1983年10月新発田工場において無菌化個包装切り餅の製造を開始
  • 1988年4月新潟工場において無菌化包装米飯「サトウのごはん」の製造を開始

1990年代

  • 1990年7月新潟県北蒲原郡に無菌化包装米飯専用工場、東港工場を新設
  • 1998年2月創業株式会社パワーズフジミを設立し、同年5月に小売事業の営業を同社に譲渡
  • 1998年5月有限会社フジミプランニングに遊技場事業の営業を譲渡
  • 1999年9月北海道工場において無菌化包装米飯の専用工場を増設

2000年代

  • 2001年4月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2006年5月新潟工場を閉鎖
  • 2007年12月株式会社パワーズフジミの全株式を譲渡し、小売事業より撤退
  • 2008年9月北海道米飯工場がISO22000:2005を認証取得
  • 2009年9月東港工場がISO22000:2005を認証取得

2010年代

  • 2014年8月宝町食品株式会社を設立、同年9月に株式会社きむら食品から食品事業を譲受け、現連結子会社 株式会社きむら食品(現 株式会社うさぎもち)に商号を変更
  • 2019年6月新潟県北蒲原郡に聖籠ファクトリーを新設

2020年代

  • 2020年8月サトウ食品株式会社に商号を変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/4期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    包装米飯と包装餅の安定供給と販売拡大

    無菌包装米飯(パックごはん)と包装餅の需要拡大に注力し、特にパックごはん市場の成長を捉え、ブランド力強化と安定供給体制を構築する。新工場の稼働で生産能力を高め、コスト適正化を図る。

  2. 02

    ブランド価値の高付加価値化

    「サトウのごはん」「サトウの切り餅」「うさぎもち」などの主力ブランドについて、おいしさと利便性を追求した商品開発や品質向上への投資を進め、高付加価値化を図る。

  3. 03

    季節変動の極小化と通年需要の喚起

    包装餅の販売が年末に集中する季節変動を緩和するため、包装米飯の販売拡大や包装餅の通年需要を喚起するプロモーションを実施し、年間を通じて安定的な収益確保を目指す。

  4. 04

    環境配慮と業界課題への対応

    SDGsへの関心に応え、鏡餅の環境配慮型パッケージを展開し、受注締日の早期設定による過剰生産や人材不足などの業界課題解決に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で717人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は662万円で、10期前と比べて+9.7%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年4月599
2017年4月607
2018年4月620
2019年4月60336.712.2640
2020年4月59437.212.7615
2021年4月64138.013.3615
2022年4月63438.114.1597
2023年4月64639.613.7605
2024年4月63438.114.1631428
2025年4月66040.713.5663407
2026年4月66240.413.0717460

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年4月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率46.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 新潟市東区7,426百万円
聖籠ファクトリー — 新潟県北蒲原郡6,146百万円
東港工場・東港配送センター — 新潟県北蒲原郡2,643百万円
その他 — 新潟市東区他2,375百万円
北海道工場 — 北海道岩見沢市2,124百万円
新発田工場 — 新潟県新発田市1,778百万円
佐賀工場 — 佐賀県杵島郡1,465百万円
本社工場 — 新潟県燕市1,038百万円
東京支店 — 東京都大田区328百万円
本社 — 新潟県燕市56百万円
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社うさぎもち
    新潟県燕市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年4月期の売上高は518億円営業利益33億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.4%、利益が+22.2%。

売上高
+11.4%
518億円
営業利益
+22.2%
33億円
純利益
+47.4%
28億円
営業利益率
6.4%
前期比 +0.6%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は313億円、営業利益は13億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+12.2%、営業利益は−27.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q161169.911
2023年4Q770
2024年1Q6922.92
2024年2Q9788.26
2024年3Q1722212.816
2024年4Q88−5−5.7−1
2025年2Q18694.87
2025年4Q279186.512
2026年2Q205209.819
2026年4Q313134.29

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年4月期からの15期で、売上は265億円から518億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年4月265100
2013年4月26752
宝町食品株式会社を設立、同年9月に株式会社きむら食品から食品事業を譲受け、現連結子会社 株式会社きむら食品(現 株式会社うさぎもち)に商号を変更
2014年4月27963
2015年4月336111
2016年4月362138
2017年4月371138
2018年4月387107
2019年4月409139
2020年4月449117
2021年4月4692215
2022年4月3913019
2023年4月3972618
2024年4月42627306.323
2025年4月46527295.819
2026年4月51833366.428

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年4月期

売上高518億円のうち、営業利益として残るのは33億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.7%382億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.7%102億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%33億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.2pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.2pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.5pt
11.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年4月期は営業CFが21億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは−24億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は39億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年4月54−5−50493
2013年4月−12−1827−300
2014年4月−17−1633−331
2015年4月47−35−11122
2016年4月53−23−28303
2017年4月34−32−421
2018年4月27−21−265
2019年4月25−25−203
2020年4月23−4118−183
2021年4月49−22−26274
2022年4月16−2118−517
2023年4月30−2916135
2024年4月22−4112−1927
2025年4月49−5124−249
2026年4月21−4513−2439

