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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

大栄環境

Daiei Kankyo Co., Ltd.9336 · Prime · サービス業

廃棄物処理・資源循環を主力に、土壌浄化、施設建設・運営、コンサル、エネルギー、森林保全等を展開する環境総合企業。

概要

大栄環境は、産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬・中間処理・最終処分をワンストップで提供する廃棄物処理企業である。大阪府和泉市に本社を置き、2026年3月期の連結売上高は879億円、従業員数は2,428人。全国に93の事業拠点と46の再資源化施設等を有し、512の自治体と取引する。

廃棄物処理・資源循環が連結売上の79.7%を占める中核事業

当社グループの主力事業は廃棄物処理・資源循環であり、連結売上高の79.7%を占める。収集運搬は752台の車両と800基以上の廃棄物専用海上コンテナで関西・中部・関東・中国四国エリアをカバーする。中間処理・再資源化は26施設で1日当たり58,951トンの許可能力を有し、産業廃棄物全20品目に対応する。最終処分は7地域の管理型と1地域の安定型処分場で、総許可容量43,750千㎥、残容量15,664千㎥である。排出事業者からはトレーサビリティと処理の透明性が評価され、取引自治体数は512に上る。許認可の取得難度が高く多額の投資を要するため、参入障壁の高い安定事業となっている。

土壌浄化と施設建設・運営管理で建設・環境分野に展開

土壌浄化事業は、土壌汚染対策法の指定調査機関として、調査から処理までトータルソリューションを提供する。6事業所で汚染土壌処理業許可を取得し、1日当たり17,339トンの許可能力を持つ。PCB汚染土壌などの難処理にも対応し、連結子会社の㈱ジオレ・ジャパン等は専用岸壁を有し船舶による広域受入を実現する。施設建設・運営管理事業は、解体工事と自治体ごみ処理施設の設計・建設・維持管理を手掛ける。解体廃棄物はグループ施設で処理し、施設運営はDBO方式で受託する。2026年3月期の売上構成比は土壌浄化8.1%、施設建設・運営管理6.8%である。

有価資源リサイクルとスポーツ振興が連結売上の約3%を占める

その他事業には有価資源リサイクルとスポーツ振興が含まれる。有価資源リサイクルでは、飲料用アルミ缶から高純度アルミペレットを製造し、高炉の脱酸材として販売する。また、自治体回収の容器包装プラスチックを原料にリサイクルプラスチックパレットを製造・販売する。これらの売上構成比はそれぞれ2.0%と0.7%である。スポーツ振興事業では、WEリーグ所属の女子プロサッカークラブ「INAC神戸レオネッサ」を運営し、青少年健全育成や地域経済発展に寄与する。同事業の構成比は0.3%である。

48社の連結子会社と全国93拠点によるグループ体制

当社グループは、当社及び連結子会社48社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社8社で構成される。2026年3月末現在の事業拠点は93ヶ所で、内訳は再資源化施設等46ヶ所、その他事業拠点34ヶ所、営業所13ヶ所である。車両は752台、廃棄物専用海上コンテナは800基以上を保有する。関西・中部エリアを基盤に、関東、中国・四国、九州エリアへ事業領域を拡大している。グループの総従業員数は2,428人で、大阪府和泉市に登記上の本店を置く。

業界の中での役割は環境関連事業(廃棄物処理・資源循環を核とした総合環境サービス企業)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
879億円
営業利益
222億円
営業利益率
25.3%
純利益
158億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
環境関連事業852億円97.0%225億円26.4%
その他(注)126億円3.0%-2億円-7.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01廃棄物処理・資源循環(産業・一般廃棄物)主力

産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬、中間処理・再資源化、最終処分をワンストップで提供。メーカー、ゼネコン、医療機関、自治体等から廃棄物を請け負う。全国に中間処理施設・最終処分場を保有。

02土壌浄化準主力

土壌汚染対策法に基づく指定調査機関として、土壌汚染調査から汚染対策提案、汚染土壌処理までトータルソリューションを提供。主な顧客は建設会社。PCB汚染土壌等の難処理にも対応。

03施設建設・運営管理準主力

建物解体工事及び自治体のごみ処理施設の建設・維持管理・保全業務を実施。解体で出た廃棄物はグループ施設で処理。ごみ処理施設の基本設計から建設、稼働後の管理・保全まで一貫対応。

04コンサルティング副次

自治体や民間企業に対して、廃棄物管理・災害廃棄物処理計画策定支援、ゼロエミッション活動支援、AI・IoT活用サービス等のソリューションを提供。産学官連携も行う。

05エネルギー創造副次

最終処分場跡地を利用したメガソーラー、廃棄物・バイオマスからの熱回収、メタン発酵バイオガス発電等による再生可能エネルギー・非化石エネルギーの供給。余剰電力は電力会社に販売。

06森林保全副次

全国30ヶ所・約8,170haの社有林を保有。100年先を見据えた持続可能な森林経営を目指し、間伐等の施業、保安林整備、生物多様性保全に取り組む。間伐材は市場出荷。

07有価資源リサイクル(アルミペレット・リサイクルプラスチックパレット)副次

飲料用アルミ缶等から高純度アルミペレットを製造し、高炉メーカー等へ販売。容器包装プラスチック等からリサイクルプラスチックパレットを製造・販売。

主な製品・サービス2
アルミペレット
飲料用アルミ缶から異物を取り除き高純度に加工した粒状製品。高炉での脱酸材として使用。
リサイクルプラスチックパレット
自治体回収の容器包装プラスチック等を原料に製造したプラスチックパレット。

08スポーツ振興その他

WEリーグ所属の女子プロサッカークラブ「INAC神戸レオネッサ」の運営を通じ、青少年健全育成、スポーツ文化振興、地域経済発展に寄与。

製品と技術

飲料用アルミ缶を原料とする高純度アルミペレット

当社グループは、2016年3月にトライアール神戸の事業を譲受けてアルミペレット事業を開始した。主に自治体から仕入れる飲料用アルミ缶を原料に、表面塗料やコーティング材などの異物を除去し、高純度な粒状製品を製造する。このアルミペレットは高炉での脱酸材として使用され、国内外の高炉メーカーに販売される。2026年3月期の売上高は連結比2.0%を占める。2025年8月には製造ラインの修繕工事を実施したが、事業は継続している。

容器包装プラスチックから製造するリサイクルプラスチックパレット

リサイクルプラスチックパレット事業は、自治体が回収する容器包装プラスチック等を原料として、プラスチックパレットを製造・販売する。グループ内の再資源化施設で加工し、物流用パレットとして供給することで資源循環に貢献する。2026年3月期の売上高は連結比0.7%を占める。2026年4月には新たなプラスチック高度化施設が稼働し、動脈市場向けの再生原料供給量拡大を進めている。

廃棄物処理施設の余熱とバイオガスによるエネルギー供給

エネルギー創造事業では、最終処分場跡地を活用したメガソーラーや、廃棄物焼却時の余熱・蒸気の回収、メタン発酵によるバイオガス発電を展開する。余剰電力は固定価格買取制度等により電力会社に販売している。2014年3月に完成したDINSメガソーラーは、大阪府和泉市の最終処分場跡地に設置された。2026年3月期の売上高は連結比1.0%を占めるが、地域循環共生圏の構築に寄与する事業として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

廃棄物処理で安定収益、高利益率が強み

大栄環境は産業廃棄物処理やリサイクル事業を展開し、サービス業に分類される。同業のジンジブやイシンなどが人材派遣やシステム開発を行う中、当社は環境関連の実需に支えられ、安定した収益基盤を持つ。売上高は2024年度730億円から2026年度879億円と増加し、営業利益率は25%超と非常に高い。廃棄物処理の需要は景気に左右されにくく、規制強化や循環型社会への移行が追い風となる一方、処理施設の老朽化や環境規制への対応が課題。

強み

  • 営業利益率は2025年度26.81%と高く、安定した収益性を確保
  • 産業廃棄物処理は経済活動に伴う恒常的な需要があり、景気変動に強い
  • 環境規制の強化で専門業者への需要が高まり、事業環境が良好
  • 売上高は毎年増加し、2026年度は879億円と成長が継続

課題

  • 処理施設の維持・更新には多額の投資が必要で、資金負担が課題
  • より厳しい規制への対応でコスト増や技術革新が求められる
  • 廃棄物処理市場への新規参入や価格競争で収益性が悪化する可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

エネルギー・資源の時価総額近傍。太字が大栄環境

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16302住友重機械工業6,759億円16.2倍
26269三井海洋開発6,301億円8.9倍
38088岩谷産業5,149億円10.6倍
41662石油資源開発4,945億円9.2倍
56508明電舎4,862億円20.5倍
69336大栄環境3,686億円23.1倍
71515日鉄鉱業2,688億円18.8倍
89793ダイセキ1,790億円19.3倍
92337いちご1,618億円9.7倍
108097三愛オブリ1,530億円16.4倍
119533東邦瓦斯1,146億円14.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(エネルギー・資源)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

創業から1980年代の拠点拡大と子会社化

1979年10月、産業廃棄物取扱業務を目的に大栄環境株式会社を設立。1980年9月に大阪府和泉市で管理型最終処分場を開設し、事業を開始。1983年8月に三重中央開発株式会社の株式を取得、1984年1月には同社が三重県上野市に管理型最終処分場を開設。1986年8月に兵庫県西宮市でリサイクルセンターを開設し中間処理・再資源化事業に参入。1987年9月には健裕開発株式会社が京都府加茂町に管理型最終処分場を開設し、関西圏での処分場ネットワークを拡充した。

1990年代のリサイクルセンター増設と震災対応

1990年7月に健裕開発が京都府加茂町に、1991年5月に兵庫県三木市にリサイクルセンターを開設。1994年3月には三木市に管理型最終処分場を開設。1995年1月の阪神・淡路大震災では災害廃棄物処理に携わり、以後の防災対応の基盤となる。同年10月に和歌山県粉河町に安定型最終処分場を開設。12月には株式会社摂津と株式会社摂津清運を子会社化。1996年2月に三重中央開発株式会社を正式に子会社化し、グループ体制を強化した。

2000年代前半のエネルギー創造とコンサルティング参入

1998年3月、三重中央開発が焼却等熱処理施設を設置し、エネルギー創造事業を開始。2001年3月、大阪府和泉市の最終処分場跡地に和泉リサイクル環境公園を開園。2005年5月、三重中央開発の環境計量部門を分社化し株式会社ディンズ環境分析センターを設立、コンサルティング事業に参入。2006年11月、三重中央開発がジオメルト無害化施設で汚染土壌浄化認定を受け、土壌浄化事業を開始。同年同月には株式会社GE(現DINS関西)を子会社化し、事業領域を拡大した。

2010年代の自治体施設運営受託とメガソーラー事業

2009年3月、株式会社神戸ポートリサイクルを子会社化。2010年7月、奈良県天理市より環境クリーンセンターの運転管理業務を受託し、施設建設・運営管理事業を本格化。2011年4月、バイオエタノール・ジャパン・関西(現DINS関西)を子会社化。2013年9月、三重中央開発が廃棄物複合型リサイクル施設エネルギープラザを開設。同年12月、滋賀県近江八幡市より環境エネルギーセンターの整備・運転管理をDBO方式で受託。2014年3月、最終処分場跡地にDINSメガソーラーを完成させ、再生可能エネルギー事業を展開した。

2016年以降のM&Aによる事業多角化とエリア拡大

2016年3月、株式会社総合農林を子会社化し森林保全事業を開始。同月、トライアール神戸のアルミペレット事業を譲受け、有価資源リサイクルに参入。2016年4月、株式会社近畿環境開発(現大栄アメット)を子会社化。2017年1月、株式会社関電ジオレ(現ジオレ・ジャパン)を子会社化し土壌浄化の処理能力を強化。同年2月に和歌山県御坊市に管理型最終処分場とリサイクルセンターを開設。3月に三基開発株式会社、12月に阪神トラック株式会社を子会社化。2018年7月、阪神トラックを京都かんきょう株式会社に商号変更。

