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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.51+295ドル円158.76-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.68+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

電源開発

Electric Power Development Co., Ltd.9513 · Prime · 電気・ガス業

国内最大級の発電事業者。水力・火力・風力の自社発電所を持ち、卸電力市場への販売と送電事業も手掛ける。

概要

電源開発(J-POWER)は、1952年に電源開発促進法に基づき政府出資で設立された電力卸売事業者である。自社で保有する水力・火力・風力発電所により発電し、卸電力取引市場からの調達も含めて一般送配電事業者や新電力に電力を販売する。子会社J-POWER送変電を通じて沖縄電力を除く全国9社の一般送配電事業者に託送サービスも提供する。2026年3月期の連結売上高は1兆1,822億円、経常利益1,585億円、従業員数7,202人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

発電事業:石炭・LNG火力が収益の7割を占める

当社グループの主力は発電事業である。2026年3月期、発電事業の売上高は8,656億円で全社売上の約73%を占める。セグメント利益は453億円。電源構成の内訳は、火力(石炭・LNG)が販売電力量の約63%(418億kWh)を占め、再生可能エネルギー(水力・風力)が約15%(98億kWh)、卸電力市場調達が約22%(150億kWh)である。保有する主な火力発電所として松島火力発電所(休廃止済み)のほか、高砂火力発電所などがある。水力では佐久間発電所(1956年運転開始)や新豊根発電所(1972年)が大規模揚水発電所として稼働する。風力では北九州響灘洋上ウインドファームなどを開発中である。

送変電事業:9社の託送を支える安定収入

送変電事業は子会社電源開発送変電ネットワーク(J-POWER送変電)が担う。同社は自社保有の送変電設備を用いて、沖縄電力を除く一般送配電事業者9社に電力託送サービスを提供する。2026年3月期の売上高は498億円、セグメント利益は17億円。託送収益は安定した収入源であるが、規制料金の影響を受ける。送電網の維持・増強工事として佐久間東西幹線増強工事などを進めている。また、周波数の異なる東西日本を接続する佐久間周波数変換所(1965年運転開始)を保有し、電力系統の安定に寄与する。

海外事業:タイ・豪州を中心に収益拡大

海外事業は、タイやオーストラリア、米国などで発電事業を展開する。2026年3月期の売上高は2,278億円、セグメント利益は948億円と全セグメント中最大の利益を計上した。内訳として、タイでの販売電力量は減少したが、米国火力発電事業の持分譲渡による持分法投資利益の増加が寄与した。オーストラリアでは石炭鉱山権益を保有する子会社J-POWER AUSTRALIA PTY LTD.を持つが、石炭販売価格の低下で減損損失を計上した。新たな取り組みとして、フィリピンでの水力発電所譲受やスペインでの浮体式洋上風力実証試験に参画している。

電力周辺関連事業:石炭販売など多角化

その他の事業セグメントとして、電力周辺関連事業(石炭等販売など)がある。2026年3月期の売上高は、周辺関連事業が899億円、その他事業が160億円。周辺関連事業の利益は169億円。主な内容は、豪州炭鉱権益子会社による石炭販売や、発電所の保守・運営サービスなどである。また、石炭ガス化発電(IGCC)の商用化を目指すGENESIS松島計画の検討や、CO2フリー水素・アンモニア戦略、CCS事業の検討も進めている。これらは中長期的なカーボンニュートラルに向けた布石と位置づけられる。

業界の中での役割は大手発電事業者(電力卸売)兼、一部地域の送電事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.2兆円
営業利益
1,010億円
営業利益率
8.5%
純利益
585億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
発電事業8,404億円71.1%454億円5.4%
海外事業2,279億円19.3%949億円41.6%
電力周辺 関連事業496億円4.2%170億円34.3%
送変電 事業493億円4.2%18億円3.7%
その他の 事業150億円1.3%4億円2.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01発電事業主力

水力・火力・風力など自社保有の大規模発電所による発電と、卸電力取引市場からの調達電力を合わせ、家庭や企業に電力を販売。保守運営も含む。

主な製品・サービス1
電気(発電・卸販売)
全国に分散する自社発電所で発電した電力および市場調達電力を、一般送配電事業者や新電力などに卸売りする。

02送変電事業準主力

子会社が保有する送・変電設備を用いて、沖縄電力除く一般送配電事業者9社の電力託送サービスを提供。送電網の維持・運用を担う。

主な製品・サービス1
送電サービス(託送)
自社保有の送変電設備を活用し、他社発電所から需要家への電力輸送(託送)を提供する。

03海外事業準主力

海外における発電事業およびその関連事業。有報では国や地域の詳細は記載なし。

04電力周辺関連事業副次

発電・送変電事業を補完・効率化する事業群。具体的な内容は有報に明記なし。

05その他の事業副次

グループの経営資源やノウハウを活かした石炭等の販売事業等を展開。

主な製品・サービス1
石炭等販売
火力発電用燃料である石炭の調達・販売。発電事業とのシナジーを活かした事業。

製品と技術

大規模水力発電:佐久間・新豊根に代表される揚水発電技術

電源開発は水力発電において、大規模な揚水発電所を得意とする。1956年運転開始の佐久間発電所(出力36万kW)は初期の代表的な水力発電所であり、1972年の新豊根発電所(出力112.5万kW)は国内有数の揚水発電所である。揚水発電は夜間の安価な電力を利用して下部貯水池から上部貯水池に水を汲み上げ、昼間に発電する方式で、需給調整に不可欠である。2020年代には奥只見発電所の更新工事を進め、出力増加と効率向上を図っている。これらの水力発電所は長寿命で、安定した再生可能エネルギー源となっている。

石炭火力発電:松島火力に代表される海外炭活用

1981年に運転開始した松島火力発電所(出力100万kW)は、国内初の海外炭を主燃料とする石炭火力発電所である。従来の国産炭に加え、オーストラリアなどからの輸入炭を活用することで燃料調達の多様化とコスト競争力を高めた。松島火力発電所は2025年度に休廃止されたが、電源開発は高砂火力発電所など他の石炭火力を保有する。また、次世代技術として石炭ガス化発電(IGCC)の商用化を目指すGENESIS松島計画を検討中であり、CO2回収・貯留(CCS)との組み合わせも視野に入れている。

再生可能エネルギー:風力・太陽光への多様な展開

風力発電では、2004年にグリーンパワー瀬棚(現ジェイウインド)を設立し、北海道瀬棚で風力発電を開始。その後、ジェイウインドせたな(2012年)、ジェイウインドくずまき(2015年)など複数の風力発電所を開発した。洋上風力では北九州響灘洋上ウインドファームの建設を進める。太陽光発電では北九州市響灘太陽光発電所の開発を行っている。バイオマスでは宮崎ウッドペレットやバイオコール大阪平野を設立し、木質ペレットやバイオコールの製造・販売を行う。これらの再生可能エネルギー事業はカーボンニュートラル達成の柱と位置づけられている。

送変電ネットワークと周波数変換技術

電源開発グループは送変電事業も自社で手がける。子会社J-POWER送変電が全国に送変電設備を保有し、一般送配電事業者9社に託送サービスを提供する。特に特筆すべきは佐久間周波数変換所(1965年運転開始)であり、50Hzと60Hzの系統を接続する重要な施設である。また、佐久間東西幹線増強工事など送電網の強化も進めている。同社はこれらのインフラを活用し、電力系統の安定運用に貢献するとともに、託送収入を得ている。送変電事業は規制料金の下で安定した収益を生む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

国内大手電力で首位級、海外比率低く内需依存

電源開発は国内大手電力の一角として、石炭・水力・再生可能エネルギーを幅広く保有し、発電容量で国内首位級の規模を持つ。一方で、収益の大部分は国内の電力販売に依存しており、海外事業比率は低い。同業他社にはグリムスやデジタルグリッドなど新電力があるが、既存の大規模発電資産と送配電網へのアクセスが強み。経営課題は、石炭火力の依存度が高く、脱炭素圧力への対応が急務である点。また、燃料費や電力市場価格の変動が収益に直結し、安定した収益確保が難しい。再生可能エネルギーへの投資拡大や、海外展開によるリスク分散が求められる。

強み

  • 石炭・水力・再エネを幅広く保有し、国内の発電容量で首位級の規模を誇る。
  • ベースロード電源を多く持ち、需給逼迫時に供給力を発揮しやすい。
  • 太陽光や風力など再エネ事業を拡大し、脱炭素への対応を進めている。
  • 電源の多様性により、燃料価格変動の影響をある程度分散できる。

課題

  • 石炭火力の比率が高く、カーボンニュートラル達成に向けた設備転換が急務。
  • 電力価格の下落や燃料費高騰で収益が圧迫されるリスクがある。
  • 海外事業の比率が低く、成長市場での収益機会を十分に活かせていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

エネルギー・資源の時価総額近傍。太字が電源開発

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15019出光興産1.9兆円10.4倍
24188三菱ケミカルグループ1.8兆円
35333NGK1.5兆円25.0倍
44183三井化学9,014億円24.5倍
54182三菱瓦斯化学8,139億円
69513電源開発7,609億円12.8倍
75021コスモエネルギーホールディングス7,041億円9.4倍
86302住友重機械工業6,759億円16.2倍
96269三井海洋開発6,301億円8.9倍
108088岩谷産業5,149億円10.6倍
111662石油資源開発4,945億円9.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(エネルギー・資源)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

