本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

フリービット

FreeBit Co., Ltd.3843 · Prime · 情報・通信業

インターネットコア技術を強みに、法人向け5Gインフラ支援、個人向けモバイル・ブロードバンド、法人・クリエイター向けDX支援を展開。

概要

フリービットは、2000年に設立された情報・通信業の企業である。MVNO向け事業支援(MVNE)や個人向けモバイル通信サービス、集合住宅向けインターネット接続、インターネットマーケティングなどを3つのセグメントで展開する。2025年4月期の連結売上高は551億円、営業利益は59億円、従業員数は873人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

3セグメントで構成する事業ポートフォリオ

フリービットの報告セグメントは「5Gインフラ支援事業」「5G生活様式支援事業」「企業・クリエイター5G DX支援事業」の3つである。5Gインフラ支援事業はISPやMVNO向けの事業支援サービス、法人向けクラウドサービスを提供する。5G生活様式支援事業は個人向けモバイル通信やインターネット接続、集合住宅向けISP、不動産関連サービス、Web3プラットフォームを含む。企業・クリエイター5G DX支援事業はインターネットマーケティング、アドテクノロジー、クリエイター向け支援プラットフォームを手掛ける。2025年4月期のセグメント別売上高は、5G生活様式支援事業が263億円と最大で、全体の約48%を占める。

集合住宅向けISPで成長する生活様式支援事業

5G生活様式支援事業の中心は、連結子会社のギガプライズが提供する集合住宅向けインターネット接続サービス「5G Homestyle」である。2025年4月期末のサービス提供戸数は1,342,366戸に達し、前年から132,844戸増加した。新築・既存物件ともに拡大しており、入居率向上を目的とした高速ブロードバンドの標準化が追い風となっている。同事業はセグメント売上高263億円、セグメント利益35億円を計上し、グループ最大の収益源となっている。また、個人向けスマートフォンサービス「トーンモバイル」も同事業に含まれ、IoT分野への展開を進めている。

法人通信インフラを支えるMVNEサービス

5Gインフラ支援事業では、MVNO(仮想移動体通信事業者)向けにネットワーク接続や課金、顧客管理などのプラットフォームを提供するMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)サービスが主力である。同社は「freebit MVNO Pack」という導入支援パッケージを提供し、多数のMVNO事業者を支えている。2025年4月期の同事業売上高は106億円、セグメント利益は14億円。固定回線網ではネットワーク原価の上昇に直面しているものの、IoTやインバウンド向けモバイル需要の拡大を見込み、事業を継続している。

グループ子会社を束ねるDX支援事業

企業・クリエイター5G DX支援事業は、連結子会社のフルスピード及びそのグループ企業が担う。主なサービスはインターネットマーケティング、アドテクノロジー、クリエイター向けプラットフォーム「StandAlone」である。アフィリエイト事業の海外需要が堅調に推移する一方、「StandAlone」やEC事業への先行投資が利益を圧迫し、2025年4月期のセグメント利益は9.5億円(前期比14%減)となった。同事業は売上高207億円を計上するが、収益性は他のセグメントに劣る。

業界の中での役割はインターネットサービスプロバイダ・テクノロジー企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
551億円
営業利益
59億円
営業利益率
10.7%
純利益
27億円
2025/4 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/4
事業売上構成比利益利益率
5G生活様式 支援事業262億円47.5%35億円13.4%
企業・クリエイター5G DX 支援事業204億円37.0%10億円4.9%
5Gインフラ 支援事業86億円15.6%14億円16.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

015Gインフラ支援事業(法人向け)主力

ISPやMVNO向けに事業支援サービスを提供。MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)サービスや法人向けクラウドサービス等、通信事業者・サービス事業者のネットワーク構築・運用を支援。

主な製品・サービス3
ISP向け事業支援サービス
インターネットサービスプロバイダ向けのシステム・運用支援。
MVNO向け事業支援(MVNE)サービス
仮想移動体通信事業者に対し、通信網接続・課金・顧客管理等のプラットフォームを提供。
法人向けクラウドサービス
企業向けのクラウド基盤・アプリケーションサービス。

025G生活様式支援事業(個人・住関連向け)主力

個人向けモバイル通信やインターネット接続サービス、集合住宅向けインターネット接続サービスを提供。また、不動産関連サービスやWeb3関連プラットフォームも展開。

主な製品・サービス5
個人向けモバイル通信関連サービス
個人顧客向けの携帯電話回線・データ通信サービス。
個人向けインターネット接続関連サービス
個人宅向けのブロードバンドインターネット接続サービス。
集合住宅向けインターネット接続関連サービス
マンション・アパート等の入居者向けインターネット接続環境の提供。
不動産関連サービス
不動産情報プラットフォーム等のサービス。
Web3関連プラットフォーム
ブロックチェーン等を活用した次世代インターネットサービス。

03企業・クリエイター5G DX支援事業(法人・クリエイター向け)準主力

企業やクリエイター向けにインターネットマーケティング、アドテクノロジーサービス、クリエイター向け支援プラットフォームを提供。デジタルトランスフォーメーションを支援。

主な製品・サービス3
インターネットマーケティング関連サービス
Web広告運用・SEO対策等のデジタルマーケティング支援。
アドテクノロジー関連サービス
広告配信最適化のための技術・プラットフォーム提供。
クリエイター向け支援プラットフォーム
動画制作・配信等を行うクリエイター向けの支援サービス。

製品と技術

MVNO事業者向けプラットフォーム「freebit MVNO Pack」

「freebit MVNO Pack」は、フリービットがMVNO事業者向けに提供する導入支援パッケージである。仮想移動体通信事業者が必要とする通信網接続、課金システム、顧客管理などを一元的に提供するMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)サービスの中核製品。2013年に「YourNet MVNO Pack」として提供開始され、現在も多くのMVNO事業者に利用されている。同社の5Gインフラ支援事業の主力製品であり、通信技術のノウハウを結集したプラットフォームである。

家族の見守り機能を備えた「トーンモバイル」

「トーンモバイル」は、フリービットグループが提供する個人向けスマートフォンキャリアサービスである。当初は「freebit mobile」としてスタートし、2015年にトーンモバイル株式会社に事業承継された。特徴は、子どものスマホ利用を管理する「フィルタリング」や家族の位置情報共有など、安心・安全を重視した機能である。2025年現在も5G生活様式支援事業の一環として提供され、IoT分野への展開も進めている。

集合住宅向けISPサービス「5G Homestyle」

「5G Homestyle」は、連結子会社ギガプライズが提供する集合住宅向けの高速インターネット接続サービスである。マンションやアパートの入居者向けに光回線やWi-Fi環境を提供し、建物の資産価値向上と入居率改善を支援する。2025年4月期末の提供戸数は134万戸を超え、新築・既存物件ともに拡大中。同サービスは5G生活様式支援事業の最大の収益源であり、防犯カメラなどのセキュリティサービスにも範囲を広げている。

クリエイター向けプラットフォーム「StandAlone」

「StandAlone」は、フリービットの企業・クリエイター5G DX支援事業が提供するクリエイター向けプラットフォームである。大手プラットフォーマーを介さずに、クリエイターが自ら情報発信し収益化できる環境を提供する。5G/Web3時代のファンコミュニティ形成とクリエイターエコノミーの拡大を目的としており、提供件数は伸長している。同事業の先行投資の一環として位置づけられ、収益化にはまだ時間を要するが、新たな成長分野と期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

IoT通信で独自地位、安定収益

同社はMVNOやIoT通信プラットフォームを中核とする情報通信企業で、売上高は500億円超と比較的規模が大きい。2024年4月期の営業利益率は11.13%、2025年4月期は10.71%と安定した収益を維持している。同業のソラコムはIoTプラットフォームで急成長するが、同社は法人向けモバイル通信と固定通信の組み合わせで幅広い顧客基盤を持つ。VRain SolutionやLisBなどと比べ、事業規模と安定性で優位。

強み

  • 売上高550億円超で営業利益率10%前後、キャッシュフローも安定。
  • 多数のMVNOブランドを展開し、コスト競争力と柔軟なサービス提供が可能。
  • 法人向け通信サービスとIoTソリューションで多様な業種に販路を持つ。
  • 連結子会社を通じたサービス拡充により、クロスセルが可能。