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年4月期の総資産は580億円。このうち返さなくてよい自己資本が249億円で、自己資本比率は42.9%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年4月2189412443.4
2013年4月2399714240.4
2014年4月2739917436.2
2015年4月28510018535.2
2016年4月27910617337.9
2017年4月28711517240.0
2018年4月29512117441.0
2019年4月30812818041.5
2020年4月32613519141.3
2021年4月31814916946.8
2022年4月36316519845.3
2023年4月39318321046.5
2024年4月43720623247.1
2025年4月48822526446.0
2026年4月58024933142.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年4月期の内訳
現金及び預金
39億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
227億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
47億円
在庫として抱えている分
負債合計
331億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中13位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中110位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.8%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.9%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.4%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,890で、1年前と比べて+5.2%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥7,890+0.0%1ヶ月-4.1%1年+5.2%時価総額400億円
過去52週の値幅
安値¥6,610高値¥9,680

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PBR1.60倍
配当利回り0.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で2.5%下落し、調整局面にあります。25日線(8416円)を約1%下回り、75日線(7665円)は上回っているものの、上値の重さが目立ちます。52週高値9680円からは14.2%下落した水準にあり、52週安値6610円からは高く、中期的な上昇トレンドは維持しています。出来高は8月7日に1100株と低水準で、売買は閑散としています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは14.97倍と業界平均の28.07倍を大きく下回り、PBRも1.69倍と市場平均と同水準ながらROEが11.8%と堅調です。配当利回りは0.9%と低く、株主還元は限定的ですが、業績が拡大傾向で2026年4月期には純利益28億円と増益が見込まれます。割安だが配当は伸び悩み、今後の増配余地が注目されます。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍28.6倍
PBR1.60倍1.63倍
ROE11.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

包装米飯市場の成長持続と、米価の変動によるコスト影響が争点。強気派は、家庭での簡便食需要や防災需要の高まりで市場が拡大し、トップシェアのブランド力で売上高が増加している点を評価する。2026/4月期の売上高518億円は前期比11%増。一方、弱気派は、米価の上昇が原材料コストを押し上げ利益率を圧迫するリスクや、競合の参入によるシェア低下を懸念する。営業利益率は6%程度で安定的だが、外部環境に左右されやすい。

プラスに働く材料7
  • 市場シェアの拡大

    包装米飯市場で高いシェアを持ち、家庭需要を取り込む。

  • 売上の堅調な成長

    2026/4月期売上高は518億円と前年比11%増。

  • ブランド力の強さ

    「サトウのごはん」の認知度が高く、販売網が強固。

  • 過去最高売上518億円と営業利益33億円を達成決算発表後影響

    売上高は前期比11.4%増の518億円、営業利益は前期比22.2%増の33億円に拡大

  • 営業利益率が5.81%から6.37%へ改善継続影響

    営業利益率は0.56ポイント上昇し、売上高518億円に対し約2.9億円の増益効果

  • 純利益28億円が前期比47%増で増益基調決算発表後影響

    純利益は19億円から28億円へ47%増加し一株利益の押し上げに寄与

  • 売上高が426億円から518億円へ2期連続増収通年影響

    売上高は2年間で21.6%増の518億円となり成長軌道を維持

マイナスに働く材料7
  • 米価高騰の影響

    原料米の価格上昇でコストが増加し利益を圧迫。

  • 競争の激化

    他社の参入や代替食品の登場でシェアが低下する恐れ。

  • 低い利ざや

    包装米飯は価格競争が激しく、利益率の向上が難しい。

  • 2025年4月期は増収も営業利益27億円に停滞決算発表後影響

    売上高465億円に増える一方営業利益は27億円と横ばい、利益率5.81%に低下

  • 純利益が営業利益を5億円下回る継続影響

    2026年4月期は営業利益33億円に対し純利益28億円と差額5億円が発生

  • 配当利回り0.9%と低く株主還元が手薄次回株主総会影響

    配当利回り0.9%は市場平均を大きく下回り、インカム需要を取り込めない

  • 外国人持ち株比率12.3%と低く需給が脆弱継続影響

    外国人持ち株比率12.3%と低く売買代金が細りやすく、下げ時の流動性リスク

次の決算で確かめる点
包装米飯売上高
主力事業の成長性を測る。
米価指数
原材料コストの変動が利益に直結する。
市場シェア
競争環境下でのポジション確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+7.1%いまの株価に対する利回りは0.95%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
0.95%
いまの株価に対して
配当性向
15.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年4月148.4
2018年4月2042.914.0
2019年4月200.011.9
2020年4月40100.031.0
2021年4月4410.015.9
2022年4月5013.614.3
2023年4月5510.016.1
2024年4月609.114.3
2025年4月7016.719.5
2026年4月757.115.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年4月期末の株主数は延べ1,971人。区分でいちばん多いのは事業法人56.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.9%を占め、残る32.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年4月%2022年4月%2023年4月%2024年4月%2025年4月%2026年4月%
事業法人52.755.555.555.956.456.6
個人・その他35.933.333.432.031.831.6
金融機関11.110.810.811.511.511.3
自己株式0.60.60.60.60.60.6
証券会社0.30.20.20.30.20.3
外国法人0.10.20.10.20.10.1
外国人個人0.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01住吉食品有限会社35.41
02全国農業協同組合連合会4.93
03東洋製罐グループホールディングス株式会社4.85
04株式会社榎本武平商店4.65
05サトウ食品取引先持株会4.55
06株式会社第四北越銀行3.72
07一正蒲鉾株式会社3.25
08サトウ食品社員持株会2.76
09株式会社藤井商店1.26
10藤屋段ボール株式会社0.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+11946%、1株純資産は15期で+151%。直近期のROEは11.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年4月51,9650.2362.5260.5
2013年4月372,0121.955.832.2
2014年4月542,0512.743.822.2
2015年4月252,0901.1115.2415.5
2016年4月1652,2037.720.014.5
2017年4月1752,3897.619.08.4
2018年4月1292,4005.527.814.0
2019年4月1772,5367.220.411.9
2020年4月1372,6705.228.231.0
2021年4月2952,94810.516.615.9
2022年4月3843,26612.412.514.3
2023年4月3653,62010.613.716.1
2024年4月4554,08211.813.914.3
2025年4月3874,4569.119.119.5
2026年4月5554,92911.812.815.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/4期の役員報酬は総額341百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤元代表取締役 社長616,000
頼田武幸専務取締役 営業管掌648,000
加藤仁常務取締役597,000
佐藤浩一常務取締役 コーポレート担当 生産本部長556,000
赤塚昌一取締役 品質保証・商品開発本部長 商品開発部長646,000
渡辺今日子取締役 経営企画本部長594,000
佐藤大裕取締役 コーポレート担当 経営企画本部副本部長 ブランディング戦略部長 システム企画担当3427,000
齋藤貴介取締役51
浅妻信取締役57
伊藤正紀常勤監査役595,000
近藤充監査役6610,000
古俣敏隆監査役75
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
出口和浩監査役71
樋山忠則67

