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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

イーエムシステムズ

EM SYSTEMS CO.,LTD.4820 · Prime · 情報・通信業

薬局・クリニック・介護施設向けシステムを開発・販売し、サプライや保守も手掛ける情報サービス会社。自社開発ソフトを中心に、代理店販売も活用。

概要

医療・ヘルスケア向けシステム開発に特化した情報サービス企業。電子カルテや調剤薬局システムでシェアを有し、全国の病院・薬局に導入実績がある。2024/12期売上高248億円、営業利益45億円と高収益。2025/12期は減収予想だが営業利益率15%超維持見通し。

調剤システム事業が収益の7割超を占める

2025年12月期において、調剤システム事業の売上高は192億36百万円とグループ全体の約81%を占める。薬局向けに自社開発の調剤システムをパソコンに導入して納入するほか、インターネットを利用したASP型業務支援システムも提供する。付帯するサプライ供給や保守メンテナンスが継続収益の基盤となっている。連結子会社のグッドサイクルシステムやユニケソフトウェアリサーチが販売を担い、中国の開発子会社が受託開発を行う。

医療機関向けと介護福祉向けの2事業セグメント

医科システム事業はクリニック向け電子カルテ等を販売し、2025年12月期は売上高28億79百万円(前期比12.3%増)、営業利益32百万円と黒字転換した。介護/福祉システム事業は売上高5億66百万円、営業損失3億78百万円と赤字が続くが、新製品「MAPs for NURSING CARE」へのリプレイスを前倒しし、将来のストック収益化を狙う。両セグメントとも代理店販売と子会社による開発体制を持つ。

中国開発拠点とM&Aで築いたグループ網

2000年に中国・南京に益盟軟件系統開発を設立し、その後上海にも現地法人を設置。ソフトウェア開発のオフショア拠点として機能する。国内では2005年以降、ラソンテ、ユニコン(現EMソリューション)、コスモシステムズ、グッドサイクルシステム、ユニケソフトウェアリサーチ、プレカル等を相次ぎ連結子会社化。調剤・医科・介護の各分野と人材派遣、キャッシュレス事業へ多角化している。

高い収益性と資本効率の改善目標

2024年12月期の営業利益率は約18.1%(営業利益45億円/売上高248億円)と情報サービス業界で高い水準にある。2025年12月期は減収予想だが営業利益率15.6%を見込む。新中期経営計画(2025〜2027年度)ではROE17%を目標に掲げ、各セグメントの収益基盤強化と資本効率改善を進める。M&Aによる事業ポートフォリオ構築も継続する。

業界の中での役割は医療・介護情報システムのベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
237億円
営業利益
37億円
営業利益率
15.6%
純利益
25億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
調剤システム事業192億円81.0%40億円20.8%
医科システム事業29億円12.2%0億円0.0%
その他の事業10億円4.2%0億円0.0%
介護/福祉システム事業6億円2.5%-4億円-66.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01薬局(調剤)主力

薬局向けに調剤業務システム(自社開発ソフトをPCに導入)を販売し、ASPによる調剤業務支援システムも提供。付帯するサプライ供給や保守メンテナンスサービスも行う。連結子会社を通じた販売・受託開発体制。

主な製品・サービス2
調剤システム
薬局向けの自社開発ソフトウェアをパソコンに導入調整して納入するシステム。
ネットワークシステム(ASP)
インターネットを利用した調剤業務支援システム。グループ薬局間の情報共有と本部統括管理、在庫情報共有等を実現。

02医療機関(クリニック)主力

クリニックを主な対象に、医療事務処理コンピュータシステム(電子カルテ等)を開発販売。付帯サプライ供給や保守メンテナンスも行う。当社及び子会社が販売、代理店経由もあり。

主な製品・サービス1
医科システム(電子カルテシステム等)
クリニック向けの医療事務処理コンピュータシステム。パソコンに導入調整して納入。

03介護・福祉サービス事業者準主力

介護/福祉サービス事業者向けシステムと医療介護連携ソリューションを提供。パソコンに導入調整して納入し、代理店販売も行う。

主な製品・サービス2
介護/福祉システム
介護/福祉サービス事業者向けの業務システム。パソコンに導入調整して納入。
医療介護連携ソリューション
医療と介護の連携を支援するシステム。

04その他(薬局運営・キャッシュレス・人材派遣)その他

連結子会社が薬局経営、クリニック・薬局向けキャッシュレス化支援、人材派遣業務等を行う。

製品と技術

薬局業務を支える調剤システム

主力製品は薬局向けの調剤システム。自社開発のソフトウェアをパソコンに導入調整して納入する。調剤業務の効率化に加え、薬歴管理やレセプト作成を支援。2025年時点で全国の薬局に幅広く導入されており、サプライ供給や保守サービスと合わせて安定収益を生む。子会社のグッドサイクルシステムやユニケソフトウェアリサーチも販売に加わる。

インターネットを利用したASP型調剤支援

ネットワークシステム(ASP)は、グループ薬局間の情報共有や本部統括管理を実現するクラウド型サービス。在庫情報の共有や業務効率化に寄与する。電子処方箋やオンライン資格確認への対応も進め、医療DXの流れに沿った機能拡充を続けている。導入薬局にとっては初期投資を抑えられるメリットがある。