年表40件を開く

1970年代

  • 1979年10月創業産業廃棄物取扱業務を行うことを目的に、大阪府和泉市にて大栄環境株式会社を設立

1980年代

  • 1980年9月大阪府和泉市に管理型最終処分場(※1)を開設し、最終処分事業及び収集運搬事業を開始
  • 1983年8月三重中央開発株式会社(現 連結子会社)の株式を下地一正(当社元代表取締役会長)が取得
  • 1984年1月三重中央開発株式会社が三重県上野市(現 伊賀市)に管理型最終処分場を開設
  • 1986年8月兵庫県西宮市でリサイクルセンターを開設し、中間処理・再資源化事業を開始
  • 1987年9月M&A健裕開発株式会社(1997年8月に三重中央開発株式会社が吸収合併したことにより消滅)が京都府相楽郡加茂町(現 木津川市)で管理型最終処分場を開設
  • 1989年3月三重中央開発株式会社が三重県上野市にリサイクルセンターを開設

1990年代

  • 1990年7月健裕開発株式会社が京都府相楽郡加茂町でリサイクルセンターを開設
  • 1991年5月兵庫県三木市にリサイクルセンターを開設
  • 1994年3月兵庫県三木市に管理型最終処分場を開設
  • 1995年1月阪神・淡路大震災の災害廃棄物処理に携わる
  • 1995年10月和歌山県那賀郡粉河町(現 紀の川市)に安定型最終処分場(※1)を開設
  • 1995年12月M&A株式会社摂津を子会社化
  • 1995年12月M&A株式会社摂津清運を子会社化
  • 1996年2月M&A三重中央開発株式会社を子会社化
  • 1997年8月M&A三重中央開発株式会社が健裕開発株式会社を吸収合併
  • 1998年3月和歌山県那賀郡粉河町にリサイクルセンターを開設
  • 1998年3月三重中央開発株式会社が焼却等熱処理施設を設置し、エネルギー創造事業を開始

2000年代

  • 2001年3月1994年3月に閉鎖した大阪府和泉市にある管理型最終処分場の跡地利用として和泉リサイクル環境公園を開園
  • 2001年12月兵庫県神戸市にリサイクルセンターを開設
  • 2003年3月大阪府和泉市にリサイクルセンターを開設
  • 2005年5月創業三重中央開発株式会社の環境計量部門を分社化し、株式会社ディンズ環境分析センターを設立し、コンサルティング事業を開始
  • 2006年11月三重中央開発株式会社がジオメルト無害化施設で三重県より汚染土壌浄化認定通知書を受領し、土壌浄化事業を開始
  • 2006年11月M&A株式会社GE(現 DINS関西株式会社)を子会社化
  • 2009年3月M&A株式会社神戸ポートリサイクルを子会社化

2010年代

  • 2010年7月奈良県天理市より、天理市環境クリーンセンターの運転管理業務を受託し、施設建設・運営管理事業を開始
  • 2011年4月M&Aバイオエタノール・ジャパン・関西株式会社(現 DINS関西株式会社)を子会社化
  • 2011年9月M&Aバイオエタノール・ジャパン・関西株式会社が株式会社RAC関西を吸収合併し、株式会社DINS堺(現 DINS関西株式会社)に商号変更
  • 2013年9月三重中央開発株式会社が三重県伊賀市に廃棄物複合型リサイクル施設であるエネルギープラザを開設
  • 2013年11月創業近江八幡エコサービス株式会社を共同出資により設立
  • 2013年12月滋賀県近江八幡市より、近江八幡環境エネルギーセンターの整備及び運転管理業務をDBO方式(※2)で受託
  • 2014年3月大阪府和泉市に設置した最終処分場の跡地利用としてDINSメガソーラー(※3)が完成
  • 2016年3月M&A株式会社総合農林を子会社化し、森林保全事業を開始
  • 2016年3月トライアール神戸(有価資源リサイクル事業)を譲受け、アルミペレット事業を開始
  • 2016年4月M&A株式会社近畿環境開発(現 大栄アメット株式会社)を子会社化
  • 2017年1月M&A株式会社関電ジオレ(現 株式会社ジオレ・ジャパン)を子会社化
  • 2017年2月和歌山県御坊市に管理型最終処分場及びリサイクルセンターを開設
  • 2017年3月M&A三基開発株式会社を子会社化
  • 2017年12月和歌山県和歌山市にリサイクルセンターを開設
  • 2018年7月M&A阪神トラック株式会社を子会社化し、京都かんきょう株式会社に商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 処理能力2031年3月末まで4,000t/日
  • 最終処分場残容量2031年3月末まで15,000千m³以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    資源循環システムの高度化

    再資源化品の品質向上と動脈市場への供給量拡大、特に廃プラスチックの再生原料供給に注力。最終処分場では資源化可能物の埋立削減と高付加価値物の受入を進め、容量あたり売上高を最大化する。

  2. 02

    自治体との関係深化

    ワンストップサービスを提供し、取引自治体数と取引範囲を拡大。関西・中部エリアに集中する顧客基盤を全国に広げ、売上高に占める自治体取引割合を高める。

  3. 03

    M&Aによる事業エリアの拡大

    M&Aを通じて新エリアに進出し、事業規模と最終処分場の残容量を拡大。九州や関東での拠点化を進め、ワンストップ体制を整備する。

  4. 04

    焼却等熱処理施設能力の拡大

    2031年3月期末までにグループ全体の処理能力を4,000t/日に引き上げるため、新施設の許認可取得と建設を計画的に推進する。

  5. 05

    公民連携事業(PPP)の推進

    自治体と連携し、民間が整備する廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏を構築。一般廃棄物と産業廃棄物を一体的に処理する体制を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で2,428人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は601万円で、3期前と比べて+12.3%平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は9.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年3月53540.48.42,089
2024年3月55341.38.72,194
2025年3月57642.09.02,309931
2026年3月60142.49.02,428914

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率104.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社22(国内 22 / 海外 0、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
三重リサイクルセンター — 三重県伊賀市204億円
環境関連事業
三木リサイクルセンター — 兵庫県三木市140億円
環境関連事業
本社 — 福岡県北九州市門司区138億円
環境関連事業
御坊リサイクルセンター — 和歌山県御坊市8,127百万円
環境関連事業
本社・RAC事業所 — 大阪府堺市西区6,097百万円
環境関連事業
グループ本部 — 兵庫県神戸市東灘区6,042百万円
全社(共通)
伊賀リサイクルセンター — 三重県伊賀市5,200百万円
環境関連事業
本社・末広工場 — 兵庫県尼崎市4,627百万円
環境関連事業
西宮リサイクルセンター — 兵庫県西宮市4,505百万円
環境関連事業
本社・和泉リサイクルセンター — 大阪府和泉市4,340百万円
環境関連事業
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    三重中央開発株式会社(注)2.3
    三重県伊賀市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    DINS関西株式会社
    大阪府堺市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社共同土木
    埼玉県上尾市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    栄和リサイクル株式会社
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ジオレ・ジャパン
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権86.1%
  • 国内
    株式会社セーフティーアイランド
    兵庫県神戸市東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社摂津清運
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社海成
    千葉県千葉市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京都かんきょう株式会社
    京都府京都市右京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社神戸ポートリサイクル
    兵庫県神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権82.5%
  • 国内
    大栄アメット株式会社
    京都府福知山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社摂津
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社10社を開く
  • 株式会社クリエイトナビ兵庫県神戸市東灘区100%
  • アイナックフットボールクラブ株式会社兵庫県神戸市東灘区100%
  • 株式会社総合農林兵庫県神戸市東灘区100%
  • 有限会社クリーンテック名張三重県名張市100%
  • 肥前環境株式会社(注)5佐賀県伊万里市70%
  • 宮古島エコサービス株式会社沖縄県宮古島市100%
  • 京都エコサービス株式会社京都府京都市南区100%
  • 株式会社スカラベサクレ福岡県北九州市門司区80%
  • 株式会社コウキ(注)4兵庫県西宮市82%
  • 株式会社要興業(注)6東京都豊島区28%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    京奈和自動車道紀の川東IC産廃処理業務
    国土交通省 · 2017-11-01
    9億円
  • 調達
    医療用防護具等の再生処理等業務一式
    厚生労働省 · 2023-09-25
    6.8億円
  • 調達
    没収不動産に係る廃棄物撤去第Ⅲ期工事
    検察庁 · 2022-02-24
    3億円
  • 調達
    医療用防護具等の再生処理等業務一式
    厚生労働省 · 2023-03-13
    2.6億円
  • 調達
    高効率な資源循環システムを構築するためのリサイクル技術の研究開発事業
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-07-31
    1.9億円
  • 調達
    高度循環型システム構築に向けた廃電気・電子機器処理プロセス基盤技術開発情報連携システム
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-10-20
    1.4億円
  • 調達
    革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発/高度選別システム開発/
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-29
    7,996万円
  • 調達
    令和7年度大阪拘置所屋上運動場俯瞰対策改修工事
    法務省 · 2026-07-09
    7,183万円
  • 調達
    没収不動産に係る廃棄物撤去第Ⅰ期工事
    検察庁 · 2020-07-29
    5,786万円
  • 調達
    令和7年度個人防護具等の再生処理等の廃棄物処理業務(西日本エリア)一式
    厚生労働省 · 2025-08-29
    5,301万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は879億円営業利益222億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.6%、利益が+3.3%。

売上高
+9.6%
879億円
営業利益
+3.3%
222億円
純利益
+9.7%
158億円
営業利益率
25.3%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高939億円879億円
営業利益243億円222億円
純利益164億円158億円
1株あたり配当¥55¥55

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は241億円、営業利益は56億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.9%、営業利益は+24.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q17933
2024年1Q1764525.630
2024年2Q1794927.436
2024年3Q1925729.737
2024年4Q18333
2025年2Q38210226.766
2025年4Q42011326.978
2026年2Q4008922.361
2026年4Q47913327.897
2027年1Q2415623.235

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2019年3月期からの8期で、売上は321億円から879億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は25.3%。売上は7期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年3月3215135
2020年3月33810280
2021年3月61614292
2022年3月65013389
2023年3月677167105
2024年3月730206136
2025年3月80221521526.8144
2026年3月87922222425.3158

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高879億円のうち、営業利益として残るのは222億円25.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は158億円、売上の18.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.8%499億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.0%158億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.3%222億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
43.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+17.7pt
25.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+12.9pt
18.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.7pt
15.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2026年3月期は営業CFが255億円、投資CFが−651億円で、差し引きのフリーCFは−396億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は544億円で、売上の7.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年3月114−14611−32597
2022年3月180−164−3216583
2023年3月163−123−9040534
2024年3月217−156−7661521
2025年3月230−190−3540526
2026年3月255−651414−396544

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2026年3月期の総資産は2,602億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,141億円で、自己資本比率は42.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年3月61621140534.2
2020年3月1,02828574327.8
2021年3月1,51653298434.9
2022年3月1,58360198237.7
2023年3月1,63679084648.0
2024年3月1,72888084850.7
2025年3月1,84994790251.0
2026年3月2,6021,1411,46142.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
523億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
884億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,461億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中33位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中431位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,690で、1年前と比べて+8.8%過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。

