概要
三井海洋開発は、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)の設計・建造・操業を専門とする企業である。1987年に旧三井海洋開発の子会社として設立され、2003年に東京証券取引所市場第二部に上場した。本社は東京都中央区日本橋に所在し、連結従業員数は6,460人。2025年12月期の売上収益は4,581,232千米ドル、営業利益は437,607千米ドル、親会社所有者帰属当期利益は360,677千米ドルである。ブラジルなど大水深油田向けにFPSOを提供し、長期チャーター契約で安定収益を得るビジネスモデルを持つ。
EPCIから長期操業まで一貫提供する事業内容
当社グループは、浮体式海洋石油・ガス生産設備のEPCI(設計・調達・建造・据付)とチャーター(リース+オペレーション)を主な事業とする。扱う設備はFPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)、FSO(浮体式貯蔵積出設備)、TLP(緊張係留式プラットフォーム)の3種。FPSOは洋上で石油・ガスの生産、貯蔵、タンカーへの積出を一括で行い、新造船または中古タンカー改造で建造される。2025年12月期の受注高は9,263,552千米ドル(前年比646.6%増)、受注残高は18,588,729千米ドル(同43.6%増)に達した。建造中の主なプロジェクトには、エクソンモービル社向けUaru FPSO(ガイアナ)、エクイノール社向けRaia FPSO(ブラジル)、シェル社向けGato do Mato FPSO(ブラジル)、エクソンモービル社向けHammerhead FPSO(ガイアナ)がある。
ファブレス経営とプロジェクトマネジメントへの特化
当社グループは自社の工場や造船所を保有しないファブレス企業である。客先調整から設計、調達、建造、据付、試運転に至るプロジェクトマネジメント業務に特化し、船体の建造や搭載設備の製造、完工後の据付は海外の造船所や専門業者に外注する。この体制により、変動費中心のコスト構造を実現し、大型プロジェクトの需要変動に柔軟に対応する。建造に際しては、世界中から最適な業者や造船所を選定する。完工・据付後の浮体式生産設備は、客先または当社関係会社に引き渡される。EPCI事業においては、自社の技術力と調達網を活かし、超大水深向けの高度なプロジェクトを多数手がけている。
長期チャーターで安定収益を確保する合弁事業モデル
チャーター事業では、プロジェクトごとに関係会社(多くは合弁会社)を設立し、FPSO等を保有・運営する。これは各プロジェクトの採算管理を明確にする目的に加え、長期の資金負担を軽減するため、海運会社や総合商社を中心とするパートナーと合弁で事業を展開する方針に基づく。建造したFPSOは当社グループの関係会社が引き渡しを受けて保有し、オペレーションサービスの提供と技術者・操業要員の雇用、安全・環境保全、資機材の調達・輸送、メンテナンス等のマネジメントも各関係会社が行う。操業中のプロジェクトとしては、ペトロブラス社向け複数のFPSO(ブラジル)、トゥロー社向けT.E.N. FPSO(ガーナ)、ウッドサイド社向けSangomar FPSO(セネガル)などがある。
ブラジル・西アフリカを中心としたグローバル拠点網
当社グループは北米、南米、西アフリカ、東南アジアなど38の国と地域に生産拠点を持つ。主な子会社として、米国にMODEC AMERICA, INC.、シンガポールにMODEC MANAGEMENT SERVICES PTE. LTD.、ブラジルにMODEC SERVICOS DE PETROLEO DO BRASIL LTDA.、コートジボワールにNATIONAL D'OPERATIONS PETROLIERES DE COTE D'IVOIRE、アンゴラにMODEC ANGOLA LDA.、ガーナにMODEC PRODUCTION SERVICES GHANA JV LTD、メキシコにMITSUI OCEAN DEVELOPMENT & ENGINEERING COMPANY MEXICO、セネガルにMODEC SENEGAL SASUを設立している。2025年12月期の主な顧客はエクソンモービル(売上比25.9%)、エクイノール(同18.5%)、シェル(同15.0%)であり、ペトロブラス向けチャーター事業収入も全体の約半分を占める。
業界の中での役割は海洋石油・ガス生産設備のEPCI・リース・操業サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01石油・ガス開発主力
海外の政府系・民間石油開発会社向けにFPSO、FSO、TLPの設計・調達・建造・据付(EPCI)、長期チャーター(リース+オペレーション)を提供。プロジェクト毎に合弁会社を設立し、長期安定収益を得る。
FPSO建造チャーター市場で世界有数のシェア
- FPSO(浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備)世界シェア上位
- 洋上で石油・ガスの生産、貯蔵、タンカーへの積出を一括で行う浮体式設備。新造船または中古タンカー改造で建造。
- FSO(浮体式石油・ガス貯蔵積出設備)
- 生産機能を持たず、貯蔵と積出に特化した浮体式設備。
- TLP(緊張係留式プラットフォーム)
- テンドンで海底に緊張係留される浮体式生産プラットフォーム。大水深海域に対応。
製品と技術
FPSO:洋上で生産・貯蔵・積出を一括処理する主力設備
FPSO(Floating Production, Storage and Offloading System)は「浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備」であり、当社の主力製品である。タンカー船体を基礎とし、原油に含まれる不純物を分離して石油・ガスを生産するプロセスシステム、洋上で船体を一定位置に保持する係留システムを搭載する。生産した石油・ガスは設備内のタンクに貯蔵し、港湾設備や陸上タンクを介さずに洋上で輸送タンカーへ積み出す。船体は新規建造のほか、中古タンカーを改造する場合もある。固定式プラットフォームと異なり海底パイプラインが不要なため、出油までの工期が短く経済的である。大水深海域(水深1,000m超)にも対応可能であり、超大水深油田開発に不可欠な設備として世界中で採用されている。