役員報酬の内訳2026/4

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)722256428240
監査役232814121
社外取締役41332185

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/4期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容252字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(サトウ食品株式会社)、連結子会社(株式会社うさぎもち)の2社により構成されており、国内での包装米飯及び包装餅等の製造販売を主な事業としております。当社グループの事業における位置付けは次のとおりであります。 食品事業 サトウ食品株式会社(当社)        包装米飯製品、包装餅製品等の製造販売を行っております。 株式会社うさぎもち(連結子会社)   包装餅製品等の製造販売を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,642字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは日本の食文化を大切にし、国内で収穫された良質の米を原料として、昔ながらの製法をそのまま独自の技術で再現し、本物の「ごはん」、「餅」を製造し、全国の消費者の皆様に提供することを経営方針として営業活動をいたしております。 当社グループの社是は『われわれは  誠実と責任とを以って  日々努力を重ね  より品質を高めて  消費者の  信頼に応えよう』というものであります。この社是と日本の伝統を守ることを命題に、常に消費者の立場に立って、消費者ニーズに応えた利便性とおいしさの提供を行い、業容の更なる拡大と経営管理体制の充実を図るべく、現行体制の改善に取り組んでおります。 (2)目標とする経営指標 食品事業における包装餅は季節商品であり、その販売が年末に集中し、連結会計年度の上半期と下半期の業績に著しい変動があります。その季節的変動を極小化すべく、包装米飯の販売拡大、包装餅の通年需要の喚起と喫食機会の拡大に努め、期中を通じて安定的に利益を計上することを目標としております。 (3)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、継続的な物価上昇の影響で一部に足踏みが残るものの、雇用・所得環境や企業収益の改善により緩やかに回復しています。一方で、各国の通商政策等の影響、不安定な為替相場などにより景気の先行きは不透明な状況が続いています。 食品業界においても、こうした物価上昇等の影響を受けて商品の値上げの波は収まらず、消費者の節約・低価格志向が継続することが予想され、依然として厳しい経営環境が続くものと推測されます。 (4)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 事業概況 当社グループが日本で初めて開発した無菌包装米飯(パックごはん)は、その味と利便性が高く評価されています。近年では災害時の非常食としての優秀性も認められ、供給機会の拡大とコアユーザーの着実な獲得により、売上向上に寄与しております。 国内のコメ消費量が年々減少する中においても、パックごはん市場は成長を続けており、今後も一層の拡大が予想されます。 今後の取り組み方針 当社グループは、事業環境の変化に対応しつつ収益力を強化することを目的として、以下のブランドを柱とした事業展開を推進します。 ・パックごはん市場で確固たるブランドを確立した「サトウのごはん」 ・包装餅におけるトップブランド「サトウの切り餅」 ・パイオニアブランド「うさぎもち」 これらのブランドにおいて、おいしさと利便性を追求した商品の高付加価値化、品質・味・生産量向上のための成長投資に取り組みます。また、継続的な情報発信により需要創造を図り、さらなる企業成長と社会貢献を目指します。 包装米飯事業の展開 今後もパックごはんの安定供給を持続していく為、聖籠ファクトリー同敷地内に第二工場の建設を進めておりましたが、2026年4月に建屋が完成し、本格稼働に向けて製造設備の搬入及び据付工事を順次進めております。同工場は2026年12月の生産開始を予定しており、さらなる生産能力向上と生産効率化によるコスト適正化を図ることで、収益力強化に努めてまいります。さらに、「サトウのごはん」シリーズの新商品として「サトウのごはん新定番」を2026年2月23日より販売を開始しました。本商品は、当社がこれまでのパックごはん製造で培ったノウハウを最大限に活かして開発した商品であり、当社独自の「厚釜炊き製法」だからこそできる、「毎日の主食として迷わず選べるサトウのベストブレンド」を提供する新商品となっております。お米の銘柄にこだわらない“パックごはんとしてのおいしさ”を追求した「サトウのごはん」の新しい定番商品として、また供給の安定化とブランドの中長期の成長を支える戦略商品として積極的に販売を進めてまいります。 包装餅事業の展開 通年需要の喚起と喫食機会の拡大を目的として、テレビCMや動画配信、メーカーコラボ等のプロモーションを効果的かつ積極的に展開してまいります。 サトウ食品では、「切り餅いっぽん」や「シングルパックミニ」といったバラエティ商品は、重点的に販売拡大を推進し、販売構成比は大きく伸長しております。今後も、通年需要の喚起と喫食機会を増やしていく仕掛けとして、バラエティ商品の季節を問わないレシピ提案を継続し、販売拡大に取り組んでまいります。 うさぎもちでは、お客様の購買動向の変化により、1袋あたり 600g や 800g 入りといった中間容量帯の商品への需要が高まっております。こうした状況を踏まえ、2026年6月1日より、新たな中間容量商品として 700g タイプを発売しました。今後も、お客様のニーズに寄り添った商品展開を進めてまいります。 年末に需要が集中する鏡餅については、社会的なSDGsへの関心の高まりを受け、環境に配慮した商品パッケージを継続展開しております。また、受注締日の早期設定により、過剰生産や製造現場の人材不足課題を解消し、環境配慮・フードロス削減・資材廃棄削減に加え、輸送効率や店頭での陳列効率の向上という業界全体の課題解決に取り組みます。これらの取り組みを通じて鏡餅の伝統文化継承を持続的に展開できるよう努めてまいります。 市場環境への対応 全国的なコメの価格高騰や品薄状態が社会問題化する中、包装米飯・包装餅の商品価値が見直され、その必要性はより高まることが予想されます。 当社グループは、コメ消費基盤の一端を担う食品製造会社として、包装米飯・包装餅製品の持続可能な生産・供給体制構築に向けて、最適な原材料調達、人材確保及び設備投資に関する計画を立案・実践し、豊かな消費社会の実現に貢献します。 業績予想について 不安定な国際情勢による地政学リスクの影響、エネルギー価格の高止まり、人件費や物流費の上昇、金融情勢の変化や原材料価格等の高騰など、先行き不透明な状況を鑑み、2027年4月期の業績予想については未定とさせていただきます。 今後、業績予想の合理的な算定が可能となった段階で、速やかに公表いたします。