政府出資会社の設立と佐久間発電所の運転開始

1952年9月、電源開発促進法に基づき政府全額出資の株式会社として電源開発が設立された。設立の目的は戦後の電力不足に対処するための大規模電源開発にあった。翌1953年3月、子会社共益(現J-POWERビジネスサービス)を設立。1956年4月、当社初の大規模水力発電所である佐久間発電所(出力約36万kW)が運転を開始した。佐久間発電所は天竜川水系に建設され、首都圏への電力供給に貢献するとともに、後の大規模水力開発の先駆けとなった。

東西周波数を結ぶ佐久間周波数変換所と新豊根発電所

1965年10月、佐久間周波数変換所が運転を開始。東日本50Hzと西日本60Hzの周波数変換を可能にし、全国的な電力融通を実現した。続いて1972年11月、出力100万kWを超える大規模揚水発電所である新豊根発電所(出力112.5万kW)が運転を開始。揚水発電方式により需給調整能力を高め、火力・原子力発電所の効率的運用に寄与した。これらのプロジェクトは、電源開発が送変電・水力技術で高い能力を持つことを示した。

海外炭火力の導入とオーストラリア子会社設立

1981年1月、国内初の海外炭を主燃料とする石炭火力発電所・松島火力発電所(出力100万kW)が運転を開始。1号機と2号機が同年に相次ぎ稼働した。これにより燃料調達の国際化が進んだ。同年11月、オーストラリアにEPDC (Australia) Pty. Ltd.を設立し、石炭鉱山への権益投資を開始。1984年7月には開発肥料を設立するなど、発電周辺事業も拡大した。1980年代は火力発電の拡大と海外資源開発の基盤を築いた時期である。

民営化ファンドへの株式移管と上場への道

2002年11月、J-Power Investment Netherlands B.V.を設立し欧州での事業基盤を準備。2003年11月、J-POWER民営化ファンドが政府保有の当社全株式を譲り受け、同ファンドが親会社となる。これにより民営化の第一段階が完了。2004年4月には主要子会社をJPビジネスサービス、JPハイテック、ジェイペックの3社に再編し、グループ経営の効率化を図った。同年10月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場。上場に伴い民営化ファンドは全株を売却し、特定親会社のない独立系企業となった。

上場後のグループ再編と再生可能エネルギー事業開始

2004年2月、風力発電事業会社グリーンパワー瀬棚(現ジェイウインド)を設立。同年10月の上場後、2005年1月にJ-POWER North America Holdingsを設立し北米事業を開始。2005年3月にはジェイパワー・エンテック、5月にはJM活性コークスを設立。2006年9月にはタイにJ-POWER Holdings (Thailand)を設立し、アジア事業を拡大。2007年にはGulf JPなどタイでの発電事業子会社を相次いで設立。2008年には中国に捷帕瓦電源開発諮詢(北京)を設立し、コンサルティング事業も開始した。

風力・バイオマスなど再生可能エネルギー分野の拡充

2009年12月、宮崎ウッドペレットを設立し木質バイオマス事業に参入。2011年4月にはバイオコール大阪平野を設立。2012年10月にはグリーンコール西海とジェイウインドせたなを設立し、石炭と風力の両面で事業を拡大。2015年11月にはジェイウインドくずまき(岩手県)を設立し、さらに風力発電所を追加。これらの子会社を通じて、電源開発は再生可能エネルギー比率の向上を図った。一方、火力発電では石炭ガス化発電(IGCC)など次世代技術の研究も進められた。

年表29件を開く

1950年代

  • 1952年9月創業「電源開発促進法(昭和27年7月31日法律第283号)」に基づき、政府出資の株式会社として設立
  • 1953年3月共益㈱(現㈱J-POWERビジネスサービス・連結子会社)を設立
  • 1956年4月当社初の大規模水力発電所となる佐久間発電所の運転を開始

1960年代

  • 1960年3月開発工事㈱(現㈱J-POWERハイテック・連結子会社)を設立
  • 1965年10月周波数の異なる東西日本を繋ぐ佐久間周波数変換所の運転を開始
  • 1967年6月開発電気㈱(現J-POWERジェネレーションサービス㈱・連結子会社)を設立

1970年代

  • 1972年11月当社初の出力100万kWを超える大規模揚水発電所となる新豊根発電所の運転を開始
  • 1974年4月開発電子技術㈱(現J-POWERテレコミュニケーションサービス㈱・連結子会社)を設立
  • 1978年10月㈱開発土木コンサルタント(現㈱J-POWER設計コンサルタント・連結子会社)を設立

1980年代

  • 1981年1月国内初の海外炭を主燃料とする石炭火力発電所である松島火力発電所の運転を開始(2号機の運転開始は6月)
  • 1981年11月EPDC (Australia) Pty. Ltd.(現J-POWER AUSTRALIA PTY. LTD.・連結子会社)を設立
  • 1984年7月開発肥料㈱(連結子会社)を設立

2000年代

  • 2002年11月J-Power Investment Netherlands B.V.(連結子会社)を設立
  • 2003年11月創業当社の民営化へ向け、当社株式の取得・売出等を適正かつ確実に実施するために設立されたJ-POWER民営化ファンド㈱は政府保有の当社株式の譲受けにより、当社の親会社となる。
  • 2004年2月㈱グリーンパワー瀬棚(現㈱ジェイウインド・連結子会社)を設立
  • 2004年4月主要子会社再編の実施(下記の会社に集約)・㈱JPビジネスサービス(現㈱J-POWERビジネスサービス)・㈱JPハイテック(現㈱J-POWERハイテック)・㈱ジェイペック(現J-POWERジェネレーションサービス㈱)
  • 2004年10月上場当社株式を東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2004年10月上場J-POWER民営化ファンド㈱は、当社株式の東京証券取引所市場第一部上場に際し、保有していた当社株式を全株売却したことに伴い、親会社に該当しないこととなる。
  • 2005年1月J-POWER North America Holdings Co., Ltd.(連結子会社)を設立
  • 2005年3月ジェイパワー・エンテック㈱(連結子会社)を設立
  • 2005年5月JM活性コークス㈱(連結子会社)を設立
  • 2006年9月J-POWER Holdings (Thailand) Co., Ltd.(連結子会社)を設立
  • 2007年7月Gulf JP Co., Ltd.(連結子会社)を設立
  • 2007年10月Gulf JP NS Co., Ltd.(連結子会社)を設立 Gulf JP UT Co., Ltd.(連結子会社)を設立
  • 2008年2月捷帕瓦電源開発諮詢(北京)有限公司(連結子会社)を設立
  • 2009年12月宮崎ウッドペレット㈱(連結子会社)を設立

2010年代

  • 2011年4月㈱バイオコール大阪平野(連結子会社)を設立
  • 2012年10月㈱グリーンコール西海(連結子会社)を設立 ㈱ジェイウインドせたな(連結子会社)を設立
  • 2015年11月㈱ジェイウインドくずまき(連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結経常利益2026年度まで900億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで620億円
  • ROE2026年度まで5.0%程度
  • 稼働資産ROIC2026年度まで3.5%程度
  • 国内発電事業CO2排出量(2013年度実績比)2030年まで△2,250万t(△46%)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内再エネの拡大と収益性向上

    新規開発に加え、既存水力・太陽光等の更新や稼働率向上で発電電力量を増やし、コーポレートPPA等の新販売方法で環境価値を実現する。

  2. 02

    海外事業の成長と事業領域拡大

    再エネ等の開発者利益獲得を軸に、資本効率を改善しながら事業セグメントとエリアを拡大し、多様な時間軸で利益創出できるビジネスモデルへ転換する。発電事業に加え、CCSなど新領域も開拓する。

  3. 03

    火力のトランジション推進

    CO2フリー水素・アンモニア発電の実現に向け、IGCC技術の商用化を目指すGENESIS松島計画を推進し、CCS事業化も検討する。大間原子力発電所の建設を着実に進め、長期脱炭素電源オークションも活用する。

  4. 04

    資本効率の向上

    ROICを資本効率の指標とし、設備運用見直しや環境価値実現による利益拡大、高収益分野への投資集中、アセット入れ替えによる資金回収早期化などで全社ROIC向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,202人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,188万円で、9期前と比べて+48.9%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は18.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月7,231
2018年3月7,204
2019年3月79840.919.67,190
2020年3月78741.119.77,262
2021年3月79742.119.87,156
2022年3月79442.019.77,146
2023年3月80541.519.07,078
2024年3月1,04641.719.17,083
2025年3月1,11741.418.67,1271,941
2026年3月1,18841.618.57,2021,402

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率110.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    バイオジェット燃料生産技術開発事業/微細藻類基盤技術開発/海洋ケイ藻のオープン・クローズ型ハイブリッド培養技術の開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-10-27
    5.5億円
  • 調達
    カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発クリーンコール技術開発アンモニア混焼火力発電技術開発・実証事業要素研究/火力発電所でのCO2フリーアンモニア燃料利用拡大に向けた研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-06-28
    2億円
  • 調達
    次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究洋上風力発電等技術研究開発次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究(浮体式洋上風力発電の導入促進に資する次世代技術の開発)/大型浮体式垂直軸型風車の実現性検証
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-11-08
    7,880万円
  • 調達
    バイオジェット燃料生産技術開発事業一貫製造プロセスに関するパイロットスケール試験海洋ケイ藻によるグリーンオイルからのバイオジェット燃料の早期実現に向けた事業性評価(FS)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-12-05
    1,800万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム浮体式洋上風力発電のHPCとAI連携活用型解析技術の基盤開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-07-19
    908万円
  • 調達
    水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発国産バイオマスからのCO2ネガティブ水素製造に係るBECCS一貫実証モデルに関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-12-15
    406万円
  • 調達
    新エネルギー技術研究開発洋上風力発電等技術研究開発洋上風力発電システム実証研究(杭式ジャケット基礎に係わる低コスト施工技術調査研究)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-08-30
    402万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.2兆円営業利益1,010億円前期と比べると減収減益で、売上が-10.2%、利益が-27.0%。