クリニック向け電子カルテシステム

医科システム事業の主力はクリニック向け電子カルテシステム。医療事務処理全般をカバーし、パソコンに導入して納入する。オンライン資格確認や電子処方箋の対応により、2025年12月期は売上高28億79百万円と前期比12.3%増加。代理店網の拡大と製品のクラウド化により、さらなるシェア拡大を目指す。

介護事業者向けシステムと医療介護連携

介護/福祉システム事業では、介護サービス事業者向け業務システムと「MAPs for NURSING CARE」を提供。ケアプラン作成や介護保険請求を支援する。医療介護連携ソリューションを用いて病院と介護施設の情報連携を促進。同事業は赤字が続くが、新製品へのリプレイスを進め、将来の黒字化を計画している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クラウド構築で独自ポジション、高収益だが規模小

同社はクラウドインフラ構築・運用に特化した独立系IT企業。情報・通信業界内で、自社プロダクトを持たない受託型のビジネスモデルながら、営業利益率18%超を達成しており、業界平均を上回る収益性が強み。同業のVRain Solutionやハッチ・ワークと比較すると、売上規模200億円台と小粒だが、MAS(マネージド・アプリケーション・サービス)など付加価値の高いサービスに注力。2025/12期は売上・利益とも減収減益見通しであり、成長鈍化が課題。

強み

  • 営業利益率15-18%と業界平均を大きく上回る収益性を維持。
  • クラウドインフラ構築・運用に専門特化し、技術力で差別化。
  • MASなど高単価な管理運用サービスが収益性向上に貢献。
  • ベンダーに依存せず、最適なクラウド技術を提案可能。

課題

  • 売上高200億円台で、大口案件獲得時のリソース不足が懸念。
  • 2025/12期は減収減益予想で、既存市場の成熟化が課題。
  • 技術者一人ひとりのスキルに依存し、拡大には採用育成が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がイーエムシステムズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14743アイティフォー457億円15.7倍
23040ソリトンシステムズ455億円13.5倍
33836アバントグループ447億円14.2倍
46078バリューHR433億円57.1倍
53844コムチュア427億円12.8倍
64820イーエムシステムズ423億円27.6倍
74337ぴあ419億円12.4倍
89739NSW408億円11.0倍
93843フリービット405億円11.5倍
104725CAC Holdings401億円9.2倍
116430ダイコク電機372億円6.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

医療事務用オフコン販売で創業した1980年

1980年1月、兵庫県姫路市で株式会社エム.シイ.エスを設立。医療事務用オフコンの販売から事業を開始した。その後、エプソン販売との合弁により1984年5月に関西エプソンメディカルを設立し、営業の全部を譲り受けた。この合弁で医療システム専業の基盤を固めた。

エプソンとの合弁解消と社名変更

1990年5月、エプソン販売との合弁を解消し、商号をエプソンメディカルに変更。1998年4月には株式会社イーエムシステムズへ改称した。翌1999年4月、実質存続会社を入れ替える合併を実施し、現在の法人格となる。この時期に医療システム専業としての独立体制を整えた。

店頭登録から東証上場への歩み

2000年3月、中国にソフトウェア開発子会社を設立し、同年12月に日本証券業協会へ店頭登録。2003年5月、東京証券取引所市場第二部に上場。2012年11月には市場第一部銘柄に指定され、2022年4月の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行した。上場以来、成長資金を調達して事業拡大を進めてきた。

M&Aによる事業領域の拡大

2013年9月のユニコン(現EMソリューション)を皮切りに、2014年にコスモシステムズ、2019年にエムウィンソフトとポップ・クリエイション、2023年にグッドサイクルシステムとユニケソフトウェアリサーチ、2025年にプレカルを相次ぎ買収。これにより調剤・医科・介護の各システム事業と人材派遣、キャッシュレス領域へ事業を広げた。

グループ再編と経営体制の刷新

2020年にはEMソリューションとエムウィンソフトを吸収合併し、開発子会社EMテクノロジー研究所を設立。2021年にはコスモシステムズを合併。組織面ではカンパニー制を導入し、各セグメントの意思決定を迅速化。2025年12月期から新中期経営計画をスタートし、収益性と資本効率の改善を掲げる。

年表28件を開く

1980年代

  • 1980年1月創業兵庫県姫路市において株式会社エム.シイ.エス(現 株式会社イーエムシステムズ)を設立 医療事務用オフコンの販売を開始
  • 1984年5月株式会社エム.シイ.エスとエプソン販売株式会社との合弁により、関西エプソンメディカル株式会社を設立。株式会社エム.シイ.エスより営業の全部を譲受

1990年代

  • 1990年5月商号変更関西エプソンメディカル株式会社、エプソン販売株式会社との合弁解消。商号をエプソンメディカル株式会社に変更
  • 1998年4月商号変更エプソンメディカル株式会社を株式会社イーエムシステムズに商号変更
  • 1999年4月株式会社エム.シイ.エスを存続会社(形式上の存続会社)、株式会社イーエムシステムズを消滅会社(実質上の存続会社)とし、商号を株式会社イーエムシステムズとする