課題

  • 売上高成長率が5%未満と低く、市場拡大に比べ伸び悩み。
  • MVNO事業は大手キャリアの回線に依存し、価格交渉力に限界。
  • ソラコムなど専門プレイヤーの台頭により、差別化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がフリービット

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13150グリムス573億円11.4倍
21663K&Oエナジーグループ562億円14.4倍
36820アイコム541億円19.6倍
49416ビジョン534億円20.0倍
54390IPS519億円12.6倍
63843フリービット405億円11.5倍
79535広島ガス292億円13.9倍
83834朝日ネット196億円12.4倍
99424日本通信195億円25.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

インターネットビジネス支援会社として創業した2000年

2000年5月、東京都渋谷区にインターネットビジネス支援を目的とする株式会社フリービット・ドットコムが設立された。ブロードバンド事業を開始し、2002年12月にフリービット株式会社へ商号変更。創業時からインターネット関連の技術開発と大規模システム運用をコアとしていた。設立から約7年後の2007年3月、東京証券取引所マザーズに上場した。

DTI買収でBtoC市場に参入した2007~2009年

上場直後の2007年8月、フリービットは株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)を公開買付けにより連結子会社化した。これにより個人向け(BtoC)サービスに進出。2008年4月には唐津にコールセンター「SiLK Hotlines」を稼働させ、顧客サポート体制を整えた。2009年3月にはメディアエクスチェンジ株式会社を買収しクラウド事業を本格化するとともに、その子会社であるギガプライズを傘下に収め、集合住宅向けISP事業の基盤を築いた。

MVNO開始とモバイル事業への本格参入(2011~2013年)

2011年3月、フリービットはMVNOサービス「YourNet MOBILE」の提供を開始した。2013年9月にはMVNO導入支援パッケージ「YourNet MVNO Pack」をリリースし、単なる通信事業者からMVNE(支援事業者)としての地位を確立。同年11月、DTIがBtoC向けスマートフォンキャリアサービス「freebit mobile」を開始。2015年にはトーンモバイル株式会社に事業を承継し、のちに親しみやすいサービス「トーンモバイル」として展開されることとなる。

M&Aによる多角化と上場市場変更(2010~2016年)

2010年8月、フリービットは株式会社フルスピードを公開買付けにより連結子会社化し、アドテクノロジー事業に参入。2015年にはカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との資本業務提携、フリービットインベストメントの設立など事業領域を拡大。2016年7月には東京証券取引所市場第一部に市場変更した。同年9月には薬局向けソリューションのEPARKヘルスケア(後のくすりの窓口)を子会社化するが、2020年に売却。多角化と選択と集中を繰り返した時期である。

ソフトバンク提携とギガプライズ完全子会社化(2025年)

2025年1月、フリービットはソフトバンク株式会社と資本業務提携契約を締結した。ソフトバンクへの第三者割当による自己株式処分を実施し、資本関係を構築。同時に、集合住宅向けISPの中核子会社であるギガプライズの全株式を公開買付けとスクイーズアウトにより取得し、完全子会社化した。これにより、Web3/AIの社会実装やモバイル事業充実、住宅市場での競争力拡大を目指す。2022年4月には東証プライム市場に移行済みである。

年表33件を開く

2000年代

  • 2000年5月創業東京都渋谷区にインターネットビジネス支援を事業目的とした株式会社フリービット・ドットコムを設立。ブロードバンド事業を開始
  • 2002年12月フリービット株式会社に商号を変更
  • 2007年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2007年8月M&A株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(以下、「DTI」)を公開買付けにより連結子会社化し、BtoC向けサービスを開始
  • 2008年4月コールセンター事業を行う唐津「SiLK Hotlines(現フリービットスマートワークス株式会社)」が正式稼働開始
  • 2009年3月M&Aメディアエクスチェンジ株式会社(後にDTIが吸収合併)を公開買付けにより連結子会社とし、クラウド事業を本格化。また、同時にその連結子会社で、マンションISPサービスを提供する株式会社ギガプライズも連結子会社化

2010年代

  • 2010年8月M&A株式会社フルスピードを公開買付けにより連結子会社化し、アドテクノロジー事業を本格化。同時にその連結子会社である株式会社フォーイット及び株式会社ベッコアメ・インターネット等も連結子会社化
  • 2011年3月MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)サービス「YourNet MOBILE」の提供を開始し、モバイル事業を本格化
  • 2013年9月MVNO導入支援パッケージ「YourNet MVNO Pack(現freebit MVNO Pack)」の提供を開始し、モバイル事業を拡大
  • 2013年11月DTIが、BtoC向けスマートフォンキャリアサービス「freebit mobile」の提供開始
  • 2013年11月創業東京都渋谷区にコールセンターの受託業務等を事業目的としたフリービットスマートワークス株式会社を設立
  • 2015年1月創業DTIが、フリービットモバイル株式会社を設立
  • 2015年2月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、「CCC」)及びそのグループ会社と資本・業務提携契約を締結
  • 2015年3月商号変更フリービットモバイル株式会社がトーンモバイル株式会社(現CCC、以下、「トーンモバイル」)に商号変更を行うとともにDTIよりスマートフォンキャリアサービスである「freebit mobile」を承継
  • 2015年3月トーンモバイルがCCCを引受先とする第三者割当増資を実施したことに伴い、同社が持分法適用会社に異動
  • 2015年4月創業事業投資等を目的としたフリービットインベストメント株式会社を設立
  • 2015年12月株式会社フルスピードが、SEM広告運用を目的とする株式会社シンクスを株式会社アイレップとの合弁により設立し持分法適用会社化
  • 2016年7月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2016年9月M&A薬局向けソリューションサービスを提供する株式会社EPARKヘルスケア(現株式会社くすりの窓口)を連結子会社化
  • 2017年2月株式会社EPARKヘルスケアが、株式会社フリービットEPARKヘルスケアに商号を変更
  • 2017年5月創業株式会社フルスピードが、株式会社カームボールド(現株式会社クライド)を設立
  • 2017年10月創業株式会社ギガプライズが、集合住宅向けISP事業の拡大に向けて株式会社ギガテックを設立
  • 2018年6月M&A株式会社ギガプライズが、集合住宅向けISP事業の拡大に向けて株式会社ソフト・ボランチを連結子会社化
  • 2018年9月M&A総合語学教育サービスを提供する株式会社アルクを連結子会社化
  • 2019年7月アルプスアルパイン株式会社との業務提携契約を締結
  • 2019年12月DTIがトーンモバイルより全事業を承継

2020年代

  • 2020年10月株式会社フリービットEPARKヘルスケア(現株式会社くすりの窓口)の全株式を売却し、連結範囲から除外
  • 2020年11月株式会社アルクの全株式を売却し、連結範囲から除外
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年11月M&A株式会社フルスピードを公開買付け及び株式併合により完全子会社化
  • 2023年3月アルプスアルパイン株式会社との資本業務提携契約を締結
  • 2025年1月ソフトバンク株式会社との資本業務提携契約を締結
  • 2025年4月株式会社ギガプライズの全ての議決権を公開買付け及び株式売渡請求により取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/4期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年4月期まで630億円~700億円
  • 営業利益2027年4月期まで80億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    信頼を基盤としたweb3社会実装

    Web2.0とweb3をハイブリッドで運用し、独自のレイヤ1ブロックチェーン技術と通信ノウハウを組み合わせてあらゆるモノを「Trust化」。不透明な情報社会において信用を追求し、社会課題の解決を目指す。

  2. 02

    ソフトバンクとの連携強化

    ソフトバンクとの資本業務提携を通じて、web3/AIの社会実装推進、モバイル事業充実、IoT・無人デバイス拡大、住宅市場での競争力拡大を加速する。

  3. 03

    ギガプライズ完全子会社化で集合住宅向け拡大

    集合住宅向けインターネットサービスで成長を図るため、ギガプライズの全株式を取得し経営資源を投入。競争優位性向上のための抜本的施策を講じる。

  4. 04

    通信生まれのweb3実装企業へカテゴリーチェンジ

    通信サービスに留まらず、独自技術を活用したweb3実装企業へと変革。中期経営計画の達成と事業領域拡大を全社で推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で873人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、9期前と比べて+18.1%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は8.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年4月678
2017年4月880
2018年4月989
2019年4月57738.04.91,266
2020年4月57238.45.51,291
2021年4月59738.76.1915
2022年4月61839.66.4938
2023年4月63340.26.7913
2024年4月62041.07.6884667
2025年4月68141.68.1873676