¥3,690-5.3%1ヶ月+1.0%1年+8.8%時価総額3,686億円
過去52週の値幅
安値¥3,265高値¥4,365

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.1倍
PER (会社予想)22.5倍
PBR3.32倍
配当利回り1.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で約0.5%上昇し、25日移動平均線(3753円)を0.5%上回って推移しています。52週高値4365円に対しては約13.6%下、52週安値3025円からは約24.6%高とレンジ内です。8月10日と12日に出来高が30万株を超え、その後は10万株前後に減少しており、需給は落ち着いています。RSIは51.85と中立圏で、方向感に欠ける展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PER 23.56倍は業界平均23.01倍とほぼ同水準で、予想PER23倍も同様に妥当な範囲です。PBR3.39倍は平均3.33倍とほぼ同等で、ROE15.5%は平均を上回る収益性を示しています。配当利回り1.46%は平均2.29%を下回り、配当性向57.1%と高いものの利回りは伸び悩んでいます。売上高・利益とも増加傾向で、経営は安定しています。割安とは言えないが、成長と収益性を考慮するとほぼ妥当な評価です。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.1倍23.4倍
PER (予想)22.5倍
PBR3.32倍3.51倍
ROE15.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、環境規制強化や循環型社会への移行が追い風となる一方、競争激化と処理料金の低下懸念がある点。強気派は、廃棄物処理需要の安定性とリサイクル事業の成長性、M&Aによる規模拡大を評価する。弱気派は、処理施設の稼働率が需要動向に左右されやすく、新規参入や価格競争で利益率が低下するリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 規制強化の追い風

    環境規制が厳格化し、廃棄物処理の需要は中長期的に拡大。

  • M&Aによる成長

    積極的なM&Aで処理能力と営業エリアを拡大。

  • 高い収益性

    2025/3期は売上高802億円に対し営業利益率26.8%と高水準。

  • 2026年3月期も営業増益計画通年影響

    営業利益は215億円から222億円へ7億円増益。売上高879億円と高成長が続く。

  • 2期連続の約1割増収通年影響

    売上高802億円→879億円と77億円増収。収益基盤が積み上がる。

  • ROE15.5%の高収益性継続影響

    ROE15.5%とPBR3.35倍から株主資本を効率的に使っている。

  • 外国人株主比率25.96%継続影響

    外国人持ち分25.96%。海外投資家の買いが継続すれば需給が締まる。

マイナスに働く材料7
  • 価格競争のリスク

    参入企業が増え、処理料金の低下圧力が強まる懸念。

  • 設備投資の負担

    多額の設備投資が減価償却費増加や資金負担となる。

  • 処理需要の変動

    景気悪化で産業廃棄物の排出量が減ると稼働率が低下。

  • PER23倍の割高警戒継続影響

    予想PER23.04倍。営業利益の増益幅7億円と比べると期待が先行。

  • 営業利益率の低下2026年3月期影響

    営業利益率26.81%→25.26%へ1.55ポイント低下。高水準維持は難しさが表れる。

  • 純利益の伸び鈍化2026年3月期影響

    純利益は144億円→158億円と14億円増にとどまる。税負担などで営業増益を吸収。

  • 株価の1年上昇で過熱感不定影響

    株価は1年で24.71%上昇。足元のバリュエーションが見直される局面。

次の決算で確かめる点
処理量
需要の規模と稼働率を示すため、業績の変動要因になる。
処理単価
価格競争の影響を測るための重要指標。
有利子負債比率
M&Aや設備投資の資金負担を評価するために確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり55で、前期から+10.4%いまの株価に対する利回りは1.49%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥55
1株あたり
配当利回り
1.49%
いまの株価に対して
配当性向
57.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月4246.4
2025年3月4814.353.8
2026年3月5310.457.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥55

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,346人。区分でいちばん多いのは事業法人62.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が69.7%を占め、残る30.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人62.862.162.062.0
外国法人18.521.422.126.0
金融機関10.210.810.07.7
個人・その他7.05.05.44.0
証券会社1.60.70.40.3
自己株式0.71.40.0
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ウイングトワ株式会社61.47
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.86
03RBC IST 15 PCT NON LENDING ACCOUNT - CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.65
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.63
05NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.42
06CEPLUX- THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2 (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.62
07大栄環境従業員持株会1.59
08BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.39
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.25
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.07

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で−99%、1株純資産は8期で−99%。直近期のROEは15.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年3月19,424117,11617.913.4
2020年3月44,643158,44832.438.1
2021年3月10358317.424.9
2022年3月9865215.735.6
2023年3月11278615.215.635.0
2024年3月13688316.419.646.4
2025年3月14695715.819.653.8
2026年3月1601,10015.524.357.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額158百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
金子文雄代表取締役 会長6961,451,300
下田守彦代表取締役 社長5717,850
大田成幸取締役7151,300
村上知子取締役555,600
峯森章取締役 常勤監査等委員7411,000
村井一雅取締役 監査等委員625,600
北嶋紀子取締役 監査等委員515,600
出射邦彦会長特命担当
鰐部仁子会社管理担当
下地弘章事業担当
釘宮新一経営管理本部長兼経理部長 経営管理担当
大塚健護総合政策本部長 総合政策担当
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
山田眞技術部長 技術担当
濱嶋弘之営業本部長 営業担当
前山泰彦三重中央開発株式会社常務取締役三重事業所長 三重中央開発株式会社運営担当
中村龍男関東本部長兼株式会社共同土木代表取締役 関東エリア事業担当
山口渉事業本部長兼事業部長 事業副担当
久保昭典営業副本部長兼関西営業部長 営業副担当