事業等のリスク2,686字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の概況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、特定したリスクについては、当社グループを取り巻く環境を踏まえ、必要に応じて見直しを行ってまいります。 (1) 事業に関するリスク №   リスク項目   リスク内容   リスクへの対応 ①   業績の季節的変動リスク   ・主力製品である包装餅(特に鏡餅)は季節商品であるため、猛暑や暖冬等の異常気象や行事の中止・縮小が需要に影響・短期的な販売不調による値引き圧力や在庫の滞留   ・年末需要に偏重する傾向に対して、独自の強みを活かした提案販売や、多様な餅の食べ方を提案することにより、通年需要を喚起 なお、当連結会計年度末にいたる1年間の売上高・営業費用(売上原価・販売費及び一般管理費)及び営業利益 又は営業損失(△)は、以下のとおりです。 当社グループの業績 売上高   営業費用   営業利益又は営業損失(△) 金額(千円)   百分比(%)   金額(千円)   百分比(%)   金額(千円) 当連結会計年度の第1四半期連結会計期間   8,941,783   17.2   8,077,149   16.7   864,633 当連結会計年度の第2四半期連結会計期間   11,538,247   22.3   10,381,841   21.4   1,156,405 当連結会計年度の第3四半期連結会計期間   19,965,490   38.6   16,994,696   35.1   2,970,794 当連結会計年度の第4四半期連結会計期間   11,329,563   21.9   12,984,773   26.8   △1,655,210 合計   51,775,084   100.0   48,438,461   100.0   3,336,623 №   リスク項目   リスク内容   リスクへの対応 ②   原材料の価格変動及び調達リスク   ・天候不順(低温・高温障害・台風・長雨等)や自然災害、農業従事者の高齢化、作付面積の変動等に起因した、原料米の収穫量減少や品質低下等による原材料の調達難や仕入価格の高騰・原油価格や物流費、人件費の高騰による包装資材の価格高騰   ・過去の米不作時の経験を活かした、適切な情報収集及び在庫管理・原料米仕入先との資本業務提携による柔軟かつ安定的な調達体制の構築 ③   事業環境リスク   ・少子高齢化に伴う人口減少や、嗜好の多様化等による米や餅の需要減少・競争環境の激化等による市場シェアの低下及び収益性の低下   ・消費者のライフスタイルの変容に伴う時短・簡便ニーズの高まりと、コメ価格高騰を背景に拡大したパックごはん、包装餅需要に対応した商品ラインナップの拡充・商品ブランドの価値向上や商品の安定供給、適正価格での販売による市場シェア拡大 ④   製品の安全性リスク   ・病原性ウイルスの発生並びに野菜の残留農薬や放射能汚染等の食品業界全体を脅かす事態の発生・食品表示等の法令違反及び異物混入や衛生管理不良等の品質事故による、信用失墜や損害賠償並びに回収費用の発生   ・製品の品質及び安全・安心に対する取り組みを経営の最重要課題の一つと捉え、ISO22000:2018を取得し、運用・各製造工程における社内基準検査、製品一つひとつの検品体制の確立、トレーサビリティシステムを取り入れた包装米飯の開発・DNA分析装置やシンチレーションサーベイメータ(放射性物質測定器)などの自社分析機器等の導入により、品質管理体制を強化 ⑤    生産・供給体制 リスク   ・工場設備の老朽化や故障、電力・ガス供給のひっ迫等による、工場の生産停止・原料米の保管や輸送時の不適切な管理による、酸化やカビ等劣化の発生・販売需要の予期せぬ変動により在庫が過剰となった場合の廃棄処分や評価損   ・受注量と生産能力及び在庫の適正化を図るため、稼働率等を常に把握する生産管理体制の運用・必要に応じて安全在庫を確保し、欠品を起こさない体制の構築 (2) 経営に関するリスク №   リスク項目   リスク内容   リスクへの対応 ⑥   人材確保・育成リスク   ・少子高齢化や労働人口の減少等による採用競争の激化・人材の社外流出や、人材育成が計画通りに進まないことによる採用・教育コストの増加及び事業運営への影響   ・新卒および中途採用において、性別や国籍を問わない選考による優秀な人材の確保・能力のある人材の積極的な登用やキャリアアップ機会の提供・安全や品質を中心とした業務スキル向上を図る社員教育の実施・時差出勤や在宅勤務、地域限定職への転換等、柔軟な勤務制度の導入によるワークライフバランスの推進 ⑦   情報セキュリティリスク   ・不正アクセス等のサイバー攻撃による受発注システムや在庫管理システムの障害に伴う生産・出荷の停止・取引先情報等の情報漏えいによる信用失墜や損害賠償の発生   ・情報管理体制の徹底やシステム障害等に備えた保守、ウイルス対策等のセキュリティ対策を通じた社内情報システムの強化・「情報セキュリティ方針」および「情報セキュリティ規程」に基づく、情報資産の適切な保護の徹底 ⑧   自然災害・感染症リスク   ・地震や台風、感染症の流行等の大規模な災害の発生による、管理部門の機能停止、営業活動の制限、工場の生産停止や物流の停滞   ・従業員への防災教育や定期的な安全確保訓練の実施・生産拠点、物流拠点の分散や事業所の定期的な点検による、事業継続体制の整備 ⑨    保有資産等の 減損リスク   ・土地、投資有価証券等、保有資産の時価の下落・事業の収益性低下により投資額の回収が見込めなくなった場合、固定資産の減損が発生   ・取締役会や経営会議において設備投資等の判断を十分に審議し、意思決定を行うスキームを厳守・老朽化した設備の更新は、将来的な収益性や環境にも配慮し投資判断を決定・投資後も保有資産の価格変動リスクを最小限に抑えるため、継続的なモニタリングを実施 なお、マテリアリティに関するリスクの詳細は、「2サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)戦略」を ご参照ください。