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年4月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.1%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)68.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
プライズコート戸田公園(埼玉県戸田市)他4箇所978百万円
5G生活様式支援事業
データセンター — 東京都品川区他655百万円
同上
LIVINGTOWNみなとみらい — 神奈川県横浜市555百万円
5G生活様式支援事業
本社 — 東京都渋谷区425百万円
5Gインフラ 支援事業 5G生活様式 支援事業 企業・クリエイター5G DX支援事業
本社 — 東京都渋谷区280百万円
5G生活様式支援事業
研修施設 — 長野県北佐久郡軽井沢町223百万円
同上
本社(東京都渋谷区)他3箇所195百万円
5G生活様式支援事業
本社 — 東京都渋谷区107百万円
企業・クリエイター5G DX支援事業
ほか5件の開示あり
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【電子可】ネットワーク接続サービス(4-4)
    警察庁 · 2020-10-07
    3,570万円
  • 調達
    VPN接続サービス 1式
    警察庁 · 2019-03-08
    1,065万円
  • 調達
    サイバー攻撃分析センター用装置ネットワーク接続サービス
    警察庁 · 2017-12-22
    244万円
  • 調達
    インターネット接続サービス(4-9)
    警察庁 · 2018-06-29
    174万円
  • 調達
    【電子可】ネットワーク接続サービス(4-3)
    警察庁 · 2022-02-15
    81万円
  • 調達
    【電子可】インターネット回線接続サービス(4-5)
    警察庁 · 2018-02-21
    76万円
  • 調達
    【電子可】インターネット接続サービス(4-7)
    警察庁 · 2018-02-22
    76万円
  • 調達
    ネットワーク接続サービス(4-3)
    警察庁 · 2024-01-30
    75万円
  • 調達
    【電子可】ネットワーク接続サービス(4ー3)
    警察庁 · 2026-02-27
    75万円
  • 調達
    【電子可】ネットワーク接続サービス(4-3)
    警察庁 · 2020-10-02
    57万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年4月期の売上高は551億円営業利益59億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.0%、利益が+0.0%。

売上高
+4.0%
551億円
営業利益
+0.0%
59億円
純利益
-25.0%
27億円
営業利益率
10.7%
前期比 -0.4%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は308億円、営業利益は35億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+15.8%、営業利益は+16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q115119.65
2023年3Q1161210.39
2023年4Q1261
2024年1Q1401712.19
2024年2Q1311410.711
2024年3Q1291612.49
2024年4Q130129.27
2025年2Q2663011.318
2025年4Q2852910.29
2026年2Q3083511.423

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年4月期からの14期で、売上は210億円から551億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は10.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年4月21092
東京都渋谷区にコールセンターの受託業務等を事業目的としたフリービットスマートワークス株式会社を設立
2013年4月2075−2
2014年4月207122
DTIが、フリービットモバイル株式会社を設立
2015年4月2151010
薬局向けソリューションサービスを提供する株式会社EPARKヘルスケア(現株式会社くすりの窓口)を連結子会社化
2016年4月284136
株式会社フルスピードが、株式会社カームボールド(現株式会社クライド)を設立
2017年4月3528−2
株式会社ギガプライズが、集合住宅向けISP事業の拡大に向けて株式会社ソフト・ボランチを連結子会社化
2018年4月38714−6
2019年4月504263
2020年4月55325−6
2021年4月5203716
株式会社フルスピードを公開買付け及び株式併合により完全子会社化
2022年4月431298
2023年4月4683718
2024年4月530595811.136
2025年4月551595210.727

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年4月期

売上高551億円のうち、営業利益として残るのは59億円10.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.5%394億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.8%98億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.7%59億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.3pt
10.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+17.3pt
30.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
20.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年4月期は営業CFが46億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは39億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は207億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年4月20−2−101848
2013年4月17−8−10947
2014年4月17−2−151547
2015年4月22−561770
2016年4月18−5−31379
2017年4月38−23815102
2018年4月10−2145−11137
2019年4月32−3723−5155
2020年4月15−196−4157
2021年4月71−27−2644176
2022年4月235−2728177
2023年4月33−6−2127183
2024年4月42−11−2731187
2025年4月46−7−1939207

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年4月期の総資産は406億円。このうち返さなくてよい自己資本が85億円で、自己資本比率は16.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年4月1876811934.2
2013年4月1796211733.2
2014年4月1676510236.1
2015年4月1931078650.9
2016年4月21911210745.5
2017年4月25611314337.7
2018年4月30810720128.8
2019年4月39211327923.0
2020年4月42510831719.0
2021年4月34812122725.0
2022年4月35111024119.6
2023年4月35911024922.9
2024年4月38215223030.5
2025年4月4068532016.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年4月期の内訳
現金及び預金
207億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
34億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
320億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率11 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中61位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中589位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
30.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
16.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,730で、1年前と比べて+11.5%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥1,730-2.1%1ヶ月+12.9%1年+11.5%時価総額405億円
過去52週の値幅
安値¥1,317高値¥1,820

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PBR4.24倍
配当利回り1.73%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1593円で、25日線(1571.6円)を+1.4%上回り、75日線(1483.67円)も+7.4%上回る。1カ月で+1.98%と小幅高、1年では+0.79%とほぼ横ばい。52週高値1763円からは-9.6%の水準、52週安値1317円からは+21%の位置。出来高は概ね安定しており、方向感は乏しいが、75日線を維持できている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER 10.6 倍は業界平均 30.34 倍を大幅に下回り割安。PBR 3.9 倍は平均 3.5 倍をやや上回るが、ROE 30.4% の高収益性を考慮すれば妥当。配当利回り 1.88% は平均 3.38% を下回り、配当は伸び悩む。業績は増収増益で、割安だが配当魅力は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.5倍47.9倍
PBR4.24倍2.96倍
ROE30.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、主力の固定収益型事業の成長持続性と、IoTや金融など新規事業の育成が収益に寄与するかにある。強気派は、光回線加入者が安定的に増加し、解約率が低いため将来の収益が確実視でき、新規事業が成長すれば再評価の余地があるとみる。一方、弱気派は、市場の成熟化により顧客獲得競争が激化し、ARPU(1契約あたりの売上)が低下する可能性や、新規事業が計画通りに育たないリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • ストック型収益が強固