FSO:生産機能を持たない貯蔵・積出専用の浮体式設備
FSO(Floating Storage and Offloading System)は「浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備」であり、FPSOと同様に船体を基礎として係留システムを搭載するが、石油・ガスの生産を行うプロセスシステムは有しない。洋上で生産された石油・ガスを貯蔵し、輸送タンカーへ積み出す専用の設備である。当社グループはFSOの建造・チャーター・オペレーションも手掛けており、ブラジルのペトロブラス向けPRA-1 FSOやベトナムのJVPC向けRang Dong FSOなどが稼働中である。生産設備が別に設置される油田や、生産設備から分離された原油の中継貯蔵用途に適しており、比較的シンプルな構造のためコスト競争力がある。
TLP:緊張係留で大水深に対応する生産プラットフォーム
TLP(Tension Leg Platform)は「緊張係留式プラットフォーム」と呼ばれる浮体式海洋石油・ガス生産設備である。強制的に半潜水させた浮体構造物と海底に打設した基礎杭とを、テンドン(Tendon)と呼ばれる鋼管で接続し、強制浮力によって生じる緊張力を利用して係留される。浅海から大水深海域(水深1,000m超)の開発に適しており、1980年代から使用されている。当社グループはTLPの設計・建造・オペレーションも提供しており、2025年7月には陸上組み立てが容易な新型TLP「i-TLP™2」の基本設計承認を米国船級協会から取得した。従来のTLPに比べて建造・据付期間の短縮が期待される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位FPSO(浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備)世界シェア約7割石油・ガス開発
- 石油・ガス開発FPSO建造チャーター市場で世界有数のシェア
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
海洋掘削特化、売上拡大途上
三井海洋開発は海洋掘削や関連設備の設計・建設に特化しており、業界内で独自のポジションを持ちます。同業の日本製鋼所や三浦工業などは機械全般を扱う中で、同社は海洋向けというニッチ市場に集中しています。売上高は少額ながら増加傾向にあり、営業利益率も改善しています。競争としては、海外の油田開発需要に依存するため、原油価格の変動が業績に影響しやすい点が課題です。今後は再生可能エネルギー関連の洋上風力などへの展開が期待されます。
強み
- 海洋掘削設備に関する高度な設計・建設技術を持つ。
- 洋上風力など海洋関連需要の拡大で、新たな事業機会がある。
- 営業利益率が上昇傾向で、事業の効率化が進んでいる。
- 国内競合が少なく、特定分野でのシェアを確保。
課題
- 原油価格や資源開発投資の変動が受注に直接影響する。
- 売上規模が小さく、リスク分散が難しい。
- 海外プロジェクトが中心で、為替や地政学的リスクに晒される。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
エネルギー・資源の時価総額近傍。太字が三井海洋開発
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4183三井化学 | 9,014億円 | 24.5倍 |
| 2 | 4182三菱瓦斯化学 | 8,139億円 | — |
| 3 | 9513電源開発 | 7,609億円 | 12.8倍 |
| 4 | 5021コスモエネルギーホールディングス | 7,041億円 | 9.4倍 |
| 5 | 6302住友重機械工業 | 6,759億円 | 16.2倍 |
| 6 | 6269三井海洋開発 | 6,301億円 | 8.9倍 |
| 7 | 8088岩谷産業 | 5,149億円 | 10.6倍 |
| 8 | 1662石油資源開発 | 4,945億円 | 9.2倍 |
| 9 | 6508明電舎 | 4,862億円 | 20.5倍 |
| 10 | 9336大栄環境 | 3,686億円 | 23.1倍 |
| 11 | 1515日鉄鉱業 | 2,688億円 | 18.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(エネルギー・資源)に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
1987年、旧三井海洋開発の子会社として設立
1987年6月、旧三井海洋開発株式会社の子会社としてモデック・テクニカル・サービス株式会社が設立された。翌1988年12月には商号を株式会社モデックに変更し、旧三井海洋開発の事業を継承した。これにより、FPSO等の浮体式海洋設備に関する設計・建造・操業の技術とノウハウを引き継ぎ、独立した事業主体としての基盤を形成した。設立当初から海洋石油開発分野に特化し、後の成長の土台となった。
1991年、三井造船の子会社化で経営基盤を強化
1991年3月、三井物産株式会社が保有する当社株式が全株譲渡され、三井造船株式会社の子会社となった。これにより、三井グループの造船・海洋技術を活用できる立場となり、資金面・技術面でのバックアップを得た。三井造船の傘下で、大型の海洋構造物建造プロジェクトへの参画が容易になり、FPSO事業の拡大に向けた足場を固めた。1995年5月にはISO 9001認証を取得し、品質管理体制を国際標準に引き上げた。
1999年、FMCとの合弁で米国拠点を設立し欧米市場へ進出
1999年1月、FMC CORPORATION社(現TechnipFMC社)との合弁により、米国にMODEC INTERNATIONAL LLC(現MODEC AMERICA, INC.)を設立した。これにより南北アメリカ・西アフリカ等での事業拠点が整い、欧米の石油メジャーとの取引が本格化した。合弁を通じてFMC社の深海技術やプロジェクト管理能力を吸収し、大水深油田向け案件の受注力を高めた。2002年にはシンガポールにMODEC MANAGEMENT SERVICES、ブラジルにMODEC SERVICOSを設立し、アジア・南米での操業体制を拡充した。