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31081312241
社外取締役3174217
取締役(社内)11231515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,906字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社48社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社8社(※1)、持分法非適用関連会社4社で構成されております。 また、2026年3月末日現在、93の事業拠点を有しております。「再資源化施設等」は、廃棄物や汚染土壌の再資源化や処分等を行う施設で46ヶ所、「その他事業拠点」は、分析センターや自治体から受託した廃棄物処理施設の運営を実施している施設等で34ヶ所、「営業所」は、当社グループ統括の営業本部を含め13ヶ所であります。 ※一部プロットには事業所の重複があります。また、持分法適用関連会社の拠点も含んでおり、持分法非適用関連会社の拠点は重要性の観点から含めておりません。 当社グループは、持続可能な循環型社会の実現を目指し、「廃棄物処理・資源循環」を中心とする「環境関連事業」を主な事業としております。「環境関連事業」は「廃棄物処理・資源循環」のほか、「土壌浄化」、「施設建設・運営管理」、「コンサルティング」、「エネルギー創造」、「森林保全」、「その他」の7つの事業に区分しております。また、「その他」として、「アルミペレット」、「リサイクルプラスチックパレット」で構成される「有価資源リサイクル事業」及び「スポーツ振興事業」を行っております。 なお、以下の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、各事業を構成する主要な関係会社の状況については、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載しております。 (1)環境関連事業 (廃棄物処理・資源循環) 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の79.7%を占めております。 当社グループの主力となる「廃棄物処理・資源循環」においては、様々な施設群を活用して、産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬、中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを展開しております。自社廃棄物管理システム等を活用して、廃棄物のトレーサビリティ、処理状況の見える化や再資源化に向けた分別指導などを進め、排出事業者の廃棄物管理をサポートすることで、事務負担やリスクの低減を図り、安全・安心な廃棄物処理サービスを提供しております。産業廃棄物は主にメーカー、ゼネコン、医療機関(国立病院、大学病院、大手民間病院等)から、また、一般廃棄物は主に自治体(2026年3月期における取引自治体数512(※2))から、廃棄物処理を請け負っております。 収集運搬は、廃棄物を排出場所から収集し、中間処理・再資源化等を行うリサイクルセンターまで運搬する事業であります。当社グループは、収集運搬に用いるパッカー車、コンテナ車、ダンプ車のほか、トレーラーなど合計752台(2026年3月末日現在)の車両を保有し、関西・中部エリアをはじめ、関東エリア、中国・四国エリアにおいて収集運搬を行っております。また、廃棄物の大量輸送、広域物流に対応するため、海上輸送も実施しており、廃棄物専用海上コンテナも800基以上保有しております。 中間処理・再資源化は、廃棄物を再生利用するための選別・破砕や減容化のための焼却等を行う事業であり、当社グループの26ヶ所ある中間処理施設の総許可能力(※3)は、2026年3月末日現在、1日当たり58,951トン(選別・破砕・再資源化施設56,539トン、焼却等熱処理施設2,412トン)であります。当社グループは、一般廃棄物及び輸入廃棄物を除く産業廃棄物全20品目に対応する処分業許可及び特定有害汚泥・廃石綿等など特別管理産業廃棄物処分業許可を有しており、廃棄物の減容化・無害化等を通じて、最終処分量の低減を図るとともに、循環型社会の実現に貢献するため、金属・非鉄金属回収や廃プラスチック類の固形燃料化など各種リサイクル法等に対応した処理を行っております。また、廃棄物の焼却時の余熱や蒸気は、エネルギーとして活用しております。 最終処分は、再生利用できない廃棄物を適切に管理された処分場にて埋立処分する事業であり、当社グループは、7地域で管理型最終処分場及び1地域で安定型最終処分場を有しており、2026年3月末日現在、総設置許可容量(※3)は合計43,750千㎥(2026年3月末日現在の残容量(※4)は、15,664千㎥)であります。 当社グループは、これらの施設群を活用して、収集運搬、中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供しております。このワンストップ体制については、排出事業者から廃棄物処理過程の透明化に対するニーズの高まりに応えることができ、また、許認可取得が難しく、利益率が高い大型の焼却等熱処理施設や最終処分場を自社で保有していることにより、外部委託による収益性低下を回避できるといったメリットがあると考えております。また、「廃棄物処理・資源循環」は、不法投棄リスクや排出事業者責任の強化により、排出事業者は安心安全で信頼できる処理事業者を選ぶという事業の性質上、既存顧客の取引継続性が高く、かつ許認可の取得や多額の投資を要することから参入障壁が高いため、今後も安定した事業成長を見込んでおります。 また、被災地の災害復興支援として災害廃棄物の処理も実施しております。さらに、少子高齢化に伴う税収やごみ量の減少、多発する大規模災害による大量の災害廃棄物への対応など市町村が抱える課題解決の方策として、廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏(※5)の構築を進めております。 (土壌浄化) 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の8.1%を占めております。 当社グループは、土壌汚染対策法に基づく指定調査機関の許可を保有しており、主に建設会社に対して、土壌汚染エリアの調査から汚染対策の提案、汚染土壌処理に至るトータルソリューションを提供しております。当社グループは、6事業所で汚染土壌処理業許可を取得しております。ほぼ全ての汚染土壌処理方式に対応し、PCB(ポリ塩化ビフェニル)汚染土壌など難処理土壌の処理も実施しております。また、連結子会社の株式会社ジオレ・ジャパン、株式会社セーフティーアイランド及び株式会社スカラベサクレにおいては、専用岸壁を有しており、船舶による広域的な受入れを実現しております。当社グループの土壌浄化の総許可能力(※3)は、2026年3月末日現在、1日当たり17,339トンであります。 (施設建設・運営管理) 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の6.8%を占めております。 当社グループは、主に建物構築物の解体工事及び自治体のごみ処理施設の施設建設、維持管理及び保全業務を実施しております。 建物構築物の解体工事は、現地調査、解体計画の策定、解体工事、施工管理、安全管理等の業務全般を実施しております。また、解体工事で発生する廃棄物についても、当社グループの廃棄物処理施設を活用して処理・再資源化を進めるなどシナジーを活かした事業を展開しております。 自治体のごみ処理施設の施設建設、維持管理及び保全業務は、廃棄物処理施設を保有するエンドユーザー目線で廃棄物の性状に適した施設の基本仕様の設計、建設工事、施設稼働後の維持管理及び保全業務まで一貫して実施しております。緊急時には当社グループが保有する廃棄物処理施設で処理をバックアップできる体制を構築しており、安定的な施設運営を図っております。また、維持管理及び保全業務は、日々の点検・保守及び設備や機器の清掃により、設備や機器の不具合・異常の早期発見に繋げるとともに、最適な補修・整備計画の立案を行っており、立案した計画に基づき修繕・整備工事を実施しております。 (コンサルティング) 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の1.3%を占めております。 当社グループがこれまで蓄積した経験やノウハウをもとにAI・IoTなどを活用した新たなサービスを研究・開発し、廃棄物を排出する自治体やメーカー、ゼネコンなどの民間企業に対して最適なソリューションを提供しております。また、災害廃棄物処理計画策定支援、循環型社会の実現に向けた事業者のゼロエミッション活動の支援、自治体が抱える課題やニーズに応じた廃棄物管理に関する提案等を行っております。産学官と連携したオープンイノベーションを通じて、地域ソーシャルビジネスを創出し、今後加速する人口減少などの社会課題に対応してまいります。 (エネルギー創造) 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の1.0%を占めております。 当社最終処分場の跡地を利用したメガソーラーや、廃棄物及びバイオマスからの熱回収によるエネルギー供給施設、並びにメタン発酵によるバイオガス発電事業における余剰電力の有効利用など、再生可能エネルギーや非化石エネルギーの供給事業を展開しております。余剰電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度の利用等により電力会社に販売しております。このように、廃棄物という資源と自然の力をエネルギーに変換し、地域循環共生圏(※5)の構築に貢献しております。 (森林保全) 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の0.1%を占めております。 当社グループは、全国30ヶ所に合計約8,170haの山林を保有しております。100年先を見据えた持続可能な森林経営を目指し、宮崎県三股町の社有林(以下、「宮崎三股山林」)では、長期の森林経営計画に基づく施業や、保安林指定区域の整備事業(主にスギの間伐作業)などを行い、間伐材は市場へ出荷するとともに、地域防災の強化に努めております。また、2023年10月には宮崎三股山林の一部が環境省の自然共生サイトに認定されたことを受け、現地のモニタリングを定期的に実施し、生物多様性の保全にも注力しております。森林保全事業として、木材の生産だけでなく、地域・環境に配慮した森林管理に重点的に取り組み、「森」と「木」が生み出す多様な価値の向上を図っております。 (その他) 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の0.1%を占めております。 当社グループが保有する廃棄物処理施設の運転管理等の担い手を確保すること等を主たる目的に事業を行っている「人材派遣及び人材紹介」や最終処分場が立地している地域の基幹産業である農業の担い手不足を補い、遊休農地を活用し地元雇用など地域貢献を行う「アグリビジネス」などを行い、多様な事業展開を通じて地域社会へ貢献しております。 ※1 持分法適用関連会社数には、持分法適用関連会社の子会社を含めております。 ※2 取引自治体数には都道府県、東京23区を含み、また広域連合に関しては、構成する各市町村をそれぞれ1自治体としてカウントして算出しております。 ※3 総許可能力・容量とは、都道府県等から許可を取得している処理能力(最終処分場は容量ベースのため「許可容量」と記載)をいいます。記載している処理能力は、一般廃棄物のみ許可を有している施設を除き、産業廃棄物の処理能力になります。また、施設数は事業を実施していない施設を除いて記載しております。 ※4 残容量とは、総許可容量から既に廃棄物や土壌を埋立した容量を除いた将来埋立可能な容量をいいます。 ※5 地域循環共生圏とは、各地域が地域資源を最大限活用しながら、自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方をいいます。 (2)その他 (有価資源リサイクル事業) 飲料用アルミ缶や容器包装プラスチック等の原料を仕入れ、再生品に加工・販売する事業を行っております。 a. アルミペレット 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の2.0%を占めております。 主に自治体から仕入れる飲料用アルミ缶の表面塗料やコーティング材などの異物を取り除き、徹底した品質管理で高純度なアルミペレットを製造し、高炉メーカー等に販売を行っております。アルミ缶を原料とした粒状の製品であるアルミペレットは、高炉での「鋼」製造工程で使用する副資材である「脱酸材」として国内外で取引しております。 b. リサイクルプラスチックパレット 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の0.7%を占めております。 自治体が回収する容器包装プラスチック等を原料にリサイクルプラスチックパレットの製造及び販売を行っております。 (スポーツ振興事業) 2026年3月期において、当社グループの連結売上高の0.3%を占めております。 WEリーグに所属する日本女子プロサッカークラブ「INAC神戸レオネッサ」の運営などを通じて、地域の皆さまとの関係を深めることにより、青少年の健全育成、スポーツ文化の振興や地域経済の発展に寄与する社会的な役割を担っております。 [事業系統図] 事業の系統図は以下のとおりとなります。 ※1 当社 連結子会社:三重中央開発㈱、㈱スカラベサクレ、DINS関西㈱、㈱共同土木、㈱セーフティーアイランド、 他連結子会社25社 持分法適用関連会社:㈱要興業、メジャーヴィーナス・ジャパン㈱、他持分法適用関連会社5社 持分法非適用関連会社:㈱グリーンアローズホールディングス、他持分法非適用関連会社1社 ※2 当社 連結子会社:三重中央開発㈱、㈱スカラベサクレ、㈱ジオレ・ジャパン、㈱セーフティーアイランド ※3 当社 連結子会社:近江八幡エコサービス㈱、栄和リサイクル㈱、㈱海成、他連結子会社2社 持分法非適用関連会社:㈱エコクリーン大和郡山 ※4 当社 連結子会社:三重中央開発㈱、資源循環システムズ㈱、ディーデザイン㈱、他連結子会社3社 ※5 当社 連結子会社:三重中央開発㈱、DINS関西㈱ 持分法適用関連会社:リエネルミエ㈱ 持分法非適用関連会社:かけがわ報徳パワー㈱ ※6 連結子会社:㈱総合農林 ※7 連結子会社:㈱クリエイトナビ、DINSみらい㈱、他連結子会社3社 非連結子会社:農事組合法人里山 ※8 当社 ※9 連結子会社:㈱プラファクトリー ※10 連結子会社:アイナックフットボールクラブ㈱ 非連結子会社:福知山ゴルフ㈱