2000年代

  • 2000年3月創業中国にソフトウェア開発の現地法人益盟軟件系統開発(南京)有限公司を設立
  • 2000年12月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2003年5月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 2005年7月創業株式会社ラソンテ設立
  • 2008年3月新大阪ブリックビル(自社ビル)を竣工、本社を移転

2010年代

  • 2011年6月創業中国にソフトウェア開発の現地法人意盟軟件系統開発(上海)有限公司を設立
  • 2012年11月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2013年9月M&A株式会社ユニコンの株式取得により同社を連結子会社化
  • 2014年10月M&Aコスモシステムズ株式会社の株式取得により同社を連結子会社化
  • 2015年2月創業株式会社ブリック薬局設立
  • 2016年1月東京本社設置(大阪本社との二本社制)
  • 2019年2月商号変更株式会社ユニコンを株式会社EMソリューションに商号変更、株式会社ジャニスより介護/福祉サービス事業者向けシステム事業を譲受
  • 2019年2月M&Aエムウィンソフト株式会社の株式取得により同社を連結子会社化
  • 2019年7月M&A株式会社ポップ・クリエイションの株式取得により同社を連結子会社化

2020年代

  • 2020年4月創業チョキ株式会社設立
  • 2020年7月株式会社EMソリューション、エムウィンソフト株式会社と共同新設分割により 開発に特化した子会社として株式会社EMテクノロジー研究所を設立
  • 2020年10月M&A株式会社EMソリューション、エムウィンソフト株式会社を吸収合併
  • 2021年4月M&Aコスモシステムズ株式会社を吸収合併
  • 2022年4月上場東京証券取引所プライム市場に上場
  • 2023年2月M&A株式会社グッドサイクルシステムの第三者割当増資すべての引き受け及び株式追加取得により同社を連結子会社化
  • 2023年6月M&A株式会社ユニケソフトウェアリサーチの株式取得により同社を連結子会社化
  • 2023年7月創業株式会社EM TOWN設立
  • 2025年9月M&A株式会社プレカルを株式取得により連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2027年12月期まで17%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    調剤システム事業の収益性向上

    経営に関するオプション機能の拡充と価格の適正化などにより収益性を向上し、薬局向けウォレットシェアの拡大を目指す。

  2. 02

    医科システム事業でシェア拡大

    クラウドの強みを活かした製品開発や代理店網の拡大を通じて市場シェアの拡大を図る。

  3. 03

    介護・福祉システム事業の黒字化

    サービスラインナップの拡充と業務効率化により黒字化を達成する。

  4. 04

    M&A・アライアンスによる成長

    医療DXのノウハウを活用し、M&Aやアライアンスを積極的に検討し持続的な成長を実現する事業ポートフォリオを構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で858人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は725万円で、9期前と比べて+21.7%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は11.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月533
2018年3月526
2019年3月59540.19.9581
2020年12月46642.011.3557
2020年3月58641.210.3575
2021年12月59843.112.5558
2022年12月62242.912.7592
2023年12月67042.711.9811
2024年12月67543.011.8827544
2025年12月72542.711.5858431

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率24.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率67.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大阪本社 — 大阪市淀川区6,409百万円
調剤システム事業、医科システム事業、介護/福祉システム事業
本社 — 東京都港区238百万円
調剤システム事業
東京本社他営業拠点62百万円
調剤システム事業、医科システム事業、介護/福祉システム事業
東京本社 — 東京都港区59百万円
その他の事業
本社 — 大阪市淀川区41百万円
その他の事業
本社 — 大阪市淀川区10百万円
調剤システム事業、医科システム事業、介護/福祉システム事業
本社 — 福岡県筑紫野市7百万円
調剤システム事業、医科システム事業
本社 — 中華人民共和国上海市5百万円
医科システム事業
本社 — 中華人民共和国南京市3百万円
調剤システム事業、その他の事業
本社 — 東京都渋谷区1百万円
調剤システム事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ブリック薬局
    大阪市淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱EMテクノロジー研究所(注)2
    大阪市淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    チョキ㈱
    大阪市淀川区 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱ポップ・クリエイション
    福岡県 筑紫野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    益盟軟件系統開発(南京)有限公司
    中華人民共和国南京市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    意盟軟件系統開発(上海)有限公司
    中華人民共和国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱グッドサイクルシステム(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ユニケソフトウェアリサーチ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱プレカル
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は237億円営業利益37億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.4%、利益が-17.8%。

売上高
-4.4%
237億円
営業利益
-17.8%
37億円
純利益
+4.2%
25億円
営業利益率
15.6%
前期比 -2.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高228億円237億円
営業利益33億円37億円
純利益22億円25億円
1株あたり配当¥23¥23

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は104億円、営業利益は9億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−14.0%、営業利益は−57.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q49918.45
2023年2Q4924.13
2023年3Q54713.06
2023年4Q526
2024年1Q56712.56
2024年2Q5459.34
2024年4Q1383323.914
2025年2Q1212117.416
2025年4Q1161613.89
2026年2Q10498.77