2003年、商号変更と株式上場で独立した海洋開発専業へ
2003年1月に商号を三井海洋開発株式会社に変更し、同年7月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場により資金調達力を高め、プロジェクトファイナンスの多様化が可能となった。2004年6月には市場第一部銘柄に指定され、企業としての信用力が向上。同年11月にはコートジボワールに現地法人を設立し、西アフリカでの初のFPSOチャーター事業(CNR Baobab)を開始した。このプロジェクトは長期チャーターモデルの成功例となった。
2006年、SOFEC社買収で係留技術を内製化し大水深対応を強化
2006年12月、米国のSOFEC, INC.社の全株式をFMC TECHNOLOGIES, INC.から取得し子会社化した。SOFEC社はFPSOやTLPの係留システムに強みを持ち、これにより当社は係留技術を内製化した。大水深海域では高度な係留技術が不可欠であり、買収後は自社で設計・調達が可能となり、プロジェクトの統合管理能力が向上した。2008年以降、ブラジルのペトロブラス向け大型FPSOを連続受注し、同国が最大市場の一つとなった。
2018年以降、新興油田地域への展開と大型受注の急増
2018年から2020年にかけて、ガーナ、メキシコ、セネガルに相次いで現地法人を設立し、新興油田地域での事業基盤を拡大した。2023年にはエクソンモービル社向けUaru FPSO(ガイアナ)とエクイノール社向けRaia FPSO(ブラジル)の大型案件を受注。2025年にはシェル社向けGato do Mato FPSOとエクソンモービル社向けHammerhead FPSOを追加受注した。これらにより受注残高は18,588,729千米ドルに急増。2024年には中期経営計画の最終年度純利益目標(175百万米ドル)を2年前倒しで達成し、2025年には更に上回る360,677千米ドル(約361百万米ドル)を計上した。
年表19件を開く
1980年代
- 1987年6月旧 三井海洋開発株式会社の子会社として設立(設立時の商号 モデック・テクニカル・サービス株式会社)。
- 1988年12月株式会社モデックに商号を変更し、旧 三井海洋開発株式会社の事業を継承。
- 1989年4月創業北米における事業拠点としてMODEC(U.S.A.),INC.社(その後MODEC INTERNATIONAL, INC.社に改組。現 MODEC AMERICA, INC.社)を米国に設立。
1990年代
- 1991年3月M&A三井物産株式会社の所有する当社株式が全株譲渡され、当社は三井造船株式会社の子会社化。
- 1995年5月浮体式海洋石油・ガス生産設備等の設計・建造・据付及びオペレーション業務を対象としてISO「9001」の認証を取得。
- 1999年1月南北アメリカ・西アフリカ等での事業拠点としてFMC CORPORATION社(現 TechnipFMC社)と合弁によりMODEC INTERNATIONAL LLC社(その後MODEC INTERNATIONAL, INC.社に改組。現 MODEC AMERICA, INC.社。以下同じ。)を米国に設立。
2000年代
- 2002年9月創業PRODUCTION TECHNICAL SERVICE CO LTD.社RUBYフィールド(ベトナム)向けFPSOのオペレーションを目的としてMODEC MANAGEMENT SERVICES PTE. LTD.社をシンガポールに設立。
- 2002年10月創業SHELL OIL DO BRASIL LTDA社BIJUPIRA-SALEMAフィールド向けFPSOのオペレーションを目的としてMODEC SERVICOS DE PETROLEO DO BRASIL LTDA社をブラジルに設立。
- 2003年1月商号変更商号を三井海洋開発株式会社に変更。
- 2003年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
- 2003年8月創業MODEC INTERNATIONAL LLC社所掌のプロジェクト業務支援を目的としてMODEC OFFSHORE PRODUCTION SYSTEMS (SINGAPORE) PTE.LTD.社をシンガポールに設立。
- 2004年6月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
- 2004年11月創業CNR INTERNATIONAL (COTE D'IVOIRE) S.A.R.L.社BAOBABフィールド向けFPSOのチャーターの現地下請業務を目的としてNATIONAL D'OPERATIONS PETROLIERES DE COTE D'IVOIRE社をコートジボワールに設立。
- 2006年12月M&ASOFEC,INC.社(米国)の全株式をFMC TECHNOLOGIES, INC.社(現 TechnipFMC社)より取得し、子会社化。
- 2008年5月創業BP EXPLORATION(ANGOLA)LTD.社PLUTAO,SATURNO,VENUS及びMARTEフィールド向けのFPSOプロジェクトの業務支援を目的として、MODEC ANGOLA LDA.社をアンゴラに設立。
2010年代
- 2012年6月本社を東京都中央区に移転。
- 2018年3月創業TULLOW GHANA LTD.社JUBILEEフィールド向けのFPSOのオペレーションを目的として、MODEC PRODUCTION SERVICES GHANA JV LTD社をガーナに設立。
- 2019年1月創業ENI MEXICO S. DE R.L. DE C.V.社AREA 1フィールド向けのFPSOのオペレーションを目的として、MITSUI OCEAN DEVELOPMENT & ENGINEERING COMPANY MEXICO SOCIEDAD DE RESPONSABILIDAD LIMITADA DE CAPITAL VARIABLE (S. DE R.L DE C.V.)をメキシコに設立。