経営方針・対処すべき課題4,771字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであり、実際の数値と異なる可能性があります。 (1)経営方針 当社グループは、「われわれは、創造・改革・挑戦の信念をもって、人間生活・産業・自然との共生を目指し、社会に貢献します。」との経営理念のもと、サステナブルな明るい未来社会を実現するより良い環境づくりを目指して、「事業の永続性を高め、環境創造企業として進化する」という経営ビジョンを掲げております。また、当社グループの事業は、地域の皆さまからの「信頼」がなくては成り立たない事業であり、これまでに積み上げてきた地域の皆さまからの「信頼」により、地域に根差した事業を展開していることが当社グループの最大の強みです。「未来は、信頼から生まれる。」という創業の原点をサステナビリティ基本方針として位置付けることで、持続可能な社会の実現と持続的な企業価値の向上を目指しております。そして、これらを実現するための4つの組織行動として「DINSステートメント」(Development(進化)、Integrity(誠実)、Nature(自然)、Social contribution(社会貢献))を定め、100年企業に向けての基盤づくりを着実に進めております。 (2)経営環境及び対処すべき課題等 当社グループは、人口減少、気候変動、循環経済、技術革新、生物多様性のメガトレンドに対して、廃棄物処理・資源循環の分野で取り組んでいく必要があります。当社グループの属する廃棄物処理・資源循環業界は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下、「廃棄物処理法」という。)が施行されて50年以上経過し、循環経済や脱炭素が求められる社会情勢の中で、廃棄物処理や資源循環のあり方を問い直すべき時期にあります。このような状況のもと、当社グループは、廃棄物処理・資源循環業界が「動脈企業に対して高品質な原材料を供給」するとともに、「一般廃棄物と産業廃棄物を一体的に処理する体制を構築」すべきであると考えており、そのけん引役として取り組むことが、当社グループのみならず社会に対する価値創造に繋がると考えております。 当社グループは、このように廃棄物処理や資源循環のあり方を変え、経営ビジョンを実現していくために、5つの重要課題(マテリアリティ)を特定いたしました。課題解決に向けて、決して止めることのできない重要な社会インフラを担う企業として、最も強みとする地域社会との関わりをより深め、「資源循環の高度化」、「公民連携・地域との共生」、「持続可能な廃棄物の適正処理」といった3つのビジネス戦略を進めております。 (3)中期経営計画「D-Plan2028」 当社グループは、2025年5月に、5つの重要課題の解決に向けて3つのビジネス戦略を実行するための具体的な計画として、2028年3月期までの3か年の中期経営計画「D-Plan2028」(以下、「D-Plan2028」という。)を策定いたしました。D-Plan2028は、2031年3月期までの6か年計画のうち前半3年間という位置づけであり、2031年3月期の目指す姿に向けて、オーガニック成長やM&Aによって事業規模や事業エリアを拡大しつつ、成長投資を継続してまいります。 ※2026年5月14日、財務戦略の一部を見直しております。 (4)D-Plan2028の進捗 当社グループは、2031年3月期の目指す姿に向けて、上図に示す6つの成長施策と2つの経営基盤強化施策に取り組んでおります。施策の一つであるM&Aについては、2025年11月に九州エリアで初の事業拠点となる株式会社スカラベサクレを連結子会社化いたしました。同社は最終処分事業を行っており、事業エリアの拡大とともに当社グループの最終処分場の年間埋立量と残容量拡大に繋がっております。加えて、各施策についてもそれぞれ次のとおり、進めております。今後においても、目標達成に向けて着実に施策を推進してまいります。 ① 成長施策 a.D-Plan2028より収益貢献する施策 (a) 資源循環システムの高度化 ・動脈市場への供給量拡大を通じた再資源化事業の収益拡大 国内のカーボンニュートラルを実現するためには循環経済への転換が不可欠です。当社グループは、再資源化品の品質を向上させつつ動脈市場への供給量拡大を進めております。特に動脈市場から最も供給を求められる廃プラスチックに関しては、「iCEP PLASTICS」という動静脈連携によるサービスを通じて再生原料としての供給量拡大に注力しております。2026年4月に新たに稼働開始したプラスチック高度化施設を含む当社グループの再資源化施設を最大限活用することで、更なる供給量拡大を図ってまいります。 ・最終処分場の価値最大化 資源化可能物や有機性廃棄物の埋立削減を進めております。加えて、焼却灰や埋設廃棄物など比重の大きいものを中心とした高付加価値物の受注に注力しております。今後も高付加価値物の受入割合を高め、最終処分場における容量あたりの売上高の最大化を図ってまいります。 (b) 自治体との関係深化 当社グループの2026年3月期中の取引自治体数は前年同期比25自治体増加し、512自治体となりました。取引自治体の多くは関西・中部エリアに集中しておりますが、ワンストップサービスの提供により、取引自治体数の増加及び取引自治体との取引範囲のさらなる拡大を進めることで、売上高に占める自治体との取引額割合の拡大を図ってまいります。 (c) M&Aによる事業エリアの拡大 当社は、2026年3月期において6件のM&Aを実行することができました。2025年11月に連結子会社化した株式会社スカラベサクレは、九州エリアにおける初の事業拠点として、事業エリアの拡大及び最終処分場の年間埋立計画量と残容量の拡大に貢献しております。また、同年10月に持分法適用関連会社化した株式会社要興業は、東京都を主な事業エリアとしていることから、自治体との取引拡大及び関東エリアでのシェア拡大に寄与するものと考えております。これら2件の大型M&Aは、D-Plan2028の目標達成に大きく寄与するものと考えており、今後も引き続き、各エリアでのワンストップサービスを提供できる体制を整え、事業エリアの拡大及び受入量拡大を図ってまいります。 b.2031年3月期に向けた施策 (a) 焼却等熱処理施設能力の拡大 2026年3月に、公民連携事業を進めている相生市において、連結子会社の相生エコサービス株式会社が廃棄物処理施設設置許可を取得いたしました。これは、2031年3月期末までに当社グループの処理能力を4,000t/日まで高めることに繋がる取組みの一環であります。引き続き、新施設稼働に向けた許認可手続及び施設設置工事を計画的に進めてまいります。 (b) 最終処分場の年間埋立計画量と残容量拡大 ・年間埋立量拡大に向けて新規エリアでのM&Aを推進 株式会社スカラベサクレや肥前環境株式会社の連結子会社化に加えて、2026年4月に福島県にある最終処分場を譲受いたしました。これらは2031年3月期末に当社グループとして15,000千m3以上の残容量を確保すること及びエリア拡大に繋がる取組みであり、年間埋立計画量を1,250千m3から拡大することに寄与するものと考えております。今後も引き続き、積極的なM&Aを通じて最終処分場の年間埋立計画量と残容量拡大を図ってまいります。 ・既存エリアでの新増設計画の推進 2025年10月、当社御坊リサイクルセンターの第2期管理型最終処分場を供用開始いたしました。加えて、既存リサイクルセンターでの最終処分場の新増設計画も着実に推進してまいります。 (c) 公民連携事業(PPP)の推進 2026年3月、連結子会社の相生エコサービス株式会社は、相生市において焼却等熱処理施設の廃棄物処理施設建設の許可を取得しました。これは、当社が公民連携協定を締結している3エリアで初の許可取得であり、2029年4月の稼働開始に向けて建設工事を進めてまいります。当社グループは一般廃棄物と産業廃棄物を一体的に処理することを目指し、民間が整備する廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏の構築を進めております。今後も公民連携協定締結済みの3エリアでの早期稼働開始及びその他のエリアでの公民連携協定の締結を推進してまいります。 ② 経営基盤強化施策 a.人的資本経営推進 当社グループは、「多様な人財の採用と確保」、「スキル向上とキャリア開発」、「従業員エンゲージメントの向上」、「業務プロセスの効率化」を最重要課題と位置づけ、採用チャネルの多角化、社内外の研修プログラムの拡充及びエンゲージメントサーベイなどを活用した環境改善等の各施策を推進しております。急速な人口減少、人財獲得競争の激化、働き方改革への対応及び業務の高度化といった社会的な課題に直面する中、当社グループはこれらの課題解決を通じて、人的資本の価値を最大限に高めてまいります。 b.グループ経営力向上 購買システムの導入による承認プロセスの透明性向上や連結子会社化した子会社への規程導入及びコンプライアンス教育の実施などガバナンス体制の強化に注力しております。加えて、取締役会の実効性向上、指名・報酬諮問委員会を通じた役員の指名・報酬手続きの透明性の向上、労働安全衛生の向上及び情報セキュリティの強化など経営基盤の強化を推進しております。今後においては、新役員体制移行後の経営基盤確立とその検証など引き続きガバナンス体制の強化を図ってまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、D-Plan2028において、飛躍に向けた基盤づくりの期間であるこの3年間も、着実な利益成長を意識した経営により、EPS(1株当たり当期純利益)の最大化を図ることを目指しております。上記記載のとおり、各施策の進捗の結果、廃棄物受入量や財務目標となるキャッシュの稼ぐ力を示すEBITDA(営業利益+減価償却費(営業外費用除く)+のれん償却額)を拡大できる見通しが立っております。また、2026年3月期において、株式会社スカラベサクレの連結子会社化、株式会社要興業の持分法適用関連会社化等に伴い493億円のM&A投資を実行しました。これはD-Plan2028の目標値を大きく上回る成果であり、これらにより、2026年5月にD-Plan2028で掲げた2028年3月期の財務目標及びキャッシュアロケーションの見直しを行いました。 ① 主な経営指標 a.主な経営指標 売上高、営業利益、営業利益率、EBITDA(営業利益+減価償却費(営業外費用除く)+のれん償却額)、EBITDAマージン(EBITDA/売上高)、EPSを重視しております。 b.キャッシュアロケーション 営業キャッシュ・フローに加えて、手元資金及び新規借入を原資として、成長投資を重視しつつ株主還元などに戦略的に配分することで、事業成長及び資本収益性の向上を目指しております。当社は、ネットD/Eレシオ((有利子負債-現金及び現金同等物)/自己資本)は、2026年3月期末時点で0.6倍となっておりますが、1.0倍までは積極的に資本収益性を鑑みながら成長投資を進めてまいります。
事業等のリスク17,001字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ここに記載した各リスクの発生可能性、発生時期、影響度は、当連結会計年度末現在における分析に基づくものであり、また、発生可能性又は影響度が「低」又は「小」と記載されたリスクについても、現に当該リスクが発生し又は当社の事業等に重大な影響を及ぼす可能性を否定するものではなく、発生時期の記載と異なる時期に当該リスクが発生する可能性を否定するものではありません。なお、発生時期における「特定時期なし」は、短期から長期のいずれにおいても発生しうるリスクであり、現に一部顕在化しているリスクを含みます。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業活動に関するリスク ① 費用の増加について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの事業においては、人件費が営業費用の相当部分を占めているところ、日本における労働人口の減少や人財不足により人件費がさらに増加し、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの事業運営においては、廃棄物の収集運搬や廃棄物処理施設の運営等にあたって、燃料、電力、薬剤に加え、設備の保守管理に用いる部材等の消耗品を多く使用していることから、それらの価格変動の影響を大きく受けます。特に、燃料価格については、地政学的な要因、為替変動、石油輸出国機構(OPEC)を含む主要な石油供給者の生産計画、需要状況の変化、原油産出国の政情不安、豪雨等の天候不順等により、大きく変動する可能性があります。近時、ロシアによるウクライナ侵攻や日米金利差拡大による円安傾向の恒常化により、当社グループにおける燃料費は、高止まり傾向にあります。 これら費用の増加について、当社グループが顧客から受領する廃棄物の処理受託価格に適時に転嫁できない場合や、他の費用の削減ができない場合には、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 労働災害について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、廃棄物の収集運搬や廃棄物処理施設の設置・運営を行っているため、事業運営の過程において事故、又は設備の欠陥もしくは誤作動等による死亡事故を含む労働災害が発生する可能性があります。当社グループは、車両及び機械設備の保守管理や防護具の使用等の対策に加え、事業本部において労働災害を一元管理し、各事業所で毎月実施する安全衛生委員会やグループ全体で実施する安全衛生大会において、起こりうる事故や発生した事故の情報共有と対策の立案・周知徹底を行っておりますが、このような施策が功を奏する保証はありません。 これらの労働災害の発生により、保険により填補される金額を超える損害賠償責任の発生、施設等の操業の停止もしくは中止、又は当社グループの社会的信用の低下が生じ、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 危険を伴う廃棄物の取扱いについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、可燃性廃棄物や特別管理廃棄物等の危険を伴う廃棄物を取り扱っているため、事業運営の中で火災その他の事故の発生により、人的被害が生じる可能性や、機械設備等が大きく損傷することにより長期にわたり事業活動に支障が生じる可能性があります。また、当社グループによるこれら危険を伴う廃棄物の取扱いが不適切であった場合には、法令違反として、業務改善命令、業務停止命令、許認可の取消し又は罰金等の制裁を受ける可能性もあります。そのような場合、当社グループの社会的信用が低下し、施設の周辺地域からの信頼を失い、許認可の新規取得や既存の許認可の維持に悪影響を及ぼす可能性もあります。 当社グループでは、消火設備等のハード対策や従業員に対する安全教育等のソフト対策を実施しており、AIによる火花探知システムの事業所への導入を順次進める等の対策を講じることで、火災発生の未然防止に努めておりますが、かかる対策だけでは功を奏しない可能性があります。 ④ 顧客との取引について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループの売上は、自治体、メーカー、ゼネコン及び医療機関等の主要顧客との間の継続的な取引によるものが大半を占めております。かかる顧客との取引に係る契約の更新に際しては、顧客との間で価格交渉が行われますが、競合他社との価格競争の結果によっては、既存顧客との取引を失う可能性や更新前の価格よりも低い価格で受注することになる可能性があります。また、契約条項の違反が生じた場合には、契約期間内であっても取引が解消される可能性もあります。 これらにより、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 競合他社との競争について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの属する廃棄物処理業界においては、全国的に大きなシェアを持つ大企業は存在せず、各地域に多くの中小企業が分散し、競合しております。当社グループは、関西、中部及び関東エリアを中心に事業を展開し、多角的な事業展開により、多くの事業者及び自治体等と継続的に取引を行っており、今後も地理的にも事業領域を拡大することを企図しておりますが、自治体や地域と強固な関係を構築している既存の事業者が存在する場合には、そのような地域への進出が困難となる可能性があります。 また、海外事業者や他産業からの新規参入に加えて、既存の競合他社による企業買収・提携等を活用した地理的な事業領域の拡大や、提供するサービスの多角化を含む業界再編に伴う競争環境の変化により、当社グループより価格競争力の高い競合他社が出現した場合には、価格競争が激化し、当社グループによる新規顧客の獲得や、契約更新を控えた自治体を含む既存顧客の維持ができなくなる可能性があります。また、上記「第1 企業の概況 3 事業の内容 (1)環境関連事業」のとおり、産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬、中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでワンストップでサービスを提供することができるというのが当社グループの強みと考えておりますが、競合他社が企業買収・提携等を活用して、同様のワンストップサービスを実現するような場合には、当社グループの競争上の優位性が失われる可能性があります。 このように当社グループが競合他社との競争上優位に立つことができない場合には、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 人財の確保・育成について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの事業においては、多様かつ優秀な人財の確保と育成が不可欠です。日本における少子高齢化及びそれに伴う労働人口の減少や人財不足等によって、優秀な人財の確保・育成ができない場合や予期しない規模の人財流出が起こった場合には、社内の重要なノウハウやリソースが失われ、また、当社グループの社会的信用が損なわれることにより、当社グループの競争力が損なわれる可能性があります。 当社グループは、事業の見える化を推進し、業界と当社グループの認知度・ブランド価値を高めるとともに、ダイバーシティ経営を推進することで、優秀な人財が集まる会社を目指しております。また、「次世代リーダー層の育成」、「成長意欲のある社員への投資」、「多様性を活かす取組み」を柱とする人財育成を推進しておりますが、かかる施策は功を奏さない場合があります。 ⑦ 廃棄物の排出量の減少について(発生可能性:高、発生時期:長期、影響度:大) 当社グループの事業は関西、中部及び関東エリアを中心とした日本国内でのみ行われており、日本の人口動態や経済の影響を強く受けます。日本の少子高齢化及び人口減少が進み、また、日本の景気後退によって消費・経済活動が停滞する場合には、建設業及び製造業を中心に廃棄物の排出量が減少し、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、欧米を含む外国中央銀行と日本銀行における金利差の影響、日本と周辺諸国間及び中東における地政学的な緊張の高まり、円安傾向の恒常化等、今後の日本経済には種々の不確定要素が存在いたします。これらの要因により廃棄物の排出量が減少した場合には、廃棄物の処理受託価格の下落圧力がかかる可能性もあります。 さらに、日本におけるサステナビリティ、ESG、CSRに対する意識の高まり及びそれに伴う政府による廃棄物量の減少やリサイクル率の向上に向けた施策によって、廃棄物の排出量が減少することが長期的に見込まれるとともに、廃棄物処理の方法も循環経済への移行に向けて徐々に変化していくことが考えられます。当社グループがこうした廃棄物量や廃棄物処理方法の変化に適応したサービスを提供できない場合には、当社グループが顧客から受託する廃棄物量が減少する可能性があります。 当社グループは、資源循環システムの高度化を進め、動脈市場への供給量拡大を図るとともに、地域に根差した経営を推進し、信頼できるパートナー企業との連携等を通じ、事業エリアの拡大及び事業の多様化を図っておりますが、こうした施策が功を奏さず、当社グループが、上記のマクロ経済及び事業環境の変化に適切に対応できない場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 中期経営計画について(発生可能性:中、発生時期:短期から中期、影響度:大) 当社グループは、2025年5月14日付で新たにD-Plan2028を策定しております。当社グループの中期経営計画における各種施策及びその経営指標については、新設・増設する施設・機械設備等が計画どおりの能力を有し予定どおり稼働開始すること、廃棄物の排出量・処理受託価格が当社グループの想定の範囲内であること、当社グループの計画どおりに施設・機械設備等の新設・増設及び稼働に関する許認可が得られること、燃料やその他の費用の変動が当社グループの想定の範囲に収まっていること、当社グループの社会的信用に悪影響を与える事象が発生しないこと、当社グループに適用される規制に変更がないこと、廃棄物処理業界における競争環境に著しい変更がないこと等、様々な前提や仮定に基づいて算定しております。しかしながら、これらの前提や仮定が実際の事実関係と異なる場合には、当社グループの中期経営計画における各種施策の遂行及び経営指標の達成が困難となる可能性があります。 ⑨ サステナビリティに関する目標について(発生可能性:中、発生時期:長期、影響度:大) 当社グループは、上記「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおり、重要課題(マテリアリティ)に対する長期的な目標を設定しており、その達成に向けた種々のアクションプランを掲げておりますが、アクションプラン等の遂行とその効果の発現には、様々なリスク及び不確実性が存在いたします。当社グループがかかる目標を達成できない場合には、当社グループの事業、財政状態及び経営成績や社会的信用に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、近時はサステナビリティ投資の拡大を背景として、企業におけるサステナビリティに関する方針の策定及び実施、並びに気候変動関連リスク等の開示に対する意識が高まっておりますが、それらを適切に実践できない場合には、当社グループの社会的信用や投資家からの評価に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 企業買収・提携について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、事業エリアの拡大及び事業の多様化を図る手段の一つとして、企業買収・提携等を実施することがあります。当社グループは、企業買収・提携に際しては、対象企業の事業・財務内容や契約関係等についてデューデリジェンスを実施するとともに、企業買収・提携後も対象企業の経営状況を定期的にモニタリングし、必要に応じて是正措置を実施しております。 しかしながら、デューデリジェンスにおいて全てのリスク、損失又は債務等が網羅的に識別される保証はなく、提示されたリスクや債務に対する当社グループの評価が適切である保証もありません。企業買収・提携には、買収後の業務、技術、人事及び企業風土の統合が想定どおりに進まない、買収後に判明した偶発債務や簿外債務について十分な補償を受けることができない、当初想定していたシナジーが実現しない、買収先の主要な顧客及び役職員が離脱する、のれん等の無形固定資産の減損が生じる、買収・提携先との関係に拘束され当社グループにとって最適な施策を実施することができない、提携先が提携終了後に当社グループと競合する等のリスクがあり、これらが顕在化した場合には、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 外部委託について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループの「廃棄物処理・資源循環」においては、廃棄物の収集運搬、中間処理、再資源化又は最終処分など業務の一部を外部業者に対して委託しておりますが、かかる委託先が当社グループから委託を受けた業務を適時かつ適切に遂行することができない可能性があります。 加えて、廃棄物処理法上、廃棄物処理業者は産業廃棄物の収集運搬や処分を委託する場合であっても、処理が適正に行われるために必要な措置を講ずるように努めなければならず、委託先の産業廃棄物処理業者が法令の定める基準を満たす必要があるとされております(廃棄物処理法第14条第15項、同法施行規則第8条の2の8、第8条の3)。そのため、委託先の外部業者が当社グループから委託を受けた廃棄物の処理に関して法令に違反した場合には、当社グループが業務停止命令等の制裁の対象となる可能性もあります。 これらの事象が生じた場合には、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 固定資産の減損について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、収集運搬から中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供するために、多数の廃棄物収集車両、並びに顧客ニーズに合わせた多様な再資源化施設等の中間処理施設及び最終処分場を保有しており、多額の固定資産を計上しております。また、当社グループは、事業エリアの拡大及び事業の多様化を図る手段として企業買収を実施しており、これにより生じたのれんを有しております。 投資時においては資金収支や内部収益率(IRR)に基づく評価を実施しております。投資後においては業績推移のモニタリングを徹底することで、減損の兆候の早期把握・改善対応に努めておりますが、当初の想定と異なり、これらの固定資産の収益性が低下し、将来キャッシュ・フローの見込額が減少した場合には、減損損失が計上され、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ 設備投資について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、競争力の維持・強化のため、営業活動によるキャッシュ・フローを恒常的に廃棄物処理施設・機械設備・車両の取得や維持等の設備投資に充当しております。また、当社グループの事業に適用される法令の基準等が変更された場合には、それに対応するため、想定外の設備投資が必要となる場合もあります。かかる設備投資により、他の投資への余剰資金が減少するほか、減価償却費の増加により、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 有利子負債について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、廃棄物収集車両、中間処理施設及び最終処分場等の固定資産の取得や維持・修繕、並びに企業買収・提携のために、今後も有利子負債で資金を調達する可能性があります。2026年3月末時点において、有利子負債残高は115,740百万円であり、有利子負債比率は105.4%、総資産に占める割合は44.5%、ネットD/Eレシオ((有利子負債-現金及び現金同等物)/自己資本)は0.6倍となっております。当社グループは、金利の変動リスクを軽減するために、固定金利での調達を行っておりますが、今後金利が上昇する場合には将来の借入等に関する支払利息の負担が増加する可能性があります。 ⑮ 自然災害等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、関西、中部及び関東エリアを中心とする日本各地の事業所において、多数の廃棄物処理施設、再資源化施設、最終処分場、機械設備等を有しております。これらの当社グループの施設は、特に日本における大規模な地震、津波、台風、集中豪雨、降雪、洪水、火災、落雷等の自然災害により、甚大な被害を受ける可能性があります。 そのため、当社グループにおいては、事業継続計画(BCP)を策定するとともに、事業所間連携を強化し、自然災害の有事の際にも事業への影響が小さくなるよう努めておりますが、上記のような事象が発生した場合には、施設の操業停止や廃棄物の収集運搬・処理の遅滞が生じ、修繕費用等も発生する可能性があります。また、これらの自然災害の発生により、当社グループの顧客の事業活動に悪影響が生じ、当社グループの事業に対する需要が減少する可能性もあります。これらの結果、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑯ 感染症について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 新型コロナウイルス感染症のような感染症の拡大・継続により、企業の生産活動が停止し又は制約を受け、建設業及び製造業を中心に廃棄物の排出量が減少することで、当社グループの売上が減少する可能性があります。また、当社グループが行う「廃棄物処理・資源循環」には社会や経済活動を維持する上で、必要不可欠なサービスとして臨機応変かつ柔軟な対応が求められることから、感染症に対する基本的対処方針を定め、感染対策を徹底することで事業の継続性を確保するよう努めておりますが、かかる施策にかかわらず、当社グループの従業員の多くが感染症等に感染した場合には、施設等の操業に支障が生じ、当社グループは適時かつ十分に廃棄物を受け入れることができない可能性があります。これらの事象により、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)法務、規制、コンプライアンス、レピュテーションに関するリスク ① 法的規制等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの営む事業においては、「廃棄物処理法」に基づく廃棄物収集運搬業許可、廃棄物中間処理業・最終処分業許可、廃棄物処理施設設置許可、「土壌汚染対策法」に基づく汚染土壌処理業許可、「使用済自動車の再資源化等に関する法律」に基づく特定再資源化物品の再資源化認定、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」に基づく再商品化事業者認定、「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」に基づく再生利用事業計画の認定、「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」に基づく再資源化事業計画の認定、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に基づく再資源化事業計画の認定や、それらの許認可を取得する上で必要となる「都市計画法」に基づく開発許可等、各種環境法令に基づく多くの許認可の取得が必要であり、それぞれの法的規制等を受けております。 当社グループは、全役職員に対するコンプライアンス教育等を実施し、法令遵守の徹底を図るとともに、事業本部において許認可を一体的に管理する体制を構築することを通じて、法改正等を適時に把握し、迅速な対応に努めておりますが、上記の環境法令に違反した場合には、当社グループが損害賠償義務を負い、又は業務改善命令、業務停止命令もしくは罰金等の制裁を受ける可能性があります。 また、国内外の環境法令の改正やその運用の変更があった場合には、当社グループの事業運営に支障が生じる可能性、追加の費用が必要となる可能性、既存施設の改修が必要となる可能性、廃棄物処理の需要に悪影響を及ぼす可能性があります。 <廃棄物処理法> 当社グループの営む主要な事業を規制する廃棄物処理法には、許可の取消し要件(廃棄物処理法第7条の4、第14条の3の2、第14条の6)が定められております。当社、当社役員及び5%以上の株式を保有している株主が廃棄物処理法の罰則規定に該当する場合はもちろん、刑法、浄化槽法、その他生活環境の保全を目的とする法律、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律、暴力行為等処罰ニ関スル法律のいずれかに違反し、罰金刑に処せられた場合等欠格要件(廃棄物処理法第7条第5項第4号、同条第10項第4号、第14条第5項第2号、同条第10項第2号、第14条の4第5項第2号、同条第10項第2号)に該当した場合には、当社の許可の取消し要件に該当いたします。また、当社グループの子会社や関連会社が欠格要件に該当した場合、当該グループ会社が取得している許可の取消し要件に該当するとともに、一定の条件を満たした場合には当社が取得している許可の取消し要件にも該当することとなります。 当社グループにおいては、現在許可の取消し要件に該当する事象は生じておりませんが、万一、許可の取消し要件に抵触し、許可が取り消される場合には、事業停止に陥り、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、廃棄物処理法における許可の取消し事由及び当社グループが取得している許認可の概要は以下のとおりであります。 (廃棄物処理法における許可の取消し事由) 第七条の四 市町村長は、一般廃棄物収集運搬業者又は一般廃棄物処分業者が次の各号のいずれかに該当するときは、その許可を取り消さなければならない。 一 第七条第五項第四号ハ若しくはニ(第二十五条から第二十七条まで若しくは第三十二条第一項(第二十五条から第二十七条までの規定に係る部分に限る。)の規定により、又は暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に違反し、刑に処せられたことによる場合に限る。)又は同号チに該当するに至つたとき。 二 第七条第五項第四号リからルまで(同号ハ若しくはニ(第二十五条から第二十七条までの規定により、又は暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に違反し、刑に処せられたことによる場合に限る。)又は同号チに係るものに限る。)のいずれかに該当するに至つたとき。 三 第七条第五項第四号リからルまで(同号ホに係るものに限る。)のいずれかに該当するに至つたとき。 四 第七条第五項第四号イからトまで又はリからルまでのいずれかに該当するに至つたとき(前三号に該当する場合を除く。)。 五 前条第一号に該当し情状が特に重いとき、又は同条の規定による処分に違反したとき。 六 不正の手段により第七条第一項若しくは第六項の許可(同条第二項又は第七項の許可の更新を含む。)又は第七条の二第一項の変更の許可を受けたとき。 2 市町村長は、一般廃棄物収集運搬業者又は一般廃棄物処分業者が前条第二号又は第三号のいずれかに該当するときは、その許可を取り消すことができる。 第十四条の三の二 都道府県知事は、産業廃棄物収集運搬業者又は産業廃棄物処分業者が次の各号のいずれかに該当するときは、その許可を取り消さなければならない。 一 第十四条第五項第二号イ(第七条第五項第四号ハ若しくはニ(第二十五条から第二十七条まで若しくは第三十二条第一項(第二十五条から第二十七条までの規定に係る部分に限る。)の規定により、又は暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に違反し、刑に処せられたことによる場合に限る。)