経営成績の分析 (MD&A)11,391字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策の動向が景気を下押しする一方、雇用・所得環境の改善等が下支えとなり緩やかに回復しました。しかしながら、年度末にかけて、緊迫化する中東情勢の影響によりエネルギー価格等が上昇するなど、先行き不透明な状況が続いております。 食品業界においても、物価上昇等の影響を受け、消費者の節約・低価格志向が継続することが予想され、依然として厳しい経営環境が続くものと推測されます。 しかしながら、消費者のライフスタイルの変容に伴う時短・簡便といったニーズの高まりとコメ価格の高騰を背景に、パックごはんや包装餅といった即食性のある商品の利用機会が拡大するなど、これまでになくコメ製品に対する世間の関心も高まる中、当社は従来通り日本の食文化を大切にし、良質のコメを原料に最新の技術を駆使した独自の製法にこだわりつつ、包装米飯及び包装餅製品の生産・安定供給・適正価格での販売に努めることを基本に、安全・安心に重点をおいた事業活動を推進してまいりました。生産面においては、おいしさの追求はもちろんのこと、無菌化包装技術を駆使した利便性の高い製品群の生産と消費者の消費動向を捉え、かつ、拡大する商品需要にも対応しうる生産体制の整備を進めてまいりました。また、時代とともに変化する消費者ニーズにお応えすべく、「プチ贅沢」「健康・機能性」「タイムパフォーマンス(タイパ)志向」などに対応した商品ラインナップを拡充し、商品ブランドのさらなる価値向上に努めながら、継続する原材料費及び物流費の高騰といった事業環境の変化を鑑み、当社は適正な利益確保ならびに製品の安定供給を目的とし、商品価格の改定を適時実施しました。 マーケティング面において当社は、「米食回帰・健康維持・多様化をキーワードとした新たな食の創造」を念頭に、全社一体となった営業活動に取り組むことで持続的な成長の実現を図ってまいりました。具体的には、当社はテレビCMの全国放映や有名アニメキャラクターとのコラボレーション商品の展開など、積極的に広告宣伝及び販売促進活動を実施することで喫食機会の拡大及び商品ブランドの認知度向上に努めてまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、包装米飯及び包装餅製品ともに主力製品を中心に販売が堅調に推移したほか、もち米や餅粉の価格高騰を背景に、比較的価格が安定している包装餅へ消費者の需要がシフトし、包装餅製品の販売が計画を上回る水準で推移したことにより、517億75百万円(前年同期比11.4%増)となりました。 利益面につきましては、各種原材料費・物流費の価格高騰の影響を増収効果で吸収したことに加え、減価償却の進行にともない償却費負担が減少した結果、営業利益は33億36百万円(前年同期比23.7%増)、経常利益は35億89百万円(前年同期比21.9%増)となりました。また、第1四半期連結会計期間において、政策的に保有していた三菱食品株式について、株式公開買付け(TOB)に応じて売却したことによる特別利益5億46百万円が発生いたしました。この一時的要因に加え、税額控除制度の活用による税負担の軽減効果が、連結業績の押し上げに寄与した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は28億円(前年同期比43.7%増)となりました。なお、次期以降の税負担につきましては、税制改正の動向や各制度の適用可否によって変動する可能性があるため、現時点では未定であります。 また、昨今の原料米の急激な高騰及び資材費・人件費・物流費の上昇を自社の企業努力だけで吸収し続けることは極めて困難であるとの判断により、包装米飯及び包装餅製品は2025年10月1日出荷分より商品価格の改定を実施いたしました。さらに、令和7年産米の調達価格は、概算金の高騰や作付転換による生産量減少に伴い、昨年10月の価格改定で見込んだ以上の高値で推移しており、自助努力だけでは現行価格の維持が難しい状況です。このような背景から、包装米飯及び包装餅製品ともに、2026年3月2日出荷分より、再度商品価格を改定しております。加えて、鏡餅製品につきましても、2026年8月3日出荷分より、商品価格の改定を予定しております。なお、『サトウの鏡餅』は、化粧箱シリーズの商品にて箱サイズの縮小(減容化)を実施し、輸送時のCO₂排出量削減を図るなど、環境に配慮した商品仕様でのリニューアル発売を予定しております。 他方で、当社は、食品ロスの削減などの環境問題に対する社会的な問題意識の高まりを考慮し、年末に需要が集中する鏡餅につきましては、引き続き受注締日をこれまでよりも早期に設定し、過剰生産や製造現場における人材不足の解消に取り組んでおります。 当社は、今後もコメ消費基盤の一端を担う食品製造会社として、包装米飯・包装餅製品の持続可能な生産・供給体制の構築に向けて、最適な原材料の調達、人材の確保及び設備投資に関する計画を立案・実践し、豊かな消費社会の実現のため貢献してまいります。 製品分類別の販売動向 当社グループは、食品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しておりますが、製品分類別における販売の動向は以下のとおりであります。 (包装米飯製品) 近年の少子高齢化を背景とした消費者のライフスタイルの変容に伴い「タイパ志向」が高まったことで、家庭での炊飯機会は減少し、ご飯は「家庭で炊くもの」から「買うもの」へと変化しております。電子レンジ調理などの簡便、時短調理等、家庭内での調理ニーズが多様化する中で、包装米飯製品は、家庭内での日常の需要が拡大し、ストック及びレンジ調理が可能なパックごはん市場は堅調に推移しております。 これらの消費動向の変化を背景に、まとめ買いニーズへの対応や「食物繊維で始めるおいしい新健康生活」の提案など様々な販売促進活動により、包装米飯製品の「家庭のご飯に代わる」日常食化に引き続き取り組んでまいりました。また、人気お笑いコンビ「オードリー」を起用し、「おいしさの理由である“厚釜炊き製法”」を紹介するテレビCM『「おいしさは炊き方で決まる」篇』を全国放映しました。 さらに、「サトウのごはん」シリーズの新商品として「サトウのごはん新定番」を2026年2月23日より販売を開始し、2026年4月8日より人気アイドルグループ「timelesz」の佐藤勝利さんを起用したテレビCM『「サトウの新定番ばんばん新登場」篇』を全国で放映しました。本商品は、当社がこれまでのパックごはん製造で培ったノウハウを最大限に活かして開発した商品であり、「毎日の主食として迷わず選べるサトウのベストブレンド」を提供する新商品となっております。