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は103億円から237億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は15.6%。純利益は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社ユニコンの株式取得により同社を連結子会社化
2013年3月1031811
コスモシステムズ株式会社の株式取得により同社を連結子会社化
2014年3月1142314
株式会社ブリック薬局設立
2015年3月1131710
2016年3月1322416
2017年3月1373221
2018年3月1403624
エムウィンソフト株式会社の株式取得により同社を連結子会社化
2019年3月1313220
チョキ株式会社設立
2020年3月1402214
2020年12月971511
コスモシステムズ株式会社を吸収合併
2021年12月1442618
東京証券取引所プライム市場に上場
2022年12月1692819
株式会社EM TOWN設立
2023年12月2042920
2024年12月248455218.124
株式会社プレカルを株式取得により連結子会社化
2025年12月237374315.625

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高237億円のうち、営業利益として残るのは37億円15.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の10.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金49.8%118億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.6%82億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.6%37億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.2pt
15.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.9pt
10.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
12.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが20億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は78億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月91−111017
2014年3月13−101230
2015年3月15401949
2016年3月216−132764
2017年3月216−112779
2018年3月233−202685
2019年3月18−9−20975
2020年3月23−3−72088
2020年12月4−1−11380
2021年12月17−5−71283
2022年12月25−6−131989
2023年12月16−2010−494
2024年12月582−3660119
2025年12月20−22−38−278

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は275億円。このうち返さなくてよい自己資本が204億円で、自己資本比率は73.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月161748745.6
2014年3月182929050.1
2015年3月1921108256.8
2016年3月2031228159.6
2017年3月2131417265.4
2018年3月2191615872.7
2019年3月2241665873.6
2020年3月2341775775.1
2020年12月2311775476.4
2021年12月2481886075.5
2022年12月2631956873.7
2023年12月2942068869.6
2024年12月31720611164.8
2025年12月2752047173.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
78億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
153億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
71億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中113位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中523位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
15.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.4%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥600で、1年前と比べて-17.4%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥600-1.0%1ヶ月+13.2%1年-17.4%時価総額423億円
過去52週の値幅
安値¥482高値¥847

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.6倍
PER (会社予想)18.9倍
PBR2.74倍
配当利回り3.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは14.73倍と同業界平均29.65倍を下回り、PBRも2.38倍と同業界平均3.44倍を下回る。ROEは12.0%と健全で、配当利回りも1.92%と業界平均1.25%を上回る。しかし配当性向121%と高く、利益を超える配当は持続困難。割安だが、配当の過剰さがリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.6倍47.9倍
PER (予想)18.9倍
PBR2.74倍2.96倍
ROE12.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23で、前期から+11.4%いまの株価に対する利回りは3.83%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥23
1株あたり
配当利回り
3.83%
いまの株価に対して
配当性向
121.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月827.5
2018年3月919.428.9
2019年3月102.736.7
2020年12月105.379.4
2020年3月100.054.2
2021年12月1110.038.5
2022年12月129.143.2
2023年12月1416.758.0
2024年12月35150.0124.7
2025年12月3911.4121.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ11,446人。区分でいちばん多いのは事業法人51.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.5%を占め、残る43.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人47.948.548.348.651.351.4
個人・その他23.923.323.223.722.826.2
外国法人18.717.619.419.216.516.8
金融機関8.39.18.58.08.85.1
自己株式4.74.55.25.12.01.8
証券会社1.21.50.50.40.60.5
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社コッコウ36.88
02株式会社メディパルホールディングス10.02
03ゴールドマン・サックス・インターナショナル(常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.17
04ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニー レギュラーアカウント(常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社)4.91
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.81
06國光 宏昌2.90
07エプソン販売株式会社2.78
08NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人香港上海銀行東京支店)2.03
09EMシステムズ従業員持株会1.31
10アルフレッサホールディングス株式会社0.85

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−75%、1株純資産は14期で−69%。直近期のROEは12.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月14095315.612.321.7
2014年3月1821,13917.212.621.5
2015年3月606299.615.331.8
2016年3月4734714.113.431.1
2017年3月3019816.215.027.5
2018年3月3322315.919.728.9
2019年3月2823512.223.936.7
2020年3月202488.245.754.2
2020年12月152496.063.379.4
2021年12月2626310.129.438.5
2022年12月272759.930.443.2
2023年12月282899.825.158.0
2024年12月3529711.822.6124.7
2025年12月3529412.022.4121.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額263百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
國光浩三取締役最高顧問80
大石憲司取締役会長67514,000
國光宏昌代表取締役 社長執行役員522,046,000
関めぐみ取締役上席執行役員 管理本部長5369,000
宮田武志取締役61
松原康博取締役(常勤監査等委員)7019,000
青田玄取締役(常勤監査等委員)64254,000
岡本しのぶ取締役(監査等委員)50
亀井美和子取締役(監査等委員)61
赤羽根秀宜取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5164233822645
取締役(社内)214342312
社外取締役414144