2020年代
- 2020年3月創業WOODSIDE ENERGY社SANGOMARフィールド(セネガル)向けFPSOのオペレーションを目的として、MODEC SENEGAL SASU社をセネガルに設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 親会社の所有者に帰属する当期利益2026年度まで370百万米ドル
- 調整後EBITDA2026年度まで450百万米ドル
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
FPSO事業への注力と大型案件受注
堅調な石油・ガス需要を背景に、競争力を活かせる超大水深・大水深油田向けFPSO事業を中核とし、引き続き優良な新規案件の受注を目指す。
- 02
FPSOの脱炭素化推進
次世代FPSOの開発、CCS技術の事業者選定、燃料電池搭載パイロットプラント設計など、脱炭素技術の研究開発を促進し、FPSO事業の脱炭素化に取り組む。
- 03
新事業の開拓・育成
オフショア知見とプロジェクト遂行力を活かし、フローティングソリューションやデジタルソリューションによる新事業を加速。ブルーアンモニアFPSOや浮体式洋上風力「i-TLP™」、FSIUなどの基本設計承認を取得。
- 04
収益力強化とデジタル活用
建造プロジェクトの進捗改善や既存船の高稼働に加え、AI等のデジタルソリューションで生産性向上と安全性向上を両立。外部向けデジタルソリューション提供も拡大。
- 05
サステナビリティとガバナンス向上
統合報告書発行やサステナビリティ委員会の設置により、気候変動・人権・人的資本の重要テーマに取り組む。グループガバナンスの実効性を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で6,460人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,196万円で、9期前と比べて+31.0%。平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は7.5年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 3,288 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 3,511 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 3,691 | — |
| 2019年12月 | 913 | 39.8 | 6.4 | 4,363 | — |
| 2020年12月 | 852 | 40.2 | 6.3 | 4,781 | — |
| 2021年12月 | 854 | 40.7 | 6.7 | 5,173 | — |
| 2022年12月 | 879 | 41.3 | 7.5 | 5,225 | — |
| 2023年12月 | 879 | 41.8 | 8.0 | 5,792 | — |
| 2024年12月 | 1,061 | 41.4 | 7.7 | 5,962 | 5 |
| 2025年12月 | 1,196 | 41.7 | 7.5 | 6,460 | 6 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社44社(国内 8 / 海外 36、うち連結子会社 23) を有報から抽出しています。
- 海外MODEC OFFSHORE PRODUCTION SYSTEMS (SINGAPORE) PTE. LTD. (注)2シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外OFFSHORE FRONTIER SOLUTIONS PTE. LTD. (注)2シンガポール · 連結子会社議決権65.0%
- 海外OFFSHORE FRONTIER SOLUTIONS MALAYSIA SDN. BHD.マレーシア · 連結子会社議決権65.0%
- 海外MODEC MANAGEMENT SERVICES PTE. LTD. (注)2シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODEC SERVICOS DE PETROLEO DO BRASIL LTDA. (注)2,3ブラジル · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODEC OFFSHORE SERVICOS LTDA. (注)2ブラジル · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODEC SERVICES NETHERLANDS B.V. (注)2オランダ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODEC HOLDINGS NETHERLANDS B.V. (注)2オランダ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODEC SERVICES NETHERLANDS 2 B.V.オランダ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODEC FINANCE B.V.オランダ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODEC AMERICA,INC.米国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODEC OPERATIONS AND MAINTENANCE SERVICES,INC.米国 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社32社を開く
- SOFEC FLOATING SYSTEMS PTE. LTD.シンガポール100%