    解約率が低く、ARRが安定して積み上がる。

  • 収益性が高い

    営業利益率は10%超を維持し、効率的な運営ができている。

  • 成長分野への展開

    IoTや金融などで新規需要を開拓し、今後の収益源を拡大。

  • 営業利益59億円の安定感決算発表後影響

    2024/4期、2025/4期とも営業利益59億円。売上高は530億→551億円と増加し収益を下支え。

  • PER10.6倍と低バリュエーション継続影響

    PER10.6倍はROE30.4%と比較して割安。成長性を考慮すると見直し余地がある。

  • ROE30.4%の高収益体質通年影響

    ROE30.4%は自己資本を効率的に運用。内部留保による成長資金確保が可能。

  • 売上高3期連続増収通年影響

    売上高は468→530→551億円と増加。増収効果で純利益の下げ止まりが期待される。

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟化

    光回線の新規加入が頭打ちで、成長余地が限定的。

  • 競争激化で単価減

    格安プランの登場でARPUが低下する懸念。

  • 新規事業の不透明さ

    IoT等の収益化は未確立で、投資が先行する。

  • 純利益が36億→27億円に減益決算発表後影響

    2024/4期36億円→2025/4期27億円で-25%。営業利益が横ばいでも株主還元余力が低下。

  • 営業利益率が10.71%と悪化通年影響

    営業利益率は11.13%→10.71%に低下。売上原価や販管費の増加が利益を圧迫。

  • PBR3.9倍と割高不定影響

    PBR3.9倍はROE30.4%を反映するも、純利益減少が続けば株価調整要因。

  • 株価動意薄、需給細る継続影響

    1年間の株価上昇率は0.79%とほぼ横ばい。投資家関心が薄く売られやすい。

次の決算で確かめる点
契約者数
収益の基盤となる顧客数の増減を確認する。
解約率
失う収益の規模を測り、ストック収益の安定性を評価。
ARPU
価格競争の影響や付加価値販売の効果が反映される。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは1.73%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.73%
いまの株価に対して
配当性向
79.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年4月757.5
2018年4月70.017.1
2019年4月70.040.4
2020年4月70.019.4
2021年4月70.0
2022年4月87.158.3
2023年4月86.7105.1
2024年4月27237.567.8
2025年4月3011.179.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年4月期末の株主数は延べ5,443人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.0%を占め、残る53.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年4月%2021年4月%2022年4月%2023年4月%2024年4月%2025年4月%
個人・その他65.859.759.649.654.848.5
事業法人25.426.231.841.335.241.5
自己株式6.310.319.714.814.77.0
金融機関5.68.05.75.76.55.4
外国法人2.03.81.81.32.23.6
証券会社1.22.31.12.01.31.0
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01石田 宏樹15.55
02アルプスアルパイン(株)14.99
03(株)UH Partners 28.08
04ソフトバンク(株)6.83
05光通信(株)6.16
06日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口)4.63
07(株)UH Partners 32.93
08(株)オービックビジネスコンサルタント1.92
09村井 純1.23
10南角 光彦1.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-05
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    17.31%
    +0.54pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1217%、1株純資産は14期で−8%。直近期のROEは30.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年4月103223.249.646.5
2013年4月−9304378.9
2014年4月123093.9119.730.3
2015年4月5143712.922.419.5
2016年4月254495.631.450.3
2017年4月−743557.5
2018年4月−2640017.1
2019年4月134063.189.040.4
2020年4月−2836819.4
2021年4月7441518.912.2
2022年4月4236610.621.058.3
2023年4月9541323.716.2105.1
2024年4月17958235.98.167.8
2025年4月13629730.411.279.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/4期の役員報酬は総額315百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石田宏樹代表取締役社長543,648,629
清水高取締役副社長52141,930
友松功一取締役4715,704
和田育子取締役5521,043
米谷信彦取締役701,276
竹田靑滋取締役66126
土岐英秋取締役63
篠秀一常勤監査役7616,281
松岡彰洋常勤監査役661,396
山口勝之監査役5917,243
矢田堀浩明監査役668,030
柴田巧常務取締役453,494