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,267字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、株式会社イーエムシステムズ(以下当社)及び連結子会社9社、非連結子会社2社、持分法非適用関連会社1社で構成されております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)調剤システム事業……………   薬局向けのシステムを開発販売し、付帯するサプライの供給や保守メンテナンスサービスを行っております。 ① 調剤システム……………   主要な製品は薬局向けシステムであり、自社開発のソフトウェアをパソコンに導入調整してお客様に納入します。当社及び連結子会社の株式会社グッドサイクルシステム及び連結子会社の株式会社ユニケソフトウェアリサーチが販売するほか、販売代理店経由で販売しております。連結子会社の株式会社EMテクノロジー研究所及び益盟軟件系統開発(南京)有限公司は、当社からの受託開発を行っております。 ② ネットワークシステム…   主要な製品はASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)による、インターネットを利用した調剤業務支援システムであり、グループ薬局間の情報共有と本部統括管理を実現するシステムや、グループ薬局以外の在庫情報等を共有することができるシステム等も提供しております。 (2)医科システム事業……………   クリニックを主とする医療機関向けに医療事務処理コンピュータシステムを開発販売し、付帯するサプライの供給や保守メンテナンスサービスを行っております。 ① 医科システム……………   主要な製品は電子カルテシステム等のクリニック向けシステムであり、パソコンに導入調整してお客様に納入します。当社及び連結子会社株式会社ポップ・クリエイションが販売するほか、販売代理店経由でも販売しております。連結子会社の株式会社EMテクノロジー研究所及び意盟軟件系統開発(上海)有限公司は、当社からの受託開発を行っております。 (3)介護/福祉システム事業……   主要な製品は、介護/福祉サービス事業者向けシステムと医療介護連携ソリューションであり、パソコンに導入調整してお客様に納入します。当社が販売するほか、販売代理店経由でも販売しております。連結子会社の株式会社EMテクノロジー研究所は、当社からの受託開発を行っております。 (4)その他の事業…………………   連結子会社の株式会社ブリック薬局は、薬局の経営を行っております。また、チョキ株式会社は、クリニック・薬局向けのキャッシュレス化の推進及び統計情報を活用した業務・経営支援を行っており、株式会社ユニケソフトウェアリサーチは、人材派遣業務を行っております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)※1 連結子会社 ※2 非連結子会社で持分法非適用会社 ※3 持分法非適用関連会社
経営方針・対処すべき課題1,646字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営理念及び会社方針 (経 営 理 念) 「感謝」 「感動」 「共感」 ・私達は、人と地球の健康に貢献し続けます。 ・私達は、お客様から信頼され、感動を提供し続けます。 ・私達は、明るく元気で、あたたかい会社づくりに挑戦し続けます。 ・私達は、適正な利益の確保、健全な経営を維持し続けます。 ・私達は、「ありがとう」を合言葉に、互いを認め、成長し続けます。 (会 社 方 針) 私達は、先進的なテクノロジーを活用し、国民の健康レベル向上に貢献する、 世の中に無くてはならない企業になります。 私達は、仕事を通じて幸せになれる企業を目指します。 (PURPOSE) デジタルで日本の医療・介護の現場を支える会社 <解説> 医療・介護従事者は人を救う。では、医療・介護従事者を救うのは誰だろう。日本のお医者さんは優秀です。看護師さんも優秀です。薬剤師さんも介護士さんも優秀です。その事実を、私たちは誇りに思っていい。けれど、その力や勤勉さや優しさは、もっと豊かな結果を出せるはず。もっと患者さんのためになれるはず。EMシステムズは、そう思うのです。世界に誇れる医療・介護従事者のみなさんの力、勤勉さ、優しさをつなぐことで、日本の医療・介護は、きっと進化します。私たちはEMシステムズ。デジタルで、この国の医療・介護の現場を支えてゆきます。 (2)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 少子高齢化社会において、医療・介護/福祉業界の改革が急務となっており、感染症対策や医療DX活用等、医療・介護/福祉従事者においては、より一層地域住民に対する重要な役割が期待されております。 政府は、医療DXの推進を行う方針を示しており、その中においては、マイナンバーカードを活用したオンライン資格確認システムや電子処方箋システムの導入が進められ、さらに医療情報のデジタル化が進み、ICTを活用することで、介護/福祉を含めた他職種での情報連携に対するニーズが引き続き高まることが予想されます。 また、診療報酬改定でも医療従事者に対する処遇改善や医療DXに対応した加算が整備される等、薬局において対物業務から対人業務へのシフトが進み、患者に寄り添うサービスが求められるとともにDXへの対応も求められています。 このような状況のもと、当社グループといたしましては、長期ビジョン実現に向けた基盤構築を目指し、2027年度を最終年度とする新中期経営計画を策定しました。本計画では、収益性及び資本効率の改善、調剤領域におけるウォレットシェア拡大、医科領域における市場シェア拡大、介護/福祉領域における黒字化の達成を掲げています。具体的には、収益性及び資本効率の改善として、2027年12月期のROEを17%に引き上げます。セグメント別では、調剤システム事業において、経営に関するオプション機能の拡充と価格の適正化などによる収益性の向上、医科システム事業において、クラウドの強みを活かした製品開発や代理店網の拡大を通じたシェア拡大、介護/福祉システム事業において、サービスラインナップの拡充と業務効率化による黒字化を目指します。 また、長期ビジョンとして掲げる「医療と介護の連携によるシナジー創出」の実現に向け、新中期経営計画を「強い土台作り」の期間と位置付け取り組んでいます。具体的には、収益性と資本効率の改善を最優先に、各事業セグメントの収益基盤をより強固なものにしていきます。同時に、40年以上にわたる医療DXのノウハウを活用した行政対応や、M&Aやアライアンスを積極的に検討し持続的な成長を実現する事業ポートフォリオ構築を目指してまいります。