又は同号チに係るものに限る。)又は第十四条第五項第二号ロ若しくはヘに該当するに至つたとき。 二 第十四条第五項第二号ハからホまで(同号イ(第七条第五項第四号ハ若しくはニ(第二十五条から第二十七条までの規定により、又は暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に違反し、刑に処せられたことによる場合に限る。)又は同号チに係るものに限る。)又は第十四条第五項第二号ロに係るものに限る。)に該当するに至つたとき。 三 第十四条第五項第二号ハからホまで(同号イ(第七条第五項第四号ホに係るものに限る。)に係るものに限る。)に該当するに至つたとき。 四 第十四条第五項第二号イ又はハからホまでのいずれかに該当するに至つたとき(前三号に該当する場合を除く。)。 五 前条第一号に該当し情状が特に重いとき、又は同条の規定による処分に違反したとき。 六 不正の手段により第十四条第一項若しくは第六項の許可(同条第二項又は第七項の許可の更新を含む。)又は第十四条の二第一項の変更の許可を受けたとき。 2 都道府県知事は、産業廃棄物収集運搬業者又は産業廃棄物処分業者が前条第二号又は第三号のいずれかに該当するときは、その許可を取り消すことができる。 3 前二項の規定により許可を取り消された者であって当該許可に係る産業廃棄物の収集、運搬又は処分を終了していないものは、環境省令で定めるところにより、遅滞なく、許可を取り消された旨を当該収集、運搬又は処分を終了していない産業廃棄物の収集、運搬又は処分を委託した者に書面により通知しなければならない。 4 第十四条の二第五項の規定は、前項の規定による通知をした者について準用する。 (取得している主要な許認可の概要) 大栄環境株式会社 許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   有効期限 一般廃棄物収集運搬業許可   市町村   一般廃棄物の収集・運搬   (最初に期限を迎えるもの)2028年3月31日 (最後に期限を迎えるもの)2028年3月31日 一般廃棄物処分業許可   市町村   一般廃棄物の中間処理・最終処分   (最初に期限を迎えるもの)2026年10月13日 (最後に期限を迎えるもの)2028年3月31日 産業廃棄物収集運搬業許可   都道府県、 政令市   産業廃棄物の収集・運搬   (最初に期限を迎えるもの)2027年5月12日 (最後に期限を迎えるもの)2032年8月17日 産業廃棄物処分業許可   都道府県、 市町村   産業廃棄物の中間処理・最終処分   (最初に期限を迎えるもの)2027年2月24日 (最後に期限を迎えるもの)2031年7月26日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   都道府県、 政令市   特別管理産業廃棄物の収集・運搬   (最初に期限を迎えるもの)2027年5月20日 (最後に期限を迎えるもの)2032年10月3日 特別管理産業廃棄物処分業許可   都道府県、 市町村   特別管理産業廃棄物の中間処理・最終処分   (最初に期限を迎えるもの)2028年4月3日 (最後に期限を迎えるもの)2030年7月24日 三重中央開発株式会社 許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   有効期限 一般廃棄物収集運搬業許可   市町村   一般廃棄物の収集・運搬   (最初に期限を迎えるもの)2026年10月21日 (最後に期限を迎えるもの)2028年3月31日 一般廃棄物処分業許可   市町村   一般廃棄物の中間処理・最終処分   (最初に期限を迎えるもの)2027年3月11日 (最後に期限を迎えるもの)2028年3月31日 産業廃棄物収集運搬業許可   都道府県、 政令市   産業廃棄物の収集・運搬   (最初に期限を迎えるもの)2027年6月30日 (最後に期限を迎えるもの)2033年3月5日 産業廃棄物処分業許可   都道府県   産業廃棄物の中間処理・最終処分   (最初に期限を迎えるもの)2026年8月27日 (最後に期限を迎えるもの)2031年6月12日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   都道府県、 政令市   特別管理産業廃棄物の収集・運搬   (最初に期限を迎えるもの)2027年6月30日 (最後に期限を迎えるもの)2031年11月15日 特別管理産業廃棄物処分業許可   都道府県   特別管理産業廃棄物の中間処理・最終処分   (最初に期限を迎えるもの)2029年6月30日 (最後に期限を迎えるもの)2029年6月30日 <その他関係法令> 当社グループは、廃棄物処理法等の環境法令以外に、建設業法、古物営業法、刑法や労働安全衛生法等による規制を受けております。これらの法規制の改廃や新たな法規制、条例等の制定による規制強化がなされた場合、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 入札の指名停止等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは2026年3月期において、512の自治体と一般廃棄物処理や災害支援に関する契約を締結しております。自治体に対しては、業者登録が必要であり、登録事業者が入札に参加することが可能となります。しかしながら、入札手続において虚偽記載等があった場合、談合を行い競争法に違反した場合や従業員の労働衛生が不十分であった場合には、業者登録が取り消される、あるいは入札の指名が停止され、自治体との契約ができなくなる可能性があり、これにより当社グループの事業、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 <指名停止基準> a.指名競争又は一般競争参加資格審査申請 地方自治法施行令(昭和二十二年政令第十六号)上、指名競争入札及び一般競争入札には参加要件が定められております。また、指名競争入札又は一般競争入札に参加しようとする者が、契約の履行にあたり、故意に工事、製造その他の役務を粗雑に行い、又は物件の品質もしくは数量に関して不正の行為をしたとき等に該当すると認められるときは、地方自治体はその者について3年以内の期間を定めて指名競争入札又は一般競争入札に参加させないことができます。 また、必要があるときは、指名競争入札及び一般競争入札に参加する者に必要な資格として、あらかじめ、契約の種類及び金額に応じ、工事、製造又は販売等の実績、従業員の数、資本の額その他の経営の規模及び状況を要件とする資格を定められる可能性があります。 指名競争入札及び一般競争入札へのかかる参加資格の認定にあたっては、あらかじめ地方自治体に資格審査申請を行う手続が定められていることがあります。このような資格審査申請手続において、虚偽の記載等があった場合は、指名競争入札及び一般競争入札参加資格の認定は受けられず、認定後に発覚した場合には取り消されることがあります。 かかる入札参加資格として、当社グループは省庁及び都道府県を含む地方自治体における指名競争入札及び一般競争入札に参加するための資格として、「全省庁統一資格」を含む複数の資格を取得しております。かかる資格に関しては、各省庁や各地方自治体が定める指名停止等の措置要領に定められた一定の事由(指名停止事由)に該当した場合には、指名停止措置を受け、一定期間入札に参加することができなくなります。指名停止事由はこれを定める省庁又は地方自治体により異なりますが、入札参加資格審査申請書等に虚偽の記載があった場合、安全管理措置の不適切による事故により死亡者又は負傷者を生じさせる等した場合、入札妨害・談合を行った場合、関連業法に違反した場合等が定められることがあります。 また、全省庁統一資格は、破産手続開始の決定を受けた場合や暴力団員等に該当するに至った場合等、所定の場合に取り消されるものとされております。 b.入札行為 独占禁止法違反や官製談合等の不正な入札行為を行った場合は、公正取引委員会から排除措置命令が行われます。排除措置命令を受けた場合は、営業禁止や営業停止の行政処分の他、国及び自治体から指名停止の処分が科せられます。 ③ 環境影響について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの営む事業においては、当社グループが現在又は過去において所有・運営する廃棄物処理施設等における廃棄物等の中間処理や最終処分の過程で、騒音、振動、排気ガス、粉塵、排水、悪臭が発生し、また、危険性を伴う廃棄物を取り扱っていることにより、周辺の土壌・地下水・地表水等に有害物質が流入し環境汚染が生じる可能性もあるため、周辺住民その他の関係者に対して法的責任を負う可能性があります。当社グループは、かかるリスクを最小化するために、適切な設備を配置し環境保全対策を実施し、また、施設の稼働に伴う環境への影響をモニタリングしておりますが、これらの対策には追加費用を要するうえ、奏功する保証はありません。また、当社グループが過去の所有者等から、契約等において施設の所在する土地等の環境リスクに係る表明保証を得ていたとしても、その違反があった場合の補償額や期間制限が当社グループの負う損害賠償責任を填補できず、また過去の所有者等が十分な資力を有していない可能性もあります。加えて、有害物質に関する新たな規制の導入や規制の改正により、追加費用が必要となり、法的紛争のリスクが増加する可能性もあります。 不測の事態により環境汚染が発生した場合、人的被害、資産もしくは天然資源への損害を理由とする損害賠償請求を受け、又は周辺の調査や浄化に係る義務を負うこととなる可能性があり、これにより当社グループの社会的信用が低下し、施設の周辺地域からの支持を失い、新規の許認可の取得や既存の許認可の維持に支障を及ぼす可能性があります。その結果、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 当社グループの社会的信用について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの事業運営においては、周辺住民との良好な関係を含む社会的信用が非常に重要であり、これを維持・向上するための様々な施策を講じていますが、当社グループの事業活動やCSR活動、従業員又は委託先に関する風評等が生じる可能性は否定できず、その場合、風評等が正当なものかどうかに関わらず、当社グループの社会的信用に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループの社会的信用が低下した場合には、顧客からの受注が減少する可能性、自治体から事業上必要な許認可を新規に取得できない可能性、社会的信用の回復に追加の費用等を要する可能性があります。 ⑤ 新規施設計画の遅延・中止について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの事業上・財務上の経営指標を達成するためには、新規施設に係る許認可取得等が必要不可欠であり、許認可取得等についての規制当局等による承認を得られない場合、新たな中間処理施設や最終処分場の設置等が禁止される可能性があります。廃棄物処理施設の新規開設を行う場合は、周辺住民その他の関係者との合意形成が求められるため、新規施設に関する説明会を開催することなどにより良好な関係を構築し、円滑な開発に努めておりますが、それが実現できない場合には、施設の周辺住民その他の関係者が当社グループによる許認可の新規取得に反対する可能性があります。 これらの事情により合意形成が遅れる場合には、新規施設計画が遅延し、売上の計上が後ろ倒しとなり、先行して発生する費用負担が増大する可能性があります。また、最終処分場の新規計画が遅延し、当社グループの既存の最終処分場で処理しきれない場合には、より高いコストで外部業者へ最終処分を委託しなければならない可能性もあります。さらに、新規施設計画が中止になる場合においては、先行して発生した費用の回収が困難となるだけでなく、全体の事業計画の見直しが必要となるおそれもあります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの事業、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 訴訟等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小から大) 当社グループは、施設の周辺住民その他の関係者、顧客その他の取引先、競合他社、従業員等から、環境被害、契約違反、労働問題、知的財産権侵害や機密情報漏洩等を理由として、訴訟その他の法的手続を提起される可能性があります。 特に当社グループは、労働基準法を遵守するとともに、勤務条件等について従業員に対して丁寧な説明を行うことで、労働訴訟の未然防止に努めておりますが、従業員及び労働組合等の団体から、勤務条件等に関して労働訴訟が提起されております。 かかる訴訟等の提起がなされ、当社グループに不利な決定又は和解がなされた場合には、例えば労働問題の場合には当社グループの従業員の採用が困難となり又は既存の従業員の離脱が発生するなど、当社グループの事業運営に悪影響を及ぼす可能性や、当社グループの社会的信用が低下し又は顧客との関係が毀損する可能性があります。また、仮に当社グループに不利な決定が下されなかった場合でも、訴訟対応のため、時間、費用その他の経営資源を費やす結果、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報管理について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、経営情報や顧客情報等の機密情報及び個人情報を取り扱っております。これらの情報が、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルス感染、社内設備の故障、システム障害、人為的・技術的な過失、自然災害等により、外部に漏洩・消失する可能性があります。 当社グループでは、情報管理システムを整備しており、個人情報の保護に関する法律を遵守し、「情報システム管理規程」の制定や情報管理に係る社内教育の実施等により、情報セキュリティ対策を講じる等、上記のような事態の未然防止に努めておりますが、そのために多くの時間と費用を要する可能性があるうえ、かかる予防策が奏功せず、予期せぬ事態により情報が漏洩・消失する可能性があります。今後機密情報及び個人情報の取扱いに係る規制が変更された場合には、それに対応するために、システム開発等の費用が必要となる可能性もあります。 当社グループは、情報システムの運営及び保守の一部について第三者に委託しているため、当社グループの管理の及ばないところでシステム障害その他の問題が発生する可能性があり、その開発、維持及び拡張に要する費用が将来大幅に増加する可能性もあります。また、当社は事業継続計画(BCP)を定めているものの、情報システムの障害をもたらす可能性のある全ての事態に対処できるとは限りません。 これらにより、当社グループに対する社会的信用の失墜、事業活動の制約、損害賠償責任の発生等が生じる可能性があります。 (3)当社株式に関するリスク ① 大株主との関係について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) ウイングトワ株式会社は、2026年3月末時点において、当社の発行済株式総数(自己株式を除く)の61.49%を保有しております。同社が当社株式を売却しようとする場合には、売却時の市場環境等により、当社株式の市場価格等に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、同社は、当面の間引き続き相当数の当社株式を保有する予定とのことであり、当社の取締役の選解任を含む株主の承認を必要とする事項について引き続き一定の影響力を有します。また、同社は、当社グループの運営その他の事項に関し、当社の一般株主と異なる利害関係を有している可能性があり、同社が保有する株式に係る議決権については、一般株主の利害と異なる議決権の行使が行われる可能性があります。 ② 当社株式の流動性について(発生可能性:中、発生時期:短期、影響度:小) 当社は、2022年12月に株式会社東京証券取引所プライム市場に上場しており、上場後も公募増資等によって当社株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率は2026年3月末時点において37.44%となっております。 