売上高
-10.2%
1.2兆円
営業利益
-27.0%
1,010億円
純利益
-36.8%
585億円
営業利益率
8.5%
前期比 -2.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.4兆円1.2兆円
営業利益1,250億円1,010億円
純利益810億円585億円
1株あたり配当¥105¥105

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,803億円、営業利益は363億円。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q0.8627
2019年4Q0.90−54
2020年4Q0.9136
2021年4Q0.91−337
2022年4Q1.08293
2023年4Q1.8426
2024年4Q1.26214
2025年4Q1.326755.1442
2026年4Q1.184744.0−46
2027年1Q0.2836313.0274

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は6,561億円から1.2兆円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.5%。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月0.66448298
2014年3月0.71401287
㈱ジェイウインドくずまき(連結子会社)を設立
2015年3月0.75594432
2016年3月0.78585401
2017年3月0.74672414
2018年3月0.861,025684
2019年3月0.90685463
2020年3月0.91781423
2021年3月0.91609224
2022年3月1.08728697
2023年3月1.841,7081,137
2024年3月1.261,185778
2025年3月1.321,3831,40110.5925
2026年3月1.181,0101,5858.5585

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.2兆円のうち、営業利益として残るのは1,010億円8.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は585億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金86.1%1.0兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.3%628億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.5%1,010億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+1.5pt
8.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.4pt
4.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2,243億円、投資CFが−1,932億円で、差し引きのフリーCFは311億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は3,489億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1,198−1,704615−506489
2014年3月1,221−1,774883−553852
2015年3月1,478−1,4301,439482,364
2016年3月1,461−1,315−8861461,599
2017年3月1,154−1,377305−2231,685
2018年3月1,603−1,096−8585071,368
2019年3月1,484−1,704746−2201,871
2020年3月1,592−1,617−277−251,572
2021年3月1,680−1,433702471,853
2022年3月1,284−1,788841−5042,226
2023年3月1,558−1,508960503,343
2024年3月2,540−1,620−6599203,707
2025年3月2,503−1,228−1,3371,2753,731
2026年3月2,243−1,932−6423113,489

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3.7兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.5兆円で、自己資本比率は37.6%(業種中央値39.4%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月2.170.451.7220.9
2014年3月2.390.521.8721.6
2015年3月2.660.701.9625.9
2016年3月2.540.681.8726.2
2017年3月2.610.761.8427.8
2018年3月2.650.841.8129.7
2019年3月2.770.851.9228.8
2020年3月2.810.861.9528.8
2021年3月2.840.851.9928.5
2022年3月3.070.962.1029.9
2023年3月3.361.192.1732.3
2024年3月3.481.332.1435.0
2025年3月3.671.462.2136.4
2026年3月3.741.532.2137.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
3,970億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
8,436億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
773億円
在庫として抱えている分
負債合計
2.2兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率29社中14位あたり、逆に低いのは売上成長率29社中27位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.3%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.5%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.6%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.2%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,157で、1年前と比べて+50.8%過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。

¥4,157-1.8%1ヶ月+7.5%1年+50.8%時価総額7,609億円
過去52週の値幅
安値¥2,706.5高値¥4,514

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.8倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR0.51倍
配当利回り2.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3977円と、25日移動平均線(3847.56円)を3.4%上回り、75日線(3879.51円)も上回る。1ヶ月で+4%、年初来では+41.81%の上昇。52週高値(4514円)には約12%の位置。8月21日は+1.07%と上昇し、出来高は59万株。直近では8月7日に3912円、17日に3933円と高値圏で推移しており、上昇トレンドが続く。RSIは66.6とやや過熱気味で、高値圏での一服もあり得る。電力需要拡大とデジタル化関連で買いが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは12.22倍と業界平均10.47倍を上回るが、予想PERは8.6倍と割安感が強い。PBRは0.4888倍と1倍を大きく下回り、平均1.07倍に対しても大幅なディスカウント。ROEは4.3%と低いが、配当利回り2.64%は平均2.38%を上回る。割安ではあるが、ROEが低く収益性の改善が課題で、両面を総合して割安と判定。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.8倍10.3倍
PER (予想)9.0倍
PBR0.51倍1.08倍
ROE4.3%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

脱炭素化の流れの中で、石炭火力の扱いが焦点。強気派は再エネへのシフトと電力需給逼迫による既存火力の稼働増を評価するが、弱気派は環境規制強化や燃料費高騰による収益悪化を懸念。また、バランスシートの負債と資本効率の改善も争点。

プラスに働く材料7
  • 再エネ拡大

    国内外で再エネ事業を積極展開し、成長領域として育成中。

  • 電力需給逼迫

    供給力不足で火力発電の稼働率が高まり、収益に寄与する可能性。

  • 財務改善

    営業利益率10.5%と高水準で、PBR0.48倍は改善余地を示唆。

  • 予想PER8.5倍と実績12.02倍から改善見込み決算発表後影響

    来期予想PER8.5倍は実績PER12.02倍を下回り、市場が収益回復を織り込み始める。

  • PBR0.48倍と資産価値比で極めて割安不定影響

    PBR0.48倍は簿価の半分以下であり、発電資産の含み価値が評価されていない。

  • 配当利回り2.68%で下値を支える通年影響

    配当利回り2.68%はPBR0.48倍と合わせ、株主還元を選好する資金の支援が見込める。

  • 外国人保有比率23.8%と高く、物色対象継続影響

    外国人保有比率23.8%は高めで、業績下振れが消えれば海外資金が戻る可能性。

マイナスに働く材料7
  • 環境規制強化

    石炭火力への規制が厳格化し、追加投資や休廃止のリスク。

  • 燃料費変動

    LNG価格の高騰が長期化すれば、収益圧迫要因に。

  • 減益傾向

    予測されない減益要因として、再エネ事業の収益性が不透明。

  • 2026年3月期は営業利益27%減益通年影響

    営業利益は1383→1010億円、純利益は925→585億円と大幅な減益予想。

  • ROE4.3%と低く、資本コスト下回る懸念継続影響

    ROE4.3%は低位で、PBR0.48倍の低迷が続く要因となっている。

  • 売上高は1兆1823億円、前年比10.2%減通年影響

    売上高13167→11823億円と減少し、電源販売の減少が利益を圧迫する。

  • 株価は1年で43.85%上昇し材料出尽くし継続影響

    年初来の上昇率43.85%は大きく、好材料が織り込み済みの可能性が高い。

次の決算で確かめる点
再エネ発電量
脱炭素戦略の進捗を測る指標。
火力発電稼働率
収益の柱であり、需給バランスを反映。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり105で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.53%。

年間配当
¥105
1株あたり
配当利回り
2.53%
いまの株価に対して
配当性向
32.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7024.9
2018年3月757.132.7
2019年3月750.026.0
2020年3月750.023.9
2021年3月750.088.4
2022年3月750.018.6
2023年3月9020.027.4
2024年3月10011.134.9
2025年3月1000.019.6
2026年3月1000.032.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥105

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ82,776人。区分でいちばん多いのは金融機関38.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.5%を占め、残る55.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関45.646.642.443.542.338.6
個人・その他19.019.620.422.222.324.9
外国法人23.823.125.423.222.323.7
証券会社4.33.24.43.25.66.8
事業法人7.27.47.37.87.45.9
自己株式0.00.00.00.00.03.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.16
02日本生命保険相互会社5.00
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.03
04J-POWER従業員持株会2.79
05JPモルガン証券株式会社2.35
06株式会社みずほ銀行1.97
07HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.82
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.77
09富国生命保険相互会社1.65
10株式会社三井住友銀行1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    4.57%
    -0.69pt
  • 2026-06-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.78%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+64%、1株純資産は14期で+164%。直近期のROEは4.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1993,0256.912.556.5
2014年3月1913,4405.915.247.5
2015年3月2843,7637.214.247.4
2016年3月2193,6425.916.242.1
2017年3月2263,9546.011.524.9
2018年3月3744,3019.17.232.7
2019年3月2534,3575.810.726.0
2020年3月2314,4135.39.423.9
2021年3月1224,4212.815.988.4
2022年3月3815,0058.14.618.6
2023年3月6225,93211.43.427.4
2024年3月4256,6496.85.934.9
2025年3月5067,3067.25.019.6
2026年3月3267,9854.313.332.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額658百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
渡部肇史代表取締役会長714,028,510,085
加藤英彰代表取締役社長 社長執行役員59103,985,598
嶋田善多代表取締役 副社長執行役員69252,587,138
萩原修取締役 副社長執行役員 原子力事業本部長65198,557,555
笹津浩司取締役 副社長執行役員64176,387,138
倉田一秀取締役 副社長執行役員 エネルギー営業本部長 原子力事業本部副本部長64165,996,999
関根良二取締役 副社長執行役員 国際事業本部長63139,436,443
伊藤友則取締役(非常勤)692,100
ジョン・ブカナン取締役(非常勤)74
横溝高至取締役(非常勤)75
木村英雄取締役(監査等委員) (常勤)6411,400
藤岡博取締役(監査等委員) (常勤)72
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢保有株数
大賀公子取締役(監査等委員) (非常勤)72
安部静生取締役(監査等委員) (非常勤)67
越後正一取締役 副社長執行役員63148,995,599
原田淳取締役 副社長執行役員6286,865,486
加藤和男取締役 常務執行役員60108,345,334
村井曉子取締役(非常勤)67300
貞森恵祐取締役(非常勤)65
宮原隆取締役(監査等委員) (常勤)63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)12343753745638
その他役員410410426
社外取締役3626221
社外取締役3363612