事業等のリスク3,409字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 医療保険制度の改正について 超高齢社会に伴う医療制度改革が継続して実施されており、薬価差益の減少や、患者個人負担額の増加による来院患者数の減少等、制度改革の内容や規模によっては、クリニック・薬局の設備投資意欲の萎縮につながる可能性があり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループとしましては、医療機関の負担を削減することで、医療機関の経営に貢献してまいります。 ② 医療保険制度及び介護保険制度の改正に伴うプログラム変更について 医療保険制度及び介護保険制度の改正に伴い大幅な制度変更が実施され、変更するプログラムの範囲が広い場合、変更プログラム作成の複雑化による業務量の増加が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 また、提供した変更プログラムに修正が必要となった場合、修正の規模もしくは内容によって当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループとしましては、改正内容を早期に入手、対策することで、スムーズな対応に努めてまいります。 ③ 新製品の開発及びソフトウェアの減損に係るリスク 当社グループは他社との競争に勝ち抜くため、最新の情報技術を活用したクリニック・薬局向け及び介護/福祉サービス事業者向けシステムの開発に注力しております。しかし、開発の全てが順調に進みサービスを提供できるとは限らず、制作途中における修正や見直し等によりサービスの投入に遅れが生じたり、開発そのものが中止された結果、ソフトウェアの減損処理が必要となった場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 アプリケーションソフトウェアにつきましては、益盟軟件系統開発(南京)有限公司と意盟軟件系統開発(上海)有限公司で主たる開発を行っており、エンジニアの給料の高騰や中国の税制方針変更に伴い、費用が増大する可能性があります。また、不透明な国際情勢の影響を受ける可能性もあります。現行の保険請求システムが大幅に変更した場合や、当社グループが想定していない新技術の普及により事業環境が激変した場合、必ずしも対応できなくなる可能性があります。そのため、当社グループの提供するソフトウェア並びにサービスが陳腐化し、ソフトウェアの減損処理が必要となった場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 また、一部クラウドシステムの運用においては、サーバーの運用や通信環境の状況が不安定となった場合、接続しているお客様の業務に対し影響を与える可能性があり、影響の範囲が大きくなる場合があります。 これらの対策として、組織再編により開発子会社を新設分割し、開発力の強化を図っております。 さらに当社グループは、時代をリードする先進的医療システムの普及の促進にあたり、業務提携やM&Aの活用を実施しております。しかし、今後において当社グループが想定する事業展開又は業績への寄与が図れるか否かについては不透明であり、場合によっては、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、業務提携やM&Aを実施するか否かの検討に際しては、様々な情報の集約と、経験豊富な外部の会計事務所等を活用し、慎重に検討を行っております。 ④ 個人情報の保護について 当社の主たるシステムは、その性質上患者情報を扱うことになり、個人情報に関わることがあります。万が一個人情報が漏洩するような事実が発生した場合は社会的信用を失墜し、それに伴う不利益は甚大なものとなり、当社グループの経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 この対策として、データセンターにおいては、入退室管理並びに運用担当者を厳格に定め、サーバー類の運用ルールも厳格なマニュアルに規定して運用しており、運用状況が適正に行われるよう、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)及び個人情報保護マネジメントシステム(PMS)の第三者認証を受けております。また、ローカルシステムでお客様(クリニック・薬局)のデータを取り扱う際は暗号化処理を施すなど、個人情報保護のための対応を徹底しております。 ⑤ 優秀人材の確保・育成に関するリスク 当社グループの事業は人材に大きく依存しており、高い専門性を持った人材を獲得し、維持する必要がありますが、少子高齢化や事業にITを活用して競争力を強化するDXの提唱等により、全産業においてIT人材の獲得競争が激化しています。このような環境の下、当社グループでは、多様な人材が活躍できる風土、人事制度、オフィス環境の整備等を通じて優秀な人材の確保に努めるとともに、教育制度の充実等、人材の育成に注力しておりますが、人材の確保・育成が想定通りに進まなかった場合や人材が多数流出した場合には、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 新大阪ブリックビルの活用について 当社グループは2005年2月に大阪市淀川区に土地を取得、2008年3月に本社ビルとして新大阪ブリックビルを建設し、本社部門及び大阪の営業拠点が入居いたしました。また、クリニックモール内に各種医療施設、テナントオフィス部分にテナント企業が入居しております。 以下に掲げたものを含む様々な要因により新大阪ブリックビルの収支計画が想定していたものと異なる可能性があり、当社グループの経営成績、財政状態あるいはキャッシュ・フローに重大な影響を与える可能性があります。 現時点においては、入居率も一定水準確保しており、賃料収入におきましても、安定した収益を確保し、相場と合わせる形で賃料収入の増加を図っております。 ⅰ)賃料収入に係るリスク 新大阪ブリックビルの収支計画は一定の空室リスクを想定しておりますが、今後、想定以上に空室が発生した場合や、賃料について想定している水準を確保できなかった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⅱ)減損に係るリスク 今後の経済情勢の変化等により空室率の上昇や賃料水準の低下等が生じ、新大阪ブリックビルに対して減損処理が必要となった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⅲ)自然災害等に係るリスク 地震、火災、事故やテロ等により、新大阪ブリックビルが毀損、滅失又は劣化する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑦ アフターコロナによる影響について 感染症の影響が一時期ほどではなくなったものの、各市場には次のような影響が出てきております。薬局市場におきましては、処方の長期化やオンライン服薬指導、処方薬の配達が求められてきております。医科市場におきましては、オンライン診療の普及がみられるようになってきております。また、介護/福祉市場は、超高齢社会に伴う新規施設の増加による成長市場ではありますが、経営安定に向けてより一層の業務効率化が求められております。 このような環境の中、医療(クリニック・薬局)、介護/福祉業界のシステムを通じてサポートしていく当社グループとしましては、医療DXの推進に向け、関わる様々な方々の健康と安全、効率化を行い、安定したシステム供給とサービスを継続してご提供するため、以下の取組みを当社グループ全体で実施しております。 ⅰ)営業活動 デジタルマーケティングの推進 インサイドセールスの強化、ハイブリッド展示会の活用 ポータルサイトの運用及びコンテンツの強化 国が進める医療DXへの参画 ⅱ)サポート活動 インサイドセールス担当によるお客様支援 ポータルサイトによる取引先や顧客ロイヤリティの向上 ⅲ)勤務体制の整備 時差出勤・在宅勤務の活用 Web会議、テレワークができる環境の体制、セキュリティ対策の実施