- SOFEC MALAYSIA SDN.BHD.マレーシア100%
- SOFEC MOZAMBIQUE LDAモザンビーク100%
- MODEC UK LTD.イギリス100%
- NATIONAL D'OPERATIONS PETROLIERES DE COTE D'IVOIREコートジボアール100%
- MODEC (GHANA) LTD.ガーナ100%
- MODEC PRODUCTION SERVICES GHANA JV LTDガーナ85%
- MODEC SENEGAL SASUセネガル100%
- MODEC GUYANA INC.ガイアナ100%
- MODEC ANGOLA LDA.アンゴラ100%
- MODEC OFFSHORE ENGINEERING SERVICES (DALIAN) CO., LTD.中国100%
- RONG DOI MV12 PTE.LTD.シンガポール42%
- PRA-1 MV15 B.V.オランダ41%
- TUPI PILOT MV22 B.V.オランダ43%
- GUARA MV23 B.V.オランダ34%
- CERNAMBI SUL MV24 B.V.オランダ29%
- T.E.N. GHANA MV25 B.V.オランダ25%
- CERNAMBI NORTE MV26 B.V.オランダ29%
- CARIOCA MV27 B.V.オランダ29%
- TARTARUGA MV29 B.V.オランダ29%
- SEPIA MV30 B.V.オランダ29%
- LIBRA MV31 B.V.オランダ29%
- BUZIOS5 MV32 B.V.オランダ35%
- MARLIM1 MV33 B.V.オランダ33%
- AREA1 MEXICO MV34 B.V.オランダ35%
- MODEC AND TOYO OFFSHORE PRODUCTION SYSTEMS PTE.LTD.シンガポール50%
- RANG DONG MV17 B.V.オランダ65%
- OPPORTUNITY MV18 B.V.オランダ67%
- GAS OPPORTUNITY MV20 B.V. (注)3オランダ70%
- SHAPE PTE.LTD.シンガポール60%
- SHAPE BRASIL SOLUCOES DIGITAIS LTDA.ブラジル60%
- TOYO MODEC OFS INDIA PRIVATE LIMITEDインド10%
- 調達1.5億円次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究/洋上風力発電等技術研究開発/次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究(浮体式洋上風力発電低コスト化技術開発)/浮体式洋上風力発電低コスト化技術開発調査研究(TLP浮体)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-10-30
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は46億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.5%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 7,200億円 | 46億円 |
| 営業利益 | 720億円 | 4億円 |
| 純利益 | 579億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥200 | ¥200 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は24億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+14.3%、営業利益は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年2Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
| 2023年4Q | 11 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2024年2Q | 11 | 1 | 9.1 | 0 |
| 2024年4Q | 23 | 1 | 4.3 | 1 |
| 2025年2Q | 21 | 2 | 9.5 | 1 |
| 2025年4Q | 25 | 2 | 8.0 | 3 |
| 2026年2Q | 24 | 3 | 12.5 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は1,869億円から46億円へ2%に減った。直近期の営業利益率は8.7%。売上は3期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 1,869 | — | 93 | — | 51 |
| 2013年12月 | 2,544 | — | 158 | — | 49 |
| 2014年12月 | 3,785 | — | 183 | — | 54 |
| 2015年12月 | 2,956 | — | 128 | — | 58 |
| 2016年12月 | 2,300 | — | 294 | — | 210 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2017年12月 | 1,912 | — | 243 | — | 195 |
| TULLOW GHANA LTD.社JUBILEEフィールド向けのFPSOのオペレーションを目的として、MODEC PRODUCTION SERVICES GHANA JV LTD社をガーナに設立。 | |||||
| 2018年12月 | 2,219 | — | 288 | — | 219 |