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容744字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社109社及び関連会社86社(2026年3月31日現在)によって構成されており、主に、水力、火力、風力など当社又は関係会社で保有する発電所による発電事業及び卸電力取引市場等から調達した電力の販売事業を行っているほか、送電事業として子会社で保有する送・変電設備により、沖縄電力㈱を除く一般送配電事業者9社の電力託送を行っております。 当社グループの事業の内容としては、当社又は関係会社が行う「発電事業」、関係会社が行う「送変電事業」、発電事業及び送変電事業を補完し円滑かつ効率的な遂行に資する「電力周辺関連事業」、海外における発電事業及びその関連事業を行う「海外事業」並びに当社グループの保有する経営資源、ノウハウを活用して行う「その他の事業」があります。 また、次の5部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 [発電事業] 当社は、水力、火力、風力など当社又は関係会社が行う発電事業及びその保守運営、並びに卸電力取引市場等から調達した電力の販売を行っております。 [送変電事業] 当社の子会社で保有する送・変電設備による、沖縄電力㈱を除く一般送配電事業者9社の電力託送事業を行っております。 [電力周辺関連事業] 発電事業及び送変電事業を補完し、その円滑かつ効率的な遂行に資する事業を行っております。 [海外事業] 海外における発電事業及びその関連事業を行っております。 [その他の事業] 当社グループの保有する経営資源、ノウハウを活用して行う石炭等販売事業等を行っております。 当社グループを事業系統図によって示すと次頁のとおりです。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題5,212字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、「人々の求めるエネルギーを不断に提供し、日本と世界の持続可能な発展に貢献する」というミッション達成のため、2050年に向けて発電事業のカーボンニュートラル実現に挑んでいくこと、そのマイルストーンとする2030年までのCO2排出削減目標の達成に一定の見通しを得て、2030年以降の世界も見据えたカーボンニュートラル化の加速に向けて、資本効率も意識しつつ国内外においてカーボンニュートラルアセット中心となる事業ポートフォリオへの変換を目指します。また、電力安定供給やレジリエンス(強靭性)強化の要請に応えつつカーボンニュートラル実現に取り組んでいくために、それを支える強固な事業基盤の構築を図っていきます。 当社グループは、サステナブルな成長を実現し、その成果を全てのステークホルダーと共に分かち合い、持続可能な社会の発展に貢献していきます。 (2) 当社グループを取り巻く経営環境と対処すべき課題 世界情勢が不安定・不透明となる中、世界の電力需要は引き続き増加が見込まれ、エネルギー安全保障の重要性が一層強く認識される状況にあります。その一方、カーボンニュートラルに向けた現実的な解も求められています。 わが国では、2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画において、S+3E(安全性を前提に、安定供給、経済効率性の向上、環境への適合を図る)という基本的視点のもと、DXやGXの進展による電力需要増加への対応とエネルギー安全保障の観点から、脱炭素電源を最大限活用しつつ、特定の電源や燃料源に過度に依存しないバランスの取れた電源構成を目指すとされました。加えて、2025年5月に改正された脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律(GX推進法)により、2026年度からCO2直接排出量が10万t-CO2/年以上の事業者に対して排出量取引制度(GX-ETS)への参加が義務付けられました。本制度により排出削減に向けた先行投資などの取組みを促進することで、脱炭素と産業競争力強化の同時実現を社会全体で目指していくことになります。 当社グループは、カーボンニュートラル実現による企業価値向上を目指す2050年に向けた長期ビジョンとしてJ-POWER“BLUE MISSION 2050”を策定しています。中期経営計画(2024-2026)では、2030年以降のカーボンニュートラル化の加速に対応するため、5つの重点項目を示しています。この取組みに注力することで、事業ポートフォリオとビジネスモデルの変換を進め、上述のように変化する環境の中で、電力安定供給と気候変動対応の両立を図り、企業価値の向上を目指します。 ※1 電源開発送変電ネットワーク㈱(J-POWER送変電)の取組み。 ① 持続可能な収益源の確立と成長 a.国内再生可能エネルギー事業 当社グループではカーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギーの開発を加速してきましたが、競争が増す中、規模拡大だけでなく収益性を向上させる必要性もますます高まっています。このため、新規開発に加え、既存の発電所をより効率的な発電所に更新する取組みや稼働率の向上など既存資産を最大限に活用する取組みにより再生可能エネルギーの発電電力量を増大しつつ、コーポレートPPA※2など新たな販売方法の導入により環境価値の実現を目指します。 2025年度には北九州響灘洋上ウインドファーム、北九州市響灘太陽光発電所、奥只見発電所(水力)などの新設・更新による設備出力の拡大に加えて、稼働率向上などに取組みました。また、当社初となる水力発電所由来の環境価値に係る長期販売契約を締結しました。 今後も発電電力量増大と環境価値実現に向けた取組みを進めてまいります。 ※2 企業や自治体などの需要家が、発電事業者から再生可能エネルギーの電力・環境価値を長期に亘って購入する契約。 b.海外事業 世界では今後も多くの事業機会が見込まれるため、それを取り込むことにより当社グループの成長につなげてまいります。発電事業のみならず、再生可能エネルギーなどの開発者利益の獲得を軸に、資本効率を改善しながら事業セグメントと事業エリアを拡大し、多様な時間軸で利益創出できるビジネスモデルへのトランジションを目指します。 2025年度には、北米ガス火力権益売却による利益獲得が実現した一方で、豪州再生可能エネルギープロジェクトにおいて減損損失の計上が発生しました。個別プロジェクトの進捗としては、当社出資先が米国の大規模太陽光発電所やインドネシア国の水力発電所の建設に着手したほか、フィリピン国での複数の水力発電所を譲受し、事業運営を開始しました。また、スペイン国における浮体式洋上風力発電の実証試験プロジェクトに参画し、その開発に向けた知見の獲得を図っています。 今後も海外事業全体としての収益拡大を目指し、多様な事業を各国で機動的・効率的に推進してまいります。 ② 2030年代事業ポートフォリオへの布石 当社グループは2030年以降のカーボンニュートラル化の加速に向けて国内火力のトランジションを進め、資本効率も意識しながら、2030年代に国内外でカーボンニュートラルアセットが中心となる事業ポートフォリオへの変換を目指します。 a.CO2フリー水素・アンモニア戦略 当社グループは、将来的なCO2フリー水素発電の実現に向け、石炭ガス化発電(IGCC)技術※3の商用化を目指すGENESIS松島計画※4の検討を行っています。 また、水素やアンモニア、CCS※5などサプライチェーンの上流から下流にわたる多様な可能性を追求する観点で、2025年4月にはCCSに関する組織・機能を集約した新組織を設置し、西日本におけるCCS事業の事業化検討、豪州沖・マレー半島沖でのCCS事業の検討・調査などを進めています。 このような取組みにより、脱炭素技術の確保を図り、確実な火力トランジションを目指します。 ※3 ガス化炉で石炭から水素や一酸化炭素などのガスを生成し、発電に利用する技術。 ※4 経年化した松島火力発電所に新技術の石炭ガス化設備を付加。 ※5 Carbon dioxide Capture and Storage、CO2の分離・回収・貯留。 b.電力ネットワーク増強への貢献※6 これからの再生可能エネルギーの大量導入に向けて、再生可能エネルギーの適地(北海道、東北、九州など)で発電された電気を消費地まで届けるための電力ネットワークの増強が要請されています。 当社グループは、保有する佐久間周波数変換所の保守を通じて東西日本を結ぶ電力運用に貢献していますが、佐久間周波数変換所増強計画を推進することで、電力系統の広域的運用に貢献します。また、これまでの実績を基に電力ネットワーク増強に貢献する事業機会を追求し、収益への貢献を図ります。 ※6 電源開発送変電ネットワーク㈱(J-POWER送変電)の取組み。 c.安全を大前提とした大間原子力発電所計画の推進 当社グループは、青森県下北郡大間町にて、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使用する大間原子力発電所の建設を進めています。同発電所は、エネルギー安定供給を支えるベースロード電源であり、気候変動問題対応の社会的要請に応えるCO2フリー電源としての役割に加えて、日本政府がプルトニウムの保有量減少を求める中でフルMOX運転により多くのプルトニウム消費が可能となる原子燃料サイクルの中核を担う発電所として重要性が高まっています。 現在実施中の原子力規制委員会による新規制基準への適合性審査は、2024年11月に基準津波、2025年5月に基準地震動について概ね妥当と評価されるなど、着実に進展しており、新たな工事の開始・終了時期についてはしかるべき時期に公表することを見込んでおります。また、長期脱炭素電源オークション制度※7については2025年度に応札し、落札しており、活用してまいります。引き続き必要な安全対策などを着実に実施することで早期の建設工事本格化を目指し、大間原子力発電所計画を着実に推進します。 ※7 カーボンニュートラル実現に資する新規電源投資を促すため、原則20年間にわたり落札価格が交付される入札制度。 d.新たな事業領域の創造 カーボンニュートラルへの移行やデジタル技術をはじめとするイノベーションの進展により、社会・経済構造の大きな変革が想定されています。当社グループはスタートアップなどへの投資と連携を通じ、当社グループが有する技術・ノウハウとの融合による価値創造を目指します。 2025年度には、カーボンニュートラルやエネルギー分散化、及びデータセンター需要の取り込みの観点で、新規事業創出に資する複数のスタートアップに出資を行ったほか、環境配慮型高機能リサイクル繊維の量産化検証など、複数の既存出資先において共同実証事業を開始しております。引き続き、幅広い領域でのさらなる価値の探索と事業開発に向けた取組みを進めてまいります。 ③ 収益力・投資効率の向上 当社グループはROIC(投下資本利益率)を資本効率を測る指標とし、セグメント別ROICを算定、公表しています。設備運用見直しや環境価値実現などによる利益の拡大、高収益・成長分野への資本重点投下、アセットの入れ替えを通じた資金回収の早期化など、事業特性を踏まえた資本効率向上策の検討・実践を各事業部門に促し、全社ROICの向上を目指します。 ④ グループ競争力の強化 個人を尊重し、多様な業務経験機会を確保し、従業員のチャレンジを支援する人財制度を整備・充実し、知恵と技術のさきがけとなる多彩な人財を育成し続けることで、日本と世界が直面する様々な社会課題の解決に貢献しつつ、企業価値の向上を目指します。