今後消費者のニーズが、従来の“銘柄志向”から、安定したおいしさを重視する“安定価値志向”へと移り変わっていくことが予想される中で、当社独自の「厚釜炊き製法」だからこそできる、お米の銘柄にこだわらない“パックごはんとしてのおいしさ”を追求した「サトウのごはん」の新しい定番商品として、また供給の安定化とブランドの中長期の成長を支える戦略商品として積極的に販売を進めてまいります。 これらの取り組みとともに、1988年の発売当初より「炊きたてのおいしさ」を目指してきた「サトウのごはん」がパックごはん市場で確固たるブランドを確立し、より多くの食卓に受け入れられたこと、さらに、パックごはんが備蓄食だけではなく日常食というポジションに変位してきていることから、売上高が堅調に推移しました。その結果、包装米飯製品の売上高は328億71百万円(前年同期比12.3%増)となり、前年を上回りました。 なお、当社は、約80億円を投じて聖籠ファクトリー(新潟県北蒲原郡聖籠町)の敷地内に新たな工場(「サトウのごはん聖籠ファクトリー第二工場」)を建設しております。 新工場は2026年12月より稼働を開始する予定であり、稼働開始後は聖籠ファクトリー全体で日産約60万食のパックごはんを生産することが可能となります。この新工場建設により、商品を市場に安定供給できる体制を構築するとともに、販売体制のさらなる強化を目指し、拡大するパックごはん需要に積極的に対応してまいります。 (包装餅製品) 年末に需要が集中する鏡餅を中心に包装餅製品は国内における消費の需要に季節性があり、内食需要の減退により包装餅市場全体は縮小傾向を見せ始める中、当社は包装餅製品のトップブランドとして、様々な餅の食し方提案による通年需要の喚起に積極的に取り組んでまいりました。 切り餅については、従来の3つのライン(「プレミアムライン」、「レギュラーライン」、「トライアルライン」)に加え、新たに「プライムライン」を導入しております。プライムラインは、消費者の日常生活や行動範囲内で手軽に購入できる、いわゆる"プチ贅沢"需要に対応することを目的としており、これにより4つのセグメントからなる商品ラインナップを全国展開してまいりました。 女優の芦田愛菜さんを起用した「サトウの切り餅」を紹介するテレビCM『「もちもちもちろん」篇』では、長年愛されてきた実績と品質への自信を、「もちもち もちろん サトウの切り餅」という一度聴いたら忘れられないフレーズに凝縮し、「お餅といえば、やっぱりサトウの切り餅」という信頼感を「キャッチ―な楽しさ」をテーマに紹介しております。また、テレビCM『「ちょうどいい!」篇』では、芦田愛菜さんが「サトウの切り餅シングルパックミニ」の"ちょうどいい"サイズという特徴を紹介しております。さらに、発売11周年を迎える「サトウの切り餅いっぽん」では、そのスティック形状を活かした多様な食べ方を提案するウェブCMを放映するとともに、商品パッケージのリニューアルを行い、商品の用途拡大を図ってまいりました。また、従来のマスメディア広告に加え、人気動画クリエイターとのタイアップによる動画配信にも積極的に取り組み、若年層を含む幅広い消費者層への訴求を強化しております。 特に「サトウの切り餅いっぽん」、「サトウの切り餅シングルパックミニ」、「うさぎもちの焼いて食べるあんこ餅」を中心としたバラエティ商品群の売上は今後も好調な推移が予想されることから、さらなる売上拡大を目指し、テレビCMや動画配信、キャラクターコラボ、メーカーコラボ等のプロモーションを効果的かつ積極的に展開してまいります。 鏡餅については、干支マスコットを中心とした商品デザインのリニューアルや最需要期に向けたテレビCMの放映を通じて、販売促進を図ってまいりました。また、フードロスの削減や物流輸送の効率化、環境への配慮等、持続可能な循環型社会の実現に向けた商品デザインを引き続き採用しております。さらに、ダウンサイジング化が進む市場動向を踏まえて、「どこでも簡単に飾れる手頃なサイズの鏡餅」をコンセプトとした化粧箱入りの「サッと鏡餅」及び置き場所を選ばない「小飾り」タイプの品揃えを拡充するとともに、取扱店の拡大に向けて、商品を陳列する際に開封作業を軽減する「簡単!楽ちん段ボール」を採用し、流通各社への提案を進めてまいりました。このような取り組みのほか、コメ価格高騰による代替需要品として包装餅の需要が高まり、好調な売れ行きを見せた結果、包装餅製品の売上高は188億82百万円(前年同期比9.9%増)となり、前年同期を上回りました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末(48億67百万円)に比べ10億8百万円減少し、38億59百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は21億29百万円(前年同期比27億86百万円の支出増加)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益に、減価償却費等の非資金項目、売上債権や棚卸資産、未払金及び未払費用等の営業活動に係る資産及び負債の増減、投資有価証券売却益、法人税等の支払額を加減算したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、支出した資金は44億82百万円(前年同期比6億36百万円の支出減少)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出、無形固定資産の取得による支出、補助金の受取による収入、投資有価証券の売却による収入によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、得られた資金は13億44百万円(前年同期比10億61百万円の収入減少)となりました。 これは主に、長期借入れによる収入、長期借入金の返済による支出、配当金の支払額によるものであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年4月期   2023年4月期   2024年4月期   2025年4月期   2026年4月期 自己資本比率(%)   45.3   46.5   47.1   46.0   42.9 時価ベースの自己資本比率(%)   66.8   64.2   73.2   76.1   62.1 キャッシュ・フロー対 有利子負債比率(年)   7.6   4.7   7.3   3.8   9.6 インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)   48.4   77.3   30.6   52.0   12.4 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 1  各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2  株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3  営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ③生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 当連結会計年度の生産実績を製品分類ごとに示すと、次のとおりであります。 