| ENI MEXICO S. DE R.L. DE C.V.社AREA 1フィールド向けのFPSOのオペレーションを目的として、MITSUI OCEAN DEVELOPMENT & ENGINEERING COMPANY MEXICO SOCIEDAD DE RESPONSABILIDAD LIMITADA DE CAPITAL VARIABLE (S. DE R.L DE C.V.)をメキシコに設立。 | |||||
| 2019年12月 | — | — | — | — | — |
| WOODSIDE ENERGY社SANGOMARフィールド(セネガル)向けFPSOのオペレーションを目的として、MODEC SENEGAL SASU社をセネガルに設立。 | |||||
| 2020年12月 | 27 | — | −1 | — | −1 |
| 2021年12月 | 39 | — | −3 | — | −4 |
| 2022年12月 | 27 | — | 1 | — | 0 |
| 2023年12月 | 36 | — | 2 | — | 1 |
| 2024年12月 | 42 | 3 | 3 | 7.1 | 2 |
| 2025年12月 | 46 | 4 | 5 | 8.7 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高46億円のうち、営業利益として残るのは4億円で8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の8.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.0%40億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.5%3億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は13億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 229 | −32 | −59 | 197 | 334 |
| 2013年12月 | −129 | −196 | 114 | −325 | 218 |
| 2014年12月 | 123 | −180 | 117 | −57 | 306 |
| 2015年12月 | 85 | −127 | 314 | −42 | 580 |
| 2016年12月 | 304 | −384 | −69 | −80 | 422 |
| 2017年12月 | −33 | −36 | −57 | −69 | 283 |
| 2018年12月 | 452 | −42 | −170 | 410 | 508 |
| 2020年12月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 6 |
| 2021年12月 | 2 | −2 | 3 | 0 | 8 |
| 2022年12月 | −2 | −1 | 0 | −3 | 5 |
| 2023年12月 | 5 | −2 | 2 | 3 | 10 |
| 2024年12月 | 6 | −1 | −2 | 5 | 13 |
| 2025年12月 | 2 | 0 | −2 | 2 | 13 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は48億円。このうち返さなくてよい自己資本が15億円で、自己資本比率は30.5%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 1,541 | 604 | 937 | 35.1 |
| 2013年12月 | 2,157 | 804 | 1,353 | 32.8 |
| 2014年12月 | 3,485 | 1,096 | 2,389 | 27.8 |
| 2015年12月 | 3,545 | 1,150 | 2,395 | 28.7 |
| 2016年12月 | 3,332 | 1,346 | 1,986 | 36.9 |
| 2017年12月 | 3,212 | 1,484 | 1,728 | 42.5 |
| 2018年12月 | 3,432 | 1,648 | 1,784 | 44.5 |
| 2019年12月 | 33 | 11 | 22 | 32.4 |
| 2020年12月 | 32 | 8 | 24 | 26.7 |
| 2021年12月 | 34 | 5 | 29 | 15.5 |
| 2022年12月 | 31 | 8 | 23 | 25.9 |
| 2023年12月 | 39 | 10 | 29 | 25.5 |
| 2024年12月 | 45 | 12 | 33 | 26.3 |
| 2025年12月 | 48 | 15 | 33 | 30.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで209社中4位あたり、逆に低いのは自己資本比率で209社中200位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥9,220で、1年前と比べて+21.0%。過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.9倍 |
| PER (会社予想) | 10.9倍 |
| PBR | 2.36倍 |
| 配当利回り | 2.17% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
三井海洋開発は8月21日に9600円と前日比-4.29%と急落。直近1ヶ月で-5.97%と下落基調。25日移動平均線(10133円)を約5.3%下回り、75日線(10249円)も割り込む。52週高値16720円からは約42.6%下落しており、調整が続く。200日線(12233円)からも乖離が大きい。RSIは40.57とやや売られ過ぎ圏。8月7日には出来高が187万株と急増し、その後も高水準。原油価格変動やプロジェクト進捗が影響。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)。