役員報酬の内訳2025/4

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41264116642
社外取締役6676711
社外取締役3383813
社外監査役3292910
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/4期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容492字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「Being The NET Frontier!(Internetをひろげ、社会に貢献する)」という企業理念を掲げ、インターネットに関わるコアテクノロジーの開発、大規模システムの運用といった技術力の蓄積を強みとして、主に法人向け、個人向けにインターネット関連サービスを提供しています。 当連結会計年度における報告セグメントは下記のとおりです。 報告セグメント   事業の内容 5Gインフラ支援事業   ・ISP向け事業支援サービス ・MVNO向け事業支援(MVNE)サービス ・法人向けクラウドサービス 5G生活様式支援事業   ・個人向けモバイル通信関連サービス ・個人向けインターネット接続関連サービス ・集合住宅向けインターネット接続関連サービス ・不動産関連サービス ・web3関連プラットフォーム 企業・クリエイター5G DX支援事業   ・インターネットマーケティング関連サービス ・アドテクノロジー関連サービス ・クリエイター向け支援プラットフォーム [事業系統図] 当社グループにおける事業の概要系統図は、下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題7,146字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 事業の状況において使用する名称の正式名称及びその説明は、下記のとおりであります。 使用名称   正式名称   説 明 web3   web3   巨大プラットフォーマーを介さずに、ユーザー同士で直接データやコンテンツ等のやり取りができる分散型の次世代インターネットの概念 Web2.0   Web2.0   ユーザーがインターネット上で生成したコンテンツを、SNSなど中央集権型のプラットフォームを通じて共有・配信できるインターネットの形態 AI   Artificial Intelligence   計算機(コンピュータ)を用いて、人間の知的行動を研究または行わせる技術 IoT   Internet of Things   モノに通信機能を持たせてモノ同士が相互通信することにより、ヒトが介在することなく自動認識や自動制御などが行える仕組み DX   Digital Transformation   データとデジタル技術を活用して製品やサービス、ビジネスモデル等を変革すること 5G   5th Generation   第5世代移動通信システムの略称で、次世代通信規格の1つ クラウド   Cloud Computing   ソフトウエア等をネットワーク越しに利用者に提供する仕組みやそのデータが蓄積・運用されているデータセンターやサーバー群の総称 Trusted Web   Trusted Web   内閣官房デジタル市場競争本部が2021年3月に発表した「Trusted Webホワイトペーパー ver1.0」の中で提唱される「Webで流通される情報やデータの信頼性を保証する仕組み」に関する概念 特定のサービスに過度に依存せずに、データの検証及びそのデータのやり取りを検証できる領域を拡大し、Trust(信頼)を向上する仕組み MVNE   Mobile Virtual Network Enabler   MVNOの支援事業者 MVNO   Mobile Virtual Network Operator   仮想移動体通信事業者 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 「Being The NET Frontier!(Internetをひろげ、社会に貢献する)」という企業理念に基づき、インターネットに関わるコアテクノロジーの開発、大規模システムの運用といった技術力の蓄積を強みとして、主に法人向け、個人向けにインターネット関連サービスを提供しています。 (2)経営戦略等 2021年から2030年の10ヵ年計画を視野に入れた企業経営を推進しており、2027年4月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画『SiLK VISION 2027』を当連結会計年度よりスタートしています。中期経営計画『SiLK VISION 2027』では世界規模で直面している社会課題の解決に必要なものとして「信用の所在地」を追求することをテーマとしています。これは、我々を取り巻く環境が不透明な情報で溢れていることに対して、信用がおける状態を作っていくことが重要であるとの考えのもと、当社が有するweb3技術や特許技術等を活用していくことで、その実現に取り組むものです。そして、これまで培ってきた通信分野におけるノウハウと、当社が独自開発したレイヤ1ブロックチェーン技術を組み合わせ、Web2.0とweb3をハイブリッドで段階的・補完的に運用しながら様々なモノを「Trust化」していくことで社会課題の解決を目指しております。 こうした取り組みをさらに加速させるべく、2025年1月31日に「ソフトバンク株式会社との資本業務提携及び第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ」及び、「株式会社ギガプライズ株式(証券コード:3830)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(以下、「本公開買付け」)を公表いたしました。その後、2025年3月18日に本公開買付けが成立、2025年4月3日にはソフトバンク株式会社(以下、「ソフトバンク」)への第三者割当による自己株式の処分が完了しました。そして、本公開買付けの成立を受け、スクイーズアウト手続きとして2025年3月27日に株式売渡請求を実施し、これに基づき、2025年4月22日、株式会社ギガプライズ(以下、「ギガプライズ」)の普通株式の全て(但し、本公開買付けの公開買付者である株式会社LERZが所有する普通株式及びギガプライズが所有する自己株式を除く。)を取得いたしました。 当社グループは、ソフトバンクとの資本業務提携において、「web3/AIの社会実装のさらなる推進、加速化」「新たなサービスをさらに幅広い層に届けていくためのモバイル事業の充実」「IoTやUnmanned Device(無人デバイス)の拡大」そして「住宅市場での競争力拡大」といった事業戦略の実現を企図しております。 また、ギガプライズにつきましては、集合住宅向けインターネット接続関連サービスにおける今後のさらなる成長と当社グループ全体の企業価値の最大化を目指す上で、当社の経営資源をギガプライズに柔軟に投入し、その競争優位性向上のための抜本的施策を講じる必要があると考え、ギガプライズの議決権の全てを取得するにいたりました。 当社グループは、成長戦略の一環として上記のような取り組みを行うことで、通信サービスにとどまらない、「通信生まれのweb3実装企業」へとカテゴリーチェンジを行うとともに、中期経営計画『SiLK VISION 2027』の最終年度である2027年4月期の連結業績においては、売上高630億円~700億円、営業利益80億円を目標とし、当社グループ全体で総力をあげて事業領域の拡大と中期経営計画の達成を推し進めてまいります。 (3)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境におきましては、依然として不安定な国際情勢や資源価格の変動、物価上昇などが経済全体に影響を及ぼしており、先行き不透明な状況が続いています。一方で、生成AIをはじめとする先端技術への投資意欲の高まりや、業種・業態を問わず加速するDX化の進展を背景に、国内のIT市場環境は堅調な成長を続けております。また、5Gの普及とともに、インターネットサービスにおいては従来のWeb2.0(中央集権型)からweb3(非中央集権型)へという新しい概念が登場し、非中央集権的なインフラやサービスを活用した新たなビジネスの創出が国内外で活発化しています。 このような環境のもと、当社グループが事業を行う情報通信市場では、テレワークやクラウドの普及、リッチコンテンツやSNS利用の拡大により、固定回線網・モバイル回線網いずれのインターネットサービスも需要が引き続き増加しており、より高品質な回線網やサイバーセキュリティ対応など、信頼性の高いネットワーク及びシステムの安定的な運用の重要性が増していくと予想されます。また、集合住宅向けインターネットサービス市場においては、インターネット常設化やオートロック・防犯カメラ等のセキュリティ機器の標準化が進み、今後も通信回線を介した安心・安全な住まいへの需要は堅調に推移すると見込まれており、物件の快適性を重視した資産価値向上を図る動きが進んでいます。加えて、インターネットマーケティング市場においても、デジタル化やモバイル技術の進展により成長が継続しており、SNS広告やインフルエンサーマーケティングが市場を牽引しています。動画コンテンツとeコマースの統合が進み、顧客体験の最適化を重要視したアプローチ手法や新たなサービス分野の出現、事業参入者の増加など競争が激化しており、今後さらに差別化の必要性が増していくと考えられます。 そして、当社グループが目指すweb3の社会実装という新たな社会インフラの提供においては、web3の非中央集権型技術と「Trusted Web」構想をベースとしたユーザー主導での個人情報を含むデータ管理が可能なID基盤を構築し、この基盤と連携した非中央集権型のサービスを、スマートフォン端末をはじめとする様々な機器にも搭載していくことで、情報の信頼性と公平性の確保、向上を目指してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記のような経営環境の中、インターネットはあらゆる産業及び局面において、改めて重要なインフラであることが再認識されており、5Gのサービスの普及やweb3、AIといった技術の普及など、大きな構造の変化も進んでおります。MVNE・MVNOサービスについても個人・法人向けの一般的なデータ通信サービスに限らず多様な利用方法が増えてきました。これらの事業環境は通信事業者の収益獲得のための活動をさらに活発にさせると同時に通信事業者の競争の激化を促進しております。 こうした状況下において、当社は2025年4月期を初年度とする中期経営計画『SiLK VISION 2027』を始動させました。前中期経営計画である『SiLK VISION 2024』で先端技術のキャッチアップや成長領域への集中的な経営資源投下を行ってきた新規事業の分野において、より実践的な「社会実装」を目指してまいります。 (インターネット接続サービスにおける市場環境への対応) スマートフォンやタブレット端末などの高機能モバイル通信機器の普及によるモバイル通信環境における著しい利便性の向上により、インターネットへの接続がこれまでの固定回線によるものからモバイルデータ通信へと加速度的にシフトしております。また、5G StandAlone(LTEとの併用ではない5G単独の通信規格)方式の普及が始まっており、これまでの「超高速・大容量」に加えて「超低遅延」「多数同時接続」といった特徴を備えることにより、仮想的にネットワークを分割する「ネットワークスライシング」が実現し、多種類のネットワークの安定的な運用により、IoTをはじめとした様々な技術分野において急速な発展を促すことが見込まれております。しかしながら、5G StandAloneの提供のためには、ネットワーク設備側の更新の他、端末の対応も必要となっており、MNOキャリアとの技術的な調整や端末製造における投資が課題となっております。 