また、当社グループのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進ビジョン“DX 3S×AI”※8の実現に向けた具体的施策の推進により人財の「よりょく」(余力(ゆとりの力)、与力(新たな力)、予力(見通す力))を創出し、グループ競争力の強化を目指します。 ※8 「Safety 安全・安心」「Smartness 効率性・即応性」「Strength 稼ぐ力」×AI ⑤ ESG経営の深化 当社グループはESG経営推進体制を整備し、また5つのマテリアリティを特定してESG経営を推進してきました。今後もPDCAサイクルを回しながらESG経営の深化を図ります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、中期経営計画において、2030年代に実現を目指す財務目標として「ROE8%以上」を設定しています。当財務目標の実現に向けては、ROIC(投下資本利益率)の導入を通じて、資本効率を高めることを意識しつつ、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標として2026年度「連結経常利益900億円」を採用しています。 2025年度の連結経常利益は1,585億円となりました。また、2025年度の国内発電事業のCO2排出量(速報値)は3,577万t(2013年度実績比 △1,300万t)となり、非財務の目標を達成しました。 引き続き経営目標達成に向けて取り組んでまいります。 項目   経営目標 連結経常利益    2026年度 900億円 項目   経営目標達成時の主な経営指標水準 親会社株主に帰属する当期純利益    2026年度 620億円 ROE    2026年度 5.0%程度 稼働資産ROIC※9    2026年度 3.5%程度 (注)上記財務目標は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において予測できる事情等を基礎とした当社グループの合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 項目   非財務の目標 国内発電事業CO2排出量(2013年度実績比)   2025年度    △920万t(達成)2030年  △2,250万t(△46%) 国内再生可能エネルギー発電電力量(2022年度比)    2030年度までに年間+40億kWh ※9 (NOPAT+持分法投資損益)/(有利子負債+株主資本−非稼働資産)、NOPAT(税引後営業利益)には事業部門に直課可能な営業外損益・特別損益を含む。
事業等のリスク7,598字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下には、当社の財政状態、経営成績並びに現在及び将来の事業等に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在(2026年6月24日)において当社が入手可能な情報等に基づいて判断したものです。また、投資家に対する積極的な情報開示の観点から、当社が必ずしも重要なリスクとは考えていない事項であっても、事業等のリスクを理解する上で投資家にとって参考となる情報は記載しております。また、以下の記述は、別段の意味に解される場合を除き、連結ベースでなされており、「当社」には当社並びに当社の連結子会社及び持分法適用会社(連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則(昭和51年大蔵省令第28号)の定義に従います。)が含まれております。 (1) 気候変動問題について 当社は、LNG等他の化石燃料を使用する発電所と比較して、発電量当たりのCO2排出量が相対的に多い石炭火力発電所を多数有しておりますが、化石電源のゼロエミッション化を2050年に向けた目標として掲げ、その実現に向けて石炭火力の高効率化・低炭素化等に取り組んでおります。 また、CO2フリー電源である再生可能エネルギーの導入拡大、原子力発電の開発などにも取り組んでおります。さらに、2015年7月に当社を含む電気事業者により策定された「電気事業における低炭素社会実行計画」に基づき、電気事業全体での目標の達成に向けて最大限努力しております。 日本国内では、2050年のカーボンニュートラル実現を目指すという政府目標が示され、第7次エネルギー基本計画においては、再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用することに加え、火力発電について、安定供給に必要な発電容量を維持・確保しつつ、非効率な石炭火力を中心に発電量を減らしていくことが示されています。 カーボンニュートラル目標と安定供給の両立に資する電源を対象に、新規の設備投資に対して長期予見性を付与する仕組みである「長期脱炭素電源オークション」が2023年度より導入されました。 また、2025年5月に改正された「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律(GX推進法)」に基づき、2026年度からCO2排出量が一定規模以上の事業者に対して、排出量取引制度(GX-ETS)への参加が義務付けられています。加えて、2028年度から化石燃料輸入事業者等を対象に炭素に対する賦課金(化石燃料賦課金)が導入され、2033年度から発電事業者を対象とした有償オークションが導入される予定です。 当社としてもこれらの動向を注視しつつ、カーボンニュートラル目標に貢献する電源の開発や、気候変動問題の解決に資する事業の運営に取り組んでまいります。 一方で、中長期的な温室効果ガス削減に向けた政策の進展を背景に、GX-ETSや今後導入が予定されている化石燃料賦課金及び有償オークションについて、制度運用の具体化や水準の見直しにより、当社の発電コストや設備投資計画等に影響が生じる可能性があります。加えて、気候変動問題への対応に関する新たな法的規制等が導入された場合には、当社の事業計画・事業運営に大幅な変更や制約等が生じ、当社の財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 電気事業制度改革の進展等による当社の料金収入等への影響について 2013年4月に閣議決定された「電力システムに関する改革方針」に基づく電気事業制度改革によって、当社を取り巻く事業環境は大きく変化しております。電気事業法改正により、2016年4月には電力小売参入が全面自由化されるとともに、卸電気事業者に関する規制(事業許可制や料金規制)が撤廃されました。また、2020年4月には当社及び旧一般電気事業者は送配電部門の法的分離を実施しました。今後さらに、旧一般電気事業者に対する電気小売料金規制(経過措置)の見直しが行われる予定です。 制度改革における電気事業類型の見直しに伴い、2016年4月より当社は改正前の電気事業法で規定されていた卸電気事業者から、発電事業及び送電事業を営む電気事業者となりました。発電事業に関する料金は、原価主義に基づく料金規制等が撤廃され、市場競争環境下で販売先との協議により決定されることになります。また、送電事業に関する料金は、健全な送配電ネットワーク維持のため引き続き規制分野として原価主義に基づく料金制度となっております(当社の電気料金については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」を参照)。 当社の営業収益の大半は、国内における旧一般電気事業者への販売による料金収入であるため、当社は、市場競争が進んでいく発電事業分野で、持続的に当社の発電事業が価値を発揮できるような取組みを進めております。具体的には、旧一般電気事業者を主とする販売先との適切な料金協議や電力販売の多様化による収益基盤の安定化の取組みに加えて、発電設備の保守高度化による競争力の強化等の取組みも進めております。 しかしながら、かかる取組みにもかかわらず、今後の長期的な電力需要の推移、更なる市場競争の進展、販売先との協議、法的規制等によって事業計画・事業運営に大幅な変更等が生じ、又は予期せぬ設備トラブル等により発電コストに見合った収益を確保できない場合、当社の財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 大間原子力発電所計画について 大間原子力発電所計画は、1995年8月の原子力委員会決定によって、国及び電気事業者の支援の下、当社が責任を持って取り組むべきとされた全炉心でのMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料利用を目指した改良型沸騰水型軽水炉(フルMOX-ABWR)であり、軽水炉でのMOX燃料利用計画の柔軟性を広げるという政策的な位置付けを持つものとされております。このため、全炉心でのMOX燃料利用に関する技術開発部分について、「全炉心混合酸化物燃料原子炉施設技術開発費補助金交付要綱」に基づき、政府から補助金の交付を受けております。また、既に沖縄電力㈱を除く旧一般電気事業者9社と基本協定を締結しており、その中で旧一般電気事業者9社による適正原価等での全量受電が約されております。加えて、計画の現況についても旧一般電気事業者9社と定期的に確認しております。なお、当社は、大間原子力発電所について、2025年度の長期脱炭素電源オークションに応札し、落札しております。今後、長期脱炭素電源オークションを活用しつつ、旧一般電気事業者9社との協議を進めてまいります。 大間原子力発電所計画は、全炉心でのMOX燃料利用の原子力発電所として、地元大間町、青森県の同意を得て、1999年8月に電源開発調整審議会により電源開発促進法で定める国の電源開発基本計画に組み入れられ、2008年4月には「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に基づく原子炉設置許可、5月には電気事業法に基づく工事計画認可(第1回)を経済産業大臣から受け、着工に至っております。この時点で予定していた工事費は4,690億円でした。その後、2011年3月に発生した東日本大震災直後より工事を休止しておりましたが、2012年10月より工事を再開しております。 当社は、2013年7月に施行された原子力発電所に係る新規制基準への適合性審査を受けるため、2014年12月16日に原子力規制委員会に対し、原子炉設置変更許可申請書及び工事計画認可申請書を提出しました。具体的な取組みは多岐にわたりますが、シビアアクシデントを防止するために、設計基準事故対策の強化及び地震・津波等への想定や対応策の強化を行うとともに、新規制基準において新設された重大事故等対策として、炉心損傷の防止及び格納容器の破損防止のための対策を行っております。さらに、航空機衝突等のテロ対策として、原子炉格納容器の破損による外部への放射性物質の異常な放出を抑制するため原子炉の減圧等の遠隔操作を可能とする特定重大事故等対処施設を設置することとしています。 当社は、上記申請の中で取り纏めた追加の安全強化対策工事をできるだけ早期に開始し、2029年後半に終了する目標を掲げておりますが、原子力規制委員会の審査の状況、新規制基準への追加の対応等を踏まえると、目標の達成は厳しい状況です。そのような中で、当社は、追加の安全強化対策工事に係る工程の精査を進めております。なお、安全強化対策工事については、先行して適合性審査に合格した同型炉の安全強化対策の内容や規模も参考に更なる対策の実施を検討しており、2014年12月16日の上記申請書に記載した工事費見通し約1,300億円についても、それに伴う相応の増額を見込んでおります。