製品分類   当連結会計年度(自  2025年5月1日至  2026年4月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 包装米飯製品   34,789,368   119.0 包装餅製品   18,363,605   112.7 その他製品   10,464   144.2 合計   53,163,438   116.7 (注) 金額は、販売価格によっております。 ロ 製品仕入実績 当連結会計年度の製品仕入実績を製品分類ごとに示すと、次のとおりであります。 製品分類   当連結会計年度(自  2025年5月1日至  2026年4月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 包装餅製品   452,359   104.0 その他製品   7,958   113.1 合計   460,318   104.2 (注)   金額は、実際仕入金額によっております。 ハ 商品仕入実績 該当事項はありません。 二 受注実績 当社グループは、受注見込みによる生産方式をとっておりますので、該当事項はありません。 ホ 販売実績 当連結会計年度の販売実績を製品分類ごとに示すと、次のとおりであります。 製品分類   当連結会計年度(自  2025年5月1日至  2026年4月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 包装米飯製品   32,871,313   112.3 包装餅製品   18,882,487   109.9 その他製品   21,284   117.9 合計   51,775,084   111.4 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年5月1日至  2025年4月30日)   当連結会計年度(自  2025年5月1日至  2026年4月30日) 販売実績(千円)   割合(%)   販売実績(千円)   割合(%) 加藤産業㈱   16,614,958   35.7   18,706,292   36.1 三菱食品㈱   8,730,154   18.8   10,035,265   19.4 三井物産㈱   6,612,377   14.2   8,158,886   15.8 伊藤忠商事㈱   8,027,956   17.3   7,546,953   14.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は280億82百万円となり、前連結会計年度末に比べ41億94百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が10億8百万円減少したものの、商品及び製品が20億75百万円、原材料及び貯蔵品が14億80百万円、売掛金が14億64百万円増加したことによるものであります。 固定資産は298億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ49億17百万円増加いたしました。これは主に、聖籠ファクトリー第二工場の建設に伴い、有形固定資産が43億26百万円増加したことによるものであります。増加した有形固定資産の主なものは建設仮勘定であります。 この結果、総資産は579億51百万円となり、前連結会計年度末に比べ91億11百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は178億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ57億円増加いたしました。これは主に未払金34億6百万円、流動負債のその他が12億42百万円、1年内返済予定の長期借入金が8億89百万円、未払法人税等が2億14百万円増加したことによるものであります。増加した流動負債のその他の主なものは圧縮未決算特別勘定(短期)、未払費用であります。 固定負債は152億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億26百万円増加いたしました。これは主に長期借入金の増加によるものであります。 この結果、負債合計は330億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ67億27百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における株主資本は237億29百万円となり、前連結会計年度末に比べ24億47百万円増加いたしました。増加要因は、親会社株主に帰属する当期純利益28億円であり、減少要因は、剰余金の配当3億53百万円であります。 その他の包括利益累計額は11億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ63百万円減少いたしました。これは主に、退職給付に係る調整累計額が52百万円減少したことによるものであります。 この結果、純資産合計は248億60百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億84百万円増加いたしました。 なお、自己資本比率は42.9%(前連結会計年度末は46.0%)となりました。 ②経営成績の分析 (売上高及び営業利益) 当連結会計年度の売上高は517億75百万円となりました。主な内訳は、包装米飯製品が328億71百万円、包装餅製品が188億82百万円であります。 なお、売上高の概況につきましては、「4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 売上総利益は135億70百万円となり、売上総利益率は26.2%となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、売上の増加に伴う物流コストの増加や、新商品「サトウのごはん新定番」の定番商品化を見据え、第4四半期において戦略的にテレビCMの放映を実施する等、広告宣伝活動を強化したことにより、広告宣伝費が増加した結果、102億33百万円(前年同期87億99百万円)となりました。 