当社グループでは、このような環境の変化を機敏に捉え、ユーザーのニーズを見据えた新たなサービスを開発し、いち早く提供を行うなど、必要と考えられる施策を推進しておりますが、今後も、5G、6Gといったモバイル通信網の技術革新や、衛星通信網を活用したネットワークサービスの普及などのインターネット接続サービスの市場環境に影響を受ける可能性があるため、これらの変化を見据えた事業開発を行うとともに、市場環境の変化にスピーディに対応するためにこれまでの実績や経験に裏付けされた安定したサービスの開発及び適切な戦略投資が重要であると認識しております。 (インターネットマーケティング事業におけるテクノロジーによる差別化) インターネットマーケティング市場は、景気の変動に比例して広告支出量が変化するため、市場の変化や景気の影響を受けやすい特徴があります。今後も景気の見通しが不透明な中、インターネットマーケティング事業を行う株式会社フルスピード(以下、「フルスピード」)は、この影響を受けにくい事業構造へ転換し、市場における国内外の経済動向や景気変動に大きく影響を受ける広告代理店事業中心の事業から、安定的に顧客に対してテクノロジーによる差別化を図った商品を提供するように努めてまいりました。しかしながら、事業参入者の増加に伴う競争の激化に加え、様々な規制の強化など、市場自体が過渡期にあるものと捉えています。そのため、今後も持続的な成長を遂げていくには新たな事業を展開する必要があり、ひいては将来の成長を見据えた先行投資が不可欠であると認識しています。当社は2022年11月に同社を完全子会社として以来、グループ全体のより一層の事業のDX化・データ連携の強化を促進し、同社のビジネスモデルの再設計、人材リソースの最適化、バックオフィス機能の効率的集約化等を図ってまいりました。これによりフルスピードグループ各社の役割が明確になり、特に人材リソースの最適化や人的交流面においてポジティブな効果が出始めておりますが、今後、これらの施策が当社グループ全体の利益に貢献するように推進していく必要があると認識しております。 (IoT/AI市場への対応) インターネットの普及により、通信分野では機器と機器がデータをやりとりするIoTが急激に拡大しています。また、生成AIの普及・拡大に見られるように、AI関連技術は急速に発達しており、通信とAI関連技術が連携することにより、日々新たなビジネス手法が生まれています。 当社グループでは、これらの新たな市場において重要な役割を担うべく、グループ内で保有する技術やデータを有機的に管理するように推進し、国内外を問わず多くのパートナー企業との連携を充実させるように努めております。今後、積極的に当社グループの技術・サービスを多くの顧客に提供すべく、新技術に関する営業力の強化、継続的な技術開発による最先端のサービスの提供及び当社グループの技術を保護するための知財関連の強化等を推進してまいります。 (モバイル端末を中心としたモバイル通信網サービスの対応) MVNE・MVNO事業は、無線通信インフラ(移動体回線網)を有する事業者(MNO)から借り受けてサービスを提供することになるため、MNOの通信料金値下げはサービス原価の低減になると同時に、他社のMVNE・MVNO事業との差別化が一層困難になっています。また、本格的な5Gサービスの開始に伴い、MVNE・MVNO事業者はインフラの提供のみならず、そのインフラ上で提供できる顧客体験が求められるようになってきています。 当社グループでは、長年のインターネット接続サービスの提供で培ってきたネットワーク技術やノウハウを活用し、また、グループ内の様々な付加価値サービスと組み合わせ、新しい仕組みやサービスを提供することにより差別化を図るとともに、安心・安全に利用できるモバイルサービスを提供することはもちろんのこと、継続的な技術開発に努めることにより、次世代のインターネットの在り方にあわせたソリューションの提供が必要であると認識しております。グループ内各社にてAIやweb3技術を活用した各種実証実験を行い、また、様々なサービスを提供しており、そこで得た顧客の意見をサービスに反映することで、サービス向上及び差別化の優れた循環を目指していきます。 (関係会社管理の徹底及び社内管理体制と従業員教育の強化) 当社グループでは、当社のみならず各連結子会社を通じて、インターネットインフラを中心として多岐にわたる事業を展開しており、各社にて新規人員の採用や教育を行っています。人員の交流も積極的に行っていますが、事業の拡大に伴い、さらにグループ全体の一体感を高め、管理の徹底及び従業員教育の向上が必要であると認識しています。 そのため、子会社の計数管理の徹底、統一的な監査の実施を通じて適切な子会社管理を行い、グループ内の内部通報制度の周知等を通じてコンプライアンス意識の向上に努めるとともに、企業理念や経営方針、統一的な教育プログラムをグループ各社で共有し浸透させることで、当社グループ社員の連帯意識の強化を図り、グループ会社間の枠に捉われない発展を促してまいります。 また、内部統制の観点でも、金融商品取引法等に基づく財務報告の信頼性を確保するために必要な内部統制の整備や構築等を行ってまいりましたが、さらにグループを通じて、内部統制強化のための連携・改善等を継続的に行っていく必要があると認識しております。そのため、各グループ会社の監査役、内部監査室の連携を促進し、また継続的な従業員教育を通して、コーポレートガバナンスの充実及び法令遵守の徹底にグループ全社をあげて取り組んでおります。 (就業環境の整備について) 新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、当社グループでは、デジタルアセットを最大限に活用した働き方を従業員一丸となって試行してきました。これにより、実行施策のノウハウとメリット・デメリットの分析が進んできたため、厳しい規制が緩和された後でも、社内会議やイベントのオンライン活用、在宅勤務の推進、AIやセンサーを駆使した従業員の健康管理等を継続して行っております。 これらの施策の実行は、当社グループで働くことの魅力を向上させるとともに、通信事業者として社会経済活動の支えとなるようなサービスの提供が可能であることを示しております。今後もネットワークを活用した新たな事業形態の創出や、安定的なサービス提供を行う健全な企業体力の維持、従業員及び関係者の健康と安全を守るための新しい働き方の推進等について継続的に取り組むことで、持続可能な開発目標を掲げる社会への貢献を積極的に進めていくことが必要であると考えております。
事業等のリスク6,891字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、事業上のリスクとして具体化する可能性は必ずしも高くないと見られる事項も含め、以下のとおりであります。当社グループは、投資家の投資判断上重要と考えられる事項については、投資家及び株主に対する情報開示の観点から積極的に開示しており、これらのリスクが発生する可能性を認識した上でその発生の予防及び対応に努力する方針ですが、リスク要因が網羅されているわけではありません。 また、以下の記載のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであり、現時点では想定できないリスクが発生する可能性もあります。本株式に対する投資判断は、これらの事項も十分踏まえた上で、慎重にご検討ください。 (1)市場環境リスク ① 景気変動について 当社グループの主要事業である通信・インターネット関連サービスは、比較的景気変動の影響を受けにくいビジネスモデルとなっております。一方で、当社グループ売上の大きなシェアを占めるギガプライズが展開する集合住宅向けISPサービスは、主に不動産業界向けにサービスを提供しており、当該業界は、国内の景気動向、金利動向、地価動向等の影響を大きく受けるため、不況による国内不動産市況の大幅な悪化が起きた場合、提供サービスの新規受注の減少等により、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。また、主にフルスピード、株式会社フォーイットがサービスを展開するインターネット広告業界も、国内景気の変動を大きく受ける傾向があり、急激に国内景気が悪化した場合、企業収益の大幅悪化に伴い広告需要が減退し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新について 当社グループが主たる事業を展開する通信・インターネット関連市場は技術革新の早い業界であり、日々新しい技術が生まれております。5G/web3/AIなどの最新技術は、これまでの既存の産業構造の形を変えてしまう可能性を持っており、当社グループもこれらの技術へ深くかかわるとともに、既存事業の着実な成長と利益創出を行うことで安定的な事業を運用し、同時にこれら最新技術の既存事業へのネガティブな影響も考慮しながら、これら最新技術を利用した今後のビジネスモデルの構築を推進しております。当社グループでは、インターネットインフラを中心に、これらの技術革新に対応するため、専門の知識を持った従業員を採用し、研究開発に努めております。また、長年のインターネット接続サービスの提供で培ってきたネットワーク技術やノウハウを活用することで、web3領域においてレイヤ1ブロックチェーンにおいて世界でも有数のノード数を運用するなど、一定の成果を上げております。しかし、何らかの理由で当社グループにおいて対応が困難であるほどの技術の変化や、多大な投資を必要とする技術革新が起こった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法的規制について 当社及び当社子会社である株式会社ドリーム・トレイン・インターネット、ギガプライズ及び株式会社ベッコアメ・インターネット等は、いずれも電気通信事業者として総務省に届出を行っており、電気通信事業法及び関連する省令等を遵守しております。一方で、インターネット上の誹謗中傷の厳罰化や法的な手続の明確化の検討、電気通信事業者と消費者との契約ルールの明確化、インターネット上のプライバシー保護の観点から個人情報保護法の改正や様々なガイドラインや規制が実施されるなど、インターネットを取り巻く法令等の整備は日々進んでおります。当社グループも業界団体と連携しながら随時対応に努めておりますが、今後新たにインターネット関連業者を対象とした法的規制等が制定された場合、またはこれらの法令に違反した場合に、当社グループの業務が一部制約を受け、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)ビジネス・戦略リスク ① 競争リスクについて 当社グループのインターネット・通信関連事業は、ネットワークインフラ及び技術力を利用してサービスを提供することを特徴としており、事業開始時に相応の設備投資を必要とするため、比較的参入障壁が高い事業に属していると認識しております。また、インターネット広告事業におきましても、業界知見、人材・ノウハウ等の蓄積、独自のアフィリエイトプラットフォーム「afb」等が当社グループの競争力の源泉となっております。しかしながら、今後登場する可能性がある他社の競合サービスに対して技術的、価格的に優位性を保持しうる保証はありません。また、当社グループの事業である、ISP事業、データセンター事業、MVNO・MVNE事業、クラウドコンピューティング関連事業、インターネット広告事業等において、資本力、マーケティング力において、当社より優れ、より高い知名度や専門性を有する大手企業等が存在しております。これらの競合に相対するため、当社グループは商品・サービスの差別化を図るべく諸々の施策を展開しております。しかしながら、競争の激化やその対策のためのコスト負担等が大幅に増えた場合には、収益性や販売力が低下し、当社グループの事業展開及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 依存リスクについて (調達に関する依存) 当社グループが提供する通信・インターネット関連サービスは、主にNTTドコモビジネス株式会社、株式会社NTTドコモ、NTT東日本株式会社、NTT西日本株式会社が提供する通信回線を利用してサービスを提供しております。