また、現在実施している安全強化対策工事に係る工程の精査が順調に進んだ場合には、しかるべき時期に具体的な工事の開始・終了時期を公表することができると見込んでおりますが、工程精査の結果、工事費が更に増額する可能性があります。 加えて、原子力発電においては、国の原子力政策の見直しなど原子力事業を取り巻く状況の大幅な変化や更なる市場競争の進展、予期せぬ事態の発生等による計画変更等のリスク、また、運転開始後には、放射性物質の貯蔵と取扱いに関するリスク、他の発電設備と同様、自然災害、不測の事故等のリスクも存在します(「(7) 自然災害、疫病の流行等について」を参照)。 一方で、全炉心でMOX燃料の利用が可能な大間原子力発電所は、国がエネルギー基本計画において基本的方針としている原子燃料サイクルに大きく貢献できる発電所です。年間最大6.6tPutのプルトニウムを回収可能な六ヶ所再処理工場が安定的に稼働するためには、フルMOX運転時に年間約1.7tPutのプルトニウムを消費できる大間原子力発電所は必要不可欠と考えております。 当社は、これらの大間原子力の重要性を踏まえ、原子力規制委員会の適合性審査に真摯かつ適切に対応し、必要な安全対策等を着実に実施して全社を挙げて安全な発電所づくりに取り組むとともに、ここに記載した原子力発電事業の様々なリスクに対しても可能な限り対策を講じ、事業者として関係者とも協力しながら経済性を確認しつつ事業を推進していく所存ですが、仮にリスクが顕在化した場合、当社の財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 海外発電事業をはじめとする国内外での新たな事業への取組みについて 当社は、収益基盤の強化を目指して、海外発電事業をはじめとする国内外での新たな取組みを進めております。 具体的には、海外発電事業については、海外諸国でのコンサルティング事業の経験を活かしてIPP(独立系発電事業者)プロジェクトへの取組み等を進めております。 また、国内電気事業については、高効率石炭火力発電所等の運営や、水力・風力・地熱等の再生可能エネルギーを利用した発電事業等に加えて、電力小売販売等にも取り組んでおります。 しかしながら、これらの事業は、状況の大幅な変化、需要や市場環境の変化、規制の変更等の予期せぬ事態の発生等により、当社が期待したほどの収益を生まない可能性があり、これらの事情により事業計画の変更、事業・建設の取り止め等があれば、これに伴う関連費用の発生、追加資金拠出等により、当社の財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性もあります。また、これらの事業の中には第三者との合弁形態で運営されているものがあり、事業環境の変化に伴う合弁形態の見直しや、当社が非支配持分保有者に留まる合弁形態のために経営統制等に関与できない事態等が生じた場合、合弁事業の結果が、必ずしも当社の業績に有益な貢献をもたらさない可能性があります。さらに、海外での事業については、為替リスクに加え当該国の政情不安等によるリスク(カントリーリスク)が存在します。 (5) 資金調達について 当社は、これまで発電所等への多額の設備投資を行っており、そのための設備資金を主として借入れ及び社債発行によって調達してきました。今後も、再生可能エネルギー発電設備や大間原子力発電所の新規開発をはじめとする国内外での新たな事業等への投資、既存の債務の償還等のための資金調達を必要とする見通しです。今後の資金調達にあたり、その時点における金融情勢、当社の信用状態又はその他の要因のために当社が必要資金を適時に適正な条件で調達することができなければ、当社の事業展開並びに財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 石炭火力発電用燃料について 当社の石炭火力発電所は海外炭を主たる燃料としております。当社は、海外炭の調達にあたっては、供給の安定性と経済性を同時に追求するため、オーストラリア、インドネシア、北米などに調達地域を多様化しております。また、石炭の安定確保のために、一部の炭鉱においては権益を保有しております。なお、当社による海外炭の調達は、主として長期契約又は期間1年程度の契約により行われており、補完的にスポットでの購入も行っております。長期契約に基づく石炭の購入価格は、通常、1年に1回市場価格を踏まえて調整されます。 当社の燃料費は、海外炭の価格変動、輸送船舶の需給状況、燃料調達先の設備・操業トラブル等により影響を受けますが、主要な石炭火力発電所の電力料金の燃料費相当部分については、販売先との間で燃料調達に係る市況の変動を適宜反映することとしているため、当社の業績への影響は限定的です。ただし、石炭価格の急激な上昇等があった場合、これに伴う燃料費の上昇分を料金に反映させるまでにタイムラグがあるため、一時的に業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、石炭価格が大幅に下落し、当社が権益を保有している炭鉱の業績に影響が生じた場合、当社の財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 自然災害、疫病の流行等について 自然災害、人為的なミス、テロ、燃料供給の中断又はその他の不測の事態により、当社の発電設備若しくは送・変電設備等又はこれらの設備を運転制御する情報システム等に重大な事故等があった場合、当社の事業運営に支障を来たし、ひいては周辺環境に悪影響を及ぼす可能性があります。当社は、当社が事業を実施している国及び地域における重要なインフラストラクチャーである発電設備及び送・変電設備の事故等の防止、関係者の安全確保並びに周辺環境の保全のため、保安・防災体制の確立、事故・災害の予防対策及び応急・復旧対策並びに環境モニタリング等に全社をあげて取り組んでおります。 しかしながら、事故等のために当社の発電設備又は送・変電設備等が操業を停止した場合、さらには事故等のため周辺環境に悪影響を及ぼした場合には、当社の財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は発電設備又は送・変電設備等の維持・運営等にあたり、電力安定供給のための対策を実施していますが、疫病の流行その他の不測の事態により、設備の運営、建設・補修工事又は大規模な点検等に必要な人員、原材料及び資機材等の確保が困難となる場合には、当社の財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 法的規制について 当社事業の大半を占める電気事業については、電気事業法による規制を受けております。 2014年6月の電気事業法改正により、2016年4月以降、改正前の電気事業法で定められていた卸電気事業者に関する規制(事業許可制や料金規制)は撤廃されましたが、当社は、引き続き同法に規定される発電事業及び送電事業を営む電気事業者として、事業規制及び保安規制、並びにこれらの規制に伴う変更・中止命令及び送電事業については許可の取消しに関する規定の適用を受けております。この他、当社の事業運営は様々な法令の適用を受けております。このため、当社がこれらの法令・規制を遵守できなかった場合、又はこれらの法令・規制の改正があった場合には、当社の事業運営や財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、原子力事業者による相互扶助の考え方に基づいて、将来にわたって原子力損害賠償の支払等に対応できる支援組織を中心とした仕組みを構築することを目的とする「原子力損害賠償・廃炉等支援機構法」により、原子力事業者は、原子力損害賠償・廃炉等支援機構の業務に要する費用に充てるための負担金を納付することを義務付けられております。当社は、現在進めている大間原子力発電所計画について、同発電所が「原子力損害の賠償に関する法律」に定める原子炉の運転等を開始した後に、負担金を納付することとなりますが、かかる負担金の額によっては当社の財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) コンプライアンス・人権尊重について 当社は、事業を遂行するうえで守るべき遵法精神・企業倫理に則った行動の規範として、「企業行動規範」を制定し、社員への浸透を図っております。また、法令や社内規程、社会規範等のコンプライアンスを徹底し、全社のコンプライアンス活動を推進するため「コンプライアンス行動指針」を制定するとともに、コンプライアンス推進策の審議及び実施状況評価、対応を図る組織として会長を委員長とする「J-POWERグループコンプライアンス委員会」を設置しております。 人権尊重の取組みについては、「J-POWERグループ人権基本方針」を制定し、社長を責任者とするサステナビリティ推進会議の下部に「人権部会」を設置して人権に関する課題を関係部で横断的に議論を行い、サプライチェーンを含むすべてのステークホルダーの人権尊重の取組みを推進しております。 しかしながら、当社にて、人権侵害も含めたコンプライアンスに反した行為が発生した場合には、当社のレピュテーションや業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) 業務情報の管理について 当社は、個人情報をはじめ機密を要する多くの重要な情報を保有しています。これらの情報については情報セキュリティ対策の推進、従業員教育等の実施により厳重に管理しておりますが、外部に流出した場合、当社のレピュテーションや業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,680字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の収入面は、タイで販売電力量が減少したことや松島火力発電所を休廃止したこと及び容量市場価格の下落等により、売上高(営業収益)は前連結会計年度に比べて10.2%減少の1兆1,822億円となりました。営業外収益は、米国火力発電事業の持分譲渡による持分法投資利益の増加等により、前連結会計年度に比べて143.6%増加の973億円となり、経常収益は前連結会計年度に比べて5.7%減少の1兆2,796億円となりました。 一方、費用面は、発電事業の燃料費及び他社購入電源費が減少したことや海外事業の燃料費が減少したこと等により、営業費用は前連結会計年度に比べて8.2%減少の1兆812億円となりました。これに営業外費用を加えた経常費用は前連結会計年度に比べて7.8%減少の1兆1,211億円となりました。 経常利益は、発電事業の修繕費の増加や豪州炭鉱権益保有子会社の石炭販売価格の低下があったものの、持分法投資利益の増加等により、前連結会計年度に比べて13.2%増加の1,585億円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、豪州に所在する再生可能エネルギー発電設備や高砂火力発電所等で減損損失を計上したことに加えて、大間原子力発電所計画において、計測制御機器類等の品質及び信頼性確保の観点から、一部の機器類を除却したことに伴う固定資産除却損を特別損失に計上したこと等により、前連結会計年度に比べて36.7%減少の585億円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 (発電事業) 再生可能エネルギーの販売電力量は、水力出水率の低下(91%→88%)等により、前連結会計年度に比べて2.6%減少の98億kWhとなりました。