経営成績の分析 (MD&A)6,332字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、資源価格の高止まりや国際情勢の緊張に加え、国内における政治情勢の変化がもたらす不確実性など、企業収益に影響を及ぼす要因について、引き続き注視を要する状況で推移いたしました。 当社グループの主要取引先である医療業界におきましては、「医療DX令和ビジョン2030」等に基づいた医療DXの社会実装が加速しております。効率化や適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性向上が喫緊の課題となる中、各種報酬改定により、医療・介護/福祉従事者の人材確保や処遇改善に向けた具体的な取り組みが本格化しており、経営基盤の強化を目的としたシステム投資の重要性が一段と高まっております。 当社グループにおきましては、質の高い医療の実現に向け、医療DXやイノベーション推進等の取り組みを継続してまいりました。具体的には、「医療DX令和ビジョン2030」によるオンライン資格確認システム運用対象範囲の拡大や医療扶助への対応、さらには電子処方箋の普及加速に合わせ、各システムの導入支援を強力に推進しました。この結果、当連結会計年度の導入設置件数は、当初の想定を上回りました。 また、当社グループの各セグメント事業におきましては、「中期経営計画FY2025〜FY2027」の達成に向け、インサイドセールスを強化した営業活動やWebサイトリニューアル、MAツール活用、デジタルコンテンツ強化等のマーケティングミックスの改善を図り、潜在案件の効率的な獲得に注力しました。さらにカンパニー制の導入による組織再編を実施し、各セグメントにおける意思決定の迅速化と、顧客ニーズに即応した最適なサービスの提供体制を構築しました。加えて、コールセンターへのAIツール導入や、オンラインを活用した効率的なシステム操作講習の実施、社内業務へのAI活用を推進し、サービス品質の向上と業務効率化による収益構造の強化を図っております。当連結会計年度においては、オンライン資格確認システムの医療扶助への対応とWindows10サポート終了によるハードウェアリプレイスが堅調に進捗しました。一方で、前連結会計年度に活発であった電子処方箋の集中需要が一巡した影響により、売上高及び営業利益は減少しました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、当連結会計年度において非上場株式の減損処理が発生したものの、前連結会計年度に医科システム事業と介護/福祉システム事業において計上した減損損失の反動により、増益を確保しました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高23,658百万円(前期比4.7%減)、営業利益3,676百万円(同17.6%減)、経常利益4,313百万円(同16.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,452百万円(同1.1%増)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 (調剤システム事業) 調剤システム事業につきましては、オンライン資格確認システムの運用範囲拡大に伴うオプション導入や、Windows10サポート終了を背景としたハードリプレイスが着実に進捗しました。一方で、前連結会計年度に発生した電子処方箋の導入需要が一巡した影響により、売上高及び営業利益は減少しました。 この結果、当連結会計年度の調剤システム事業は、売上高19,236百万円(前期比7.1%減)、営業利益3,967百万円(同24.5%減)となりました。 (医科システム事業) 医科システム事業につきましては、カンパニー制導入に伴う組織体制の再構築やデジタルマーケティングを活用した多角的なアプローチにより、潜在案件の獲得を強化しました。これに加え、電子処方箋の導入加速やWindows10サポート終了に伴うハードリプレイス需要を順調に獲得した結果、売上高、営業利益ともに増加しました。 この結果、当連結会計年度の医科システム事業は、売上高2,879百万円(前期比12.3%増)、営業利益32百万円(同営業損失423百万円)となりました。 (介護/福祉システム事業) 介護/福祉システム事業につきましては、2025年の介護報酬改定及び介護DXの進展を見据え、「MAPs for NURSING CARE」へのリプレイスを戦略的に前倒しで推進しました。このリプレイスに伴い一部ライセンス数及び保守売上高が一時的に減少したものの、前連結会計年度に実施した減損損失に伴う減価償却費の低減や、徹底したコスト削減の効果により、営業損失は前連結会計年度比で改善しました。なお、本システム移行は、将来の安定的なストック収益基盤の構築と、さらなるDX関連サービスの提供を見据えた先行的な取り組みであり、「MAPs for NURSING CARE」による課金売上高は着実に増加しております。 この結果、当連結会計年度の介護/福祉システム事業は、売上高566百万円(前期比0.6%減)、営業損失378百万円(同営業損失450百万円)となりました。 (その他の事業) その他の事業につきましては、チョキ株式会社の業績が伸長した一方で、前連結会計年度に益盟軟件系統開発(南京)有限公司の個別新機能開発及び法改正に伴う有償対応が一巡したことにより、売上高及び営業利益は減少しました。 この結果、当連結会計年度のその他の事業は、売上高1,119百万円(前期比4.7%減)、営業利益28百万円(同52.1%減)となりました。 (上記セグメント別の売上高及び営業利益(損失)は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。) ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,036百万円減少し、7,847百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は2,008百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が3,624百万円、減価償却費を1,086百万円計上したものの、法人税等の支払額が2,407百万円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は2,222百万円となりました。これは主に、投資不動産の賃貸による収入が1,048百万円あったものの、本社改装及びサーバー入替に係る有形固定資産の取得による支出が935百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が995百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は3,840百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が835百万円、配当金の支払額が2,971百万円あったこと等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 該当事項はありません。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 調剤システム事業(百万円)   4,877   91.7 医科システム事業(百万円)   681   116.4 介護/福祉システム事業(百万円)   48   403.7 その他の事業(百万円)   473   114.8 合計(百万円)   6,079   96.1 c.