今後は、当社の事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達や大株主への一部売出しの要請による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場維持基準に抵触した場合にはプライム市場から他の市場に移行し、当社株式の市場における流動性が減少する可能性があり、それにより当社株式の株価が不安定となる可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、政策金利の引き上げ等に伴う長期金利の上昇に加え、米国の通商政策、日中関係や中東情勢の不安定化等を背景に景気の下振れリスクが高まりました。そのような中、人手不足や原材料・物流コストの上昇が重荷となった一方で、政府による責任ある積極財政政策による成長分野への先見的投資への期待の高まり、堅調な企業業績を背景とした設備投資が下支えとなり、景気は緩やかな回復基調で推移しました。 このような状況のもと、当社グループは、関西エリアを中心としたインフラ開発案件の継続受注やパートナー企業及び自治体との資源循環システムの高度化に注力してまいりました。また、連結子会社の株式会社共同土木を中心とした関東エリアでの廃棄物の受入強化に加えて、2025年11月に連結子会社化した株式会社スカラベサクレによる九州エリアでの廃棄物の受入拡大が業績に寄与したことで、増収となりました。 利益面に関しては、減価償却費及び人件費等の増加があった一方で、最終処分場での受入量増加による利益の押し上げ等の結果、増益となり、連結売上高・営業利益ともに過去最高の業績を達成することができました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、次のとおりとなりました。 (単位:百万円) 2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   増減額   増減率 売上高   80,178   87,855   7,676   9.6% 営業利益   21,548   22,189   640   3.0% 営業利益率   26.9%   25.3%   △1.6pt   - 経常利益   21,484   22,427   942   4.4% 親会社株主に帰属する当期純利益   14,364   15,845   1,481   10.3% EBITDA   27,824   31,908   4,083   14.7% EBITDAマージン   34.7%   36.3%   1.6pt   - (注)1.EBITDA=営業利益+減価償却費(営業外費用除く)+のれん償却額 2.EBITDAマージン=EBITDA/売上高 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (環境関連事業) (単位:百万円) 2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   増減額   増減率 売上高   77,487   85,248   7,761   10.0% セグメント利益   21,893   22,477   583   2.7% 「廃棄物処理・資源循環」において、廃棄物受入量は2,353千トン(前年同期比7.1%増)となりました。関東エリアに加えて、株式会社スカラベサクレの連結子会社化に伴う九州エリアでの廃棄物の受入拡大等によるものであり、その結果、増収を確保しております。 「土壌浄化」において、汚染土壌受入量は464千トン(前年同期比38.2%増)となりました。汚染土壌処理案件の新規受注に加えて、難処理土壌の受注に注力したことにより、増収となりました。 「施設建設・運営管理」において、2025年1月に連結子会社化した株式会社海成による解体工事受注増により増収となりました。 利益面においては、最終処分場における減価償却費の増加、人員増及び待遇改善による人件費の増加に加え、解体工事受注に伴う外注費の増加や関東エリアでの処理後廃棄物の運搬費増加等の様々な利益押し下げ要因があった一方で、関東エリアに加えて、2025年11月に連結子会社化した株式会社スカラベサクレによる九州エリアにおける最終処分場での廃棄物の受入拡大等による利益押し上げ効果が上回り、増益となりました。 (その他) (単位:百万円) 2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   増減額   増減率 売上高   2,691   2,606   △84   △3.1% セグメント損失(△)   △225   △208   16   - 売上高に関しては、「アルミペレット」において、2025年8月に修繕工事実施により製造ラインを休止したことで、減収となりました。 利益面に関しては、上記の押し下げ要因等により、前年同期に続きセグメント損失となりました。 b.財政状態 (単位:百万円) 2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   増減額   増減率 資産   184,905   260,191   75,286   40.7% 負債   90,223   146,127   55,903   62.0% 純資産   94,681   114,064   19,382   20.5% 自己資本比率   51.0%   42.2%   △8.8pt   - (資産の部) 当連結会計年度末における総資産は260,191百万円(前連結会計年度末比75,286百万円の増加)となりました。 流動資産は75,055百万円(前連結会計年度末比5,273百万円の増加)となりました。これは主に、有価証券が1,604百万円増加したことによります。 固定資産は185,136百万円(前連結会計年度末比70,115百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産が28,330百万円、無形固定資産が35,091百万円及び投資その他の資産が6,693百万円増加したことによります。 有形固定資産の増加は主に、株式会社スカラベサクレの連結子会社化及び当社御坊リサイクルセンターで建設していた第2期最終処分場の供用開始等により最終処分場が9,020百万円、株式会社スカラベサクレ及び肥前環境株式会社の連結子会社化等により建設仮勘定が8,861百万円増加したことによります。その他、連結子会社のDINS関西株式会社で建設していたプラスチック再資源化施設の稼働開始及び御坊リサイクルセンターで建設していた第2期最終処分場の供用開始等により機械装置及び運搬具が4,059百万円、御坊リサイクルセンターで建設していた第2期最終処分場の供用開始、連結子会社の三重中央開発株式会社の破砕施設及び株式会社ジオレ・ジャパンの汚染土壌処理施設の新設等により建物及び構築物が3,710百万円、京都エコサービス株式会社の連結子会社化等により土地が2,800百万円増加しました。 無形固定資産の増加は主に、株式会社スカラベサクレの連結子会社化等に伴い、のれんが35,189百万円増加したことによります。 投資その他の資産の増加は主に、株式会社要興業の持分法適用関連会社化等に伴い、投資有価証券が6,150百万円増加したことによります。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債は146,127百万円(前連結会計年度末比55,903百万円の増加)となりました。 流動負債は34,784百万円(前連結会計年度末比5,669百万円の増加)となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が5,063百万円及び未払法人税等が1,236百万円増加したことによります。 固定負債は111,343百万円(前連結会計年度末比50,234百万円の増加)となりました。これは主に、株式会社スカラベサクレの取得資金等により長期借入金が45,022百万円及び同社の連結子会社化等により繰延税金負債が4,913百万円増加したことによります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産は114,064百万円(前連結会計年度末比19,382百万円の増加)となりました。 株主資本は108,135百万円(前連結会計年度末比15,631百万円の増加)となりました。これは主に、配当金の支払いがあったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が10,968百万円増加、株式会社要興業の持分法適用関連会社化等により、自己株式が3,304百万円減少及び資本剰余金が1,358百万円増加したことによります。 ② キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   23,021   25,460   2,439 投資活動によるキャッシュ・フロー   △18,956   △65,108   △46,151 フリー・キャッシュ・フロー   4,065   △39,647   △43,712 財務活動によるキャッシュ・フロー   △3,543   41,428   44,972 (注)フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べて1,792百万円増加し、54,440百万円(前連結会計年度末比3.4%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは25,460百万円の収入(前連結会計年度は23,021百万円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額6,818百万円があったものの、税金等調整前当期純利益23,208百万円、減価償却費8,808百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは65,108百万円の支出(前連結会計年度は18,956百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の売却及び償還による収入2,159百万円があったものの、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出45,743百万円、有形固定資産の取得による支出17,261百万円及び持分法適用関連会社株式の取得による支出3,604百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは41,428百万円の収入(前連結会計年度は3,543百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入63,800百万円があったものの、長期借入金の返済による支出15,845百万円及び配当金の支払額4,875百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、当社グループの大半を占める「環境関連事業」における生産実績とは、廃棄物の処理実績を意味しております。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比 環境関連事業(百万円)   85,248   10.0% その他(百万円)   2,377   △3.2% 合計(百万円)   87,625   9.6% (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当社グループの営む事業においては、受注から売上計上までの所要日数が短く、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比 環境関連事業(百万円)   85,248   10.0% その他(百万円)   2,606   △3.1% 合計(百万円)   87,855   9.6% (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.総販売実績に対する割合が10%以上の主要な販売先がないため、相手先別の販売実績の記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は、2026年3月期を初年度とする中期経営計画「D-Plan2028」を推進しております。2026年3月期における財務戦略として用いた各指標の状況は以下のとおりとなります。 (単位:百万円) 2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   中期経営計画「D-Plan2028」 (2028年3月期 目標) 変更前   変更後   差 売上高   80,178   87,855   100,000   同左   - EBITDA   27,824   31,908   36,000   38,000   +2,000 EBITDAマージン   34.7%   36.3%   35.0%以上   同左   - 営業利益   21,548   22,189   25,000   同左   - 営業利益率   26.9%   25.3%   25.0%以上   同左   - EPS   145.54円   159.93円   169.46円   同左   - 受入量   2,532千トン   2,817千トン   3,100千トン   3,290千トン   +180千トン 廃棄物   2,196千トン   2,353千トン   2,330千トン   2,720千トン   +380千トン 汚染土壌   335千トン   464千トン   760千トン   560千トン   △190千トン 売上高は、前年同期比で9.6%増の87,855百万円、EBITDAは、前年同期比で14.7%増の31,908百万円となり、いずれもD-Plan2028で計画していたCAGR(年平均成長率)を上回る結果となりました。これは、関西エリアを中心としたインフラ開発案件の継続受注、パートナー企業及び自治体との資源循環システムの高度化、関東エリアでの廃棄物の受入強化に加えて、2025年11月に連結子会社化した株式会社スカラベサクレにより最終処分場での廃棄物の受入れ拡大等によるものであります。 EPSに関しては、営業利益の拡大に加えて、計画的な投資有価証券の縮減を進めたことにより前年同期比9.9%増加の159.93円となりました。 当社は、2026年5月14日、D-Plan2028における財務目標の一部見直しを行いました。これは、上記記載のとおり、2026年3月期の連結業績及び株式会社スカラベサクレの連結子会社化をはじめ各施策が着実に進捗している状況を勘案したことによるものであります。 2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   前期比 ROE   15.8%   15.5%   △0.3pt ROIC   14.1%   13.7%   △0.4pt ネットD/Eレシオ   0.1倍   0.6倍   - また、ROE(親会社株主に帰属する当期純利益/期首期末平均の自己資本)は15.5%、ROIC(NOPAT/期首投下資本、NOPAT=(営業利益+のれん償却額)×(1-実効税率(30.6%))、投下資本=固定資産+流動資産(現金及び預金除く)-流動負債(有利子負債除く))は13.7%、ネットD/Eレシオ((有利子負債-現金及び現金同等物)/自己資本)は0.6倍となりました。当社の2026年3月期における株主資本コストやWACC(加重平均資本コスト)は、それぞれ7.5%、6.1%と想定しており、ROEと株主資本コスト及びROICとWACCのスプレッドはそれぞれ8.0pt、7.6ptとなりました。 当社は、D-Plan2028期間中は2031年3月期の目指す姿に向けた前半の3年間という位置づけであり、後半3年間に向けて基礎固めの時期と認識しております。2028年4月以降に収益貢献に繋がる設備投資等を着実に実行していく中、財務健全性を考慮しながら負債を活用することで、D-Plan2028期間中においてもEPSの拡大を図り、それぞれスプレッドの確保を目指しております。 (注)株主資本コスト及びWACCは、専門家の意見を踏まえて想定しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 運転資金は、手許資金で賄っており、設備資金については、金融機関からの借入金や社債で資金調達をしております。外部借入は当社のみが行う方針であり、当社グループ子会社の設備投資時には、当社から子会社に資金を貸し付け、グループファイナンスによる資金の有効活用を図っております。 当社グループは、収益力の強化により営業活動によるキャッシュ・フロー獲得能力を高めるとともに、財務体質を健全化し、資金の流動性を高めてまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

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