火力の販売電力量は、発電所利用率の上昇(58%→67%)等により、前連結会計年度に比べて1.5%増加の418億kWhとなりました。卸電力取引市場等から調達した電力の販売量は、前連結会計年度に比べて9.3%減少の150億kWhとなり、発電事業全体の販売電力量は、前連結会計年度に比べて1.7%減少の667億kWhとなりました。 売上高(電気事業営業収益及びその他事業営業収益)は、松島火力発電所を休廃止したことや容量市場価格の下落等により、前連結会計年度に比べて10.5%減少の8,656億円となりました。 セグメント利益は、松島火力発電所を休廃止したことや修繕費の増加等により、前連結会計年度に比べて33.8%減少の453億円となりました。 (送変電事業) 売上高(電気事業営業収益)は、託送収益の減少により、前連結会計年度に比べて1.2%減少の498億円となりました。 セグメント利益は、売上の減少や支払利息の増加等により、前連結会計年度に比べて37.4%減少の17億円となりました。 (電力周辺関連事業) 売上高(その他事業営業収益)は、豪州炭鉱権益保有子会社の石炭販売価格の低下等により、前連結会計年度に比べて12.4%減少の899億円となりました。 セグメント利益は、売上の減少等により、前連結会計年度に比べて50.2%減少の169億円となりました。 (海外事業) 販売電力量は、タイで減少したことにより、前連結会計年度に比べて19.5%減少の144億kWhとなりました。 売上高(海外事業営業収益)は、販売電力量が減少したこと等により、前連結会計年度に比べて6.9%減少の2,278億円となりました。 セグメント利益は、米国火力発電事業の持分譲渡による持分法投資利益の増加等により、前連結会計年度に比べて174.9%増加の948億円となりました。 (その他の事業) 売上高(その他事業営業収益)は、前連結会計年度に比べて11.8%減少の160億円となりました。 セグメント利益は、前連結会計年度に比べて32.9%減少の4億円となりました。 資産については、米国チャージャー太陽光発電所建設工事や佐久間東西幹線増強工事の進捗及び円安の影響等により、前連結会計年度末に比べて709億円増加し3兆7,397億円となりました。 一方、負債については、前連結会計年度並みの2兆2,052億円となりました。このうち、有利子負債額は前連結会計年度末に比べて41億円増加し1兆8,832億円となりました。なお、有利子負債額のうち3,343億円は海外事業のノンリコースローン(責任財産限定特約付借入金)です。 また、純資産については、自己株式の取得による減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度末に比べて709億円増加し1兆5,344億円となりました。 以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の36.4%から37.6%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、利息及び配当金の受取額が増加したものの、営業利益の減少や法人税等の支払額の増加等により、前連結会計年度に比べて収入が260億円減少し、2,242億円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出の増加等により、前連結会計年度に比べて支出が704億円増加し、1,932億円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出が増加したものの、社債の発行による収入や借入れによる収入の増加等により、前連結会計年度に比べて支出が694億円減少し、642億円の支出となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて242億円減少の3,488億円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループが実施する事業のうち、発電事業の受給実績、販売実績、資材の状況及び海外事業の販売実績について記載しております。 ○ 発 電 事 業 a.受給実績 種別   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 発受電電力量(百万kWh)   69,609   98.4 損失電力量等(百万kWh)   △2,884   99.7 内部取引(百万kWh)   △13   176.6 販売電力量(百万kWh)   66,712   98.3 (注)発受電電力量は、水力・汽力・風力発電電力量等の合計です。 b.販売実績 ① 販売実績 当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比 (%) 電力量 (百万kWh)   電力料 (百万円)   電力量   電力料 発電事業・電力販売事業   66,712   832,376   98.3   89.0 (注)発電事業の販売電力量及び電力料は、水力・汽力・風力等の合計です。 ② 主要顧客別売上状況 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 売上高(百万円)   割合(%)   売上高(百万円)   割合(%) (一社)日本卸電力取引所   220,376   16.7   191,732   16.2 中国電力㈱   149,995   11.4   121,889   10.3 (注)割合は営業収益に対する割合です。 c.資材の状況 ① 石炭、重油及び軽油の受払状況 (イ) 石 炭 期首残高(t)   受入量(t)   払出量(t)   棚卸修正(t)   期末残高(t) 当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   1,265,291   16,018,639   15,768,198   36,061   1,551,793 前年同期比(%)   85.3   104.3   101.4   -   122.6 (ロ) 重 油 期首残高(kl)   受入量(kl)   払出量(kl)   棚卸修正(kl)   期末残高(kl) 当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   26,257   20,553   28,633   △107   18,070 前年同期比(%)   74.8   90.9   91.1   493.1   68.8 (ハ) 軽 油 期首残高(kl)   受入量(kl)   払出量(kl)   棚卸修正(kl)   期末残高(kl) 当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   8,687   26,868   26,446   139   9,248 前年同期比(%)   87.7   95.1   89.1   63.7   106.5 ○ 海 外 事 業 ① 販売実績 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 電力量(百万kWh)   電力料(百万円)   電力量(百万kWh)   電力料(百万円) ガス火力(コンバインドサイクル)   17,818   239,833   14,260   221,980 (注)タイ及びアメリカにおけるプロジェクトのうち、主要な販売実績について記載しております。 ② 主要顧客別売上状況 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 売上高(百万円)   割合(%)   売上高(百万円)   割合(%) タイ電力公社   180,695   13.7   147,095   12.4 PJM   32,630   2.5   55,482   4.7 (注) 1 割合は営業収益に対する割合です。 2 PJM は米国東部地域における独立系統運用機関(Independent System Operator)です。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、当連結会計年度末における資産及び負債の報告数値並びに当連結会計年度における収益及び費用の報告数値に影響を与える見積りを行う必要があります。当該見積りについては、経営者は過去の実績や見積り時点で入手可能な情報等に基づく仮定を用いて合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 当社グループは、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、以下のものが重要であると考えております。なお、a.固定資産の減損については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」にも記載しております。 a.固定資産の減損 当社グループは、継続的に収支の把握を行っている管理会計上の区分を基本として資産をグルーピングしております。減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産及び資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を認識します。 減損の兆候の判定並びに減損損失の認識及び測定に当たっては、過去の実績や入手可能な情報等を踏まえた合理的な見積り及び仮定に基づき検討しておりますが、経営環境、市況又は事業計画の変化により当該見積り及び仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 b.有価証券の減損 当社グループは、時価のある有価証券について、時価が著しく下落したときは、回復する見込みがあると認められる場合を除き、当該時価を以て貸借対照表価額とし、評価差額を減損損失として認識します。また、時価のない有価証券について、当該会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく下落したときは、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除き、相当の減額を行い、評価差額を減損損失として認識します。 回復可能性の検討に当たっては、過去の実績や入手可能な情報等を踏まえた合理的な見積り及び仮定に基づき検討しておりますが、経営環境、市況又は事業計画の変化により当該見積り及び仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 c.退職給付費用及び債務 当社及び一部の国内子会社は、数理計算上で設定される前提条件(割引率、将来の退職金ポイント累計、退職率、死亡率、年金資産の長期期待運用収益率等)に基づき、従業員に係る退職給付費用及び債務を算出しておりますが、実際の算出結果が前提条件と異なる場合、特に株価等市況が大きく変化し年金資産の実運用収益率が影響を受けた場合又は割引率が低下した場合、数理計算上の差異が大きくなり、その償却により人件費が影響を受けます。 d.繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性の判断に当たって、将来の課税所得を合理的に見積もっております。将来の課税所得の見積りに当たっては、合理的な要因に基づく業績予測等を前提としておりますが、経営環境の変化又は税制改正による法定実効税率の変更等が生じ、繰延税金資産の全部又は一部を将来回収できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産を減額し費用を計上します。