今後、これらの企業の経営方針変更等により、サービスの提供条件や通信回線の仕入価格上昇等、取引条件の悪化等があった場合、また大規模な障害が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、インターネット広告についても、取引形態の性格上、Google LLC、LINEヤフー株式会社、Meta Platforms,Inc.からの仕入の依存度が高くなっております。これは、現状の広告市場が上記企業による寡占状態にあることに起因するものでありますが、これらの企業の事業方針の変更等により、係る取引が継続されない場合又は取引条件が変更された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (特定事業・販売先に関する依存) 当社グループのインターネット広告関連事業においては、リスティング広告やアフィリエイトプラットフォーム「afb」等が売上の大部分を占めております。上記事業等に何らかの問題が生じた場合、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、集合住宅向けISPサービス事業における主なサービス提供先の売上高合計は、当社グループ連結売上高の約3割を占めております。当該サービス提供先の経営方針の変更等により、想定を超えるサービス提供価格の下落、競合企業等の進出によるサービス提供数の減少や取引停止等が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (設備に関する依存) 当社グループは、ネットワーク回線及びデータセンターの設備の一部を自社で保有することなく、NTTドコモビジネス株式会社等他社の回線及び施設内に自社の仕様に合わせた機器を設置し、顧客にサービスを提供する形態により事業展開しております。当社グループといたしましては、ネットワーク回線及びデータセンターの設備所有者との間でサービス提供契約及び賃貸借契約を締結し、契約期間満了後も賃貸借契約の継続を予定しております。しかしながら、その可能性は低いと判断しておりますが、所有者が何らかの理由で、契約の継続を全部もしくは一部拒絶した場合又は契約内容の変更等を求めてきた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 調達コストについて インターネット上では帯域を多く利用するリッチコンテンツや、IoTのための通信が急激に増加しており、流通データ量が急激に増えております。また、在宅勤務・テレビ会議等の利用が多くなったことで、職場だけではなく家庭での通信に対する需要が増えたことにより、インターネット業界全体で、通信回線設備の需給バランスの不安定化や、帯域の不足の可能性が指摘されております。当社では、回線・帯域調達の効率化やデータの最適化を含めた高効率のネットワーク運用を行うなどの努力を行い、また、長年培ってきた技術力を最大限に活かし、これらの環境に対応すべく努めております。しかしながら、通信速度等のサービス品質を維持するための新規回線や帯域の確保増加等により原価が上昇した場合や、設備メーカーの政治的・経済的な国際競争の影響や半導体不足、為替の影響等による設備機器の価格高騰を含め、更なる設備供給不足や、巨額の設備投資が必要となるような技術革新が進んだ場合には、これらの要因により、当社の事業運営及び拡大が制約され、調達の遅れやコスト増加により、機会損失や採算への影響が生じる可能性があります。 ④ 事業投資リスクについて 当社グループは、顧客ニーズに即したサービスの提供を行うために、新規に事業を立ち上げることがあります。新たに手掛けた事業を早期に一定の事業規模にまで成長させ、市場における地位を確立するため、必要に応じ人材投資、システム投資、広告投資等を積極的に行うことがありますが、これらの投資が必ずしも収益に結びつかない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、自社での新規事業立ち上げに加え、早期の規模拡大、事業リソースの補完及び強化等を目的に企業買収を実施する場合があります。対象となる企業の事業面や法務面、財務面についてデューデリジェンスを実施し、事前にリスクの把握を行うよう努めておりますが、買収時には一定規模ののれんを計上することもあり、買収後に不測の債務などが発生した場合や経営環境、事業環境の変化によって当初想定したグループシナジーによる成果が十分に得られなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 知的財産権について 当社グループでは特許として登録される可能性のある独自技術については特許出願を行うことにより権利化を図るとともに、第三者の知的財産権を侵害する事態を可能な限り回避するべく努力しております。しかしながら、当社グループが事業の展開を進めている各国において成立している特許権の全てを検証し、さらに将来的にどのような特許権が成立するかを正確に把握することは困難です。このため、当社グループの事業に現在利用されている技術と抵触関係をなす特許権などの知的財産権を第三者が既に取得している可能性や将来的に当社グループの事業における必須技術と抵触関係をなす特許権などの知的財産権が第三者に取得される可能性を完全に否定することはできず、そのような可能性が現実化した場合には、当該特許権の知的財産権に関する侵害訴訟の結果として当社グループに損害賠償義務が課せられたり、当社グループの事業の全部あるいは一部が差し止められて継続できなくなる可能性があります。 ⑥ 人材確保・育成について 当社グループが今後も継続して成長していくためには、優秀な人材を確保し、育成していくことが重要であると考えており、積極的に採用活動を進めております。しかしながら、インターネット市場の急速な拡大で専門的知識や技術を有する人材が恒常的に不足しており、今後、当社グループが必要とする数の人材を適時に確保できる保証はなく、人員計画に基づいた採用が行えなかった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社及び当社子会社は、事業規模の拡大や多様化に対応するべく、人員増強及び内部管理体制の充実を図り、同時に福利厚生の充実、教育体制の確立により人員の社外流出の防止にも努めていく方針であります。しかし、人材等の拡充が予定どおり進まなかった場合や予想外の人員の社外流出が生じた場合には業務運営に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)財務リスク ① 資金調達リスクについて 当社グループでは、ネットワーク並びにサーバ設備、ソフトウエア、システム等の開発、調達及び新規事業・M&A等に投資し、当社グループのサービスの更なる差別化を推進し事業拡大を図る計画です。しかしながら、業績や財務悪化等により、計画を実行する上で必要な投資資金の確保が困難な場合、事業機会を逸し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは事業拡大に伴う効率的な資金調達の手段として、金融機関からの借入金を積極的に活用しておりますが、当社の金融機関からの借入金の一部には財務制限条項が付されており、その財務制限条項に抵触し、当該借入金の弁済を求められた場合、当社の財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、急激な金利上昇により当社グループの経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 ② 在庫リスクについて 当社グループでは、主に集合住宅向けISPサービスにおいて、受注見込み等に基づき必要数量の機器を確保し、原材料及び貯蔵品として計上しております。今後受注見込みの大幅な落ち込み、または技術革新による保有機器の陳腐化等が生じた場合には、棚卸資産の評価額が下落し、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)ハザードリスク ① 情報セキュリティについて 当社グループの主要事業である通信・インターネット関連事業において、そのサーバ群には、顧客の通信行為にかかる通信記録やサービス利用者の個人情報がデータとして蓄積されております。また、インターネット広告事業においても会員等の個人情報(氏名、メールアドレス、住所等)を取得しております。このため、当社グループ各社は、個人情報保護法に定める個人情報取扱事業者に該当し、個人情報の取扱いについての規制の対象となっております。当社グループでは、これら情報の重要性に鑑み、情報保護に関する各種規程を定め、技術的措置、従業員教育、外部委託先との機密保持契約を締結するなど厳格に運用しており、プライバシーポリシー等を定めて当社グループ各社のサイトに提示しております。現時点までにおいて、情報管理に関する重大な事故やトラブルの発生は認識しておりませんが、これら情報等が何らかの形で外部漏洩したり、不正使用されたりする可能性が完全に排除されておらず、これらの事態に備え個人情報漏洩に対応する保険に加入しておりますが、すべての損失を完全に補填するものではありません。そのため、これらの事態が起こった場合、とりわけ通信記録の漏洩が発生した場合には、監督官庁より業務改善命令が発せられる可能性もあり、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の低下等によって当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② システムトラブルについて 当社グループの使用するネットワーク回線及びデータセンターは、主にNTTドコモビジネス株式会社、株式会社NTTドコモ及び三菱電機デジタルイノベーション株式会社等からサービス提供契約及び賃貸借契約を締結して提供を受けております。当該データセンターは、登録電気通信事業者として基準とされている迂回経路を確保した冗長構成、大規模地震に耐えられる耐震構造、消火設備、停電時に備えたバックアップ電源等、24時間365日安定した運用ができるよう最大限の業務継続対策が講じられております。また、インターネット広告事業においては、リスティング広告、アフィリエイト広告、ディスプレイ型広告等の提供をインターネット環境において行っております。そのため、当社はサービスの安定供給を図るためのセキュリティ対策と、コンピュータウィルスやハッカーの侵入等を回避するために必要と思われる対策を講じております。しかし、これらの対策を講じているものの、サイバーアタック、システム又はハードウェアの不具合、電力会社の電力不足や大規模停電、想定したレベルをはるかに超える地震、台風、洪水等の自然災害、戦争、テロ、事故等、予測不可能な事態によってシステム障害が発生した場合には一定期間サービスの停止を余儀なくされる可能性があり、当社グループの信用が毀損、損害賠償請求等が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,103字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 各セグメントの事業の内容は、「第1 企業の概況 3 事業の内容」のとおりであります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を一部変更しており、以下の前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 5Gインフラ支援事業 固定回線網においては、働き方や生活スタイルの変化に伴い、自宅でのオンライン動画の視聴やゲームをはじめとしたリッチコンテンツ及びSNSの利用等の増加、テレワークや在宅学習の普及などに伴うオンライン形式の会議や学習の一般化により、インターネットを介した多くのサービスの利用増加が継続しており、それによって回線利用量が増加することでネットワーク原価の高止まり基調が続いています。 モバイル回線網においては、大手モバイル通信キャリアによる格安プランの提供やサブブランドでの展開が独自型MVNOサービス事業者の成長に影響を与える傾向が続いておりますが、IoTやインバウンド向けの利用が増加する見込みであるなど、モバイル市場全体としての成長は継続しており、今後も拡大していくと捉えています。 