PERは9.42倍と業界平均23.16倍を大幅に下回り、割安感が強い。PBRは2.45倍で平均1.54倍を上回るものの、ROEが27.4%と高水準で収益性を考慮すれば許容範囲。配当利回り2.08%は平均2.66%を下回る。業績は増収増益で、2025年12月期予想PERも11.3倍と低い。割安だがPBRの高さと配当利回りの低さが懸念材料。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.9倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 10.9倍 | — |
| PBR | 2.36倍 | 1.50倍 |
| ROE | 27.4% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
エネルギー需要を背景にFPSO需要が拡大し、大型受注の可能性に期待する強気派と、受注の不確実性やプロジェクトリスク、財務健全性を懸念する弱気派が対立。受注状況と契約履行能力が焦点。
- 需要拡大
海洋油田開発は今後も増加が見込まれ、FPSO需要は堅調。
- 技術優位
世界有数の実績と技術で、新規参入が難しい。
- 収益安定
長期リース契約で、受注後の収益が安定する。
- 純利益が2年連続で倍増通年影響中
純利益は1億円→2億円→4億円と2期連続で倍増
- 売上高3期連続で拡大通年影響中
売上高36億円→42億円→46億円と拡大基調
- ROE27.4%の高収益体質継続影響中
ROE27.4%と資本効率が非常に高く、PBR2.94倍の評価を支える
- 株価1年で58.1%上昇継続影響弱
株価上昇率58.12%と市場の関心が高まっている
- 受注変動
大型プロジェクトは受注まで時間がかかり、業績が不安定。
- プロジェクトリスク
建設コストの超過や遅延で、収益が悪化する可能性。
- 財務体質
利益率が低く、借入依存で財務リスクが高い。
- 予想PER12.2倍へ悪化見通し決算発表後影響中
現在PER10.11倍→予想12.2倍に上昇し、来期の利益減速を示唆
- 営業利益率8.7%は高くない通年影響弱
営業利益率は7.14%→8.70%に改善も、利益の絶対額が小さい
- 配当利回り1.94%と株主還元が手薄継続影響弱
利回り1.94%は相対的に低く、株主還元強化がなければ上値追いに欠ける
- 売上高46億円と絶対額が僅少通年影響弱
売上高46億円・純利益4億円と規模が小さく、大型投資で業績変動しやすい
- 受注残高
- 将来の収益の指標となる。
- 営業利益率
- プロジェクト収益性を確認する。
- リース契約期間
- 収益の安定性を評価する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり200円で、前期から+75.0%。いまの株価に対する利回りは2.17%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 38 | — | — |
| 2017年12月 | 40 | 6.7 | 87.0 |
| 2018年12月 | 53 | 31.3 | 24.8 |
| 2019年12月 | 45 | −14.3 | — |
| 2020年12月 | 48 | 5.6 | — |
| 2021年12月 | 15 | −68.4 | — |
| 2023年12月 | 20 | 33.3 | 41.8 |
| 2024年12月 | 80 | 300.0 | 20.3 |
| 2025年12月 | 140 | 75.0 | 49.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥200
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ22,266人。区分でいちばん多いのは事業法人で34.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.4%を占め、残る44.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 65.2 | 64.2 | 64.3 | 70.6 | 34.6 | 34.6 |
| 外国法人 | 16.2 | 15.9 | 17.2 | 13.0 | 34.2 | 28.9 |
| 金融機関 | 8.7 | 8.1 | 7.3 | 8.3 | 13.6 | 20.8 |
| 個人・その他 | 7.0 | 10.2 | 10.3 | 7.1 | 11.4 | 10.9 |
| 証券会社 | 3.0 | 1.5 | 0.9 | 0.9 | 6.2 | 4.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社商船三井 | 15.00 |
| 02 | 三井物産株式会社 | 14.87 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.93 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.58 |
| 05 | 株式会社三井E&S | 3.66 |
| 06 | THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECSLENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.06 |
| 07 | J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 384513(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.89 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.65 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 1.17 |
| 10 | BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.10 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-21JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社新規の大量保有報告5.15%+0.58pt