また、当該変更等により計上金額を上回る繰延税金資産を将来回収できると判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産を増額し収益を計上します。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (イ)営業収益 営業収益は、前連結会計年度に比べて1,344億円(10.2%)減少の1兆1,822億円となりました。 このうち電気事業営業収益は、松島火力発電所を休廃止したことや容量市場価格の下落等により、前連結会計年度に比べて1,026億円(10.4%)減少の8,860億円となりました。 海外事業営業収益は、タイで販売電力量が減少したこと等により、前連結会計年度に比べて167億円(6.9%)減少の2,278億円となりました。 また、その他事業営業収益は、豪州炭鉱権益保有子会社の石炭販売価格が低下したこと等により、前連結会計年度に比べて150億円(18.0%)減少の683億円となりました。 (ロ)営業費用及び営業利益 営業費用は、前連結会計年度に比べて970億円(8.2%)減少の1兆812億円となりました。 電気事業営業費用は、修繕費の増加があったものの、火力の燃料費や他社購入電源費の減少等により、前連結会計年度に比べて805億円(8.9%)減少の8,263億円となりました。 海外事業営業費用は、燃料費の減少等により、前連結会計年度に比べて172億円(8.3%)減少の1,893億円となりました。 また、その他事業営業費用は、前連結会計年度に比べて6億円(1.0%)増加の655億円となりました。 営業利益は、売上の減少に加え、発電事業の修繕費の増加や豪州炭鉱権益保有子会社の石炭販売価格が低下したことによる減益等により、前連結会計年度に比べて373億円(27.0%)減少の1,009億円となりました。 (ハ)営業外収益と費用及び当期経常利益 営業外収益は、米国火力発電事業の持分譲渡による持分法投資利益の増加等により、前連結会計年度に比べて574億円(143.6%)増加の973億円となりました。 営業外費用は、前連結会計年度に比べて16億円(4.4%)増加の398億円となりました。 営業利益の減少はあったものの、持分法投資利益が増加したこと等により、経常利益は前連結会計年度に比べて184億円(13.2%)増加の1,585億円となりました。 (ニ)親会社株主に帰属する当期純利益 税金等調整前当期純利益は、経常利益の増加があったものの、豪州に所在する再生可能エネルギー発電設備や高砂火力発電所等で減損損失(特別損失)を計上したことに加えて、大間原子力発電所計画において、計測制御機器類等の品質及び信頼性確保の観点から、一部の機器類を除却したことに伴う固定資産除却損(特別損失)を計上したこと等により、前連結会計年度に比べて333億円(23.8%)減少の1,067億円となりました。 法人税等合計は、米国火力発電事業の持分譲渡による課税所得の増加があったものの、当社や豪州炭鉱権益保有子会社で課税所得が減少したこと等により、前連結会計年度に比べて46億円(12.5%)減少の328億円となりました。 また、非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べて52億円(52.0%)増加の152億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べて339億円(36.7%)減少の585億円となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 ○ 営業収益 (電気事業営業収益) 当社グループの電気事業営業収益は主に、当社グループの発電設備で発電した電力の販売による収入、卸電力取引市場等から調達した電力の販売による収入、容量市場からの収入、並びに一般送配電事業者からの託送料収入により構成されます。販売電力量は、小売電気事業者等の電力需給動向により影響を受けるため、当社グループの電力量料金に係る収入は間接的に電力需給の影響を受けます。 (イ) 発電設備容量 当社グループは、発電施設の建設にあたり、長期的な電力需要の見通し、市場競争の進展度合い等の想定されうる将来の事業環境を前提に、当該発電施設の収益性を判断し、開発計画を策定しております。想定以上の事業環境の変化により当社が期待する収益性を確保できない可能性はありますが、基本的に発電設備容量の増加は販売電力量及び販売電力料の増加に結びつきます。 (ロ) 電力需要 日本の最終電力需要の見通しによっては、長期的に建設・運転可能な発電所数等が左右されることになり、間接的に当社グループの収益に影響します。また、電力需要は冷夏・暖冬等の天候によっても影響を受けます。 (ハ) 電気料金等 小売電気事業者等への販売料金は、電気事業法の改正に伴い、2016年4月より卸規制等が撤廃され、販売先との協議により決定しております。卸電力取引市場への販売料金は電力市場価格に基づくため、当該価格変動の影響を受けます。一方、送電事業に関する料金は、規制部門として適正な原価に適正な利潤を加えて算定しております。 発電事業に関する小売電気事業者等への販売料金及び卸電力取引市場などから調達する電力についての販売料金の詳細な条件は契約当事者間で協議のうえ、契約により決定し、適宜改定を行っています。 なお、火力発電設備の従量料金の大半を占める燃料費相当部分については、海外炭の価格動向など市況の変動が大きいため、原則として販売先との間で燃料調達に係る市況の変動を適宜反映する仕組みを導入しております。 (海外事業営業収益) 当社グループの海外事業営業収益は主に、タイにおける当社の連結子会社とタイ電力公社との長期電力販売契約に基づく販売電力料収入及びアメリカにおける当社の連結子会社の電力市場での販売電力料収入です。 タイにおいては、販売電力料収入には固定料金である基本料金収入と販売電力量に応じた電力量料金収入があります。当社の連結子会社の販売電力量は、販売先であるタイ電力公社の電力需給動向により影響を受けるため、当社の連結子会社の電力量料金に係る収入は間接的に電力需給の影響を受けます。 また、アメリカにおいては、販売電力料収入には販売容量に応じた容量収入と販売電力量に応じた電力量料金収入があります。当社の連結子会社の容量収入は容量市場における容量需給動向により変動します。当社の連結子会社の販売電力量は、電力市場における電力需給動向により影響を受けるため、当社の連結子会社の電力量料金に係る収入は電力需給の影響を受けます。 ○ 営業費用 (電気事業営業費用) (イ) 減価償却費 重要な減価償却資産の減価償却の方法は、定額法によっております。今後、新たに大規模な設備が資産計上されると減価償却費も増加します。 (ロ) 燃料費 火力発電所の燃料に使用する石炭については、主として長期契約若しくは期間1年程度の契約により行っております。また、補完的にスポットでの調達も行っております。長期契約に基づく石炭の購入価格は、通常、1年に1回市場価格を踏まえて調整されます。当社の燃料費は、石炭の価格変動、輸送船舶の需給状況、燃料調達先の設備・操業トラブル等の影響を受けます。 (ハ) 人件費 従業員に係る退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件(割引率、将来の退職金ポイント累計、退職率、死亡率、年金資産の長期期待運用収益率等)に基づき算出されておりますが、実際の算出結果が前提条件と異なる場合、特に株価等市況が大きく変化し年金資産の実運用収益率が影響を受けた場合又は割引率が低下した場合、数理計算上の差異が大きくなり、その償却により人件費が影響を受けます。 (ニ) 修繕費 設備信頼性を維持するため計画的な補修を実施しておりますが、定期点検の内容、規模等により修繕費は変動します。 (ホ) 他社購入電源費 電力市場価格や販売先との契約に基づく販売電力量等により、卸電力取引市場等からの電力の調達に要する他社購入電源費は変動します。 (海外事業営業費用) (イ) 燃料費 タイにおける火力発電に用いる燃料の天然ガスは、タイ石油公社と長期燃料供給契約を締結し購入しております。当社の連結子会社の燃料費は、ガス価格の変動、タイ石油公社の設備・操業トラブル等の影響を受けます。 また、アメリカにおける火力発電に用いる燃料の天然ガスは、市場から購入しております。当社の連結子会社の燃料費は、ガス価格の変動の影響を受けます。 ○ 営業外収益・費用 営業外費用には、支払利息のほか為替差損があり、金利及び為替の変動によって影響を受けます。 c.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (イ) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 (ロ) 資金需要の動向 当社グループの主な資金需要は、発電事業、送変電事業及び海外事業への設備投資並びに長期負債の借換資金です。当連結会計年度の発電事業に係る設備投資は、前連結会計年度より27億円増加の807億円、送変電事業に係る設備投資は、前連結会計年度より155億円増加の443億円、海外事業に係る設備投資は、前連結会計年度より379億円増加の602億円です。 (ハ) 資金調達の方法及び状況 当社グループの資金需要は設備投資と債務の借換に係るものが大半であるため、資金調達は長期資金で手当てすることを原則としています。 長期資金調達に際しては、安定的な資金調達手段として普通社債の発行及び金融機関からの借入を行っており、当連結会計年度末の普通社債発行残高は7,339億円、借入残高は1兆1,381億円となりました。 短期資金については、運転資金に加え、調達の即応性を高める観点から機動的なつなぎ資金調達を実施することとしており、これら短期の資金需要を満たすために3,000億円のコマーシャル・ペーパーの発行限度枠を設定しています。 なお、当連結会計年度末の有利子負債残高は、前連結会計年度末から41億円増加し1兆8,832億円となりました。 ○ 長期有利子負債 当連結会計年度末の長期有利子負債は、社債6,789億円、長期借入金9,897億円です。なお、長期借入金のうち2,917億円はノンリコースローン(責任財産限定特約付借入金)です。 ○ 短期有利子負債 当連結会計年度末の短期有利子負債は、1年以内に償還予定の社債550億円、1年以内に返済予定の長期借入金1,484億円及び短期借入金82億円です。なお、1年以内に返済予定の長期借入金のうち450億円はノンリコースローン(責任財産限定特約付借入金)です。 d.目標とする経営指標の達成状況等 当社グループは、中期経営計画(2024-2026)において、2026年度に実現を目指す経営目標として「連結経常利益900億円」を設定しています。また、経営目標達成時の主な経営指標水準として、「親会社株主に帰属する当期純利益620億円」「ROE 5.0%程度」及び「稼働資産ROIC 3.5%程度」を設定しています。 当連結会計年度における連結経常利益は1,585億円、親会社株主に帰属する当期純利益は585億円、ROEは4.3%、稼働資産ROICは4.5%となりました。引き続き経営目標達成に向けて取り組んでまいります。

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開示資料

出典

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