営業利益は、各種調達価格等の高騰を要因として製造原価の増加があったものの、生産性の向上とコストの適正化による収益性の改善や商品価格の改定を実施し適正利益の確保に努めたことなどから、前連結会計年度と比較し6億39百万円増加し33億36百万円となり、営業利益率は6.4%となりました。 (営業外損益及び経常利益) 営業外収益は、前連結会計年度に比較し営業外収益のその他が増加したものの、受取賃貸料及び副産物収入が減少したことから、5億89百万円となりました。営業外費用は、前連結会計年度に比較し、支払利息が増加したものの、営業外費用のその他が減少したことから、3億36百万円となりました。 以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比較し6億45百万円増加し35億89百万円となりました。 (特別損益及び税金等調整前当期純利益) 特別利益は、投資有価証券売却益の発生により、前連結会計年度に比較し5億43百万円増加し5億47百万円となりました。特別損失は、投資有価証券評価損及び減損損失を計上したことにより92百万円となりました。 以上の結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比較し11億45百万円増加し40億45百万円となりました。 (法人税等及び親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税等合計は、前連結会計年度に比較し2億93百万円増加し12億44百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、税額控除制度の活用による税負担の軽減効果が、連結業績の押し上げに寄与した結果、前連結会計年度に比較し8億51百万円増加し28億円となり、1株当たり当期純利益は555円30銭となりました。 ③キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ④資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主な資金需要は、原材料費、労務費、販売費及び一般管理費等に係る運転資金と、製造設備の更新・改修等に係る設備投資資金となっており、資金調達については主に銀行等金融機関からの借入により行っております。 短期運転資金については、主に銀行からの短期借入金を基本とし、設備投資や長期運転資金については銀行等金融機関からの長期借入金を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は204億58百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は38億59百万円となっております。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 イ 棚卸資産の評価 当社グループでは、棚卸資産の連結貸借対照表価額を収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定しており、期末における正味売却価額が取得原価を下回っている場合には、当該正味売却価額をもって連結貸借対照表価額としております。 当該正味売却価額は、製品種類別に将来の販売時点における見積販売価格から見積販売直接経費を控除して算定しております。なお、販売直接経費は、販売促進費、販売手数料、発送費、保管料等の複数の経費項目が含まれており、これらの経費項目は取引条件等によって製品種類ごとに発生有無や発生額が異なるものであります。 見積販売価格及び見積販売直接経費は、期末日時点の市場環境に基づき、将来の販売状況及び取引条件等を仮定して見積もっております。当該見積り及び仮定について、その前提とした状況に変動が生じた場合、正味売却価額の算定結果が異なり、翌連結会計年度以降の損益に影響を及ぼす可能性があります。 ロ 固定資産の減損 当社グループが減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いる将来キャッシュ・フローは、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報(予算など)と整合的に修正し、資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画等を考慮し見積っております。 当該見積り及び仮定について、その前提とした状況に変動が生じた場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。 ハ 繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性について、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を判断するにあたっては、一時差異等の解消見込年度及び繰戻・繰越期間における課税所得を見積っております。課税所得は、経営環境等の外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報(予算など)と整合的に修正し見積っております。 当該見積り及び仮定について、その前提とした状況に変動が生じた場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に影響を与える可能性があります。 二 退職給付債務の算定 当社グループには、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、予想昇給率、退職率、死亡率及び年金資産の長期期待運用収益率等があり、長期期待運用収益率の決定については、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。 当該見積り及び仮定について、その前提とした状況に変動が生じた場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に影響を与える可能性があります。 なお、詳細につきましては、「 第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] (1) 連結財務諸表  注記事項 (退職給付関係) 」に記載しております。

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開示資料

出典

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