このような状況のもと、5Gインフラ支援事業においては、MVNEとしてのMVNO向け事業支援サービスの規模拡大が堅調に推移した一方、通信品質の向上や人材強化に係る費用などが増加した結果、売上高は10,567,877千円(前連結会計年度比6.4%増)、セグメント利益は1,405,438千円(前連結会計年度比13.0%減)となりました。 5G生活様式支援事業 「5Gインフラ支援事業」における説明のとおり、固定回線網サービス市場においては、ネットワーク原価は上昇しているものの、5G Homestyle(集合住宅向けインターネットサービス)につきましては、建物の資産価値及び入居率の向上を目的とした高速ブロードバンド環境が標準化しつつあることに加え、テレワークやオンライン学習、動画コンテンツ視聴等の利用がスタンダードなものとして認識されたことから、その市場規模は今後も着実に成長していくものと考えられます。そのような事業環境を踏まえ、集合住宅向けインターネットサービスや戸建賃貸住宅向けサービスに加え、防犯・監視クラウドカメラサービスといったセキュリティ関連サービスなどへと提供範囲を拡大し、さらなる収益基盤の拡充を図りました。 5G Homestyle(集合住宅向けインターネットサービス)を提供するギガプライズは、新築物件及び既存物件ともにサービス提供戸数を伸ばし、集合住宅向けISPサービスの提供戸数については、前連結会計年度末1,209,522戸に比べ132,844戸増加し、1,342,366戸となりました。 5G Lifestyle(個人向けのモバイル通信サービスやインターネット関連サービス)では、当社グループが提供する独自のテクノロジーを活用したスマートフォンサービス「トーンモバイル」で培った技術やサービスを自社以外のスマートフォンや幅広い機器でも利用可能とし、IoTを始めとした他分野へと展開していく「TONE IN」戦略に則り、サービス対象のスマートフォン機種を拡大することで利用者の増加を推進するとともに、「トーンモバイル」における獲得コストのコントロール等による利益改善を図っております。 このような状況のもと、5G生活様式支援事業においては、主に5G Homestyle(集合住宅向けインターネットサービス)におけるサービス提供戸数が順調に推移した結果、売上高は26,307,622千円、セグメント利益は3,545,579千円となりました。 なお、前連結会計年度より、連結子会社であるギガプライズ及びその子会社は決算日を3月31日から4月30日に変更しており、前連結会計年度は決算期変更の経過期間であったことから、対前連結会計年度比増減率は記載しておりません。 企業・クリエイター5G DX支援事業 連結子会社であるフルスピード及びその子会社が展開するインターネットマーケティング、アドテクノロジーサービスにおいては、消費者のデジタルシフトが進む中、コロナ禍を契機とした社会や働き方の多様化によるデジタル施策の加速に伴い、広告需要が引き続き増加しました。そのような環境のもと、アドテクノロジーサービスのアフィリエイト事業における海外での需要獲得が好調に推移しました。 また、5G/web3時代におけるファンコミュニティの形成とクリエイターエコノミー(クリエイターが自らのスキルによって収益化をおこなう経済圏)の拡大を目指した、クリエイターが大手プラットフォーマーを介さずに自ら情報発信し、その価値を最大化できるクリエイタープラットフォーム「StandAlone」サービスの提供件数も伸長いたしました。 このような状況のもと、企業・クリエイター5G DX支援事業においては、アフェリエイトを中心とした海外事業等の業績が堅調に推移した一方、「StandAlone」の多面展開及びEC事業の先行投資による費用増加等の結果、売上高は20,699,423千円(前連結会計年度比7.4%増)、セグメント利益は954,448千円(前連結会計年度比14.0%減)となりました。 以上の結果、売上高は55,073,206千円、営業利益は5,883,783千円、経常利益は5,230,578千円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,748,537千円となりました。 なお、前連結会計年度より、連結子会社であるギガプライズ及びその子会社は決算日を3月31日から4月30日に変更しており、前連結会計年度は決算期変更の経過期間であったことから、対前連結会計年度比増減率は記載しておりません。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は20,677,536千円となり、前連結会計年度末比で1,955,163千円増加しました。 当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、4,573,382千円の増加(前連結会計年度は4,225,973千円の増加)となりました。これは主に、法人税等の支払額が1,929,818千円あったものの、税金等調整前当期純利益が5,074,007千円、減価償却費が692,553千円及び未払金の増加が796,505千円あったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、687,485千円の減少(前連結会計年度は1,085,370千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が194,220千円、無形固定資産の取得による支出が372,542千円及び投資有価証券の取得による支出が199,920千円あったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、1,924,976千円の減少(前連結会計年度は2,720,485千円の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入が13,250,000千円、自己株式の売却による収入が2,042,373千円及び非支配株主からの払込みによる収入が2,000,000千円あったものの、長期借入金の返済による支出が5,204,484千円及び連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出が12,740,094千円あったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、ネットワーク維持費用及びユーザーの利用度に応じて発生する費用が費用の大半を占め、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績の記載はしておりません。 b.受注実績 当社グループは、受注生産を行っておりませんので、受注実績の記載はしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年5月1日 至 2025年4月30日)   前年同期比(%) 5Gインフラ支援事業(千円)   10,567,877   106.4 5G生活様式支援事業(千円)   26,307,622   98.9 企業・クリエイター5G DX支援事業(千円)   20,699,423   107.4 報告セグメント計(千円)   57,574,922   103.1 その他(千円)   -   - 消去(千円)   △2,501,716   89.8 合計(千円)   55,073,206   103.8 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年5月1日  至 2024年4月30日)   当連結会計年度 (自 2024年5月1日  至 2025年4月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) D.U-NET株式会社   8,952,533   16.9   8,205,329   14.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の売上高は、各報告セグメントにおいて環境の変化に対応した事業展開を図ったことで、総じて需要の取り込みが堅調に推移した結果、55,073,206千円となりました。 営業利益については、売上高の増加に加え、『SiLK VISION 2027』の実現に向けた「新たな成長ドライバー」への投資を実行しつつも、原価抑制をはじめとしたコストコントロールや効率的なマーケティング戦略の実施、グループ内リソースの最適化等の施策が奏功したことで、5,883,783千円となりました。 経常利益については、事業収益が増加した一方、営業外費用においてソフトバンクとの資本業務提携及びギガプライズ100%子会社化(議決権)に係る関連費が一時的に発生したことにより、5,230,578千円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益についても、上記一時費用の発生を受け、2,748,537千円となりました。 なお、前連結会計年度より、連結子会社であるギガプライズ及びその子会社は決算日を3月31日から4月30日に変更しており、前連結会計年度は決算期変更の経過期間であったことから、対前連結会計年度比増減率は記載しておりません。 当社グループの当連結会計年度の経営成績の詳細につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ② 財政状態の分析 a.資産の部 当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度末比2,375,306千円増加の40,558,896千円となりました。 これは主として、建設仮勘定が402,144千円減少したものの、現金及び預金が1,955,163千円、売掛金が354,281千円、賃貸資産が348,483千円及びソフトウエアが420,536千円増加したことによるものです。 b.負債の部 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度末比9,035,596千円増加の32,022,359千円となりました。 これは主として、未払法人税等が620,381千円減少したものの、未払金が2,051,241千円及び長期借入金が7,528,824千円増加したことによるものです。 c.純資産の部 当連結会計年度の純資産合計は、ソフトバンク株式会社に対する第三者割当等により自己株式を1,703,309千円処分したものの、連結子会社である株式会社ギガプライズの議決権の全てを取得したこと等により、資本剰余金が1,496,844千円、利益剰余金が5,331,446千円及び非支配株主持分が1,398,060千円減少し、前連結会計年度末比6,660,290千円減少の8,536,536千円となり、この結果、自己資本比率は16.0%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に示したとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当連結会計年度末の有利子負債は、21,750,041千円となりました。その内訳は、金融機関からの短期借入金300,000千円及び長期借入金20,623,683千円(1年内返済予定の長期借入金を含む)、リース債務826,358千円となっております。 有利子負債については、当社及び連結子会社の事業活動により獲得するキャッシュ・フローにより返済を行う考えであります。なお、必要な資金を安定的に確保するため、複数の金融機関と良好な関係を維持しており、内部資金の活用も合わせ、事業活動の維持拡大に必要な運転資金及び設備資金の調達は今後も十分可能であると考えております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、過去の実績等を勘案して合理的な見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性に加え、世界情勢悪化の影響、為替や資本市場の変動などによる原材料価格の上昇等の影響もあり、これらの見積りに基づく数値は、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。