- 2026-07-03JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社新規の大量保有報告4.57%-0.55pt
- 2026-06-03JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社新規の大量保有報告5.12%+0.09pt
- 2026-05-20JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社新規の大量保有報告5.03%-0.42pt
- 2026-05-08JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社新規の大量保有報告5.45%-0.03pt
- 2026-04-20JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社新規の大量保有報告5.48%+0.02pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は13期で−95%、1株純資産は14期で−98%。直近期のROEは27.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 111 | 1,166 | 10.1 | 16.9 | 32.4 |
| 2013年12月 | 106 | 1,526 | 7.9 | 28.5 | 33.6 |
| 2014年12月 | 102 | 1,716 | 6.5 | 20.0 | 26.3 |
| 2015年12月 | 103 | 1,800 | 5.9 | 16.3 | 32.1 |
| 2016年12月 | 373 | 2,181 | 18.7 | 5.0 | — |
| 2017年12月 | 345 | 2,420 | 15.0 | 8.4 | 87.0 |
| 2018年12月 | 388 | 2,708 | 15.1 | 5.9 | 24.8 |
| 2019年12月 | — | 19 | — | — | — |
| 2020年12月 | −2 | 15 | −13.7 | — | — |
| 2021年12月 | −6 | 9 | −52.7 | — | — |
| 2022年12月 | 1 | 14 | 5.6 | 15.5 | — |
| 2023年12月 | 2 | 15 | 10.7 | 10.5 | 41.8 |
| 2024年12月 | 3 | 17 | 20.3 | 6.5 | 20.3 |
| 2025年12月 | 5 | 21 | 27.4 | 14.4 | 49.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額531百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 宮田裕彦 | 代表取締役 社長執行役員 | 63 |
| 鈴木亮 | 取締役 | 63 |
| 清水一樹 | 取締役 | 59 |
| 杉山正幸 | 取締役 | 56 |
| 小林雅人 | 取締役 | 66 |
| 前田裕子 | 取締役 | 66 |
| 高村義裕 | 取締役(常勤監査等委員) | 64 |
| 野田弘子 | 取締役(監査等委員) | 66 |
| 藤田利彦 | 取締役(監査等委員) | 68 |
| 安間匡明 | 取締役(監査等委員) | 66 |
| 田中由紀 | 取締役(監査等委員) | 59 |
| 磯部貢一 | 取締役(監査等委員) | 60 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 12 | 132 | 126 | 147 | 406 | 34 |
| 監査等委員 | 4 | 62 | — | — | 62 | 16 |
| 社外取締役 | 3 | 32 | — | — | 32 | 11 |
| 取締役(社内) | 8 | 31 | — | — | 31 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,478字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,214字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,408字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,047字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第41期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第40期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第40期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第39期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第39期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第39期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第38期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第37期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第37期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
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