受注状況 該当事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 調剤システム事業(百万円)   19,236   92.9 医科システム事業(百万円)   2,879   112.3 介護/福祉システム事業(百万円)   566   99.4 その他の事業(百万円)   1,119   95.3 報告セグメント計(百万円)   23,801   95.2 調整額(百万円)       △142   83.4 合計(百万円)   23,658   95.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりであります。 a.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は23,658百万円(前期比4.7%減)となりました。これは主にオンライン資格確認システムの医療扶助への対応とWindows10サポート終了によるハードウェアリプレイスが堅調に進捗しました。一方で、前連結会計年度に活発であった電子処方箋の集中需要が一巡した影響により、売上高は減少しました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は11,879百万円(前期比12.4%減)となりました。これは主に売上の一部がハードウエアリプレイスとなった影響により、仕入額の増加によるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は3,676百万円(前期比17.6%減)となりました。これは主に電子処方箋の集中需要が一巡りした影響によるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は1,106百万円となりました。これは主に本社ビルのテナント事業が引き続き堅調であったことによるものであります。また営業外費用は470百万円となりました。これは主にテナント事業に係る減価償却及び維持費によるものであります。 この結果、経常利益は4,313百万円(前期比16.8%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別損失は689百万円となりました。これは主に医科システム事業及び介護/福祉システム事業の減損損失の計上や投資有価証券評価損の計上によるものであります。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,452百万円(前期比1.1%増)となりました。 b.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は12,948百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,401百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が4,036百万円、受取手形及び売掛金が1,086百万円、商品及び製品が417百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定資産は14,558百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,238百万円増加いたしました。これは主に、のれんが797百万円、投資不動産が200百万円それぞれ増加したことによるものであります。 この結果、総資産は27,506百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,163百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は5,769百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,302百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が194百万円、1年内返済予定の長期借入金が256百万円、未払金が855百万円、未払法人税等が1,455百万円、未払消費税等が437百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定負債は1,304百万円となり、前連結会計年度末に比べ673百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が564百万円、長期未払金が193百万円それぞれ減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は7,074百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,976百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は20,432百万円となり、前連結会計年度末に比べ187百万円減少いたしました。これは主に、利益剰余金が522百万円減少したものの、その他有価証券評価差額金が237百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は73.9%(前連結会計年度末は64.8%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.資本の財源及び資金の流動性についての分析 (資金需要) 当社グループの運転資金需要のうち、主なものは当社グループが保有する販売用ソフトウェアの維持に係る人件費及び外注加工費等、販売活動やお客様のサポートに係る人件費をはじめとする販売費及び一般管理費、並びに商品仕入等であります。 (資金調達と流動性マネジメント) 当社グループの運転資金につきましては、主に、内部資金及び金融機関からの借入により調達しております。 b.キャッシュ・フロー状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 c.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d.経営方針・経営戦略等 当社グループが定めている経営方針・経営戦略等につきましては、以下のとおりであります。 当連結会計年度において、当社グループは、積極的な変革に挑みつつ、安定した経営を実現していくために高収益企業を目指しており、ROE(株主資本当期純利益率)を重要な経営指標と考えております。なお、2026年2月13日に公表しております決算短信における「2026年12月期の連結業績予想」の営業利益は2025年12月期の営業利益実績より360百万円減の3,316百万円を予想しております。また、ROEにつきましては、毎月開催しております取締役会において評価を行っており、順調に推移していることを確認しております。 2024年11月14日公表の新中期経営計画につきましては、変更が必要となれば開示する予定であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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